JP2008307288A - 歯科用インスツルメントホースの係止機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】インスツルメントをインスツルメントホルダーから所望長さ引き出した時に、インスツルメントホースが自動的にロックされるようにする。
【解決手段】インスツルメントホース4がインスツルメントホルダー2より垂下される形式のインスツルメントホルダーに取り付けられて、前記インスツルメントホースの自重による戻り力を押えるための歯科用インスツルメントホース係止機構である。係止機構は、インスツルメントホルダー2に設けられ、インスツルメントの通過をロック・アンロックするロック機構12と、インスツルメントホースの移動・停止を検知するセンサ11とを有し、インスツルメント3がインスツルメントホルダー2から引き出された後、センサ11がインスツルメントホース4の移動停止を検知した時に、ロック機構12を作動させて、インスツルメントホースをロックする。
【選択図】図1
【解決手段】インスツルメントホース4がインスツルメントホルダー2より垂下される形式のインスツルメントホルダーに取り付けられて、前記インスツルメントホースの自重による戻り力を押えるための歯科用インスツルメントホース係止機構である。係止機構は、インスツルメントホルダー2に設けられ、インスツルメントの通過をロック・アンロックするロック機構12と、インスツルメントホースの移動・停止を検知するセンサ11とを有し、インスツルメント3がインスツルメントホルダー2から引き出された後、センサ11がインスツルメントホース4の移動停止を検知した時に、ロック機構12を作動させて、インスツルメントホースをロックする。
【選択図】図1
Description
本発明は、歯科用インスツルメントホースの係止機構、より詳細には、インスツルメントホースをインスツルメントホルダーより垂下して使用する型式のインスツルメントホースに適用して、施術に際し、該インスツルメントホースをインスツルメントホルダーより予め定めた任意所望の長さ引き出し、かつ、施術中、該垂下したインスツルメントホースの自重による引き戻し力が、術者の持つインスツルメントにかからないように該インスツルメントホースを保持して、施術中の術者に負担がかからないようにした歯科用インスツルメントホース係止機構に関する。
図3は、本発明によるインスツルメントホース係止機構が適用される歯科ユニットのインスツルメントホルダーの概略を示す図で、図中、1はワークテーブル、2はインスツルメントホルダー、3は、例えば、マイクロエンジン,エアータービン,シリンジ等の歯科治療用インスツルメント、4は各インスツルメントに電気,エアー,水等を供給するためのインスツルメントホースで、本発明が適用されるインスツルメントホルダー2においては、インスツルメントホース4は、図示のように、インスツルメントホルダー2から垂れ下した状態にあり、歯科治療に当り、術者が所望のインスツルメント3をインスツルメントホルダー2から引き出すと、そのインスツルメント3と一緒にインスツルメントホース4も引き出される。
上述のごとき、インスツルメントホースをインスツルメントホルダーより垂下する型式のインスツルメントホルダーを使用する場合、術者がインスツルメントホルダー2から治療に必要なインスツルメント3を引き出すと、それと一緒にインスツルメントホース4も引き出されるが、この引き出されたインスツルメントホースは、その自重により元の位置に戻ろうとして、インスツルメントを持って治療している術者の手にその引き戻し力が働き、術者に負担がかかる。
上述のごときインスツルメントホースを垂れ下して保持するインスツルメントホルダーにおいて、インスツルメントホルダーよりインスツルメントを引き出した時に、該引き出されたインスツルメントと一緒に引き出されたインスツルメントホースの自重による引き戻し力が働かないように該インスツルメントホースを係止して、インスツルメントを持った施術者の手に前記インスツルメントホースの引き戻し力による力がかからないようにするとともに、その係止が施術の妨げとならないようにした歯科用インスツルメントホース係止具に関しては、例えば、特許文献1に記載されているように公知である。
しかし、上述のごとき従来の歯科用インスツルメントホース係止具は、インスツルメントホースの引き出し長さを術者が所望する任意所望の長さに設定することが難しく、術者は、経験則により、その都度、本人の感覚により所望の大凡の長さを引き出し、その後、少しずつ微調整しながら引き出し、最終的に所望の長さ分引き出して施術するようにしている。また、機構が全て機械的に構成されており、構成が複雑であり、また、故障等が生じやすく、使い勝手が悪かった。
特開2003−230608号公報
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、特に、歯科インスツルメントホースをインスツルメントホルダーより所望長さ引き出し、その引き出し長さにロックして使用する歯科用インスツルメントホース係止装置において、インスツルメントホースを所望長さ引き出した時に、該インスツルメントホースが自動的にロックされるようにして、インスツルメントホースの引き出し長さを所望の長さにするための操作をより正確にかつ簡単にして、術者の労力を軽減し、歯科治療作業の効率をより向上させることを目的としてなされたものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1の発明は、インスツルメントホースがインスツルメントホルダーより垂下される形式のインスツルメントホルダーに取り付けられて、前記インスツルメントホースの自重による戻り力を押えるための歯科用インスツルメントホース係止機構であって、該係止機構は、前記インスツルメントホルダーに設けられ、前記インスツルメントの通過をロック・アンロックするロック機構と、前記インスツルメントホースの移動・停止を検知するセンサとを有し、インスツルメントが前記インスツルメントホルダーから引き出された後、前記センサが前記インスツルメントホースの移動停止を検知した時に、前記ロック機構を作動させて、前記インスツルメントホースをロックするようにしたことを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記インスツルメントホースは、その表面に長さ方向に沿って変化する印又は模様を有し、前記センサは前記印又は模様の変化を検知し、前記印又は模様が変化しない時に、該インスツルメントホースの移動が停止したことを検知するようにしたことを特徴としたものである。
請求項3の発明は、インスツルメントホースがインスツルメントホルダーより垂下される形式のインスツルメントホルダーに取り付けられて、前記インスツルメントホースの自重による戻り力を押えるための歯科用インスツルメントホース係止機構であって、該係止機構は、前記インスツルメントホルダーに設けられ、前記インスツルメントの通過をロック・アンロックするロック機構と、前記インスツルメントホースの引き出し長さを計測するセンサと、引き出し長さを設定する設定器とを有し、前記インスツルメントホースの引き出し長さが前記設定値に達した時に、前記ロック機構を作動させて前記インスツルメントホースをロックするようにしたことを特徴としたものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記インスツルメントホースはその表面に所定の間隔をもって配設された目盛線を有し、前記センサは該目盛線の通過を検知し、その通過数より前記インスツルメントホースの引き出し長さを計数し、その計数値が前記所定値に達した時に、前記ロック機構を作動させるものであることを特徴としたものである。
請求項5の発明は、インスツルメントホースがインスツルメントホルダーより垂下される形式のインスツルメントホルダーに取り付けられて、前記インスツルメントホースの自重による戻り力を押えるための歯科用インスツルメントホース係止機構であって、該係止機構は、前記インスツルメントホルダーに設けられ、前記インスツルメントの通過をロック・アンロックするロック機構と、前記インスツルメントホースの前記インスツルメントホルダーからの引き出し長さ位置情報を検知するセンサと、引き出し長さを設定する設定器とを有し、前記センサが前記設定された引き出し長さ位置情報を検知した時に、前記ロック機構を作動させて前記インスツルメントホースをロックするようにしたことを特徴としたものである。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記インスツルメントホースは、その表面に該インスツルメントホースの長さ方向に沿って前記インスツルメントホルダーからの長さ位置情報を示すコードを有し、前記センサが該コードを読み取って該インスツルメントホースの前記インスツルメントホルダーからの引き出し長さ位置を検知するようにしたことを特徴としたものである。
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかの発明において、前記ロック機構は、電気又は液圧又は気圧によって作動されるものであることを特徴としたものである。
請求項8の発明は、請求項2,4、又は、6の発明において、前記インスツルメントホースの表面に設けられた印、模様、目盛線、コード等は金属テープ、磁気テープ、ビニールテープ等のテープ類、或いは、インスツルメントホースの表面に塗布又は印刷されたものであることを特徴としたものである。
請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれかの発明において、前記インスツルメントホースをロック・アンロックする機構は、電気、液圧、又は、気圧を動力源として動作するものであることを特徴としたものである。
歯科治療において、インスツルメントホースをインスツルメントホルダーから引き出す際、所望長さ引き出したところで、その引き出し動作を停止すると、インスツルメントホースが自動的にロックされるので、インスツルメントホースの係止作業が非常に楽になる。また、インスツルメントホースを引き出す時に、設定された長さ分だけ引き出すと、該インスツルメントホースは、該設定された引き出し長さに自動的に係止されるので、術者は、インスツルメントホースの引き出し長さ調節をより簡単に行うことができ、歯科治療をより効果的に行うことができる。
図1は、本発明による歯科用インスツルメントホース係止機構の一実施例を説明するための要部構成図で、図中、1はワークテーブル、2はインスツルメントホルダー、3はインスツルメント、4はインスツルメントホースで、インスツルメント3は、図3を参照して説明したインスツルメント3と同様、歯科治療に当って、術者が、インスツルメントホルダー2から引き出して使用する。
而して、本発明においては、インスツルメントホース4には、例えば、図示のように、その長さ方向に沿って所定の間隔を置いて交互に色の異なるマーク41,42,43・・・4n(例えば41,43,45の奇数は黒、42,44,46の偶数は白)が設けられており、インスツルメントホルダー2内には、これらマークを検知するセンサ11が設けられている。更に、インスツルメントホルダー2内には、インスツルメントホース4をロック・アンロックするロック機構12が設けられており、インスツルメント3がインスツルメントホルダー2上に載置されている時は、インスツルメントホルダー2上に設けられている図示しないインスツルメント検知用センサ(図2にセンサとして示されている)によって当該インスツルメントがインスツルメントホルダー上に戻されていることを検知して、或いは、インスツルメントホース4を検知するインスツルメントホース検知用センサ11によって当該インスツルメントがインスツルメントホルダー上に戻されていることを検知して、該ロック機構12をアンロック状態にしている。
従って、術者は、歯科治療に当って、施術に必要な所望のインスツルメントをインスツルメントホルダーから引き出すことができ、引き出すと、センサ11がインスツルメントホース4のマークが変化するのを検知して、該インスツルメントホース4が引き出し中(移動中)であることを検知する。インスツルメントホース4を所望長さ引き出して、引き出し動作を止めると、センサ11はインスツルメントホース4の移動(引き出し)停止を検知し、インスツルメントホース4の引き出し(動き)が停止した時に、ロック機構12を作動してインスツルメントホース4をロックする。なお、周知のように、インスツルメントをインスツルメントホルダーから引き出すと、当該インスツルメントがインスツルメントホルダー上に載置されていることを検知する図示しないセンサ(図2にセンサとして示す)が作動して、当該インスツルメントを機能させるのに必要な電気回路、水回路、エアー回路等を作動させ、当該引き出したインスツルメントを作動可能状態にする。
術者は、歯科治療に当って、上述のようにして、インスツルメントホースをインスツルメントホルダーから所望長さ引き出して歯科治療を行うが、その際、インスツルメントホース4はロック機構12によって固定されているので、インスツルメントホース4の自重による引き戻し力が術者の手に加わらず、術者は施術を容易に行うことができる。
施術後、術者が使用したインスツルメントを強く引くと(例えば、ロック機構12のロック力より大きな力で引くと)、インスツルメントホースがロック機構12のロック力に抗して移動するので、その移動をセンサ11で検知して、ロック機構12をアンロック状態にすることができ、その状態で、インスツルメントをインスツルメントホルダーに戻すことができる。なお、このインスツルメントをインスツルメントホルダーに戻す時のロック機構12のアンロックは、前記例に限定されるものではなく、例えば、インスツルメントをインスツルメントホルダーに戻すに先立って、該インスツルメントを強く引っ張った時に、ロック機構12が移動し(同時にインスツルメントホースも移動する)、その移動をセンサ12で検知してロック機構12をアンロック状態にする等、任意所望の構成とすることができる。
以上には、インスツルメントホースの移動を検知するのに、インスツルメントホース4に色違い(黒,白)のマークを交互に設け、このマークの変化をセンサ12で検知して、インスツルメントホースの移動を検知するようにした例を示したが、本発明は、上記例に限定されるものではなく、インスツルメントホース上に場所によって異なる模様を設けておき、その模様の変化をセンサ11によって検知してインスツルメントホースの移動を検知するようにしてもよいし、或いは、金属テープや磁気テープやビニールテープを巻いたり、色や磁気の塗料を間隔をもって塗ったりする等することにより、光学的に或いは磁気的に検知するようにする等、任意所望の手段によって、インスツルメントホースの移動を検知するようにすることもできる。
以上には、インスツルメントホースの移動を検知し、移動が停止した時に(インスツルメントホースが所望長さ引き出された時に)、ロック機構を自動的に作動させ、当該インスツルメントホースを所望の長さ引き出した状態でロックする例について説明したが、本発明は、上記例に限定されるものではなく、例えば、予めインスツルメントを引き出す引き出し長さを決めて(設定)おき、その設定値まで引き出した時に、該インスツルメントホースをロックするようにすることも可能である。
図2は、本発明の他の実施例を説明するための図で、同図において、20はインスツルメントホースをインスツルメントホルダーから引き出す時の引き出し長さを予め設定できる設定器を示し、該設定器20は、例えば、ワークテーブル、インスツルメントホルダー等、施術に先立って、術者が容易に操作できる場所に設置されているものとする(図3に、該設定器20をインスツルメントホルダー2上に設置した例を示す)。この設定器20は、インスツルメントホースの引き出し長さを設定する押釦21(100の位)、22(10の位)、23(1の位)及びこれら各押釦に対応する液晶表示部21a、22a、23aが設けられており、例えば、インスツルメントホースを125cm引き出したい時は、術者は、押釦21を繰り返し押すことによって、表示部21aに“1”を、押釦22を繰り返し押すことによって、表示部22aに“2”を、押釦23を繰り返し押すことによって、表示部23aに“5”を表示させ、インスツルメントホースの引き出し長さを“125”cmに設定する。
この例の場合、インスツルメントホース4には長さ方向に1cm単位の目盛線(マーク)が設けられており、インスツルメントホースが引き出されると、センサ11が該目盛線を検知してインスツルメントホース4が1cm引き出される毎に1パルスの電気信号を発生する。このパルスを計数し、その計数値と前記設定器に設定された設定値とを比較し、計数値が設定値と同じ数字(例えば、“125”)になった時に、ロック機構を自動的に作動させ、その位置でインスツルメントホースをロックする。
上述のようにすると、術者は、各インスツルメントに対する自分の最適引き出し長さを設定することによって、或いは、予め設定・記憶(メモリに)しておくことにより、インスツルメント使用時、単に、所望のインスツルメントを引き出すだけで、その引き出し長さが設定値或いは記憶値に達した時に、自動的にロックされるので、非常に使い勝手がよいものとなる。
なお、前述の例では、インスツルメントホースの引き出し長さを、該インスツルメントホースに印された目盛線の数を数えて計測するようにしているが、その場合、その都度、インスツルメントがインスツルメントホルダーに載置されている引き出し長さ“0”の位置から計測しなければならず、途中から計測し出したような場合、計測ミスを生じるおそれがある。このような計測ミスを避けるためには、例えば、目盛線に代って、インスツルメントからの長さをコード化してインスツルメントホース上に記録しておき、このコードをセンサによって読み取るようにすれば、正確に、インスツルメントホースの引き出し長さを知ることができる。なお、この場合のコード間の間隔は、“1”cm単位にすることなく、例えば、“5”cm単位、“10”cm単位等にしてもよい。
なお、図2において、5はインスツルメントホルダーに各インスツルメントに対応して設けられたセンサで、このセンサ5は、インスツルメントホルダーからインスツルメントが引き出されたことを検知し、当該引き出されたインスツルメントに対する電気、水、エア等の供給源6を調整し、該インスツルメントが接続されているインスツルメントホースの電気回路、水回路、エア回路に必要な電気、水、エア等を供給し、該引き出されたインスツルメントの動作を可能にするが、これらの機構は、既に周知のものである。
以上に説明したように、本発明によると、従来の機械的なロック機構に代って電気、液圧、気圧等の動力を利用したロック機構を用いるようにしたので、全体としての機構が簡単になり、故障等の発生の少ないロック機構を提供することができる。
更には、引き出されたインスツルメントホースの引き出し動作が停止した時、つまり、術者が、インスツルメントホースを所望の長さ引き出し、その引き出し動作を止めた時に、自動的にロック機構が作動して、インスツルメントホースをロックするので、操作が簡単で、非常に使い勝手が良い。
更には、術者が、自分に適した引き出し長さを設定することによって、その設定値までインスツルメントホースが引き出された時に、ロック機構が自動的に働いてインスツルメントホースの引き出し長さをその設定長さにロックするので、術者は、インスツルメント引き出し時、その引き出し長さに神経を使うことなく、所望(設定)の長さ引き出すことができるので、術者は、歯科治療により専心することができる。
1…ワークテーブル、2…インスツルメントホルダー、3…歯科治療用インスツルメント、4…インスツルメントホース、41,42,43…マーク、5…インスツルメント検知用センサ、6…電気,水,エア等の供給源、11…インスツルメントホース検知用センサ、12…ロック機構、20…インスツルメントホース引き出し長さ設定器、21,22,23…押釦、21a,22a,22b…液晶表示部。
Claims (9)
- インスツルメントホースがインスツルメントホルダーより垂下される形式のインスツルメントホルダーに取り付けられて、前記インスツルメントホースの自重による戻り力を押えるための歯科用インスツルメントホース係止機構であって、該係止機構は、前記インスツルメントホルダーに設けられ、前記インスツルメントの通過をロック・アンロックするロック機構と、前記インスツルメントホースの移動・停止を検知するセンサとを有し、インスツルメントが前記インスツルメントホルダーから引き出された後、前記センサが前記インスツルメントホースの移動停止を検知した時に、前記ロック機構を作動させて、前記インスツルメントホースをロックするようにしたことを特徴とする歯科用インスツルメントホースの係止機構。
- 前記インスツルメントホースは、その表面に長さ方向に沿って変化する印又は模様を有し、前記センサは前記印又は模様の変化を検知し、前記印又は模様が変化しない時に、該インスツルメントホースの移動が停止したことを検知するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の歯科用インスツルメントホースの係止機構。
- インスツルメントホースがインスツルメントホルダーより垂下される形式のインスツルメントホルダーに取り付けられて、前記インスツルメントホースの自重による戻り力を押えるための歯科用インスツルメントホース係止機構であって、該係止機構は、前記インスツルメントホルダーに設けられ、前記インスツルメントの通過をロック・アンロックするロック機構と、前記インスツルメントホースの引き出し長さを計測するセンサと、引き出し長さを設定する設定器とを有し、前記インスツルメントホースの引き出し長さが前記設定値に達した時に、前記ロック機構を作動させて前記インスツルメントホースをロックするようにしたことを特徴とする歯科用インスツルメントホースの係止機構。
- 前記インスツルメントホースはその表面に所定の間隔をもって配設された目盛線を有し、前記センサは該目盛線の通過を検知し、その通過数より前記インスツルメントホースの引き出し長さを計数し、その計数値が前記所定値に達した時に、前記ロック機構を作動させるものであることを特徴とする請求項3に記載の歯科用インスツルメントホースの係止機構。
- インスツルメントホースがインスツルメントホルダーより垂下される形式のインスツルメントホルダーに取り付けられて、前記インスツルメントホースの自重による戻り力を押えるための歯科用インスツルメントホース係止機構であって、該係止機構は、前記インスツルメントホルダーに設けられ、前記インスツルメントの通過をロック・アンロックするロック機構と、前記インスツルメントホースの前記インスツルメントホルダーからの引き出し長さ位置情報を検知するセンサと、引き出し長さを設定する設定器とを有し、前記センサが前記設定された引き出し長さ位置情報を検知した時に、前記ロック機構を作動させて前記インスツルメントホースをロックするようにしたことを特徴とする歯科用インスツルメントホース係止機構。
- 前記インスツルメントホースは、その表面に該インスツルメントホースの長さ方向に沿って前記インスツルメントホルダーからの長さ位置情報を示すコードを有し、前記センサが該コードを読み取って該インスツルメントホースの前記インスツルメントホルダーからの引き出し長さ位置を検知するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の歯科用インスツルメントホースの係止機構。
- 前記ロック機構は、電気又は液圧又は気圧によって作動されるものであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の歯科用インスツルメントホースの係止機構。
- 前記インスツルメントホースの表面に設けられた印、模様、目盛線、コード等は金属テープ、磁気テープ、ビニールテープ等のテープ類、或いは、インスツルメントホースの表面に塗布又は印刷されたものであることを特徴とする請求項2,4、又は、6に記載の歯科用インスツルメントホースの係止機構。
- 前記インスツルメントホースをロック・アンロックする機構は、電気、液圧、又は、気圧を動力源として動作するものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の歯科用インスツルメントホースの係止機構。
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