JP2008293309A - 文書管理プログラム、システムおよび装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
複数の電子文書をひとつの電子文書に合成した場合、合成後に、合成の対象とした複数の電子文書を特定する文書管理プログラム、システムおよび装置を提供する。
【解決手段】
操作部202を操作することにより重ね合わせ処理における重ね合わせ条件を設定し、重ね合わせ要求を行うと、条件解析部205で設定された重ね合わせ条件が解析され、重ね合わせ処理部207でその重ね合わせ条件に基づく重ね合わせ処理が行われる。このとき、属性情報更新部208では、各文書の文書識別情報とバージョン番号を用いて処理情報を作成し、その処理情報を重ね合わせて生成した文書に関連付ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、文書管理プログラム、システムおよび装置に関する。
電子文書を管理するシステムでは、当該電子文書を一意に識別する文書識別情報によって管理しており、その文書識別情報に対して状態や操作設定などを示す属性情報が付帯されている。その属性情報として、たとえば、操作履歴やバージョン情報やアクセス権などがあり、これらの属性情報がさまざまな文書処理に用いられる。
そのため、これらの属性情報が破損、欠落している場合にはその所定の文書処理を行うことができないため不具合となってしまうことがある。特に、管理した電子文書同士の統合や重ね合わせにおいては、各電子文書が持つ属性情報に設定された属性値が異なる場合が多く、属性情報の取り扱いに配慮が必要となる。
特許文献1に開示された従来技術では、各電子文書に対するショートカット(文書指示用個別情報)を作成しておき、選択したショートカットによって示される文書それぞれを統合する処理を行い、統合後の新たな文書のショートカットを作成できるようにしている。
特開2002−259361
本発明は、複数の電子文書をひとつの電子文書に合成した場合、合成後に、合成の対象とした複数の電子文書を特定する文書管理プログラム、システムおよび装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、コンピュータを、複数の電子文書を1つの電子文書に合成する合成手段、前記合成手段により合成した前記複数の電子文書を特定する特定情報を生成する特定情報生成手段、前記特定情報生成手段によって生成した特定情報を前記合成手段により合成した電子文書に関連付ける関連付手段として機能させることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記コンピュータを、前記合成手段による合成により合成された電子文書に含まれることになった電子文書を削除する第1の削除手段、前記第1の削除手段によって削除した電子文書に関連付けられた前記特定情報を記憶装置に記憶させる記憶手段として更に機能させることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記特定情報は、前記電子文書の版情報および識別情報を含むことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかの発明において、前記コンピュータを、前記特定情報により特定される電子文書を識別する識別情報と該識別情報に対する電子文書の版情報を含む履歴情報を生成する履歴情報生成手段として更に機能させることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2の発明において、前記コンピュータを、前記記憶手段によって記憶させた前記特定情報に基づき、前記合成手段により合成した電子文書から合成前の複数の電子文書を復元する復元手段、前記復元手段による前記複数の電子文書の復元の後に、前記合成手段により合成した電子文書を削除する第2の削除手段として更に機能させることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、複数の電子文書を1つの電子文書に合成する合成手段と、前記合成手段により合成した前記複数の電子文書を特定する特定情報を生成する特定情報生成手段と、前記特定情報生成手段によって生成した特定情報を前記合成手段により合成した電子文書に関連付ける関連付手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、複数の電子文書を1つの電子文書に合成する合成手段と、前記合成手段により合成した前記複数の電子文書を特定する特定情報を生成する特定情報生成手段と、前記特定情報生成手段によって生成した特定情報を前記合成手段により合成した電子文書に関連付ける関連付手段とを具備することを特徴とする。
本発明の請求項1によれば、複数の電子文書をひとつの電子文書に合成した場合、合成後に、合成前の元の電子文書を特定することができる。
また、請求項2によれば、電子文書の記憶量を抑制することができる。
また、請求項3によれば、合成前の元の電子文書の版情報および識別情報を特定することができる。
また、請求項4によれば、電子文書の状態の変化を記録することができる。
また、請求項5によれば、合成した電子文書から合成前の元の電子文書を復元することができる。
また、請求項6によれば、複数の電子文書をひとつの電子文書に合成した場合、合成後に、合成前の元の電子文書を特定することができる。
また、請求項7によれば、複数の電子文書をひとつの電子文書に合成した場合、合成後に、合成前の元の電子文書を特定することができる。
以下、本発明に係わる文書管理プログラム、システムおよび装置の一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の実施例ではクライアントPCおよび文書管理装置により構成される文書管理システムの例を示すが、文書管理装置のみにより構成される文書管理システムであってもよい。
図1は、本発明の実施の形態に係る文書管理システムのシステム構成図の一例である。
図1において、この文書管理システムは、クライアントPC10、文書管理装置20を具備して構成され、クライアントPC10からの指示により文書管理装置20で管理する複数の電子文書(以下、「文書」という)を重ね合わせる処理(以下、「重ね合わせ処理」若しくは「合成(マージ)処理」という)を行うシステムである。
また、重ね合わせ処理を行うことで生成した文書(以下、重ね合わせ処理前の文書と区別するために「合成文書」という)に関する情報を管理する。
重ね合わせの指示を行うクライアントPC100には、ユーザインターフェースとして表示ディスプレイが設けられており、その表示ディスプレイ上に文書同士の重ね合わせ処理に用いる重ね合わせ条件を設定する設定画面を表示する。表示された設定画面を用いて指定した重ね合わせ条件による文書の重ね合わせ処理の実行要求を文書管理装置200に行う。
文書管理装置200では、重ね合わせの指示を受信すると、文書同士の重ね合わせ処理を指定された重ね合わせ条件に基づいて行う。
なお、本実施例では、文書管理装置200で文書の重ね合わせ処理を行うことが示されているが、これに限定されることなく、クライアントPC10で重ね合わせ処理を行うような構成であってもよい。
文書を管理する文書管理装置200では、文書の版管理(「バージョン管理」ともいう)が可能であり、版番号(「バージョン番号」という)ごとに文書を管理している。また、各バージョン番号の文書にはそのバージョン番号に対して版情報(「バージョン情報」という)が設定可能であって、そのバージョン情報には、重ね合わせ処理の生成過程を示す情報を記録する。
バージョン番号以外にも、操作履歴として重ね合わせ処理の生成過程を示す情報を記録するように構成してもよい。
たとえば、文書Bの「バージョン3」を文書Aの「バージョン5」に重ね合わせることにより合成文書を生成する場合、生成した合成文書は文書Aの「バージョン6」であって、この合成文書である文書Aの「バージョン6」のバージョン情報には、文書Aの「バージョン5」に文書Bの「バージョン3」を重ね合わせることで「バージョン6」としたという文書の生成過程の情報が記録される。
すなわち、合成文書から重ね合わせ前のバージョンの文書を特定可能とする。
本発明の実施の形態に係る文書管理システムの詳細な構成の例を図2に示し、また、文書管理装置20で行われる重ね合わせ処理の詳細な流れの例を図5に示す。
図2は、本発明の実施の形態に係る文書管理システム全体の詳細な構成の例を示す機能ブロック図であって、重ね合わせ条件に基づいて文書同士の重ね合わせ処理を実現する。
図2に示す文書管理装置200は、表示部201、操作部202、アクセス権判定部203、管理部204、条件解析部205、公開制限処理部206、重ね合わせ処理部207、属性情報更新部208、削除処理部209、復元処理部210を具備して構成される。
管理部204は、HDD(Hard Disk Drive)やRAM(Random Access Memory)などの記憶装置によって構成され、さまざまな文書を所定の管理体系に基づいて管理する。この管理部204で管理する各文書には重ね合わせ処理に関する情報(以下、「属性情報」)が付与されており、この属性情報として、文書識別情報やバージョン番号、操作履歴情報、アクセス権、登録者、登録場所などの情報がある。特に、文書識別情報やバージョン番号、操作履歴情報は、文書を特定するために用いる特定情報である。
この「文書識別情報」は管理する文書それぞれを一意に識別する情報であり、「バージョン番号」はその文書の版を示す情報である。また、「操作履歴情報」は操作の履歴を示す情報であって、「アクセス権」は操作可能な操作者を示す情報である。さらに、「登録者」は文書を作成したユーザ若しくは文書を管理部へ登録したユーザを示す情報であって、「登録場所」は管理部内の登録位置を示すアドレス情報である。もちろん、これらの情報以外にもさまざまな情報を属性情報として管理することが可能である。
管理部204が管理する文書の重ね合わせを行う場合には、表示部201に重ね合わせ条件を指定する重ね合わせ条件設定画面を表示し、この重ね合わせ条件設定画面を用いて重ね合わせ条件を設定する。この重ね合わせ条件設定画面の一例を図3に示す。
図3は、重ね合わせ条件を設定する重ね合わせ条件設定画面の一例であって、重ね合わせる文書と、それらの文書同士の重ね合わせに用いる重ね合わせ条件とを設定する画面である。
図3に示す重ね合わせ条件設定画面には、[重ね合わせ対象文書]項目(301)、[重ね合わせ条件指定]項目(302)が設けられ、[重ね合わせ対象文書]項目(301)は、重ね合わせ処理を行う文書を指定する項目であって、[重ね合わせ条件指定]項目(302)は、どのように重ね合わせを行うかを設定する条件の指定項目である。
[重ね合わせ条件指定]項目(302)は、その条件として、重ね合わせる文書の順番を指定する[マージ順]条件31、重ねあわせ後の合成文書の名称を指定する[タイトル]条件32、合成文書を所有者を指定する[所有者]条件33、合成文書にアクセス可能とする[アクセス権]条件34、指定された文書のマージの仕方を指定する[マージ方法]条件35、マージした合成文書の登録場所を指定する[登録場所]条件36、重ね合わせによる合成文書の状態を指定する[継続文書]条件37などがある。
特に、[マージ方法]条件35では、文書そのものを重ね合わせるか若しくは文書の特定バージョンのみを重ね合わせるかを設定することができる。また、[継続文書]条件37では、重ね合わせ処理によって既存の文書に他の文書を重ね合わせて既存の文書を更新するか、若しくは文書同士を重ね合わせることで新たな文書を作成するかを設定することができる。前者の場合には、重ね合わされる文書と重ね合わせる文書との関係となり、後者の場合には、新たな別の文書が作成されることとなる。
このようにして重ね合わせ条件を設定する以外にも、例えば図4に示す画面を用いて設定することも可能であるほか、予め重ね合わせ条件を指定した重ね合わせ条件設定情報を管理しておき、この設定情報を読み込むことで条件を設定してもよい。
図4に示す重ね合わせ条件設定画面は、図3と類似しており、図3に示す[マージ方法]条件35と[継続文書]条件37とを選択し、他の条件についてはマージスタイル40を選択することで各マージスタイル40に対して設定された条件が設定される。
たとえば、マージスタイル40として「代表」を選択した場合には、[アクセス権]条件、[登録場所]条件、[タイトル]条件、[マージ順]条件、[所有者]条件としてそれぞれ「継続文書を継承、継続文書を継承、継続文書を継承、更新日時、継続文書を継承」が設定される。これらの予め設定される各条件については、個別に変更することも可能であって、変更する場合には[個別に設定]項目を選択することでその条件に対して選択可能な他の条件が示され、変更することが可能となる。
このように設定画面を用いて設定した重ね合わせ条件に基づく重ね合わせ処理の実行指示を行うと、条件処理部205へと重ね合わせ要求が行われる。条件処理部205では、要求された重ね合わせ要求から重ね合わせ条件を解析し、条件に基づいて公開制限処理部206および重ね合わせ処理部207へと指示を行う。
条件解析部205では、解析した結果、特定のバージョンの文書を重ね合わせる要求ではなく単に文書そのものの重ね合わせ要求が行われたとした場合には、公開制限処理部206へと重ね合わせ処理要求を行い、また、特定のバージョンの文書の重ね合わせ要求が行われたとした場合には、重ね合わせ処理部207へと重ね合わせ要求を行う。
まず、公開制限処理部206では、重ね合わせる文書の公開制限を行う。特定のバージョンの文書ではなく、文書の重ね合わせが要求された場合には、重ね合わせた文書の参照を禁止する公開制限を行い、操作者による操作を禁止する。それに対して、特定のバージョンの文書を重ね合わせが要求された場合には、他のバージョンの文書に対しては重ね合わせていないことから公開制限を行わない。この公開制限が行われると、公開制限処理部206から重ね合わせ処理部207に対して重ね合わせ処理要求が行われる。
重ね合わせ処理部207では、指定された文書の重ね合わせ処理を重ね合わせ条件に基づいて行う。この重ね合わせ処理部207では、重ね合わせ処理に際し、属性情報更新部208に属性情報の更新要求を行う。この重ね合わせ処理部207には、削除処理部209が含まれ、削除処理部209では重ね合わせ処理によって重ね合わせた文書の削除処理を行う。この削除処理部209による文書の削除処理は、選択的に行われ、設定された重ね合わせ条件に削除処理が指定されている場合には重ね合わされた文書を削除する処理を行う。
属性情報更新部208は、重ね合わせ処理によって作成される合成文書の属性情報を形成する処理を行うほか、重ね合わせた文書の属性情報を更新する処理を行う。また、この属性情報更新部208では、重ね合わせ処理部207の削除処理部209によって削除された文書の属性情報を削除することも可能である。
重ね合わせ処理部207によって行われる重ね合わせ処理の詳細な処理の流れの例を図5のフローチャートに示し、属性情報を更新する処理の詳細な処理の流れの例を図8と図9に示す。
復元処理部210は、重ね合わせ処理部206による合成処理によって作成された合成文書から合成前の状態へと復元する処理を行う。この復元処理部210では合成文書の属性情報から合成前の文書の状態を特定し、重ね合わせ処理部207による重ね合わせ処理前の文書にそれぞれを分離して復元する処理を行う。
図5は、重ね合わせ処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
図5において、重ね合わせ操作を行うと処理が開始され、重ね合わせる文書および重ね合わせ条件を設定する設定画面を表示する(501)。その設定画面をもちいて重ね合わせ条件が設定され、重ね合わせ処理要求が行われる(502でYES)と、設定された重ね合わせ条件を解析する(503)。解析した結果、重ね合わせ条件に、特定のバージョンの文書を重ね合わせることが条件に含まれるかを判断する(504)。
特定のバージョンの文書を重ね合わせることが指定されていない場合(504でNO)には、重ね合わせる文書の公開を制限する公開制限処理を行う(505)。すなわち、文書そのものは文書管理装置で管理した状態にあるが、参照可能な状態とすることを制限する処理を行う。
それに対して、特定のバージョンの文書を重ね合わせる場合(504でYES)には、他のバージョンの文書は重ね合わせない状態となることから公開制限は行わない。
続いて、指定された文書同士を重ね合わせ条件に基づいて重ね合わせる処理を行う(506)。そして、重ね合わせ処理を行った文書の属性情報を更新する(507)。この更新処理の詳細なフローを図8および図9に示す。
この重ね合わせ処理によって行われる文書同士の重ね合わせの例を図6および図7に示しており、図6および図7を用いて以下に説明する。
まず、図6は、文書A(601)を文書B(602)に重ね合わせる重ね合わせ処理を示す図である。
文書A(601)には属性情報61が設定されており、この属性情報61として「属性」、「アクセス権」、「履歴」、「バージョン」、「登録場所」が指定されている。この属性情報に示す「バージョン」は、各バージョン番号62とそのバージョン番号に対応するバージョン情報63とから構成されており、バージョン情報63は重ね合わせ処理による当該バージョンの作成履歴を示す情報である。図6に示す文書A(601)のバージョンは「バージョン7」であることが示されている。
また、文書B(602)には、文書A(601)と同じように属性情報64が設定されており、属性情報64の「バージョン」にはバージョン番号65、バージョン情報66が設定されている。図6に示す文書B(602)のバージョンは「バージョン5」であることが示されている。
これらの文書A(601)と文書B(602)とを重ね合わせることによって、合成文書(603)が生成され、その合成文書(603)の属性情報61は文書B(602)を文書A(601)に重ね合わせた文書であることから文書A(601)の属性情報61を更新したものである。
合成文書(603)の属性情報61の「バージョン」はバージョンアップされたバージョン番号62と、バージョンアップの過程が示されたバージョン情報63により構成される。
図6に示す例では、文書A(601)を文書B(602)に重ね合わせることによって重ね合わせた後の文書A(603)のバージョン番号62を「バージョン7」から「バージョン8」へバージョンアップし、バージョン情報63に文書Aの「バージョン7」に文書Bの「バージョン5」を重ね合わせて「バージョン8」としてということを記録する。
このとき、重ね合わせた文書である文書B(602)は、文書の公開を制限する公開制御を行い、参照可能とすることを禁止する。また同時に、文書B(602)のバージョン番号65も「バージョン6」へとバージョンアップし、バージョン情報66に、文書A(601)の「バージョン7」に文書B(602)の「バージョン5」を重ね合わせて文書A(602)の「バージョン8」としたことを示す。
図7は、図6と類似し、文書B(602)の「バージョン4」を文書A(601)に重ね合わせる例を示している。この重ね合わせにより、重ね合わせた後の文書A(603)のバージョン番号を「バージョン7」から「バージョン8」へバージョンアップし、バージョン情報に文書A(601)の「バージョン7」に文書B(602)の「バージョン4」を重ね合わせて「バージョン8」としたということを記録する。
また、文書B(602)のバージョン番号は変更せず、「バージョン4」のバージョン情報に、文書B(602)の「バージョン4」を文書A(601)の「バージョン8」に重ね合わせたことを記録する。
なお、この文書B(602)は、特定のバージョンのみを重ね合わせていることから、文書の公開を制限する公開制御は行わず、文書B(602)を参照可能とする。
図8は、文書Aに重ね合わせる文書Bの属性情報を更新する処理の流れの例を示すフローチャートである。
図8に示すフローは、文書同士の重ね合わせ処理が行われ、属性情報の更新要求が行われると処理が開始される。実行された重ね合わせ処理がバージョンを指定した文書の重ね合わせ処理であるかを判断し(801)、特定のバージョンの文書を重ね合わせた処理である場合(801でYES)には、そのバージョンのバージョン情報に、重ね合わせる文書(文書A)および重ね合わせ処理によりバージョンアップしたバージョン番号を登録する(802)。
それに対して、特定のバージョンを重ね合わせるのではなく単に文書の重ね合わせを行った場合(801でNO)には、最新のバージョンにバージョンアップし(803)、バージョンアップしたそのバージョンのバージョン情報に重ね合わせの状態を示す情報を記録する(804)。
図9は、図8に対して、文書Bが重ね合わされる文書Aの属性情報を更新する処理の流れの例を示すフローチャートである。
図9に示すフローは、図8と同様に、文書同士の重ね合わせ処理が行われ、属性情報の更新要求が行われると処理が開始される。文書Bが重ね合わされて文書Aが更新されるため、バージョンアップを行い(901)、特定のバージョンの文書を重ね合わせる処理が行われたかを判断する(902)。
特定のバージョンの文書を重ね合わせる重ね合わせ処理を行った場合(902でYES)には、バージョンアップしたバージョンのバージョン情報に、重ね合わせた文書とそのバージョンを登録する(903)。
それに対して、特定のバージョンが指定されるのではなく、単に文書の重ね合わせが行われた場合(902でNO)には、バージョンアップしたそのバージョンのバージョン情報として重ね合わせの状態を示す情報を記録する(904)。
以上により、図2に示す重ね合わせ処理部207によって重ね合わせ処理が行われた文書(合成文書)とその重ね合わせ処理に関する文書の属性情報を管理部204で管理する。
このようにして管理する合成文書を操作する場合には、図2に示す操作部202を用いて操作する。このとき、アクセス権判定部203で当該文書の操作が可能であるかをその文書の属性情報に含まれるアクセス権を用いて判断する。操作可能である場合には表示部201へ文書を表示して操作可能とし、操作できない場合にはその旨を表示部201へと表示する。
このときの文書操作の流れの例を図10に示す。
図10は、管理する文書にアクセスする際の処理の流れを示すフローチャートである。
図10では、図5に示すような重ね合わせ処理によって重ね合わせた文書を操作する処理の流れを示しており、操作対象の文書が指定されると処理が開始される。この図10のフローチャートで示す操作対象の文書は図6、図7に示す文書Bのような重ね合わされる文書を示している。
まず、操作対象に指定された文書を検索し(1001)、検索して合致した文書を操作することが可能であるかをその文書に設定されたアクセス権を用いて判断する(1002)。文書操作が可能であると判断された場合(1002でYES)には、続いて、検索した文書が公開可能であるかを判断する(1003)。もちろん、文書が検索できない場合には処理を終了する。ちなみに、アクセス権がなく文書操作が可能でない場合(1002でNO)には、その旨を表示するエラー処理(1006)を行って処理を終了する。
検索した文書の公開が可能である場合(1003でYES)には、特定のバージョンの文書に対する操作であるかを判断する(1004)。特定のバージョンの文書を操作するのではなく、単に文書そのものを操作する場合(1004でNO)には、検索して合致した文書を表示ディスプレイに表示する(1005)。
また、検索した文書の公開可能であるかの判断において、文書の公開が制限されている場合(1003でNO)、若しくは特定のバージョンの文書を操作する場合(1004でYES)には、その文書のバージョン情報を解析する(1007)。
バージョン情報を解析した結果、重ね合わせ処理が行われた文書であるか否かを判断し(1008)、重ね合わせ処理が行われていない場合(1008でNO)には、検索したその文書を表示する(1005)。それに対して、重ね合わせ処理が行われた文書である場合(1008でYES)には、重ね合わせた文書に、解析したバージョン情報を用いてアクセスする(1009)。
アクセス先である文書に対してアクセス可能であるかをその文書に指定されたアクセス権から判断し(1010)、アクセスできない場合(1006)には、その旨を表示するエラー処理を行って(1006)処理を終了する。
また、アクセス可能である場合(1010)には、その文書を表示する(1011)ことによりアクセス可能とする。
なお、本発明は、通信機能を備えた文書管理システムで上述の動作を実行させ、あるいは上述の手段を構成させるためのプログラムを格納した記録媒体(CD−ROM、DVD−ROM等)から該プログラムをコンピュータにインストールし、これを実行させることにより、上述の処理を実行する文書管理システムを構成することも可能である。文書管理システムを構成するコンピュータは、システムバスを介してCPU(Central Processor Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクが接続されている。CPUは、ROMまたはハードディスクに記憶されているプログラムに従い、RAMを作業領域にして処理を行う。
また、プログラムを供給するための媒体は、通信媒体(通信回線、通信システムのように一時的または流動的にプログラムを保持する媒体)でもよい。例えば、通信ネットワークの電子掲示板(BBS:Bulletin Board Service)に該プログラムを掲示し、これを通信回線を介して配信するようにしてもよい。
本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
本発明の実施の形態に係る文書管理システムのシステム構成図の一例。 本発明の実施の形態に係る文書管理システム全体の詳細な構成の例を示す機能ブロック図。 重ね合わせ条件を設定する重ね合わせ条件設定画面の一例。 重ね合わせ条件を設定する重ね合わせ条件設定画面の一例。 重ね合わせ処理の詳細な流れの例を示すフローチャート 重ね合わせ処理の例の概念図。 重ね合わせ処理の例の概念図。 文書Aに重ね合わせる文書Bの属性情報を更新する処理の流れの例を示すフローチャート。 図8に対して、文書Bが重ね合わされる文書Aの属性情報を更新する処理の流れの例を示すフローチャート。 管理する文書にアクセスする際の処理の流れの例を示すフローチャート。
符号の説明
10 クライアントPC
20 文書管理装置
201 表示部
202 操作部
203 アクセス権判定部
204 管理部
205 条件解析部
206 公開制限処理部
207 重ね合わせ処理部
208 属性情報更新部

Claims (7)

  1. コンピュータを、
    複数の電子文書を1つの電子文書に合成する合成手段、
    前記合成手段により合成した前記複数の電子文書を特定する特定情報を生成する特定情報生成手段、
    前記特定情報生成手段によって生成した特定情報を前記合成手段により合成した電子文書に関連付ける関連付手段
    として機能させる文書管理プログラム。
  2. 前記コンピュータを、
    前記合成手段による合成により合成された電子文書に含まれることになった電子文書を削除する第1の削除手段、
    前記第1の削除手段によって削除した電子文書に関連付けられた前記特定情報を記憶装置に記憶させる記憶手段
    として更に機能させる請求項1記載の文書管理プログラム。
  3. 前記特定情報は、
    前記電子文書の版情報および識別情報を含む請求項2記載の文書管理プログラム。
  4. 前記コンピュータを、
    前記特定情報により特定される電子文書を識別する識別情報と該識別情報に対する電子文書の版情報を含む履歴情報を生成する履歴情報生成手段
    として更に機能させる請求項1から3のいずれかに記載の文書管理プログラム。
  5. 前記コンピュータを、
    前記記憶手段によって記憶させた前記特定情報に基づき、前記合成手段により合成した電子文書から合成前の複数の電子文書を復元する復元手段、
    前記復元手段による前記複数の電子文書の復元の後に、前記合成手段により合成した電子文書を削除する第2の削除手段
    として更に機能させる請求項2記載の文書管理プログラム。
  6. 複数の電子文書を1つの電子文書に合成する合成手段と、
    前記合成手段により合成した前記複数の電子文書を特定する特定情報を生成する特定情報生成手段と、
    前記特定情報生成手段によって生成した特定情報を前記合成手段により合成した電子文書に関連付ける関連付手段と
    を具備する文書管理システム。
  7. 複数の電子文書を1つの電子文書に合成する合成手段と、
    前記合成手段により合成した前記複数の電子文書を特定する特定情報を生成する特定情報生成手段と、
    前記特定情報生成手段によって生成した特定情報を前記合成手段により合成した電子文書に関連付ける関連付手段と
    を具備する文書管理装置。
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