JP2008300948A - データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搭載した複数のメモリを複数のデータ処理部で効率よく利用することができ、メモリの搭載数を削減することができるデータ処理装置を提供する。
【解決手段】選択部11は内部に複数のセレクタを有しており、複数のSRAM41〜47から1つを選択してズーム処理部6、出力γ処理部7、中間階調処理部8及びSDRAM制御部9等のデータ処理部からの書き込み要求又は読み出し要求を与えると共に、SRAM41〜47を複数のデータ処理部の1つに与える。CPU10は、選択部11によるSRAM41〜47の選択を制御し、複数のデータ処理部に対して一又は複数のSRAM41〜47の割り当てを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力されたデータに種々の処理を行って出力するデータ処理装置に関する。
従来、コピー機、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ及びデジタルカメラ等のように画像データを扱うデータ処理装置が広く利用され普及している。画像データを扱うデータ処理装置では、入力された画像データに対してシェーディング処理、γ補正、拡大・縮小処理、回転処理、階調調整処理又はエッジ強調処理等の種々の画像処理を施すことができる。図19は、従来のデータ処理装置の一構成例を示すブロック図である。図19に例示するデータ処理装置は、スキャナ又はデジタルカメラ等のように受光素子としてCCD(Charge Coupled Device)1を備える装置であり、CCD1にて受光した光に応じた画像データを生成する機能を有している。なお、図19においては、画像データの生成までに関連する機能ブロックのみを図示し、その他の機能ブロックについては図示を省略してある。
データ処理装置のCCD1は受光した光に応じたアナログの電気信号をA/D変換部2へ出力するようにしてあり、A/D変換部2は入力された電気信号をデジタルの画像データに変換して出力するようにしてある。A/D変換部2が出力した画像データは、種々の画像処理が施された後にSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)制御部9へ与えられ、SDRAM制御部9によりデータ処理装置が有するSDRAM(図示は省略する)に記憶される。図示のデータ処理装置は、画像処理を行うためのシェーディング処理部3、入力γ処理部4、フィルタ処理部5、ズーム処理部6、出力γ処理部7及び中間階調処理部8等を備えており、A/D変換部2が出力した画像データを各機能ブロックにて順次的に画像処理を施すようにしてある。
画像処理を行うシェーディング処理部3〜中間階調処理部8等の各機能ブロックとSDRAM制御部9とは、画像データの記憶、画像処理のためのテーブルの記憶又は画像処理の過程で生じる一時的なデータの記憶等を行うために、ラインメモリ131〜137又はSRAM(Static Random Access Memory)121〜125等の記憶素子を有している。例えば、シェーディング処理部3はラインメモリ131を有しており、入力γ処理部4はSRAM121を有しており、フィルタ処理部5はラインメモリ132〜134を有している。また、ズーム処理部6はラインメモリ135、136を有しており、出力γ処理部7はSRAM122を有しており、中間階調処理部8はSRAM123及びラインメモリ137を有している。更に、SDRAM制御部9はSRAM124、125を有している。これらの各機能ブロックが有するラインメモリ131〜137又はSRAM121〜125は、小容量のメモリ素子が使用される場合が多いが、高速アクセス及び連続アクセスが要求されるため、各機能ブロックに専用のメモリ素子として設けられる。
また、別のデータ処理装置として、例えば特許文献1には、特別な構成又は繁雑な演算処理等を必要とすることなく、簡単な構成で画像処理及び回転処理を行うことができる画像処理装置が提案されている。この画像処理装置は、画像処理ブロックで画像処理した画像データをSRAMに書き込む場合に、回転処理を行うか否かに応じて異なる書き込み順で書き込むと共に、回転処理に応じてSRAMからの読出順序を制御して画像データを並べ替えて読み出す。更に、SRAMから読み出した画像データをSDRAMに書き込む場合に、SRAMに記憶された画像データの回転に対応してSDRAMの書き込み順序を制御し、画像データを並べ替えてSDRAMに書き込む。これらにより、画像処理装置は簡単な構成で画像データの回転処理を行うことができる。
特開2005−102168号公報
図19に示した従来のデータ処理装置は、画像処理を行う各機能ブロックにラインメモリ131〜137又はSRAM121〜125が専用に設けられる構成である。しかし、データ処理装置は多種の画像処理を行うことができるが、入力された画像データに対して必ずしも全ての画像処理が行われるわけではない。また、入力された画像データに対して全ての画像処理を行うときであっても、全ての画像処理を同時に行うことは難しく、いくつかの機能ブロックが並列的に処理を行うことができるのみの場合が多い。よって、各機能ブロックに専用に設けられたラインメモリ131〜137又はSRAM121〜125の全てが同時的に利用されることはなく、メモリ素子の利用効率が悪いという問題があった。換言すれば、従来のデータ処理装置では、同時的に利用される可能性があるメモリ素子の容量に対して、余分な容量のメモリ素子を搭載していた。
特許文献1に記載の画像処理装置は、回転処理を行う機能ブロックがSRAMを効率よく利用することによって、簡単な構成で画像データに対する回転処理を行うことを可能としている。しかしながら、画像データに対して回転処理を行う必要がない場合には、この機能ブロックに専用に設けられたSRAMが利用されることはないため、この画像処理装置についてもメモリ素子の利用効率が悪いという上述の問題を有している。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、個別にデータの書き込み及び読み出しを行うことができるメモリを複数備え、複数のデータ処理部によるデータの書き込み先又は読み出し元のメモリを複数のメモリから選択することを可能として、処理を行うデータ処理部に一又は複数のメモリを割り当てる構成とすることにより、複数のメモリを効率よく利用することができ、搭載するメモリの量を削減することができるデータ処理装置を提供することにある。
本発明に係るデータ処理装置は、個別にデータの書き込み及び読み出しを行うことができる複数のメモリと、入力されたデータを前記メモリを用いて処理する複数のデータ処理部と、前記複数のメモリから、データの書き込み先又は読み出し元のメモリを選択する選択部と、該選択部によるメモリの選択を規定して、処理を行う前記データ処理部に一又は複数の前記メモリを割り当てる割当手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るデータ処理装置は、前記複数のメモリが、書き込むデータのデータ幅を等しくしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るデータ処理装置は、前記複数のメモリが、アドレス数を等しくしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るデータ処理装置は、前記データ処理部から前記メモリへの書き込み及び読み出しの要求の到着を遅延させる遅延手段、及び/又は前記メモリから読み出したデータの前記データ処理部への到着を遅延させる遅延手段を備え、前記データ処理部は、前記遅延手段により到着が遅延したデータを取得して処理を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るデータ処理装置は、前記選択部を複数備え、各選択部がそれぞれ別の複数のメモリからデータの書き込み先又は読み出し元のメモリを選択するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るデータ処理装置は、前記データが画像データであり、前記複数のデータ処理部には、画像データの階調を調整する画像処理を行うデータ処理部を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るデータ処理装置は、前記データ処理部が、カラーの画像データ及び単色の画像データの画像処理を行うようにしてあり、前記割当手段は、前記データ処理部がカラーの画像データの画像処理を行う場合と、単色の画像データの画像処理を行う場合とで、前記データ処理部に割り当てるメモリの数を変更するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るデータ処理装置は、前記割当手段が一のデータ処理部に割り当てるメモリを確保できない場合、前記一のデータ処理部が処理を待機するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、データ処理装置が、複数のメモリと、複数のデータ処理部によるデータの書き込み先又は読み出し元のメモリを複数のメモリから選択する選択部とを備える構成とし、この選択を規定してデータ処理部に一又は複数のメモリを割り当てる。データに対する処理に適した数のメモリを、必要な場合にのみ各データ処理部に割り当てることができる。よって、処理を行っていないデータ処理部がメモリを占有することがなく、データ処理装置に搭載された複数のメモリを効率よく利用することが可能となる。
更に、データ処理装置に搭載する複数のメモリについては、各メモリの1つのアドレスのデータ幅、又は各メモリのアドレス数を等しくすることによって、選択部によるメモリの選択及びデータ処理部に対するメモリの割当等を容易化することができる。また、データ処理部からメモリへの書き込み及び読出の要求の到着を遅延させる遅延手段、及び/又はメモリから読み出したデータのデータ処理部への到着を遅延させる遅延手段を設ける構成としてもよい。これによって、データ処理部とメモリとの間に選択部をなす回路が設けられる場合であっても、回路のタイミング制約を緩和できるため、回路設計を容易化することができる。また、メモリの選択を行う選択部を複数搭載する構成としてもよい。これによって、データ処理部及びメモリが多数搭載される場合に、選択を行う選択部の回路規模が増大することが抑制される。また、データ処理部にメモリを割り当てる際に、割り当てるメモリを確保できない場合には、このデータ処理部の処理を待機させる構成としてもよい。これによって、データ処理装置に搭載するメモリの量が少ない場合であっても、複数のデータ処理部がメモリを共用することが可能となる。
更に、データ処理装置が画像データに対して画像処理を行うものである場合に、複数のデータ処理部にはディザ法又は誤差拡散法等の方法(アルゴリズム)により画像データの階調を調整するデータ処理部を含む構成としてもよい。ディザ法又は誤差拡散法等による画像処理はいずれか一方のみ行えばよく、画像処理の方法毎に必要なメモリの量が異なる。いずれの方法で画像処理を行うかに応じて割り当てるメモリの量を変更することによって、複数のメモリを効率よく利用することができる。
更に、データ処理装置が画像データに対して画像処理を行うものである場合に、複数のデータ処理部にはカラーの画像データ又は単色の画像データの両方を扱うデータ処理部を含む構成としてもよい。カラーの画像データに対して画像処理を行う場合と、単色の画像データに対して画像処理を行う場合とでは必要なメモリの量が異なる。カラー又は単色のいずれの画像データに対して画像処理を行うかに応じて割り当てるメモリの量を変更することによって、複数のメモリを効率よく利用することができる。
本発明による場合は、複数のデータ処理部によるデータの書き込み先又は読み出し元のメモリを複数のメモリから選択する選択部とを備えて、選択部の選択を規定してデータ処理部に一又は複数のメモリを割り当てる構成とすることにより、処理を行っていないデータ処理部がメモリを占有することがなく、データ処理装置に搭載された複数のメモリを効率よく利用することができる。よって、データ処理装置に搭載するメモリの量を従来のデータ処理装置と比較して削減することができ、データ処理装置の小型化及び低コスト化を容易に実現することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明に係るデータ処理装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るデータ処理装置は、スキャナ又はデジタルカメラ等のように受光素子としてCCD1を備える装置であり、CCD1にて受光した光に応じた画像データを取得し、取得した画像データに種々の画像処理を施して図示しないSDRAMなどの記憶装置へ記憶する機能を有している。なお、図1においては、画像データの生成及び画像データに対する画像処理等の画像データに係る機能ブロックのみを図示し、その他のブロックについては図示を省略してある。
データ処理装置のCCD1は、光を受光する多数の受光素子がマトリクス状に並設された構成をなしており、各受光素子にて受光した光に応じたアナログの電気信号を出力するようにしてある。CCD1が出力した電気信号は、A/D変換部2へ与えられる。A/D変換部2は、CCD1から与えられたアナログの電気信号をデジタルの電気信号、即ち画像データに変換して出力するようにしてある。A/D変換部2が出力した画像データは、シェーディング処理部3、入力γ処理部4、フィルタ処理部5、ズーム処理部6、出力γ処理部7及び中間階調処理部8等にて種々の画像処理が施された後にSDRAM制御部9へ与えられ、SDRAM制御部9によりSDRAMに記憶されるようにしてある。
シェーディング処理部3は、A/D変換部2から与えられた画像データに対してシェーディング補正の画像処理を施す機能ブロックである。例えばCCD1が複数有する受光素子の感度の不均一性又はCCD1へ光を照射する光学系の周辺減光等の要因によって、A/D変換部2から与えられる画像データは、画像の周辺部分が中心部分と比較して暗いというような輝度ムラが生じる。このため、シェーディング処理部3によるシェーディング補正では、与えられた画像データに対して画像全体が平均的に一様な明るさとなるように補正を行うようにしてある。また、シェーディング処理部3は、シェーディング補正を行う際にラインメモリ31を用いるようにしてあり、A/D変換部2から与えられた画像データの記憶又は処理途中の画像データの記憶等をラインメモリ31にて行うようにしてある。ラインメモリ31は、SRAM又はFIFO(First In First Out)型のメモリ素子により構成してあり、画像データの1ライン分(1列分)のデータを記憶することができる大きさである。
入力γ処理部4は、与えられた画像データについて各画素の階調特性を補正するγ補正の画像処理を施す機能ブロックである。図2は、入力γ処理部4が行うγ補正の画像処理を説明するための模式図であり、γ補正のための変換テーブルをグラフとして図示してある。図示の変換テーブルは、256階調の入力値を256階調の出力値に変換するためのものである。入力γ処理部4は、与えられた画像データの各画素の画素値を入力値として変換テーブルを参照し、変換テーブルから対応する出力値を取得するようにしてある。詳しくは、入力γ処理部4は、変換テーブルを小容量のSRAM21に記憶しており、与えられた画像データの各画素の画素値をSRAM21のアドレスとしてデータの読み出しを行い、SRAM21から読み出されたデータを変換後の画素値とするようにしてある。入力γ処理部4は、与えられた画像データの全画素について変換テーブルによる補正処理を行い、得られた補正後の画像データを出力するようにしてある。
フィルタ処理部5は、与えられた画像データの各画素にフィルタを用いた演算を行うことによって、画像に対する強調又は平滑化等の画像処理を施す機能ブロックである。図3は、フィルタ処理部5が行う強調及び平滑化の画像処理を説明するための模式図であり、一例として3×3の大きさのフィルタを用いて画像処理を行う場合を図示してある。フィルタ処理部5には、3×3の大きさの、即ち9個のフィルタ係数F11〜F33を有する複数種類のフィルタが予め記憶してある。フィルタ処理部5は、与えられた画像データから注目画素(P22)及びこの周囲の8つの画素による3×3の大きさの9個の画素値P11〜P33を有するデータを抽出し、以下の(1)式の演算を行って、1つの画素値Pを取得する(図3(a)参照)。
Figure 2008300948
この演算により取得した画素値Pが、注目画素のフィルタ処理後の画素値である。フィルタ処理部5は、与えられた画像データの全画素について(1)式による演算を行うようにしてある。また、フィルタ処理部5は、与えられた画像データのうちの3×3の大きさのデータに対してフィルタ処理を行うため、3つのラインメモリ32〜34を利用するようにしてある。なお、画像の強調を行う場合と平滑化を行う場合とではフィルタ係数の値が異なるのみであり、演算方法は同じである。図3(b)には画像の強調を行う場合の強調フィルタの一例を示し、図3(c)には画像の平滑化を行う場合の平滑化フィルタの一例を示す。注目画素の周囲の画素の画素値を減ずることによって注目画素を強調することができ、また注目画素の画素値に周囲の画素の画素値を加算して平均化することによって平滑化を行うことができる。
ズーム処理部6は、与えられた画像データの拡大又は縮小の画像処理を施す機能ブロックである。画像データの拡大を行う際には、ズーム処理部6は線形補間などのアルゴリズムにより画素間を補間する処理を行うようにしてある。詳細は省略するが、線形補間では、例えば処理対象のラインの画素の拡大前及び拡大後の2点と、1つ前のラインの画素の拡大前及び拡大後の2点との合計4点から、この4点の間に存在する点を補間計算することで行うことができる。この場合、ズーム処理部6は、処理対象のラインと1つ前のラインとの2つのラインを記憶するために2つのラインメモリを必要とする。
本実施の形態に係るデータ処理装置は、ズーム処理部6、出力γ処理部7、中間階調処理部8及びSDRAM制御部9等の機能ブロックが利用することができる共用の複数のSRAM41〜47を備えていると共に、複数のSRAM41〜47から各機能ブロックが使用するSRAMを選択するセレクタ又はマルチプレクサ等の回路を有する選択部11を備えている。各機能ブロックからのデータの書き込み要求又は読み出し要求は選択部11にていずれか1つのSRAM41〜47に与えられると共に、読み出されたデータは選択部11にていずれかの機能ブロックに与えられるようにしてある。選択部11の選択はデータ処理装置の各部の動作を制御するCPU10により切り替えられており、CPU10が各部の動作に合わせて選択部11の選択を切り替えることにより、各機能ブロックにSRAM41〜47を適切なタイミングで割り当てるようにしてある。なお、選択部11による選択及びCPU10による割り当て等についての詳細は後述する。
出力γ処理部7は、入力γ処理部4と略同じ処理を行うものであり、与えられた画像データにγ補正の画像処理を施す機能ブロックである。出力γ処理部7は、与えられた画像データの各画素の画素値を変換テーブルを利用して変換することによってガンマ補正を行うようにしてあり、γ補正の画像処理を行うために変換テーブルを記憶する小容量のSRAMを必要とする。
中間階調処理部8は、与えられた画像データの階調数を低減する(例えば、256階調の画像データを2階調(2値)の画像データに変換する)画像処理を施す機能ブロックであり、画像データを印刷用のデータに変換する場合などに画像処理を行うものである。中間階調処理部8は、例えばディザ法及び誤差拡散法の両アルゴリズムにより階調数の低減を行うことができるようにしてあり、CPU10の制御によりいずれか一方のアルゴリズムを選択して階調数の低減を行うようにしてある。
図4は、中間階調処理部8が行うディザ法による画像処理を説明するための模式図であり、256階調の画像データを2値化する場合の例を図示してある。ディザ法においてはマトリクス状に並べられた複数の閾値(ディザマトリクス)を演算に利用する。図示の例では4×4(=16)個の閾値をディザマトリクスが有する構成である(図4(a)参照)。中間階調処理部8は入力された画像データに対して4×4の領域毎に対応するディザマトリクスの閾値との比較を行い、各画素の画素値が閾値より小さい場合には個の画素を最低画素値(即ち0)に変換し、閾値より大きい場合には最高画素値(即ち255)に変換することで2値化を行うようにしてある。
図4(b)〜(d)には、画素値が全て40の場合、120の場合及び200の場合の3つの場合について、図4(a)のディザマトリクスを用いた処理例を示してある。ディザマトリクスの16個の閾値を適切に設定することによって、画像データの4×4の領域について画素値が小さい(即ち、画像が暗い)場合には、変換後の4×4の領域には画素値0の画素が多く含まれる。また、画素値が大きい(即ち、画像が明るい)場合には、変換後の4×4の領域には画素値255の画素が多く含まれる。中間階調処理部8はディザ法による画像処理を行う場合、ディザマトリクスを記憶するための小容量のSRAMを必要とする。
図5は、中間階調処理部8が行う誤差拡散法による画像処理を説明するための模式図であり、256階調の画像データを2値化する場合である。誤差拡散法は、入力された画像データの各画素の画素値を閾値と比較して最低画素値又は最高画素値に変換し、この変換により生じた誤差を周囲の未処理画素へ分配(拡散)することによって画像データを2値化するようにしてある。中間階調処理部8は、入力された画像データの一の画素(入力画素)を処理対象とし、まず入力画素値に拡散された誤差の合計を加算して処理画素値を取得する。次いで、中間階調処理部8は、処理画素値を閾値(例えば、128)と比較して、処理画素値が閾値より小さい場合には出力画素値を0とし、処理画素値が閾値より大きい場合には出力画素値を255として画素値の変換を行う。
閾値との比較により画素値を変換した後、中間階調処理部8は出力画素値と処理画素値との差分を誤差として算出し、算出した誤差を周囲の未処理画素に分配する。中間階調処理部8は図5に示すように入力画素からの距離に応じて予め定められた比率で誤差を分配するようにしてあり、入力画素から近い画素ほど分配する誤差の比率を高く設定してある。以上の処理を中間階調処理部8は入力された画像データの全画素について行い、画像データを2値化するようにしてある。中間階調処理部8は、拡散した誤差を記憶するための複数(図示の例では3つ)のラインメモリを必要とする。
中間階調処理部8は、上述のようにディザ法又は誤差拡散法による画像処理を行って、入力された画像データの階調数を低減することができる。ディザ法による画像処理では小容量のSRAMを必要とし、誤差拡散法による画像処理では複数のラインメモリを必要とするが、中間階調処理部8がいずれの方法で画像処理を行うか(又は、処理を行わないか)はCPU10により決定されており、CPU10は中間階調処理部8の処理方法に応じて選択部11の選択を制御し、中間階調処理部8にSRAM41〜47を適切に割り当てるようにしてある。
SDRAM制御部9は、シェーディング処理部3〜中間階調処理部8にて種々の画像処理が施された画像データが与えられており、与えられた画像データをデータ処理装置に搭載されたSDRAMに順次的に書き込む処理を行う機能ブロックである。SDRAM制御部9は、一又は複数のSRAMをバッファとして利用し、SDRAMのアクセスサイズに合わせてSRAMに画像データを蓄積して、SDRAMへの画像データの書き込みを行うようにしてある。SDRAM制御部9がバッファとして必要とするSRAMの量は、SDRAMへの書き込み速度と、画像データに対する画像処理の処理速度とに応じて決定される。例えば、画像処理の処理速度がSDRAMへの書き込み速度より高速の場合には、SDRAM制御部9は多くのSRAMを必要とし、画像処理の処理速度がSDRAMへの書き込み速度より低速の場合には、SDRAM制御部9が必要とするメモリの量はSDRAMのアクセスサイズ程度で十分である。
CPU10は、データ処理装置内の各部の動作を制御するものであり、CCD1及びA/D変換部2により取得した画像データに対して、シェーディング処理部3〜中間階調処理部8による画像処理を行うか否かをそれぞれ決定し、各部の画像処理を制御するようにしてある。また、CPU10は、シェーディング処理部3〜中間階調処理部8の各部に対して、画像処理の処理モードの設定、及び画像処理を行う画像データのデータサイズの設定等を行うようにしてある。更に、CPU10は、選択部11の動作を制御することにより、ズーム処理部6〜SDRAM制御部9の各部が使用するメモリとしてSRAM41〜47の割り当てを行うようにしてある。このとき、全てのSRAM41〜47が割り当て済みで、新たに割り当てを行うことができない場合には、CPU10はSRAM41〜47を割り当てることができない機能ブロックの処理を一時的に停止させて、他の機能ブロックの処理が終了するまで待機させるようにしてある。
図6は、本発明に係るデータ処理装置のSRAM41〜47のアドレス空間を説明するための模式図である。データ処理装置は、ズーム処理部6〜SDRAM制御部9に割り当てるメモリとして、容量の大きい3つのSRAM41〜43と、容量の小さい4つのSRAM44〜47とを備えている。容量の大きいSRAM41〜43は12ビットのアドレス幅をそれぞれ有しており、容量の小さいSRAM44〜47は7ビットのアドレス幅をそれぞれ有している。また、7つのSRAM41〜47のデータ幅は16ビットである。
データ処理装置では、7つのSRAM41〜47を1つのアドレス空間(14ビット)として扱うことができるようにしてあり、SRAM41に0〜4095のアドレスが与えられ、SRAM42に4096〜8191のアドレスが与えられ、SRAM43に8192〜12287のアドレスが与えられている。更に、SRAM44に12288〜12415のアドレスが与えられ、SRAM45に12416〜12543のアドレスが与えられ、SRAM46に12544〜12671のアドレスが与えられ、SRAM47に12672〜12799のアドレスが与えられている。アドレス12800〜16383は未使用である。
7つのSRAM41〜47のデータ幅を統一し、1つのアドレス空間として扱うことを可能とすることによって、ズーム処理部6〜SDRAM制御部9が複数のSRAM41〜47に容易に連続的にアクセスすることができる。また、容量の大きいSRAM41〜43はラインメモリとして用いることに適しており、容量の小さいSRAM44〜47は変換テーブルの記憶又は画像データのバッファとして用いることに適している。CPU10は、各部での用途を考慮して、ズーム処理部6〜SDRAM制御部9に一又は複数のSRAM41〜47を割り当てるようにしてある。また、容量の大きい3つのSRAM41〜43のアドレス幅を統一することによって、ズーム処理部6〜SDRAM制御部9はいずれのSRAM41〜43が割り当てられた場合であっても同様のアクセス方法でSRAM41〜43にデータの書き込み及び読み出しを行うことができる。容量の小さい4つのSRAM44〜47についても同様である。
図7は、本発明のデータ処理装置のSRAM44の構成を示す模式図であり、(a)にSRAM44に対する信号の入出力を示し、(b)にSRAM44に対する信号の機能を一覧表として示し、(c)にSRAM44の動作の一例をタイミングチャートとして示してある。なお、SRAM45〜47は同様の構成であり、SRAM41〜43はアドレス幅が異なるのみでその他の構成は同様であるため、図示を省略する。
SRAM44は、7ビットのアドレス入力(add[6:0])と、16ビットの書き込みデータの入力(wdt[15:0])と、書き込みを制御する1ビットのライトイネーブル信号(we)と、SRAM44に対する選択を制御する1ビットのチップセレクト信号(cs)と、クロック信号(clock)とが入力信号として与えられている。また、SRAM44の出力信号は、16ビットの読み出しデータ(rdt[15:0])である(図7(a)及び(b)参照)。
SRAM44にデータを書き込む場合、7ビットのアドレスと16ビットの書き込みデータとを指定すると共に、ライトイネーブル信号及びチップセレクト信号を共に”1”に設定する。SRAM44はクロック信号の立ち上がりでこれらの入力信号を取得し、指定されたアドレスに指定されたデータの書き込みを行う。SRAM44からデータを読み出す場合、7ビットのアドレスを指定すると共に、チップセレクト信号を”1”に設定し、ライトイネーブル信号を”0”に設定する。SRAM44はクロック信号の立ち上がりでこれらの入力信号を取得し、指定されたアドレスに記憶されたデータを読み出して、次のクロック信号の立ち上がりで出力する。
図8は、本発明のデータ処理装置の選択部11の構成を示す模式図であり、選択部11と出力γ処理部7との間の信号の授受に関する部分のみを抜き出して図示したものである。また、図9は、選択部11の動作に係る条件を説明するための図表である。出力γ処理部7は、上述のように変換テーブルを記憶するためにSRAM41〜47を利用するが、SRAM41〜47に対する制御信号としてライトイネーブルwe、チップセレクトcs、書き込みデータwdt[15:0]、及びアドレスadd[6:0]を出力するようにしてあると共に、SRAMから読み出しデータrdt[15:0]を取得するようにしてある。
出力γ処理部7が出力するアドレスadd[6:0]は7ビットであり、データ処理装置のSRAM41〜47には14ビットのアドレスが付されているため、選択部11は、CPU10から与えられる不足分の7ビットの上位アドレスadd[13:7]を出力γ処理部7からのアドレスadd[6:0]と結合して、14ビットのアドレスadd[13:0]を生成するようにしてある。このときCPU10から与えられるアドレスadd[13:7]は、出力γ処理部7に対するSRAM41〜47の割り当てを規定する制御信号に相当する。CPU10が行う出力γ処理部7に対するSRAM41〜47の割り当てと、制御信号をなすアドレスadd[13:7]との対応関係は図9(a)に示す。
選択部11は、7つのSRAM41〜47の読み出しデータrdt[15:0]からいずれか1つを選択して出力γ処理部7へ出力するためのセレクタ61を有している。セレクタ61は、7つの読み出しデータrdt[15:0]及び0固定の8つの信号が入力され、選択信号として出力γ処理部7からのアドレスadd[13:0]が与えられており、選択信号に応じて8つの信号のうちのいずれか1つを出力するようにしてある。セレクタ61が出力する信号と、選択信号として与えられるアドレスの値との対応関係は図9(b)に示す。
また、図示は省略するが、データ処理装置のズーム処理部6、中間階調処理部8及びSDRAM制御部9等の機能ブロックと選択部11との信号の授受についても同様の構成で行うことができ、選択部11は各機能ブロックのために一又は複数のセレクタを有している。ただし、各機能ブロックが出力するアドレスのビット数が異なる構成であってもよく、この場合にはCPU10が与える上位アドレスのビット数を適宜に調整し、選択部11にて各機能ブロックが出力するアドレスにCPU10からのアドレスを結合して14ビットのアドレスを生成すればよい。
更に、データ処理装置のズーム処理部6、中間階調処理部8及びSDRAM制御部9は、同時的に2つのSRAM41〜47にアクセスすることを可能とするために、ライトイネーブルwe、チップセレクトcs、書き込みデータwdt[15:0]、アドレスadd[x:0]及びリードデータrdt[15:0]等の制御信号をそれぞれ2つずつ出力又は入力するようにしてある。以下においては、これらの制御信号の一方を「第1〜」、他方を「第2〜」と呼称する。
図10は、本発明のデータ処理装置の選択部11の構成を示す模式図であり、選択部11とSRAM44との間の信号の授受に関する部分のみを抜き出して図示したものである。また、図11は、選択部11の動作に係る条件を説明するための図表である。選択部11は、ズーム処理部6からの第1アドレス及び第2アドレス、出力γ処理部7からのアドレス、中間階調処理部8からの第1アドレス及び第2アドレス、並びにSDRAM制御部9からの第1アドレス及び第2アドレスの7つのアドレスから1つのアドレスを選択してSRAM44へ出力するセレクタ65を有している。また、同様にして7つのチップセレクト信号から1つのチップセレクト信号を選択してSRAM44へ出力するセレクタ66、7つのライトイネーブル信号から1つのライトイネーブル信号を選択してSRAM44へ出力するセレクタ67、及び7つの書き込みデータから1つの書き込みデータを選択してSRAM44へ出力するセレクタ68を有している。更に、図示は省略するが選択部11に接続された7つのSRAM41〜47について、アドレス、チップイネーブル、ライトイネーブル及び書き込みデータを選択する4つのセレクタを選択部11は有している。
4つのセレクタ65〜68がいずれの信号を選択して出力するかは、ズーム処理部6、出力γ処理部7、中間階調処理部8及びSDRAM制御部9からそれぞれ与えられるアドレスの上位7ビット及びチップセレクト信号に応じて決定される。選択の条件は図11に示す通りであり、例えばズーム処理部6からの第1アドレスadd[13:7]が"110000"であり、且つ、ズーム処理部6からの第1チップセレクト信号が”1”の場合には、セレクタ65〜68はズーム処理部6からの第1信号(第1アドレス、第1チップセレクト、第1ライトイネーブル及び第1書き込みデータ)を選択して出力するようにしてある。なお、セレクタ65〜68の選択を規定するアドレスの上位7ビットは、図8に示すようにCPU10から与えられるものであるため、換言すればセレクタ65〜68はCPU10によって選択を制御されている。
以上の構成のデータ処理装置においては、従来のデータ処理装置では各機能ブロックに専用に設けられたSRAMを複数の機能ブロックで共有する構成とすることによって、SRAMの有効利用が可能となる。例えば、中間階調処理部8のディザ法による画像処理と誤差拡散法による画像処理とは同時的に行われることはなく、いずれか一方のみが行われる。図19に示すように従来のデータ処理装置では中間階調処理部8にディザ法のためのSRAM123及び誤差拡散法のためのラインメモリ137がそれぞれ専用に設けられ、いずれか一方のメモリが使用された場合に他方は使用されておらず無駄が生じていたが、本発明の構成ではこのような無駄が生じることはない。
また例えば、データ処理装置がカラーの画像データのみでなく単色の画像データを扱うことができる場合、中間階調処理部8にて画像処理は行われない。中間階調処理部8にて画像処理を行う場合には、画像処理後の画像データは1画素が1ビットとなり、データ量が小さな画像データがSDRAMに書き込まれる、中間階調処理部8にて画像処理を行わない場合には、1画素が8ビットのデータ量が大きな画像データがSDRAMに書き込まれる。このため、SDRAM制御部9は、中間階調処理部8にて画像処理を行わない場合に、データ量の大きな画像データを蓄積するために多くのバッファを必要とする。図19に示すように従来のデータ処理装置では、SDRAM制御部9にバッファのための十分な量のSRAMを設ける必要があるが、図1に示す本発明のデータ処理装置では、中間階調処理部8が画像処理を行わずSRAM41〜47を使用しないため、SDRAM制御部9に多くのSRAM41〜47を割り当てることが可能である。
このように、複数の機能ブロックがSRAM41〜47を共有する構成とすることによって、複数のSRAM41〜47を有効利用することができるため、データ処理装置に搭載するSRAMの総量を低減することが可能となり、データ処理装置の小型化及び低コスト化等に寄与することができる。
図12は、本発明に係るデータ処理装置の効果を説明するための模式図であり、複数のSRAM41〜47のデータ幅を揃えることによる効果を説明するためのものである。また、比較のために図12においては(a)に従来のデータ処理装置の場合を示し、(b)に本発明に係るデータ処理装置の場合を示してある。出力γ処理部7はデータ幅が1バイトのデータが入力されて、データ幅が1バイトのデータが出力され、また、SDRAM制御部9はデータ幅が1バイトのデータが入力された、データ幅が2バイトのデータが出力されるものとする。
例えば、従来のデータ処理装置では、各機能ブロックでの処理に適するように、出力γ処理部7にはデータ幅が1バイトでデータ長(アドレス数)が256のSRAMを設け、SDRAM制御部9にはデータ幅が2バイトでデータ長が128のSRAMを2つ設けてある(図12(a)参照)。このように、データ幅の異なるSRAMを選択部11にて選択する構成とする場合、選択部11内のセレクタなどの構成が複雑化すると共に、選択を切り替えることによる機能ブロックとSRAMとの割り当て処理が困難となる虞がある。よって、本発明に係るデータ処理装置では、大きい方のデータ幅(2バイト)に複数のSRAMのデータ幅を揃えることによって(図12(b)参照)、選択部11の構成が容易化されると共に、CPU10による制御が容易化されるという効果がある。
なお、選択部11により選択される複数のSRAMのデータ幅は、データ処理装置が扱う画像データの1画素が8ビットの場合、これの2倍の16ビット又は3倍の24ビット等のように揃えることが好ましい。又は、データ処理装置がその他のデータ幅が大きいデータを扱う場合には、このデータのデータ幅にSRAMのデータ幅を揃えることが好ましい。これによって、より多種の機能ブロックが複数のSRAMを共有することが可能となる。図6に示すように、本発明のデータ処理装置はSRAM41〜47のデータ幅を2バイト(16ビット)に揃えてある。
図13は、本発明に係るデータ処理装置の効果を説明するための模式図であり、複数のSRAM41〜47のデータ長(アドレス数)を揃えることによる効果を説明するためのものである。また、比較のために図13においては(a)に従来のデータ処理装置の場合を示し、(b)に本発明に係るデータ処理装置の場合を示してある。
例えば、従来のデータ処理装置では、各機能ブロックでの処理に適するように、ズーム処理部6にはデータ幅が2バイトでデータ長が4096のSRAMを2つ設け、中間階調処理部8にはデータ幅が2バイトでデータ長が8192のSRAMが設けてある(図13(a)参照)。このように、データ長の異なるSRAMを選択部11にて選択する構成とするとき、ズーム処理部6にデータ長が8192のSRAMが割り当てられた場合には、ズーム処理部6にてSRAMの半分程度の容量しか利用することがないため、SRAMを有効に利用することができない虞がある。よって、本発明に係るデータ処理装置では、小さいほうのデータ長(4096)に複数のSRAMのデータ長を揃えることによって(図13(b)参照)、SRAMを有効に利用することを可能としている。なお、中間処理部8には2つのSRAMを割り当てることによって、従来と同様の処理を行うことができる。図6に示すように、本発明のデータ処理装置は、SRAM41〜43のデータ長を揃えてあり、また、SRAM44〜47のデータ長を揃えてある。
なお、本実施の形態においては、データ処理装置が画像データに対する処理を行う構成としたが、これに限るものではなく、音声データ又は映像データ等の他のデータに対する処理を行うデータ処理装置についても同様の構成を適用することが可能である。また、各機能ブロックがSRAMを利用して画像処理を行い、データ処理装置は画像データをSDRAMに書き込む構成としたが、これに限るものではなく、データ処理装置がDRAM又はフラッシュメモリ等の他の種類のメモリ素子を搭載して画像処理を行う構成としてもよい。また、データ処理装置が行う画像処理は、図1に示した各機能ブロックが行うものに限らず、その他の画像処理であってもよい。
(変形例1)
上述のデータ処理装置では、選択部11は多数の論理素子を用いた組み合わせ回路として実現することができる。しかし、選択部11に接続される機能ブロック及びSRAMの数が増すほど選択部11の回路規模が増大し、選択部11での信号伝搬の遅延が大きくなるため、データ処理装置の設計(特に、タイミング設計)が困難化する虞がある。そこで、変形例1にてこの問題を解決するデータ処理装置の構成を示す。図14は、本発明の変形例1に係るデータ処理装置の選択部211の構成を示す模式図であり、選択部211とSRAM44との間の信号の授受に関する部分のみを抜き出して図示したものである。
変形例1に係るデータ処理装置の選択部211は、セレクタ65〜68が出力した信号をそれぞれ遅延させてSRAM44へ出力する遅延素子271〜274を有すると共に、SRAM44からの読み出しデータを遅延させて出力する遅延素子275を有している。遅延素子271〜275は、例えばフリップフロップなどによるものであり、入力された信号をクロック信号の1周期分送らせて出力するようにしてある。これにより、データ処理装置の各機能ブロックから選択部211に与えられた信号はクロック信号の1周期分遅れてSRAM44に入力され、SRAM44から出力された読み出しデータは1周期分遅れて各機能ブロックに入力される。
図15は、SRAM44からのデータ読み出しのタイミングを示すタイミングチャートであり、(a)に図10に示す実施の形態1の構成の場合を示し、(b)に図14に示す変形例1の構成の場合を示してある。図10に示すデータ処理装置では、読み出しアドレスを指定し、チップセレクト信号を”1”とすることによる読み出し要求を各機能ブロックが出力した場合、クロック信号の1周期後に読み出し要求を出力した機能ブロックにSRAMからの読み出しデータが与えられる(図15(a)参照)。
これに対して、図14に示す変形例1のデータ処理装置では、読み出し要求を各機能ブロックが出力した場合、クロック信号の3周期後にSRAMからの読み出しデータが与えられる(図15(b)参照)。このため、変形例1のデータ処理装置では、各機能ブロックがSRAMからの読み出しデータを取得するタイミングを、図15(a)のデータ処理装置の各機能ブロックの読み出しデータの取得タイミングより2周期分遅らせてある。以上により、選択部211に遅延素子271〜275を設けることによって、選択部211の回路規模が大きい場合であっても、データ処理装置の各機能ブロックとSRAMとの間のデータ授受における時間的制約が緩和され、選択部211を有するデータ処理装置の設計を容易化することができる。
(変形例2)
上述のデータ処理(図1参照)では、選択部11を1つ備えて、ズーム処理部6、出力γ処理部7、中間階調処理部8及びSDRAM制御部9の4つの機能ブロックがSRAM41〜47を共有する構成であり、その他の機能ブロックには専用のメモリが設けてある。変形例2に示すデータ処理装置は、更に他の機能ブロックがメモリを共有する構成である。図16は、本発明の変形例2に係るデータ処理装置の構成を示すブロック図である。また、図17は、画像データの回転処理を説明するための模式図である。
変形例2に係るデータ処理装置は、SDRAMから画像データを読み出して回転処理を施し、処理後の画像データをSDRAMに書き込む機能を有する回転処理部312を備えている。回転処理部312は、SDRAMから画像データを読み出してSRAMに所定の順序で書き込み、この画像データを所定の順序でSRAMから読み出すことにより画像データの回転処理を行うようにしてあり、回転処理後の画像データをSDRAMに書き込むようにしてある。一例として図17には画像データを90°回転する場合の処理を示してある。このように回転処理部312は、回転処理を行うためにSRAMを必要とする。
変形例2に係るデータ処理装置は、選択部311によってフィルタ処理部5と回転処理部312とが3つのSRAM341〜343を共有するようにしてあり、選択部311によるSRAM341〜343の割り当てをCPU10が制御するようにしてある。フィルタ処理部5は、フィルタ処理を行うために3つのSRAM341〜343を必要とするが、フィルタ処理を行っていない場合には回転処理部312がこの3つのSRAM341〜343のうちのいずれか1つを利用して回転処理を行うことができる。なお、回転処理部312が回転処理を行う際に、フィルタ処理部5がフィルタ処理を行っており、回転処理部312にSRAM341〜343を割り当てることができない場合には、CPU10は回転処理部312の回転処理を一時的に停止して待機させ、フィルタ処理部5のフィルタ処理が終了した後に回転処理部312にSRAM341〜343を割り当てて、回転処理部312の処理を再開させるようにしてある。
以上により、フィルタ処理部5と回転処理部312とがSRAM341〜343を共有する構成であるため、データ処理装置に搭載されたSRAMをより効率よく利用することができる。よって、データ処理装置に搭載するSRAMの数を低減することができ、データ処理装置の低コスト化及び小型化等により寄与することができる。なお、選択部311を設けずに選択部11にフィルタ処理部5及び回転処理部312を接続し、1つの選択部11にて全ての機能ブロックに対するSRAMの割り当てを行う構成とすることもできるが、選択部11の回路規模が増大する虞があるため、同時的に処理が行われ難い機能ブロック毎などに適宜に選択部を設け、複数の選択部によりSRAMの割り当てを行うことが好ましい。
(変形例3)
図18は、本発明の変形例3に係るデータ処理装置の構成を示す模式図である。変形例3に係るデータ処理装置は、カラーの画像データと単色の画像データとに対して画像処理を行うことができる。カラーの画像データは”C(シアン)”、”M(マジェンダ)”、”Y(イエロー)”及び”K(黒)”の4色のデータで構成されており、変形例3に係るデータ処理装置の中間階調処理部418は色毎に階調数を低減する画像処理を行うようにしてある。このため、中間階調処理部418がカラーの画像データに対して誤差拡散法による画像処理を行う際には、各色に1つのSRAM、即ち4つのSRAM441〜444を必要とする。また、単色の画像データに対して誤差拡散法による画像処理を行う際には、”K”のデータのために1つのSRAM441〜444を必要とする。
変形例3に係るデータ処理装置では、中間階調処理部418と上述の回転処理部312とが4つのSRAM441〜444を共有するようにしてあり、選択部411によるSRAM441〜444の割り当てをCPU10が制御するようにしてある。中間階調処理部418は4つのSRAM441〜444を必要とするが、中間階調処理部418が処理を行っていない場合又は単色の画像データを処理している場合には、回転処理部312に4つのSRAM441〜444のいずれか1つを割り当てることができる。なお、回転処理部312が回転処理を行う際に、中間階調処理部418がカラーの画像データに対する処理を行っており、回転処理部312にSRAM441〜444を割り当てることができない場合には、CPU10は回転処理部312の回転処理を一時的に停止して待機させ、中間階調処理部418の処理が終了した後に回転処理部312にSRAM441〜444のいずれか1つを割り当てて、回転処理部312の処理を再開させるようにしてある。
以上のように、データ処理部に搭載された複数の機能ブロックで複数のSRAMを共有する構成とする場合、1つの選択部に接続する機能ブロックの組み合わせは多種多様であり、本実施の形態に示す組み合わせは一例である。
本発明に係るデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 入力γ処理部が行うγ補正の画像処理を説明するための模式図である。 フィルタ処理部が行う強調及び平滑化の画像処理を説明するための模式図である。 中間階調処理部が行うディザ法による画像処理を説明するための模式図である。 中間階調処理部が行う誤差拡散法による画像処理を説明するための模式図である。 本発明に係るデータ処理装置のSRAMのアドレス空間を説明するための模式図である。 本発明のデータ処理装置のSRAMの構成を示す模式図である。 本発明のデータ処理装置の選択部の構成を示す模式図である。 選択部の動作に係る条件を説明するための図表である。 本発明のデータ処理装置の選択部の構成を示す模式図である。 選択部の動作に係る条件を説明するための図表である。 本発明に係るデータ処理装置の効果を説明するための模式図である。 本発明に係るデータ処理装置の効果を説明するための模式図である。 本発明の変形例1に係るデータ処理装置の選択部の構成を示す模式図である。 SRAMからのデータ読み出しのタイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の変形例2に係るデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 画像データの回転処理を説明するための模式図である。 本発明の変形例3に係るデータ処理装置の構成を示す模式図である。 従来のデータ処理装置の一構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 CCD
2 A/D変換部
3 シェーディング処理部(データ処理部)
4 入力γ処理部(データ処理部)
5 フィルタ処理部(データ処理部)
6 ズーム処理部(データ処理部)
7 出力γ処理部(データ処理部)
8 中間階調処理部(データ処理部)
9 SDRAM制御部(データ処理部)
10 CPU(割当手段)
11 選択部
41〜47 SRAM(メモリ)
61、65〜68 セレクタ
211 選択部
271〜275 遅延素子(遅延手段)
311 選択部
312 回転処理部(データ処理部)
341〜343 SRAM(メモリ)
411 選択部
418 中間階調処理部(データ処理部)
441〜444 SRAM(メモリ)

Claims (8)

  1. 個別にデータの書き込み及び読み出しを行うことができる複数のメモリと、
    入力されたデータを前記メモリを用いて処理する複数のデータ処理部と、
    前記複数のメモリから、データの書き込み先又は読み出し元のメモリを選択する選択部と、
    該選択部によるメモリの選択を規定して、処理を行う前記データ処理部に一又は複数の前記メモリを割り当てる割当手段と
    を備えること
    を特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記複数のメモリは、書き込むデータのデータ幅を等しくしてあること
    を特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記複数のメモリは、アドレス数を等しくしてあること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記データ処理部から前記メモリへの書き込み及び読み出しの要求の到着を遅延させる遅延手段、及び/又は前記メモリから読み出したデータの前記データ処理部への到着を遅延させる遅延手段を備え、
    前記データ処理部は、前記遅延手段により到着が遅延したデータを取得して処理を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載のデータ処理装置。
  5. 前記選択部を複数備え、
    各選択部がそれぞれ別の複数のメモリからデータの書き込み先又は読み出し元のメモリを選択するようにしてあること
    を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載のデータ処理装置。
  6. 前記データは画像データであり、
    前記複数のデータ処理部には、画像データの階調を調整する画像処理を行うデータ処理部を含むこと
    を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載のデータ処理装置。
  7. 前記データ処理部は、カラーの画像データ及び単色の画像データの画像処理を行うようにしてあり、
    前記割当手段は、前記データ処理部がカラーの画像データの画像処理を行う場合と、単色の画像データの画像処理を行う場合とで、前記データ処理部に割り当てるメモリの数を変更するようにしてあること
    を特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載のデータ処理装置。
  8. 前記割当手段が一のデータ処理部に割り当てるメモリを確保できない場合、
    前記一のデータ処理部が処理を待機するようにしてあること
    を特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1つに記載のデータ処理装置。
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