JP2008295880A - 点眼補助具 - Google Patents

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博明 内海
Takahiro Kinoshita
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Abstract

【課題】より一層容易に目薬を注すことのできる点眼補助具を提供することを目的とする。
【解決手段】点眼瓶69の胴体部69fを支える胴体保持部11と、点眼瓶の首上部分69aを被装するキャップ部21を備え、これらは開閉自在に接続される。胴体保持部11は、点眼瓶69の肩部に当接する肩支持部18と、点眼瓶69の底部を支持する底支持部16とを備えると共に、点眼瓶69の胴回りサイズに対応した着脱自在のアジャスター17を備える。キャップ部21は、筒状であって、一方側が胴体保持部11の肩支持部18に開閉自在に接続される上側開口部22で、他方側が瞼の周縁に沿った横長形状となった下側開口部23である。胴体保持部11の高さ方向軸心が、下側開口部23の開口平面に対して傾斜したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、点眼瓶より目薬を注す際に用いる点眼補助具に関するものである。
目薬を注すにあたっては、顔を上に向けて眼球上方に点眼瓶を位置させ、該点眼瓶から目薬液を滴下させて眼球に供給するという手法がよくとられている。しかし、点眼瓶を眼球上方の中空に正確に位置させることが難しいことから、目薬液を目とは違う所に滴下してしまい、何度もやり直さなければならないということが生じ、またその結果として目薬液を無駄にしてしまう。
そこで目薬を上手く注せない人の為に点眼補助具が提案されている(例えば特許文献1,2)。
図7は特許文献1に示される点眼補助具を表す図であり、(a)はこの点眼補助具70の点眼瓶挿入側からの斜視図、(b)は瞼周辺当接側からの斜視図、(c)は底面図、(d)は(a)及び(c)に示すD−D線断面図であり、(e)はこの点眼補助具70に点眼瓶69を取り付けた様子を表す縦断面図である。
この点眼補助具70は全体がカップ状となっており、下側開口部71と上側開口部76が貫通して形成されている。この上側開口部76は、カップ底から下側開口部71に向かって垂れ下がる点眼瓶首部挿着座72を備えており、該挿着座72の内面は階段状となって、下側(眼球側)に向かって内径が徐々に小さくなっている。尚この点眼補助具70の胴部分(カップ状の側面部分)74における長手側の側壁中央部には窪み73が形成されており、また胴部分74内側からは挿着座72と架設する連結リブ75が設けられている。
図8の(a)は特許文献2に示される点眼補助具80を示す斜視図であり、(b)はこの点眼補助具80に点眼瓶69を取り付けた様子を表す縦断面図である。
この点眼補助具80は、左右の側板81,82に連結板83を架設した構造となっており、連結板83には凹部84が形成されて、点眼瓶69の細くなった頚部69eを装嵌できるようになっている。側板81,82の一方端側には、点眼瓶69の底部69bを支持する底支持部81b,82bが形成されている。
上記の如く点眼補助具によれば、点眼を容易に行うことができる。
特開2002−360660号公報 実開平5−18534号公報
ところで、点眼は例えば白内障の手術後に必要であるところ、殊に手の不自由な老人等においては、小さな点眼瓶を摘むように把持したり、手を上に上げたりすることが困難な場合がある。従って多少手が不自由であっても目薬を容易に注すことのできる点眼補助具が求められている。
そこで本発明においては、より一層容易に目薬を注すことのできる点眼補助具を提供することを目的とする。
本発明に係る点眼補助具は、点眼瓶の胴体部を支える胴体保持部と、前記点眼瓶の首上部分を被装するキャップ部を備え、該キャップ部が前記胴体保持部に対して開閉自在に接続されたものであり、前記胴体保持部が、前記点眼瓶の肩部に当接する肩支持部と、前記点眼瓶の底部を支持する底支持部とを備えると共に、該胴体保持部の内側に、前記点眼瓶の胴回りサイズに対応した着脱自在のアジャスターを備えたものであり、前記キャップ部が、筒状であって、一方側が前記胴体保持部の肩支持部に開閉自在に接続される上側開口部で、他方側が瞼の周縁に沿った横長形状となった下側開口部であり、前記胴体保持部の高さ方向軸心が、前記下側開口部の開口平面に対して傾斜したものであることを特徴とする。
本発明の点眼補助具に点眼瓶を装着したとき、点眼瓶は、その肩部が肩支持部に当接すると共に底部が底支持部に当接して支えられ、また胴回りがアジャスターによって支えられることとなり、斯様にして胴体保持部で点眼瓶の胴体部がしっかり保持される。また上記アジャスターは着脱自在であるので、使用する点眼瓶に適したサイズのアジャスターに取り替えることにより、様々な点眼瓶に対して適切にフィットさせて使用することができる。この様に点眼瓶が胴体保持部内に安定して保持され、使用者は、点眼瓶より一回り(或いはそれ以上)大きい胴体保持部を持って点眼することとなるので、掴み易く、点眼操作が容易に行える。
また上記キャップ部の下側開口部の開口平面に対して、胴体保持部の高さ方向軸心が傾斜しているので、点眼に際しての胴体保持部を持つ手を高く上げなくて済む。従って手が上げ辛い使用者にとっても点眼を容易に行うことができる。なお上記胴体保持部の高さ方向とは、点眼瓶を装着した際の点眼瓶の高さ方向(縦方向)のことである。
キャップ部の下側開口部の開口平面に対する胴体保持部の高さ方向軸心の傾斜角度(図1(c)や図2に示すθ)としては、30°〜70°が好ましく、より好ましくは40°〜60°である。傾斜角度が大き過ぎると、点眼に際し、眼に対して胴体保持部を垂直近くに持ち上げる必要があり、点眼操作が差程容易にはならないからである。逆に傾斜角度が小さ過ぎると、胴体保持部が顔面に当接するようになり、点眼し辛くなるからである。なおキャップ部の下側開口部の開口平面が蛇行した平面の場合には、その蛇行をならしたフラットな平面を想定し、この平面と上記胴体保持部の高さ方向軸心とのなす角度を傾斜角度(θ)とする。
前記胴体保持部の傾斜の態様としては、上記キャップ部の下側開口部の長手方向に沿って傾斜させたものが好ましい。この態様の場合は、横長形状の下側開口部を瞼の周縁に当接したとき、例えば胴体保持部を目尻側に傾斜させた位置にでき、この場合、目尻側に手を位置させて胴体保持部を把持することになるので、点眼操作がし易い。
また本発明においては、前記キャップ部と前記胴体保持部が、ヒンジを支軸に開閉可能に接続されると共に、前記胴体保持部が、開閉自在な高さ方向2つ割り構造で形成され、その閉状態に対して前記キャップ部が固定されるものであることが好ましい。つまり胴体保持部に対してキャップ部を閉状態にすることにより、2分割の胴体保持部が閉状態を保つように構成されたものであることが好ましい。これにより、キャップ部の閉状態を保つ限り、点眼瓶の胴体部が胴体保持部によりしっかりと保持され、安定する。なおキャップ部の閉状態は、例えばキャップ部と胴体保持部に一対の凹部と凸部を設け、無理嵌め等による着脱自在の凹凸嵌合で固定する等の手法により、保つようにすると良い。
更に本発明において、前記胴体保持部が、内側に向けた突起を有する押圧レバーを備えたものであり、該押圧レバーの押圧によって前記突起が、収納された前記点眼瓶の胴体部を押圧する様に構成したものであることが好ましい。この押圧レバーを握るようにすることで、点眼瓶内の目薬を滴下でき、滴下操作が容易である。因みに小さな点眼瓶の場合に、これを点眼補助具なしで点眼するにあたっては、指先で摘むように押圧する必要があり、手の不自由な人にとっては困難を伴う場合があるが、上記の如く手全体で握るものであれば、比較的操作が容易であり、また弱い力で滴下が可能となる。
また本発明の点眼補助具においては、前記底支持部が高さ方向にスライド可能に構成されたものであることが好ましい。この様に底支持部がスライド可能であることにより、点眼瓶をその高さ方向にしっかりとフィットさせることができる。更に、様々な高さの点眼瓶に対応することができ、使用可能な点眼瓶の種類が広がる。
加えて本発明の点眼補助具において、前記キャップ部における前記上側開口部と前記下側開口部の平面がユニバーサルジョイント構造で連結されたものであることが好ましい。これにより、キャップ部の下側開口部の開口平面に対する胴体保持部の高さ方向軸心の傾斜角度や傾斜方向を、使用者の好みに変更することができ、より一層使用者にとって使用し易くなる。
本発明に係る点眼補助具によれば、点眼瓶をしっかりと安定して保持できて、目薬の滴下にあたっての点眼瓶押圧操作が容易である上、手を高く上げずに点眼することが可能であるので、手が少々不自由であっても容易に点眼操作を行い得る。
以下、例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
図1の(c)は本発明の一実施形態に係る点眼補助具10に点眼瓶69を装着した様子を表す側面図であり、図1の(a),(b)は点眼瓶69を点眼補助具10に装着する手順を説明するための側面図である。図2は図1(c)の縦方向(高さ方向)断面図である。図4はこの点眼補助具10を用いて点眼する様子を表す図である。図3は点眼瓶69を点眼補助具10に装着した状態で保管する様子を表す側面図である。
点眼補助具10は、点眼瓶69の胴体部69fを覆う胴体保持部11と、点眼瓶69の首上部分69aを被装するキャップ部21からなる。これら胴体保持部11とキャップ部21はヒンジ(保持部−キャップ用ヒンジ)24を支軸に開閉可能(図1(a),(b)に示す矢印B,C参照)に接続されている。
胴体保持部11は、高さ方向(装着する点眼瓶69の高さ方向)にちょうど2分割される様にして、保持本体部12と保持蓋部15により構成され、これらは底部分に設けられたヒンジ(保持部用ヒンジ)19によって開閉可能(図1(a)に示す矢印A,G参照)となっている。なお保持本体部12と保持蓋部15の当接部に凹凸嵌合構造(図示せず)が設けられ、閉状態が保持できるようになっている。また上記2分割のうちの保持本体部12側に上記保持部−キャップ用ヒンジ24を介して上記キャップ部21が取り付けられている。
保持蓋部15は蓋本体13と押圧レバー14から構成され、押圧レバー14は蓋本体13に対して軸ピン14bを中心に揺動可能に構成されている。押圧レバー14には、内側に向けた突起14aが形成されており、押圧レバー14を矢印E方向(図1(c),図2)に押すことによって、上記突起14aが胴体保持部11内の点眼瓶69の胴体部69fを側面から押圧できる様になっている。また押圧レバー14の背面には窪み14cが形成されており、押圧レバー14を手指で押圧する際に指が窪み14cに引っ掛かり、押圧レバー14の把持が安定するようになっている。
保持本体部12及び保持蓋部15におけるキャップ部側にはそれぞれ、点眼瓶69の肩部69dに当接する肩支持部18が形成されている。またこの肩支持部18には、点眼瓶69の頚部69eを装着可能な窪み18aが形成されている(図2)。保持本体部12の底部側には、高さ方向にスライド可能な(図1(a),図2に示す矢印F参照)底支持部16が設けられている。この底支持部16を点眼瓶69の長さ(高さ)に応じてスライドさせて(矢印F)点眼瓶69を底部69bから支持しつつ、点眼瓶69の肩部69dを上記肩支持部18に当接させることで、点眼瓶69を上下から挟むようにしっかりと支持できる。
なお底支持部16は、図6の(a)に示す様に、台座31の取付溝36に装着されたものであり、底支持部16に設けられた凸状バネ(図示せず)が、取付溝36に形成された凹部36aに付勢するようにして嵌め込まれる。底支持部16を矢印F方向にスライドさせ、所望の位置の凹部36aで凸状バネを嵌合させることにより、その位置に固定されることとなる。
また保持本体部12の内側には点眼瓶69の胴回りサイズに対応したアジャスター17が設けられている。このアジャスター17は、図5の(a)に示される様に、円柱状の点眼瓶胴体部69fの側面にフィットする弧状の当接面17aを有しており、これによって点眼瓶69が安定的に支持される。またアジャスター17は着脱自在であり、点眼瓶69の太さ(胴回りサイズ)に応じて複数種のアジャスター17が準備され、太さの異なる点眼瓶69に対応して取り替えることができる様になっている。
保持本体部12と蓋本体13には、これらの当接箇所の中程にそれぞれ窪み部12a,13aが形作られており、これら窪み部12a,13aが合わさったときに形成される窓部分から、内部の点眼瓶69が見えるようになっている。従ってこの窓部分を通して点眼瓶69の液量を視認することが可能である。
キャップ部21は筒状のものであり、一方側の開口(上側開口部22)が胴体保持部11のキャップ側端25(肩支持部18のキャップ側端)に開閉自在に接続され(保持部−キャップ用ヒンジ24を支軸に開閉(矢印B,C))、他方側の開口(下側開口部23)が、点眼時に瞼の周縁に当接されることとなる。この下側開口部23は瞼周縁に沿った横長形状となっており、下側開口部23を瞼周縁に当接したときに、フィット感がある。なお上記瞼周縁に沿った形状とは、必ずしもピッタリと沿っている必要はなく、大凡沿った形状であれば足りる。
下側開口部23の開口平面に対する胴体保持部11の高さ方向軸心の傾斜角度θは50°である。また胴体保持部11の高さ方向軸心の傾斜方向は、下側開口部23の長手方向に沿った方向である。これにより、下側開口部23を瞼周縁に当接したとき、胴体保持部11が眼から目尻側斜め上方に立つようになる(図4)。なお目頭側斜め上方に立つようにしても良い。
またキャップ部21の上側開口部22に第一雄側留め部材26が突出して設けられると共に、胴体保持部11の蓋本体13におけるキャップ側端25の近傍に、上記第一雄側留め部材26に対応した第一雌側留め部材27が形成されている。胴体保持部11に対してキャップ部21を閉状態としたとき(矢印B)、第一雄側留め部材26が第一雌側留め部材27を覆うように位置し、第一雌側留め部材27に形成された凸部27aが、第一雄側留め部材26に形成された凹部(図示せず)に嵌め込まれることで、キャップ部21の閉状態が固定され、また保持蓋部15(蓋本体13)と保持本体部12が開かないように固定される。なお上記凹部と凸部は対となっており、着脱自在な無理嵌めによる凹凸嵌合で閉状態が固定されることとなる。
加えてキャップ部21における保持部−キャップ用ヒンジ24の近傍に第二雄側留め部材28が設けられると共に、胴体保持部11の保持本体部12における保持部−キャップ用ヒンジ24の近傍に第二雌側留め部材29が設けられている。第二雄側留め部材28は茸状をしており、これを丁度嵌合できる茸状空洞が第二雌側留め部材29が形成されている。そして胴体保持部11に対してキャップ部21を最も開けた状態のときに(図3(b))、第二雄側留め部28と第二雌側留め部材29が着脱自在な無理嵌めによる凹凸嵌合で固定されることとなる。
次に上記点眼補助具10の使用方法について述べる。
まず図1(a)に示すように、キャップ部21及び保持蓋部15を開け、蓋68を外した点眼瓶69を保持本体部12に装着する。この際、点眼瓶69に適したアジャスター17を選択して取り付けておき、また底支持部16をスライド(矢印F)させて、点眼瓶69が胴体保持部11にフィットするようにする。
次いで図1(b)に示すように、保持本体部12に対して保持蓋部15を閉める(図1(a)の矢印A)。続いて図1(c)に示すように、胴体保持部11に対してキャップ部21を閉める(図1(b)の矢印B)。このとき第一雄側留め部材26の凹部と第一雌側留め部材27の凸部27aによる嵌合によりキャップ部21が固定され、容易に外れることがなく、閉状態が安定的に保持される。またキャップ部21を閉めることによって保持本体部12と保持蓋部15の閉状態が固定される。
斯様にして点眼補助具10に装着された点眼瓶69は、その底部69bと肩部69dが底支持部16と肩支持部18によって挟まれるように支持されると共に、点眼瓶69の胴部69fがアジャスター17によって保持されるので、胴体保持部11に対して安定的に固定される(図1(c)、図2)。
そして点眼に際して、図4に示すように、キャップ部21の下側開口部23を瞼の周囲に当接すると共に、目尻側の斜め上方に位置した胴体保持部11を手で把持し、これを握る様にして押圧レバー14を押圧する(矢印E)。すると、突起14aが点眼瓶69の胴体部69fを側面から押圧し、点眼瓶69内の目薬が滴下口69cから滴下されることとなる。尚この際、指が押圧レバー14の窪み14cに滑り込んで引っ掛かるようになるので、胴体保持部11を把持する手が安定した状態で押圧可能となる。
この点眼操作にあたっては、上述の様に目尻側に手を位置させて胴体保持部11を把持することになるので、手を高く上げなくて済み、操作がし易い。また点眼瓶を指先で摘むのではなく、手で大きく胴体保持部11を把持することとなるので持ち易く、滴下に際しても、手で握る操作であるため、力の弱った使用者にとっても、容易に滴下することができる。なお胴体保持部11を目頭側斜め上方に位置させても良い。特に右(或いは左)半身不随の使用者としては、一方の手でのみ操作することとなるので、一方の眼は目尻側から、他方の眼は目頭側からという使用法が推奨される。
次に点眼瓶69を点眼補助具10に装着した状態での保管について述べる。
保管にあたっては、胴体保持部11に対してキャップ部21を開け(矢印C)(図1(b)または図3(b))、点眼瓶69に蓋68を取り付ける。そして図3(b)に示すようにキャップ部21を開けた状態で保管しても良いし、或いは図3(a)に示すようにキャップ部21を閉じた状態で保管しても良い。尚キャップ部21を開けた状態での保管においては(図3(b))、第二雄側留め部28と第二雌側留め部材29を嵌合させて開状態に固定すると良い。
なお上記実施形態では、点眼操作において、胴体保持部11が目尻側(或いは目頭側)斜め上方に立つ様に構成したものを示したが、これに限るものではなく、例えば下側開口部23における長手方向に対する垂直方向に向かって(頬側或いは額側に向かって)胴体保持部11の高さ方向軸心が傾斜するよう構成にしても良い。この態様によれば、胴体保持部11を頬側の位置で持って点眼操作を行ったり、額側の位置で持って点眼操作を行ったりすることができる。額側の位置で操作する場合としては、例えば介護者が被介護者に対して点眼する際に便利である。
更にキャップ部21を上下に分けてこの上側開口部22側と下側開口部23側をユニバーサルジョイントで連結した構造としても良い。この構成によれば、キャップ部21の下側開口部23の開口平面に対する胴体保持部11の高さ方向軸心の傾斜角度や傾斜方向を、適宜変更することができるので、使用者の好みに合わせることができ、使用者にとってより一層点眼操作がし易くなる。
次に上記アジャスターに関して他の態様例について述べる。
図5の(b)〜(i)はいずれも、アジャスターを示す斜視図である。上述の図5(a)のアジャスター17は胴体部69fが円筒状の点眼瓶69に適したものであったが、図5(b)に示すアジャスター32は胴体部69fが略直方体状の点眼瓶69に対して適したものである。また図5(c)に示すように上下2つの部材33a,33bに分かれたアジャスター33であっても良い。更に図5の(a),(b),(c)に示すアジャスター17,32,33の様に、点眼瓶69の胴体部69fをその一方側面から覆うように支持する形態のものに限らず、図5の(d)に示すアジャスター34の様に、開口部周縁34a,34bによって点眼瓶69の胴体部69fを周りから支持する形態のものであっても良い。更に図5の(h)に示すアジャスター57の様に、第1,第2の側面部材51,52によって点眼瓶69の胴体部69fを挟むようにして覆って支持するものであっても良い。
また図5の(a),(b),(c),(d),(h)のアジャスターでは、適用する点眼瓶69の胴体部69fの形が決められたものであるが、図5の(e),(f),(g),(i)に示すアジャスター39,45,47,58の様に、点眼瓶69の胴体部69fの形としては特に定められていないものであっても良い。
加えて図5の(a),(b),(c),(d)に示すものでは、個々のアジャスター17,32,33,34について、適用する点眼瓶69の胴回りサイズが決まったものであるが、図5の(e),(f),(g),(h),(i)に示すアジャスター39,45,47,57,58の様に、バネ35の伸縮や、ネジ43,53,55の締め具合によって、異なった胴回りサイズの点眼瓶69に1つのアジャスターが適用できる様にしたものであっても良い。例えば図5の(f),(g),(i)に示すものでは、ネジ43,55を締め進めることによって、ネジ先端の支持板44(図5の(f))やネジ先端部43a,55a(図5の(g),(i))が基板42,54から大きく突出することとなり、より小さなサイズの点眼瓶69に適用できるようになっている。
次に底支持部の他の例について述べる。
図6の(b)は底支持部46及びそのスライド機構41を示す斜視図である。スライド機構41は座屈板41a、41bが座屈する、或いは真っ直ぐになることによって底支持部46が高さ方向(矢印F)にスライドするものである。尚図6(b)の例では2つ折りに座屈するものであるが、細かく蛇腹状に座屈する構成であっても良い。
(a),(b)は本発明の一実施形態に係る点眼補助具に点眼瓶を装着する手順を説明するための側面図で、(c)は装着した様子を表す側面図である。 図1(c)に示す点眼瓶装着状態の点眼補助具の縦方向(高さ方向)断面図である。 本発明の一実施形態の点眼補助具に点眼瓶を装着した状態で保管する様子を表す側面図である。 本発明の点眼補助具を用いて点眼する様子を表す図である。 本発明の点眼補助具におけるアジャスターを表す斜視図である。 本発明の点眼補助具における底支持部を表す斜視図である。 (a),(b)は従来の点眼補助具を示す斜視図、(c)はこの点眼補助具の底面図、(d)は(a)や(c)に示すD−D線断面図、(e)はこの点眼補助具に点眼瓶を取り付けた様子を表す縦断面図である。 (a)は他の従来の点眼補助具を示す斜視図で、(b)はこの点眼補助具に点眼瓶を取り付けた様子を表す縦断面図である。
符号の説明
10 点眼補助具
11 胴体保持部
12 保持本体部
13 蓋本体
14 押圧レバー
14a 突起
14b 軸ピン
15 保持蓋部
16 底支持部
17 アジャスター
18 肩支持部
19 保持部用ヒンジ
21 キャップ部
22 上側開口部
23 下側開口部
24 保持部−キャップ用ヒンジ
69 点眼瓶
69f 胴体部
69a 首上部分

Claims (5)

  1. 点眼瓶の胴体部を支える胴体保持部と、前記点眼瓶の首上部分を被装するキャップ部を備え、該キャップ部が前記胴体保持部に対して開閉自在に接続され、
    前記胴体保持部は、前記点眼瓶の肩部に当接する肩支持部と、前記点眼瓶の底部を支持する底支持部とを備えると共に、該胴体保持部の内側に、前記点眼瓶の胴回りサイズに対応した着脱自在のアジャスターを備えたものであり、
    前記キャップ部は、筒状であって、一方側が前記胴体保持部の肩支持部に開閉自在に接続される上側開口部であり、他方側が瞼の周縁に沿った横長形状となった下側開口部であり、
    前記胴体保持部の高さ方向軸心が、前記下側開口部の開口平面に対して傾斜したものであることを特徴とする点眼補助具。
  2. 前記キャップ部と前記胴体保持部が、ヒンジを支軸に開閉可能に接続されると共に、
    前記胴体保持部は、開閉自在な高さ方向2つ割り構造で形成され、その閉状態に対して前記キャップ部が固定されるものである請求項1に記載の点眼補助具。
  3. 前記胴体保持部は、内側に向けて突起を有する押圧レバーを備え、該押圧レバーの押圧によって前記突起が、収納された前記点眼瓶の胴体部を押圧するものである請求項1または2に記載の点眼補助具。
  4. 前記底支持部が高さ方向にスライド可能に構成されたものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の点眼補助具。
  5. 前記キャップ部は、前記上側開口部と前記下側開口部の平面がユニバーサルジョイント構造で連結されたものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の点眼補助具。
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