JP2008529394A - 通信ステーションとデータキャリアとの間の通信の改良 - Google Patents

通信ステーションとデータキャリアとの間の通信の改良 Download PDF

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Abstract

本発明は、通信ステーション(1)とデータキャリア(2)との間の通信方法に関するものであり、更に、かかる通信ステーション(1)及びかかるデータキャリア(2)にも関するものである。本発明によれば、通信ステーション(1)は、データキャリア(2)によって供給される様々な長さ(L)の応答信号(RDB)を受信し且つ識別するようにする。様々な長さ(L)を有する応答信号を発生するようにしたデータキャリア(2)によって生ぜしめられる応答信号(RDB)のこの長さ(L)を、質問サイクル(IPER)中に又はこの質問サイクルに先立って決定した後、質問信号(IDB)に応答してデータキャリア(2)が、この長さ(L)を有する応答信号(RDB)を生ぜしめる。各質問サイクル中では、長さ(L)を特定の解決策で決定する。

Description

本発明は、通信ステーションとデータキャリアとの間の通信方法に関する。
本発明は更に、データキャリアと通信する通信ステーションに関する。
本発明はまた、通信ステーションと通信するデータキャリアに関する。
通信ステーションと複数の上述したようなデータキャリア、例えば周知のRFID(Radio Frequency Identification)タグとの間の通信に際しては、通信ステーション、例えばかかるRFIDタグ用の読取/書込ユニットが、まず最初に、質問サイクル中に通信ステーションの通信範囲内に存在するいくつかの又は全てのデータキャリアに質問信号を供給し、その後、反応したデータキャリアがそれぞれ応答信号を通信ステーションに供給する。通信ステーションとデータキャリアとの間のかかる通信方法は周知であり、例えば国際公開WO2002/011054号パンフレットに、より詳細に説明されている。
国際公開WO2002/011054号パンフレット
応答信号がデータキャリアによって生成されると、これらのいくつかの応答信号間でいわゆるコリジョンが発生する。すなわち、少なくとも2つの応答信号が少なくとも部分的に、相互に区別のつかない状況で現われる場合には、その結果として、通信ステーションが、少なくとも部分的に区別のつかない応答信号をもたらしたこれらのデータキャリアを明確に識別できない。
その後、通信ステーションからかかるデータキャリアにアクノリッジ信号が供給されないか、又は否定アクノリッジ信号が供給される。
しかし、データキャリアによって生成された応答信号のうち幾つかは、上述したのと異なって、すなわち、各応答信号を他の応答信号と明確に区別され、通信ステーションによって各応答信号を明確に識別しうるように現われる場合もある。この場合、その後、通信ステーションは明確に識別された各応答信号に対して、この明確に識別された応答信号を供給したデータキャリアにアクノリッジ信号を供給し、その結果、通信ステーションによって明確に識別されたデータキャリアで情報が受信され、そして利用可能となる。
既知の方法、既知の通信ステーション及び既知のデータキャリアの場合には、まず質問サイクル中に通信ステーションが質問信号を生成し、この質問信号が通信ステーションの通信範囲内に存在するいくつかの又は全てのデータキャリアに転送される。その際、通信ステーションは送信にデータキャリアは受信に設定されている。その後、通信ステーションは送信から受信に、データキャリアは受信から送信に切り換えられ、その後既に受信された質問信号に応答する、データキャリアが通信ステーションに応答信号を送信する。この際、データキャリアから通信ステーションへの応答信号の送信は、通常、いわゆるタイムスロット中で行なわれる。タイムスロットは所定数だけ選択され、例えば各データキャリアのシリアルナンバーに基づいて各タイムスロットに各データキャリアが割り当てられる。
かかるタイムスロット内で、1つ以上のデータキャアリアが、まず通信ステーションに応答信号をそれぞれ転送する。次に、タイムスロット内で、通信ステーションが受信から送信に切り換えられ、同時にデータキャリアが送信から受信に切り換えられる。その後、通信ステーションがアクノリッジ信号を送信する。このアクノリッジ信号は、1つのみのデータキャリアが関連するタイムスロット内で応答信号を通信ステーションに送信した場合には、肯定アクノリッジ信号であり、2つ以上のデータキャリアが関連するタイムスロット内で応答信号を通信ステーションに送信した場合には、否定アクノリッジ信号である。アクノリッジ信号の送信後、他の切換動作がなされる。すなわち、通信ステーションが送信から受信に、データキャリアが受信から送信に切り換えられる。
従来技術によれば、データキャリアは固定長の応答信号で応答する。「固定長」という用語は、通信ステーションの通信範囲内に存在して応答する全てのデータキャリアが常に同じ長さの応答信号で応答し、その後に続く質問サイクルでも応答信号の長さは一定であり、従ってすべての質問サイクルに対して応答信号の長さがある長さに固定されることを意味する。
残念なことに、これらの既知の解決策によると、応答信号の固定長が短い場合、コリジョンの可能性がかなり高くなり、このことは2つ以上のデータキャリアが同一の応答信号で応答しているおそれがあるか、又は、弱い応答信号で応答するデータキャリアの応答信号が、通信ステーションにより近くて、より強い応答信号で応答する他のデータキャリアの応答信号によって隠れてしまう為に、前者のデータキャリアが通信ステーションによって検出されなくなるおそれがあることを意味する。
応答信号に長い固定長を用いると、コリジョンの可能性は減少する。しかし、長い固定長を用いると、データキャリアの識別に時間がかかり、従ってデータキャリアの識別率が減少するという欠点がある。
本発明の目的は、上述した欠点を回避した、頭書に記載した種類の通信方法、通信ステーション、及びデータキャリアを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明による通信方法では、
通信ステーションと、この通信ステーションの通信範囲内に存在するデータキャリアとの間で通信を行なう通信方法であって、質問サイクルを開始するために、通信ステーションが通信範囲内に存在するデータキャリアに質問信号を供給し、質問サイクル中に、通信範囲内に存在し、質問信号を受信するデータキャリアのうちの少なくとも幾つかの各々が、前記質問信号に応答して、応答信号を生じるようにする通信方法において、データキャリアによって生ぜしめられ、通信ステーションによって受信される応答信号がある長さを有し、これらの応答信号の前記長さを、質問サイクル中に又はこの質問サイクルに先立って決定した後、前記質問信号に応答してデータキャリアが前記長さの応答信号を生じるようにする。
上記の目的を達成するために、本発明による通信ステーションでは、
通信ステーションの通信範囲内に存在するデータキャリアと通信する当該通信ステーションであって、この通信ステーション内に質問信号生成手段が設けられ、この質問信号生成手段によって質問サイクルを開始するための質問信号を生成することができ、前記通信ステーション内に転送手段が設けられ、この転送手段によって、生成された前記質問信号を通信範囲内に存在する前記データキャリアに供給することができ、その結果、通信範囲内に存在する前記データキャリアが前記質問信号を受信することができ、前記通信ステーション内にステーション受信手段が設けられ、このステーション受信手段によって、データキャリアが受信した前記質問信号に応答して生ぜしめた応答信号を受信することができ、様々な長さを有する応答信号を識別することができる応答信号識別手段が設けられているようにする。
上記の目的を達成するために、本発明によるデータキャリアでは、
通信範囲を有する通信ステーションと通信するとともにこの通信範囲内に存在させるデータキャリアであって、このデータキャリア内にデータキャリア受信手段が設けられ、このデータキャリア受信手段によって通信ステーションが生ぜしめる質問信号を受信することができ、前記データキャリア内に応答信号生成手段が設けられ、この応答信号生成手段によって、受信した前記質問信号に応答して応答信号を生成することができ、データキャリア内にデータキャリア転送手段が設けられ、このデータキャリア転送手段によって、生成した前記応答信号を前記通信ステーションに供給することができ、前記応答信号生成手段は様々な長さの応答信号を生成するようにする。
本発明によれば、特定の状況を考慮して応答信号の長さを調整すること、又は様々な長さを有する応答信号を送信するデータキャリアを使用することが可能となるという利点が得られる。例えば、応答信号の長さを、通信ステーションの通信範囲内に配置されている、又は配置されることが期待されているデータキャリアの個数に調整することができる。応答信号の長さのこの調整により、データキャリアを速く識別することができ、それと同時にコリジョンの発生確率を最小限に抑えることが可能である。
応答信号の長さは、ある所定の質問サイクルに対して通信ステーション又はデータキャリアによって決定しうるとともに、ある特定数の質問サイクルに対しては、例えばある特定数の質問サイクルからなる完全な質問プロセスに対して有効とすることができる。この場合、長さは、所定の質問サイクル内で又はこの質問サイクルに先立って、好ましくは最初の質問サイクル内で又はこの最初の質問サイクルに先立って決定され、この質問プロセスのうちその後に続く質問サイクルに対して一定に保たれる。次の質問プロセスでは、状況に応じて新たな長さが決定される。
しかし、応答信号の長さは、各質問サイクル内で又は各質問サイクルに先立って決定するのが、特に有利であることを確かめた。このようにすることにより、応答信号の長さを極めて迅速に変えることができるという利点が得られ、この利点は、例えば、通信ステーションの通信範囲内のデータキャリアの個数が急速に変化する場合に有利なことである。
応答信号の長さを、所定の質問サイクル内で又はこの質問サイクルに先立って決定される乱数とする本発明の解決策によれば、応答信号の平均の長さが所定の最大の長さの約半分で足り、従って、全てのデータキャリアの応答がこの所定の最大の長さを有する応答信号を生じる場合よりも通信を速くするという利点が得られる。
更に、前記応答信号を識別するために通信で様々な長さの応答信号を用いることができるので、耐干渉性が改善される。
所定の時間間隔で通信ステーションが識別するデータキャリアの個数である識別率は、応答信号の長さに依存する。応答信号が長いと識別率は減少する。これに関連して、データキャリアが乱数による長さを有する応答信号を供給するのに先立って、乱数に対する最大値を規定するのが、特に有利であることを確かめた。このようにすれば、応答信号の乱数の長さに対して上限を設けることによって識別率を制御し高めることができるという利点が得られる。
更に、応答信号の長さに対して最小の長さを規定し、コリジョン発生確率を低く維持するようにすることもできる。
前述した様に、通信ステーション又はデータキャリアが長さを決定するようにすることができる。しかし、通常データキャリアは、応答信号の長さに対し乱数を生成するために用いられる乱数生成器を具えているので、特に長さが乱数に対応する場合には、特定のデータキャリアがこのデータキャリアの応答信号の長さに対する乱数を決定するようにするのが有利である。更に、特に本例では、応答信号の平均の長さ及び改善された耐干渉性に関する前述した利点が信頼的に得られる。
本発明による解決策では、前記応答信号の前記長さ又は前記乱数の前記最大値を前記通信ステーションにより規定し、前記応答信号の前記長さ又は前記乱数の前記最大値を表す長さ情報を前記通信ステーションにより前記データキャリアに送信し、この長さ情報に応じて前記データキャリアが応答信号を生成し、次いでこれら応答信号を前記通信ステーションに供給するようにする。通信ステーションは、長さ情報をいかに規定又は決定するかの情報をホストコンピュータから受けることができ、又は通信ステーションがそれ自体でどの長さ情報をデータキャリアに供給する必要があるかを決定するようになっている。例えば、通信ステーションは、通信範囲内のデータキャリアの個数を検出する手段を有することができる。上述した解決策によれば、データキャリアの応答信号の長さを直ちに状況に応じたものにすることができる。
これに関連して、特許請求の範囲で用いられている「質問サイクル中で又は質問サイクルに先立って」という用語に注意すべきである。定義に当り、質問信号を通信ステーションからデータキャリアへ送信するのに質問サイクルを開始するものとすると、通信ステーションが長さ規定手段によって応答信号の具体的な長さを規定する場合には、応答信号の長さは質問サイクルに「先立って」決定する。
通信ステーションが例えば長さの最大値を送信するだけであるが、長さ自体は、例えば乱数生成器によってデータキャリアが決定するようにする場合には、長さは質問サイクル「中で」決定する。
更に、例えば、多くのタイムスロットからなる質問サイクル中にデータキャリアの個数を決定するようにすることも可能である。例えば、2つ以上の連続したタイムスロット内に応答信号がない場合には、通信ステーションの通信範囲内に存在するデータキャリアの個数はごくわずかであるとみなすことができ、一方、2つ以上の連続したタイムスロット内でコリジョンが発生する場合には、通信ステーションの通信範囲内に存在するデータキャリアの個数は多いものとみなすことができる。これらの場合、通信ステーションは質問サイクルを停止することができ、そして新たな長さを伴う新たな質問サイクルを開始することができる。
本発明による解決策では、通信ステーションがある特定の長さ情報信号で長さ情報をデータキャリアに送信するようにすることができる。しかし、この長さ情報を質問信号の一部として通信ステーションからデータキャリアに送信するのが、特に有利であることを確かめた。このようにすることにより、長さ情報は質問信号に含まれている為に、更なる長さ情報信号を生成させて、データキャリアに送信する必要がないので、周知の質問サイクルのコースを変更する必要がないという利点をもたらす。
本発明の上述した及びその他の観点は以下に記載した実施例の説明から明らかとなるであろう。
図面に示された実施例につき、本発明をより詳細に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1は、データキャリア2と通信する通信ステーション1を示す。データキャリア2は図2に示されている。データキャリア2が通信ステーションの通信範囲内に位置している、すなわち通信範囲内に存在していると、通信ステーション1とデータキャリア2との間の通信が可能である。通信ステーション1及びデータキャリア2は、連続的なタイムスロットで通信するように適合されている。
通信ステーション1は、電力を必要とする通信ステーションの全部分の電力供給用に電源3を具えている。
通信ステーション1は、マイクロコンピュータ4を更に具えている。マイクロコンピュータ4は、バスコネクション5を介して、図1に示されていない、いわゆるホストコンピュータに接続されている。マイクロコンピュータ4はプロセス制御手段6、質問信号生成手段7及びアクノリッジ信号生成手段8を具えている。
本例の場合、プロセス制御手段6はモード切換手段6Aを含み、このモード切換手段6Aによって「送信」モードと「受信」モードとの間で切り換えることが可能である。図示していないが、「送信」モードと「受信」モードとの間で切り換えを行なうために切り換えられるべき通信ステーション1の全部分の切り換え又は制御をモード切換手段6Aにより実行する。かかるモード切換手段6Aを必ずしも設ける必要はない。その理由は、送信状態及び受信状態の発生時間ならびに時間系列についての正確な情報を通信ステーション内でいずれにせよ得られる為である。
プロセス制御手段6は、更に応答信号識別手段6Bを含む。この応答信号識別手段6Bによって、データキャリア2が供給するとともに、通信ステーション1が受信する各応答信号RDBを識別でき、その結果、各データキャリア2を識別することができる。この応答信号識別手段6Bは、マイクロプロセッサ4内でプロセス制御ユニット6とは別のユニットの形態にすることもできる。
本発明によれば、応答信号識別手段6Bは、データキャリア2の応答信号RDBを識別するように適合されている。これらの応答信号RDBは、後述するように、1つの固定長を有する応答信号だけでなく、様々な長さL、L1、L2を有するようにすることもできる。
質問信号生成手段7は、質問信号IDBを生成するように適合されている。しかし、質問信号生成手段7は、質問信号IDBだけでなく、書込指令信号、読取指令信号、又は削除指令信号などの他の指令信号も生成することができる。
各質問信号IDBによって、質問プロセスの質問サイクルIPERを開始させることができる。かかる質問サイクルIPERを図3に示す。各質問信号IDBはデジタル信号の形をとり、このデジタル信号は所定のビット数からなるビット列を表している。
アクノリッジ信号生成手段8はアクノリッジ信号QDBを発生するように適合されている。このアクノリッジ信号生成手段8によって、各データキャリア2に対してアクノリッジ信号QDBを生成させることができる。以下で詳細に説明するように、データキャリア2は応答信号RDBを生成するように適合されている。データキャリア2から生成されるかかる応答信号RDBは通信ステーション1により個別に受信され、従ってこの応答信号RDBは通信ステーション1によって明確に識別され、アクノリッジ信号QDBを識別された関連のデータキャリア2に供給することができる。
本例の場合、各アクノリッジ信号QDBは所定のビット数からなるビット列を表しているデジタル信号によって形成されている点に留意すべきである。
通信ステーション1は、ステーション送信手段とステーション受信手段との双方を構成する転送手段27を更に具える。転送手段27は、図1に示される送信コイル28を含む。「送信」モードでは、その際ステーション送信手段として機能する転送手段27は、質問信号IDB又はアクノリッジ信号QDBを通信ステーションの通信範囲内に存在するすべてのデータキャリア2に転送することができる。
質問信号IDBの受信に応答して、通信ステーション1の通信範囲内に存在するいくつかのデータキャリア2又は各データキャリア2が応答信号RDBを生成する。各データキャリア2によって生成された応答信号RDBは、関連するデータキャリア2から通信ステーション1の転送手段27に転送される。この場合は、通信ステーション1は「受信」モードにあること勿論である。「受信」モードでは、転送手段27はステーション受信手段として機能する。「受信」モードでは、受信した質問信号IDBに応答して通信ステーションの通信範囲内のすべてのデータキャリア2によって供給されたすべての応答信号RDBを転送手段27は受信することができる。
データキャリア2が送信し、通信ステーションが受信する各応答信号RDBは、所定のビット数のビット列を表しているデジタル信号によって形成されている。
応答信号識別手段6Bは、別々に送られてくる応答信号RDBを明確に識別することが可能である。
さらに、通信ステーション1は長さ規定手段10を具える。この長さ規定手段10によって、データキャリア2に送信される長さ情報LINを生ぜしめることができる。通常は、後に詳細に説明するように、長さ情報LINは質問信号IDBの一部としてデータキャリア2に送信される。
次に、図2に示されるデータキャリア2について以下で説明する。
データキャリア2はデータキャリア受信手段とデータキャリア送信手段との双方を構成する転送手段40を有する。この転送手段40は図2に示される送信コイル41を含む。
転送手段40は、通信ステーション1によって生ぜしめられる質問信号IDB及びアクノリッジ信号QDBを受信することができる。さらに、転送手段40によって、データキャリア2が生成する応答信号RDBを通信ステーション1に供給することができる。
マイクロコンピュータ55を以って、プロセス制御手段56を構成し、このプロセス制御手段は切換手段56Aを含む。切換手段56Aは、データキャリア2をその「受信」モードとその「送信」モードとの間で切り換えるようになっている。かかる切換えを必要とするデータキャリア2の全部分を、切換手段56Aによって切換えることができる。
マイクロコンピュータ55の代わりに、配線論理回路を設けることもできる点に留意すべきである。
さらにマイクロコンピュータ55を用いて、質問信号IDBを検出できる信号検出手段58と、ユーザデータメモリ区分61及びシリアルナンバーメモリ区分62を有するメモリ手段60と、質問信号生成手段63とを実現する。
通信ステーション1からデータキャリア2に転送された質問信号IDBは、信号検出手段58によって検出し、評価することができる。
検出された質問信号IDBは、信号検出手段58で利用できる。検出された質問信号IDBを評価すると、信号検出手段58は、導電性接続ライン67を介してプロセス制御手段56に検出情報を供給する。
通信ステーション1からデータキャリア2に転送され、転送手段40によって受信されたアクノリッジ信号QDBは、本実施例では質問信号を検出する信号検出手段58と同一であるアクノリッジ信号検出手段で検出することができる。検出されたアクノリッジ信号QDBは、信号検出手段58で利用できる。評価終了後、信号検出手段58は、対応する検出情報をプロセス制御手段56に供給する。
メモリ手段60は、データキャリア2で必要であり且つデータキャリア2に対して重要なデータ及び情報を記憶する作用をする。ユーザデータメモリ区分61は、主にユーザデータ、すなわちクレジット値、価格又は分類表示や多くの他のデータといったデータキャリア2のユーザデータを記憶するの作用をする。シリアルナンバーメモリ区分62は、データキャリア2に特有のいわゆるシリアルナンバーを記憶する作用をする。固有のシリアルナンバーは各データキャリア2に割り当てられ、シリアルナンバーメモリ区分62に記憶される。その結果、シリアルナンバーによって、各データキャリア2を他のすべてのデータキャリア2と区別することができる。メモリ手段60は、導電性接続ライン69を介してプロセス制御手段56に接続されていて、この接続ライン69を介して双方向通信(読取り/書込み)が可能である。
応答信号生成手段63は、導電性接続ライン70を介してプロセス制御手段56に接続されている。さらに、応答信号生成手段63は、導電性接続ライン71を介してシリアルナンバーメモリ区分62に接続されている。応答信号生成手段63は、シリアルナンバーメモリ区分に記憶されたシリアルナンバーが反映した応答信号RDBを生成する。
データキャリア2がシリアルナンバーを有することは不可欠ではない点に留意する必要がある。この場合は、応答信号RDBは乱数であってもよく、また、ユーザデータメモリ区分61に記憶されたデータの一部を応答信号RDBに反映させることができる。
データキャリア2は、応答信号RDBの長さを決定する長さ決定手段64を具えている。このような長さ決定手段64は、データキャリア2が応答信号RDBの長さを決定するようにした図5に記載されているような本発明の特定の実施例においてのみ必要となるものである。図5に示すような好適な実施例では、長さ決定手段64は乱数生成器64である。図4に示すような他の実施例において、応答信号RDBがデータキャリア2のシリアルナンバー又はその他の情報に基づいているが乱数には基づいていないならば、乱数生成器64のような長さ決定手段はデータキャリア2にとって必要でない点に留意すべきである。
図1に示される通信ステーション1と図2に示されるようなデータキャリア2との間の通信方法を以下に説明する。例えば、各データキャリア2のユーザデータメモリ区分61にデータを書き込む、又はこのユーザデータメモリ区分61からデータを読み取ることができるようにした通信プロセス全体のうちで関連する部分のみを説明する。すなわち、かかる通信プロセスの開始時に必要な質問プロセスであって、この質問プロセスの開始時に通信ステーション1の通信範囲内に既に存在するデータキャリア2と、かかる質問プロセスのコース中で通信ステーション1の通信範囲内に新たに加わるデータキャリア2とを正確に検出し且つ、識別する質問プロセスを説明する。
従来技術による質問プロセスを図3に示す。通信ステーション1は「送信」モードで質問信号IDBを複数のデータキャリアに送る。これらのデータキャリアのうち1つのみを図3に示す。データキャリア2は、固定長の応答信号RDBで応答する。ここで、「固定長」という用語は、通信ステーション1の通信範囲内に存在する全てのデータキャリア2が常に等しい長さの応答信号RDBで応答し、応答信号RDBの長さは後に続く質問サイクル内でも変化せず、従ってすべての質問サイクルに対し、応答信号の長さがある長さに固定されているということを意味する。図3によれば、応答信号RDBは、16ビットの長さを有するデジタル信号である。
標準規格EPCTM“Radio−Frequency Identity Protocols Class− 1 Generation−2 UHF RFID Protocol for Communications at 860MHz−960MHz”によれば、16ビットの固定長とした乱数、例えば乱数生成器64によって生成された乱数が、データキャリアの応答信号に用いられる。
RFIDタグの識別に関する仕様(国際公開WO2000/004485A1号パンフレット=米国特許第6583717号明細書=欧州特許第1034503号明細書参照)によれば、データキャリア2のシリアルナンバーの一部である応答信号RDBを用いることもできる。
通信ステーション1内で、応答信号RDBによりデータキャリア2が明確に識別されると、通信ステーション1はアクノリッジ信号QDBをこの識別されたデータキャリア2に送信する。このアクノリッジ信号QDBに対する応答として、データキャリア2は識別信号IDEで応答する。
識別信号IDEは識別信号生成手段によって生成され、本実施例では、識別信号生成手段は応答信号生成手段63と同一である。応答信号生成手段63は、識別信号IDEを生成するのに必要な情報をメモリ手段60から受信する。
通信ステーション1は識別信号IDEを受信した後、最終的に質問応答信号QRPでデータキャリア2に対して応答する。
本発明によれば、種々の質問サイクルIPERにおいて様々な長さL、L1、L2を有しうる応答信号RDBを以ってデータキャリア2が応答するようにする。従って、種々の状況下でデータキャリア2の迅速な識別を達成するために応答信号RDBの長さL、L1、L2を調整することができ、これと同時に、前述したいわゆるコリジョンが生じる可能性を最小限に抑えることが可能である。
例えば、多数のデータキャリア2が通信ステーション1の通信範囲内に存在する場合には、データキャリア2の個数が少ない場合よりも長い長さL、L1、L2が応答信号RDBに用いられる。通信範囲内に1つのデータキャリア2のみが存在している場合には、応答信号RDBの長さL、L1、L2を「1」に設定することができる。これはデジタル応答信号RDBの場合、応答信号RDBが単一ビットから成ることを意味する。
前述したように、応答信号RDBは通常、多数のビットを有するビット列を表すデジタル信号によって形成される。この場合は、応答信号の長さは応答信号のビット数に等しく、従って、例えば16ビットの応答信号の長さは16である。
データキャリア2の応答信号生成手段63は、様々な長さL、L1、L2を有する応答信号RDBを生成するようになっている。さらに、データキャリア2は長さ情報検出手段58を具え、この長さ情報検出手段58によって通信ステーション1から受信した長さ情報LINを検出することができる。この長さ情報LINは応答信号RDBの長さLを表している。
本発明の他の実施例では、応答信号RDBの長さL1、L2を乱数により決定し、この乱数の値はデータキャリア2の乱数生成手段により決定する。この目的のためには、通常、RDBの基礎となる乱数を決定するのにも用いられる乱数生成器64を用いうるが、別のランダム生成手段を設けることもできる。この場合は、通信ステーション1によって生ぜしめられる長さ情報LINは、データキャリア2の応答信号RDBの長さL1、L2を決定する乱数に対する最大許容値LMを含む。
図2に示されるようなデータキャリア2の実施例では、長さ情報検出手段58は信号検出手段58と同一である。
長さ情報LINは、通信ステーション1で長さ情報信号により与えられ、この長さ情報信号は質問信号IDBとするのが好ましい。従って、長さ情報LINは、質問信号IDBの一部である。データキャリア2に長さ情報LINを与えるために質問信号IDBを用いることにより、周知の質問サイクルIPERのコース変更を必要としないという利点が得られる。
図1の説明で既に述べたように、通信ステーション1は長さ決定手段10を具え、この長さ決定手段10によって、質問信号IDB内に含めるべきそれぞれの長さ情報LINを質問信号生成手段7に与えることができる。
データキャリア2内で信号検出手段58により質問信号IDBを評価した後、長さ情報LINは信号検出手段58に存在している。そして信号検出手段58は長さ情報LINをプロセス制御手段56に供給する。
長さ情報LINによれば、プロセス制御手段56は信号生成手段63を起動し、この長さ情報LINによる長さを有する応答信号RDBを生成する。
前述したように、シリアルナンバーメモリ区分62に記憶されているデータキャリア2のシリアルナンバーを反映して、応答信号RDBを生成するか、又は、この応答信号RDBを乱数生成器64によって生成された乱数に基づかせる。
通信ステーション1は、応答信号の長さをいかにして規定又は決定するかの指示をホストコンピュータから受けることができ、又は、通信ステーションは、データキャリアに供給する必要のある長さ情報をそれ自体で決定するようになっている。例えば、通信ステーションは、通信範囲内のデータキャリア2の個数を検出する手段(図示せず)を具えることもできる。この場合、これに応じて、直ちにデータキャリア2の応答信号RDBの長さL、L1、L2を適合させることができる。
応答信号の長さの代表的な値は1、8、16又は32である。
図4に示す本発明の実施例では、説明を簡単にするために2つのデータキャリア2のみを示してあるが、対応する質問サイクルIPERに対する応答信号RDBの長さLは、前述したように通信ステーション1によって既に決定されている。図4に示すように、応答信号RDBの長さLの値を含む長さ情報LINは、質問信号IDBの一部として通信ステーション1から2つのデータキャリア2に送信される。次に、データキャリア2は双方とも、同じ長さLの応答信号RDBによって応答する。
図4による実施例では、通信ステーション1によって決定された長さLの値を第1の質問サイクルIPERについてはL=10とする。従って第1の質問サイクルIPERでは、データキャリア2の(デジタル)応答信号RDBは双方とも10ビットから成っている。これに続く質問サイクルIPERの次の1つでは、新たな長さ情報LINが、通信ステーション1によって送信される。図示するように、この質問サイクルIPERでの応答信号RDBの長さはL=8であり、データキャリア2は双方ともL=8ビットの長さを有する応答信号RDBで応答する。
本発明のこの実施例では、応答信号RDBの長さLを種々の質問サイクルIPERで変えることができるが、ある特定の質問サイクルIPERで応答する全てのデータキャリア2の応答信号RDBは同じ長さLを有する。
図5に示す他の実施例では、2つのデータキャリア2によって生ぜしめられる応答信号RDBの長さL1、L2を、図2に示されている乱数生成器64を用いてデータキャリア2により決定する。従って、ある特定の質問サイクルIPERにおいて互いに異なるデータキャリア2が、互いに異なる長さL1、L2を有する応答信号RDBを送信しうる。
図5に示す実施例では、第1の質問サイクルIPERに対して通信ステーション1によって生ぜしめる長さ情報が、データキャリア2によって生ぜしめる応答信号RDBの最大長さに対する最大値LM=10を規定する。図示するように、第1の質問サイクルIPER内では、上側のデータキャリア2が、(例えば)8ビットの長さL1を有する応答信号RDBを生じるのに対して、もう一方の下側のデータキャリア2は4ビットの長さL2を有する応答信号RDBを生じる。
次の質問サイクルIPERに対してもなおLM=10が有効であるものとする。本例では、上側のデータキャリア2が、長さL1=6(ビット)の応答信号RDBを生じるのに対して、他方の(下側の)のデータキャリア2は長さL2=10ビットの応答信号RDBを生じる。
本実施例では、互いに異なるデータキャリア2の応答信号RDBの長さL1、L2を、ある特定の質問サイクルIPERで互いに異ならせることができ、さらにある特定のデータキャリア2の応答信号RDBの長さL1、L2も通常は種々な質問サイクルIPERで変える。
通常、各質問サイクルIPERの開始時に通信ステーション1が長さ情報LINをデータキャリア2に送信するようにする。しかし、データキャリア2に送信される長さ情報LINは、多くのその後に続く質問サイクル、例えば100の質問サイクルに対して有効となるようにすることもできる。この場合は、通信ステーションは各質問サイクルで長さ情報LINを送信する必要はない。長さ情報LINはデータキャリア2に記憶され、データキャリア2に記憶されたこの長さ情報LINが通信ステーション1からの新たな長さ情報で上書きされるまでは、データキャリア2は、上書きされる前のこの長さ情報LINに従って応答信号RDBを生成する。
データキャリア2は、図4又は図5で説明した本発明の実施例に従って応答信号を生成するようになっている点に留意すべきである。しかし、データキャリア2は、本発明の双方の実施例に従って応答信号RDBを生成するようにすることもできる。この場合、応答信号RDB(通信ステーション1によって規定された特定の長さL又は最大値LMである乱数による長さL1、L2)の生成方法についての情報は、通信ステーションによって、通常は質問信号と一緒に与えられるか、又は長さ情報内に含ませるか、又はこれらの双方によって与える。
本発明の簡単な実施例では、通信ステーション1が異なる長さの応答信号RDBを受信し且つ識別するようにすれば充分である。データキャリア2は、1つの長さを有する応答信号RDBを生成しうるだけの周知のデータキャリア2である。しかし、通信ステーション1の通信範囲内で、いくつかのデータキャリア2が例えば8ビットの固定長を有し、他のデータキャリア2が例えば16ビットの固定長を有する場合には、前述した場合と同様な効果、すなわち種々なデータキャリア2が互いに異なる長さの応答信号RDBで応答しうる、又は応答するという効果が得られる。本発明のこの実施例は、前述した解決策よりも適応性に乏しいが、この解決策では、機能的に乏しく、従って安価なデータキャリア2を使用することが可能となる。
上述した実施例は、本発明を限定するものではなく、当業者は、特許請求の範囲により規定される本発明の範囲内を逸脱することなく、多くの変形例を設計することができることに留意すべきである。いくつかの手段を列挙している装置に関する請求項において、これらの手段のいくつかを、同じハードウェア又はソフトウェアによって構成することができるものである。又、ある手段を互いに異なる従属請求項で述べているという単なる事実は、これらの手段の組合せを用いて有効でないということを意味するものではない。
図1は、データキャリアと通信する本発明による通信ステーションを示すブロック線図である。 図2は、図1に示す通信ステーションと通信するデータキャリアを示すブロック線図である。 図3は、通信ステーションとデータキャリアとの間の既知の質問サイクルを示す線図である。 図4は、本発明の第1の実施例による質問サイクル中の最初の2つの信号を示す線図である。 図5は、本発明の第2の実施例による質問サイクル中の最初の2つの信号を示す線図である。

Claims (13)

  1. 通信ステーションと、この通信ステーションの通信範囲内に存在するデータキャリアとの間で通信を行なう通信方法であって、質問サイクルを開始するために、通信ステーションが通信範囲内に存在するデータキャリアに質問信号を供給し、質問サイクル中に、通信範囲内に存在し、質問信号を受信するデータキャリアのうちの少なくとも幾つかの各々が、前記質問信号に応答して、応答信号を生じるようにする通信方法において、データキャリアによって生ぜしめられ、通信ステーションによって受信される応答信号がある長さを有し、これらの応答信号の前記長さを、質問サイクル中に又はこの質問サイクルに先立って決定した後、前記質問信号に応答してデータキャリアが前記長さの応答信号を生じるようにする通信方法。
  2. 請求項1に記載の通信方法において、前記応答信号の前記長さを各質問サイクル中に又は各質問サイクルに先立って決定する通信方法。
  3. 請求項1又は2に記載の通信方法において、前記データキャリアの応答信号の前記長さを、所定の質問サイクル中に又はこの所定の質問サイクルに先立って決定される乱数とする通信方法。
  4. 請求項3に記載の通信方法において、前記乱数の最大値を決定した後、前記乱数に応じた長さを有する前記応答信号を前記データキャリアが生じるようにする通信方法。
  5. 請求項3又は4に記載の通信方法において、ある特定のデータキャリアがこのデータキャリアの応答信号の長さに対する乱数を決定する通信方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の通信方法において、前記応答信号の前記長さ又は前記乱数の前記最大値を前記通信ステーションにより規定し、前記応答信号の前記長さ又は前記乱数の前記最大値を表す長さ情報を前記通信ステーションにより前記データキャリアに送信し、この長さ情報に応じて前記データキャリアが応答信号を生成し、次いでこれら応答信号を前記通信ステーションに供給する通信方法。
  7. 請求項6に記載の通信方法において、前記長さ情報を前記質問信号の一部として前記通信ステーションから前記データキャリアに送信する通信方法。
  8. 通信ステーションの通信範囲内に存在するデータキャリアと通信する当該通信ステーションであって、この通信ステーション内に質問信号生成手段が設けられ、この質問信号生成手段によって質問サイクルを開始するための質問信号を生成することができ、前記通信ステーション内に転送手段が設けられ、この転送手段によって、生成された前記質問信号を通信範囲内に存在する前記データキャリアに供給することができ、その結果、通信範囲内に存在する前記データキャリアが前記質問信号を受信することができ、前記通信ステーション内にステーション受信手段が設けられ、このステーション受信手段によって、データキャリアが受信した前記質問信号に応答して生ぜしめた応答信号を受信することができ、様々な長さを有する応答信号を識別することができる応答信号識別手段が設けられている通信ステーション。
  9. 請求項8に記載の通信ステーションにおいて、この通信ステーションに長さ決定手段が設けられ、この長さ決定手段によって、前記応答信号の前記長さと、前記応答信号の前記長さを決定する乱数に対する最大値との双方又はいずれか一方を規定しうるようになっており、前記転送手段により、前記応答信号の前記長さ又は前記応答信号の前記長さを決定する前記乱数に対する前記最大値を表わす長さ情報を前記データキャリアに転送するようにした通信ステーション。
  10. 請求項9に記載の通信ステーションにおいて、前記長さ情報が前記質問信号の一部として前記通信ステーションから前記データキャリアに送信されるようになっている通信ステーション。
  11. 通信範囲を有する通信ステーションと通信するとともにこの通信範囲内に存在させるデータキャリアであって、このデータキャリア内にデータキャリア受信手段が設けられ、このデータキャリア受信手段によって通信ステーションが生ぜしめる質問信号を受信することができ、前記データキャリア内に応答信号生成手段が設けられ、この応答信号生成手段によって、受信した前記質問信号に応答して応答信号を生成することができ、データキャリア内にデータキャリア転送手段が設けられ、このデータキャリア転送手段によって、生成した前記応答信号を前記通信ステーションに供給することができ、前記応答信号生成手段は様々な長さの応答信号を生成するようになっているデータキャリア。
  12. 請求項11に記載のデータキャリアにおいて、このデータキャリアに乱数生成手段が設けられ、この乱数生成手段によって、前記応答信号生成手段が乱数に対応する長さを有する応答信号を生成しうるようになっているデータキャリア。
  13. 請求項11又は12に記載のデータキャリアにおいて、このデータキャリアに長さ情報検出手段が設けられ、この長さ情報検出手段によって、前記通信ステーションから受信した長さ情報であって、前記応答信号の長さ又は乱数に対する最大値を表わす当該長さ情報を検出することができ、信号生成手段は、前記長さ情報検出手段により検出された前記長さ情報に応じた長さを有する応答信号を生成するようになっているデータキャリア。
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