JP2008512146A - 患者への輸液のための医療データ伝送のシステム及び方法 - Google Patents

患者への輸液のための医療データ伝送のシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

薬剤名を輸液ポンプに関連付け、また、この関連付けを患者データ管理システム(" PDMS" )に送信して表示させ、且つモニタリングさせるためのシステム及び方法を提供する。輸液ポンプが、注入されるべき薬液の名称を含む選択可能な薬液名のライブラリを含まない場合、別個のコンピュータが、輸液ポンプのための薬液名のリストを表示し、ポンプ操作者が、この輸液ポンプのための薬液の名称を選択することができる。次いで、コンピュータは、この薬液名を前記輸液ポンプに連続的に関連付け、この関連付けをPDMSに送信する。輸液ポンプが新しい薬液名のアップロードを受け入れることができる場合、コンピュータは、大量のデータの伝送によりコンピュータに過剰な負荷をかけないように、簡略化された薬液名のリストをアップロードする。

Description

本発明は、概して、医療データの伝送を制御することに関し、より詳細には、
医療用の輸液ポンプと患者データ管理システムとの間で薬剤データを伝送するためのシステム及び方法に関する。
患者データ管理システム("PDMS")は、患者治療の分野において重要な進歩をもたらしてきた。このようなシステムは、一般に、医療施設内に配置された、相互接続されたコンピュータのネットワークを含み、これらのコンピュータは、医療施設の患者及び薬剤に関する多数のデータを記憶し、且つ利用可能にしている。一般に、薬剤投与データからバイタルサインデータ、進行中の輸液の状況に関するデータが、PDMSネットワークの1以上のコンピュータ又はディスプレイにて利用可能である。1つの良く知られたシステムにおいて、1又は複数の中央サーバが、医師の指示を入力する("POE")システムコンピュータ、又は他の装置に接続されている。1又は複数の中央サーバは、薬局情報システム("PIS")コンピュータ、又は他の装置にも、また、一連のベッドサイドコンピュータにも接続されている。このようなPDMSのより完全な型においては、各ベッドサイドが独自のコンピュータを有して、PDMSの一部を形成している。
以上に簡単に説明したような患者データ管理システムが、今日の典型的な多忙な医療施設において非常に望ましくなっている。今日の状況において、ナースには多くの業務があり、このようなシステムは、ナースの仕事を、患者情報と患者記録の更新とを自動的に相互に関連づけ、また、投薬ミスを回避するための手段をもたらすことにより、容易にすることを意図されている。今日、PDMSは、患者に関する全てのデータをナースが必要に応じて見ることができる単一の場所を提供しようとしている。また、ナースとPDMSとの間のインタフェースも改良されてきた。より多くのPDMSが、ナースに、データ入力時に選択肢を提供する(テキストデータの手動入力を必要とするのでなく)ことを意図している。データを選択できることがミス防止ではないが、テキストの手動入力よりは、かなり改善された処理を可能にする。一例は、患者に注入されるべき薬液の名称の選択である。薬液名をリストから選択することは、概して、より迅速でより正確なデータ入力を可能にし、尚且つ、薬液名をナースが手動でタイプする場合に生じるようなスペルミスを回避する。
多くのPDMSが、患者及び特定の輸液情報に関する総合的な情報を利用可能にする。このような情報は、患者に関する、体重、年齢及びアレルギーなどの身体的データを含む。データは、また、バイタルサイン、例えば、体温、血圧などを含み得る。また、患者のための処方箋及び薬剤の、過去、現在又は将来に関するリストが利用可能である。上記のPDMSにおいて、ベッドサイドコンピュータは、高機能モニタ、例えば、グラフィック機能を有する液晶カラーディスプレイを含むことがあり、これにより、大量のデータを、ナース又は医師により選択されたように表示し得る。しかし、同時に、大量の即時データ流を処理できない比較的旧式技術のプロセッサを含むこともある。このような旧式のプロセッサを用いて大量のデータを伝送することを要求することにより、プロセッサの機能が不完全になり、又は「破壊」( "crash")されることもある。
医療施設における患者薬剤投与システムの別の部分は輸液ポンプである。多くの場合、医師は、薬液、例えば薬剤の患者への投与を、輸液ポンプを用いて行う。輸液ポンプは、薬液を患者に長時間にわたって非常に正確に投与することができる。輸液ポンプを用いることは、薬剤の最適な治療効果を得るために薬剤の正確な投与が必要である多くの場合に
おいて好ましい。しかし、輸液ポンプは、輸液パラメータを用いてプログラミングされなければならず、プログラミングは検査され、輸液中にモニタリングされなければならない。このような輸液が患者に同時に6つ以上行われることがある。このような業務は、典型的に、ナースの職務の一部を含む。これらの業務は、ナースが、或る患者のデータに関するPDMSのディスプレイと輸液ポンプのディスプレイとの両方をモニタリングすることを必要とする。
多くの医療施設の課題の1つは、全ての医療装置とPDMSとの「接続性」(" connectivity")を増大させることである。このように接続性を増大することにより、患者の情報
を見るために、ナースが1つのディスプレイのみ、すなわちPDMSディスプレイのみをモニタリングすればよくなり、それにより、患者に固有のデータをナースがモニタリングするためにかかる時間が減少されるであろう。医療施設は、PDMSによりデータを共有できるように、輸液ポンプ及び他の医療機器が、これらの機器の接続可能性を増大することを必要としてきた。いずれにせよ、医療施設は、現在実行されている輸液を、PDMSがPDMSディスプレイにて提示でき、それによりナースが、患者の治療状態を一目で確認できることを望んでいる。
ほぼ全ての輸液ポンプがフロントパネルデータディスプレイを含み、このディスプレイは、データを、テキスト、画像、又はその両方で表示するが、全ての輸液ポンプが薬剤名の総合リストをこのディスプレイに提示するわけではない。ナースは、患者に注入されるべき薬剤の名称を輸液ポンプの薬剤名のリストから選択し得る。そして、この薬剤名が、輸液ポンプディスプレイに、輸液が行われているときに表示される。ポンプディスプレイが、現在注入されている薬剤の名称を含まない場合においても、多くの医療施設が、PDMSが薬剤名を正確に表示することを必要としている。最適なことは、ポンプがプログラミングされているとき、ナース又はポンプ操作者が、正しい薬剤名をポンプディスプレイから選択し、ポンプは、PDMSとの接続性により、PDMSに正しい薬剤名を通知することである。そして、PDMSは、このポンプに関連した同一の正しい薬剤名を表示する。しかし、ポンプが、所定の薬剤名を表示するための手段を有さない場合でも、医療施設は、少なくともPDMSはその薬剤名を表示すべきことを必要とするであろう。ナースが、ポンプをプログラミングし、次いで、PDMSにアクセスして薬剤名をPDMSにタイプ入力し、その薬剤名をこの特定の輸液ポンプと関連付けることを要求することは、既に多忙なナースのスケジュールにさらなる業務を追加することになる。さらに、ナースが、特定のポンプと、それに関連する薬剤名とを誤って組み合わせることがあるため、薬液注入及びその文書化におけるミスの原因となる可能性がある。このようなプロセスが、ナースのためにより容易にされ、また、患者のためにより安全にされることが望ましいであろう。
患者の治療に用いられるために現在医療施設で利用可能な薬剤のリストは、膨大で、非常に多数である。それでも、このような一般的なリストには載っていない特別の医療薬剤を処方する医師もいる。これらの特別処方の医療薬剤は、知られた薬剤の組合せであり得、その薬剤名は、組み合わされたこれらの薬剤の名称を反映するものであろう。これらの特別処方の薬剤は、膨大な薬剤リストに載っていないが、薬局で調製されるのに十分に容易であり、PDMSは、これらの薬剤名を容易に収容し、表示することができる。しかし、輸液ポンプはメモリに限界があり、また、データ伝送のための接続性に限界があり、このような特別処方の薬剤名を、また、現時点で非常に多数ある薬剤の膨大なリストさえも、記憶できないことがしばしばある。しかし、注入されるべき薬剤をポンプスクリーンに表示し、又は、少なくともPDMSのディスプレイにて、各輸液ポンプがどの薬剤を患者に注入しているかを正確に表示する機能が、今日の医療施設により望まれ、必要ともされている。
今日一般に入手可能な医療薬剤のリストは非常に膨大であるため、適切な薬剤の名称を見つけるために薬剤リストをスクロールする機械的作業のためだけにもさらなる時間がかかることがある。薬剤名のアルファベット化、及び、カテゴリ分類又は「ページ」("page")分類などによる手段により、処理がより迅速にされ、それにより、適切な薬剤を選択するために、焦点がより絞られたサブリストに迅速に到達することも可能であるが、処理は、まだ、かなりの時間を必要とする。従って、医療施設の中には、施設にて用いられる100個の一般的な薬剤名の「標準的な」("standard")リストに従っているものもある。これは、その施設にて用いられそうな特定の薬剤を見つけるために必要とされる時間を実質的に短縮し、また、リストが、PDMSの一部を形成する様々な装置(輸液ポンプを含む)の間で伝送されることが必要な場合に、データの量はかなり少なくなるであろう。しかし、このようなリストは、医師により特別に処方される薬剤を含まないことが多い。
大量の薬剤リストを有さないポンプに関しては、プログラミングされた後に良好に機能し、薬剤名がポンプに表示されていなくても、ポンプに挿入された薬剤を注入することはできる。このような場合、どの薬剤が注入されているかを見つける唯一の方法は、薬剤のバッグに付いているラベルを見ることである。これは、情報収集を必要とし、これもまたナースの業務時間を増やし、望ましくない。
幾つかのポンプは、ポンプにデータを提供することを補助するために用いられるバーコードシステムを含み、これらのデータは、注入されている薬剤の名称に関連し、また、或る場合には、このポンプ及び患者のための実際のポンピングパラメータに関する。このようなシステムは、所定の状態下でデータ伝送を補助し得るが、バーコードの使用に賛成でない医療施設もある。バーコードは、汚れ、置き間違い、除去、又は、厳しい医療環境にて容易に生じ得る他の変化により、不正確に、又は使用不可能になることが分かっている。また、バーコードラベルを、バーコードラベルの使用前に印刷する必要があることも、このような作業が、既に多忙なナースの仕事量をさらに増やすので、望ましくない。
従って、輸液ポンプにより患者に注入されるべき薬剤をPDMSに示し、これにより、このような薬剤がPDMSにて表示されることができ、従って、ナースが患者をモニタリングするのに費やさなければならない時間を短縮させるシステム及び方法が、当分野において必要である。本発明は、これらのニーズなどを満たす。
要約及び概括すると、本発明は、患者に接続された医療装置の動作に関連する薬液データを提供するためのシステム及び方法に向けられている。本発明のシステム及び方法は、患者に薬液を注入するために用いられる医療装置に関連した別のソースから、患者に固有のデータを得て、このデータを、装置の操作者により選択されるように表示し、操作者がデータを選択したときに、このデータを特定の医療装置に関連付ける。
より詳細な態様において、本発明に従うシステム及び方法は、輸液ポンプの患者への接続を検知し、患者の処方箋を別のデータソースから得て、これらの処方箋を、看護士により選択されるように表示し、選択された処方箋をポンプに関連付ける。
さらなる態様において、本発明のシステム及び方法は、ポンプが患者への薬剤の注入を開始しても、ポンプが、患者に注入されている薬液の薬剤名を提示しなかった場合、それを検知する。医療施設の標準的な薬剤名のリストが、患者データ管理システム(" PDMS" )から得られ、別の態様においては、患者のために処方された薬剤の名称がPDMSから得られる。これらのリストは、PDMSベッドサイドコンピュータのウィンドウに表
示される。さらに詳細な態様において、本発明に従うシステム及び方法は、また、患者に用いられるために配置された全てのポンプを表示し、薬剤名を有さずに現在動作しているポンプを、点滅する黄色のラインで囲む。別の実施形態において、PDMSは、ポンプのためのアイコンを点滅させて、ポンプに関する警告(例えば「薬剤名無し」(" NO DRUG NAME" ))を発生して、ナースに、ポンプにより注入されている薬液がPDMSに認識されていないことを警告する。次いで、データ伝送システム及び方法は、ナースが、リストアップされた薬剤名のポップアップウィンドウにて、点滅しているポンプと薬剤名(薬液名)とを合致させることを可能にする。ナースは薬剤名を選択し、すると、データ伝送プログラムは、その薬剤名を前記ポンプに、データ伝送システムに関連付けられたデータベースにて関連付け、そして、前記薬剤名と、この薬剤名に関連するポンプ及び患者とをPDMSに通知し、PDMSに表示させる。
さらなる態様において、患者に注入される薬液の名称、及び、1以上のポンピングパラメータがポンプにアップロードされ得る。アップロードされた1以上のパラメータは、ポンプの動作をプログラミングするために用いられる。別の態様において、輸液プロトコル全体がポンプにアップロードされ、ポンプの動作をプログラミングする。
薬液の名称を、患者に薬液を注入するために用いられる輸液ポンプの識別に関連付ける方法が、患者に接続されるべき輸液ポンプを識別すること、輸液ポンプを、患者に注入されるための薬液の名称を輸液ポンプが表示することに関してモニタリングすること、少なくとも1つの選択可能な薬液名を、輸液ポンプとは別個に配置されたモニタに表示すること、別個のモニタにて表示された薬液名を選択すること、選択された薬液名を輸液ポンプの識別と関連付けること、及び、選択された薬液名及び輸液ポンプの識別を、患者データ管理システム(" PDMS" )に提供し、それにより、前記選択された薬液名、及び、輸液ポンプの関連付けられた識別を、輸液ポンプとは別個に配置されたモニタに表示させることを含む。別の態様において、輸液ポンプをモニタリングするステップは、また、輸液ポンプの、患者への輸液の開始の表示に関して、輸液ポンプ外部のコンピュータによりモニタリングすること、及び、輸液の開始の表示を検知したならば、選択された薬液名を輸液ポンプの識別と関連付けるステップを行うことを含む。
さらにより詳細な態様において、輸液の開始の表示は、輸液開始スイッチが輸液ポンプにて押されるときに検知される。少なくとも1つの選択可能な薬液名を別個のモニタにて表示するステップは、患者のために処方された薬液名のリストを表示することを含む。少なくとも1つの選択可能な薬液名を別個のモニタにて表示するステップは、標準的な薬液名のリストを表示することを含む。標準的な薬液名のリストを表示するステップは、輸液ポンプが配置されている医療施設により選択された薬液名の簡略化されたリストを表示することを含む。本発明の方法は、さらに、少なくとも1つのポンピングパラメータを、患者に注入されるべき薬液の名称と関連付けることを含み、薬液名、及び、輸液ポンプの識別を提供するステップは、さらに、関連付けられたポンピングパラメータをPDMSに提供して、薬液名、輸液ポンプの関連付けられた識別、及び、関連付けられたポンピングパラメータを、別個のモニタにて表示させることを含む。
本発明のさらなる詳細な態様において、別個のモニタにて表示された薬液名を選択するステップの後、この選択された薬液名をポンプにアップロードし、ポンプにて、アップロードされた薬液名を、患者に注入されている薬液に割り当て、ポンプによりアップロードされた薬液名をPDMSに送信し、前記選択された薬液名を輸液ポンプの識別に、PDMSにて関連付けて、アップロードされた薬液名、及び、輸液ポンプの関連付けられた識別を、前記別個に配置されたモニタにて表示させる。さらに別の態様において、選択された薬液名をポンプにアップロードするステップは、選択された薬液の簡略化されていない文字数が、予め決められた限界文字数を超える場合、より少数の文字数に簡略化し、そして
、簡略化された名称に、簡略化されていない薬液名に固有のコードを、前記薬液名をポンプにアップロードする前に追加することを含む。本発明の方法は、さらに、ポンプにて、簡略化された名称及びアップロードされたコードを、ポンプに記憶されている表と比較することを含み、表は、このような簡略化された名称、及び、簡略化されていない薬液名に対応するコードを含み、この表において、異なる薬液名が同一の簡略名を有し得るが、コードは、同一の簡略化名称を有する異なる薬液名間の区別がなされるように、常に異なる。
さらなる態様において、本発明の方法は、さらに、少なくとも1つのポンピングパラメータをポンプにアップロードすること、アップロードされたこのポンピングパラメータを用いて、ポンプを、薬液を患者に注入するためにプログラミングすること、アップロードされたポンピングパラメータをPDMSに送信すること、選択されたポンピングパラメータを、輸液ポンプの識別、及び、選択された薬液名に、PDMSにて関連付けて、アップロードされた薬液名、ポンピングパラメータ、及び、輸液ポンプの関連付けられた識別を、別個に配置されたモニタにて表示させることを含む。本発明の方法は、さらに、アップロードされたポンピングパラメータを、予め決められたポンピングパラメータ限界値のデータベースと比較し、アップロードされたポンピングパラメータが限界値外にあるならば警告を発生することを含む。本発明の方法は、予め決められたポンピングパラメータ限界値のデータベースをポンプ内に保存することをさらに含む。
本発明のさらなる別の詳細な態様は、さらに以下のことを含む。すなわち、患者への輸液の状態を知るために輸液ポンプをモニタリングし、輸液が完了する前に、もしも、輸液ポンプがPDMSとの通信が切断され、次いでPDMSに再接続された場合:通信が切断されていた時間に、ポンピングパラメータも、患者も薬液名も変更されなかったことをポンプのステータスが示すならば、輸液ポンプと薬液名との関連付けを維持する;もし、通信が切断されていた時間に、ポンピングパラメータ又は患者又は薬液名が変更されたことをポンプのステータスが示すならば、輸液ポンプと薬液名との関連付けを取り消す。PDMSとの接続が切断されている間に輸液ポンプのステータスを確認するために輸液ポンプをモニタリングするステップは、輸液ポンプのログをモニタリングすることを含む。
本発明のシステムの態様において、薬液名が、薬液を患者に注入するために用いられる輸液ポンプの識別と関連付けられる輸液モニタリングシステムが、輸液ポンプとは別個に配置されたモニタ;及び、輸液ポンプと通信し、且つ患者データ管理システムと通信するコンピュータを含む。コンピュータは、患者に接続されるべき輸液ポンプを識別するように;患者に注入されるための薬液の名称を輸液ポンプが表示することに関して輸液ポンプをモニタリングするように;少なくとも1つの選択可能な薬液名を、別個に配置されたモニタにて表示させるように;別個に配置されたモニタにて表示された薬液名を選択するように;選択された薬液名を、輸液ポンプの識別に関連付けるように;且つ、選択された薬液名及び輸液ポンプの識別を患者データ管理システム(" PDMS" )に提供し、それにより、選択された薬液名、及び、輸液ポンプの関連付けられた識別を、輸液ポンプとは別個に配置されたモニタにて表示させるようにプログラミングされている。
さらなる詳細な態様において、コンピュータは、また、輸液ポンプを、患者への輸液の開始の表示に関してモニタリングし、輸液の開始の表示を検知したならば、選択された薬液名を輸液ポンプの識別に関連付けるようにプログラミングされている。輸液ポンプは、輸液開始スイッチを有し、コンピュータは、輸液ポンプの輸液開始スイッチが押されて輸液の開始が表示されることをモニタリングするようにプログラミングされている。コンピュータは、さらに、患者のために処方された薬液名のリストを別個に配置されたモニタにて表示するようにプログラミングされている。コンピュータは、さらに、標準的な薬液名のリストを、別個に配置されたモニタにて表示するようにプログラミングされている。コ
ンピュータは、輸液ポンプが配置されている医療施設により選択された、薬液名の簡略化されたリストを、別個に配置されたモニタにて表示するようにプログラミングされている。
さらなるシステムの態様において、コンピュータは、少なくとも1つのポンピングパラメータを、患者に注入されるべき薬液の名称に関連付け、関連付けられたポンピングパラメータをPDMSに提供して、薬液名、輸液ポンプの関連付けられた識別、及び、関連付けられたポンピングパラメータを、別個のモニタにて表示させるようにさらにプログラミングされている。コンピュータは、さらに、別個のモニタにて表示された選択された薬液名をポンプにアップロードするようにプログラミングされている。コンピュータは、選択された薬液名を、簡略化されていない薬液名の文字数が予め決められた限界数を超えているときに、より少数の文字に簡略化し、そして、この簡略化された名称に、簡略化されていない薬液名に固有のコードを、薬液名をポンプにアップロードする前に追加するように、さらにプログラミングされている。
さらなる態様において、本発明のシステムは、さらに、ポンプ内に記憶された表を含み、この表は、前記簡略化された名称、及び、簡略化されていない薬液名に対応するコードを含み、この表において、異なる薬液名が、同一の簡略化された名称を有し得るが、コードは常に異なり、これにより、同一の簡略化名称を有する異なる薬液名が区別される。コンピュータは、さらに、患者に注入されるために選択された薬液に関する少なくとも1つのポンピングパラメータをポンプにアップロードするようにプログラミングされ、且つ、アップロードされたポンピングパラメータを、輸液ポンプの識別、及び選択された薬液名に、PDMSにて関連付けて、アップロードされた薬液名、輸液ポンプのポンピングパラメータ、及び、輸液ポンプの関連付けられた識別を、前記別個に配置されたモニタにて表示させるようにプログラミングされている。
本発明に従うさらなるシステムの態様において、本発明のシステムは、さらに、予め決められたポンピングパラメータ限界値のデータベースと、プロセッサとを含み、このプロセッサは、アップロードされたポンピングパラメータを前記データベースと比較し、アップロードされたポンピングパラメータが前記限界値外である場合には警告をもたらすようにプログラミングされている。予め決められたポンピングパラメータ限界値のデータベースはポンプ内に記憶されている。本発明のコンピュータは、さらに、患者への輸液のステータスを知るために輸液ポンプをモニタリングするようにプログラミングされており、もしも、輸液ポンプが、輸液が完了する前にPDMSとの接続を切断されているならばPDMSに再接続し、前記接続の切断中に、ポンピングパラメータも、患者も、薬液名も変更されなかったことをポンプのステータスが示すならば、輸液ポンプと薬液名との関連付けを維持し、前記接続の切断中に、ポンピングパラメータ、又は患者、又は薬液名が変更されたことをポンプのステータスが示すならば、輸液ポンプと薬液名との関連付けを取り消すようにプログラミングされている。本発明のコンピュータは、輸液ポンプがPDMSとの接続が切断されていた時間の輸液ポンプのステータスを決定するために、輸液ポンプのログをモニタリングするようにプログラミングされている。
本発明のこれら及び他の特徴及び利点は、好ましい実施形態に関する以下の詳細な説明を、本発明の原理の例示として示された添付図面と共に参照することにより、明らかになるであろう。
ここで、例示を目的とした図面に関して、より詳細な説明をする。図面において、複数の図の全体を通じて、類似の参照番号は、対応する、又は類似の要素を示す。ケアマネジメントシステム10の一実施形態の全体が図1に示されており、システム10は、本発明
の態様に従う、病院全体の情報及びケアマネジメントシステムに統合されている。図1を参照すると、ケアマネジメントシステム10の実施形態のブロック図が示されている。この実施形態において、データストレージ13を有する医療施設サーバ12が示されている。ストレージ13は、ケアマネジメントシステムが配置されている医療施設のローカルエリアネットワーク又は広域ネットワーク内の様々なコンピュータから収集されたプログラム及びデータを保存するために用いられるファイルサーバ及びメモリを含む。サーバ12及びストレージ13に記憶されたプログラム及びデータは、医療施設及び特定の患者の様々な投薬データ、並びに、他のデータ及びプログラムを含み得る。図1の実施形態において、薬局20が医療施設に含まれ、薬局20は独自のコンピュータ22を所有している。医師からの処方箋が薬局に送られ、処方された薬液(medical fluid) が薬局にて患者のために調製され、医療施設全体のナースステーション30に送られる。医師は、作成した処方箋を、薬局に、様々な手段24、例えば、ラップトップコンピュータ、携帯端末(PDA)、又は他の手段(有線、又は無線)を介して送り得る。このような装置は当分野で良く知られているため、ここではさらなる説明はしない。
図1及び図2を参照すると、図1に示されたケアマネジメントシステム10の実施形態は、ファイルサーバ12を有するローカルエリアネットワークを構成するものとして示されており、ファイルサーバ12に、薬局システム20、ナースステーション30及びベッドサイドCPU50が接続されている。ファイルサーバ12は、ローカルエリアネットワーク14内の様々なコンピュータにより入力及び収集されたプログラム及びデータを保存する。ケアマネジメントシステムの様々なアプリケーションモジュールが、ネットワーク内のコンピュータの各々に存在し得る。これについては、以下に、より詳細に説明する。一実施形態において、様々なCPUをファイルサーバに接続するために、ローカルエリアネットワーク14のイーサネット(登録商標)ケーブルが用いられる。ファイルサーバ12は、プログラム、及び、ネットワーク上で収集されたデータを保存するための、ローカル及びネットワークのハードディスクストレージも有する。
図1及び図2に示された患者のケアマネジメントシステム10の機能に関するブロック図が図3に示されている。ケアマネジメントシステム10は、病院内の他の情報マネジメントシステムと、インタフェースを介して接続されて、統合された、情報及びケアマネジメントのシステムを形成している。この情報及びケアマネジメントシステムは、院内の個々のシステム(これらの院内システムの1つ、すなわち、院内投薬システム60が図示されている)の組合せと統合されており、個々の院内システムは、ネットワーク16及び適切なインタフェース18を介して相互接続されている。他の院内システムも、特定の設備に応じて相互接続され得る。様々なシステムの各々が、概して、ハードウェア、例えばデジタルコンピュータの組合せを含み、コンピュータは、1以上の中央演算処理装置、高速の命令及びデータのストレージ、オペレーティングソフトウェアのオンライン大容量記憶装置、及び、データの短期記憶装置、データのオフライン長期記憶装置(例えば、リムーバブルディスクドライブプラッタ、CD‐ROM、又は磁気テープ)、及び、様々な通信ポートを含む。通信ポートは、モデム、ローカルエリアネットワーク若しくは広域ネットワーク(例えばネットワーク16)、及び、報告書を作成するためのプリンタに接続するためにある。このようなシステムは遠隔端末も含み、遠隔端末は、ビデオモニタ、並びに、キーボード、タッチスクリーン、プリンタ、及び、様々な臨床装置へのインタフェースを含む。オペレーティングシステム、及び特定のソフトウェアアプリケーションに関して、以下に概略的に説明する。
図2及び図3に示されているケアマネジメントシステム10は、ファイルサーバ12(例えば、IBM社製又はIBM社製と互換性のあるパーソナルコンピュータ)を含み、サーバ12は、十分なマスストレージ(大容量記憶装置)13(例えば、ローカルハードドライブ、CD−ROM、磁気テープ、又は他の媒体)を有し、また、ケアマネジメントシ
ステムを含む他のハードウェアと相互接続するための適切な通信インタフェース機能を有する。多くの構成が可能であるが、一実施形態において、ファイルサーバは、ハードウェア、例えば、データ通信ルータ、ネットワーク全体のためのデータを記憶する大容量のハードドライブ、及び、院内ネットワークと通信するための通信ハードウェアを含む。さらに、院内ネットワーク16に接続するインタフェースゲートウェイ28と通信し、インタフェースゲートウェイ28を制御し、且つ設けるために、別個のコンピュータ(CPU)が用いられ得る。
シンネット又はイーサネット(登録商標)ケーブル、又は他の通信手段(有線又は無線)を含むローカルエリアネットワーク(LAN)14が、中央ファイルサーバ12を、ケアマネジメントシステム10を含むハードウェアに接続するために用いられている。この実施形態において、ケアマネジメントシステムのファイルサーバ12は、ローカルエリアネットワーク(LAN)14により、コンピュータ及び他の周辺設備(医療施設の薬局、医療施設全体のナースステーション、及び、患者のベッドサイドに配置された)に接続されている。示されている実施形態において、薬局20に配置されたモジュールは、中央演算処理装置22を含み、CPU22に、ビデオモニタ26及びキーボード27が、患者の情報、及び、薬液又は「薬剤」("drug")のパラメータを入力及び表示するために接続されている。また、薬局CPUに、様々な医師の指示又は処方箋を入力する装置24も接続されている。薬局CPU22には、汎用プリンタ29も接続されており、プリンタ29は、患者の病歴及び/又は患者の治療に関する情報を含む報告書を作成するために用いられる。また、汎用プリンタ29は、技術者又は薬剤師が、患者又は薬剤のデータを、キーボード27又は他の手段を用いて薬局のコンピュータ22に入力した後に薬局CPU22により作製されるラベル(例えばバーコードラベル)を印刷するためにも用いられ得る。図3に示されているのは、1つの装置のみ(すなわち、1つのコンピュータ22、1つのキーボード27、1つのモニタ26)であるが、これは、図面及び説明を明瞭にしておくためである。これらの装置、及び他の装置の各々が、医療施設の規模に応じて、より多数、薬局に含まれ得る。また、薬局20は、LAN14ではなく、院内ネットワーク16に接続され得るが、インタフェースゲートウェイ28を介してLANと通信し得る。
図1を再び参照すると、患者データ管理システム(" PDMS" )40が医療施設のサーバ12に接続されており、PDMS40は、PDMSサーバ41、モニタ42、データストレージ43、及び、ベッドサイドPDMS44を含む。図3を参照すると、ベッドサイドPDMSは、典型的に、内蔵プロセッサ、データストレージ、及び、患者情報を表示するためのPDMSモニタ52を有するコンピュータ50を含む。幾つかのシステムにおいて、施設内の各ベッドは、PDMSベッドサイドシステム44を含む。図1及び図3に示されたPDMSシステムにおいて、ベッドサイドPDMSシステム44は、患者に用いられる輸液ポンプ58に接続されている。1つの輸液ポンプのみが患者に接続される場合もあるが、より多数、例えば6つの輸液ポンプが1人の患者に接続される場合もある。この実施形態において、PDMSは、全てのポンプに接続される。
図2及び図3を参照すると、別のコンピュータ(本文中、ナースCPU32として示す)が、ナースステーション30に配置されている。ナースステーションは、一般に、病院又はクリニックの様々なセクション及び/又はフロアに配置されており、また、一般に、記録保存、及び、多数の患者のベッドをモニタリングするための中心位置を提供する。ナースステーションに配置されたナースCPUは、一般に、患者の情報、又は、施設の特定のユニットの動作に関連する他の情報を表示するためのビデオモニタ34、及びキーボード36を含み、また、他の装置、例えば、マウス、タッチスクリーン、又は他の手段(患者データ又は特定のコマンドをナースCPUに入力して、患者の病歴又は個々の患者のための治療のコース及びプログラムに関する報告書を、付属のプリンタ38又はビデオモニタにて作成するための手段)を含み得る。携帯端末(" PDA" )を含む、有線又は無線
のシステムが、ナースにより用いられ得る。また、ナースステーションCPUは、他の報告書も作成し得る。これらは、例えば、患者に投与される予定の薬剤をプリントアウトしたもの、生産性測定(例えば、ナースが1人の患者に費やす時間)の報告書、又は、特定のユニット若しくは病院の効率的な稼動を補助するのに有用な他の報告書である。例えば、予定された投薬時間に対する実際の投薬時間を記載した報告書が、スタッフの要求条件の評価を補助するために作成され得る。
ナースステーションに関連するケアユニットの各々は、一般に、1以上の患者ベッドを含み、ベッドは、個室、相部屋、又は、複数のベッドを収容している開放病棟若しくは半開放病棟に配置されている。本発明の一実施形態に従えば、各個室、半個室、又は病棟領域の各々が、1以上の患者をモニタリング及び治療するための、少なくとも1つのベッドサイドCPU50を有する。ベッドサイドCPU50は、各々、ビデオモニタ52及びキーボード54、マウス、タッチスクリーン、又は他の装置を有する。ベッドサイドCPU50は、ナース、医師又は技術者が、施設の様々なデータベースにアクセスして特定の患者に関する様々な情報を表示するために用いることができる。この情報は、病院の薬局情報システム20が保持している患者の投薬履歴から引き出される、オンラインでの、リアルタイムの、画像による、患者への投薬記録(MAR)を含むことができる。ベッドサイドCPU50は、また、ファイルサーバ12により記憶されている患者の記録へのリモートアクセスにより、患者の投薬履歴が表示されることを可能にする。この投薬履歴は、全ての薬剤又は他の治療(患者への、過去、現在及び未来のデリバリーを含む)のリストを含む。さらに、この実施形態において、病院の投薬システム60の投薬記録へのアクセスが、ネットワーク16を介して利用可能である。
ベッドサイドCPU50の各々が、適切なインタフェースを介して様々な設備に接続されることができる。例えば、ベッドサイドCPUは、患者に薬剤を配送するための輸液ポンプ58に、予め決められた、制御された方法で接続されることができ、又は、センサ59に接続されることができる。センサ59は、患者のバイタルサインを自動的にモニタリングし、これらのバイタルサインを示す信号を、適切なインタフェースを介してコンピュータに送信することができる。これは、これらのバイタルサインを保存し、また、後に、選択されたソフトウェアアプリケーションにより検索して、治療中に患者のバイタルサインをグラフィック表示するためである。複数のベッドサイドPDMS44が図に示されているが、より多数又はより少数のPDMS44が、特定のシステム及び病院の要求条件に応じて存在し得る。
図1と類似のケアマネジメントシステム10が図4に示されているが、このシステムは、薬局情報システムを含まない。例示されたこのシステムは、医師が処方箋を、医師処方箋入力装置24を介して患者データ管理システム40のPDMSコンピュータ41に直接送信する、欧州の医療施設において、より多く見られる。施設のメインコンピュータシステム12も、PDMSを介して、記録保持のために処方箋を受信する。その他の点では、図1のシステムと図4のシステムはほぼ同じである。
上記の機能の多くが、現在、PDMSに含まれている。このようなシステムは当業者に良く知られており、より詳細には説明しない。例として参照されたいシステムは、イタリア国、シエーナ県、ポッジボンシ、ジュッジョロ、1 53036のユナイテッド・メディカル・ソフトウェア社(United Medical Software, srl)から販売されているDIGISTAT(商標)PDMS、及び、ドイツ国、ザスバッハバルデン(Sasbachwalden) 、77887、アルメンデウェグ8のコープラ・システム社(Copra System GmbH) (電話番号・497841270022)から販売されているPDMSである。これらは一例に過ぎない。また、多くの医療施設において、上記の機能の全てが利用可能である訳ではない。例えば、多くの欧州医療施設では、中央薬局がない。
患者データ管理システムは、ナースステーションに関して先に記載した構造の幾つかと類似している。しかし、PDMSは、一般に、より進化したプログラムを有し、これらのプログラムは、ナース及び他の医療専門者が、より広範な一連のデータに、選択可能なフォーマットでアクセスすることを可能にする。医療の効率を高めるための機能が、このようなシステムに組み込まれる。
図1及び図4に示したPDMSベッドサイドシステム44の目的の1つは、看護者が患者に関する必要な医療情報を得るために1つの場所を見ればいいように、システム44の付近のベッドにいる患者に関する実際の全てのデータを提供することである。特に重要なデータは、患者のために処方された薬液の処方箋、及び、これらの処方された薬液を患者に注入する状況である。どの薬液が注入されたか、どの薬液が注入されているか、及び、どの薬液が今後注入される予定であるかを決定する能力がナースにとって非常に有益である。これらの情報の全てを、患者の付近の1つのモニタで調べる機能が、ナース及び他の看護専門者の能率をかなり増大させることが分かっている。患者データ管理システムは、このような情報を連続的に提供することを目的とし、このデータを、選択可能な様々なフォーマットで提示することを可能にする。このデータの収集、及び、このようなデータの更新における自動化が望まれる。ナースのスケジュールは非常に多忙であり、可能な限り多くのデータの収集及び提示が自動化されることが非常に望ましい。
上記の望ましいデータ提示の1つの領域は、患者に接続される全ての輸液ポンプのステータスをベッドサイドPDMSモニタにて表示する機能である。現在、多くの輸液ポンプが、他のデータシステムと通信する機能を有する。例えば、アメリカ合衆国、カリフォルニア州、サンディエゴのアラリス・メディカル・システムズ社(ALARIS Medical Systems)により販売されている、メドレイ(Medley)(商標)・ポイントオブケア(Point-of-Care) システムが、高周波を用いて無線通信することができる。有線モードで、及び、他の無線手段、例えば、赤外線を用いて通信できるポンプもある。送信されるデータはポンプ間で異なり、全てのポンプが、その時点でPDMSベッドサイドモニタに表示されることが望まれる全てのデータを通信できる訳ではない。患者データ管理システムを用いる医療施設は、現在進行中の輸液の各々の正確な識別、輸液ポンプのステータス(例えば、「警告」(alarming)又は「スタンバイ」(standby) )、輸液の進捗状況(例えば、輸液された容量)、輸液のポンピングパラメータ(例えば、輸液の速度、輸液されるべき容量)、及び、恐らく他の情報も、ベッドサイドPDMSモニタにて表示されることを必要とする場合がある。輸液の識別において、PDMSユーザは、しばしば、薬液の名称及び薬液投与量を、プログラミングされたポンプ58からベッドサイドPDMSシステムに直接利用できるようにすることを必要とする。このような機能がさらなる自動化をもたらし、これにより、ナースの仕事の負担が軽減される。
輸液及びその投与量のこのような識別及び通信を十分に行えないポンプもある。現在用いられている多くのポンプ、例えば、英国、ベージングストークのアラリス・メディカル・UK(ALARIS Medical UK) から販売されているアセナ(商標)(Asena) 輸液ポンプは、薬剤名(薬液)のライブラリを含み、薬剤名のリストを輸液ポンプのフロントディスプレイに表示することができ、このディスプレイより、ポンプ操作者が、注入される液体を選択することができる。しかし、発明の背景の章にて先に述べたように、医師及び医療施設により用いられる薬剤名のリストは膨大であり、特別な薬剤の組合せに医師独自の薬剤名を割り当てる医師もいるため、標準的なリストはいずれも、これらの薬剤名を含まないであろう。それでも、医療施設は、患者に接続される各ポンプにより注入されている薬剤の名称がベッドサイドPDMSモニタに表示され、これにより、ナースがこの1つのモニタを見るだけでよく、どの薬剤が、また、どれだけの投与量が患者に注入されているかを決定するために他の何らかのデータ源を用いる必要がないことを望んでいる。輸液ポンプの
動作に関する情報を送信する機能を、概して、輸液ポンプの「接続性」("connectivity")と称する。様々な程度の接続性があり、所望の輸液データに関するデータを伝送する輸液ポンプは、このようなデータを伝送しない輸液ポンプよりも接続性("connectivity")が高い。
ベッドサイドPDMSモニタ52に表示されるデータのタイプの一例が図5に示されており、このデータは、ポンプを、ポンプにより注入されている薬剤の名称に関連付けることに関する。患者に関する輸液データのスクリーン90が示されている。詳細には、患者の名前92が、患者の居所93、並びに日付及び時間94と共に、目立つように示されている。薬剤名96、及び、患者に注入されているこれらの薬剤の投与量98も示されている。各薬剤を特定のポンプ100に関連付けることも、ポンプのステータス(状態)と共に示されている。この場合、示されているステータスは、「OK」("OK")又は「アラート」(警告)("Alert") であるが、他のステータスも示され得る。こうして、スクリーンディスプレイ90は、患者と、薬剤を患者に注入するために用いられるポンプ100により患者に注入される薬剤96との関連付けを示す。患者の他の輸液データ、例えば患者識別番号も、このようなスクリーンディスプレイに含まれ得る。
現在、多くのポンプにおいて、ポンププログラマーが、患者に注入されるべき薬液の名称を、ポンプに保存されている薬剤名のライブラリから選択する。プログラマーは、正しい薬剤名をこのライブラリから選択し、この薬剤名が、ポンプにより、ポンプのフロントパネルに表示される。次いで、輸液ポンプが、ポンプが注入している薬剤の名称及び投与量をPDMS44に直接伝送することが最も好ましいが、正確性が得られるのであれば、薬剤名が、ベッドサイドPDMSシステムのモニタ52に、他の手段を介して送られてもよい。ここで図6を参照すると、データ伝送システム106が、輸液ポンプ58とPDMSベッドサイドコンピュータ50との間に配置されている。データ伝送システムの目的は、薬剤名を、患者に、及び、薬剤を患者に注入するために用いられるポンプに関連付けるためのシステム及び方法を提供することである。得られた関連付けは、ベッドサイドPDMSモニタ52にて介護士が見ることができるように表示される。
図7のブロック図及びフローチャートを参照すると、本発明の態様に従うシステム及び方法が示されている。患者に治療を施しているときに、輸液ポンプは所定のポンピング(ポンプ動作)パラメータ(例えば、プログラミングされた流量)で薬剤を注入するようにプログラミングされる(110)。注入されるべき薬剤の名称がポンプ112の薬剤ライブラリに存在するかどうかに関して決定がなされる。存在しなければ、薬剤名114をアップロードすることによりポンプを更新できるかどうかに関して決定がなされる。ポンプが、ポンプの薬剤ライブラリへの更新を受け入れることができるならば、このような更新を行うために、データ伝送システム106が用いられ得る。薬剤ライブラリにおける大量の薬剤名を処理するプロセッサ機能の過負荷に関して先に述べた問題を回避するために、システム106の一態様に従うデータ伝送システムは、1つの薬剤名、又は、薬剤名の簡略化されたリストをポンプにアップロードするだけである(116)。一実施形態において、縮小された容量の、医療施設の標準的な薬剤名リストがアップロードされ得る。多くの場合において、このリストは、100個以下の薬剤名を含み、医療施設において最も頻繁に用いられる薬剤のリストである。しかし、本発明の別の態様に従うデータ伝送システム106は、注入されるべきその薬剤が標準リストに含まれているかどうかを決定する。含まれていれば、データ伝送システムは、標準リストをポンプライブラリ118にアップロードする。
注入されるべき薬剤の名称が、医療施設の標準的な薬剤リストに含まれていない場合、本発明の別の態様に従うデータ伝送システム106は、患者のための処方箋のリストを得るために、ベッドサイドPDMSコンピュータ50にてPDMSに検索要求し、又は、こ
のコンピュータを介してPDMSサーバ41に検索要求する。すると、処方された薬剤のこのリストが、ポンプ操作者により選択されるために、PDMSベッドサイドモニタ52に表示される。そうしたら、ポンプ操作者は、このリストから薬剤名を選択し、次いで、データ伝送システム106に、この薬剤名をポンプにアップロードする(118)ように指示する。これにより、ポンプは、注入されるべき前記薬剤の名称を、ポンプと一体のディスプレイ62にて表示し、また、ポンプは、注入されるべき前記薬剤名を、ポンプの識別と共に、PDMSコンピュータ50に伝達する。すると、PDMSは、前記薬剤名を、ポンプ及び患者に関連付け、これをベッドサイドPDMSモニタにて表示させる(図5に示されているように)。
一方、通常の使用状況下でポンプが薬剤リストのアップロードを受け入れることができない場合、本発明の態様に従うデータ伝送システム106は、PDMS40に、患者、薬剤名、及びポンプの必要な関連付けを提供する。図7のブロック120を参照すると、データ伝送システムは、PDMSに、患者に処方された全ての薬剤のリストに関して検索要求する。略語「xfer」("xfer")は、用語「伝送」("transfer")を示すために用いられている。同様に、略語ID("ID")は、用語「識別」("identification")を示すために用いられている。このリストは、ベッドサイドPDMSモニタ52にて提示される。ここで、ポンプ操作者は、表示されたリストから、注入されるべき薬剤の正しい名称を、キーボード、マウス、タッチスクリーン又は他の手段を用いて選択し得る。薬剤名が選択されたならば、データ伝送システム106は、選択された薬剤を患者及びポンプに関連付ける(122)。ポンプの識別は、多くの輸液ポンプにより送信される標準的なデータである。患者は、多くの場合、既にPDMSに識別されているが、患者の識別が確認され得る。次いで、本発明に従うデータ伝送システムは、PDMSに前記データを送る(124)。すなわち、データ伝送システムは、PDMSに、特定の識別を有するポンプが、前記薬剤名を特定の患者名に与えていることを通知し、それにより、このデータの全てを、PDMSが使用及び表示するために関連付ける。薬剤の投与量も、PDMSの設定に従って通知され得る。
データ伝送システム106は、ポンプ性能を連続的にモニタリングし、適切なデータをPDMSに連続的に送信する。例えば、データ伝送システムはポンプと通信し、ポンプが何時注入の実行を開始したかを検知する。例えば、データ伝送システムは、ポンプの、患者への薬液の注入を開始するために用いられる「ポンプスタート」("pump start")スイッチの作動に関してモニタリングし得る。そして、データ伝送システムは、標準的なPDMSプロトコルに従って、また、ナースの必要に応じて、ポンプSTART設定を、看護スタッフに表示するためにPDMSに送信する。データ伝送システムは、また、他の情報、例えば、ポンプのALERTステータス、又は、RESTARTステータス、及びその他の情報をPDMSに送信し得る。こうして、データ伝送システムは、必要な輸液データを看護スタッフに提示するためにPDMSが必要とする全ての情報をPDMSに提供する。データ伝送システムは、ポンプとPDMSとの間にインタフェースを有し、このインタフェースは、輸液に関する情報を看護スタッフに提供し続けるために、PDMSにより要求される必要なデータの全てをポンプが提供できない状況に対処する。
注入されるべき薬剤が既にポンプの薬剤ライブラリにある場合(112)(最初にライブラリがその薬剤を含み、或いは、追加されたことにより)、ポンプ操作者は、その薬剤を通常の操作手順に従って選択し得る(126)。一般的には、この選択によって、この薬剤名をポンプのディスプレイスクリーン62に表示させることができる。しかし、ポンプが、選択された薬剤名をPDMSに送信する(128)ことができず、そのため、選択された薬剤名がPDMSベッドサイドモニタ52、及び、PDMS40内の他のいずれかの場所に表示され得る場合、データ伝送システム80は、患者を薬液名及びポンプに関連付けるための上記の方法を実行し(120,122,124)、それにより、PDMSは
、この情報を看護スタッフに表示することができる。
ポンプ58が完全な接続性を有するならば、そして、薬剤名がポンプの表示スクリーン62にて選択されると薬剤名がポンプによりPDMS40に送信され、且つ、PDMSにて表示される(124)ならば、さらなる動作は必要ない。
さらなる実施形態において、データ伝送システム106は、輸液ポンプと薬液名との関連付けを、ポンプの動作ステータスにおけるログ(記録)された変更に応じて維持し、又はキャンセルする。多くの(全てではなくても)ポンプにおいて、ポンプの全てのイベントが記録されたログが存在する。典型的に、ログはポンプの内部メモリに存在し、ログは、ポンプのステータスが決定されるために、ポンプの利用レベルに応じて、多くの日数、週、ときには数ヶ月にわたりアクセスされることができる。ポンプの各「イベント」("event") が、ログ(記録)される。イベントは、スイッチを押すこと、センサの読み取り、プログラミング、及び他のイベントを含む。このようなイベントは、ポンプ内に収容されているログファイルに見つけることができ、これらのログファイルは、ポンプの動作ステータスが変わるたびにポンプにより自動的に更新される。一実施形態に従えば、データ伝送システム106は、患者への輸液の状態を知るために、輸液ポンプのログをモニタリングする。そして、もし、輸液が完了する前にPDMSとの通信が切断され、次いでPDMSに再接続された場合に、通信が切断されていた時間にポンピングパラメータも、患者も薬液名も変更されなかったことをポンプのステータスが示すならば、データ伝送システムは、輸液ポンプと薬液名との関連付けを維持する。しかし、もし、通信が切断されていた時間に、ポンピングパラメータ又は患者又は薬液名が変更されたことをポンプのステータスが示すならば、データ伝送システムは、輸液ポンプと薬液名との関連付けを取り消す。ポンプと薬液名との関連付けが取り消される場合、PDMSは、ポンプは動作しているがPDMSが薬液名を有さないことを示すことになる。PDMSは、このような状態を、ポンプアイコンを循環させること、ポンプアイコンを点滅させること、ポンプアイコンのための異なる色を用いること、又は他の方法により示すことができ、ポンプのステータスがPDMSにて更新される必要があることを通知する。
データ伝送システム106は、さらなる特徴として、ポンプ内に記憶されるべき薬剤名のリスト中の1つの薬液名を同定する文字数の並びが、ポンプにより画定された限度を超えている場合のための手段をもたらす。この場合、データ伝送システムは、薬剤名を、人間が読み取り可能な薬剤名(ポンプ内に記憶されることができる長さを有し、固有の識別子又はコードを含む)に、自動的に簡略化する。一実施形態において、簡略化された薬液名及び固有の識別子は、人間及び機械が読み取ることができる。また、一実施形態において、固有の識別子は、簡略化されていない薬剤名の固有のチェックサムを含む。チェックサムは、簡略化されていない薬剤名の全てに関して異なるため、簡略化された同一の文字並びを有する可能性がある2つ以上の薬剤名が区別されることができる。このチェックサムにより、同一の文字並びを有する簡略化された2つ以上の薬剤名が、それぞれのチェックサムにより区別される。チェックサムは、簡略化されていない薬剤名が異なれば異なる。
さらに、データ伝送システム106は、簡略化されていない薬剤名と、適切なチェックサム識別子を有する簡略化された薬剤名との対を含む表を保持する。この表は、チェックサムを有する簡略化された薬剤名の、ポンプによる読み取りを、簡略化されていない薬剤名に変換するために用いられる。
さらに別の実施形態において、データ伝送システム106は、ポンプをプログラミングするためにポンピングパラメータをポンプにアップロードする。ポンピングパラメータは、ポンプの動作により薬液を患者に配送することに関するパラメータを含むものとする。
例えば、輸液される流量及び容量がポンピングパラメータである。ポンプの性能に応じて、ポンプは、アップロードされたポンピングパラメータによりプログラミングされることができ、スタートスイッチが操作者により押されると即時に動作を開始する。ポンピングプロトコル全体がデータ伝送システムによりアップロードされ得る。別の実施形態において、ポンプは、ポンピングパラメータに関する限界値を含む、統合的薬剤ライブラリを含み得る。このような限界値は、薬剤名又は他の基準により組織化され得る。アップロードされたポンピングパラメータ、又は、プロトコルの他のデータが、薬剤ライブラリと比較され、もしも、パラメータが、ライブラリにより許容された限界値を超えているならば、警告が与えられる。薬剤ライブラリ及び比較は、全て、ポンプの内部にて生じ得る。しかし、薬剤ライブラリ、及び、薬剤ライブラリとポンピングパラメータとの比較が、ポンプ外部の位置にて生じる他の方法も用いられ得る。このようなライブラリ−比較(library and comparison)システムが、アメリカ合衆国、カリフォルニア州、サンディエゴのアラリス・メディカル・システム社(ALARIS Medical System, Inc.) 、及び、英国、ベージングストークのアラリス・メディカル・UK(ALARIS Medical UK) から入手可能である。
さらなる実施形態において、データ伝送システム106とポンプ58との間のデータ伝送は安全であり得る。伝送を安全にするために暗号化を用いることができ、又は、安全なデータ伝送を行うための他の方法が用いられ得る。
本発明に従うデータ伝送システム106は、様々な形態を有し得る。好ましい一実施形態において、データ伝送システム106は、ベッドサイドPDMSコンピュータにて実行されるソフトウェアの形態であり得る。この形態は、コンピュータがベッドサイドに既に存在し、さらなるハードウェアを必要としないため、好ましい。PDMSが用いられる必要がない場合もある。本発明の他の態様に従うシステム及び方法は、PDMS以外のシステムにも用いられ得る。他の形態も可能である。
この特許出願において、用語「薬液」("medical fluid") 及び用語「薬剤」("drug")が用いられているが、これらの2つの用語を区別することは意図されていない。用語「薬剤」("drug")は、薬剤を含有する液体に限定されないものとし、また、患者に注入される治療用又は診断用の他の液体にも適用される。例えば、本発明の発明者は、用語「薬剤」("drug")が、生命維持液、例えばデキストロース、及び、処置液、例えばアドレナリンにも適用されることを意図している。
本発明を、幾つかの好ましい実施形態に関して記載してきたが、当業者にとって明らかな他の実施形態も本発明の範囲内にある。従って、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲を参照することによってのみ画定されるものとする。変型例も記載し、示したが、これらの変型例が本発明の例に過ぎず、本発明を限定するためのものでは全くないことが理解されよう。
患者データ管理システム、薬局情報システム、及び、医師の指示を入力する装置を組み込んだケアマネジメントシステムを示すブロック図(PDMSベッドサイドシステムが輸液ポンプ付近に配置されている様子を示す)。 装置のネットワーク及びハードウェアを示し、個々の部品の統合を示す、図1のケアマネジメントシステムと類似のケアシステムのブロック図。 様々な装置及びシステムのネットワークとの統合を示すための、図1のブロック図よりも詳細なブロック図。 中央薬局を有さない医療施設にて用いられる、図1のケアマネジメントシステムと類似の患者データ管理システムのブロック図。 特定の患者に注入されるべき薬液の患者データ管理システムモニタディスプレイを示し、このディスプレイは、特定の薬剤を患者に注入するために用いられるポンプの識別をもたらす、表。 本発明の態様に従うデータ伝送システムが、ポンプ、患者及び薬液を、データ伝送システムが接続されている患者データ管理システムに関連付けるように配置されている様子を示す、ブロック図。 本発明に従うデータ伝送システムの方法及び動作を示し、患者を薬液及びポンプに関連付けることを詳細に示す、フローチャート。

Claims (30)

  1. 薬液の名称を、薬液を患者に注入するために用いられる輸液ポンプの識別に関連付ける方法であって、
    患者に接続されるべき輸液ポンプを識別する工程と、
    前記輸液ポンプを、患者に注入されるための薬液の名称を輸液ポンプが表示することに関してモニタリングする工程と、
    少なくとも1つの選択可能な薬液名を、輸液ポンプとは別個に配置されたモニタ上にて表示する工程と、
    前記別個のモニタ上に表示された薬液名を選択する工程と、
    選択された薬液名を輸液ポンプの識別と関連付ける工程と、
    選択された薬液名及び輸液ポンプの識別を、患者データ管理システム("PDMS")に提供して、前記選択された薬液名、及び、輸液ポンプの関連付けられた識別を、輸液ポンプとは別個に配置されたモニタに表示させる工程とを備える方法。
  2. 輸液ポンプをモニタリングする工程が、さらに、
    患者への輸液の開始の表示に関して輸液ポンプを輸液ポンプの外部のコンピュータによりモニタリングする工程と、
    注入開始の表示を検知したならば、選択された薬液名を輸液ポンプの識別に関連付けるステップを行う工程とを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 注入の開始の表示が、輸液ポンプの輸液開始スイッチが押されるときに検知される請求項2に記載の方法。
  4. 少なくとも1つの選択可能な薬液名を別個のモニタに表示する工程が、患者のために処方された薬液名のリストを表示する工程からなる請求項1に記載の方法。
  5. 少なくとも1つの選択可能な薬液名を別個のモニタに表示する工程が、標準的な薬液の名称のリストを表示する工程からなる請求項1に記載の方法。
  6. 標準的な薬液名のリストを表示する工程が、輸液ポンプが配置されている医療施設により選択された薬液名の簡略化されたリストを表示する工程からなる請求項5に記載の方法。
  7. 少なくとも1つのポンピングパラメータを、患者に注入されるべき薬液の名称に関連付ける工程をさらに備え、
    薬液名及び輸液ポンプの識別を提供する工程が、前記関連付けられたポンピングパラメータをPDMSに提供して、薬液名、輸液ポンプの関連付けられた識別、及び、関連付けられたポンピングパラメータを、別個のモニタに表示させる工程をさらに含む請求項1に記載の方法。
  8. 前記別個のモニタに表示された薬液名を選択する工程の後に、
    選択された薬液名をポンプにアップロードし、
    アップロードされた薬液名を、患者に注入されようとしている薬液に、ポンプにて割り当て、
    アップロードされた薬液名をポンプによりPDMSに送信し、また、
    選択された薬液名を、輸液ポンプの識別に、PDMSにて関連付けて、アップロードされた薬液名、及び、輸液ポンプの関連付けられた識別を、前記別個に配置されたモニタにて表示させる請求項1に記載の方法。
  9. 選択された薬液名をポンプにアップロードする工程が、簡略化されていない薬液名の文字
    数が、予め決められた限定文字数を超えている場合に、選択された薬液名を、より少数の文字に簡略化し、且つ、当該簡略化された名称に、簡略化されていない薬液名に固有の識別子を、薬液名をポンプにアップロードする前に加える工程からなる請求項8に記載の方法。
  10. ポンプにアップロードされた、簡略化された名称及び識別子を、ポンプに記憶されている表とポンプにて比較する工程をさらに備え、前記表が、簡略化されていない薬液名に対応する、前記簡略化された名称及び識別子を含み、前記表にて、異なる薬液名が、同一の簡略化された名称を有し得るが、識別子は常に異なり、これにより、同一の簡略化名称を有する異なる薬液名が区別される請求項9に記載の方法。
  11. 少なくとも1つのポンピングパラメータをポンプにアップロードする工程と、
    薬液を患者に注入するために、アップロードされたポンピングパラメータを用いてポンプをプログラミングする工程と、
    アップロードされたポンピングパラメータをPDMSに送信する工程と、
    選択されたポンピングパラメータを、輸液ポンプの識別及び選択された薬液名に、PDMSにて関連付けて、アップロードされた薬液名、ポンピングパラメータ、及び、輸液ポンプの関連付けられた識別を、別個に配置されたモニタにて表示させる工程とをさらに備える請求項1に記載の方法。
  12. アップロードされたポンピングパラメータを、予め決められたポンピングパラメータ限界値のデータベースと比較する工程と、
    アップロードされたポンピングパラメータが前記限界値を超えていれば警告をもたらす工程とをさらに備える請求項11に記載の方法。
  13. 予め決められたポンピングパラメータ限界値の前記データベースをポンプ内に記憶させる工程をさらに備える請求項12に記載の方法。
  14. 患者への輸液の状態を確認するために輸液ポンプをモニタリングし、もし輸液ポンプが、輸液が完了する前にPDMSとの通信を切断されていれば、PDMSと再び接続する工程と、
    前記通信の切断中に、ポンピングパラメータも、患者も、薬液名も変更されなかったことをポンプのステータスが示すならば、輸液ポンプと薬液名との関連付けを維持する工程と、
    前記通信の切断中に、ポンピングパラメータ、若しくは患者又は薬液名が変更されたことをポンプのステータスが示すならば、輸液ポンプと薬液名との関連付けを取り消す工程とを備える請求項1に記載の方法。
  15. PDMSとの接続が切断されていた間の輸液ポンプのステータスを確認するために輸液ポンプをモニタリングする工程が、輸液ポンプのログをモニタリングする工程からなる請求項14に記載の方法。
  16. 薬液の名称が、薬液を患者に注入するために用いられる輸液ポンプの識別に関連付けられる輸液モニタリングシステムであって、
    輸液ポンプとは別個に配置されたモニタと、
    輸液ポンプと通信し、且つ患者データ管理システムと通信しているコンピュータとを含み、当該コンピュータが、
    患者に接続されるべき輸液ポンプを識別し、
    前記輸液ポンプを、患者に注入されるための薬液の名称が輸液ポンプにより表示されること関してモニタリングし、
    少なくとも1つの選択可能な薬液名を、前記別個に配置されたモニタにて表示し、
    前記別個に配置されたモニタに表示された薬液名を選択し、
    選択された薬液名を輸液ポンプの識別と関連付け、且つ、
    選択された薬液名、及び、輸液ポンプの識別を患者データ管理システム("PDMS")に提供して、選択された薬液名、及び輸液ポンプの関連付けられた識別を、輸液ポンプとは別個に配置されたモニタに表示させるように、プログラミングされている輸液モニタリングシステム。
  17. 前記コンピュータが、また、
    患者への輸液の開始の表示に関して輸液ポンプをモニタリングするようにプログラミングされ、且つ、
    輸液開始の表示が検知されたならば、選択された薬液名を輸液ポンプの識別と関連付けるようにプログラミングされている請求項16に記載の輸液モニタリングシステム。
  18. 輸液ポンプが輸液開始スイッチを有し、
    コンピュータが、輸液の開始を表示するために輸液ポンプの輸液開始スイッチが押されることをモニタリングするようにプログラミングされている請求項17に記載の輸液モニタリングシステム。
  19. 患者のために処方された薬液名のリストを、前記別個に配置されたモニタにて表示するためにコンピュータがさらにプログラミングされている請求項16に記載の輸液モニタリングシステム。
  20. 標準的な薬液の名称のリストを、前記別個に配置されたモニタにて表示するためにコンピュータがさらにプログラミングされている請求項16に記載の輸液モニタリングシステム。
  21. 輸液ポンプが配置されている医療施設により選択された薬液名の簡略化されたリストを前記別個に配置されたモニタにて表示するようにコンピュータがプログラミングされている請求項20に記載の輸液モニタリングシステム。
  22. コンピュータが、さらに、
    少なくとも1つのポンピングパラメータを、患者に注入されるべき薬液の名称に関連付けるようにプログラミングされ、且つ、
    関連付けられたポンピングパラメータをPDMSに提供して、薬液名、輸液ポンプの関連付けられた識別、及び、関連付けられたポンピングパラメータを前記別個のモニタにて表示させるようにプログラミングされている請求項16に記載の輸液モニタリングシステム。
  23. コンピュータが、別個のモニタにて表示された前記選択された薬液名をポンプにアップロードするようにさらにプログラミングされている請求項16に記載の輸液モニタリングシステム。
  24. 簡略化されていない薬液名の文字数が予め決められた限界文字数を超えている場合に、コンピュータが、選択された薬液名をより少数の文字に簡略化し、且つ、前記簡略化された名称に、簡略化されていない薬液名に固有の識別子を、薬液名をポンプにアップロードする前に追加するように、コンピュータがさらにプログラミングされている請求項23に記載の輸液モニタリングシステム。
  25. さらに、ポンプ内に記憶された表を含み、当該表が、前記簡略化された名称、及び、簡略
    化されていない薬液名に対応する識別子を含み、この表において、異なる薬液名が同一の簡略化名称を有し得るが、識別子は常に異なり、これにより、同一の簡略化名称を有する異なる薬液名が区別される請求項24に記載の輸液モニタリングシステム。
  26. コンピュータが、さらに、
    患者に注入されるために選択された薬液に関する少なくとも1つのポンピングパラメータをポンプにアップロードするようにプログラミングされ、且つ、
    アップロードされたポンピングパラメータを、輸液ポンプの識別、及び、選択された薬液名に、PDMSにて関連付けて、アップロードされた薬液名、ポンピングパラメータ、及び、前記輸液ポンプの関連付けられた識別を、前記別個に配置されたモニタにて表示させる請求項16に記載の輸液モニタリングシステム。
  27. 予め決められたポンピングパラメータ限界値のデータベースと、
    プロセッサであって、アップロードされたポンピングパラメータを前記データベースと比較し、アップロードされたポンピングパラメータが前記限界値外である場合には警告をもたらすようにプログラミングされているプロセッサとを含む請求項27に記載の輸液モニタリングシステム。
  28. 予め決められたポンピングパラメータ限界値のデータベースがポンプ内に記憶されている請求項26に記載の輸液モニタリングシステム。
  29. コンピュータが、さらに、
    患者への輸液のステータスを知るために輸液ポンプをモニタリングし、輸液ポンプが、輸液が完了する前にPDMSとの通信を切断されたならばPDMSに再接続し、
    前記通信の切断中に、ポンピングパラメータも、患者も、薬液名も変更されなかったことをポンプのステータスが示すならば、輸液ポンプと薬液名との関連付けを維持し、
    前記通信の切断中に、ポンピングパラメータ、又は患者、又は薬液名が変更されたことをポンプのステータスが示すならば、輸液ポンプと薬液名との関連付けを取り消すようにプログラミングされている請求項1に記載の輸液モニタリングシステム。
  30. コンピュータが、輸液ポンプとPDMSとの通信が切断されていた時間の輸液ポンプのステータスを決定するために、輸液ポンプのログをモニタリングするようにプログラミングされている請求項29に記載の輸液モニタリングシステム。
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