JP2008301283A - 画像処理装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入力した文書画像から第1の方向に対して縮小画像データを生成する画像縮小手段と、生成された縮小画像データを前記第1の方向と予め定められた関係にある第2の方向に走査して、有意画素で構成される領域の各々の高さのヒストグラムを生成し、該ヒストグラムに基づいて前記縮小画像データにおいて有効な領域として見なす領域の高さの範囲を決定し、少なくとも前記範囲外の高さを有する有意画素で構成される領域はノイズ成分と見なし、当該領域を非有意画素として設定し、ノイズ成分が非有意画素として設定された後の縮小画像を前記第2の方向に走査し、当該第2の方向に連続する非有意画素の領域の長さを行間隔として検出し、該検出手段で検出した文字列の行間隔に基づき、前記文書画像に埋め込まれた透かし情報を抽出する抽出手段とを備える。
【選択図】図10
Description
松井甲子雄著 「電子透かしの基礎」 森北出版株式会社 1998年
本発明に係る画像処理装置の第1実施形態として、紙の文書原稿を画像読取装置(スキャナ)で読み込み、読み込んだ文書画像データに対し透かし情報の抽出を行う画像処理装置を例に挙げて以下に説明する。
図1は、第1実施形態における画像処理装置11の主要な機能構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像処理装置11は、画像入力部101、画像縮小部102、情報抽出部103、閾値決定部104、制御部110、操作部111から構成される。
第1実施形態では、透かし情報の埋め込みアルゴリズムは以下の通りであるとして説明する。もちろん、文字列の行間隔に基づいて透かし情報を埋め込むものであれば、他のアルゴリズムであっても適用可能である。
「1」を埋め込む場合: Un<Dn
そして、当該透かし情報入り文書原稿は、電荷結合素子(CCD)などの光学センサを有するスキャナにより読み取られ、画像データIが生成される。ここでは、生成された文書画像データIは、紙原稿の文字部分が黒、背景部分が白である2値画像であるとして説明する。なお、以降では文字部分に対応する”黒画素”のことを”有意画素”と呼ぶこともある。
以下、画像処理装置11が、画像データIから透かし情報を抽出する動作をフローチャートを参照して詳細に説明する。
矢印(1): U1=10[pix]、D1=4[pix]、U2=4[pix]、D2=12[pix]
矢印(2): U1= 8[pix]、D1=5[pix]、U2=6[pix]、D2=10[pix]
矢印(3): U1= 6[pix]、D1=3[pix]、U2=5[pix]、D2= 8[pix]
であったとする。その場合、例えばそれぞれの長さの平均値である、
U1=8[pix]、D1= 4[pix]、U2=5[pix]、D2=10[pix]
をオブジェクト間の距離(行間隔)と決定するとよい。
「0」を埋め込む場合: Un>Dn
「1」を埋め込む場合: Un<Dn
の場合、反対方向から読むとUnとDnの順序が反対となり、ビット反転するためである。
第2実施形態では、第1実施形態とは異なる閾値決定部の動作例について説明する。つまり、第1実施形態で説明した図12相当部分の動作のみが異なる例について説明する。その他の処理は第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
ステップS907では、highの値に対応した度数が1以上であるか否かを判定する。YesであればステップS908に、NoであればステップS908をスキップしてS909に進む。
第3実施形態では、閾値決定部104における閾値決定と情報抽出部103における距離測定において、単一ドット幅によるライン走査の替わりに、矩形ウインドウによるエリア走査を用いる。以下では、第1実施形態との相違点となる、エリア走査による距離計測処理について説明する。その他の処理は第1実施形態とほぼ同様であるため、説明は省略する。
Th_min = r/100 * (矩形ウインドウ内の全画素数)
となる閾値Th_minを決定する。ここで、rは矩形ウインドウ内の全画素数に対する割合(%)を示し、あらかじめセットした値でもよいし、使用者の入力によって都度設定される値でもよい。
なお、矩形ウインドウを用いた走査による、オブジェクト間の距離計測において、当該矩形ウインドウの横方向に独立してオブジェクトの判定を行っても良い。つまり、ライン走査を矩形ウインドウの横サイズ分だけ同時に実行するよう構成してもよい。例えば、矩形ウインドウの横サイズが10ピクセルの場合、10個の境界座標値を決定するよう構成してもよい。例えば、
21, 19, 20, 21, 20, 20, 21, 20, 19, 21
が、矩形ウインドウの各ラインについて、有意画素の有無が反転(例えば黒画素から白画素)する位置と判定した座標とする。そして、矩形ウインドウを縮小画像Ishの縦方向に1ピクセルずつずらし、上記の処理を繰り返した後、
33, 32, 33, 31, 30, 30, 32, 33, 30, 32
が、次に有意画素の有無が反転する位置(つまり白画素から黒画素)と判定した座標とする。
((33−21)+(32−19)+(33−20)+(31−21)+(30−20)+(30−20)+(32−21)+(33−20)+(30−19)+(32−21))/10 = 11.4
となるため、オブジェクト間距離は11.4と算出される。または、整数に丸めた値11をオブジェクト間距離としても良い。
第4実施形態では、スキャナなどで読み取った文書画像をコンピュータ(PC)上で動作するプログラムにより、透かし情報の抽出を実行する形態について説明する。
図11は、PCの内部構成を示す図である。
外部記憶装置1108には、アプリケーションプログラムとして、第1実施形態で説明した各機能部および動作フローを実現するための、画像処理プログラムが記憶されている。ユーザによる、操作入力デバイス1106を介した、当該画像処理プログラムの起動指示に基づき、第1〜第3実施形態で説明した動作フローが開始される。なお、詳細動作は第1実施形態とほぼ同様であるため省略する。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
101 画像入力部
102 画像縮小部
103 情報抽出部
104 閾値決定部
110 制御部
111 操作部
Claims (6)
- 文書画像を入力し、当該文書画像中の文字列の行間隔から、埋め込まれた透かし情報を抽出する画像処理装置であって、
文書画像を画像データとして入力する入力手段と、
入力した文書画像から第1の方向に対して縮小された縮小画像データを生成する画像縮小手段と、
該画像縮小手段で生成された縮小画像データを前記第1の方向と予め定められた関係にある第2の方向に走査して、有意画素で構成される領域の各々の高さのヒストグラムを生成し、該ヒストグラムに基づいて前記縮小画像データにおいて有効な領域として見なす領域の高さの範囲を決定する範囲決定手段と、
前記縮小画像データにおいて少なくとも前記範囲外の高さを有する有意画素で構成される領域はノイズ成分と見なし、当該領域を非有意画素として設定する設定手段と、
該設定手段でノイズ成分が非有意画素として設定された後の縮小画像を前記第2の方向に走査し、当該第2の方向に連続する非有意画素の領域の長さを行間隔として検出する検出手段と、
該検出手段で検出した文字列の行間隔に基づき、前記文書画像に埋め込まれた透かし情報を抽出する抽出手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記範囲決定手段は、
前記ヒストグラムにおける最頻値をとる高さ、および、前記ヒストグラムの全体の度数に対する予め指定された割合に基づいて前記範囲の上限の閾値および下限の閾値を導出する閾値導出手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像縮小手段は、更に、前記画像データから前記第1と直交した方向に対して縮小した第2の縮小画像データを生成し、
前記検出手段で有効な行間隔が検出されなかった場合、
前記範囲決定手段は、当該第2の縮小画像データを前記第1の方向に走査して、有意画素で構成される領域の各々の高さのヒストグラムを生成し、該ヒストグラムに基づいて前記第2の縮小画像データにおいて有効な領域として見なす領域の高さの範囲を決定し、
前記設定手段は、前記第2の縮小画像データにおいて少なくとも当該決定された範囲外の高さを有する有意画素で構成される領域はノイズ成分と見なし、当該領域を非有意画素として設定し、
前記検出手段は、当該ノイズ成分が非有意画素として設定された後の第2の縮小画像データを前記第1の方向に走査し、当該第1の方向に連続する非有意画素の領域の長さを行間隔として検出し、
前記抽出手段は、当該検出された文字列の行間隔に基づき、前記文書画像に埋め込まれた透かし情報を抽出する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。 - 文書画像を入力し、当該文書画像中の文字列の行間隔から、埋め込まれた透かし情報を抽出する画像処理装置の制御方法であって、
文書画像を画像データとして入力する入力工程と、
入力した文書画像から第1の方向に対して縮小された縮小画像データを生成する画像縮小工程と、
該画像縮小工程で生成された縮小画像データを前記第1の方向と予め定められた関係にある第2の方向に走査して、有意画素で構成される領域の各々の高さのヒストグラムを生成し、該ヒストグラムに基づいて前記縮小画像データにおいて有効な領域として見なす領域の高さの範囲を決定する範囲決定工程と、
前記縮小画像データにおいて少なくとも前記範囲外の高さを有する有意画素で構成される領域はノイズ成分と見なし、当該領域を非有意画素として設定する設定工程と、
該設定工程でノイズ成分が非有意画素として設定された後の縮小画像を前記第2の方向に走査し、当該第2の方向に連続する非有意画素の領域の長さを行間隔として検出する検出工程と、
該検出工程で検出した文字列の行間隔に基づき、前記文書画像に埋め込まれた透かし情報を抽出する抽出工程と、
を備えることを特徴とする制御方法。 - 更に、前記画像データから前記第1と直交した方向に対して縮小した第2の縮小画像データを生成する工程と、
前記検出工程で有効な行間隔が検出されなかった場合、
前記第2の縮小画像データを前記第1の方向に走査して、有意画素で構成される領域の各々の高さのヒストグラムを生成し、該ヒストグラムに基づいて前記第2の縮小画像データにおいて有効な領域として見なす領域の高さの範囲を決定する工程と、
前記第2の縮小画像データにおいて少なくとも当該決定された範囲外の高さを有する有意画素で構成される領域はノイズ成分と見なし、当該領域を非有意画素として設定する工程と、
当該ノイズ成分が非有意画素として設定された後の第2の縮小画像データを前記第1の方向に走査し、当該第1の方向に連続する非有意画素の領域の長さを行間隔として検出する工程と、
前記検出された文字列の行間隔に基づき、前記文書画像に埋め込まれた透かし情報を抽出する工程と、
を備えることを特徴とする請求項4に記載の制御方法。 - 請求項4または請求項5に記載の画像処理装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007146100A JP2008301283A (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | 画像処理装置およびその制御方法 |
US12/128,221 US8064636B2 (en) | 2007-05-31 | 2008-05-28 | Image processing apparatus and method of controlling the same |
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JP2007146100A JP2008301283A (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | 画像処理装置およびその制御方法 |
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JP2007146100A Ceased JP2008301283A (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | 画像処理装置およびその制御方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113536043A (zh) * | 2020-04-21 | 2021-10-22 | 德国邮政股份公司 | 用于封闭单元的检验方法和检验设备 |
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2007
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