JP2008295223A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ノイズによる悪影響を無くしつつ、組立の作業性を良好にし、軸受けの電食の発生を防止可能にするモータを提供すること。
【解決手段】 モータ1は、固定子鉄心2に固定子巻線4を巻回した固定子5と、固定子5の内周部13側に、出力側及び反出力側の軸受10、11を介して回転自在に配置した回転子12とを備え、固定子鉄心2の外周部14を除いてモールド成形された固定子5を、出力側及び反出力側の軸受10、11を収容する軸受収容部16、17を有する導電性ケーシング18に装着した。これにより、固定子鉄心2の外周部14と導電性ケーシング18とを電気的に接触させ、導電性ケーシング18と回転軸22との間の電位差を小さくして、出力側及び反出力側の軸受10、11の電食の発生を防止した。また、ノイズによる悪影響を無くし、組立の作業性を良好にした。
【選択図】 図4
【解決手段】 モータ1は、固定子鉄心2に固定子巻線4を巻回した固定子5と、固定子5の内周部13側に、出力側及び反出力側の軸受10、11を介して回転自在に配置した回転子12とを備え、固定子鉄心2の外周部14を除いてモールド成形された固定子5を、出力側及び反出力側の軸受10、11を収容する軸受収容部16、17を有する導電性ケーシング18に装着した。これにより、固定子鉄心2の外周部14と導電性ケーシング18とを電気的に接触させ、導電性ケーシング18と回転軸22との間の電位差を小さくして、出力側及び反出力側の軸受10、11の電食の発生を防止した。また、ノイズによる悪影響を無くし、組立の作業性を良好にした。
【選択図】 図4
Description
本発明はモータに係り、固定子をモールド成形したモータの構造に関する。
従来、固定子をモールド成形したモータは例えば、図7に示すように、固定子220をモールド樹脂によってモールド成形してハウジング260を形成し、ハウジング260内に軸受300、320を介して回転子360を内蔵している。なお、図7では、モータ100の出力側を左側に、反出力側を右側にして、モータ100の断面図を描いている。
このモータ100は、鋼板を積層した円筒状の固定子鉄心120に、絶縁層を兼ねたプレモールド部140を形成し、このプレモールド部140に固定子巻線160が巻回された固定子220と、モータ100の駆動回路を搭載し、固定子鉄心120のプレモールド部140に取付けられた配線基板180と、この配線基板180に取付けられ、外部に信号を送るためのコネクタ200とを有している。
これらの固定子220、配線基板180、コネクタ200とともに、出力側の金属製のブラケット240を金型に収納し、モールド樹脂によって一体にモールド成形してハウジング260を形成している。そして、このハウジング260の円筒状の収納空間280に、回転軸340の出力側と反出力側に、軸受300と軸受320をそれぞれ取り付けた回転子360が収納され、出力側の軸受300が出力側のブラケット240に固定されている。一方、反出力側の軸受320は反出力側の金属製の皿状のブラケット380に固定され、この反出力側のブラケット380がハウジング260の反出力側端部に係合されている。
ところで、このようなモータ100によって、空気調和機用の送風ファン等を動作するために、高電圧、かつ、PWM制御を行なっている場合、モータ100の構造に起因する静電容量成分の分布やPWM制御による電圧変化により、誘導現象に基づき固定子巻線160から固定子鉄心120、回転子360を通じてモータ100の回転軸340に発生する軸電圧が大きくなる。これに伴って、軸受300、320の内輪と外輪との間に大きな電位差が生じ、軸受300、320の電食に至る可能性がある。この電位差によって、固定子鉄心120、固定子巻線160、軸受300、320、回転軸340、回転子360を通過して再び固定子鉄心120に電流が循環し、軸受300、320の電食が発生する。
軸受300、320の電食対策として、図7に示すモータ100には、反出力側の金属製のブラケット380とハウジング260を貫通して固定子鉄心120の貫通部420にまで至るネジ状のアース端子400が螺合され、このアース端子400にアースコード440が接続されている。このアース端子400、アースコード440を介して固定子鉄心120やブラケット380から外部に電流を流すようにして、軸受300、320の電食の発生を防止するようにしている(特許文献1参照)。
しかしながら、この特許文献1のようなアース端子400にアースコード440が接続されたモータ100は、アース端子400とアースコード440から細長い金属部材を形成することになるため、このアース端子400及びアースコード440が電磁波等のノイズを外部に出したり、外部から拾ったりするアンテナとなってしまうという欠点があった。このため、アース端子400及びアースコード440のアンテナ化によって、外部にノイズが出て他の機器が誤動作する可能性があり、また、外部からノイズを拾って、固定子鉄心120や回転子360に作用し、回転子360の回転数制御に悪影響を及ぼす恐れがあるという問題点があった。
この問題点を解決した固定子をモールド成形したモータは例えば、図8に示すように、固定子540がモールド樹脂によりモールド成形されてモータフレーム560が形成され、固定子540の内周部側に回転子580が回転自在に配置されている。このモータ500は、モータフレーム560の出力側と反出力側の両方に金属製のブラケット570、620がそれぞれ設けられ、出力側のブラケット570と反出力側のブラケット620には、回転子580の回転軸590を回転自在に支持するベアリング600、610がそれぞれ設けられている。そして、出力側のブラケット570と反出力側のブラケット620とが、モータフレーム560の外面に沿って貼り付けられた導電性テープ630によって短絡されている(特許文献2参照)。
このようなモータ500では、導電性テープ630によって出力側のブラケット570と反出力側のブラケット620とが短絡されているため、両ブラケット570、620の電位が同じとなり、循環電流の発生がないようにしている。このことから、ベアリング600、610の電食の発生を防止することができ、かつ、特許文献1のようなアース端子400およびアースコード440を持たないため、ノイズによる悪影響を無くすことができるものになっている。
しかしながら、この特許文献2のような出力側のブラケット570と反出力側のブラケット620とを、モータフレーム560の外面に沿って貼り付けられた導電性テープ630によって短絡するためには、導電性テープ630をモータフレーム560の外面に軸方向に沿って、出力側のブラケット570に一端を貼り付けた後、反出力側のブラケット620に他端を貼り付けることになるため、モータ組立の作業性が良くないという問題点があった。
特開2004−229429号公報(第2頁−第4頁、第1図)
特開2007−020348号公報(第3頁−第4頁、第1図)
本発明は上記問題点に鑑み、ノイズによる悪影響を無くしつつ、組立の作業性を良好にし、軸受の電食の発生を防止可能にするモータを提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、固定子鉄心に固定子巻線を巻回した固定子と、同固定子の内周部側に軸受を介して回転自在に配置した回転子とを備えたモータにおいて、前記固定子鉄心の一部を除いてモールド成形された前記固定子を、前記軸受を収容する軸受収容部を有する導電性ケーシングに装着してなり、前記固定子鉄心と前記導電性ケーシングとを接触させることを特徴とする構成となっている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記固定子鉄心はストレートコアを折曲して環状に形成してなることを特徴とする構成となっている。
請求項1記載の発明によれば、固定子鉄心の一部を除いてモールド成形された固定子を、軸受を収容する軸受収容部を有する導電性ケーシングに装着し、固定子鉄心と導電性ケーシングとを接触させることにより、固定子鉄心と導電性ケーシングとを電気的に接続して軸受の外輪と内輪との間の電位差を小さくし、軸受の電食の発生を防止することができる。更に、アース端子を持たないため、ノイズによる悪影響を無くすことができ、かつ、導電性テープを貼り付けないため、組立の作業性を良好にすることができる。
請求項2記載の発明によれば、固定子鉄心として歩留まりの良いストレートコアを用い、ストレートコアを環状に折曲して固定子を形成するため、請求項1記載の発明による効果を有しつつ、ストレートコアを用いた場合の強度不足を解消できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明によるモータの固定子の構成を示す外観斜視図、図2は図1の固定子をモールド樹脂で一体成形した状態を示す外観斜視図、図3は図2のA−A’断面図、図4は本発明によるモータの構成を示す断面図、図5は本発明によるモータの固定子鉄心の抜き板を示す平面図、図6は図5のバックヨークの切り込み部を折曲して環状に形成した状態を示す固定子の正面図である。
本発明によるモータの構造を図1乃至図4で説明する。なお、図4では、モータ1の出力側を左側に、反出力側を右側にして、モータ1の断面図を描いている。図4に示すように、鋼板を積層した円筒状の固定子鉄心2にはインシュレータ3が形成され、インシュレータ3に固定子巻線4が巻回されて固定子5を形成している。インシュレータ3の出力側端部には基板用支柱6と端子ピン9が形成されている。基板用支柱6によってモータ1の駆動回路を搭載した配線基板7が支持され、端子ピン9にはインシュレータ3に巻回された固定子巻線4と配線基板7の回路配線パターンとが接続されている。更に、固定子5の内周部13側に、回転軸22と永久磁石とからなる回転子12が配置されている。この回転子12は、出力側に取付けられた軸受10と、反出力側に取付けられた軸受11とを介して回転自在に支持されている。
固定子鉄心2は、図5に示すように、鋼板2gを打ち抜いて形成した抜き板2eを積層したストレートコア2fを環状に折曲して形成したものである。より詳細に説明すると、この抜き板2eは、帯状のバックヨーク2aの一方の長辺部2b側から突出した複数のティース2cと、バックヨーク2aにおける隣接するティース2cの間に設けられた切り込み部2dとを備えている。そして、図6に示すように、このような抜き板2eを積層したストレートコア2fを切り込み部2dで折曲して環状に形成し、バックヨーク2aの両端を接着剤や溶接などにより固着することにより、円筒状の固定子鉄心2が形成されている。このように形成された固定子鉄心2にインシュレータ3が形成され、インシュレータ3に固定子巻線4が巻回されて固定子5を形成しているのである。本実施形態では、1つのストレートコア2fを環状に折曲して固定子鉄心2を形成しているが、複数のストレートコアから形成しても良い。この場合には、複数のストレートコアをそれぞれ円弧状に折曲して固着することで環状の固定子鉄心を形成する。
固定子5は図示しない金型に収納した後、図2及び図3に示すように、固定子鉄心2の内周部13と外周部14とを除いてモールド樹脂によってモールド成形して固定子5の外郭15を形成している。すなわち、固定子鉄心2のティース2cの内周側の露出部分2hと、バックヨーク2aの外周側の露出部分2iと、インシュレータ3の出力側端部の基板用支柱6および端子ピン9の先端部分とを除いて、モールド成形して固定子5の外郭15を形成している。
外郭15が形成された固定子5は、図4に示すように、出力側の軸受10、反出力側の軸受11をそれぞれ収容する軸受収容部16、17を有する導電性ケーシング18に装着されている。この導電性ケーシング18は皿状で中心に軸受収容部16を有する出力側の鋼板ブラケット19と、円筒状で中心に軸受収容部17を有する反出力側の鋼板ブラケット20とからなっている。
次に、これまで説明してきたモータ1の組立形成について図4を用いて説明する。まず、反出力側の鋼板ブラケット20内に、外郭15が形成された固定子5が収納される。このとき、収納された固定子5の外郭15のうち、基板用支柱6と端子ピン9とを有する出力側の外郭15の表面が、反出力側の鋼板ブラケット20から露出した状態となる。そして、この円筒状の固定子5の内周部13側の収納空間21に、出力側と反出力側にそれぞれ取付けた軸受10と軸受11とを有する回転子12が収納される。このとき、反出力側の軸受11が反出力側の鋼板ブラケット20の軸受収容部17に圧入されることにより固定される。次に、外郭15が形成された固定子5より突出した基板用支柱6に配線基板7が支持され、配線基板7の回路配線パターンと端子ピン9とが接続される。最後に、出力側の鋼板ブラケット19が反出力側の鋼板ブラケット20に係合される。このとき、出力側の軸受10が出力側の鋼板ブラケット19の軸受収納部16に圧入されることにより固定される。
以上説明してきた本発明によるモータ1の構造によれば、固定子鉄心2の外周部14はモールド樹脂で覆われていないため、露出しているバックヨーク2aの外周側と導電性ケーシング18とが直接接触することで電気的に接続するようになっている。より詳細に説明すると、固定子5のインシュレータ3に巻回された固定子巻線4には、外部から電源が供給される配線基板7に搭載された駆動回路を通じて電流が入力される。これにより、固定子5には回転子12を回転させる回転磁界が発生される。このように、外部から電気エネルギーが供給される固定子5はエネルギーの状態が高くなっており、固定子5に発生されるエネルギーは通常、固定子5と回転子12との誘導現象により回転子12側に供給され、回転子12の回転軸22に発生する軸電圧に直接的に作用する。しかしながら、本発明では、エネルギーの発生源である固定子鉄心2のバックヨーク2aの外周側全周にわたって、反出力側の鋼板ブラケット20に直接接触し、かつ、反出力側の鋼板ブラケット20と出力側の鋼板ブラケット19とが直接接触するようになっている。このため、出力側の鋼板ブラケット19および反出力側の鋼板ブラケット20が固定子鉄心2と同電位となる。
従って、本発明によるモータの構造によれば、固定子5と回転子12との誘導現象により回転軸22に軸電圧が発生しても、出力側の鋼板ブラケット19および反出力側の鋼板ブラケット20と、回転軸22との間の電位差が小さくなり、出力側の鋼板ブラケット19と回転軸22との間の出力側の軸受10、反出力側の鋼板ブラケット20と回転軸22との間の反出力側の軸受11のそれぞれに、電流が流れにくくなる。これにより、出力側の軸受10および反出力側の軸受11の電食の発生を防止することができ、高電圧、かつ、PWM制御等を行なうようにした空気調和機用の送風ファン等を動作するためのインナーロータタイプのモータ1として好適である。
また、本発明によるモータ1の構造によれば、背景技術の欄に示したモータ100のように、アース端子400とアースコード440とを用いた構造ではなく、電磁波などのノイズによる悪影響を無くすことができる。そして、背景技術の欄に示したモータ500のように、導電性テープ630を用いた構造ではなく、モータの組立工程内で固定子鉄心2と導電性ケーシング18との短絡を完了するようにしているため、導電性テープ630を後付けする手間がなく、モータの組立の作業性を良好にすることができる。
更に、本発明によるモータ1の構造によれば、背景技術の欄に示したモータ100の構造のように、固定子鉄心120を貫通した貫通部420にアース端子400が螺合されていないため、固定子鉄心2の磁束の流れを妨げないようにすることができる。また、本発明のように、鋼板2gの廃材となる部分が少なく、歩留まりの良いストレートコア2fを用い、ストレートコア2fを環状に折曲して固定子鉄心2を形成した場合、この固定子鉄心2がモールド樹脂で一体成形されるため、バックヨーク2aの切り込み部2dや固着部分の強度不足を補強することができる。そして、本発明のように、固定子鉄心2の内周部13と外周部14とを除いてモールド樹脂で成形することにより、固定子鉄心2の剛性を高めることができるので、固定子巻線4に電流を流したときに生ずる、固定子鉄心2の固有振動数に起因する振動を抑制して、振動による騒音を防止することができる。
これまで説明してきた実施形態では、固定子鉄心2としてストレートコア2fを用いるようにしているが、これに限定されるものではなく、輪状に形成されたバックヨークと、このバックヨークから軸中心方向に向って延出された複数のティースとを備えた抜き板を積層して形成された固定子鉄心であってもよい。この固定子鉄心を用いた場合も、上述と同じように、固定子鉄心の剛性を高めることができるので、固定子鉄心の振動を抑制して、振動による騒音を防止することができる。
これまで説明してきた実施形態では、モールド成形により外郭15が形成された固定子5より突出した基板用支柱6に配線基板7が支持され、配線基板7の回路配線パターンと端子ピン9とが接続されるようにしているが、これに限定されるものではなく、配線基板7までを含めてモールド成形して固定子の外郭15を形成するようにしてもよい。
また、これまで説明してきた実施形態では、固定子鉄心2の外周部14を全周にわたってモールド樹脂で覆わないようにし、固定子鉄心2の外周部14の全周を導電性ケーシング18と直接接触するようにしているが、これに限定されるものではなく、固定子鉄心2の外周部14の全周にわたらず、一部をモールド樹脂で覆わないようにしても良いし、固定子鉄心2の外周部14以外の部分をモールド樹脂で覆わないようにしても良く、固定子鉄心2の一部を導電性ケーシング18と直接接触するように出来ればよい。
更に、これまで説明してきた実施形態では、反出力側の鋼板ブラケット20内に、外郭15が形成された固定子5が収納されるようになっているが、反出力側の鋼板ブラケット20内の固定子5の収納状態は、固定子鉄心2の外周部14が、反出力側の鋼板ブラケット20内に圧入されることにより固定されたり、反出力側の鋼板ブラケット20の内周側に軸中心方向に向って複数の突起部を設け、固定子鉄心2の外周部14が、この複数の突起部と点接触することにより固定されてもよい。
以上説明してきた本発明によるモータ1は、固定子鉄心2に固定子巻線4を巻回した固定子5と、この固定子5の内周部13側に、出力側の軸受10と反出力側の軸受11とを介して回転自在に配置した回転子12とを備えたモータ1であって、固定子鉄心2の一部を除いてモールド成形された固定子5を、出力側の軸受10と反出力側の軸受11とを収容する軸受収容部16、17を有するケーシング18に装着してなり、固定子鉄心2と導電性ケーシング18とを接触させるようにしたところが特徴となっている。
1 モータ
2 固定子鉄心
2a バックヨーク
2b 長辺部
2c ティース
2d 切り込み部
2e 抜き板
2f ストレートコア
2g 鋼板
2h 露出部分
2i 露出部分
3 インシュレータ
4 固定子巻線
5 固定子
6 基板用支柱
7 配線基板
9 端子ピン
10 軸受
11 軸受
12 回転子
13 内周部
14 外周部
15 外郭
16 軸受収容部
17 軸受収容部
18 導電性ケーシング
19 鋼板ブラケット
20 鋼板ブラケット
21 収納空間
22 回転軸
2 固定子鉄心
2a バックヨーク
2b 長辺部
2c ティース
2d 切り込み部
2e 抜き板
2f ストレートコア
2g 鋼板
2h 露出部分
2i 露出部分
3 インシュレータ
4 固定子巻線
5 固定子
6 基板用支柱
7 配線基板
9 端子ピン
10 軸受
11 軸受
12 回転子
13 内周部
14 外周部
15 外郭
16 軸受収容部
17 軸受収容部
18 導電性ケーシング
19 鋼板ブラケット
20 鋼板ブラケット
21 収納空間
22 回転軸
Claims (2)
- 固定子鉄心に固定子巻線を巻回した固定子と、同固定子の内周部側に軸受を介して回転自在に配置した回転子とを備えたモータにおいて、前記固定子鉄心の一部を除いてモールド成形された前記固定子を、前記軸受を収容する軸受収容部を有する導電性ケーシングに装着してなり、前記固定子鉄心と前記導電性ケーシングとを接触させることを特徴とするモータ。
- 前記固定子鉄心はストレートコアを折曲して環状に形成してなることを特徴とする請求項1記載のモータ。
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JP2007138928A JP2008295223A (ja) | 2007-05-25 | 2007-05-25 | モータ |
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