JP2008295823A - 気管支鏡装置及び気管支鏡に使用する噴霧装置 - Google Patents

気管支鏡装置及び気管支鏡に使用する噴霧装置 Download PDF

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Teruaki Rokuta
暉朗 六田
Fumihiko Umahara
文彦 馬原
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Abstract

【課題】気管支鏡を患者の気道に挿入しながら、患者に高効率に酸素投与して、低酸素血症を防止する。麻酔薬の噴霧を中止する状態にあっても患者の気管内に理想的な状態で酸素を送出する。
【解決手段】気管支鏡装置は、後部から先端に麻酔薬Mを移送する噴霧孔7を有する気管支鏡1と、この気管支鏡1の噴霧孔7に気液混合状態の麻酔薬Mを供給する噴霧装置2とを備える。噴霧装置2は、気管支鏡1の噴霧孔7に連結される噴霧管3と、この噴霧管3を連結してなる、所定量の麻酔薬Mを充填する密閉タンク4とを備える。気管支鏡装置は、噴霧管3が気体供給源5に連結され、気体供給源5から供給される加圧気体でもって、密閉タンク4に蓄える麻酔薬Mが気体と一緒に噴霧管3から気管支鏡1に供給される。さらに、気管支鏡装置は、噴霧管3に密閉タンク4の麻酔薬Mの供給を制御する開閉弁6を備え、この開閉弁6を開閉して麻酔薬の供給を制御している。
【選択図】図2

Description

この発明は、気管支鏡検査において、気管内に麻酔薬を投与できる噴霧装置を有する気管支鏡装置及び気管支鏡に使用する噴霧装置に関する。
気管支鏡検査などでは被験者は多少とも換気障害を受け、特に対象が高齢の肺疾患患者が多いだけに、検査中の低酸素血症が危惧され、通常マスク、あるいは経鼻カテーテルによる酸素投与下に行われている。しかし、もし経気管支鏡的に酸素投与が行ない得れば、より効率的と考えられる。
本発明者は、気管支鏡検査において気管内に麻酔薬を投与する噴霧装置を開発した。(特許文献1及び2参照)この噴霧装置は、気管支鏡に連結されて、その先端から麻酔薬を噴霧する。気管支鏡の先端から噴霧される麻酔薬は患者の気管に投与される。この噴霧装置は、麻酔薬を充填する密閉タンクに、気管支鏡に連結されるカテーテルである細管を挿入している。細管は、密閉タンクの内部において、麻酔薬の液中にある液孔と気体中にある気体孔とを開口している。この噴霧装置は、密閉タンクに加圧酸素を供給して、液孔から麻酔薬を、気体孔から酸素を細管に供給する。細管に供給される酸素は、麻酔薬を霧状として先端から噴霧する。この噴霧装置は、細管を気管支鏡の鉗子孔に連結し、密閉タンクに加圧酸素を供給して、鉗子孔の先端から麻酔薬を噴霧する。患者には一定量に制限された麻酔薬が投与される。麻酔薬の投与量は正確に制限される。麻酔薬の大量投与が患者に著しく弊害を与えるからである。気管支鏡検査において、気管支鏡を挿入する前に、喉に麻酔薬が噴霧され、その後、気管支鏡を気管内に挿入する状態で、患者の咳の状態から必要に応じて制限された量の麻酔薬が噴霧される。
噴霧装置は、密閉タンクに加圧酸素を供給する状態で気管支鏡の先端から麻酔薬が噴霧される。密閉タンクに加圧酸素が供給されなくなると、麻酔薬は噴霧されなくなる。麻酔薬の噴霧と停止をコントロールするために、噴霧装置は、密閉タンクに加圧酸素の供給を制御するコントロール弁を設けている。このコントロール弁が開かれると密閉タンクに加圧酸素が供給されて、気管支鏡から麻酔薬が噴霧される。コントロール弁が閉じられると密閉タンクに加圧酸素が供給されなくなって、気管支鏡は麻酔薬の噴霧を停止する。この噴霧装置は、コントロール弁を開閉して、随時麻酔薬の噴霧を行える。ただ、この噴霧装置は、酸素を搬送媒体として麻酔薬を気管支に噴霧するので、麻酔薬の噴霧が停止されると、酸素の供給も停止される。
気管支鏡検査の被験者は、多少とも換気障害を受け、特に対象が高齢の肺疾患患者が多いだけに、検査中の低酸素血症が危惧される。このため、気管支鏡検査においては、通常は患者に酸素マスクによる酸素投与が行われている。したがって、気管支鏡検査は、酸素マスクをする患者の口あるいは鼻から気管支鏡を挿入することになる。この状態は、酸素マスクが気管支鏡の挿入の邪魔になり、また、気管支鏡を挿入することで酸素マスクを正常な位置にセットできなくなることがある。このため、患者に理想的な状態で酸素投与をしながら気管支鏡検査ができない欠点がある。
特開2002−159890号公報 特開2002−346440号公報
この発明は、従来の装置における以上の弊害を解消することを目的に開発されたもので、本発明の大切な目的は、気管支鏡を患者の気道に挿入しながら、患者に高効率に酸素投与して、低酸素血症を防止でき、しかも気管支鏡の噴霧機能を損なうことなく、麻酔薬の噴霧を中止する状態にあっても患者の気管内に理想的な状態で酸素を送出でき、さらに製作しやすい簡単な構造にできる気管支鏡装置及び気管支鏡に使用する噴霧装置を提供することにある。
本発明の気管支鏡装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
気管支鏡装置は、後部から先端に麻酔薬Mを移送する噴霧孔7を有する気管支鏡1と、この気管支鏡1の噴霧孔7に気液混合状態の麻酔薬Mを供給する噴霧装置2とを備える。噴霧装置2は、気管支鏡1の噴霧孔7に連結される噴霧管3と、この噴霧管3を連結してなる、所定量の麻酔薬Mを充填する密閉タンク4とを備える。気管支鏡装置は、噴霧管3が気体供給源5に連結され、気体供給源5から供給される加圧気体でもって、密閉タンク4に蓄える麻酔薬Mが気体と一緒に噴霧管3から気管支鏡1に供給される。さらに、気管支鏡装置は、噴霧管3に密閉タンク4の麻酔薬Mの供給を制御する開閉弁6を備え、この開閉弁6を開閉して麻酔薬の供給を制御している。
本発明の請求項2の気管支鏡装置は、気管支鏡1が、噴霧装置2の噴霧管3を連結する噴霧孔7に加えて、鉗子8を挿通する鉗子孔9を有し、噴霧装置2の噴霧管3を噴霧孔7に連結している。
本発明の請求項3の気管支鏡装置は、気管支鏡が、鉗子を挿通する鉗子孔を有し、この鉗子孔を、噴霧装置の噴霧管を連結する噴霧孔に併用している。
本発明の請求項4の気管支鏡装置は、噴霧管3が密閉タンク4内に挿入してなる挿入部21を備え、この挿入部21が密閉タンク4の底部に位置して液孔23を開口している。
本発明の請求項5の気管支鏡装置は、噴霧装置2の挿入部21を、U曲して密閉タンク4に配設しており、先端を液孔23として下向きに開口すると共に、密閉タンク4の底部から外部に引き出している。さらに、本発明の請求項6の気管支鏡装置は、噴霧管3の挿入部21を直線状とし、先端を液孔23として下向きに開口すると共に、密閉タンク4を上方に貫通して外部に引き出している
本発明の請求項7の気管支鏡装置は、噴霧管3の挿入部21に開閉弁6を設けている。さらに、本発明の請求項8の気管支鏡装置は、挿入部21の液孔23に開閉弁6を設けている。
さらに、本発明の請求項9の気管支鏡装置は、開閉弁6が、挿入部21の液孔23に設けられる弁体41と、この弁体41に連結されて挿入部21に軸方向に移動されるように配置され、かつ挿入部21と密閉タンク4を内側から外側に貫通して後端を密閉タンク4の外部に引き出している可撓性細線42と、この可撓性細線42を弁体41の閉方向に移動させる弾性体43とを備えるこの開閉弁6は、可撓性細線42を弁体41の開弁方向に移動させて、開閉弁6を開弁する。
さらに、本発明の請求項10の気管支鏡装置は、開閉弁6を噴霧管3の挿入部21の先端に設けており、挿入部21の先端の弁座部46に弾性軟質チューブ45を配設している。さらにまた、本発明の請求項11の気管支鏡装置は、可撓性細線42の後端にボタン44を設けており、このボタン44を押して可撓性細線42を介して弁体41を開弁位置に移動する。
本発明の請求項12の気管支鏡装置は、噴霧管3の挿入部21に、密閉タンク4内に供給される気体が供給される気体孔24を開口している。
本発明の請求項13の気管支鏡装置は、噴霧管3が密閉タンク4に連結されるバイパス部26を備えている。密閉タンク4は、麻酔薬Mの排出口34と加圧気体を供給する気体口33とを備え、排出口34と気体口33をバイパス部26を介して噴霧管3に連結している。さらに、この気管支鏡装置は、開閉弁6を、密閉タンク4の排出口34と、気体口33と、バイパス部26のいずれかに設けている。
本発明の請求項14の噴霧装置は、後部から先端に麻酔薬Mを移送する噴霧孔7を有する気管支鏡1に使用される。噴霧装置は、気管支鏡1の噴霧孔7に連結される噴霧管3と、この噴霧管3を連結してなる所定量の麻酔薬Mを充填する密閉タンク4とを備える。噴霧装置は、噴霧管3が気体供給源5に連結されており、気体供給源5から供給される加圧気体でもって、密閉タンク4に蓄える麻酔薬Mを気体と一緒に気液混合状態で噴霧管3から気管支鏡1に供給する。さらに、噴霧装置は、噴霧管3に密閉タンク4の麻酔薬Mの供給を制御する開閉弁6を備え、この開閉弁6を開閉して麻酔薬Mの供給を制御している。
本発明の気管支鏡装置及び気管支鏡に使用する噴霧装置は、気管支鏡を患者の気道に挿入し、酸素マスクを使用することなく患者に高効率に酸素投与して、低酸素血漿を防止できる。それは、密閉タンクに蓄える麻酔薬を気体と一緒に噴霧管から気管支鏡に供給する噴霧装置が、噴霧管に密閉タンクの麻酔薬の供給を制御する開閉弁を備え、この開閉弁を開閉して麻酔薬の供給を制御しているからである。この構造の噴霧装置は、気体供給源から噴霧管に加圧気体が供給される状態で、開閉弁を開くと、密閉タンクの麻酔薬が噴霧管に供給されて、気管支鏡から気道内に噴霧され、さらに、開閉弁を閉じる状態にあっては、麻酔薬の供給を停止して加圧気体のみを噴霧管に供給して、気管支鏡から患者の気道内に酸素を供給できる。このため、気管支鏡を患者の気道に挿入し、酸素マスクを使用することなく患者に高効率に酸素投与できる。
また、本発明の気管支鏡装置及び気管支鏡に使用する噴霧装置は、開閉弁を閉じて麻酔薬の供給を停止する状態としながら、気管支鏡の噴霧孔に加圧気体を供給して患者の気道内に酸素を供給できる。このため、気管支鏡の噴霧機能を損なうことなく、麻酔薬の噴霧を中止する状態にあっても患者の気道内に理想的な状態で酸素を送出できる。
さらに、本発明の請求項2の気管支鏡装置は、気管支鏡が、噴霧装置の噴霧管を連結する噴霧孔に加えて、鉗子を挿通する鉗子孔を有しているので、噴霧装置の噴霧管を噴霧孔に連結して、噴霧孔から酸素等の気体や霧状の麻酔薬を供給し、鉗子孔から鉗子を挿入して気管支の検査や患部の治療を、効率よく、しかも安全に行うことができる。
本発明の請求項4の気管支鏡装置は、噴霧管が密閉タンク内に挿入してなる挿入部を備え、この挿入部が密閉タンクの底部に位置して液孔を開口しているので、密閉タンクに充填される麻酔薬を液孔から噴霧管にもれなく供給できる。
さらに、本発明の請求項9の気管支鏡装置は、挿入部の液孔に設けられる弁体と、この弁体に連結されて挿入部に軸方向に移動されるように配置され、かつ挿入部と密閉タンクを内側から外側に貫通して後端を密閉タンクの外部に引き出している可撓性細線と、この可撓性細線を弁体の閉方向に移動させる弾性体とで開閉弁を構成しているので、開閉弁を製作しやすい簡単な構造にできる。
さらに、本発明の請求項10の気管支鏡装置は、開閉弁を噴霧管の挿入部の先端に設けており、挿入部の先端の弁座部に弾性軟質チューブを配設しているので、弁体を弁座部に密着させて麻酔薬の供給を確実に遮断できる。
さらに、本発明の請求項11の気管支鏡装置は、可撓性細線の後端にボタンを設けており、このボタンを押して可撓性細線を介して弁体を開弁位置に移動させるので、開閉弁を簡単に操作しながら、麻酔薬の供給を確実に制御できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための気管支鏡装置及び気管支鏡に使用する噴霧装置を例示するものであって、本発明は気管支鏡装置及び噴霧装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1に示す気管支鏡装置は、後部から先端に麻酔薬を移送する噴霧孔7を有する気管支鏡1と、この気管支鏡1の噴霧孔7に気液混合状態の麻酔薬を供給して、噴霧孔7から霧状の麻酔薬を噴出させる気液混合の流れを作る噴霧装置2とを備える。
気管支鏡1は、先端部を気管支に挿入して、気管支の検査や治療に使用される。図の気管支鏡1は、口または鼻から挿入されて、喉の奥を通って、気管から気管支に挿通される管状の挿入管部11と、この挿入管部11を操作する操作部12とを備える。挿入管部11は、柔軟性のある管状で、後端から先端まで貫通して、麻酔薬を移送する噴霧孔7を設けている。さらに、図の気管支鏡1は、噴霧孔7に加えて、鉗子8が挿通される鉗子孔9も設けている。この鉗子孔9も、挿入管部11の後端から先端まで貫通して設けている。この気管支鏡1は、麻酔薬を移送する噴霧孔7と、鉗子8を挿通する鉗子孔9とを別々に設けているので、噴霧孔7から酸素等の気体や霧状の麻酔薬を供給しながら、鉗子孔9に鉗子8を挿通して、能率よく、かつ安全に、検査や治療ができる特長がある。噴霧孔7と鉗子孔9とを備える挿入管部11は、図1の一部拡大図に示すように、先端面にカメラ13の対物レンズ13Aと、ライドガイド14と、噴霧孔7の開口部と、鉗子8の出口となる鉗子孔9の開口部とを備える。さらに、気管支鏡1は、挿入管部11の後端部に、噴霧装置2から酸素等の気体や麻酔薬が供給される連結開口部15と、鉗子8が挿入される挿入開口部16とを設けている。この気管支鏡1は、挿入管部11の後端の連結開口部15に噴霧装置2の噴霧管3を連結し、ここから噴霧孔7に酸素等の気体や霧状の麻酔薬を供給し、挿入開口部16から鉗子8を挿入して気管支の検査や患部の治療を行う。この気管支鏡1は、噴霧管3を通過して連結開口部15から供給される酸素等の気体や麻酔薬を、噴霧孔3に通過させて、挿入管部11の先端面から噴射する。ただ、気管支鏡は、挿入管部の後端の連結開口部から細長いチューブである噴霧管を挿入し、この噴霧管の先端を挿入管部の先端面から突出させて、ここから酸素等の気体や霧状の麻酔薬を供給することもできる。
さらに、気管支鏡は、必ずしも噴霧孔と鉗子孔とを別々に設ける必要はなく、気管支鏡に設けた鉗子孔を噴霧孔に併用することもできる。この気管支鏡は、図示しないが、挿入管部に設けた鉗子孔を噴霧孔として使用し、この鉗子孔に噴霧装置の噴霧管を連結し、あるいは鉗子孔に細長い噴霧管を挿入して、酸素等の気体や霧状の麻酔薬を供給する。
操作部12は、気管支に挿入される挿入管部11の先端部の形状や向きを調整して、先端部の挿入位置を制御すると共に、カメラ13から送られる映像信号を処理部17に出力する。図1に示す気管支鏡1は、処理部17がモニタ18を備えており、カメラ13から送られる映像信号をモニタ18に映し出す構造としている。ただ、操作部は、図示しないが、カメラの映像を視認するモニタ部を備える構造とすることもできる。
以上の気管支鏡1は、挿入管部11の先端を気管支に挿入する状態で、カメラ13からの映像をモニタ18で確認しながら、噴霧孔7から酸素や麻酔薬を供給し、鉗子孔9から鉗子8を挿入して気管支の検査や患部の治療を行う。
噴霧装置2は、気管支鏡1の噴霧孔7に酸素等の気体と一緒に麻酔薬を供給する。噴霧装置2の一例を図2ないし図6に示す。図2は第1の実施例の噴霧装置を、図3は第2の実施例の噴霧装置を、図4は第3の実施例の噴霧装置を、図5は第4の実施例の噴霧装置を、図6は第5の実施例の噴霧装置をそれぞれ示している。これらの図に示す噴霧装置2は、気管支鏡1の噴霧孔7に連結される噴霧管3と、この噴霧管3が連結されて、所定量の麻酔薬Mが充填される密閉タンク4とを備える。密閉タンク4には、液状の麻酔薬Mが充填される。
噴霧管3は、噴霧装置2から気管支鏡1の連結開口部15に連結されて噴霧孔7に連結されるパイプで、気体供給源5から供給される酸素等の気体と、密閉タンク4から供給される液状の麻酔薬Mとを気液混合状態で気管支鏡1の噴霧孔7に供給する。図2ないし図5の噴霧管3は、密閉タンク4に挿入される挿入部21と、密閉タンク4から引き出されて気管支鏡1に連結される連結部22とを備える。この噴霧管3は、連結部22の先端を気管支鏡1の連結開口部15に連結して、ここから酸素等の気体と液体の麻酔薬とを、気液混合状態で噴霧孔7に供給する。ただ、噴霧管は、図示しないが、連結部の先端に連結される細長いチューブである細管を備えて、この細管を連結開口部から噴霧孔に挿入して、酸素等の気体と液体の麻酔薬とを気液混合状態で供給することもできる。この噴霧管は、たとえば、連結部の先端に、太さ1mm、長さ100cmのプラスチックチューブである細管を連結して使用する。
密閉タンク4内に配設される挿入部21は、密閉タンク4の麻酔薬Mを気液混合状態にして連結部22に供給する。この挿入部21は、密閉タンク4の麻酔薬Mが供給される液孔23と、密閉タンク4の気体を供給する気体孔24を開口している。液孔23は、密閉タンク4の底部であって麻酔薬Mが充填される液体貯溜部31に開口されて、密閉タンク4に供給される加圧気体でもって麻酔薬Mが流入される。気体孔24は、密閉タンク4内の上部に設けられる気体供給部32に開口されて、密閉タンク4に供給される加圧された気体が供給される。挿入部21は、液孔23から液状の麻酔薬Mが、気体孔24から酸素等の気体が供給され、気体と麻酔薬Mとが気液混合状態で連結部22に供給される。
図2の噴霧管3は、挿入部21をU曲して密閉タンク4に配設している。この噴霧管3は、U曲された挿入部21を逆U字状とする姿勢で密閉タンク4内に配設しており、挿入部21の先端を液孔23として下向きに開口すると共に、後端を密閉タンク4の底部から外部に引き出している。さらに、噴霧管3は、U曲される挿入部21の中間湾曲部25を密閉タンク4の上部の気体供給部32に配設して、ここに気体孔24を開口している。この噴霧管3は、気体供給源5から供給される酸素等の気体が、気体供給部32に開口される気体孔24から供給されると共に、先端の液孔23から液状の麻酔薬Mが供給されて、酸素等の気体と液状の麻酔薬Mとを一緒に連結部22から排出する。
図3と図5の噴霧管3は、挿入部21を直線状として密閉タンク4に配設している。この噴霧管3は、挿入部21の先端を液孔23として下向きに開口すると共に、後端を密閉タンク4の上方に貫通して外部に引き出している。さらに、噴霧管3は、挿入部21の上部であって、密閉タンク4の上部の気体供給部32に位置して気体孔24を開口している。この噴霧管3も、気体供給源5から供給される酸素等の気体が、気体供給部32に開口される気体孔24から供給されると共に、先端の液孔23から液状の麻酔薬Mが供給されて、酸素等の気体と液状の麻酔薬Mとを一緒に連結部22から排出する。
図2、図3、及び図5の噴霧装置2では、噴霧管3で作られる気液混合の性状は、噴霧管7の先端から出る霧の性状、すなわち霧の粗さ、噴霧量を左右する。その関与する因子としては、液孔23と気体孔24のそれぞれの大きさ、液孔23から気体孔24までの長さ、挿入部21の管の内径(d)、後述する可撓性細線42の太さ(t)が関係する。さらには、気管支鏡1の噴霧孔7の内径、気体供給部32の圧力も関係する。したがって、ひとつの因子を決まった数値としてあげられないが、これらの噴霧装置においては、好ましい数値として、例えば、挿入部21の内径(d)を0.5〜2.0mmとし、気体孔24の直径(D)を0.5〜0.7mm(ただし、D<d)、可撓性細線42の太さ(t)を0.3〜0.5mm(ただし、t<d、t<D)とすることができる。
図4の噴霧管3は、挿入部21の先端に気体孔24を開口して、中間に液孔23を開口している。この図に示す噴霧管3は、挿入部21を中間で折曲してなる形状として密閉タンク4に配設している。この噴霧管3は、挿入部21の先端を気体孔24として上向きに開口すると共に、後端を密閉タンク4の下方に貫通させて外部に引き出している。さらに、噴霧管3は、挿入部21の中間であって、密閉タンク4の液体貯溜部31に位置して液孔23を開口している。この噴霧管3も、気体供給源5から供給される酸素等の気体が、気体供給部32に開口される気体孔24から供給されると共に、先端の液孔23から液状の麻酔薬Mが供給されて、酸素等の気体と液状の麻酔薬Mとを一緒に連結部22から排出する。
図4の噴霧装置2においても、噴霧管3で作られる気液混合の性状が、噴霧管7の先端から出る霧の性状を大きく左右する。すなわち、噴霧管3の因子としては、液孔23と気体孔24のそれぞれの大きさ、液孔23から気体孔24までの長さ、挿入部21の管の内径(d)、後述する可撓性細線42の太さ(t)が関係する。この噴霧装置2においては、好ましい数値として、例えば、挿入部21の内径(d)を0.5〜2.0mmとし、液孔23の直径(R)を0.5〜0.7mm(ただし、R<d)、可撓性細線42の太さ(t)を0.3〜0.5mm(ただし、t<d、t<R)とすることができる。
以上の噴霧管3は、プラスチックチューブ等で製作される。とくに、密閉タンク4から引き出される連結部22は、軟質プラスチックで製造して、気管支鏡1の噴霧孔7に便利に連結できる。ただ、噴霧管は、ガラス管や金属管とすることもできる。さらに、噴霧管3は、密閉タンク4に挿入される挿入部21と連結部33とを同じ材質とすることも、異なる材質とすることもできる。同じ材質である挿入部と連結部は、一体的に成形することができる。挿入部と連結部を異なる材質とする噴霧管は、図示しないが、連結管を介して互いに連結することができる。さらに、前述のように、連結部の先端に細長いチューブである細管を連結して噴霧孔に挿入する噴霧管も、細長い細管と連結部との連結部分を連結管で連結することができる。
さらに、図6に示す噴霧管3は、密閉タンク4に連結されるバイパス部26を備える。この噴霧管3も、プラスチックチューブ等で制作される。図の噴霧管3は、一端を気管支鏡1の噴霧孔7に連結すると共に、他端を気体供給源5に連結している。さらに、噴霧管3は、気管支鏡側の中間部を分岐してバイパス部26を設けて密閉タンク4の下部に連結し、気体供給源側の中間部を分岐してバイパス部26を設けて密閉タンク4の上部に連結している。この噴霧管3は、気体供給源5から酸素等の気体が供給されると共に、バイパス部26を介して密閉タンク4から液状の麻酔薬Mが供給されて、これらを気管支鏡1の噴霧孔7に供給する。
密閉タンク4は、所定量の麻酔薬Mが充填される。図の密閉タンク4は、充填する麻酔薬量を明確にするために、目盛り35を設けている。密閉タンク4は、透明の硬質プラスチックやガラスで製造されて、内部の麻酔薬Mを外部から視認できる構造としている。密閉タンク4は、充填される麻酔薬Mを底部に蓄えるので、底部が液体液体貯溜部31となる。また、密閉タンク4は、上部に気体が供給されて、上部が気体供給部32となる。
さらに、密閉タンク4は、供給される気体で変形しない気密構造に製造される。図2ないし図6に示す密閉タンク4は、容器形状のタンク本体4Aの上方開口部を、脱着できる蓋体4Bで閉塞している。この構造の密閉タンク4は、蓋体4Bを外してタンク本体4Aに麻酔薬Mを充填できるので、繰り返し使用できる特長がある。この密閉タンク4は、タンク本体4Aの開口部を蓋体4Bで気密に閉塞できる構造として、全体を気密構造にすると共に、内部の圧力が上昇しても蓋体4Bが外れないように、蓋体4Bをタンク本体4Aに連結している。図の蓋体4Bは、タンク本体4Aの上端部に連結される周壁を備え、この周壁をタンク本体4Aの上端部に密着させて密閉構造としている。タンク本体4Aと蓋体4Bは、例えば、互いの連結面にネジを設けて、あるいはパッキン等を配設して気密に連結できる。ただ、密閉タンクは、脱着できる蓋体をタンク本体に気密に連結する構造には限定しない。密閉タンクは、内部を気密にできる他の全ての構造が採用できる。
図2ないし図6の密閉タンク4は、上部に気体口33を開口して、この気体口33を気体供給源5に連結している。気体供給源5は、加圧された気体を密閉タンク4に供給する。気体供給源5は、例えば、1.5〜6気圧、好ましくは、2〜4気圧に加圧された気体を密閉タンク4に供給する。この気体供給源5は、たとえば、加圧された酸素を供給する酸素ボンベである。加圧された気体として酸素を供給する気体供給源5は、患者に高効率に酸素を投与して、効果的に低酸素血症を防止できる。ただ、気体供給源は、加圧された気体として空気を供給し、あるいは酸素濃度の高い空気を供給することもできる。
図2ないし図5の密閉タンク4は、気体供給源5から気体供給部32に供給される加圧気体の圧力で麻酔薬Mの液面を加圧し、液体貯溜部31の底部に配設された液孔23から挿入部21の内部に麻酔薬Mを流入させる。すなわち、気体供給部32に供給される加圧気体は、麻酔薬Mの液面を加圧して、麻酔薬Mが噴霧管3の液孔23に流入するのを促進し、また、気体孔24からの気流によるベンチュリー効果も加わる。さらに、図6の密閉タンク4は、底部に排出口34を開口している。この排出口34は、バイパス部26を介して噴霧管3に連結している。この密閉タンク4は、気体供給源5から気体供給部32に供給される加圧気体の圧力で麻酔薬Mの液面を加圧し、密閉タンク4の底部に開口した排出口34に連結したバイパス部26を介して噴霧管3に麻酔薬Mを流入させる。
さらに、図2ないし図6に示す噴霧装置2は、噴霧管3に、密閉タンク4の麻酔薬Mの供給を制御する開閉弁6を設けている。これらの噴霧装置2は、この開閉弁6を開閉して麻酔薬Mの供給を制御する。図2ないし図5の噴霧装置は、噴霧管3の挿入部21に開閉弁6を設けている。とくに、図2ないし図4の噴霧装置は、挿入部21の液孔23に開閉弁6を設けている。図6の噴霧装置は、噴霧管3のバイパス部26に開閉弁6を設けている。
図2ないし図4に示す開閉弁6は、挿入部21の液孔23に設けられる弁体41と、この弁体41に連結されて、挿入部21に軸方向に移動できるように配置され、かつ挿入部21と密閉タンク4を内側から外側に貫通して後端を密閉タンク4の外部に引き出している可撓性細線42と、この可撓性細線42を弁体41の閉方向に移動させる弾性体43とを備える。
弁体41は、液孔23を隙間なく閉塞して麻酔薬Mが液孔23から流入するのを阻止する。図2と図3に示す開閉弁6は、挿入部21の先端に開口した液孔23に弁体41を配設している。これらの開閉弁6は、弁体41を液孔23に密着させるために、図7の拡大断面図に示すように、挿入部21の先端の弁座部46に弾性軟質チューブ45を配設している。この弾性軟質チューブ45は、ゴム状弾性体のチューブ、たとえば天然又は合成ゴムや軟質のプラスチック等のチューブからなる。弾性軟質チューブ45の内径は、挿入部21の先端の弁座部46の外径よりもわずかに小さい。この弾性軟質チューブ45は、挿入部21の先端に挿入して簡単に連結できる。弾性軟質チューブ45を弁座部46に備える開閉弁6は、弁体41を、弁座部46に密着させて、麻酔薬を確実に遮断できる特長がある。ただ、開閉弁は、弁体の上面であって、弁座部との密着面に軟質材を設けて漏れない構造とすることもできる。図2ないし図4、及び図7に示す弁体41は球形としている。このように、全体の形状を球形とする弁体41は、円形状の液孔23に隙間なく密着できる特長がある。ただ、弁体41は、図8に示すように板状とすることもできる。この形状の弁体41は、液孔23の形状に関係なく、液孔23に隙間なく密着できる。
可撓性細線42は、軸方向に押しても曲がらない硬質の細い金属やプラスチック線である。本明細書において、軸方向に押しても曲がらないとは、軸方向に応力を受けたときに全く変形しない状態を意味するのではなく、軸方向に弁体を移動できる範囲内で湾曲等の弾性変形をする状態を意味するものとする。したがって、この可撓性細線は、軸方向に押されることで、弾性変形しながら弁体を軸方向に移動させて開閉弁の開閉を制御する。可撓性細線42は、噴霧管3の挿入部21に挿通されて、挿入部21に軸方向に移動できるように配置される。可撓性細線42の外径(t)は、挿入部21の内部をスムーズに移動できるように、挿入部21の内径(d)よりも小さくしている。
図の可撓性細線42は、気体孔24から液孔23に挿入部21を貫通する状態で配設すると共に、密閉タンク4を内側から外側に貫通して外部に引き出している。可撓性細線42は、下部を気体孔24から挿入部21に挿入すると共に、液孔23から下方に突出する下端に弁体41を連結している。さらに、可撓性細線42は、密閉タンク4を貫通して突出する上端にボタン44を連結している。この可撓性細線42は、密閉タンク4を気密に貫通して外部に引き出している。可撓性細線42を密閉タンク4から引き出す部分は、たとえば、図9に示す構造として、気体の漏れを防止できる。図9の密閉タンク4は、可撓性細線42の引き出し部に、可撓性細線42を挿通させる案内筒37を配設すると共に、この案内筒37の一端であって、密閉タンク4の内部に配設される下端部に、可撓性細線42に密着するカバーチューブ38を配設している。案内筒37は、その内径を、可撓性細線42の外径より多少大きくして、可撓性細線42を移動させやすくしている。さらに、図の案内筒37は、上部を密閉タンク4の蓋体4Bから突出させて、後述するコイルバネである弾性体43を案内する挿入凸部36としている。カバーチューブ38は、ゴムや軟質のプラスチック等のチューブであって、ここに挿通される可撓性細線42との摩擦が小さいものを使用する。さらに、カバーチューブ38は、その内径を、可撓性細線42の外径とほぼ等しくして、密閉タンク4の気体が外部に漏れるのを防止している。この開閉弁6は、ボタン44を押すと、可撓性細線42が案内筒37とカバーチューブ38の内面に沿って下方に移動して弁体41を押し下げ、弁体41を液孔23から離して開位置に移動させる。
弾性体43は、可撓性細線42を弁体41の閉方向に移動させる。図に示す弾性体43は、コイルバネで、可撓性細線42の上端に連結しているボタン44を、図において上方に押し上げて、可撓性細線42を弁体41の閉方向に移動させる。ただ、弾性体には、弾性ゴムや板バネも使用できる。さらに、図の噴霧装置は、コイルバネである弾性体43を、可撓性細線42の軸方向に正確に伸縮させるために、コイルバネを案内する挿入凸部36を密閉タンク4の上面から突出して設けている。この構造は、挿入凸部36に配設される弾性体43でボタン44を正確に押し上げて、弁体41を閉位置に移動できる。
以上の開閉弁6は、図の矢印で示すように、ボタン44を下方向に押して、可撓性細線42を弁体41の開方向に移動させると、液孔23が開放されて開弁される。また、ボタン44を離すと、弾性体43がボタン44を押し上げ、可撓性細線42が弁体41の閉方向に移動されて、弁体41が液孔23を閉塞して開閉弁6が閉弁される。
図2ないし図4の噴霧装置2は、挿入部21の液孔23に開閉弁6を設けているが、噴霧装置2は、図5に示すように、挿入部21の途中に、密閉タンク4の外部から開閉できる開閉弁6を設けることもできる。この図の噴霧装置2は、挿入部21の途中であって、液孔23と気体孔24の間に設けている。この開閉弁6は、密閉タンク4の外部からオンオフに制御されて、密閉タンク4から噴霧管3への麻酔薬Mの供給が制御される。この開閉弁6は、液孔23と気体孔24の間の中間部分を閉塞して麻酔薬Mが密閉タンク4から排出されるのを阻止し、液孔23と気体孔24の間の中間部分を開放して麻酔薬Mを密閉タンク4から排出させる。
さらに、図6に示す噴霧装置は、密閉タンク4の排出口34に連結されるバイパス部26に開閉弁6を設けている。この開閉弁6は、オンオフに制御されて、密閉タンク4から噴霧管3への麻酔薬Mの供給が制御される。ただ、開閉弁は、図示しないが、密閉タンクの排出口に設けることも、あるいは、密閉タンクの気体口に設けることも、あるいはまた、密閉タンクの気体口に連結されるバイパス部に設けることも、あるいはまた、密閉タンクの中間であって、排出口と気体口の間に設けることもできる。この噴霧装置2は、開閉弁6を開弁する時間を調整して麻酔薬Mの供給量を調整することができる。さらに、この噴霧装置は、図示しないが、バイパス部に流量調整弁を設けて、噴霧管に供給される麻酔薬の量を調整することもできる。
以上の噴霧装置2は、噴霧管3を、気体供給部32と気体孔24を介して、あるいは直接に気体供給源5に連結しており、気体供給源5から供給される加圧気体でもって、密閉タンク4に蓄える麻酔薬Mと気体とを一緒に噴霧管3から気管支鏡1に供給する。さらに、噴霧装置2は、麻酔薬Mの供給を制御する開閉弁6を有しており、気体供給源5から加圧された酸素等の気体が供給される状態で、開閉弁6が開かれると、麻酔薬Mが加圧された気体と一緒に噴霧管3に供給されて、噴霧管3から噴霧孔7に気液混合状態の麻酔薬Mを供給する。また、噴霧装置2は、開閉弁6を閉じる状態においては、麻酔薬Mの供給が停止されると共に、加圧された酸素等の気体が噴霧管3に流入して噴霧孔7に供給される。
本発明の一実施例にかかる気管支鏡装置の一部拡大概略斜視図である 噴霧装置の第1の実施例を示す概略構成図である。 噴霧装置の第2の実施例を示す概略構成図である。 噴霧装置の第3の実施例を示す概略構成図である。 噴霧装置の第4の実施例を示す概略構成図である。 噴霧装置の第5の実施例を示す概略構成図である。 開閉弁の一例を示す拡大断面図である。 開閉弁の他の一例を示す拡大断面図である。 密閉タンクから可撓性細線を気密に引き出す一例を示す拡大断面図である。
符号の説明
1…気管支鏡
2…噴霧装置
3…噴霧管
4…密閉タンク 4A…タンク本体
4B…蓋体
5…気体供給源
6…開閉弁
7…噴霧孔
8…鉗子
9…鉗子孔
11…挿入管部
12…操作部
13…カメラ 13A…対物レンズ
14…ライトガイド
15…連結開口部
16…挿入開口部
17…処理部
18…モニタ
21…挿入部
22…連結部
23…液孔
24…気体孔
25…中間湾曲部
26…バイパス部
31…液体貯溜部
32…気体供給部
33…気体口
34…排出口
35…目盛り
36…挿入凸部
37…案内筒
38…カバーチューブ
41…弁体
42…可撓性細線
43…弾性体
44…ボタン
45…弾性軟質チューブ
46…弁座部
M…麻酔薬

Claims (14)

  1. 後部から先端に麻酔薬(M)を移送する噴霧孔(7)を有する気管支鏡(1)と、この気管支鏡(1)の噴霧孔(7)に気液混合状態の麻酔薬(M)を供給する噴霧装置(2)とを備える気管支鏡装置であって、
    噴霧装置(2)が、気管支鏡(1)の噴霧孔(7)に連結される噴霧管(3)と、この噴霧管(3)を連結してなる所定量の麻酔薬(M)を充填する密閉タンク(4)とを備え、
    前記噴霧管(3)が気体供給源(5)に連結され、気体供給源(5)から供給される加圧気体でもって、密閉タンク(4)に蓄える麻酔薬(M)が気体と一緒に噴霧管(3)から気管支鏡(1)に供給されるようにしてなる気管支鏡装置であって、
    噴霧管(3)に密閉タンク(4)の麻酔薬(M)の供給を制御する開閉弁(6)を備え、この開閉弁(6)を開閉して麻酔薬(M)の供給を制御するようにしてなる気管支鏡装置。
  2. 気管支鏡(1)が、噴霧装置(2)の噴霧管(3)を連結する噴霧孔(7)に加えて、鉗子(8)を挿通する鉗子孔(9)を有し、噴霧装置(2)の噴霧管(3)が噴霧孔(7)に連結される請求項1に記載される気管支鏡装置。
  3. 気管支鏡(1)が、鉗子(8)を挿通する鉗子孔(9)を有し、この鉗子孔(9)が噴霧装置(2)の噴霧管(3)を連結する噴霧孔(7)に併用される請求項1に記載される気管支鏡装置。
  4. 噴霧管(3)が密閉タンク(4)内に挿入してなる挿入部(21)を備え、この挿入部(21)が密閉タンク(4)の底部に位置して液孔(23)を開口している請求項1に記載される気管支鏡装置。
  5. 噴霧管(3)の挿入部(21)がU曲して密閉タンク(4)に配設されて、先端を液孔(23)として下向きに開口すると共に、密閉タンク(4)の底部から外部に引き出されてなる請求項4に記載される気管支鏡装置。
  6. 噴霧管(3)の挿入部(21)が直線状で、先端を液孔(23)として下向きに開口すると共に、密閉タンク(4)を上方に貫通して外部に引き出されてなる請求項4に記載される気管支鏡装置。
  7. 噴霧管(3)の挿入部(21)に開閉弁(6)を設けている請求項4に記載される気管支鏡装置。
  8. 挿入部(21)の液孔(23)に開閉弁(6)を設けている請求項4に記載される気管支鏡装置。
  9. 開閉弁(6)が、挿入部(21)の液孔(23)に設けられる弁体(41)と、この弁体(41)に連結されて挿入部(21)に軸方向に移動されるように配置され、かつ挿入部(21)と密閉タンク(4)を内側から外側に貫通して後端を密閉タンク(4)の外部に引き出している可撓性細線(42)と、この可撓性細線(42)を弁体(41)の閉方向に移動させる弾性体(43)とを備え、可撓性細線(42)を弁体(41)の開弁方向に移動して、開閉弁(6)が開弁されるようにしてなる請求項8に記載される気管支鏡装置。
  10. 開閉弁(6)が噴霧管(3)の挿入部(21)の先端に設けられており、噴霧管(3)の先端に弾性軟質チューブ(45)を配設して弁座部(46)を設けてなる請求項9に記載される気管支鏡装置。
  11. 可撓性細線(42)の後端にボタン(44)を設け、このボタン(44)を押して可撓性細線(42)を介して弁体(41)を開弁位置に移動する請求項9に記載される気管支鏡装置。
  12. 噴霧管(3)の挿入部(21)に、密閉タンク(4)内に供給される気体が供給される気体孔(24)を開口している請求項4に記載される気管支鏡装置。
  13. 噴霧管(3)が密閉タンク(4)に連結されるバイパス部(26)を備え、密閉タンク(4)は麻酔薬(M)の排出口(34)と加圧気体を供給する気体口(33)とを備え、排出口(34)と気体口(33)がバイパス部(26)を介して噴霧管(3)に連結され、開閉弁(6)が、密閉タンク(4)の排出口(34)と、気体口(33)と、バイパス部(26)のいずれかに設けられてなる請求項1に記載される気管支鏡装置。
  14. 後部から先端に麻酔薬(M)を移送する噴霧孔(7)を有する気管支鏡(1)に使用される麻酔薬の噴霧装置であって、
    気管支鏡(1)の噴霧孔(7)に連結される噴霧管(3)と、この噴霧管(3)を連結してなる所定量の麻酔薬(M)を充填する密閉タンク(4)とを備え、
    前記噴霧管(3)が気体供給源(5)に連結され、気体供給源(5)から供給される加圧気体でもって、密閉タンク(4)に蓄える麻酔薬(M)を気体と一緒に気液混合状態で噴霧管(3)から気管支鏡(1)に供給するようにしており、
    さらに、噴霧管(3)に密閉タンク(4)の麻酔薬(M)の供給を制御する開閉弁(6)を備え、この開閉弁(6)を開閉して麻酔薬(M)の供給を制御するようにしてなる気管支鏡に使用される噴霧装置。
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