JP2008526842A - 肝x受容体モジュレーターとしてのイソチアゾール−3(2h)−チオン1,1−ジオキシドのアニリン誘導体 - Google Patents

肝x受容体モジュレーターとしてのイソチアゾール−3(2h)−チオン1,1−ジオキシドのアニリン誘導体 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)を有するある種の新規な化合物;このような化合物を製造する方法;核内ホルモン受容体肝X受容体(Liver X Receptor)(LXR)α(NR1H3)および/またはβ(NR1H2)のモジュレーションにおける、およびアテローム性動脈硬化症などの心臓血管疾患、炎症性疾患、アルツハイマー病、インスリン抵抗性に関連しているか否かにかかわらない脂質障害(異常脂血症)、2型糖尿病およびその他の代謝症候群発現を含めた臨床症状を処置するおよび/または予防する場合のそれらの有用性;それらの治療的使用方法;およびそれらを含有する医薬組成物に関する。

Description

発明の詳細な説明
技術分野
本発明は、ある種の新規な4−(アリールアミノまたはヘテロアリールアミノ)イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド;このような化合物を製造する方法;核内ホルモン受容体肝X受容体(Liver X Receptor)(LXR)α(NR1H3)および/またはβ(NR1H2)のモジュレーションにおける、およびアテローム性動脈硬化症などの心臓血管疾患、炎症性疾患、アルツハイマー病、インスリン抵抗性に関連しているか否かにかかわらない脂質障害(異常脂血症)、2型糖尿病およびその他の代謝症候群発現を含めた臨床症状を処置するおよび/または予防する場合のそれらの有用性;それらの治療的使用方法;およびそれらを含有する医薬組成物に関する。
背景技術
コレステロールおよび脂肪酸の恒常性の異常は、様々な異常脂血症として反映されるが、アテローム性動脈硬化症の原因となり、したがって、心臓血管疾患(CVD)の原因となる。この疾患は、先進国における主な健康問題の一つであるが、発展途上国の成人で同じ有病率に達している。大部分の研究は、スタチンが、低密度リポタンパク質(LDL)コレステロールを25〜30%、そして冠状動脈イベントの相対危険度を約30%減少させるということを示している。この有益な作用は有意であるが、実際上、処置されたコホートの70%は、依然として未変化の危険度のままである。これは、有効に処置された場合に現行CVD療法の結果を改善しうる他の一般的な脂質代謝異常を識別するために熱心な研究を促した。
核内ホルモン受容体LXRαおよびβは、オキシステロールを天然リガンドとして利用する。それらは、ATP結合カセット輸送体A1(ABCA1)およびアポEのような、マクロファージからのコレステロール流出に必要とされる標的遺伝子、更には、コレステロールエステルトランスフェラーゼタンパク質(CETP)およびリン脂質輸送タンパク質(PLTP)のような、コレステロール逆輸送における高密度リポタンパク質(HDL)の機能に必要とされる遺伝子産物を有するコレステロールセンサーとして働くと考えられる。肝臓において、LXRリガンドは、ABCG5およびABCG8によって制御された経路であるコレステロールの肝胆汁分泌を刺激すると考えられる。同じコレステロール輸送体は、腸内細胞のコレステロール吸収を減少させ、したがって、全身コレステロールバランスに影響すると考えられる。これらLXR刺激作用は、動物モデルにおいて認められるその顕著なアテローム性動脈硬化症抑制性を説明するのに役立ちうる。
最近になって、合成のLXRリガンドGW3965(Glaxo)およびT−0901317(Tularik)は、脂肪飼養された肥満マウスのグルコース耐性を増加させると報告されたが、それは、減少した肝糖新生および脂肪細胞の増加したグルコース取込みによって生じると解釈された(Lafitte BA et al. Proc Natl Acad Sci U S A. 2003 Apr 29;100(9):5419-24)。LXRの活性化は、肝および脂肪組織におけるグルコース代謝の協調調節によってグルコース耐性を改善する。
JP2001163786A号は、4位または5位が、例えば、H、低級アルキルまたはカルボキシルで置換されているある種の新規な2−(置換アルキル)−4−(置換基)−5−(置換基)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシドの合成を開示している。これら化合物は、マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)阻害活性(特に、マトリックスメタロプロテイナーゼ−13(MMP−13)阻害活性)およびアグリカナーゼ阻害活性を有すると報告されているし、そして関節炎(特に、変形性関節症)の予防または処置において、および癌(特に、乳癌)の転移、浸潤または増殖を阻害するのに有用である。
EP1069110A1号は、4位または5位が、例えば、H、低級アルキルまたはカルボキシルで置換されているある種の新規な2−(置換アルキル)−4−(置換基)−5−(置換基)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシドの合成を開示している。これら化合物は、マトリックスメタロプロテイナーゼ−13(MMP−13)阻害活性およびアグリカナーゼ阻害活性を有すると報告されているし、そして関節リウマチなどの関節炎障害を処置するのに有用である。
WO9708143A1号は、4位または5位の置換基が、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、カルボエトキシ、カルボメトキシ、カルボプロポキシ、アセチル、カルバモイル、1〜3個の炭素原子を有するアルキルで置換されたカルバモイル、アセトキシ、カルボキシ、ヒドロキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子を有するアルキルで置換されたアミノ、1〜4個の炭素原子を有するアルキル、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシまたはハロより選択される、または4位および/または5位が未置換である2−(置換アルキル)−4−(置換基)−5−(置換基)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシドの合成、および哺乳動物の腫瘍壊死因子(TNF)レベルを減少させるためのそれらの使用を開示している。
出願WO05/005417号には、ある種の新規な1−(置換アルキル)−3アミノ−4フェニル−1H−ピロール−2,5−ジオン誘導体が、核内ホルモン受容体肝X受容体(LXR)α(NR1H3)および/またはβ(NR1H2)のモジュレーションに、および心臓血管疾患を含めた臨床状態を処置するおよび/または予防する場合に有用性を有するということが開示されている。
出願WO05/005416号には、ある種の新規な5−チオキソ−1,5−ジヒドロ−2H−ピロール−2−オンおよび1H−ピロール−2,5−ジチオン誘導体が、核内ホルモン受容体肝X受容体(LXR)α(NR1H3)および/またはβ(NR1H2)のモジュレーションに、および心臓血管疾患を含めた臨床状態を処置するおよび/または予防する場合に有用性を有するということが開示されている。
WO05/035551号は、ある種の新規な2−(置換基)−4−(置換基)−5−(置換基)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシドを開示している。これら化合物は、ホスファターゼなどの標的タンパク質の活性をモジュレーションすると報告されている。
本明細書中で用いられる「LXRモジュレーター」という用語は、LXRαおよび/またはLXRβの生物学的活性を、LXRαおよび/またはLXRβの機能および/または発現の増加または減少によってモジュレーションする化合物の能力を意味するが、この場合、LXRαおよび/またはLXRβの機能には、転写調節活性および/またはタンパク質結合が含まれてよい。モジュレーションは、in vitro または in vivo で起こりうる。本明細書中に記載のモジュレーションには、LXRαおよび/またはLXRβに関連した機能または特性の直接的かまたは間接的な拮抗作用、アゴニズム(agonism)、部分拮抗作用および/または部分アゴニズム、および/またはLXRαおよび/またはLXRβ発現の直接的かまたは間接的なアップレギュレーションまたはダウンレギュレーションが含まれる。より具体的には、このようなLXRモジュレーターは、LXRの生物学的活性を、LXRの機能および/または発現によって増大させるかまたは阻害する。このようなモジュレーターが、LXRの生物学的活性を、LXRの機能および/または発現によって部分的にまたは完全に増大させる場合、それはそれぞれ、部分または完全LXRアゴニストである。本発明の目的は、LXRモジュレーターを提供することである。本発明のもう一つの目的は、LXRアゴニストであるLXRモジュレーター化合物を提供することである。
本明細書中に記載の具体的な試験方法で活性を示すには、LXRモジュレーター化合物が、LXRのリガンド結合ドメインに結合すべきであり、そして記載のコアクチベーター動員検定(recruitment assay)におけるモジュレーター化合物に結合したLXR複合体への、コアクチベータータンパク質SRC1に由来する具体的なペプチドかまたは、本明細書中に記載のU2OS細胞を基材とした方法に存在する一つまたはそれを超える核内ホルモン受容体補助因子を動員すべきであるということが注目されるはずである。LXR−モジュレーター化合物複合体を形成する本発明の化合物は、既知の手順にしたがって製造され且つ検定されたいずれか他の細胞を基材とした方法における他の>80種類の既知の異なった核内ホルモン受容体補助因子の少なくとも一つまたはそれを超えるものを動員することができる。式Iによる化合物は、SRC1由来ペプチドも、本明細書中に記載の細胞を基材とした方法に存在するいずれの補助因子も動員することはないが、しかしながら、LXRに結合すると考えられ、そしてそのように形成されたLXR−モジュレーター化合物複合体は、他の細胞系に存在する他の>80種類の既知の異なった核内受容体補助因子の少なくとも一つまたはそれを超えるものを動員するであろう。LXRモジュレーター化合物複合体は、NcORなどのコリプレッサーを、コアクチベーターの同時動員で置き換えることもできるし、またはコアクチベーター動員を伴うことなく、コリプレッサーを単に置き換えて、ある種のLXRで調節された遺伝子の部分活性化をもたらすことができる。これら他の核内ホルモン受容体補助因子のいずれかに由来するリクルーターペプチドは、既知の手順にしたがって同様に製造し且つ検定することができる。
発明の開示
本発明の第一の側面により、式I:
Figure 2008526842
[式中、Rは、
Xであって、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)RまたはNRC(O)NR、で置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
シクロアルキルまたはヘテロシクリルであって、各々、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、で置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
フェニルまたはヘテロアリールであって、各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、で置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
シクロアルキルYまたはヘテロシクリルYであって、ここにおいて、シクロアルキルまたはヘテロシクリルが各々、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、で置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
フェニルYまたはヘテロアリールYであって、ここにおいて、フェニルまたはヘテロアリールが各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、で置換されていてよい)で置換されていてよいものであり;
は、
フェニルであって、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、で置換されていてよい)で置換されていてよいものであり;
は、
アリールまたはHetであって、各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、で置換されていてよい)で置換されていてよいアリールまたはHet
HetまたはTであって、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、で置換されていてよい)で置換されていてよく、そして
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、で置換されていてよい)で置換されていてよい、HetまたはTである]
を有する化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を提供する。
次の定義は、特に断らない限り、明細書および特許請求の範囲を通して当てはまるであろう。
「X」という用語は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキル基を意味し、ここにおいて、このアルキル基は、O、S、SiR、S(O)、SO、C(O)、NR、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、SONRまたはNRSOで中断されていてもよい。Xが、同じ化合物中に2回以上存在する場合、その意味は、同じであってよいしまたは異なっていてよいということは理解されるであろう。この「X」の例には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、ビニル、イソプロペニル、アリル、ブタ−2−エニル、エチニル、2−プロピニル、2−メトキシエチル、3−メチルプロピル、メチルチオメチル、3−ヒドロキシプロピル、2−(2−メトキシエトキシ)エチル、3−(2−メトキシエトキシ)プロピル、2,2−ジメチルプロピル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、2−シアノエチルおよびメチルエタノイルグリシネートが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「Y」という用語は、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキレン基を意味し、ここにおいて、このアルキレン基は、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド中の2位の窒素に結合していて、そして次の内の一つ:
O、S、SiR、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR
で中断されていてもよいまたは終わっていてもよく、および/またはYは、次の:
OH、F、CN、NR、C−Cアルキル、OR、SR、SiR、S(O)RまたはSO
より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい。「Y」の定義中、「O、S、SiR、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NRで終わっていて」という用語は、そのアルキレン基が、最後位としてO、S、SiR、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NRまたはNRを有した後、それが更に、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルに結合するということを意味する。この「Y」の例には、メチレン、エチレン、プロピレン、2−メチルエチレンおよび1−メチルエチレンが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「Z」という用語は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキレン基であって、アリール、Het、HetまたはT、および次の内の一つ:Q、Het、RまたはHetに結合していて、そして次の内の一つ:
O、S、SiR、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR、SONR、NRSO
で中断されていてもよいまたは終わっていてもよいアルキレン基を意味し、またはZは、次の内の一つ:
O、S、SiR、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR、SONR、NRSO
であり、および/またはZは、次の:
OH、F、CN、NR、C(O)R、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、フェニル、フェニルC−Cアルキル、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、NR、SR、SiR、S(O)R、SO、OR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい。「Z」の定義中、「O、S、SiR、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR、SONR、NRSOで終わっていて」という用語は、そのアルキレン基が、最後位としてO、S、SiR、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR、SONRまたはNRSOを有した後、それが更に、アリール、Het、Het、T、Q、Het、RまたはHetに結合するということを意味する。この「Z」の例には、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、O、S、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、C(O)CH、CHC(O)、C(O)(C−Cアルキル)、NHC(O)、C(O)NH、NH、SONH、NHSO、N(C−Cアルキル)C(O)、C(O)N(C−Cアルキル)、N(C−Cアルキル)、SON(C−Cアルキル)、N(C−Cアルキル)SO、1−メチルプロピレン、2−メチルプロピレンおよび3−メチルプロピレンが含まれるが、これに制限されるわけではない。Zの定義中、具体的な意味は、記載の順に、すなわち、左から右へと結合するということは理解されるはずである。例えば、ZがC(O)CHである場合、このC(O)CH中のC(O)は、アリール、Het、HetまたはTに結合し、そしてこのC(O)CH中のCHは、Q、Het、RまたはHetに結合する。
「Q」という用語は、3個、4個、5個、6個、7個または8個の炭素原子を含んで成る飽和または不飽和の非芳香族単環式環であって、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものを意味する。このQの例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクタニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキサジエニルおよびシクロオクタジエニルが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「R」という用語は、フェニル基であって、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものを意味する。
「T」という用語は、8個、9個または10個の炭素原子を含んで成る二環式芳香族または部分芳香族の炭素環式環を意味する。Tは、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に、二炭素環式環の芳香族部分によって結合する。
「Cアルキル」という用語は、1個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。このアルキルの例には、メチルが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「C−Cアルキル」という用語は、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキル基を意味する。このアルキルの例には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ビニル、イソプロペニル、アリル、エチニルおよび2−プロピニルが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「C−Cアルキル」という用語は、1〜4個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキル基を意味する。このアルキルの例には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル、ビニル、イソプロペニル、アリル、ブタ−2−エニル、エチニル、2−プロピニルおよびブタ−2−イニルが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「ハロゲン」という用語は、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基およびヨード基を意味する。
「シクロアルキル」という用語は、3個、4個、5個、6個、7個または8個の炭素原子を含んで成る飽和または不飽和の非芳香族単環式環を意味する。この「シクロアルキル」の例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクタニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキサジエニルおよびシクロオクタジエニルが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「ヘテロシクリル」という用語は、飽和または不飽和の非芳香族3員、4員、5員、6員、7員または8員の単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、例えば、窒素、酸素または硫黄の内の一つまたはそれを超えるものより独立して選択される炭素以外の元素である環を意味する。「硫黄」という用語は、スルホキシド(S(O))およびスルホン(SO)を包含すると理解されるであろう。「窒素」という用語は、酸化窒素(NO)を包含すると理解されるであろう。この「ヘテロシクリル」の例には、アジリジン、アゼチジン、2−ピロリン、3−ピロリン、ピロリジン、イミダゾリン、ピペリジン、ピペラジン、2−ピラゾリン、オキシラン、オキセタン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキソラン、1,2−オキサチオラン、モルホリン、3−ピラゾリン、ピラゾリジン、2H−ピラン、4H−ピラン、1,4−ジチアン、1,4−オキサチアンおよびチオモルホリンが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「ヘテロアリール」という用語は、芳香族の5員または6員の単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、例えば、窒素、酸素および硫黄の内の一つまたはそれを超えるものより独立して選択される炭素以外の元素である環を意味する。「硫黄」という用語は、スルホキシド(S(O))およびスルホン(SO)を包含すると理解されるであろう。「窒素」という用語は、酸化窒素(NO)を包含すると理解されるであろう。この「ヘテロアリール」の例には、フラン、ピロール、ピラジン、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、ピリミジン、ピリダジン、ピリジン、ピリジン−1−オキシド、イソオキサゾール、オキサゾール、イソチアゾール、チアゾール、チオフェン、1,2,4−トリアゾール、フラザン、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,2,5−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,5−チアジアゾール、1,2,4−チアジアゾールおよび1,2,3−チアジアゾールが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「アリール」という用語は、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合しているフェニル基を意味する。
「Het」という用語は、芳香族の5員または6員の単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、例えば、窒素、酸素および硫黄の内の一つまたはそれを超えるものより独立して選択される炭素以外の元素である環を意味する。「硫黄」という用語は、スルホキシド(S(O))およびスルホン(SO)を包含すると理解されるであろう。「窒素」という用語は、酸化窒素(NO)を包含すると理解されるであろう。Hetは、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合する。この「Het」の例には、フラン、ピロール、ピラジン、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、ピリミジン、ピリダジン、ピリジン、ピリジン−1−オキシド、イソオキサゾール、オキサゾール、イソチアゾール、チアゾール、チオフェン、1,2,4−トリアゾール、フラザン、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,2,5−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,5−チアジアゾール、1,2,4−チアジアゾールおよび1,2,3−チアジアゾールが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「Het」という用語は、飽和または不飽和の非芳香族3員、4員、5員、6員、7員、8員、9員または10員の単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、例えば、窒素、酸素または硫黄の内の一つまたはそれを超えるものより独立して選択される炭素以外の元素である環を意味し、そしてここにおいて、その環は、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい。「硫黄」という用語は、スルホキシド(S(O))およびスルホン(SO)を包含すると理解されるであろう。「窒素」という用語は、酸化窒素(NO)を包含すると理解されるであろう。この「Het」の例には、アジリジン、アゼチジン、2−ピロリン、3−ピロリン、ピロリジン、イミダゾリン、ピペリジン、ピペラジン、2−ピラゾリン、オキシラン、オキセタン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキソラン、1,2−オキサチオラン、モルホリン、3−ピラゾリン、ピラゾリジン、2H−ピラン、4H−ピラン、1,4−ジチアン、1,4−オキサチアンおよびチオモルホリンが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「Het」という用語は、芳香族の5員または6員の単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、例えば、窒素、酸素および硫黄の内の一つまたはそれを超えるものより独立して選択される炭素以外の元素である環を意味し、そしてそれは、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されている。「硫黄」という用語は、スルホキシド(S(O))およびスルホン(SO)を包含すると理解されるであろう。「窒素」という用語は、酸化窒素(NO)を包含すると理解されるであろう。この「Het」の例には、フラン、ピロール、ピラジン、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、ピリミジン、ピリダジン、ピリジン、ピリジン−1−オキシド、イソオキサゾール、オキサゾール、イソチアゾール、チアゾール、チオフェン、1,2,4−トリアゾール、フラザン、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,2,5−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,5−チアジアゾール、1,2,4−チアジアゾールおよび1,2,3−チアジアゾールが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「Het」という用語は、芳香族または部分芳香族の8員、9員または10員の二環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、例えば、窒素、酸素および硫黄の内の一つまたはそれを超えるものより独立して選択される炭素以外の元素であってよい環を意味する。Hetは、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に、二環式環の芳香族部分によって結合する。「硫黄」という用語は、スルホキシド(S(O))およびスルホン(SO)を包含すると理解されるであろう。「窒素」という用語は、酸化窒素(NO)を包含すると理解されるであろう。
は、独立して、H、または直鎖または分岐状の飽和または不飽和のC−Cアルキル鎖(該アルキル鎖は、1個またはそれを超えるFで置換されていてよい)である。
は、独立して、直鎖または分岐状の飽和または不飽和のC−Cアルキル鎖(該アルキル鎖は、1個またはそれを超えるFで置換されていてよい)である。
は、独立して、H、または直鎖または分岐状の飽和または不飽和のC−Cアルキル鎖(該アルキル鎖は、1個またはそれを超えるFで置換されていてよい)である。
ある置換基が、2個以上のR、RまたはRを有する場合、これらは各々、同じであってよいしまたは異なっていてよいということは理解されるであろう。例えば、NRには、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノが含まれる。更に、同じ化合物中の異なった置換基が、2個以上のR、RまたはRを有する場合、これらは各々、同じであってよいしまたは異なっていてよいということは理解されるであろう。ここで、式Iの化合物中のR、RおよびRの更に別の意味を続ける。このような意味は、本明細書中の前のまたは以下の定義、特許請求の範囲または態様のいずれかについて適所で用いることができるということは理解されるであろう。
式Iを有する第一群の化合物において、
は、
Xであって、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)RまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
シクロアルキルまたはヘテロシクリルであって、各々、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
フェニルまたはヘテロアリールであって、各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
シクロアルキルYまたはヘテロシクリルYであって、ここにおいて、シクロアルキルまたはヘテロシクリルが各々、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
フェニルYまたはヘテロアリールYであって、ここにおいて、フェニルまたはヘテロアリールが各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいものであり;
は、
フェニルであって、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいものであり;
は、
アリールまたはHetであって、各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいアリールまたはHet
HetまたはTであって、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよく、そして
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、HetまたはTである。
式Iを有する第二群の化合物において、
は、
Xであって、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
シクロアルキルまたはヘテロシクリルであって、各々、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
フェニルまたはヘテロアリールであって、各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
シクロアルキルYまたはヘテロシクリルYであって、ここにおいて、シクロアルキルまたはヘテロシクリルが各々、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
フェニルYまたはヘテロアリールYであって、ここにおいて、フェニルまたはヘテロアリールが各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいものであり;
は、
フェニルであって、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいものであり;
は、式Iを有する第一群の化合物の場合と同じである。
式Iを有する第三群の化合物において、
は、
Xであって、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)RまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいものであり;
は、式Iを有する第二群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第一群の化合物の場合と同じである。
式Iを有する第四群の化合物において、
は、
Xであって、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいものであり;
は、式Iを有する第二群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第一群の化合物の場合と同じである。
式Iを有する第五群の化合物において、
は、式Iを有する第一群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第一群の化合物の場合と同じであり、
は、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の内の一つ:
Q、Het、RまたはHet
で置換され、そしてここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい。
式Iを有する第六群の化合物において、
は、式Iを有する第一群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第一群の化合物の場合と同じであり、
は、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい。
式Iを有する第七群の化合物において、
は、式Iを有する第一群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第一群の化合物の場合と同じであり、
は、HetまたはTであり、ここにおいて、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよく、そして
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい。
式Iを有する第八群の化合物において、
は、式Iを有する第二群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第二群の化合物の場合と同じであり、
は、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の内の一つ:
Q、Het、RまたはHet
で置換され、そしてここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい。
式Iを有する第九群の化合物において、
は、式Iを有する第二群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第二群の化合物の場合と同じであり、
は、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい。
式Iを有する第十群の化合物において、
は、式Iを有する第二群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第二群の化合物の場合と同じであり、
は、HetまたはTであり、ここにおいて、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよく、そして
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい。
式Iを有する第十一群の化合物において、
は、式Iを有する第三群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第三群の化合物の場合と同じであり、
は、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の内の一つ:
Q、Het、RまたはHet
で置換され、そしてここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい。
式Iを有する第十二群の化合物において、
は、式Iを有する第三群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第三群の化合物の場合と同じであり、
は、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい。
式Iを有する第十三群の化合物において、
は、式Iを有する第三群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第三群の化合物の場合と同じであり、
HetまたはTであり、ここにおいて、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
HetまたはTは各々、芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよく、そして
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい。
式Iを有する第十四群の化合物において、
は、式Iを有する第四群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第四群の化合物の場合と同じであり、
は、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の内の一つ:
Q、Het、RまたはHet
で置換され、そしてここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい。
式Iを有する第十五群の化合物において、
は、式Iを有する第四群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第四群の化合物の場合と同じであり、
は、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい。
式Iを有する第十六群の化合物において、
は、式Iを有する第四群の化合物の場合と同じであり、
は、式Iを有する第四群の化合物の場合と同じであり、
は、HetまたはTであり、ここにおいて、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよく、そして
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい。
本発明の更に別の態様
本発明のもう一つの態様により、一般式(I)
Figure 2008526842
[式中、Rは、
Xであって、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)RまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
シクロアルキルまたはヘテロシクリルであって、各々、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
フェニルまたはヘテロアリールであって、各々、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
シクロアルキルYまたはヘテロシクリルYであって、ここにおいて、シクロアルキルまたはヘテロシクリルが各々、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
フェニルYまたはヘテロアリールYであって、ここにおいて、フェニルまたはヘテロアリールが各々、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものであり;
は、
フェニルであって、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものであり;
は、
アリールまたはHetであって、各々、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいアリールまたはHet
HetまたはTであって、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく、そして
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、HetまたはTである]
を有する化合物またはその薬学的に許容しうる塩を提供する。
ここで、R、RおよびRの更に別の意味を続ける。このような意味は、本明細書中の前のまたは以下の定義、特許請求の範囲または態様のいずれかについて適所で用いることができるということは理解されるであろう。
本発明の第一の態様において、
が、
Xであって、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)RまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
シクロアルキルまたはヘテロシクリルであって、各々、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
フェニルまたはヘテロアリールであって、各々、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
シクロアルキルYまたはヘテロシクリルYであって、ここにおいて、シクロアルキルまたはヘテロシクリルが各々、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
フェニルYまたはヘテロアリールYであって、ここにおいて、フェニルまたはヘテロアリールが各々、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものであり;
が、
フェニルであって、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものであり;
が、
アリールまたはHetであって、各々、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいアリールまたはHet
HetまたはTであって、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく、そして
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいHetまたはTである、
式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第二の態様において、
が、
Xであって、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)R、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
シクロアルキルまたはヘテロシクリルであって、各々、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SOまたはC(O)R、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
フェニルまたはヘテロアリールであって、各々、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SOまたはC(O)R、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
シクロアルキルYまたはヘテロシクリルYであって、ここにおいて、シクロアルキルまたはヘテロシクリルが各々、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
フェニルYまたはヘテロアリールYであって、ここにおいて、フェニルまたはヘテロアリールが各々、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものであり;
が、
フェニルであって、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものであり、
が、第一の態様の場合と同じである、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第三の態様において、
が、
Xであって、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)RまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものであり、
が、第二の態様の場合と同じであり、そして
が、第一の態様の場合と同じである、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第四の態様において、
が、
Xであって、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SOまたはC(O)R、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものであり、
が、第二の態様の場合と同じであり、そして
が、第一の態様の場合と同じである、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第五の態様において、
が、第一の態様の場合と同じであり、
が、第一の態様の場合と同じであり、そして
が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の:
Q、Het、RまたはHet
より独立して選択される一つで置換され、そしてここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)で置換されていてよい、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第六の態様において、
が、第一の態様の場合と同じであり、
が、第一の態様の場合と同じであり、そして
が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第七の態様において、
が、第一の態様の場合と同じであり、
が、第一の態様の場合と同じであり、そして
が、HetまたはTであり、ここにおいて、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく、そして
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第八の態様において、
が、第二の態様の場合と同じであり、
が、第二の態様の場合と同じであり、そして
が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の:
Q、Het、RまたはHet
より独立して選択される一つで置換され、そしてここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第九の態様において、
が、第二の態様の場合と同じであり、
が、第二の態様の場合と同じであり、そして
が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第十の態様において、
が、第二の態様の場合と同じであり、
が、第二の態様の場合と同じであり、そして
が、HetまたはTであり、ここにおいて、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく、そして、
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第十一の態様において、
が、第三の態様の場合と同じであり、
が、第三の態様の場合と同じであり、そして
が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の:
Q、Het、RまたはHet
より独立して選択される一つで置換され、そしてここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)で置換されていてよい、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第十二の態様において、
が、第三の態様の場合と同じであり、
が、第三の態様の場合と同じであり、そして
が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR
で置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第十三の態様において、
が、第三の態様の場合と同じであり、
が、第三の態様の場合と同じであり、そして
が、HetまたはTであり、ここにおいて、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく、そして、
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第十四の態様において、
が、第四の態様の場合と同じであり、
が、第四の態様の場合と同じであり、そして
が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の:
Q、Het、RまたはHet
より独立して選択される一つで置換され、そしてここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)で置換されていてよい、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第十五の態様において、
が、第四の態様の場合と同じであり、
が、第四の態様の場合と同じであり、そして
が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、式(I)の化合物のクラスを提供する。
本発明の第十六の態様において、
が、第四の態様の場合と同じであり、
が、第四の態様の場合と同じであり、そして
が、HetまたはTであり、ここにおいて、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく、そして、
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、式(I)の化合物のクラスを提供する。
式Iのそれら化合物は、薬剤としての活性を有する。具体的には、式Iのそれら化合物は、LXRアゴニストである。
本発明の具体的な化合物は、2−ブチル−4−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシドまたはその薬学的に許容しうる塩である。
本発明のもう一つの側面において、Rがブチルであり、Rが4−(ジフルオロメトキシ)フェニルである式(V)による化合物を提供する。
本発明のもう一つの側面において、Rがブチルであり、Rが4−(ジフルオロメトキシ)フェニルであり、そしてLが脱離基、例えば、Cl、Br、I、メタンスルホネート(MsO)またはトリフルオロメタンスルホネート(OTf)などである式(VI)による化合物を提供する。
本発明のある種の化合物は、互変異性体または立体異性体(例えば、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、またはE−またはZ−異性体)として存在しうる。本発明が、このような互変異性体および立体異性体を総て包含するということは理解されるはずである。
本発明のある種の化合物は、溶媒和化合物または水和物として存在しうる。本発明がこのような溶媒和化合物または水和物を総て包含するということは理解されるはずである。
本発明の化合物の適する薬学的に許容しうる塩は、例えば、十分に塩基性である本発明の化合物の酸付加塩、例えば、無機酸または有機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、硝酸、メタンスルホン酸、硫酸、リン酸、トリフルオロ酢酸、パラトルエンスルホン酸、2−メシチレンスルホン酸、クエン酸、酢酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、コハク酸、リンゴ酸、マロン酸、マレイン酸、1,2−エタンジスルホン酸、アジピン酸、アスパラギン酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、エタンスルホン酸またはニコチン酸との酸付加塩である。更に、本発明の化合物の適する薬学的に許容しうる塩は、例えば、十分に酸性である本発明の化合物の塩基付加塩、例えば、金属塩、例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛またはアルミニウムの塩;アンモニウム塩;生理学的に許容しうる陽イオンを与える有機塩基であって、第四級アンモニウム水酸化物を包含するもの、例えば、メチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミン、tert−ブチルアミン、トリエチルアミン、ジベンジルアミン、N,N−ジベンジルエチルアミン、シクロヘキシルエチルアミン、トリス−(2−ヒドロキシエチル)アミン、ヒドロキシエチルジエチルアミン、(1R,2S)−2−ヒドロキシインデン−1−アミン、モルホリン、N−メチルピペリジン、N−エチルピペリジン、ピペラジン、メチルピペラジン、アダマンチルアミン、コリン水酸化物、テトラブチルアンモニウム水酸化物、トリス−(ヒドロキシメチル)メチルアミン水酸化物、L−アルギニン、N−メチルD−グルカミン、リシンまたはアルギニンとの塩である。
本明細書中に開示された式(I)の化合物または他の化合物は、ヒトまたは動物体内で分解されて式(I)の化合物を与えるプロドラッグの形で投与することができるる。プロドラッグの例には、式(I)の化合物のin vivo加水分解性エステルおよび in vivo 加水分解性アミドが含まれる。
本発明の化合物は、更に、このような化合物を構成している1個またはそれを超える原子に、原子同位体を非天然の比率で含有してよい。例えば、それら化合物は、放射性同位体、例えば、トリチウム(H)、ヨウ素−125(125I)または炭素−14(14C)などで放射性標識されていてよい。本発明の化合物の同位体変種は総て、放射性であろうとなかろうと、本発明の範囲内に包含されるものである。
製造方法
本発明の化合物は、下のスキームに描かれるように製造することができる。しかしながら、本発明は、これら方法に制限されない。それら化合物は、構造的に関連した化合物について先行技術に記載のように製造することもできる。それら反応は、標準法にしたがってまたは実験の項に記載のように行うことができる。
Figure 2008526842
スキームIにおいて、「試薬」とは、式(V)の化合物中のヒドロキシ基を脱離基Lへと変換することができる試薬を意味する。このような脱離基の例は、例えば、Cl、Br、I、メタンスルホネート(OMs)、p−トルエンスルホネートまたはトリフルオロメタンスルホネート(OTf)である。
スキームIにおいて、R、RおよびRは、上に定義の通りである。
「不活性有機溶媒」という表現は、所望の生成物の収率に悪影響を与える方式で出発物質、試薬、中間体または生成物と反応することがない溶媒を意味する。このような溶媒の例は、ジメチルホルムアミド、塩化メチレンおよびアセトニトリルである。
スキームIにおける個々の反応工程は、反応混合物を油浴上で加熱するなどの慣用的な手段を用いて加熱しながらかまたは、反応混合物をマイクロ波オーブン中で加熱しながら行うことができる。
更に、式(I)の化合物中のR基は、別のR基、例えば、シクロペンチルで置き換えることができるということは理解されるであろう。例えば、Rが tert−ブチルである場合、それは、トリフルオロ酢酸での脱保護によって除去することができ、その後、得られた化合物を、新しいR基を含有するアルキル化剤と反応させることができる。
本出願の若干の反応において、例えば、ヒドロキシル基、アミノ基およびカルボキシル基などの官能基のための保護基を用いるのが必要でありうるということは理解されるであろう。更に別の代表的な保護基は、本明細書中にそのまま援用されるT. W. Green and P. G. M. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd Ed., Wiley and Sons, Inc., New York (1999)に見出されうる。
スキームIにおいて化合物(V)を製造するのに用いられるシュウ酸ジエチルは、例えば、メチルオキサリルクロリドなどの同等の試薬に交換することができるということは理解されるであろう。
上のスキームに用いられるカリウム tert−ブトキシドは、例えば、リチウム tert−ブトキシドなどの同等の試薬に交換することができるということは理解されるであろう。
式(II)および式(IV)の化合物は、商業的に入手可能であるし、または本特許出願の実験部分に記載のように、または、当業者に知られている方法によって製造することができる。
式(V)または式(VI)を有するある種の化合物は、新規であると考えられ、式(I)の化合物の製造において有用な中間体として本明細書中の請求の範囲に記載される。
式(VII)の化合物は、商業的に入手可能であるし、または本特許出願の実験部分に記載のように、
または当業者に知られている方法によって製造することができる。
式Iの化合物において、RまたはRが酸化窒素である場合、これらは、該当するアミンおよびメタクロロ過安息香酸(MCPBA)などの酸化剤から、場合により、ジクロロメタンなどの不活性有機溶媒の存在下で製造されるということは理解されるはずである。
当業者は、本発明の化合物を別の方法で、若干の場合、より好都合な方法で得るために、本明細書中の前に述べられた個々の方法工程を、異なった順序で行うことができる、および/または個々の反応を、経路全体の異なった段階で行うことができる(すなわち、化学変換は、本明細書中の前の特定の反応に関連したものとは異なった中間体で行うことができる)ということを理解するであろう。
医薬製剤
本発明の化合物は、通常は、経口、非経口、静脈内、筋肉内、皮下によって、または他の注射可能な方法で、口腔内、直腸内、膣内、経皮および/または鼻腔経路および/または吸入によって、活性成分またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を薬学的に許容しうる剤形中に含む医薬製剤の形で投与されるであろう。処置される障害および患者、および投与経路に依存して、それら組成物は、変動用量で投与することができる。
ヒトの治療的処置における本発明の化合物の適する1日用量は、体重1kgあたり、約0.0001〜100mg、好ましくは、0.01〜10mgである。
経口製剤が好適であり、特に、錠剤またはカプセル剤は、当業者に知られている方法で製剤化されて、0.007mg〜700mgの範囲内、例えば、1mg、3mg、5mg、10mg、25mg、50mg、100mgおよび250mgの用量の活性化合物を与えることができる。
したがって、本発明のもう一つの側面により、本発明のいずれかの化合物、それらの薬学的に許容しうる誘導体を、薬学的に許容しうる賦形剤、グリセリドであってよい油、希釈剤および/または担体との混合物で包含する医薬製剤を提供する。
薬理学的性質
式Iの化合物は、コレステロール恒常性の正規化、腸管コレステロール吸収を減少させること、コレステロール逆輸送を改善すること、HDL機能性を改善すること、HDLコレステロールレベルを増加させること、LDLコレステロールレベルを減少させること、アポB含有リポタンパク質のコレステロール含量を減少させること、血管細胞からのコレステロール流出を刺激すること、および/または血管細胞の炎症性反応を減少させることについて有用である。これら性質の結果として、式Iの化合物は、アテローム性動脈硬化症抑制作用を有すると考えられる。
式Iの化合物は、哺乳動物、特に、ヒトの心臓血管疾患の予防または処置に有用である。式Iの化合物は、哺乳動物、特に、ヒトのアテローム性動脈硬化症の予防または処置に有用である。心臓血管疾患には、アテローム性動脈硬化症に関連した状態、動脈硬化症、高コレステロール血症、および心臓血管疾患の危険度を増加させる他の種類の異常脂血症が含まれるが、これに制限されるわけではない。具体的には、式Iの化合物は、心臓血管疾患、特に、アテローム性動脈硬化症、高コレステロール血症および異常脂血症を伴う疾患の処置または予防に有用である。
式Iの化合物は、更に、アンギナ、跛行、血管雑音などの臨床徴候によって発現したアテローム硬化性疾患を有する患者;心筋梗塞、卒中または一過性虚血発作に罹患した患者;または血管造影法、超音波検査法またはMRIによって診断された患者において、アテローム硬化性斑または黄色腫などの組織沈着物中の脂質蓄積を予防するのに、またはそこから脂質を除去するのに役立つ。
式Iの化合物は、更に、アテローム性動脈硬化症を発症する危険があるまたは既にアテローム硬化性疾患を有するヒトを含めた哺乳動物への、適宜、予防的または治療的有効量の式Iの化合物の投与を含めて、アテローム性動脈硬化症を予防するまたはそれを発症する危険度を減少させるのに、更には、それが臨床的に明白になったとしても、アテローム硬化性疾患の進行を止めるまたは遅らせるのに役立つ。
アテローム性動脈硬化症は、関係のある医学分野の開業医によって認識されるまたは理解される血管疾患および状態を包含する。血管再生術後の再狭窄を含めたアテローム硬化性心臓血管疾患;冠状動脈性心疾患(冠状動脈疾患または虚血性心疾患としても知られる);多発脳梗塞性痴呆を含めた脳血管疾患;および勃起機能不全を含めた末梢血管疾患は、総て、アテローム性動脈硬化症の臨床症状発現であり、したがって、「アテローム性動脈硬化症」および「アテローム硬化性疾患」という用語によって包含される。
式Iを有する本化合物は、更に、遺伝性または誘発性の高コレステロール血症、更には、遺伝性または誘発性の低下したインスリン感受性(代謝症候群としても知られるインスリン抵抗性症候群)および随伴代謝障害(associated metabolic disorders)のような、アテローム性動脈硬化症に関連した臨床状態の予防および/または処置に有用である。これら臨床状態には、全身肥満症、腹部肥満症、動脈性高血圧症、高インスリン血症、2型糖尿病、1型糖尿病および他の一層希な型の真性糖尿病、およびインスリン抵抗性で特徴的に発現する異常脂血症が含まれるであろうが、これに制限されるわけではないであろう。この異常脂血症は、アテローム発生性リポタンパク質プロフィールとしても知られ、中等度に上昇した非エステル化脂肪酸、上昇したVLDLトリグリセリドの多い粒子、高アポBレベル、表現型Bである小さい稠密なLDL粒子の存在下における低アポAIレベルに関連した低HDLレベルを特徴とする。
式Iの化合物は、複合または混合型の高脂血症および異常脂血症、特に、代謝症候群の他の症状発現を伴うまたは伴わない低HDLレベルを有する患者を処置する場合に有用であると考えられる。
式Iの化合物は、代謝症候群または2型糖尿病以外の理由の低HDLレベルを有する患者を処置する場合に有用であると考えられる。
式Iの化合物での処置は、それらの異常脂血症抑制性並びに抗炎症性のために、アテローム性動脈硬化症に関連した心臓血管罹病率および死亡率を低下させると考えられる。心臓血管疾患状態には、心筋梗塞を引き起こすいろいろな内部臓器の大血管症、うっ血性心不全、脳血管疾患および末梢動脈不全が含まれる。式Iの化合物のインスリン感作作用も、代謝症候群による2型糖尿病および妊娠糖尿病の発症を予防するまたは遅らせると考えられる。したがって、腎疾患、網膜損傷および下肢の末梢血管疾患を引き起こす微小血管症のような、真性糖尿病の場合の慢性高血糖症に関連した長期合併症の発症は、遅延すると考えられる。
式Iの化合物は、更に、炎症および神経変性疾患または神経障害の予防または処置に有用でありうる。したがって、本発明は、更に、CNSの炎症を予防するまたは処置する方法;アミロイド病状を減少させる方法;およびニューロン変性、ニューロン損傷、またはCNSの炎症または柔軟性障害を特徴とする神経変性疾患または障害を予防するまたは処置する方法を提供する。ニューロン変性および炎症を特徴とする神経変性疾患または状態には、卒中、アルツハイマー病、前頭側頭型痴呆(タウパチー(taupathies))、末梢神経障害、パーキンソン病、レヴィー小体痴呆、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症および多発性硬化症が含まれるであろうが、これに制限されるわけではないであろう。
式Iの化合物は、炎症性状態または疾患を予防するまたは処置する場合に有用である。これら疾患または状態には、狭心症および心筋梗塞などのアテローム硬化性疾患が含まれるであろうがこれに制限されるわけではなく、関節リウマチ、若年性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、変形性関節症、変性関節疾患、一つまたはそれを超える結合組織病、強直性脊椎炎、滑液包炎、シェーグレン症候群(Sjogren’s syndrome)、乾癬、乾癬性関節炎、神経痛、滑膜炎、糸球体腎炎、血管炎またはサルコイドーシス、更には、セリアック病、直腸炎、好酸球性胃腸炎、肥満細胞症、クローン病、潰瘍性大腸炎、顕微鏡的大腸炎、不確定性大腸炎、過敏性腸障害、過敏性腸症候群および遠位直腸炎などの炎症性腸疾患が含まれるであろう。式Iの化合物は、更に、喘息、成人呼吸促迫症候群、慢性閉塞性肺疾患および肺炎気管支炎を含めた肺の他の炎症性状態に用いることができる。
更に、式Iの化合物は、多嚢胞性卵巣症候群、肥満症および癌のような、インスリン抵抗性に関連していようがいまいが、心臓血管系以外のいろいろな状態の処置に有用でありうる。
本発明は、関節リウマチを処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、若年性関節リウマチを処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、全身性エリテマトーデスを処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、変形性関節症を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、変性関節疾患を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、一つまたはそれを超える結合組織病を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、強直性脊椎炎を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、滑液包炎を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、シェーグレン症候群を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、乾癬を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、乾癬性関節炎を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、神経痛を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、滑膜炎を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、糸球体腎炎を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、血管炎またはサルコイドーシスを処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、セリアック病を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、直腸炎を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、好酸球性胃腸炎を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、肥満細胞症を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、顕微鏡的大腸炎を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、不確定性大腸炎を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、過敏性腸障害を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、過敏性腸症候群を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、インスリン抵抗性症候群および/または代謝障害(上に定義の通り)を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、2型糖尿病を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、心臓血管疾患を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、アテローム性動脈硬化症を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、高コレステロール血症を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、コレステロール逆輸送を改善する必要に関連した状態を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、腸管コレステロール吸収を減少させる必要に関連した状態を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、HDLコレステロールレベルを増加させる必要に関連した状態を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、LDLコレステロールレベルを減少させる必要に関連した状態を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、炎症性状態を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、アルツハイマー病を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、動脈硬化症を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、HDL機能を改善する必要に関連した状態を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、高脂血状態を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、異常脂血状態を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、異常脂血症を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、炎症性腸疾患を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、クローン病を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
本発明は、潰瘍性大腸炎を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物(具体的には、ヒト)への有効量の式Iの化合物の投与を含む方法を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、薬剤としての式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、関節リウマチの処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、若年性関節リウマチの処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、全身性エリテマトーデスの処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、変形性関節症の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、変性関節疾患の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、一つまたはそれを超える結合組織病の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、強直性脊椎炎の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、滑液包炎の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、シェーグレン症候群の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、乾癬の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、乾癬性関節炎の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、神経痛の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、滑膜炎の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、糸球体腎炎の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、血管炎またはサルコイドーシスの処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、セリアック病の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、直腸炎の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、好酸球性胃腸炎の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、肥満細胞症の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、顕微鏡的大腸炎の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、不確定性大腸炎の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、過敏性腸障害の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、過敏性腸症候群の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、異常脂血状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、インスリン抵抗性症候群および/または代謝障害の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、心臓血管疾患の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、アテローム性動脈硬化症の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、高コレステロール血症の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、コレステロール逆輸送を改善する必要に関連した状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、腸管コレステロール吸収を減少させる必要に関連した状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、HDLコレステロールレベルを増加させる必要に関連した状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、LDLコレステロールレベルを減少させる必要に関連した状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、炎症性状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、アルツハイマー病の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、動脈硬化症の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、2型糖尿病の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、HDL機能を改善する必要に関連した状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、高脂血状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、異常脂血症の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、炎症性腸疾患の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、クローン病の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
もう一つの側面において、本発明は、潰瘍性大腸炎の処置および/または予防のための薬剤の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
組合せ療法
本発明の化合物は、高血圧症、高脂血症、異常脂血症、糖尿病、炎症および肥満症のような、アテローム性動脈硬化症の発症および進行に関連した障害の処置において有用である別の治療薬と組み合わせることができる。本発明の化合物は、LDL:HDLの比率を減少させる別の治療薬と、またはLDLコレステロールの循環レベルの減少を引き起こす物質と組み合わせることができる。真性糖尿病の患者の場合、本発明の化合物は、微小血管症に関連した合併症を処置するのに用いられる治療薬と組み合わせることもできる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、コレステロール生合成阻害剤、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。適するコレステロール生合成阻害剤には、HMG CoAレダクターゼ阻害剤、スクアレン合成阻害剤およびスクアレンエポキシダーゼ阻害剤が含まれる。適するスクアレン合成阻害剤は、スクアレスタチン1(squalestatin 1)、TAK−475、WO2005012284号に記載の化合物であり、そして適するスクアレンエポキシダーゼ阻害剤は、NB−598である。
本発明のこの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、HMG CoAレダクターゼ阻害剤、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。好適には、HMG CoAレダクターゼ阻害剤、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグは、当該技術分野において周知のスタチンである。具体的なスタチンは、アトルバスタチン、フルバスタチン、ピタバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ニコスタチン、ニバスタチン、プラバスタチンおよびシンバスタチン、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、特に、ナトリウムまたはカルシウム塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグから成る群より選択される。具体的なスタチンは、アトルバスタチン、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグである。より具体的なスタチンは、アトルバスタチンカルシウム塩である。しかしながら、特に好ましいスタチンは、ロスバスタチン、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグである。好ましい具体的なスタチンは、ロスバスタチンカルシウム塩である。
本出願において、「コレステロール生合成阻害剤」という用語は、HMG CoAレダクターゼ阻害剤、スクアレン合成阻害剤およびスクアレンエポキシダーゼ阻害剤の、活性であれ不活性であれ、エステル、プロドラッグおよび代謝産物などの化学修飾をも包含する。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、回腸胆汁酸輸送系の阻害剤(IBAT阻害剤)、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。IBAT阻害活性を有する適する化合物は、記載されており、例えば、WO93/16055号、WO94/18183号、WO94/18184号、WO96/05188号、WO96/08484号、WO96/16051号、WO97/33882号、WO98/07449号、WO98/03818号、WO98/38182号、WO99/32478号、WO99/35135号、WO98/40375号、WO99/35153号、WO99/64409号、WO99/64410号、WO00/01687号、WO00/47568号、WO00/61568号、WO00/62810号、WO01/68906号、DE19825804号、WO00/38725号、WO00/38726号、WO00/38727号、WO00/38728号、WO00/38729号、WO01/68906号、WO01/66533号、WO02/32428号、WO02/50051号、WO03/040124号、WO03/040127号、WO03/043992号、WO03/061604号、WO04/020421号、WO04/076430号、EP864582号、EP489423号、EP549967号、EP573848号、EP624593号、EP624594号、EP624595号およびEP624596号に記載の化合物を参照されたいが、これら特許出願の内容は、本明細書中に援用される。
IBAT阻害活性を有する更に別の適する化合物は、WO94/24087号、WO98/56757号、WO00/20392号、WO00/20393号、WO00/20410号、WO00/20437号、WO01/34570号、WO00/35889号、WO01/68637号、WO02/08211号、WO03/020710号、WO03/022825号、WO03/022830号、WO03/022286号、WO03/091232号、WO03/106482号、JP10072371号、US5070103号、EP251315号、EP417725号、EP869121号、EP1070703号およびEP597107号に記載されており、これら特許出願の内容は、本明細書中に援用される。
本発明において用いるのに適するIBAT阻害剤の具体的なクラスは、ベンゾチアゼピン、および本明細書中に援用されるWO00/01687号、WO96/08484号およびWO97/33882号の特許請求の範囲に、具体的には、請求項1に記載の化合物である。他の適するクラスのIBAT阻害剤は、1,2−ベンゾチアゼピン、1,4−ベンゾチアゼピンおよび1,5−ベンゾチアゼピンである。もう一つの適するクラスのIBAT阻害剤は、1,2,5−ベンゾチアジアゼピンである。
IBAT阻害活性を有する一つの具体的な適する化合物は、(3R,5R)−3−ブチル−3−エチル−1,1−ジオキシド−5−フェニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−8−イルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(EP864582号)である。IBAT阻害活性を有するもう一つの適する化合物は、S−8921(EP597107号)である。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、コレステロール吸収アンタゴニスト、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグ、例えば、AVE−5530または例えば、エゼトロール(ezetrol)(ゼチア(zetia)、エゼチミブ(ezetimibe))などのアゼチジノン、および本明細書中に援用されるUS5,767,115号に記載のものと一緒に投与することができる。コレステロール吸収アンタゴニスト活性を有する適する化合物は、記載されており、例えば、本明細書中に援用されるWO02/50027号、WO02/66464号、WO04/005247号、WO04/000803号、WO04/000804号、WO04/000805号、WO05021495号、WO05021497号およびWO05033100号に記載の化合物を参照されたい。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、胆汁酸金属イオン封鎖剤、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。適する胆汁酸金属イオン封鎖剤には、HBS−107、コレスチラミン(Questran(登録商標)、LoCholest(登録商標))、コレステミド(cholestemide)(Cholebine(登録商標))、コレセベラム(colesevelam)(Welchol(登録商標))、コレスチポール(Colestid(登録商標))およびコレセベラム塩酸塩が含まれる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、ABC輸送体の発現を増加させること以外の他の手段によってコレステロール逆輸送を増加させる他の物質、例えば、アポA−1模擬体と一緒に投与することができる。例えば、本明細書中に援用されるWO−2004094471号に記載の化合物を参照されたい。適するアポA−1模擬体には、D−F4、ETC216、ETC642、RTC588、ETC1001、アポA1 Milano、D−4FおよびAVP−26452が含まれる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体(peroxisome proliferator-activated receptor)(PPAR)モジュレーション薬(modulating agent)と一緒に投与することができる。PPARモジュレーション薬には、PPARαおよび/またはγおよび/またはδアゴニスト、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグが含まれる。適するPPARαおよび/またはγおよび/またはδアゴニスト、それらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグは、当該技術分野において周知である。これらには、本明細書中に総て援用される、WO01/12187号、WO01/12612号、WO99/62870号、WO99/62872号、WO99/62871号、WO98/57941号、WO01/40170号、WO04/000790号、WO04/000295号、WO04/000294号、WO03/051822号、WO03/051821号、WO02/096863号、WO04/056748号、WO03/051826号、WO02/085844号、WO01/40172号、J Med Chem, 1996, 39, 665, Expert Opinion on Therapeutic Patents, 10 (5), 623-634(具体的には、634頁に挙げられた特許出願に記載の化合物)および J Med Chem, 2000, 43, 527 に記載の化合物が含まれる。具体的には、PPARαおよび/またはγおよび/またはδアゴニストは、ムラグリタザール(muraglitazar)(BMS298585)、リボグリタゾン(rivoglitazone)(CS−011)、ネトグリタゾン(netoglitazone)(MCC−555)、バラグリタゾン(balaglitazone)(DRF−2593、NN−2344)、クロフィブラート(Atromid−S(登録商標))、フェノフィブラート、ベザフィブラート(bezafibrate)(Oralipin(登録商標))、ゲムフィブロジル(Lopid(登録商標))、シプロフィブラート(ciprofibrate)(Ciprol(登録商標))、ピオグリタゾン(pioglitazone)(Actos(登録商標))、ロシグリタゾン(rosiglitazone)(Avandia(登録商標))、AVE−0847、AVE−8134、CLX−0921、DRF−10945、DRF−4832、E−3030、K−111、KRP−101、LBM−642(オキセグリタザール(oxeglitazar))、LY−518674、LY−674、ナベグリタザール(naveglitazar)(LY−818)、LY−929、641597、GW−590735、GW−677954、GW−501516、メタグリダサン(metaglidasan)(MBX−102)、MBX−2044、ONO−5129、PLX−204、R−483(BM131258)、R−119702、T−131(AMG−131)、TAK−559またはTAK−654を意味する。具体的には、PPARαおよび/またはγおよび/またはδアゴニストは、テサグリタザール(tesaglitazar)((S)−2−エトキシ−3−[4−(2−{4−メタンスルホニルオキシフェニル}エトキシ)フェニル]プロパン酸)およびその薬学的に許容しうる塩を意味する。
本発明のなおもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、ピルビン酸デヒドロゲナーゼキナーゼ(PDK)阻害剤、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、コレステリルエステル輸送タンパク質(CETP)阻害剤、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグ、例えば、JTT−705、トルセトラピブ(torcetrapib)(CP−529414)、および本明細書中に援用されるWO00/38725号の7頁22行〜10頁17行に記載され且つ論じられたものと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、ミクロソーム輸送タンパク質(MTP)阻害剤、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグ、例えば、インプリパチド(implipatide)、CP−346086、JTT−130、およびWO03/004020号、WO03/002533号、WO02/083658号およびWO00/242291号(これら特許出願の内容は、本明細書中に援用される)に記載のもの、または本明細書中に援用される Science, 282, 751-54, 1998 に記載のものと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、受容体HM74A(ニコチン酸受容体)へのアゴニストと一緒に投与することができる。HM74Aアゴニストの例は、例えば、WO2005011677号、WO2004032928号、WO2004033431号に記載の化合物またはニコチン酸誘導体、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグであって、徐放性製品および組み合わせ製品を含めたもの、例えば、ニコチン酸(ナイアシン)、アシピモクス(acipimox)、ニコフラノース、NIASPAN(登録商標)およびニセリトロールである。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、アシル補酵素A:コレステロールO−アシルトランスフェラーゼ(ACAT)阻害剤、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグ、例えば、CS−505、エフルシミブ(eflucimibe)(F−12511)、K−604およびSMP−797と一緒に投与することができる。
本発明のなおもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、ファルネソイド(farnesoid)X受容体(FXR)ような、核内ホルモン受容体のモジュレーター、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグ、例えば、INT−747;またはレテノイド(retenoid)X受容体(RXR)のような、核内受容体のモジュレーター、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、フィトステロール化合物、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグ、例えば、スタノール(stanols)およびFM−VP4と一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、代謝症候群または2型糖尿病およびその関連合併症の処置用の他の療法と一緒に投与することができ、これらには、ビグアニド薬、例えば、メトホルミン、フェンホルミンおよびブホルミン;インスリン(合成インスリン類似体、アミリン);および経口抗血糖症薬(これらは、食事グルコース調節薬およびα−グルコシダーゼ阻害剤に分けられる)が含まれる。α−グルコシダーゼ阻害剤の例は、アカルボースまたはボグリボース(voglibose)またはミグリトール(miglitol)である。食事グルコース調節薬の例は、レパグリニド(repaglinide)またはナテグリニド(nateglinide)である。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、スルホニル尿素、例えば、グリメピリド(glimepiride)、グリベンクラミド(グリブリド)、グリクラジド、グリピジド、グリキドン、クロロプロパミド、トルブタミド、アセトへキサミド、グリコピラミド、カルブタミド、グリボヌリド(glibonuride)、グリソキセピド(glisoxepid)、グリブチアゾール、グリブゾール、グリヘキサミド、グリミジン、グリピナミド(glypinamide)、フェンブタミド、トルシラミド(tolcylamide)およびトラザミドと一緒に投与することができる。好ましくは、スルホニル尿素は、グリメピリドまたはグリベンクラミド(グリブリド)である。より好ましくは、スルホニル尿素は、グリメピリドである。したがって、本発明は、この段落に記載の一つ、二つまたはそれを超える既存の療法と一緒の本発明の化合物の投与を包含する。2型糖尿病およびその関連合併症の処置用の他の既存の療法の用量は、当該技術分野において知られている且つ規制団体、例えば、FDAにより使用が承認されたものであろうし、FDA発行の Orange Book に見出されうる。或いは、その組合せに由来する利点の結果として、より少ない用量を用いることができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、抗高血圧性化合物、例えば、アルチアジド(althiazide)、ベンズチアジド、カプトプリル、カルベディロール、クロロチアジドナトリウム、クロニジン塩酸塩、シクロチアジド、デラプリル塩酸塩(delapril hydrochloride)、ジレバロール塩酸塩(dilevalol hydrochloride)、ドキサゾシンメシラート、ホシノプリルナトリウム(fosinopril sodium)、グアンファシン塩酸塩、メチイドパ(methyidopa)、メトプロロールコハク酸塩、メキシプリル塩酸塩(moexipril hydrochloride)、モナテピルマレイン酸塩(monatepil maleate)、ペランセリン塩酸塩(pelanserin hydrochloride)、フェノキシベンゼミン塩酸塩(phenoxybenzemine hydrochloride)、プラゾシン塩酸塩(prazosin hydrochloride)、プリミドロール(primidolol)、キナプリル塩酸塩(quinapril hydrochloride)、キナプリラート(quinaprilat)、ラミプリル(ramipril)、テラゾシン塩酸塩、カンデサルタン、カンデサルタンシレキセチル、テルミサルタン(telmisartan)、アムロジピンベシレイト、アムロジピンマレイン酸塩およびベバントロール塩酸塩(bevantolol hydrochloride)、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤と一緒に投与することができる。式(I)の化合物との組合せで用いることができる、活性代謝産物を含めた具体的なACE阻害剤またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグには、次の化合物:アラセプリル(alacepril)、アラトリオプリル(alatriopril)、アンコベニン(ancovenin)、ベナゼプリル(benazepril)、ベナゼプリル塩酸塩、ベナゼプリラート(benazeprilat)、ベンゾイルカプトプリル、カプトプリル、カプトプリルシステイン、カプトプリルグルタチオン、セラノプリル(ceranopril)、シラザプリル(cilazapril)、シラザプリラート(cilazaprilat)、デラプリル、デラプリル二酸、エナラプリル、エナラプリラート、エナプリル(enapril)、エピカプトプリル(epicaptopril)、ホロキシミチン(foroxymithine)、ホスフェノプリル(fosfenopril)、ホセノプリル(fosenopril)、ホセノプリルナトリウム、ホシノプリル、ホシノプリルナトリウム、ホシノプリラート(fosinoprilat)、ホシノプリル酸(fosinoprilic acid)、ヘモルフィン−4(hemorphin-4)、イミダプリル(imidapril)、インドラプリル(indolapril)、インドラプリラート(indolaprilat)、リシノプリル、リシウミンA(lyciumin A)、リシウミンB、メキシプリル、メキシプリラート(moexiprilat)、ムラセインA(muracein A)、ムラセインB、ムラセインC、ペントプリル(pentopril)、ペリンドプリル(perindopril)、ペリンドプリラート(perindoprilat)、ピバロプリル(pivalopril)、ピボプリル(pivopril)、キナプリル、キナプリル塩酸塩、キナプリラート、ラミプリル、ラミプリラート(ramiprilat)、スピラプリル(spirapril)、スピラプリル塩酸塩、スピラプリラート(spiraprilat)、スピロプリル(spiropril)、スピロプリル塩酸塩、テモカプリル(temocapril)、テモカプリル塩酸塩、テプロチド、トランドラプリル(trandolapril)、トランドラプリラート(trandolaprilat)、ゾフェノプリル(zofenopril)およびゾフェノプリラート(zofenoprilat)が含まれるが、これに制限されるわけではない。好ましいACE阻害剤は、ラミプリル、ラミプリラート、リシノプリル、エナラプリルおよびエナラプリラートである。より好ましいACE阻害剤は、ラミプリルおよびラミプリラートである。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、アンギオテンシンII受容体アンタゴニストと一緒に投与することができる。式(I)の化合物との組合せで用いるのに好ましいアンギオテンシンII受容体アンタゴニスト、それらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグには、化合物:カンデサルタン、カンデサルタンシレキセチル、ロサルタン(losartan)、バルサルタン(valsartan)、イルベサルタン(irbesartan)、テルミサルタンおよびエプロサルタン(eprosartan)が含まれるが、これに制限されるわけではない。特に好ましいアンギオテンシンII受容体アンタゴニストまたはそれらの薬学的に許容しうる誘導体は、カンデサルタンおよびカンデサルタンシレキセチル、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグである。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、アドレナリン作動性遮断薬と一緒に投与することができる。アドレナリン作動性遮断薬には、αアドレナリン作動性遮断薬、またはβアドレナリン作動性遮断薬、または混合α/βアドレナリン作動性遮断薬、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグが含まれる。アドレナリン作動性遮断薬の例は、ブレチリウムトシレート、ジヒドロエルゴタミンメシラート(dihydroergotamine so mesylate)、フェントールアミンメシラート、ソリペルチン酒石酸塩(solypertine tartrate)、ゾレルチン塩酸塩(zolertine hydrochloride)、カルベディロール、ラベタロール塩酸塩、フェンスピリド塩酸塩(fenspiride hydrochloride)、ラベタロール塩酸塩、プロロキサン(proroxan)、アルフゾシン塩酸塩(alfuzosin hydrochloride)、アセブトロール、アセブトロール塩酸塩、アルプレノロール塩酸塩、アテノロール、ブノロール塩酸塩、カルテオロール塩酸塩、セリプロロール塩酸塩、セタモロール塩酸塩(cetamolol hydrochloride)、シクロプロロール塩酸塩(cicloprolol hydrochloride)、デクスプロプラノロール塩酸塩(dexpropranolol hydrochloride)、ジアセトロール塩酸塩(diacetolol hydrochloride)、ジレバロール塩酸塩(dilevalol hydrochloride)、エスモロール塩酸塩、エキサプロロール塩酸塩(exaprolol hydrochloride)、フレストロール硫酸塩(flestolol sulfate)、ラベタロール塩酸塩、レボベタキソロール塩酸塩(levobetaxolol hydrochloride)、レボブノロール塩酸塩、メタロール塩酸塩(metalol hydrochloride)、メトプロロール、メトプロロール酒石酸塩、ナドロール、パマトロール硫酸塩(pamatolol sulfate)、ペンブトロール硫酸塩、プラクトロール(practolol)、プロプラノロール塩酸塩、ソタロール塩酸塩、チモロール、チモロールマレイン酸塩、チプレノロール塩酸塩、トラモロール(tolamolol)、ビソプロロール(bisoprolol)、ビソプロロールフマル酸塩およびネビボロール(nebivolol)またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグである。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、アドレナリン作動性刺激薬、例えば、クロロチアジドおよびメチイドパの組合せ製品、メチイドパヒドロクロロチアジドおよびメチイドパの組合せ製品、クロニジン塩酸塩、クロニジン、クロルタリドンおよびクロニジン塩酸塩の組合せ製品、およびグアンファシン塩酸塩、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、カルシウムチャンネル遮断薬、例えば、クレンチアゼムマレイン酸塩(clentiazem maleate)、アムロジピンベシレイト、イスラジピン(isradipine)、ニモジピン、フェロジピン、ニルバジピン(nilvadipine)、ニフェジピン、テルジピン塩酸塩(teludipine hydrochloride)、ジルチアゼム塩酸塩、ベルホスジル(belfosdil)、ベラパミル塩酸塩またはホステジル(fostedil)、またはAT−1遮断薬、または塩排泄薬、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、利尿薬、例えば、ヒドロクロロチアジドおよびスピロノラクトンの組合せ製品、およびヒドロクロロチアジドおよびトリアムテレンの組合せ製品、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、血管拡張薬、例えば、冠状動脈血管拡張薬(例えば、ホステジル、アザクロジン塩酸塩(azaclorzine hydrochoride)、クロモナール塩酸塩(chromonar hydrochoride)、クロニトレート(clonitrate)、ジルチアゼム塩酸塩、ジピリダモール、ドロプレニルアミン(droprenilamine)、四硝酸エリトリチル、イソソルビドジニトレート、イソソルビドモノニトレート、リドフラジン、ミオフラジン塩酸塩(mioflazine hydrochoride)、ミキシジン(mixidine)、モルシドミン、ニコランジル(nicorandil)、ニフェジピン、ニソルジピン、ニトログリセリン、オクスプレノロール塩酸塩、ペントリニトロール(pentrinitrol)、ペルヘキシリンマレイン酸塩、プレニラミン、硝酸プロパチル、テロジリン塩酸塩(terodiline hydrochoride)、トラモロールおよびベラパミル)、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、抗狭心症薬、例えば、アムロジピンベシレイト、アムロジピンマレイン酸塩、ベタキソロール塩酸塩、ベバントロール塩酸塩、ブトプロジン塩酸塩(butoprozine hydrochloride)、カルベディロール、シネパゼトマレイン酸塩(cinepazet maleate)、メトプロロールコハク酸塩、モルシドミン、モナテピルマレイン酸塩、プリミドロール、ラノラジン塩酸塩(ranolazine hydrochoride)、トシフェン(tosifen)またはベラパミル塩酸塩、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、抗凝固薬であって、アルガトロバン(argatroban)、ビバリルジン(bivalirudin)、ダルテパリンナトリウム(dalteparin sodium)、デシルジン(desirudin)、ジクマロール、イヤポレートナトリウム(Iyapolate sodium)、ナファモスタトメシラート(nafamostat mesylate)、フェンプロクーモン、チンザパリンナトリウム(tinzaparin sodium)およびワルファリンナトリウムより選択されるもの、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、抗血栓症薬、例えば、アナグレリド塩酸塩(anagrelide hydrochoride)、ビバリルジン、シロスタゾール(cilostazol)、ダルテパリンナトリウム、ダナパロイドナトリウム(danaparoid sodium)、ダゾキシベン塩酸塩(dazoxiben hydrochoride)、エフェガトラン硫酸塩(efegatran sulfate)、エノキサパリンナトリウム(enoxaparin sodium)、フルレトフェン(fluretofen)、イフェトロバン(ifetroban)、イフェトロバンナトリウム、ラミフィバン(lamifiban)、ロトラフィバン塩酸塩(lotrafiban hydrochoride)、ナプサガトラン(napsagatran)、オルボフィバン酢酸塩(orbofiban acetate)、ロキシフィバン酢酸塩(roxifiban acetate)、シブラフィバン(sibrafiban)、チンザパリンナトリウム、トリフェナグレル(trifenagrel)、アブシキシマブおよびゾリモマブアリトクス(zolimomab aritox)、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、第IIa因子アゴニストとして作用するまたはそれを送達する他の物質、例えば、3DP−4815、AZD−0837、メラガトラン(melagatran)、ジメラガトラン(ximelagatran)、ART−123、レピルジン(lepirudin)、AVE−5026、ビバルリジン(bivaluridin)、ダビガトランエテキシレート(dabigatran etexilate)、E−4444、オジパルシル(odiparcil)、アルデパリンナトリウム(ardeparin sodium)、ペグムシルジン(pegmusirudin)、LB−30870、デルマタン硫酸塩(dermatan sulfate)、アルガトロバン(argatroban)、MCC−977、デシルジン、デリゴパリンナトリウム(deligoparin sodium)、PGX−100、イドラパリヌクスナトリウム(idraparinux sodium)、SR−123781、SSR−182289A、SCH−530348、TRIB50、TGN−167、TGN−255、および本明細書中に援用されるWO94/29336号、WO97/23499号およびWO02/44145号に記載の化合物と一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、フィブリノーゲン受容体アンタゴニスト、例えば、ロキシフィバン酢酸塩、フラダフィバン(fradafiban)、オルボフィバン、ロトラフィバン塩酸塩、チロフィバン(tirofiban)、ゼミロフィバン、モノクローナル抗体7E3およびシブラフィバン、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、血小板インヒビター、例えば、シロステゾール(cilostezol)、クロピドグレル重硫酸塩(clopidogrel bisulfate)、エポプロステノール、エポプロステノールナトリウム、チクロピジン塩酸塩、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、スリンデエ(sulindae)、インドメタシン、メフェナメート、ドロキシカム(droxicam)、ジクロフェナク、スルフィンピラゾンおよびピロキシカム、ジピリダモール、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、血小板凝集インヒビター、例えば、アカデシン(acadesine)、ベラプロスト(beraprost)、ベラプロストナトリウム、シプロステンカルシウム(ciprostene calcium)、イテジグレル(itezigrel)、リファリジン(lifarizine)、ロトラフィバン塩酸塩、オルボフィバン酢酸塩、オキサグレレート(oxagrelate)、フラダフィバン、オルボフィバン、チロフィバンおよびゼミロフィバン、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、血液レオロジー物質、例えば、ペントキシフィリンまたはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、リポタンパク質会合凝固インヒビター;またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、第VIIa因子インヒビターまたはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、第Xa因子インヒビターまたはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、低分子量ヘパリン、例えば、エノキサパリン(enoxaparin)、ナルドロパリン(nardroparin)、ダルテパリン(dalteparin)、セルトロパリン(certroparin)、パルナパリン(parnaparin)、レビパリン(reviparin)およびチンザパリン、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、抗肥満症化合物またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグ、例えば、膵リパーゼ阻害剤、例えば、オルリスタト(orlistat)(EP129,748号)、ATL−962、GT−389255、または食欲(満腹)制御物質、例えば、シブトラミン(sibutramine)(Meridia(登録商標)、Reductil(登録商標)、GB2,184,122号およびUS4,929,629号)、PYY3−36(アミリン)、APD−356、1426、Axokine、T−71、カンナビノイド1(CB1)アンタゴニストまたはインバースアゴニスト、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグ、例えば、リモナバント(rimonabant)(EP656354号)、AVE−1625、CP945598、SR−147778、SLV−319、およびWO01/70700号に記載のもの、または脂肪酸合成(FAS)阻害剤、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグ、またはメラニン凝集ホルモン(MCH)アンタゴニスト、またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグ、例えば、856464、およびWO04/004726号に記載のものと一緒に投与することができる。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、抗炎症薬であって、グルココルチコイド、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)または腸管抗炎症薬などのもの、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグと一緒に投与することができる。適するグルココルチコイドには、ベタメタゾン、デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、プレドニゾン、トリアムシノロン、ヒドロコルチゾン、コルチゾンおよびブデソニド(budesonid)が含まれるであろうが、これに制限されるわけではないであろう。適する非ステロイド性抗炎症薬には、インドメタシン、ジクロフェナク、イブプロフェン、更には、アセチルサリチル酸が含まれるであろうが、これに制限されるわけではないであろう。適する腸管抗炎症薬には、スルファサラジン、メサラジン(mesalazin)、オルサラジン(olsalazin)およびバルサラジド(balsalazid)などのアミノサリチレートが含まれるであろうが、これに制限されるわけではないであろう。
本発明のもう一つの側面において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物は、コリンエステラーゼ阻害剤またはN−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)受容体アンタゴニスト、またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグ、例えば、ドネペジル(donepezil)、リバスティグミン(rivastigmin)またはガランタミン(galantamin)またはメマンチン(memantin)のようなものと一緒に投与することができる。
したがって、本発明のもう一つの特徴において、代謝障害の処置を必要としているヒトなどの温血動物の代謝障害を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
したがって、本発明のもう一つの特徴において、2型糖尿病およびその関連合併症の処置を必要としているヒトなどの温血動物の2型糖尿病およびその関連合併症の処置および/または予防の方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
したがって、本発明のもう一つの特徴において、高脂血状態の処置を必要としているヒトなどの温血動物の高脂血状態を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、異常脂血症の処置を必要としているヒトなどの温血動物の異常脂血症の処置および/または予防の方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、インスリン抵抗性症候群の処置を必要としているヒトなどの温血動物のインスリン抵抗性症候群の処置および/または予防の方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、心臓血管疾患の処置を必要としているヒトなどの温血動物の心臓血管疾患の処置および/または予防の方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、アテローム性動脈硬化症の処置を必要としているヒトなどの温血動物のアテローム性動脈硬化症の処置および/または予防の方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、高コレステロール血症の処置を必要としているヒトなどの温血動物の高コレステロール血症の処置および/または予防の方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、コレステロール逆輸送を改善する必要に関連した状態の処置を必要としているヒトなどの温血動物のコレステロール逆輸送を改善する必要に関連した状態を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、腸管コレステロール吸収を減少させる必要に関連した状態の処置を必要としているヒトなどの温血動物の腸管コレステロール吸収を減少させる必要に関連した状態を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、HDLコレステロールレベルを増加させる必要に関連した状態の処置を必要としているヒトなどの温血動物のHDLコレステロールレベルを増加させる必要に関連した状態を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、LDLコレステロールレベルを減少させる必要に関連した状態の処置を必要としているヒトなどの温血動物のLDLコレステロールレベルを減少させる必要に関連した状態を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、炎症性状態の処置を必要としているヒトなどの温血動物の炎症性状態の処置および/または予防の方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、アルツハイマー病の処置を必要としているヒトなどの温血動物のアルツハイマー病の処置および/または予防の方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、動脈硬化症の処置を必要としているヒトなどの温血動物の動脈硬化症の処置および/または予防の方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、HDL機能を改善する必要に関連した状態の処置を必要としているヒトなどの温血動物のHDL機能を改善する必要に関連した状態を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、関節リウマチの処置を必要としているヒトなどの温血動物の関節リウマチを処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、若年性関節リウマチの処置を必要としているヒトなどの温血動物の若年性関節リウマチを処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、全身性エリテマトーデスの処置を必要としているヒトなどの温血動物の全身性エリテマトーデスを処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、変形性関節症の処置を必要としているヒトなどの温血動物の変形性関節症を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、変性関節疾患の処置を必要としているヒトなどの温血動物の変性関節疾患を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、一つまたはそれを超える結合組織病の処置を必要としているヒトなどの温血動物の一つまたはそれを超える結合組織病を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、強直性脊椎炎の処置を必要としているヒトなどの温血動物の強直性脊椎炎を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、滑液包炎の処置を必要としているヒトなどの温血動物の滑液包炎を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、シェーグレン症候群の処置を必要としているヒトなどの温血動物のシェーグレン症候群を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、乾癬の処置を必要としているヒトなどの温血動物の乾癬を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、乾癬性関節炎の処置を必要としているヒトなどの温血動物の乾癬性関節炎を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、神経痛の処置を必要としているヒトなどの温血動物の神経痛を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、滑膜炎の処置を必要としているヒトなどの温血動物の滑膜炎を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、糸球体腎炎の処置を必要としているヒトなどの温血動物の糸球体腎炎を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、血管炎またはサルコイドーシスの処置を必要としているヒトなどの温血動物の血管炎またはサルコイドーシスを処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、炎症性腸疾患の処置を必要としているヒトなどの温血動物の炎症性腸疾患を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、クローン病の処置を必要としているヒトなどの温血動物のクローン病を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、潰瘍性大腸炎の処置を必要としているヒトなどの温血動物の潰瘍性大腸炎を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、セリアック病の処置を必要としているヒトなどの温血動物のセリアック病を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、直腸炎の処置を必要としているヒトなどの温血動物の直腸炎を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、好酸球性胃腸炎の処置を必要としているヒトなどの温血動物の好酸球性胃腸炎を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、肥満細胞症の処置を必要としているヒトなどの温血動物の肥満細胞症を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、顕微鏡的大腸炎の処置を必要としているヒトなどの温血動物の顕微鏡的大腸炎を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、不確定性大腸炎の処置を必要としているヒトなどの温血動物の不確定性大腸炎を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、過敏性腸障害の処置を必要としているヒトなどの温血動物の過敏性腸障害を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、過敏性腸症候群の処置を必要としているヒトなどの温血動物の過敏性腸症候群を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの特徴において、異常脂血状態の処置を必要としているヒトなどの温血動物の異常脂血状態を処置するおよび/または予防する方法であって、この動物に、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物を、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量との同時の、逐次的なまたは別々の投与で投与することを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの側面により、医薬組成物であって、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つとを、薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒に含む医薬組成物を提供する。
本発明のもう一つの側面により、キットであって、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つとを含むキットを提供する。
本発明のもう一つの側面により、キットであって、
(a)第一単位剤形中の、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物;
(b)第二単位剤形中の、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つ;および
(c)この第一および第二剤形を含有するための容器手段
を含むキットを提供する。
本発明のもう一つの側面により、キットであって、
(a)第一単位剤形中の、薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒の、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物;
(b)第二単位剤形中の、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つ;および
(c)この第一および第二剤形を含有するための容器手段
を含むキットを提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の代謝障害およびその関連合併症の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の代謝症候群または2型糖尿病およびその関連合併症の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の異常脂血症の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の高脂血状態の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の心臓血管疾患の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物のアテローム性動脈硬化症の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の高コレステロール血症の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物のコレステロール逆輸送を改善する必要に関連した状態の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の腸管コレステロール吸収を減少させる必要に関連した状態の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物のHDLコレステロールレベルを増加させる必要に関連した状態の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物のLDLコレステロールレベルを減少させる必要に関連した状態の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の炎症性状態の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物のアルツハイマー病の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の動脈硬化症の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物のHDL機能を改善する必要に関連した状態の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の関節リウマチの処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の若年性関節リウマチの処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の全身性エリテマトーデスの処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の変形性関節症の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の変性関節疾患の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の一つまたはそれを超える結合組織病の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の強直性脊椎炎の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の滑液包炎の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物のシェーグレン症候群の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の乾癬の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の乾癬性関節炎の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の神経痛の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の滑膜炎の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の糸球体腎炎の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の血管炎またはサルコイドーシスの処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の炎症性腸疾患の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物のクローン病の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の潰瘍性大腸炎の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物のセリアック病の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の直腸炎の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の好酸球性胃腸炎の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の肥満細胞症の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の顕微鏡的大腸炎の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の不確定性大腸炎の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の過敏性腸障害の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の過敏性腸症候群の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物の異常脂血状態の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの特徴により、ヒトなどの温血動物のインスリン抵抗性症候群の処置および/または予防に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの使用を提供する。
本発明のもう一つの側面により、組合せ処置であって、このような治療的処置を必要としているヒトなどの温血動物への、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物の、薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒であってよい投与と、この組合せの項に記載の他の化合物またはそれらの薬学的に許容しうる塩、溶媒和化合物、このような塩の溶媒和化合物またはプロドラッグの内の一つの有効量の、薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒であってよい、同時の、逐次的なまたは別々の投与を含む組合せ処置を提供する。
発明の追加の側面
追加の側面1。一般式I
Figure 2008526842
[式中、Rは、
Xであって、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超えるも次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)RまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
シクロアルキルまたはヘテロシクリルであって、各々、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
フェニルまたはヘテロアリールであって、各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
シクロアルキルYまたはヘテロシクリルYであって、ここにおいて、シクロアルキルまたはヘテロシクリルが各々、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
フェニルYまたはヘテロアリールYであって、ここにおいて、フェニルまたはヘテロアリールが各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいものであり;
は、
フェニルであって、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいものであり;
は、
アリールまたはHetであって、各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいアリールまたはHet
HetまたはTであって、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよく、そして
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、HetまたはTであり;
そして上の定義中において、
Xは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキル基であり、ここにおいて、このアルキル基は、O、S、S(O)、SO、C(O)、NR、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、SONRまたはNRSOで中断されていてもよく;
Yは、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド中の2位の窒素に結合していて、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキル基であり、ここにおいて、このアルキル基は、O、S、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NRで中断されていてもよいまたは終わっていてもよく、および/またはYは、1個またはそれを超える次の:
OH、F、CN、NR、C−Cアルキル、OR、SR、S(O)RまたはSO
で置換されていてよく;
Zは、アリール、Het、HetまたはT、および次の内の一つ:Q、Het、RまたはHetに結合していて、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキル基であって、O、S、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR、SONR、NRSOで中断されていてもよいまたは終わっていてもよいアルキル基であり、Zは、場合により、次の内の一つ:
O、S、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR、SONR、NRSO
だけから成り、および/またはZは、1個またはそれを超える次の:
OH、F、CN、NR、C(O)R、OR、SR、S(O)R、SO、フェニル、フェニルC−Cアルキル、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、NR、SR、S(O)R、SO、ORで置換されていてよい)で置換されていてよく;
Qは、3個、4個、5個、6個、7個または8個の炭素原子を含んで成る飽和または不飽和の非芳香族単環式環であって、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいものであり;
Rは、フェニル基であって、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいものであり;
アリールは、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合しているフェニル基であり;
Tは、イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合していて、4個、5個、6個、7個、8個、9個または10個の炭素原子を含んで成る二環式芳香族または部分芳香族の炭素環式環であり、そしてその場合、イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合しているのは、二環式環の芳香族部分であり;
Hetは、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合していて、芳香族の3〜10員の単環式環であり、ここにおいて、その環中の1個またはそれを超える原子は、炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素および硫黄であり;
Hetは、飽和または不飽和の非芳香族3〜10員の単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素または硫黄である環であり、そしてここにおいて、その環は、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよく;
Hetは、芳香族3〜10員単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素および硫黄である環であり、そしてそれは、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていて;
Hetは、イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合していて、芳香族または部分芳香族の6〜10員二環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素および硫黄であってよい環であり、そしてその場合、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合しているのは、二環式環の芳香族部分であり;
は、独立して、H、または直鎖または分岐状の飽和または不飽和のC−Cアルキル鎖(該アルキル鎖は、1個またはそれを超えるFで置換されていてよい)であり;
は、独立して、直鎖または分岐状の飽和または不飽和のC−Cアルキル鎖(該アルキル鎖は、1個またはそれを超えるFで置換されていてよい)であり;そして
は、独立して、H、または直鎖または分岐状の飽和または不飽和のC−Cアルキル鎖(該アルキル鎖は、1個またはそれを超えるFで置換されていてよい)である]
を有する化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面2。Rが、
Xであって、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
シクロアルキルまたはヘテロシクリルであって、各々、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
フェニルまたはヘテロアリールであって、各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
シクロアルキルYまたはヘテロシクリルYであって、ここにおいて、シクロアルキルまたはヘテロシクリルが各々、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいもの;
フェニルYまたはヘテロアリールYであって、ここにおいて、フェニルまたはヘテロアリールが各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいものであり;
が、
フェニルであって、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいものである、追加の側面1による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面3。Rが、
Xであって、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)RまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいものである、追加の側面2による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面4。Rが、
Xであって、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)Rで置換されていてよい)で置換されていてよいものである、追加の側面3による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面5。Rが、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の内の一つ:
Q、Het、RまたはHet
で置換され、そしてここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、追加の側面1による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面6。Rが、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、追加の側面1による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面7。Rが、HetまたはTであり、ここにおいて、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよく、そして、
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、追加の側面1による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面8。Rが、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の内の一つ:
Q、Het、RまたはHet
で置換され、そしてここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、追加の側面2による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面9。Rが、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、追加の側面2による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面10。Rが、HetまたはTであり、ここにおいて、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよく、そしてここにおいて、
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、追加の側面2による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面11。Rが、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の内の一つ:
Q、Het、RまたはHet
で置換され、そしてここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、追加の側面3による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面12。Rが、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、追加の側面3による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面13。Rが、HetまたはTであり、ここにおいて、
HetまたはTは、各々、芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよく、そしてここにおいて、
HetまたはTは、各々、非芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、追加の側面3による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面14。Rが、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、次の内の一つ:
Q、Het、RまたはHet
で置換され、そしてここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、追加の側面4による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面15。Rが、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、追加の側面4による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面16。Rが、HetまたはTであり、ここにおいて、
HetまたはTは各々、芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよく、そしてここにおいて、
HetまたはTは各々、非芳香環上に、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい、追加の側面4による化合物またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面17。2−ブチル−4−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド、またはその薬学的に許容しうる塩または溶媒和化合物、またはこのような塩の溶媒和化合物。
追加の側面18。R、RまたはRが、追加の側面1に定義の通りである、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の製造方法であって、式VIII
Figure 2008526842
(式中、R、RおよびRは、追加の側面1に定義の通りである)
を有する化合物と、Lawesson’s(ローソン)試薬とを、場合により、トルエンなどの不活性有機溶媒の存在下で反応させる工程を含む方法。
追加の側面19。式VIII
Figure 2008526842
(式中、R、RおよびRは、追加の側面1に定義の通りである)
を有する化合物の製造方法であって、式VI
Figure 2008526842
(式中、RおよびRは、追加の側面1に定義の通りであり、そしてLは、Cl、Br、I、メタンスルホネートまたはトリフルオロメタンスルホネートなどの脱離基である)
を有する化合物と、式VII
NH VII
(式中、Rは、追加の側面1に定義の通りである)
を有する化合物とを、場合により、アセトニトリルなどの不活性有機溶媒の存在下で反応させる工程を含む方法。
追加の側面20。医薬製剤であって、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物を、薬学的に許容しうるアジュバント、希釈剤および/または担体と一緒に含む医薬製剤。
追加の側面21。療法に用いるための、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物。
追加の側面22。核内ホルモン受容体LXRαおよび/またはβのモジュレーションのための薬剤の製造のための、追加の側面1〜17のいずれかに記載の化合物の使用。
追加の側面23。心臓血管疾患の処置および/または予防のための薬剤の製造における、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の使用。
追加の側面24。アテローム性動脈硬化症の処置および/または予防のための薬剤の製造における、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の使用。
追加の側面25。高コレステロール血症の処置および/または予防のための薬剤の製造における、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の使用。
追加の側面26。コレステロール逆輸送を改善する必要に関連した状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の使用。
追加の側面27。腸管コレステロール吸収を減少させる必要に関連した状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の使用。
追加の側面28。HDLコレステロールレベルを増加させる必要に関連した状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の使用。
追加の側面29。LDLコレステロールレベルを減少させる必要に関連した状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の使用。
追加の側面30。炎症性状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の使用。
追加の側面31。アルツハイマー病の処置および/または予防のための薬剤の製造における、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の使用。
追加の側面32。動脈硬化症の処置および/または予防のための薬剤の製造における、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の使用。
追加の側面33。2型糖尿病の処置および/または予防のための薬剤の製造における、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の使用。
追加の側面34。HDL機能を改善する必要に関連した状態の処置および/または予防のための薬剤の製造における、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の使用。
追加の側面35。インスリン抵抗性に関連しているか否かにかかわらない脂質障害(異常脂血症)の処置および/または予防のための薬剤の製造における、追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の使用。
追加の側面36。インスリン抵抗性に関連しているか否かにかかわらない脂質障害(異常脂血症)を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物への追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の化合物の投与を含む方法。
追加の側面37。心臓血管疾患の処置および/または予防の方法であって、このような処置を必要としているヒトを含めた哺乳動物に、有効量の追加の側面1〜17のいずれかに定義の化合物を投与することを含む方法。
追加の側面38。アテローム性動脈硬化症を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物への、有効量の追加の側面1〜17のいずれか一つに記載の式Iの化合物の投与を含む方法。
追加の側面39。高コレステロール血症の処置および/または予防の方法であって、このような処置を必要としているヒトを含めた哺乳動物に、有効量の追加の側面1〜17のいずれかに定義の化合物を投与することを含む方法。
追加の側面40。コレステロール逆輸送を改善する必要に関連した状態の処置および/または予防の方法であって、このような処置を必要としているヒトを含めた哺乳動物に、有効量の追加の側面1〜17のいずれかに定義の化合物を投与することを含む方法。
追加の側面41。腸管コレステロール吸収を減少させる必要に関連した状態の処置および/または予防の方法であって、このような処置を必要としているヒトを含めた哺乳動物に、有効量の追加の側面1〜17のいずれかに定義の化合物を投与することを含む方法。
追加の側面42。HDLコレステロールレベルを増加させる必要に関連した状態の処置および/または予防の方法であって、このような処置を必要としているヒトを含めた哺乳動物に、有効量の追加の側面1〜17のいずれかに定義の化合物を投与することを含む方法。
追加の側面43。LDLコレステロールレベルを減少させる必要に関連した状態の処置および/または予防の方法であって、このような処置を必要としているヒトを含めた哺乳動物に、有効量の追加の側面1〜17のいずれかに定義の化合物を投与することを含む方法。
追加の側面44。炎症性状態の処置および/または予防の方法であって、このような処置を必要としているヒトを含めた哺乳動物に、有効量の追加の側面1〜17のいずれかに定義の化合物を投与することを含む方法。
追加の側面45。アルツハイマー病の処置および/または予防の方法であって、このような処置を必要としているヒトを含めた哺乳動物に、有効量の追加の側面1〜17のいずれかに定義の化合物を投与することを含む方法。
追加の側面46。動脈硬化症の処置および/または予防の方法であって、このような処置を必要としているヒトを含めた哺乳動物に、有効量の追加の側面1〜17のいずれかに定義の化合物を投与することを含む方法。
追加の側面47。2型糖尿病の処置および/または予防の方法であって、このような処置を必要としているヒトを含めた哺乳動物に、有効量の追加の側面1〜17のいずれかに定義の化合物を投与することを含む方法。
追加の側面48。HDL機能を改善する必要に関連した状態の処置および/または予防の方法であって、このような処置を必要としているヒトを含めた哺乳動物に、有効量の追加の側面1〜17のいずれかに定義の化合物を投与することを含む方法。
上の追加の側面1〜48について、本明細書中の前に述べられた定義または次の定義が当てはまるであろう。
「X」という用語は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキル基を意味し、ここにおいて、このアルキル基は、O、S、S(O)、SO、C(O)、NR、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、SONRまたはNRSOで中断されていてもよい。
「Y」という用語は、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキル基を意味し、ここにおいて、このアルキル基は、イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド中の2位の窒素に結合していて、そしてO、S、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NRで中断されていてもよいまたは終わっていてもよく、および/またはYは、1個またはそれを超える次の:
OH、F、CN、NR、C−Cアルキル、OR、SR、S(O)RまたはSO
で置換されていてよい。「Y」の定義中、「O、S、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NRで終わっていて」という用語は、そのアルキル基が、最後位としてO、S、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NRまたはNRを有した後、それが更に、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルに結合するということを意味する。
「Z」という用語は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキル基であって、アリール、Het、HetまたはT、および次の内の一つ:Q、Het、RまたはHetに結合していて、そしてO、S、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR、SONR、NRSOで中断されていてもよいまたは終わっていてもよいアルキル基を意味し、Zは、場合により、次の内の一つ:
O、S、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR、SONR、NRSO
だけから成り、および/またはZは、1個またはそれを超える次の:
OH、F、CN、NR、C(O)R、OR、SR、S(O)R、SO、フェニル、フェニルC−Cアルキル、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、NR、SR、S(O)R、SO、ORで置換されていてよい)で置換されていてよい。「Z」の定義中、「O、S、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR、SONR、NRSOで終わっていて」という用語は、そのアルキル基が、最後位としてO、S、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR、SONRまたはNRSOを有した後、それが更に、アリール、Het、Het、T、Q、Het、RまたはHetに結合するということを意味する。
「Q」という用語は、3個、4個、5個、6個、7個、8個の炭素原子を含んで成る飽和または不飽和の非芳香族単環式環であって、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいものを意味する。このようなQの例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクタニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキサジエニルおよびシクロオクタジエニルが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「R」という用語は、フェニル基であって、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよいものを意味する。
「T」という用語は、4個、5個、6個、7個、8個、9個または10個の炭素原子を含んで成る二環式芳香族または部分芳香族の炭素環式環を意味する。Tは、イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に、二炭素環式環の芳香族部分によって結合する。
「Cアルキル」という用語は、1個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。このアルキルの例には、メチルが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「C−Cアルキル」という用語は、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキル基を意味する。
「C−Cアルキル」という用語は、1〜4個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキル基を意味する。
「シクロアルキル」という用語は、3個、4個、5個、6個、7個または8個の炭素原子を含んで成る飽和または不飽和の非芳香族単環式環を意味し、それには、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクタニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキサジエニルおよびシクロオクタジエニルが含まれるが、これに制限されるわけではない。
「ヘテロシクリル」という用語は、飽和または不飽和の非芳香族3〜8員単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素または硫黄である環を意味する。「硫黄」という用語は、スルホキシド(S(O))およびスルホン(SO)を包含すると理解されるであろう。「窒素」という用語は、酸化窒素(NO)を包含すると理解されるであろう。
「ヘテロアリール」という用語は、芳香族3〜8員単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素および硫黄である環を意味する。「硫黄」という用語は、スルホキシド(S(O))およびスルホン(SO)を包含すると理解されるであろう。「窒素」という用語は、酸化窒素(NO)を包含すると理解されるであろう。
「アリール」という用語は、イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合しているフェニル基を意味する。
「Het」という用語は、芳香族3〜10員単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素および硫黄である環を意味する。「硫黄」という用語は、スルホキシド(S(O))およびスルホン(SO)を包含すると理解されるであろう。「窒素」という用語は、酸化窒素(NO)を包含すると理解されるであろう。Hetは、イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合する。
「Het」という用語は、飽和または不飽和の非芳香族3〜10員単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素または硫黄である環を意味し、そしてここにおいて、その環は、1個またはそれを超える次の:
F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されていてよい。「硫黄」という用語は、スルホキシド(S(O))およびスルホン(SO)を包含すると理解されるであろう。「窒素」という用語は、酸化窒素(NO)を包含すると理解されるであろう。
「Het」という用語は、芳香族3〜10員単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素および硫黄である環を意味し、そしてそれは、1個またはそれを超える次の:
ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)で置換されている。「硫黄」という用語は、スルホキシド(S(O))およびスルホン(SO)を包含すると理解されるであろう。「窒素」という用語は、酸化窒素(NO)を包含すると理解されるであろう。
「Het」という用語は、芳香族または部分芳香族の6〜10員二環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素および硫黄であってよい環を意味する。Hetは、イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に、二環式環の芳香族部分によって結合する。「硫黄」という用語は、スルホキシド(S(O))およびスルホン(SO)を包含すると理解されるであろう。「窒素」という用語は、酸化窒素(NO)を包含すると理解されるであろう。
は、独立して、H、または直鎖または分岐状の飽和または不飽和のC−Cアルキル鎖を表し、そのアルキル鎖は、1個またはそれを超えるFで置換されていてよい。
は、独立して、直鎖または分岐状の飽和または不飽和のC−Cアルキル鎖であって、1個またはそれを超えるFで置換されていてよいものである。
は、独立して、H、または直鎖または分岐状の飽和または不飽和のC−Cアルキル鎖を表し、そのアルキル鎖は、1個またはそれを超えるFで置換されていてよい。
本発明を、次の実施例によって詳しく説明するが、これに制限されるわけではない。
本特許出願における化合物の命名は、ACDLabs 製のプログラム(バージョン6.0/Name、6.0 Name Batch または labs 8.0/Name)を用いてか、またはIsis Draw プログラムのAutonom 2000 Name機能を用いて行った。
実施例
略語
DCM ジクロロメタン
DMF N,N’−ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
LC−MS 液体クロマトグラフィー質量分光法
MeCN アセトニトリル
NMR 核磁気共鳴
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
UV 紫外線
rt 室温
h 時
mins 分
b 幅広
bs 幅広一重線
d 二重線
dd 二重の二重線
m 多重線
s 一重線
t 三重線
一般的な実験手順
IST製の相分離器を用いた。フラッシュカラムクロマトグラフィーには、順相シリカゲル60(0.040〜0.063mm,Merck)またはIST Isolute(登録商標)SPEカラム順相シリカゲル、またはシリカFLASH+HPFCカートリッジを使用する Biotage Horizon HPFC Systemを用いた。HPLC精製は、ACE C8 5μm 250mmx20mmカラムまたはKromasil C18カラムを装備した、UV始動フラクションコレクターを有するGilson分取HPLCシステム;かまたはKromasil C8 10μm 250mmx21.2mmカラムを装備した、Waters分取HPLCシステム;かまたはACE C8 5μm 250mmx50mmカラムまたはACE C8 5μm 250mmx20mmカラムを装備した、Waters分取HPLCシステム;かまたはACE C8 5μm 100mmx21.2mmカラムを装備した、質量始動フラクションコレクターを有する Waters FractionLynx HPLCシステムにおいて;特に断らない限り、100%移動相A(5%MeCN+95% 0.1M NHOAc)から100%移動相B(100%MeCN)の勾配を有するMeCN/NHOAc緩衝系を用いて行った。H NMRおよび13C NMRの測定は、BRUKER ACP300または Varian Unity Plus 400、500または600スペクトロメーターにおいて、それぞれ、300MHz、400MHz、500MHz、600MHzのH周波数およびそれぞれ、75MHz、100MHz、125MHzおよび150MHzの13C周波数で操作して行った。化学シフトは、特に断らない限り、内部標準として用いられた溶媒でのδ値(ppm)で与えられている。マイクロ波加熱は、Personal Chemistry, Uppsala, Sweden製のSmith CreatorまたはEmrys Optimizer中において単一ノードを用いて行った。質量スペクトルデータは、Micromass LCTまたはWaters Q−Tofミクロシステムを用いて得、そして適所において、陽イオンデータかまたは陰イオンデータを集めた。
ピリジンN−オキシドは、該当するピリジン化合物を、メタクロロ安息香酸(MCPBA)などの酸化剤で、DCMなどの不活性有機溶媒中において室温で2〜24時間酸化することによって製造する。
出発物質および中間体の合成
N−ブチル−1−フェニルメタンスルホンアミド
標題化合物を、次の参考文献:Heterocycles, 1993, 36(4), 733-742に記載のように製造した。
2−ブチル−4−ヒドロキシ−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド
N−ブチル−1−フェニルメタンスルホンアミド(2.0g,8.80mmol)を、乾燥DMF(13mL)中に、窒素雰囲気下で溶解させた。シュウ酸ジエチル(1.44g,9.83mmol)を加え、反応混合物を、氷浴を用いて0℃に冷却した。カリウム tert−ブトキシド(1.25g,11.14mmol)を一回で加え、反応混合物を0℃で5分間撹拌後、室温で19時間撹拌した。その混合物を、氷浴中で冷却し、HCl(2M)を注意深く加えて、約1のpHの混合物を生じた。大部分の溶媒を蒸発させ、そして残留物を、HCl(2M)とEtOAcとに分配した。合わせた有機層を、水で数回洗浄し、MgSOで乾燥させ、蒸発乾固させた。残留物を、分取HPLC(ACE C8,0.1M NH4OAc/MeCN,勾配)を用いて精製して、標題化合物(0.96g,39%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 7.88-7.83 (m, 2H), 7.22-7.29 (m, 3H), 7.14 (bs, 1H), 6.98-7.15 (m, 2H), 3.48 (t, 2H), 1.59-1.67 (m, 2H), 1.27-1.37 (m, 2H), 0.88 (t, 3H);
13C NMR (100 MHz, DMSO-d6): δ 163.1, 158.4, 132.3, 128.7, 124.2, 123.2, 37.8, 30.9, 20.2, 14.1;
質量スペクトル:M−H 280。
2−ブチル−4−クロロ−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド
2−ブチル−4−ヒドロキシ−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド(444mg,1.58mmol)を、乾燥CHCl(15mL)中に、窒素雰囲気下において室温で溶解させた。塩化オキサリル(0.15mL,1.73mmol)を滴下し、反応混合物を1.5時間還流させた。DMF(0.08mL)を加えた後、塩化オキサリル(0.15mL,1.73mmol)を2回で加え、反応混合物を更に6時間還流させた。溶媒を蒸発させ、そして残留物を、水とCHClとに分配した。合わせた有機層を水で洗浄し、そして相分離器を用いて二相を分離した。有機層の蒸発は、標題化合物(440mg,88%)を、H−NMRにより約95%純度の褐色油状物として生じ、それを、更に精製することなく用いた。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.96-8.00 (m, 2H), 7.53-7.62 (m, 3H), 3.74-3.80 (t, 2H), 1.78-1.87 (m, 2H), 1.39-1.50 (m, 2H), 0.98 (t, 3H);
13C-NMR (100 MHz, CDCl3): δ 156.3, 137.1, 132.7, 129.6, 129.2, 127.6, 123.7, 40.9, 30.1, 20.1, 13.7。
2−ブチル−4−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド
2−ブチル−4−クロロ−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド(0.63g,2.1mmol)および4−(ジフルオロメトキシ)−アニリン(0.67g,4.2mmol)を、MeCN(4mL,乾燥)中で混合した。その混合物を、マイクロ波反応器中に160℃で1時間入れた後、更に1時間後、更に1時間入れた。それを蒸発乾固させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(ISOLUTE SI,50g/150mL)により、ジクロロメタン/ヘプタン(50:50の後、75:25)で溶離して精製して、標題化合物(0.688g,78%)を黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz; CDCl3): δ 0.99 (t, 3H), 1.42-1.52 (m, 2H), 1.82-1.90 (m, 2H), 3.77 (t, 2H), 6.34 (t, 1H), 6.67 (d, 2H), 6.76 (d, 2H), 7.11-7.17 (m, 4H), 7.22-7.26 (m, 1H);
質量スペクトル:M−H 421。
実施例の合成
実施例1
2−ブチル−4−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド
2−ブチル−4−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド(0.185g,0.44mmol)を、トルエン(4.5mL,乾燥)中に溶解させた。ローソン(Lawesson)試薬(0.177g,0.44mmol)を加えた。その混合物を、マイクロ波反応器中に130℃で30分間入れた。次に、それを、カラムクロマトグラフィー(ISOLUTE FLASH SI,20g/70mL)により、DCM:ヘプタン(25:75)で溶離して精製して、標題化合物(0.163g,85%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.83 (s, 1H), 7.23-7.18 (m, 1H), 7.13 (d, 4H), 6.75-6.69 (m, 4H), 6.32 (t, 1H), 4.09 (dd, 2H), 1.99-1.92 (m, 2H), 1.53-1.44 (m, 2H), 1.01(t, 3H)。
13C NMR (100 MHz, CDCl3): δ 184.5, 147.7, 133.9, 132.2, 129.2, 129.1 (2C), 128.2 (2C), 124.6, 123.6(2C), 119.8(2C), 115.6 (T), 105.3, 44.5, 28.9, 20.2, 13.5;
質量スペクトル:M−H437。
生物学的活性
コアクチベーター動員検定(Co-Activator recruitment assay)
ヒトLXRα(アミノ酸205〜447)およびLXRβ(アミノ酸216〜461)のリガンド結合ドメイン(LBD)を、組換え技術によって大腸菌(E coli)中で製造した。ヒトステロイド受容体コアクチベーター−1(SRC−1)のフラグメントを、合成ペプチドとして製造した。ユウロピウム(Eu3+)と共役した抗6xHis抗体を用いて、LXR−LBD上のHis標識を認識し、そしてストレプトアビジンに共役したアロフィコシアニン(APC)を用いて、ビオチニル化SRC−1を認識した。LXRαまたはLXRβに結合しているアゴニストは、SRC−1に対するLXRの親和性を増大させ、それによって、Eu3+とAPCをきわめて接近させる。Eu3+は、337nmで励起し、620nmで発光する。この発光は、きわめて接近した場合、APCを励起して665nmで発光させる。
DMSO中の化合物(10mM)を、10種類の濃度のDMSO中で希釈した(1/3)。この希釈プレートを、DMSO濃度を減少させるために、0.5μl〜13.5μlの緩衝液{20mM[トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン]pH7.5、0.125%CHAPS{3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−1−プロパンスルホネート}、2mM DTT(ジチオトレイトール)および0.05%BSA(ウシ血清アルブミン)}中で更に希釈した。これに、6μlの検定配合物を加えて、83μMの最大検定濃度を与え、そしてそれらプレート(384ウェルV字溝プレート)を、室温で60〜80分間インキュベートした。その検定配合物は、次の最終濃度を有する。LXRα配合物:緩衝液中に0.06μg/mLのEu標識された抗6xHis Ab、1.15μg/mLのストレプトアビジンAPC、30nM SRC−1ペプチドおよび0.9μg/mLのLXRα;およびLXRβ配合物:緩衝液中に0.06μg/mLのEu標識された抗6xHis Ab、1.15μg/mLのストレプトアビジンAPC、90nM SRC−1ペプチドおよび0.2μg/mLのLXRβ。時間分解蛍光読み取りは、Wallac Victorリーダーにおいて665nmで行った後、615nmで読み取った。LXRリガンド、22−Rヒドロキシコレステロール、または50μMの内部化合物を、100%対照として用いた。
トランス活性化検定
発現ベクターは、ヒトLXRα(アミノ酸205〜447)およびLXRβ(アミノ酸216〜461)のリガンド結合ドメインcDNA(相補的DNA)を、真核生物発現ベクターpSG5(Stratagene)中の酵母GAL4転写因子DNA結合ドメインおよびポリオーマウイルス(Polyoma Virus)のT抗原からの核局在化シグナルへの3’でインフレームに挿入することによって製造した。得られた発現ベクターpSGGAL−LXRαおよびpSGGAL−LXRβを、最小SV40プロモーター(Promega)および5コピーのUAS GAL4認識部位を含有するpGL3ルシフェラーゼレポータープラスミドと一緒に、コトランスフェクション実験に用いた。2.5μgのpSGGAL−LXRαまたはβを、25μgのpGL3 5xUASおよび22.5μgのpBluscript(Stratagene)と一緒に、約4〜9milj.のU2/OS骨肉腫細胞を含有する0.95mLの氷冷PBS中で混合した。氷上で5分間インキュベーション後、細胞/DNA混合物を、BioRad エレクトロポレーターを用いて、0.4cmキュベット中において960μF、230Vでエレクトロポレーションを行い、そして完全DMEM[10%FBS(ウシ胎児血清)、1%PEST(ペニシリンストレプトマイシン)、20mM Hepes、2mM L−グルタミンおよび0.36% Glucose Gibco 31966−021を包含する、フェノールレッドを含まない(w/o phenol red)ダルベッコ変法イーグル培地(Gibco 11880−028)]培地中で0.32milj細胞/mLへと希釈した。異なったエレクトロポレーション間の変動を免れるために、少なくとも2回のエレクトロポレーションからの細胞をプールした。25μlの希釈されたエレクトロポレーション済み細胞を、384ウェルプレート中に播種し(0.8x10個細胞/ウェル)、そしてそれら細胞を、細胞培養インキュベーター中において37℃、5%COで2時間付着させた。DMSO中の化合物(10mM)を、10種類の濃度のDMSO中で希釈した(1/3)。この希釈プレートを、DMSO濃度を減少させるために、フェノールレッドを含まない完全DMEM(2.5μl〜97.5μl)中で更に希釈した。これから7μlを、384ウェルプレート中のエレクトロポレーション済み細胞に加え、そしてインキュベーションを、細胞培養インキュベーター中において48時間続け、その後、32μl/ウェルの LucLite ルシフェラーゼ基質を加えることにより、細胞を溶解させた。ルシフェラーゼ活性は、室温で15分インキュベーション後、Wallac Victor リーダーにおいてルミネセンスとして測定した。LXRリガンド、Tularik T0901317、または1μMの内部標準を、100%対照として用いた。
in vivo検定
LXRリガンドの望ましいアテローム発生抑制作用および望ましくない脂質生成作用の分離を、正常C57BL6マウスで調べたが、この場合、試験物質は、異なったまたは一定の経口用量で3日間(4用量)投与する。強制飼養は、麻酔する3時間前の0700時に与えられる最後の用量を除いて、1日1回ほぼ正午に行った。30匹のマウスを、各々のスクリーニングに用い、これらを、各々に6匹ずつで5群に分けた。一つの群が対照群であり、残りの4群を、一定用量または異なった用量の試験物質で処置した。それら試験物質は、強制飼養により、1日1回3日間、合計4用量与えた。
次に、TGの血漿レベルの決定用に、血液試料を麻酔下で得た。肝の重量およびTG含量の決定のために、肝臓を摘出した。20〜50mgの組織、すなわち、肝臓または腸(胃から遠位の最初の2〜3cm)を、LXR標的遺伝子、主に、ABCA1、ABCG1、SREBP1cおよびFASのいずれかのアップレギュレーションについて後で分析するために、剖検時に液体窒素中で急速凍結させた。それら組織は、−80℃の冷凍庫中で分析するまで保持する。
ステンレス鋼製ビーズ(Cat. No. 69989,QIAGEN)を、採集用ミクロチューブ(Cat. No.19560,QIAGEN)に、一チューブにつき一ビーズ加えたが、それらチューブは、ドライアイス上で保持した。組織を、それら採集用ミクロチューブに移し、その後、750μlのQIAzol(Cat. No.79306,QIAGEN)を加えた後、それらチューブを、Mixer Mill 中に入れ、25Hzで2x5分間均一化した。均一化後、96ウェルプレートを、Sigma 4K−15C遠心機中において4℃、6000xgで1分間遠心分離した。150μlのクロロホルムを、総ての試料に加え、それらを、15秒間激しく振とうし、室温で2〜3分間インキュベートし、そして再度6000xgで15分間遠心分離した。200μlの上方水性相を、Square ウェルチューブ(Cat. No.19573,QIAGEN)に移し、1容量の70%エタノールを加え、ピペットで上下させることによって混合した。氷上で10分間インキュベーション後、250μlの試料を、96ウェル培養クラスタープレート(Cat. No. 3595,Corning Incorporated)のウェル上に載せた。
RNAは、ABI Prism 6700またはABI Prism 6100を用いて、製造者推奨規格にしたがって精製した。RNAを、50〜200ng/μlの濃度で溶離して150μlとし、これから10μlを、アガロースゲル電気泳動(非変性1%TBEゲル)によって分析して、RNA品質を確かめた。cDNA合成は、High-Capacity Archive Kit(Cat. No 4322171,Applied Biosystems)を用いて、製造者推奨規格にしたがって、ランダムプライマーによって50μl/試料の全反応容量中で行った。
遺伝子発現mRNAレベルは、実時間PCR(7500Real-time PCRシステム,Applied Biosystems)によって決定した。Taqman universal PCRマスターミックス(Cat.No. 4305719,Applied Biosystems)を、各400nMの標的プライマー、各100nMの対照プライマー(36B4)、200nMの標的プローブ、100nMの対照プローブ(36B4)および2.5〜10ngの試料cDNAを含有する25μlの反応中で用いた。内因性対照遺伝子36B4および標的遺伝子について閾値サイクル(Ct)を決定し、そして相対mRNAレベルを、比較Ct法を用いて計算し、フォールド誘導(fold induction)として表した。
次のプライマーおよびプローブを用いた。
ABCA1順;5’−AAGGGTTTCTTTGCTCAGATTGTC−3’、
ABCA1逆;5’−TGCCAAAGGGTGGCACA−3’、
ABCA1プローブ;5’−FAM−CCAGCTGTCTTTGTTTGCATTGCCC−TAMRA−3’、
ABCG1順;5’−CCATGAATGCCAGCAGCTACT−3’、
ABCG1逆;5’−CACTGACACGCACACGGACT−3’、
ABCG1プローブ;5’−FAM−TGCCGCAATGACGGAGCCC−TAMRA−3’、
FAS順;5’−GGCATCATTGGGCACTCCTT−3’、
FAS逆;5’−GCTGCAAGCACAGCCTCTCT−3’、
FASプローブ;5’−FAM−CCATCTGCATAGCCACAGGCAACCTC−TAMRA−3’、
SREBP1c順;5’−GGAGCCATGGATTGCACATT−3’、
SREBP1c逆;5’−CCTGTCTCACCCCCAGCATA−3’、
SREBP1cプローブ;5’−FAM−CAGCTCATCAACAACCAAGACAGTGACTTCC−TAMRA−3’、
36B4順;5’−GAGGAATCAGATGAGGATATGGGA−3’、
36B4逆;5’−AAGCAGGCTGACTTGGTTGC−3’、
36B4プローブ;5’−VIC−TCGGTCTCTCGACTAATCCCGCCAA−TAMRA−3’。
用量反応関係により、選択性値(相対力価)を決定して、LXR標的遺伝子の主な腸アップレギュレーションと、不要な血漿および肝TG上昇とをそれぞれ区別した。
式Iの化合物は、コアクチベーター動員検定および/またはレポーター遺伝子検定において、LXRαおよび/またはβについて50μmol/l未満のEC50を有する。例えば、実施例1の化合物は、レポーター遺伝子検定において、LXRαについて0.96μmol/lのEC50を有する。
更に、本発明の化合物は、好都合な in vivo の薬理学的作用を示す。本発明の化合物は、更に、有望な毒物学的プロフィールを有する。

Claims (23)

  1. 一般式(I)
    Figure 2008526842
    [式中、Rは、
    Xであって、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)RまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
    シクロアルキルまたはヘテロシクリルであって、各々、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
    フェニルまたはヘテロアリールであって、各々、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
    シクロアルキルYまたはヘテロシクリルYであって、ここにおいて、シクロアルキルまたはヘテロシクリルが各々、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
    フェニルYまたはヘテロアリールYであって、ここにおいて、フェニルまたはヘテロアリールが各々、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものであり;
    は、
    フェニルであって、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものであり;
    は、
    アリールまたはHetであって、各々、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいアリールまたはHet
    HetまたはTであって、
    HetまたはTは、各々、芳香環上に、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく、そして、
    HetまたはTは、各々、非芳香環上に、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、HetまたはTであり;
    そして上の定義中において、
    Xは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキル基であり、ここにおいて、該アルキル基は、O、S、SiR、S(O)、SO、C(O)、NR、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、SONRまたはNRSOで中断されていてもよく;
    Yは、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド中の2位の窒素に結合していて、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和のアルキレン基であり、ここにおいて、該アルキレン基は、次の内の一つ:
    O、S、SiR、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR
    で中断されていてもよいまたは終わっていてもよく、および/またはYは、次の:
    OH、F、CN、NR、C−Cアルキル、OR、SR、SiR、S(O)RまたはSO
    より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく;
    Zは、アリール、Het、HetまたはT、および次の内の一つ:Q、Het、RまたはHetに結合していて、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の飽和または不飽和アルキレン基であって、次の内の一つ:
    O、S、SiR、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR、SONR、NRSO
    で中断されていてもよいまたは終わっていてもよい該アルキレン基であり、または次の内の一つ:
    O、S、SiR、S(O)、SO、C(O)、OC(O)、C(O)O、NRC(O)、C(O)NR、NR、SONR、NRSO
    であり、および/またはZは、次の:
    OH、F、CN、NR、C(O)R、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、フェニル、フェニルC−Cアルキル、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、NR、SR、SiR、S(O)R、SO、OR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく;
    Qは、3個、4個、5個、6個、7個または8個の炭素原子を含んで成る飽和または不飽和の非芳香族単環式環であって、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものであり;
    Rは、フェニル基であって、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものであり;
    アリールは、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合しているフェニル基であり;
    Tは、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合していて、8個、9個または10個の炭素原子を含んで成る二環式芳香族または部分芳香族の炭素環式環であり、そしてその場合、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合しているのは、二炭素環式環の芳香族部分であり;
    Hetは、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合していて、芳香族の5員または6員の単環式環であり、ここにおいて、その環中の1個またはそれを超える原子は、例えば、窒素、酸素および硫黄の内の一つまたはそれを超えるものより独立して選択される炭素以外の元素であり;
    Hetは、飽和または不飽和の非芳香族3員、4員、5員、6員、7員、8員、9員または10員の単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、例えば、窒素、酸素または硫黄の内の一つまたはそれを超えるものより独立して選択される炭素以外の元素である環であり、そしてここにおいて、その環は、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく;
    Hetは、芳香族の5員または6員の単環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、例えば、窒素、酸素および硫黄の内の一つまたはそれを超えるものより独立して選択される炭素以外の元素である環であり、そしてそれは、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていて;
    Hetは、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合していて、芳香族または部分芳香族の8員、9員または10員二環式環であって、その環中の1個またはそれを超える原子が、例えば、窒素、酸素および硫黄の内の一つまたはそれを超えるものより独立して選択される炭素以外の元素であってよい環であり、そしてその場合、イソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド上の4位の窒素に結合しているのは、二環式環の芳香族部分であり;
    は、独立して、H、または直鎖または分岐状の飽和または不飽和のC−Cアルキル鎖(該アルキル鎖は、1個またはそれを超えるFで置換されていてよい)であり;
    は、独立して、直鎖または分岐状の飽和または不飽和のC−Cアルキル鎖(該アルキル鎖は、1個またはそれを超えるFで置換されていてよい)であり;そして
    は、独立して、H、または直鎖または分岐状の飽和または不飽和のC−Cアルキル鎖(該アルキル鎖は、1個またはそれを超えるFで置換されていてよい)である]
    を有する化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  2. が、
    Xであって、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)R、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
    シクロアルキルまたはヘテロシクリルであって、各々、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SOまたはC(O)R、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
    フェニルまたはヘテロアリールであって、各々、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SOまたはC(O)R、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
    シクロアルキルYまたはヘテロシクリルYであって、ここにおいて、シクロアルキルまたはヘテロシクリルが各々、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SOまたはC(O)R、で置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいもの;
    フェニルYまたはヘテロアリールYであって、ここにおいて、フェニルまたはヘテロアリールが各々、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SOまたはC(O)R、で置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものであり;
    が、
    フェニルであって、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、S(O)R、SOまたはC(O)R、で置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  3. が、
    Xであって、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)RまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものである、請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  4. が、
    Xであって、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SOまたはC(O)R、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよいものである、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  5. が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
    アリールまたはHetは各々、次の:
    Q、Het、RまたはHet
    より独立して選択される一つで置換され、そしてここにおいて、
    アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、で置換されていてよい、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  6. が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
    アリールまたはHetは各々、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  7. が、HetまたはTであり、ここにおいて、
    HetまたはTは、各々、芳香環上に、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく、そして、
    HetまたはTは、各々、非芳香環上に、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  8. が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
    アリールまたはHetは各々、次の:
    Q、Het、RまたはHet
    より独立して選択される一つで置換され、そしてここにおいて、
    アリールまたはHetは各々、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  9. が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
    アリールまたはHetは各々、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  10. が、HetまたはTであり、ここにおいて、
    HetまたはTは、各々、芳香環上に、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく、そして
    HetまたはTは、各々、非芳香環上に、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  11. が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
    アリールまたはHetは各々、次の:
    Q、Het、RまたはHet
    より独立して選択される一つで置換され、そしてここにおいて、
    アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、で置換されていてよい、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  12. が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
    アリールまたはHetは各々、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、1個またはそれを超える次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NRで置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  13. が、HetまたはTであり、ここにおいて、
    HetまたはTは、各々、芳香環上に、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく、そして
    HetまたはTは、各々、非芳香環上に、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  14. が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
    アリールまたはHetは各々、次の:
    Q、Het、RまたはHet
    より独立して選択される一つで置換され、そしてここにおいて、
    アリールまたはHetは各々、1個またはそれを超える次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、で置換されていてよい、請求項4に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  15. が、アリールまたはHetであり、ここにおいて、
    アリールまたはHetは各々、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、請求項4に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  16. が、HetまたはTであり、ここにおいて、
    HetまたはTは、各々、芳香環上に、次の:
    ハロゲン(Cl、F、I、Br)、OH、CN、NO、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、OSO、NRC(O)NR、SONHC(O)R、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよく、そして
    HetまたはTは各々、非芳香環上に、次の:
    F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、フェニルCアルキル、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、SONR、NRSO、NRC(O)OR、OC(O)NR、NRC(O)NR、チオキソ、Q、Het、R、Het、QZ、HetZ、RZ、HetZ、またはC−Cアルキル(該アルキルは、次の:F、OH、CN、NR、OR、SR、SiR、S(O)R、SO、C(O)R、C(O)NR、NRC(O)R、C(O)OR、OC(O)R、NRSO、SONR、NRC(O)OR、OC(O)NRまたはNRC(O)NR、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい)、より独立して選択される1個またはそれを超えるもので置換されていてよい、請求項4に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  17. 2−ブチル−4−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−チオン1,1−ジオキシド、またはその薬学的に許容しうる塩。
  18. 、RまたはRが、請求項1に定義の通りである請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物の製造方法であって、式(VIII)
    Figure 2008526842
    (式中、R、RおよびRは、請求項1に定義の通りである)
    を有する化合物と、Lawesson’s試薬とを、場合により、トルエンなどの不活性有機溶媒の存在下で反応させる工程を含む方法。
  19. 医薬製剤であって、請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物、またはその適する薬学的に許容しうる塩を、薬学的に許容しうるアジュバント、希釈剤および/または担体との混合物で含む医薬製剤。
  20. 療法における薬剤としての、請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物、またはその適する薬学的に許容しうる塩。
  21. 核内ホルモン受容体LXRαおよび/またはβのモジュレーションの必要に関連した状態;心臓血管疾患、アテローム性動脈硬化症、高コレステロール血症、コレステロール逆輸送を改善する必要に関連した状態、腸管コレステロール吸収を減少させる必要に関連した状態、HDLコレステロールレベルを増加させる必要に関連した状態、LDLコレステロールレベルを減少させる必要に関連した状態、炎症性状態、アルツハイマー病、動脈硬化症、2型糖尿病、HDL機能を改善する必要に関連した状態、HDL機能を改善する必要に関連した状態、またはインスリン抵抗性に関連しているか否かにかかわらない脂質障害(異常脂血症)を処置する場合の薬剤として用いるための、請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物、またはその適する薬学的に許容しうる塩。
  22. 核内ホルモン受容体LXRαおよび/またはβのモジュレーション;心臓血管疾患、アテローム性動脈硬化症、高コレステロール血症、コレステロール逆輸送を改善する必要に関連した状態、腸管コレステロール吸収を減少させる必要に関連した状態、HDLコレステロールレベルを増加させる必要に関連した状態、LDLコレステロールレベルを減少させる必要に関連した状態、炎症性状態、アルツハイマー病、動脈硬化症、2型糖尿病、HDL機能を改善する必要に関連した状態、HDL機能を改善する必要に関連した状態、またはインスリン抵抗性に関連しているか否かにかかわらない脂質障害(異常脂血症)のための薬剤の製造のための、請求項1〜17のいずれかに記載の化合物、またはその適する薬学的に許容しうる塩の使用。
  23. インスリン抵抗性に関連しているか否かにかかわらない脂質障害(異常脂血症);心臓血管疾患、アテローム性動脈硬化症、高コレステロール血症、コレステロール逆輸送を改善する必要に関連した状態、腸管コレステロール吸収を減少させる必要に関連した状態、HDLコレステロールレベルを増加させる必要に関連した状態、LDLコレステロールレベルを減少させる必要に関連した状態、炎症性状態、アルツハイマー病、動脈硬化症、2型糖尿病、およびHDL機能を改善する必要に関連した状態を処置するおよび/または予防する方法であって、それを必要としている哺乳動物への、治療的有効量の請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物、またはその適する薬学的に許容しうる塩の投与を含む方法。
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