JP2008530078A - Iv型ホスホジエステラーゼの阻害剤 - Google Patents

Iv型ホスホジエステラーゼの阻害剤 Download PDF

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Abstract

【解決課題】本発明は、IV型ホスホジエステラーゼ(PDE)の選択的阻害剤として使用することができるイソオキサゾール誘導体に関する。また、開示される化合物の調製方法と共に、その医薬組成物及びIV型ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤としての使用にも関する。
【解決手段】本明細書で開示される化合物は、患者、特にヒトにおけるエイズ、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、乾癬、アレルギー鼻炎、ショック、アトピー性皮膚炎、クローン病、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)、好酸球性肉芽腫、アレルギー性結膜炎、変形性関節症、潰瘍性大腸炎、及びそのほかの炎症性疾患の治療に有用であることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、IV型ホスホジエステラーゼ(PDE)の選択的阻害剤として使用することができるイソオキサゾリン誘導体に関する。特に、本明細書で開示される化合物は、患者、特にヒトにおけるエイズ、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、乾癬、アレルギー鼻炎、ショック、アトピー性皮膚炎、クローン病、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)、好酸球性肉芽腫、アレルギー性結膜炎、変形性関節症、潰瘍性大腸炎、及びそのほかの炎症性疾患の治療に有用であることができる。本発明はまた、開示される化合物の調製方法に関すると共に、その医薬組成物及びIV型ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤としての使用にも関する。
環状アデノシン−3’,5’−一リン酸(cAMP)は、細胞内のセカンドメッセンジャーとして作用する重要な役割を呈することが知られている。cAMPのアデノシン5’−一リン酸(AMP)への細胞内での加水分解は、乾癬、アレルギー鼻炎、ショック、アトピー性皮膚炎、クローン病、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)、好酸球性肉芽腫、アレルギー性結膜炎、変形性関節症及び潰瘍性大腸炎を含むが、これらに限定されない多数の炎症性状態を引き起こす。生化学的に且つ機能的に高度に可変の酵素のスーパーファミリーである、環状ヌクレオチドホスホジエステラーゼ(PDE)は、cAMP(同様にcGMP)の制御における最も重要な因子である。現在、25を超える遺伝子産物を伴った11の識別可能なファミリーが認識されている。PDEI、PDEII、PDEIII、PDEIV及びPDEVIIはすべて基質としてcAMPを使用するが、IV型PDEとVII型PDEだけがcAMPの加水分解に高度に選択的である。従って、PDEの阻害剤、特にIV型PDEの阻害剤、たとえば、ロリプラム又はRo−1724は、cAMPのエンハンサとして知られている。免疫細胞は、IV型PDE及びIII型PDEを含有しているが、IV型PDEがヒト単核細胞では優勢である。従って、IV型ホスホジエステラーゼの阻害は、調節のための、及び結果的に、様々な疾患過程における治療的介入のための標的となっている。
キサンチン誘導体、テオフィリン及びカフェインがcAMPの加水分解を阻害するという当初の所見は、環状ヌクレオチドホスホジエステラーゼ(PDE)酵素における必要とされる加水分解活性の発見をもたらした。つい最近、別個の部類のPDEが認識され、その選択的阻害は、薬物療法の改善をもたらしている。従って、IV型PDEの阻害は、炎症メディエータの放出及び気道平滑筋の弛緩の阻害をもたらすことができることが認識された。
3−アリール−2−イソオキサゾリン誘導体は抗炎症剤として知られ、イソオキサゾリン化合物はTNF放出の阻害剤として知られている。しかしながら、IV型ホスホジエステラーゼ(PDE)の新規の選択的阻害剤へのニーズは残存している。
本発明は、エイズ、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、乾癬、アレルギー鼻炎、ショック、アトピー性皮膚炎、クローン病、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)、好酸球性肉芽腫、アレルギー性結膜炎、変形性関節症、潰瘍性大腸炎、及びそのほかの炎症性疾患の治療に有用であることができるイソオキサゾリン誘導体、及びこれら化合物の合成方法を提供する。
同一種の活性を有する、これら化合物の薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物も提供される。
薬学上許容可能なキャリア又は希釈剤も含有してもよい、該化合物を含有する医薬組成物を、エイズ、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、乾癬、アレルギー鼻炎、ショック、アトピー性皮膚炎、クローン病、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)、好酸球性肉芽腫、アレルギー性結膜炎、変形性関節症、潰瘍性大腸炎、及びそのほかの炎症性疾患の治療に使用することができる。
本発明は、式Iの構造を有する化合物、
Figure 2008530078
及びその薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を包含し、式中、
1及びR2は、一緒に任意で置換されたシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、その際、1以上の任意の置換基が、オキソ、アルキル、アルカリル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルアルキル、シクロアルキルアルキル、−SO2NRxy、ハロゲン、−NH2、−(CH2gC(=O)NRxy、NHC(=O)OR6、−NHC(=O)NRxy、−C(=O)OR3、NHC(=O)Rx、−SO23、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、置換されたアミノ、−C(=O)R3であり;
4は、水素、アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、カルボキシであることができ;
7は、水素、アルキルであることができ;
1は、独立して水素又はアルキルであり、R2及びR4は、N、O及びSから成る群から選択される0〜4のヘテロ原子を有する環Bと縮合した、任意で置換された4〜12員環の飽和又は不飽和の単環式又は二環式の環系を形成し、その際、置換基は、R2及びR4が一緒になって−CH2−O−CH2−O−CH2−を形成しないと言う条件で、オキソ、アルキル、−C(=O)OR3、−SO23、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、−NH2、又は置換されたアミノの1以上であり;
1及びX2は、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3(gは0〜3の整数であることができ、g1は1〜3の整数であることができる)であることができ;
1及びX2は、一緒になって、式Iに示された環Aと縮合した環状環を形成し、環は環の中に3〜5の炭素原子を有し、N、O及びSから成る群から選択される2〜3のヘテロ原子を有し;
3は、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであることができ;
その際、ハロゲンは、F、Cl、Br又はIであることができ、Rx及びRyは、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであることができ、mは、0〜2の間の整数であることができ、R6は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリールアルキル又はヘテロシクリルアルキルであることができ;
5は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルであることができる。
本明細書で使用されるような用語には以下の定義が適用される。
用語「アルキル」は、特定されない限り、1〜約20の炭素原子を有するモノラジカルの分枝鎖又は非分枝鎖の飽和炭化水素を言う。本用語は、たとえば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−ヘキシル、n−デシル、テトラデシルなどのような基によって例示される。アルキル基は、たとえば、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チオカルボニル、カルボキシ、アリールチオ、チオール、アルキルチオ、アリールオキシ、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、−S(O)n5(式中、nは0、1又は2であることができ、R5は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルであることができる)、ヘテロシクリル又はヘテロアリールのような1以上の置換基でさらに置換されてもよい。定義によって拘束されない限り、置換基はすべて、アルキル、カルボキシ、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、−CF3、アミノ、置換されたアミノ、シアノ及び−S(O)n5(式中、n及びR5は、上記と同義である)、又は酸素、イオウ及びNRa−(Raは、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、又はアリールであることができる)から独立して選択される1〜5の原子又は基によって遮られる上で定義されたようなアルキル基から選択される1〜3の置換基によって任意でさらに置換されてもよい。定義によって拘束されない限り、置換基はすべて、アルキル、カルボキシ、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、−CF3、アミノ、置換されたアミノ、シアノ及び−S(O)n5(式中、n及びR5は、上記と同義である)、又は上で定義したような双方の置換基を有し、上で定義したような1〜5の原子又は基によっても遮られる上で定義したようなアルキル基から選択される1〜3の置換基によって任意でさらに置換されてもよい。
用語「アルケニル」は、特定されない限り、シス又はトランスの配置を持った好ましくは2〜20の炭素原子を有する分枝鎖又は非分枝鎖の不飽和炭化水素のモノラジカルを言う。好ましいアルケニル基には、エテニル若しくはビニル(CH=CH2)、1−プロピレン若しくはアリル(−CH2CH=CH2)、又はイソプロピレン(−C(CH3)=CH2)、ビシクロ[2.2.1]ヘプテンなどが挙げられる。アルケニルがヘテロ原子に結合する事象では、二重結合はヘテロ原子に対してアルファであることができない。アルケニル基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チオカルボニル、カルボキシ、アリールチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、−S(O)n5(式中、n及びR5は、上記と同義である)、ヘテロシクリル又はヘテロアリールのような1以上の置換基でさらに置換されてもよい。定義によって拘束されない限り、置換基はすべて、アルキル、カルボキシ、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、−CF3、アミノ、置換されたアミノ、シアノ及び−S(O)n5(式中、n及びR5は、上記と同義である)であることができる1〜3の置換基によって任意でさらに置換されてもよい。
用語「アルキニル」は、特定されない限り、好ましくは2〜20の炭素原子を有する不飽和炭化水素のモノラジカルを言う。好ましいアルキニル基には、エチニル(−C=CH)又はプロパルギル(若しくはプロピニル−CH2C=CH)などが挙げられる。アルキニルがヘテロ原子に結合する事象では、三重結合はヘテロ原子に対してアルファであることができない。アルキニル基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チオカルボニル、カルボキシ、アリールチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、又は−S(O)n5(式中、R5は、上記と同義である)のような1以上の置換基によってさらに置換されてもよい。定義によって拘束されない限り、置換基はすべて、アルキル、カルボキシ、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、−CF3、アミノ、置換されたアミノ、シアノ又は−S(O)n5(式中、R5及びnは、上記と同義である)であることができる1〜3の置換基によって任意でさらに置換されてもよい。
用語「シクロアルキル」は、特定されない限り、単環式環又は多環縮合環を有し、3〜20の炭素原子の、任意のオレフィン結合を含有する飽和又は不飽和の環状アルキル基を言う。そのようなシクロアルキル基には、例証として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロオクチル、シクロプロピレン、シクロブチレンなどのような単環式構造、又はアダマンタニル、及びビシクロ[2.2.1]ヘプタン、若しくはアリール基、たとえば、インダンなどと縮合する環状アルキル基のような多環式構造が挙げられる。シクロアルキルは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チオカルボニル、カルボキシ、アリールチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アルカリルオキシ、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、−S(O)n5(式中、R5は、上記と同義である)、ヘテロシクリル又はヘテロアリールのような1以上の置換基でさらに置換されてもよい。定義によって拘束されない限り、置換基はすべて、アルキル、カルボキシ、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、−CF3、−NH2、置換されたアミノ、シアノ又は−S(O)n5(式中、R5及びnは、上記と同義である)であることができる1〜3の置換基によって任意でさらに置換されてもよい。
用語「アルコキシ」は、アルキルが上記と同義である、O−アルキル基を意味する。
用語「アルカリル」は、アルキル部分(アルキルが上記と同義である)を介して連結されたアルキル−アリールを言い、アルキル部分は、1〜6の炭素原子を有し、アリールは以下と同義である。
用語「アリール」は、フェニル環又はナフチル環などを言い、ハロゲン(たとえば、F、Cl、Br、I)、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、−S(O)n5(式中、R5は、上記と同義である)、シアノ、ニトロ、カルボキシ、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリールアルキル、アシル及び(CH203C(=O)NRxy(式中、Rx及びRyは上記と同義である)から成る群から選択される1〜3の置換基で任意に置換される。
用語「カルボキシ」は、特定されない限り、−C(=O)O−R6を言い、式中R6は、たとえば、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリールアルキル又はヘテロシクリルアルキルであることができる。
用語「ヘテロアリール」は、特定されない限り、5若しくは6の炭素原子を含有する芳香族環構造、又は8〜10の炭素原子を有する二環式芳香族基を言い、N、O及びSから成る群から独立して選択される1以上のヘテロ原子を持ち、たとえば、ハロゲン(たとえば、F、Cl、Br、I)、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、−S(O)n5(式中、R5は、上記と同義である)、アルコキシ、アルカリル、シアノ、ニトロ、アシル及びC(=O)NRxy(式中、Rx及びRyは上記と同義である)のような1〜3の置換基で置換される。ヘテロアリール基の例には、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、チエニル、イソキサゾリル、チアジニル、フラニル、ベンゾフラニル、インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリルなどが、類縁体の酸素、イオウ及び混合へテロ原子を含有する基を含めて挙げられるが、これらに限定されない。
用語「ヘテロシクリル」は、特定されない限り、5〜10の原子を有する飽和又は不飽和の単環式又は多環式の環を言い、その際、環における1〜3の炭素原子がO、S及びNから成る群から選択されるヘテロ原子によって置き換えられ、任意でベンゾ縮合された又は縮合された5〜6員環のヘテロアリールであり、及び/又は任意で置換され、その際、置換基は、ハロゲン(たとえば、F、Cl、Br、I)、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、カルボキシ、アリール、アルコキシ、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、オキソ、アルコキシアルキル、−S(O)n5(式中、R5は、上記と同義である)、シアノ、ニトロ、−NH2、置換されたアミノ、アシル又はC(=O)NRxy(式中、Rx及びRyは上記と同義である)であることができる。ヘテロシクリルの例には、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、アザビシクロヘキサン、ジヒドロピリジニル、ピペリジニル、イソオキサゾリン、ピペラジニル、ジヒドロベンゾフリル、イソインドール−ジオン、ジヒドロインドリル
Figure 2008530078
などが挙げられるが、これらに限定されない。
「ヘテロアリールアルキル」は、特定しない限り、アルキル部分及びヘテロアリール部分が上記と同義である、アルキル−ヘテロアリール基を言う。
「ヘテロシクリルアルキル」は、特定しない限り、基のアルキル部分及びヘテロシクリル部分が上記と同義である、アルキル−ヘテロシクリル基を言う。
本明細書で定義される用語「アシル」は、R”が上記と同義の−C(=O)R”を言う。
用語「置換されたアミノ」は、特定されない限り、−N(Rk2基を言い、式中、各Rkは、水素[双方のRk基が水素ではないという条件で(「NH2」として定義される)]、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリールアルキル、アシル、S(O)m5(式中、R5は上記と同義である)、−C(=O)NRxy、−C(=O)ORx(式中、Rx及びRyは上記と同義である)又は−NHC(=O)NRxy(式中、Rx及びRyは上記と同義である)であることができる。
定義によって拘束されない限り、置換基はすべて、アルキル、アルカリル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、カルボキシ、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、−CF3、シアノ、−C(=O)NRxy、−C(C=O)NRxy、(式中、Rx及びRyは上記と同義である)及び−OC(=O)NRxy、又はS(O)m5(式中、R5は上記と同義であり、mは0、1又は2である)であることができる1〜3の置換基のよって任意でさらに置換されてもよい。
本発明の化合物は、エイズ、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、アレルギー鼻炎、ショック、アトピー性皮膚炎、クローン病、成人呼吸窮迫症候群、好酸球性肉芽腫、アレルギー性結膜炎、変形性関節症、潰瘍性大腸炎、及びそのほかの炎症性疾患を治療するのに使用することができる。従って、本発明は、治療上有効量の本発明のイソオキサゾリン誘導体化合物、特に本発明のイソオキサゾリン誘導体化合物を薬学上許容可能なキャリア、賦形剤又は希釈剤と一緒に、それを必要とする患者に投与することを含む、エイズ、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、アレルギー鼻炎、ショック、アトピー性皮膚炎、クローン病、成人呼吸窮迫症候群、好酸球性肉芽腫、アレルギー性結膜炎、変形性関節症、潰瘍性大腸炎、及びそのほかの炎症性疾患を治療する方法を包含する。
さらに別の態様によれば、本明細書で記載されるような化合物の調製方法が提供される。
本発明の化合物は、当該技術で周知の技法によって調製されてもよい。さらに、本発明の化合物は、以下に説明されるような反応手順に従って調製されてもよい。
本発明の化合物は、1以上の不斉炭素原子を含有するので、ラセミ混合物、エナンチオマー及びジアステレオマーとして存在する。これらの化合物は、配座異性体/回転異性体としても存在する。これら化合物のそのような異性体はすべて明白に本発明に含まれる。各不斉炭素は、R又はSの立体配置であってもよい。本出願で例示される具体的な化合物が特定の立体化学的配置で描かれてもよいが、任意のキラル中心で相対する立体化学のいずれかを有する化合物又はその混合物が本発明の一部として想定される。
本発明の化合物は、有機合成で周知の、本発明の当業者によく知られた技法によって調製されてもよい。さらに、本明細書で記載される方法は、本発明の化合物を調製してもよいが、それによって記載される化合物を合成してもよい手段のみであってはならない。さらに、所望の化合物を得るために、本明細書で記載される種々の合成工程を代替手順で実施してもよい。
Figure 2008530078
たとえば、スキームIで説明されるように、以下の反応手順によって式VII、IX、XI、XIII及びXVの化合物を調製することができる。従って、式I(nが1、2又は3であることができる)の化合物は、N−保護されて式II(P1が、−C(=O)OC(CH33、−C(=O)OC(CH32CHBr2、又は−C(=O)OC(CH32CCl3であることができる)の化合物を得ることができ、それを酸化して式IIIの化合物を得ることができ、それがメチレン化を受けて式IVの化合物を生じることができ、それが式Vの化合物(米国特許出願第10/930,569号に記載された手順によって調製され、式中、Rzは、ハロゲン(たとえば、トリフルオロメチル)又はアルカリル(たとえば、ベンジル)で任意に置換されたアルキルであり、Rz1は、ハロゲンで任意に置換されたシクロアルキルアルキル、アルカリル、シクロアルキル又はアルキルであることができる)と反応して式VIの化合物を生じることができ、それを脱保護して式VIIの化合物を得ることができ、それが、
経路a:式VIIIの化合物(式中、Yが酸素又はイオウであり、Rxが上記と同義である)と反応して式IXの化合物を生じることができ;
経路b:式Xの化合物(式中、A’が−NRxy又はアルキルであり、Rx及びRyは上記と同義である)と反応して式XIの化合物を生じることができ;
経路c:式XIIの化合物(式中、A”がシクロアルキル、ヘテロシクリル又はアルキルである)と反応して式XIIIの化合物を生じることができ;或いは
経路d:式XIVの化合物(式中、halはBr、Cl又はIであり、A”’は任意で−CONRxy[Rx及びRyは上記と同義である]によって置換されたヘテロシクリルアルキル、シクロアルキルアルキル、アルカリル又はアルキルである)と反応することができる。
式II(Pが−C(=O)OC(CH33であることができる)の化合物を得るための式Iの化合物のN−保護は、たとえば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルフォリン又はピリジンのような塩基の存在下、たとえば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム又は四塩化炭素のような有機溶媒中で実施することができる。
式II(Pが、−C(=O)OC(CH32CHBr2、又は−C(=O)OC(CH32CCl3であることができる)の化合物を得るための式Iの化合物のN−保護は、Theodora W. Greene and Peter G. M. Wuts, 「有機合成における保護基」第3版、John Wiley and Sons, New York, 1999に記載された手順に従って実施することができる。
式IIIの化合物を得るための式IIの酸化は、たとえば、ピリジニウム、クロロクロメート、二酸化マンガン、過マンガン酸カリウム又はジョーンズ試薬(CrO3/H2SO4)のような酸化剤を用いて実施することができる。
式IVの化合物を得るための式IIIの化合物のメチレン化は、たとえば、ヨウ化トリフェニルメチルホスホニウム又は臭化トリフェニルメチルホスホニウムのようなヴィティヒの塩の存在下、たとえば、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン又はジエチルエーテルのような有機溶媒中で実施することができる。
或いは、式IVの化合物を得るための式IIIの化合物のメチレン化は、たとえば、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン又はジエチルエーテルのような有機溶媒中で、Zn/CH2Br2/TiCl4を用いて実施することができる。
式VIの化合物を得るための式IVの化合物の式Vの化合物との反応は、たとえば、ピリジン、ブチルリチウム、N−メチルモルフォリン、ジイソプロピルエチルアミン又はトリエチルアミンのような任意の塩基の存在下、たとえば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素又はジクロロエタン、テトラヒドロフランのような有機溶媒中にて、たとえば、次亜塩素酸ナトリウム、N−クロロスクシンイミド又はtert−ブトキシクロリドのような酸化剤と共に実施することができる。
式VIIの化合物を得るための式VI(式中、Pは−C(=O)OC(CH33であることができる)の化合物の脱保護は、たとえば、エタノール塩酸又はメタノール塩酸のようなアルコール酸溶液の存在下、たとえば、メタノール、エタノール、プロパノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中で実施することができる。
式VI(式中、Pが−C(=O)OC(CH32CHBr2であることができる)の化合物の脱保護は、臭化水素酸又は塩酸の存在下、たとえば、エタノール、メタノール、プロパノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中で実施することができる。
式VI(式中、Pが−C(=O)OC(CH32CCl3であることができる)の化合物の脱保護は、たとえば、リチウムコバルト(I)フタロシアニン、亜鉛及び酢酸又はコバルトフタロシアニンのような超求核試薬によって実施することができる。
たとえば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルフォリン又はピリジンのような塩基の存在下、たとえば、ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素のような有機溶媒中で、式VIIの化合物を式VIII(経路a)と反応させて式IXの化合物を得ることができる。
たとえば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルフォリン又はピリジンのような塩基の存在下、たとえば、ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素のような有機溶媒中で、式VIIの化合物を式X(経路b)と反応させて式XIの化合物を得ることができる。
たとえば、N−メチルモルフォリン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン又はピリジンのような塩基の存在下、たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中で、式VIIの化合物を式XII(経路c)と反応させて式XIIIの化合物を得ることができる。
たとえば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸リチウムのような塩基の存在下、たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中で、式VIIの化合物を式XIV(経路d)と反応させて式XVの化合物を得ることができる。
スキームIに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
Tert−ブチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン−7−カルボキシレート(化合物番号21)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エンの塩酸塩(化合物番号25)
スキームIの経路aに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−N−(4−フルオロフェニル)−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−7−カルボキサミド(化合物番号2)
N−ブチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−7−カルボキサミド(化合物番号5)
N−ブチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン−8−カルボキサミド(化合物番号9)
N−ベンジル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−7−カルボキサミド(化合物番号19)
N−ベンジル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン−8−カルボキサミド(化合物番号32)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン−8−カルボキサミド(化合物番号143)
N−ブチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン−7−カルボキサミド(化合物番号144)
スキームIの経路bに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−N,N−ジメチル−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−7−スルホンアミド(化合物番号4)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−(メチルスルホニル)−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号10)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−7−(メチルスルホニル)−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号145)
スキームIの経路cに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−7−(テトラヒドロフラン−3−イルカルボニル)−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号3)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−プロリル−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エンの塩酸塩(化合物番号7)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−7−(シクロプロピルカルボニル)−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号18)
7−アセチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号20)
8−アセチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号48)
8−(シクロペンチルカルボニル)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号49)
7−(シクロペンチルカルボニル)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号141)
7−アセチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号155)
スキームIの経路dに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
2−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−7−イル}アセトアミド(化合物番号6)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−(2−モルフォリン−4−イル−エチル)−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号8)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−7−イソプロピル−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号17)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−(シクロプロピルメチル)−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号31)
8−ベンジル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号38)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−(2−ピペリジン−1−イルエチル)−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号50)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−エチル−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号54)
Figure 2008530078
たとえば、スキームIIの反応手順に従うことによって式XXIV、XXV、XXVI及びXXVIIの化合物を調製することができる。式XVIの化合物を式XVII(式中、B’はアルカリルであることができる)の化合物と反応させて式XVIIIの化合物を得ることができ、それを塩酸ヒドロキシルアミンと反応させて式XIXの化合物を得ることができ、それを式XX(式中、Pはアルキル又はアルカリルであることができる)の化合物と反応させて式XXIの化合物を得ることができ、それが加水分解を受けて式XXIIの化合物を生じることができ、それが還元を受けて式XXIIIの化合物を生じることができ、それが環化反応を受けて式XXIVの化合物を生じることができ、それが脱保護反応を受けて式XXVの化合物を生じることができ、それが、
経路a:式hal(CH2vhal(式中、halはBr、Cl又はIであり、vは1〜4の整数である)の化合物と反応して式XXVIの化合物を生じることができ;又は
経路b:式B”hal(式中、B”はアルキルであり、halは上記と同義である)の化合物と反応して式XXVIIの化合物を生じることができる。
たとえば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム又は重炭酸ナトリウムのような塩基の存在下、たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて、式XVIIIの化合物を得るための式XVIの化合物の式XVIIの化合物との反応を実施することができる。
たとえば、エタノール、メタノール、プロパノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中にて、式XIXの化合物を得るための式XVIIIの化合物の塩酸ヒドロキシルアミンとの反応を実施することができる。
たとえば、ピリジン、ブチルリチウム、N−メチルモルフォリン、ジイソプロピルエチルアミン又はトリエチルアミンのような任意の塩基の存在下、たとえば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素又はジクロロエタンのような溶媒中にて、たとえば、次亜塩素酸ナトリウム、N−クロロスクシンイミド又はtert−ブトキシクロリドのような酸化剤によって、式XIXの化合物を式XXの化合物と反応させて式XXIの化合物を得ることができる。
たとえば、テトラヒドロフラン、メタノール、ジオキサン又はエタノールのような溶媒系にて、たとえば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムのような塩基の存在下の水中にて、式XXIIの化合物を得るための式XXIの化合物の加水分解を実施することができる。
たとえば、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン又はジエチルエーテルのような有機溶媒中にて、たとえば、水素化ホウ素ナトリウム又は水素化ホウ素リチウム又は水素化リチウムアルミニウムのような還元剤によって式XXIIの化合物が還元を受け、式XXIIIの化合物を生じることができる。
レドックス対の存在下、たとえば、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン又はジエチルエーテルのような有機溶媒中にて、式XXIIIの化合物が環化反応を受けて、式XXIVの化合物を生じることができる。レドックス対の酸化部は、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(DIAD)、ジエチルアゾジカルボキシレート(DEAD)、N,N,N’,N’−テトラメチルアゾジカルボキシレート(TMAD)、1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン(ADDP)、シアノメチレントリブチルホスホラン(CMBP)、4,7−ジメチル−3,5,7−ヘキサヒドロ−1,2,4,7−テトラゾシン−3,8−ジオン(DHTD)又はN,N,N’,N’−テトライソプロピルアゾジカルボキサミド(TIPA)から成る群から選択される。レドックス対の還元部は、たとえば、トリアルキルホスフィン(たとえば、トリブチルホスフィン)、トリアリールホスフィン(たとえば、トリフェニルホスフィン)、トリシクロアルキルホスフィン(たとえば、トリシクロヘキシルホスフィン)又はテトラへテロアリールホスフィンのようなホスフィンである。アリール、アルキル又はヘテロアリールの置換基の組み合わせを持つホスフィン試薬も使用してもよい(たとえば、ジフェニルピリジルホスフィン)。
たとえば、メタノール、エタノール、プロパノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中にて、たとえば、炭素上のパラジウム又はギ酸アンモニウムを伴った炭素上のパラジウムのような脱保護剤によって式XXIVの化合物を脱保護して式XXVの化合物を得ることができる。
たとえば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸リチウムのような塩基の存在下、たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて、式XXV(経路a)の化合物を式hal(CH2vhalの化合物と反応させて式XXVIの化合物を得ることができる。
たとえば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸リチウムのような塩基の存在下、たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて、式XXV(経路b)の化合物を式B”halの化合物と反応させて式XXVIIの化合物を得ることができる。
スキームIIに従って調製されてもよい一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3,4−ビス(ベンジルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号33)
4−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)ベンゼン−1,2−ジオール(化合物番号34)
スキームIIの経路aに従って調製されてもよい一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号51)
スキームIIの経路bに従って調製されてもよい一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3,4−ビス(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号12)
3−(3,4−ジイソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号13)
3−[3,4−ビス(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号27)
3−[3,4−ビス(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号28)
Figure 2008530078
式XXXの化合物は、スキームIIIに説明されるような手順に従うことによって調製することができる。従って、式XXVIII(式中、Rz1は、上記と同義である)の化合物が脱メチル化を受けて式XXIXの化合物を生じることができ、それが式C’−hal(式中、C’はハロゲンによって任意で置換されたヘテロシクリルアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル又はC210のアルキルである)の化合物と反応して式XXXの化合物を生じることができる。
たとえば、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド又はジメチルホルムアミドのような溶媒の存在下、たとえば、ナトリウムエタンチオラート、ナトリウムデカンチオラート、ナトリウムドデカンチオラート、ナトリウムチオクレソレートのような還元剤によって、式XXIXの化合物を得るための式XXVIIIの化合物の脱メチル化を実施することができる。
たとえば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸リチウムのような塩基の存在下、たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて、式XXIXの化合物の式C’halの化合物との反応を実施することができる。
スキームIIIに従って調製されてもよい一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
2−(シクロペンチルオキシ)−4−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)フェニル(化合物番号62)
3−(4−ブトキシ−3−イソブトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号63)
3−(3−イソブトキシ−4−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号64)
3−[3−ブトキシ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号65)
3−(3−ブトキシ−4−エトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号66)
3−[3−ブトキシ−4−(シクロヘキシルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号67)
3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号68)
3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号69)
3−[4−ブトキシ−3−(シクロ)ヘキシルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号70)
3−(4−イソブトキシ−3−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号71)
3−(4−ブトキシ−3−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号72)
3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号73)
3−[3−イソプロポキシ−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号74)
3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号75)
3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号76)
3−[4−ブトキシ−3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号77)
3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号78)
3−(3−イソブトキシ−4−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号79)
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号80)
3−[4−(シクロヘキシルオキシ)−3−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号81)
3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号82)
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号83)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号84)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号85)
3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号86)
3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号87)
3−[3−イソプロポキシ−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号88)
3−(4−エトキシ−3−イソブトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号89)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号90)
3−[4−ブトキシ−3−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号91)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号92)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(シクロヘプチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号93)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号94)
3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−4−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号95)
3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号96)
3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号97)
3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号98)
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号99)
3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号100)
3−(3−イソプロポキシ−4−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号101)
3−(4−エトキシ−3−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号102)
3−[3−ブトキシ−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号103)
3−[3−ブトキシ−4−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号104)
3−(3−ブトキシ−4−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号105)
3−(3−ブトキシ−4−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号106)
3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−プロピルフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号107)
3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号108)
3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号109)
3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号110)
3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号111)
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号112)
3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号113)
3−[4−(3−イソブトキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号114)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号115)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号116)
3−[4−ブトキシ−3−(シクロヘプチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号117)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号118)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号119)
3−(3−エトキシ−4−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号120)
3−[4−(シクロヘプチルオキシ)−3−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号121)
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号122)
3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号123)
3−(3−ブトキシ−4−イソブトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号125)
3−(3−エトキシ−4−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号126)
3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号127)
3−(4−ブトキシ−3−エトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号128)
3−(3−エトキシ−4−イソブトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号129)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号130)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号131)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号132)
3−(4−ブトキシ−3−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号133)
3−(4−エトキシ−3−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号134)
3−[4−(モルフォリン−4−イルエトキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号135)
3−(4−イソプロポキシ−3−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号136)
3−[4−(ジフルオロメトキシ)−3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号151)
3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号152)
3−[4−ブトキシ−3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号153)
3−[3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号157)
3−[3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−4−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号158)
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号159)
3−[3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号160)
2−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−4−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)フェノール(化合物番号161)
Figure 2008530078
たとえば、スキームIVで説明されるような反応手順に従うことによって式XXXIII及びXXXVの化合物を調製することができる。従って、式XXXI(米国特許出願第10/930,569号に報告された手順に従って調製され、式中、Rzは上記と同義である)の化合物を式XXXII(Rwは、シアノ、カルボキシ又はハロゲンによって任意に置換されたヘテロアリールアルキル、アルケニル又はアルキルであることができ、halは、Br、Cl又はIであることができる)の化合物と反応させ、式XXXIIIの化合物を得ることができ、それを式XXXIV(D’はシクロアルキル又は水素である)の化合物と反応させて、式XXXVの化合物を得ることができる。
たとえば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム又は重炭酸ナトリウムのような塩基の存在下、たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて、式XXXIIIの化合物を得るための式XXXIの化合物の式XXXIIの化合物との反応を実施することができる。
式XXXIIIの化合物を式XXXIVの化合物と反応させて式XXXVの化合物を得ることができる。
スキームVIIで示される手順に従って形成することができる特定の化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(ジフルオロメトキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号40)
3−[3−(アリルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号60)
3−[3−(2−クロロエトキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号61)
3−[4−メトキシ−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号146)
3−[4−メトキシ−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号156)
N−シクロプロピル−2−[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]アセトアミド(化合物番号162)
2−[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]アセトアミド(化合物番号164)
エチル[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]アセテート(化合物番号165)
[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]アセトニトリル(化合物番号166)
Figure 2008530078
スキームVに記載されたような手順に従って式XXXVII、XXXVIII及びXXXIXの化合物を調製することができる。従って、式XXXVI(米国特許出願第10/930,569号で開示された手順に従って調製され、式中、Rz及びRz1は上記と同義である)の化合物を
経路a:式VIII(式中、Y及びRxは上記と同義である)の化合物と反応させて式XXXVIIの化合物を得ることができ;
経路b:式XII(式中、A”は上記と同義である)の化合物と反応させて式XXXVIIIの化合物を得ることができ;又は
経路c:式X(式中、A’は上記と同義である)の化合物と反応させて式XXXIXの化合物を得ることができる。
たとえば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルフォリン又はピリジンのような塩基の存在下、たとえば、ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素のような有機溶媒中にて式XXXVIの化合物を式VIII(経路a)の化合物と反応させて式XXXVIIの化合物を得ることができる。
たとえば、N−メチルモルフォリン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン又はピリジンのような塩基の存在下、たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて式XXXVIの化合物を式XII(経路b)の化合物と反応させて式XXXVIIIの化合物を得ることができる。
たとえば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルフォリン又はピリジンのような塩基の存在下、たとえば、ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素のような有機溶媒中にて式XXXVIの化合物を式X(経路c)の化合物と反応させて式XXXIXの化合物を得ることができる。
スキームV、経路aに従って調製されてもよい一部の代表的な化合物は以下に挙げられる。
N−ブチル−N’−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8イル}尿素(化合物番号22)
N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8イル}−N’−(2−メトキシフェニル)尿素(化合物番号23)
Tert−ブチル[({3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8イル}アミノ)カルボキシル]カルバメート(化合物番号46)
スキームV、経路bに従って調製されてもよい一部の代表的な化合物は以下に挙げられる。
N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}シクロペンタンカルボキサミド(化合物番号47)
N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}−2−フルオロベンザミド(化合物番号138)
N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}ベンザミド(化合物番号139)
スキームV、経路cに従って調製されてもよい一部の代表的な化合物は以下に挙げられる。
N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}メタンスルホンアミド(化合物番号58)
Figure 2008530078
たとえば、スキームVIに記載されるような手順に従うことによって式XLIII、XLIV、XLV、XLVI、XLVII、XLVIII、XLIX、L、LI及びLIVの化合物を調製することができる。従って、式XL(X1及びX2は上記と同義である)の化合物を式XLIの化合物と反応させ、その際、
a:Rh及びRiは一緒に結合して、アルカリル又はオキソによって任意で置換されたシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rjは、水素または−COOアルキルであり、Rkは水素であり、
b:Rhは水素又は−CH2CHであり、Riは−(CH212OHであり、Rjは水素又は−(CH212OHであり、Rkは水素であり、
c:Ri及びRjが一緒に結合してシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rh及びRkは水素であり;
その結果、式XLIIの化合物を得ることができ、それが加水分解(Rjが−COOアルキルであるとき)を受けて式XLIIIの化合物を生じることができ、
経路a:式XLIIの化合物が脱水(Ri=Rj=−(CH212OHであるとき)を受けて式XLIVの化合物を生じ;
経路b:式XLIIの化合物が酸化(Rhが−CH2CHであり、Riが−(CH212OHであるとき)を受けて、式XLVの化合物を生じ、それが還元を受けて式XLVIの化合物を生じ;
経路c:式XLIIの化合物が脱保護[Ri及びRjが一緒に結合して
Figure 2008530078
を形成し,式中、・は結合の点を表し、P1は、−C(=O)OC(CH33、−C(=O)OC(CH32CHBr2、又は−C(=O)OC(CH32CCl3を表す]を受けて式XLVIIの化合物を生じ;
[経路c1:それが式XII(A”は上記と同義である)と反応して式XLVIIIの化合物を生じることができ]又は
[経路c2:それが式X(A’は上記と同義である)と反応して式XLIXの化合物を生じることができ]:
経路d:式XLIIの化合物が還元(Ri及びRhが一緒に結合して
Figure 2008530078
を形成し、式中、・は結合の点を表す)を受けて式Lの化合物を生じ;
経路e:式XLIIの化合物が式LI(式中Rxは上記と同義である)の化合物と反応して式LIIの化合物を生じ、これを式Xの化合物と反応させて式LIIIの化合物を得、それが環化反応を受けて式LIVの化合物を生じ;又は
経路f:式XLIIの化合物がヒドラジン塩酸塩と反応して式LIVaの化合物を生じる。
たとえば、ピリジン、ブチルリチウム、N−メチルモルフォリン、ジイソプロピルエチルアミン又はトリエチルアミンのような任意の塩基の存在下、たとえば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタン又はテトラヒドロフランのような有機溶媒中にて、たとえば、次亜塩素酸ナトリウム、N−クロロスクシンイミド又はtert−ブトキシクロリドのような酸化剤によって、式XLIIの化合物を得るための式XLの化合物の式XLIの化合物との反応を実施することができる。
たとえば、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム及びそれらの混合物のような塩基性加水分解剤の存在下で、式XLIIの化合物は加水分解(Rjが−COOアルキルであるとき)を受けて式XLIIIの化合物を生じることができる。
たとえば、無水酢酸、氷酢酸、酸化カルシウム又は硫酸のような脱水剤によって、約100〜150℃の範囲の温度にて式XLIIの化合物は脱水(Ri=Rj=−(CH212OHであるとき)を受けて式XLIVの化合物を生じることができる。
たとえば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム又は四塩化炭素のような溶媒中にて、たとえば、ピリジン、トリエチルアミン、N−メチルモルフォリン又はジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下、たとえば、無水クロム酸、ジクロム酸ナトリウム、過マンガン酸カリウム又はジクロム酸カリウム、クロロクロム酸ピリジウム又はジクロム酸ピリジウムのような酸化剤によって、式XLIIの化合物は酸化(経路b、Rhが−CH2CHであり、Riが−(CH212OHであるとき)を受けて式XLVの化合物を生じることができる。
たとえば、トルエン、ベンゼン又はキシレンのような有機溶媒中にて、還元剤、水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム又は水素化ナトリウム(ビセトキシメトキシ)アルミニウムによって式XLVの化合物は還元を受けて式LXVIの化合物を生じることができる。
式XLIIの化合物は、脱保護(経路c、Ri及びRjが一緒に結合して
Figure 2008530078
を形成し、式中、P1が−C(=O)OC(CH33であるとき)を受けて、式XLVIIの化合物を生じることができるが、それは、たとえば、メタノール塩酸又はエタノール塩酸のようなアルコール性酸溶液の存在下、たとえば、メタノール、エタノール、プロパノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中にて実施することができる。
式XLIIの化合物は、脱保護(Ri及びRjが一緒に結合して
Figure 2008530078
を形成し、式中、P1が−C(=O)OC(CH32CHBr2であるとき)を受けて、式XLVIIの化合物を生じることができるが、それは、たとえば、メタノール、エタノール、プロパノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中にて、又は酢酸中のヒドロブロミドによって実施することができる。
式XLIIの化合物は、脱保護(Ri及びRjが一緒に結合して
Figure 2008530078
を形成し、式中、P1が−C(=O)OC(CH32CCl3であるとき)を受けて、式XLVIIの化合物を生じることができるが、それは、たとえば、リチウムコバルト(I)フタロシアニン、亜鉛及び酢酸又はコバルトフタロシアニンのような超求核試薬によって実施することができる。
たとえば、N−メチルモルフォリン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン又はピリジンのような塩基の存在下、たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて、式XLVIIIの化合物を得るための式XLVIIの化合物の式XII(経路c1)との反応を実施することができる。
たとえば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルフォリン又はピリジンのような塩基の存在下、たとえば、ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素のような有機溶媒中にて、式XLIXの化合物を得るための式XLVIIの化合物の式X(経路c2)との反応を実施することができる。
たとえば、トルエン、ベンゼン又はキシレンのような有機溶媒中にて、たとえば、水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム、又は水素化リチウムアルミニウムのような還元剤によって式XLII(経路d、Rh及びRiが一緒に結合して
Figure 2008530078
を形成するとき)の化合物は還元を受けて式Lの化合物を生じることができる。
たとえば、メタノール、エタノール、プロパノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中にて、式LIIの化合物を得るための式XLII(経路e、Rh及びRiが一緒に結合して
Figure 2008530078
を形成するとき)の化合物の式LIの化合物との反応を実施することができる。
トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルフォリン又はピリジンのような塩基の存在下、たとえば、ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素のような有機溶媒中にて、式LIIIを得るための式LIIの化合物の式Xの化合物との反応を実施することができる。
たとえば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸リチウムのような塩基の存在下、たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて、式LIIIの化合物は環化反応を受けて式LIVの化合物を生じることができる。
たとえば、エタノール、メタノール、プロパノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中にて、式XLII(経路f)の化合物の反応をヒドラジン塩酸塩と反応させて、式LIVの化合物を生じることができる。
スキームVIに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号11)
エチル8−ベンジル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン−4−カルボキシレート(化合物番号36)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−4−カルボン酸(化合物番号37)
エチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−カルボキシレート(化合物番号39)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,6a−ジメチル−3aH−シクロペンタ[d]イソオキサゾール4,6(5H,6aH)−ジオン(化合物番号43)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−6,6a−ジヒドロフロ[3,4−d]イソオキサゾール4(3aH)−オン(化合物番号45)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,8−ジオキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号52)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3aH−シクロペンタ[d]イソオキサゾール4,6(5H,6aH)−ジオン(化合物番号53)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1,2−ベンズイソオキサゾール(化合物番号56)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d]イソオキサゾール(化合物番号57)
Tert−ブチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,4,6,6a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール5−カルボキシレート(化合物番号142)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,5,6,7a−テトラヒドロ−1,2−ベンズイソオキサゾール7(4H)−オン(化合物番号150)
スキームVI、経路aに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,4,6,6a−テトラヒドロフロ[3,4−d]イソオキサゾール(化合物番号44)
スキームVI、経路bに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−8−オン(化合物番号15)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−8−オール(化合物番号16)
スキームVI、経路cに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール(化合物番号140)
スキームVI、経路c1に従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
5−アセチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール(化合物番号147)
スキームVI、経路c2に従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−5−(メチルスルホニル)−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール(化合物番号148)
スキームVI、経路dに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−6−オール(化合物番号1)
スキームVI、経路eに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−6−オン(化合物番号42)
スキームVI、経路fに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
7−アミノ−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−6−オン(化合物番号35)
Figure 2008530078
たとえば、スキームVIIで説明されるような手順に従うことによって式LVIII、LIX及びLXの化合物を調製することができる。従って、式LV(式中、X1は上記と同義であり、X3は水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルである)の化合物を式LVIの化合物と反応させて式LVIIの化合物を得ることができ、それが脱保護を受けて式LVIIIの化合物を生じることができ、
経路a:それが還元を受けて式LIXの化合物を生じることができ、又は
経路b:式E’Mghal(式中、E’はアルキル、アルケニル又はアルキニルであり、halは上記と同義である)の化合物と反応して式LXの化合物を生じることができる。
たとえば、ピリジン、ブチルリチウム、N−メチルモルフォリン、ジイソプロピルエチルアミン又はトリエチルアミンのような塩基の存在下、たとえば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素又はジクロロメタンのような有機溶媒中にて、たとえば、次亜塩素酸ナトリウム、N−クロロスクシンイミド又はtert−ブトキシクロリドのような酸化剤によって、式LVIIの化合物を得るための式LVの化合物の式LVIの化合物との反応を実施することができる。
たとえば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素又はクロロホルムのような有機溶媒中にて、たとえば、トリフルオロ酢酸、塩酸又は硫酸のような脱保護剤によって、式LVIIIの化合物を得るための式LVIIの化合物の脱保護を実施することができる。
或いは、三塩化アルミニウムの存在下、ベンジルトリフェニルホスホニウム、ペルオキシモノサルフェート又はベンジルトリフェニルホスホニウムによっても、式LVIIIの化合物を得るための式LVIIの化合物の脱保護を実施することができる。
たとえば、メタノール、エタノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中にて、たとえば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム、又は水素化ジイソブチルアルミニウム、のような還元剤によって式LIXを得るための式LVIII(経路a)の化合物の還元を実施することができる。
たとえば、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて、式LXの化合物を得るための式LVIIIの化合物の式E’Mghal(経路b)の化合物との反応を実施することができる。
スキームVIIに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−オン(化合物番号26)
スキームVII、経路aに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−オール(化合物番号24)
スキームVII、経路bに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−ビニル−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−オール(化合物番号55)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−メチル−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−オール(化合物番号59)
Figure 2008530078
たとえば、スキームVIIIで説明されるような手順によって式LXIIIの化合物を調製することができる。従って、式LXI(式中、Rzは上記と同義である)の化合物を式LXII(cは1〜3の整数である)の化合物と反応させて式LXIIIの化合物を得ることができる。
たとえば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸リチウムのような塩基の存在下、たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて、式LXIIIの化合物を得るための式LXIの化合物の式LXIIの化合物との反応を実施することができる。
スキームVIIIに従って調製してもよい一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
2−[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]シクロペンタノール(化合物番号137)
Figure 2008530078
たとえば、スキームIXで説明されるような手順に従うことによって式LXVI及びLXVIIの化合物を調製することができる。従って、式LXIV(式中、Rzは上記と同義である)の化合物を式LXV(式中、P2は−O−トシル、−O−メシル、−O−4−ブロモフェニルスルホネート、−O−4−ニトロフェニルスルホネート又は−O−トリフレートであり、F’は、
Figure 2008530078
[式中、nは上記と同義であり、P1が−C(=O)OC(CH33、−C(=O)OC(CH32CHBr2、又は−C(=O)OC(CH32CCl3である])の化合物と反応させて式LXVIの化合物を得ることができ、それが脱保護(F’が
Figure 2008530078
であるとき)を受けて式LXVIIの化合物を生じることができる。
たとえば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸リチウムのような塩基の存在下、たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて、式LXVIの化合物を得るための式LXIVの化合物の式LXVの化合物との反応を実施することができる。
たとえば、エタノール塩酸又はメタノール塩酸のようなアルコール酸溶液の存在下、たとえば、メタノール、エタノール、プロパノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中にて、式LXVIIの化合物を得るための式LXVI(式中、P1が−C(=O)OC(CH33であることができる)の化合物の脱保護を実施することができる。
たとえば、メタノール、エタノール、プロパノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中にて、又は酢酸中のヒドロブロミドによって、式LXVIIの化合物を得るための式LXVI(式中、P1が−C(=O)OC(CH32CHBr2であることができる)の化合物の脱保護を実施することができる。
式LXVIIの化合物を得るための式LXVI(式中、P1が−C(=O)OC(CH32CCl3であることができる)の化合物の脱保護は、たとえば、リチウムコバルト(I)フタロシアニン、亜鉛及び酢酸又はコバルトフタロシアニンのような超求核試薬によって実施することができる。
スキームIXに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−(3−{3−(ベンジルオキシ)シクロペンチル]オキシ}−4−メトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号154)
3−[4−メトキシ−3−(ピペリジン−3−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エンの塩酸塩(化合物番号163)
3−{3−[(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)メトキシ]−4−メトキシフェニル}−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号167)
Figure 2008530078
たとえば、スキームXの反応手順に従うことによって式LXXIII及び式LXXIVの化合物を調製することができる。従って、式LXVIII(式中、B’はアルカリルであることができ、Rzは上記と同義である)の化合物を塩酸ヒドロキシルアミンと反応させて式LXIXの化合物を得ることができ、それを式XXの化合物と反応させて式LXXの化合物を得ることができ、それが加水分解を受けて式LXXIの化合物を生じることができ、それが還元を受けて式LXXIIの化合物を生じることができ、それが環化反応を受けて式LXXIIIの化合物を生じることができ、それが脱保護を受けて式LXXIVの化合物を生じることができる。
たとえば、エタノール、メタノール、プロパノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中にて、式LXIXの化合物を得るための式LXVIIIの化合物の塩酸ヒドロキシルアミンとの反応を実施することができる。
たとえば、ピリジン、ブチルリチウム、N−メチルモルフォリン、ジイソプロピルエチルアミン又はトリエチルアミンのような任意の塩基の存在下、たとえば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素又はジクロロエタン、テトラヒドロフランのような有機溶媒中にて、たとえば、次亜塩素酸ナトリウム、N−クロロスクシンイミド又はtert−ブトキシクロリドのような酸化剤によって、式LXIXの化合物を式XXの化合物と反応させて式LXXの化合物を得ることができる。
たとえば、テトラヒドロフラン、メタノール、ジオキサン又はエタノールのような溶媒系にて、たとえば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムのような塩基の存在下の水中にて、式LXXIの化合物を得るための式LXXの化合物の加水分解を実施することができる。
たとえば、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン又はジエチルエーテルのような有機溶媒中にて、たとえば、水素化ホウ素ナトリウム又はシアノ水素化ホウ素ナトリウムのような還元剤によって、式LXXIの化合物が還元を受け、式LXXIIの化合物を生じることができる。
レドックス対の存在下、たとえば、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン又はジエチルエーテルのような有機溶媒中にて、式LXXIIの化合物が環化反応を受けて式LXXIIIの化合物を生じることができる。レドックス対の酸化部は、たとえば、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(DIAD)、ジエチルアゾジカルボキシレート(DEAD)、N,N,N’,N’−テトラメチルアゾジカルボキシレート(TMAD)、1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン(ADDP)、シアノメチレントリブチルホスホラン(CMBP)、4,7−ジメチル−3,5,7−ヘキサヒドロ−1,2,4,7−テトラゾシン−3,8−ジオン(DHTD)又はN,N,N’,N’−テトライソプロピルアゾジカルボキサミド(TIPA)から選択することができる。レドックス対の還元部は、たとえば、トリアルキルホスフィン(たとえば、トリブチルホスフィン)、トリアリールホスフィン(たとえば、トリフェニルホスフィン)、トリシクロアルキルホスフィン(たとえば、トリシクロヘキシルホスフィン)又はテトラへテロアリールホスフィンのようなホスフィンである。アリール、アルキル又はヘテロアリールの置換基の組み合わせを持つホスフィン試薬も使用してもよい(たとえば、ジフェニルピリジルホスフィン)。
たとえば、メタノール、エタノール、プロパノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中にて、たとえば、炭素上のパラジウムのような脱保護剤によって、式LXXIIIの化合物を脱保護して式LXXIVの化合物を得ることができる。
スキームXに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
2−(ジフルオロメトキシ)−5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)フェノール(化合物番号41)
Figure 2008530078
たとえば、スキームXIで説明されるような手順に従うことによって式LXXXの化合物を調製することができる。従って、式LXXV(式中、X1及びX2は上記と同義である)の化合物を式LXXVI(式中、Qはキラル分割剤、たとえば、L−エフェデリン、D−エフェデリン、ブルシン、(1S、2R)(−)−シス−1−アミノ−2−インダノール、(1S、2R)(+)−シス−1−アミノ−2−インダノール、(1R、2R)(−)−1,2−ジアミノシクロヘキサン又は(1S、2S)(+)−1,2−ジアミノシクロヘキサン又はα−メチルベンジルアミンである)の化合物と反応させて式LXXVIIの化合物を得ることができ、式P’−OHの化合物によってそれが保護を受けて式LXXVIII(式中、P’はアルキルである)の化合物を生じることができ、それが還元を受けて式LXXIXの化合物を生じることができ、それが環化反応を受けて式LXXX(LXXXは、L−エフィドリンが使用される場合はS−異性体を表し、D−エフィドリンが使用される場合はR−異性体を表す)の化合物を生じることができる。
たとえば、アセトン、ジクロロメタン又はクロロホルムのような有機溶媒中にて、式LXXVの化合物を式LXXVIの化合物と反応させて、式LXXVIIの化合物を得ることができる。
式LXXVIIIの化合物を得るための式LXXVIIの化合物の式P’−OHの化合物との反応は、たとえば、塩化チオニル、五塩化リン又は三塩化リンのようなハロゲン化剤によって実施することができる。
たとえば、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて、たとえば、水素化ホウ素ナトリウム又は水素化リチウムアルミニウム又は水素化ホウ素リチウムのような還元剤によって式LXXVIIIの化合物が還元を受け、式LXXIXの化合物を生じることができる。
或いは、式LXXVIIの化合物の遊離酸の形態を還元することによって、式LXXIXの化合物を調製することもできる。
レドックス対の存在下、たとえば、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン又はジエチルエーテルのような有機溶媒中にて、式LXXIXの化合物が環化反応を受けて、式LXXXの化合物を得ることができる。レドックス対の酸化部は、たとえば、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(DIAD)、ジエチルアゾジカルボキシレート(DEAD)、N,N,N’,N’−テトラメチルアゾジカルボキシレート(TMAD)、1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン(ADDP)、シアノメチレントリブチルホスホラン(CMBP)、4,7−ジメチル−3,5,7−ヘキサヒドロ−1,2,4,7−テトラゾシン−3,8−ジオン(DHTD)又はN,N,N’,N’−テトライソプロピルアゾジカルボキサミド(TIPA)であることができる。レドックス対の還元部は、たとえば、トリアルキルホスフィン(たとえば、トリブチルホスフィン)、トリアリールホスフィン(たとえば、トリフェニルホスフィン)、トリシクロアルキルホスフィン(たとえば、トリシクロヘキシルホスフィン)又はテトラへテロアリールホスフィンのようなホスフィンであることができる。アリール、アルキル又はヘテロアリールの置換基の組み合わせを持つホスフィン試薬も使用してもよい(たとえば、ジフェニルピリジルホスフィン)。
スキームXIに従って調製されてもよい一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
(R)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号30)
(S)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号124)
Figure 2008530078
たとえば、スキームXIIで説明されるような手順に従うことによって式LXXXIV及びLXXXVの化合物を調製することができる。従って、式LXXXI(式中、Rz及びRz1は上記と同義である)の化合物がハロゲン化を受けて式LXXXII及びLXXXIIIの化合物を生じることができる。式LXXXIIの化合物を式E’COONa(式中、E’は上記と同義である)の化合物と反応させて式LXXXIVの化合物を得ることができ、それを加水分解して式XXXVの化合物を得ることができる。
ラジカルイニシエータ、たとえば、アゾイソブチロ二トリル(AIBN)又はジ−tert−ブチルペルオキシド(BOOB)の存在下、たとえば、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタン又はジクロロエタンのような有機溶媒中にて、たとえば、N−ブロモスクシンイミド、N−クロロスクシンイミド又はN−ヨードスクシンイミドのようなハロゲン化剤によって、式LXXXII及びLXXXIIIの化合物を得るための式LXXXIの化合物のハロゲン化を実施することができる。
たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて、式LXXXIVの化合物を得るために式LXXXIIIの化合物の式E’COONaの化合物との反応を実施することができる。
たとえば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸リチウムのような塩基の存在下、たとえば、メタノール、エタノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中にて式LXXXVの化合物を得るための式LXXXIVの化合物の加水分解を実施することができる。
スキームXIIに従って調製されてもよい一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−4−オール(化合物番号29)
4−ブロモ−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号149)
Figure 2008530078
たとえば、スキームXIIIで説明されるような反応手順によって式LXXXVIIIの化合物を調製することができる。従って、式LXXXVIの化合物を脱ベンジル化(Z3がアルカリルであることができる)して式LXXXVIIの化合物を得ることができ、それを式C’halの化合物と反応させて式LXXXVIIIの化合物を得ることができる。
たとえば、メタノール、エタノール、プロパノール又はイソプロピルアルコールのような有機溶媒中にて、たとえば、炭素上のパラジウムを用いた脱保護剤によって、又はギ酸アンモニウム及び炭素上のパラジウムの水素化転移条件下で、式LXXXVIIの化合物を得るための式LXXXVIの脱ベンジル化を実施することができる。
たとえば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸リチウムのような塩基の存在下、たとえば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又はジオキサンのような有機溶媒中にて、式LXXXVIIIの化合物を得るための式LXXXVIIの化合物と式C’halの化合物との反応を実施することができる。
スキームXIIIに従って調製することができる一部の代表的な化合物には以下が挙げられる。
3−[3−メトキシ−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号14)
エチルシクロヘキシリデンアセテートの合成
20℃でのテトラヒドロフラン(5mL)中のトリエチルホスホノアセテート(5.05、22.3mM)のスラリーに、一定に撹拌しながら、水素化ナトリウム(0.892g、22.3mM)を何回かに分けて加え、次いで、テトラヒドロフラン(2mL)中のシクロヘキサノン(1.87mL、22.3mM)を一滴ずつ加えた。反応混合物を1時間撹拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィで精製し、標題の化合物を得た。収量:2.5g
tert−ブチル2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボキシレートの合成
化合物2,5−ジヒドロ−1H−ピロール(市販されている)(400mg、0.0078M)のジクロロメタン(50mL)溶液に、トリエチルアミン(1.75g、0.0173M)を加え、混合物を0℃に冷却し、次いで、無水ジ−tert−ブトキシカルボニル(1.89g、0.00868M)を一滴ずつ加えた。反応混合物を一晩撹拌した。ジクロロメタンで混合物を抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮し、標題の化合物を得た。収量:1g
4−(ジフルオロメトキシ)−3−ベンジルオキシベンズアルデヒドの合成
3−ヒドロキシ−4−ジフルオロメトキシメトキシ−ベンズアルデヒド(1当量)のジメチルホルムアミド(10mL)溶液に、ヨウ化カリウム(0.1当量)及び炭酸カリウム(2当量)を加えた。反応混合物を70℃にて撹拌し、臭化シクロペンチル(2当量)を一滴ずつ加えた。得られた反応混合物を70〜80℃にて16時間撹拌した。反応混合物を冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、塩化ナトリウムの飽和溶液で洗浄した。有機層を減圧下で除いた。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィで精製し、標題の化合物を得た。
3−(ベンジルオキシ)シクロペンタノールの合成
ジクロロメタン(300mL)中のシクロペンタン−1,3−ジオール(1.0g、9.80mM)と酸化銀(3.41g、14.7mM)の撹拌された溶液に、室温にて暗所条件下で、臭化ベンジル(1.05mL、8.82mM)を加え、反応混合物を44時間撹拌した。セライトパッドを介して反応混合物をろ過し、ジクロロメタンで洗浄した。集めた有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィで精製し、標題の化合物を得た。収量:0.38g
Tert−ブチル3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレートの合成
0℃におけるジクロロメタン(70mL)中の3−ヒドロキシピペリジン(4.0g、39.6mM)とトリエチルアミン(11.0mL、79.0mM)の混合物に、無水tert−ブトキシカルボニル(10.4g、47.4mM)を加え、室温にて反応混合物を12時間撹拌した。反応混合物を水及び飽和塩化ナトリウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮し、標題の化合物を得た。質量(m/z):128(MH+−tertブタノール)
2,6−ジクロロピリジン−3−イル)メタノールの合成
0℃における化合物2,6−ジクロロニコチン酸(0.5g、2.6mM)のテトラヒドロフラン溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.29g、7.8mM)を何回かに分けて加え、室温にて反応混合物を30分間撹拌した。得られた反応混合物を再び0℃に冷却し、次いで、三フッ化ホウ素(1.1mL、7.8mM)のエーテル溶液を一滴ずつ加え、室温にて一晩、混合物を撹拌した。水酸化ナトリウム水溶液(1N)によって反応混合物の反応を止め、減圧下で溶媒を蒸発させて標題の化合物を得た。このようにして得られた残留物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮し、標題の化合物を得た。収量:0.44g
2,6−ジクロロピリジン−3−イル)メチルトルエンスルホネートの合成
ジクロロメタン(20mL)中の化合物2,6−ジクロロピリジン−3−イル)メタノール(0.4g、2.25mM)、4−ジメチルアミノピリジン(0.028g、0.225mM)及びトリエチルアミン(0.62mL、4.5mM)の撹拌された溶液に、0〜5℃にて、塩化p−トルエンスルホニル(0.64g、3.75mM)を何回かに分けて加え、室温にて一晩、反応混合物を撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、水とブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮し、標題の化合物を得た。収量:0.725g
同様にして以下の化合物を調製することができる。
3−(ベンジルオキシ)シクロペンチルメタンスルホネート:質量(m/z):347.0(MH++1)
Tert−ブチル−3−[(メチルスルホニル)オキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート:質量(m/z):280(MH++1)
実施例1:Tert−ブチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン−7−カルボキシレート(化合物番号21)
工程a:3−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
化合物3−ヒドロキシ−ピペリジニル−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(7.5g、37.3mM)のジクロロメタン(100mL)溶液に、セライト(5.0g)を加え、室温にて10分間撹拌した。クロロクロム酸ピリジニウム(9.57g、44.4mM)を何回かに分けて5分間かけて加えた。反応混合物を室温にて3時間撹拌した。減圧下でジクロロメタンを除き、次いで酢酸エチルを加えた。得られた反応混合物を再び10分間撹拌し、セライトパッドを介してろ過した。減圧下で有機層を除いた。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィで精製し、標題の化合物を得た。収量:1.4g、19%
工程b:3−メチレン−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
化合物ヨウ化トリフェニルメチルホスホニウム(7.12g、17.6mM)、tert−ブトキシカリウム(1.58g、14.1mM)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液を−78℃にて20分間撹拌し、次いで室温にて1時間撹拌した。得られた反応混合物に、0℃にて、上記工程aで得られた化合物(1.4g、7.04mM)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を加えた。得られた反応混合物を室温にて10分間撹拌し、次いで水で希釈した。減圧下でテトラヒドロフランを蒸発させ、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで洗浄し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィで精製し、標題の化合物を得た。収量:0.6g
工程c:Tert−ブチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン−7−カルボキシレート(化合物番号21)の合成
上記工程bで得られた化合物(0.4g、2.04mM)及び3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシ−ベンズアルデヒドオキシム(0.53g、2.25mM)をクロロホルム中のジクロロメタン(20%)に溶解し、次いでピリジン(2滴)を加えた。反応混合物を室温にて10分間撹拌し、次いで、次亜塩素酸ナトリウム(2mL)を一滴ずつ加えた。得られた反応混合物を室温にて4時間撹拌した。減圧下、テトラヒドロフランを蒸発させ、次いで水で希釈した。化合物を酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させた。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィで精製し、標題の化合物を得た。収量:0.26g、質量(m/z):431(M++1)
実施例2:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エンの塩酸塩(化合物番号25)
化合物番号21(0.18g、0.42mM)のジクロロメタン(50mL)溶液に0℃にてメタノール塩酸(4.2mL、8.37mM)を加え、反応混合物を室温にて7時間撹拌した。得られた反応混合物を減圧下で濃縮し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、エーテルで抽出した。減圧下で有機層を濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィで精製し、標題の化合物を得た。収量:0.19g、質量(m/z):331(M++1)
実施例3:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−N(ブチル)−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−7−カルボキサミド(化合物番号5)
化合物、3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エンの塩酸塩(我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示された)(100mg、0.2840mM)のジクロロエタン(2mL)溶液に、室温にてトリエチルアミン(0.061mL、0.568mM)を加え、次いで、1−イソシアナトブタン(42.1mg、0.420mM)を一滴ずつ加えた。反応混合物を室温にて8時間撹拌した。得られた混合物の反応を重炭酸ナトリウム水溶液によって止め、減圧下、ジクロロエタンを除いた。酢酸エチルで混合物を抽出した。有機層を分離し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。次いで、それらをろ過し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物を、ヘキサン溶媒混合物中の80%酢酸エチルを溶出液として用いたカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:50mg、質量(m/z):416.17(M++1)
以下に記載する3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−7−カルボキサミド(化合物番号5)の類縁体も同様に調製することができる。
N−4−フルオロフェニル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−7−カルボキサミド(化合物番号2)、
質量(m/z):454.25(M++1)
N−ブチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−カルボキサミド(化合物番号9)、
質量(m/z):430.25(M++1)
N−ベンジル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−7−カルボキサミド(化合物番号19)、
質量(m/z):450.25(M++1)
N−ベンジル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−カルボキサミド(化合物番号32)、
質量(m/z):464.0(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−カルボキサミド(化合物番号143)、
質量(m/z):388.19(M++1)
N−ブチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン−7−カルボキサミド(化合物番号144)
実施例4:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−N,N−ジメチル−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−7−スルホンアミド(化合物番号4)
化合物、3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エンの塩酸塩(我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示された)(100mg、0.2840mM)のジクロロメタン(1mL)溶液に、室温にてトリエチルアミン(71.7mg、0.7102mM)を加え、次いで、ジメチルスルファモイルクロリド(61mg、0.054mL、0.426mM)を加えた。反応混合物を室温にて10時間撹拌した。得られた混合物の反応を重炭酸ナトリウム水溶液によって止め、ジクロロメタンで抽出し、次いで、減圧下、ジクロロメタンを除いた。有機抽出物を分離し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。次いで、それらをろ過し、減圧下で濃縮して標題の化合物を得た。収量:70mg、質量(m/z):424.19(M++1)
以下に記載される3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−N,N−ジメチル−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−7−スルホンアミド(化合物番号4)の類縁体も同様に調製することができる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−(メチルスルホニル)−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号10)、
質量(m/z):409.08(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−7−(メチルスルホニル)−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号145)、
質量(m/z):409.22(M++1)
実施例5:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−7−(テトラヒドロフラン−3−イルカルボニル)−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号3)
化合物、3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エンの塩酸塩(我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示された)(100mg、0.2840mM)のジメチルホルムアミド(1mL)溶液に、テトラヒドロフラン−3−カルボン酸(36.24mg、0.31249mM)を加えた。反応混合物を0℃に冷却して撹拌し、次いで、N−メチルモルフォリン(0.187mL、1.704mM)及びヒドロキシベンゾトリアゾール(38.38mg、0.284mM)を加えた。得られた混合物を同一温度にて30分間撹拌し、次いで、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(60mg、0.3124mM)を加えた。混合物を再び10時間撹拌した。得られた混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を分離し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。次いで、それらをろ過し、減圧下で濃縮し、このようにして得られた残留物を、酢酸エチル溶媒混合物中5%メタノールを溶出液として用いたカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:80mg、質量(m/z):415.22(M++1)
以下で記載する3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−7−(テトラヒドロフラン−3−イルカルボニル)−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号3)の類縁体も同様に調製することができる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−プロリル−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エンの塩酸塩(化合物番号7)、
質量(m/z):428.24(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−7−(シクロプロピルカルボニル)−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号18)、
質量(m/z):385.23(M++1)
7−アセチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号20)、
質量(m/z):359.25(M++1)
8−アセチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号48)、
質量(m/z):373.22(M++1)
8−(シクロペンチルカルボニル)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号49)、
質量(m/z):427.21(M++1)
7−(シクロペンチルカルボニル)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号141)、
質量(m/z):427.30(M++1)
7−アセチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号155)、
質量(m/z):373.07(M++1)
実施例6:2−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−7−イル}アセトアミド(化合物番号6)
化合物、3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エンの塩酸塩(我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示された)(99mg、0.2533mM)のジメチルホルムアミド(2mL)溶液に、炭酸カリウム(70mg、0.5106mM)を加え、反応混合物を60℃に加熱した。得られた混合物にブロモアセトアミド(42.5mg、0.306mM)を一滴ずつ加え、反応混合物を60℃にて10時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を集め、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物を、酢酸エチル溶媒混合物中5%メタノールを溶出液として用いたカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:80mg、質量(m/z):374.20(M++1)
以下で記載される2−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−7−イル}アセトアミド(化合物番号6)の類縁体も同様に調製することができる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−(2−モルフォリン−4−イルエチル)−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号8)、
質量(m/z):444.25(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ−7−イソプロピル−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号17)、
質量(m/z):359.25(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−(シクロプロピルメチル)−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号31)、
質量(m/z):385.16(M++1)
8−ベンジル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号38)、
質量(m/z):421.22(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−(2−ピペリジン−1−イルエチル)−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号50)、
質量(m/z):442.24(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−エチル−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号54)、
質量(m/z):359.21(M++1)
実施例7:4−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)ベンゼン−1,2−ジオール(化合物番号34)
工程a:3,4−ビス(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドの合成
化合物、3,4−ジヒドロベンズアルデヒド(25g、181.1mM)のジメチルホルムアミド(150mL)溶液に塩化ベンジル(114.6g、905.7mM)と炭酸カリウム(124.9g、905.7mM)を加えた。65〜70℃にて20時間、反応混合物を撹拌し、続いて冷却し、トルエン(50mL)で希釈してろ過した。このようにして得られた固形物をトルエンで洗浄した。有機抽出物を集め、水酸化ナトリウム、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下、有機層を濃縮し、激しく撹拌しながら、このようにして得られた固形物をヘキサンに加えた。減圧下、ろ過し、乾燥した。収量:49.732g
工程b:3,4−ビス(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドオキシムの合成
エタノール(200mL)中の上記工程aから得られた化合物(49.0g、154.0mM)の撹拌された溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(42.8g、616.3mM)と酢酸ナトリウム(50.5g、616.3mM)とを加えた。室温にて反応混合物を50分間撹拌した。減圧下、エタノールを蒸発させ、水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(100mLで3回)で有機化合物を抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮し、標題の化合物を得た。
工程c:メチル3−[3,4−ビス(ベンジルオキシ)フェニル]−5−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール5−カルボキシレートの合成
上記工程bで得られた化合物(40.6h、122.0mM)のテトラヒドロフラン(240mL)溶液に、ジメチル2−メチレンスクシネート(38.5g、122.0mM)を加え、得られた反応混合物を室温にて撹拌した。このようにして得られた混合物に、次亜塩素酸ナトリウム(250mL)を20分間かけてゆっくり加え、反応混合物を室温にて一晩撹拌した。第2のロットの次亜塩素酸ナトリウム(100mL)を再びそれに加え、室温にて2時間撹拌した。テトラヒドロフランを蒸発させ、有機化合物を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を濃縮して標題の化合物をえた。収量:56.3g
工程d:3−[3,4−ビス(ベンジルオキシ)フェニル]−5−(カルボキシメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール5−カルボン酸の合成
上記工程cから得た化合物(0.70g、2.102mM、1当量)をテトラヒドロフラン(15mL)に溶解し、水酸化リチウム水溶液(0.5Mの水溶液4.8mL、2.4mM、1.2当量)を加えた。混合物を室温にて1時間撹拌し、追加量の水酸化リチウム水溶液(1.9mL、0.5M)を加えた。混合物を2時間35分撹拌した。減圧下、溶媒を除き、このようにして得られた残留物を水で希釈し、一滴の濃塩酸で酸性化した。酢酸エチルで有機化合物を抽出し、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、最終的に減圧下で濃縮して収量0.500gの標題の化合物を得た。
工程e:2−[3−[3,4−ビス(ベンジルオキシ)フェニル]−5−(ヒドロキシメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]エタノールの合成
水素化ホウ素ナトリウム(3当量)のテトラヒドロフラン溶液に、上記工程dから得た化合物(1当量)のテトラヒドロフラン溶液を加えた。得られた反応混合物に、0℃にてトリフルオロボラン(3当量)のエーテル溶液を加え、常温にて14〜16時間撹拌した。それに、水酸化ナトリウム溶液(1N)を0℃にて加え、1時間撹拌した。酢酸エチル及び水で反応混合物を希釈した。合わせた抽出物を塩化ナトリウムの飽和溶液で洗浄し、減圧下、濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:0.340g
工程f:3−[3,4−ビス(ベンジルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エンの合成
上記工程eから得た化合物(1当量)のテトラヒドロフラン、トリフェニルホスフィン(1.12当量)及びスクシンイミド(1当量)の溶液に、ジイソプロピルジアザジカルボキシレート(1.14当量)を加えた。反応混合物を室温にて一晩撹拌した。減圧下、有機層を除き、このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:250mg
工程g:4−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)ベンゼン−1,2−ジオール(化合物番号34)の合成
上記工程fから得られた化合物(0.250g、0.6mM)のメタノール(10mL)溶液に、炭素上のパラジウム(0.500g、10%)を加えた。反応混合物中の空気を水素ガスで置き換え、得られた反応混合物を室温にて水素雰囲気下、1時間撹拌した。セライトパッドを介して反応混合物をろ過した。減圧下、ろ液を濃縮して標題の化合物を得た。収量:110mg、質量(m/z):236.19(M++1)
実施例8:3−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号51)の合成
上記化合物番号34(0.200g、0.85mM)のジメチルホルムアミド(60mL)溶液に、1,2−ジブロモエタン(0.160g、0.85mM)及び炭酸カリウム(0.176g、1.27mM)を加えた。反応混合物を60〜65℃にて20時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで抽出し、ブライン及び水で洗浄し、減圧下、濃縮した。このようにして得られた残留物を、ヘキサン溶媒混合物中の20%酢酸エチルを溶出液として用いたカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:0.079g、質量(m/z):262.17(M++1)
実施例9:3−[3,4−ビス(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号27)
化合物番号34(0.070g、0.29mM)のジメチルホルムアミド(2mL)溶液に、炭酸カリウム(0.164g、1.1mM)及び臭化シクロペンチル(0.132g、0.891mM)を加えた。50〜60℃にて、反応混合物を20時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物を、ヘキサン溶媒混合物中の20%酢酸エチルを溶出液として用いたカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:0.040g、質量(m/z):372.14(M++1)
以下に記載する3−[3,4−ビス(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号27)の類縁体も同様に調製することができる。
3−[3,4−ビス(2−モルフォリン)−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号12)
質量(m/z):349.19(M++1)
3−(3,4−ジイソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号13)
質量(m/z):320.21(M++1)
3−[3,4−ビス(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号28)
質量(m/z):344.12(M++1)
3−[3,4−ビス(ベンジルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号33)
質量(m/z):416.06(M++1)
実施例10:2−(シクロペンチルオキシ)−4−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)フェノール(化合物番号62)
化合物、3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2,−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示された)(100mg、0.315mM)のジメチルアセトアミド(2mL)溶液に、ナトリウムエタンチオラート(79.6mg、0.9463mM)を加え、窒素雰囲気下110℃にて7〜9時間、反応混合物を撹拌した。塩化アンモニウム水溶液で混合物の反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮して標題の化合物を得た。収量:90mg、質量(m/z):304.23(M++1)
以下に記載する2−(シクロペンチルオキシ)−4−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)フェノール(化合物番号62)の類縁体も同様に調製することができる。
2−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−4−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)フェノール(化合物番号161)
質量(m/z):352.0(M++1)
実施例11:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号85)
化合物番号62(50mg、0.16mM)のジメチルホルムアミド(2mL)溶液に、炭酸カリウム(46mg、0.33mM)を加え、反応混合物を60℃に加熱した。得られた混合物に、臭化エチル(36mg、0.33mM)を一滴ずつ加え、60℃にて10時間反応混合物を撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を集め、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物を、カラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:46mg、質量(m/z):332.18(M++1)
以下に記載する3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号85)の類縁体も同様に調製することができる。
3−[3−メトキシ−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号14)
質量(m/z):363.24(M++1)
3−(4−ブトキシ−3−イソブトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号63)
質量(m/z):348.33(M++1)
3−(3−イソブトキシ−4−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号64)
質量(m/z):334.21(M++1)
3−[3−ブトキシ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号65)
質量(m/z):346.23(M++1)
3−(3−ブトキシ−4−エトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号66)
質量(m/z):320.23(M++1)
3−[3−ブトキシ−4−(シクロヘキシルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号67)
質量(m/z):388.26(M++1)
3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号68)
質量(m/z):360.22(M++1)
3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号69)
質量(m/z):374.27(M++1)
3−[4−ブトキシ−4−(シクロヘキシルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号70)
質量(m/z):388.26(M++1)
3−(4−イソブトキシ−3−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号71)
質量(m/z):334.28(M++1)
3−(4−ブトキシ−3−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号72)
質量(m/z):334.21(M++1)
3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号73)
質量(m/z):374.27(M++1)
3−[3−イソプロポキシ−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号74)
質量(m/z):391.19(M++1)
3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号75)
質量(m/z):346.20(M++1)
3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号76)
質量(m/z):346.20(M++1)
3−[4−ブトキシ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号77)
質量(m/z):346.19(M++1)
3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号78)
質量(m/z):332.18(M++1)
3−(3−イソブトキシ−4−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号79)
質量(m/z):334.21(M++1)
3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−3−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号80)
質量(m/z):346.29(M++1)
3−[4−(シクロヘキシルオキシ)−3−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号81)
質量(m/z):386.23(M++1)
3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号82)
質量(m/z):400.21(M++1)
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号83)
質量(m/z):358.19(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号84)
質量(m/z):360.22(M++1)
3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号86)
質量(m/z):318.20(M++1)
3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号87)
質量(m/z):360.21(M++1)
3−[3−イソプロポキシ−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号88)
質量(m/z):405.18(M++1)
3−(4−エトキシ−3−イソブトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号89)
質量(m/z):320.16(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号90)
質量(m/z):346.16(M++1)
3−[4−ブトキシ−3−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号91)
質量(m/z):360.21(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号92)
質量(m/z):346.16(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(シクロヘプチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号93)
質量(m/z):400.21(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号94)
質量(m/z):417.21(M++1)
3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号95)
質量(m/z):388.19(M++1)
3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号96)
質量(m/z):386.23(M++1)
3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号97)
質量(m/z):332.25(M++1)
3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号98)
質量(m/z):358.19(M++1)
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号99)
質量(m/z):332.25(M++1)
3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号100)
質量(m/z):346.23(M++1)
3−(3−イソプロポキシ−4−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号101)
質量(m/z):320.23(M++1)
3−(4−エトキシ−3−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号102)
質量(m/z):306.25(M++1)
3−[3−ブトキシ−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号103)
質量(m/z):405.18(M++1)
3−[3−ブトキシ−4−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号104)
質量(m/z):360.24(M++1)
3−(3−ブトキシ−4−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号105)
質量(m/z):334.21(M++1)
3−(3−ブトキシ−4−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号106)
質量(m/z):334.21(M++1)
3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号107)
質量(m/z):374.27(M++1)
3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号108)
質量(m/z):388.19(M++1)
3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号109)
質量(m/z):400.21(M++1)
3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号110)
質量(m/z):386.23(M++1)
3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号111)
質量(m/z):374.27(M++1)
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号112)
質量(m/z):332.18(M++1)
3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号113)
質量(m/z):346.23(M++1)
3−[4−イソブトキシ−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号114)
質量(m/z):(M++1)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号115)
質量(m/z):386.23(M++1)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号116)
質量(m/z):374.27(M++1)
3−[4−ブトキシ−3−(シクロヘプチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号117)
質量(m/z):388.26(M++1)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号118)
質量(m/z):374.08(M++1)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号119)
質量(m/z):428.26(M++1)
3−(3−エトキシ−4−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号120)
質量(m/z):306.18(M++1)
3−[4−(シクロヘプチルオキシ)−3−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号121)
質量(m/z):360.29(M++1)
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号122)
質量(m/z):318.20(M++1)
3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号123)
質量(m/z):360.22(M++1)
3−(3−ブトキシ−4−イソブトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号125)
質量(m/z):348.18(M++1)
3−(3−エトキシ−4−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号126)
質量(m/z):306.16(M++1)
3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号127)
質量(m/z):332.20(M++1)
3−(4−ブトキシ−3−エトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号128)
質量(m/z):320.18(M++1)
3−(3−エトキシ−4−イソブトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号129)
質量(m/z):320.18(M++1)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号130)
質量(m/z):388.20(M++1)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号131)
質量(m/z):400.22(M++1)
3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号132)
質量(m/z):360.20(M++1)
3−(4−ブトキシ−3−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号133)
質量(m/z):334.21(M++1)
3−(4−エトキシ−3−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号134)
質量(m/z):306.22(M++1)
3−[4−(モルフォリン−4−イルメトキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号135)
質量(m/z):391.16(M++1)
3−(4−イソプロポキシ−3−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号136)
質量(m/z):320.18(M++1)
3−[4−(ジフルオロメトキシ)−3−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号151)
質量(m/z):402.0(M++1)
3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号152)
質量(m/z):420.10(M++1)
3−[4−ブトキシ−3−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号153)
質量(m/z):408.2(M++1)
3−[3−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号157)
質量(m/z):380.04(M++1)
3−[3−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−4−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号158)
質量(m/z):394.08(M++1)
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号159)
質量(m/z):406.05(M++1)
3−[3−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号160)
質量(m/z):394.2(M++1)
実施例12:3−[3−(ジフルオロメトキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号40)
化合物、5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノール(我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示された)(90mg)90mg)のジメチルホルムアミド(10mL)溶液に、ベンジルトリエチル塩化アンモニウム(0.036M)を加えた。得られた反応混合物に、クロロジフルオロメタンの連続的な流れと共に、水酸化ナトリウム溶液(30%溶液の0.0018M)を約3分間かけて一滴ずつ加えた。希塩酸によって反応混合物を酸性化し、水で希釈した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、塩化ナトリウムの飽和溶液で洗浄し、減圧下、濃縮した。このようにして得られた残留物を、カラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:25mg、質量(m/z):300.1(M++1)
以下に記載する3−[3−(ジフルオロメトキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号40)の類縁体も同様に調製することができる。
3−[3−(アリルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号60)
質量(m/z):290.11(M++1)
3−[3−(2−クロロエトキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号61)
質量(m/z):312.12(M++1)
3−[4−メトキシ−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号146)
質量(m/z):341.06(M++1)
3−[4−メトキシ−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号156)
質量(m/z):341.0(M++1)
エチル[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]アセテート(化合物番号165)
質量(m/z):336.0(M++1)
[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]アセトニトリル(化合物番号166)
質量(m/z):289.0(M++1)
実施例13:2−[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]アセトアミド(化合物番号164)
化合物番号165(50mg)のメタノール性アンモニア(2mL、4.5N)溶液を室温にて6時間撹拌し、次いで減圧下でメタノールを除いた。このようにして分離した固形物をヘキサンで洗浄し、真空乾燥して標題の化合物を得た。収量:30mg、質量(m/z):307.0(M++1)
以下の化合物を同様に調製することができる。
N−シクロプロピル−2−[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]アセトアミド(化合物番号162)
質量(m/z):347.0(M++1)
実施例14:N−ブチル−N’−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}尿素(化合物番号22)
化合物3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イルアミンの塩酸塩(米国特許出願第10/930,569号で開示された)(100mg、0.262mM)のジクロロエタン溶液(10mL)に、室温にてトリエチルアミン(0.004mL、0.0262mM)を加え、次いで、1−イソシアナトブタン(28mg、0.288mM)を一滴ずつ加えた。室温にて反応混合物を12時間撹拌した。得られた混合物の反応を重炭酸ナトリウム水溶液によって止め、減圧下、ジクロロエタンを除いた。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を分離し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。それらをろ過し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物を、カラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:60mg、質量(m/z):444.23(M++1)
以下の化合物を同様に調製することができる。
N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}−N’−(2−メトキシフェニル)尿素(化合物番号23)
質量(m/z):494.19(M++1)
Tert−ブチル[({3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}アミノ)カルボニル]カルバメート(化合物番号46)
質量(m/z):502.22(M++1)
実施例15:N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}シクロペンタンカルボキサミド(化合物番号47)
化合物3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イルアミンの塩酸塩(米国特許出願第10/930,569号で開示された)(100mg、0.260mM)のジメチルホルムアミド(1mL)溶液に、シクロペンチルカルボン酸(0.025mL、0.236mM)を加えた。反応混合物を0℃に冷却し、撹拌し、次いで、N−メチルモルフォリン(0.0318mL、0.289mM)及びヒドロキシベンゾトリアゾール(39mg、0.289mM)を加えた。同じ温度にて、得られた混合物を30分間撹拌し、次いで、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(55mg、0.289mM)を加えた。混合物を再び10時間撹拌した。得られた混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を分離し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。それらを次いでろ過し、減圧下で濃縮し、このようにして得られた残留物を、酢酸エチル溶媒混合物中5%メタノールを溶出液として用いたカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:80mg、質量(m/z):441.34(M++1)
以下の化合物を同様に調製することができる。
N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}−2−フルオロベンズアミド(化合物番号138)
質量(m/z):467.0(M++1)
N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}ベンズアミド(化合物番号139)
質量(m/z):449.0(M++1)
実施例16:N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}メタンスルホンアミド(化合物番号58)
化合物、3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イルアミンの塩酸塩(我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示された)(0.17g、0.45mM)のジクロロメタン(50mL)溶液に、室温にてトリエチルアミン(0.13mL、0.090mM)を加え、次いで、メタンスルホニルクロリド(0.05mL、0.58mM)を加えた。室温にて反応混合物を2時間撹拌した。得られた混合物の反応を重炭酸ナトリウム水溶液によって止め、酢酸エチルで抽出し、次いで、減圧下、ジクロロメタンを除いた。有機抽出物を分離し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。それらを次いでろ過し、減圧下で濃縮して標題の化合物を得た。収量:70mg
実施例17:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1,2−ベンズイソオキサゾール(化合物番号56)
化合物、3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシベンズアルデヒドオキシム(我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示された)(0.26g、1.11mM)、シクロヘキサン(0.091g、1.11mM)、3〜4滴のピリジンのジクロロメタン(50mL)中20%クロロホルム溶液に、窒素雰囲気下にて次亜塩素酸ナトリウム(4%、2.5mL、1.33mM)を加えた。得られた反応混合物を室温にて18時間撹拌し、次いで、次亜塩素酸ナトリウム(4%、2.5mL、1.33mM)水溶液を再び一滴ずつ加えた。反応混合物を36時間再び撹拌し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:0.100g、質量(m/z):317(M++1)
以下の化合物を同様に調製することができる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号11)
質量(m/z):316.25(M++1)
エチル8−ベンジル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン−4−カルボキシレート(化合物番号36)
質量(m/z):493.33(M++1)
エチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−4−カルボキシレート(化合物番号39)
質量(m/z):402.17(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,6a−ジメチル−3aH−シクロペンタ[d]イソオキサゾール4,6(5H,6aH)−ジオン(化合物番号43)
質量(m/z):406.25(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−6,6a−ジヒドロフロ[3,4−d]イソオキサゾール4(3aH)−オン(化合物番号45)
質量(m/z):318.34(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,8−ジオキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号52)
質量(m/z):332.18(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3aH−シクロペンタ[d]イソオキサゾール4,6(5H,6aH)−ジオン(化合物番号53)
質量(m/z):332.30(M++1)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d]イソオキサゾール(化合物番号57)
質量(m/z):302.0(M++1)
Tert−ブチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,4,6,6a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール5−カルボキシレート(化合物番号142)
質量(m/z):303.16(M++BOC)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,5,6,7a−テトラヒドロ−1,2−ベンズイソオキサゾール7(4H)−オン(化合物番号150)
質量(m/z):330.10(M++1)
実施例18:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−4−カルボン酸(化合物番号37)
化合物番号39(50mg、0.12mM)をエタノール(1.5mL)に溶解し、水酸化リチウム水溶液(16mg、0.37mM)を加えた。還流温度にて混合物を4時間撹拌した。減圧下で溶媒を除き、このようにして得られた残留物を水で希釈し、一滴の濃塩酸で酸性化した。酢酸エチルで有機化合物を抽出し、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、最終的に減圧下で濃縮して、収量32mgの標題の有機化合物を得た。質量(m/z):374.20(M++1)
実施例19:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,4,6,6a−テトラヒドロフロ[3,4−d]イソオキサゾール(化合物番号44)
工程a:{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−4,5−ジヒドロイソオキサゾール4,5−ジイル}ジメタノールの合成
化合物、3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシベンズアルデヒドオキシム(70mg、0.298mM)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、ブタ−2−エン−1,4−ジオール(29mg、0.328mM)を加え、得られた反応混合物を室温にて撹拌した。このようにして得られた混合物に次亜塩素酸ナトリウム(1mL)を20分間かけてゆっくり加え、反応混合物を室温にて一晩撹拌した。第2ロットの次亜塩素酸ナトリウム(1mL)を再びそれに加え、室温にて2時間撹拌した。テトラヒドロフランを蒸発させ、有機化合物を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を濃縮して収量25mgの標題の化合物を得た。
工程b:{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a、4,6,6a−テトラヒドロフロ[3,4−d]イソオキサゾール
上記工程aから得た化合物(100mg、0.00031M)の無水酢酸溶液(10mL)を100〜110℃にて12時間還流した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物を、ヘキサン溶媒混合物中の10%酢酸エチルを溶出液として用いたカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:65mg、質量(m/z):304.38(M++1)
実施例20:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−8−オン(化合物番号15)
無水クロム酸(3.6g、35.82mM)のジクロロメタン(20mL)懸濁液にピリジン(5.66g、71.64mM)を加え、室温にて15分間反応混合物を撹拌した。3−[3−[3−シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−5−(ヒドロキシメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール5イル]エタノール(我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示された)(1.0g、2.99mM)のジクロロメタン(5mL)溶液をそれに加え、反応混合物を1時間撹拌した。減圧下で溶媒を蒸発させ、セライトパッドを介して混合物をろ過した。ろ液を減圧下で濃縮し、このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:230mg、質量(m/z):332.17(M++1)
実施例21:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−8−オール(化合物番号16)
化合物番号15(30mg、0.09mM)の無水トルエン(5mL)溶液を−78℃に冷却し、次いで、水素化ジイソブチルアルミニウム(19.3mg、0.14mM)を一滴ずつ加え、アルゴン雰囲気下、同一温度にて2時間、反応混合物を撹拌した。酒石酸ナトリウムカリウムの溶液をそれに加え、次いで酢酸エチルと水を加えた。有機層を分離し、ブライン及び水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮して標題の化合物を得た。収量:18mg、質量(m/z):334(M++1)
実施例22:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール(化合物番号140)
0℃での化合物番号142(120mg)のジクロロメタン(5mL)溶液に、メタノール塩酸(1mL)を一滴ずつ加え、反応混合物を一晩撹拌した。減圧下で溶媒を蒸発させ、このようにして得られた残留物を溶出液としてのヘキサン(20:80)溶媒混合物におけるジクロロメタンで再結晶化して標題の化合物を得た。収量:100mg、質量(m/z):303.99(M++1)
実施例23:5−アセチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール(化合物番号147)
化合物番号140(45mg、0.149mM)及び無水酢酸(18.25mg、0.1788mM)をジクロロメタン(6mL)に溶解し、次いで触媒量のジメチルアミノピリジンを加え、一晩撹拌した。得られた混合物を水(15mL)で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、ブライン及び水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:36mg、質量(m/z):345.0(M++1)
実施例24:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−5−(メチルスルホニル)−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール(化合物番号148)
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エンの塩酸塩の代わりに化合物番号140を用いることによって実施例4における合成で記載された手順に従って標題の化合物を調製した。収量:35mg、質量(m/z):381.37(M++1)
実施例25:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−6−オール(化合物番号1)
化合物番号15を用いる代わりに化合物、3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−6−オン(我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示された)を用いることによって化合物番号16の合成で記載された手順に従って標題の化合物を調製した。収量:28mg、質量(m/z):334.0(M++1)
実施例26:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−6−オン(化合物番号42)
工程a:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−5−(2−ヒドロキシエチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール5−カルボキサミドの合成
化合物、3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−6−オン(同時係属米国特許出願第10/930,569号に記載された)(0.20g)に、メタノール性アンモニア(3mL)を加え、室温にて反応混合物を2.5時間撹拌した。真空下で反応混合物を濃縮して白色固体の化合物を得た。収量:0.16g
工程b:2−{5−(アミノカルボニル)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−4,5−ジヒドロイソオキサゾール5−イル}エチルメタンスルホネートの合成
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エンの塩酸塩の代わりに上記工程aから得た化合物を用いることによって、化合物番号4の合成で記載される手順に従って標題の化合物を調製した。
工程c:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−6−オン(化合物番号42)の合成
上記工程bから得られた化合物(0.16g、0.375mM)をジメチルホルムアミド(1.4mL)に溶解し、次いで無水炭酸カリウム(0.518g、3.75mM)を加え、24時間撹拌した。得られた反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、20mgの最終生成物を得た。質量(m/z):331.24(M++1)
実施例27:7−アミノ−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−6−オン(化合物番号35)
化合物、3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−6−オン(我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示された)(100mg、0.0003mM)のエタノール(5mL)溶液に、ヒドラジン水和物(0.061mL、0.0012mM)を加え、10時間還流した。減圧下で溶媒を除き、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:20mg、質量(m/z):346.24(M++1)
実施例28:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−オン(化合物番号26)
工程a:8−メチレン−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカンの合成
ヨウ化メチルトリフェニルホスフィン(19.5g、48.0mM)とtert−ブトキシドカリウム(4.32g、38.4mM)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液を室温で3時間撹拌した。得られた反応混合物に、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−オン(3.0g、19.2mM)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を加え混合物を6時間撹拌した。塩化アンモニウム水溶液(10mL)で反応混合物の反応を止め、減圧下で濃縮し、次いでジクロロメタンでそれを希釈した。有機層を水とブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮して、標題の化合物を得た。収量:1.52グラム
工程b:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1.9,12−トリオキサ−2−アザジスピロ[4.2.4.2]テトラデカ−2−エンの合成
3−メチレンピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの代わりに上記工程aから得られた化合物を使用することにより、化合物番号21の合成で記載される手順に従って標題の化合物を調製した。収量:0.76g
工程c:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−オン(化合物番号26)の合成
上記工程bから得られた化合物(0.6g、1.55mM)のジクロロメタン(30mL)溶液に、3つのロットで、1時間の時間間隔にてトリフルオロ酢酸(0.72mL)を加え、次いで水(1mL)を加え、反応混合物を室温で6時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。重炭酸ナトリウム水溶液、水及びブラインで有機層を洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:0.44g、質量(m/z):344(M++1)
実施例29:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−オール(化合物番号24)の合成
0℃での化合物番号26(290mg、0.85mM)のメタノール(50mL)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(45mg、1.18mM)を加え、反応混合物を2時間撹拌した。飽和塩化アンモニウムで混合物の反応を止め、減圧下で蒸発させた。このようにして得られた残留物をジクロロメタンで希釈し、水とブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:0.18g、質量(m/z):346(M++1)
実施例30:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−メチル−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−オール(化合物番号59)の合成
0℃での化合物番号26(0.3g、0.88mM)の無水テトラヒドロフラン(50mL)溶液に、塩化メチルマグネシウム(0.5mL、1.14mM)を加え、反応混合物を2時間撹拌した。水酸化アンモニウム水溶液(5mL)で混合物の反応を止め、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をジクロロメタンに溶解し、水とブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:0.22g、質量(m/z):361(M++1)
以下の化合物を同様に調製することができる。
3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−ビニル−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−オール(化合物番号55)
質量(m/z):372(M++1)
スキームVIII、手順:
実施例31:2−[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]シクロペンタノール(化合物番号137)
化合物、5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノール()(0.11g、0.44mM)のジメチルホルムアミド(20mL)溶液に、窒素雰囲気下、室温にて炭酸カリウム(0.18g、1.33mM)を加え、次いで、酸化シクロペンテン(0.77mL,8.84mM)を加え、反応混合物を80〜90℃にて24〜48時間撹拌した。次いで、反応混合物を氷冷水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。集めた有機抽出物を氷冷水とブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:0.03g、質量(m/z):334.24(M++1)
実施例32:3−(3−{[3−(ベンジルオキシ)シクロペンチル]オキシ}−4−メトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号154)
酸化シクロペンテンの代わりに化合物、3−(ベンジルオキシ)シクロペンチルメタンスルホネートを使用することによって化合物番号137の合成で記載される手順に従って標題の化合物を合成した。質量(m/z):424.07(M++1)
以下の化合物を同様に調製した。
3−[4−メトキシ−3−(ピペリジン−3−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エンの塩酸塩(化合物番号163)
質量(m/z):331.1(M++HCl)
3−{3−[(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)メトキシ]−4−メトキシフェニル}−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号167)
質量(m/z):408.8(M++1)
実施例33:2−(ジフルオロメトキシ)−5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)フェノール(化合物番号41)
工程a:3−(ベンジルオキシ)−4−(ジフルオロメトキシ)ベンズアルデヒドオキシムの合成
エタノール(10mL)中の化合物、4−(ジフルオロメトキシ)−3−フェノキシベンズアルデヒド(1.50g、5.395mM)の撹拌された溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(1.50g、21.58mM)及び酢酸ナトリウム(1.769g、21.573mM)を加えた。室温にて反応混合物を3〜4時間撹拌した。減圧下でエタノールを蒸発させ、それを水(20mL)で希釈し、有機化合物を酢酸エチル(15mL2回)で抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、標題の化合物を得た。
工程b:メチル3−[3−(ベンジルオキシ)−4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−5−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−カルボキシレートの合成
上記工程aから得られた化合物(1.00g、3.412mM)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に、ジメチル2−メチレンスクシネート(1.078g、6.824mM)を加え、得られた反応混合物を室温にて撹拌した。こうして得られた混合物に、次亜塩素酸ナトリウム(10mL)を20分間かけてゆっくり加え、反応混合物を室温にて一晩撹拌した。テトラヒドロフランを蒸発させ、酢酸エチルによって2回、有機化合物を抽出した。有機層を濃縮して収量1.50gの標題の化合物を得た。
工程c:2−[3−[3−(ベンジルオキシ)−4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−5−(ヒドロキシメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]エタノールの合成
上記工程bから得られた化合物(1.5g、3.340mM)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解し、水酸化リチウム水溶液(0.5Mの水溶液の0.68mL、16.682mM、5当量)を加えた。室温にて混合物を1時間撹拌した。55〜60℃にて混合物を5時間撹拌した。減圧下で溶媒を除き、こうして得られた残留物を水で希釈し、一滴の濃塩酸で酸性化した。酢酸エチルで有機化合物を抽出し、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、最終的に減圧下で濃縮して、収量1.103gの標題の有機化合物を得た。
工程d:2−[3−[3−(ベンジルオキシ)−4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−5−(ヒドロキシメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]エタノールの合成
工程cから得られた化合物(1.1g、2.428mM)をテトラヒドロフラン(7mL)に溶解し、次いで、0〜5℃での水素化ホウ素ナトリウム(0.276g、7.26mM)を加え、三フッ化ホウ素エーテル(1.02g、7.28mM)を一滴ずつ加え、室温にて14時間撹拌した。減圧下で溶媒を除き、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、収量0.732gの最終生成物を得た。
工程e:3−[3−(ベンジルオキシ)−4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エンの合成
上記工程dから得られた化合物(1当量)のテトラヒドロフラン、トリフェニルホスフィン(1.12当量)及びスクシンイミド(1当量)の溶液に、ジイソプロピルジアザジカルボキシレート(1.14当量)を加えた。室温にて反応混合物を一晩撹拌した。減圧下で有機溶媒を除き、このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の有機化合物を得た。収率:40%
工程f:2−(ジフルオロメトキシ)−5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)フェノール(化合物番号41)の合成
上記工程eの化合物(0.200g、0.53mM)のメタノール溶液(10mL)に、炭素上のパラジウム(300mg、10%)を加えた。反応混合物中の空気を水素ガスで置き換え、得られた反応混合物を室温にて水素雰囲気下、1時間撹拌した。セライトパッドを介して反応混合物をろ過した。減圧下、ろ液を濃縮して標題の化合物を得た。収量:60mg、質量(m/z):286.03(M++1)
実施例34:(S)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(メトキシフェニル)]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号124)
工程a:5−(カルボキシメチル)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(メトキシフェニル)]−4,5−ジヒドロイソオキサゾール5−カルボン酸のL−エフェドリン塩の合成
5−(カルボキシメチル)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(メトキシフェニル)]−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−カルボン酸(我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示された)(1.0g、2.87mM)及びL−エフェドリン(0.95g、5.73mM)をアセトン(50mL)に溶解し、混合物を4時間還流した。反応混合物をゆっくり室温(35℃)にして、そのまま24〜36時間保持し、S−異性体を得た。収量:0.3g
工程b:(S)−メチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(メトキシフェニル)]−5−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4,5−ジヒドロキシイソオキサゾール−5−カルボキシレートの調製
窒素雰囲気下、0℃にて無水メタノール(50mL)に塩化チオニル(0.80mL、11.1mM)をゆっくり加え、1時間撹拌し、次いで、上記工程aから得られた化合物(1.88g、2.77mM)の無水メタノール(50mL)溶液を0℃にて加えた。反応混合物をゆっくり室温(35℃)にして、その温度にて12時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、ジクロロメタンで希釈した。有機部分を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:0.92g、融点:92〜93℃;[α]D=113.9°(C,1.17、CH3OH)
1HNMR(CDCl3)δ7.35(s,1H)、7.05(d,J=0.02Hz,1H)、6.85(d,J=0.02Hz,1H)、4.81(m,1H)、4.00(d,J=0.04Hz,1H)、3.88(s,3H)、3.82(s,3H)、3.72(s,3H)、3.48(d,J=0.04Hz,1H)、3.27(d,J=0.04Hz,1H)、3.00(d,J=0.004Hz,1H)、1.95(m,2H)、1.88(m,4H)、1.63(m,2H)、質量(m/z):393(M++1)
工程c:(S)−2−[3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(メトキシフェニル)]−5−(ヒドロキシメチル)−4,5−ジヒドロキシイソオキサゾール−5−イル]エタノールの合成
上記工程bから得られた化合物(0.85g、2.17mM)をテトラヒドロフラン(100mL)に溶解し、0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(0.41g、10.9mM)を何回かに分けて加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次いで、メタノール(10mL)を加えた。室温にて反応混合物を10時間撹拌した。反応混合物をろ過し、こうして得られた固形物をテトラヒドロフランで洗浄した。有機溶液を0℃に冷却し、飽和塩化アンモニウム溶液を30分間かけてゆっくり加えた。反応混合物を濃縮し、酢酸エチル(100mL)で希釈した。有機部分を飽和塩化アンモニウム溶液、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:0.5g、融点:108〜109℃;[α]D=5.32°(c,1.17、CH3OH)
1HNMR(CDCl3)δ7.33(s,1H)、7.04(d,J=0.02Hz,1H)、6.84(d,J=0.02Hz,1H)、4.81(m,1H)、3.92〜3.83(m,2H)、3.85(s,3H)、3.72(m,2H)、3.41(d,J=0.04Hz,1H)、3.20(d,J=0.04Hz,1H)、2.40(bs,2H,−OH)、2.07(m,2H)、2.05〜1.83(m,6H)、1.63〜1.61(m,2H)、質量(m/z):336(M++1)
工程d:(S)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(メトキシフェニル)]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号124)の合成
上記工程cから得られた化合物(0.43g、1.28mM)とトリフェニルホスフィン(0.37g、1.41mM)とスクシンイミド(0.14g、1.41mM)との溶液に、無水テトラヒドロフラン(20mL)を加え、室温で20分間、反応混合物を撹拌し、続いて0℃に冷却した。0℃にて、10分間かけてジイソプロピルアゾジカルボキシレート(0.30mL、1.54mM)をゆっくり加え、室温にて一晩、反応化合物を撹拌した。減圧下で反応混合物を濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:0.28g、融点:110.5℃;[α]D=+1.76°(c,1.19、CH3OH)
1HNMR(CDCl3)δ7.37(s,1H)、7.00(d,J=0.02Hz,1H)、6.85(d,J=0.02Hz,1H)、4.82(m,1H)、4.10(d,J=0.03Hz,1H)、4.03(m,2H)、3.88(s,3H)、3.82(d,J=0.03Hz,1H)、3.37(s,2H)、2.06(m,1H)、1.97〜1.62(m,7H)、1.61(m,2H)、質量(m/z):319(M++1)
L−エフィドリンの代わりにD−エフィドリンを用いて同様に以下の化合物を調製することができる。
(R)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(メトキシフェニル)]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号30)
質量(m/z):319(M++1)
実施例35:4−ブロモ−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(メトキシフェニル)]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号149)
化合物、3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(メトキシフェニル)]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示された)(100mg、0.32mM)のクロロホルム(5mL)溶液に、N−ブロモスクシンイミド(84mg、0.47mM)及びアゾブチロニトリル(10mg、0.06mM)を加えた。反応混合物を2時間撹拌し、続いて水で希釈した。ジクロロメタンで混合物を抽出し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:40mg、質量(m/z):395.97(M++1、化合物番号149)
実施例36:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(メトキシフェニル)]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−4−オール(化合物番号29)
工程a:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(メトキシフェニル)]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−4−イルアセテートの合成
我々の同時係属特許出願第60/498,947号で開示している3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(メトキシフェニル)]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(100mg、0.26mM)のジメチルホルムアミド(5mL)溶液に、酢酸ナトリウム(104mg、1.26mM)を加え、110℃にて14時間混合物を撹拌した。得られた反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮して標題の化合物を得た。収量:110mg
工程b:3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(メトキシフェニル)]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−4−オールの合成
アルゴン雰囲気下、上記工程aから得た化合物(42mg、0.11mM)のメタノール(2mL)溶液に、炭酸カリウム(46mg、0.34mM)を加え、室温にて反応混合物を30分間撹拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィによって精製し、標題の化合物を得た。収量:28mg、質量(m/z):334.13(M++1)
PDE−IV酵素アッセイ
酵素アッセイ(Burnouf at al., Med. Chem., 43:4850−4867, 2000)によって化合物のPDE−4阻害剤としての有効性を判定した。使用したPDE−4酵素の供給源は、超音波破砕したU937細胞の細胞質分画であった。NCEの存在下又は非存在下にて、30℃にてcAMP(1μM)の存在下、酵素源としてのU937細胞の細胞質分画と共に酵素反応を45〜60分間行った。この反応混合物の一部をさらにELISAに利用して、試料中のcAMPのレベルを測定した。試料中のcAMPの濃度は、PDE−4酵素の阻害の程度と直接相関する。パーセント対照として結果を表し、試験化合物のIC50をおよそ1μM〜低いfMの範囲内で報告した。たとえば、PDE−IVの阻害に関するIC50は、ロリプラム(約480nM、5回の反復)に比べて、約1μM〜約100fM、又は約600nM〜約100fM、又は約400nM〜約100fM、又は約200nM〜約100fM、又は約100nM〜約100fM、又は約75nM〜約100fM、又は約1nM〜約100fMの範囲であった。化合物番号119は、実験条件下では不溶性だったので、調べなかった。
TNFα放出に関する細胞に基づくアッセイ
ヒト末梢血単核細胞の単離方法
抗凝固剤としてヘパリン又はEDTAを含有する真空採血管にヒト全血を採血した。無菌のリン酸緩衝生理食塩水で血液を希釈(1:1)し、15mL先細遠心管中の5mLフィコールハイパック勾配(密度:1.077g/mL)の上に10mLを慎重に重層した。室温にてスイングロータで3000rpmで試料を25分間遠心した。遠心後、界面の細胞を回収し、PBSで1:5に希釈し、室温での10分間の2500rpmの遠心によって3回洗浄した。200万個の細胞/mLの濃度で、血清を含まないRPMI1640培地に細胞を再浮遊した。或いは、全血を使用した。
ヒトPBMNCのLPSの刺激
平底96穴マイクロタイタープレートにて、PBMN細胞(0.1mL、200万個/mL)を20μLの化合物(0.2%の最終DMSO濃度)と共に共インキュベートした。化合物は当初DMSOに溶解し、0.2%DMSOの最終濃度で希釈した。次いで、ウエル当たり10μLの容量でLPS(最終濃度、1μg/mL)を加えた。30分後、20μLのウシ胎児血清(最終濃度10%)を各ウエルに加えた。5%CO2と95%空気の雰囲気で37℃にて一晩、培養物をインキュベートした。次いで、上清を集め、市販のキット(たとえば、BDバイオサイエンシズ)を用いてTNFαについてELISAで調べた。全血については、ELISA用に血漿試料を1:20に希釈した。処理したウエルにおけるTNFαのレベルをビヒクル処理した対照と比較し、グラフパッドプリズムを使用して計算することによって、化合物の阻害能をIC50値として表した。
化合物29、33、39、52、56、57、60、61、140、148、151、154、157及び164は、ロリプラム(約240nM、4回反復)に比べて、TNFアッセイにおいて約10nM〜約0.27nM、又は約200nM〜約0.27nM、又は約130nM〜約0.24nM、又は約12nM〜約0.24nMのIC50を呈する。

Claims (29)

  1. 式Iの構造を有する化合物及びその薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物:
    Figure 2008530078
    (式中、
    1及びR2は、一緒に任意で置換されたシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、その際、1以上の任意の置換基が、オキソ、アルキル、アルカリル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルアルキル、シクロアルキルアルキル、−SO2NRxy、ハロゲン、−NH2、−(CH2gC(=O)NRxy、NHC(=O)OR6、−NHC(=O)NRxy、−C(=O)OR3、NHC(=O)Rx、−SO23、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、置換されたアミノ、−C(=O)R3であり;
    4は、水素、アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、カルボキシであり;
    7は、水素、アルキルであり;
    1は、独立して水素又はアルキルであり、R2及びR4は、N、O及びSから成る群から選択される0〜4のヘテロ原子を有する環Bと縮合した、任意で置換された4〜12員環の飽和又は不飽和の単環式又は二環式の環系を形成し、その際、置換基は、R2及びR4が一緒になって−CH2−O−CH2−O−CH2−を形成しないと言う条件で、オキソ、アルキル、−C(=O)OR3、−SO23、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、−NH2、又は置換されたアミノの1以上であり;
    1及びX2は、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3(gは0〜3の整数であり、g1は1〜3の整数である)であり;
    1及びX2は、一緒になって、式Iに示される環Aと縮合した環状環を形成し、環は環の中に3〜5の炭素原子を有し、N、O及びSから成る群から選択される2〜3のヘテロ原子を有し;
    3は、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり;
    ハロゲンは、F、Cl、Br又はIであり、Rx及びRyは、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、mは、0〜2の間の整数であり、R6は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリールアルキル又はヘテロシクリルアルキルであり;
    5は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルである。)
  2. 3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−6−オール(化合物番号1)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−N−(4−フルオロフェニル)−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−7−カルボキサミド(化合物番号2)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−7−(テトラヒドロフラン−3−イルカルボニル)−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号3)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−N,N−ジメチル−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−7−スルホンアミド(化合物番号4)
    N−ブチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−7−カルボキサミド(化合物番号5)
    2−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−7−イル}アセトアミド(化合物番号6)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−プロリル−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エンの塩酸塩(化合物番号7)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−(2−モルフォリン−4−イル−エチル)−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号8)
    N−ブチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン−8−カルボキサミド(化合物番号9)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−(メチルスルホニル)−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号10)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号11)
    3−[3,4−ビス(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号12)
    3−(3,4−ジイソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号13)
    3−[3−メトキシ−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号14)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−8−オン(化合物番号15)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−8−オール(化合物番号16)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−7−イソプロピル−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号17)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−7−(シクロプロピルカルボニル)−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号18)
    N−ベンジル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−7−カルボキサミド(化合物番号19)
    7−アセチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号20)
    Tert−ブチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン−7−カルボキシレート(化合物番号21)
    N−ブチル−N’−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8イル}尿素(化合物番号22)
    N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8イル}−N’−(2−メトキシフェニル)尿素(化合物番号23)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−オール(化合物番号24)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エンの塩酸塩(化合物番号25)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−オン(化合物番号26)
    3−[3,4−ビス(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号27)
    3−[3,4−ビス(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号28)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−4−オール(化合物番号29)
    (R)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号30)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−(シクロプロピルメチル)−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号31)
    N−ベンジル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン−8−カルボキサミド(化合物番号32)
    3−[3,4−ビス(ベンジルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号33)
    4−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)ベンゼン−1,2−ジオール(化合物番号34)
    7−アミノ−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−6−オン(化合物番号35)
    エチル8−ベンジル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン−4−カルボキシレート(化合物番号36)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−4−カルボン酸(化合物番号37)
    8−ベンジル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号38)
    エチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−カルボキシレート(化合物番号39)
    3−[3−(ジフルオロメトキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号40)
    2−(ジフルオロメトキシ)−5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)フェノール(化合物番号41)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,4]ノン−2−エン−6−オン(化合物番号42)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,6a−ジメチル−3aH−シクロペンタ[d]イソオキサゾール4,6(5H,6aH)−ジオン(化合物番号43)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,4,6,6a−テトラヒドロフロ[3,4−d]イソオキサゾール(化合物番号44)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−6,6a−ジヒドロフロ[3,4−d]イソオキサゾール4(3aH)−オン(化合物番号45)
    Tert−ブチル[({3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8イル}アミノ)カルボキシル]カルバメート(化合物番号46)
    N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}シクロペンタンカルボキサミド(化合物番号47)
    8−アセチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号48)
    8−(シクロペンチルカルボニル)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号49)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−(2−ピペリジン−1−イルエチル)−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号50)
    3−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号51)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,8−ジオキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号52)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3aH−シクロペンタ[d]イソオキサゾール4,6(5H,6aH)−ジオン(化合物番号53)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−エチル−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号54)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−ビニル−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−オール(化合物番号55)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1,2−ベンズイソオキサゾール(化合物番号56)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d]イソオキサゾール(化合物番号57)
    N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}メタンスルホンアミド(化合物番号58)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−8−メチル−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−オール(化合物番号59)
    3−[3−(アリルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号60)
    3−[3−(2−クロロエトキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号61)
    2−(シクロペンチルオキシ)−4−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)フェニル(化合物番号62)
    3−(4−ブトキシ−3−イソブトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号63)
    3−(3−イソブトキシ−4−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号64)
    3−[3−ブトキシ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号65)
    3−(3−ブトキシ−4−エトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号66)
    3−[3−ブトキシ−4−(シクロヘキシルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号67)
    3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号68)
    3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号69)
    3−[4−ブトキシ−3−(シクロ)ヘキシルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号70)
    3−(4−イソブトキシ−3−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号71)
    3−(4−ブトキシ−3−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号72)
    3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号73)
    3−[3−イソプロポキシ−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号74)
    3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号75)
    3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号76)
    3−[4−ブトキシ−3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号77)
    3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号78)
    3−(3−イソブトキシ−4−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号79)
    3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号80)
    3−[4−(シクロヘキシルオキシ)−3−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号81)
    3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号82)
    3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号83)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号84)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号85)
    3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号86)
    3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号87)
    3−[3−イソプロポキシ−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号88)
    3−(4−エトキシ−3−イソブトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号89)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号90)
    3−[4−ブトキシ−3−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号91)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号92)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(シクロヘプチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号93)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号94)
    3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−4−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号95)
    3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号96)
    3−[3−(シクロプロピルメトキシ)−4−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号97)
    3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号98)
    3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号99)
    3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号100)
    3−(3−イソプロポキシ−4−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号101)
    3−(4−エトキシ−3−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号102)
    3−[3−ブトキシ−4−(2−モルフォリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号103)
    3−[3−ブトキシ−4−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号104)
    3−(3−ブトキシ−4−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号105)
    3−(3−ブトキシ−4−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号106)
    3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−プロピルフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号107)
    3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号108)
    3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号109)
    3−[3−(シクロヘキシルメトキシ)−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号110)
    3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号111)
    3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号112)
    3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号113)
    3−[4−(3−イソブトキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号114)
    3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号115)
    3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号116)
    3−[4−ブトキシ−3−(シクロヘプチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号117)
    3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号118)
    3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号119)
    3−(3−エトキシ−4−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号120)
    3−[4−(シクロヘプチルオキシ)−3−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号121)
    3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号122)
    3−[4−(シクロヘキシルメトキシ)−3−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号123)
    (S)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号124)
    3−(3−ブトキシ−4−イソブトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号125)
    3−(3−エトキシ−4−イソプロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号126)
    3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号127)
    3−(4−ブトキシ−3−エトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号128)
    3−(3−エトキシ−4−イソブトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号129)
    3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−イソブトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号130)
    3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−(シクロペンチルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号131)
    3−[3−(シクロヘプチルオキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号132)
    3−(4−ブトキシ−3−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号133)
    3−(4−エトキシ−3−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号134)
    3−[4−(モルフォリン−4−イルエトキシ)−3−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号135)
    3−(4−イソプロポキシ−3−プロポキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号136)
    2−[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]シクロペンタノール(化合物番号137)
    N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}−2−フルオロベンザミド(化合物番号138)
    N−{3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカ−2−エン−8−イル}ベンザミド(化合物番号139)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール(化合物番号140)
    7−(シクロペンチルカルボニル)−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号141)
    Tert−ブチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,4,6,6a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール5−カルボキシレート(化合物番号142)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン−8−カルボキサミド(化合物番号143)
    N−ブチル3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン−7−カルボキサミド(化合物番号144)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−7−(メチルスルホニル)−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4,5]デカ−2−エン(化合物番号145)
    3−[4−メトキシ−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号146)
    5−アセチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール(化合物番号147)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−5−(メチルスルホニル)−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール(化合物番号148)
    4−ブロモ−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4.4]ノン−2−エン(化合物番号149)
    3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3a,5,6,7a−テトラヒドロ−1,2−ベンズイソオキサゾール7(4H)−オン(化合物番号150)
    3−[4−(ジフルオロメトキシ)−3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号151)
    3−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号152)
    3−[4−ブトキシ−3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号153)
    3−(3−{3−(ベンジルオキシ)シクロペンチル]オキシ}−4−メトキシフェニル)−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号154)
    7−アセチル−3−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキサ−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−エン(化合物番号155)
    3−[4−メトキシ−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号156)
    3−[3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−4−エトキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号157)
    3−[3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−4−プロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号158)
    3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号159)
    3−[3−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−4−イソプロポキシフェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号160)
    2−(2.3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−4−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)フェノール(化合物番号161)
    N−シクロプロピル−2−[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]アセトアミド(化合物番号162)
    3−[4−メトキシ−3−(ピペリジン−3−イルオキシ)フェニル]−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エンの塩酸塩(化合物番号163)
    2−[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]アセトアミド(化合物番号164)
    エチル[5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]アセテート(化合物番号165)
    [5−(1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン−3−イル)−2−メトキシフェノキシ]アセトニトリル(化合物番号166)
    3−{3−[(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)メトキシ]−4−メトキシフェニル}−1,7−ジオキサ−2−アザスピロ[4,4]ノン−2−エン(化合物番号167)から選択される化合物。
  3. 薬学上許容可能なキャリア、賦形剤又は希釈剤と一緒に、治療上有効量の請求項1又は2の化合物を含む医薬組成物。
  4. 治療上有効量の請求項1又は2の化合物を動物又はヒトに投与することを含む、前記動物又はヒトにおけるエイズ、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、乾癬、アレルギー鼻炎、ショック、アトピー性皮膚炎、クローン病、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)、好酸球性肉芽腫、アレルギー性結膜炎、変形性関節症、潰瘍性大腸炎、及びそのほかの炎症性疾患を治療する方法。
  5. 治療上有効量の請求項1又は2の化合物を動物又はヒトに投与することを含む、前記動物又はヒトにおける炎症性症状を予防する、阻害する又は抑制する方法。
  6. 式XIの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式Iの化合物をN−保護して
    Figure 2008530078
    式IIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式IIの化合物を酸化して式IIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    c:式IIIの化合物をメチル化して式IVの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    d:式IVの化合物を式Vの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式VIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    e:式VIの化合物を脱保護して式VIIの化合物を得る工程、
    f:式VIIの化合物を式X(halSO2A’)と反応させて式XIの化合物を得る工程とを含み、
    式中、
    nが1、2又は3であり、
    1が、−C(=O)OC(CH33、−C(=O)OC(CH32CHBr2、又は−C(=O)OC(CH32CCl3であり、
    zが、ハロゲンで任意に置換されたアルキル(たとえば、フルオロメチル)、又はアルカリル(たとえば、ベンジル)であり、
    z1が、ハロゲンで任意に置換されたシクロアルキルアルキル、アルカリル、シクロアルキル又はアルキルであり、
    Yが、酸素又はイオウであり、Rxが前記と同義であり、
    A’が、−NRxy又はアルキルであり、
    halが、Br、Cl又はIであり、
    x及びRyが、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数である方法。
  7. 式XXVIの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XVII(B’−hal)の化合物を式XVIの化合物と反応させて
    式XVIIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式XVIIIの化合物を塩酸ヒドロキシルアミンと反応させて式XIXの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    c:式XIXの化合物を式XXの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式XXIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    d:式XXIの化合物を加水分解して式XXIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    e:式XXIIの化合物を還元して式XXIIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    f:式XXIIIの化合物を環化して式XXIVの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    g:式XXIVの化合物を脱保護して式XXVの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    h:式XXVの化合物を式hal(CH2)halの化合物と反応させて式XXVIの化合物を得る工程とを含み
    Figure 2008530078
    式中、
    B’が、アルカリルであり、halがBr、Cl又はIであり、vが1〜4の整数であり、
    Pが、アルキル又はアルカリルである方法。
  8. 式XXVIIの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XVII(B’−hal)の化合物を式XVIの化合物と反応させて
    式XVIIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式XVIIIの化合物を塩酸ヒドロキシルアミンと反応させて式XIXの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    c:式XIXの化合物を式XXの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式XXIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    d:式XXIの化合物を加水分解して式XXIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    e:式XXIIの化合物を還元して式XXIIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    f:式XXIIIの化合物を環化して式XXIVの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    g:式XXIVの化合物を脱保護して式XXVの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    h:式XXVの化合物を式B”−halの化合物と反応させて式XXVIIの化合物を得る工程とを含み
    Figure 2008530078
    式中、
    B”がアルキルであり、
    halがBr、Cl又はIである方法。
  9. 式XXXの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XXVIIIの化合物を脱メチル化して
    Figure 2008530078
    式XXIXの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式C’−halの化合物を反応させて、化合物XXXを得る工程とを含み
    Figure 2008530078
    式中、
    z1が前記と同義であり、
    C’が任意でハロゲンによって置換されたヘテロシクリルアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル又はC210のアルキルである方法。
  10. 式XXXVの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XXXIの化合物を
    Figure 2008530078
    式XXXII(Rw−hal)の化合物と反応させて式XXXIIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式XXXIIIの化合物を式XXXIV(D’NH2)の化合物と反応させて式XXXVの化合物を得る工程とを含み
    Figure 2008530078
    式中、
    zが、ハロゲンで任意に置換されたアルキル、又はアルカリルであり、
    wが、シアノ、カルボキシ又はハロゲンで任意に置換されたヘテロアリールアルキル、アルケニル又はアルキルであり、
    halが、Br、Cl又はIであり、
    D’が、シクロアルキル又は水素である方法。
  11. 式XXXVIIの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XXXVIの化合物を
    Figure 2008530078
    式VIII[(Y=)C=NRx]の化合物と反応させて式XXXVIIの化合物を得る工程を含み、
    Figure 2008530078
    式中、
    zが、ハロゲンで任意に置換されたアルキル、又はアルカリルであり、
    z1が、ハロゲンで任意に置換されたシクロアルキルアルキル、アルカリル、シクロアルキル又はアルキルであり、
    xが、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    5が、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルであり、
    Yが、酸素又はイオウである方法。
  12. 式XXXVIIIの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XXXVIの化合物を
    Figure 2008530078
    式XII(A”COOH)の化合物と反応させて式XXXVIIIの化合物を得る工程を含み、
    Figure 2008530078
    式中、
    zが、ハロゲンで任意に置換されたアルキル、又はアルカリルであり、
    z1が、ハロゲンで任意に置換されたシクロアルキルアルキル、アルカリル、シクロアルキル又はアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    A”が、シクロアルキル、ヘテロシクリル又はアルキルである方法。
  13. 式XXXIXの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XXXVIの化合物を
    Figure 2008530078
    式X(halSO2A’)と反応させて式XXXIXの化合物を得る工程
    Figure 2008530078
    を含む方法。
  14. 式XLIIIの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XLの化合物を
    Figure 2008530078
    式XLIの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式XLIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式XLIIの化合物を加水分解して式XLIIIの化合物を得る工程とを含み
    Figure 2008530078
    式中、
    h及びRiは一緒に結合して、アルカリル又はオキソによって任意で置換されたシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rjは、水素または−COOアルキルであり、Rkは水素であり、
    hは水素又は−CH2CHであり、Riは−(CH212OHであり、Rjは水素又は−(CH212OHであり、Rkは水素であり、
    i及びRjが一緒に結合してシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rh及びRkは水素であり、
    1及びX2が、それぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3であり、
    gが、0〜3の整数であり、g1が1〜3の整数であり、
    1及びX2が、一緒になって、式Iに示された環Aと縮合した環状環を形成し、環は環の中に3〜5の炭素原子を有し、N、O及びSから成る群から選択される2〜3のヘテロ原子を有し;
    3が、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、
    x及びRyが、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    5が、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルである方法。
  15. 式XLIVの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XLの化合物を
    Figure 2008530078
    式XLIの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式XLIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式XLIIの化合物を脱水して式XLIVを得る工程とを含み
    Figure 2008530078
    式中
    h及びRiは一緒に結合して、アルカリル又はオキソによって任意で置換されたシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rjは、水素または−COOアルキルであり、Rkは水素であり、
    hは水素又は−CH2CHであり、Riは−(CH212OHであり、Rjは水素又は−(CH212OHであり、Rkは水素であり、
    i及びRjが一緒に結合してシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rh及びRkは水素であり、
    1及びX2が、それぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3であり、
    gが、0〜3の整数であり、g1が1〜3の整数であり、
    1及びX2が、一緒になって、式Iに示された環Aと縮合した環状環を形成し、環は環の中に3〜5の炭素原子を有し、N、O及びSから成る群から選択される2〜3のヘテロ原子を有し;
    3が、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、
    x及びRyが、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    5が、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルである方法。
  16. 式XLVIの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XLの化合物を
    Figure 2008530078
    式XLIの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式XLIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式XLIIの化合物を酸化して式XLVの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    c:式XLVの化合物を還元して式XLVIの化合物を得る工程とを含み
    Figure 2008530078
    式中、
    h及びRiは一緒に結合して、アルカリル又はオキソによって任意で置換されたシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rjは、水素または−COOアルキルであり、Rkは水素であり、
    hは水素又は−CH2CHであり、Riは−(CH212OHであり、Rjは水素又は−(CH212OHであり、Rkは水素であり、
    i及びRjが一緒に結合してシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rh及びRkは水素であり、
    1及びX2が、それぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3であり、
    gが、0〜3の整数であり、g1が1〜3の整数であり、
    1及びX2が、一緒になって、式Iに示された環Aと縮合した環状環を形成し、環は環の中に3〜5の炭素原子を有し、N、O及びSから成る群から選択される2〜3のヘテロ原子を有し;
    3が、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、
    x及びRyが、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    5が、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルである方法。
  17. 式XLVIIIの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XLの化合物を
    Figure 2008530078
    式XLIの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式XLIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式XLIIの化合物を脱保護して式XLVIIを得る工程と
    Figure 2008530078
    c:式XLVIIの化合物を式XII(A”COOH)の化合物と反応させて式XLVIIIの化合物を得る工程とを含み
    Figure 2008530078
    式中、
    h及びRiは一緒に結合して、アルカリル又はオキソによって任意で置換されたシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rjは、水素または−COOアルキルであり、Rkは水素であり、
    hは水素又は−CH2CHであり、Riは−(CH212OHであり、Rjは水素又は−(CH212OHであり、Rkは水素であり、
    i及びRjが一緒に結合してシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rh及びRkは水素であり、
    1及びX2が、それぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3であり、
    gが、0〜3の整数であり、g1が1〜3の整数であり、
    1及びX2が、一緒になって、式Iに示された環Aと縮合した環状環を形成し、環は環の中に3〜5の炭素原子を有し、N、O及びSから成る群から選択される2〜3のヘテロ原子を有し;
    3が、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、
    x及びRyが、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    5が、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルであり、
    A”が、シクロアルキル、ヘテロシクリル又はアルキルである方法。
  18. 式XLIXの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XLの化合物を
    Figure 2008530078
    式XLIの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式XLIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式XLIIの化合物を脱保護して式XLVIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    式XLVIIの化合物を式X(A’SO2hal)の化合物と反応させて式XLIXの化合物を得る工程とを含み
    Figure 2008530078
    式中、
    h及びRiは一緒に結合して、アルカリル又はオキソによって任意で置換されたシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rjは、水素または−COOアルキルであり、Rkは水素であり、
    hは水素又は−CH2CHであり、Riは−(CH212OHであり、Rjは水素又は−(CH212OHであり、Rkは水素であり、
    i及びRjが一緒に結合してシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rh及びRkは水素であり、
    1及びX2が、それぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3であり、
    gが、0〜3の整数であり、g1が1〜3の整数であり、
    1及びX2が、一緒になって、式Iに示された環Aと縮合した環状環を形成し、環は環の中に3〜5の炭素原子を有し、N、O及びSから成る群から選択される2〜3のヘテロ原子を有し;
    3が、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、
    x及びRyが、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    5が、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルであり、
    A’が、−NRxy又はアルキルである方法。
  19. 式Lの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XLの化合物を
    Figure 2008530078
    式XLIの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式XLIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式XLIIの化合物を脱保護して式Lの化合物を得る工程とを含み、
    Figure 2008530078
    式中、
    h及びRiは一緒に結合して、アルカリル又はオキソによって任意で置換されたシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rjは、水素または−COOアルキルであり、Rkは水素であり、
    hは水素又は−CH2CHであり、Riは−(CH212OHであり、Rjは水素又は−(CH212OHであり、Rkは水素であり、
    i及びRjが一緒に結合してシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rh及びRkは水素であり、
    1及びX2が、それぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3であり、
    gが、0〜3の整数であり、g1が1〜3の整数であり、
    1及びX2が、一緒になって、式Iに示された環Aと縮合した環状環を形成し、環は環の中に3〜5の炭素原子を有し、N、O及びSから成る群から選択される2〜3のヘテロ原子を有し;
    3が、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、
    x及びRyが、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    5が、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルである方法。
  20. 式LIIの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XLの化合物を
    Figure 2008530078
    式XLIの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式XLIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式XLIIの化合物と式LI(−NH2x)の化合物と反応させて式LIIの化合物を得る工程とを含み
    Figure 2008530078
    式中、
    h及びRiは一緒に結合して、アルカリル又はオキソによって任意で置換されたシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rjは、水素または−COOアルキルであり、Rkは水素であり、
    hは水素又は−CH2CHであり、Riは−(CH212OHであり、Rjは水素又は−(CH212OHであり、Rkは水素であり、
    i及びRjが一緒に結合してシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rh及びRkは水素であり、
    1及びX2が、それぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3であり、
    gが、0〜3の整数であり、g1が1〜3の整数であり、
    1及びX2が、一緒になって、式Iに示された環Aと縮合した環状環を形成し、環は環の中に3〜5の炭素原子を有し、N、O及びSから成る群から選択される2〜3のヘテロ原子を有し;
    3が、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、
    x及びRyが、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    5が、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルである方法。
  21. 式LIVの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XLの化合物を
    Figure 2008530078
    式XLIの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式XLIIの化合物を得る工程と、
    Figure 2008530078
    b:式XLIIの化合物と式LI(−NH2x)の化合物と反応させて式LIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    c:式LIIの化合物を式X(A’SO2hal)の化合物と反応させて式LIIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    d:式LIIIの化合物を環化させて式LIVを得る工程とを含み、
    Figure 2008530078
    式中、
    h及びRiは一緒に結合して、アルカリル又はオキソによって任意で置換されたシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rjは、水素または−COOアルキルであり、Rkは水素であり、
    hは水素又は−CH2CHであり、Riは−(CH212OHであり、Rjは水素又は−(CH212OHであり、Rkは水素であり、
    i及びRjが一緒に結合してシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rh及びRkは水素であり、
    1及びX2が、それぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3であり、
    gが、0〜3の整数であり、g1が1〜3の整数であり、
    1及びX2が、一緒になって、式Iに示された環Aと縮合した環状環を形成し、環は環の中に3〜5の炭素原子を有し、N、O及びSから成る群から選択される2〜3のヘテロ原子を有し;
    3が、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、
    x及びRyが、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    5が、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルである方法。
  22. 式LIVaの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式XLの化合物を
    Figure 2008530078
    式XLIの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式XLIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式XLIIの化合物を塩酸ヒドラジンと反応させて式LIVaの化合物の化合物を得る工程とを含み、
    Figure 2008530078
    式中、
    h及びRiは一緒に結合して、アルカリル又はオキソによって任意で置換されたシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rjは、水素または−COOアルキルであり、Rkは水素であり、
    hは水素又は−CH2CHであり、Riは−(CH212OHであり、Rjは水素又は−(CH212OHであり、Rkは水素であり、
    i及びRjが一緒に結合してシクロアルキル環又はヘテロシクリル環を形成し、Rh及びRkは水素であり、
    1及びX2が、それぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3であり、
    gが、0〜3の整数であり、g1が1〜3の整数であり、
    1及びX2が、一緒になって、式Iに示された環Aと縮合した環状環を形成し、環は環の中に3〜5の炭素原子を有し、N、O及びSから成る群から選択される2〜3のヘテロ原子を有し;
    3が、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、
    x及びRyが、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    5が、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルである方法。
  23. 式LIXの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式LVの化合物を
    Figure 2008530078
    式LVIの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式LVIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式LVIIの化合物を脱保護して式LVIIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    c:式LVIIIの化合物を還元して式LIXの化合物を得る工程とを含み、
    Figure 2008530078
    式中、
    1が、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3であり、
    gが、0〜3の整数であり、
    g1が1〜3の整数であり、
    3が、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、
    x及びRyが、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    3が、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルである方法。
  24. 式LXの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式LVの化合物を
    Figure 2008530078
    式LVIの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式LVIIの化合物を得る工程と、
    Figure 2008530078
    b:式LVIIの化合物を脱保護して式LVIIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    c:式LVIIIの化合物を式E’Mghalと反応させて式LXの化合物を得る工程とを含み
    Figure 2008530078
    式中、
    E’が、アルキル、アルケニル又はアルキニルであり、
    halが、Br、Cl又はIであり、
    1が、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3であり、
    gが、0〜3の整数であり、
    g1が1〜3の整数であり、
    3が、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、
    x及びRyが、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    3が、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルである方法。
  25. 式LXIIIの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式LXIの化合物を
    Figure 2008530078
    式LXIIの化合物と反応させて、
    Figure 2008530078
    式LXIIIの化合物を得る工程を含み、
    Figure 2008530078
    式中、
    zが、ハロゲンで任意に置換されたアルキル、又はアルカリルであり、
    cが、1〜3の整数である方法。
  26. 式LXVIIの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式LXIVの化合物を
    Figure 2008530078
    式LXVの化合物(F’−P2)と反応させて式LXVIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式LXVIの化合物を脱保護して式LXVIIの化合物を得る工程とを含み
    Figure 2008530078
    式中、
    zが、ハロゲンで任意に置換されたアルキル、又はアルカリルであり、
    2が、−O−トシル、−O−メシル、−O−4−ブロモフェニルスルホネート、−O−4−ニトロフェニルスルホネート又は−O−トリフレートであり、
    F’が
    Figure 2008530078
    であり、
    halが、Br、Cl又はIであり、
    nが、1、2又は3であり、
    1が、−C(=O)OC(CH33、−C(=O)OC(CH32CHBr2、又は−C(=O)OC(CH32CCl3である方法。
  27. 式LXXIVの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式LXVIIIの化合物を
    Figure 2008530078
    塩酸ヒドロキシルアミンと反応させて式LXIXの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式LXIXの化合物を式XXの化合物と反応させて
    Figure 2008530078
    式LXXの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    c:式LXXの化合物を加水分解して式LXXIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    d:式LXXIの化合物を還元してLXXIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    e:式LXXIIの化合物を環化して式LXXIIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    f:式LXXIIIの化合物を脱保護して式LXXIVの化合物を得る工程とを含み、
    Figure 2008530078
    式中、
    Pが、アルキル又はアルカリルであり、
    B’が、アルカリルであり、
    zが、ハロゲンで任意に置換されたアルキル、又はアルカリルである方法。
  28. 式LXXXの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式LXXVの化合物を
    Figure 2008530078
    式LXXVI(Q)の化合物と反応させて式LXXVIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式P’−OHの化合物によって式LXXVIIを保護して式LXXVIIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    c:式LXXVIIIの化合物を還元して式LXXIXの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    d:式LXXIXの化合物を環化して式LXXXの化合物を得る工程を含み、
    Figure 2008530078
    式中、
    1及びX2が、それぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−(CH2gC(=O)NRxy、又は−(CH2g1C(=O)OR3であり、
    gが、0〜3の整数であり、
    g1が、1〜3の整数であり、
    1及びX2が、一緒になって、式Iに示された環Aと縮合した環状環を形成し、環は環の中に3〜5の炭素原子を有し、N、O及びSから成る群から選択される2〜3のヘテロ原子を有し;
    3が、アルキル、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、
    x及びRyが、それぞれ独立して、水素、アルキル、C3〜C6のアルケニル、C3〜C6のアルキニル、カルボキシ、シクロアルキル、−S(O)m5、アリール、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル及びヘテロシクリルアルキルであり、
    mが、0〜2の間の整数であり、
    5が、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルカリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルであり、
    Qが、L−エフェデリン、D−エフェデリン、ブルシン、(1S、2R)(−)−シス−1−アミノ−2−インダノール、(1R、2S)(+)−シス−1−アミノ−2−インダノール、(1R、2R)(−)−1,2−ジアミノシクロヘキサン又は(1S、2S)(+)−1,2−ジアミノシクロヘキサン又はα−メチルベンジルアミンから選択されるキラル分割剤であり、
    P’が、アルキルである方法。
  29. LXXXVの化合物、その薬学上許容可能な塩、薬学上許容可能な溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー又はN−酸化物を調製する方法であって、該方法が、
    a:式LXXXIの化合物をハロゲン化して
    Figure 2008530078
    式LXXXII
    Figure 2008530078
    及び式LXXXIIIの化合物を得る工程と
    Figure 2008530078
    b:式LXXXIIIの化合物を式E’COONaの化合物と反応させて式LXXXIVを得る工程と
    Figure 2008530078
    c:式LXXXIVの化合物を加水分解して式XXXVの化合物を得る工程を含み、
    Figure 2008530078
    式中、Rzが、ハロゲンで任意に置換されたアルキル、又はアルカリルであり、
    z1が、ハロゲンで任意に置換されたシクロアルキルアルキル、アルカリル、シクロアルキル又はアルキルであり、
    E’が、アルカリ、アルケニル又はアルキニルである方法。
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