JP2008309162A - フィルタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】還流燃料をフィルタ内部に直接還流させると共に、この還流燃料を利用して燃料ポンプ側に燃料を強制的に送り込めるようにする。
【解決手段】燃料ポンプ側に接続されるメイン接続部1と、還流燃料の流路に接続されるサブ接続部2と、このメイン接続部1に連通した吸入口10及びサブ接続部2に連通した吐出口20をフィルタ内部30に位置させたフィルタ体3とを備えている。サブ接続部2の吐出口20は管状体22の先端22aに形成されており、この管状体22の先端22aを、この管状体22の外周面22bとメイン接続部1の吸入口10の口縁10aとの間に間隔を開けた状態で、このメイン接続部1の吸入口10内に入り込ませている。
【選択図】図1
【解決手段】燃料ポンプ側に接続されるメイン接続部1と、還流燃料の流路に接続されるサブ接続部2と、このメイン接続部1に連通した吸入口10及びサブ接続部2に連通した吐出口20をフィルタ内部30に位置させたフィルタ体3とを備えている。サブ接続部2の吐出口20は管状体22の先端22aに形成されており、この管状体22の先端22aを、この管状体22の外周面22bとメイン接続部1の吸入口10の口縁10aとの間に間隔を開けた状態で、このメイン接続部1の吸入口10内に入り込ませている。
【選択図】図1
Description
この発明は、自動車や二輪自動車などの燃料タンク内にある燃料の吸い込み口に取り付けられて、かかる吸い込み口を通じて内燃機関側に移送される燃料に水や異物を入り込ませないようにするフィルタ装置の改良に関する。
燃料ポンプによってフィルタ装置を通じて吸い上げられた燃料のうちから圧力調整により還流されてくる燃料は、通常は燃料タンク内に戻され、濾過される前の燃料と再び一緒になる。しかるに、かかる還流される燃料はフィルタ装置によって既に濾過されているのであるから、これを濾過される前の燃料と再び一緒にするのは合理的でない。この点、燃料タンク内にあるフィルタの上部に、燃料ポンプと、還流される燃料の流路とを別の位置においてそれぞれ接続させてなる装置がある。(特許文献1参照)しかるに、この装置では、フィルタの上部に単純に還流される燃料の流路を接続させているため、フィルタ内には還流される燃料は単純に戻されるだけであり、また、フィルタの上部に接続されている燃料ポンプへの流路の側方において還流される燃料の流路が接続されているため、還流される燃料の流れによって燃料の吸い上げが妨げられることが予想される。
特開平9−4537号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種のフィルタ装置において、圧力調整により還流される燃料をフィルタ内部に直接還流させると共に、この還流される燃料を利用して燃料ポンプ側に燃料を強制的に送り込めるようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、フィルタ装置を、以下の(1)〜(5)の構成を備えたものとした。
(1)燃料ポンプ側に接続されるメイン接続部と、
(2)燃料ポンプによってフィルタ装置を通じて吸い上げられた燃料のうちから燃料タンク側に還流されてくる燃料、あるいは燃料タンク内にある燃料ポンプの下流での圧力調整によって還流されてくる燃料(以下、還流燃料と称する。)の流路(以下、還流流路と称する。)に接続されるサブ接続部と、
(3)このメイン接続部に連通した吸入口及びサブ接続部に連通した吐出口をフィルタ内部に位置させたフィルタ体とを備えていると共に、
(4)サブ接続部の吐出口は管状体の先端に形成されており、
(5)この管状体の先端を、この管状体の外周面とメイン接続部の吸入口の口縁との間に間隔を開けた状態で、このメイン接続部の吸入口内に入り込ませている。
(1)燃料ポンプ側に接続されるメイン接続部と、
(2)燃料ポンプによってフィルタ装置を通じて吸い上げられた燃料のうちから燃料タンク側に還流されてくる燃料、あるいは燃料タンク内にある燃料ポンプの下流での圧力調整によって還流されてくる燃料(以下、還流燃料と称する。)の流路(以下、還流流路と称する。)に接続されるサブ接続部と、
(3)このメイン接続部に連通した吸入口及びサブ接続部に連通した吐出口をフィルタ内部に位置させたフィルタ体とを備えていると共に、
(4)サブ接続部の吐出口は管状体の先端に形成されており、
(5)この管状体の先端を、この管状体の外周面とメイン接続部の吸入口の口縁との間に間隔を開けた状態で、このメイン接続部の吸入口内に入り込ませている。
還流燃料は、サブ接続部を通じてフィルタ装置を構成するフィルタ体内に直接導入される。サブ接続部の吐出口はメイン接続部の吸入口内に入り込んだ管状体の先端に形成されていることから、この吐出口からの還流燃料の流れ出しによって少なくとも管状体の外周面とメイン接続部の吸入口の口縁との間にジェットポンプ効果が発生し、これによりフィルタ体の外側にある燃料をフィルタ体内、さらにはメイン接続部の吸入口から先にこのジェットポンプ効果によって引き込むことができる。還流燃料は既にフィルタ装置によって濾過されていることから、還流燃料をフィルタ体の外側に還流させた場合に比べて、経時的にフィルタ体に作用される負担を軽減させることができ、フィルタ体の寿命を延ばすことができる。この結果、フィルタ体を小型化させその濾過有効面積を減少させた場合でも、フィルタ体をロングライフ化させ易く、フィルタ装置の小型化の要請によく応えることができる。また、燃料ポンプの負担の軽減にも寄与する。
前記管状体の先端側の内径が吐出口に近づくに連れて次第に狭まるように構成させておけば、この吐出口側において還流燃料の流速を早めさせてジェットポンプ効果を高めさせることができる。
前記フィルタ体が、燃料の通過孔を備えた外殻体と、この外殻体の内側からこの通過孔を覆うろ材とから構成されていると共に、この外殻体に、メイン接続部とサブ接続部とを一体に備えさせておけば、メイン接続部を燃料ポンプ側に接続し、かつ、サブ接続部を還流流路に接続することにより、還流燃料を直接フィルタ内部に受け入れると共に、この還流燃料の受け入れにより生じるジェットポンプ効果によりフィルタ体の外側の燃料をフィルタ体内に引き込む機能を備えたフィルタ装置を自動車などの燃料系に適切に備え付けさせることができる。
前記外殻体の上面部にメイン接続部が一体に備えられていると共に、この外殻体の上面部又は側面部にサブ接続部を一体に備えさせておけば、フィルタ装置を構成するフィルタ体の下部を燃料タンクの底部などに接しさせた状態でのフィルタ装置の配設をなすことができる。
この発明にかかるフィルタ装置によれば、還流燃料をフィルタ内部に直接還流させることから、構造上合理的であり、また、この還流燃料を利用してフィルタ内部に燃料を引き込み、そして、燃料ポンプ側にフィルタ内部にある燃料を強制的に送り込むことができる。
以下、図1〜図3に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1は、この発明にかかるフィルタ装置Fの一例をこのフィルタ装置Fを断面にした状態として、また、図2はかかるフィルタ装置Fの他の一例の構成をこのフィルタ装置Fを破断した状態として、また、図3かかるフィルタ装置Fのさらに他の一例の構成をこのフィルタ装置Fを破断した状態として、それぞれ示している。(なお、図2および図3では、フィルタ装置Fを構成する外殻体31の通過孔31a、ろ材32、保持体33の記載を省略している。)
この実施の形態にかかるフィルタ装置Fは、自動車や二輪自動車などの燃料タンク(図示は省略する)内にある燃料の吸い込み口Paに取り付けられて、かかる吸い込み口Paを通じて内燃機関側に移送される燃料に水や異物を入り込ませないようにするためのものである。
典型的には、かかるフィルタ装置Fは、燃料タンク内に燃料吸い込み口Paを位置させた吸い込みパイプPのこの燃料吸い込み口Paに、フィルタ内部30を連通させるようにして取り付けて用いられる。
また、かかる燃料の吸い込み口Paに取り付けられたフィルタ装置Fを通じた内燃機関側への燃料の移送は、燃料タンク内に配されるフューエルポンプあるいは燃料タンク外に配されるフューエルポンプによってなされる。
かかるフィルタ装置Fは、燃料ポンプ側、具体的には、前記燃料吸い込み口Paに接続されるメイン接続部1と、
燃料ポンプによってフィルタ装置Fを通じて吸い上げられた燃料のうちから燃料タンク側に還流されてくる燃料、あるいは燃料タンク内にある燃料ポンプの下流での圧力調整によって還流されてくる燃料(以下、還流燃料と称する。)の流路(以下、還流流路と称する。)に接続されるサブ接続部2と、
このメイン接続部1に連通した吸入口10及びサブ接続部2に連通した吐出口20をフィルタ内部30に位置させたフィルタ体3とを備えている。
燃料ポンプによってフィルタ装置Fを通じて吸い上げられた燃料のうちから燃料タンク側に還流されてくる燃料、あるいは燃料タンク内にある燃料ポンプの下流での圧力調整によって還流されてくる燃料(以下、還流燃料と称する。)の流路(以下、還流流路と称する。)に接続されるサブ接続部2と、
このメイン接続部1に連通した吸入口10及びサブ接続部2に連通した吐出口20をフィルタ内部30に位置させたフィルタ体3とを備えている。
すなわち、フィルタ体3は吸入口10と吐出口20とによってのみ外部と連通した内部空間を備えている。また、メイン接続部1はフィルタ体3の外側に前記燃料吸い込み口Paに対する接続口11を備えている。また、サブ接続部2はフィルタ体3の外側に前記還流流路への接続口21を備えている。
還流燃料は、典型的には、燃料ポンプと内燃機関との間の経路(燃料ポンプの下流)からプレッシャーレギュレータを介して還流されるものが予定される。還流燃料は、燃料タンク外のこの経路から燃料タンクに還流される場合と、燃料タンク内にプレッシャーレギュレータがある場合には、燃料タンク内のこの経路から還流される場合とがある。
前記サブ接続部2の吐出口20は管状体22の先端22aに形成されている。そして、このフィルタ装置Fにあっては、かかる管状体22の先端22aを、この管状体22の外周面22bとメイン接続部1の吸入口10の口縁10aとの間にジェツトポンプ効果を発生させ得る間隔を開けた状態で、このメイン接続部1の吸入口10内に入り込ませている。
これにより還流燃料は、サブ接続部2を通じてフィルタ装置Fを構成するフィルタ体3内に直接導入される。サブ接続部2の吐出口20はメイン接続部1の吸入口10内に入り込んだ管状体22の先端22aに形成されていることから、この吐出口20からの還流燃料の流れ出しによって少なくとも管状体22の外周面22bとメイン接続部1の吸入口10の口縁10aとの間にジェットポンプ効果が発生し、これによりフィルタ体3の外側にある燃料をフィルタ体3内、さらにはメイン接続部1の吸入口10から先にこのジェットポンプ効果によって引き込むことができる。還流燃料は既にフィルタ装置Fによって濾過されていることから、還流燃料をフィルタ体3の外側に還流させた場合に比べて、経時的にフィルタ体3に作用される負担を軽減させることができ、フィルタ体3の寿命を延ばすことができる。この結果、フィルタ体3を小型化させその濾過有効面積を減少させた場合でも、フィルタ体3をロングライフ化させ易く、フィルタ装置Fの小型化の要請によく応えることができる。また、燃料ポンプの負担の軽減にも寄与する。
この実施の形態にあっては、フィルタ装置Fを構成するフィルタ体3は、燃料の通過孔31aを備えた外殻体31と、この外殻体31の内側からこの通過孔31aを覆うろ材32と、このろ材32の保持体33とから構成されている。
図示の例では、かかる外殻体31は、上部外殻体311と下部外殻体312とを、両外殻体31、32の内面間に間隔を形成させ、かつ、上部外殻体311の面部311aの外縁と下部外殻体312の面部312aの外縁との間を全周に亘って塞ぐようにして組み合わせることにより構成されている。すなわち、上部外殻体311の面部311aの外縁と下部外殻体312の面部312aの外縁との間は、いずれか一方の外殻体31に形成された周回立ち上がり部313、または、双方の外殻体31に形成された周回立ち上がり部313を組み合わせることにより、全周に亘って塞がれている。そして、このように組み合わされた上部外殻体311と下部外殻体312の内側がフィルタ内部30となっている。図示の例では、上部外殻体311の面部311aおよび下部外殻体312の面部312aにそれぞれ、これらの面部を貫通する小孔状をなす複数の通過孔31aが形成されている。ろ材32は、上部外殻体311の面部311aにおける通過孔31aを形成させた範囲を覆う大きさを備えた上部ろ材32aと、下部外殻体312の面部312aにおける通過孔31aを形成させた範囲を覆う大きさを備えた下部ろ材32bとから構成されている。図示の例では、上部外殻体311にメイン接続部1が一体に備えられている。メイン接続部1は筒下端を上部外殻体311の面部311aに一体に連接させた筒状をなすように構成されており、上部外殻体311の面部311aから外側に向けて突き出すように設けられている。メイン接続部1の筒上端、つまり接続口11側の内部には内径を広くさせた広径部12によって上方を向いた周回段差面13が形成されていると共に、この筒上端側の側部には側方に突き出すブラケット14が形成されており、燃料吸い込み口Paを下端に備えた吸い込みパイプPの下端をこの周回段差面13に近接する位置まで上方からメイン接続部1内に差し込み前記ブラケット14を利用して固定することで燃料吸い込み口Paにメイン接続部1の接続口11が接続されるようになっている。メイン接続部1の筒下端は上部外殻体311の面部311aを貫通した吸入口10に連通されている。図1に示される例では、この吸入口10の口縁10aは、フィルタ内部30側から外側に向かうに連れて次第にこの吸入口10を狭める向きに傾斜した周回傾斜面15によって縁取られている。後述する管状体22の先端22aの外周にはこの周回傾斜面15に倣った傾斜を備えた周回傾斜面22cが形成されており、両周回傾斜面15、22cの間を通ってフィルタ内部30に入り込んだ燃料はメイン接続部1に送り込まれるようになっている。保持体33は、上枠部33aとこの上枠部33aから下方に突き出す複数の脚片33bとを備え、かつ、この上枠部33aに吸入口10への接続開口33cを有しており、この接続開口33cを吸入口10に連通させるようにしてフィルタ内部30に納められるようになっている。上枠部33aの外面と脚片33bの先端との間の寸法は上部外殻体311の面部311aと下部外殻体312の面部312aとの間の間隔に略等しく、前記のように納められた保持体33によって上部ろ材32aは上部外殻体311の面部311aにフィルタ内部30から押し付けられ、かつ、下部ろ材32bは下部外殻体312の面部312aにフィルタ内部30から押し付けられるようになっている。
管状体22は、その先端22a側を、吸入口10内に、前記周回傾斜面15における斜上側の終端15aと管状体22の先端22aとが略同じレベルに位置される位置まで、入り込ませている。図示の例では、かかる管状体22の先端22a側の内径は、吐出口20に近づくに連れて次第に狭められており、この吐出口20側において還流燃料の流速を早めさせてジェットポンプ効果を高めさせるようになっている。
図1に示される例では、管状体22は、管上端に吐出口20を備え、かつ、管下端を下部外殻体312における吸入口10の直下に位置される箇所に形成された貫通口312bに連通させるようにして、下部外殻体312と一体に形成されている。下部外殻体312の外側においてはこの貫通口312bに管一端を連通させるようにこの下部外殻体312に管一端を固着させて一旦下方に延びた後屈曲して側方に続く屈曲管部312cが備えられている。この例では、この屈曲管部の管他端が、サブ接続部2における還流流路に対する接続口21として機能するようになっている。
この例では、メイン接続部1とサブ接続部2とが外殻体31に一体に備えられており、メイン接続部1を燃料ポンプ側に接続し、かつ、サブ接続部2を還流流路に接続することにより、還流燃料を直接フィルタ内部30に受け入れると共に、この還流燃料の受け入れにより生じるジェットポンプ効果によりフィルタ体3の外側の燃料をフィルタ体3内に引き込む機能を備えたフィルタ装置Fを自動車などの燃料系に適切に備え付けさせることができる。
図2に示される例では、外殻体31の上面部31bにサブ接続部2が一体に備えられている。この例では、管状体22は、管一端に吐出口20を備え、かつ、管他端を上部外殻体311におけるメイン接続部1の取り付け位置の側方に位置される箇所に形成された貫通口311bに連通させるようにして、上部外殻体311と一体に形成されている。吐出口20と管状体22の管他端は共に上方に向けられることから、管状体22は、その管一端側とその中間部との連接箇所と、その管他端側とその中間部との連接箇所との二箇所で屈曲されている。上部外殻体311の外側においては前記貫通口311bに管下端を連通させるようにこの上部外殻体311に管下端を固着させて上方に延びる管部311cが備えられている。この例では、この管部311cの管上端が、サブ接続部2における還流流路に対する接続口21として機能するようになっている。この例でも、メイン接続部1とサブ接続部2とが外殻体31に一体に備えられており、メイン接続部1を燃料ポンプ側に接続し、かつ、サブ接続部2を還流流路に接続することにより、還流燃料を直接フィルタ内部30に受け入れると共に、この還流燃料の受け入れにより生じるジェットポンプ効果によりフィルタ体3の外側の燃料をフィルタ体3内に引き込む機能を備えたフィルタ装置Fを自動車などの燃料系に適切に備え付けさせることができる。また、このようにした場合、フィルタ装置Fを構成するフィルタ体3の下部を燃料タンクの底部や燃料ポンプモジュールの内底部(燃料ポンプを内側に納めるケース体であって、燃料タンク内から燃料が引き込まれるようになっている桶状の燃料ポンプモジュールを構成するケース体の内底部)に接しさせた状態でのフィルタ装置Fの配設をなすことができる。
図3に示される例では、外殻体31の側面部にサブ接続部2が一体に備えられている。この例では、管状体22は、管一端に吐出口20を備え、かつ、管他端を外殻体31における周回立ち上がり部313に形成された貫通口313aに連通させるようにして、外殻体31と一体に形成されている。吐出口20は上方に向けられることから、管状体22は、その管一端側とその中間部との連接箇所で屈曲されている。外殻体31の外側においては前記貫通口313aに管一端を連通させるようにこの外殻体31に管一端を固着させて延びる管部313bが備えられている。この例では、この管部313bの管他端が、サブ接続部2における還流流路に対する接続口21として機能するようになっている。この例でも、メイン接続部1とサブ接続部2とが外殻体31に一体に備えられており、メイン接続部1を燃料ポンプ側に接続し、かつ、サブ接続部2を還流流路に接続することにより、還流燃料を直接フィルタ内部30に受け入れると共に、この還流燃料の受け入れにより生じるジェットポンプ効果によりフィルタ体3の外側の燃料をフィルタ体3内に引き込む機能を備えたフィルタ装置Fを自動車などの燃料系に適切に備え付けさせることができる。また、このようにした場合、フィルタ装置Fを構成するフィルタ体3の下部を燃料タンクの底部などに接しさせた状態でのフィルタ装置Fの配設をなすことができる。
1 メイン接続部
10 吸入口
10a 口縁
2 サブ接続部
20 吐出口
22 管状体
22a 先端
3 フィルタ体
30 フィルタ内部
10 吸入口
10a 口縁
2 サブ接続部
20 吐出口
22 管状体
22a 先端
3 フィルタ体
30 フィルタ内部
Claims (4)
- 燃料ポンプ側に接続されるメイン接続部と、
燃料ポンプによってフィルタ装置を通じて吸い上げられた燃料のうちから還流されてくる燃料の流路に接続されるサブ接続部と、
このメイン接続部に連通した吸入口及びサブ接続部に連通した吐出口をフィルタ内部に位置させたフィルタ体とを備えていると共に、
サブ接続部の吐出口は管状体の先端に形成されており、
この管状体の先端を、この管状体の外周面とメイン接続部の吸入口の口縁との間に間隔を開けた状態で、このメイン接続部の吸入口内に入り込ませていることを特徴とするフィルタ装置。 - 管状体の先端側の内径が吐出口に近づくに連れて次第に狭められていることを特徴とする請求項1記載のフィルタ装置。
- フィルタ体が、燃料の通過孔を備えた外殻体と、この外殻体の内側からこの通過孔を覆うろ材とから構成されていると共に、
この外殻体に、メイン接続部とサブ接続部とが一体に備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のフィルタ装置。 - 外殻体の上面部にメイン接続部が一体に備えられていると共に、この外殻体の上面部又は側面部にサブ接続部が一体に備えられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のフィルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008217283A JP2008309162A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | フィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008217283A JP2008309162A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | フィルタ装置 |
Related Parent Applications (1)
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JP2006074711A Division JP4346619B2 (ja) | 2006-03-17 | 2006-03-17 | フィルタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008309162A true JP2008309162A (ja) | 2008-12-25 |
Family
ID=40236959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008217283A Pending JP2008309162A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | フィルタ装置 |
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Country | Link |
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2008
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