JP2008294771A - 集中管理システム、論理ネットワーク情報設定方法および集中管理装置 - Google Patents

集中管理システム、論理ネットワーク情報設定方法および集中管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、論理ネットワークの設定に要する手間を省力可能な集中管理システム、論理ネットワーク情報設定方法および集中管理装置を提供する。
【解決手段】本発明の集中管理システムSは、複数の機器端末2と、複数の電力線搬送通信端末(PLC端末)3と、複数の機器端末2と伝送路4を介して通信可能に接続されると共に、複数のPLC端末3と電力線5を介して通信可能に接続される集中管理装置1とを備え、集中管理装置1は、複数の機器端末2と複数のPLC端末3との間における対応関係を記憶し、同一のグループに所属することを表すエリア情報を機器端末2から介して受信し、この受信したエリア情報を送信した機器端末2に対応するPLC端末3を前記対応関係に基づいて検索し、この受信したエリア情報を同一の論理ネットワークに所属することを表す論理ネットワーク情報としてこの検索したPLC端末3へ送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の機器端末と、複数の電力線搬送通信端末と、これら端末と通信可能に接続される集中管理装置とを備える集中管理システムに関する。そして、本発明は、この集中管理システムに用いられる論理ネットワーク情報設定方法および集中管理装置に関する。
近年、機器の監視や制御、または、機器の共有化あるいは情報の共有化などを目的として、機器のネットワーク化が進んでいる。この機器のネットワーク化に当たって、通信信号の伝送方法は、種々のものがあるが、既設の配線を利用することから新たな伝送路を布設する必要がないという利点や、そのために導入に伴う初期費用がその分低廉であり建物の美観も損ねないという利点などから、これら機器に電力を供給する配線(電力線)を利用した電力線搬送通信(Power Line Communication、以下、「PLC」と略記する。)が採用されることがある。
例えば、特許文献1には、調光制御信号を受けて光源からの光出力を調整可能とした照明器具と、同照明器具による照明領域からの反射光を検出し明るさ検知を行う明るさセンサを有する明るさセンサ端末とを電力線に接続し、前記明るさセンサ端末から調光制御信号を電力線搬送信号として出力し前記照明器具の調光制御させてなる照明システムが開示されている。
特開2005−071770号公報
ところで、建物のフロアなどでは、オフィス内の配置替えやテナントの変更などによってフロア内の区画領域(エリア)が変更されることがある。ネットワーク化された複数の機器の間において、同一区画領域内の複数の機器について連動制御の設定や論理ネットワークの設定が為されていると、このような区画領域の変更に伴って、手間がかかって煩雑なこれら設定を再設定する必要が生じる。特に、機器の個数が増大すると、再設定には、多くの手間がかかるだけでなく、誤設定を生じる可能性も生じる。
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、論理ネットワークの設定に要する手間を省力可能な集中管理システム、集中管理システムの論理ネットワーク情報設定方法および集中管理装置を提供することである。
本発明者は、種々検討した結果、上記目的は、以下の本発明により達成されることを見出した。即ち、本発明の一態様に係る集中管理システムは、機器に対し監視および制御のうちの少なくとも一方を行う複数の機器端末と、電力線搬送通信を行う複数の電力線搬送通信端末と、前記複数の機器端末と伝送路を介して通信可能に接続されると共に、前記複数の電力線搬送通信端末と電力線を介して通信可能に接続される集中管理装置とを備え、前記集中管理装置は、前記複数の機器端末と前記複数の電力線搬送通信端末との間における対応関係を記憶する記憶部と、同一のグループに所属することを表すエリア情報を前記機器端末から前記伝送路を介して受信し、該受信したエリア情報を送信した機器端末に対応する電力線搬送通信端末を前記対応関係に基づいて検索し、該受信したエリア情報を同一の論理ネットワークに所属することを表す論理ネットワーク情報として該検索した電力線搬送通信端末へ前記電力線を介して送信する処理を行うネットワーク設定部とを備えることを特徴とする。そして、本発明に係る他の一態様では、機器に対し監視および制御のうちの少なくとも一方を行う複数の機器端末と、電力線搬送通信を行う複数の電力線搬送通信端末と、前記複数の機器端末と伝送路を介して通信可能に接続されると共に、前記複数の電力線搬送通信端末と電力線を介して通信可能に接続される集中管理装置とを備える集中管理システムにおける論理ネットワーク情報を設定する論理ネットワーク設定方法であって、前記複数の機器端末と前記複数の電力線搬送通信端末との間における対応関係を前記集中管理装置が記憶する第1工程と、同一のグループに所属することを表すエリア情報を前記機器端末から前記伝送路を介して前記集中管理装置が受信する第2工程と、前記第2工程で受信したエリア情報を送信した機器端末に対応する電力線搬送通信端末を前記対応関係に基づいて前記集中管理装置が検索する第3工程と、前記第2工程で受信したエリア情報を同一の論理ネットワークに所属することを表す論理ネットワーク情報として前記第3工程で検索した電力線搬送通信端末へ前記電力線を介して前記集中管理装置が送信する第4工程とを備えることを特徴とする。そして、本発明に係る他の一態様では、機器に対し監視および制御のうちの少なくとも一方を行う複数の機器端末と伝送路を介して通信可能に接続されると共に、電力線搬送通信を行う複数の電力線搬送通信端末と電力線を介して通信可能に接続される集中管理装置であって、前記複数の機器端末と前記複数の電力線搬送通信端末との間における対応関係を記憶する記憶部と、同一のグループに所属することを表すエリア情報を前記機器端末から前記伝送路を介して受信し、該受信したエリア情報を送信した機器端末に対応する電力線搬送通信端末を前記対応関係に基づいて検索し、該受信したエリア情報を同一の論理ネットワークに所属することを表す論理ネットワーク情報として該検索した電力線搬送通信端末へ前記電力線を介して送信する処理を行うネットワーク設定部とを備えることを特徴とする。
このような構成の集中管理システム、集中管理システムにおける論理ネットワーク情報を設定する論理ネットワーク設定方法、および、集中管理装置では、複数の機器端末と複数の電力線搬送通信端末との間における対応関係が記憶されており、同一のグループに所属することを表すエリア情報が前記機器端末から受信され、この受信されたエリア情報を送信した機器端末に対応する電力線搬送通信端末が前記対応関係に基づいて検索され、この受信されたエリア情報が同一の論理ネットワークに所属することを表す論理ネットワーク情報としてこの検索された電力線搬送通信端末へ前記電力線を介して送信される。このため、電力線搬送通信端末に論理ネットワーク情報の設定を行う必要がなく、論理ネットワークの設定に要する手間が省力される。
そして、上述の集中管理システムにおいて、前記電力線搬送通信端末は、自機の利用状況を監視し、該監視した利用状況を前記電力線を介して前記集中管理装置へ送信する処理を行う利用状況監視部を備え、前記集中管理装置は、前記電力線搬送通信端末から受信した利用状況に基づいて前記機器端末を制御する処理を行う第1遠隔制御部をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、電力線搬送通信端末の利用状況に基づいて機器端末の制御が可能となる。例えば、電力線搬送通信端末における利用状況が少ない、あるいは無い場合には、それに対応する機器端末の動作を抑制、あるいは停止することによって省電力化を図ることができる。また例えば、電力線搬送通信端末における利用状況が比較的多い場合には、それに対応する機器端末を優先的に取り扱うことができる。
そして、上述の集中管理システムにおいて、前記集中管理装置は、時刻と前記機器端末の動作とを対応付けた第1スケジュールおよび時刻と前記電力線搬送通信端末の動作とを対応付けた第2スケジュールのうちの少なくとも一方を記憶するスケジュール情報記憶部と、前記第1スケジュールおよび前記第2スケジュールのうちの少なくとも一方に基づいて前記機器端末の動作および前記電力線搬送通信端末の動作のうちの少なくとも一方を制御する処理を行う第2遠隔制御部とをさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1スケジュールおよび第2スケジュールのうちの少なくとも一方に基づいて機器端末の動作および電力線搬送通信端末の動作のうちの少なくとも一方の制御が可能となる。このため、ユーザが機器端末や電力線搬送通信の電源を落とし忘れたとしても確実に機器端末や電力線搬送通信が停止され、無駄な電力消費が回避される。
そして、これら上述の集中管理システムにおいて、前記集中管理装置のネットワーク設定部は、さらに、前記論理ネットワークで使用可能な通信帯域の設定を行うことを特徴とする。
この構成によれば、論理ネットワークで使用可能な通信帯域の設定が行われるので、所望の論理ネットワークに優先的に通信帯域を割り当てることが可能となる。また、区画領域の変更前の通信帯域の割り当てをそのまま引き継ぐことによって、その手間が省力可能となる。
本発明に係る集中管理システム、集中管理システムにおける論理ネットワーク情報を設定する論理ネットワーク設定方法および集中管理システムに用いられている集中管理装置では、電力線搬送通信端末に論理ネットワーク情報の設定を行う必要がなく、論理ネットワークの設定に要する手間が省力される。
以下、本発明に係る実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
図1は、実施形態における集中管理システムの構成を示す図である。図2は、実施形態における集中管理装置の構成を示すブロック図である。図3は、実施形態における関連付け設定テーブルの構成を示す図である。図4は、実施形態におけるエリア設定テーブルの構成を示す図である。図5は、実施形態における機器端末の構成を示すブロック図である。図6は、実施形態における電力線搬送通信端末の構成を示すブロック図である。
図1において、集中管理システムSは、集中管理装置1と、複数の機器端末2(2−1〜2−m)と、複数の電力線搬送通信端末(以下、「PLC端末」と略記する。)3(3−1〜3−n)とを備えて構成される。なお、本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
まず、集中管理装置1の構成について説明する。集中管理装置1は、複数の機器端末2と伝送路4を介して通信可能に接続されると共に、複数のPLC端末3と電力線5を介して通信可能に接続され、これら複数の機器端末2および複数のPLC端末3を運用に当たってこれら各端末2、3を管理する装置である。そして、この集中管理装置1は、複数の機器端末2と複数のPLC端末3との間における対応関係を記憶し、同一のグループに所属することを表すエリア情報を機器端末2から伝送路4を介して受信し、この受信したエリア情報を送信した機器端末2に対応するPLC端末3を前記対応関係に基づいて検索し、この受信したエリア情報を同一の論理ネットワークに所属することを表す論理ネットワーク情報としてこの検索したPLC端末3へ電力線5を介して送信するものである。
このような集中管理装置1は、例えば、図2に示すように、第1通信インタフェース部(以下、「第1通信IF部」と略記する。)11と、第1処理部12と、記憶部13と、第1電力線搬送通信インタフェース部(以下、「第1PLCIF部」と略記する。)14とを備えて構成される。
第1通信IF部11は、第1処理部12に接続され、伝送路4を用いて機器端末2との間で所定の通信方式で通信を行うためのインタフェース回路である。所定の通信方式としては、任意の通信方式が採用可能であるが、例えば、エシェロン社が開発した知的分散制御ネットワーク技術であるLonWorks(Local Operating Network、LON、ロンワークス)(登録商標)や、米国冷暖房空調工業会(ASHRAE)が主導的に開発した標準規格であるBACnet(A Data Communication Protocol for Building Automation and Control Networks、バックネット)(登録商標)などがある。伝送路4は、前記所定の通信方式による通信信号が伝播する媒体であり、例えば、有線の場合には、通信線であり、無線の場合には、空間である。
第1PLCIF部14は、第1処理部12に接続され、電力線5を用いてPLC端末3との間でPLCを行うためのインタフェース回路である。PLCは、例えば、商用周波数の電力波形に商用周波数よりも高い周波数の通信信号を重畳して送信すると共にこの電力波形からこの高い周波数の通信信号を分離して受信することによって、電力線5を用いて通信信号を送受信する通信方式である。電力線5は、主目的として、商用周波数の交流電力を供給するための配線であり、PLCを行うに当たってはその伝送路となる。PLCには、日本国では、例えば、10kHz〜450Hzの周波数帯を利用する低速電力線搬送通信と、2MHz〜30MHzの周波数帯を利用する高速電力線搬送通信とが知られている。そして、第1PLCIF部14には、電力線5を介して給電される商用交流電力から直流電力を生成し、この生成した直流電力を本集中管理装置1の各部、例えば、第1通信IF部11、第1処理部12および記憶部13へこれら各部を動作させるために供給する機能も有している。このため、第1PLCIF部14は、例えば、PLCの通信周波数帯域に対して高インピーダンスになるインピーダンスアッパ回路や、交流電力を直流電力に変換するAC−DCコンバータなどを備える電源回路も備えている。
記憶部13は、第1処理部12に接続され、関連付け情報を記憶する関連付け情報記憶部131、エリア情報を記憶するエリア情報記憶部132を機能的に備え、本集中管理装置1を動作させるための制御プログラムや機器端末2に設定されたエリア情報に基づいてPLC端末3に論理ネットワーク情報を設定する論理ネットワーク設定プログラムなどの各プログラムや、各プログラムの実行に必要な情報等を記憶すると共に、第1処理部12に対する所謂ワーキングメモリでもある。記憶部13は、各プログラムやこれに必要な情報などを記憶する、例えばROM(Read Only Memory)などの不揮発性の記憶素子、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの書換え可能な不揮発性の記憶素子、および、ワーキングメモリとなる例えばRAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶素子を備えて構成される。
関連付け情報は、複数の機器端末2と複数のPLC端末3との間における対応関係を示す(表す)情報である。機器端末2とPLC端末3とは、集中管理システムSの仕様に応じて、1対1の関係で、あるいは1対多の関係で、またあるいは多対1の関係で対応付けられる。1対1の関係では、一のPLC端末3の動作によってこのPLC端末3に対応付けられている機器端末2を動作させることができる。1対多の関係では、機器端末2に対応付けられている複数のPLC端末3の何れかの動作または全ての動作によってこの機器端末2を動作させることができる。多対1の関係では、一のPLC端末3の動作によってこのPLC端末3に対応付けられている複数の機器端末2を一斉に動作させることができる。
関連付け情報は、例えば、本実施形態では、複数の機器端末2と複数のPLC端末3とにおける各対応関係を特定し識別する対応関係に固有な識別子である関連付けIDと、端末(機器端末2およびPLC端末3)を特定し識別する端末2、3に固有な識別子である端末IDとを備えて構成され、端末IDが関連付けIDと対応付けられて関連付け情報記憶部131に記憶されることによって表される。より具体的には、関連付け情報は、テーブル形式で関連付け情報記憶部131に記憶される。関連付け情報を登録する関連付け設定テーブル50は、例えば、図3に示すように、関連付けIDを登録する関連付けIDフィールド51と、端末IDを登録する端末IDフィールド52とを備え、関連付けIDごとにレコードが作成される。関連付けIDおよび端末IDは、例えば、1または複数の符号列であり、本実施形態では、関連付けIDは、対応関係ごとに付番された「Addn」(nは付番)であり、機器端末2の端末IDは、機器端末ごとに付番された「機器m」(mは付番)であり、そして、PLC端末3の端末IDは、PLC端末ごとに付番された「PLCk」(kは付番)である。端末IDフィールド52には、この端末IDフィールド52に対応する関連付けIDフィールド51、すなわち、同一レコードの関連付けIDフィールド51に登録されている関連付けIDに対応する機器端末2の端末IDおよびPLC端末3の端末IDが登録される。例えば、図3に示す例では、「Add1」が登録されている関連付けIDフィールド51と同一レコードの端末IDフィールド52には、「機器1」および「PLC1」が登録されている。これによって端末ID「機器1」の機器端末2−1と端末ID「PLC1」のPLC端末3−1とが関連付けID「Add1」によって対応付けられていることが関連付け設定テーブル50を参照することによって認識される。
エリア情報は、同一のグループ(群)に所属する機器端末2およびPLC端末3を示す(表す)情報である。複数の機器端末2および複数のPLC端末3は、通常、区画領域(エリア)ごとにグループ分けされる。エリア情報は、例えば、本実施形態では、各グループを特定し識別するグループに固有な識別子であるエリアIDと、端末IDとを備えて構成され、端末IDがエリアIDと対応付けられてエリア情報記憶部132に記憶されることによって表される。より具体的には、エリア情報は、テーブル形式でエリア情報記憶部132に記憶される。エリア情報を登録するエリア設定テーブル60は、例えば、図4に示すように、エリアIDを登録するエリアIDフィールド61と、端末IDを登録する端末IDフィールド62とを備え、エリアIDごとにレコードが作成される。エリアIDは、例えば、1または複数の符号列であり、本実施形態では、グループごとに付番された「エリアh」(hは付番)である。端末IDフィールド62には、この端末IDフィールド62に対応するエリアIDフィールド61、すなわち、同一レコードのエリアIDフィールド61に登録されているエリアIDに対応する機器端末2の端末IDおよびPLC端末3の端末IDが登録される。例えば、図4に示す例では、「エリア1」が登録されているエリアIDフィールド61と同一レコードの端末IDフィールド62には、「機器1」、「機器2」、「PLC1」および「PLC2」が登録されている。これによって端末ID「機器1」、「機器2」の機器端末2−1、2−2と端末ID「PLC1」、「PLC2」のPLC端末3−1、3−2とがエリアID「エリア1」によって対応付けられて同一のグループに所属していることがエリア設定テーブル60を参照することによって認識される。
そして、機器端末2においては、後述するように、エリア情報は、互いに連動して動作する機器端末2を示す(表す)連動情報でもある。そして、PLC端末3においては、後述するようにエリアIDがPLC端末3に設定されることによって、結果的に、同一の論理ネットワークに所属する(同一の論理ネットワークを構成する)PLC端末3を示す(表す)論理ネットワーク情報にもなる。
第1処理部12は、集中管理装置1の各部をその機能に応じて制御することによって集中管理装置1全体の動作を制御する回路であり、例えば、マイクロプロセッサおよびその周辺回路などを備えて構成され、機能的に、第1ネットワーク設定部(以下、「第1NT設定部」と略記する。)121および第1通信信号変換部122を備えて構成される。
第1NT設定部121は、同一のグループに所属することを表すエリア情報を機器端末2から伝送路4を介して受信し、この受信したエリア情報を送信した機器端末2に対応するPLC端末3を記憶部13に記憶されている対応関係に基づいて検索し、この受信したエリア情報を同一の論理ネットワークに所属することを表す論理ネットワーク情報としてこの検索したPLC端末3へ電力線5を介して送信する処理を行う。
第1通信信号変換部122は、第1通信IF部11と第1PLCIF部14との間で通信信号の形式を変換する。すなわち、第1通信信号変換部122は、伝送路3を伝送する通信信号を第1通信IF部11で受信し、この受信した通信信号の形式をPLCの形式に変換して第1PLCIF部14から電力線5に出力する。そして、第1通信信号変換部122は、電力線5を伝送する通信信号を第1PLCIF部14で受信し、この受信した通信信号の形式を第1通信IF部11に実装されている所定の通信方式おける形式に変換して第1通信IF部11から伝送路4に出力する。
次に、機器端末2の構成について説明する。機器端末2は、集中管理装置1と通信可能であって、機器に対し監視および制御のうちの少なくとも一方を行う装置である。機器端末2は、例えば、図5に示すように、第2通信インタフェース部(以下、「第2通信IF部」と略記する。)21と、第2処理部12と、第2端末ID設定部23と、第2関連付け情報設定部24と、エリア情報設定部25と、連動情報記憶部26とを備えて構成される。そして、本実施形態では、機器端末2は、監視対象および制御対象のうちの少なくとも一方となる機器27も備えて構成される。機器27は、機器端末2と別体とされていても一体とされていてもよい。
機器27は、例えば、照明器具、空調機およびセンサなどが挙げられる。センサとしては、人体の有無を検知する人感センサ、火災の有無を検知する火災検知センサ、および、明るさを検出する照度センサなどが挙げられる。監視を行う場合では、機器端末2は、監視対象の機器27における動作状態を収集し、この収集した機器27の動作状態を集中管理装置1へ送信する。機器27の動作状態は、機器27の種類に応じたものであり、例えば、照明器具のオンオフや調光レベル、空調機のオンオフや設定温度や風量、および、センサの検知の有無や検出レベルなどである。制御を行う場合では、機器端末2は、集中管理装置1から受信した制御信号に応じて制御対象の機器27における動作状態を制御する。そして、集中管理システムSの仕様によっては、機器端末2は、制御結果を集中管理装置1へ送信する。
第2通信IF部21は、第2処理部22に接続され、伝送路4を用いて集中管理装置1との間で所定の通信方式で通信を行うためのインタフェース回路である。
第2端末ID設定部23は、第2処理部22に接続され、当該機器端末2の端末IDを保持する回路である。第2端末ID設定部23は、例えば、ディップスイッチを備えて構成され、ディップスイッチを構成する複数のスイッチをオンオフすることによって端末IDが設定され、保持される。また例えば、第2端末ID設定部23は、書き換え可能な不揮発性の記憶素子(電源バックアップされたRAMを含む。)を備えて構成され、図略の設定ツールによってこの記憶素子に端末IDが書き込まれることによって端末IDが設定され、保持される。また例えば、端末IDは、機器端末2に例えば製造段階や出荷段階などで予め設定される識別子、例えばMACアドレスやシリアル番号などでも良く、第2端末ID設定部23は、このようなMACアドレスなどの予め設定される識別子を保持する素子を備えて構成される。
第2関連付け情報設定部24は、第2処理部22に接続され、当該機器端末2と対応付けられるPLC端末3を表すための情報を保持する回路である。本実施形態では、第2関連付け情報設定部24には、関連付けIDが保持される。第2関連付け情報設定部24は、例えば、ディップスイッチを備えて構成され、ディップスイッチを構成する複数のスイッチをオンオフすることによって関連付けIDが設定され、保持される。また例えば、第2関連付け情報設定部24は、書き換え可能な不揮発性の記憶素子(電源バックアップされたRAMを含む。)を備えて構成され、図略の設定ツールによってこの記憶素子に関連付けIDが書き込まれることによって関連付けIDが設定され、保持される。
エリア情報設定部25は、第2処理部22に接続され、当該機器端末2が所属するグループを表すための情報を保持する回路である。本実施形態では、エリア情報設定部25には、エリアIDが保持される。エリア情報設定部25は、例えば、ディップスイッチを備えて構成され、ディップスイッチを構成する複数のスイッチをオンオフすることによってエリアIDが設定され、保持される。また例えば、エリア情報設定部25は、書き換え可能な不揮発性の記憶素子(電源バックアップされたRAMを含む。)を備えて構成され、図略設定ツールによってこの記憶素子にエリアIDが書き込まれることによってエリアIDが設定され、保持される。
連動情報記憶部26は、第2処理部22に接続され、当該機器端末2と連動して動作する他の機器端末2を表すための情報(連動情報)を記憶する回路であり、例えば、書き換え可能な不揮発性の記憶素子(電源バックアップされたRAMを含む。)を備えて構成される。
第2処理部22は、機器端末2の各部をその機能に応じて制御することによって機器端末2全体の動作を制御する回路であり、例えば、マイクロプロセッサおよびその周辺回路などを備えて構成され、機能的に、第2ネットワーク設定部(以下、「第2NT設定部」と略記する。)221および機器処理部222を備えて構成される。
第2NT設定部221は、第2端末ID設定部23、第2関連付け情報設定部24およびエリア情報設定部25に保持されている各情報を第2通信IF部21を用いて伝送路4を介して集中管理装置1へ送信する処理を行う。そして、本実施形態では、第2NT設定部221は、伝送路4を介して集中管理装置1から第2通信IF部21を用いて受信した連動情報としてのエリア情報を連動情報記憶部26へ格納する処理を行う。
機器処理部222は、機器27に対し監視および制御のうちの少なくとも一方の処理を行う。
次に、PLC端末3の構成について説明する。PLC端末3は、集中管理装置1と通信可能であって、PLCを行う装置である。PLC端末3は、例えば、図6に示すように、第3電力線搬送通信インタフェース部(以下、「第3PLCIF部」と略記する。)31と、第3処理部32と、第3端末ID設定部33と、第3関連付け情報設定部34と、論理ネットワーク情報設定部(以下、「論理NT情報記憶部」と略記する。)35と、第3通信インタフェース部(以下、「第3通信IF部」と略記する。)36とを備えて構成される。
第3PLCIF部31は、第3処理部32に接続され、電力線5を用いて集中管理装置1との間でPLCを行うためのインタフェース回路である。そして、第3PLCIF部31には、電力線5を介して給電される商用交流電力から直流電力を生成し、この生成した直流電力を本PLC端末3の各部、例えば、第3処理部32、第3端末ID設定部33、第3関連付け情報設定部34、論理ネットワーク情報記憶部35および第3通信IF部36へこれら各部を動作させるために供給する機能も有している。
第3通信IF部36は、第3処理部32に接続され、他の通信端末(不図示)との間で所定の通信方式で通信を行うためのインタフェース回路である。第3通信IF部36は、例えば、イーサネット(登録商標)カード等のネットワークカードである。
第3端末ID設定部33は、第3処理部32に接続され、当該PLC端末3の端末IDを保持する回路である。第3端末ID設定部33は、第2端末ID設定部23と同様に、例えば、ディップスイッチや、書き換え可能な不揮発性の記憶素子や、MACアドレスなどの予め設定される識別子を保持する素子などを備えて構成される。
第3関連付け情報設定部34は、第3処理部32に接続され、当該PLC端末3と対応付けられる機器端末2を表すための情報を保持する回路である。本実施形態では、第3関連付け情報設定部34には、第2関連付け情報設定部24と同様に、関連付けIDが保持され、例えば、ディップスイッチや、書き換え可能な不揮発性の記憶素子などを備えて構成される。
論理ネットワーク情報記憶部35は、第3処理部32に接続され、当該PLC端末3が所属する論理ネットワークを表す論理ネットワーク情報を記憶する回路である。本実施形態では、論理ネットワーク情報記憶部35には、後述するように集中管理装置1から送信された論理ネットワーク情報としてのエリアIDが記憶され、保持される。
第3処理部32は、PLC端末3の各部をその機能に応じて制御することによってPLC端末3全体の動作を制御する回路であり、例えば、マイクロプロセッサおよびその周辺回路などを備えて構成され、機能的に、第3ネットワーク設定部(以下、「第3NT設定部」と略記する。)321および第3通信信号変換部322を備えて構成される。
第3NT設定部321は、第3端末ID設定部33および第3関連付け情報設定部34に保持されている各情報を第3PLCIF部31を用いて電力線5を介して集中管理装置1へ送信する処理を行うと共に、電力線5を介して集中管理装置1から第3PLCIF部31を用いて受信した論理ネットワーク情報としてのエリアIDを論理NT情報記憶部35へ格納する処理を行う。
第3通信信号変換部322は、第3PLCIF部31と第3通信IF部36との間で通信信号の形式を変換する。すなわち、第3通信信号変換部322は、電力線5を伝送する通信信号を第3PLCIF部31で受信し、この受信した通信信号の形式を第3通信IF部11に実装されている所定の通信方式おける形式に変換して第3通信IF部36から出力する。そして、第3通信信号変換部322は、第3通信IF部11で受信した通信信号の形式をPLCの形式に変換して第3PLCIF部31から電力線5に出力する。
次に、本実施形態の動作について説明する。図7は、実施形態の集中管理システムにおける論理ネットワークの設定動作を示すシーケンス図である。
初期設定、あるいは区画領域の変更後の変更設定において、まず、ユーザは、各機器端末2および各PLC端末3に関連付け情報およびエリア情報の各情報の設定を行う。
本実施形態では、ユーザは、各機器端末2に端末ID、関連付けIDおよびエリアIDを設定すると共に、各PLC端末3に端末IDおよび関連付けIDを設定する。
より具体的には、例えば、機器端末2の第2端末ID設定部23、第2関連付け情報設定部24およびエリア情報設定部25ならびにPLC端末3の第3端末ID設定部33および第3関連付け情報設定部34がディップスイッチを備えて構成されている場合には、ディップスイッチの各スイッチを操作することによってこれら各IDがそれぞれ設定される。また例えば、図略の設定ツールを用いてこれら各IDがこれら機器端末2の第2端末ID設定部23、第2関連付け情報設定部24およびエリア情報設定部25ならびにPLC端末3の第3端末ID設定部33および第3関連付け情報設定部34にそれぞれ格納される。なお、端末IDが予め機器端末2やPLC端末3に記憶されている場合には、端末IDの設定は、省略される。
関連付け情報の設定は、機器端末2(PLC端末3)と、この機器端末2(PLC端末3)に対応付けられるPLC端末3(機器端末2)とに同一の関連付けIDが割り当てられることによって行われる。例えば、機器端末2−1とPLC端末2−1とを対応付け、機器端末2−2とPLC端末2−2とを対応付け、そして、機器端末2−3とPLC端末2−3とを対応付ける場合には、機器端末2−1とPLC端末2−1とに例えば関連付けID「Add1」が設定され、機器端末2−2とPLC端末2−2とに例えば関連付けID「Add2」が設定され、そして、機器端末2−3とPLC端末2−3とに例えば関連付けID「Add3」が設定される。また、機器端末2−1、機器端末2−2、機器端末2−3、PLC端末3−1、PLC端末3−2およびPLC端末3−3には、端末IDとしてそれぞれ例えば「機器1」、「機器2」、「機器3」、「PLC1」、「PLC2」および「PLC3」がそれぞれ設定される。
エリア情報の設定は、同一のグループに所属する機器端末2とPLC端末3とに同一のエリアIDが割り当てられることによって行われる。例えば、図1に破線で示すように、機器端末2−1、機器端末2−2、PLC端末3−1およびPLC端末3−2が同一の区画領域に所属することで同一のグループに所属する場合には、これら機器端末2−1、機器端末2−2、PLC端末3−1およびPLC端末3−2に例えばエリアID「エリア1」が設定される。
これら関連付け情報およびエリア情報の設定が行われると、図7に示すように、各機器端末2は、その第2処理部22の第2NT設定部221によって、関連付け情報およびエリア情報を集中管理装置1へ送信し(C1−1、C1−2、・・・、C1−m)、各PLC端末3は、その第3処理部32の第3NT設定部321によって、関連付け情報を集中管理装置1へ送信する(C2−1、C2−2、・・・、C2−n)。なお、この送信タイミングは、例えば、機器端末2の起動時やPLC端末3の起動時である。また例えば、この送信を指示する発報スイッチを機器端末2およびPLC端末3にそれぞれさらに設け、この発報スイッチが操作されることによってこの送信が実行される。
より具体的には、各機器端末2では、その第2処理部22の第2NT設定部221は、その第2端末ID設定部23、第2関連付け情報設定部24およびエリア情報設定部25にそれぞれ保持されている端末ID、関連付けIDおよびエリアIDを取り出し、これら端末ID、関連付けIDおよびエリアIDを収容する通信信号、例えば起動通知信号を作成し、第2通信IF部21を用いて伝送路4を介して集中管理装置1へ送信する。各PLC端末3では、その第3処理部32の第3NT設定部321は、その第3端末ID設定部33および第3関連付け情報設定部34にそれぞれ保持されている端末IDおよび関連付けIDを取り出し、これら端末IDおよび関連付けIDを収容する通信信号、例えば起動通知信号を作成し、第3PLCIF部31を用いて電力線5を介して集中管理装置1へ送信する。
これら通信信号を受信すると、集中管理装置1は、その第1処理部12の第1NT設定部121によって、関連付け情報およびエリア情報を記憶部13に記憶する(C3)。
より具体的には、集中管理装置1では、その第1処理部12の第1NT設定部121は、各端末機器2より伝送路4を介して第1通信IF部11で受信した通信信号から端末ID、関連付けIDおよびエリアIDを取り出す。第1NT設定部121は、この取り出した関連付けIDごとに関連付け設定テーブル50にレコードを作成し、この作成したレコードの関連付けIDフィールド51および端末IDフィールド52に、関連付けIDおよびこの関連付けIDが収容されていた通信信号に収容されていた端末IDをそれぞれ登録する。なお、この取り出した関連付けIDが関連付け設定テーブル50に既に登録されている場合には、この関連付けIDが関連付けIDフィールド51に登録されているレコードの端末IDフィールド52に、この関連付けIDが収容されていた通信信号に収容されていた端末IDが登録される。これによって機器端末2の端末IDとこの端末IDに対応する関連付けIDとが互いに対応付けられて記憶部13の関連付け情報記憶部131に記憶される。そして、第1NT設定部121は、この取り出したエリアIDごとにエリア設定テーブル60にレコードを作成し、この作成したレコードのエリアIDフィールド61および端末IDフィールド62に、エリアIDおよびこのエリアIDが収容されていた通信信号に収容されていた端末IDをそれぞれ登録する。なお、この取り出したエリアIDがエリア設定テーブル60に既に登録されている場合には、このエリアIDがエリアIDフィールド61に登録されているレコードの端末IDフィールド62に、このエリアIDが収容されていた通信信号に収容されていた端末IDが登録される。これによって機器端末2の端末IDとこの端末IDに対応するエリアIDとが互いに対応付けられて記憶部13のエリア情報記憶部132に記憶される。
また、その第1処理部12の第1NT設定部121は、各PLC機器2より電力線5を介して第1PLCIF部14で受信した通信信号から端末IDおよび関連付けIDを取り出す。第1NT設定部121は、この取り出した関連付けIDごとに関連付け設定テーブル50にレコードを作成し、この作成したレコードの関連付けIDフィールド51および端末IDフィールド52に、関連付けIDおよびこの関連付けIDが収容されていた通信信号に収容されていた端末IDをそれぞれ登録する。なお、この取り出した関連付けIDが関連付け設定テーブル50に既に登録されている場合には、この関連付けIDが関連付けIDフィールド51に登録されているレコードの端末IDフィールド52に、この関連付けIDが収容されていた通信信号に収容されていた端末IDが登録される。これによってPLC端末3の端末IDとこの端末IDに対応する関連付けIDとが互いに対応付けられて記憶部13の関連付け情報記憶部131に記憶される。そして、第1NT設定部121は、PLC端末3の関連付けIDおよび端末IDを関連付け設定テーブル50に登録する場合に、端末IDフィールド52に機器端末2の端末IDが登録されている場合には、この機器端末2の端末IDをエリア設定テーブル60の端末IDフィールド62から検索し、この検索した機器端末2の端末IDを登録するエリア設定テーブル60の端末IDフィールド62に、前記取り出したPLC端末3の端末IDを登録する。
このような機器端末2の端末ID、関連付けIDおよびエリアIDの記憶部13への記憶動作ならびにPLC端末3の端末IDおよび関連付けIDの記憶部13への記憶動作は、例えば、機器端末2からの通信信号およびPLC端末3からの通信信号の受信順に実行される。
このように動作することによって、図3に示すように、関連付けIDとこの関連付けIDに対応する機器端末2の端末IDおよびPLC端末3の端末IDとが関連付け設定テーブル50の同一のレコードにおける関連付けIDフィールド51および端末IDフィールド52にそれぞれ登録され、機器端末2とPLC端末3との間における対応関係が記憶部13の関連付け情報記憶部131に記憶される。そして、図4に示すように、エリアIDとこのエリアIDに対応する機器端末2の端末IDおよびこの機器端末2と対応関係にあるPLC端末3の端末IDとがエリア設定テーブル60の同一のレコードにおけるエリアIDフィールド61および端末IDフィールド62にそれぞれ登録され、機器端末2とエリアとの間における対応関係が記憶部13のエリア情報記憶部132に記憶されると共に、PLC端末3とエリアとが対応付けられて、PLC端末3とエリアとの間における対応関係が記憶部13のエリア情報記憶部132に記憶される。
関連付け情報およびエリア情報が記憶部13に記憶されると、集中管理装置1は、その第1処理部12の第1NT設定部121によって、各機器端末2間における連動設定を行う(C4)。
より具体的には、集中管理装置1では、その第1処理部12の第1NT設定部121は、記憶部13のエリア情報記憶部132に記憶されているエリア設定テーブル60のエリアIDフィールド61に登録されているエリアIDを取り出す。第1NT設定部121は、この取り出したエリアIDを登録するエリアIDフィールド61と同一のレコードにおける端末IDフィールド62から機器端末2の端末IDを全て取り出す。そして、第1NT設定部121は、この取り出した機器端末2の端末IDに対応する機器端末2宛のこの取り出したエリアIDを連動情報として収容する通信信号、例えば、エリア設定要求信号を作成し、第1通信IF部11を用いてこの取り出した機器端末2の端末IDに対応する機器端末2に向けて伝送路4に送出する。例えば、図4に示す例では、第1NT設定部121は、エリア設定テーブル60の第1レコードにおけるエリアIDフィールド61からエリアID「エリア1」を取り出し、この第1レコードにおける端末IDフィールド62から機器端末2の端末ID「機器1」および「機器2」を取り出し、端末ID「機器1」に対応する機器端末2−1宛の連動情報としてエリアID「エリア1」を収容するエリア設定要求信号、および、端末ID「機器2」に対応する機器端末2−2宛の連動情報としてエリアID「エリア1」を収容するエリア設定要求信号をそれぞれ作成し、各エリア設定要求信号を機器端末2−1および機器端末2−2のそれぞれに向けて伝送路4に送出する(C4−1、C4−2)。このような処理がエリア設定テーブル60の全てのレコードに対して実行される。すなわち、エリア設定テーブル60のエリアIDフィールド61に登録されている全てのエリアIDに対して実行される。
機器端末2−1および機器端末2−2は、それぞれ、エリア設定要求信号を受信すると、第2処理部22の第2NT設定部221によって、エリア設定要求信号に収容されているエリアIDを連動情報記憶部26に連動情報として記憶する。これによって機器端末2−1および機器端末2−2は、制御信号を受信すると、その制御信号に収容されている連動情報と連動情報記憶部26に記憶されている連動情報とが一致する場合には、その制御信号に収容されている制御指令に応じて機器27を制御する。こうして機器端末2−1と機器端末2−2とは、連動して動作することが可能となる。
そして、集中管理装置1は、その第1処理部12の第1NT設定部121によって、各PLC端末3間における論理ネットワークの設定を行う(C5)。
より具体的には、集中管理装置1では、その第1処理部12の第1NT設定部121は、記憶部13のエリア情報記憶部132に記憶されているエリア設定テーブル60のエリアIDフィールド61に登録されているエリアIDを取り出す。第1NT設定部121は、この取り出したエリアIDを登録するエリアIDフィールド61と同一のレコードにおける端末IDフィールド62からPLC端末3の端末IDを全て取り出す。そして、第1NT設定部121は、この取り出したPLC端末3の端末IDに対応するPLC端末3宛のこの取り出したエリアIDを論理ネットワーク情報として収容する通信信号、例えば、エリア設定要求信号を作成し、第1PLCIF部14を用いてこの取り出したPLC端末3の端末IDに対応するPLC端末3に向けて電力線5に送出する。例えば、図4に示す例では、第1NT設定部121は、エリア設定テーブル60の第1レコードにおけるエリアIDフィールド61からエリアID「エリア1」を取り出し、この第1レコードにおける端末IDフィールド62からPLC端末3の端末ID「PLC1」および「PLC2」を取り出し、端末ID「PLC1」に対応するPLC端末3−1宛の論理ネットワーク情報としてエリアID「エリア1」を収容するエリア設定要求信号、および、端末ID「PLC2」に対応するPLC端末3−2宛の論理ネットワーク情報としてエリアID「エリア1」を収容するエリア設定要求信号をそれぞれ作成し、各エリア設定要求信号をPLC端末3−1およびPLC端末3−2のそれぞれに向けて電力線5に送出する(C5−1、C5−2)。このような処理がエリア設定テーブル60の全てのレコードに対して実行される。すなわち、エリア設定テーブル60のエリアIDフィールド61に登録されている全てのエリアIDに対して実行される。
PLC端末3−1およびPLC端末3−2は、それぞれ、エリア設定要求信号を受信すると、第3処理部32の第3NT設定部321によって、エリア設定要求信号に収容されているエリアIDを論理NT情報記憶部35に論理ネットワーク情報として記憶する。これによってPLC端末3−1およびPLC端末3−2は、通信信号を受信すると、その通信信号に収容されている論理ネットワーク情報と論理NT情報記憶部35に記憶されている論理ネットワーク情報とが一致する場合には、その通信信号に収容されている内容を処理し、一方、その通信信号に収容されている論理ネットワーク情報と論理NT情報記憶部35に記憶されている論理ネットワーク情報とが一致しない場合には、その通信信号を破棄する。こうしてPLC端末3−1とPLC端末3−2とは、同一の論理ネットワークに所属するPLC端末3として動作することが可能となる。
このように集中管理装置1が動作することによって、機器端末2に関連付け情報の設定およびエリア情報の設定を行うと共に、PLC端末3に関連付け情報の設定を行うだけで、PLC端末3に論理ネットワーク情報の設定が自動的に行われる。このため、初期設定や区画領域が変更された場合に、PLC端末3に論理ネットワーク情報の設定を行う必要がなく、論理ネットワークの設定に要する手間が省力される。
なお、上述の実施形態において、集中管理装置1は、関連付け情報およびエリア情報を機器端末2およびPLC端末3から収集するために、これら情報を要求する通信信号を機器端末2およびPLC端末3へ送信するように構成されてもよい。
図8は、実施形態の集中管理システムにおける論理ネットワークの他の設定動作を示すシーケンス図である。
図8において、集中管理装置1は、その第1処理部12の第1NT設定部121によって、関連付け情報およびエリア情報を要求する旨を収容した通信信号、例えば、設定情報要求信号を機器端末2へ伝送路4を介して送信すると共に、関連付け情報を要求する旨の収容した通信信号、例えば、設定情報要求信号をPLC端末3へ電力線5を介して送信する(C11)。この設定情報要求信号は、例えばブロードキャストやマルチキャストなどの同報通信でも、またユニキャストでもよい。
この設定情報要求信号を受信すると、各機器端末2は、上記処理C1と同様に、関連付け情報およびエリア情報を集中管理装置1へ送信し(C12)、各PLC端末3は、上記処理C2と同様に、関連付け情報を集中管理装置1へ送信する(C13)。
これら関連付け情報やエリア情報を収容する通信信号を受信すると、集中管理装置1は、上記処理C3と同様に、関連付け情報およびエリア情報を記憶部13に記憶する(C14)。
関連付け情報およびエリア情報が記憶部13に記憶されると、集中管理装置1は、上記処理C4と同様に、各機器端末2間における連動設定を行い(C15)、上記処理C5と同様に、各PLC端末3間における論理ネットワーク設定を行う(C16)。
このように動作することによって集中管理装置1は、関連付け情報およびエリア情報を機器端末2およびPLC端末3から収集することができ、PLC端末3に論理ネットワーク情報の設定が自動的に行われる。このため、PLC端末3に論理ネットワーク情報の設定を行う必要がなく、論理ネットワークの設定に要する手間が省力される。
この集中管理装置1の上記処理C11を実行するタイミング、すなわち、関連付け情報およびエリア情報を機器端末2およびPLC端末3から収集するタイミングは、例えば、集中管理装置1の起動時である。このように構成することによって、例えば、初期設定などにおいて、集中管理装置1の起動によって直ちに論理ネットワーク情報の設定が可能となる。また例えば、この送信を指示する発報スイッチを集中管理装置1にさらに設け、この発報スイッチが操作されることによってこの送信が実行される。このように構成することによって、例えば、区画領域が変更され、機器端末2およびPLC端末3に関連付け情報およびエリア情報が設定された後に、この発報スイッチが操作されることによって直ちに変更後の論理ネットワーク情報の設定が可能となる。あるいは、集中管理システムSに機器端末2やPLC端末3が追加または撤去された場合に、この発報スイッチが操作されることによって直ちに変更後の論理ネットワーク情報の設定が可能となる。また例えば、所定の時間間隔でこの送信が実行される。なお、このような場合において、集中管理装置1が機器端末2およびPLC端末3の通信上の生存確認を行っている場合には、設定情報要求信号は、この生存確認を行う通信信号(例えばハローパケット)と兼用されてもよく、機器端末2は、この生存確認を行う通信信号の返信信号に関連付け情報およびエリア情報も含ませ、PLC端末3は、この生存確認を行う通信信号の返信信号に関連付け情報も含ませる。このように構成することによって、論理ネットワーク情報の設定が定期的に実行され、変更があった場合に変更後の論理ネットワーク情報の設定が可能となる。
例えば、図1に示すように、機器端末2−1、機器端末2−2、PLC端末3−1およびPLC端末3−2が破線で示すグループ(区画領域)に所属する場合から、機器端末2−2、機器端末2−3、PLC端末3−2およびPLC端末3−3が一点鎖線で示すグループ(区画領域)に所属する場合に変更された後に上記処理C11が実行される。
なお、このような変更後の論理ネットワークの設定動作では、上述のように、全ての機器端末2に対して処理C15を実行すると共に、全てのPLC端末3に対して処理C16を実行しても良いが、変更後と変更前の差分をとって、変更のあった端末2、3に対して処理C15または処理C16を行うように、集中管理装置1が構成されても良い。このように構成されることによって、変更の無かった端末2、3に対して処理C15または処理C16の実行が不必要となるので、その分、通信トラフィックの低減が可能となる。
そして、上述の実施形態において、機器端末2がそのエリア情報設定部25に保持されているエリア情報に基づいて連動制御されるように構成される場合には、機器端末2から連動情報記憶部26が省略可能であり、さらに、図7に示す上記処理C4および図8に示す上記処理C15が省略可能である。この構成によれば、機器端末2の構成が簡素化され、また、論理ネットワーク情報の設定の処理が簡素化される。
また、上述の実施形態において、一の機器端末2は、他の機器端末2から制御されるように構成されても良い。例えば、前記一の機器端末2における機器27が照明器具などであって前記他の機器端末2における機器27がそのスイッチであり、前記他の機器端末2におけるスイッチが操作されることによって、前記一の機器端末2における照明器具などがオン(点灯)またはオフ(消灯)される。このような場合において、図7に示す上記処理C4や図8に示す上記処理C15で連動情報としてエリアIDを機器端末2に送信する際に、エリアIDに代えて、あるいは、エリアIDに追加して、前記一の機器端末2における機器27の状態と前記他の機器端末2における機器27の状態との関連づけ情報が送信され、前記一の機器端末2および前記他の機器端末2にこの関連づけ情報が記憶され、連動設定される。例えば、上述の例において、前記一の機器端末2におけるスイッチの状態(オンオフ)と前記他の機器端末2における照明器具などの状態(オンオフ)とが関連付けられ、前記一の機器端末2におけるスイッチの状態がオンされると、前記一の機器端末2からスイッチの状態がオンである旨を収容する通信信号が前記他の機器端末2へ送信され、前記他の機器端末2では、この通信信号が受信されると、その連動設定の関連づけ情報に基づいてスイッチの状態のオンが照明器具などのオンと解釈され、前記他の機器端末2における照明器具などの状態がオンにされる。
そして、上述の実施形態において、集中管理システムSは、別の通信ネットワークと通信可能に構成されてもよい。
図9は、実施形態における別の通信ネットワークと通信可能に接続された集中管理システムの構成を示す図である。
図9に示す例では、集中管理システムSaは、集中管理装置1aと、複数の機器端末2と、複数のPLC端末3とを備え、別の通信ネットワーク6が集中管理装置1aと通信可能に接続されることによって、別の通信ネットワーク6と通信可能に接続される。
集中管理装置1aは、別の通信ネットワークと通信可能に接続するために、上述の実施形態における集中管理装置1と同様に、第1通信IF部11と、第1処理部12と、記憶部13と、第1PLCIF部14とを備え、さらに、図2に破線で示すように、外部通信インタフェース部(以下、「外部通信IF部」)15を備えて構成されている。この外部通信IF部15は、第1処理部12に接続され、別の通信ネットワーク6との間で所定の通信方式で通信を行うためのインタフェース回路である。
この構成によれば、設定ツールや設定サーバなどの通信端末をこの通信ネットワーク6に通信可能に接続することによって、各機器端末2および各PLC端末3に関連付け情報およびエリア情報の各情報をこの通信端末から通信ネットワーク6を介して遠隔操作で設定することが可能となる。あるいは、上記処理C11の実行開始をこの通信端末から通信ネットワーク6を介して遠隔で指示することが可能となる。
図10は、実施形態における機器端末2およびPLC端末で構成される集中管理システムの構成を示す図である。
そして、上述の実施形態において、集中管理装置1の第1通信IF部11および機器端末2の第2通信IF部21がPLCを行うためのインタフェース回路で構成され、伝送路4が電力線とされることによって、集中管理装置1と機器端末2との間の通信もPLCとされてもよい。このように構成された場合において、さらに、集中管理システムSbは、図10に示すように、PLC端末3と接続される電力線5が機器端末2bと接続される電力線4bと接続され、集中管理装置1の図7や図8に示す論理ネットワークの設定処理の機能を、複数の機器端末2のうちの何れかの機器端末2が、または複数のPLC端末3のうちの何れかのPLC端末3が備えるように構成されてもよい。図10に示す例では、PLC端末3b−1がこの論理ネットワークの設定処理の機能を有している。
この構成によれば、集中管理装置1を別体として備える必要がなく、集中管理装置1の設置場所を確保する必要がない。
また、上述の実施形態において、機器端末2がPLC端末3に関連付けIDを設定するように構成されてもよい。このような場合では、例えば、機器端末2およびPLC端末3は、可視光通信や赤外線通信(IrDA)などを行う光通信部をさらに備えて構成される。そして、機器端末2は、その第2関連付け情報設定部24に関連付けIDが保持されると、その第2処理部22の第2NT設定部2221によって、その光通信部からその第2関連付け情報設定部24に保持された関連付けIDを収容する通信信号を発信する。PLC端末3が増設されこの機器端末2に関連付けられる場合に、図9に示すように、この増設のPLC端末3が機器端末2からの前記通信信号を受信可能な位置に配置され、増設のPLC端末3は、前記通信信号をその光通信部によって受信すると、その第3処理部32の第3NT設定部321によって、この受信した通信信号に収容されている関連付けIDをその第3関連付け情報設定部34に保持する。
この構成によれば、機器端末2によってPLC端末3に関連付けIDが設定され、ユーザによるPLC端末3への関連付けIDの設定が不要となり、その手間が省力される。
そして、上述の実施形態において、PLC端末3は、自機の利用状況を監視し、この監視した利用状況を電力線5を介して集中管理装置1へ送信するように構成され、集中管理装置1は、PLC端末3から受信した利用状況に基づいて機器端末2を制御するように構成されてもよい。このように構成されることによってPLC端末3の利用状況に基づいて機器端末2の制御が可能となる。例えば、PLC端末3における利用状況が少ない、あるいは無い場合には、それに対応する機器端末2の動作を抑制、あるいは停止することによって省電力化を図ることができる。また例えば、PLC端末3における利用状況が比較的多い場合には、それに対応する機器端末2を優先的に取り扱うことができる。
この場合において、PLC端末3は、図6に破線で示すように、第3処理部32に機能的に、自機の利用状況を監視し、この監視した利用状況を電力線5を介して集中管理装置1へ送信する処理を行う利用状況監視部323をさらに備えて構成される。そして、集中管理装置1は、図1に破線で示すように、第1処理部12に機能的に、PLC端末3から受信した利用状況に基づいて機器端末2を制御する処理を行う第1遠隔制御部123をさらに備えて構成される。
このような構成において、PLC端末3における第3処理部32の利用状況監視部323は、例えば、第3通信IF部36の通信状況を監視し、予め設定された所定の時間内における通信信号の個数を計数し、この計数した通信信号の個数を収容する通信信号(利用状況通知信号)を電力線5を介して集中管理装置1へ送信する。この利用状況通知信号を受信すると、集中管理装置1における第1処理部12の第1遠隔制御部123は、通信信号の個数が予め設定された所定の閾値以下である場合には、この利用状況通知信号を送信したPLC端末3と対応関係にある機器端末3を関連付け情報記憶部131に記憶されている関連付け情報から検索し、この検索した機器端末3における機器27の動作を停止すべく、この検索した機器端末3宛の停止を指示する旨を収容した通信信号(停止制御信号)を作成し、この作成した停止制御信号を伝送路4へ送出する。この検索した機器端末2は、この停止制御信号を受信すると、機器27の動作を停止する。例えば、機器27が照明器具である場合には、照明器具を消灯する。
また、上述では、PLC端末3は、自機の利用状況の監視として、通信状況を監視したが、自機から供給される電力の消費量を監視するように構成されてもよい。この場合において、PLC端末3は、図6に破線で示すように、商用交流電力を供給するコンセント38と、このコンセント38の消費電力を測定する電力計37とをさらに備え、前記利用状況監視部323が電力計37の測定結果を監視することで、コンセント38の利用電力状況を監視するように構成されてもよい。
このような構成において、利用状況監視部323は、予め設定された所定の時間間隔で電力計37からその測定値を取得し、この取得した測定値を収容する通信信号(利用状況通知信号)を電力線5を介して集中管理装置1へ送信する。この利用状況通知信号を受信すると、集中管理装置1における第1処理部12の第1遠隔制御部123は、測定値が予め設定された所定の閾値以下である場合には、この利用状況通知信号を送信したPLC端末3と対応関係にある機器端末3を関連付け情報記憶部131に記憶されている関連付け情報から検索し、この検索した機器端末3における機器27の動作を停止すべく、この検索した機器端末3宛の停止を指示する旨を収容した通信信号(停止制御信号)を作成し、この作成した停止制御信号を伝送路4へ送出する。この検索した機器端末2は、この停止制御信号を受信すると、機器27の動作を停止する。例えば、機器27が照明器具である場合には、照明器具を消灯する。
また、上述の実施形態において、集中管理装置1は、予め設定されたスケジュールに従って機器端末2の動作を制御するように構成されてもよい。この場合において、集中管理装置1は、図2に破線で示すように、記憶部13に機能的に、時刻と機器端末2の動作とを対応付けた第1スケジュールを記憶するスケジュール情報記憶部133をさらに備え、第1処理部12に機能的に、スケジュール情報記憶部133に予め記憶されている第1スケジュールに基づいて機器端末2の動作を制御する第2遠隔制御部124をさらに備えて構成される。
このような構成において、集中管理装置1は、その第1処理部12の第2遠隔制御部124によって、スケジュール情報記憶部133に記憶されている第1スケジュールを参照し、第1スケジュールに登録されている時刻になると、当該時刻に対応する機器端末2の動作を指示する旨の通信信号(制御信号)を作成し、この作成した制御信号を伝送路4へ送出する。機器端末2は、この制御信号を受信すると、指示された動作を実行する。例えば、エリアID「エリア1」の機器端末2が零時に動作を停止するように第1スケジュールに登録されている場合では、零時になると、集中管理装置1は、エリアID「エリア1」に対応する機器端末2をエリア情報記憶部132に記憶されているエリア情報から検索し、この検索した機器端末2宛の停止制御信号を作成し、この作成した停止制御信号を伝送路4へ送出する。この検索した機器端末2は、この停止制御信号を受信すると、機器27の動作を停止する。例えば、機器27が照明器具である場合には、照明器具を消灯する。
この構成によれば、第1スケジュールに基づいて機器端末2の動作の制御が可能となる。このため、ユーザが機器端末2の電源を落とし忘れたとしても確実に機器端末2が停止され、無駄な電力消費が回避される。
そして、上述の実施形態において、集中管理装置1は、予め設定されたスケジュールに従ってPLC端末3の動作を制御するように構成されてもよい。この場合において、集中管理装置1は、図2に破線で示すように、記憶部13に機能的に、時刻とPLC端末2の動作とを対応付けた第2スケジュールを記憶するスケジュール情報記憶部133をさらに備え、第1処理部12に機能的に、スケジュール情報記憶部133に予め記憶されている第2スケジュールに基づいて機器端末2の動作を制御する第2遠隔制御部124をさらに備えて構成される。
このような構成において、集中管理装置1は、その第1処理部12の第2遠隔制御部124によって、スケジュール情報記憶部133に記憶されている第2スケジュールを参照し、第2スケジュールに登録されている時刻になると、当該時刻に対応するPLC端末3の動作を指示する旨の通信信号(制御信号)を作成し、この作成した制御信号を電力線5へ送出する。PLC端末3は、この制御信号を受信すると、指示された動作を実行する。例えば、エリアID「エリア1」のPLC端末3が零時に動作を停止するように第2スケジュールに登録されている場合では、零時になると、集中管理装置1は、エリアID「エリア1」に対応するPLC端末3をエリア情報記憶部132に記憶されているエリア情報から検索し、この検索したPLC端末3宛の停止制御信号を作成し、この作成した停止制御信号を電力線5へ送出する。この検索したPLC端末3は、この停止制御信号を受信すると、その動作を停止する。あるいは、例えば、PLC端末3には、コンセント38をさらに備え、このコンセント38から給電される電力が停止される。
この構成によれば、第2スケジュールに基づいてPLC端末3の動作の制御が可能となる。このため、ユーザがPLC端末3の電源を落とし忘れたとしても確実にPLC端末3が停止され、無駄な電力消費が回避される。あるいは、PLC端末3にコンセント38が備えられている場合に、その給電が停止され、無駄な電力消費が回避される。
また、上述の実施形態において、集中管理装置1における第1処理部12の第1NT設定部121は、さらに、各PLC端末3に対し、論理ネットワークで使用可能な通信帯域の設定を行うように構成されてもよい。
集中管理装置1は、図7に示す上記処理C5や図8に示す上記処理C16で論理セットワーク情報としてエリアIDをPLC端末3に設定する際に、当該PLC端末3が使用可能な通信帯域もPLC端末3の第3PLCIF部31に設定する。
この構成によれば、論理ネットワークで使用可能な通信帯域の設定が行われるので、所望の論理ネットワークに優先的に通信帯域を割り当てることが可能となる。このため、IP電話などの音声通信や動画通信を行う論理ネットワークに優先的に通信帯域を割り当てることによって、音声が途切れたり、動画がコマ落ちしたりすることを抑制することができる。また、区画領域の変更前の通信帯域の割り当てをそのまま引き継ぐことによって、その設定の手間が省力可能となる。
そして、上述の実施形態において、集中管理装置1における第1処理部12の第1NT設定部121は、論理ネットワーク内で暗号化通信を行う場合に、さらに、各PLC端末3に対し、その暗号化通信で利用する暗号鍵の配布を行うように構成されてもよい。
集中管理装置1は、図7に示す上記処理C5や図8に示す上記処理C16で論理ネットワーク情報としてエリアIDをPLC端末3に送信する際に、送信先のPLC端末3が使用する暗号鍵も当該PLC端末3に送信する。PLC端末3の第3処理部32は、この暗号鍵を受信すると、暗号鍵記憶部(不図示)に記憶し、暗号化通信の際に使用する。
この構成によれば、論理ネットワーク内で暗号化通信を行う場合に、別途の通信信号によって暗号鍵をPLC端末3に送信する必要がなくなるので、その分、通信トラフィックの低減が可能となる。
そして、上述の実施形態において、集中管理装置1における第1処理部12の第1NT設定部121は、論理ネットワーク内の各PLC端末3間において通信上の親子関係がある場合に、さらに、その親子関係を管理すると共に、各PLC端末3に対し、当該PLC端末3が親機である場合にはその旨の設定を配布し、当該PLC端末3が子機である場合にはその旨の設定を配布するように構成されてもよい。
集中管理装置1は、図7に示す上記処理C5や図8に示す上記処理C16で論理ネットワーク情報としてエリアIDをPLC端末3に設定する際に先だって、まず、予め設定されている所定の規約に従って、論理ネットワーク内における一のPLC端末3を親機に設定すると共に他のPLC端末3を子機に設定し、その設定を各PLC端末3に対応付けて記憶部13に記憶することによって、その親子関係を管理する。例えば、各PLC端末3の端末IDに、その親子関係の設定に応じて、親機であることを表す識別子または子機であることを表す識別子が対応付けられて記憶部13に記憶され、親子関係が管理される。そして、集中管理装置1は、図7に示す上記処理C5や図8に示す上記処理C16で論理ネットワーク情報としてエリアIDをPLC端末3に送信する際に、送信先のPLC端末3が親機である場合には、親機である旨を表す情報もPLC端末3に送信し、送信先のPLC端末3が子機である場合には、子機である旨を表す情報もPLC端末3に送信する。PLC端末3の第3処理部32は、この情報を受信すると、親子設定記憶部(不図示)に記憶し、設定する。
この構成によれば、論理ネットワーク内で暗号化通信を行う場合に、別途の通信信号によって暗号鍵をPLC端末3に送信する必要がなくなるので、その分、通信トラフィックの低減が可能となる。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更及び/又は改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。従って、当業者が実施する変更形態又は改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態又は当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
実施形態における集中管理システムの構成を示す図である。 実施形態における集中管理装置の構成を示すブロック図である。 実施形態における関連付け設定テーブルの構成を示す図である。 実施形態におけるエリア設定テーブルの構成を示す図である。 実施形態における機器端末の構成を示すブロック図である。 実施形態における電力線搬送通信端末の構成を示すブロック図である。 実施形態の集中管理システムにおける論理ネットワークの設定動作を示すシーケンス図である。 実施形態の集中管理システムにおける論理ネットワークの他の設定動作を示すシーケンス図である。 実施形態における別の通信ネットワークと通信可能に接続された集中管理システムの構成を示す図である。 実施形態における機器端末2および電力線搬送通信端末で構成される集中管理システムの構成を示す図である。
符号の説明
S、Sa、Sb 集中管理システム
1、1a 集中管理装置
2、2b 機器端末
3、3b 電力線搬送通信端末
12 第1処理部
13 記憶部
22 第2処理部
23 第2端末ID設定部
24 第2関連付け情報設定部
25 エリア情報設定部
26 連動情報記憶部
27 機器
32 第3処理部
33 第3端末ID設定部
34 第3関連付け情報設定部
35 論理ネットワーク情報記憶部
37 電力計
38 コンセント
50 関連付け設定テーブル
60 エリア設定テーブル
121 第1ネットワーク設定部
123 第1遠隔制御部
124 第2遠隔制御部
131 関連付け情報記憶部
132 エリア情報記憶部
133 スケジュール情報記憶部
221 第2ネットワーク設定部
321 第3ネットワーク設定部
323 利用状況監視部

Claims (6)

  1. 機器に対し監視および制御のうちの少なくとも一方を行う複数の機器端末と、
    電力線搬送通信を行う複数の電力線搬送通信端末と、
    前記複数の機器端末と伝送路を介して通信可能に接続されると共に、前記複数の電力線搬送通信端末と電力線を介して通信可能に接続される集中管理装置とを備え、
    前記集中管理装置は、
    前記複数の機器端末と前記複数の電力線搬送通信端末との間における対応関係を記憶する記憶部と、
    同一のグループに所属することを表すエリア情報を前記機器端末から前記伝送路を介して受信し、該受信したエリア情報を送信した機器端末に対応する電力線搬送通信端末を前記対応関係に基づいて検索し、該受信したエリア情報を同一の論理ネットワークに所属することを表す論理ネットワーク情報として該検索した電力線搬送通信端末へ前記電力線を介して送信する処理を行うネットワーク設定部とを備えること
    を特徴とする集中管理システム。
  2. 前記電力線搬送通信端末は、自機の利用状況を監視し、該監視した利用状況を前記電力線を介して前記集中管理装置へ送信する処理を行う利用状況監視部を備え、
    前記集中管理装置は、前記電力線搬送通信端末から受信した利用状況に基づいて前記機器端末を制御する処理を行う第1遠隔制御部をさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の集中管理システム。
  3. 前記集中管理装置は、時刻と前記機器端末の動作とを対応付けた第1スケジュールおよび時刻と前記電力線搬送通信端末の動作とを対応付けた第2スケジュールのうちの少なくとも一方を記憶するスケジュール情報記憶部と、前記第1スケジュールおよび前記第2スケジュールのうちの少なくとも一方に基づいて前記機器端末の動作および前記電力線搬送通信端末の動作のうちの少なくとも一方を制御する処理を行う第2遠隔制御部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の集中管理システム。
  4. 前記集中管理装置のネットワーク設定部は、さらに、前記論理ネットワークで使用可能な通信帯域の設定を行うこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の集中管理システム。
  5. 機器に対し監視および制御のうちの少なくとも一方を行う複数の機器端末と、電力線搬送通信を行う複数の電力線搬送通信端末と、前記複数の機器端末と伝送路を介して通信可能に接続されると共に、前記複数の電力線搬送通信端末と電力線を介して通信可能に接続される集中管理装置とを備える集中管理システムにおける論理ネットワーク情報を設定する論理ネットワーク設定方法であって、
    前記複数の機器端末と前記複数の電力線搬送通信端末との間における対応関係を前記集中管理装置が記憶する第1工程と、
    同一のグループに所属することを表すエリア情報を前記機器端末から前記伝送路を介して前記集中管理装置が受信する第2工程と、
    前記第2工程で受信したエリア情報を送信した機器端末に対応する電力線搬送通信端末を前記対応関係に基づいて前記集中管理装置が検索する第3工程と、
    前記第2工程で受信したエリア情報を同一の論理ネットワークに所属することを表す論理ネットワーク情報として前記第3工程で検索した電力線搬送通信端末へ前記電力線を介して前記集中管理装置が送信する第4工程とを備えること
    を特徴とする集中管理システムの論理ネットワーク情報設定方法。
  6. 機器に対し監視および制御のうちの少なくとも一方を行う複数の機器端末と伝送路を介して通信可能に接続されると共に、電力線搬送通信を行う複数の電力線搬送通信端末と電力線を介して通信可能に接続される集中管理装置であって、
    前記複数の機器端末と前記複数の電力線搬送通信端末との間における対応関係を記憶する記憶部と、
    同一のグループに所属することを表すエリア情報を前記機器端末から前記伝送路を介して受信し、該受信したエリア情報を送信した機器端末に対応する電力線搬送通信端末を前記対応関係に基づいて検索し、該受信したエリア情報を同一の論理ネットワークに所属することを表す論理ネットワーク情報として該検索した電力線搬送通信端末へ前記電力線を介して送信する処理を行うネットワーク設定部とを備えること
    を特徴とする集中管理装置。
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