JP2008502860A - 強化された電機子を有する小型のフォースモータを内蔵したサーボバルブ - Google Patents

強化された電機子を有する小型のフォースモータを内蔵したサーボバルブ Download PDF

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Abstract

サーボバルブが、メイン流体チャンバに内蔵され、2つのノズル間で直に動作して、2つのポート内に圧力差を生成するための小型フォースモータを有する。その小型フォースモータは、磁気的な向きが対向する2つの円環状磁石と、電機子ベースと、各電機子シャフト端においてパイロットステージバルブを形成するために接続するパイロット端を有する電機子シャフトに結合される、磁性材料のポペット端とを含む。電機子シャフトは、磁石、電機子ベース及びポペット端内の中心穴を貫通して延在し、各端部においてベアリング素子と係合し、それにより電機子が横方向に運動することができるようにする。2つの弾性部材が、電機子アセンブリに復元力を与える。ガイド/ストッパが、整形された磁性表面を有し、磁路を制御し、力対ストロークを直線化し、且つ電機子の比例ストロークを増やす。

Description

本発明は包括的にはサーボバルブに関し、より詳細には、小型及び低コストを維持しながら、より耐久性のあるフォースモータを内蔵した油圧式サーボバルブ構造に関する。
[優先権の恩典及び関連出願の相互参照]
本特許出願は本出願人による以下の係属中の米国特許出願に関連する。
米国特許法第119条(e)に基づき先行する出願日の利益を主張する、2004年6月14日付出願の仮出願第60/578,695号「Miniature Force Motor Embedded Pilot Stage for Servo Valve」。
米国特許法第119条(e)に基づき先行する出願日の利益を主張する、2004年12月16日付出願の仮出願第60/636,657号「Servo Valve with Embedded Miniature Force Motor with Improved Armature」。
米国特許法第119条(e)に基づき先行する出願日の利益を主張する、2004年12月16日付出願の仮出願第60/636,606号「Servo Valve with Embedded Miniature Force Motor with Stiffened Armature」。
[背景情報]
サーボバルブは、電磁制御を用いる油圧システムにおいて用いられる種類のデバイスである。典型的には、電磁ステージがパイロットステージから分離され、パイロットステージは、より大きな表面積に差圧を印加することによって、より大きなバルブを動かすように作用することができる、圧力差がある流体の流れを生成するために用いられる。サーボバルブを利用する油圧システム全体に電子フィードバック制御をかけることができるように、電磁ステージが用いられる。電磁ステージは典型的には、ソレノイド、トルクモータ、又はフォースモータ構造である。ソレノイドの場合、力を印加することによって、円筒形素子がソレノイドコイルの中に移動し、電源が断たれるときに、ばねの復元力を用いて、その円筒形素子がコイルの外に移動する。その構造に永久磁石を追加することによって、線形フォースモータを構成することができ、それにより、電機子が、低い入力電力で両方向に電気的に駆動されるようになる。
サーボバルブシステムにおいて用いられるフォースモータのための現在の工業的設計は、1つの永久磁石と、1組のコイルとを用いて、2つの空隙において磁界を重ね合わせて、磁力差を生成する。コイルは、円筒形の空間を通って誘導される磁界を生成し、永久磁石は、コイルの磁界と相互作用する磁界を生成する。永久磁石は、静止している円筒形の電機子の外側に配置され、コイルが第1のステージのフォースモータとして構成される。従来技術の設計では、フォースモータはパイロットバルブの外部にあり、2つの圧力差流体流路内に圧力差を生成するためのフラップ/ノズルバルブ構造に接続される。2つの圧力差流体流路はその後、メインサーボバルブに接続され、そこで、圧力差を利用して、より大きなサーボバルブの素子が動かされ、大きな物体を動かすために、油圧によって生み出された力が増幅される。3つの独立した個別のステージを有することは、現在のサーボバルブのサイズを制限する。これらの応用形態の多くにおいて、現在のサーボバルブ構造のサイズによって、油圧サーボシステムの適用可能性が制限される。
振動性の高い応用形態において、フォースモータを内蔵したパイロットステージを用いるサーボバルブが用いられるとき、結果として電機子の摺動表面の摩耗を増大し、信頼性を損ねることになる撓みを食い止めるために、電機子は強化される必要がある。
それゆえ、小型及び低コストを維持しながら、より耐久性のあるフォースモータを内蔵したサーボバルブ構造が必要とされている。
[概要]
サーボバルブ構造は、2つのポペットバルブを介して流体が供給されるメインチャンバに結合される2つの独立した制御ポートを有している。サーボバルブを操作するためのフォースモータがサーボバルブに内蔵されている。チャンバ壁は、フォースモータのステータにおいて用いられる磁性材料のヨーク及び非磁性のボビン素子を含んだボビンアセンブリを備えている。チャンバは、チャンバ内に配置される可動電機子アセンブリとの磁気結合を提供する表面特徴を有するガイド/ストッパを有している。電機子アセンブリは、非磁性材料から構成される電機子シャフトと、磁性材料から成る電機子ベースと、互いに反対に磁気分極され且つ電機子シャフト上に嵌め込まれると共に非磁性リングによって保持される2つの内蔵された円環状の永久磁石とを備えている。電機子シャフトの両端は、電機子シャフトを支持する円筒形ベアリングに嵌め込まれ、さらに、電機子アセンブリが横方向に運動することを可能としている。電機子シャフトは、コイルが電源を断たれるときに、メインチャンバ内の長手方向中央に電機子アセンブリを保持するように構成される、各端部にあるベアリングによって懸吊されている。駆動コイルが、ボビンアセンブリの外周に巻きつけられ、コイル電流に応答して磁束を生成する。コイル内の電流の方向に応じて、コイルの磁束は、一方の空隙において磁石の磁束を強め、他方の空隙において磁石の磁束を弱める。このようにして、力の差が生成され、電機子は、2つの螺旋アルキメデスばねの復元力に打ち勝つように作用する磁力差によって、チャンバ内で長手方向に運動させられる。電機子シャフトは、それぞれが2つのパイロットバルブの一方を形成する2つの端部を有している。電機子アセンブリはメインチャンバ内で運動し、メインチャンバは戻りポートに接続される。電機子の位置に応じて、2つのパイロットバルブのうちの一方が開き、他方が閉じて、パイロットバルブの相対的な開口断面積に比例した圧力降下が生じる。このようにして、2つの制御ポートは圧力差を生み出す。これらの2つの制御ポートを用いて、さらに大きな、メインステージサーボバルブを制御する。
本発明のこの実施の形態では、電機子アセンブリは、いずれかの端部において円筒形ベアリングに嵌め込まれるポペット端を有する電機子シャフトによって支持される。この実施の形態では、電機子アセンブリと、メインチャンバを構成する素子との間に摺動接触はない。このようにして、電機子シャフトによって、電機子アセンブリの剛性が制御される。電機子アセンブリとメインチャンバとの間の隙間は、サーボバルブが横方向以外の方向において高い振動力を受けるときに、確実に接触しないようにするだけの大きさにされる。
電機子の表面特徴及びチャンバの表面特徴は、電機子が運動する範囲にわたって、磁束が最適化された直線力を確実に生成するように構成される。
本発明の別の実施の形態では、サーボバルブは、第1のエンドキャップ及び第2のエンドキャップを有するチャンバを備え、第1のエンドキャップ及び第2のエンドキャップは、第1のポート及び第2のポートへの開口部を有する第1のパイロットバルブシート及び第2のパイロットバルブシートを備えている。サーボバルブは、ステータを備えるフォースモータをさらに備えることができ、ステータはステータコイルを有すると共にチャンバの円筒形部分を形成する。フォースモータは、ステータコイル内の電流に応答して、チャンバ内で運動可能な電機子アセンブリをさらに備えることができる。電機子アセンブリは、弾性部材によって、チャンバのいずれかの端部上に保持されることができる。電機子アセンブリは、チャンバと接続することによって形成される複数のパイロットバルブを備えることができる。複数のパイロットバルブの各パイロットバルブは、パイロットが第1のパイロットバルブシート及び第2のパイロットバルブシートのうちの一方と接続するときに形成される。フォースモータは、電機子アセンブリと接触している複数のガイド/ストッパをさらに備えることができ、複数のガイド/ストッパはフォースモータのステータの一部を形成する。サーボバルブは、チャンバに結合され、圧力下で流体を受け取るように構成される第3のポートをさらに備えることができる。
本発明の別の実施の形態では、サーボバルブは、第1のエンドキャップ及び第2のエンドキャップを有するチャンバを備え、第1のエンドキャップ及び第2のエンドキャップは、第1のポート及び第2のポートへの開口部を有する第1のパイロットバルブシート及び第2のパイロットバルブシートを備えている。サーボバルブは、ステータを備えるフォースモータをさらに備えることができ、ステータはステータコイルを有すると共にチャンバの円筒形部分を形成する。フォースモータは、ステータコイル内の電流に応答して、チャンバ内で運動可能な電機子アセンブリをさらに備えることができる。電機子アセンブリは、弾性部材によって、チャンバのいずれかの端部上に保持されることができる。電機子アセンブリは、チャンバと接続することによって形成される複数のパイロットバルブを含むことができる。複数のパイロットバルブの各パイロットバルブは、パイロットが第1のパイロットバルブシート及び第2のパイロットバルブシートのうちの一方と接続するときに形成される。フォースモータは、電機子アセンブリと接触している複数のガイド/ストッパをさらに備えることができ、複数のガイド/ストッパはフォースモータのステータの一部を形成する。さらに、複数のガイド/ストッパは、外周ベアリング素子を用いて電機子アセンブリ上のポペット端と接触する。サーボバルブは、チャンバに結合され、圧力下で流体を受け取るように構成される第3のポートをさらに備えることができる。
本発明の別の実施の形態では、サーボバルブは、第1のエンドキャップ及び第2のエンドキャップを有するチャンバを備え、第1のエンドキャップ及び第2のエンドキャップは、第1のポート及び第2のポートへの開口部を有する第1のパイロットバルブシート及び第2のパイロットバルブシートを備えている。サーボバルブは、ステータを備えるフォースモータをさらに備えることができ、ステータはステータコイルを有すると共にチャンバの円筒形部分を形成する。フォースモータは、ステータコイル内の電流に応答して、チャンバ内で運動可能な電機子アセンブリをさらに備えることができる。電機子アセンブリは、弾性部材によって、チャンバのいずれかの端部上に保持されることができる。電機子アセンブリは、チャンバと接続することによって形成される複数のパイロットバルブを備えることができる。複数のパイロットバルブの各パイロットバルブは、パイロットが第1のパイロットバルブシート及び第2のパイロットバルブシートのうちの一方と接続するときに形成される。電機子アセンブリは、円筒形ベアリング素子と係合するように構成される非磁性シャフトをさらに備えることができ、非磁性シャフトは、第1のパイロットバルブシートと第2のパイロットバルブシートとの間の中央に電機子アセンブリを保持するように作用する弾性部材に結合される。フォースモータは、電機子アセンブリと接触している複数のガイド/ストッパをさらに備えることができ、複数のガイド/ストッパはフォースモータのステータの一部を形成する。サーボバルブは、チャンバに結合され、圧力下で流体を受け取るように構成される第3のポートをさらに備えることができる。
上記の内容は、以下に記述される本発明の詳細な説明をより十分に理解できるようにするために、本発明の特徴及び技術的利点をかなり幅広く略述している。本発明の特許請求の範囲の主題を形成する、本発明のさらに別の特徴及び利点が後に記述されるであろう。
本発明、及びその利点をより完全に理解してもらうために、ここで、添付の図面と共に取り上げられる、以下の説明が参照される。
[詳細な説明]
以下の説明では、本発明を完全に理解してもらうために、多くの具体的な細部が記述される。しかしながら、そのような具体的な細部を用いることなく、本発明を実施できることは当業者には明らかであろう。大部分の部品の場合に、既知の素子等に関する細部は、そのような細部が本発明を完全に理解する上で必要ではなく、且つ関連技術の熟練者(当業者)の技能の範囲内にある限り省略されている。
本発明は、1つの電機子(電機子ベース、円板形永久磁石の2つの部品、及びポペット端を有する2つの部品を含む)、及び2つ以上の絶縁体から構成される、或る種の新しいコンパクトフォースモータ設計を提供する。フォースモータのステータは、コイル/ボビンアセンブリと、コイルケースと、2つの電機子ストッパ/ガイド部材とを備え、電機子ベースと共に、円板形永久磁石の磁路を通る制御コイルからの磁束を結合するための磁路を形成する。フォースモータは、円板形永久磁石の2つの部品が、軸方向に沿って磁化され、背中合わせの向きに電機子ベースを埋め込まれるという点で、新規の構造を有している。制御コイル内の電流の方向に応じて、制御コイルの磁束は、永久磁石の一方において強め合う磁界を生成し、他方において相殺する磁界を生成する。さらに、磁性材料から成るポペット端が、円板形永久磁性素子と軸上で結合される。ポペット端は、電機子のいずれかの端部において2つのポペットバルブを形成するように接続される。電機子がフォースモータの作用によって運動させられるとき、電機子上にある2つのポペット端が、中央から両方の端部まで、ポペット/ノズルバルブを両方向に直に駆動するパイロットとして作用する。これは、サーボバルブにおいて用いられる従来技術のフォースモータと比べ、出力される力の制御コイル内の励磁電流に対する比において非常に効率的で極めてコンパクトな寸法のフォースモータを作り出す。
本発明の実施の形態において用いられるフォースモータは、中央の電機子ベース及びガイド/ストッパ部材の磁性材料の表面に対する新規の幾何学的形状も有する。ガイド/ストッパの表面特徴のうちの1つは、電機子アセンブリから離れる方向に向かう窪みによって所望の凹形を近似するように構成される階段状表面であり、それは、より長い比例ストローク及びフォースストローク曲線の最適な直線性の両方を達成するのに適している。フォースストローク曲線は、ガイド/ストッパの2つの断面積、及び電機子の面角を調整することによって、局所的な磁束分布を通して制御することができる。2つの永久磁石及びコイルによって生成される磁束は、内部寸法、並びにガイド/ストッパの各円筒形表面の長さ及び直径の組み合わせによって制限される。
この特殊な表面形状によって、本発明のフォースモータは、従来技術のフォースモータと比べて、非常に長いストローク範囲にわたり、電流(電力)に比例して一定出力の力を生成できるようになる。本発明の実施の形態において用いられる円板形永久磁石は、寸法が小さく、磁化するのが容易である。電機子アセンブリは、2つのアルキメデスばね(各端部に1つ)によって支持され、複数の実施の形態が電機子及びガイド/ストッパ上で円筒形ベアリング表面を使用し、個別の心棒を必要としない。1つの実施の形態は、磁性電機子ベース、ガイド/ストッパ、及びポペット端において、Process Bonded Bronze/PTFE(テフロン(登録商標))摺動表面を用いる。他の実施の形態は、高密度ポリエチレンベアリング素子を用いて、磁性表面同士が接触しないようにする。他の実施の形態は、磁気表面が接触できるようにする代わりに、又は摺動ベアリング素子の代わりに、エンドベアリングを有する個別の電機子シャフトを用いる。
ここで図面を参照するが、図示される素子はかならずしも縮尺どおりに図示されるわけではなく、また、いくつかの図を通して、同じ又は類似の素子は同じ参照番号によって指示される。以下の説明では、円板形は、円形であり、その厚みが、その直径よりも著しく小さい素子を指している。以下の説明では、パイロットバルブは、より大きな制御バルブへの圧力下で、流体を制御するように動作する小さなバランスバルブを意味する。パイロットバルブは、リレーバルブと呼ばれることもある。サーボバルブは、フィードバックを用いて、圧力下で流体を正確に制御できるようにし、油圧システムを動作させて、機械素子に対して油圧出力を供給する電気機械バルブである。
図1Aは、本発明の実施の形態によるサーボバルブ100の断面図である。図1Aを参照すると、サーボバルブ100は、メインチャンバ132内で運動する電機子アセンブリを有する。一実施の形態では、本明細書において用いる場合、「電機子アセンブリ」は、電機子ベース101、ポペット端103、円板形磁石102、152の素子の組み合わせを指している。電機子アセンブリは、本明細書では述べられない他の素子を含む場合もあることに留意されたい。さらに、異なる実施の形態、たとえば図2A及び図2B、図3A及び図3Bに関連して、本明細書において用語「電機子アセンブリ」が用いられる場合に、用語「電機子アセンブリ」は、上記の素子の組み合わせを指していることにも留意されたい。
図1Aを参照すると、メインチャンバ132は、ボビンアセンブリを構成するヨーク106及びボビン部品138を含む素子によって形成される。一実施の形態では、ボビンアセンブリは、ヨーク素子106、ケース107、非磁性ボビン部品138及びコイル105を含むことができる。ボビンアセンブリは、本明細書には述べられない他の素子を含む場合もあることに留意されたい。さらに、異なる実施の形態、たとえば図2A及び図2B、図3A及び図3Bに関連して、本明細書において用語「ボビンアセンブリ」が用いられる場合、用語「ボビンアセンブリ」は、上記の素子の組み合わせを指していることにも留意されたい。
図1Aを参照すると、磁性ヨーク106が磁性材料から形成され、制御コイル105に電圧を印加することから生じる磁束の経路の一部を形成する。ガイド/ストッパ104は、フォースモータのステータの一部を形成し、運動する電機子アセンブリと接触する表面を有している。一実施の形態では、ステータは、ボビンアセンブリ及びガイド/ストッパ104を含むことができる。ステータは、本明細書では述べられない他の素子を含む場合もあることに留意されたい。さらに、異なる実施の形態、たとえば図2A及び図2B、図3A及び図3Bに関連して、本明細書において用語「ステータ」が用いられる場合に、用語「ステータ」は、上記の素子の組み合わせを指していることにも留意されたい。一実施の形態では、フォースモータは、ステータ及び電機子アセンブリを含むことができる。フォースモータは、本明細書では述べられない他の素子を含む場合もあることに留意されたい。さらに、異なる実施の形態、たとえば図2A及び図2B、図3A及び図3Bに関連して、本明細書において用語「フォースモータ」が用いられる場合に、用語「フォースモータ」は、上記の素子の組み合わせを指していることにも留意されたい。
ベアリング接触表面131、並びにガイド/ストッパ104及び電機子ベース101上の特殊な表面形状の細部が、破線で囲まれたエリア150内に示される。破線で囲まれたエリア150は、後にさらに説明されるように、図1B及び図1Cにさらに詳細に示される。流体がポート124に高い圧力で供給され、経路120及び121のそれぞれに1つずつ設けられた2つの固定オリフィス(図示せず)のうちの最初のオリフィスを通って圧力降下を受ける。電機子アセンブリ上のポペット端103によって制御される各パイロットバルブにおいて、第2の圧力降下が起こる。一実施の形態では、パイロットバルブは、パイロット端130及びパイロットバルブシート146を含むことができる。パイロットバルブは、本明細書では述べられない他の素子を含む場合もあることに留意されたい。さらに、異なる実施の形態、たとえば図2A及び図2B、図3A及び図3Bに関連して、本明細書において用語「パイロットバルブ」が用いられる場合に、用語「パイロットバルブ」は、上記の素子の組み合わせを指していることにも留意されたい。メインチャンバ132内の流体は、大気圧状態にある戻りポート(図示せず)に結合される。
電機子アセンブリはメインチャンバ132内で運動し、電機子ベース101、2つの円板形磁石102及び152、並びに2つのポペット端103から構成される。ポペット端103はそれぞれ、各流路120及び121上のパイロットバルブと接続するパイロット端130を有する。円板形磁石102及び152は、互いに対向する向きに磁気分極される。例示的な永久磁石102からの磁束(この図には示されない)は、左向きに発生し、左側ポペット端103、左側ガイド/ストッパ104を通り、空隙139を通って誘導され、電機子ベース101を通って閉じる。例示的な永久磁石152からの磁束(この図には示されない)は、右方向に、右側ポペット端103、右側ガイド/ストッパ104を通り、空隙137を通って誘導され、再び電機子ベース101を通って閉じる。円板形磁石102及び152は、電機子ベース101に取り付けられ、非磁性絶縁体109が電機子ベース101と2つのポペット端103との間で磁束が漏れるのを防ぐ。電機子は、ベアリング表面を形成するように構成される(たとえば、Process Bonded Bronze/PTFE)ベアリング接触表面131上を摺動する。ベアリング接触表面131は、後にさらに説明されるように、図1Bに詳細に示される。電機子アセンブリは、弾性部材110(たとえば、アルキメデスばね)によって、メインチャンバ132内のいずれかの端部に保持される。
図1Aを参照すると、制御コイル105が、ヨーク素子106及び非磁性ボビン部品138によって形成されるボビンアセンブリの外周に巻きつけられる。制御コイル105に電圧が印加されると、磁束が生成され(この図では示されない)、その磁束は、空隙137及び139において円板形磁石102及び152の磁束と相互作用して、横方向への力を生成する。コイル105の磁束は主に、1つのガイド/ストッパ104、空隙137及び139、電機子ベース101、第2のガイド/ストッパ104を通って誘導され、コイルケース107を通って戻る。コイル105内の電流の方向に応じて、空隙137及び139内の磁束は、対応する永久磁石102及び152の磁束を強めるか、又は弱めるかのいずれかである。制御コイル105並びに永久磁石102及び152の磁界の相互作用から生じる力により、電機子は、制御コイル105の電流の方向に応じて、支持ばね110に対して左右いずれかの方向に運動する。上記のように、ポペット端103上の各パイロット端130は、シート146と接続し、パイロットバルブを形成する。内臓フォースモータの作用によって、電機子アセンブリが運動するのに応じて、パイロットバルブの一端が徐々に開き、他端が徐々に閉じて、それにより、パイロットバルブにわたる圧力降下が変化し、経路120及び121内の流体が圧力差を示す。制御ポート122及び123は、メインステージ(図示せず)に対して圧力差を与える。メインチャンバ132内の流体は、大気圧状態にある戻りポート(図示せず)に結合される。
図1Bは、電機子ベース101及びガイド/ストッパ104上のベアリング接触表面131及び表面特徴140〜142をさらに説明するために、図1Aの破線で囲まれたエリア150の拡大図で、本発明の一実施の形態を示す。図1Bを参照すると、図1Bは、電機子ベース101、ポペット端103、磁石102、及び磁石102を保持するために用いられる非磁性絶縁体109の一部を示す。ベアリング接触表面131が破線で示されており、ガイド/ストッパ104がポペット端103及び電機子ベース101と接触している場所を示している。これらのベアリング接触表面131は、摺動摩擦を低減するように構成される。特徴140〜142は、空隙139の磁路及びガイド/ストッパ104と電機子ベース101との間の漏れ経路を変更し、コイル105(この図には示されない)に印加される入力電流に対して直線力を確保するのを助けるように傾斜をつけられる。この図は4つの断面のうちの1つだけを示しており、これらの摺動表面の関係、及び電機子とフォースモータのステータとの間の磁気的な特徴を示すが、他の3つのエリアも同様の特徴を有することは理解されるであろう。傾斜した表面特徴140〜141の細部は主に、例示的な空隙139を制御する。さらに、傾斜した特徴142は、ガイド/ストッパ104と電機子ベース101との間の漏れ経路に影響を及ぼす。角度170〜171は同じにすることも、変えることもできる。同様に、角度172を調整して、漏れ磁束特性を最適化することができる。通常、角度170〜172を互いに調整して、電機子ストロークに対する所望の力の特性が得られる。たとえば、本発明の実施の形態では、それらの角度を互いに調整して、概ね一定の、電機子ストロークに対する合力が与えられる。
電機子アセンブリが左に運動し、例示的な空隙139が閉じるとき、磁束経路の磁気抵抗(空隙139によって左右される)が小さくなる。こうして、空隙139内の磁束が増加し、結果として生成される力も増加することになることが予想されるであろう。しかしながら、空隙139の周囲の漏れ磁束を結合するエリア(表面142の角度172によって制御される)も増加し、それにより空隙139内の磁束が減少する。正味の効果によって、その合力は、電機子アセンブリストロークに対して概ね一定になる。
図1Cは、電機子ベース101、ポペット端103、磁石102、及び磁石102を保持するために用いられる非磁性絶縁体109の一部を示す別の実施の形態である。図1Cを参照すると、ベアリング接触表面131が破線で示されており、ガイド/ストッパ104がポペット端103及び電機子ベース101と接触している場合を示す。これらのベアリング接触表面は、摺動摩擦を低減するように構成される。図1Bの傾斜をつけられた表面142の代わりに、傾斜した階段状表面145が用いられ、それは、漏れ磁束を調整し、且つ局所的な磁界分布を制御して、概ね一定の力対ストローク曲線、及びフォースモータのための相対的に長い比例ストロークを実現するように構成される。階段状傾斜145は、ガイド/ストッパ104と電機子ベース101との間の界面にわたる漏れ磁束を変更する。電機子ベース101に対する実効的な漏れ経路は、距離173、及びXn174及びYn175の段寸法の関数であり、それは、所与の距離173の場合に実現される段数を決定するであろう。傾斜145上の段を構成する、Xn174及びYn175の寸法はそれぞれ同じにしてもよく、又は段毎に変えて、所望の曲面をより厳密に近似するために異なってもよく、それにより、サーボバルブ100のための力対電機子アセンブリストロークをカスタマイズするために用いることができる付加的なパラメータを追加することができる。この図は4つの断面のうちの1つだけを示しており、この実施の形態並びにこれらの摺動表面の関係、及び電機子とフォースモータのステータとの間の磁気的な特徴を示すが、他の3つのエリアも同様の特徴を有することは理解されよう。
さらに説明すると、ガイド/ストッパの表面特徴のうちの1つは、電機子アセンブリから離れる方向に向かう窪みによって所望の凹形を近似するように構成される階段状表面145であり、それは、より長い比例ストローク、及び力−ストローク曲線の最適な直線性の両方を達成するのに適している。階段状表面は、電機子に向かって直径が徐々に減少する一群の円筒形表面、及び各円筒形表面間にある平坦な表面から構成される。所望の凹形は、円筒形表面と平坦な表面との接合点を内側で結ぶ線によって形成され、それらの接合点はそれぞれ、直径が小さな円筒形の表面と、それよりも直径が大きな次の円筒形表面と接続される平面との間に位置する。凹形表面の形状は、円筒形表面の直径及び長さを調整することを通して調整することができる。磁束経路は主に、凹形表面と、ガイド/ストッパの内側表面との間の断面積によって影響を及ぼされる。その断面積は、比例ストロークに沿って、凹形の形状に応じて変化する。比例ストロークの長さは主に、凹形の長さに依存し、比例ストロークの直線性は主に、所望の凹形の近似の度合いに依存する。比例ストロークを延長し、力−ストローク曲線を改善するために広く用いられる円錐形表面と比べて、階段状表面、すなわち本発明の新規の構造は、所望の凹形に近く、それゆえ、より長い比例ストローク及び力−ストローク曲線のより良好な直線性を達成することができる。
力−ストローク曲線は、ガイドの2つの断面積と、電機子の面角とを調整することによって、局所的な磁束分布を通して制御することができる。2つの永久磁石及びコイルによって生成される磁束は、内側寸法と、ガイドの各円筒形表面の長さ及び直径との組み合わせによって制限される。
図1Dは、図1A及び図1Bに示される経路120と121との間の界面におけるパイロットバルブを示す、本発明のサーボバルブ100の一実施の形態を示す。図1Dを参照すると、例示的な各パイロットバルブ(たとえば、経路120内)は、傾斜した「V」の底においてノズル開口部160を有するバルブ本体を有する。左側パイロット端にある対応する「V」162は、電機子が横方向に運動するのに応じて、開口部160への経路を開閉するように機能する。弾性部材110(たとえば、アルキメデスばね)が、電機子アセンブリを保持し、2つのパイロットステージバルブに対する中立位置である中央に電機子アセンブリを配置するための復元力を与える。非磁性絶縁体109が、永久磁石102及び152を電機子アセンブリ内に保持する。ガイド/ストッパ104は、ベアリング界面及び磁路特徴140〜142を与える。経路121は、同様のバルブ本体を有し、右側パイロット端130上にノズル開口161及び対応する「V」163を備える。
図2Aは、本発明の実施の形態による、サーボバルブ200内の内蔵フォースモータの一実施の形態の断面図である。図1Aのサーボバルブ100では、摺動ベアリング接触表面131が、電機子ベース101、パイロット端130及びガイド/ストッパ104の表面を含む。摺動摩擦を改善するために、摺動ベアリング接触表面131をコーティングすることができるが、それらの表面は、サーボバルブが高い振動力を受ける必要がある応用形態において操作されるときに、所望の寿命及び信頼性を有するほど十分に頑強でない可能性がある。電機子の横方向以外の運動を生み出す高い振動力によって、表面にひび割れ又は他の変形が生じる可能性があり、それにより、摩擦が大きくなり、性能が低下し、最終的には破損に繋がる恐れがある。図1Aのサーボバルブ100の電機子アセンブリは、簡単で、低コストであるが、堅固でない構造を含み、その構造において、電機子ベース101、永久磁石102及び152、及びポペット端103が付加的な素子(たとえば、非磁性絶縁体109)と結合されるので、高い振動力によって刺激されるときに、望ましくない動きを受ける可能性がある構造が形成される。
図2Aを参照すると、サーボバルブ200が、同じくメインチャンバ232内で運動する電機子アセンブリを備える内蔵フォースモータを有する。メインチャンバ232は、ボビンアセンブリを構成するヨーク206及びボビン部品238によって形成される。磁性ヨーク206は、磁性材料から形成され、制御コイル205に電圧を印加することから生じる磁束のための経路の一部を形成する。ガイド/ストッパ204は、フォースモータのステータの一部を形成し、可動電機子アセンブリのポペット端203上にあるベアリング素子231と接触している表面を有する。ベアリング素子231及び接触表面の細部が、ガイド/ストッパ204及び電機子ベース201の特殊な表面形状と共に、破線で囲まれるエリア250内に示される。破線で囲まれるエリア250は図2Bにさらに詳細に示されており、以下にさらに詳細に説明される。流体が高い圧力でポート224に供給され、経路220及び221毎に1つの、2つの固定オリフィス(図示せず)のうちの最初のものを通して圧力降下を受ける。第2の圧力降下は、電機子アセンブリ上のポペット端203によって制御される各パイロットバルブにおいて起こる。メインチャンバ232内の流体は、大気圧状態にある戻りポート(図示せず)に結合される。
電機子アセンブリはメインチャンバ232内で運動し、電機子ベース201、2つの円板形磁石202及び252、並びに2つのポペット端203から構成される。ポペット端203はそれぞれ、各流路220及び221上のパイロットバルブ(パイロット端230及びパイロットバルブシート246)と接続するパイロット端230を有する。円板形磁石202及び252は、対向する向きに磁気分極される。例示的な永久磁石202からの磁束(この図には示されない)は、左方向において発生し、左側ポペット端203、左側ガイド/ストッパ204を通り、空隙239を通って誘導され、電機子ベース201を通って閉じる。典型的な永久磁石252からの磁束(この図には示されない)は、右方向に、右側ポペット端203、右側ガイド/ストッパ204を通って誘導され、同じく電機子ベース201を通って閉じる。円板形磁石202及び252は、電機子ベース201に取り付けられ、非磁性絶縁体209が電機子ベース201と2つのポペット端203との間で磁束が漏れるのを防ぐ。電機子は、低い摺動摩擦力を与えるベアリングインサート231に適合するベアリング表面(たとえば、高密度ポリエチレン(HDPE))上を摺動する。ベアリング素子231及びそれと接触する表面は、図2Bに詳細に示されており、後にさらに説明される。電機子アセンブリは、弾性部材210(たとえば、アルキメデスばね)によって、メインチャンバ232内のいずれかの端部に保持される。
制御コイル205が、ヨーク素子206によって形成されるスロットの外周に巻きつけられる。制御コイル205に電圧が印加されるとき、磁束が生成され(この図では示されない)、その磁束は、空隙237及び239において円板形磁石202及び252の磁束と相互作用して、横方向への力を生成する。コイル205の磁束は主に、1つのガイド/ストッパ204、空隙237及び239、電機子ベース201、第2のガイド/ストッパ204を通って誘導され、コイルケース207を通って戻る。コイル205内の電流の方向に応じて、空隙237及び239内の磁束は、対応する永久磁石202及び252の磁束を強めるか、又は弱めるかのいずれかである。制御コイル205並びに永久磁石202及び252の磁界の相互作用から生じる力によって、電機子は、制御コイル205の電流の方向に応じて、弾性部材210に対して左右いずれかの方向に運動する。ポペット端203の各パイロット端230は、シート246と接続し、パイロットバルブを形成する。内蔵フォースモータの作用によって、電機子アセンブリが運動するのに応じて、パイロットバルブの一端が徐々に開き、他端が徐々に閉じて、それにより、パイロットバルブにわたる圧力降下が変化し、経路220及び221内の流体が圧力差を示す。制御ポート222及び223は、メインステージ(図示せず)に対して圧力差を与える。
図2Bは、図2Aに示される破線で囲まれたエリア250の拡大図を示す本発明の一実施の形態を示しており、サーボバルブ100の摺動ベアリング接触表面131の代わりに用いられるベアリング表面260をさらに示す。図2Bを参照すると、図2Bは、電機子ベース201、ポペット端203、磁石202及び磁石202を保持するために用いられる非磁性絶縁体209の一部を示す。ここでは、ガイド/ストッパ204は、外周ベアリング素子231を用いて、ポペット端203においてだけ電機子アセンブリと接触している。特徴240〜242は、磁路を変更し、コイル205(この図には示されない)に印加される入力電力に対して直線力を確保するのを助けるために傾斜をつけられる。この図は、4つの断面のうちの1つだけを示しており、これらの摺動表面の関係、及び電機子アセンブリとフォースモータのステータとの間の磁気的な特徴を示すが、他の3つのエリアも同様の特徴を有することは理解されよう。空隙261は、ベアリング素子231を用いて、電機子をガイド/ストッパ204とだけ接触させることから生じる。空隙261は、電機子アセンブリが外部からの振動力の影響下で横方向以外の方向に運動するときでも、ガイド/ストッパ204、電機子ベース201及びポペット端203がさらに接触しないことが確実になるような大きさにされる。ベアリング素子231は、Meldin社によって製造されるような高密度ポリエチレンから形成することができる。接触エリア260の対応する表面も同様に、ベアリング表面231に適合するように準備されるであろう。本発明の実施の形態は、ベアリング素子231を、摩擦性の接触表面として用いて、サーボバルブ200のためのより信頼でき且つ予測可能な摩擦力を確保すると共に、摩擦性表面が、横方向以外の振動力によって損傷を受けないようにする。さらに、図1A〜図1Dのサーボバルブ100内のベアリング接触表面131のような磁性表面が接触できないようにすることによって、磁束が結合する結果として、これらの表面の残留磁気から生じる力が除去される。磁性表面を接触させることから生じるこれらの力は「スティクション(sticktion)」と呼ばれることもある。
図1Cのサーボバルブ100に関して説明された傾斜した表面145のように、傾斜した表面242は階段状にすることができる(簡単にするために示されない)。サーボバルブ100に関して説明された階段状傾斜145の機能の説明は、図2Aの実施の形態のサーボバルブ200の場合にも同じであり、簡潔にするために繰り返されない。
図3Aは本発明の一実施の形態であり、小型フォースモータを内蔵されたサーボバルブ300の断面が、電機子内に非磁性シャフト370を用いて、電機子アセンブリの剛性を高める。図3Aを参照すると、サーボバルブ300は、フォースモータを内蔵し、そのフォースモータは同じく、メインチャンバ332内で運動する電機子アセンブリを備える。メインチャンバ332は、ボビンアセンブリを構成するヨーク306及びボビン部品338によって形成される。磁性ヨーク306は、磁性材料から形成され、制御コイル305に電圧を印加することから生じる磁束のための経路の一部を形成する。ガイド/ストッパ304は、フォースモータのステータの一部を形成し、運動する電機子アセンブリと接触している表面を有する。ガイド/ストッパ304及び電機子ベース301上の特殊な表面形状の細部が破線で囲まれるエリア350内に示されており、図2Bの類似の特徴と同じように機能する。ガイド/ストッパ304及び電機子ベース301の説明は、簡潔にするためにここでは繰り返されない。流体が高い圧力でポート324に供給され、経路320及び321のそれぞれに1つずつ設けられた2つの固定オリフィス(図示せず)のうちの最初のものを通して圧力降下を受ける。第2の圧力降下が、電機子アセンブリ上のポペット端303によって制御される各パイロットバルブにおいて起こる。メインチャンバ332内の流体は、大気圧状態にある戻りポート(図示せず)に結合される。
電機子アセンブリはメインチャンバ332内で運動し、電機子ベース301、対向する向きに磁気分極される2つの円板形永久磁石302及び352、並びに磁路の一部を形成する2つのポペット端303を支持する電機子シャフト370を備える。電機子シャフト370の各端部は、円筒形ベアリング素子340に係合し、各流路320及び321上のパイロットバルブと接続するパイロット330を有する。ガイド/ストッパ304は、永久磁石302及び352の磁界の磁路を局所的に整形しながら、電機子アセンブリの過剰な横方向への運動に対する係止作用を与える。非磁性絶縁性素子309を用いて、円環状磁石302及び352が電機子ベース301及び電機子端部303に保持される。円環状磁石302及び352は、対向する向きに磁気分極される。例示的な永久磁石302からの磁束(この図には示されない)は、左方向において発生し、左側ポペット端303及び空隙331、左側ガイド/ストッパ304を通り、空隙339を通って誘導され、電機子ベース301を通って閉じる。例示的な永久磁石352からの磁束(この図には示されない)は、右方向に、右側ポペット端303及び空隙331を通り、空隙337を通り、右側ガイド/ストッパ304を通って誘導され、同じく電機子ベース301を通って閉じる。円環状磁石302及び352は、電機子ベース201及び電機子シャフト370に取り付けられ、非磁性絶縁体309が電機子ベース301と2つの電機子端部303との間で磁束が漏れるのを防ぐ。電機子シャフト370の各端部は、円筒形ベアリング素子340に係合する。同様に、電機子シャフト370は、コイル305が電圧を印加されないときに、2つのパイロットバルブシート346間の中央に電機子アセンブリを保持するように作用する弾性素子310(たとえば、アルキメデスばね)に結合される。
制御コイル305が、磁性ヨーク素子306及び非磁性ボビン素子338によって形成されるボビンアセンブリの外周に巻きつけられる。制御コイル305に電圧が印加されるとき、磁束が生成され(この図では示されない)、その磁束は、空隙337及び339において円板形永久磁石302及び352の磁束と相互作用して、横方向への力を生成する。コイル305の磁束は主に、1つのガイド/ストッパ304、空隙337及び339、電機子ベース301、第2のガイド/ストッパ304を通って誘導され、コイルケース307を通って戻る。コイル305内の電流の方向に応じて、空隙337及び339内の磁束は、対応する永久磁石302及び352の磁束を強めるか、又は弱めるかのいずれかである。制御コイル305並びに永久磁石302及び352の磁界の相互作用から生じる力によって、電機子は、制御コイル305の電流の方向に応じて、支持弾性部材310に対して左右いずれかの方向に運動する。電機子シャフト370上のパイロット端330はシート346と接続して2つのパイロットバルブを形成し、一方は経路320内に、もう一方は経路321内にある。電機子アセンブリが内蔵フォースモータの作用によって運動するのに応じて、パイロットバルブのうちの一方が徐々に開き、他方が徐々に閉じて、それによりパイロットバルブにわたる圧力降下が変化し、経路320及び321内の流体が圧力差を示す。制御ポート322及び323は、メインステージ(図示せず)に圧力差を与える。
図3Bは、図3Aのサーボバルブ300の電機子アセンブリの断面図を示す、本発明の一実施の形態を示す。図3Bを参照すると、図3Bはさらに、電機子シャフト370の両端及びパイロットバルブシート346の部分の上に円筒形ベアリング素子340がある、本発明の一実施の形態を示す。また、電機子アセンブリとガイド/ストッパ304との間の界面も示される。電機子シャフト370、磁石302及び352、並びに磁性材料電機子端部303は、非磁性絶縁体素子309と結合され、電機子アセンブリが形成される。ガイド/ストッパ304は、磁束分布を整形し、且つ磁石302及び352からの漏れ磁束経路を変更するように作用する磁性表面342〜344を有する。これらの特徴は図1B〜図1C及び図2Bに関して説明されており、簡潔にするためにここでは繰り返されない。磁束路は空隙360及び361も含む。これらの経路内の磁束は、横方向への力を生成しない。電機子シャフト370は、弾性部材310によって、ガイド/ストッパ304に結合される。円筒形ベアリング340は、ベアリング表面345において、電機子シャフト370と係合する。
本発明の別の実施の形態では、ベアリング表面が、ローラ素子(この図には示されない)を有する適当な形状の直線ベアリングによって置き換えられる。電機子シャフト370の各パイロット端348は、電機子アセンブリが横方向に左右に運動するのに応じて、パイロットバルブシート341と相互作用するように動作することができる。円筒形ベアリング340は、経路320及び321からの流体が電機子シャフト370のパイロット端348とパイロットバルブシート341との間の空間347に供給されるようにポート(347)が設けられる。電機子シャフト370は主に、電機子アセンブリの剛性を、それゆえ、振動力及び重力下での横方向以外への運動を決定する。摺動摩擦表面は存在しないので、摩耗磁力、摩耗粒子磁力、及び残留表面磁力が最小限に抑えられるか、又は除去される。
図4Aは、サーボバルブ400の断面を示す、本発明の別の実施の形態である。図4Aを参照すると、サーボバルブ400は、延長された長さ402及び403を有するシャフト401を用いて、ベアリング表面404及び405を、シャフト401の全行程にわたって100%接触にまで高める。シャフト401の空間的な剛性を高め、シャフト401への衝撃及び振動の影響を減衰させる標準的な圧縮ばね406及び407によって、中心に戻す復元力が与えられる。
図4Bは、図4Aのサーボバルブ400のシャフトアセンブリの断面図を示す、本発明の一実施の形態を示す。図4Bを参照すると、非磁性シャフト401が、最大ベアリング接触404及び405を保持しながら、ばね406を圧縮し、且つばね407を伸長する磁束(この図には示されない)によって動かされている。
本発明及びその利点が詳細に説明されてきたが、添付の特許請求の範囲によって規定されるような本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明において種々の変更、置換及び改変を行うことができることは理解されたい。
本発明の実施の形態において用いられる機能素子との相互作用を示す、フォースモータを内蔵される小型サーボバルブの断面図である。 フォースモータの電機子を運動させる力が電機子ストロークと共に概ね一定であることを確実にする、本発明の実施の形態において用いられる表面特徴を詳細に示す、図1Aの小型サーボバルブの一部の断面図である。 本発明の実施の形態において用いられるガイドストッパの一方の側にある、摺動ベアリング表面、及び階段状の傾斜した磁束表面を示す、図1Aのフォースモータの一部の断面図である。 本発明の実施の形態において用いられるパイロットバルブの細部を示す、図1Aのフォースモータの一部の断面図である。 電機子が非磁性ベアリング表面上で運動するフォースモータを内蔵する、本発明の実施の形態による小型サーボバルブの断面図である。 摩擦、摩耗を低減し、且つ図2Aの小型サーボバルブの性能を改善するために用いられる非磁性ベアリング表面を詳細に示す、図1Aの小型サーボバルブの一部の断面図である。 電機子アセンブリの剛性を高めるために電機子内に非磁性シャフトを用いる小型フォースモータを内蔵する、本発明の実施の形態によるサーボバルブの断面図である。 ベアリング表面、及びパイロットバルブを形成するポペット端を詳細に示す、図3Aのサーボバルブの一部の断面図である。 ベアリング面積を増やすために伸張された非磁性シャフトを使用し、且つ衝撃及び振動への耐性を高めるために標準的な圧縮ばねを使用する、小型フォースモータを内蔵する本発明の実施の形態によるサーボバルブの断面図である。 ベアリング表面及び圧縮ばね構成を詳細に示す、図4Aのサーボバルブの一部の断面図である。

Claims (35)

  1. 第1のポート及び第2のポートへの開口部を有する第1のパイロットバルブシート及び第2のパイロットバルブシートを備える第1のエンドキャップ及び第2のエンドキャップを有するチャンバと、
    ステータコイルを有すると共に前記チャンバの円筒形部分を形成するステータを備えるフォースモータと、
    前記チャンバに結合され、圧力下で流体を受け取るように構成される第3のポートと
    を備え、
    前記フォースモータは、
    前記ステータコイル内の電流に応答して前記チャンバ内で移動可能に弾性部材により前記チャンバのいずれかの端部に保持される電機子アセンブリであって、前記チャンバと接続することによって形成され且つそれぞれパイロットが前記第1のパイロットバルブシート及び前記第2のパイロットバルブシートのうちの一方と接続するときに形成される複数のパイロットバルブを備えた電機子アセンブリと、
    該電機子アセンブリと接触して前記ステータの一部を形成する複数のガイド/ストッパと
    を含むことを特徴とするサーボバルブ。
  2. 前記電機子アセンブリは、
    電機子ベースと、
    該電機子ベースに取り付けられる複数の磁石と
    をさらに備え、該複数の磁石は、軸方向において対向する向きに磁気分極される請求項1に記載のサーボバルブ。
  3. 前記複数の磁石と軸方向において結合される磁性材料のポペット端をさらに備え、前記電機子アセンブリは、前記複数のポペット端及び前記電機子ベースのベアリング接触表面上で摺動する請求項2に記載のサーボバルブ。
  4. 前記電機子ベース上で且つ前記複数のガイド/ストッパのうちの1つの上に配置される表面特徴をさらに備え、該表面特徴は、第1の空隙及び第2の空隙の磁路と、前記複数のガイド/ストッパのうちの前記1つのガイド/ストッパと前記電機子ベースとの間の漏れ経路とを変更するように傾斜し、該表面特徴を調整することにより、印加される入力電流に対する磁力の直線性が調整される請求項2に記載のサーボバルブ。
  5. 前記表面特徴のうちの1つは、前記複数のガイド/ストッパのうちの前記1つのガイド/ストッパと前記電機子ベースとの間の磁束漏れ経路に影響を及ぼす傾斜特徴である請求項4に記載のサーボバルブ。
  6. 前記複数のガイド/ストッパのうちの少なくとも1つのガイド/ストッパの表面特徴は、凹形を近似するように構成される階段状表面を含み、前記凹形の長さは、前記比例ストロークを長くするように調整することができ、前記比例ストロークの直線性は、前記階段状表面が前記凹形を近似する度合いによって調整される請求項4に記載のサーボバルブ。
  7. 前記第1の空隙は、前記電機子ベースの第1の端部と前記複数のガイド/ストッパのうちの第1のガイド/ストッパとの間に形成され、前記第2の空隙は、前記電機子ベースの第2の端部と前記複数のガイド/ストッパのうちの第2のガイド/ストッパとの間に形成され、前記第1の空隙及び前記第2の空隙は、前記電機子アセンブリが前記チャンバ内で横方向に運動するのに応じて直接互いに反対の関係で変化する請求項4に記載のサーボバルブ。
  8. 前記第1のポート及び前記第2のポートへの流体の流れは、前記電機子アセンブリの位置によって制御され、前記電機子アセンブリの前記位置は、前記ステータコイル内の前記電流の大きさ及び方向によって制御される請求項7に記載のサーボバルブ。
  9. 前記ステータコイルは、前記チャンバを取り囲むボビンアセンブリの外周に巻きつけられ、電圧を印加されるときに、前記複数の磁石の磁束と相互作用して横方向への力を生成する磁束を生成する請求項2に記載のサーボバルブ。
  10. 前記ステータコイルによって生成される前記磁束は、前記ステータコイル内の前記電流の方向に基づいて、前記複数の磁石のうちの1つによって生成される前記磁束を強めるか、又は弱め、前記複数の磁石の別の磁石によって生成される前記磁束を強める請求項9に記載のサーボバルブ。
  11. 前記電機子アセンブリが前記チャンバ内で運動するのに応じて、前記複数のパイロットバルブの第1のパイロットバルブが徐々に開き、前記複数のパイロットバルブの第2のパイロットバルブが徐々に閉じて、それにより前記第1のポート及び前記第2のポートにおける圧力降下を変化させる請求項1に記載のサーボバルブ。
  12. 前記電機子アセンブリの表面上にテフロン(登録商標)の層が堆積され、ベアリングとしての役割を果たす請求項1に記載のサーボバルブ。
  13. 第1のポート及び第2のポートへの開口部を有する第1のパイロットバルブシート及び第2のパイロットバルブシートを備える第1のエンドキャップ及び第2のエンドキャップを有するチャンバと、
    ステータコイルを有すると共に前記チャンバの円筒形部分を形成するステータを備えるフォースモータと、
    前記チャンバに結合され、圧力下で流体を受け取るように構成される第3のポートと
    を備え、
    前記フォースモータは、
    前記ステータコイル内の電流に応答して前記チャンバ内で移動可能に弾性部材により前記チャンバのいずれかの端部に保持される電機子アセンブリであって、前記チャンバと接続することによって形成され且つそれぞれパイロットが前記第1のパイロットバルブシート及び前記第2のパイロットバルブシートのうちの一方と接続するときに形成される複数のパイロットバルブを備えた電機子アセンブリと、
    該電機子アセンブリと接触して前記ステータの一部を形成し且つ外周ベアリング素子を用いて前記電機子アセンブリ上のポペット端と接触する複数のガイド/ストッパと
    を含むことを特徴とするサーボバルブ。
  14. 前記外周ベアリング素子は、高密度ポリエチレンから形成される請求項13に記載のサーボバルブ。
  15. 前記外周ベアリング素子は、摩擦接触表面として用いられる請求項13に記載のサーボバルブ。
  16. 前記電機子アセンブリは、
    電機子ベースと、
    該電機子ベースに取り付けられる複数の磁石と
    をさらに備え、該複数の磁石は、軸方向において対向する向きに磁気分極される請求項13に記載のサーボバルブ。
  17. 前記外周ベアリング素子を用いて前記電機子アセンブリを前記複数のガイド/ストッパに接触させることから空隙が生じ、該空隙は、前記電機子アセンブリが外部からの振動力の影響下で横方向以外の方向に運動するときに、前記複数のガイド/ストッパ及び前記電機子ベースがさらに接触しないような大きさである請求項16に記載のサーボバルブ。
  18. 前記電機子ベース上で且つ前記複数のガイド/ストッパのうちの1つの上に配置される表面特徴をさらに備え、該表面特徴は、第1の空隙及び第2の空隙の磁路と、前記複数のガイド/ストッパのうちの前記1つのガイド/ストッパと前記電機子ベースとの間の漏れ経路とを変更するように傾斜し、該表面特徴を調整することにより、印加される入力電流に対する磁力の直線性が調整される請求項16に記載のサーボバルブ。
  19. 前記表面特徴のうちの1つは、前記複数のガイド/ストッパのうちの前記1つのガイド/ストッパと前記電機子ベースとの間の磁束漏れ経路に影響を及ぼす傾斜特徴である請求項18に記載のサーボバルブ。
  20. 前記複数のガイド/ストッパのうちの少なくとも1つのガイド/ストッパの表面特徴は、凹形を近似するように構成される階段状表面を含み、前記凹形の長さは、前記比例ストロークを長くするように調整することができ、前記比例ストロークの直線性は、前記階段状表面が前記凹形を近似する度合いによって調整される請求項18に記載のサーボバルブ。
  21. 前記ステータコイルは、前記チャンバを取り囲むボビンアセンブリの外周に巻きつけられ、電圧を印加されるときに、前記複数の磁石の磁束と相互作用して横方向への力を生成する磁束を生成する請求項18に記載のサーボバルブ。
  22. 前記ステータコイルによって生成される前記磁束は、前記ステータコイル内の前記電流の方向に基づいて、前記複数の磁石のうちの1つによって生成される前記磁束を強めるか、又は弱め、前記複数の磁石の別の磁石によって生成される前記磁束を強める請求項21に記載のサーボバルブ。
  23. 第1のポート及び第2のポートへの開口部を有する第1のパイロットバルブシート及び第2のパイロットバルブシートを備える第1のエンドキャップ及び第2のエンドキャップを有するチャンバと、
    ステータコイルを有すると共に前記チャンバの円筒形部分を形成するステータを備えるフォースモータと、
    前記チャンバに結合され、圧力下で流体を受け取るように構成される第3のポートと
    を備え、
    前記フォースモータは、
    前記ステータコイル内の電流に応答して前記チャンバ内で移動可能に弾性部材により前記チャンバのいずれかの端部に保持される電機子アセンブリであって、前記チャンバと接続することによって形成され且つそれぞれパイロットが前記第1のパイロットバルブシート及び前記第2のパイロットバルブシートのうちの一方と接続するときに形成される複数のパイロットバルブと、円筒形ベアリング素子と係合するように構成され且つ前記第1のパイロットバルブシートと前記第2のパイロットバルブシートとの間の中央に該電機子アセンブリを保持するように作用する前記弾性部材に結合される非磁性シャフトとを備えた電機子アセンブリと、
    該電機子アセンブリと接触して前記ステータの一部を形成する複数のガイド/ストッパと
    を含むことを特徴とするサーボバルブ。
  24. 前記円筒形ベアリング素子は、ベアリング表面において前記非磁性シャフトと係合する請求項23に記載のサーボバルブ。
  25. 前記非磁性シャフトの各パイロット端は、前記電機子アセンブリが横方向に左右に運動するのに応じて、前記第1のパイロットバルブシート及び前記第2のパイロットバルブシートのうちの一方と接続するように動作可能である請求項23に記載のサーボバルブ。
  26. 前記円筒形ベアリング素子は、前記非磁性シャフトの1つのパイロット端と、前記第1のパイロットバルブシート及び前記第2のパイロットバルブシートのうちの一方との間の空間に流体が供給されるようにポートが設けられた請求項23に記載のサーボバルブ。
  27. 前記電機子アセンブリは、
    電機子ベースと、
    該電機子ベースに取り付けられる複数の磁石と
    をさらに備え、該複数の磁石は、軸方向において対向する向きに磁気分極される請求項23に記載のサーボバルブ。
  28. 前記電機子ベース上で且つ前記複数のガイド/ストッパのうちの1つの上に配置される表面特徴をさらに備え、該表面特徴は、第1の空隙及び第2の空隙の磁路と、前記複数のガイド/ストッパのうちの前記1つのガイド/ストッパと前記電機子ベースとの間の漏れ経路とを変更するように傾斜し、該表面特徴を調整することにより、印加される入力電流に対する磁力の直線性が調整される請求項27に記載のサーボバルブ。
  29. 前記表面特徴のうちの1つは、前記複数のガイド/ストッパのうちの前記1つのガイド/ストッパと前記電機子ベースとの間の磁束漏れ経路に影響を及ぼす傾斜特徴である請求項28に記載のサーボバルブ。
  30. 前記複数のガイド/ストッパのうちの少なくとも1つのガイド/ストッパの表面特徴は、凹形を近似するように構成される傾斜した階段状表面を含み、前記凹形の長さは、前記比例ストロークを長くするように調整することができ、前記比例ストロークの直線性は、前記階段状表面が前記凹形を近似する度合いによって調整される請求項28に記載のサーボバルブ。
  31. 所望の凹形面を近似するように構成される前記傾斜した階段状表面は、前記シャフトから離れる方向に向かう窪みを有し、そのような階段状表面は、前記電機子アセンブリに向かって直径が徐々に小さくなる複数の円筒形表面をさらに含む請求項28に記載のサーボバルブ。
  32. 前記ステータコイルは、前記チャンバを取り囲むボビンアセンブリの外周に巻きつけられ、電圧を印加されるときに、前記複数の磁石の磁束と相互作用して横方向への力を生成する磁束を生成する請求項27に記載のサーボバルブ。
  33. 前記ステータコイルによって生成される前記磁束は、前記ステータコイル内の前記電流の方向に基づいて、前記複数の磁石のうちの1つによって生成される前記磁束を強めるか、又は弱め、前記複数の磁石の別の磁石によって生成される前記磁束を強める請求項32に記載のサーボバルブ。
  34. 前記非磁性シャフトは、該非磁性シャフトに取り付けられる圧縮ばねを介して空間的に強化される請求項23に記載のサーボバルブ。
  35. 前記非磁性シャフトは、前記ベアリング表面との接触を保持しながら、前記圧縮ばねを圧縮する磁束によって変位する請求項34に記載のサーボバルブ。
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