JP2008304559A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】静止画像にテロップ領域を含む映像の画質を向上させる液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示装置は、映像入力部11に入力された映像信号を映像信号処理部12で映像データに変換する。テロップ取得部13は、映像データに含まれるテロップ領域を取得し、静止画像判定部14は、テロップ領域以外の映像が静止画像であるか否かを判定する。静止画像と判定された場合、CPU17は液晶駆動部16に静止画像の表示に設定されるインパルス率よりも小さいインパルス率をテロップ映像に設定するように、液晶表示パネル211の各画素に黒表示データを書込ませると共に、バックライト駆動部22に、バックライトユニット212を構成する複数のバックライトのうち、テロップ領域に対応するバックライトに限って黒表示データの書込みによる輝度の低下を補償するように光量を増大させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、テロップ表示映像の画質を向上させる液晶表示装置に関する。
近年、コンピュータ表示装置及びテレビジョン表示装置等の用途に液晶表示装置が広く使われている。このような用途に以前、主として用いられていた陰極線管(CRT)表示装置に対して、液晶表示装置においては、動きのある画像を表示した場合に、視聴者には動き部分の輪郭がぼけて知覚される動きぼけが発生する。この動画表示における動きぼけが、液晶の光学応答時間の遅れ以外に、液晶表示装置の表示方式そのものにも起因するという指摘がなされている。
CRT表示装置においては、各画素を構成する蛍光体からの発光は若干の残光はあるものの概ねインパルス状となるインパルス型表示方式となっている。これに対して、液晶表示装置においては、液晶表示パネルの裏側に配設された光源、すなわちバックライトに照らされた液晶表示パネルの各画素が次のフレームの画像情報に基づく電圧印加により書き換えられるまでバックライトの光を透過し続けるホールド型表示方式となっている。このようなホールド型表示装置においては、各画素の光応答が時間的な広がりを持つため、時間周波数特性が劣化して、それに伴い空間周波数特性も低下し、動きぼけが視聴者により認識される。
ホールド型表示装置において動画を表示した場合に生じる動きぼけによる動画質の劣化を改善するために、1フレーム期間内で、バックライトの間欠駆動及び各画素への画像データの書込みに続く黒表示データの書込みにより画像表示期間の短縮を行い、擬似的にホールド型表示からCRT表示装置のようなインパルス型表示に近づけることが行われており、黒書込み型と呼ばれる。黒書込み型液晶表示装置において、動きぼけを改善するためには、1フレーム期間内における画像表示期間の割合、すなわちインパルス率を小さくすることが望ましい。
映像信号には、被写体の移動による一方向への動きのブレ、すなわちモーションブラー(Motion Blur)が含まれており、映像信号の種類によりモーションブラーの量は異なる。インパルス率を小さくするに従い、動きぼけが減少するが、モーションブラーの量が少ない映像信号の場合、表示された動画がパラパラと飛び飛びに視聴者に視認されるストロボスコーピック(Stroboscopic)妨害、又は表示された動画の特に白い画像表示部分にフリッカが発生する場合があり、総合的な動画質が劣化する。
従って、インパルス率は、映像信号の種類によって適宜調整する必要がある。これに対して視聴者によるインパルス率の設定指示を受付け、映像信号に応じてインパルス率を変更することにより、総合的な動画質改善を実現することが可能な液晶表示装置が特許文献1及び特許文献2に記載されている。
特開2005−122200号公報 特開2005−122201号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の黒書込み型液晶表示装置では、液晶表示パネルを構成する全ての画素に一様に黒表示データが書込まれるため、動きの少ない静止画像の一部に、文字情報及び画像情報等が移動しながら表示されるテロップ領域を含む映像信号において、テロップ領域の動きぼけを減少させるように小さいインパルス率を設定した場合、静止画像の輝度及びコントラストの低下、並びにフリッカが発生し、静止画像の画質が劣化する虞があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、略静止画像の一部に情報を移動させながら表示するテロップ領域を含む映像信号が入力された場合に、テロップ領域を表示する映像信号のインパルス率が、略静止画像を表示する映像信号のインパルス率よりも小さくなるよう制御する表示制御手段を備えることにより、静止画像の画質を劣化させることなく、テロップ画像の動画質の向上が可能となる液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、表示制御手段をテロップ領域に対応するバックライトの光量を増大するよう制御すべく構成することにより、静止画像の画質を劣化させることなく、黒表示データの書込みによるテロップ画像の輝度及びコントラストの低下を防ぐことが可能となる液晶表示装置を提供することにある。
本発明に係る液晶表示装置は、複数の画素を有する液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの各画素に表示する映像信号の1フレーム期間に対する表示期間の割合を制御する表示制御手段とを備えた液晶表示装置において、情報を移動させながら表示するテロップ領域を映像信号から取得するテロップ取得部と、該テロップ取得部がテロップ領域を取得した場合、取得した前記テロップ領域を除いた前記映像信号が略静止画像であるか否かを判定する判定部と、前記表示制御手段は、前記判定部が略静止画像であると判定した場合、前記液晶表示パネルの複数の画素のうち、前記テロップ領域を表示する画素に与えられる映像信号に対する前記割合が、前記略静止画像を表示する画素に与えられる映像信号に対する前記割合よりも小さくなるよう制御すべく構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、テロップ取得部が、映像信号に含まれるテロップ領域を取得する。判定部は、テロップ領域を除いた映像信号が静止画像であるか否かを判定する。判定部により静止画像であると判定された場合、表示制御手段は、静止画像領域に対して設定されるインパルス率よりも、テロップ領域に設定するインパルス率が小さくなるように、画素に黒表示データを書込ませる。
本発明に係る液晶表示装置は、前記液晶表示パネルの裏側に配設された複数のバックライトを備え、前記表示制御手段は、前記テロップ領域における前記割合に応じて、前記複数のバックライトのうち、前記テロップ領域に対応するバックライトの光量を増大するよう制御すべく構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、表示制御手段により、液晶表示パネルの裏側に配置されている複数のバックライトのうち、テロップ領域に対応するバックライトの光量が、テロップ領域に設定されたインパルス率に応じて増大するよう制御される。
本発明にあっては、表示制御手段を、静止画像領域に設定されるインパルス率よりも小さいインパルス率をテロップ領域に設定するように構成することにより、静止画像の一部にテロップ領域が含まれる映像信号を表示する場合に、静止画像の画質を劣化させることなく、テロップ画像の動画質の改善が可能となる。
本発明にあっては、表示制御手段をテロップ領域に対応するバックライトの光量を増大するよう制御すべく構成することにより、静止画像の画質を劣化させることなく、黒表示データの書込みによるテロップ画像の輝度及びコントラストの低下を防ぐことが可能となる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明に係る液晶表示装置の構造を示すブロック図である。液晶表示装置は、図示しない外部の映像機器等から映像信号を受け付ける映像入力部11と、映像入力部11が受け付けた映像信号に各種処理を行って映像データに変換する映像信号処理部12と、映像データを表示する液晶表示ユニット21とを備える。液晶表示ユニット21は、アクティブ・マトリクス型(Active Matrix Scheme)の液晶表示パネル211と、液晶表示パネル211の裏面に設けられた直下型のバックライトユニット212とで構成されている。
図中白抜矢印は、バックライトユニット212から液晶表示パネル211の裏面に向けて発せられる光を示す。また、液晶表示装置は、液晶表示パネル211を構成するマトリクス状に配置された複数の画素を駆動する液晶駆動部16と、バックライトユニット212を駆動するバックライト駆動部22と、映像信号処理部12が出力する映像データから最新のフレームを含む連続する複数のフレーム分の画像データを常時記憶するフレームメモリ15と、各フレームの画像データに含まれるテロップ領域を取得するテロップ取得部13と、テロップ領域を除いた画像データが静止画像であるか否かを判定する静止画像判定部14とを備える。
さらに、液晶表示装置は、液晶駆動部16及びバックライト駆動部22を夫々制御し、液晶表示パネル211への黒表示データの書込みを行う黒書込み処理及びバックライト駆動を指示するCPU17(表示制御手段)を備える。CPU17には、テロップ取得部13及び静止画像判定部14が接続され、夫々からテロップ領域及び判定結果が与えられる。また、CPU17には、CPU17の演算処理中に発生するデータ等を記憶するRAM18、CPU17で実行されるプログラム及び演算処理に用いられるテーブル等が予め記憶されているROM19、並びに視聴者による操作を受け付けるキー群が設けられた受付部20がバス23を介して接続されている。
図2は、アクティブ・マトリクス型の液晶表示パネル211の例を示す回路図である。液晶表示パネル211は、マトリクス状に配置された複数の画素PIXを備え、横方向に延びる複数のゲート線Y及び縦方向に延びる複数のデータ線Xが、夫々併設されたアクティブ・マトリクス型となっている。各画素PIXは、対向する2電極により挟まれた液晶LC及びスイッチング素子SWで構成されている。スイッチング素子SWとして薄膜トランジスタが用いられ、各スイッチング素子SWはゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を備えており、オン状態において後述する表示信号を液晶LCの一方の電極に供給する。液晶表示パネル211には、480本のゲート線Yが備えられており、夫々のゲート線Yは、液晶表示パネル211の上端から下端に向けて番地Y1、Y2、…、及びY480が夫々割り当てられている。
夫々のゲート線Y沿いには、複数の画素PIXが横に並んだ画素行が形成され、各画素PIXに備えられたスイッチング素子SWのゲート電極と接続されている。また、夫々のデータ線X沿いには、複数の画素PIXが縦に並んだ画素列が形成され、各画素PIXに備えられたスイッチング素子SWのソース電極と接続されている。各画素PIXのスイッチング素子SWのドレイン電極は、各画素PIXに備えられた液晶LCを対向して挟む2電極のうちの1つと接続されている。液晶LCの対向する2電極の他方は、共通電圧端子Vcomに接続されている。図2において480本のゲート線Y1、Y2、…、Y480を示したが、これに限るものではなく、液晶表示パネル211が有する画素行の数に対応した本数であれば良い。
図3は、液晶表示ユニット21の構造を示す模式的断面図である。液晶表示ユニット21は、筐体213と、筐体213の内部に固定された反射板214及びバックライトユニット212と、筐体213に設けられた開口部に嵌合する矩形状の液晶表示パネル211とで構成され、液晶表示パネル211の長辺が横向きとなるように配置されている。液晶表示パネル211は、筐体213の開口部周辺に設けられた段部213aによって支持されてボルト等で固定されている。バックライトユニット212及び反射板214は、夫々4本の棒状光源である冷陰極管を用いたバックライト212a、212b、212c及び212d、並びに4つの樋状反射板214a、214b、214c及び214dで構成されている。
バックライト212a、212b、…の夫々は、液晶表示パネル211の長辺方向に長手軸を有して延伸し、筐体213の開口部の短辺に平行な側壁(図示せず)によって支持される。また、バックライト212a、212b、…は、液晶表示パネル211の背面に位置し、液晶表示パネル211に表示映像を正立表示した状態で、液晶表示パネル211の下端から上端に向けてバックライト212a、212b、212c及び212dの順に配設されている。各樋状反射板214a、214b、…は、長手軸がバックライト212a、212b、…の長手軸に平行に延伸するよう筐体213の内部に配設されている。また、液晶表示パネル211の下端から上端に向けて樋状反射板214a、214b、214c及び214dの順に配設され、バックライト212a、212b、212c及び212dに夫々対応している。
図4はバックライト212bによる光の照射を説明する説明図である。図中矢印は、バックライト212bから発せられた光が進む方向を示す。樋状反射板214bの凹状の反射面は樋状反射板214bの長手軸方向から見た場合において放物線を描いており、放物線の焦点にバックライト212bの軸が位置するようにバックライト212bは配置されている。また、樋状反射板214bは、反射面の放物線の頂点の位置で図示しないボルトによって筐体213の開口面と向かい合う筐体213の背面に固定されている。バックライト212bから発せられた光は、樋状反射板214bの凹状の反射面で反射し、液晶表示パネル211に対して垂直に入射する。
バックライト212bから発せられた光は、液晶表示パネル211の部分領域となる図中Laで示す長さを有する短辺を備えた矩形状の領域を照射する。長さLaは、液晶表示パネル211の短辺を4等分した長さとなっている。樋状反射板214a、214c及び214dにおいても同様な構造となっており、バックライト212a、212c及び212dから発せられた光は、液晶表示パネル211の夫々異なる矩形状の部分領域を照射する。図3及び図4において樋状反射板214a、214b、…は、別個に形成されたものを示したが、これに限るものではなく、波板状に一体成型されたものでも良い。
図5は、バックライト212a、212b、212c及び212dにより夫々照射される部分領域を説明する説明図である。部分領域211a、211b、211c及び211dは、夫々液晶表示パネル211の短辺を4等分した長さLaの短辺と、液晶表示パネル211の長辺と略同一の長さを有する長辺とを備え、液晶表示パネル211を長辺と平行に4等分した各領域となっている。部分領域211a、211b、…は、液晶表示パネル211に表示映像を正立表示した状態で、液晶表示パネル211の下端から上端に向けて部分領域211a、211b、211c及び211dの順に位置する。
バックライト212a、212b、212c及び212dから発せられた光は、夫々液晶表示パネル211の部分領域211a、211b、211c及び211dを照射する。バックライト駆動部22は、バックライト212a、212b、212c及び212dを夫々設定された光量となるように駆動することにより、液晶表示パネル211の部分領域211a、211b、211c及び211dの夫々の輝度を調整可能に構成されている。
映像入力部11には、図示しない外部の映像機器又はチューナ回路からアナログ信号である映像信号が入力される。映像入力部11に入力された映像信号は、映像信号処理部12に与えられる。映像信号処理部12は、与えられた映像信号の前後のフレームを比較して輝度信号と色信号とに分離する3次元Y/C分離処理、インターレス信号をプログレッシブ信号に変換するIP変換処理及び液晶表示パネル211に正常に表示すべく映像の伸縮調整を行うスケーリング処理を行う。さらに、映像信号処理部12は、白ピーク補正及び輪郭補正等の画質補正、並びにアナログ信号の映像信号をデジタル信号に変換するA/D変換処理等を行って、デジタル信号である映像データを液晶駆動部16、テロップ取得部13及びフレームメモリ15に与える。
テロップ取得部13は、与えられた映像データがテロップ領域を含む場合、テロップ領域を取得してCPU17及び静止画像判定部14に与える。フレームメモリ15は、与えられた映像データから最新のフレームを含む連続した複数フレーム分の画像データを常時記憶する。テロップ取得部13は、フレームメモリ15に記憶されている複数の画像データの特定領域の輝度を各画像データ間において比較することにより、画像データにテロップ領域が含まれているか否かを判定する。例えば、テレビジョン信号等に含まれる速報用テロップは映像画面の上部または下部の所定領域に表示されるので、所定領域を対象に時間軸に沿って閾値以上の輝度変化を取得し、閾値以上の輝度変化の時点を速報用テロップの開始時点及び終了時点として取得する。
また、テロップ領域に表示される文字等は一般的に高輝度であり、背景との境目に強いエッジがあるという特徴があるため、高輝度画素のみを有効とした画像である輝度2値化画像と、エッジ検出した画像との重ね合わせによりテロップ領域を取得しても良い。静止画像判定部14は、フレームメモリ15に記憶されている複数フレーム分の画像データからテロップ領域を除いた画像データを複数フレーム間で比較し、テロップ領域を除いた画像の動きが所定量以下である場合に静止画像と判定することにより、静止画像であるか否かの判定結果をCPU17に与える。
静止画像判定部14に設定される所定量は、視聴者により動き像が視認されない程度の動き量を実験的及び経験的に求めると良い。CPU17は、映像データにテロップ領域が含まれておらず、テロップ取得部13からテロップ領域が与えられなかった場合、映像入力部11に入力された映像信号は通常映像であると判定し、後述する通常映像における黒書込み処理及びバックライト駆動を、夫々液晶駆動部16及びバックライト駆動部22に指示する。液晶駆動部16は、通常映像における黒書込み処理をCPU17から指示された場合、映像データ及び黒書込みデータに基づいてゲート線Y及びデータ線Xに、夫々走査信号及び表示信号を出力して液晶表示パネル211に映像を表示する。次に、液晶駆動部16及びバックライト駆動部22で夫々行われる通常映像における黒書込み処理及びバックライト駆動を説明する。
図6は、通常映像における黒書込み処理が行われる場合の走査信号の例を示すタイミングチャートである。CPU17から通常映像における書込み処理を指示された液晶駆動部16は、後述する黒書込み信号を含み、ゲート線Yの夫々に順次電圧を印加する走査信号を生成する。図6は、液晶駆動部16からゲート線Y1、Y2、…、Y480に、夫々出力される走査信号を上から下に並べて示している。図中D及びBは、画素PIXを書込み状態にしてデータ線Xから夫々画像データ及び黒表示データを書込み可能にする画像書込み信号及び黒書込み信号を示す。
CPU17は、液晶駆動部16に、スイッチング素子SWのオン電圧に対応する電圧を所定時間印加する画像書込み信号Dを一定時間間隔でゲート線Y1、Y2、…、Y480に対して出力させ、各画素行を形成する画素PIXを順次書込み状態にさせる。画像書込み信号Dによりスイッチング素子SWがオン状態にされた画素PIXは、対応するデータ線Xとスイッチング素子SWを介して電気的に接続される。液晶駆動部16は、画像書込み信号Dに同期してデータ線Xに画像データに基づく表示信号を出力し、オン状態のスイッチング素子SWを有する画素PIXに画像データを書込む。
全てのゲート線Y1、Y2、…、Y480に画像書込み信号Dを順次与えられて、全画素PIXに画像データが順次書込まれ、1フレーム期間分の画像データを液晶表示パネル211に表示する。液晶表示パネル211の各画素PIXにおける画像表示は、画像書込み信号の立ち上がりから後述する黒書込み信号Bの立ち上がりまで維持される。液晶駆動部16は、走査信号の画像書込み信号Dの後に、同様にスイッチング素子SWのオン電圧に対応する電圧を所定時間印加する黒書込み信号Bを挿入する。走査信号の1フレーム周期内において、夫々1つの画像書込み信号D及び黒書込み信号Bがゲート線Yに与えられる。
黒書込み信号Bによりスイッチング素子SWがオン状態にされた画素PIXは、対応するデータ線Xとスイッチング素子SWを介して電気的に接続される。液晶駆動部16は、黒書込み信号Bに同期してデータ線Xに黒表示データに基づく表示信号を出力してオン状態のスイッチング素子SWを有する画素PIXに黒表示データを書込む。液晶表示パネル211の各画素PIXにおける黒データ表示は、黒書込み信号Bの立ち上がりから次のフレーム期間の画像書込み信号Dの立ち上がりまで維持される。
画像書込み信号Dの立ち上がりから黒書込み信号Bの立ち上がりまでの期間、及び黒書込み信号Bの立ち上がりから画像書込み信号Dの立ち上がりまでは、夫々画像表示期間及び黒表示期間となる。インパルス率は、画像表示期間及び黒表示期間からなる1フレーム期間における画像表示期間の割合に対応する。CPU17は、ROM19に予め記憶されている通常映像の表示に設定すべきインパルス率を読み出して液晶駆動部16に与えると共に、液晶駆動部16に通常映像における黒書込み処理を指示する。液晶駆動部16は、CPU17から与えられたインパルス率に基づいて走査信号における画像表示期間及び黒表示期間を設定する。
図6に示す例では、CPU17から与えられたインパルス率50%に基づいて、1つの画素行に対応するゲート線Yに対して画像書込み信号Dが与えられてから1/2フレーム期間遅延した後に、黒書込み信号Bを与える走査信号が出力されている。画像書込み信号Dが与えられてから黒書込み信号Bが与えられるまでの遅延期間を変更することにより、インパルス率は調整される。小さいインパルス率は、動画質を向上させる一方、ストロボスコーピック及びフリッカ等の発生による画質劣化が発生する可能性が増大する。従って、インパルス率は、映像入力部11に入力される映像信号の種類によって適宜調整する必要があり、視聴者によるインパルス率の調整操作を受付部20で受け付けて調整可能に構成されている。
バックライトユニット212の光量を一定に保った状態でインパルス率を小さくする場合、1フレーム期間に対して映像データの表示期間が減少するため、液晶表示パネル211に表示される映像の輝度も減少する。ROM19には、異なるインパルス率において輝度の一致した映像表示を行うように、インパルス率とバックライトユニット212に設定する光量とが、反比例関係を有して対応付けられたテーブルが予め記憶されている。CPU17は、液晶駆動部16に設定したインパルス率に対応付けられた光量をROM19に記憶されたテーブルから読込んでバックライト駆動部22に与えると共に、バックライト駆動部22に通常映像におけるバックライト駆動を指示する。
通常映像におけるバックライト駆動を指示されたバックライト駆動部22は、部分領域211a、211b、211c及び211dが同一の輝度を有すべく、バックライト212a、212b、…を与えられた光量となるよう駆動する。黒表示期間の増加、すなわちインパルス率の減少に伴いバックライト212a、212b、…で構成されたバックライトユニット212の光量は増大する。これにより、黒書込み処理による液晶表示パネル211に表示される映像の輝度の低下を防止する。
図7は、通常映像における黒書込み処理が行われる場合の走査信号の他の例を示すタイミングチャートである。前述の図6に示す例では、黒書込み信号Bを、画像書込み信号Dが全てのゲート線Y1、…、Y480に順次与えてから、ゲート線Y1、…、Y480の夫々に対して順次与える場合を示したが、これに限るものではなく、図7に示す如く黒書込み信号Bを全てのゲート線Y1、…、Y480に対して同時に与えても良い。CPU17は、テロップ取得部13が、映像データからテロップ領域を取得し、静止画像判定部14がテロップ領域を除く映像データが静止画像であると判定した場合、本発明を特徴付けるテロップ領域を含む映像、すなわちテロップ表示映像における黒書込み処理及びバックライト駆動を行うよう夫々液晶駆動部16及びバックライト駆動部22に指示する。
図8は、テロップ表示映像の例を示す模式図であり、図9は、テロップ表示映像における黒書込み処理が行われる場合の走査信号の例を示すタイミングチャートである。図8に示す例では、矩形状の静止画像を長辺に平行に4等分した領域のうち最下部領域に矩形状のテロップ領域が設けられており、テロップ領域内では、メッセージ「速報ニュース」が右から左に向けて移動しながら表示されている。以下、テロップ領域内に表示される映像をテロップ映像と呼ぶ。CPU17からテロップ表示映像における黒書込み処理を指示された液晶駆動部16は、図9に示す如く部分領域211aを表示する画素PIX群に接続されたゲート線Y360、Y361、…、Y480に出力する走査信号に限って黒書込み信号Bを挿入する。
すなわち、テロップ領域におけるテロップ映像の表示に対しては、ROM19に予め記憶されているテロップ映像の表示に設定すべきインパルス率を読込んで設定する一方、静止画像の表示に対しては、黒書込みが行われないインパルス率100%が設定される。CPU17は、ROM19に記憶されているテーブルから、テロップ映像の表示におけるインパルス率に対応付けられた光量を読み出してバックライト駆動部22にテロップ領域と共に与え、バックライト駆動部22にテロップ表示映像におけるバックライト駆動を指示する。
ROM19には、テロップ映像の表示に設定されるインパルス率として100%よりも小さいインパルス率が記憶されており、ROM19に記憶されているインパルス率及び光量を対応付けたテーブルが反比例関係を有するため、バックライト駆動部22に与えられるテロップ領域に対応するバックライト212aの光量は、インパルス率100%で表示される静止画像領域に対応するバックライトの212b、212c及び212dに設定される光量よりも増大する。テロップ表示映像におけるバックライト駆動を指示されたバックライト駆動部22は、与えられたテロップ領域に対応するバックライト212aの光量を与えられた光量に変更することで、部分領域211aの輝度を増大させる。
図10は、表示制御処理の手順を示すフローチャートである。表示制御処理は、ROM19から読込んだプログラムに従い、CPU17によって実行される。CPU17は、テロップ取得部13によりテロップ領域が出力されたか否かを判定する(ステップS11)。CPU17は、テロップ領域が出力されたと判定した場合(ステップS11でYES)、静止画像判定部14が出力する判定結果を取得する(ステップS12)。CPU17は、取得した判定結果が静止画像を示しているか否かを判定する(ステップS13)。CPU17は、静止画像を示していると判定した場合(ステップS13でYES)、テロップ映像の表示に設定すべきインパルス率をROM19から読み出し、読み出したインパルス率に対応づけられた光量をROM19に記憶されたテーブルから読み出す(ステップS14)。
CPU17は、読み出したインパルス率を液晶駆動部16に与えると共に、液晶駆動部16にテロップ表示映像における黒書込み処理を指示する(ステップS15)。CPU17は、読み出した光量及びテロップ領域をバックライト駆動部22に与えると共に、バックライト駆動部22にテロップ表示映像におけるバックライト駆動を指示する(ステップS16)。CPU17は、フラッグをリセットする(ステップS17)。CPU17は、図示しない電源スイッチからの割込み信号を検出したか否かを判定する(ステップS18)。CPU17は、割込み信号を検出していないと判定した場合(ステップS18でNO)、テロップ領域が出力されたか否かを判定するステップS11に処理を戻す。CPU17は、割込み信号を検出したと判定した場合(ステップS18でYES)、表示制御処理を終了する。
CPU17は、テロップ領域が出力されたか否かを判定するステップS11において、出力されていないと判定した場合(ステップS11でNO)、又は静止画像判定部14から取得した判定結果が静止画像を示しているか否かを判定するステップS13において、示していないと判定した場合(ステップS13でNO)、フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS19)。CPU17は、フラグがセットされていないと判定した場合(ステップS19でNO)、ROM19に記憶されている通常映像の表示に設定すべきインパルス率を読み出し、読み出したインパルス率に対応付けられた光量をROM19に記憶されているテーブルから読み出す(ステップS20)。
CPU17は、読み出したインパルス率を液晶駆動部16に与えると共に、液晶駆動部16に通常映像における黒書込み処理を指示する(ステップS21)。CPU17は、読み出した光量をバックライト駆動部22に与えると共に、バックライト駆動部22に通常映像におけるバックライト駆動を指示する(ステップS22)。CPU17は、フラグをセットする(ステップS23)。CPU17は、割込み信号を検出したか否かを判定するステップS18に処理を移す。CPU17は、フラグがセットされているか否かを判定するステップS19において、セットされていると判定した場合(ステップS19でYES)、割込み信号を検出したか否かを判定するステップS18に処理を移す。
図3には、バックライトユニット212が、4本のバックライト212a、212b、…で構成される例を示したが、4本に限るものではなく、本数を増やして様々な広さのテロップ領域又は様々な位置に表示されたテロップ領域に対応するようにしても良い。尚、バックライトユニット212として、直下型冷陰極管を用いる例を示したが、これに限るものではなく、LED(Light Emitting Diode)等を用いても良い。この場合、液晶表示パネル211の背面にマトリクス状に複数のLEDを配設することにより、輝度を変更する領域を映像信号に含まれるテロップ領域に精緻に対応させることが可能となる。
静止画像の表示に設定されるインパルス率として100%がROM19に記憶されている例を示したが、これに限るものではなく、テロップ映像の表示に設定されるインパルス率よりも大きく、フリッカ等の画質の劣化が生じないインパルス率であれば良い。通常映像の表示に設定すべきインパルス率がROM19に記憶されている例を示したが、予め映像信号のコンテンツ情報の種別とインパルス率とを関連付けたテーブルをROM19に記憶させておき、CPU17が映像信号に含まれるコンテンツ情報を取得して、取得したコンテンツ情報を基にテーブルを参照して適切なインパルス率を読み出して設定するように構成しても良い。
また、図1には、映像入力部11に外部の映像機器等からアナログ信号である映像信号が入力され映像信号処理部12で各種処理が施されてデジタル信号である映像データに変換される場合を示したが、これに限るものではなくデジタル放送用チューナ回路又はDVD(Digital Versatile Disk)再生回路等からデジタル信号である映像信号を入力するようにしても良い。映像入力部11に例えば、デジタル放送等の多重ストリームデータを入力する場合、映像信号処理部12は、復調処理及び映像データを分離する分離処理等を行って映像データを出力するように構成すると良い。
本発明に係る液晶表示装置の構造を示すブロック図である。 アクティブ・マトリクス型の液晶表示パネルの例を示す回路図である。 液晶表示ユニットの構造を示す模式的断面図である。 バックライトによる光の照射を説明する説明図である。 バックライトにより夫々照射される部分領域を説明する説明図である。 通常映像における黒書込み処理が行われる場合の走査信号の例を示すタイミングチャートである。 通常映像における黒書込み処理が行われる場合の走査信号の他の例を示すタイミングチャートである。 テロップ表示映像の例を示す模式図である。 テロップ表示映像における黒書込み処理が行われる場合の走査信号の例を示すタイミングチャートである。 表示制御処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
11 映像入力部
12 映像信号処理部
13 テロップ取得部
14 静止画像判定部
15 フレームメモリ
16 液晶駆動部
17 CPU
18 RAM
19 ROM
20 受付部
21 液晶表示ユニット
22 バックライト駆動部
211 液晶表示パネル
212 バックライトユニット

Claims (2)

  1. 複数の画素を有する液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの各画素に表示する映像信号の1フレーム期間に対する表示期間の割合を制御する表示制御手段とを備えた液晶表示装置において、
    情報を移動させながら表示するテロップ領域を映像信号から取得するテロップ取得部と、
    該テロップ取得部がテロップ領域を取得した場合、取得した前記テロップ領域を除いた前記映像信号が略静止画像であるか否かを判定する判定部と、
    前記表示制御手段は、前記判定部が略静止画像であると判定した場合、前記液晶表示パネルの複数の画素のうち、前記テロップ領域を表示する画素に与えられる映像信号に対する前記割合が、前記略静止画像を表示する画素に与えられる映像信号に対する前記割合よりも小さくなるよう制御すべく構成してあること
    を特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記液晶表示パネルの裏側に配設された複数のバックライトを備え、
    前記表示制御手段は、前記テロップ領域における前記割合に応じて、前記複数のバックライトのうち、前記テロップ領域に対応するバックライトの光量を増大するよう制御すべく構成してあること
    を特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
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