JP2008300884A - Led並びにledとフラットケーブルの接続構造及びled接続回路構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDの放熱性を改善する。
【解決手段】LED12のリード20に放熱板部40を一体に形成する。リード20と放熱板部40は、リード20より幅の広いリード用金属板の一部に切り込み42を入れることにより形成する。LED20を接続する配線材として、平行配置された複数本のフラット導体16に一括絶縁被覆18を施してなるフラットケーブル10を用いる。LEDのリード20をフラットケーブルのフラット導体16のある位置に配置し、LEDのリード20に跨る突き刺し型接続子22の突き刺し片をフラットケーブルのフラット導体16のある位置に突き刺し、フラットケーブル10を貫通した突き刺し片の先端部を曲成してかしめることによりLEDのリード20とフラットケーブルのフラット導体16を接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の光源などに適用されるLED(発光ダイオード)並びにLEDとフラットケーブルの接続構造及びLED接続回路構造体に関するものである。
自動車のフロント部やリア部のランプには、フィラメントを使用した電球に比べ消費電力が少なく寿命も長い、LEDが多数使用されている。これらのLEDに給電するための配線材としては従来、丸電線やバスバーが使用されている(特許文献1参照)。通常、これらのLEDは、複数のLEDを直列に接続した直列回路を複数、並列に接続した直並列回路の構成で使用される(特許文献1、2参照)。
また近年、LEDの高輝度化に伴って発熱量が増加しており、その対策として、LEDが接続されたバスバーや丸電線などの配線材を放熱体として使用することも行われている。
特開平10−208515号公報 特開平6−318732号公報
しかしながら、多数のLEDを丸電線やバスバーにより直並列接続するには、予め決められた長さの多種類の丸電線やバスバーを用意し、それを用いて多数のLEDを所定の回路パターンに接続する必要があり、丸電線やバスバーの準備作業、接続作業が面倒である。また丸電線は導体断面積の割に表面積が小さいため放熱性がよくない。
本発明の目的は、放熱性を改善したLED並びにLEDとフラットケーブルの接続構造及びLED接続回路構造体を提供することにある。
本発明に係るLEDは、リードに放熱板部を一体に形成したことを特徴とするものである。
また、本発明に係るLEDにおいて、前記リードと放熱板部は、リードより幅の広いリード用金属板の一部に切り込みを入れることにより形成されていることが好ましい。
また、本発明に係るLEDとフラットケーブルの接続構造は、前記LEDを接続する配線材として、平行配置された複数本のフラット導体に一括絶縁被覆を施してなるフラットケーブルを用い、
前記LEDのリードを前記フラットケーブルのフラット導体のある位置に配置し、前記LEDのリードに跨る突き刺し型接続子の突き刺し片を前記フラットケーブルのフラット導体のある位置に突き刺し、フラットケーブルを貫通した突き刺し片の先端部を曲成してかしめることによりLEDのリードとフラットケーブルのフラット導体とを接続したことを特徴とするものである。
また、本発明に係るLEDとフラットケーブルの接続構造は、前記LEDを接続する配線材として、平行配置された複数本のフラット導体に一括絶縁被覆を施してなるフラットケーブルを用い、
前記LEDのリードを前記フラットケーブルのフラット導体のある位置に配置し、前記LEDのリードに跨る突き刺し型接続子の突き刺し片を前記フラットケーブルのフラット導体のある位置に突き刺し、フラットケーブルを貫通した突き刺し片の先端部をフラットケーブルの裏側に配置された受け板のスロットに挿入することによりLEDのリードとフラットケーブルのフラット導体とを接続したものであってもよい。
また、本発明に係るLED接続回路構造体は、前記LEDを多数接続する配線材として、平行配置された3本以上のフラット導体に一括絶縁被覆を施してなるフラットケーブルを用い、
このフラットケーブルの所要箇所に、フラット導体の切断部及び2本のフラット導体の短絡部のうち少なくとも前者を設け、前記切断部で切り離されたフラット導体間及び/又は前記短絡部で短絡されていない2本のフラット導体間にLEDを接続することにより、複数のLEDを直列に接続した直列回路が複数、並列に接続された直並列回路を構成したことを特徴とするものである。
また、本発明に係るLED接続回路構造体において、LEDのリードとフラットケーブルのフラット導体とは、前記LEDとフラットケーブルの接続構造で接続されていることが好ましい。
本発明に係るLEDは、リードに放熱板部が一体に形成されているので、LEDの放熱性を高めることができる。
また、本発明に係るLEDにおいて、前記リードと放熱板部は、リードより幅の広いリード用金属板の一部に切り込みを入れることで簡単に形成することができる。
また、本発明に係るLEDとフラットケーブルの接続構造は、突き刺し型の接続子を使用しているため、フラットケーブルの絶縁被覆を剥ぐことなく、LEDとフラットケーブルの接続を簡単に行うことができる。さらにフラットケーブルのフラット導体とLEDのリードとを、突き刺し型の接続子で接続すると、配線材としてバスバーを使用した場合よりも放熱性がよくなることも実験的に明らかとなった。
また、本発明に係るLED接続回路構造体は、フラットケーブルの所要箇所にフラット導体の切断部を設けたり、フラット導体の短絡部を設けたりすることで、多数のLEDを直並列接続することができ、バラバラの丸電線やバスバーを使用する場合に比べ、配線材の準備作業、LEDの接続作業を簡単に効率よく行うことができる。またフラットケーブルはフラット導体を使用しているため、丸電線に比べ導体の表面積が大きく、放熱性が良好である。さらに、多数のLEDをランプのレンズ形状に合わせて立体的に配置することも容易であり、種類の異なるランプ装置や設計変更に対して柔軟に対応することができる。
また、フラット導体の切断部は、フラットケーブルにパンチング等により穴をあけることで簡単に形成できる。
また、フラット導体の短絡部は、突き刺し型の短絡部材を使用することにより、フラットケーブルの絶縁被覆を剥ぐことなく簡単に形成できる。
〔実施形態1〕 図1は本発明に係るLED並びにLEDとフラットケーブルの接続構造の一実施形態を示す。図において、10はフラットケーブル、12はフラットケーブル10の所定の位置に実装されたLEDである。
フラットケーブル10は、平行配置された3本のフラット導体16A〜16Cにプラスチックフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム等)の張り合わせにより一括絶縁被覆18を施したものである。フラット導体16は例えば厚さ0.15mm、幅5.2mmの銅テープである。
この実施形態のLED12は、リード20に、フラットケーブル10のフラット導体16よりも幅の広い放熱板部40を一体に形成したものである。このような放熱板部40付きのリード20は、リード用金属板として、フラット導体よりも幅の広い金属板を使用し、その一部に切り込み42を入れて、フラット導体16よりも幅の狭いリード20を形成することで、簡単に形成できる。リード20は図2と同様に接続子22によりフラット導体16に接続されている。このようなリード20に放熱板部40を設けたLED12を使用すると、放熱のためにフラット導体の幅を広くすることなく、LEDの放熱効果を高めることができる。
なお、フラットケーブル10に切断部を設けたり、短絡部を設けたりして、LEDの直並列回路を構成することは、後述する実施形態と同じである。また、図2、図4、図10〜図17では放熱板部が省略されているが、放熱板部がある場合も、LEDとフラットケーブルの接続構造は同じである。
フラットケーブル10とLED12とは例えば図2のようにして接続することができる。この接続構造は、フラットケーブル10の絶縁被覆18を剥ぐことなく、LED12の一対のリード20をフラットケーブル10のフラット導体16のある位置に載置し、図3に示すような突き刺し型接続子22を用いてリード20とフラット導体16を接続したものである。接続子22は金属板を加工して、背板部24の両側に下向きに突き刺し片26を形成したものである。この接続子22をリード20に跨らせ、突き刺し片26をフラットケーブル10のフラット導体16のある位置に突き刺して、フラットケーブル10を貫通した突き刺し片26の先端部を内側に曲成してかしめることで、リード20とフラット導体16とを接続したものである。
またフラットケーブル10とLED12とは例えば図4のようにして接続することもできる。この接続構造は、フラットケーブル10の絶縁被覆18を剥ぐことなく、図4に示す接続構造は、LED12の一対のリード20をフラットケーブル10のフラット導体16のある位置に載置し、図3に示すような接続子22と、図7に示すようなスロット30を有する受け板28とを用いて、リード20とフラット導体16を接続したものである。すなわち、リード20とフラット導体16とは、接続子22をリード20に跨らせ、突き刺し片26をフラットケーブル10のフラット導体16のある位置に突き刺して、フラットケーブル10を貫通した突き刺し片26の先端部を、フラットケーブル10の裏側に配置した受け板28のスロット30に挿入固定することにより、接続されている。
なお図4に示す接続構造の場合は、受け板28のスロット30の幅を、図4(D)に示すように突き刺し片26の板厚より若干大きくして、突き刺し片26が、突き破ったフラット導体16の一部をスロット30に巻き込んで延伸しながら、スロット30にきつく挿入されるようにするとよい。このようにすると、突き刺し片26とフラット導体16との接触面積が大きくなり、良好な電気的接続状態を得ることができると共に、突き刺し片26の引き抜けを防止できる。
以上のような接続構造を採用すると、フラットケーブル10のフラット導体16とLED12のリード20とを、フラットケーブルの絶縁被覆18を剥ぐことなく、また半田付けによることなく、簡単に確実に接続することができる。
またフラットケーブルにLEDのリードを上記のように突き刺し接続方式で接続すると、LEDの放熱効果が向上することも判明した。一般にLEDは点灯によって発熱するので、その熱をある程度放散させることが必要である。LEDの放熱は通常、LEDが接続された回路導体で行っている。このためLEDが接続される丸電線やバスバーは、導体外径やバスバー幅を大きくして表面積を大きくすることで、放熱効果を高めるようにしている。しかし回路導体の放熱作用はLEDの接続位置から100mm程度の範囲でしか起こらないため、回路全長にわたって導体外径やバスバー幅を大きくすることは不経済である。またLEDの接続位置付近だけ導体外径やバスバー幅を大きくして特殊形状にすることは製造コストがかさむという問題がある。突き刺し接続方式を採用すると、このような問題を回避できる。
図6は、LEDと回路導体を突き刺し接続方式で接続した場合と半田付け方式で接続した場合の、回路導体の各位置での温度上昇を測定した結果を示す。○印は厚さ0.15mm、幅5.2mmの銅フラット導体を有するフラットケーブル(FFC)にLEDのリードを図2の突き刺し接続方式で接続した場合、△印は同じフラットケーブルにLEDのリードを半田付けで接続した場合、+印は厚さ0.5mm、幅5.2mmの銅バスバーにLEDのリードを半田付けで接続した場合である。温度上昇の値は定格電流150mAを流したときの平衡時の値である。
このグラフから明らかなように、同じフラットケーブルを用いた場合でも、接続子による突き刺し接続では半田付け接続に比べ低い温度上昇となっている。これは接続子が電気的接続機能のほかにヒートシンク的作用を発揮し、温度上昇を抑えているものと考えられる。またフラットケーブルは、導体断面積の大きいバスバーに比べ温度上昇が低く抑えられている。この現象はフラットの絶縁被覆が熱を溜めるのではなく、熱を伝導して、その多くを拡散放熱する作用をしているからと考えられる。この試験結果から、従来のバスバーにLEDのリードを半田付け接続した構造よりも、フラットケーブルを回路導体としてLEDのリードを突き刺し接続した構造の方が、放熱作用がよくなることが確認された。
〔関連技術1〕 フラットケーブル10とLED12とは次のようにして接続することもできる。例えば図7に示す接続構造は、LED12のリード20の両側に図8に示すように下向きに突き刺し片26を形成し、この突き刺し片26をフラットケーブル10のフラット導体16のある位置に突き刺して、フラットケーブル10を貫通した突き刺し片26の先端部を内側に曲成してかしめたものである。
〔関連技術2〕 また図9に示す接続構造は、図8に示すようなリード20に突き刺し片26を形成したLED12と、図5に示すようなスロット30を有する受け板28とを用いるものである。すなわち、リード20とフラット導体16とは、リード20の突き刺し片26をフラットケーブル10のフラット導体16のある位置に突き刺して、フラットケーブル10を貫通した突き刺し片26の先端部を、フラットケーブル10の裏側に配置した受け板28のスロット30に挿入固定することで、接続されている。
この場合も、受け板28のスロット30の幅を、図9(D)に示すように突き刺し片26の板厚より若干大きくして、突き刺し片26が、突き破ったフラット導体16の一部をスロット30に巻き込んで延伸しながら、スロット30にきつく挿入されるようにするとよい。このようにすると、突き刺し片26とフラット導体16との接触面積が大きくなり、良好な電気的接続状態を得ることができると共に、突き刺し片26の引き抜けを防止できる。
〔実施形態2〕 図10は本発明に係るLED接続回路構造体の一実施形態を示す。図において、10はフラットケーブル、12はフラットケーブル10の所定の位置に実装されたLEDである。
フラットケーブル10は、平行配置された3本のフラット導体16A〜16Cにプラスチックフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム等)の張り合わせにより一括絶縁被覆18を施したものである。フラット導体16は例えば厚さ0.15mm、幅5.2mmの銅テープである。3本のフラット導体のうち両側のフラット導体16A、16Cは図10(C)に示すように制御回路34を備えた電源32に接続される。また中間のフラット導体16Bは、所要箇所にフラット導体切断部36が設けられ、長手方向に分断されている。切断部36はフラットケーブル10にパンチング等により穴をあけることにより簡単に形成できる。
フラット導体16Bには、一つおきの切断部36を跨ぐようにLED12Bが接続され、このLED12Bの両端側では、フラット導体16A、16B間にLED12Aが接続され、フラット導体16C、16B間にLED12Cが接続されている。これにより3個のLED12A〜12Cが直列に接続された直列回路が複数、並列に接続された直並列回路が構成されている。
一般に車両用のランプ装置は、最低8Vからの点灯が望ましいとされており、例えば定格3VのLEDであれば、3個のLEDを直列に接続すれば9Vとなって最低点灯電圧を超える回路となる。そこで図1の実施形態では、3個のLED12を直列接続したものを1ユニットとし、これを複数ユニット並列接続したものである。なお、直列接続するLEDの数、並列接続する直列回路の数は任意である。
このようなLED接続回路構造体は、1条のフラットケーブル10に切断部36を設けて、LED12A〜12Cを接続するだけで製造でき、製造が簡単である。また偏平な(表面積の大きい)フラット導体が放熱体となるので、放熱性も良好である。
また、本発明のLED接続回路構造体は、多数のLED12が接続されたフラットケーブル10を折り曲げることで、多数のLED12を簡単に立体的に配置することができる。その一例を図11に示す。14はランプの湾曲したレンズ形状に合わせて階段状に形成された支持ベースである。多数のLED12が接続されたフラットケーブル10を、この支持ベース14の表面に沿うように立体的に折り曲げることにより、多数のLED12をレンズ形状に合わせて立体的に配置することができる。フラットケーブル10は、支持ベース14に固定爪19を形成して、この固定爪19により支持ベース14に固定するとよい。
〔実施形態3〕 図12は本発明に係るLED接続回路構造体の他の実施形態を示す。この実施形態も3本のフラット導体16A〜16Cを有するフラットケーブル10を用いた場合である。両側のフラット導体16A、16Cは制御回路34を介して電源32に接続され、中間のフラット導体16Bには所要の間隔で切断部36が形成されている。3個連続した切断部36にはそれらを跨ぐように3個のLED12A〜12Cが接続され、LEDの直列回路が形成されている。LEDの直列回路は複数ユニット形成され、隣り合うLED直列回路は、その間に残された1つの切断部36で分断されている。各LED直列回路の一端側ではフラット導体12Aと12Bが短絡部材38で短絡され、他端側ではフラット導体12Cと12Bが短絡部材38で短絡されている。これにより3個のLED12A〜12Cが直列に接続された直列回路が複数、並列に接続された直並列回路が構成されている。
短絡部材38は、例えば図13に示すように、板状導体の両端部を2本のフラット導体に沿う形に形成すると共に、その両端部に図3の接続子と同様な突き刺し片26を形成したものである。このような短絡部材38を用いると、両端部の突き刺し片26をフラットケーブル10の2本のフラット導体16に突き刺して、フラットケーブル10を貫通した突き刺し片26の先端部を内側に曲成してかしめるだけで、簡単に2本のフラット導体の短絡部を形成することができる。
上記以外の構成は実施形態2と同じであるので、説明を省略する。
〔実施形態4〕 図14は本発明に係るLED接続回路構造体のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は4本のフラット導体16A〜16Dを有するフラットケーブル10を用いた場合である。外側2本のフラット導体16A、16Dは制御回路34を介して電源32に接続され、内側2本のフラット導体16B、16Cには所要の間隔で互い違いに切断部36が形成されている。切断部36によって分断されたフラット導体16B、16C間には3個ずつのLED12A〜12Cがそれぞれ直列回路を構成するように接続されている。各LED直列回路の一端側ではフラット導体12Aと12Bが短絡部材38で短絡され、他端側ではフラット導体12Dと12Cが短絡部材38で短絡されている。これにより3個のLED12A〜12Cが直列に接続された直列回路が複数、並列に接続された直並列回路が構成されている。短絡部材38は実施形態2で用いたものと同じである。
上記以外の構成は実施形態2と同じであるので、説明を省略する。
〔実施形態5〕 図15は本発明に係るLED接続回路構造体のさらに他の実施形態を示す。この実施形態も4本のフラット導体16A〜16Dを有するフラットケーブル10を用いた場合である。外側2本のフラット導体16A、16Dは制御回路34を介して電源32に接続され、内側2本のフラット導体16B、16Cには所要の間隔で長手方向の同じ位置に切断部36が形成されている。切断部36で分断されたフラット導体16B、16Cの単位長さ毎に、フラット導体12A、12B間にLED12Aが、フラット導体12B、12C間にLED12Bが、フラットケーブル12C、12D間にLED12Cが接続されている。これにより3個のLED12A〜12Cが直列に接続された直列回路が複数、並列に接続された直並列回路が構成されている。
上記以外の構成は実施形態1と同じであるので、説明を省略する。
〔関連技術3〕 図16(A)、(B)は本発明に係るLED接続回路構造体の関連技術を示す。この関連技術は2本のフラット導体16A、16Bを有するフラットケーブル10を用いた場合である。この関連技術では、フラットケーブル10の長手方向の2箇所(3箇所以上でもよい)に、一方のフラット導体が切断され、他方のフラット導体が切断されない片方切断部Kを、2本のフラット導体16A、16Bが交互に切断されるように設ける。36はフラット導体16A、16Bの切断部である。そして前記片方切断部Kで長手方向に区分されたフラットケーブル10の、各区間内の2本のフラット導体16A、16B間にそれぞれ3個のLED12A〜12Cを接続する。これにより同図(C)のように、3個のLED12A〜12Cを並列に接続した並列回路が複数、直列に接続された並直列回路が構成されている。
上記以外の構成は実施形態2と同じであるので、説明を省略する。この関連技術はフラットケーブルのフラット導体が2本で済むので、3本以上のフラット導体を有するフラットケーブルを使用する場合に比べ、省スペース、コスト低減を図ることができる。
〔関連技術4〕 図17(A)、(B)は本発明に係るLED接続回路構造体の他の関連技術を示す。この関連技術も2本のフラット導体16A、16Bを有するフラットケーブル10を用いた場合である。この関連技術では、フラットケーブル10の長手方向の2箇所に、2本のフラット導体16A、16Bを短絡部材38で短絡した短絡部Tを設ける。そしてこの短絡部Tで挟まれた区間内の2本のフラット導体16A、16Bと、前記区間外の一方のフラット導体16Bに、フラット導体切断部36を3箇所ずつ設けて、各切断部36に跨るようにLED12A〜12Cを接続する。さらに2区間にLED12A〜12Cを接続したフラット導体16Bの両端を電線44で短絡する。これにより、同図(C)のように、3個のLED12A〜12Cを直列に接続した直列回路が複数、並列に接続された直並列回路が構成されている。なお短絡部材38としては図13に示したものを用いるとよい。また電線44とフラット導体16Bを接続する接続部材46としては、電線14の圧着部の一端側に、図3のようなフラット導体16Bへの突き刺し片26を一体に形成した端子を用いるとよい。
上記以外の構成は実施形態2と同じであるので、説明を省略する。このような関連技術でも関連技術3と同様の効果が得られる。なお、この関連技術では電線44を用いているが、フラットケーブル10を図11のように折り曲げて立体的に配線する場合は、フラットケーブル10の両端の距離はフラットケーブル10の長さより格段に短くなるので、電線44の長さはフラットケーブル10よりもかなり短くてよい。
本発明に係るLED並びにLEDとフラットケーブルの接続構造の一実施形態を示す平面図。 図1に示す接続構造の要部の一例を示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は(B)のD−D線拡大断面図。 図2の接続構造に使用する突き刺し型接続子を示す、(A)は正面図、(B)は側面図。 図1に示す接続構造の要部の他の例を示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は(B)のD−D線拡大断面図。 図4の接続構造に使用する受け板を示す斜視図。 LEDと回路導体を突き刺し接続方式で接続した場合と半田付け方式で接続した場合の、回路導体の各位置での温度上昇を測定した結果を示すグラフ。 本発明に係るフラットケーブルとLEDの接続構造の関連技術を示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は(B)のD−D線拡大断面図。 図7の接続構造に使用するLEDを示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は(B)のC−C線矢視図。 本発明に係るフラットケーブルとLEDの接続構造の他の関連技術を示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は(B)のD−D線拡大断面図。 本発明に係るLED接続回路構造体の一実施形態を示す、(A)は平面図、(B)は底面図、(C)は接続回路図。 本発明のLED接続回路構造体を用いて構成される立体型発光構造体の一例を示す斜視図。 本発明に係るLED接続回路構造体の他の実施形態を示す、(A)は平面図、(B)は底面図、(C)は接続回路図。 図12でフラット導体間を短絡するのに用いた短絡部材を示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図。 本発明に係るLED接続回路構造体のさらに他の実施形態を示す、(A)は平面図、(B)は底面図、(C)は接続回路図。 同じくさらに他の実施形態を示す、(A)は平面図、(B)は底面図、(C)は接続回路図。 本発明に係るLED接続回路構造体の関連技術を示す、(A)は平面図、(B)は底面図、(C)は接続回路図。 同じく他の関連技術を示す、(A)は平面図、(B)は底面図、(C)は接続回路図。
符号の説明
10:フラットケーブル
12:LED
14:支持ベース
16:フラット導体
18:絶縁被覆
20:リード
22:突き刺し型接続子
24:背板部
26:突き刺し片
28:受け板
30:スロット
32:電源
34:制御回路
36:切断部
38:短絡部材
K:片方切断部
T:短絡部

Claims (6)

  1. リードに放熱板部を一体に形成したことを特徴とするLED。
  2. 前記リードと放熱板部は、リードより幅の広いリード用金属板の一部に切り込みを入れることにより形成されていることを特徴とする請求項1記載のLED。
  3. 請求項1又は2記載のLEDを接続する配線材として、平行配置された複数本のフラット導体に一括絶縁被覆を施してなるフラットケーブルを用い、
    前記LEDのリードを前記フラットケーブルのフラット導体のある位置に配置し、前記LEDのリードに跨る突き刺し型接続子の突き刺し片を前記フラットケーブルのフラット導体のある位置に突き刺し、フラットケーブルを貫通した突き刺し片の先端部を曲成してかしめることによりLEDのリードとフラットケーブルのフラット導体とを接続したことを特徴とするLEDとフラットケーブルの接続構造。
  4. 請求項1又は2記載のLEDを接続する配線材として、平行配置された複数本のフラット導体に一括絶縁被覆を施してなるフラットケーブルを用い、
    前記LEDのリードを前記フラットケーブルのフラット導体のある位置に配置し、前記LEDのリードに跨る突き刺し型接続子の突き刺し片を前記フラットケーブルのフラット導体のある位置に突き刺し、フラットケーブルを貫通した突き刺し片の先端部をフラットケーブルの裏側に配置された受け板のスロットに挿入することによりLEDのリードとフラットケーブルのフラット導体とを接続したことを特徴とするLEDとフラットケーブルの接続構造。
  5. 請求項1又は2記載のLEDを多数接続する配線材として、平行配置された3本以上のフラット導体に一括絶縁被覆を施してなるフラットケーブルを用い、
    このフラットケーブルの所要箇所に、フラット導体の切断部及び2本のフラット導体の短絡部のうち少なくとも前者を設け、前記切断部で切り離されたフラット導体間及び/又は前記短絡部で短絡されていない2本のフラット導体間にLEDを接続することにより、複数のLEDを直列に接続した直列回路が複数、並列に接続された直並列回路を構成したことを特徴とするLED接続回路構造体。
  6. 請求項5記載のLED接続回路構造体であって、LEDのリードとフラットケーブルのフラット導体とは、請求項3又は4記載の接続構造で接続されていることを特徴とするLED接続回路構造体。
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