JP2008294930A - 色処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 焦点を使用して入力色を出力色域内に写像する際に生じる彩度低下を低減する。
【解決手段】 入力色を出力色域内に写像する色処理装置であって、前記出力色域に基づき、前記入力色に応じた焦点の移動範囲を算出する焦点範囲算出手段と、前記入力色を写像するか否かを判定する判定部と、前記焦点の移動範囲および前記入力色から、該入力色に対する焦点を算出する焦点算出部と、前記算出された焦点を用いて前記入力色を出力色域へ写像する写像部とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力色を出力色域へ写像するものに関する。
近年、パーソナルコンピュータの普及にともない、デジタルカメラやカラースキャナなどの画像入力機器によって画像を取得し、その画像をCRTディスプレイや液晶ディスプレイなどの画像表示機器に表示し、画像の確認や色調整を行うことが行われる。さらに、確認された画像をインクジェットプリンタや電子写真プリンタなどの画像出力機器によって出力することが行われる。画像表示機器に表示された画像出力機器によって出力された画像の色をマッチングさせるためには、各機器の色再現範囲(以下、色域と称す)の違いを補正する必要がある。この補正のために、色域マッピングと呼ばれる処理が行われる。
ここで、色域マッピング技術として、CIELAB色空間やCIELUV色空間などの知覚色空間において、無彩色軸上に設けた焦点に向かって、入力画像の各画素データ(以下、入力色と称す)をマッピングする方法(焦点方式)が知られている。
特許文献1には、知覚色空間において、無彩色軸上に設けた焦点と出力色域外の入力色とを直線で結び、該直線と出力色域との交点を算出する。そして、入力色を交点に写像することによって、出力色域外の入力色を出力色空間の色空間値で表現する。
特開2001−144975号公報
特許文献1では、入力色の写像先が、入力色、焦点、出力色域の表面形状に依存する。焦点の位置によっては、写像後の入力色において、著しい彩度低下が生じてしまうという問題があった。そのため、この方法を用いて画像を変換すると、特に、入力画像で鮮やかな色の彩度が出力画像において急激に低下し、画質の劣化が発生していた。
特許文献1による写像方法の例を図16に示す。図16は、入力色と等色相における入力色域および出力色域の断面図であり、横軸は彩度、縦軸は明度を表す。図16において、黒丸は入力色、白丸は無彩色軸上に設けた焦点を表し、入力色は、入力色と焦点とを結ぶ直線と出力色域表面との交点に写像される。つまり、写像後の入力色は、写像前に比べて急激にその彩度が低下してしまう。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、入力色の彩度を維持するような方向に焦点を設け、該焦点に向かって入力色を写像することによって、出力画像における彩度低下を低減することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、入力色を出力色域内に写像する色処理装置であって、前記出力色域に基づき、前記入力色に応じた焦点の移動範囲を算出する焦点範囲算出手段と、前記入力色を写像するか否かを判定する判定部と、前記焦点の移動範囲および前記入力色から、該入力色に対する焦点を算出する焦点算出部と、前記算出された焦点を用いて前記入力色を出力色域へ写像する写像部とを具備することを特徴とする。
以上、説明したように本発明によれば、入力色の彩度を維持するような方向に焦点を設け、該焦点に向かって入力色を写像することによって、出力画像における階調性の低下および彩度低下を低減し、高品質な出力画像を得ることができるようにすることができる。
(第一の実施形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図2は、本実施形態の色処理装置を実現するハードウエア構成を示すブロック図である。
図2において、1は色処理装置である。101は、画像データ、入力色域データ、および出力色域データを取得するデータ取得部である。102は、データ取得部101で取得した画像データの各画素値(RGB値)から知覚色空間値(Lab値)を算出する知覚色空間値算出部である。103は、データ取得部101において取得した出力色域データの白色点、黒点および最大彩度点(以下、Cuspと称す)より、焦点の移動範囲を算出する焦点範囲算出部である。104は、焦点範囲算出部103において算出した焦点範囲に基づき、入力色を写像するか否か判定する判定部である。105は、判定部104において写像が必要と判定された入力色について、焦点を算出する焦点算出部である。106は、焦点算出部105において算出した焦点に基づき入力色を写像する写像部である。107は、写像部106において写像された知覚色空間値を対応するデバイスRGB値に変換する色空間値算出部である。108は、色空間値算出部107においてデバイスRGB値に変換された画像データを出力する出力部である。109は、データ取得部101で読み込む画像データを保持する画像データ保持部である。110は、データ取得部101で読み込む色域データを保持する色域データ保持部である。111は、演算途中の各データを一時的に保持するためのバッファメモリである。
<色処理装置1における動作>
色処理装置1における動作について、図3を用いて説明する。図3は色処理装置における動作を示すフローチャートである。
ステップS1において、データ取得部101は、画像データの変換に必要なデータを読み込む。読み込むデータは、画像データ、入力色域データ、および出力色域データである。
画像データは、画像データ保持部107に格納されている。以降の説明では、画像データはsRGB色空間のデータであるものとする。ただし、画像データは、他のRGB色空間やLab色空間のデータでも構わない。入力色域データは、色域データ保持部110に格納されており、図4に示すようなデバイスの各色信号値に対応するLab値の対を記述した対応表である。また、出力色域データは、色域データ保持部108に格納されており、入力色域データと同じように、図4に示すようなデバイスの各色信号値に対応するLab値の対を記述した対応表である。例えば、プリンタの色域データは一般的には以下のように作成する。まず、プリンタの色信号値R、G、Bをそれぞれ9スライス、あるいは、17スライスなど何スライスかに分割し、各スライスの格子点におけるRGB値をプリンタに入力し、所定の用紙に色票を印刷する。次に、該色票を測色器で測色し、XYZ値を得、Lab値に変換する。このようにして取得したLab値とデバイスRGB値とを対にして保存することで色域データを作成することができる。
ステップS2において、知覚色空間値算出部102は、ステップS1において取得した画像データの各画素値からXYZ値を算出し、このXYZ値と白色点のXYZ値からLab値を算出する。尚、sRGB色空間のRGB値からXYZ値への変換には、式(1)から式(4)を用いる。
Figure 2008294930
Figure 2008294930
Figure 2008294930
Figure 2008294930
また、XYZ値からLab値への変換には、式(5)から式(8)を用いる。尚、Lab値を算出する際の白色点のXYZ値は、D65のXYZ値を用いる。
Figure 2008294930
Figure 2008294930
Figure 2008294930
Figure 2008294930
ここで、
Figure 2008294930
ステップS3において、焦点範囲算出部103は、ステップS1において取得した出力色域データとステップS2において算出した入力色のLab値に基づき焦点範囲を算出する。焦点範囲算出部103の具体的な処理内容については、後述する。
ステップS4において、判定部104は、ステップS3において算出した焦点範囲から、入力色が圧縮範囲内に存在するか、範囲外に存在するかを判定する。判定部104の具体的な処理内容については、後述する。
ステップS5において、焦点算出部105は、ステップS4において圧縮範囲内に存在すると判定された入力色について、焦点を算出する。焦点算出部105の具体的な処理内容については、後述する。
ステップS6において、写像部106は、ステップS4において圧縮範囲内に存在すると判定された入力色を、ステップS5において算出した焦点に基づき写像する。写像部106の具体的な処理内容については、後述する。
ステップS7において、色空間値算出部107は、ステップS6において写像した色値に対応する出力デバイスの色空間値、例えばRGB値を算出する。デバイス色空間値の算出は、例えば、デバイス色空間値とCIELAB値との関係を表すLUTや変換マトリクス等を用いて行う。LUTを用いる場合は、四面体補間、立方体補間等の既知の技術を用いて変換する。
ステップS8において、出力部108は、ステップS5においてデバイスRGB値に変換された画像データを出力する。
<焦点範囲算出部103における動作>
ステップS3の焦点範囲算出部103の動作について、図5を用いて詳細に説明する。図5は焦点範囲算出部103における処理を示すフローチャートである。
ステップS101において、焦点範囲算出部103は、バッファメモリ111から入力色のLab値を取得する。ステップS102において、焦点範囲算出部103は、出力色域の白色点および黒点の明度値を取得する。ステップS103において、焦点範囲算出部103は、ステップS101で取得した入力色と等色相における出力色域のCuspの明度値および彩度値を取得する。
ステップS104において、焦点範囲算出部103は、ステップS102において取得した白色点の明度値と、ステップS103において取得した出力色域のCuspの明度値および彩度値から、焦点範囲の端点を算出する。
本実施形態では、図1に示すように、焦点移動範囲を出力色域の内側に設定する。そして、色相面において、焦点移動範囲は、2本設定される。焦点移動範囲は2つの端点によって規定される線分で示される。線分を規定する1つの端点は無彩色軸上に存在し、高明度および低明度に1つづつ設定される。もう一つの端点は、出力色値のCuspに基づき設定される。そして、Cuspに基づき設定された端点と、無彩色軸上の高明度または低明度に位置する端点とを結ぶことにより上記2つの線分が設定される。入力色がCuspの明度より高い明度を有する場合は、高明度に設定された端点を有する線分が焦点範囲として設定される。一方、入力色がCuspの明度より低い明度を有する場合は、低明度に設定された端点を有する線分が焦点範囲として設定される。
焦点範囲の一方の端点は、無彩色軸上にあり、明度値が式(9)で表される点とする。
Edge1=(LDstWhite−LDstBlack)×k+LDstBlack 式(9)
ここで、LEdge1は、焦点範囲の一方の端点の明度値を表す。また、LDstWhiteは、出力色域の白色点の明度値を表し、LDstBlackは、出力色域の黒点の明度値を表す。係数kは、たとえば0.8とする。
また、焦点範囲のもう一方の端点は、その明度値が出力色域のCuspと等しく、彩度値がCuspの彩度値の所定の割合、たとえば、Cuspの彩度値の8割に相当する点とする。
ステップS105において、焦点範囲算出部103は、ステップS104で算出した端点の座標と入力色の座標とを一組にして、バッファメモリ111に保存する。このように、端点と入力色とを一組に保存するのは、入力色を写像する際に参照すべき焦点範囲と入力色とを関連付けるためである。
ステップS106において、焦点範囲算出部103は、画像の全ての画素について処理が終了したか否かを判定する。全ての画素について処理を終えていない場合には、ステップS101へ戻り、全ての画素について処理を終えている場合には、処理を終了する。
以上のように、焦点範囲算出部103では、出力色域の白色点および黒点の明度値と、Cuspの明度値および彩度値から、焦点の移動範囲を算出する。
<判定部104における動作>
次に、ステップS4の判定部104の動作について、図6を用いて詳細に説明する。図6は本発明の実施形態の判定部104における処理を示すフローチャートである。
ステップS201において、判定部104は、バッファメモリ111から入力色のLab値を取得する。
ステップS202において、判定部104は、ステップS201で取得した入力色に対応する焦点範囲の端点の座標をバッファメモリ111から取得する。
ステップS203において、判定部104は、入力色が圧縮範囲内に存在するか、範囲外に存在するかの判定結果を保存する圧縮フラグに0を代入し、初期化する。圧縮フラグが0のときは、入力色が範囲外に存在することを表すものとする。
ステップS204において、判定部104は、ステップS201で取得した入力色と、ステップS202において取得した焦点範囲の端点から、入力色が圧縮範囲内に存在するか、範囲外に存在するかを判定する。入力色が範囲外に存在する場合とは、入力色が両端点を結ぶ線分より外側に位置するときである。つまり、入力色と等彩度における線分の明度が、入力色の明度より大きい場合である。したがって、線分を表す式に入力色の彩度値を代入し、そのときの線分の明度が、入力色の明度より小さければ、入力色が範囲外に存在すると判定できる。判定の結果、入力色が圧縮範囲内であれば、ステップS205へ進み、範囲外であれば、ステップS206へ進む。
ステップS205において、判定部104は、圧縮フラグに1を代入し、入力色の座標と一組にして、バッファメモリ111に保存する。ここで、圧縮フラグに代入した値1は、入力色が圧縮範囲内に存在することを表すものとする。
ステップS206において、判定部104は、画像の全ての画素について処理が終了したか否かを判定する。全ての画素について処理を終えていない場合には、ステップS201へ戻り、全ての画素について処理を終えている場合には、処理を終了する。
以上のように、判定部104では、入力色と焦点範囲の端点から、入力色が圧縮範囲内に存在するか、範囲外に存在するかを判定し、判定結果をバッファメモリ111に保存する。
<焦点算出部105における動作>
次に、ステップS5の焦点算出部105の動作について、図7を用いて詳細に説明する。図7は焦点算出部105における処理を示すフローチャートである。
ステップS301において、焦点算出部105は、バッファメモリ111から入力色のLab値を取得する。ステップS302において、焦点算出部105は、ステップS301で取得した入力色に対応する圧縮フラグをバッファメモリ111から取得し、フラグが1であった場合、すなわち、入力色が圧縮範囲内であった場合には、ステップS303へ進む。一方、フラグが0であった場合、すなわち、入力色が範囲外であった場合には、ステップS306へ進む。
ステップS303において、焦点算出部105は、ステップS301で取得した入力色に対応する焦点範囲の端点の座標をバッファメモリ111から取得する。ステップS304において、焦点算出部105は、ステップS301で取得した入力色と、ステップS302において取得した焦点範囲の端点から、焦点を算出する。焦点は、焦点範囲の両端点を結ぶ線分と、入力色から該線分に下ろした垂線との交点とする。
ステップS305において、焦点算出部105は、ステップS304で算出した焦点を、入力色と一組にして、バッファメモリ111に保存する。ステップS306において、焦点算出部105は、画像の全ての画素について処理が終了したか否かを判定する。全ての画素について処理を終えていない場合には、ステップS301へ戻り、全ての画素について処理を終えている場合には、処理を終了する。
以上のように、焦点算出部105では、焦点範囲の両端点を結ぶ線分と、入力色から該線分に下ろした垂線との交点を算出し、該交点を焦点としてバッファメモリ111に保存する。
<写像部106における動作>
次に、ステップS6の写像部106の動作について、図8を用いて詳細に説明する。図8は写像部106における処理を示すフローチャートである。
ステップS401において、写像部106は、バッファメモリ111から入力色のLab値を取得する。ステップS402において、写像部106は、ステップS401で取得した入力色に対応する圧縮フラグをバッファメモリ111から取得し、フラグが1であった場合、すなわち、入力色が圧縮範囲内であった場合には、ステップS403へ進む。一方、フラグが0であった場合、すなわち、入力色が範囲外であった場合には、ステップS406へ進む。
ステップS403において、写像部106は、ステップS401で取得した入力色に対応する焦点をバッファメモリ111から取得する。
ステップS404において、写像部106は、ステップS401で取得した入力色と、ステップS403において取得した焦点とを結ぶ直線の方程式の係数を算出する。以下、この直線を写像軸と称す。ステップS405において、写像部106は、ステップS404で得た写像軸と入力色域表面との交点を算出する。ステップS406において、写像部106は、ステップS405と同様に写像軸と出力色域表面との交点を算出する。
ステップS407において、写像部106は、入力色、焦点、入力色域表面と写像軸との交点、および、出力色域表面と写像軸との交点から、入力色の圧縮量を算出する。入力色の圧縮は、入力色をP、その写像先をP’、入力色域表面と写像軸との交点をC、出力色域表面と写像軸との交点をC、焦点をFとしたとき、式(10)が成り立つように行う。
Figure 2008294930
すなわち、入力色域表面と写像軸との交点から焦点までの距離と、入力色から焦点までの距離の比と、出力色域表面と写像軸との交点から焦点までの距離と、写像先の点から焦点までの距離の比が等しくなるように圧縮する。
したがって、圧縮量は、式(11)により算出することができる。
Figure 2008294930
ステップS408において、写像部106は、入力色と焦点から求まる写像方向と、ステップS407で求めた圧縮量とから、入力色の写像先を算出し、バッファメモリ111に保存する。
ステップS409において、写像部106は、画像の全ての画素について処理が終了したか否かを判定する。全ての画素について処理を終えていない場合には、ステップS401へ戻り、全ての画素について処理を終えている場合には、処理を終了する。
以上のように、写像部106では、入力色と焦点から写像軸を算出し、該写像軸と入力色域表面および出力色域表面との交点、ならびに、入力色と焦点とから算出した圧縮量、および、写像方向に基づき入力色の写像先を算出する。
上述の処理を経ることで、入力色は、図1に例示する点に写像される。図1は、入力色と等色相における入力色域および出力色域の断面図であり、横軸は彩度、縦軸は明度を表す。図1において、点線で記す線分は焦点の移動範囲を示し、白丸で記す点は入力色から該線分に下ろした垂線との交点、すなわち、入力色を写像する際の焦点を示す。該焦点と入力色とを結ぶ直線と、入力色域および出力色域との交点を用いて求めた圧縮量から、四角で示す点、すなわち、入力色の写像先が算出される。
以上、本実施形態によれば、出力色域データに基づき設定した線分に対して垂直方向に入力色を写像することで、入力色は写像前と近い点に写像されるため、写像後の入力色における彩度低下を軽減することができる。したがって、入力画像と近い鮮やかさで出力画像を再現することができる。また、本実施形態によれば、彩度低下を軽減することから、写像後における階調の潰れを緩和することができる。
図9に、sRGB色空間の格子点を先行技術によってプリンタ色域に写像したときの色域表面の格子を、a−b平面上に示す。一般に、減法混色系の色空間に比べて加法混色系の色空間は明度が高く、特に、GreenやCyanではその差が顕著である。そのため、先行技術によって入力色を写像すると、入力色域表面の各格子点が出力色域表面に対して斜めに投影される。このとき、各格子点と焦点とを結ぶ直線と、出力色域表面とのなす角が小さいほど、入力色の彩度低下は顕著になるため、入力色域のCusp付近ほど彩度低下が大きくなる。そのため、写像後のCusp付近で階調の潰れが発生してしまう。これに対して、本実施形態では、設定した線分に対して垂直方向に入力色を写像するため、図10に示すように、色域表面における階調の潰れを緩和することができる。図10において、a−b平面上に示すメッシュは、本手法による写像後の色域表面の格子を表す。入力色空間、および、出力色空間は図9と同様である。
また、本実施形態は、入力色を忠実に維持する領域(以下、維持領域と称す)の境界付近における明度の階調悪化を防止することができる。
先行技術では、焦点から交点までの距離に所定の係数をかけた距離までを維持領域としていた。したがって、焦点から維持領域の境界までの距離は、出力色域表面の形状に応じて増減する。そのため、出力色域表面に凸凹がある場合、図11に示すように維持領域の境界にも凹凸が生じ、そのために、境界付近における明度の階調性が悪化していた。例えば、出力機器で印刷したパッチの測定誤差や測定ミスなどや、電子写真系プリンタや顔料インクを用いたプリンタのように色材の特性によって、色域表面に凹凸が生じる。
これに対して、本実施形態では、維持領域の境界は、出力色域表面の形状によらずに、線分で定義されるため、前述のような境界付近における明度の階調悪化を防止することができる。
(第二の実施形態)
以下、第二の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図12は、第二の実施形態の色処理装置を実現するハードウエア構成を示すブロック図である。図12において、2は色処理装置である。第一の実施形態と同じ処理をするブロックには、第一の実施形態の符号と同じ符号を付し、説明を省略する。
204は、知覚色空間値算出部102において算出した入力色が、出力色域の内側に存在するか、外側に存在するかを判定する判定部である。206は、焦点算出部105において算出した焦点に基づき入力色を写像する写像部である。
<色処理装置2における動作>
次に、色処理装置2における動作について、図13を用いて説明する。図13は本実施形態の色処理装置における動作を示すフローチャートである。第一の実施形態と同じ処理をするステップには、第一の実施形態の符号と同じ符号を付し、説明を省略する。
ステップS24において、判定部204は、入力色が出力色域内に存在するか、出力色域外に存在するかを判定する。判定部204の具体的な処理内容については、後述する。
ステップS26において、写像部206は、ステップS5において算出した焦点に向かって入力色を出力色域表面に写像する。写像部206の具体的な処理内容については、後述する。
<判定部204における動作>
次に、ステップS24の判定部204の動作について、図14を用いて詳細に説明する。図14は判定部204における処理を示すフローチャートである。
ステップS501において、判定部204は、バッファメモリ111から入力色のLab値を取得する。ステップS502において、判定部204は、入力色が出力色域内に存在するか、色域外に存在するかの判定結果を保存するフラグに0を代入し、初期化する。フラグが0のときは、入力色が色域内に存在することを表すものとする。ステップS503において、判定部204は、入力色が出力色域内に存在するか、範囲外に存在するかを判定する。判定の結果、入力色が出力色域外であれば、ステップS504へ進み、色域内であれば、ステップS505へ進む。ステップS504において、判定部204は、フラグに1を代入し、入力色の座標と一組にして、バッファメモリ111に保存する。ここで、フラグに代入した値1は、入力色が出力色域外に存在することを表すものとする。ステップS505において、判定部204は、画像の全ての画素について処理が終了したか否かを判定する。全ての画素について処理を終えていない場合には、ステップS501へ戻り、全ての画素について処理を終えている場合には、処理を終了する。以上のように、判定部204では、入力色が出力色域内に存在するか、出力色域外に存在するかを判定し、判定結果をバッファメモリ111に保存する。
<写像部206における動作>
次に、ステップS26の写像部206の動作について、図15を用いて詳細に説明する。図15は写像部206における処理を示すフローチャートである。
ステップS601において、写像部206は、バッファメモリ111から入力色のLab値を取得する。ステップS602において、写像部206は、ステップS601で取得した入力色に対応するフラグをバッファメモリ111から取得し、フラグが1であった場合、すなわち、入力色が出力色域外であった場合には、ステップS603へ進む。一方、フラグが0であった場合、すなわち、入力色が出力色域内であった場合には、ステップS606へ進む。
ステップS603において、写像部206は、ステップS601で取得した入力色に対応する焦点をバッファメモリ111から取得する。ステップS604において、写像部206は、ステップS601で取得した入力色と、ステップS603において取得した焦点とを結ぶ直線(写像軸)の方程式の係数を算出する。ステップS605において、写像部206は、ステップS604で得た写像軸と出力色域表面との交点を算出する。ステップS606において、写像部206は、ステップS605で算出した交点を、入力色の写像先として、バッファメモリ111のデータを書き換える。
ステップS607において、写像部206は、画像の全ての画素について処理が終了したか否かを判定する。全ての画素について処理を終えていない場合には、ステップS601へ戻り、全ての画素について処理を終えている場合には、処理を終了する。
以上のように、写像部206では、入力色と焦点から写像軸を算出し、該写像軸と出力色域表面との交点、写像方向に基づき入力色の写像先を算出する。
以上、説明した技術によれば、出力色域データに基づき設定した線分に対して垂直方向に入力色を写像することで、入力色は写像前と近い点に写像されるため、写像後の入力色における彩度低下を軽減することができる。したがって、入力画像と近い鮮やかさで出力画像を再現することができる。
(他の実施の形態)
上記実施形態においては、入力画像をsRGB(IEC61966−2−1)で表現されていると仮定して処理の説明をしたが、本発明における色処理装置への入力は特にsRGBに限ったものではなく、どのような色空間でも良い。
また、上記実施形態においては、色域データを色域データ保持部110においてあらかじめ保持しておいたが、これに限らない。例えば、入力手段によって、入力画像と共に外部から読み込むようにしても良いし、色域データ保持部110にあらかじめ複数の色域データを保持させておいて、外部からの入力に対応した色域データをデータ取得部101に渡すようにしても良い。
上記実施形態においては、CIELAB色空間を用いて説明したが、CIELUV、CIECAM97s、CIECAM02などの他の知覚色空間であっても良い。
また、上記実施例において、焦点の移動範囲を、2本の線分で定義したが、1本の線分で定義してもよい。例えば、高明度については上記実施例と同様の方法により写像し、低明度部については明度を維持しながら出力色域内に写像するようにしても構わない。このように、色域に応じて上記実施例の方法を使用するようにしても構わない。各色域における入力色域と出力色域との関係に応じて、適切な写像方法を使用すればよい。
また、上記実施形態において、焦点範囲の無彩色軸上の端点の明度値を算出する際に、係数kを0.8としたが、これに限らず、0.7や0.9など任意の値を用いても良い。さらに言えば、式(12)に示すように、出力色域の最大明度に対する所定の割合を、その明度値としても良い。
Figure 2008294930
また、上記実施形態において、焦点範囲の一方の端点の明度を、出力色域のCuspと等明度としたが、これに限らず、端点が出力色域内に存在する範囲で、その明度を設定しても良い。
また、上記実施形態において、焦点範囲の一方の端点の彩度を、出力色域のCuspの彩度の8割に相当する彩度としたが、これに限らず、7割や9割でも良く、所望の色再現によって、その彩度を設定すれば良い。
また、第一の実施形態において、入力色の圧縮量は焦点からの距離によらず一定の圧縮量となるように算出したが、これに限らない。焦点からの距離が遠いほど圧縮量が大きく、距離が近いほど圧縮量が小さくなるような非線形関数を用いて圧縮量を算出しても良い。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に格納された上記フローチャートを実現するためのプログラムコードを読み出し実行することによっても達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
第一の実施形態に係る色処理装置において、入力色の写像を彩度−明度平面上で示す図。 第一の実施形態に係る色処理装置の構成を示すブロック図。 色処理装置1における処理の流れを示す図。 色域データの保存形式の例を示す図。 焦点範囲算出部103における処理の流れを示す図。 判定部104における処理の流れを示す図。 焦点算出部105における処理の流れを示す図。 写像部106における処理の流れを示す図。 従来の写像の例をa−b平面上に示す図。 写像の例をa−b平面上に示す図。 出力色域表面に凹凸がある場合における先行技術による写像の例をL*−C*平面上に示す図。 第二の実施形態に係る色処理装置の構成を示すブロック図。 色処理装置2における処理の流れを示す図。 判定部204における処理の流れを示す図。 写像部206における処理の流れを示す図。 従来の写像の例をL*−C*平面上に示す図。

Claims (8)

  1. 入力色を出力色域内に写像する色処理装置であって、
    前記出力色域に基づき、前記入力色に応じた焦点の移動範囲を算出する焦点範囲算出手段と、
    前記入力色を写像するか否かを判定する判定部と、
    前記焦点の移動範囲および前記入力色から、該入力色に対する焦点を算出する焦点算出部と、
    前記算出された焦点を用いて前記入力色を出力色域へ写像する写像部と
    を具備することを特徴とする色処理装置。
  2. 前記焦点範囲は、前記出力色域の前記入力色と等しい色相を有する色相面における最大彩度点に応じて求められた点と、無彩色軸上に位置する点とで規定される線分であることを特徴とする請求項1に記載の色処理装置。
  3. 前記線分を規定する点の1つは、前記出力色域の前記入力色と等しい色相を有する色相面における最大彩度点と等明度を有する点であることを特徴とする請求項2記載の色処理装置。
  4. 前記線分を規定する点の1つは、前記出力色域の白色点および黒点から求められることを特徴とする請求項2または3記載の色処理装置。
  5. 前記焦点は、前記入力色から線分に垂直に降ろした垂線と前記焦点範囲との交点であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の色処理装置。
  6. 前記写像は、前記出力色域外の入力色を前記出力色域の表面に貼り付けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の色処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の色処理装置をコンピュータを用いて実現するために、コンピュータが読み取り可能に記憶媒体に記憶されたプログラム。
  8. 入力色を出力色域内に写像する色処理方法であって、
    前記出力色域に基づき、前記入力色に応じた焦点の移動範囲を算出し、
    前記入力色を写像するか否かを判定し、
    前記焦点の移動範囲および前記入力色から、該入力色に対する焦点を算出し、
    前記算出された焦点を用いて前記入力色を出力色域へ写像することを特徴とする色処理方法。
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