JP2008510400A - 連絡中継システム - Google Patents

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Abstract

連絡中継システム(1)は、2つ以上のモバイル通信端末(2)によって形成される。これらのモバイル通信端末が相互の範囲内に入るときに、これらのモバイル通信端末は、直接無線連絡を経由してアドホック通信に入るように実現される。アドホック通信中に、1つまたは複数のショート・プロファイル(16)が、一方の端末(2)から他方へと送信され、その後に伝送された1つ(または複数)のショート・プロファイル(16)の受入れテストが実施され、肯定的な結果の場合には、さらなる通信が開始される。諸端末(2)は、サービス発見プロセスによるサービス発見について実現される。サービス発見プロセス中の1つ(または複数)のショート・プロファイル(16)の送信は、サービス照会の受信に応じてサービス属性データとして実施される。

Description

本発明は、一般にモバイル通信端末の間の連絡中継(contact relaying)に関し、例えば連絡中継システムと、連絡中継に適したモバイル通信端末と、端末に対して連絡中継機能を与えるコンピュータ・プログラムに関する。
アドホック・ネットワーク技術、とりわけいわゆるブルートゥース技術や無線LAN技術は、近年広く受け入れられている。ブルートゥース(登録商標)は、様々な会社からなる「分科会」によって1998年以来仕様が決められてきているローカル無線データ伝送システムであり、例えば2001年2月22日付けのブルートゥース・システム、バージョン1.1の仕様を意味する。現在最も広く使用されている無線LAN技術は、IEEE802.11に従って規格化されている。このようなアドホック・ネットワーク技術においては、このような他の端末の範囲内に入るモバイル通信端末は、以上のアドホックとの通信に入ることができ、これは、ユーザによる各構成対策のないことを意味する。ここしばらくの間は、セルラ・モバイル通信(例えば、GSM、UMTS)用のモバイル電話も使用可能であり、それらのモバイル電話は、それらのセルラ無線送信/受信コンポーネントに加えてブルートゥース送信/受信コンポーネントも有する。これは、たいていは他のユニットと、例えば(これによって例えばモバイル・インターネット・アクセスのために「無線モデム」を受け入れる)ポータブル・コンピュータと、あるいはモバイル電話とハンドフリー呼び出しを行うための無線接続されたヘッドセット(ヘッドセット−マイクロフォン間の組合せ)とモバイル電話を無線でネットワークすることも意図される。
ブルートゥースの範囲内に配置された2つのモバイル電話は、それらのブルートゥース送信/受信コンポーネントを経由して直接に通信を行う(したがって、この場合1つのモバイル電話から各無線波の基地局へと、また前述とは逆に、あるいは隣接する基地局から他の近くに配置されたモバイル電話へと延びるはずの典型的なモバイル無線経路を使用してはいない)ことも示唆されてきている。
アドホック通信のためのブルートゥース技術の機能によって、互いにまだ知らないが、アドホック通信のためのそれらの相互範囲内に偶然にまた知らずに入ったにすぎない加入者間の通信を確立する提案がすでに存在している。例えば、(それにならって請求項1の特徴以前の部分が形成されている)DE10149496A1は、「連絡開始システム」を示唆しており、この連絡開始システムにおいては、セルラ・モバイル通信のためのモバイル電話は、それらの追加のブルートゥース送信/受信コンポーネントを経由して直接通信に入ることができる。トラフィックを制限するために、この通信は、2段階で構成される。すなわち、第1段階においては、ショート・プロファイルの転送だけが送信端末によって実施される。これは、例えば送信端末のユニット認識と一緒に実施される。ショート・プロファイルとユニット認識が、レシーバ端末に記憶されるある種の判断基準に準拠する場合、これは、第2段階においていわゆる詳細プロファイル(または代わりにこのような詳細プロファイルを呼び出す認証)を返信する。この特許文書においては、この通信プロトコルが、ブルートゥース・レベルでどのように実行されるべきかについては、詳細に説明されていない。しかし、最初にペアリングが、両方の端末の間においてブルートゥース・レベル上で確立されて、ショート・プロファイルを送信し、次いでこのショート・プロファイルはまた、おそらく詳細プロファイルの後続の送信のために使用することもできることが明らかであるように見える。
やはり2段階で動作する同様な連絡開始システムは、特許文書DE19929186A1やDE19929189A1から知られている。
またDE10218801A1は、ブルートゥース送信/受信コンポーネントを装備したセルラ・モバイル無線端末についての直接通信システムを開示している。利点として、そこではブルートゥース・アドホック・ネットワークの比較的短い範囲(これは100mより短いことを意味する)に起因して、直接無線通信を経由して到達可能な加入者数は、比較的少ないことが述べられている。直接に到達することができる加入者数を増大させるために、1加入者から他の加入者への連絡プロファイルは、可能な後続の連絡確立を伴う連絡確立決定の目的のためだけでなく、各プロファイルのさらなる伝搬の目的のためにも送信されることが示唆されている。この目的で、受信端ユニットは、受信端ユニットが、おそらくこれらの他の加入者の範囲内に後で入るときに、諸プロファイルを記憶し、それらのプロファイルをこれらの他の加入者に対して送信する。
ブルートゥース技術は、J.Wollertの書籍:「Das Bluetooth Handbuch」、Franzis Verlag 2002年、特に15ページから46ページ(「概要」)と、47ページから119ページ(コア・プロトコル)と、164ページから174ページ(サービス発見プロトコル(Service Discovery Protocol))において説明されている。サービス発見プロトコルは、「Specification of the Bluetooth System」、Version1.1、2001年、2月22日、331ページから392ページに仕様が定められている。無線LAN技術の説明は、例えばA. Tanenbaum、「Computer Networks」、第4版、2003年、68ページから71ページ、および292ページから302ページ中で見出すことができる。
本発明は、1つまたは複数のモバイル通信端末により形成される連絡中継システムに関する。これらは、相互の範囲内に入るときに直接無線連絡を経由してアドホック通信に入るように実現される。アドホック通信中に、1つまたは複数のショート・プロファイルが1つの端末から他の端末に送信され、その後に1つ(または複数)の送信されたショート・プロファイルの受入れテストが実施され、その肯定的な完了の後に、さらなる通信が開始される。諸端末は、サービス発見プロセスに従ってサービス発見のために配置される。そのサービス発見プロセスの課程における1つ(または複数)のショート・プロファイルの送信は、サービス要求の受信に応じてサービス属性データとして実施される。
追加の態様は、前述のタイプの連絡中継システムに参加するように提供されるモバイル通信端末に関する。
追加の態様は、データ・キャリアに記憶され、またはモバイル通信端末に対して送信するのに適切な信号シーケンスとして存在するコンピュータ・プログラムに関する。モバイル通信端末上で実行されるときに、そのコンピュータ・プログラムは、前述のタイプの連絡中継システムにおける端末の機能を可能にする。
追加の特徴は、開示される諸デバイスや諸プロセスに含められ、あるいは当業者により、実施形態の以降の詳細な説明と添付図面から導き出すことができる。
次に本発明の実施形態が、添付図面を参照して例示の様式で説明される。
図1は、連絡中継システムにおける通信パートナーと通信経路とを可視化して示している。図1の詳細な説明の前に、最初に諸実施形態に関する様々な説明が与えられている。
本実施形態は、直接無線連絡を経由してアドホック通信に入ることができるモバイル通信端末に関する。一般的に、この直接無線連絡は、比較的短い範囲を有しており、典型的な範囲は、例えば(使用される技術と無線波についての伝搬条件に応じて)数10〜100mの範囲にある。一部の実施形態においては、アドホック通信はブルートゥース技術に基づいて実施される。それに対して他の実施形態は、例えば規格IEEE802.11による無線LANプロトコルに基づいている(追加の実施形態においては、端末は、ブルートゥースを経由して、またWLANも経由して選択的にアドホック通信を実施するように配置することもできる)。
これらの実施形態においては、諸端末は、サービス発見プロセスによるサービス発見のために設けられる。例えばブルートゥースの実施形態においては、これは、(例えば、2001年、2月22日付のバージョン1.1における)ブルートゥース分科会によって仕様が定められたSDP(service discovery protocolサービス発見プロトコル)である。名前によって示唆されるように、ブルートゥース技術におけるSDPは、たいていサービス発見のための役割を果たし、これは、範囲内に配置された他のブルートゥース・デバイスがある種のサービスを提供する場合に見出すこと(またはより一般的に他のデバイスがどのサービスを提供するかを見出すこと)が、ブルートゥース・デバイスをイネーブルにすることであることを意味する。これは、一実施例を用いて説明することができる。すなわち、最初にブルートゥース技術の意図されるアプリケーションは、コンピュータのようなデバイスと、オフィス環境におけるその入力デバイスと出力デバイスとの無線接続であった。このような2つのデバイスは、いわゆるリンク・マネージャを介して接続を確立することができるが、しかしこれらのデバイスは、そのサービスが、それぞれ他のデバイスによって供給されるリンク・マネージャのレベル上の情報を受信しない。例えば、プリンタに接続されるべき新しく導入されたラップトップ・コンピュータでは、どのプリンタがその環境内にあり、どのプリント・サービスをそのラップトップ・コンピュータが提供するかという質問が行われる。SDPの支援を介して、ラップトップは、今や範囲内のデバイスから所望の情報を、したがって、例えばプリンタが仮にもそれらのデバイスの中にあるかどうか、またどのプリント・サービスをそのラップトップは、おそらく提供することができるかの情報を取り出すことができる。しかし、これらの実施形態においては、アドホック通信技術(例えば、ブルートゥースまたはWLAN)の他の適用、したがって特別に設けられたモバイル通信端末に基づいた連絡中継システムが、説明されている。したがってこれらの端末は、これらの端末が相互の範囲内に入るときに直接無線連絡を経由して特別な種類のアドホック通信に入るように提供され、この直接無線連絡においては、1つまたは複数のショート・プロファイルが一方から他方に送信され、この直接無線連絡の後に、送信された1つ(または複数)のショート・プロファイルの受入れテストが実施され、この受入れテストの肯定的な結果の場合に通信が開始されており、これについては、後でより詳細に説明する。
いくつかの実施形態においては、それらの端末は、1つまたは複数のセルラ・モバイル電話ネットワーク(例えば、GSMモバイル電話またはUMTSモバイル電話)における無線通信のためのモバイル通信端末である。したがって直接無線通信を経由して連絡中継を実施する機能は、これらのセルラ・モバイル通信デバイスの追加機能である。
以上のフレームワークにおいて、ブルートゥース技術のようなアドホック通信技術において提供されるサービス発見機能は、モバイル通信端末の間の前記連絡中継のために使用することができることが今や理解できるであろう。このようなサービス発見プロセスは、例えばブルートゥースを用いた場合にもそうであるように、一般的に他のデバイスから各サービス要求を受信する端末デバイスが、サービス属性データを返信することによりそれに対して答えることを提供する。連絡中継システムの現在のフレームワークにおいては、サービス発見プロセス中の1つ(または複数)のショート・プロファイルの送信は、サービス要求の受信に応じたサービス属性データの形態で実施することができることが認識された。
連絡中継システムにおいては、諸端末のうちの1つは、連絡要求を送信するクライアントの機能を有し、他の端末は、その要求にサービス(これはその要求に対する応答を意味する)を行うサーバの機能を有する。基本的に、諸端末のうちの1つは、クライアントとして機能することだけができ、他の1つは、サーバとして機能することだけができること(またはその端末は、原理的には両方の機能を実施することができるが、クライアントまたはサーバとしてのみ機能するようにユーザによって構成されること)が可能である。しかし、他の実施形態においては、それらの端末は、それらの端末がクライアントおよびサーバとして同時に準じて機能することができるように実現される。例えば、このような端末は、連続的に他のデバイスに対して連絡中継要求を送信し(したがって、クライアントとして機能し)、同時に他のデバイスの連絡中継要求をサービスする(したがって、サーバとして機能する)ことができる。いくつかの実施形態においては、同じ端末中で実現される両方の機能は、異なるプロセスを介して、したがってクライアント・プロセスとサーバ・プロセスを介して実装される。これらのプロセスは、並列に実行される(端末には、両方のプロセスが、厳密な定義に従って同時に実行されないように、一般的に直接無線連絡のための1つのプロセッサと1つの送信/受信コンポーネントだけが装備されることが理解される。この意味は、実質的な同時実行の印象がユーザの心に生じるようにこれらのプロセスが、十分頻繁に交代して交互に実行されることである)。
知られているアドホック通信技術は、デバイスが、プレゼンス要求(presence request)を送信することを介して範囲内に配置される他の端末を検出することができる可能性を与える。ブルートゥース技術においては、いわゆる照会がこの目的を果たす。アドホック・ネットワークにおいては、一般的に(「リンク」とも呼ばれるブルートゥース内の)接続がデバイス間で確立され、これらのデバイスは、互いの間で通信を行い、これを介してチャネルが占有される。ブルートゥースにおいては、(ISO−OSI参照モデルのレイヤ2aにおいて実施される)共通のエア・インターフェースに対する多重アクセスは、時分割多重化を伴う周波数ホッピング・プロシージャを介して実施される。この目的で、接続された諸デバイスは、ある種の以前に合意された周波数ホッピング・シーケンスを使用し、この周波数ホッピング・シーケンスでは、接続された諸デバイスの諸クロックは同期される必要がある。しかし、他のデバイスの範囲内に新たにやって来る諸デバイスは、このような共通のホッピング・スキームも共通のタイミングも知らない。このような諸デバイスが互いを見出すことができるようにするために、特別な組合せパターンが、アドホック・ネットワーク技術において提供され、これは、ホッピング・パターンやタイミングのような合意を必要とはしない。例えばブルートゥースにおいては、特別なホッピング・パターンが固定された様式における照会について事前に定義される。他の端末が照会を開始している場合に、プレゼンス要求に応答する用意ができている諸端末は、それ故にある種のタイム・スロットにおけるいわゆる照会スキャン間隔内において聴取し、おそらくプレゼンス応答(presence reply)、いわゆるFHSパケットを返信する。そのFHSパケットから、要求する端末は要求された端末のタイミング情報を受信する。
本実施形態においては、連絡中継クライアント機能を有する1つ(または複数)の端末は、範囲内に配置される他の端末を見出すためにプレゼンス要求を恒久的に送信するように設けられる(以上で説明されたように、クライアント機能を有する端末は、同時に他のクライアント・デバイスのためのサーバとして機能することもできる)。プレゼンス要求は、一般的に数秒(例えば、1秒から2秒)の間しか続かないので、「恒久的」は、例えば10秒から5分ごとにプレゼンス要求が送信されていることを意味する。一部の端末は、他の端末からのプレゼンス要求について「聞こえない」ので、プレゼンス要求を送信するときにクライアントとサーバとして動作する2つの端末が偶然に同期する場合には、これらの端末が互いに他を見出すことができない結果と共に相互の遮断が生じる可能性がある。このような遮断を回避するために、いくつかの実施形態においては、クライアント機能を伴う端末が、ランダムな様式でそれらの送信されたプレゼンス要求の間の時間間隔を変更する。
本実施形態においては、クライアント端末は、(以前に送信されたプレゼンス要求に対するその応答によって)その発見の後に他の端末に、連絡中継に関連したサービス要求を送信し、発見するとすぐに今やサーバとして動作している発見された端末は、サービス属性データとして保存された1つ(または複数)のショート・プロファイルを再送信する。ブルートゥース内では、いわゆるサービス・クラスが、デバイスが提供する各サービスに割り付けられる。各サービス・クラスは、ブルートゥース内で例えば128ビットの数であるUUID(Universal Unique Identifier:普遍的な固有の識別子)を有する。各サービス・クラス識別子に対して(もっと正確には、「サービス・レコード」と呼ばれるサービス・クラス識別子によって識別されるサービス・クラスの各識別された設定に対して)各サービスの特性を記述するブルートゥース・データを割り付けることができる。これらのブルートゥース・データは、サービス属性と呼ばれている。サービス属性は、ブルートゥース内の属性識別子と属性値とを含み、これらは、システムの独立性を実現するためにブルートゥース規格において規定されたデータ・タイプと属性サイズによって記述される。ブルートゥース規格においては、いくつかのサービス・クラスが、固定された様式で、ある種の標準サービスについて事前に定義されている(それによって関連するサービス・クラスは、すでにあらかじめ決定されている)のに対して、いくつかのサービス・クラス識別子は、固定した様式で事前に占有されてはおらず、例えば自由な様式で非標準サービスのために使用することができる。本実施形態においては、これらの自由なサービス識別子のうちの1つは、「連絡中継サービス」のために使用される。その後にこのサービス・クラス識別子は、「KVD」と呼ばれる。
ブルートゥースSDPにおいては、各PDU(Protocol Data Unit:プロトコル・データ・ユニット)を送信することを介してそれぞれ表される様々な種類のサービス発見要求が提供される。様々なPDUは、たいていはサーバ側SDPプロセスが、要求があるとすぐに返信する「データ深さ」において異なっている。したがって、例えば要求されたサービスがサーバによって提供されるのにすぎない場合には、SDPプロセスからのすべてのレコードに対してリファレンスを返信するにすぎないPDUが存在する。ここで関心のある他のPDUにおいては、SDPプロセスが要求されたサービスを提供する場合、SDPプロセスは、クライアントに対するサービス要求に応じて各サービス・クラス識別子の下でそのSDPプロセス中に保存されたサービス属性データだけを返信する。本実施形態においては、クライアントはまた、サービス・クラス識別子「KVD」を有するサービス・クラスについてのサービス要求をサーバに送信し、それによってPDUを送信することを介して、このPDUは、このサービス識別子の下でそのPDUに保存されたサービス属性データをサーバに返信させる。サーバは、SDP中にそれがサービス「KVD」を提供するかどうかを検査し、肯定的な場合にKVDサービス属性データをクライアントに対して送信する。この返信されたサービス属性データは、サーバ中に保存され、連絡中継システムの要求するユーザに対して送信するために開放されるショート・プロファイルである。例えば、各ショート・プロファイルは、(専用のサービス属性識別子を有する)サービス属性を形成する。1つのショート・プロファイルだけが記憶される場合、サーバはそれに応じて1つのサービス属性を送信するだけであり、いくつかのショート・プロファイルの場合には、サーバは、それに応じていくつかのサービス属性を送信する。
「ペアリング」とも呼ばれる、ブルートゥース・プロトコルにおける複数の端末の間の接続は、各端末デバイスのタイミングとホッピング・シーケンスに関するマッチングを含むだけでなく、1つの接続コードに対する合意と、さらに認証、暗号化なども含む。本実施形態においては、それらの端末は、サービス要求通信中(これは、サービス要求を送出し、サービス属性データの形式でショート・プロファイルを返信している間を意味する)にはまだペアリングされていない。諸デバイスは、照会の後にデバイスのタイミングとホップ・シーケンスをマッチングさせているが、ただし諸デバイスは、(接続コード、認証などの使用を伴って)通信チャネルをまだ確立はしていない。接続コードの使用を介したケーブル割り付けを伴うこのような接続は、後でより詳細に説明しているように、本連絡中継システム間においては後で実施される。それ故に、このショート・プロファイル処理フェーズにおいては、接続確立プロシージャのために必要とされる努力を回避することができる。
本実施形態においては、クライアントとして機能する端末が設けられ、そのためにその端末は、クライアント端末に記憶されるプロファイル情報を比較することを介してサーバとして機能する端末から1つ(または複数)のショート・プロファイルの受信の後に受入れテストを実施する。いくつかの実施形態においては、ショート・プロファイルはまた、この受入れテストの目的でクライアント端末に記憶され、そのためにこの受入れテストにおいては、クライアントに記憶されたそれ自体のショート・プロファイルとサーバから受信されたショート・プロファイルの比較が実施される。ショート・プロファイルの比較は、例えば全体のショート・プロファイルまたは部分的なショート・プロファイルのこれらのテストのうちの複数のテストから形成される同一性テスト、相補性テスト、またはハイブリッド・テストを含む。同一性テストにおいては、その名前から理解することができるように同一性がテストされる。相補性テストにおいては、2つのショート・プロファイルが互いに相補的であるかどうかがテストされ、したがって(例えば、それらのプロファイルの一方が、検索プロファイルとして指定され、他方が、入札プロファイルとして指定される場合には)適合が存在する。類似性テストにおいては、完全な同一性(および/または相補性)はないが、ある種の最小限の一致(congruence)(または相補性)だけが必要とされる。この結果、同じテスト・タイプは、同じショート・プロファイルに適用される必要はなく、さらなる部分の同一性について、またもしかすると他の部分だけの類似性について、ショート・プロファイルのある部分についての相補性を必要とする可能性がある。1つ(または複数)のプロファイルの一部分だけ(またはそれらのフォワード符号(forward sign)だけが同一性、相補性、または類似性についてテストされるが)、しかし他の部分(例えば、それらのリア符号(rear sign))が、テストにおいて考慮されていない「グループ・テスト」も可能である。
本実施形態においては、それらのショート・プロファイルは、照会中またはサービス発見確認中にクライアントに送信されるサーバ端末のデバイス識別子と一緒に、ショート・プロファイルによって表される連絡プロファイルの固有の識別を可能にする情報を含んでいる(ところで、「表される」は、ショート・プロファイルが、連絡プロファイルと同じ量の情報を含んでいることを意味してはいない。どちらかといえば、それはその名前がすでに示しているように、連絡プロファイルよりも少ない情報しか含んでいないことになる)。この情報は、例えばプロファイル・スキーム識別子(これは、連絡プロファイルが基づいている連絡プロファイル・スキームの識別子を意味する)と、(サーバが、使用可能な同じプロファイル・タイプのうちのいくつかの連絡プロファイルを有する場合における)プロファイル数と、(ショート・プロファイルによって表される連絡プロファイルがサーバ中で変更されるたびに増分される)実現化カウンタ(actualization counter)である。各実施形態においては、(元のサーバのデバイス識別子を含む)他の端末から以前に受信されたすべてのショート・プロファイルは、クライアントに記憶される。受入れテストのフレームワークにおいては、ショート・プロファイルが以前にすでに受信されたかどうかが、次にこれらの記憶された識別データと、実際に受信されたショート・プロファイルと同じ連絡プロファイルを表す現在のショート・プロファイルと共に受信された識別データとの比較を介して検査される(実現化(actualization)が表された連絡プロファイル中で行われている場合に、このテストは実現化カウンタを含み、それはまだ知られていないプロファイルとして考えられる)。クライアントがこのテストにおいて、受信されたショート・プロファイルが、クライアントにすでに知られている連絡プロファイル(およびしたがって連絡中継に関して以前にすでに処理されている連絡プロファイル)を表すことを決定する場合、クライアントは、このすでに知られているショート・プロファイルを除外し、これは、後でより詳細に説明しているように、クライアントが、クライアントについてのさらなる通信を開始しないことを意味し、これは、例えばそれぞれの要求が連絡プロファイルを完了しないことを意味する。
一部の実施形態においては、このテスト・メカニズムは、専用プロファイルがクライアント中において変更される場合、たぶんそのクライアントによって接触される、知られているプロファイルが、「知られていないもの」として設定されることに関して改良される。これは、クライアントが、その専用のプロファイル変更を介して知られるようになっているだけのプロファイル、すなわちクライアントがそのショート・プロファイルをすでに以前に受信しているプロファイルをサーバから次に呼び出すことになるという影響を及ぼす(この対策なしには、クライアントは、ショート・プロファイルを知られているものと考えるはずであり、したがってそれによって表されるプロファイルを呼び出さないはずである)。
受入れテストの否定的な結果の後に、各連絡プロファイルについてさらなる連絡確立通信は実施されない。しかし肯定的な結果の場合には、その連絡確立通信は実施される。一部の実施形態においては、クライアント端末とサーバ端末とのペアリングが、このさらなる通信の目的で確立される。前述のように、ペアリングの確立は、例えばブルートゥースの場合には通信コードにより識別される通信チャネルの占有の使用である。このチャネル上の以降の通信は、例えば実施し、認証し、かつ/または符号化することができる。一部の実施形態においては、今やペアリングされた接続の下で実施されるクライアントとサーバ端末の間のさらなる通信は、その関連するショート・プロファイルが受入れテストを正常に合格している完全な連絡プロファイルの伝送を含んでいる(いくつかのショート・プロファイルが、このテストを肯定的に合格している場合には、その通信は、それ故にこれらの複数の連絡プロファイルの伝送を含んでいる)。一部のこれらの実施形態においては、この連絡プロファイル伝送は、ペアリングされた接続チャネルを経由して1つ(または複数)の各連絡プロファイルを伝送するための要求を送信するクライアントとして機能する端末と、ペアリングされた接続チャネルを経由1つ(または複数)の各連絡プロファイルを伝送することを介してこの要求に応答するサーバ端末とを介して実施される。
一部の実施形態においては、連絡確立プロシージャは、実質的に連絡プロファイルを伝送することにより完了され、ユーザは、次に例えば連絡プロファイル中に含まれるデータを閲覧することができ、またもしかするとセルラ無線ネットワークを経由して音声接続またはメッセージの伝送の目的で連絡プロファイル中にリストアップされた電話番号を手動で選択することができる。
他の実施形態においては、クライアントとして機能する端末は、受信された連絡プロファイルにさらなるテスト、いわゆる「連絡開始テスト」を受けさせる。このテストにおいては、受信された連絡プロファイル、またはその一部分は、専用プロファイルとの同一性、相補性、類似性について、あるいはそれ自体のプロファイル中に設けられた条件の実現(例えばしきい値に合格しないなど)についてテストされる。
連絡開始テストの肯定的な結果の場合に、クライアントとして機能する端末は、実際の連絡確立を開始する。その結果、様々な実施形態は、連絡確立の(端末の同じ実施形態中において選択的にまたは組み合わせて選択することができる)異なる方法、すなわち直接無線通信を経由した、サーバ端末との音声連絡確立と、セルラ無線通信を経由したサーバ端末または他の端末との音声連絡確立と、直接無線通信を経由したサーバ端末へのメッセージの送信と、セルラ無線通信を経由したサーバ端末または他の端末に対するメッセージの送信と、セルラ無線通信を経由したコード・サービスに対するメッセージの送信とを実現する。諸メッセージは、例えば習慣的にブルートゥース、あるいはSMS−サービスまたはMMS−サービスのメッセージを伴ういわゆるビジネス・カードとすることができる。セルラ無線システムを経由した音声連絡確立とメッセージ送信は、もちろんサーバ端末または他の端末の電話番号が、送信された連絡プロファイル中に含まれていることを必要とする。代わりに、プロファイル・ジェネレータ(これは、サーバを意味する)は、(電話番号のような)非匿名のデータの代わりに連絡プロファイルを有するコード番号を配信することを介してコード・サービスを介して最初にその匿名性を維持することができ、ここでコード番号とその身元(例えば、その電話番号)の関連付けは、信頼できるコード・サービスに知られているだけである。クライアント端末は、送信されたコード番号を提供するその連絡確立メッセージをこのコード・サービスに対して送信する。後者のコード・サービスは、次にそれに知られている割り付けに基づいてプロファイル・プロバイダに対して(例えばクライアント端末に対して)その連絡確立メッセージを渡す。
いくつかの実施形態においては、連絡プロファイルを表すショート・プロファイルは、連絡プロファイル中にユーザが入力し、または連絡プロファイルにおいて端末が生成するデータに依存することなく、固定された様式で連絡プロファイルが基づいているプロファイル・スキームを介して決められる。その場合には、連絡プロファイルは、いわば連絡プロファイルが基づいているプロファイル・スキームのインジケータである。他の実施形態においては、ショート・プロファイルを表す連絡プロファイルは、連絡プロファイルが基づいているプロファイル・スキームを介して部分的に決められ、連絡プロファイル中にユーザが入力し、または連絡プロファイルにおいて端末が生成するデータに部分的に依存する。これらの実施形態においては、端末は、それらを表すショート・プロファイルにユーザが自動的に入力する設定されたデータを符号化するように設けられる。
一部の実施形態においては、連絡プロファイルは、指定言語(例えば、XML)のシンタックスの形で存在し、関連する事前に定義されたプロファイル・スキームは、例えば(XML−)ドキュメント・タイプおよび(XML−)スキーム定義として与えられる。
一部の実施形態においては、それらの端末は、連絡プロファイルを事前に定義するプロファイル・スキームが、セルラ・モバイル通信ネットワークを経由してダウンロードすることができ、ユーザのために個別の連絡プロファイルを確立するためにユーザからのプロファイル・スキームをダウンロードした後に、個々のデータを端末に入力することができるように設けられる。
一部の実施形態においては、実施された連絡中継の頻度(およびしたがって「ヒット」の確率)は、他のユーザからのプロファイル、すなわち他のユーザへそれらを伝搬するいわゆる異質プロファイルを吸収する端末ユニットを介して増大させられる。他のデバイス中に記憶される異質プロファイルは、例えば以前の連絡中継中に他の端末デバイスから受信されたプロファイルである。異質プロファイルの伝搬をさらに加速するために、また(例えば、定常的な)異質プロファイル伝搬デバイスを設けることもできる。
本連絡中継システムは、技術的な観点からより良好な理解をするためにいくつかの端末を有する全体システムとしてここでは説明されている。(これが単独では通信を行うことができないときにはまた、少なくとも2つのこのようなデバイスがそのために必要とされるので)もちろん、本発明は、単一の端末の形ですでに実施されている。このような端末は、たいていは単一の端末として動作させられているので、特許請求の範囲が単一の端末も対象とすることは正当化される。もちろん、全体システムの以前と後続の全体の説明は、単一デバイスにも関連している。
説明される様式における連絡中継システム(したがって、説明される連絡中継機能)に参加する諸端末の適切さは、前述では、ほとんどの実施形態においてソフトウェア・アプリケーションを介して、したがって各端末のプロセッサによって処理されているコンピュータ・プログラムを介して得られる。プログラムは、例えば(JAVA(登録商標)処理端末においては)JAVA、または端末プロセッサのマシン・コードでプログラムすることができる。一部の実施形態においては、それらの端末は、最初に(したがって、製造から)このプログラムが装備されており、他の実施形態においては、プログラムはそれらの端末中にダウンロードすることができる。したがって、このようなプログラムは、例えばデータ・キャリア上に記憶され、あるいはモバイル通信端末へと伝送するのに適切な信号シーケンスとして存在するトレード動作の目的になる。端末は、例えばその端末のもしかすると使用可能なWAP機能の助けを伴ってセルラ無線を経由してインターネットを介してプログラムをダウンロードすることができる。したがって、プログラムを特許請求の範囲の対象とすることが正当化される。
次に図1に戻ると、これは、通信パートナーと連絡中継システム1における経路の図を示している。図1においては、2つの通信パートナーだけが、各端末2の形態で例示のように示されており、ここでは場合によっては、それが図8に示されるように2つより多いこのような端末2を範囲内に配置することができる。モバイル端末ME2、ME3、ME4が、相互の範囲内にあり、ここで2つのモバイル端末ME3とME4はまた、対応するショート・プロファイル16を有する。範囲は、図8においては、モバイル端末の周囲の同心リングを用いて示される。
端末2のうちの一方は、図1に示される実施例におけるクライアント3の役割を引き受け、他方の端末は、サーバ4の役割を引き受ける。端末2は、セルラ・モバイル無線用のモバイル端末(例えば、モバイル電話)であり、これらのモバイル端末は、同じまたは他の無線ネットワークの、あるいは有線ネットワークの他の参加者と通常の様式でセルラ無線ネットワーク(例えば、GSMまたはUMTS)の基地局5に無線連絡を経由してモバイル通信に入ることができる。端末2には、さらに送信/受信コンポーネント6が装備され、この送信/受信コンポーネントは、他の各デバイス、ここでは例えばブルートゥース送信/受信コンポーネントとの短距離のアドホック通信を可能にする。これらのブルートゥース送信/受信コンポーネント6を介して、2つの端末は、それらの端末がブルートゥース範囲内に入るときに、直接にアドホック通信に入ることができ、それによって一般にその基地局5とのセルラ無線ネットワークを経由する通信経路を回避することができる。端末2は、特定の様式でプログラムされ、そのために直接アドホック通信のためのそれらの所定の機能を連絡中継システム1のフレームワーク内で使用して、端末2のユーザには一般に知られていない、ある種の連絡判断基準が満たされる場合には一般にその範囲に到達している、連絡中継システムの他の参加者との連絡を確立する。この連絡中継の場合には、いくつかの段階の通信ステップが、前記条件の実現に応じて行われ、これについては、可視化するために図1に示され、またこれについては、後続の図面を参照してさらに詳細に説明されることになる。したがって、クライアント端末3は、直接無線チャネルを経由してプレゼンス照会13を送信し、このプレゼンス照会は、他の中でもとりわけサーバ端末4によって受信され、各照会応答14で直接無線チャネルを経由して応答される。さらに、クライアント端末3は、直接無線連絡を経由してサーバ端末4に記憶されたショート・プロファイルについてのサービス検索照会15を送信し、このサービス検索照会に対してこのサーバ端末は、対応するサービス検索応答で応答し、これは、そのショート・プロファイル16の伝送を意味する。受入れテストを実施した後に、クライアント端末3は、サーバ端末4に対してプロファイル要求17を送信し、このプロファイル要求に対してこのサーバ端末は、直接無線連絡を経由して(例えば、XMLフォーマットにおける)要求された連絡プロファイル18を返送することによって応答する。伝送された連絡プロファイル18を検査した後にクライアント端末3がサーバ端末4との連絡を確立したいと思っていることが明らかになると、クライアント端末は、様々な可能な方法のうちの1つで特定の連絡を確立しようと試みる。この連絡確立の試みは、この場合にも直接ブルートゥース無線連絡、例えば個人専用のショート・メッセージ(「ブルートゥース・ビジネス・カード」)を送信することによって、あるいはブルートゥース・チャネルを経由した音声接続を確立することによって実施することができ、これについては、図1に、「連絡確立照会19」として示される。次いで、例えばブルートゥース無線経路の使用によって連絡確立要求19に応答し、例えばそれ自体のビジネス・カードの再伝送することによって、または音声接続要求を受け入れることによって、二者間の連絡を確立することは、サーバ端末4の責任であり、これについては、図1に「連絡確立応答20」として示されている。実際の連絡確立は、例えば両方の端末2がもはや直接無線連絡のための範囲内にないときに、セルラ無線ネットワークを経由して実施することもできる。例えば、サーバ端末4のモバイル無線番号が、含まれるプロファイル中にリストアップされていたときに、クライアント端末3は、セルラ無線音声接続7を確立しようと試み、あるいはクライアント端末は、セルラ無線ネットワークを経由して上記に対してメッセージ8を送信する(図1に、これは、「SMS直接」によって指定されている)。他の実施形態においては、コード・サービス9のコード番号をこの伝送される連絡プロファイル18中に含めることができる。次いで、クライアント端末3は、セルラ・モバイル無線ネットワークを経由して例えば(「コード・サービスに対するSMS」として指定される)コード・メッセージ10をコード・サービス9に対して送信する。これは、コード・メッセージ10中に含まれるコードをサーバ端末4に割り付け、セルラ・モバイル無線ネットワークを経由して(今や復号化されている)コード・メッセージ10’を送信する。
最終的には、セルラ・モバイル無線ネットワークは、端末2が、例えばプロファイル・スキーム・サービス12によって配信されているプロファイル・スキーム11をダウンロードする方法としての役割も果たす。最初には互いに知られていない端末2に送信されたプロファイルが、それぞれ他方の端末によって「理解」されるようにするために、これらのプロファイルは、ある種のプロファイル・テンプレート、したがってプロファイル・テンプレート11に対応する必要がある。基本的には、端末2が供給されるときに、このようなプロファイル・スキームは、固定された様式で事前に決定することができる。このような所定のプロファイル・スキームだけに限定されるときには、少なくとも古い方の端末2は、その端末の製造後に作成されたにすぎない連絡中継内容に特に適合化されるプロファイルを使用する可能性をもたないはずであるので、このような連絡中継サービスは、比較的融通の利かないものになるはずである。この点においてより多くの柔軟性を得るために、それらの端末が、セルラ・モバイル無線ネットワークを経由してプロファイル・スキーム・サービス12から後の任意の時点に新しいプロファイル・スキーム11をダウンロードすることができ、これらのダウンロードされたプロファイル・スキーム11が、各端末2に自動的に機能的に結合されるように、端末2はプログラムされ、そのためにユーザは、それが連絡中継システム1における説明された方法で使用することができるプロファイル・スキーム11からデータを入力することによって連絡プロファイル18(したがって、プロファイル・スキーム11の設立)を生成することができるようになる。
図2は、直接無線連絡を経由した連絡中継通信プロセスを階層化して視覚化するためのクライアント3とサーバ4の概略的な階層図を示している。実際の通信は、最下層レイヤ上で、したがってクライアント3とサーバ4の送信/受信コンポーネント6の間の無線連絡を経由して行われる。ブルートゥース技術によれば、周波数ホッピング・プロセス、データ・チャネルを管理すること、諸デバイスをアドレス指定することなどを実現するいわゆるベース・バンド21が、最下層レイヤ上に存在する。いわゆるセキュリティ・レイヤに、またISO−OSI参照モデルの中継レイヤに部分的に割り付けることができるいわゆるL2CAPレイヤ22(論理リンク制御と採用レイヤ制御)がその上に位置している(ブルートゥースの場合には、それらのタスクを伴うレイヤは、OSIモデルで正確に示すことはできない)。ブルートゥースの場合には、次にトランスポート・レイヤ、すなわちRFCOMMインターフェース25が来る。これらの2つのレイヤの間に、ブルートゥースの場合にはSDPを介して実現されるサービス認識プロセス29が存在する(その構造によって、そのサービス認識プロセスは、特別なOSIレイヤに完全には割り付けることができない)。WLANを介して、サービス認識プロセスは、適切なポート上で指定された独立なプロセスによっていつでも示すことができる。実際のクライアント・プロセス23またはサーバ・プロセス24、およびインターフェース25上に、特に連絡中継についてサービスを行い、クライアント・アプリケーション27とサーバ・アプリケーション28を備えるアプリケーション26が配置される。クライアント・アプリケーション27またはサーバ・アプリケーション28には、サービス属性を有するサービス・レコード(ショート・プロファイル)が記憶されるサービス登録データベース48が属する。連絡中継アプリケーション26は、各サービス認識プロセス29中における代表的な連絡プロファイル18によるショート・プロファイル16を記憶することを開始し、そのために前述のようにこれらのショート・プロファイル16は、サービス属性データとしてサービス検索要求のフレーム中においてサーバ4からクライアント3へ転送することができる。前述の照会プロシージャとサービス要求プロシージャは、ブルートゥース技術ではレベル22と29にすでに実装されており、そのために連絡中継アプリケーション26は、ある種の様式でこれらのプロシージャを開始する必要があるだけである。サービス検索要求15に転送されたショート・プロファイル16がクライアント・プロセス23から連絡中継クライアント・アプリケーション27に手渡されるときに、実際のアプリケーション26の動作は開始され、次いで連絡中継クライアント・アプリケーションは、前述の受入れテストと共に開始される。その後に、もしかするとサーバ端末4の連絡中継サーバ・アプリケーション28に対する連絡プロファイル要求17の伝送と、要求された連絡プロファイル18の再伝送が、後続の実際の連絡確立と同様に続く。
図3は、クライアント・デバイス3とサーバ・デバイス4との間の通信の時間シーケンスと、デバイス3、4中で行われる処理ステップをタイミング図に基づいて可視化している。瞬間T1において、クライアント・デバイスは、例えばIDパケットの形態の照会を送信し、サーバ・デバイス4は、この照会を瞬間T2に受信する。サーバ・デバイス4は、例えばFHSパケットの形態の照会応答を返信することにより、瞬間T3においてその照会に対して応答し、この照会応答はT4において、クライアント・デバイス3によって受信される。したがって、T1からT4は照会フェーズを形成する。この照会フェーズ中には、クライアント・デバイス3とサーバ・デバイス4は、それぞれ他のデバイスのタイミングについての知識はなく、ペアリングが形成されていない(これは、接続コードを伴う接続がまだ存在しないことを意味する)。
照会応答を介して、クライアント・デバイス3は、サーバ・デバイス4の存在について学習する。さらに、クライアント・デバイスは、サーバ・デバイス4からタイミング情報を受信し、このタイミング情報は、同期化のために後続の通信に使用されている。瞬間T5において、クライアント・デバイスは、サービス識別子「KVD」に対するSDP要求を送信し、サーバ・デバイスは、このSDP要求をT6において受信する。次いでサーバ・デバイスは、識別子「KVD」についてサーバ・デバイスに記憶されたサービス属性データ、したがってそのショート・プロファイル16を呼び出し、それらのショート・プロファイルをT7においてクライアント・ユニット3に対して送信し、このクライアント・ユニットは、それらのショート・プロファイルをT8において受信する。T8の瞬間からほとんどT9まで、クライアント・ユニット3は、受信されたショート・プロファイルの受入れテストを実施する。T5からほとんどT9までのフェーズはショート・プロファイル処理フェーズである。その中で行われる通信は、照会フェーズで生成されたタイミング情報に基づいているが、またこのフェーズにおいては、ペアリングがまだ実施されていない(これは、SDP通信においては、接続コードを伴う接続がやはりまだ存在していなかったことを意味する)。
受入れテストの肯定的な結果の場合には、クライアント・デバイス3は、次にペアリングを確立し、これは、サーバ・ユニット4に対する接続パラメータ/チャネル割り付けを有する接続を意味しており、T9においてプロファイル要求をサーバ・ユニットに送信し、サーバ・ユニットは、T10においてこのプロファイル要求を受信する。T11において、サーバ・ユニット4は、要求された1つ(または複数)の連絡プロファイルを返信し、クライアント・デバイス3は、T12においてその連絡プロファイルを受信する。次いで、クライアント・デバイス3は、ほとんどT13まで連絡プロファイル・テストを実施し、肯定的な結果の場合には、一部の実施形態において瞬間T13において、例えば連絡メッセージをサーバ・デバイス4に送信し、サーバ・デバイスは、T14においてこの連絡メッセージを受信する。もしかするとサーバ・デバイス4は、この場合にも連絡メッセージに対して応答することがある。T9からほとんどT13までのタイム・スパンは、連絡プロファイル処理フェーズを形成し、後続の時間間隔は、特定の連絡確立フェーズを形成する。連絡プロファイル処理フェーズ中におけるおよび(ブルートゥースを経由して実施される限りの)連絡プロファイル確立フェーズにおける通信は、クライアント・デバイス3とサーバ・デバイス4との間の(接続パートナー/チャネル割り付けを伴う)ペアリング接続のフレームワークにおいて実施される。
図4は、図2の連絡中継アプリケーション26の抽象アーキテクチャ図である。図2において端末上にはアプリケーション26のクライアント部分だけが、他の端末上にはアプリケーション26のサーバ部分だけが示されており、図4は、クライアントのアプリケーション/プロセス27、23と、サーバのアプリケーション/プロセス28、24が同じ端末デバイス上に実装されることを視覚化している。したがってこれらは、2つの並列のプロセスであり、これらは実質的に互いに独立しているが、これらは、同期化の目的のために互いに影響を及ぼし合う。図4のアーキテクチャ図において、アプリケーション26は、階層化された様式で示され、それによってスタック・レイヤ31と、管理レイヤ32と、GUIレイヤ33(GUI=グラフィック・ユーザ・インターフェース)と、永続性メモリ・レイヤ34とを有する。スタック・レイヤ31においては、クライアント27、23とサーバ28、24とは並列に実行される。管理レイヤ32は、管理のための役割を果たし、この管理は、連絡プロファイルの監視、確立、操作を意味する。GUIレイヤ33は、ユーザに対するプロファイル管理と、テスト結果の記述などを可能にする。永続性メモリ・レイヤ34は、最終的に様々な連絡プロファイルを永続的に記憶する。
管理レイヤ32の区域には、GUIレイヤ33に到達するプロファイル管理コンポーネント35が存在する。これを用いて、ユーザは、たいていは連絡プロファイル18を設定し、変更し、再検討し、ここでこれらの連絡プロファイルは、永続性ストレージ・レイヤ34中の専用プロファイル・メモリに記憶される。以上で説明されるように、クライアント・アプリケーション27は、それが受信されたショート・プロファイル16に基づいて決定するような場合、それが、(ショート・プロファイル16によって表される)連絡プロファイル18をすでに知っているこのような場合には、連絡確立を開始しない。したがって、クライアントから受信されたショート・プロファイルが記憶されているデータベース37が、知られているプロファイルについて提供される。前述のように、(専用プロファイル・メモリ36において)適切な連絡プロファイル18を設定し、または変更した後に、もしかするとこの変更により影響を受ける、他のデバイスのプロファイル18は、切り捨てられるべきではない。それに応じて、プロファイル管理コンポーネント35は、もしかすると影響を受けた、他のデバイスのプロファイルに関連したこれらのショート・プロファイル16をデータベース37から除去することにより、このようなプロファイル確立またはプロファイル変更において、知られているプロファイルのデータベース37に影響を及ぼす。
専用のプロファイル・メモリ・ストレージ36の他に、永続性メモリ・レイヤ34は、受信された連絡プロファイル18のための追加メモリ38と、パスオン連絡プロファイル18のためのメモリ39とを有する。クライアント27から、すなわち他の端末から受信された連絡プロファイル18は、メモリ38に記憶される。結果表示コンポーネント40において、これらの受信されたプロファイル18は、ユーザにとって閲覧可能である。受信されたプロファイル18の処理に相補的に、サーバ・アプリケーション28は、他の端末からの照会を受信するとすぐに専用プロファイル・メモリから送信されるべき専用プロファイルを取り出す。したがって、メモリ区域39は、パスオン・プロファイル18のためのクライアント27とサーバ28との間のブリッジを形成する。後で説明しているように、これらのパスオン・プロファイル18は、次に追加の照会デバイスに伝えることができる、他のデバイス(またはやはり異質プロファイルを処理するサーバ)からの異質プロファイルである。このようなプロファイルの入力は、クライアント27を経由して実行されるが、それらの出力は、サーバ28を経由して実行され、パスオン・プロファイルは、一方ではクライアント27によってメモリ区域39に書き込むことができ、他方ではサーバ28によってメモリ区域から読み出すことができる。
図5は、図2のサービス認識プロセス29の内容を可視化している。このプロセスは、それぞれがサービス・クラスの設定を構成するいくつかのサービス・レコードが記憶されるデータベースを提供する。例えば、サービス「ヘッドセット」についてのUUID「1108」を有するサービス・レコード41と、ファイル転送サービスについてのUUID1106を有する追加のサービス・レコード41’が存在する。最終的には、ここで関心のあるサービス・レコード41”は、UUID「KVD」を用いて示される。サービス・レコード41、41’、41”のそれぞれは、単一のサービス属性42の形態の関連するサービス属性データを有する。連絡中継サービス・レコード41”においては、サービス属性は、ショート・プロファイル16であり、これらのショート・プロファイルは、照会するクライアント・プロセス23に対するサービス要求中に連絡中継システムに対して(これはUUID「KVD」に対することを意味する)送信される。リストアップされたUUID値は、ブルートゥース分野についての例示にすぎない。WLANの場合には、それらは、対応するポート番号に反映される。
図6は、(例示の値、したがってプロファイル18を有する)プロファイル・スキーム11と、関連するショート・プロファイル16をショート・プロファイル・スキーム44と一緒に可視化している。その示される実施例は、(「CA」によって表される)自動車を検索する(「S」によって表される)ための事前に定義されたプロファイル・スキームである。プロファイル・スキーム11は、事前に定義された意味を用いてある種の値を仮定することができる一連の属性を含んでいる。例えば、「上位グループ」、「サブグループ」、「最大円」、「連絡データ」、「名前」、「電話」などのような属性が存在する。一部のこれらの属性では、ユーザは、連絡プロファイルを作成するときにユーザ・インターフェースにおいていくつかの可能性の間で、したがってプロファイル・スキーム11の設定を選択することができる。例えば、上位グループでは、「車」、「トラック」、「オートバイ」が、選択のために提供される。「車」を選択するときには、プロファイル管理コンポーネント35は、それぞれのコード(ここでは「01」)を連絡プロファイル18に入力する。他の属性では、フォーマットの制限があり、例えば数字だけを電話番号の下に入力することができる。さらに、ユーザが、そのような制限なしにデータを入力することができる1つまたは複数の属性(例えば、「自由テキスト」)が存在する。最終的には、その値が自動的にシステムによって導き出される属性、例えばプロファイル識別子(「プロファイル−ID」)、「実現化カウンタ」、「実現化日付」、「プロファイル番号」があり、これらの値は、プロファイル管理コンポーネント35によって自動的に生成される。プロファイル−IDは、例えばサービス発見(プロセスを経由したアプリケーション)27、23中にクライアントが使用して、(ブルートゥースSDPの場合には)サービス認識プロセス29からある種のショート・プロファイルをピックアップする(これは、プロファイル識別子は、サービス要求中にサービス属性識別子として使用することもできることを意味する)。異なる実現化を区別できるようにするために、実現化カウンタと、もしかすると実現化日付が提供され、これらの実現化属性はシステムによって値が満たされている。プロファイル番号の値はまた、システムによって割り付けられる。したがって、誰かが、例えば数台の車を購入し、または販売したいと思っている民間セールスマンが、同じプロファイル名をもついくつかのプロファイルを使用するときには、プロファイル番号は、同じタイプのいくつかの連絡プロファイルを区別する役割を果たす。さらに、多数の態様でサーバの状態を表すステータス・ビットが存在する。プロファイル・スキーム11は、例えばXMLドキュメント定義またはXMLスキームの形式で存在する。
プロファイル・スキーム11の各設定(これは、「値で」満たされた各連絡プロファイル18を意味する)は、ショート・プロファイル16によって表される。図6においては、ショート・プロファイル・スキーム44の一実施例と、連絡プロファイル18を表す各ショート・プロファイル16とが示され、このショート・プロファイルは、例示の様式で図6に示される。「表される」は、ここではショート・プロファイル16が、完全な連絡プロファイル18の全部の情報を含んでいることを意味してはいない。もっと正確に言えば、受入れテスト中に第1のフィルタリングを可能にするこの情報の一部分で十分である。例示のショート・プロファイル・スキーム44は、属性、すなわち「基本タイプ」(固有の)「名前」、「プロファイル番号」、「上位グループ」、「サブグループ」、「実現化番号」を含んでいる。これらの属性の値は、代表する連絡プロファイル18の基礎となるプロファイル・スキーム11によって部分的に事前に設定され、他方、これらはユーザまたはシステムが表される連絡プロファイル18に入力している値によって事前に定義される。第1のクラスに、例えば基本タイプと固有のプロファイル名が属する。基本タイプと固有のプロファイル名は、第1のクラスに属する。図6に実施例に示されるように、基本タイプは、例えば(「検索」についての)「S」であり、固有名は、(「車」についての)「CA」である。さらなる基本タイプは、例えば入札プロファイルについての「B」と、等しい「品質」のプロファイルについての「H」(ハッシュ)であり、これらは、(入札プロファイルや検索プロファイルのような)肯定的な受入れテストについて相補的な様式でペアリングすることはできないが、同じペアリングを必要とする。残りの属性は、第2のクラスに属する。これらは、ユーザまたはシステムが、表される連絡プロファイル18に入力している値からもたらされる。そこでもたらされるショート・プロファイル16は、図6に与えられた実施例では、「SCA0201014」と呼ばれる。連絡プロファイル18からのショート・プロファイル16についてのこれらの属性値の推論は、プロファイル管理コンポーネント35によって自動的に行われる。
図7は、「異質プロファイル」18の伝搬を可視化している。端末2は、端末2がクライアント3として動作するときにサーバ4として機能する他の端末から連絡プロファイル18を絶えず受信する。連絡プロファイル18のこの転送の主要な機能は、前述したように、クライアント端末3は、連絡プロファイル18に基づいて、クライアント端末が各サーバ端末4に対する連絡を確立したいと望むかどうかを絶えずテストすることができることである。図7に示される実施形態において、サーバ端末4からクライアント端末3への連絡プロファイル18の送信は、追加の機能を有し、したがって連絡プロファイル18のさらなる伝搬を(およびそれによって増加も)有する。図4に示されるように、パスオン・プロファイルについてのメモリ39に基づいて、クライアント・アプリケーション27は、このメモリ39を経由してサーバ・アプリケーション28に対してパスオン・プロファイルを提供し、次にこのサーバ・アプリケーションは、追加の照会するクライアント端末に対してこのパスオン・プロファイルを伝える。これらの照会する連絡プロファイル18が一般に「専用」連絡プロファイルではないことになるので、これらも「異質プロファイル」と呼ばれる。一部の実施形態では、すべての受信されたプロファイル18は、無差別に伝えられる。他の実施形態においては、この伝搬は、ある種の条件が満たされるときに実施されるだけである。例えば、確立または最後の実現化が、ある種のしきい値などを超えて進まないので、そのプロファイル、またはその寿命が、ある種のプロファイル・タイプに属するプロファイル18だけが伝えられる。他の実施形態においては、他の種類の伝搬条件が設定され、したがって伝搬は、友人、または友人の友人についてのネットワーク内で実施されるだけである。これによって、潜在的な受信者がこのリスト中に含まれる場合には、「友人」(したがって信頼可能な受信者)のリストがテストされる。伝搬は、このようなリスト化された受信者に対して実施されるだけである。
図7に示される実施形態においては、連絡中継システムの多数の参加者についての多数の呼び出し可能な連絡プロファイル18(したがって「異質プロファイル」)を含む定常的プロファイル配信サーバ43も設けられる。クライアント機能を有する端末2が定常的プロファイル・サーバ43の範囲内に来るときに、端末2は、多数のこのような連絡プロファイルをロードすることもできる。このような配信サーバ43の適用は、したがって異質プロファイルの配信を加速する。
前述の実施形態は、連絡中継通信を比較的低いトラフィック負荷で実施することができる連絡中継システムを示している。
本明細書中で述べられているすべての出版物および既存のシステムは、参照により本明細書に組み込まれている。
本発明の教示に基づいて構築されたある種の製品について本明細書中で説明しているが、本特許の範囲は、それだけには限定されない。それとは反対に、本特許は、文字どおりにまたは等価性により添付の特許請求の範囲の範囲に含まれる、本発明の教示によるすべての実施形態を包含している。
連絡中継システムにおける通信パートナーと通信経路を示す概略図である。 通信プロセスの平面に関連した可視化のためのクライアントとサーバの階層化スキームを示す図である。 クライアントとサーバの間の通信とタイミング図に基づいたクライアントおよびサーバ内の処理ステップとを可視的に示す図である。 端末における連絡中継アプリケーションの抽象アーキテクチャ図である。 サービス登録データベースの可視化図である。 プロファイル・スキームと関連するショート・プロファイルを可視化した図である。 異質プロファイルが追加してプログラムされる一実施形態を可視化した図である。 モバイル端末の範囲を可視化した図である。

Claims (30)

  1. 互いの範囲に入るときに直接無線連絡を経由してアドホック通信を確立するように設けられ、1つまたは複数のショート・プロファイル(16)が一方の端末(2)から他方に伝送されており、その後に前記伝送された1つまたは複数のショート・プロファイル(16)の受入れテストが実施され、その肯定的な結果の後にさらなる通信が開始される、2つ以上のモバイル通信端末(2)によって確立される連絡中継システム(1)であって、
    前記端末(2)が、サービス発見プロセスによるサービス発見に対して設けられ、
    前記1つまたは複数のショート・プロファイル(16)の前記伝送が、サービス要求(15)の受信に応じてサービス発見プロセスのコンテキストにおいてサービス属性データとして実施されることを特徴とする連絡中継システム。
  2. 連絡中継プロセス中に前記端末(2)のうちの少なくとも1つが、サーバ(3)の機能を有し、前記端末(2)のうちの少なくとも1つが、クライアント(4)の機能を有する請求項1に記載の連絡中継システム。
  3. 前記端末(2)が、クライアント機能とサーバ機能を同時に備え、様々なプロセスによって、すなわちクライアント・プロセス(27)とサーバ・プロセス(28)によって実装され、これらのプロセス(27、28)が並列に実行される請求項2に記載の連絡中継システム。
  4. 前記モバイル通信端末(2)が、1つまたは複数のセルラ・モバイル通信ネットワーク中の無線通信において提供され、直接無線連絡機能が、これらのセルラ・モバイル通信端末(2)の追加機能である請求項1から3の一項に記載の連絡中継システム。
  5. 前記端末(2)が、ブルートゥース・プロトコルに基づいた直接無線通信のために提供される請求項1から4の一項に記載の連絡中継システム。
  6. 前記サービス発見プロセスが、ブルートゥース・サービス発見プロトコルである請求項5に記載の連絡中継システム。
  7. 前記端末(2)が、無線LANプロトコルに基づく直接無線のために提供される請求項1から6の一項に記載の連絡中継システム。
  8. クライアント機能(3)を有する前記端末が、範囲内に配置される他の端末(2)を発見するためにプレゼンス照会(13)を永続的に送信する請求項2から7の一項に記載の連絡中継システム。
  9. クライアント機能(3)を有する前記端末が、ランダムな様式で前記プレゼンス照会(13)の間の時間間隔を変更する請求項8に記載の連絡中継システム。
  10. 前記クライアント端末(3)が、他の端末(2)を発見するとすぐに前記プレゼンス照会(13)に対するその応答に基づいて前記サービス要求(15)を他の端末(2)に送信し、すぐにこの発見された端末(2)が、サーバとしてそれに記憶された前記1つまたは複数のショート・プロファイルをサービス属性データとして前記クライアント端末(3)に送信する請求項8または9に記載の連絡中継システム。
  11. 前記端末(2)が、前記サービス要求(15)を送信し、前記1つまたは複数のショート・プロファイル(16)をサービス属性データとして再送信するときにペアリングされない請求項1から10の一項に記載の連絡中継システム。
  12. クライアント(3)として機能する前記端末は、前記端末が、前記サーバ端末(4)からの前記1つまたは複数のショート・プロファイル(16)の受信の後に、前記クライアント端末(3)に記憶されるプロファイル情報との比較を介して前記受入れテストを実施するように実現される請求項2から11の一項に記載の連絡中継システム。
  13. 前記受入れテストは、前記クライアント端末(3)が、前記サーバ端末(4)から受信された前記1つまたは複数のショート・プロファイル(16)をそれ自体のショート・プロファイルと比較することにより実施される請求項12に記載の連絡中継システム。
  14. 前記ショート・プロファイル比較が、同一性テスト、相補性テスト、類似性テスト、あるいは前記完全または部分的なショート・プロファイル(16)についてのこれらのテストのうちの2つ以上から組み合わされたハイブリッド・テストを含む請求項13に記載の連絡中継システム。
  15. 前記ショート・プロファイル比較が、以前に受信されたショート・プロファイル(16)を検出するためのプロファイル・バージョン比較を含む請求項13または14に記載の連絡中継システム。
  16. 前記受入れテストの肯定的な結果の後に、クライアント端末(3)とサーバ端末(4)のペアリングが実施される請求項2から15の一項に記載の連絡中継システム。
  17. 前記ショート・プロファイル(16)が連絡プロファイル(18)を表し、さらなる通信が、その関連するショート・プロファイル(16)が前記受入れテストを合格している前記各連絡プロファイル(18)を送信することを含む請求項2から16の一項に記載の連絡中継システム。
  18. 前記連絡プロファイル(18)の伝送は、クライアント(3)として機能する前記端末が、前記連絡プロファイル(18)を伝送する要求をサーバ(4)として機能する前記端末に送信し、前記サーバ端末が、この要求に対する応答として前記各連絡プロファイルを前記クライアント端末に送信することにより実施される請求項2から17の一項に記載の連絡中継システム。
  19. クライアント(3)として機能する前記端末が、前記受信された連絡プロファイル(18)に連絡開始テストを受けさせ、その肯定的な結果の後に実際の連絡開始を開始させる請求項18に記載の連絡中継システム。
  20. 実際の連絡をすることが、以下の方法、すなわち直接無線通信を経由して前記サーバ端末(4)と音声連絡をすること、セルラ通信を経由して前記サーバ端末(4)または他の端末と音声連絡をすること、直接無線通信を経由して前記サーバ端末(4)にメッセージを送信すること、セルラ通信を経由して前記サーバ端末(4)または他の端末にメッセージを送信すること、セルラ通信を経由してコード・サービス(9)にメッセージを送信すること、のうちの1つまたは複数を介して実施される請求項19に記載の連絡中継システム。
  21. 連絡プロファイル(18)を表す前記ショート・プロファイル(16)が、ユーザによって前記連絡プロファイル(18)中に入力され、または前記端末(2)によって前記連絡プロファイル(18)において生成される値に依存することなく、前記連絡プロファイル(18)が基づいているプロファイル・スキーム(11)によって不変とされる請求項1から20の一項に記載の連絡中継システム。
  22. 連絡プロファイル(18)を表す前記ショート・プロファイル(16)が、ユーザによって前記連絡プロファイル(18)中に入力され、または前記端末(2)によって前記連絡プロファイル(18)において生成される値に部分的に依存する請求項1から20の一項に記載の連絡中継システム。
  23. 前記端末(2)が、それらを表す前記ショート・プロファイル(16)にユーザによって入力される前記値を符号化するために提供される請求項22に記載の連絡中継システム。
  24. 前記連絡プロファイルが、宣言言語のシンタックスの形で実現され、関連する事前に定義されたプロファイル・スキームが、ドキュメント・タイプまたはスキームの定義として提供される請求項1から23の一項に記載の連絡中継システム。
  25. 前記端末(2)が、セルラ・モバイル通信ネットワークを経由して連絡プロファイル(18)を事前に定義するプロファイル・スキーム(11)をダウンロードすることができるように、またプロファイル・スキーム(11)をダウンロードした後にユーザに個別の連絡プロファイル(18)を作成するためにユーザによってその中に個々の値を入力することができるように提供される請求項4から24の一項に記載の連絡中継システム。
  26. 前記端末(2)が、他のユーザを起源とするプロファイル(18)、いわゆる異質プロファイルを受信し、それらのプロファイルを他のユーザにさらに配信するように提供される請求項1から25の一項に記載の連絡中継システム。
  27. 前記端末(2)に記憶される前記異質プロファイル(18)が、以前の連絡中継中に他の端末から受信されたプロファイルである請求項26に記載の連絡中継システム。
  28. 前記異質プロファイル(18)が、異質プロファイル配信デバイス(43)から受信されたプロファイルである請求項26または27に記載の連絡中継システム。
  29. 請求項1から28の一項に記載の連絡中継システム(1)に参加するように設けられたモバイル通信端末(1)。
  30. ストレージ媒体上に記憶されるか、モバイル通信端末(2)に伝送するのに適した信号シーケンスとして提供されるコンピュータ・プログラムであって、モバイル通信端末(2)上で実行されるときに請求項1から28の一項に記載の連絡中継システム(1)における端末(2)の機能を可能にするコンピュータ・プログラム。
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