JP2008506668A - 3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2h−1−ベンゾピラン−2−オンの長時間放出型調製物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オン又はその製薬学的に許容され得る塩もしくは該その製薬学的に許容され得る塩の水和物の長時間放出型調製物に関する。本発明はさらに、これらの長時間放出型調製物の調製ならびに障害、特に痛み及びうつ病、不安及び運動障害のようなCNS障害の予防又は処置におけるそれらの使用に関する。

Description

本発明は、化合物3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オン又はその製薬学的に許容され得る形態の長時間放出型調製物(extended
release formulation)に関する。本発明は、さらに、これらの長時間放出型調製物の調製ならびにCNS障害及び痛みのような障害の予防又は処置におけるそれらの使用に関する。
3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンは特許文献1(実施例8)に開示されており、不安及びうつ病のようなCNS障害の処置において用いられ得る選択的5HT1Aアゴニスト及び5HT1Dアンタゴニストである。化合物は以下の構造を有する:
Figure 2008506668
上記の適応症における該化合物のさらなる開発の間に、即時放出型調製物として投与されると、化合物は意図される臨床的投薬量範囲で重症の吐気及び嘔吐の高い発生率の重大な欠点を有することが明らかになった。
欧州特許第0650964号明細書
吐気及び嘔吐に関して見られる発生率は、化合物の経口用調製物のさらなる開発のためには禁止的なものであったので、本発明の目的はこの問題のための解決案を与えることである。
この目的は、本発明に従い、3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オン又はその製薬学的に許容され得る塩の長時間放出型調製物により達成することができる。
本発明の枠内で且つヨーロッパ薬局方に従い、長時間放出型調製物(あるいはまた持続放出型調製物(prolonged release formulations)と命名される)は、活性物質の放出及び続くその吸収が、同じ経路により投与される通常の非改変(即時−放出型)投薬形態物と比較して延長されている改変放出型投薬形態物と定義される。改変放出型調製物は、活性物質の放出の速度及び/又は場所が同じ経路により投与される即時放出型調製物のそれらと異なる調製物と定義される。即時放出型調製物の場合、活性物質の75%より多くが45分以内に放出される。本発明に従う経口用長時間放出型調製物の場合、活性物質の最高で40%、そして好ましくは20%以下が45分以内
に放出され、最高で20時間まで放出を延長することができる。
いくつかの5HT1Aアゴニスト、すなわちブスピロン(buspirone)及びゲピロン(gepirone)は、1−2(2−ピリミジニル)ピペラジン(1−PP)の生成に導く急速な代謝と関連する低い臨床的有効性及び副作用を有する。この問題は国際公開第98/42344号パンフレットに従い、前−胃吸収(pre−gastric absorption)を与える迅速−分散性投薬形態物の使用により解決することができる。他の解決案はピンドロールのような5HT1A常染色体受容体アンタゴニストの同時投与(米国特許第6,312,717号明細書)又は長時間放出型調製物の使用(米国特許第5,478,572号明細書)である。
3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンが全体的に異なる構造の種類に由来するという事実のために、この化合物の副作用は急速な代謝及び/又は多量の1種の主な代謝産物の生成と関連しない。
国際公開第96/09815号パンフレットは、一般に「長鎖アミロース」と示される特別なデンプン賦形剤の薬剤の制御放出型調製物の調製のための使用を記載し、副作用を減少させるため及び一般に薬剤の低い投薬量を実現するために制御放出型調製物を使用できることを示した。しかしながら、吐気及び嘔吐の減少のためならびに投薬量を増加させるために制御放出型調製物を使用できるという指示はない。
3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンは、不安、うつ病、痛み及び運動障害の処置及び/又は予防において有用であることが知られ、種々の塩の形態で投与することができる。それは広い投薬量範囲に及んで有効である。本発明の枠内で「治療的に有効な量」という用語は、特定の疾患の不利な症状を減少させることができる量を指す。好ましい投薬量は1日当たり約0.01〜約20mgの範囲内である。成人の処置においては、1回又は分割された投薬量における約0.1〜約5mgの範囲が特に好ましい。最も好ましい投薬量は毎日0.5〜2.5mgである。しかしながら本発明に従って投与される化合物の特定の投薬量は、体重、年令、症状の重度及び患者のそれぞれの反応を含むその事例を取り囲む特定の状況により決定され、投与の経路にも依存するであろう。従って上記の投薬量範囲は、本発明の範囲を制限することを全く意図していない。
種々の方法で3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンを投与することができる。本発明は経口用長時間放出型調製物に関する。実施例8に示す通り、経口用長時間放出型調製物の使用は、即時放出型調製物と比較して吐気及び嘔吐の発生率を低下させる。長時間型製薬学的組成物の製造のための当該技術分野において既知のいずれの方法に従っても、経口用長時間放出型調製物を調製することができる。
調製物は、いずれの長時間放出型投薬形態物であることもできる。1つの態様において、調製物は錠剤であることができ、それは製薬学的に許容され得る賦形剤、例えば下記に記載されるようなゲル化剤、結合剤(例えばデンプン、アラビアゴム、ゼラチン)、滑沢剤(例えばステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ナトリウムステアリルフマレート(Pruv)、ベヘン酸グリセロール(Compritol)、タルク)、滑り剤(例えばコロイド二酸化ケイ素(Aerosil))及び不活性希釈剤(例えばリン酸カルシウム、リン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、マンニトール、ラクトース及びエチルセルロース)、着色剤、酸化防止剤、風味剤、甘味剤ならびに防腐剤との混合物において活性成分を含有することができる。さらに別の態様において、長時間放出型調製物は軟質ゼラチン又は硬質ゼラチンカプセルであることもでき、その場合活性成分は長時間放出分布を生ずる補助材料と混合されるか、あるいはコア上に噴霧され、続いて長時間放出を生ずる材料でコーティングされる。さらなる補助材料は、液体パラフィン、ピーナツ油又はオリーブ油のような油性媒体あるいは固体脂肪もしくはワックス類(例えば水素化ひまし油又はトリグリセリド類)、カオリン、炭酸カルシウム又はリン酸カルシウムのような不活性固体希釈剤であることができる。
セルロースエーテルは当該技術分野において周知であり、製薬銘柄で親水性及び疎水性ポリマーとして、且つこれらのセルロースエーテルの溶液の種々の粘度を生ずる種々の平均分子量で入手可能である。本特許出願の目的のために、親水性ポリマーを2%w/w水溶液中のそれらの粘度により低粘度(約1000mPasより低い)、中粘度(約1000mPas〜約10,000mPas)及び高粘度(約10,000mPasより高い)と特性化することができる。
本発明において用いられ得る親水性ヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマー(HPMC’s)は、Dow Chemical Co.からMethocelの商標名の下に、及びShin EtsuからMetoloseの商標名の下に、種々の粘度等級で入手可能である。
低粘度ポリマーの例はMethocel E5、Methocel E−15LV、Methocel E50LV、Methocel K100LV及びMethocel F50LVであり、それらの2%水溶液は25℃においてそれぞれ5mPas、15mPas、50mPas、100mPas及び50mPasの粘度を有する。
中粘度HPMC’sの例はMethocel E4M及びMethocel K4Mであり、それらの2%水溶液は25℃において4000mPasの粘度を有する。
高粘度HPMC’sの例はMethocel K15M及びMethocel K100Mであり、それらの2%水溶液は25℃において15,000mPas及び100,000mPasの粘度を有する。
本発明に従う調製物の好ましい態様において、低粘度HPMCと中粘度HPMCの組み合わせが長時間放出型錠剤の調製に用いられる。5mPasの粘度を有するHPMCと4000mPasの粘度を有するHPMCの組み合わせを使用することが最も好ましい。
HPMCの次に、錠剤の性質、例えば強度及び摩損度を向上させるために充填剤結合剤材料を錠剤調製物に加えることができる。好ましくは、薬剤放出に全く又は限られた影響しか有していない充填剤結合剤材料が選ばれる。該材料の例はエチルセルロース(EC)又はリン酸カルシウムである。
本発明のさらにもっと好ましい第1の態様において、低粘度HPMCと中粘度HPMCの組み合わせが用いられる。中粘度HPMCと低粘度HPMCの間の比率は100:1〜10:1、好ましくは20:1〜15:1、そして最も好ましくは約17:1である。
本発明の第2の好ましい態様において、一般に「長鎖アミロース」と示される特別なデンプン賦形剤が用いられる。この型の材料は特許、国際公開第96/09815号パンフレットに記載されており、乾燥物質に基づいて少なくとも10重量%の長鎖アミロース(少なくとも100の重合度(DP)を有する)の含有率、最高で25重量%の冷水−溶解度及び少なくとも1m/gの比表面積を特徴とする。より好ましい材料は、乾燥物質に基づいて20〜80%の長鎖アミロースの含有率(w/w)を有し、さらにもっと好ましい材料は乾燥物質に基づいて50〜70%(w/w)の長鎖アミロースの含有率を有する。本発明において用いられるべき最も好ましい長鎖アミロースは、少なくとも6m/gの比表面積及び乾燥物質に基づいて少なくとも60重量%の長鎖アミロースの含有率を有することを特徴とする。本発明の枠内で、冷水により約15〜約25℃の温度を意味する。
また第2の好ましい態様において、結合剤(例えばデンプン、アラビアゴム、ゼラチン)、滑沢剤(例えばステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ナトリウムステアリルフマレート(Pruv)、ベヘン酸グリセロール(Compritol)、タルク)、滑り剤(例えばコロイド二酸化ケイ素(Aerosil))及び不活性希釈剤(例えばマンニトール及びラクトース)、着色剤、酸化防止剤、風味剤、甘味剤ならびに防腐剤のような他の補助材料。
以下の実施例はさらに本発明をもっと詳細に例示することのみを目的とし、従ってこれらの実施例は全く本発明の範囲を制限するとはみなされない。
実施例1.3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オン及びその一塩酸一水和物の合成
段階1:ニトロ化
Figure 2008506668
3.75リットルの酢酸(98%)中の1.0モルの5−ブロモ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(1)の溶液が、混合物を約60℃に加熱すると形成された。1.5モルの濃硝酸(137g=97ml)を約1時間内にゆっくり加えた。添加の完了後、65℃でさらに10分間攪拌を続けた。次いで溶液を45℃に冷却し、4リットルの水の添加により生成物を沈殿させた。少なくとも3時間攪拌した後、生成物をフィルター上に集め、母液のpHが約6となるまで水で洗浄した。材料を遠心により可能な限り乾燥した。粗生成物を還流及び攪拌下で800mlのアセトン中に溶解した。蒸留により400mlのアセトンを除去した。20℃に冷却した後、混合物を3時間攪拌した。沈殿をフィルター上に集め、石油エーテル40〜65℃で洗浄した。固体を空気流中で40℃において終夜乾燥した。最後に粗生成物(2)をアセトンから再結晶させ、NMR分析により示される98%の純度を有する最終的生成物を与えた。
5−ブロモ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(1)は、その特徴的な化学シフトδ
9.84ppmにより同定された;5−ブロモ−2−ヒドロキシ−3−ニトロベンズアルデヒド(2)は、δ 10.4ppmの特徴的な化学シフトを有した。この段階の全体的な収率は約60%であった(粗原料に基づく粗生成物(crude on crude)。
段階2:エルレンマイヤー縮合
Figure 2008506668
1.0モルの5−ブロモ−2−ヒドロキシ−3−ニトロベンズアルデヒド(2)、1.0モルのN−アセチルグリシン及び1.0モルの無水酢酸ナトリウムの混合物に、800mlのN−メチル−2−ピロリドンを加える。混合物を攪拌し、50℃に加熱した。次いで2.2モルの無水酢酸を約30分内に反応容器中に流し込んだ。反応混合物を100℃に加熱した。加熱の間に反応混合物はしばらくの間均一になった;すぐ後に固体が生成し、攪拌をやっかいにした。100℃で4時間加熱した後、混合物を80℃に冷却し、1,100mlの酢酸(98%)を加えた。その後、混合物の攪拌は容易であった。次に、混合物を室温に冷却し、60分間攪拌した。沈殿をフィルター上に集め、625mlの酢酸(80%)で2回、900mlの水で5回及び300mlのアセトンで1回洗浄した。生成物を空気流中で40℃において24時間乾燥し、それはNMR分析により示される98%の純度を有した。
5−ブロモ−2−ヒドロキシ−3−ニトロベンズアルデヒド(2)はδ 10.4ppmの特徴的なシフトを有した;N−(6−ブロモ−8−ニトロ−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−イル)アセトアミド(3)の特徴的な化学シフトはδ 8.72ppmであった。この段階の全体的な収率は約80%であった(粗原料に基づく粗生成物)。
段階3:還元
Figure 2008506668
1.0モルのN−(6−ブロモ−8−ニトロ−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−イル)アセトアミド(3)、50gの炭素ペースト(61%の水を含有する)上の10%パラジウム、1.0モルの炭酸カリウム及び15リットルのエタノールの混合物を60℃に加熱した。この温度で、1400rpmにおいて4バールの過圧で水素を用い、出発材料を還元した。反応の完了後(1時間)、濾過助剤を用いる濾過により触媒を除去し、4.5リットルのメチルエチルケトン(MEK)で洗浄した。濾液を2リットルに濃縮し、2.3リットルのMEKを加えた。溶媒をエタノールからMEKに交換するために、2リットルの溶媒混合物を常圧で蒸留し、2リットルのMEKを加えた。これを4回繰り返した。次いで5リットルのMEK及び2.6リットルの水を加え、混合物を攪拌した。層を分離させた。上層を常圧で約3.5リットルに濃縮した。残留物を25℃に冷却した。この冷却の間に生成物が結晶化した。次いで混合物を−10℃に冷却し、2時間攪拌した。固体を濾過し、800mlのヘキサンで3回洗浄した。生成物を一定の重量になるまで乾燥した(50℃,20cmHg,N)。
N−(6−ブロモ−8−ニトロ−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−イル)アセトアミド(3)はδ 8.72ppmの特徴的な化学シフトを有した;N−(8−アミノ−2−オキソ−2H−1−ベンゾ−ピラン−3−イル)アセトアミド(4)のそれはδ 8.55ppmであった。この段階の全体的な収率は約70%であった(粗原料に基づく粗生成物)。
段階4:ピペラジン環の形成
Figure 2008506668
2.5リットルのモノクロロベンゼン、1.0モルのN−(8−アミノ−2−オキソ−2H−1−ベンゾ−ピラン−3−イル)−アセトアミド(4)及び1.2モルのビスクロロエチルアミン塩酸塩の混合物を窒素下で加熱還流した。モノクロロベンゼンの一部(0.5リットル)を蒸留した。この混合物を10日間還流させた。HPLCにより反応を追跡した。反応後、混合物を20℃に冷却し、終夜攪拌した。固体生成物をフィルター上に集め、360mlのモノクロロベンゼンで1回及び360mlのエタノールで3回洗浄した。生成物を真空中で50℃において乾燥した。
粗生成物の半分を3リットルの水中に溶解した。18gのCelite及び50gの木炭の添加後、混合物を室温で1時間攪拌した。濾過の後、水の蒸留により溶液を濃縮した。一方で、粗生成物の第2の半分を上記の通りに処理した。合わせた水溶液の合計体積が約1.5リットルになったら、蒸留を止め、混合物を室温に冷却した。次いで125gの重炭酸ナトリウムを分けて加えた。15℃で1.5時間攪拌した後、生成する沈殿をフィルター上に集めた。360mlの水及び270mlのエタノールで2回洗浄した後、生成物を真空中で50℃において乾燥した。
N−(8−アミノ−2−オキソ−2H−1−ベンゾ−ピラン−3−イル)−アセトアミド(4)はδ 8.55ppmの特徴的な化学シフトを有した;N−(8−(1−ピペラジニル)−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−イル−)アセトアミド(5)のそれはδ 8.57ppmであった。この段階の全体的な収率は約50%であった(粗原料に基づく粗生成物)。
段階5:アミド加水分解
Figure 2008506668
2.9リットルの濃塩酸を室温で、1.0モルのN−(8−(1−ピペラジニル)−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−イル−)アセトアミド(5)及び1.4リットルの無水エタノールの懸濁液に約10分内に加えた。この添加の間に温度は40℃に上昇した。添加後、混合物を50℃の温度で1.5時間攪拌した。混合物を20℃に冷却し、結晶化が始まった後、1.4リットルの無水エタノールを加えた。次いで混合物を20℃で1時間及び0℃で2時間攪拌した。濾過により結晶を単離し、0.6リットルのアセトンで2回洗浄した。単離された生成物を真空中で乾燥した(40℃,200mmHg,N,24時間)。
N−(8−(1−ピペラジニル)−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−イル−)アセトアミド(5)はδ 8.57ppmの特徴的な化学シフトを有した;3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オン(6)の三塩酸塩はδ 6.77の特徴的な化学シフトを有した。この段階の全体的な収率は約85%であった(粗原料に基づく粗生成物)。
段階6:部分的中和
Figure 2008506668
3.5リットルのエタノール中の1.0モルの三塩酸塩(6)の懸濁液に、2.8リットルの水中の2.2モルの重炭酸ナトリウムの溶液を約30分内に加えた。温度は20℃〜25℃であった。次いで懸濁液を3時間攪拌した。反応混合物を濾過し、続いて1.1リットルの水、1.1リットルのエタノール及び1.1リットルのヘキサンで洗浄した。単離された粗生成物を真空中で乾燥した(40℃,200mmHg,N,24時間)。
乾燥された生成物(1モル)を還流温度に加熱することにより9リットルのメタノール中に溶解した。溶液は完全に透明にはならなかった。20℃に冷却した後、混合物を濾過した。300mlの水及び150mlのメタノールを濾液に加え、その後約3リットルの溶媒混合物を常圧で蒸留した。別の1モルの乾燥された生成物を用いて全手順を繰り返した。次いで合わせた画分を、蒸留により約12リットルの体積に濃縮した。6リットルのエタノールを加えた後、溶媒混合物の6リットルを常圧において蒸留により除去した。次いで混合物を0℃に冷却し、2時間攪拌した。沈殿をフィルター上に集め、750mlのアセトンで2回洗浄した。生成物を真空下で乾燥し(40℃,200mmHg,N,24時間)、その後磨砕及び必要な場合には超微粉砕により均一化した。
3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オン(6)の三塩酸塩はδ 6.77ppmの特徴的な化学シフトを有した;最終的生成物、3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オン一塩酸一水和物のそれはδ 6.7ppmであった。この段階の全体的な収率は約85%であった(粗原料に基づく粗生成物)。
3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オン一塩酸一水和物は分子式C1318ClN及び299.5の分子質量を有した。純粋な生成物(99.8%,NMR)は、白から黄色がかった粉末であった。そのクロリド含有率は、滴定により決定すると11.7%(質量対質量)であった。Karl Fisher水検定滴定により決定されるその水含有率は6.5%(質量対質量)であった。
実施例2.3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの長時間放出型調製物の調製(HPMCに基づく)
以下の方法に従って0.50及び0.75mgの濃度(strengths)を有する錠剤を製造した(必要な量を表1に示す)。
ヒドロキシプロピルメチルセルロース(I)を篩別し、必要なら水で湿らせ、顆粒化した。この顆粒状材料を乾燥し、破壊した。必要な量の3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オン(塩酸塩の一水和物として)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(II)及びエチルセルロースを必要なら篩別し、篩別された顆粒と混合した。コロイド状無水シリカ及びベヘン酸グリセリルを必要なら篩別し、顆粒状混合物と混合した。この最終的な顆粒状材料を約120mgの錠剤に圧縮した。表2に示される組成を有する生成物を充填し(packed)、試験した。実施例3に記載する二重盲検研究のための材料を得るために、錠剤をカプセル中に充填した:1個のカプセル中に1個の0.50mg錠剤又は1個のカプセル中に0.50mg及び0.75mg錠剤の組み合わせ。
Figure 2008506668
Figure 2008506668
実施例3.3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの長時間放出型調製物の調製(長鎖アミロースに基づく)
3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オン(塩酸塩の一水和物として)を表3に示す組成に従って、国際公開第96/09815号パンフレットに記載されている、乾燥物質に基づいて少なくとも60重量%の長鎖アミロースの含有率、最高で10重量%の冷水溶解度及び少なくとも6m/gの比表面積を特徴とする特別な長鎖アミロースならびにベヘン酸グリセリルと乾燥混合した。混合は、すべての成分を含有するターボミキサー(turbula mixer)において30分間行なわれた。この混合物を乾燥顆粒化し、diaf TM20錠剤成形機上で、6.5mmの直径及び150Nより高い圧縮強さを有する120mgの錠剤に圧縮した。錠剤は800マイクログラムの3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンを含有した(塩基として計算される)。他の実験において、錠剤の量的組成を表3に従って変更した。この組成物を5.0mmの直径及び150Nより高い圧縮強さを有する70mgの錠剤に圧縮した。この場合も錠剤は800マイクログラムの3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンを含有した(塩基として計算される)。
Figure 2008506668
実施例4.3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの即時放出型調製物の調製
以下の方法に従って0.10、0.20及び0.50mgの濃度を有するカプセルを製造した(必要な量を表4に示す)。
マンニトールの約95%をミキサー中で攪拌した。必要な量の3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オン(塩酸塩の一水和物として)をマンニトールの残りと混合し、次いでミキサー中のマンニトールと混合した。ベヘン酸グリセリル及びナトリウムデンプングリコレートを混合物に加え、混合した。この最終的な粉末混合物を、封入機上でサイズ番号2のカプセル中に充填した。カプセルの充填重量は約240mgであるが、粉末混合物中の3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの含有率に依存して調整することができる。表5に示される組成を有する生成物を充填し、試験した。
Figure 2008506668
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実施例5.実施例2で製造される3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの長時間放出型錠剤の試験管内溶解
USP装置 IIで、放出媒体としてpH4.7の水性緩衝液及び75rpmのパドルの回転速度を用いて6個の錠剤の試験管内溶解研究を行なった。表6はこの試験の結果を示す(図1にも描かれる)。
Figure 2008506668
実施例6.実施例3で製造される3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの長時間放出型錠剤の試験管内溶解
USP装置 IIで、放出媒体としてpH4.7の水性緩衝液及び75rpmのパドルの回転速度を用いて6個の錠剤の試験管内溶解研究を行なった。表7はこの試験の結果を示す(図2にも描かれる)。
Figure 2008506668
実施例7.実施例4で製造される3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの即時放出型錠剤の試験管内溶解
USP装置 IIで、放出媒体としてpH4.7の水性緩衝液及び75rpmのパドルの回転速度を用いて6個の錠剤の試験管内溶解研究を行なった。表8はこの試験の結果を示す。
Figure 2008506668
実施例8.即時放出型調製物の適用との比較における長時間放出型調製物の適用後の吐気及び嘔吐の発生率
18〜43才の年令範囲内の健康な男性のボランティアに、3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンを実施例4に従って製造される即時放出型(IR)調製物として、又は実施例2に従って製造される長時間放出型(ER)錠剤として、1回及び複数回投薬研究において与えた。合計で156人の被験者から104人は3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの1種もしくはそれより多い1回投薬を受け、52人の被験者はその複数回投薬を受けた。複数回投薬研究において、3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンは7日間投与された。1回及び複数回投薬から後の一定の間隔で、誘導尋問でない質問を用いて不利な事項の情報を評価した。
即時放出型調製物の場合に最も頻繁に報告される不利な事項の1つであった1回投薬の後の吐気の発生は、0.4mgの3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの1回投薬以降に報告された。嘔吐は、吐気を報告した被験者の大体半分において起こった。予測される臨床的投薬量範囲は、毎日0.5〜2.5mgである。結局、許容度(tolerance)の問題は、いずれかの有効性を実現するために十分に多量に即時放出型調製物を患者に投薬できることを妨げ得る。
表9及び10は、長時間放出型調製物の使用がよりずっと少ない吐気及び嘔吐の報告に導くことを明らかに示す。また、これらの症状が起こる前により高い投薬レベルを与えることができる。
IR調製物として与えられる0.4、0.6及び0.8mgの3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの1回投薬の後に吐気を報告する被験者のパーセンテージはそれぞれ8%、16%及び50%であったが、嘔吐に関してこれらの数字はそれぞれ6%、4%及び17%であった。しかしながらER調製物としての0.5及び1.25mgの1回投薬の後、これらの数字は吐気に関してそれぞれ0%及び11%であり、嘔吐に関しては両投薬レベルの後に0%であった。
複数回投薬の後、類似の病像(picture)が見られる。IR調製物として1日1回の0.4、0.8及び1.2mgの3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの複数回投薬後に吐気を報告する被験者のパーセンテージはそれぞれ17%、75%及び50%であったが、1.25mgのER調製物の投薬後には吐気が報告されず、2.5mgのER錠剤の後に33%であった。示されている最も高い投薬レベル(1.25mgER)における場合を除き、これらの投薬管理において嘔吐は見られなかった。
Figure 2008506668
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結局、3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの長時間放出型調製物は、即時放出型調製物よりずっと少ない吐気及び嘔吐を伴うと言うことができる。結果として、長時間放出型調製物を用い、より高い投薬レベルの3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンを与えることができる。
実施例2において製造される3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの長時間放出型錠剤の試験管内溶解を示すグラフ。 実施例3において製造される3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オンの長時間放出型錠剤の試験管内溶解を示すグラフ。

Claims (11)

  1. 3−アミノ−8−(1−ピペラジニル)−2H−1−ベンゾピラン−2−オン又はその製薬学的に許容され得る塩又は該その製薬学的に許容され得る塩の水和物の長時間放出型調製物(extended release formulation)。
  2. 該製薬学的に許容され得る塩が一塩酸塩であることを特徴とする請求項1に従う長時間放出型調製物。
  3. 該水和物が一水和物であることを特徴とする請求項1又は2に従う長時間放出型調製物。
  4. 調製物が
    a)請求項1〜3に記載の活性成分;
    b)親水性セルロースエーテル又は2種もしくはそれより多い親水性セルロースエーテルの混合物
    を含んでなることを特徴とする請求項1〜3に従う長時間放出型調製物。
  5. 該1種、2種もしくはそれより多い親水性セルロースエーテルが1種もしくはそれより多いヒドロキシプロピルメチルセルロースであることを特徴とする請求項4に従う長時間放出型調製物。
  6. 調製物が低粘度ヒドロキシプロピルメチルセルロース及び中粘度メチルヒドロキシ−プロピルセルロースの混合物を含んでなることを特徴とする請求項5に従う長時間放出型調製物。
  7. 調製物が
    a)請求項1〜3に記載の活性成分;
    b)少なくとも100のDPを有する長鎖アミロースの乾燥物質に基づいて20〜80重量%の含有率、最高で25重量%の冷水−溶解度及び少なくとも1m/gの比表面積を特徴とするデンプン賦形剤
    を含んでなることを特徴とする請求項1〜3に従う長時間放出型調製物。
  8. 該デンプン賦形剤中の長鎖アミロースの含有率が乾燥物質に基づいて50〜80重量%であることを特徴とする請求項7に従う長時間放出型調製物。
  9. 該デンプン賦形剤中の長鎖アミロースの含有率が乾燥物質に基づいて少なくとも60重量%であることならびに比表面積が少なくとも6m/gであることを特徴とする請求項8に従う長時間放出型調製物。
  10. CNS障害又は痛みの処置用の薬剤の製造のための請求項1〜9に従う調製物の使用。
  11. CNS障害がうつ病、不安及び運動障害より成る群から選ばれることを特徴とする請求項10に従う使用。
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