JP2008302438A - 表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具 - Google Patents

表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具 Download PDF

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Abstract

【課題】高硬度材の高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具を提供する。
【解決手段】TiN、TiCN、TiCの1種又は2種以上からなるTi化合物:35〜50%、Al及び/又はAl:8〜16%、WC:1〜6%、残部:c−BN(いずれも質量%)からなる圧粉体の超高圧焼結材料で構成され、分散相を形成するc−BN相と連続相を形成するTi化合物相との界面に超高圧焼結反応生成物が介在した組織を有するインサート本体の表面に、硬質被覆層として、(Ti1−XAl)N層(原子比で、X=0.4〜0.65)からなる下部層と、上部層とを蒸着形成し、該上部層は、TiN層と(Ti1−YAl)N層(原子比で、Y=0.4〜0.65)との交互積層構造として構成する。
【選択図】 なし

Description

この発明は、合金工具鋼や軸受け鋼の焼入れ材などの高硬度材を、高速切削加工した場合でも、硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を有し、長期にわたって安定した切削性能を発揮することができる、立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料で構成された切削工具基体の表面に硬質被覆層を形成した表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具(以下、被覆cBN基焼結工具という)に関するものである。
一般に、被覆cBN基焼結工具には、各種の鋼や鋳鉄などの被削材の旋削加工にバイトの先端部に着脱自在に取り付けて用いられるインサートや、前記インサートを着脱自在に取り付けて、面削加工や溝加工、さらに肩加工などに用いられるソリッドタイプのエンドミルと同様に切削加工を行うインサート式エンドミルなどが知られている。
また、被覆cBN基焼結工具としては、各種の立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料(以下、cBN基焼結材料という)で構成された工具本体の表面に、チタン窒化物層、チタンとアルミニウムの複合窒化物層などの表面被覆層を蒸着形成してなる被覆cBN基焼結工具が知られており、これらが例えば各種の鋼や鋳鉄などの切削加工に用いられていることも知られている。
さらに、上記の被覆cBN基焼結工具が、例えば図2に概略説明図で示される物理蒸着装置の1種であるアークイオンプレーティング装置に上記の工具基体を装入し、ヒータで装置内を、例えば500℃に加熱した状態で、金属TiあるいはTi−Al合金からなるカソード電極(蒸発源)と、アノード電極との間に、例えば90Aの電流を印加してアーク放電を発生させ、同時に装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して、例えば2Paの反応雰囲気とし、一方前記工具基体には、たとえば−100Vのバイアス電圧を印加した条件で、前記工具基体の表面に、チタン窒化物層、チタンとアルミニウムの複合窒化物層など、所望の層を蒸着形成することにより製造されることも知られている。
特開2001−234328号公報 特開平8−119774号公報
近年の切削加工装置のFA化はめざましく、一方で切削加工に対する省力化および省エネ化、さらに低コスト化の要求は強く、これに伴い、切削加工は、通常の切削条件に加えて、より厳しい条件下での切削加工が要求される傾向にあるが、上記の従来被覆工具においては、各種の鋼や鋳鉄を通常条件で切削加工した場合に特段の問題は生じないが、これを、合金工具鋼や軸受け鋼の焼入れ材などの高硬度材の高速切削に用いた場合には、高熱下で切刃部に大きな機械的負荷がかかるため、切刃の逃げ面摩耗の発達が早くなり、被削材の寸法精度が悪化するか、あるいは、切刃の刃先の境界部分に生じる異常損傷(以下、境界異常損傷という)を生じ、これが原因で被削材の仕上げ面精度が悪化し、いずれの場合においても、比較的短時間で使用寿命に至るのが現状である。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、合金工具鋼や軸受け鋼の焼入れ材などの高硬度材の高速切削加工で、硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する被覆cBN基焼結工具を開発すべく研究を行った結果、次のような知見を得た。
(a) 硬質被覆層を構成するTiとAlの複合窒化物層(以下、TiAlN層で示す)を、
組成式:(Ti1−XAl)N
で表した場合、Tiとの合量に占めるAlの含有割合X(原子比)の値が、0.4〜0.65の範囲内において所定の高温硬さ、耐酸化性及び高温強度を有し、通常の切削加工条件下において必要とされる耐摩耗性は具備しているが、合金工具鋼や軸受け鋼の焼入れ材などの高硬度材の高速切削加工においては、切刃部に発生する高熱により被削材および切粉は極めて高温に加熱されると同時に切刃部に大きな機械的負荷がかかるため、切刃の境界部分には境界異常損傷が生じ、そして、これが欠損や被削材の仕上げ面精度悪化の原因となること。
(b)上記(a)のTiAlN層を硬質被覆層の下部層とし、その上に、チタンの窒化物(以下、TiNで示す)層を上部層として蒸着形成せしめ、TiN層の具備するすぐれた靭性、耐衝撃性によって、硬質被覆層の境界異常損傷、欠損の発生を防止することも考えられるが、このような層構造では、耐境界異常損傷性、耐欠損性は改善されるものの、TiN層は十分な高温硬さを備えていないために、硬質被覆層の耐摩耗性が低下するという不都合が生じること。
(c)しかし、上記上部層を、すぐれた靭性、耐衝撃性を具備するTiN層と、すぐれた高温硬さ、耐酸化性及び高温強度を備える(Ti1−YAl)N層(但し、Yの値は、原子比で0.4〜0.65)との交互積層構造として構成することにより、TiN層の高温硬さの不足を補完し耐摩耗性を改善できる同時に、合金工具鋼や軸受け鋼の焼入れ材などの高硬度材の高速切削加工において、境界異常損傷、欠損の発生を防止できること。
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであって、
「 窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)および炭化チタン(TiC)のうちから選ばれる1種又は2種以上のチタン(Ti)化合物を35〜50%、アルミニウム(Al)および/または酸化アルミニウム(Al)を8〜16%、炭化タングステン(WC)を1〜6%、残部立方晶窒化ほう素(cBN)(以上、%は、いずれも質量%を示す)からなる配合組成を有する圧粉体の超高圧焼結材料で構成され、かつ、走査型電子顕微鏡による組織観察で、分散相を形成する立方晶窒化ほう素(cBN)相と連続相を形成するチタン(Ti)化合物相との界面に超高圧焼結反応生成物が介在した組織を有するインサート本体の表面に硬質被覆層を蒸着形成した表面被覆立方晶窒化ほう素(cBN)基超高圧焼結材料製切削工具において、
(a)硬質被覆層は、0.5〜2μmの平均層厚を有する下部層と、0.5〜3μmの合計平均層厚を有する上部層を有し、
(b)硬質被覆層の下部層は、
組成式:(Ti1−XAl)N
で表した場合、Xが0.4〜0.65(但し、原子比)である蒸着形成されたチタンとアルミニウムの複合窒化物(TiAlN)層、
(c)硬質被覆層の上部層は、下部層の表面に蒸着形成された、一層平均層厚が0.05〜0.3μmの薄層Aと、一層平均層厚が0.02〜0.2μmの薄層Bの各1層以上の交互積層構造を有し、
上記薄層Aは、
組成式:TiNで表されるチタンの窒化物(TiN)層、
上記薄層Bは、
組成式:(Ti1−YAl)N
で表した場合、Yが0.4〜0.65(但し、原子比)であるチタンとアルミニウムの複合窒化物(TiAlN)層、
からなる硬質被覆層を蒸着形成した、表面被覆立方晶窒化ほう素(cBN)基超高圧焼結材料製切削工具(被覆cBN基焼結工具)。」
に特徴を有するものである。
つぎに、この発明の被覆cBN基焼結工具において、これを構成するインサート本体のcBN基焼結材料の配合組成および硬質被覆層の組成、層厚を限定した理由を説明する。
(a)インサート本体のcBN基焼結材料の配合組成
(イ)TiN、TiCNおよびTiCのうちから選ばれる1種又は2種以上のTi化合物
焼結材料中のTi化合物成分は、焼結性を向上させるとともに焼結体中で連続相を形成して強度を向上させる作用があるが、その配合割合が35質量%未満では所望の強度を確保することができず、一方その配合割合が50質量%を超えると相対的にcBNの含有量が少なくなり、すくい面摩耗などが生じやすくなることから、その配合割合を35〜50質量%と定めた。
(ロ)Alおよび/またはAl
これらの成分は焼結時に優先的にcBN粉末の表面に凝集し、反応して反応生成物を形成し、焼結後のcBN基材料中で、連続相を形成するTi化合物相と硬質分散相を形成するcBN相の間に介在するようになり、この反応生成物は前記連続相を形成するTi化合物相と硬質分散相を形成するcBN相のいずれとも強固に密着接合する性質をもつことから、前記cBN相の連続結合相であるTi化合物相に対する密着性が著しく向上し、この結果切刃の耐チッピング性が向上するようになるが、Alおよび/またはAlの配合割合が8〜16質量%の範囲からはずれると、中間密着層として前記硬質分散相と連続相の間に強固な密着性を確保することができないので、Alおよび/またはAlの配合割合を8〜16質量%と定めた。
(ハ)WC
結合相の主成分であるTi化合物とcBNが焼結時に反応を起こすと、TiBという硬いが脆い化合物が生成する。そのため、TiBが多く生成すると、切刃のチッピングが生じやすくなる。WCを添加すると、cBN近傍でWのホウ化物を生成し、TiBの生成を抑制するため、耐チッピング性の向上が期待できる。WC添加量が1%未満では、TiBの生成を十分に抑制できず、逆に、6%を超えて添加すると、WC成分が残留し、逆に耐チッピング性の低下を招くことから、WCの配合割合を1〜6質量%と定めた。
(ニ)cBN
超高圧焼結材料製工具基体中のcBNは、きわめて硬質で、焼結材料中で分散相を形成し、そしてこの分散相によって耐摩耗性の向上が図れるが、その配合割合が少なすぎると所望のすぐれた耐摩耗性を確保することができず、一方その配合割合が多くなりすぎると、cBN基材料自体の焼結性が低下し、この結果切刃に欠損が生じやすくなることから、cBNの配合割合は、焼結材料の構成成分であるTi化合物、Alおよび/またはAlの残部、WCの残部、即ち、28〜56質量%となる。
(b)硬質被覆層の下部層
硬質被覆層の下部層を構成するTiAlN層におけるTi成分は高温強度の維持、Al成分は高温硬さと耐酸化性の向上に寄与することから、硬質被覆層の下部層を構成する(Ti1−XAl)N層は、所定の高温強度、高温硬さおよび耐酸化性を具備する層であって、合金工具鋼や軸受け鋼の焼入れ材などの高硬度材の高速切削加工時における切刃部の耐摩耗性を確保する役割を基本的に担う。ただ、Alの含有割合Xが65原子%を超えると、結晶構造の変化により、高温強度が低下し欠損が生じやすくなり、一方、Alの含有割合Xが40原子%未満になると、高温硬さと耐酸化性が低下し、その結果、耐摩耗性の低下がみられるようになることから、Alの含有割合Xの値を0.4〜0.65と定めた。
また、下部層の平均層厚が0.5μm未満では、自身のもつ耐酸化性、高温硬さおよび高温強度を硬質被覆層に長期に亘って付与できず、工具寿命短命の原因となり、一方その平均層厚が2μmを越えると、欠損が生じ易くなることから、その平均層厚を0.5〜2μmと定めた。
なお、超高圧焼結材料製切削工具基体と下部層との十分な密着性を確保するために、基体と下部層との間にチタンまたはクロムの窒化物(TiNまたはCrN)の薄層を介在させることができる。該TiNまたはCrNの薄層は、その層厚が0.01μm未満では密着性改善の効果が少なく、一方、0.5μmを超えた層厚としても密着性の更なる向上が期待できるわけではないことから、基体と下部層との間に介在させるTiN層またはCrNの層厚は0.01μm以上0.5μm以下とすることが望ましい。
(c)硬質被覆層の上部層
(イ)上部層の薄層A
上部層の薄層Aを構成するTiN層は、所定の靭性、耐衝撃性を備えるため、高硬度材の高速切削加工において、硬質被覆層に境界異常損傷、欠損が発生することを防止する作用を有するが、その一層平均層厚が0.05μm未満では上記のすぐれた特性を十分発揮することはできず、一方、その一層平均層厚が0.3μmを超えると、上部層の高温硬さが不足し耐摩耗性が低下傾向を示すので、薄層Aの一層平均層厚は、0.05〜0.3μmと定めた。
(ロ)上部層の薄層B
上部層の薄層Bを構成するTiAlN層は、薄層Aと薄層Bとで交互積層構造を構成することにより、薄層Aの有する靭性、耐衝撃性を損なうことなしに、薄層Aに不足する特性(高温硬さ、高温強度、耐酸化性)を補完する。
つまり、薄層Bを構成するTiAlN層は、
組成式:(Ti1−YAl)N層
で表した場合、下部層(組成式(Ti1−XAl)Nで表されるTiAlN層)の場合と同様、すぐれた高温硬さ、高温強度、耐酸化性を具備し、薄層Aに不足する特性を補完するために、Yの値を0.4〜0.65に定めた。
なお、硬質被覆層の下部層と薄層Bを構成する材料は同一成分系の材料であって、一種類のターゲットを用いて下部層(のTiAlN層)と薄層B(のTiAlN層)を形成した場合には、同一組成のTiAlN層(即ち、Xの値=Yの値)が形成される。ただ、下部層のTiAlN層と、薄層BのTiAlN層は、必ずしも同一組成である必要はなく、物理蒸着を行う際、例えば、異なった組成(Xの値≠Yの値)の複数のターゲットを使用した場合には、下部層と薄層Bは異なった組成のTiAlN層が形成されるが、Xの値およびYの値がそれぞれ0.4〜0.65の範囲内であれば、硬質被覆層の特性上何らの不都合を生じるものではない。
また、上部層の薄層Aは、すでに述べたように、所定の靭性、耐衝撃性を備えた層であり、高硬度材の高速切削加工時における境界異常損傷、欠損の発生を抑制するが、その一方で、高温硬さの不足により耐摩耗性の低下が生じやすいので、すぐれた高温硬さ、高温強度、耐酸化性を備えた上記薄層Bを薄層Aと交互に積層することにより、高温硬さの不足を補完し、しかも薄層Aの有する特性を劣化させることなく、交互積層構造からなる上部層全体として、すぐれた高温硬さ、靭性、耐衝撃性を確保するが、薄層Bの一層平均層厚が0.02μm未満ではTiN層の高温硬さの低下を補うことはできず、一方、その一層平均層厚が0.2μmを超えると、チッピングを発生しやすくなるので、薄層Bの一層平均層厚は、0.02〜0.2μmと定めた。
(ハ)上部層の薄層Aと薄層Bの一層平均層厚、上部層の平均層厚
薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる上部層は、その合計平均層厚が、0.5μm未満では、高硬度材の高速切削加工で必要とされる十分な靭性、耐衝撃性を発揮することができず、一方その平均層厚が3μmを越えると、欠損が発生し易くなることから、その平均層厚は0.5〜3μmとすることが望ましい。
なお、この発明の被覆cBN基焼結工具では、最外表面の被覆層が層厚のちがいによって、それぞれ微妙に異なる干渉色を生じ、工具の外観が不揃いとなることがある。このような場合には、最外表面にTiAlN層を厚く蒸着形成することによって、工具外観の不揃いを防止することができる。その際、TiAlN層の平均層厚が0.2μm未満では外観の不揃いを防止することはできず、また、2μmまでの平均層厚があれば、外観の不揃いを十分に防止できることから、TiAlN層の平均層厚は0.2〜2μmとすればよい。
また、この発明の被覆cBN基焼結工具基体の表面粗度は、Raで0.05以上1.0以下であることが望ましい。表面粗度Raが0.05以上であれば、アンカー効果による基体と硬質被覆層の下部層との付着強度の向上が期待でき、一方、Raが1.0を超えるようになると、被削材の仕上げ面精度に悪影響を及ぼすようになるためである。
この発明の被覆cBN基焼結工具は、硬質被覆層を上部層と下部層とで構成し、そして、硬質被覆層の上部層を薄層Aと薄層Bの交互積層構造とすることによって特にすぐれた高温硬さ、靭性、耐衝撃性を兼ね備え、合金工具鋼や軸受け鋼の焼入れ材などの高硬材の、高熱発生とともに切刃部に大きな機械的負荷がかかる高速切削という厳しい切削条件下であっても、前記硬質被覆層に境界異常損傷、欠損の発生はなく、長期に亘って、すぐれた耐摩耗性を発揮することができる。
つぎに、この発明の被覆cBN基焼結工具を実施例により具体的に説明する。
原料粉末として、いずれも0.5〜4μmの範囲内の平均粒径を有するcBN粉末、TiN粉末、TiCN粉末、TiC粉末、Al粉末、Al粉末、WC粉末を用意し、これら原料粉末を表1に示される配合組成に配合し、ボールミルで80時間湿式混合し、乾燥した後、120MPaの圧力で直径:50mm×厚さ:1.5mmの寸法をもった圧粉体にプレス成形し、ついでこの圧粉体を、圧力:1Paの真空雰囲気中、900〜1300℃の範囲内の所定温度に60分間保持の条件で焼結して切刃片用予備焼結体とし、この予備焼結体を、別途用意した、Co:8質量%、WC:残りの組成、並びに直径:50mm×厚さ:2mmの寸法をもったWC基超硬合金製支持片と重ね合わせた状態で、通常の超高圧焼結装置に装入し、通常の条件である圧力:4GPa、温度:1200〜1400℃の範囲内の所定温度に保持時間:0.8時間の条件で超高圧焼結し、焼結後上下面をダイヤモンド砥石を用いて研磨し、ワイヤー放電加工装置にて一辺3mmの正三角形状に分割し、さらにCo:5質量%、TaC:5質量%、WC:残りの組成およびCIS規格SNGA120412の形状(厚さ:4.76mm×一辺長さ:12.7mmの正方形)をもったWC基超硬合金製インサート本体のろう付け部(コーナー部)に、質量%で、Cu:26%、Ti:5%、Ni:2.5%、Ag:残りからなる組成を有するAg合金のろう材を用いてろう付けし、所定寸法に外周加工した後、切刃部に幅:0.13mm、角度:25°のホーニング加工を施し、さらに仕上げ研摩を施すことによりISO規格SNGA120412のインサート形状をもった工具基体A〜Jをそれぞれ製造した。
(a)ついで、上記の工具基体A〜Jのそれぞれを、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、図1に示されるアークイオンプレーティング装置内の回転テーブル上の中心軸から半径方向に所定距離離れた位置に外周部にそって装着し、一方側のカソード電極(蒸発源)として、上部層の薄層A形成用金属Tiを、また、他方側のカソード電極(蒸発源)として、表2に示される目標組成に対応した成分組成をもった下部層および薄層B形成用Ti−Al合金を前記回転テーブルを挟んで対向配置(なお、図1には示していないが、下部層と薄層Bを異なった組成とする場合には、下部層形成用Ti−Al合金と薄層B形成用Ti−Al合金の二種類のカソード電極(蒸発源)を配置する)し、
(b)まず、装置内を排気して0.1Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した後、Arガスを導入して、0.7Paの雰囲気とすると共に、前記テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−200Vの直流バイアス電圧を印加し、もって工具基体表面をアルゴンイオンによってボンバード洗浄し、
(c)装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して3Paの反応雰囲気とすると共に、前記回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−100Vの直流バイアス電圧を印加し、かつ下部層形成用Ti−Al合金とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させ、もって前記工具基体の表面に、表2に示される目標組成および目標層厚の(Ti1−XAl)N層を硬質被覆層の下部層として蒸着形成し、
(d)ついで装置内に導入する反応ガスとしての窒素ガスの流量を調整して2Paの反応雰囲気とすると共に、前記回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−10〜−100Vの範囲内の所定の直流バイアス電圧を印加した状態で、前記薄層A形成用金属Tiのカソード電極とアノード電極との間に100〜200Aの範囲内の所定の電流を流してアーク放電を発生させて、前記工具基体の表面に所定層厚のTiN層からなる薄層Aを形成した後、
(e)ついで、同じく2Paの窒素ガス反応雰囲気中で、薄層B形成用Ti−Al合金のカソード電極とアノード電極間に同じく100〜200Aの範囲内の所定の電流を流してアーク放電を発生させて、目標組成および目標層厚の(Ti1−YAl)N層からなる薄層Bを形成した後、
(f)上記(d)、(e)を、所定の上部層合計層厚になるまで交互に繰り返し行い、もって前記工具基体の表面に、層厚方向に沿って表2に示される目標組成および一層目標層厚の薄層Aと薄層Bの交互積層からなる上部層を同じく表2に示される上部層合計層厚で蒸着形成することにより、本発明被覆cBN基焼結工具1〜10をそれぞれ製造した。
また、比較の目的で、上記の工具基体A〜Jのそれぞれを、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、図2に示される通常のアークイオンプレーティング装置に装入し、カソード電極(蒸発源)として、それぞれ表3に示される目標組成に対応した成分組成をもったTi−Al合金を装着し、まず、装置内を排気して0.1Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した後、Arガスを導入して、0.7Paの雰囲気とすると共に、前記テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−200Vの直流バイアス電圧を印加し、もって工具基体表面をアルゴンイオンによってボンバード洗浄し、ついで装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して3Paの反応雰囲気とすると共に、前記工具基体に印加するバイアス電圧を−100Vに下げて、前記Ti−Al合金のカソード電極とアノード電極との間にアーク放電を発生させ、もって前記工具基体A〜Jのそれぞれの表面に、表3に示される目標組成および目標層厚のTiAlN層からなる硬質被覆層を蒸着形成することにより、従来被覆cBN基焼結工具1〜10をそれぞれ製造した。
この結果得られた各種の被覆cBN基焼結工具のインサート本体を構成するcBN基焼結材料について、その組織を走査型電子顕微鏡を用いて観察したところ、いずれのインサート本体も、実質的に分散相を形成するcBN相と連続相を形成するTiN相、TiCN相、TiC相との界面に超高圧焼結反応生成物が介在した組織を示した。
さらに、同表面被覆層について、その組成を透過型電子顕微鏡を用いてのエネルギー分散型X線分析法により測定したところ、それぞれ目標組成と実質的に同じ組成を示し、また、その平均層厚を透過型電子顕微鏡を用いて断面測定したところ、いずれも目標層厚と実質的に同じ平均値(5ヶ所の平均値)を示した。
つぎに、上記の各種の被覆cBN基焼結工具を、いずれも工具鋼製バイトの先端部に固定治具にてネジ止めした状態で、本発明被覆cBN基焼結工具1〜10および従来被覆cBN基焼結工具1〜10ついて、以下に示す切削条件A〜Cで高速連続切削試験を実施した。
[切削条件A]
被削材:JIS・SCM420(硬さ:HRC60)の丸棒、
切削速度: 300 m/min.、
切り込み: 0.2 mm、
送り: 0.05 mm/rev.、
切削時間: 8 分、
の条件での浸炭焼入れ合金鋼の乾式連続高速切削加工試験(通常の切削速度は、160 m/min.)、
[切削条件B]
被削材:JIS・SCr420(硬さ:HRC61)の丸棒、
切削速度: 310 m/min.、
切り込み: 0.16 mm、
送り: 0.07 mm/rev.、
切削時間: 8 分、
の条件での浸炭焼入れクロム鋼の乾式連続高速切削加工試験(通常の切削速度は、160 m/min.)、
[切削条件C]
被削材:JIS・SUJ2(硬さ:HRC61)の丸棒、
切削速度: 290 m/min.、
切り込み: 0.18 mm、
送り: 0.06 mm/rev.、
切削時間: 8 分、
の条件での焼入れ軸受鋼の乾式連続高速切削加工試験(通常の切削速度は、160 m/min.)、
そして、上記の各切削加工試験における切刃の逃げ面摩耗幅(mm)を測定した。この測定結果を表4に示した。
Figure 2008302438
Figure 2008302438
Figure 2008302438
Figure 2008302438
表2〜4に示される結果から、本発明被覆cBN基焼結工具は、いずれも硬質被覆層が、1.5〜3μmの平均層厚を有する下部層と、一層平均層厚が0.1〜0.3μmの薄層Aと一層平均層厚が0.02〜0.2μmの薄層Bの交互積層構造の合計層厚0.5〜3μmの上部層とからなり、前記下部層がすぐれた高温強度、高温硬さおよび耐酸化性を備え、前記上部層がすぐれた高温硬さ、靭性、耐衝撃性を備えているので、合金工具鋼や軸受け鋼の焼入れ材などの高硬度材の高速切削に用いた場合であっても、前記硬質被覆層に境界異常損傷、欠損の発生はなく、長期に亘って、すぐれた耐摩耗性を発揮するのに対して、硬質被覆層が単一のTiAlN層からなる従来被覆cBN基焼結工具は、特に硬質被覆層の靭性、耐衝撃性不足が原因で、刃先に境界異常損傷や欠損が発生し、比較的短時間で使用寿命に至ることが明らかである。
上述のように、この発明の被覆cBN基焼結工具は、各種の鋼や鋳鉄などの通常の切削条件での切削加工は勿論のこと、特に合金工具鋼や軸受け鋼の焼入れ材などの高硬度材の高速切削であっても、前記硬質被覆層がすぐれた耐境界異常損傷性、耐欠損性を発揮し、長期に亘ってすぐれた耐摩耗性をも示すものであるから、切削加工装置の高性能化、並びに切削加工の省力化および省エネ化、さらに低コスト化に十分満足に対応できるものである。
本発明の被覆cBN基焼結工具を構成する硬質被覆層を形成するのに用いたアークイオンプレーティング装置を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略正面図である。 通常のアークイオンプレーティング装置の概略説明図である。

Claims (1)

  1. 窒化チタン、炭窒化チタンおよび炭化チタンのうちから選ばれる1種又は2種以上のチタン化合物を35〜50%、アルミニウムおよび/または酸化アルミニウムを8〜16%、炭化タングステンを1〜6%、残部立方晶窒化ほう素(以上、%は、いずれも質量%を示す)からなる配合組成を有する圧粉体の超高圧焼結材料で構成され、かつ、走査型電子顕微鏡による組織観察で、分散相を形成する立方晶窒化ほう素相と連続相を形成するチタン化合物相との界面に超高圧焼結反応生成物が介在した組織を有するインサート本体の表面に硬質被覆層を蒸着形成した表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具において、
    (a)硬質被覆層は、0.5〜2μmの平均層厚を有する下部層と、0.5〜3μmの合計平均層厚を有する上部層を有し、
    (b)硬質被覆層の下部層は、
    組成式:(Ti1−XAl)N
    で表した場合、Xが0.4〜0.65(但し、原子比)である蒸着形成されたチタンとアルミニウムの複合窒化物層、
    (c)硬質被覆層の上部層は、下部層の表面に蒸着形成された、一層平均層厚が0.05〜0.3μmの薄層Aと、一層平均層厚が0.02〜0.2μmの薄層Bの各1層以上の交互積層構造を有し、
    上記薄層Aは、
    組成式:TiNで表されるチタンの窒化物層、
    上記薄層Bは、
    組成式:(Ti1−YAl)N
    で表した場合、Yが0.4〜0.65(但し、原子比)であるチタンとアルミニウムの複合窒化物層、
    からなる硬質被覆層を蒸着形成した、表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具。
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