JP2008508080A - 歯印象トレー - Google Patents

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Abstract

患者の歯の印象を取る印象トレーがここに述べられており、特にトリプルトレーとして知られる印象トレーに至るまで述べられている。トリプルトレーは、同じ歯科処置の最中に患者の上下の印象と噛み合わせを同時に取ることが出来るように作られる。本書面の他所に述べるトレーは、本書面の他所に述べるトレーの一つを用いて取った患者の歯列の印象が変形しないで、したがって実際の歯列の正確な投影であるように、フレームの剛性を強化または増大させる構造を含む。

Description

〔相互参照〕
本願は、2004年8月2日出願の米国仮特許出願第60/598,339号の“歯型(印象)トレー”の利益を請求し、その内容は、その参照によって全体として明白にここに含まれる。
本発明は、一般的に患者の歯の印象を取る歯印象トレーに関する。本発明は、特にはトリプル咬合トレー(triple bite tray)として知られる歯印象トレーに関する。
トリプル咬合トレーまたはトリプルトレーは、患者の歯列の印象を取るためのものとして歯科技術においてはよく知られている。トリプルトレーは、同じ歯科処置の最中に患者の上下の歯の印象と噛み合わせを同時に取れるように作られている。
トリプルトレーは施術者の間で普及しているが、いくつかの従来のトリプルトレーは変形という問題がある。変形は、想定できるように、患者の歯列の間違った鋳型を招き、ひいてはその間違った鋳型に例えば石膏を流し込むことによって間違った歯列の模型となってしまう。
従って、変形に対してもっと強いトリプルトレーが必要とされている。
本発明は、内壁と、ハンドルが取り付けられている外壁と、内壁および外壁の両方に結合し少なくとも1つの溝(channel)を規定するスクリーンと、外壁の少なくとも1面および内壁の少なくとも1面に沿って配置される複数のリブとを有し、上記ハンドルは、ハンドルの平らな部分からハンドルの周縁に向けて半径方向外側に向かう傾きを持ったテーパー面を有するテーパー化されたランプ(ramp)によって規定される窪みを含む、歯列の印象を取るためのトリプルトレーを提供することによって実現される。
一態様において、上記複数のリブは、印象材の把持を容易にするために、外壁の内側壁面と内壁の内側壁面のうちの少なくとも一つに配置される。
本発明はまた、内壁と、ハンドルが取り付けられている外壁と、内壁および外壁の両方に結合するスクリーンと、印象材の把持を容易にするために、外壁の内側壁面と内壁の内側壁面のうちの少なくとも一つに配置される複数のリブとを有し、複数の開口が内壁の外側壁面を内壁の内側壁面から分離し、複数の横壁が内壁の内側壁面と外側壁面の両方に接続されて、ある開口と他の開口を分離し、上記ハンドルはハンドルの周縁近くに延伸する傾斜面を有するランプによって規定される窪みを有する、歯列の印象を取るためのトリプルトレーを提供することによって実行される。
本発明は、第1の延伸部分と、曲がった部分と、第2の延伸部分とを有する金属フレームと、第1の保持壁と、受け孔と、ハンドルの周縁に沿って延伸する傾斜を含むランプによって規定される窪みを有するプラスチックハンドルに取り付けられた柱(post)とを含み、上記柱は上記受け孔に受け止められ、上記金属フレームの第1の延伸部分、曲がった部分、第2の延伸部分にスクリーンが取り付けられて上部の溝と下部の溝を規定する、歯列の印象を取るためのトリプルトレーを更に提供する。
一実施例において、上記第1の保持壁は、印象材の保持を容易にするために壁の内側壁面に沿って配置される複数のリブを有する。
他の実施例において、上記第1の延伸部の少なくとも一部分はポリマースリーブを含む。
一態様において、上記第1の延伸部の少なくとも一部分はポリマースリーブで重ね成形(オーバーモールド)される。他の態様において、上記第1の延伸部の少なくとも一部分はポリマースリーブで覆われる。
一実施例において、上記第1の延伸部の少なくとも一部分は第2の保持壁に固定される。一態様において、第2の保持壁は、その保持壁の内側壁面の少なくとも一部分に沿って配置される複数のリブを含む。
本発明の他の態様および優位点は以下の説明およびここに添付する図を吟味することによって理解され実行することが出来るであろう。
本発明のこれらおよび他の構成および優位点は、明細書、請求項、および添付の図を参照することによってより良く理解されるようになるものと同様に認識されるようになるであろう。
添付の図に結び付けて以下に述べる詳細な説明は、本発明の実施によって提供されるトリプルトレーのここで例示する実施例の説明を意図するものであり、本発明が構築され、または使用される唯一の形態を表わすことを意図するものではない。説明は、本発明のさまざまなトリプルトレーを作成および使用する構造およびステップを、図示する具体例と結びつけて述べる。しかし、本発明の趣旨および範囲内に包含されるよう意図された他の実施例によっても、同一または同等の機能および構造が達成され得ることを理解されたい。また、本明細書の他所で述べるように、似通った要素番号は、似通った、または同様の要素または構造を指すことを意図している。
患者の歯の印象は、噛み合わせ用の器具製造者や、歯冠およびブリッジの製造などさまざまな目的で作られる。本発明は、特定の適用のために歯医者によって使用されるようになされたさまざまな種類の印象トレーを含む。これらのトレーの種類は、後部トレー、前部トレー、フルアーチトレー、4分の3アーチトレー、および四分円トレーを含む。トレーは、単に印象形成材をその上に載せて、患者の口に印象形成材を置いたり、口から取り除くのを容易にするための乗せ台として使用することが出来る。
使用に当たっては、トレーはシリコーンの印象材、またはポリエーテルの印象材のような柔軟な未硬化の化合物で満たされ、その化合物が落ち着く、つまり硬化するまで患者の口腔内に置かれる。これは、一般的に数分の時間がかかる。
本発明の印象トレーは、材料が載せられたトレーを患者の口腔から取り除いたときの印象の変形を最小化することによって良い印象を作るのに充分な剛性をもたらす。歯の処置のために選択された歯の正確なネガ印象は、患者の歯列の正確な複製を生成するために使用され、その複製に従って石の模型等の上で歯具が作られる。
一実施例において、図1に例示するように、本発明の態様によるフルアーチ型の歯印象トレーの概略斜視図が提供される。図示のように、トレー10は患者の口の全ての歯列を取るのに有用なフルアーチのトレーであり、分離線Lに対して例えば対称的である。トレー10は、頬側の壁すなわち外壁12と、舌側の壁すなわち内壁14と、その2つの壁を相互に結ぶスクリーン16と、外壁12に取り付けられたハンドル18とを含む。内壁および外壁は、患者の歯列を捕捉するために患者が噛み下ろすのに適応する硬化可能な印象材を受け止めるための溝20を規定している。すでに明らかなように、印象材は上の溝20Aと下の溝20Bの両方の溝20に適用しても良い。トレー10には、いくつか名前を挙げれば、例えばアルジネート、ポリビニルシロキサン、および超親水性VPSのような、すでに市場にあるか先行技術の中で開示されている適切な印象材のいずれかが使用される。
スクリーン16は、印象材を保持する基台として作用し、編まれた材料または編まれていない材料によって作られ、患者の歯が完全に閉じる間邪魔をする可能性を最少化し、印象材上で正確に咬合するのを妨げない、つまり、上下の歯が合うのを妨げないくらい充分に薄い。一つの典型的な実施例において、スクリーンは、例えば平均の厚さが約2.5ミル(0.06mm)から約5.5ミル(0.15mm)、さらに例示すれば約3.5ミル(0.09mm)から4.5ミル(0.11mm)の、編まれた材料、または、例えば撚り結び(spun-bound)のポリエステルのような、編まれていない材料のいずれかで作られる。編まれた材料の一例は、中国のCheung Kee Cotton Factory社から入手可能な綿製のガーゼ、ナイロンメッシュ材、または他の同等の材料である。編まれていない材料の例としては、米国特許番号第3,845,659、 4,340,563、 4,405,297、 4,692,106、および5,431,986号に開示され、フロリダのCerex Advanced Fabrics of Cantonment社から入手可能なものを含む。これらの特許の内容は、参照によって、完全に開示されたごとく明確にここに含まれる。
外壁12は、外側壁面22および内側壁面24を有する。外壁12の内側壁面24には複数のリブ26が並んでいる。複数のリブ26は、印象取り作業の最中に印象材がトレーからずれたり剥がれることが無いように、硬化可能な印象材が接着する、または取り付く面を提供し、また、変形を最小化する補助になる。一つの典型的な実施例において、リブ26は、外壁12の内側壁面24に沿って実質的に等間隔に離れており、各リブは丸い端面28を有する。他の実施例においては、リブ26は、外壁12の内側壁面24に沿って不規則、つまりランダムに離れている。
一つの典型的な実施例において、複数のリブ26は、概略、実質的に同じ高さであるが、外壁12のエッジつまり端部30に近いリブは、例外的に、例えば外壁12の2つの端部にテーパー部分があれば、それに対応して連続的に短くなっている。外壁12の端部30は、トレーを患者の歯列の印象を取るために使用したときに、口腔の歯肉の部分を傷つけるのを最小化するまたは防ぐためにテーパー化される。
内壁14は、内側壁面32と外側壁面34を有する。一実施例において、やはり硬化可能な印象材の把持または接着を容易にするために、複数のリブが内側壁面32に並んでいる。一態様において、リブ26は、ここでも丸い端面を有し、内壁14の内側壁面32に沿って実質的に均等に離れている。開口36の間の横壁38が内壁14の剛性を増すリブとして機能し、また変形を最小化するべく補助する。開口36は、剛性のために十分な数の壁、および/または壁厚が含まれる限りは、大きさ、形状、および数は変化する。アーチ状の内壁14によって規定される後ろ側の溝40、およびスクリーン16は、硬化可能な印象材を保持するかもしれないが、それを保持する目的ではなく、むしろトレー10の半径方向に沿った構造的な剛性を増加させるのが目的である。
他の実施例において、図Iaに示すように、リブ26は、実質的に長手方向106、実質的に横切る方向108、およびその両方に存在する。図Iaの実施例においては、さまざまな構造の、離れたリブのアレーを組み入れることが可能であることはすでに認識されているが、明らかにするために、さまざまなリブ構造をした2、3の典型的な実施例リブのみを示している。他の実施例においては、外壁12の外側壁面22および内壁14の外側壁面34の実質的に中心に沿った、すなわち分割線Lの実質的に直近に、リブ106、110の少なくとも1つが配置されている。更に他の実施例において、内壁14の内側壁面32と、内壁14の外側壁面34と、外壁12の内側壁面24と、外壁12の外側壁面22のうちの少なくとも1つの外側のエッジに沿って、少なくとも1つのリブ112が存在する。上述したように、リブは、縦の構造であれ横の構造であれ、トレー10の剛性を増すのに寄与し、壁はトレーの所望の剛性と妥協することなく充分に薄く作ることが出来る。
一実施例において、複数のリブ26が外壁12の内側壁面24および内壁14の内側壁面32にある代わり、またはそれに追加して、少なくとも1つのリブを、外壁12の外側壁面の上下のエッジ、および内壁14の外側壁面34の上下のエッジに設ける。
さらに他の実施例において、複数のリブ26が外壁12の内側壁面24および内壁14の内側壁面32にある代わり、またはそれに追加して、少なくとも1つのリブを、壁の長手方向に沿って、外壁12の外側壁面、および内壁14の外側壁面34に設ける。
なおさらなる実施例において、少なくとも1つのリブを、壁の分割線Lの実質的に中央に沿って、外壁12の外側壁面、および内壁14の外側壁面34に設ける。リブは、上記ではフルアーチに関して述べたが、それらは以下に述べる他のアーチ形態にも等しく適用できる。
普通以上に大きいハンドル18が、外壁12の外側壁面22に、例えば取り付けられ、または一体的に成形される。ハンドル18は、外壁の外側の壁面22から延伸するベース41と、ハンドル18の周縁46に沿ったランプ44を設けることによって形成され、例えば円形劇場に似た窪み42を含む。窪みは一般的にトレーを握りやすくする。他の例において、ランプ44はハンドルの周縁46に沿って延伸する、概略U形の構造をした、テーパー化された幅部を有するアーチ形の区域を含む。テーパー化された区域は、およそハンドル18の平らな区域48から始まり、それが半径方向外側に延伸するにつれて傾斜していく。ランプ44は、ユーザーがトレー10を握るのを容易にし、ランプの傾斜した区域はユーザーが握るための物理的な障害をもたらす。容易に明らかなように、同じランプ44はハンドル18の反対側にも設けられる。他の例示具体例において、前記ランプは水平面から約3度から30度の傾きを有する。一実施例において、ランプ44は、非直線的な傾斜または曲がった傾斜を有する。トレー10を吊り下げるため、またはそれを通して患者の識別情報、および/または他の個人情報を持ったタグまたはラベルを挿入するための、任意設置の穴43を設けても良い。
ハンドル18のベース部分41は、例えば外壁12にさらに構造的な剛性を加えるくらい充分に大きい。一実施例において、ベース部分41は、外壁12に付いている部分が内壁14の円弧面の約10%から約30%に相当する幅を有する。ハンドルはまた、その一部に患者の個人情報を記録するための、記入可能な面を設けても良い。記入可能な面は、ハンドルの他の部分から盛り上がっていても良いし、凹んでいても、または同一面でも良い。その部分は、一般的にはハンドルの他の部分と同じ材料である。それはまた、記入性を良くする、つまり情報の記録をし易くするために、別な処理またはコーティングがなされても良い。
一つの典型的な実施例において、患者が硬化可能な印象材を噛み下ろすときに最小限の曲がりまたは変形をするトレー10を作るために、トレー10は、ポリスチレン(Dow Chemical Company社から入手可能なSTYRON(登録商標)685D、またはSTYRON(登録商標) A-TECH(登録商標)のような);ポリエチレン、ポリプロピレン、およびポリブチレンのようなポリオレフィン;ポリエチレンテレフタレート、またはポリブチレンテレフタレートのようなポリエステル;ナイロン66wのようなポリアミド;アクリルポリマー;ポリ塩化ビニル;ULTEM(登録商標)のようなポリエーテルイミド;ポリカーボネートまたはポリカーボネートとポリブチレンテレフタレート、またはイソフタレートテレフタレートレゾルシン樹脂(すべてGE Plastics社から入手可能)との共重合体であるLexan(登録商標)プラスチックとの合成物であるXenoy(登録商標)樹脂のようなポリマー混合物のようなポリカーボネート(PC)混合物;ポリホルムアルデヒド(DERLIN(登録商標)として入手可能)、ポリアリルエーテルエーテルケトン(PEEK)、硫化ポリフェニレン、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリアセタールを含む他の固体材料;芳香族ポリエステル、または、芳香族ヒドロキシカルボキシル酸(例えばヒドロキシ安息香酸塩(剛性モノマー(rigid monomer))、ヒドロキシナフトアート(柔性モノマー(flexible monomer)))、芳香族ヒドロキシアミン、および芳香族ジアミン(米国特許第6,242,063、 6,274,242、 6,643,552、および 6,797,198号に例示され、その内容は参照によってここに含まれる)、末端無水物(terminal anhydride)基または横無水物(lateral anhydride)基を有するポリエステルイミド無水物(米国特許第6,730,377号に例示され、その内容は参照によってここに含まれる)、またはそれらの組み合わせを含むグループから選択される少なくとも1つの化合物を一成分として含む芳香族ポリエステルアミドのような液晶ポリマー、を含むいずれかのポリマーで作られる。
さらに、顔料、カーボン粒子、シリカ、ガラスファイバー、金属粒子または導電性ポリマーのような導電性粒子で充たされたポリマーであるエンジニアリングプリプレグ、またはエンジニアリング合成物のようなポリマー合成物のいずれか、またはそれらの混合物も用いられる。例えば、ポリカーボネートとABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)の混合物、ナイロン66wのようなポリアミドとガラスファイバー材料の混合物も使用できる。
一実施例において、外壁12および内壁14の壁厚は、例えば約1/32インチ(約0.8mm)から約1/4インチ(約6mm)、更なる例としては約1/16インチ(1.5mm)から約1/5インチ(約5mm)である。一般的に、リブの組み合わせ、その場所と配置、壁の厚みは、その製造に使用される材料の種類と共にそのすべてが、必要な剛性に寄与する。したがって、もしリブを戦略的に配置すれば、材料の選択は致命的なものにはならず、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリスチレン、またはポリプロピレンのようなポリマーおよび合成物をトレーの製造に使用することが出来る。実際、もしリブが戦略的に配置されれば、壁厚は剛性と妥協することなく実際に減らすことが出来る。さらに、外壁12を一つの材料で作り、内壁14を複合材で作るなどのように、トレーの異なった要素を作るのに異なった材料または合成物の組み合わせを使用しても良い。また、壁の厚みは壁全体を通して均一でなくても良い。一実施例においては、壁もエッジに向かってテーパー化されている。
一例示具体例において、トレー10は、内壁14、外壁12、およびハンドル18をスクリーン16と共に一体成形(co-molding)することで作られる。他の実施例において、トレー10は別々の上部トレー部分50と、下部トレー部分52から作られ、複数の留め金係合によって中心線Lに沿って一緒にスナップ係合される。さらなる実施例において、トレー10は別々の上部トレー部分50と、下部トレー部分52とから作られ、熱シールまたは接着剤を用いて一緒にくっつけられる。
ここで図2を参照すると、外壁14の後ろ側溝40の視点から、外壁12の内側の壁面24に向かって見たトレー10の後面図が、明確化のためにスクリーン16を取り除いて示されている。図から分かるように、内壁14の壁の寸法、つまり分離線Lから測った高さは、分離線Lから測った外壁12の壁寸法とは異なっている。図示のように、外壁12は内壁14よりも高い、つまり大きく、患者が硬化可能な印象材を噛み下ろしたときに硬化可能な材料が口からはみ出して外に流れ出ることがない。しかし、印象を取るときに、硬化可能な材料がいくらかは主たる溝20から後ろ側の溝40にオーバーフローすることは起こり得る。
図示してはいないが、トレー10は小さな人の全歯列を取るために比例的に小さく、または大きな人用には大きく作ることが出来る。
ここで図3を参照すると、トレー10の側面図が示されている。一つの典型的な実施例において、ハンドル18はその後ろの部分54でそのネック部分41よりも大きな幅を有する。当業者には容易に明らかなように、幅が広いのは、テーパー化された壁部分、つまりランプ44の追加された幅によるものである。外壁12の幅と比較して、後ろの部分54における幅は、例えば、外壁の約20%から約50%、更なる例として約25%から約35%の幅を有する。ネック部分41の幅は、例えば外壁の約10%から約40%、更なる例として約15%から25%である。
理論的検討を待つまでもなく、幅広いハンドル、例えばハンドルのネック部分の幅も、製作されるあらゆる印象の変形を最小化するようにトレーの剛性に寄与することが推測される。
ここで、図4を参照すると、歯列の3/4を取るための四分の三トレー(以後3/4トレー)56が示されている。3/4トレー56は、ハンドル18の中心線によって規定される平面の片側の外壁60と内壁62の一部が長手方向に沿って減少、つまり短くなっていることを除けば、図1〜3を参照して上述したフルアーチのトレー10と同様である。3/4トレー56は、上下の歯の片側全体と反対側の上下の第1二頭歯までの印象を取るよう構成されており、従って3/4トレーと名づけられる。このように、3/4トレーを作る上で内外壁の短くされる量、つまり部分は、歯列の片側全体と歯および反対側の第1二頭歯までの印象を取るのに必要なトレーの量に依存する。大きな人は小さな人よりはやはり大きな3/4トレーを必要とするであろう。3/4トレー56の外壁60、および内壁62は、スクリーン16のエッジで規定される直線58で実質的に終わる、または直線58に沿って並ぶ先端を有する。
ここで図5を参照すると、図4の3/4トレー56の上面図が示されている。一つの典型的な実施例によれば、ベース部分41は外壁60との取り付け部分で、外壁60のアーチ面の例えば約25%から約45%に等しい幅を有する。ハンドル18は、それ以外は図1〜3のハンドルと同様であり、ランプ44で規定される円形劇場、つまり窪み42を含む。一つの典型的な実施例において、壁の短くなった側の外壁60の端部または先端64も、図4に示すように、図1に示したテーパーと同様にテーパー化されている。
ここで図6を参照すると、患者の歯列の前側(門歯および犬歯)の印象を取る前側トレー66が示されている。前側トレー66は、外壁68および内壁70が起点72、または内外壁の先端から遠くへ延びていないことを除けば、図1を参照して上述したフルアーチトレー10と同様である。内外壁68、70のアーチの長さは、患者の歯列の前側をカバーするのに十分な量だけ起点72から延伸している。一つの典型的な実施例において、ハンドル18は図1〜3のハンドルと同じ大きさ構造であり、ここでも大きな人には大きな大きさ、小さな人には小さな大きさが必要とされる。
図6Aは、図6の前側トレー66の概略上面図である。示した図において、溝40にはスクリーン16は無く、これは後ろ側の溝を含む本発明のトリプルトレーを実施する代替の方法である。
図7は、患者の歯列の後部(二頭歯および臼歯)の印象を取るための後部用トレー74の等大の図である。図示した方向では、トレー74は患者の歯列の右側の後部の印象を取るように設計されている。同じトレーを上下反対にすることによって、患者の歯列の左側の印象を取るために使用できる。
トレー74は、プラスチックから作られる部分と金属から作られる部分を含む混成物でも良い。プラスチック部分は、上述したポリマー、あるいはポリマー合成物のいずれか、例えば、ポリスチレンまたは重量比40%のガラスファイバーを含むナイロン66wのような合成物を含む。金属部分は、構造的一体性を有する軽量の金属のいずれかであって、限定はしないが、アルミニウム、ステンレス鋼、マグネシウムおよびその合金、真鍮、銅、Ni/Ti合金のような合金、米国特許第6,682,661号、および米国特許出願第2004/0121283号に述べられ、その内容が参照によってここに含まれる、Liquid Metal Inc.社から入手可能なもののようなアモルファス金属のいずれか、またはそれらの組み合わせを含む。
金属部分は、図7および7cに示すように、第1の延伸部78と、曲がった部分80と、柱84を含む第2の延伸部82とを有する延伸したU形のフレーム76を含む。フレーム76の曲がり部80は、患者が噛んだときに第2または第3臼歯の後方の歯ぐきの間に適合するくらい充分薄い厚みを持った平らな部分または面を有する。
トレー74のポリマー部分は、図7および7aに示すように、ハンドル部18と、受け孔86と、保持壁88を含み、それらは、ここに例示する実施例においては一体的に鋳造または成形される単一の部品であるか、または別々に鋳造または成形されて一部品に組み立てられる。一つの典型的な実施例において、保持壁88は、ハンドル18に近い第1の部分90と、第1の部分90の反対側の第2の部分94を有する。第1の部分90は、保持壁88の中央部92からハンドル18の実質的に平らな部分48に向かってテーパーとなるテーパーエッジを含む。第2の部分94は、トレー74の、ユーザーに不快感を与える鋭利なエッジを除去または最小化する助けになるよう適応する曲線状のコーナーを有する。一つの典型的な実施例において、壁88はまた、後部の歯列に対応するためにわずかに曲がっている。
U形のフレーム76は、その柱84をプラスチックハンドル18の受け孔86に挿入することによって組み立てられる。柱84と受け孔86は、確実な結合のために留め金を取り入れることが出来る。あるいは、柱84は糊または接着剤を用いて受け孔86に固定される。他の実施例においては、U形のフレームとハンドル18は、例えばポリマースリーブをU形の金属フレームの部分に重ね成形(オーバーモールド)することで一体的に成形される。
一実施例において、U形のフレームの第1の延伸部78は、図11および12に示すようにポリマー部78aで覆われるか、または図7、8、または9に示すように、覆われない。
図7cは、トレーのポリマー部に取り付けられる前のU形のフレームの斜視図を示す。一つの典型的な実施例において、フレーム76は空洞であり、フレーム76の内側の面の長手方向に延伸するスリットまたは溝96を有する。スクリーン16がスリット96内に置かれ、スクリーンをフレームに固定するために挟み込まれる。代替の実施例において、フレーム76は、フレームが空洞でない、つまり中空でないように芯を有する。
図7cは、図7cに示すU形のフレーム76の第1の延伸部78の周りに嵌合するための、その長さ全体に渡る孔78bを含むポリマースリーブ78aの斜視図を示す。上述したように、アーチ部材78aは、U形のフレームとは別に形成されて、後で第1の延伸部78の少なくとも一部分に組みつけられても良いし、または、一体的に成形されても良く、例えば、第1の延伸部78の少なくとも一部分に重ね成形される。組み立てられた構造が図11および12に例示されている。
図7bに示すように、外被アーチ部材78aは、一体的に鋳造または成形された部品として例示されている壁78cも含む。一実施例において、保持壁78cは、端部の少なくとも一方に向かってテーパー化されている。
図11は、例えば図7で上述したものと同じ構造を持つ後部用トレーの一実施例の斜視図を示す。加えて、第1の延伸部78の少なくとも一部分がポリマースリーブ78aで覆われている。スリーブ78aは、一実施例において、上述したように第1の延伸部78と一体的に成形されても良く、保持壁78cを有する。他の実施例において、スリーブ78は保持壁78c、および第1の延伸部78が挿入される、その長さ全体に渡る孔78bとは別に作ることが出来る。
図12は、図11の実施例の上面図を示す。示された向きにおいて、保持壁88はU形のフレーム76の第2の延伸部94の曲がりに適合する曲がりを持っていることが示されている。一つの典型的な実施例において、保持壁88は、U形のフレーム76、またはU形のフレーム76の第2の延伸部94に物理的に取り付けられない。他の典型的な実施例において、保持壁88には、第2の部分94または中央部92をフレーム76に取り付けるための手段が含まれる。そのような手段は、糊、接着剤、または留め具を含む。
この実施例において、上述したように織られた、あるいは織られていないスクリーン材16は、ポリマー部分82およびポリマースリーブ78aの周辺のみで後部用トレーに取りつけられ、または結合される。ポリマースリーブ78aの自由端の方に、患者の生体情報を持った吊り下げラベル(図示せず)を受け入れるよう適した孔を有しても良い。
一つの典型的実施例において、ハンドル18は、前述したようにランプ44によって規定される窪みを含む。
ここで図8を参照すると、スクリーン16がU形のフレーム76に取り付けられているのが示されている。一つの典型的実施例において、フレーム76は、図7cにおいて述べたように、フレーム76は中空であり、フレーム76の内側の面の長さ全体に渡って延びるスリットまたは溝96を有する。スクリーン16が次にスリット96に配置され、スクリーンをフレームに固定するために挟み込まれる。代替の実施例において、フレーム76はフレームが空洞または中空でないように芯を含む。
一つの典型的実施例において、保持壁88も同様に、少なくともその中心線の部分に沿った隙間あるいはスリット98を含んでも良い。柱84をハンドル18の受け孔86に挿入することによってU形のフレームをハンドル18に組み込むときに、スクリーン16はスリット98の間をスライドする。本書面の他所で述べた他のトレーの実施例と同様に、保持壁88は複数の離れて配置されたリブ26を有する。
図9は後部用トレー74の上面図または正面図を示す。示した方向では、示すような保持壁88はU形のフレーム76の第2の延伸部94の曲がりに適合する曲がりを有する。一つの典型的実施例において、保持壁88はU形のフレーム76、またはU形のフレームの第2の延伸部94に物理的に取り付けられていない。他の典型的実施例において、保持壁88は、壁の第2の部分94または中央部92をフレーム76に取り付ける手段を取り入れる。そのような手段は、糊、接着剤、または留め具を含む。
一つの典型的実施例において、ハンドル18は、前述したようにランプ44によって規定される窪み区域42を含む。しかし、ハンドル18のベース部41は、いずれもが受け孔86を含むハンドルよりも僅かに狭い。全体として、トレー74は患者の後部の歯列を取るような大きさである。トレー74および本書面の他所で述べた他のトレーは、トレーの製造の過程で決定される銀、白、青、または他の色の仕上げ色を含ませることが出来る。前述したように、トレーは大きな人にも使用され、小さなトレーが小さな人に使用される。
U形のフレーム76は、前述したようにいずれかの金属または合金で作っても良い。一実施例において、U形のフレームは、コイニングまたはスタンピングのような何らかの衝撃力を用いて形成される平らなワイヤから作られる。平らなワイヤは、ポリマースリーブ78aが構造から欠落していても、患者の快適さのために平滑な表面を有するという付加的な利点を有する。他の実施例において、U形のフレームは鋳造または成形される。さらなる実施例において、U形のフレームは機械加工される。いくつかの実施例において、金属部品はあらゆる鋭利なエッジを最小化するためにバリ取りされる。
フルアーチに関するリブの説明やハンドル18のような他のトレー部材、およびトレーを成形するのに使用される別の材料の説明は、本書面の他所で述べたすべての他のアーチ形状や実施例に等しく適用可能である。また、本発明の例示具体例を幾分の特定性を持って述べてきたが、ここで述べた記述および図は限界を定めることを意図しておらず、当業者は本発明の趣旨および範囲から逸脱することなくここで述べた実施例に対してさまざまな改良が可能であること、また、すべてのそのような変形および改良は添付請求項の中に含まれるであろうことを理解するであろう。トレーの大きさ、リブの数、リブのスペース、さまざまな構造の傾斜またはテーパー、図7a、10、11に示すようなハンドルの孔の非存在、および使用されるスクリーンの種類を含み、本書面の他所で述べたトリプルトレーにさまざまな変更が可能である。したがって、本発明の趣旨および範囲から離れることなく、当業者による多くの代替および改良が可能である。
図1は、本発明の態様によって提供されるフルアーチのトレーの概略斜視図である。 図1aは、代替のリブ構成とともに示される、図1のフルアーチのトレーの概略斜視図である。 図2は、明確化のためにスクリーンを無くした、図1のフルアーチのトレーの概略後面図である。 図3は、図1のフルアーチのトレーの概略側面図である。 図4は、本発明の態様によって提供される四分の三アーチのトレーの概略斜視図である。 図5は、図4のトレーの概略平面図である。 図6は、本発明の態様によって提供される前部トレーの概略斜視図である。 図6Aは、後ろ側の溝のスクリーンが無い、図6の前部トレーの概略上面図である。 図7は、本発明の態様によって提供される後部トレーの概略斜視図である。 図7aは、図7のトレーの非金属部分の斜視図である。 図7bは、図7のトレーのスリーブ部の斜視図である。 図7cは、図7cのトレーの金属部分の斜視図である。 図8は、図7のトレーの別な視点からの概略斜視図である。 図9は、図7のトレーの概略平面図である。 図10は、孔の無いハンドルの斜視図である。 図11は、本発明の後部トレーの実施例の斜視図を示す。 図12は、本発明の図11のトレーの上面図を示す。

Claims (32)

  1. 歯列の印象を取るためのトリプルトレーであって、
    内壁と、
    外壁であって、該外壁に取り付けられたハンドルを有する外壁と、
    前記内壁と前記外壁の両方に接続され、少なくとも一つの溝を規定するスクリーンと、
    前記外壁の少なくとも一面および前記内壁の少なくとも一面に沿って位置された複数のリブとを有し、
    前記ハンドルは、前記ハンドルの平らな部分から前記ハンドルの周縁に向かって半径方向外向きの傾きを持ったテーパー面を有するテーパー化されたランプによって規定される窪みを備えることを特徴とするトリプルトレー。
  2. 前記複数のリブは、印象材による把持を容易にするために、前記外壁の内側壁面と前記内壁の内側壁面のうちの少なくとも一つに沿って配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のトリプルトレー。
  3. 歯列の印象を取るためのトリプルトレーであって、
    内壁と、
    外壁であって、該外壁に取り付けられたハンドルを有する外壁と、
    前記内壁と前記外壁の両方に接続されたスクリーンと、
    印象材による把持を容易にするために前記外壁の内側壁面および前記内壁の内側壁面に沿って位置された複数のリブとを有し、
    複数の開口が前記内壁の外側壁面から前記内壁の内側壁面を分離し、前記ハンドルは前記ハンドルの周縁近くに延伸する傾斜面を有するランプによって規定される窪みを含むことを特徴とするトリプルトレー。
  4. 前記内壁および前記外壁は歯列全体を捕捉するのを可能にするのに充分なくらい長いことを特徴とする、請求項1、2、または3に記載のトリプルトレー。
  5. 前記内壁および前記外壁は歯列の3/4を捕捉するのを可能にするのに充分なくらい長いことを特徴とする、請求項1、2、3、または4に記載のトリプルトレー。
  6. 前記複数のリブは、実質的に横切る方向に存在することを特徴とする、請求項1、2、または3に記載のトリプルトレー。
  7. 前記トレーの少なくとも一部分は、ポリマー、ポリマーアロイ、ポリマー合成物、またはそれらの組み合わせから出来ていることを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載のトリプルトレー。
  8. 前記複数のリブの少なくとも一つは、延伸する壁構造を有し、該延伸する壁構造は前記ハンドルによって規定される平面に垂直に配置されることを特徴とする、請求項7に記載のトリプルトレー。
  9. 前記スクリーンは、編まれたタイプの材料、編まれていないタイプの材料、およびそれらの組み合わせからなるグループの中から選択されることを特徴とする、請求項7または8に記載のトリプルトレー。
  10. 前記ハンドルは孔を有することを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載のトリプルトレー。
  11. 前記複数のリブの少なくとも一つは実質的に長手方向に存在することを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載のトリプルトレー。
  12. 前記テーパー化されたランプはU形の構造をしていることを特徴とする、請求項1または3に記載のトリプルトレー。
  13. 前記ハンドルは前記外壁と一体的に成形されていることを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載のトリプルトレー。
  14. 前記編まれたタイプの材料は、撚り結びされた材料であることを特徴とする、請求項9に記載のトリプルトレー。
  15. 前記複数のリブの少なくとも一つは延伸する壁構造を有し、該延伸する壁構造は前記ハンドルによって規定される平面に対してある角度を持って配置されることを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載のトリプルトレー。
  16. 前記外壁の外側壁面に少なくとも一つのリブをさらに有することを特徴とする、請求項1または3に記載のトリプルトレー。
  17. 前記内壁および前記外壁は、歯列の門歯および犬歯の部分のみを捕捉するのを可能にするのに充分な長さであることを特徴とする、請求項1または3に記載のトリプルトレー。
  18. 前記ポリマーは、ポリアミド、ポリスチレン、ポリホルムアルデヒド、ポリアリルエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)、PC混合物、硫化ポリフェニール、アクリルポリマー、アクリロ二トリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリアセタル、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエーテルイミド、液晶ポリマー、およびそれらの組み合わせからなるグループの中から選択されることを特徴とする、請求項7に記載のトリプルトレー。
  19. 前記ハンドルの少なくとも一部分は書き込み可能であることを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載のトリプルトレー。
  20. 前記複数のリブは、前記外壁の内壁に沿って実質的に均等に離れていることを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載のトリプルトレー。
  21. 前記ハンドルは、情報の表記を有することを特徴とする、請求項19に記載のトリプルトレー。
  22. 前記ハンドルは、前記外壁と一体的に成形されていることを特徴とする、請求項1または3に記載のトリプルトレー。
  23. 歯列の印象を取るためのトリプルトレーであって、
    第1の延伸部と、曲がった部分と、第2の延伸部と、柱とを有する金属フレームと、
    プラスチックハンドルであって、保持壁と、受け孔と、前記ハンドルの周縁に沿って延びる傾斜面を有するランプによって規定される窪みとを有するプラスチックハンドルと、
    スクリーンとを含み、
    前記柱は前記ハンドルの前記受け孔に受け止められることを特徴とするトリプルトレー。
  24. 前記スクリーンは、前記金属フレームの前記第1の延伸部と、前記曲がった部分と、前記第2の延伸部に取り付けられて上部の溝と下部の溝を規定することを特徴とする、請求項23に記載のトリプルトレー。
  25. 前記スクリーンは、前記金属フレームの前記第1の延伸部と、前記第2の延伸部に取り付けられて上部の溝と下部の溝を規定することを特徴とする、請求項23に記載のトリプルトレー。
  26. 前記金属フレームの前記第2の延伸部が、前記保持壁に固定されていることを特徴とする、請求項23、24、または25に記載のトリプルトレー。
  27. 前記保持壁がスリットを有することを特徴とする、請求項26に記載のトリプルトレー。
  28. 前記金属フレームの前記第1の延伸部が第2の保持壁に固定されていることを特徴とする、請求項23から27のいずれかに記載のトリプルトレー。
  29. 前記第2の保持壁が前記第1の延伸部の少なくとも一部分を覆うポリマースリーブの一部分を有することを特徴とする、請求項28に記載のトリプルトレー。
  30. 前記金属フレームが、アルミニウム、ステンレス鋼、マグネシウム、真鍮、銅、ニッケル/チタン合金、またはそれらの組み合わせからなるグループの中から選択される材料で作られていることを特徴とする、請求項23から29のいずれかに記載のトリプルトレー。
  31. 前記第1の延伸部の前記少なくとも一部分が前記ポリマースリーブで重ね成形されていることを特徴とする、請求項30に記載のトリプルトレー。
  32. 前記スクリーンが前記ポリマースリーブに固定されていることを特徴とする、請求項29、30または31に記載のトリプルトレー。
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