JP2008295752A - 遊技機 - Google Patents

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誠 廣澤
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Abstract

【課題】パチスロ機による遊技者が行なうパチスロ遊技とは異なる別の娯楽性を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】パチスロ機1の台座に設けたメニュー表示ボタンの遊技者のON操作により表示パネル2の演出表示領域2cに映画を表示させる設定を行なうメニュー画面20を表示させ、メニュー画面20のON操作により映画選択画面20aを表示させ、この映画選択画面20aの設定により複数の映画の中から希望する映画の表示を設定する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、遊技機に関する。
従来より、メダルの投入若しくはBETボタン押下後にスタートレバーを操作して機械的回転リール(以下、リールと記載する)を回転駆動させるとともに、各リールに対応したストップボタンを押下することによって各リールを停止させ、リール表示窓枠内に停止された図柄の組み合わせに応じてメダルを払い出すパチスロ機と呼ばれる遊技機が知られている。
また、このようなパチスロ機の場合、所定の図柄や特別図柄が内部当籤したことをキャラクタなどを使用した演出として表示する液晶表示パネルを備えており、この液晶表示パネルの使用により遊技者の期待感や遊興心を高める種々の演出を行なっている。
この種の従来のパチスロ機として、特許文献1には、パチスロ機に電子ゲーム機の機能を組み込み、パチスロ遊技を行いながら電子ゲームを行なうというパチスロ機によるパチスロ遊技とは異なる遊技性を備えた遊技機について開示されている。
特開2002−301204号公報
ところが、上述した従来の演出表示を行なう遊技機の場合、特別図柄などが内部当籤したことを演出として液晶表示パネルに表示することで一時的に遊技者の遊興心を高めることができるが、長時間遊技を行なう遊技者などでは、決められた演出が繰り返されることとなるため、遊技意欲が低下することとなる。
また、特許文献1に開示された遊技機の場合、パチスロ遊技とは別の電子ゲームを行なうことで、パチスロ遊技を長時間行なうことができるなどの利点はあるが、この電子ゲーム自体がパチスロ遊技と同様の遊技性を備えているため、依然として遊技意欲が低下する恐れがあるという問題がある。
また、遊技者によっては、休憩した後で再度パチスロ遊技を開始する場合もあるため、このような休憩時などにパチスロ遊技とは関係のない娯楽性を備えた遊技機の実現が望まれている。また、近年のパチスロ機に備えた液晶表示パネルは大画面で高画質のものが採用されているため、このような大画面で高画質の液晶表示パネルを演出以外の娯楽性のある用途として有効に活用できるパチスロ機の実現が望まれている。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、パチスロ遊技とは独立した別の娯楽を遊技者に提供するとともに、液晶表示パネルを演出以外の娯楽性のある用途として有効に活用できる遊技機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、複数の図柄を表示する図柄表示手段と、遊技者による所定の操作の開始を検出する開始操作検出手段と、前記開始操作検出手段による検出を契機に当籤役を決定する当籤役決定手段と、前記開始操作検出手段による操作の検出に基づいて、前記図柄表示手段により表示される図柄の変動を行なう図柄変動手段と、前記遊技者による停止操作の検出を行なう停止操作検出手段と、前記当籤役決定手段により決定された当籤役と、前記停止操作検出手段による停止操作の検出に基づいて、前記図柄変動手段による変動する図柄の変動を停止制御する停止制御手段とを備え、前記停止制御手段により停止表示された複数の図柄の組合せに応じて、所定数の遊技媒体を払い出す遊技機であって、前記当籤役決定手段により所定の当籤役が内部当籤したことを契機に、当該内部当籤を示唆する第一の演出画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段により出力される第一の演出画像とは別の第二の演出画像を表示することを設定する画像種別設定手段とを備え、前記画像表示手段は、前記画像種別設定手段により第一の演出画像とは別の第二の演出画像の表示が設定された場合に、所定の映像画像を表示することを特徴とする。
本発明によれば、画像表示手段により通常の演出画像である第一の演出画像を表示するとともに、画像表示手段に画像種別設定手段を表示させ、画像種別設定手段による設定を行ない、通常の第一の演出画像とは別の第二の演出画像の表示が設定された場合に、画像表示手段には、所定の映像画像を表示する構成としたので、遊技機による遊技時に、遊技とは独立した別の娯楽(所定の映像画像)を遊技者に提供することができ、これによって、長時間に亙って遊技意欲を損うことがないうえ、画像表示手段を演出表示以外の娯楽性のある用途として有効に活用できる遊技機を実現することができる。
また、請求項2に係る発明は、上記発明において、前記画像表示手段は、前記画像種別設定手段の設定により第一の演出画像とは別の第二の演出画像の表示が設定された場合に、当該画像表示手段に表示する画像種別を複数の画像種別の中から選択する画像選択画面を表示することを特徴とする。
本発明によれば、画像表示手段は、画像種別設定手段の設定により第一の演出画像とは別の第二の演出画像の表示が設定された場合に、画像表示手段に表示する画像種別を複数の画像種別の中から選択する画像選択画面を表示するので、画像選択画面による選択により任意に遊技者が希望する所望の画像を画像表示手段に表示させることができる。
また、請求項3に係る発明は、上記発明において、前記画像選択画面に表示された画像種別の中から所定の画像を選択する画像選択手段と、当該画像選択手段により選択された画像種別を対象とする画像の表示開始、表示の一時停止、表示再開、表示の終了をそれぞれ設定する表示形態設定手段とをさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像選択手段により画像選択画面に表示された画像種別の中から所定の画像を選択することができ、表示形態設定手段の設定により画像選択手段により選択された画像種別を対象とする画像の表示開始、表示の一時停止、表示再開、表示の終了をそれぞれ設定することができるので、遊技者の操作状況に応じて画像表示を任意に設定することができる。
また、請求項4に係る発明は、上記発明において、前記画像表示手段は、前記画像種別設定手段により第一の演出画像とは別の第二の演出画像の表示が設定された場合に、所定の動画像を表示することを特徴とする。
本発明によれば、画像表示手段は、画像種別設定手段により第二の演出画像の表示が設定された場合に、所定の動画像を表示することができるので、遊技者に対して遊技に関連する画像とは別の面白味のある動画像を提供することができる。
また、請求項5に係る発明は、上記発明において、前記画像表示手段は、前記画像種別設定手段の設定により第一の演出画像とは別の第二の演出画像の表示が設定された場合に、ストーリー性のある映像或いは映画を表示することを特徴とする。
本発明によれば、画像表示手段は、画像種別設定手段により第二の演出画像の表示が設定された場合に、この画像表示手段にストーリー性のある映像或いは映画を提供することができるので、遊技者に対して遊技に関連する画像とは別の面白味のある映像を提供することができる。
本発明によれば、パチスロ遊技とは独立した娯楽を遊技客に提供することができるため、遊技者の遊技に対する関心を継続させるとともに、遊技の興趣性を高めることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る遊技機の好適な実施例1を詳細に説明する。なお、本発明はメダル、コイン、遊技球またはトークン等を遊技媒体として用いる各種遊技機に適用することができるが、ここでは本発明をメダルを遊技媒体として用いるパチスロ機に適用した場合を示すこととする。
[パチスロ機1の構成]
先ず、図1〜図3を用いて、本実施例に係るパチスロ機1の外観構成について説明する。図1は、本実施例1に係るパチスロ機1の概要および外観構成を示す斜視図である。同図に示すように、このパチスロ機1の前面ドア1aには、略垂直面をなすパネル表示部2a及び液晶表示部2bが設けられており、この液晶表示部2bにはパチスロ遊技時の各種演出や待機時のデモ表示等が行われる。
また、パチスロ機1の上部には、左右対称位置にスピーカ9L,9Rが設けられており、これらのスピーカ9L,9Rから遊技時の演出に関する効果音や音声などによる演出音を出力する。
前面ドア1aの背後には、複数種類の図柄が各々の外周面に描かれた3個のリール3L,3C,3Rが回転自在に横一列に設けられており、各リール3L,3C,3Rは、一定の速度(例えば80回転/分)で回転する。
パネル表示部2a及び液晶表示部2bの下方には、略水平面をなす台座部4が設けられている。この台座部4には、左側からBETボタン11と、選択十字キー12と、メニュー表示ボタン13と、メダル投入口10とが設けられている。
BETボタン11は、クレジットされているメダルを賭けるためのボタンである。また、このBETボタン11は、いわゆるMAXBETボタンであり、1回の押下操作によりクレジットされたメダルから1ゲームに賭け得る最大枚数のメダル(通常は3枚)が賭けられる。なお、図1では、BETボタン11のみを設けた場合を示したが、いわゆる1枚賭け又は2枚賭けを行なうための1−BETボタン又は2−BETボタンを設けることもできる。
かかるBETボタン11を押下操作するか若しくは3枚のメダルがメダル投入口10に投入されると、所定の表示ラインが有効化される。ここではBETボタン11の押下操作又はメダル投入口10への3枚のメダル投入操作を「BET操作」と呼ぶこととする。
選択十字キー12は、メニュー表示ボタン13のON操作により演出表示領域2cに表示されたメニュー画面20に設けられた複数の項目(「映画を見る」、「映画を一時中断」、「一時中断から再開」、「映画を終了」、「戻る」)をキー操作で指定するキーである。図3に示すように、この選択十字キー12は、本体部12aと4個の移動指定ボタン12b,12c,12d,12eとを有する十字型の形状から構成されており、移動指定ボタン12b〜12eのON操作により複数の項目別に設定することができる。
メニュー表示ボタン13は、表示パネル2に演出画面に関する項目を設定するためのメニュー画面20(図4)を表示させるボタンである。すなわち、このメニュー表示ボタン13を遊技者がON操作することにより、表示パネル2に備えた液晶表示部2bの演出表示領域2cにメニュー画面20を表示させることができる。
メダル投入口10は、遊技者がメダルを投入するための投入口として設けられており、このメダル投入口10に投入されたメダルは、クレジットされるか又はゲームに賭けられる。
また、台座部4の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルをクレジットするか、クレジットしたメダルを払い出すかを押下操作で切り換えるC/Pボタン14が設けられている。所定枚数のメダルがクレジットされた状態でC/Pボタン14が押下されると、クレジットが無効化され該クレジットされた枚数分のメダルが正面下部のメダル払出口15に払い出され、払い出されたメダルはメダル受け部15aに投出される。また、クレジットが無効化された状態でこのC/Pボタン14が押下されると、クレジットが有効となる。
C/Pボタン14の右側には、遊技者の操作により上記リール3L〜3Rを回転駆動させ、図柄表示領域21L,21C,21R内(図2)での図柄の変動表示を開始させるスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
台座部4の前面部中央で、スタートレバー6の右側には、3個のリール3L,3C,3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L,7C,7Rが設けられている。なお、1ゲーム(単位遊技)は、スタートレバー6が操作されることによって開始され、全てのリール3L,3C,3Rが停止したときに終了する。各停止ボタン7L,7C,7Rの裏側には、後述するように停止スイッチ7LS,7CS,7RS(図8)が設けられている。これらの停止スイッチ7LS,7CS,7RSは、対応する停止ボタン7L,7C,7Rの操作(停止操作)を検知するものである。
[表示パネル2の構成]
続いて、図2を用いて、図1に示した表示パネル2を構成するパネル表示部2a及び液晶表示部2bについてさらに詳細に説明する。図2は、パチスロ機1のパネル表示部2a及び液晶表示部2bの構成を説明する図である。
図2に示すように、パネル表示部2aには、ボーナス遊技情報表示部16、BETランプ17a〜17c、払出表示部18及びクレジット表示部19が設けられている。このボーナス遊技情報表示部16は、7セグメントLEDにより形成されておりボーナス中の遊技情報を表示する。
具体的に説明すると、BB遊技状態におけるRB遊技時の移行時には、メダル枚数の払い出し枚数(BB遊技により獲得したメダルの枚数)およびRB遊技を行なった回数がRB遊技状態への成立毎にカウントされ表示される。
BETランプ17a〜17cは、1ゲームを行なうために賭けられたメダル数(以下「BET数」と言う)に応じて点灯するランプであり、具体的には、BETランプ17aはBET数が1以上である場合に点灯し、BETランプ17bはBET数が2以上である場合に点灯し、BETランプ17cはBET数が3のときに点灯する。
払出表示部18及びクレジット表示部19は、それぞれ7セグメントのLEDにより形成されており、この払出表示部18には入賞した表示役によるメダル払出枚数が表示される。クレジット表示部19にはクレジットされている残メダル枚数が表示される。通常は、パチスロ機1にクレジットされる最大枚数は50枚であるので、このクレジット表示部19に表示されるクレジット枚数は50以下となる。なお、最大枚数の50枚のメダルがクレジットされている状態で、メダルを投入してもそのまま払い出される。
液晶表示部2bは、図柄表示領域21L,21C,21Rと、窓枠表示領域22L,22C,22Rと、演出表示領域2cとで形成される。この液晶表示部2bの表示内容は、リール3L,3C,3Rの回転及び停止態様に応じて表示制御される。
図柄表示領域21L,21C,21Rは、各リール3L,3C,3Rに対応して設けられており、リール3L,3C,3R上に配置された図柄の表示や種々の演出表示を行なう。
図柄表示領域21L,21C,21Rには、水平方向にトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8dの表示ラインが設けられ、斜め方向にクロスアップライン8a及びクロスダウンライン8eの表示ラインが設けられる。遊技者がBETボタン11を押下操作するか又は遊技者がメダル投入口10に3枚のメダルを投入すると、これら5本の表示ラインが有効となり、遊技者がメダル投入口10に1枚又は2枚のメダルを投入した場合には、それぞれ1本(センターライン8c)又は3本(トップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d)の表示ラインが有効となる。ここでは、有効化された表示ラインを「有効ライン」と呼ぶこととする。なお、これらの表示ライン8a〜8eは役の成否に関わる。
図柄表示領域21L,21C,21Rは、それぞれ対応するリール3L,3C,3Rが回転中であり、各停止ボタン7L,7C,7Rが押下操作可能である場合には、遊技者がリール3L,3C,3R上の図柄を視認できるように透過状態となる。
窓枠表示領域22L,22C,22Rは、リール3L,3C,3Rの前面に配置された図柄表示領域21L,21C,21Rの窓枠を表したものであり、各図柄表示領域21L,21C,21Rを囲むように設けられている。
演出表示領域2cは、液晶表示部2bの領域のうち、図柄表示領域21L,21C,21R及び窓枠表示領域22L,22C,22R以外の領域である。この演出表示領域2cは、特別図柄(ビックボーナス)が内部当籤可能であることを確定的に報知する画像の表示、ゲームの興趣を増大するための演出、遊技者がゲームを有利に進めるために必要な情報などを表示する。また、本実施例1において、この演出表示領域2cには、遊技者によるメニュー表示ボタン13のON操作により、メニュー画面20(図4)及び映画選択画面20a(図5)を表示させることができる。
また、台座部4の下方には、腰部パネル1bが設けられ、この腰部パネル1bのさらに下方(パチスロ機1本体の下端部)には、前側に向けて突出するように形成されたメダル受け部15aが配設されている。このメダル受け部15aには、払い出し口15から払い出されたメダルが溜められる。
次に、本実施例1のパチスロ機1の特徴及び構成について説明する。図4は、表示パネル2に備えた液晶表示部2bの演出表示領域2cに表示されるメニュー画面20を、図5は、同じく演出表示領域2cに表示される映画選択画面20aを示す図である。また、図6は、映画選択画面20aにより選択されて設定された映画が表示された状態を示す図である。
すなわち、本実施例1に係るパチスロ機1の特徴は、遊技者がパチスロ機1で行なうパチスロ遊技の遊技性とは一切関係がない別の娯楽性のある映像を表示パネル2に備えた液晶表示部2bの演出表示領域2cに表示することにある。
概略的に説明すると、通常、表示パネル2に備えた液晶表示部2bの演出表示領域2cには、所定の図柄やビックボーナスが内部当籤可能であることを報知する画像の表示などが表示されることとなるが、本実施例1の場合、遊技者がメニュー表示ボタン13(図1)をON操作することにより、表示パネル2に備えた液晶表示部2bの演出表示領域2c(図4)には、メニュー画面20がポップアップ表示され、このメニュー画面20による設定により映画などのストーリー性を有する映像を、表示パネル2に表示できる構成としている。
[メニュー画面20、映画選択画面20aの構成]
次に、図7−1及び図7−2を参照して、演出表示領域2cに表示されるメニュー画面20、映画選択画面20aの構成の詳細について説明する。図7−1は、表示パネル2の液晶表示部2b(演出表示領域2c)に表示されるメニュー画面20の一例を示している。
同図に示すように、このメニュー画面20には、上から順に、映画を見るための映画を見るボタン21と、見ていた映画を一時的に中断するための映画を一時中断ボタン22と、一時中断していた映画を再開させるための一時中断から再開ボタン23と、見ていた映画を終了させるための映画を終了ボタン24と、選択項目の設定を戻すための戻るボタン25から成る5個のボタンを備えている。なお、メニュー画面20の各項目ボタン(ボタン21〜ボタン25)を指定して設定する場合には、選択十字キー12(図1)を操作することで行なう。メニュー画面20において、戻るボタン25を選択しON操作した場合、図2に示した表示パネル2の画面に戻る。また、メニュー画面20の映画を見るボタン21を選択しON操作した場合、演出表示領域2cには、映画選択画面20a(図7−2)が表示される。
図7−2は、表示パネル2に備えた液晶表示部2bの演出表示領域2cに表示される映画選択画面20aの一例を示している。この映画選択画面20aは、図7−1に示したメニュー画面20の映画を見るボタン21を選択十字キー12(図1)の操作により選択して、ON操作することにより演出表示領域2cにポップアップ表示することができる。
同図に示すように、この映画選択画面20aには、上から順に、1番目の映画(「映画○○○」)を見るためのボタン21aと、2番目の映画(「映画○△×」)を見るためのボタン21bと、3番目の映画(「映画△○○」)を見るためのボタン21cと、いずれの映画も選択しない選択しないボタン26との4個のボタンを備えている。そして、この映画選択画面20aによる設定により3種類の映画(映画○○○、映画○△×、映画△○○)のうちの何れかの映画を表示パネル2の演出表示領域2cを利用して鑑賞することができる。
具体的に説明すると、遊技者がメニュー表示ボタン13(図1)をON操作することにより、図4に示すように、表示パネル2に備えた液晶表示部2bの演出表示領域2cには、メニュー画面20がポップアップ表示されるため、このメニュー画面20による設定(映画を見るボタン21を選択十字キー12により選択してON操作)により映画選択画面20aを演出表示領域2cに表示させ、次に、この映画選択画面20aの中から希望するボタン21a〜21cを選択十字キー12により選択してON操作することで、図6に示すようなストーリー性を有する映画の映像を表示パネル2の演出表示領域2cに表示させることができる。
以上説明したように、本実施例1では、パチスロ機1によるパチスロ遊技時に、遊技者がメニュー表示ボタン13のON操作によりメニュー画面20を表示させ、映画選択画面20aにより希望する映画の鑑賞を設定した場合に、この映画を表示パネル2の演出表示領域2cに表示させることができるので、パチスロ遊技とは独立した別の娯楽(映画鑑賞)を遊技者に提供することで、長時間に亙って遊技意欲を損うことがない遊技性を備えることができる。
[パチスロ機1の内部構成]
続いて、図8および図9を用いて、図1に示したパチスロ機1の内部構成について説明する。図8は、実施例1に係るパチスロ機1の内部構成を示すブロック図であり、図9は、実施例1に係る副制御回路72の回路構成を示すブロック図である。図8に示すように、このパチスロ機1は、パチスロ機1の遊技処理動作を制御する主制御回路71と、この主制御回路71に電気的に接続される周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路71から送信される制御指令に基づいて表示パネル2、スピーカ9L,9R,LED類101及びランプ類102を制御する副制御回路72とが含まれる。
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32及びRAM33とを有する。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。なお、マイクロコンピュータ30内のCPU31上で乱数サンプリング用プログラムを実行してソフトウエア的に乱数サンプリングを行うこともできる。この場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37を省略することができる。
マイクロコンピュータ30のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽籤テーブルや停止用当籤役決定テーブル、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群などが格納されている。
また、このROM32には、副制御回路72へ送信するための各種制御指令等が格納されている。副制御回路72が主制御回路71へ制御指令や情報等を入力することはなく、主制御回路71から副制御回路72への一方向で通信が行われる。RAM33には、内部当籤役、持越役、現在の遊技状態などの種々の情報が格納される。
マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、BETランプ(1−BETランプ17a、2−BETランプ17b、最大BETランプ17c)と、ボーナス遊技情報表示部16、払出表示部18、クレジット表示部19等の表示部と、メダルを収納しホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出すホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L,3C,3Rを回転駆動するステッピングモータ49L,49C,49Rとがある。
また、ステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、BETランプ17a,17b,17cを駆動制御するランプ駆動回路45並びにボーナス遊技情報表示部16、払出表示部18、クレジット表示部19などの表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ30へは、スタートスイッチ6S、停止スイッチ7LS,7CS,7RS、選択キースイッチ12S、BETスイッチ11S、C/Pスイッチ14S、メダルセンサ10S、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51から入力信号が入力され、これらに基づいて制御指令が発生される。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出するスイッチであり、メダルセンサ10Sは、メダル投入口10に投入されたメダルを検出するセンサである。停止スイッチ7LS,7CS,7RSは、それぞれ対応する停止ボタン7L,7C,7Rの操作に応じて停止信号を発生するスイッチである。BETスイッチ11Sは、BETボタン11の背面に設けられBETボタン11の操作に応じて信号を発生するスイッチである。C/Pスイッチ14Sは、C/Pボタン14の背面に設けられC/Pボタン14の操作に応じて信号を発生するスイッチである。
リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L,3C,3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する回路である。払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時にメダル払出完了を示す信号を発生する。
乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数を使用することにより、例えばROM32内に格納されている確率抽籤テーブルなどに基づいて内部当籤役などが決定される。
リール3L,3C,3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ49L,49C,49Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値がRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3L,3C,3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路50を介してCPU31に入力される。このようにして得られたリセットパルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM33内には、各リール3L,3C,3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のようなリール3L,3C,3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブル(図示せず)が、ROM32内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L,3C,3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
また、ROM32内には、役の成立(入賞など)となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞(成立)を表わす入賞判定コード(成立判定コード)とが対応づけられた表示役特定テーブルが格納されている。この表示役特定テーブルは、左のリール3L,中央のリール3C,右のリール3Rの停止制御時並びに全リール3L,3C,3Rの停止後の入賞確認(表示役の確認)を行う際に参照される。表示役(表示役データ)は、有効ラインに沿って並ぶ図柄組合せに対応する役(表示役)であり、遊技者にはこの表示役に対応する利益が付与される。
CPU31は、上記乱数サンプリングに基づく抽籤処理(確率抽籤処理など)により内部当籤役や停止用当籤役を決定したならば、遊技者が停止ボタン7L,7C,7Rを操作したタイミングで停止スイッチ7LS,7CS,7RSから送られる操作信号並びに決定された停止テーブルに基づいて、リール3L,3C,3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路39に送出する。ただし、遊技者によるコマンドの入力を受け付ける場合には、CPU31は、遊技者が停止ボタン7L,7C,7Rを操作したとしても、リール3L,3C,3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路39に送出しない。
また、CPU31は、当籤した役の入賞を示す停止態様(即ち入賞態様)になれば、払出指令信号をホッパー駆動回路41に供給してホッパー40から所定枚数のメダルの払出を行う。その際、メダル検出部40Sは、ホッパー40から払出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達した時にメダル払出完了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー40の駆動を停止し、メダル払出処理を終了することになる。
続いて、図9を用いて、実施例1に係るパチスロ機1の副制御回路72について説明する。図9に示すように、この副制御回路72は、バスを介して主制御回路71に接続されるとともに、表示パネル2と、スピーカ9L,9Rと、LED類101と、ランプ類102と、音量調節部103とが接続されている。
また、図9に示すように、この副制御回路72は、画像制御回路(gSub)72aと、音・ランプ制御回路(mSub)72bとからなり、この画像制御回路(gSub)72a及び音・ランプ制御回路(mSub)72bは、主制御回路71を構成する回路基板とは別の回路基板上に形成される。
主制御回路71と画像制御回路(gSub)72aとの間の通信は、主制御回路71から画像制御回路(gSub)72aへの一方向で行われ、画像制御回路(gSub)72aが主制御回路71へ制御指令や情報等を出力することはない。また、画像制御回路(gSub)72aと音・ランプ制御回路(mSub)72bとの間の通信は、画像制御回路(gSub)72aから音・ランプ制御回路(mSub)72bへの一方向で行われ、音・ランプ制御回路(mSub)72bが画像制御回路(gSub)72aへ制御指令や情報等を出力することもない。
画像制御回路(gSub)72aは、画像制御マイコン81、シリアルポート82、プログラムROM83、ワークRAM84、カレンダIC85、画像制御IC86、制御RAM87、画像ROM(CROM(キャラクタROM))88及びビデオRAM89からなる。
画像制御マイコン81は、CPU、割込コントローラ、入出力ポート(シリアルポート82)を備えている。この画像制御マイコン81に備えられたCPUは、主制御回路71から送信された制御指令に基づき、プログラムROM83内に格納された制御プログラムに従って各種の処理を行う。例えば、主制御回路71からコマンドに対応する特定の画像を表示すべき旨の制御指令を受信したならば、この画像を画像ROM88から取り出して表示パネル2上に表示するよう画像制御IC86に指示することになる。また、この画像制御マイコン81には、メニュー表示ボタン13が接続されており、このメニュー表示ボタン13の押下(ON)による信号に基づいて、画像制御IC86の制御により表示パネル2の演出表示領域2cにメニュー画面20を表示する。
画像制御回路(gSub)72aは、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、画像制御マイコン81の動作プログラム上でソフトウエア的に乱数サンプリングを実行するよう構成されている。
シリアルポート82は、主制御回路71から送信される制御指令等を受信するポートである。プログラムROM83は、画像制御マイコン81で実行する制御プログラムや後述する各種テーブルを記憶する。ワークRAM84は、画像制御マイコン81が制御プログラムを実行する場合に使用する作業用のメモリ領域として使用され、このワークRAM84には、演出等に関する種々の情報が記憶される。
カレンダIC85は、日付データを記憶するICであり、遊技店の従業員等が図示しない操作部を操作して日付の設定等が行われ、設定された日付がカレンダIC85に格納される。なお、ワークRAM84とカレンダIC85は、バックアップ対象とされているため、画像制御マイコン81に供給される電源が遮断された場合であっても、電力が供給され続け、記憶された情報等の消去が防止される。
画像制御IC86は、画像制御マイコン81により決定された演出内容に応じた画像を生成して表示パネル2に出力するICである。この画像制御IC86には制御RAM87が含まれており、画像制御マイコン81がこの制御RAM87に対する情報の読み出しや書き込みを行う。また、制御RAM87には、画像制御IC86のレジスタと、スプライト属性テーブルと、カラーパレットテーブルとが展開されており、画像制御マイコン81がこの画像制御IC86のレジスタ及びスプライト属性テーブルを所定のタイミングごとに更新する。
画像制御IC86には、表示パネル2と、画像ROM88と、ビデオRAM89とが接続されている。なお、3次元画像データなど大量の画像データを処理する場合には、画像ROM88を画像制御マイコン81に接続する構成とすることもできる。画像ROM88は、画像を生成するための画像データ、ドットデータ等を格納する。ビデオRAM89は、画像制御IC86で画像を生成する場合の一時記憶手段として用いられる。また、画像制御IC86は、ビデオRAM89のデータを表示パネル2に転送終了する毎に画像制御マイコン81に信号を送信する。
また、画像制御回路(gSub)72aでは、画像制御マイコン81が、音・ランプの演出の制御についても行う。画像制御マイコン81は、決定された演出に基づいて音・ランプの種類及び出力タイミングを決定し、所定のタイミングごとに音・ランプ制御回路(mSub)72bにシリアルポート82を介して制御指令を送信する。この制御指令を受信した音・ランプ制御回路(mSub)72bは、画像制御回路(gSub)72aから受信した制御指令に応じて音・ランプの出力のみを行う(後述する音量調節制御を除く)。
音・ランプ制御回路(mSub)72bは、音・ランプ制御マイコン91、シリアルポート92、プログラムROM93、ワークRAM94、音源IC95、パワーアンプ96及び音源ROM97からなる。
音・ランプ制御マイコン91は、CPU、割込コントローラ、入出力ポート(シリアルポート92は図示)を備えている。音・ランプ制御マイコン91内のCPUは、画像制御回路(gSub)72aから送信された制御指令に基づき、プログラムROM93内に格納された制御プログラムに従って音・ランプの出力処理を行う。また、音・ランプ制御マイコン91には、LED類101及びランプ類102が接続されている。音・ランプ制御マイコン91は、画像制御回路(gSub)72aから所定のタイミングで送信される制御指令に応じて、このLED類101及びランプ類102に出力信号を送信する。これにより、LED類101及びランプ類102が演出に応じた所定の態様で発光することとなる。
シリアルポート92は、画像制御回路(gSub)72aから送信される制御指令等を受信する入力ポートである。プログラムROM93は、音・ランプ制御マイコン91で実行する制御プログラム等を格納したメモリである。ワークRAM94は、音・ランプ制御マイコン91が前述した制御プログラムを実行する場合の、作業用のワークメモリとして使用される。
音源IC95は、画像制御回路(gSub)72aから送信された制御指令に基づいて音源を生成してパワーアンプ96に出力する。パワーアンプ96は増幅器であり、このパワーアンプ96にはスピーカ9L,9Rが接続されている。パワーアンプ96は、音源IC95から出力された音源を増幅し、増幅した音源をスピーカ9L,9Rから出力させる。音源ROM97は、音源を生成するための音源データ(フレーズ等)等を格納する。
また、音・ランプ制御マイコン91には、音量調節部103が接続されている。この音量調節部103は、遊技店の従業員等により操作可能となっており、スピーカ9L,9Rから出力される音量の調節が行われる。音・ランプ制御マイコン91は、音量調節部103から送信される入力信号に基づいて、スピーカ9L,9Rから出力される音を入力された音量に調節する制御を行う。
[パチスロ機1の主制御回路処理]
次に、図10を用いて、実施例1に係るパチスロ機1の主制御回路処理の流れについて説明する。図10は、実施例1に係るパチスロ機1の主制御回路71(図8)で行なわれる主制御回路処理の流れを示すフローチャートである。
同図に示すように、この主制御回路71では、まずCPU31は、遊技開始時の初期化処理(RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等)を行った後に(ステップS1)、ゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容(例えば、内部当籤役を記憶する記憶領域の記憶内容)を消去する(ステップS2)。具体的には、前ゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次のゲームに必要なパラメータの書き込み、次ゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行なう。
その後、CPU31は、スタートスイッチ6S、メダルセンサ10S又はBETスイッチ11Sからの入力に基づいてBET数を更新する等のメダル投入・スタートチェック処理を行なう(ステップS3)、確率抽籤処理に使用する確率抽籤用の乱数を抽出する(ステップS4)。
その後、CPU31は、ボーナス遊技状態(BB遊技状態又はRB遊技状態)、持越状態又は一般遊技状態のいずれの状態であるかを監視する遊技状態監視処理を行い(ステップS5)、かかるボーナス遊技状態、持越状態又は一般遊技状態での内部当籤役を確率抽籤テーブルに基づいて決定する確率抽籤処理を行なう(ステップS6)。
続いて、CPU31は、リール停止初期設定処理を行い(ステップS7)、遊技状態、内部当籤役、初期決定処理で決定された停止テーブルなどの情報を含んだスタートコマンドを副制御回路72に送信する(ステップS8)。そして、CPU31は、前回のリール回転開始から“4.1秒”以上経過しているか否かを判定する(ステップS9)。その結果、“4.1秒”以上経過していない場合には(ステップS9否定)、CPU31は、ゲーム開始待ち時間消化の処理(ウェイト処理)を行なう(ステップS10)。
これとは反対に、“4.1秒”以上経過していた場合には(ステップS9肯定)、CPU31は、そのままステップS11に移行する。つまり、前回のゲームが開始してから所定時間(4.1秒)経過するまでの間は、遊技者によるゲーム開始操作を無効にしているのである。
その後、CPU31は、遊技者の停止ボタン7L,7C,7Rの停止操作によらずに自動的にリール3L,3C,3Rを停止させるための自動停止タイマ(40000をセット)を含むゲーム監視用タイマをセットし(ステップS11)、全リールの回転開始を要求する(ステップS12)。
続いて、CPU31は、リール停止許可コマンドを送信して(ステップS13)、リール停止制御処理を行なう(ステップS14)。次に、CPU31は、表示役特定処理を行って(ステップS15)、エラーチェック処理を行った後(ステップS16)、表示役コマンドを送信する(ステップS17)。続いて、CPU31は、メダル払出処理を行った後(ステップS18)、払出枚数に基づいてボーナス終了枚数カウンタを更新し、払出終了コマンドを送信する(ステップS19)。ここで、ボーナス終了枚数カウンタが1以上であれば、メダルの払出枚数に応じて当該カウンタを減算する。
次に、CPU31は、RB作動中フラグ又はBB作動中フラグはオンか否かを判別する(ステップS20)。その結果、RB作動中フラグ又はBB作動中フラグがオンではない場合には(ステップS20否定)、CPU31は、ボーナス作動チェック処理を行って(ステップS21)、ステップS3に戻る。
これとは反対に、RB作動中フラグ又はBB作動中フラグがオンである場合には(ステップS20肯定)、CPU31は、ボーナス終了チェック処理を行って(ステップS22)、ステップS3に戻る。
[パチスロ機1のサブ制御処理]
次に、図11を用いて、実施例1に係るパチスロ機1のサブ制御処理の流れについて説明する。図11は、実施例1に係るパチスロ機1のサブ制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、このサブ制御処理は、スタートレバー6のONを契機に、内部抽籤処理等の処理終了からリール回転開始までの間に主制御回路71に送信される。また、初めに電源が投入され、リセット端子に電圧が印加されることにより、副制御回路72の画像制御マイコン81は、リセット割り込みを発生させ、その割り込みの発生に基づいて、プログラムROM83に記憶されたサブ制御処理を順次行なうように構成されている。
すなわち、図11のフローチャートに示すように、先ず、パチスロ機1の副制御回路72(画像制御マイコン81)は、初期化処理を行なったならば(ステップSA101)、次に、主制御回路71から入力されるコマンドを監視する入力監視処理を行なう(ステップSA102)。
具体的には、副制御回路72は、スタートレバー6(図1)のONを契機に、内部抽籤処理等の処理終了からリール回転開始までの間に送られてくるコマンドの入力を監視する。すなわち、主制御回路71から送信されたコマンドを格納する領域(コマンドバッファ)にデータがあるか否かを判別する処理を行なう。
次に、副制御回路72は、入力されたコマンドを処理するコマンド入力処理を行う(ステップSA103)。次に、副制御回路72は、表示パネル2に備えた液晶表示部2bの演出表示領域2cにメニュー画面20(図4)及び映画選択画面20a(図5)を表示するメニュー表示処理(後に、図12を用いて詳述)を行なう(ステップSA104)。
次に、副制御回路72は、スピーカ・ランプ制御処理を行なう(ステップSA105)。続いて、副制御回路72は、表示パネル2に備えた液晶表示部2bの演出表示領域2cに画像描写を行う旨のコマンドを出力するコマンド出力処理を行なう(ステップSA106)。
[パチスロ機1のメニュー表示処理]
次に、図12を用いて、実施例1に係るパチスロ機1の副制御回路72によるメニュー表示処理の流れについて説明する。図12のフローチャートに示すように、遊技者によるメニュー表示ボタン13(図1)の設定(ON操作)を受け付けており(ステップS101)、メニュー表示ボタン13が選択されON操作された場合(ステップS101肯定)、メニュー画面20(図4)を表示パネル2に備えた液晶表示部2bの演出表示領域2cに表示する(ステップS102)。
次に、メニュー表示ボタン13の戻るボタン25(図7−1)の選択の有無(選択十字キー12による選択によるON操作)を判定し(ステップS103)、戻るボタン25が選択されない場合には(ステップS103否定)、次に、映画を見るボタン21が選択されたかを判定する(ステップS104)。ここで、戻るボタン25が選択されON操作された場合には(ステップS103肯定)、演出表示領域2cに表示されていたメニュー画面20を非表示にし(ステップS120)、図11のステップSA105に戻る。
そして、ステップS104の判定により、映画を見るボタン21が選択されON操作された場合には(ステップS104肯定)、映画選択画面20a(図5)を表示する(ステップS105)。具体的には、表示パネル2の液晶表示部2bの演出表示領域2cに表示されているメニュー画面20を映画選択画面20aに切り替えて、この映画選択画面20aを表示することとなる。
次に、映画選択画面20aの選択しないボタン26の選択の有無を判定し(ステップS113)、選択しないボタン26が選択されていない場合には(ステップS113否定)、次に、映画選択ボタン21a〜21cのいずれかがON操作されたかを判定する(ステップS114)。
次に、ステップS114によりON操作された映画選択ボタン21a〜21cに応じた映画(映画○○○、映画○△×、映画△○○)の映像を演出表示領域2cに表示し(ステップS115)、以下、メニュー画面20を非表示にする(ステップS120)。具体的に説明すると、映画選択画面20aの映画選択ボタン21a〜21cのうちの映画選択ボタン21aがON操作された場合、「映画○○○」の映像が演出表示領域2cに表示されることとなる。
ここで、ステップS113による判定で選択しないボタン26がON操作された場合には(ステップS113肯定)、メニュー画面20を非表示にし(ステップS120)、図11のステップSA105に戻る。
一方、ステップS104の判定により映画を見るボタン21が選択されない場合には(ステップS104否定)、現在、表示パネル2の演出表示領域2cに映画の画像が表示されているかを判定する(ステップS106)。そして、現在、表示パネル2の演出表示領域2cに映画の画像が表示されていない場合には(ステップS106否定)、ステップS103に戻る。
反対に、現在、映画の画像が表示されている場合には(ステップS106肯定)、映画選択画面20aで映画を一時中断ボタン22が選択されたかを判定し(ステップS107)、映画を一時中断ボタン22がON操作された場合には(ステップS107肯定)、現在表示されている映画の画像を一時停止する(ステップS108)。
これとは、反対に、映画を一時中断するボタン22がON操作されない場合には(ステップS107否定)、映画を一時中断から再開が選択されたかを判定する(ステップS109)。具体的には、一時中断から再開ボタン23が選択されたかを判定し、一時中断から再開ボタン23が選択された場合には(ステップS109肯定)、映画を再開する(ステップS112)。以下、メニュー画面20を非表示とする(ステップS120)。
一方、ステップS109の判定により、一時中断から再開ボタン23が選択されないと判定された場合には(ステップS109否定)、次に、映画を終了ボタン24が選択されたかを判定する(ステップS110)。
そして、映画を終了ボタン24が選択された場合には(ステップS110肯定)、演出表示領域2cに表示されている映画を終了させる(ステップS111)。以下、メニュー画面20を非表示にし(ステップS120)、図11のステップSA105に戻る。一方、ステップS110の判定により、映画を終了ボタン24が選択されないと判定された場合には(ステップS110否定)、ステップS103に戻る。
[他の実施例]
さて、これまで本発明の実施例1について説明したが、本発明は上述した実施例1以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。すなわち、上述した実施例1では、予め設定された所定の5ラインが固定的に有効ラインとなるパチスロ機に本発明を適用する実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、如何なる有効ライン数を有するパチスロ機でも本発明を同様に適用することができる。
以上のように、本発明に係る遊技機は、遊技とは独立した別の娯楽を遊技者の提供することで、遊技の興趣性を高めることができる遊技機に適する。
実施例1に係るパチスロ機1の全体構成を示す斜視図である。 実施例1に係るパチスロ機1の表示パネル2の構成を説明する図である。 図1に示した選択十字キー12の構成を説明する拡大図である。 図1に示した表示パネル2に表示されるメニュー画面20を説明する図である。 図1に示した表示パネル2に表示される映画選択画面20aを説明する図である。 図1に示した表示パネル2の演出表示領域2cに表示される映画画像を示す図である。 メニュー画面による表示例を示す図である。 映画選択画面による表示例を示す図である。 実施例1に係るパチスロ機1の内部構成を示すブロック図である。 実施例1に係るパチスロ機1の副制御回路72の回路構成を示すブロック図である。 実施例1に係るパチスロ機1が採用する主制御回路処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1においてパチスロ機1が採用するサブ制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1においてパチスロ機1が採用するメニュー表示処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチスロ機
1a 前面ドア
2 表示パネル
2b 液晶表示部
2c 演出表示領域
3L,3C,3R リール
6 スタートレバー
7L,7C,7R 停止ボタン
12 選択十字キー
13 メニュー表示ボタン
20 メニュー画面
20a 映画選択画面
21L,21C,21R 図柄表示領域
30 マイクロコンピュータ
31 CPU(Central Processing Unit)
32 ROM(Read Only Memory)
33 RAM(Random Access Memory)
71 主制御回路
72 副制御回路
83 プログラムROM
84 ワークRAM

Claims (5)

  1. 複数の図柄を表示する図柄表示手段と、遊技者による所定の操作の開始を検出する開始操作検出手段と、前記開始操作検出手段による検出を契機に当籤役を決定する当籤役決定手段と、前記開始操作検出手段による操作の検出に基づいて、前記図柄表示手段により表示される図柄の変動を行なう図柄変動手段と、前記遊技者による停止操作の検出を行なう停止操作検出手段と、前記当籤役決定手段により決定された当籤役と、前記停止操作検出手段による停止操作の検出に基づいて、前記図柄変動手段による変動する図柄の変動を停止制御する停止制御手段とを備え、前記停止制御手段により停止表示された複数の図柄の組合せに応じて、所定数の遊技媒体を払い出す遊技機であって、
    前記当籤役決定手段により所定の当籤役が内部当籤したことを契機に、当該内部当籤を示唆する第一の演出画像を表示する画像表示手段と、
    前記画像表示手段により出力される第一の演出画像とは別の第二の演出画像を表示することを設定する画像種別設定手段とを備え、
    前記画像表示手段は、前記画像種別設定手段により第一の演出画像とは別の第二の演出画像の表示が設定された場合に、所定の映像画像を表示することを特徴とする遊技機。
  2. 前記画像表示手段は、
    前記画像種別設定手段の設定により第一の演出画像とは別の第二の演出画像の表示が設定された場合に、当該画像表示手段に表示する画像種別を複数の画像種別の中から選択する画像選択画面を表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記画像選択画面に表示された画像種別の中から所定の画像を選択する画像選択手段と、当該画像選択手段により選択された画像種別を対象とする画像の表示開始、表示の一時停止、表示再開、表示の終了をそれぞれ設定する表示形態設定手段とをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記画像表示手段は、前記画像種別設定手段により第一の演出画像とは別の第二の演出画像の表示が設定された場合に、所定の動画像を表示することを特徴とする請求項1、2または3に記載の遊技機。
  5. 前記画像表示手段は、
    前記画像種別設定手段の設定により第一の演出画像とは別の第二の演出画像の表示が設定された場合に、ストーリー性のある映像或いは映画を表示することを特徴とする請求項1、2または3に記載の遊技機。
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