JP2008519123A - モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーとモノビニルアレーンアクリレートコポリマーのポリマーブレンド - Google Patents

モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーとモノビニルアレーンアクリレートコポリマーのポリマーブレンド Download PDF

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Abstract

低ヘーズおよび増大された弾性率および衝撃強さを有するポリマーブレンドは、スチレンブタジエンブロック(SBC)コポリマーおよびスチレンメチルメタクリレートコポリマー(SMMA)の少なくとも62.5重量%からなる。SBCは30から40重量%、好ましくは38重量%のブタジエンを含む。第1実施形態においては、SBCは少なくとも1つのテーパーブロックを含む。第2実施形態においては、SBCは、少なくとも2つのモード;スチレンが25重量%未満を含む、少なくとも1つのテーパーブロック;1:2から2:1の重量比を有する、スチレンの第1および第2投入物;25,000から65,000g/molの分子量を有するテーパーブロックに先立って、ブロックコポリマー中で、スチレンの第1投入物から形成されるモノブロック;および175ポンド未満のブロッキング力を有するブロックコポリマーを含む。SMMAは少なくとも55重量%のスチレンおよび45重量%を超えないメチルメタクリレートを含有する。ブレンドは、約2.0%未満のヘーズ、1平方インチ当たり280000ポンドを超える曲げ弾性率、ASTM D5420に準拠して測定した、5ft−lbs/インチ、好ましくは約20ft−lbs/インチを超えるGardner衝撃強さ、および20%を超える引張り伸びを有する。

Description

本発明は、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマー、例えば、スチレン−ブタジエンブロックコポリマー、およびモノビニルアレーンアクリレートコポリマー、例えば、スチレン−メチルメタクリレートコポリマーを含む、ポリマーブレンドに関する。関連する方法およびこのポリマーブレンドから調製した物品も提供する。
モノビニルアレーン共役ジエンコポリマーは、知られており、さまざまな用途で役立つ。耐衝撃性を目的としたこのようなコポリマーの例は、旭化成工業株式会社に譲渡された、1980年3月25日の、サトウヤスシらの米国特許第4195136号に開示されている。
上記のコポリマー、ならびにビニルアレーンとアクリレートとのコポリマーとのポリマーブレンド組成物が、耐衝撃性をもたらすことも知られている。このようなポリマーブレンドの例は、米国特許第4386190号および第5777030号に開示されている。
1983年5月31日に、Fay W.Baileyに発行され、フィリップスペトロリアム社に譲渡された、前述の米国特許第4386190号は、(a)30〜36重量%の共役ジエン(例えばブタジエン)と64〜70重量%のビニルアレーン(例えばスチレン)とからできている、樹脂性の、本質的に非弾性のブロックコポリマー、および(b)ビニルアレーン(例えばスチレン)とアクリレート(例えばメチルメタクリレートコポリマー)とからできているコポリマー、からなるブレンドを含む高耐衝撃性組成物を開示し、所有権を主張している。好ましくは、成分(a)は、ブタジエン−スチレンコポリマーであり、成分(b)はスチレン−メチルメタクリレートコポリマーである。これらのポリマーブレンドは、出荷される間に食品のロスをもたらす損傷を大いに受けやすい製品の成形物品、特に食品容器における材料として、重要な用途を有する。
1998年7月7日に、Mark D.Hanesらに発行され、フィリップスペトロリアム社に譲渡された、前述の米国特許第5777030号は、良好な機械的性質を残したまま、改善された衝撃特性を有するポリマーブレンド組成物を開示し、所有権を主張している。このポリマーブレンド組成物は、ブレンド組成物の全重量を基準にして、(A)約90から25重量%の範囲の量のモノビニルアレーン/共役ジエンブロックコポリマーと、(B)約10から75重量%の範囲の量の、スチレン/メチルメタクリレートの、スチレン系コポリマーとを含む。好ましくは、成分(A)は、成分(A)の全重量を基準にして、約95から71重量%の範囲にあるスチレン含有量および約9から約29重量%の範囲にあるブタジエン含有量を有するスチレン−ブタジエンコポリマーである。好ましくは、成分(B)は、スチレン系コポリマーを基準にして、約95から約50重量%の範囲にあるスチレン含有量および約5から約50重量%の範囲にあるメチルメタクリレート含有量を有する、スチレンメチルメタクリレートコポリマーである。スチレン−ブタジエンコポリマー、すなわち、成分(A)のメルトフローレートは、ASTM D−1238(1994)、条件Gに準処して測定して、約10g/10分から約25g/10分の間にある。
前記米国特許第5777030号のポリマーブレンド組成物は、良好な機械的性質を維持しながら、靭性の向上した高衝撃性を有する物品に成形することができる。ヘーズは好ましくは5%未満であり、曲げ弾性率は、220キロポンドを超えており、切り欠き付きアイゾッド衝撃は、0.41ft−lbs/インチを超える。得られた物品は、ディスプレーラック、クリスパトレー、および玩具の部品など多くの用途がある。
しかし、増大された弾性率と衝撃強さを有する、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーとモノビニルアレーンアクリレートコポリマーとの、より低いヘーズを有するポリマーブレンドを開発することが望ましい。
本発明は、このようなポリマーブレンドを提供する。
本発明の第1実施形態は、
モノビニルアレーン−共役ジエンブロックコポリマー、および
モノビニルアレーンアクリレートコポリマー、
を含むポリマーブレンド組成物に関し、
前記モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーは、約30重量%から約40重量%のジエンを含み、
前記モノビニルアレーンアクリレートコポリマーは、少なくとも62.5重量%の量で前記ポリマーブレンド組成物中に存在し、少なくとも55重量%のモノビニルアレーンおよび45重量%を超えないアクリレートを含む。
本発明の第1実施形態に関する方法は、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーとモノビニルアレーンアクリレートコポリマーとの、低ヘーズブレンドの弾性率および衝撃強さを増大させることを含み、ステップは、
前記モノビニルアレーンアクリレートコポリマーの少なくとも62.5重量%を、前記モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーとブレンドしてポリマーブレンド組成物を形成することを含み、
前記モノビニルアレーンアクリレートコポリマーは、少なくとも55重量%のモノビニルアレーンと45重量%を超えないアクリレートからなり、
前記モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーは、前記モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーの重量を基準として、約30から40重量%の範囲の量のジエンからなる。
本発明の第2実施形態は、
少なくとも2つのモード;(ブロックコポリマーを基準にして)25重量%未満のモノビニルアレーンを含む少なくとも1つのテーパーブロック;30重量%から約40重量%のジエン;1:2から2:1の比を有するモノビニルアレーンの、第1および第2投入物;25,000から65,000g/molの範囲の分子量を有するテーパーブロックに先立つ、ブロックコポリマーにおけるモノビニルアレーンの第1投入物から形成されるモノブロック;および175ポンド未満のブロッキング力;および
モノビニルアレーンアクリレートコポリマーの少なくとも62.5重量%
を含むモノビニルアレーン−共役ジエンブロックコポリマーを含むポリマーブレンド組成物を含む。組成物は、約2.0%未満のヘーズ、1平方インチ当たり280キロポンドを超える弾性率;ASTM D5420に準拠して測定した、5ft−lbs/インチを超えるGardner衝撃強さを有する。
本発明の第2実施形態に関する方法は、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーとモノビニルアレーンアクリレートコポリマーとの低ヘーズブレンドの弾性率および衝撃強さを増大させることを含み;
モノビニルアレーンアクリレートコポリマーの少なくとも62.5重量%を、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーとブレンドするステップを含み;
ブロックコポリマーは、少なくとも2つのモード;(ブロックコポリマーを基準にして)25重量%未満のモノビニルアレーンを含む少なくとも1つのテーパーブロック;1:2から2:1の比を有するモノビニルアレーンの、第1および第2投入物;30重量%から40重量%のジエン;25,000から65,000g/molの範囲の分子量を有するテーパーブロックに先立って、ブロックコポリマーにおけるモノビニルアレーンの第1投入物から形成されるモノブロック;および175ポンド未満のブロッキング力を含む。
本発明のこれらのブレンドは、約2.0%未満のヘーズおよびこの種の材料に典型的な、乳白がかった青色の色合いがほとんどない外観;1平方インチ当たり280キロポンドを超える曲げ弾性率;ASTM D5420に準拠して測定した、5ft−lbs/インチを超えるGardner衝撃強さ;および20%を超える引張り伸びを有する。
好ましくは、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーはスチレンブタジエンコポリマーであり、好ましくは、モノビニルアレーンアクリレートコポリマーは、スチレンメチルメタクリレートコポリマーである。
いくつかの実施形態において、本発明は、非常に優れた透明性、靭性、および剛性を有するポリマーブレンドを提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーおよびモノビニルアレーンアクリレートコポリマーからなる、改善された高耐衝撃性および増大された弾性率および低ヘーズを有するポリマーブレンドを提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーおよびモノビニルアレーンアクリレートコポリマーからなるポリマーブレンドの、弾性率および衝撃強さおよび低ヘーズを向上させるための方法を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、向上した弾性率および衝撃強さおよび低ヘーズを有する、本発明のポリマーブレンドから製造された物品を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、モノビニルアレーン−共役ジエンブロックコポリマーとブレンドされたモノビニルアレーンアクリレートコポリマーを少なくとも62.5重量%含有するポリマーブレンドを提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、モノビニルアレーン−共役ジエンブロックコポリマーおよびモノビニルアレーンアクリレートコポリマーからなり、モノビニルアレーン−共役ジエンブロックコポリマーが、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーの重量を基準にして、約30から約40重量%の範囲の量のブタジエンゴムからなる、ポリマーブレンドを提供する。
当業者は、本発明の、これらのおよびその他の態様を、以下の説明および添付の特許請求の範囲から、よりよく認識し、理解することになる。
本発明のポリマーブレンドは、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーおよびモノビニルアレーンアクリレートコポリマーからなる。このモノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーは、ポリマーブレンドの全重量を基準として約0.1重量%から多くとも37.5重量%、好ましくは、約28重量%から約36重量%の範囲の量で、より好ましくは、約36重量%の量でポリマーブレンド中に存在する。
このモノビニルアレーンアクリレートコポリマーは、ポリマーブレンドの全重量を基準として少なくとも62.5重量%から99.9重量%、好ましくは約64重量%から約72重量%の量で、より好ましくは約64重量%の量で、ポリマーブレンド中に存在する。
モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーの量が不足すると、衝撃を示さないポリマーブレンド組成物をもたらすことになり、モノビニルアレーンアクリレートコポリマーの量が不足すると、所望の剛性を示さないポリマーブレンド組成物をもたらすことになる。
モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーは、200℃/5kgにおいて、約3.0から約12g/10分、より好ましくは約3.0から10g/10分、例えば3.2から6.9g/10分の範囲のメルトフローレートを有するように選択または調製する。
一般に、モノビニルアレーンは、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーの重量を基準として、約30重量%から約70重量%の範囲の量で、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマー中に存在する。好ましくは、モノビニルアレーンは、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーの重量を基準として、約60重量%から約66重量%の範囲でブロックコポリマー中に存在し、より好ましくは、このモノビニルアレーンは、62重量%の量で存在する。
共役ジエンは、モノビニルアレーン−共役ジエンブロックコポリマーの重量を基準として、約30重量%から約70重量%の範囲の量で、ブロックコポリマー中に、一般に存在する。好ましくは、共役ジエンは、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーの重量を基準として、約30重量%から約40重量%の範囲の量で、ブロックコポリマー中に存在する。また、特別の実施形態においては、より狭い範囲(例えば、30から40wt%、30から32wt%、30から34wt%、30から36wt%、30から38wt%、32から34wt%、32から36wt%、32から38wt%、34から36wt%、34から38wt%、36から38wt%、32wt%を超える、34wt%を超える、36wt%を超える、38wt%を超える、など)のなんらかの特定の数値が、所望される。
ブロックコポリマー中で使用することができる、適切な共役ジエンには、1分子当たり4から12個の炭素原子を有するもの、好ましくは4から8個の炭素原子を有するものが含まれる。このような適切な化合物の例には、これらに限らないが、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、3−ブチル−1,3−オクタジエンおよびこれらの混合物がある。最も容易に入手できるという理由から、好ましいジエンは、1,3−ブタジエンおよびイソプレンであり、最も好ましいものは、1,3−ブタジエンである。
コポリマー中で使用することができる、適切なモノビニルアレーン化合物には、1分子当たり8から18個の炭素原子を有するもの、好ましくは8から12個の炭素原子を有するものが含まれる。このような適切な化合物の例には、これらに限らないが、スチレン、α−メチルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、2−エチルスチレン、3−エチルスチレン、4−エチルスチレン、4−n−プロピルスチレン、4−t−ブチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、4−シクロヘキシルスチレン、4−デシルスチレン、2−エチル−4−ベンジルスチレン、4−(4−フェニル−n−ブチル)スチレン、1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレン、およびこれらの混合物が含まれる。スチレンは、容易に重合するので好ましいモノビニルアレーン化合物である。
「モノビニルアレーン−共役ジエンブロックコポリマー」は、モノビニルアレーン単位と共役ジエン単位を含むポリマーである。このポリマーは、1つ以上のブロックを含み、各ブロックはモノビニルアレーン単位または共役ジエン単位を含む。各ブロックが単位のただ1つの種類を含む場合は、これを「モノブロック」と呼ぶことができる。各ブロックが両方の単位を含む場合、このブロックは、ランダムブロック、テーパーブロック、階段状ブロックまたはブロックの他の任意の種類であることができる。
本発明において、モノビニルアレーン共役ジエンコポリマーは、スチレンブロックとブタジエンブロックを含むブロックコポリマー(「スチレン−ブタジエンコポリマー」)である。スチレン−ブタジエンコポリマーの一例は、K−Resin(登録商標)(シェブロンフィリップス化学株式会社、ウッドランド、テキサス州)の商標の下で商業的に入手できる。スチレン−ブタジエンコポリマーのこの種類は、本発明の第1実施形態において使用することができる。
本発明の第1実施形態において、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーは、少なくとも1つのテーパーブロックを有するスチレン−ブタジエンコポリマーである。
ブロックが「テーパー」であるのは、(a)ブロックの第1セクションにおける共役ジエン単位のモル分率が、ブロックの第2セクションにおける共役ジエン単位のモル分率より大きく、ブロックの第2セクションの方が、ブロックの所与の末端により近く、同時に(b)条件(a)がブロックの実質的にすべてのセクションに当てはまる場合である。
本発明の第2実施形態において、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーは、多モードである。分析的には、このことは、母集団の分子量分布のヒストグラムにおいて2つ以上のピークを有する、ブロックコポリマー分子の母集団によって証明される。実際には、重合開始剤のそれぞれの注入または投入によって、追加のモードが生じる。例えば、双峰性ブロックコポリマーは、少なくとも2つの重合開始剤投入物を注入することなどにより形成される。一例として、多モードコポリマーは、単一モードのコポリマーをブレンドすることにより調製できることが理解されるはずである。
第2実施形態のモノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーは、少なくとも1つのテーパーブロックを含む。しかし、このコポリマーは、1つから3つのテーパーブロック、または2つから3つのテーパーブロックを有することができる。このコポリマーが2つから3つのテーパーブロックを含む場合、これらのブロックは、隣接している、すなわち、互いに直接結合されている。
第2実施形態のブロックコポリマーを、ブロックのテーパー部分におけるモノビニルアレーンが、ブロックコポリマーの25重量%未満を含むように選択または調製することができる。モノビニルアレーンの重量%は、12重量%以下とすることができる。
第2実施形態においては、ブロックコポリマーを、モノビニルアレーンの2つのモノブロックを含むように選択または調製することができる。一例として、これらのモノブロックは、順番に投入されるモノビニルアレーンの第1および第2投入物によって形成されうるものであり、第1投入物の第2投入物に対する比率は、約1:2から約2:1の範囲にありうる。いくつかの用途においては、より幅の広い比率、例えば1:3から約3:1を、所望されることもある。
テーパーブロックに先立って、ブロックコポリマーにおけるモノビニルアレーンの第1の投入物から形成されるモノブロックは、1モル当たり約25,000から約65,000g(g/mol)の範囲にある分子量を有することができる。通常、モノビニルアレーンの第1投入直後に測定されるこの量は、ときどき、プリ分子量(Pre−MW)と呼ばれる。また、別の範囲、例えば、30,000から60,000g/mol、40,000から50,000g/mol、および50,000から60,000g/molを所望されることもある。
第2実施形態においては、ブロックコポリマーを、175ポンド未満のブロッキング力を有するように選択または調製する。この文脈において、ブロッキング力は、以下の標準化された試験に準拠した、ブロックコポリマーのペレットをバラバラにするのに必要な力の分量を指す。最初に、ブロックコポリマーを、例えば本明細書において以下に記載されている方法により、ペレットに成形する。試料ペレット300gを、3インチの内径を有するPVCの円筒に入れ、2.5kgの重りをペレットの上に置く。円筒および内容物を、150°Fで90時間、強制空気加熱器内に置く。室温まで冷却した後、ペレット(凝集形状)を円筒から取り出してINSTRON型式4505内に設置し、圧縮試験を行う。試料の耐ブロッキング性を、ペレット凝集体をバラバラにするのに必要な重量ポンドによって明記する。
第2実施形態のモノビニルアレーン−共役ジエンブロックコポリマーを調製するための基本的な出発原料および重合条件は、例えば、参照により全体が本明細書に組み込まれる、米国特許第4091053号、第4584346号、第4704434号、第4704435号、第5130377号、第5227419号、第6265484号、第6265485号、第6420486号、および第6444755号に開示されている。
ブロックコポリマーは、以下のポリマー鎖構造体を形成し、カップリングすることによって調製される:
配列1:S/S/S/S Li
配列2:S/S/S/S Li
ただし、Sはモノビニルアレーン、すなわち、スチレンブロックを表し、B/Sは共役ジエン−モノビニルアレーン、すなわちブタジエン−スチレンのテーパーブロックを表し、Liはモノアルカリ金属開始剤、すなわち、n−ブチルリチウムからの残基を表す。
一般に、各ブロックは、ブロックの所望の単位が誘導されるモノマーまたはモノマーの混合物を重合することによって形成される。重合過程の以下の説明は、本発明に関わるポリマーにおけるブロックのあらゆる種類の形成に、通常、適用できる。
重合過程は、−100℃から150℃の範囲、好ましくは0℃から150℃の範囲の任意の適切な温度で、および反応混合物を実質的に液相に維持するのに十分な圧力下で、炭化水素希釈剤中で実行することができる。好ましい炭化水素希釈剤には、直鎖および環式パラフィン(ペンタン、ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン、シクロペンタン、およびこれらの混合物など)が含まれる。シクロヘキサンが好ましい。
重合過程は、不活性ガス雰囲気下などの、酸素および水が実質的に存在しない条件下で実行することができる。
重合過程は、開始剤の存在下で実施することができる。既知の開始剤である有機モノアルカリ金属化合物でありうる。開始剤は、式RMを有することができ、Rは4から8個の炭素原子を有するアルキル、シクロアルキル、またはアリール基(n−ブチル基など)であり、Mはアルカリ金属(リチウムなど)である。好ましい開始剤は、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、およびt−ブチルリチウムである。
使用する開始剤の量は、当技術分野において知られているように、所望するポリマーまたはブロック分子量によって決まりうるものであり、原料供給流れ中の微量の反応毒物質(reaction poisons)を十分考慮しながら、容易に決定することができる。
重合過程には、ランダマイザー(randomizer)を少量含む混在物を関与させることができる。ランダマイザーは、エーテル、チオエーテル、または第三級アミンなどの極性有機化合物でありうる。ランダマイザーは、アルコールのカリウム塩またはナトリウム塩でありうる。開始剤の効率を改善するために、混合モノマー投入物中のモノビニルアレーンモノマーの少なくとも一部を無秩序化するために、またはこの両方を行うために、ランダマイザーを炭化水素希釈剤に含有することができる。ランダマイザーを含めることは、本ポリマーの、ランダムまたはテーパーモノビニルアレーン共役ジエンブロックを形成する場合は、有用なものとなりうる。ランダマイザーの例には、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、カリウム−tert−アミレート、およびこれらの混合物が含まれる。
ある特定のブロックを形成する場合、この特定のブロックを形成する、それぞれのモノマー投入物またはモノマー混合物の投入物の重合が、次の投入物を投入する前に実質的に完了するような溶液重合条件下で、それぞれのモノマー投入物またはモノマー混合物の投入物を重合させることができる。
重合が完了した後、カップリング剤を添加することができる。適切なカップリング剤は、当業者には知られている。これらには、ジアレーン化合物または多ビニルアレーン化合物;アルコキシスズ化合物;二ハロゲン化物または多ハロゲン化物(ハロゲン化ケイ素およびハロシランなど);ジエステルまたは多エステル(モノアルコールとポリカルボン酸とのエステルなど);一塩基酸と、グリセロールなどの多価アルコールとのエステルであるジエステル;および2種以上のこれらの化合物の混合物が含まれる。有用な多官能カップリング剤には、エポキシ化大豆油が含まれる。
カップリング反応が完了した後、重合反応混合物を、停止剤(水、二酸化炭素、アルコール、フェノール、または直鎖飽和脂肪族モノカルボン酸またはジカルボン酸など)によって処理し、アルカリ金属をブロックコポリマーから除去することまたは色を調節することができる。
停止後、ポリマーセメント(重合溶媒中のポリマー)は、通常10から40重量%の固体を含有している。ポリマーセメントをフラッシュし、溶媒を気化させて固体含有量を50から99重量%の範囲に増大させ、次いで真空加熱器または脱気押出機乾燥により、残留溶媒を除去し、ペレットを成形することができる。
ブロックコポリマーは、また、添加物(酸化防止剤、ブロッキング防止剤、離型剤、充填剤、伸展剤、染料など)を含有することができる。
本発明の組成物に適したモノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーを製造するための方法は、以下のステップを含む:
少なくとも1つのモノビニルアレーンモノマー、有機モノアルカリ金属開始剤、少なくとも1つの共役ジエンモノマーを、重合条件下で順次接触させること、およびその後、多官能カップリング剤によってカップリングさせてブロックコポリマーを形成すること。ブロックコポリマーは、以下を含む:少なくとも2つのモード;少なくとも1つのテーパーブロック;モノビニルアレーンの少なくとも第1および第2投入物(第1投入物は、第2投入物に対して1:2から2:1の範囲の重量比を有する。);30から40重量%のジエン;および175ポンド未満のブロック力。テーパーブロックに先立って、ブロックコポリマー中で、モノビニルアレーンの第1投入物から形成されるモノブロックは、25,000から65,000g/molの範囲の分子量を有し、少なくとも1つのテーパーブロック中に存在するモノビニルアレーンは、ブロックコポリマーの25重量%未満を含む。
本発明のポリマーブレンド用の、適切なモノビニルアレーン共役ジエンコポリマーは、「アクリレートブレンド用のモノビニルアレーン共役ジエンコポリマー組成物」と題され、本特許出願と同じ日に出願された、John D.Wilkeyらの米国特許出願において開示されているように、シェブロンフィリップス化学株式会社、LP、から入手できる。この特許出願は、参照により全体が本明細書に組み込まれる。
本発明において使用するためのモノビニルアレーンアクリレートコポリマーは、ASTM D−1238(1994)、条件Gに準処して測定して、約0.2g/10分から約100g/10分の範囲にある、メルトフローレートを有することができる。
いくつかの実施形態においては、高度の透明性(すなわち、0.100インチ厚の試験供試体を用いて、ASTM D−1003(1992)に準拠してGardnerヘーズメータにより測定した、約2%未満の許容可能な低ヘーズ)を有する最終ブレンド組成物を製造するために、モノビニルアレーンアクリレートコポリマー(またはモノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマー)を、ASTM D542に準拠して測定した屈折率において、測定可能な差が存在しないように選択する。当業者に知られている、屈折率を合わせるための別の方法を、本発明において使用することができる。
モノビニルアレーンアクリレートコポリマーは、モノビニルアレーンをアクリレートと共重合させることにより調製することができる。モノビニルアレーンは、1分子当たり、好ましくは8〜20個、より好ましくは8〜12個の炭素原子を含有する。例には、スチレン、α−メチルスチレン、1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレンならびにこれらのアルキル、シクロアルキル、アリール、アルカリールおよびアラルキル誘導体が含まれる。置換モノマーの例には、3−メチルスチレン、4−n−プロピルスチレン、4−シクロヘキシルスチレン、4−ドデシルスチレン、3−エチル−4−ベンジルスチレン、4−p−トリスチレンおよび4−(4−フェニル−n−ブチル)スチレンが含まれる。アクリレートの例には、一置換または非置換アルキルアクリレート(メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、メチルエタクリレートなど、またはこれらの混合物など)が含まれる。
本発明において使用するための、適切なモノビニルアレーンアクリレートコポリマーの組成は、多様でありうる。一般に、アクリレート、例えばメチルメタクリレートは、コポリマーの重量を基準として、45重量%を超えない量で、好ましくは約20重量%から約45重量%の間の量でコポリマー中に存在する。より好ましくは、アクリレートは、コポリマーの重量を基準として約25重量%から約35重量%の範囲の量で存在し、最も好ましくは、アクリレートは約30重量%である。アクリレートは、所望の靭性を有するブレンド組成物を提供するのに十分な量が必要であるが、しかし、アクリレートの量が多すぎると、透明性の低いブレンド組成物を生じさせる。
一般に、モノビニルアレーン、例えばスチレンは、コポリマーの重量を基準として好ましくは少なくとも55重量の量で、好ましくは約55%から約80重量%の量で、モノビニルアレーンアクリレートコポリマー中に存在する。より好ましくは、モノビニルアレーンは、コポリマーの重量を基準として約65重量%から約75重量%の範囲の量で存在する;最も好ましくは、モノビニルアレーンは約70重量%である。
本発明のブレンドにおいて使用すべき、好ましいモノビニルアレーンアクリレートコポリマーは、スチレン−メチルメタクリレートコポリマーである。
モノビニルアレーンアクリレートコポリマーは、一般に、当技術分野において知られているどの技術に従っても、調製することができる。通常、モノビニルアレーンアクリレートコポリマーは、ペルオキシまたはアゾ化合物などのフリーラジカル開始剤を使用して、モノビニルアレーンとアクリル酸モノマーとを共重合化することにより調製する。適切なモノビニルアレーンアクリレートコポリマーは、ノバ化学会社(NOVA Chemicals Inc.)、ピッツバーグ、ペンシルベニア州からNAS30、NAS90およびNAS21の商品名で商業的に入手できるスチレンメチルメタクリレートコポリマーである。
当技術分野において知られているどの方法でも、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーとモノビニルアレーンアクリレートコポリマーとをブレンドするのに適している。好ましくは、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーとモノビニルアレーンアクリレートコポリマーとを、所望する任意の手段(バンバリミキサ、ホットロール、押出機、または射出成形機など)を用いて、溶融ブレンドする。より好ましくは、ポリマーは、効率のために押出機ブレンド法を用いて溶融ブレンドする。単軸または二軸スクリュー押出機を利用することができる。所望すれば、2種類のコポリマーブレンド成分を、溶融ブレンドに先立って乾燥ブレンドすることができる。当業者に知られている乾燥ブレンドのいずれの方法(例えば、ドラムタンブラの利用など)でも、使用することができる。
本発明の組成物の成分をブレンドするための方法およびブレンド条件は、参照により全体が本明細書に組み込まれる、前述の米国特許第5777030号に開示されている。
ブレンド条件は、使用するブレンド法とコポリマーとによって決定される。コポリマー成分を最初に乾燥ブレンドする場合、ブレンド条件は、室温から、どちらかのコポリマー成分の、低い方の溶融加工温度のすぐ下までの範囲にある温度で存在することができ、ブレンド時間は、数秒から数時間までの範囲であることができる。
溶融ブレンドする間に、2つのコポリマー成分をブレンダ内で混合する温度は、一般に、使用するどちらかのコポリマーの高い方の溶融加工温度から、どちらかのコポリマーの低い方の分解温度のすぐ下までの範囲であることができる。一般にコポリマーを約0.5から約2.0分間、溶融ブレンドするのは、コポリマーの分解が最少量である、2つのコポリマー成分の完全混合を行うためである。
本発明のポリマーブレンドは、添加剤(例えば、安定剤、酸化防止剤、ブロッキング防止剤、金型離型剤、染料、顔料、および難燃剤、ならびに充填剤および補強材(例えばガラスファイバなど))を、この量および種類が本発明の態様に障害を与えない限り、含有することができる。
本発明のポリマーブレンドは、例えば、練り、押出成形または射出成形によって作製される物品の製造にとって有用でありうる。このような物品は、医療機器、貯蔵装置、フロアケア機器などである可能性がある。
前述の米国特許第5777030号には、スチレン/共役ジエンブロックコポリマーが、約25重量%から約90重量%の範囲の量で、ポリマーブレンド中に存在していることが開示されている。第6欄、18〜31行は、本発明のポリマーブレンドの、切り欠き付きおよび切り欠きなしアイゾッド衝撃強さの値は、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーとスチレン系コポリマーとを有する対応するブレンド(このブレンドは、使用されたモノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーが好ましいフローレートを示さず、および/またはブレンド組成物が、ブレンドの全重量を基準として、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーの25重量%未満を有する。)の値より、終始一貫して大きいことを明確に述べている。
本発明において、ポリマーブレンドは、モノビニルアレーンアクリレートコポリマーの少なくとも62.5重量%を常に含むことになっており、このことは、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーは37.5重量%を超えないことを意味することになる。
本発明のポリマーブレンドは、0.100インチ厚の試験供試体を用いて、ASTM D−1003(1992)に準拠したGardnerヘーズメータにより測定した、約2.0未満のヘーズを示し、1平方インチ当たり280キロポンドを超える、好ましくは1平方インチ当たり約300から約320キロポンドの範囲にある曲げ弾性率を有し、ASTM D5420に準拠して測定した、5ft−lbs/インチを超える、好ましくは、約20ft−lbs/インチを超えるGardner衝撃強さを有する。
以下の実施例は、本発明を理解する助けになるように意図されているが、これらの実施例は本発明の範囲を限定するものと解釈されてはならない。
本実施例においては、スチレン−ブタジエンブロックコポリマー(SBC)の一般的な調製を説明する。
予備調製:シクロヘキサンを活性アルミナ上で乾燥し、窒素雰囲気下で貯蔵した。N−ブチルリチウム開始剤は、シクロヘキサン中15重量%のものを、シクロヘキサンにより2重量%まで希釈した。テトラヒドロフランを、窒素雰囲気下において活性アルミナ上に貯蔵した。スチレンおよびブタジエンを活性アルミナ上で精製した。エポキシ化大豆油を使用した。重合は、温度制御用ジャケット、ダブルオーガーインペラー、およびバッフルを装着した2ガロンのステンレス鋼反応器中で実行した。典型的な重合では、モノマー2000gを使用した。
重合過程:シクロヘキサンを最初に反応器に投入し、次いでテトラヒドロフラン(100モノマーを基準にして0.10)を投入した。温度を約60℃に調節し、開始剤を投入し、次いでスチレンの第1投入物を投入した。重合が完了した後、第1重合ブロックの試料を、窒素を吹き込んで分散させたイソプロパノール中で凝固させ、濾過し、乾燥し、ゲル浸透クロマトグラフィーによって分析した。所望通りモノマーおよび/または開始剤を順番に投入することにより、重合を続けた。カップリング剤を投入し、100℃で15分間反応させた。溶媒気化によってポリマーを取り出し、単軸スクリュー押出機によってペレット化した。
全部で7個のSBC試料を、試験のために調製した。これらのSBCは、本特許出願と同じ日に出願された、「アクリレートブレンド用のモノビニルアレーン共役ジエンコポリマー組成物」と題され、シェブロンフィリップス化学株式会社に譲渡された、John D.Wikleyらの、米国特許出願の表1において、詳細に説明されている。この出願を、以下では「SBC開示」と呼ぶ。
実施例2は、本発明のブレンドに関する。38重量%のブタジエンおよび62重量%のスチレンを含有する実施例1のブロックコポリマーのペレットを、ペレット化されたスチレンメチルメタクリレート(SMMA)生成物をさまざまな量で含有するプラスチックバッグの中で、回転することにより乾燥ブレンドした。この後者のコポリマーは、70重量%の結合されたスチレン含有量、30重量%のメチルメタクリレート含有量、約2.2g/10分のメルトフロー(ASTM D1238、条件G)、1.09の比重、および94℃の変形温度(アニールされた、ASTM D648)を有し、ノバ化学会社、ピッツバーグ、ペンシルベニア州から、NAS30の商品名で市販されている。乾燥ブレンドは、約30秒間、手動で行った。
調製されたブレンドを、Engel 1.5オンス成形機中で、約200℃のバレル温度、50℃の金型温度、120rpmのスクリュー速度、および約0.7Mpaの射出圧力で成形した。全サイクル時間は、約45秒であった。0.100インチ(2.54mm)の平均厚さを有する成形されたディスクを、ASTM D5420に準拠して、Gardner IG−1120重負荷衝撃試験機において試験した。試験は、室温で、4−lbの重りと40インチのガイドチューブスロットを使用して実行した。衝撃エネルギーを、ミリメートルで表した供試体厚みで割り算して、Kg/mmの単位で表した衝撃値を得た。
表1は、本発明のブレンドの4つの実施例と、ノバ化学会社、ピッツバーグ、ペンシルベニア州から入手可能なSBCおよびSMMAの2つの市販ブレンド(ZYLAR(登録商標)220およびZYLAR(登録商標)530)との比較を示す。これらの2つの商業的に入手できるブレンドを、それぞれ、比較例1(Comp.Ex.1)および比較例2(Comp.Ex.2)と識別した。
本発明のブレンド実施例1(Inv.Ex.1)を、「SBC開示」の表1のテスト3に従って調製したSBCにより、実施例2の前述の技法を使用して調製した。ブレンドは、36重量%のSBCと64重量%のSMMA(NAS30)を含有していた。
本発明のブレンド実施例2(Inv.Ex.2)を、「SBC開示」の表1のテスト4に従って調製したSBCにより、実施例2の前述の技法を使用して調製した。ブレンドは、35重量%のSBCと65重量%のSMMA(NAS30)を含有していた。
本発明のブレンド実施例3(Inv.Ex.3)を、「SBC開示」の表1のテスト5に従って調製したSBCにより、実施例2の前述の技法を使用して調製した。ブレンドは、35重量%のSBCと65重量%のSMMA(NAS30)を含有していた。
本発明のブレンド実施例4(Inv.Ex.4)を、「SBC開示」の表1のテスト7に従って調製したSBCにより、実施例2の前述の技法を使用して調製した。ブレンドは、36重量%のSBCと64重量%のSMMA(NAS30)を含有していた。
比較例1のブレンドは、25重量%のブタジエンからなる50重量%のSBC、および50重量%のSMMA(NAS21、ノバ化学会社から入手可能)を含んでいた。比較例2のブレンドは、40重量%のSBC、および60重量%のSMMA(NAS30)を含んでいた。比較例2のブレンドのSBCにおけるブタジエンの正確な重量%は企業秘密であるが、本発明のブタジエンの重量%の範囲外である。比較例1および2のブレンドは、本発明のブレンドについて実施例2において記載されているものと同様にブレンドされていた。
Figure 2008519123
表1において分かるように、本発明のブレンド実施例1〜4は、「全エネルギー」、「ピークエネルギー」、「ピーク力」、「Gardner」、「アイゾッド」および「破断時の伸び」の結果によって示されるごとく、比較例1および2のブレンドを上回る靭性の増大を示す。当業者は、本発明のブレンドに関して報告されたパラメータの種々のバランスが比較例に勝ることも、理解するはずである。この結果は、また、同等の「曲げ弾性率」を維持しながら、「ヘーズ」により測定され、「乳白がかった青色」の程度がより低い外観を有すると観察されもした透明性が、比較例2のブレンドの透明性より良好であることを示す。
表2は、試料1〜7として識別されている本発明のブレンドを示す。この表2は、本発明のブレンドにおいてスチレンブタジエンコポリマー(SBC)の濃度またはスチレンメチルメタクリレート(SMMA)コポリマーの濃度を変化させた場合に、性質に及ぼす影響を示す。SMMAの重量%は、それぞれ75、72.5、70、67.5、65、62.5、および60であり、SBCの重量%は、それぞれ25、27.5、30、32.5、35、37.5、および40である。SMMAはNAS30である。表1の本発明の実施例1からのSBCを使用して、この詳細な比較を行ったが、本明細書の他のSBCも使用することができる。
Figure 2008519123
表2において分かるように、衝撃強さはSBC充填量の増加と共に増大し、弾性率はSBC充填量の増加と共に減少する。ヘーズは、1.71から1.82の範囲にある。
本発明を、具体的な実施形態の観点から詳しく説明してきたが、本発明に関わる多くの変形形態が、本発明の範囲内に存在することが可能であることが、本開示を考慮することにより理解されるはずである。したがって、本発明は、広く解釈されるべきであり、本明細書に添付の特許請求の範囲の、範囲と精神によってのみ、限定されるべきである。

Claims (25)

  1. モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーおよび少なくとも62.5重量%のモノビニルアレーンアクリレートコポリマーを含み、
    前記モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーが、30重量%を超えるジエンおよび少なくとも1つのテーパーブロックを含み、および
    前記モノビニルアレーンアクリレートコポリマーが、少なくとも55.0重量%のモノビニルアレーンと45.0重量%を超えないアクリレートとのコポリマーである
    ポリマーブレンド組成物。
  2. 前記モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーが、約30から約40重量%のジエンを含む、請求項1のポリマーブレンド組成物。
  3. 前記モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーが、少なくとも38重量%のジエンを含む、請求項2のポリマーブレンド組成物。
  4. 前記モノビニルアレーンアクリレートコポリマーが、約70.0重量%のモノビニルアレーンと約30.0重量%のアクリレートとのコポリマーである、請求項1のポリマーブレンド組成物。
  5. 前記モノビニルアレーンアクリレートコポリマーがスチレンメチルメタクリレートである、請求項1の組成物。
  6. 前記モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーがスチレンブタジエンブロックコポリマーである、請求項1のポリマーブレンド組成物。
  7. 約2.0%未満のヘーズを有し、および乳白がかった青色の色合い(cast)がほとんどない外観を有する、請求項1のポリマーブレンド組成物。
  8. 1平方インチ当たり280000ポンドを超える曲げ弾性率を有する、請求項1のポリマーブレンド組成物。
  9. ASTM D5420に準拠して測定した、5ft−lbs/インチを超えるGardner衝撃強さを有する、請求項1のポリマーブレンド組成物。
  10. 約20%を超える引張伸びを有する、請求項1のポリマーブレンド組成物。
  11. モノビニルアレーンアクリレートコポリマーの少なくとも62.5重量%を、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーとブレンドすることを含み;
    前記モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーが、約20重量%から約70重量%のジエンからなり;および
    前記モノビニルアレーンアクリレートコポリマーが、少なくとも55.0重量%のモノビニルアレーンおよび45.0重量%を超えないアクリレートからなる、
    低ヘーズポリマーブレンドの弾性率および衝撃強さを増大させるための方法。
  12. 前記ブレンド組成物が、約2.0%未満のヘーズを有する、請求項11の方法。
  13. 前記ブレンド組成物が、1平方インチ当たり280000ポンドを超える弾性率を有する、請求項11の方法。
  14. 前記ブレンド組成物が、ASTM D5420に準拠して測定した、5ft−lbs/インチを超えるGardner衝撃強さを有する、請求項11の方法。
  15. モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーを含み、
    前記ブロックコポリマーは、少なくとも2つのモードを有し、
    前記ブロックコポリマーは、少なくとも1つのテーパーブロックを含み、
    少なくとも1つのテーパーブロック中のモノビニルアレーンは、ブロックコポリマーの25重量%未満を含み、
    前記ブロックコポリマーは、モノビニルアレーンの少なくとも第1および第2投入物を含み、前記第1投入物は、前記第2投入物に対して1:2から2:1の範囲の重量比を有し、
    前記ブロックコポリマーは、約30重量%から約40重量%のジエンを含み、
    テーパーブロックに先立って、ブロックコポリマー中で、モノビニルアレーンの第1投入物から形成されたモノブロックは、25,000から65,000g/molの範囲の分子量を有し、
    前記ブロックコポリマーは、175ポンド未満のブロッキング力を有し、
    少なくとも62.5重量%のモノビニルアレーンアクリレートコポリマーを含み、
    約2.0%未満のヘーズを有し、
    1平方インチ当たり280,000ポンドを超える弾性率を有し、
    ASTM D5420に準拠して測定した、5ft−lbs/インチを超えるGardner衝撃強さを有する、
    ポリマーブレンド組成物。
  16. 前記モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーが、少なくとも38重量%のジエンを含む、請求項15のポリマーブレンド組成物。
  17. モノビニルアレーンアクリレートコポリマーの少なくとも62.5重量%を、モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーとブレンドすることを含み;
    前記ブロックコポリマーは、少なくとも2つのモードを有し、
    前記ブロックコポリマーは、少なくとも1つのテーパーブロックを含み、
    少なくとも1つのテーパーブロック中のモノビニルアレーンは、25重量%未満のブロックコポリマーを含み、
    前記ブロックコポリマーは、モノビニルアレーンの少なくとも第1および第2投入物を含み、前記第1投入物は、前記第2投入物に対して1:2から2:1の範囲の重量比を有し、
    前記ブロックコポリマーは、約30重量%から約40重量%のジエンを含み、
    テーパーブロックに先立って、ブロックコポリマー中で、モノビニルアレーンの第1投入物から形成されたモノブロックは、25,000から約65,000g/molの範囲の分子量を有し、
    前記ブロックコポリマーは、175ポンド未満のブロッキング力を有する、
    モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーとモノビニルアレーンアクリレートコポリマーとからなる低ヘーズポリマーブレンドの弾性率および衝撃強さを増大させるための方法。
  18. 前記モノビニルアレーン共役ジエンブロックコポリマーが、少なくとも38重量%のジエンを含む、請求項17の方法。
  19. ブレンドが約2.0%未満のヘーズを有する、請求項17の方法。
  20. ブレンドが1平方インチ当たり280キロポンドを超える弾性率を有する、請求項19の方法。
  21. ブレンドがASTM D5420に準拠して測定した、5ft−lbs/インチを超えるGardner衝撃強さを有する、請求項20の方法。
  22. 前記モノビニルアレーンアクリレートコポリマーが、少なくとも55重量%のスチレンおよび45重量%を超えないメチルメタクリレートを含むスチレンメチルメタクリレートである、請求項15のポリマーブレンド組成物。
  23. 前記モノビニルアレーンアクリレートコポリマーが、少なくとも55重量%のスチレンおよび45重量%を超えないメチルメタクリレートを含むスチレンメチルメタクリレートを含む、請求項17の方法。
  24. 請求項1のポリマーブレンド組成物から製造される物品。
  25. 請求項15のポリマーブレンド組成物から製造される物品。
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