JP2008501437A - 低い配置を提供するタンポンアプリケータ - Google Patents

低い配置を提供するタンポンアプリケータ Download PDF

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Abstract

タンポンを膣腔内に配置するためのタンポンアプリケータ。タンポンアプリケータは、タンポンを膣腔内に挿入するための内側部材と同軸上に配設された外側部材を包含する。内側部材は、外側部材の中で滑動することができ、タンポンの長さの少なくとも15%は、内側部材が外側部材と完全に嵌合してタンポンの残部を画定する時に外側部材の中に留まる。タンポンの残部は、タンポンアプリケータから取り出されるために約0.30N未満の力を必要とする。あるいは、内側部材が外側部材と完全に嵌合してタンポンの残部を画定する時、タンポンの残部は、外側部材から取り出されるために約0.04N/mm未満の力を必要とする。

Description

本発明は、膣腔内でタンポンの低い配置を提供するタンポンアプリケータに関するものである。
タンポンアプリケータは、タンポンを膣腔内に挿入して、月経液又は他の流体の漏れを防止するために使用されてきた。タンポンアプリケータの分野では、「押す」タイプのタンポンアプリケータが周知である。これらのアプリケータは一般に、シンプルな形態では、一対の同軸の中空円筒又は管を具備する。より大きい外側管は、膣への挿入管として働き、タンポンを収容する。より小さい内側管は、タンポンを外側管から排出するプランジャとして働く。
上述のタイプのタンポンアプリケータは、かかるデバイスの多くのユーザに容易に明らかとなり得るある種の欠陥があることが認められている。一般に、膣腔内でのタンポンの位置は、漏れを低減及び/又は排除するタンポンの効率に直接的に影響を与える可能性がある。例えば、従来の「押す」タイプのアプリケータは、膣腔内においてタンポンを高く配置しすぎる可能性がある。タンポンをより高く配置する程、タンポンが液体の流れの主要経路の上にあるために漏れの可能性もより高くなる。換言すれば、月経液は、吸収されずにタンポンを通り過ぎる可能性がある。
加えて、膣腔内におけるタンポンの位置が高すぎると、タンポンは膣腔の部分の中に及ぶ可能性があり、膣腔では、タンポンの大きさ及び機械的特性が原因で、タンポンが膣及び周囲の臓器により悪影響を受け、膣腔内におけるタンポンの経血流適用範囲を更に縮小させる可能性がある。更に、現行のタンポンアプリケータは、外側管の先端よりも実質的により高くタンポンを外側管から「押し」出すよう設計されている。これは、タンポンが、子宮頸部/円蓋前部により偏向され、タンポンの位置を中心からずらし、従って、膣腔から漏れを引き起こす可能性がが高い。
あるいは、タンポンアプリケータは、タンポンを膣腔内で低すぎる位置に配置する可能性がある。タンポンが膣腔内で低すぎる位置に配置される時、低すぎるタンポンの位置は、括約筋からタンポンに加わる圧力により、着用者に身体的不快感をもたらす可能性がある。また、もしタンポンが低すぎる位置に配置されるならば、タンポンの偶発的な排出は、きわめて望ましくない危険要素である。
タンポンを配置する上記の問題を解決するためには、タンポンを膣腔内の望ましい位置に適切に配置するタンポンアプリケータを提供することが有益であろう。
本発明は、タンポンを膣腔内に配置するためのタンポンアプリケータを包含する。アプリケータは、タンポンを膣腔内に挿入するための内側部材と同軸上に配設された外側部材を含む。内側部材は、外側部材の中で滑動することができ、内側部材が外側部材と完全に嵌合してタンポンの残部を画定する時に、タンポンの長さの少なくとも15%が外側部材の中に留まる。タンポンの残部は、外側部材から取り出されるために約0.30N未満の力を必要とする。
本明細書の別の実施形態では、タンポンアプリケータは、タンポンを膣腔内に挿入するための内側部材と同軸上に配設された外側部材を含む。内側部材は、外側部材の中で滑動することができ、内側部材が外側部材と完全に嵌合してタンポンの残部を画定する時に、タンポンの長さの少なくとも20%が外側部材の中に留まる。タンポンの残部は、外側部材から取り出されるために約0.50N未満の力を必要とする。
更に別の実施形態では、タンポンアプリケータは、タンポンを膣腔内に挿入するための内側部材と同軸上に配設された外側部材を含む。内側部材は、外側部材の中で滑動することができ、内側部材が外側部材と完全に嵌合してタンポンの残部を画定する時に、タンポンの少なくとも8mmの長さが外側部材の中に留まる。タンポンの残部は、外側部材から取り出されるために約0.35N未満の力を必要とする。
別の態様において、タンポンアプリケータは、タンポンを膣腔内に挿入するための内側部材と同軸上に配設された外側部材を含む。内側部材は、外側部材の中で滑動することができ、内側部材が外側部材と完全に嵌合してタンポンの残部を画定する時に、タンポンの一部が外側部材の中に留まる。タンポンの残部は、外側部材から取り出されるために約0.04N/mm未満の力を必要とする。
セクションAは、読者が本発明の特徴を最良に理解するのを援助する用語を提供するものであって、本明細書においてそれらの用語が使用されている文脈と矛盾する用語に制限をもたらすものではない。これらの定義は限定することを意図していない。セクションBでは、本発明のタンポンアプリケータについて検討する。セクションCでは、抵抗力試験方法について検討する。セクションDでは、長さ試験方法について検討する。
A.用語
本明細書で使用する時、用語「タンポン」とは、流体を吸収するために、又は薬剤若しくは水分などの活性物質を送達するために、膣腔又は体の他の空洞に挿入できるいかなるタイプの吸収性構造体をも指す。タンポンの形状は直線、又は長手方向軸線に沿って湾曲するような非直線であり得る。
一般に、2種類のタンポンがある。第1の種類のタンポンは、自己維持タンポンである。タンポンは、使用前にそれらの全般的な形状及び大きさを維持する傾向にあるという点において、一般に「自己維持的」である。典型的な自己維持タンポンは、タンポンの頂部からタンポンの底部まで長手方向軸線に沿って測定した長さが35〜60mmである。タンポンの底部までの測定値は、いかなる上包み、二次吸収性部材、又はタンポンの主要吸収性材料を越えて延びる引き抜き紐をも含まない。典型的な自己維持タンポンは、円筒形の最大横断面に一致する幅が5〜20mmである。幅は、自己維持タンポンの長さに沿って変化することができる。
第2種類のタンポンは、容易に「変形可能な流体透過性バッグタンポン」である。変形可能な流体透過性バッグタンポンは、流体透過性バッグタンポンが約20.68kPa(3psi)未満の力で容易に変形できるよう、吸収性チップ、球体、又は繊維などの断片から成るが、これらに限定されない。タンポンは、約1psi未満の圧力で実質的に変形可能であり、直径約0.15mmの表面から該圧力が加わる時、タンポンは拡大するか、又は簡単にくぼむ。
本明細書で使用する時、用語「膣腔」及び「膣内」とは、ヒトの女性の身体の外陰部における内生殖器を指す。
本明細書で使用する時、用語「処女膜(hymen ring)」とは、膣腔と外生殖器との間の境界を指し、処女膜又は処女膜の残りの組織の位置によって識別される。
本明細書で使用する時、用語「低い配置」とは、膣腔内のタンポンの位置を指し、タンポンの底部は、処女膜の少なくとも約5ミリメートル上且つ子宮頸部の下に配置される。タンポンの底部は、いかなる上包み、二次吸収性部材、又はタンポンの主要吸収材料を越えて延びる引き抜き紐をも含まない。
本明細書で使用する時、用語「残部」とは、タンポンアプリケータの中にはまり込んだタンポンの部分を指す。具体的には、残部は、タンポンの最遠位部から、花弁部(petals)を含む外側部材の最近位部まで測定される。
本明細書で使用する時、用語「近位位置」とは、タンポン配置部材の長手方向軸線に沿った最近位位置を指す。
用語「遠位」及び「近位」は、図面で各々P及びDとして示され、特に明記しない限り、本明細書において、各々タンポン着用者の身体から離れる方向及び身体に向う方向を指す。
用語「完全に嵌合する」とは、本明細書で使用する時、内側部材の第2末端部が外側部材の第2末端部とぴったり重なる時、あるいは1250グラムの力が内側部材の末端部に加わった後に起こる。
用語「結合した」又は「取り付けた」は、ある要素を他の要素に直接固着することによって、ある要素を別の要素に直接固定する構造;ある要素を中間部材(類)に固着し、次にその中間部材を他の要素に固着することによって、ある要素を他の要素に間接的に固定する構造;及びある要素が別の要素と一体化する構造、すなわちある要素がもう一方の要素の本質的に一部分である構造を包含する。
B.本発明のタンポンアプリケータ
図面は、本発明のタンポンアプリケータの実施形態を示す。しかしながら、本発明は、図面に示されるか又は本明細書で検討された特定の形体を有する構造に制限されるものではない。本発明のタンポンアプリケータは、タンポンを、身体によってある量の力でタンポンアプリケータから取り出すことができると共に、タンポンアプリケータがタンポンの露出部をタンポンアプリケータから排出させる限りにおいて、いかなる形体又は大きさでもあり得る。
月経用タンポンを膣腔内に送致することに加えて、本発明のタンポンアプリケータは、その他いずれかのタイプの吸収性又は非吸収性物体をいかなる適した空洞に送致するために使用できることに留意されたい。例えば、本発明のタンポンアプリケータは、失禁用インサートを挿入するために使用できる。「失禁用インサート」とは、本明細書で使用する時、女性の尿失禁の発生及び/又は激しさを低減させる目的で、膣内に配置するために、特に設計、構成、及び/又は適合されたデバイスを指す。失禁用インサートは、典型的には非吸収性材料で作製されているものの、少なくとも部分的に吸収性材料を使用してもよい。しかしながら、体液を吸収する意図は無いので、また失禁用インサートは、尿道−膣筋膜区域付近に位置する筋肉組織及び体内組織に構造支持を提供するために適合及び構成されているので、失禁用インサートはタンポンと容易に区別できる。
本発明をより良く理解するために、幾つかの非限定例の詳細な説明を以下に挙げる。代替実施形態の形体の以下の説明は、例として挙げることを意図しており、本発明を制限することを意図するものではない。
I.外側部材と内側部材とを有するタンポンアプリケータ
図1に関して、タンポン21を配置して膣腔内で低い配置を達成するために設計されたタンポンアプリケータ20が示される。具体的には、本発明は、タンポン21を部分的に排出するタンポンアプリケータ20を対象とする。また、図1は、各々P及びDとして表される「近位」及び「遠位」を示す。タンポンアプリケータ20は、いかなるタイプのタンポン21と共に使用してもよい。タンポン21は、自己維持タンポン又は変形可能な流体透過性バッグタンポンであり得る。
一般に、タンポンアプリケータ20は、外側部材23と内側部材24とを含む。外側部材23は、挿入末端部31と、該挿入末端部31の反対側にある第2末端部27とを具備する。タンポンアプリケータ20を着用者の身体に挿入する間、挿入末端部31は、着用者の身体に対する長手方向軸線60に沿った最近位端であり、また第2末端部27は、着用者の身体に対する長手方向軸線60に沿った最遠位端である。予備形成されたヒンジ又は溝32が、挿入末端部31に近い外側部材23の周辺部の周りに広がってもよい。外側部材23はまた、その中に中央の開口から溝32に延びる多数の放射状スリット46を有するドーム形状の末端部を有してもよい。挿入末端部31に隣接した外側部材23の部分はまた、花弁部47などの開放可能端を有してもよい。加えて、外側部材23は、外側部材23の第2末端部27に隣接して配置された把持領域43を含むことができる。
内側部材24は、外側部材23の中空の内部33において、それらの間に最小限のすきまのある状態で摺動可能な寸法に作製される。内側部材24は、第1末端部28と、該第1末端部28の反対側にある第2末端部29とを有する。第1末端部28は、長手方向軸線60に沿った内側部材24の最近位端である。この実施形態では、第1末端部28は、タンポン21の露出部35(図3)を排出するために必要な力を提供する。換言すれば、第1末端部28は、タンポン押出し部材51となる。内側部材24は、内側部材24の第1末端部28付近に位置する尖端52を有してもよい。第2末端部29は、長手方向軸線60に沿った内側部材24の最遠位端である。内側部材24の第2末端部29に軸方向力44を加えて、タンポン21の露出部35(図3)を排出する。また、内側部材24は、中空の内部30を有することができる。あるいは、内側部材24は、中実、又は部分的に中実であり得る。
タンポンアプリケータ20には、排出前の状態と部分的に排出した状態がある。排出前の状態にある間、図1を見ると容易に分かるように、タンポン21は、外側部材23の中に着座しており、タンポンアプリケータ20とほぼ一直線である。タンポン21は、タンポンアプリケータ20内でその位置を維持するための外力が全く無くても、その中にぴったりと合ったままであることができる。非限定的な一例において、タンポン21は、タンポン21の排出中、内側部材24に包まれているか、又は内側部材24内にはまり込んでいることができる。タンポン21は、タンポン21の排出前、内側部材24の第1末端部28と接触していても、接触していなくてもよい。非限定的な一例では、図2に見られるように、タンポン21の露出部35(図3)をタンポンアプリケータ20から排出する前、タンポン21は内側部材24に接触しておらず、タンポンアプリケータ20とほぼ一直線であり得る。
図3を見ると容易に分かるように、長手方向軸線60に沿って軸方向力44が加わる時、内側部材24は、外側部材23の挿入末端部31に向って滑動させる。内側部材24は、タンポン21の後端に当接し、タンポン21を外側部材23の挿入末端部31に向って押す。この実施形態では、第1末端部28は、タンポン押出し部材51となる。タンポン押出し部材51は、タンポン21の露出部35を排出するために必要な力を提供する。内側部材24が外側部材23と完全に嵌合する時、タンポン21の露出部35は、タンポン押出し部材51によってタンポンアプリケータ20から排出され、タンポン21の残部36は、外側部材23の中に収容されている。
タンポンアプリケータ20を体腔から取り出す間、体内組織は、吸収性タンポン表面の膣組織への粘着及び身体の圧力でタンポン21の露出部35に付着する。体内組織がタンポン21の露出部35に付着するので、タンポンアプリケータ20は、タンポン21を伴わずに体腔から出る、すなわち、タンポン21を後に残す。これにより、タンポン21を膣内に低く配置させる。
II.タンポン配置部材を有するタンポンアプリケータ
図4に関して、別の代替実施形態では、タンポン21を膣腔内で低位置に配置するのをを達成するために設計されたタンポンアプリケータ20Aが示される。また図4は、各々P及びDとして表される「近位」及び「遠位」を示す。一般に、タンポンアプリケータ20Aは、以下の項で論じるように、外側部材23と内側部材24とを具備する。加えて、外側部材23の中空の内部30は、タンポン配置部材25を備えてもよい。
再び図4に関して、タンポン配置部材25は、タンポン押出し部材51と、該タンポン押出し部材51の反対側にある第2末端部48とを有することができる。タンポン押出し部材51は、長手方向軸線60に沿ったタンポン配置部材25の最近位端である。タンポン押出し部材51は、排出中にタンポン押出し部材51がタンポン21を所定の距離で移動させるべく、タンポン21に接触して、タンポン21を内側部材24の長さに沿って配置させる。この所定の距離により、最終的にタンポン21を膣腔内に低く配置させる。第2末端部48は、長手方向軸線60に沿ったタンポン配置部材25の最遠位端である。非限定的な一例では、タンポン配置部材は平らな表面である。
図5に関して、この実施形態では、タンポン21の露出部35をタンポンアプリケータ20Aから排出する間、タンポン配置部材25のタンポン押出し部材51がその近位位置にある時、及び内側部材24を外側部材23とぴったり重ねることによってタンポンアプリケータ20Aが完全に嵌合する時、残部36は、外側部材23の中にはまり込んでいる。また、図5は、各々P及びDとして表される「近位」及び「遠位」を示す。
タンポンアプリケータ20Aを完全に嵌合する間、タンポン押出し部材51がタンポン21を配置させ、タンポン21は、タンポンアプリケータ20Aから排出された露出部35と、内側部材24の中に収容された残部36とを有する。タンポン21の露出部35をタンポンアプリケータ20Aから排出する間、タンポン21の少なくとも一部分は、タンポン配置部材25のタンポン押出し部材51に隣接している。換言すれば、タンポン押出し部材51が長手方向軸線60に沿ってその近位位置にある時、タンポン押出し部材51は、タンポン21と接触して、タンポン21の露出部35を排出するために必要な力を提供する。タンポンアプリケータ20Aを膣腔から取り出す間、身体は、膣の内部をタンポン21の露出部35に付着する。
タンポン配置部材25は、当該技術分野において既知のいかなる方法で内側部材24に固定的に結合することもできる。タンポン配置部材25はまた、例えば、タンポン配置部材25と内側部材24を一片として成形することにより、内側部材24と一体的であり得る。非限定的な一例では、タンポン配置部材25は、部品を互いにパチンと嵌める摩擦ばめ、糊付け及び/又は溶融により、内側部材24に固定して結合することができる。別の非限定例では、タンポン配置部材25を、内側部材24の中空の内部30に取り付ける。別の非限定例では、タンポン配置部材25はまた、内側部材24の一部分を折り畳むか又は押し付けること、及び内側部材24を内向きにそれ自身の上に曲げて管の内部に管を作り出すことにより、内側部材24の延長部となり得る。
本明細書では、タンポン配置部材25がタンポン21を内側部材24の長さに沿って配置して、膣腔内でタンポン21の低い配置を提供するのに役立つ限りにおいて、タンポン配置部材25の形状を変更できることに更に留意されたい。一実施形態では、タンポン配置部材は、概ね管形状の細長いタンポン配置部材を含む包含する。あるいは、タンポン配置部材は、棒であり得る。別の実施形態では、タンポン配置部材は、外側部材23の中で滑動可能であり得る。別の代替実施形態では、タンポン配置部材はまた、内側部材24の中空内部30から内向きに延びる突起部を具備することができる。突起部は、排出中に該突起部がタンポン21を該突起部と接触させる限りにおいて、いかなる形状又は大きさでもあり得る。突起部は、当該技術分野において既知のいかなる方法で内側部材24に固定して結合することもできる。
本明細書では、タンポン配置部材25が、タンポン21を、膣腔内で低い配置を提供する内側部材24内の位置に配置するのに役立つ限りにおいて、タンポン配置部材25の長さを変更できることに更に留意されたい。非限定的な一例では、タンポン配置部材25の長さは、約36ミリメートル〜約63ミリメートルであり得る。
III.タンポンの中にはまり込んだ内側部材
図6に関して、更に別の代替実施形態では、タンポン21の露出部35(図7)を排出する前のタンポンアプリケータ20Bが示される。タンポンアプリケータ20Bは、タンポン21を配置して、膣腔内で低い配置を達成するよう設計される。また、図6は、各々P及びDとして表される「近位」及び「遠位」を示す。この非限定例では、一般に、タンポンアプリケータ20Bは、外側部材23と内側部材24とを具備する。しかしながら、この代替実施形態では、タンポンアプリケータ20Bが完全に嵌合する時、内側部材24はタンポン21の中にはまり込む可能性がある。換言すれば、内側部材24は、タンポンアプリケータ20Bが完全に嵌合する時、タンポン21の底部の少なくとも一部分を突き通す可能性がある。
図7に関して、外側部材23が内側部材24と完全に嵌合する時、露出部35は、タンポンアプリケータ20Bから排出され、タンポン21の残部36は、タンポンアプリケータ20Bの中に収容されている。また、図7は、各々P及びDとして表される「近位」及び「遠位」を示す。加えて、完全に嵌合する時、内側部材24の少なくとも一部分は、タンポン21に隣接している。内側部材24がタンポン21の中にはまり込む時、内側部材24は、力44を与えて、タンポン21の露出部35をタンポンアプリケータ20Bから排出する。
IV.本発明のタンポンアプリケータの実施例
以下に提示された実施例1〜13は、本発明のタンポンアプリケータが完全に嵌合する時に一定の割合のタンポン(すなわち、露出部)を排出する、本発明のタンポンアプリケータの実施形態である。また、タンポンアプリケータを膣腔から取り出す間に、タンポンの残部(すなわち、はまり込んだ部分)をアプリケータから取り出すためには、ある量の力が必要とされる。本発明は、図面に示された又は本明細書で上述された特定の形体を有する上記の構造体に限定されるものでない。従って、タンポンアプリケータは、いかなる形体又は大きさでもあり得る。
Figure 2008501437
以下に提示された実施例14〜20は、内側部材が外側部材と完全に嵌合する時に(mm単位で測定された)タンポンの残部が外側部材の中にはまり込んでいる、本発明のタンポンアプリケータの実施形態である。また、タンポンアプリケータを膣腔からを取り出す間に、タンポンの残部をタンポンアプリケータから取り出すためには、ある量の力が必要とされる。本発明は、図面に示された又は本明細書で上述された特定の形体を有する上記の構造体に限定されるものでない。従って、タンポンアプリケータは、いかなる形体又は大きさでもあり得る。
Figure 2008501437
以下に提示された実施例21〜24は、本発明のタンポンアプリケータが完全に嵌合する時にタンポンの露出部を排出する、本発明のタンポンアプリケータの実施形態である。本発明は、タンポンを本発明のタンポンアプリケータから取り出すために、ミリメートル毎にある量の力を必要とする。しかしながら、本発明は、図面に示された又は本明細書で上述された特定の形体を有する上記の構造体に限定されるものでない。従って、タンポンアプリケータは、いかなる形体又は大きさでもあり得る。
Figure 2008501437
以下に提示された実施例25〜26は、内側部材が外側部材と完全に嵌合する時に一定の割合のタンポンが外側部材の中にはまり込んだままである、本発明のタンポンアプリケータの実施形態である。また、タンポンアプリケータを膣腔から取り出す間に、タンポンの残部をタンポンアプリケータから取り出すためには、ミリメートル毎にある量の力が必要とされる。本発明は、図面に示された又は本明細書で上述された特定の形体を有する上記の構造体に限定されるものでない。従って、タンポンアプリケータは、いかなる形体又は大きさでもあり得る。
Figure 2008501437
以下に、本発明のタンポンアプリケータの各構成要素の更なる詳細を提示する。
a.外側部材
図1に関して、外側部材23は、典型的に、膣腔内に挿入する間にタンポンアプリケータ20を取扱い又は把持するために使用できる。外側部材23は、内側部材24の外部にある。外側部材23は、中空の内部33、挿入末端部31、及び該挿入末端部31の反対側にある第2末端部27を有する。挿入末端部31は、外側部材23の最近位端である。加えて、挿入末端部31は、膣腔の中に挿入される外側部材23の最初の部分であると共に、挿入末端部は、そこからタンポン21を排出する末端部である。第2末端部27は、長手方向軸線60に沿った外側部材23の最遠位部である。把持領域43は、第2末端部27に隣接している。把持領域43は、ユーザがタンポンアプリケータ20を取扱い又は把持できる外側部材23の部分である。外側部材23の中空の内部33の少なくとも一部分は、内側部材24の少なくとも一部分と嵌合することができる。非限定的な一例では、内側部材24は、外側部材23の中で滑動可能であり得る。
タンポンアプリケータ20の製造業者は、外側部材23の大きさを変更することができる。外側部材23の大きさは、主にタンポン21の寸法によって決定できる。具体的には、外側部材23の直径を変更して、異なる吸収性のタンポンを収容できる。一般に、外側部材23は、約6ミリメートル〜約21ミリメートルの内径、及び約0.4ミリメートル〜約1.2ミリメートルの壁厚を有することができる。一般に、外側部材23の内径は、適切にはタンポン21の直径よりも大きく、外側部材23がタンポン21を外側部材23から取り出すことを妨げるのを防ぐべきである。更に、外側部材23の内径は、様々な直径及び形状を有して、囲い込まれたタンポン21の輪郭形状に適合することができる。
また、タンポンアプリケータ20の製造業者は、外側部材23の長さを変更することができる。一般に、外側部材23は、タンポン21をタンポンアプリケータ20から膣腔内に排出する前に、タンポン21の少なくとも一部分、好ましくはタンポン21の全てを収容するための十分な長さであるべきである。一般に、外側部材23の長さは、約50ミリメートル〜約100ミリメートルであり得る。外側部材23の長さは、好ましくは約50mm〜約90mm、より好ましくは約55mm〜約85mmである。
加えて、タンポンアプリケータ20の製造業者は、外側部材23の形状を変更することができる。本明細書では、内側部材24の一部分が外側部材23の中で滑動可能であり得る限りにおいて、外側部材23の形状を変更できることに更に留意されたい。非限定的な一例では、把持領域43は、外側部材23の残部よりも小さい周囲であり得る。この非限定例では、内側部材24は、外側部材23の中空の内部33の中で摺動可能な棒であり得る。更に、外側部材23は、それがとり得る形状によって決して制限を受けないが、形状はタンポン21の指向的な排出を妨げるべきではない。外側部材23は、かかるいずれかの形状が効果的に働いてタンポン21をタンポンアプリケータ20から排出し、膣腔内に快適に挿入する限りにおいて、円筒形であっても、バナナのように湾曲していても、その他いずれかの好適な形状であってもよいことを当業者は推察できる。外側部材23は、いかなる適した断面形状でもあり得る。例えば、好適な断面形状としては、円形、卵形、平たい円形、楕円形、並びにこれらのいかなる組み合わせをも挙げることができるが、これらに限定されない。
更に、外側部材23は、上述の通り把持領域43を含むことができる。把持領域43は、挿入末端部31と第2末端部27との間で、外側部材23の第2末端部27により近く位置している。把持領域43は、外側部材23の安全な取扱いを提供することができる。把持領域43の周囲は、卵形、円形、及び他の種々の幾何学形を含む、本質的に望ましいいかなる形状をも取ることができる。把持領域43は、表面を型押し又は圧縮することにより作り出される、外へ向う突起部又は隆起表面により画定することができる。再び図1に関して、把持領域43はほぼ環状に形成されているが、把持領域はまた、四角などのより角張った形態を呈することができる。把持領域43の表面は、当該技術分野において既知のあらゆる種類の表面であり得る。この表面は、タンポンアプリケータ20を身体に挿入する間、望ましい摩擦抵抗を指に提供することができる。更に、この表面区域は、例えば、表面テクスチャ加工、圧痕(impressions)、及び/又は刻み目(indentations)を介して生み出された陥没した模様を有することができる。
更に、把持領域43は、心地よい把持をユーザに実質的に提供するための十分な寸法であることが好ましい。明細書において使用される時、用語「ユーザの把持」とは、手、例えば、親指と指との間でタンポンアプリケータ20を保持するいかなる方法をも意味する。把持領域43は、必ずしも外側部材23の周囲の周りに完全に延びる必要はない。例えば、装飾的模様又は商標キャラクター(Trademark character)のための空間を設けることができる。
b.内側部材
図1において、本発明の幾つかの実施形態では、内側部材24は、タンポン21を外側部材23の挿入末端部26から排出する間及び/又は排出する前に、その中空内部30の中にタンポン21の少なくとも一部分を格納するよう設計することができる。内側部材24は、中空内部30を有する。あるいは、内側部材24は、中実、又は部分的に中実であり得る。第1末端部28は、長手方向軸線60に沿った内側部材24の最近位端である。第2末端部29は、長手方向軸線60に沿ったタンポンアプリケータ20の最遠位端である。更に、第2末端部29は、タンポン21が外側部材23から排出されるために、軸方向力44が加えられる内側部材24の部分である。
タンポンアプリケータ20の製造業者は、かかるいずれかの形状が、効果的に働いてタンポン21をタンポンアプリケータ20から排出すると共に、膣腔内に快適に挿入することに適切に役立つ限りにおいて、内側部材24の形状を変更することができる。当業者は、例えば、円筒形又はバナナのように湾曲した内側部材24の他の形状、あるいはその他いずれかの好適な形状が可能であることを推察できる。例えば、内側部材24は、円形、卵形、平たい円形、楕円形、並びにそれらのいかなる組み合わせをも含むが、これらに限定されない、いかなる適した断面形状でもあり得る。
内側部材24の大きさは、主にタンポン21の寸法によって決定することができる。具体的には、内側部材24の直径は、異なる吸収性のタンポンを収容するために変更できる。例えば、タンポン21を内側部材24の中に収容する時、より吸収性の高いタンポンは、より大きい直径を有する可能性があり、結果として高吸収性タンポンを収容するためにより大きい直径を有する内側部材24の内径となる。加えて、内側部材24の内径は、様々な直径及び形状を有して、囲い込まれたタンポン21の輪郭形状に適合することができる。
内側部材24の長さも変更できる。タンポン21が内側部材24の中に収容されるならば、内側部材24は、一般に、アプリケータを身体に挿入する前にタンポン21のかなりの部分を収容するための十分な長さであるべきであり、従ってタンポン21をタンポンアプリケータ20から適切に排出すると共に膣腔内に快適に挿入するのに役立つ。例えば、内側部材24の長さは、約45ミリメートル〜約90ミリメートルであり得る。
所望により、内側部材24は、その周囲上に設けられた、内側部材24の第1末端部28付近に位置する尖端52を有することができることが分かる。 もし尖端52が含まれるならば、内側部材24は、外側部材23の中に適合すべきである。尖端52は、外側部材23の内側表面上の任意の溝(図示せず)と嵌合するように適合でき、それにより多数の可能な所定の相対位置を外側部材23及び内側部材24に提供する。たとえタンポンアプリケータ20を使用する前にその取扱いを誤ったとしても、尖端52は、内側部材24が容易に外側部材23に押し込まれる(タンポン21が時期尚早に排出される)のを防ぐことができる。尖端はまた、内側部材24の移動を止めて、内側部材24と外側部材23が完全に嵌合したことを合図するために使用されてもよい。
c.タンポンアプリケータの材料
異なる材料及び方法から、異なるタンポンアプリケータ部分を作成することができる。タンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分は、紙、板紙、厚紙、又はそれらのいかなる組み合わせから形成された、螺旋状に巻いた、回旋状に巻いた、又は長手方向に継ぎ合わされた中空の管で形成することができる。タンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分はまた、プラスチックシートから熱成形されるか又はプラスチックフィルムを折り畳む若しくは巻くなど、可撓性プラスチックから射出成型されるか、押出されるか又は形成されることができる。
タンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分は、単プライの材料から構成することができ、又は合わせて固着されて積層体を形成する2枚以上のプライから作成することができる。2枚以上のプライ又は層の使用は、製造者が、タンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分の性能を高めることができる様々な層において特定の材料を使用することができるので、好ましい。2枚以上のプライが利用される時、全てのプライは螺旋状に巻かれるか、回旋状に巻かれるか、又は長手方向に継ぎ合わされて、細長い円筒を形成することができる。タンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分は、より目の粗い、おそらくはより厚いプライを取り囲む外側又は外側表面に、平滑な薄いプライの材料を使用して作成することができる。タンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分が少なくとも3枚プライを含む時、中間のプライはより厚いプライで、内側及び外側のプライは平滑及び/又は滑りやすく、タンポンの排出を容易にすると共に、女性の膣内への、タンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分の挿入を容易にすることができる。厚く、より粗いプライの材料を、薄く、平滑な2プライの間に挟むことによって、非常に機能的なタンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分を提供できる。タンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分は、1枚プライ〜4枚プライを含むべきであるが、所望する場合、より多くのプライを利用できる。
タンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分を形成するプライは、糊などの接着剤、熱、圧力、超音波、又はそれらのいずれかの組み合わせによって結集することができる。接着剤は水溶性又は非水溶性のどちらであってもよい。水に浸漬されるとタンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分が迅速に分裂するという環境上の理由で、水溶性接着剤が好ましい。タンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分が、便器に流すことによって処理される場合、このような浸漬が起こる。水への浸漬、化学物質との相互作用、及び攪拌の全てが起こる自治体の汚物処理設備にタンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分を曝すことによって、比較的短い時間でタンポンアプリケータ又はタンポンアプリケータのいずれかの部分が分裂し、均等に分散する。
C.力試験方法
i.概観
図8aに関して、この試験は、完全に嵌合したタンポンアプリケータからタンポンの残部を取り出すために必要とされる力の量を測定することを意図する。
タンポンアプリケータから排出された後に露出されたタンポン21の長さがより短いほど、タンポン21は、タンポンが完全に排出される場合の同一のタンポンアプリケータ装置に比べて、膣腔内により低く配置される。膣は典型的により低い領域においてより狭く、タンポンは子宮頸部の中央及び前側に配置されると仮定すると、膣内により低く配置されたタンポン21は膣を覆うのにより効果的なので、タンポン21を膣腔内に低く配置する時、膣腔内により大きい適用範囲が存在する。
ii.試験台の調製
取り出し力試験では、インストロン社(Instron Corporation)(マサチューセッツ州カントン(Canton, Massachusetts))から入手可能な10ニュートンのロードセルを有するインストロンモデル(Instron Model)5564を使用し、413.7kPa(60psi)で操作される標準的な2.54cm(1.0インチ)のグリップを使用した。また試験台では、2つの1.905cm(3/4インチ)プラスチックコーティング先端のミニスプリングクランプ(ホーム・ディーポ(Home Depot)(#3579462622 8)から購入したモデル番号 614−593 ワークフォース(WorkForce)、30339ジョージア州、アトランタ、ペーシスフェリーロード2455(2455 Paces Ferry Rd, Atlanta, GA 30339));シェークスピア(Shakespeare)により製造された直径0.0198インチの釣り糸 モデルWP550;及び折り畳まれた針金製の紙用クリップ(no.1 ゼム・クリップ(Gem Clip)、モデルXP40020)を使用する。
機械装置の設置:インストロンのクロスヘッド速度を508mm/分に設定する。釣り糸79上の力を+/−5グラムに調整して、釣り糸がタンポン21上に標準的な最初の力を与え、釣り糸79の著しい余分な弛みを排除する。クロスヘッドの移動は、タンポン21をタンポンアプリケータ20から完全に取り出すために必要とされる距離である。2mmのクロスヘッド伸張で開始したデータを100Hzで収集する。試験のピーク力は、タンポン21がタンポンアプリケータ20から取り出される時に得られるニュートン単位での最大の力−試験タンポン、上方のユーティリティクリップ集成体、及び釣り糸によって与えられる基線の力である。基線の力は、タンポン21をタンポンアプリケータから完全に取り出した後、インストロンに加わる力によって決定されてもよい。10個のタンポンアプリケータ集成体を分析し、平均の力を報告する。
図8aに示すように試験台82を調製するため、次の工程を行う:
1.ゼム・クリップ:ゼム・クリップ75,76を、ゼム・クリップ75,76がほぼ直線を形成するまで広げる。クリップを「U」又は「V」字形に形成する。
2.上方のユーティリティクリップ集成体:第1ゼム・クリップ75の両端を、ゼム・クリップ75のU字部がミニスプリングクランプ77から外方に向くよう、上方のミニスプリングクランプ77の基部にて穴に通す。ゼム・クリップ75を、曲げてそれ自身の周りに巻きつけることによって、ミニスプリングクランプ77に固定する。釣り糸79の12インチ切片の第1末端部を、第1ゼム・クリップ75の中央のUの頂部に固定する。
3.下方のユーティリティクリップ集成体:第2ゼム・クリップ76の両端を、下方のミニスプリングクランプ80の底部にて穴に通す。第2紙用ゼム・クリップ76をほぼU字形の形体に形成し、第2ゼム・クリップ76を、曲げてそれ自身に巻きつけることによって、ミニスプリングクランプ77に固定する。
4.安定用固定具の調製図8bに関して、タンポンアプリケータ装置20が試験台82(図8a)に配置されている時に、完全に押し込まれたタンポンアプリケータ装置20を安定させるため、安定用固定具83が必要とされることもある。安定用固定具83は、スミード・マニュファクチュアリング社(The Smead Manufacturing Co.,)(ミネソタ州ヘースティングス(Hastings, Mn. ))から得られるマニラ紙のレターサイズのファイルフォルダ(File Folders)、品番135L、商品統一分類コード第10330から作製される可撓性の部分的な管である。紙製フォルダは、内側部材24が完全に嵌合する時、タンポンが長手方向縁部から約1cm延びると共に、その幅がタンポンアプリケータ20の外側部材23よりも約1mm〜約5mm短くなるような大きさである。次に、紙を長手方向軸線に沿って巻いて、タンポンアプリケータ集成体をまとめて使用できる部分的な管にする。安定用固定具83をタンポンアプリケータ20の特定の寸法に合わせて調整してよいものの、典型的な寸法は、管を形成する前は長さ約85mm及び幅約50mmである。
ii.試料の調製
タンポンアプリケータ試料及び本発明のタンポンアプリケータについて力試験を行う。以下は、タンポンアプリケータの試料である:
ウォルグリーンズ(Walgreens)(登録商標) プラスチック(Plastic) スーパープラス吸収性
ウォルグリーンズ(Walgreens)(登録商標) プラスチックタンポン(Plastic Tampons) スーパー吸収性
ウォルグリーンズ(Walgreens)(登録商標) プラスチックタンポン(Plastic Tampons) レギュラー吸収性
プレイテックス(Playtex)(登録商標) 驚異の快適性と防護性とラベル表示されているジェントル・グライド(Gentle Glide) スーパー吸収性
プレイテックス(Playtex)(登録商標) 驚異の快適性と防護性とラベル表示されているジェントル・グライド(Gentle Glide) レギュラー吸収性
プレイテックス(Playtex)(登録商標) スリムフィッツ(Slimfits) レギュラー吸収性
ユニ・チャーム(Unicharm)(ソフィ・ソフト・タンポン(Sofy Soft Tampon))
試験試料1 レギュラー吸収性
試験試料2 レギュラー吸収性
力試験方法で用いるための試料タンポンを調製するために、タンポンの引き抜き紐を、内側部材とぴったり重なるよう切り取らなければならない。引き抜き紐を切り取って、内側部材の何らかの動きの間、又はインストロン試験の間、タンポンがタンポンアプリケータから引き出される時に引き抜き紐が表面に当たるのを防ぐ。
図8aに関して、試験前に試料を調製するため、以下のことを行わなければならない:
1.タンポンアプリケータ試料を箱から取り出し、タンポンが個別に包装されているならばタンポンアプリケータ及び包装材の中で、23℃±1℃及び50%±2%の相対湿度で2時間平衡させる。
2.タンポンを包装材(もしあれば)から取り出し、包装材から取り出してから10分以内にサンプルの調製及び試験を終える。
3.押し込み長(Plunge length)の決定内側部材24を、内側部材が完全に嵌合するまで中実の平面に対して押すことによって、タンポンアプリケータ20を押し込む。1250gの力が内側部材24に加わる時、内側部材24と外側部材23との完全な嵌合が完成する。もしタンポン21がタンポンアプリケータ20内に留まらないか、又は2mm未満だけ留まるならば、試料は、力試験方法によって決定されるこの試験の限界の範囲外にある。
a.タンポン21が配置される時にタンポンの先端縁部が安定用固定具83の一末端部の長手方向縁部から約1cm延びるよう、タンポンアプリケータ集成体を安定用固定具83上に水平に配置する。アプリケータ20の把持区域は、安定用固定具83の対向する末端部から約1cm延びるべきである。
b.タンポンアプリケータ20の把持区域を握り、タンポンアプリケータ20を完全に嵌合した位置に押し込む。
c.タンポンアプリケータ装置20を安定した配置に保持するための十分な圧力のみを加えながら、タンポンアプリケータ20の近位端の約1cm下で、安定用固定具83の側面を注意深く握る。
d.図8cに関して、上方のユーティリティクリップ集成体77をタンポン21の近位端の頂部1cmに取り付ける。
e.図8aに関して、下方のユーティリティクリップ集成体80をタンポンアプリケータ20の指把持部に取り付ける。タンポンアプリケータ装置を安定用固定具83(図8b)に注意深く保持する間、下方のユーティリティクリップ集成体76のゼム・クリップのほぼu字形体の凹部を、下方のインストロン把持部81内に着座させる。これにより、下方のユーティリティクリップ集成体76を試験台82の下方のインストロン把持部81に繋留させる。
f.上方のユーティリティクリップ集成体77の釣り糸を上方のインストロン把持部78に挿入する。安定用固定具83(図8b)をタンポンアプリケータ集成体の周りから注意深く取り外す。
g.タンポンが、インストロン把持部81との組立中又は取り付け中に変位するか又はずれたら、試料を捨て、手順を繰り返す。
iii.力試験の結果
図9及び10aに関して、試験により、本発明のタンポンアプリケータの試験試料1及び試料2は、現行技術のアプリケータよりも少ないニュートンで測定されたピーク力と、タンポンをタンポンアプリケータから取り出すためのニュートン/mmとを必要とすることが明らかとなった。図10bに関して、本明細書で開示された力試験方法を使用する時、驚異の快適性及び防護性とラベル表示されているプレイテックス(Playtex)(登録商標)超吸収性ジェントル・グライド(Gentle Glide)の5つの試料は、ニュートン単位で測定された.207の平均正味ピーク負荷を有するであろう。図10cに関して、本明細書で開示された力試験方法を使用する時、本発明の試料は、ニュートン単位で測定された.036の平均正味ピーク負荷を有するであろう。正味ピーク負荷から、クリップ、糸、及びタンポン重量を引く。タンポンアプリケータを体腔から取り出す間、体内組織が、吸収性表面の膣組織への粘着によって、及び身体の圧力によってタンポン21上に付着することができるよう、タンポンをタンポンアプリケータ21から取り出すためのより少ない力が必要とされる。タンポンがタンポンアプリケータから完全には排出されていないので、体内組織は、タンポン21に付着する必要があり、タンポンアプリケータがタンポン21無しに、すなわち、タンポン21を後に残したまま体腔を出る時にタンポンをタンポンアプリケータから引き出す。これにより、同様の長さのアプリケータから完全に排出されたタンポンに比べ、タンポン21を膣内で低く配置させる。
D.長さ試験方法
i.概観
この試験は、本発明のタンポンアプリケータ内にはまり込んだタンポンの量を画定して、はまり込んだタンポンの無い同一のタンポンアプリケータ装置に比べ、膣腔における低い配置を提供する。これは、タンポンアプリケータから露出したタンポンの長さ、及び後述のタンポンアプリケータ試料内にはまり込んだタンポンの長さを決定することによって行われる。タンポンアプリケータが完全に嵌合した後に露出されたタンポンの長さがより短いほど、タンポン21は、はまり込んだタンポンの無い同一のタンポンアプリケータ装置に比べ、膣腔内により低く配置される。膣は典型的により低い領域においてより狭く、タンポンは子宮頸部の中央及び前側に配置されると仮定すると、膣内により低く配置されたタンポン21は膣を覆うのにより効果的なので、タンポン21を膣腔内に低く配置する時、膣腔内により大きい適用範囲が存在する。
ii.試料の調製
タンポンアプリケータ試料及び本発明のタンポンアプリケータについて長さ試験を行う。以下は、タンポンアプリケータの試料である:
ウォルグリーンズ(Walgreens)(登録商標) プラスチック(Plastic) スーパープラス吸収性
ウォルグリーンズ(Walgreens)(登録商標) プラスチックタンポン(Plastic Tampons) スーパー吸収性
ウォルグリーンズ(Walgreens)(登録商標) プラスチックタンポン(Plastic Tampons) レギュラー吸収性
プレイテックス(Playtex)(登録商標) 驚異の快適性と防護性とラベル表示されているジェントル・グライド(Gentle Glide) スーパー吸収性
プレイテックス(Playtex)(登録商標) 驚異の快適性と防護性とラベル表示されているジェントル・グライド(Gentle Glide) レギュラー吸収性
プレイテックス(Playtex)(登録商標) スリムフィッツ(Slimfits) レギュラー吸収性
ユニ・チャーム(Unicharm)(ソフィ・ソフト・タンポン(Sofy Soft Tampon))
試験試料1 レギュラー吸収性
試験試料2 レギュラー吸収性
試験前に試料を調製するため、以下を行わなければならない:
1.タンポンアプリケータ試料を箱から取り出し、タンポンが個別に包装されている場合タンポンアプリケータ及びタンポンアプリケータ用包装材の中で、23℃±1℃及び50%±2%の相対湿度で2時間平衡させる。
2.タンポンを包装材(もしあれば)から取り出し、包装材から取り出してから10分以内にサンプルの調製及び試験を終える。
a.押し込み型アプリケータ
i.包装材がある場合、タンポンアプリケータを包装材から取り出す。
ii.完全に嵌合した位置:内側部材に1250グラムの力を加えた状態で、アプリケータを押し込む。これが完全に嵌合した位置である。完全に嵌合した位置は、10個のタンポン−アプリケータ装置の平均値である。
iii.幅1.905cm(0.75インチ)のハイランド・インビジブル・テープ(Highland Invisible Tape)(3M、文房具部門、ミネソタ州55119、セントポール(St. Paul, MN))の凡そ7cmを切る。
iv.接着剤側を上方に向けた状態で、インビジブル・テープ(Invisible Tape)を平滑な平面上に配置する。
v.タンポンアプリケータ装置を、テープ上でテープの長さに対して直角に配置する。
vi.タンポンアプリケータの近位端は、テープの幅0.75インチを中心とするべきである。タンポンアプリケータはまた、余分なテープが工程viiにおける円筒の形成を妨げないよう、テープをタンポンアプリケータの直下に配置するべくテープの一末端部の上に配置するべきである。
vii.テープの全長がタンポンアプリケータの近位端の周りで円筒を形成するよう、テープを横切ってタンポンアプリケータを巻く。
viii.タンポンアプリケータがテーブル上で平坦である間、タンポンアプリケータの遠位端を指把持部にて握り、内側部材を完全に嵌合した位置まで押して、タンポンを排出する。排出済のタンポン−アプリケータ装置を点検して、タンポンが長手方向軸線60に沿って一直線になっていることを確認する。
ix.タンポン取り出し紐を、アプリケータの遠位端とぴったり重ねて切る。
x.完全に嵌合したタンポン−アプリケータ装置の長さ、L1
a.デジタルキャリパーゲージ(小野測器(Ono-Sokki)リニアゲージセンサ(Linear Gauge Sensor)GS−503とGS−3610デジタルリーダー)が適切な長さのアプリケータ−タンポン集成体を収容できるよう、デジタルキャリパーゲージの垂直高さを調節する。あるいは、タンポン−アプリケータ集成体が長すぎて収容できなければ、テーブルの上面が有効基部となるようゲージを回転させる。キャリパー脚部の直径は24.2mm、脚部によって加えられる力は0.32Nである。
b.タンポンの近位端がキャリパーゲージ脚部の方へ上を指した状態で、長手方向軸線がキャリパーゲージ基部に対して垂直になるようタンポンアプリケータ集成体を配向し、完全に嵌合したアプリケータの遠位端をキャリパーゲージ基部に対してしっかりと押す。全ての測定中にタンポンが確実に垂直位置に留まるよう注意しなければならない。測定中、タンポン−アプリケータ装置の配向がゲージに対して変位したら、その測定値を無視する。測定中、タンポンがタンポンアプリケータに対していつまでも変位するようならば、例えば、タンポンが滑り落ちるか、又は中心からずれるか、又はタンポンアプリケータの花弁部がタンポンの下で滑るならば、その試料を無視し、繰り返す。
c.各タンポンアプリケータ装置について5回測定を行い、10個のタンポン−アプリケータ装置を用いて繰り返す。タンポンアプリケータがその完全に嵌合した位置にある間、タンポンアプリケータの最遠位端からタンポンの最近位端まで測定された時の距離をL1として記録する。
d.全ての測定値の平均のL1を報告する。
xi.完全に嵌合したアプリケータの長さ、L2
a.L1を測定するための前述の試料を使用して、その完全に嵌合した位置におけるタンポンアプリケータの最遠位端からタンポンアプリケータにおける外側部材の最近位端までの距離を、携帯型電子デジタルキャリパーゲージ(VWRデジタルキャリパー、15.2cm(6インチ)キャリパー、カタログ番号 62379−531)で測定する。もしタンポンアプリケータが花弁部を有するならば、タンポンアプリケータの遠位端は、タンポンによって延ばされた花弁部の先端である。
b.タンポンアプリケータの周りで凡そ均等に隔たる少なくとも3つの花弁部について測定を行い、平均値を報告する。もしいずれかの花弁部がタンポンの下で折れ曲がったら、その試料を捨て、新しい試料を選ぶべきである。もしタンポンがタンポンアプリケータに対して滑り又は配向の変化の証拠を示すならば、試料を捨て、新しい試料を選ぶ。距離L2は、10個のタンポンの平均値として記録される。
xii.タンポン長、L3
a.第2組のタンポンを使用して、タンポン21をタンポンアプリケータから注意深く取り外す。
b.タンポン21の主要吸収性本体の長さをmm単位で測定し、典型的なタンポンに関して、これはタンポンの堅い本体である。主要吸収体は、いかなる上包み、二次吸収性部材、又はタンポンの主要吸収材料を越えて延びる引き抜き紐をも含まない。
c.いかなる上包み、二次吸収性部材、又はタンポンの主要吸収性材料を越えて延びる引き抜き紐を含むタンポンの本体から、取り出し紐を注意深く切る。
d.デジタルキャリパーゲージ(小野測器(Ono-Sokki)リニアゲージセンサ(Linear Gauge Sensor)GS−503とGS−3610デジタル読み出し)が適切な長さのタンポンを収容できるよう、デジタルキャリパーゲージの垂直高さをその基部の上で調節する。キャリパー脚部の直径は24.2mm、脚部によって加えられる力は0.32Nである。タンポンの近位端がキャリパーゲージ脚部の方へ上を指しすと共に遠位端がゲージの基部の方へ向いた状態で、長手方向軸線がキャリパーゲージ脚部に対して垂直になるようタンポンを配向する。全ての測定の間、タンポンが確実に垂直位置にあるよう注意しなければならず、もし測定中にタンポンの配向が変位するならば、その測定を無視する。
e.各タンポンについて5回測定を行い、10個のタンポンを用いて繰り返す。タンポンの遠位端からタンポンの近位端まで測定された時の距離がL3である。
xiii.はまり込んだタンポン長は、L3+L2−L1で、mm単位で報告される。
xiv.はまり込んだタンポンのmm当たりの力(N)は、タンポン取り出し力÷mm単位でのはまり込んだタンポン長である。
xv.アプリケータ設計と一致したタンポンをアプリケータから露出させるために、はまり込んだ長さの方法を変更して、非従来型タンポンアプリケータ装置を収容してもよい。
iii.長さ試験の結果
図11に関して、試験により、本発明のタンポンアプリケータの試料1及び試料2は、他の試料のいずれのよりも短いタンポン21の長さを露出させると共に、いっそう多くのタンポンが内側部材内にはまり込んでいることが明らかとなるであろう。従って、挿入後により短いタンポンが露出され、より多くのタンポンがはまり込んでいる程、膣腔内でのタンポンの配置がより低くなる。タンポンアプリケータを体腔から取り出す間、体内組織は、吸収性表面の膣組織への粘着及び身体の圧力でタンポン21に付着する。体内組織がタンポン21に付着するので、タンポンアプリケータは、タンポン21無しに、すなわち、タンポン21を後に残して体腔から出る。これにより、タンポンがはまり込んでいない同一のタンポン−アプリケータ装置に比べ、タンポン21を膣内で低く配置させる。
「発明を実施するための最良の形態」で引用したすべての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、どの文献の引用も、それが本発明に関する先行技術であるとの容認と解釈されるべきではない。
本発明の特定の実施形態が説明及び記載されてきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行えることが当業者には明白であろう。従って、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
本発明のタンポンアプリケータの長手方向軸線に沿った斜視図。 本発明のタンポンアプリケータの斜視図。 タンポンアプリケータが完全に嵌合した時の、本発明のタンポンアプリケータの斜視図。 本発明のタンポンアプリケータの長手方向軸線に沿った断面図。 本発明のタンポンアプリケータの長手方向軸線に沿った断面図。 本発明のタンポンアプリケータの別の実施形態の斜視図。 完全嵌合した時の、本発明のタンポンアプリケータの別の実施形態の断面図。 力試験方法の機器スタンドの斜視図。 力試験方法の機器の斜視図。 力試験方法の機器の斜視図。 力試験方法の結果のグラフ。 力試験方法の結果のグラフ。 力試験方法の結果のグラフ。 力試験方法の結果のグラフ。 長さ試験方法の結果のグラフ。

Claims (13)

  1. タンポンを膣腔内に配置するためのタンポンアプリケータであって、
    i.前記タンポンを前記膣腔内に挿入するための内側部材と同軸上に配設された外側部材と、
    ii.前記外側部材の中で滑動できる前記内側部材と、
    を具備し、
    前記内側部材が前記外側部材と完全に嵌合して前記タンポンの残部を画定する時、前記タンポンの長さの少なくとも15%が前記外側部材内に留まり、前記タンポンの前記残部を当該タンポンアプリケータから取り出すために約0.30N未満の力を必要とすることを特徴とする、タンポンアプリケータ。
  2. 前記タンポンの前記残部を前記外側部材から取り出すために、約0.30N未満、好ましくは約0.25N未満、より好ましくは約0.20N未満、さらにより好ましくは約0.15N未満、最も好ましくは約0.10N未満の力を必要とする、請求項1に記載のタンポンアプリケータ。
  3. 前記タンポンの前記残部を前記内側部材から取り出すために、約0.30N未満の力を必要とする、請求項1又は2に記載のタンポンアプリケータ。
  4. 前記内側部材が前記外側部材と完全に嵌合する時、前記タンポン長の少なくとも30%、好ましくは少なくとも35%が前記外側部材内に留まる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のタンポンアプリケータ。
  5. タンポンを膣腔内に配置するためのタンポンアプリケータであって、
    i.前記タンポンを前記膣腔内に挿入するための内側部材と同軸上に配設された外側部材と、
    ii.前記外側部材の中で滑動できる前記内側部材と、
    を具備し、
    前記内側部材が前記外側部材と完全に嵌合して前記タンポンの残部を画定する時、前記タンポンの長さの少なくとも20%が前記外側部材内に留まり、前記タンポンの前記残部を前記外側部材から取り出すために約0.50N未満の力を必要とすることを特徴とする、タンポンアプリケータ。
  6. 前記タンポンの前記残部を前記外側部材から取り出すために、約0.40N未満、好ましくは約0.30N未満、最も好ましくは約0.20N未満の力を必要とする、請求項5に記載のタンポンアプリケータ。
  7. 前記内側部材が前記外側部材と完全に嵌合する時、前記タンポン長の少なくとも30%、好ましくは少なくとも35%が前記外側部材内に留まる、請求項5又は6に記載のタンポンアプリケータ。
  8. タンポンを膣腔内に配置するためのタンポンアプリケータであって、
    i.前記タンポンを前記膣腔内に挿入するための内側部材と同軸上に配設された外側部材と、
    ii.前記外側部材の中で滑動できる前記内側部材と、
    を具備し、
    前記内側部材が前記外側部材と完全に嵌合して前記タンポンの残部を画定する時、前記タンポンの少なくとも8mmの長さが前記外側部材内に留まり、前記タンポンの前記残部を前記外側部材から取り出すために約0.50N未満の力を必要とすることを特徴とする、タンポンアプリケータ。
  9. 前記内側部材が前記外側部材と完全に嵌合する時、前記タンポンの少なくとも10mm、好ましくは少なくとも10mm、より好ましくは少なくとも12mm、さらにより好ましくは少なくとも13mm、最も好ましくは少なくとも15mmが前記外側部材内に留まる、請求項8に記載のタンポンアプリケータ。
  10. 前記タンポンの前記残部を前記外側部材から取り出すために約0.40N未満、好ましくは約0.30N未満、最も好ましくは約0.20N未満の力を必要とする、請求項8又は9に記載のタンポンアプリケータ。
  11. タンポンを膣腔内に配置するためのタンポンアプリケータであって、
    i.前記タンポンを前記膣腔内に挿入するための内側部材と同軸上に配設された外側部材と、
    ii.前記外側部材の中で滑動できる前記内側部材と、
    を具備し、
    前記内側部材が前記外側部材と完全に嵌合して前記タンポンの残部を画定する時、前記タンポンの一部分が前記外側部材内に留まり、前記タンポンの前記残部を前記外側部材から取り出すために約0.04N/mm未満の力を必要とする、タンポンアプリケータ。
  12. 前記タンポンの前記残部を前記外側部材から取り出すために、約0.03N/mm未満、好ましくは約0.02N/mm未満の力を必要とする、請求項11に記載のタンポンアプリケータ。
  13. 前記内側部材が前記外側部材と完全に嵌合する時、前記タンポン長の少なくとも10%、好ましくは少なくとも12%が前記外側部材内に留まる、請求項11又は12に記載のタンポンアプリケータ。
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