JP2008526945A5 - - Google Patents

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JP2008526945A5
JP2008526945A5 JP2007550874A JP2007550874A JP2008526945A5 JP 2008526945 A5 JP2008526945 A5 JP 2008526945A5 JP 2007550874 A JP2007550874 A JP 2007550874A JP 2007550874 A JP2007550874 A JP 2007550874A JP 2008526945 A5 JP2008526945 A5 JP 2008526945A5
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Claims (26)

  1. 望ましくない炎症性免疫応答を特徴とするかまたはそれに関連する炎症性の疾患、障害または症状の治療用の薬剤の製造のための式(I):
    Figure 2008526945
    [式中、
    1は、水素であるか、またはR2と一緒になって二重結合であり;
    2は、式(II)で示されるクラジノース糖、水素、ヒドロキシル、または式(III)で示される基:
    Figure 2008526945
    (ここで、Yは、置換されていないかまたはハロゲン、OH、OMe、NO2およびNH2から選択される基で置換されている単環式芳香環である)であるか;または
    2は、R3と一緒になってケトンであるか、またはR1と一緒になって二重結合であり;
    3は、水素であるか、またはR2と一緒になってケトンであるか、またはR4と一緒になってエーテルであり;
    4は、ヒドロキシルまたはOMeであるか、またはR3と一緒になってエーテルであり;
    5は、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、−(CH2)m−Ar(ここで、Arは、炭素原子10個までを有し、NおよびOから選択されるヘテロ原子0〜3個を含有し、置換されていないかまたはハロゲン、C1-6ハロアルキル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシによって置換されている単環式もしくは二環式芳香環であり、mは0〜3である)であり;
    6は、水素またはヒドロキシル保護基であり;
    Xは、酸素または硫黄である]
    で示される化合物またはその医薬上許容される誘導体の使用
  2. 化合物が、
    1が水素であり;
    2が式(II):
    Figure 2008526945
    で示されるクラジノース糖またはヒドロキシルであり;
    3が水素であるか、またはR4と一緒になってエーテルを表し;
    4がヒドロキシルであるか、またはR3と一緒になってエーテルであり;
    5が−(CH2)m−Ar(ここで、Arは、置換されていないかまたはハロゲンまたはC1-6ハロアルキルのうちの1つまたはそれ以上によって置換されている、炭素原子10個までの単環式または二環式芳香環であり、mは0〜2である)であり;
    6が水素であり;
    Xが酸素または硫黄である
    式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される誘導体である、請求項1記載の使用
  3. 化合物が、
    1が水素であり;
    2が式(II):
    Figure 2008526945
    で示されるクラジノース糖またはヒドロキシルであり;
    3が水素であるか、またはR4と一緒になってエーテルを表し;
    4がヒドロキシルであるか、またはR3と一緒になってエーテルであり;
    5が、ベンジル、4−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−フルオロフェニル、3−ブロモフェニル、4−ブロモフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル、1−(1−ナフチル)−エチルであり;
    6が水素であり;
    Xが酸素または硫黄を表す
    式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される誘導体である、請求項1記載の使用
  4. 白血球の炎症組織への浸潤に関連する炎症性の症状または免疫もしくはアナフィラキシー障害の治療用の薬剤の製造のための請求項1で定義した式(I)で示される化合物の使用
  5. 症状、障害または疾患が喘息、COPD、びまん性汎細気管支炎、成人呼吸窮迫症候群、炎症性腸疾患、クローン病、気管支炎、慢性副鼻腔炎、肺線維症、びまん性汎細気管支炎および嚢胞性線維症からなる群から選択される、請求項1記載の使用
  6. 症状、障害または疾患が肺、関節、眼、腸、皮膚および心臓の炎症性の症状および免疫障害からなる群から選択される、請求項1記載の使用
  7. 症状、障害または疾患が喘息、成人呼吸窮迫症候群、気管支炎、気管支拡張症、閉塞性細気管支炎、嚢胞性線維症、関節リウマチ、リウマチ性脊椎炎、変形性関節症、骨髄炎、副鼻腔炎、鼻茸、痛風関節炎、ブドウ膜炎、結膜炎、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、遠位直腸炎、乾癬、湿疹、皮膚炎、挫創、冠動脈梗塞損傷、冠動脈疾患、慢性炎症、内毒素性ショックおよび平滑筋増殖障害からなる群から選択される、請求項1記載の使用
  8. T細胞増殖またはサイトカイン産生を減少させるかまたは阻害することによって炎症性サイトカインまたは炎症性メディエーターの過度の未制御産生を特徴とするかまたはそれに関連する炎症性の疾患、障害または症状治療するための薬剤の製造のための請求項1で定義した式(I)で示される化合物の使用
  9. NF−α、IL−1、IL−6、IL−8、IL−2またはIL−5のうちの1つまたはそれ以上の過剰分泌に関連する疾患または障害または症状の治療用の薬剤の製造のための式(I):
    Figure 2008526945
    [式中、
    1は、水素であるか、またはR2と一緒になって二重結合であり;
    2は、式(II)で示されるクラジノース糖、水素、ヒドロキシル、または式(III)で示される基:
    Figure 2008526945
    (ここで、Yは、置換されていないかまたはハロゲン、OH、OMe、NO2およびNH2から選択される基で置換されている単環式芳香環である)であるか;または
    2は、R3と一緒になってケトンであるか、またはR1と一緒になって二重結合であり;
    3は、水素であるか、またはR2と一緒になってケトンであるか、またはR4と一緒になってエーテルであり;
    4は、ヒドロキシルまたはOMeであるか、またはR3と一緒になってエーテルであり;
    5は、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、−(CH2)m−Ar(ここで、Arは、炭素原子10個までを有し、NおよびOから選択されるヘテロ原子0〜3個を含有し、置換されていないかまたはハロゲン、C1-6ハロアルキル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシによって置換されている単環式もしくは二環式芳香環であり、mは、0〜3である)であり;
    6は、水素またはヒドロキシル保護基であり;
    Xは、酸素または硫黄である]
    で示される化合物またはその医薬上許容される誘導体の使用
  10. 化合物が、
    1が水素であり;
    2が式(II):
    Figure 2008526945
    で示されるクラジノース糖またはヒドロキシルであり;
    3が水素であるか、またはR4と一緒になってエーテルを表し;
    4がヒドロキシルであるか、またはR3と一緒になってエーテルであり;
    5が−(CH2)m−Ar(ここで、Arは、置換されていないかまたはハロゲン、C1-6ハロアルキルのうちの1つまたはそれ以上によって置換されている、炭素原子10個までの単環式もしくは二環式芳香環であり、mは0〜2である)であり;
    6が水素であり;
    Xが酸素または硫黄を表す
    式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される誘導体である、請求項9記載の使用
  11. 化合物が、
    1が水素であり;
    2が式(II):
    Figure 2008526945
    で示されるクラジノース糖またはヒドロキシルであり;
    3が水素であるか、またはR4と一緒になってエーテルを表し;
    4がヒドロキシルであるか、またはR3と一緒になってエーテルであり;
    5が、ベンジル、4−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−フルオロフェニル、3−ブロモフェニル、4−ブロモフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル、1−(1−ナフチル)−エチルであり;
    6が水素であり;
    Xが酸素または硫黄を表す
    式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される誘導体である、請求項9記載の使用
  12. 式Iで示される化合物が、
    Figure 2008526945

    およびその医薬上許容される誘導体
    からなる群から選択される、請求項1または9記載の方法。
  13. 炎症誘発性サイトカイン産生、リンパ球増殖、顆粒球脱顆粒、t細胞増殖、好中球増多および浮腫からなる群から選択される1つまたはそれ以上の炎症過程を阻害するための薬剤の製造のための請求項1で定義した式(I)で示される化合物の使用
  14. 対照白血球と比べてヒト末梢白血球におけるTNF−α、IL−1、IL−6、IL−8、IL−2またはIL−5のうちの少なくとも1つの産生を減少させることによって炎症誘発性サイトカイン産生を阻害するための薬剤の製造のための請求項1で定義した式(I)で示される化合物の使用
  15. 請求項1で定義した式(I)で示される化合物に暴露させていない対照T細胞と比べてヒトT細胞の産生を減少させることによってヒトT細胞増殖を阻害するための薬剤の製造のための請求項1で定義した式(I)で示される化合物の使用
  16. TNF−αの産生が減少する、請求項14記載の使用
  17. IL−1αおよび/またはIL−1βの産生が減少する、請求項14記載の使用
  18. IL−2および/またはIL−5の産生が減少する、請求項14記載の使用
  19. 炎症過程がT細胞増殖を含む、請求項13記載の使用
  20. 炎症過程が顆粒球脱顆粒を含む、請求項13記載の使用
  21. 炎症過程がリンパ球増殖を含む、請求項13記載の使用
  22. 抗原に対する免疫応答が阻害される、請求項13記載の使用
  23. 炎症過程が好中球増多を含む、請求項13記載の使用
  24. 炎症過程が浮腫を含む、請求項13記載の使用
  25. 炎症過程の阻害が、サイトカインの産生、T細胞の産生、顆粒球の脱顆粒、細胞増殖または好中球産生を少なくとも50%阻害することを含む、請求項13記載の使用
  26. 阻害が少なくとも90%である、請求項25記載の使用
JP2007550874A 2005-01-14 2006-01-13 抗炎症活性を有する9a−カルバモイルおよびチオカルバモイルアザライド Withdrawn JP2008526945A (ja)

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