JP2008294226A - 光電子回路基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】面型光素子の結合損失の低減が可能な光電子回路基板を提供する。
【解決手段】光電子回路基板1は、光信号を送信する第1の光モジュール12A、および光信号を受信する第2の光モジュール12Bを実装した第1および第2の基板10、11と、第1および第2の基板10、11間に設けられた光導波路13とを有する。第1の光モジュール12Aは、第1の中継基板122A上に駆動回路チップ123Aを実装し、駆動回路チップ123A上に発光素子アレイ120を実装し、第1の中継基板122Aを半田ボール125を介して第1の基板10に電気的に接続したものである。第2の光モジュール12Bは、第2の中継基板122B上に処理回路チップ123Bを実装し、処理回路チップ123B上に受光素子アレイ121を実装し、第2の中継基板122Bを半田ボール125を介して第1の基板10に電気的に接続したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、光電子回路基板に関する。
近年の電子機器の小型化・高機能化に伴い、それに使用される機器や媒体の部品点数の削減、及び小型化が要求されている。
小型化の要求を満たすため、複数の半導体パッケージを積層するパッケージオンパッケージ(Package on Package:PoP)技術が開発されている。また、半導体パッケージを積層するのではなく、パッケージ封入前の半導体チップを積層したチップオンチップ(Chip on Chip:CoC)の構造を提案するものもある(例えば、特許文献1参照)。
このCoC構造は、PC板の所要面積を少なくするため、パッケージ基板上にフラッシュメモリまたはEEPROMを備えた下部集積回路チップを配置し、この下部集積回路チップ上にダイナミックアクセルメモリ(RAM)を備えた上部集積回路チップを配置したものである。
特開2006−203211号公報
本発明の目的は、面型光素子の結合損失の低減が可能な光電子回路基板を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、以下の光電子回路基板を提供する。
[1]光信号を送信または受信する光学面と反対側に実装面を有する面型光素子と、前記面型光素子の前記実装面が取り付けられた被実装面、および前記被実装面と反対側に実装面を有し、前記面型光素子を駆動する駆動回路、または前記面型光素子の出力信号を処理する処理回路を内蔵した回路チップと、前記回路チップの前記実装面が取り付けられ、前記回路チップの前記実装面よりも大きな面積の取付面を有する基板とを備えた光電子回路部品。
[2]光信号を送信または受信する光学面と反対側に実装面を有する面型光素子と、前記面型光素子の前記実装面が取り付けられる被実装面、および前記被実装面と反対側に実装面を有し、前記面型光素子を駆動する駆動回路、または前記面型光素子の出力信号を処理する処理回路を内蔵した回路チップと、前記回路チップの前記実装面が取り付けられる取付面を有する中継基板と、前記光信号を通過させる開口が形成され、前記面型光素子および前記回路チップが実装された前記中継基板の前記取付面が導電性ボールを加熱溶融して電気的に接続された主基板とを備えた光電子回路部品。
[3]光信号を送信する光出力面と反対側に実装面を有する面型発光素子と、前記面型発光素子の前記実装面が取り付けられる被実装面、および前記被実装面と反対側に実装面を有し、前記面型発光素子を駆動する駆動回路を内蔵した第1の回路チップと、光信号を受信する光入力面と反対側に実装面を有する面型受光素子と、前記面型受光素子の前記実装面が取り付けられる被実装面、および前記被実装面と反対側に実装面を有し、前記面型受光素子の出力信号を処理する処理回路を内蔵した第2の回路チップと、前記第1の回路チップの前記実装面が取り付けられる取付面を有する第1の中継基板と、前記第2の回路チップの前記実装面が取り付けられる取付面を有する第2の中継基板と、前記面型発光素子からの前記光信号を通過させる第1の開口が形成され、前記面型発光素子および前記第1の回路チップが実装された前記第1の中継基板の前記取付面が導電性ボールを加熱溶融して電気的に接続されるとともに、前記面型受光素子への前記光信号を通過させる第2の開口が形成され、前記面型受光素子および前記第2の回路チップが実装された前記第2の中継基板の前記取付面が導電性ボールを加熱溶融して電気的に接続された主基板と、前記主基板の前記中継基板が接続された側と反対側の面に設けられ、前記面型発光素子から送信され、前記第1の開口を通過する前記光信号の光路を変換する第1の光路変換面、前記第1の光路変換面により変換された前記光信号が前記第2の開口を通過して前記面型受光素子に受信されるように前記光信号の光路を変換する第2の光路変換面を有する光導波路とを備えた光電子回路基板。
[4]更に、前記主基板の前記反対側の面に前記光導波路を介して他の基板を備えた前記[3]に記載の光電子回路基板。
[5]少なくとも前記面型発光素子の前記光出力面と前記光導波路と間、および前記面型受光素子の前記光入力面と前記光導波路との間が前記光信号の波長を透過させる特性を有する光学樹脂により充填されている前記[3]に記載の光電子回路基板。
請求項1に係る光電子回路基板によると、面型光素子の光学面は、基板に対して回路チップよりも高い位置にあり、面型光素子の結合損失の低減が可能になる。
請求項2に係る光電子回路基板によると、面型光素子の結合損失の低減が可能になるとともに、中継基板の取付面に面型光素子および回路チップを実装した場合と比較して高さの大きな導電性部材を用いることができ、接続の信頼性が向上する。
請求項3に係る光電子回路基板によると、面型光素子と光導波路との間の結合損失の低減が可能になる。
請求項4に係る光電子回路基板によると、基板に実装される電子部品等の実装密度を上げることができる。
請求項5に係る光電子回路基板によると、光学樹脂を用いない場合と比較して面型光素子と光導波路との間の結合損失をより低減することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光電子回路基板の概略の構成例を示し、(a)は、斜視図、(b)は、(a)のA―A線断面図、(c)は、(a)のB―B線断面図である。
この光電子回路基板1は、光回路と電子回路を有するものであり、各種の電子部品、電源回路部品等を含む電子回路を有する第1の基板(主基板)10および第2の基板(他の基板)11と、第1の基板10の上面側に実装された第1及び第2の光モジュール12A、12Bと、第1及び第2の基板10、11間に設けられ、第1及び第2の光モジュール12A、12B間を光学的に接続する光導波路13(図1(b)、(c)参照)とを備えて構成されている。
(光モジュール)
第1の光モジュール12Aは、複数の発光素子(面型光素子)120aが一例に配列された発光素子アレイ120と、発光素子120aを駆動する駆動回路等を有する。第2の光モジュール12Bは、複数の受光素子(面型受光素子)121aが一列に配列された受光素子アレイ121と、受光素子121aからの出力信号を増幅する処理回路等を有する。第1及び第2の光モジュール12A、12Bの詳細な構成は後述する。
(第1の基板)
第1の基板10は、例えば、厚みが0.5mmのガラスエポキシ樹脂等の絶縁性材料から形成された基材と、この基材の上面に形成され、各種の電子部品や電源回路部品等が電気的に接続された導電性パターンとを有する。
また、第1の基板10は、4つの発光素子120aにそれぞれ対向した位置に後述する4つの発光側開口が形成され、4つの受光素子121aにそれぞれ対向した位置に後述する4つの受光側開口が形成されている。なお、4つの発光側開口と4つの受光側開口は、それぞれ共通する1つの開口であっても良い。
(第2の基板)
第2の基板11は、例えば、厚みが1mmのガラスエポキシ樹脂等の絶縁性材料から形成された基材と、この基材の下面に形成され、各種の電子部品や電源回路部品等が電気的に接続された導電性パターンとを有する。
(光導波路)
光導波路13は、図1(b)、(c)に示すように、例えば、全体の厚みが0.2mmであり、50×50μmの断面矩形状を有する4本のコア131と、これらのコア131の周囲に形成されてコア131より屈折率が小さいクラッド132とで構成される。
(光導波路の製造法)
次に、光導波路13の製造方法の一例について説明する。光導波路13は、例えば、一般によく用いられるフォトリソグラフィ法やRIE(反応性イオンエッチング)を利用した方法で作製可能である。特に、本出願人が既に提案した特開2004−29507号公報等に記載されている鋳型を用いた作製工程により効率的に製造することができる。以下に、その作製工程を説明する。
まず、4本のコア131に対応する凸部が形成された原盤を、例えば、フォトリソグラフィ法を用いて作製する。次に、原盤の凸部が形成された面に、例えば、500〜7000mPa・s程度の粘度で、紫外領域や可視領域において光透過性を有する硬化性樹脂、例えば、分子中にメチルシロキサン基、エチルシロキサン基、フェニルシロキサン基を含む硬化性オルガノポリシロキサンの層を塗布等により設け、その後、硬化させて硬化層を構成する。次に、硬化層を原盤から剥離し、凸部に対応する凹部を有した鋳型を作製する。
次に、鋳型に、この鋳型との密着性に優れる樹脂、例えば、脂環式アクリル樹脂フィルム、脂環式オレフィン樹脂フィルム、三酢酸セルロースフィルム、フッ素樹脂フィルム等からなるクラッド用フィルム基材を密着させる。次に、鋳型の凹部に、例えば、紫外線硬化性又は熱硬化性のモノマー、オリゴマー若しくはモノマーとオリゴマーの混合物、エポキシ系、ポリイミド系、アクリル系の紫外線硬化性樹脂等からなる硬化性樹脂を充填する。次に、凹部内の硬化性樹脂を硬化させてコア131とした後、鋳型を剥離する。これにより、クラッド用フィルム基材上に4本のコア131が残される。
次に、クラッド用フィルム基材のコア131が形成された面側にコア131を覆うようにクラッド132を設ける。クラッド132として、例えば、フィルム、クラッド用硬化性樹脂を塗布して硬化させた層、高分子材料の溶剤溶液を塗布し乾燥してなる高分子膜等が挙げられる。
最後に、光導波路のコア131が露出する面をダイサーによって所定の角度に切削して光路変換面を形成する。更にコア131に平行にダイサーで切り出すことにより、クラッド用フィルム基材及びクラッド層をクラッド132とした光導波路13が完成する。
図2は、図1(a)のC−C線断面図である。図3は、第1の光モジュールの駆動回路チップおよび発光素子アレイが実装された中継基板を下面側から見た平面図、図4は、第2の光モジュールの処理回路チップおよび受光素子アレイが実装された中継基板を下面側から見た平面図である。
(第1の光モジュール)
第1の光モジュール12Aは、図2、図3に示すように、第1の中継基板122Aと、第1の中継基板122Aの下面に実装された駆動回路チップ(第1の回路チップ)123Aと、駆動回路チップ123A上に実装された上述の発光素子アレイ120とを備える。
第1の中継基板122Aは、絶縁性材料からなる基材を有し、基材の下面である取付面122aには、BGA(Ball Grid Array)等の半田ボール(導電性ボール)125が接続される端子124と、駆動回路チップ123Aと電気的に接続されるパッド127Aと、端子124とパッド127Aとを接続する図示しない配線パターンが形成されている。第1の中継基板122Aの端子124は、半田ボール125によって第1の基板10の端子110に電気的に接続される。なお、端子124やパッド127Aの数は、同図のものに限定されない。
駆動回路チップ123Aは、駆動回路を内蔵し、例えば、525μm以下の高さを有する。駆動回路チップ123Aの被実装面123aには、第1の中継基板122Aにワイヤ126により接続されるパッド127Bと、発光素子アレイ120の後述するp側電極120cにワイヤ126により接続されるパッド127Cと、発光素子アレイ120の後述するn側電極120eに導電性接着剤により接続されるパッド127CDとを備え、これらのパッド127B〜127Dは、図示しない配線パターンによって接続されている。駆動回路チップ123Aの実装面123bは、接着剤によって第1の中継基板122Aの取付面122aに接合される。
発光素子アレイ120の発光素子120aは、光信号を出力する光出力面(光学面)120bと反対側に実装面を有する面型発光素子を用いる。面型発光素子として、例えば、面型発光ダイオードや面発光レーザ等を用いることができるが、本実施の形態では、面発光レーザを用いる。この面発光レーザを用いた面発光レーザアレイは、例えば、n型GaAs基板上に、n型下部反射鏡層、活性層、電流狭窄層、p型上部反射鏡層、p型コンタクト層、p側電極120cを形成し、n型GaAs基板の裏面にn側電極120eを形成したものであり、活性層、電流狭窄層、p型上部反射鏡層、p型コンタクト層、およびp側電極120cは、発光素子120a毎に形成されている。また、p側電極120cは、活性層の発光領域の直上に開口120dを有する。発光素子アレイ120は、例えば、幅0.3mm、例えば、高さ180〜220μm、アレイ方向の長さ1mmの大きさを有し、4つの開口120dが光出力面(光学面)120bに長手方向にピッチ250μmで配列されている。
半田ボール125は、金属または合成樹脂からなるコア125aと、コア125aを被覆する半田等からなる被覆層125bとから構成されている。コア125aの材料は、リフロー処理後も形状が変化しないものであれば、特に限定されず、銅、金またはこれらの合金等の金属、またはポリカーボネート等の合成樹脂を用いることができる。コア125aの形状は、球状や、高さ方向に軸を有する円柱状、角柱状でもよいが、ここでは球状のものを用いる。コア125aの形状およびサイズは、上記のものに限定されない。但し、中継基板122を実装した後は、図2に示すように、リフロー処理時の被覆層125bの加熱溶融によりコア125aが端子110,124に接するようになるため、半田ボール125の最終的な高さは、コア125aのサイズで決まる。従って、駆動回路チップ123Aの高さをt11、発光素子アレイ120の高さをt12とするとき、コア125aの直径dは、d>t11+t12となるものを選定する必要がある。なお、半田ボールは最終的に高さの精度を確保することができるのなら、二重構造でなくてもよい。
(第2の光モジュール)
第2の光モジュール12Bは、図2、図4に示すように、第2の中継基板122Bと、第2の中継基板122Bの下面に実装された処理回路チップ(第2の回路チップ)123Bと、処理回路チップ123B上に実装された上述の受光素子アレイ121とを備える。
第2の中継基板122Bは、第1の中継基板122Aと同様に、絶縁性材料からなる基材を有し、基材の下面である取付面122aには、半田ボール125が接続される端子124と、処理回路チップ123Bと電気的に接続されるパッド127Aと、端子124とパッド127Aとを接続する図示しない配線パターンが形成されている。第2の中継基板122Bの端子124は、第1の中継基板122Aと同様に、半田ボール125によって第1の基板10の端子110に電気的に接続される。
処理回路チップ123Bは、4つの受光素子121aが出力する電気信号を増幅する増幅回路と、増幅回路の出力信号を画像信号に変換する信号処理回路とを内蔵し、例えば、250μm以下の高さを有する。処理回路チップ123Bの被実装面123aには、第2の中継基板122Bにワイヤ126により接続されるパッド127Bと、受光素子アレイ121の後述するp側電極121cにワイヤ126により接続されるパッド127Cと、受光素子アレイ121の後述するn側電極120dにワイヤ126により接続されるパッド127Dとを備え、これらのパッド127B〜127Dは、図示しない配線パターンによって接続されている。処理回路チップ123Bの実装面123bは、接着剤によって第2の中継基板122Bの取付面122aに接合される。
受光素子アレイ121の受光素子121aは、光信号を入力する光入力面(光学面)121bと反対側に実装面を有する面型受光素子を用いる。面型受光素子として、例えば、面型のフォトダイオード等を用いることができる。本実施の形態では、高速応答性に優れたGaAs系のPINフォトダイオードを用いる。このPINフォトダイオードを用いた受光素子アレイ121は、例えば、GaAs基板上に、PIN接合されたP層、I層およびN層と、P層に接続されたp側電極121cと、N層に形成されたn側電極121dとを備え、P層、I層、N層、p側電極121cおよびn側電極121dは、受光素子毎に形成されている。p側電極121cは、開口121eを有し、開口121eの内側がレーザ光を受光する受光部となっている。受光素子アレイ121は、例えば、幅0.5mm、高さ185〜215μm、アレイ方向の長さ1.2mmの大きさを有し、4つの受光部が光入力面121bに長手方向にピッチ250μmで配列されている。
第2の中継基板122Bと第1の基板10とを電気的に接続する半田ボール125は、第1の中継基板122Aで用いたものと同様のものを用いる。すなわち、第2の中継基板122Bを実装した後は、図2に示すように、リフロー処理時の被覆層125bの加熱溶融によりコア125aが端子110,124に接するようになるため、半田ボール125の最終的な高さは、コア125aのサイズで決まる。従って、処理回路チップ123Bの高さをt21、受光素子アレイ121の高さをt22とするとき、コア125aの直径dは、d>t21+t22となるものを選定する必要がある。なお、半田ボールは最終的に高さの精度を確保することができるのなら、二重構造でなくてもよい。
(光電子回路基板の動作)
以下に、本発明の第1の実施の形態に関する光電子回路基板の動作について図1および図2を参照して説明する。
ここでは、一例として、画像信号を第1の光モジュール12Aから第2の光モジュール12Bに送信する場合について説明する。第1の光モジュール12Aの駆動回路チップ123Aは、画像信号に基づいて駆動信号を発光素子アレイ120の発光素子120aに送信する。発光素子120aは、駆動信号に基づいて光信号2を発光側開口10aを介して光導波路3の光路変換面133Aに向けて送信する。このとき、発光素子120aのp型電極120cとn型電極120e間に駆動信号の電圧が印加され、発光層の発光領域から、例えば、波長850nmのレーザ光を光信号2として出力する。
光路変換面133Aは、発光素子120aから送信された光信号2の光路を変換し、光導波路13のコア131に光信号2を伝播させる。コア131に伝播した光信号2は、光路変換面133Bによって光路が変換され、受光側開口10bを通過して第2の光モジュール12Bの受光素子アレイ121に受光される。受光素子121aは、受光した光信号2を電気信号に変換して処理回路チップ123Bに出力する。
処理回路チップ123Bの増幅回路は、変換された電気信号を増幅し、信号処理回路は、増幅器からの信号を処理して画像信号を生成し、第1又は第2の基板10、11上の所定の電子部品に出力する。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る光電子回路基板の概略の構成を示し、図1(a)のC−C線断面に相当する断面図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態において、第1および第2の中継基板122A,122Bと第1の基板10との間に光学樹脂128を充填したものであり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
光学樹脂128は、第1の中継基板122Aと第1の基板10との間に充填されるとともに、発光側開口10aにも充填され、第2の中継基板122Bと第1の基板10との間に充填されるとともに、受光側開口10bにも充填されている。また、この光学樹脂128は、発光素子アレイ120の発光波長を透過する特性を有する樹脂、例えば、加熱により硬化する熱硬化型樹脂を用いる。
この光学樹脂128は、例えば、半田ボール125により第1および第2の中継基板122A,122Bを第1の基板10上に実装した後に半田ボール125間から注入し、加熱等によって硬化させることで充填することができる。
[第3の実施の形態]
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る光電子回路基板の概略の構成を示し、(a)は、斜視図、(b)は、(a)のD―D線断面図、(c)は、(a)のE―E線断面図である。図7は、図6(a)のF−F線断面図である。
本実施の形態は、第1の光モジュール12Aは、第1の中継基板122A上に駆動回路チップ123Aおよび処理回路チップ123Bを実装し、駆動回路チップ123A上に発光素子120aを実装し、処理回路チップ123B上に受光素子121aを実装し、第2の光モジュール12Bは、第2の中継基板122B上に駆動回路チップ123Aおよび処理回路チップ123Bを実装し、駆動回路チップ123A上に発光素子120aを実装し、処理回路チップ123B上に受光素子121aを実装したものである。
光導波路13は、第1および第2の光モジュール12A,12Bに対応して2本のコア131を用い、それらのコア131をクラッド132で覆ったものである。
第1の基板10は、図7に示すように、第1の光モジュール12Aの発光素子120aおよび受光素子121aの直下には、それぞれ発光側開口10aおよび受光側開口10bが形成され、第2の光モジュール12Bの発光素子120aおよび受光素子121aの直下には、それぞれ発光側開口10aおよび受光側開口10bが形成されている。
第1および第2の中継基板122A,122Bと第1の基板10とを電気的に接続する半田ボール125は、第1および第2の中継基板122A,122Bを実装した後は、図7に示すように、リフロー処理時の被覆層125bの加熱溶融によりコア125aが端子110,124に接するようになるため、半田ボール125の最終的な高さは、コア125aのサイズで決まる。従って、駆動回路チップ123Aの高さをt11、処理回路チップ123Bの高さをt21、発光素子120aの高さをt12、受光素子121aの高さをt22とするとき、コア125aの直径dは、(t11+t12)と(t21+t22)のうち大きい方よりも大きな値となるものを選定する必要がある。
(第3の実施の形態の動作)
第1の光モジュール12Aの駆動回路チップ123Aが、駆動信号を発光素子120aに送信すると、発光素子120aは、駆動信号に基づいて光信号2を発光側開口10aを介して光導波路3の光路変換面133Aに向けて送信する。
光路変換面133Aは、発光素子120aから送信された光信号2の光路を変換し、光導波路13のコア131に光信号2を伝播させる。コア131に伝播した光信号2は、光路変換面133Bによって光路が変換され、受光側開口10bを通過して第2の光モジュール12Bの受光素子121aに受光される。受光素子121aは、受光した光信号2を電気信号に変換して処理回路チップ123Bに出力する。
処理回路チップ123Bの増幅回路は、変換された電気信号を増幅し、信号処理回路は、増幅器からの信号を処理して第1又は第2の基板10、11上の所定の電子部品に出力する。
以上とは逆に、第2の光モジュール12Aの駆動回路チップ123Aが、駆動信号を発発光素子120aに送信すると、発光素子120aは、駆動信号に基づいて光信号2を発光側開口10aを介して光導波路3の光路変換面133Aに向けて送信する。
光路変換面133Aは、発光素子120aから送信された光信号2の光路を変換し、光導波路13のコア131に光信号2を伝播させる。コア131に伝播した光信号2は、光路変換面133Bによって光路が変換され、受光側開口10bを通過して第1の光モジュール12Aの受光素子121aに受光される。受光素子121aは、受光した光信号2を電気信号に変換して処理回路チップ123Bに出力する。
処理回路チップ123Bの増幅回路は、変換された電気信号を増幅し、信号処理回路は、増幅器からの信号を処理して第1又は第2の基板10、11上の所定の電子部品に出力する。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記各実施の形態では、中継基板上に回路チップを実装し、この回路チップ上に面型光素子を実装したが、中継基板上に回路チップを複数段実装し、最後に実装した回路チップ上に面型光素子を実装してもよい。
また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で各実施の形態の構成要素を任意に組み合わせることができる。例えば、第3の実施の形態の構成において、第2の実施の形態と同様に第1および第2の中継基板と第1の基板との間を光学樹脂によって充填してもよい。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光電子回路基板の概略の構成例を示し、(a)は、斜視図、(b)は、(a)のA―A線断面図、(c)は、(a)のB―B線断面図である。 図2(a)は、図1(a)のC−C線断面図である。 図3は、第1の光モジュールの駆動回路チップおよび発光素子アレイが実装された中継基板を下面側から見た平面図である。 図4は、第2の光モジュールの処理回路チップおよび受光素子アレイが実装された中継基板を下面側から見た平面図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態に係る光電子回路基板の概略の構成を示し、図1(a)のC−C線断面に相当する断面図である。 図6は、本発明の第3の実施の形態に係る光電子回路基板の概略の構成を示し、(a)は、斜視図、(b)は、(a)のD―D線断面図、(c)は、(a)のE―E線断面図である。 図7は、図6(a)のF−F線断面図である。
符号の説明
1…光電子回路基板、2…光信号、10…第1の基板、10a…発光側開口、10b…受光側開口、11…第2の基板、12A…第1の光モジュール、12B…第2の光モジュール、13…光導波路、110…端子、120…発光素子アレイ、120a…発光素子、120b…光出力面、120c…p側電極、120d…開口、120e…n側電極、121…受光素子アレイ、121a…受光素子、121b…光入力面、121c…p側電極、121d…n側電極、121e…開口、122A…第1の中継基板、122B…第2の中継基板、122a…取付面、123A…駆動回路チップ、123B…処理回路チップ、123a…被実装面、123b…実装面、125…半田ボール、125a…コア、125b…被覆層、126…ワイヤ、127A〜127D…パッド、128…光学樹脂、131…コア、132…クラッド、133A…光路変換面、133B…光路変換面

Claims (5)

  1. 光信号を送信または受信する光学面と反対側に実装面を有する面型光素子と、
    前記面型光素子の前記実装面が取り付けられた被実装面、および前記被実装面と反対側に実装面を有し、前記面型光素子を駆動する駆動回路、または前記面型光素子の出力信号を処理する処理回路を内蔵した回路チップと、
    前記回路チップの前記実装面が取り付けられ、前記回路チップの前記実装面よりも大きな面積の取付面を有する基板とを備えた光電子回路部品。
  2. 光信号を送信または受信する光学面と反対側に実装面を有する面型光素子と、
    前記面型光素子の前記実装面が取り付けられる被実装面、および前記被実装面と反対側に実装面を有し、前記面型光素子を駆動する駆動回路、または前記面型光素子の出力信号を処理する処理回路を内蔵した回路チップと、
    前記回路チップの前記実装面が取り付けられる取付面を有する中継基板と、
    前記光信号を通過させる開口が形成され、前記面型光素子および前記回路チップが実装された前記中継基板の前記取付面が導電性ボールを加熱溶融して電気的に接続された主基板とを備えた光電子回路部品。
  3. 光信号を送信する光出力面と反対側に実装面を有する面型発光素子と、
    前記面型発光素子の前記実装面が取り付けられる被実装面、および前記被実装面と反対側に実装面を有し、前記面型発光素子を駆動する駆動回路を内蔵した第1の回路チップと、
    光信号を受信する光入力面と反対側に実装面を有する面型受光素子と、
    前記面型受光素子の前記実装面が取り付けられる被実装面、および前記被実装面と反対側に実装面を有し、前記面型受光素子の出力信号を処理する処理回路を内蔵した第2の回路チップと、
    前記第1の回路チップの前記実装面が取り付けられる取付面を有する第1の中継基板と、
    前記第2の回路チップの前記実装面が取り付けられる取付面を有する第2の中継基板と、
    前記面型発光素子からの前記光信号を通過させる第1の開口が形成され、前記面型発光素子および前記第1の回路チップが実装された前記第1の中継基板の前記取付面が導電性ボールを加熱溶融して電気的に接続されるとともに、前記面型受光素子への前記光信号を通過させる第2の開口が形成され、前記面型受光素子および前記第2の回路チップが実装された前記第2の中継基板の前記取付面が導電性ボールを加熱溶融して電気的に接続された主基板と、
    前記主基板の前記中継基板が接続された側と反対側の面に設けられ、前記面型発光素子から送信され、前記第1の開口を通過する前記光信号の光路を変換する第1の光路変換面、前記第1の光路変換面により変換された前記光信号が前記第2の開口を通過して前記面型受光素子に受信されるように前記光信号の光路を変換する第2の光路変換面を有する光導波路とを備えた光電子回路基板。
  4. 更に、前記主基板の前記反対側の面に前記光導波路を介して他の基板を備えた請求項3に記載の光電子回路基板。
  5. 少なくとも前記面型発光素子の前記光出力面と前記光導波路と間、および前記面型受光素子の前記光入力面と前記光導波路との間が前記光信号の波長を透過させる特性を有する光学樹脂により充填されている請求項3に記載の光電子回路基板。
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