JP2008292682A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体ドラムの回転頻度を低減させることにより、1枚目の用紙への印字速度(ファーストコピー速度)が低下することを防止し、あるいは感光体ドラムの製品寿命が低下することを防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】2次転写ローラ40が中間転写ベルト32を介して対向ローラ38に接触した状態で2次転写ローラ40に対して電源部48により測定用バイアスを印加して発生する抵抗値を検出する抵抗値検出手段(電流計50、電圧計52、制御部54)を備え、電源部48により2次転写ローラ40に対して印加される転写バイアスの転写バイアス値を抵抗値検出手段(電流計50、電圧計52、制御部54)による検出結果に基づいて決定するようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、用紙に任意の画像を形成する画像形成装置に関する。
従来から2次転写タイプの画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の画像形成装置は、感光体ドラムに形成されたトナー画像を1次転写ローラにより中間転写ベルトに転写させ、これを2次転写部に移動させる。そして、2次転写部においては、2次転写ローラによるバイアス印加により中間転写ベルト上のトナー画像が用紙上に2次転写される。用紙に2次転写されたトナー画像は、定着装置により定着される。
特開2004−264455号公報 特開平2−123385号公報 特開2001−209233号公報
ところで、上記画像形成装置では、1次転写ローラの抵抗値を計測するために1次転写ローラに電流を流す必要がある。そして、1次転写ローラに電流を流すためには、感光体ドラムを回転させる必要があった。また、特に1次転写ローラの表面に電子導電剤などが付着している場合には、1次転写ローラの抵抗ムラが大きくなり、1次転写ローラを1回転以上させて複数の箇所で抵抗値を測定する必要があった。ここで、1次転写ローラを回転させると、1次転写ローラが押圧している感光体ドラムも、1字転写ローラの回転と共に回転させる必要がある。このような理由により感光体ドラムを回転させてしまうと、1枚目の用紙への印字速度(ファーストコピー速度)を低下させたり、あるいは感光体ドラムの製品寿命を低下させる原因となる。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、感光体ドラムの回転頻度を低減させることにより、1枚目の用紙への印字速度(ファーストコピー速度)が低下することを防止し、あるいは感光体ドラムの製品寿命が低下することを防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、感光体ドラムと、前記感光体ドラムの表面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト上に転写させる1次転写ローラと、前記中間転写ベルト上に転写されたトナー画像を転写バイアスが印加されることにより用紙上に転写させる2次転写ローラと、前記2次転写ローラと対向する位置に設けられ前記中間転写ベルトが掛け渡される対向ローラと、前記2次転写ローラに対して任意のバイアスを印加するバイアス印加手段と、を有する画像形成装置であって、前記2次転写ローラが前記中間転写ベルトを介して前記対向ローラに接触した状態で前記2次転写ローラに対して前記バイアス印加手段により測定用バイアスを印加して発生する抵抗値を検出する抵抗値検出手段を備え、前記バイアス印加手段により前記2次転写ローラに対して印加される前記転写バイアスの転写バイアス値を前記抵抗値検出手段による検出結果に基づいて決定したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、感光体ドラムと、前記感光体ドラムの表面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト上に転写させる1次転写ローラと、前記中間転写ベルト上に転写されたトナー画像を転写バイアスが印加されることにより用紙上に転写させる2次転写ローラと、前記2次転写ローラと対向する位置に設けられ前記中間転写ベルトが掛け渡される対向ローラと、前記2次転写ローラに対して任意のバイアスを印加するバイアス印加手段と、を有する画像形成装置であって、電極部と、前記2次転写ローラが前記中間転写ベルト及び前記対向ローラに対して非接触でありかつ前記電極部に対して接触した状態で前記2次転写ローラに対して前記バイアス印加手段により測定用バイアスを印加して発生する抵抗値を検出する抵抗値検出手段と、を備え、前記バイアス印加手段により前記2次転写ローラに対して印加される前記転写バイアスの転写バイアス値を前記抵抗値検出手段による検出結果に基づいて決定したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記2次転写ローラは、イオン導電剤を配合したゴムを含むことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、2次転写ローラが中間転写ベルトを介して対向ローラに接触した状態で、2次転写ローラに対してバイアス印加手段により測定用バイアスが印加される。これにより、2次転写ローラに発生した抵抗値が抵抗値検出手段により検出される。そして、バイアス印加手段により2次転写ローラに対して印加される転写バイアスの転写バイアス値が、抵抗値検出手段による検出結果に基づいて決定される。すなわち、2次転写ローラと、中間転写ベルトと、対向ローラにはそれぞれ抵抗値が存在するが、バイアス印加手段、2次転写ローラ、中間転写ベルト及び対向ローラが直列的に接続された電気回路(直列回路)を構成する。このため、バイアス印加手段により測定用バイアスを印加することにより、直列回路の各部位には全て同じ大きさの直流電流が流れることになる。そこで、2次転写ローラを流れる直流電流を電流計で測定し、2次転写ローラの電圧を電圧計で計測すれば、オームの法則(V(電圧)=I(電流)×R(抵抗))により、2次転写ローラの抵抗値を容易に特定することができる。なお、電流計は2次転写ローラに対して直列に接続し、電圧計は2次転写ローラに対して並列に接続する。このように、2次転写ローラを含む直列回路に測定用バイアスを印加するだけで直流電流が流れるため、従来技術のように感光体ドラムを回転させて電流を流す必要がない。この結果、感光体ドラムの回転頻度を低減させることができるため、1枚目の用紙への印字速度(ファーストコピー速度)が低下することを防止でき、また、感光体ドラムの製品寿命が低下することを防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、2次転写ローラが中間転写ベルト及び対向ローラに対して非接触でありかつ電極部に対して接触した状態で2次転写ローラに対してバイアス印加手段により測定用バイアスが印加される。これにより、2次転写ローラに発生した抵抗値が抵抗値検出手段により検出される。そして、バイアス印加手段により2次転写ローラに対して印加される転写バイアスの転写バイアス値が、抵抗値検出手段による検出結果に基づいて決定される。すなわち、2次転写ローラ及び電極部には抵抗値が存在するが、バイアス印加手段、2次転写ローラ及び電極部が直列的に接続された電気回路(直列回路)を構成する。このため、バイアス印加手段により測定用バイアスを印加することにより、直列回路の各部位には全て同じ大きさの直流電流が流れることになる。そこで、2次転写ローラを流れる直流電流を電流計で測定し、2次転写ローラの電圧を電圧計で測定すれば、オームの法則(V(電圧)=I(電流)×R(抵抗))により、2次転写ローラの抵抗値を容易に特定することができる。なお、電流計は2次転写ローラに対して直列に接続し、電圧計は2次転写ローラに対して並列に接続する。このように、2次転写ローラを含む直列回路に測定用バイアスを印加するだけで直流電流が流れるため、従来技術のように感光体ドラムを回転させて電流を流す必要がない。この結果、感光体ドラムの回転頻度を低減させることができるため、1枚目の用紙への印字速度(ファーストコピー速度)が低下することを防止でき、また、感光体ドラムの製品寿命が低下することを防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、2次転写ローラはイオン導電剤を配合したゴムを含むため、2次転写ローラの表面の抵抗ムラが小さくなる。これにより、抵抗ムラによる誤差を調整する必要がなくなり、2次転写ローラを1回転以上回転させて複数箇所の抵抗値を測定する必要がない。そして、2次転写ローラを1回転以上回転させる必要がなくなると、中間転写ベルトを介して連動する位置関係にある感光体ドラムも回転させる必要がなくなることになる。この結果、感光体ドラムの回転頻度を低減させることができるため、1枚目の用紙への印字速度(ファーストコピー速度)が低下することを防止でき、また、感光体ドラムの製品寿命が低下することを防止できる。
次に、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、主として、給紙ユニット12と、画像形成ユニット14と、定着ユニット16と、を備えている。
給紙ユニット12は、筐体18の下部に設けられており、用紙を収容する給紙カセット20を備えている。この給紙カセット20の近傍には、給紙カセット20に収容された用紙を繰り出す給紙ローラ22と、重送防止のリタードローラ対24と、が設けられている。給紙ローラ22により繰り出された用紙は、搬送ローラ26により搬送路28を搬送されていく。
画像形成ユニット14は、中間転写ベルトユニット30を備えている。中間転写ベルトユニット30は、中間転写ベルト32と、中間転写ベルト32が掛け渡され中間転写ベルト32を回転駆動する駆動ローラ34と、中間転写ベルト32が掛け渡され中間転写ベルト32に付与される張力を調整するテンションローラ36と、中間転写ベルト32が掛け渡されるとともに後述の2次転写ローラ40と対向する対向ローラ38と、対向ローラ38と中間転写ベルト32を介して対向する2次転写ローラ40と、で構成されている。駆動ローラ34が回転駆動することにより、中間転写ベルト32は、駆動ローラ34、テンションローラ36及び対向ローラ38の周囲を回転する。また、対向ローラ38は、アース接続されており、アルミニウムなどの金属で構成されている。なお、詳細は後述するが、2次転写ローラ40は、中間転写ベルト32を介して対向ローラ38と接触しており、中間転写ベルト32に転写された1次トナー画像を搬送されてきた用紙に2次転写する機能を備えている。
ここで、2次転写ローラ40の構成について説明する。
図2に示すように、2次転写ローラ40は、ローラ部材42と、ローラ部材42と共に回転する金属製の回転軸44と、を備えている。このローラ部材42は、イオン導電剤を配合したゴムを含むように構成されている。2次転写ローラ40は、対向ローラ38との距離を調整する離間距離調整機構46(図1参照)に接続されている。この離間距離調整機構46の作用により、2次転写ローラ40のローラ部材42の外周面を中間転写ベルト32を介して対向ローラ38に接触させることができ、また、2次転写ローラ40のローラ部材42を対向ローラ38から離間させて退避位置に位置決めすることもできる。
2次転写ローラ40は、離間距離調整機構46により、画像形成動作中などには中間転写ベルトに当接支持されているが、用紙が紙詰まりを起こした場合や装置本体が待機中、緊急停止時などには中間転写ベルト32から離間するように制御される。
2次転写ローラ40には、2次転写ローラ40に任意のバイアスを印加するバイアス印加手段としての電源部48が直列的に接続されている。また、2次転写ローラ40は、電源部48を介してアース接続されている。また、対向ローラ38も、アース接続されている。また、図3に示すように、2次転写ローラ40には、2次転写ローラ40を流れる直流電流を計測する電流計50が2次転写ローラ40に対して直列的に接続されている。さらに、2次転写ローラ40には、2次転写ローラ40の電圧を計測する電圧計52が2次転写ローラ40に対して並列的に接続されている。これにより、2次転写ローラ40のローラ部材42が中間転写ベルト32を介して対向ローラ38と接触すると、電源部48、電流計50、2次転写ローラ(抵抗値:R)40、中間転写ベルト(抵抗値:R)32及び対向ローラ(抵抗値:R)38とが直列に接続された電気回路(直列回路)になる。なお、この直列回路の各部位には、大きさが等しい電流Iが流れる。また、直列回路には、電源部48により所定の大きさのバイアス(V)が印加される。
また、図4に示すように、電源部48、電流計50及び電圧計52は、制御部54に電気的に接続されている。電流計50で計測された電流の値や電圧計52で計測された電圧の値は、データとして制御部54に出力される。制御部54は、予め記憶された演算式(V(電圧)=I(電流)×R(抵抗))に基づいて、2次転写ローラ40に発生している抵抗値(R)を特定する。これにより、2次転写ローラ40に発生している抵抗値(R)を容易に特定することができる。
また、制御部54には、特定した抵抗値と2次転写ローラ40に印加する転写バイアスの値(転写バイアス値)との関係を示した所定のテーブルが記憶されている。このため、制御部54は、演算式で特定した抵抗値とテーブルとから転写バイアス値を特定し、この転写バイアス値の転写バイアスを2次転写ローラ40に印加するように電源部48を制御する。
また、図1に示すように、画像形成ユニット14は、露光ユニット56を備えている。露光ユニット56は、中間転写ベルト32に接触するようにして回転可能に配置された感光体ドラム58と、中間転写ベルト32に関して感光体ドラム58の反対側でありかつ感光体ドラム58と対向するようにして回転可能に配置された1次転写ローラ60と、感光体ドラム58の外周表面上に配置され感光体ドラム58の表面を一様に帯電する一次帯電器62と、感光体ドラム58の表面を露光して静電潜像を形成するレーザ露光器64と、感光体ドラム58の表面にトナーを供給して感光体ドラム58に形成された静電潜像を現像する現像器66と、感光体ドラム58の外周表面上に配置され感光体ドラム58の表面に付着している転写残りトナーを除去するクリーナ68と、で構成されている。
定着ユニット16は、加熱ローラ70と、加圧ローラ72と、を備えている。加熱ローラ70の内部には、ヒータ74が内蔵されている。トナー画像が転写された用紙は、加熱ローラ70と加圧ローラ72により挟持され、用紙上のトナー画像が加熱・圧着されることにより、永久画像として定着される。
トナー画像が定着された用紙は、搬送ローラ80により搬送路28を搬送されて、排出ローラ82により排出トレイ78に排出される。
次に、本実施形態の画像形成装置10における画像形成動作について説明する。
図1に示すように、画像形成動作が開始されると、まず給紙カセット20内の用紙は、給紙ローラ22により給送された後、リタードローラ対24により一枚ずつに分離され、ついで搬送ローラ26等を経てレジストローラ対76に搬送される。このとき、レジストローラ対76は、回転を停止しており、このレジストローラ対76のニップに用紙が突き当てられることにより、用紙の斜行が矯正される。
そして、感光体ドラム58の表面が一次帯電器62によって一様にマイナス帯電され、次にレーザ露光器64により画像露光が行われることにより、感光体ドラム58の表面には原稿に示された画像と対応した静電潜像が形成される。
次に、この静電潜像は、現像器66によりマイナス帯電したトナーを用いて現像され、トナー像として可視化される。そして、このようにして得られたトナー像は、1次転写ローラ60により、中間転写ベルト32上に1次転写される。なお、トナー像が転写された後、感光体ドラム58は、表面に付着している転写残りトナーがクリーナ68によって除去され、次の画像形成に供される。
次に、このように中間転写ベルト32上に1次転写されたトナー像は、中間転写ベルト32の矢印方向の回転に伴い、2次転写ローラ40と対向ローラ38がある2次転写部に移動される。さらに、レジストローラ対76で斜行を矯正された用紙は、中間転写ベルト32上の画像とタイミングをとって2次転写部に送り出される。
この後、用紙を挟んで中間転写ベルト32に当接した2次転写ローラ40に対して電源部48から転写バイアスが印加されることにより、中間転写ベルト32上のトナー像が用紙上へ2次転写される。そして、このようにしてトナー像が転写された用紙は、定着ユニット16に搬送され、定着ユニット16において用紙のトナー像が定着される。トナー画像が定着された用紙は、搬送ローラ80により搬送路28を搬送されて、排出ローラ82により排出トレイ78に排出される。なお、2次転写を終了した中間転写ベルト32に残留した転写残りトナーは、不図示のベルトクリーナによって除去される。
次に、第1実施形態に係る画像形成装置10の作用について説明図を用いて詳細に説明する。
図2に示すように、画像形成装置10の画像形成動作が開始されると、2次転写ローラ40が離間距離調整機構46により対向ローラ38側に移動され、2次転写ローラ40のローラ部材42が中間転写ベルト32を介して対向ローラ38と接触する。このとき、2次転写ローラ40、中間転写ベルト32及び対向ローラ38は回転しておらず、感光体ドラム58及び1次転写ローラ60も回転していない。
2次転写ローラ40のローラ部材42が中間転写ベルト32を介して対向ローラ38と接触すると、図3に示すように、電源部48、電流計50、2次転写ローラ40、中間転写ベルト32及び対向ローラ38とがそれぞれ直列的に接続した直列回路が形成される。そして、電源部48から2次転写ローラ40に対して所定値のバイアス(測定用バイアス:V)が印加される。2次転写ローラ40に対して所定値のバイアス(測定用バイアス:V)が印加されると、2次転写ローラ40、中間転写ベルト32及び対向ローラ38には、同じ大きさの電流(I)が流れることになる。そして、図4に示すように、2次転写ローラ40に流れる電流(I)の大きさが電流計50で計測され、その計測結果がデータとして制御部54に出力される。また、2次転写ローラ40の電圧の電圧値が電圧計52で計測され、その計測結果がデータとして制御部54に出力される。
電流計50及び電圧計52からの計測結果が制御部54に出力されると、制御部54により2次転写ローラ40の抵抗値(R)が演算式に基づいて算出される。これにより、2次転写ローラ40に発生している抵抗値(R)を容易に特定することができる。
2次転写ローラ40に発生している抵抗値(R)が特定されると、制御部54によりテーブルに基づいて2次転写ローラ40に印加すべき転写バイアスの転写バイアス値が特定される。そして、特定された転写バイアス値の転写バイアスが2次転写ローラ40に印加されるように、制御部54により電源部48が制御される。
以上のように、2次転写ローラ40を含む直列回路に測定用バイアスを印加するだけで直流電流が流れるため、従来技術のように感光体ドラムを回転させて電流を流す必要がない。この結果、感光体ドラム58の回転頻度を低減させることができるため、1枚目の用紙への印字速度(ファーストコピー速度)が低下することを防止でき、また、感光体ドラム58の製品寿命が低下することを防止できる。
また、2次転写ローラ40を構成するローラ部材42は、イオン導電剤を配合したゴムを含むため、ローラ部材42の表面の抵抗ムラが小さくなる。これにより、抵抗ムラによる誤差を調整する必要がなくなり、2次転写ローラ40を1回転以上回転させて複数箇所の抵抗値を測定する必要がない。そして、2次転写ローラ40を1回転以上回転させる必要がなくなると、中間転写ベルト32を介して連動する位置関係にある感光体ドラム58も回転させる必要がなくなることになる。この結果、感光体ドラム58の回転頻度を低減させることができるため、1枚目の用紙への印字速度(ファーストコピー速度)が低下することを防止でき、また、感光体ドラム58の製品寿命が低下することを防止できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。なお、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成と重複する構成には同符号を付し、適宜、その説明を省略する。
図5及び図6に示すように、本実施形態の画像形成装置は、2次転写ローラ40が対向ローラ38から離間した位置(退避位置、初期位置)にあるときに、2次転写ローラ40のローラ部材42が接触可能な電極部84が配置されている。この電極部84は、アルミニウムなどの金属で構成されており、アース接続されている。
また、2次転写ローラ40には、電源部48の他に、2次転写ローラ40を流れる電流の電流値を計測する電流計50が直列的に接続されている。さらに、2次転写ローラ40には、2次転写ローラ40の電圧を計測するための電圧計52が並列的に接続されている。これにより、本実施形態では、電源部48、電流計50、2次転写ローラ(抵抗値:R)40及び電極部(抵抗値:R)84がそれぞれ直列的に接続された電気回路を構成している。
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の作用について説明する。
図5及び図6に示すように、画像形成動作の開始前には、初期位置において2次転写ローラ40のローラ部材42が電極部84に接触した状態となっている。このとき、2次転写ローラ40、中間転写ベルト32及び対向ローラ38は回転しておらず、感光体ドラム58及び1次転写ローラ60も回転していない。
2次転写ローラ40のローラ部材42が電極部84と接触すると、図6に示すように、電源部48、電流計50、2次転写ローラ40及び電極部84とがそれぞれ直列的に接続した直列回路が形成される。そして、電源部48から2次転写ローラ40に対して所定値のバイアス(測定用バイアス:V)が印加される。2次転写ローラ40に対して所定値のバイアス(測定用バイアス:V)が印加されると、2次転写ローラ40及び電極部84には、同じ大きさの電流(I)が流れることになる。そして、2次転写ローラ40に流れる電流(I)の電流値が電流計50で計測され、その計測結果がデータとして制御部54に出力される。また、2次転写ローラ40の電圧の電圧値が電圧計52で計測され、その計測結果がデータとして制御部54に出力される。
電流計50及び電圧計52からの計測結果が制御部54に出力されると、第1実施形態と同様にして、2次転写ローラ40に発生している抵抗値(R)が特定され、さらに、2次転写ローラ40に印加すべき転写バイアスの転写バイアス値が特定される。そして、特定された転写バイアス値の転写バイアスが2次転写ローラ40に印加されるように、制御部54により電源部48が制御される。
なお、画像形成時には、2次転写ローラ40は、離間距離調整機構46により対向ローラ38側に移動され、中間転写ベルト32を介して対向ローラ38に接触する。
第2実施形態によれば、2次転写ローラ40が非画像形成時に配置される初期位置において、2次転写ローラ40がすでに電極部84と接触しているため、2次転写ローラ40に印加すべき転写バイアス値を特定することができる。これにより、抵抗値検出時に2次転写ローラ40を中間転写ベルト32を介して対向ローラ38と接触させる第1実施形態と比較して、2次転写ローラ40に印加すべき転写バイアス値を早期に特定することができる。この結果、第1実施形態よりも、1枚目の用紙への印字速度(ファーストコピー速度)が低下することを一層防止できるため、1枚目の用紙への印字速度(ファーストコピー速度)のスピードアップに繋げることができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の要部の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の要部の等価回路図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の要部制御系のブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の要部の構成図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の要部の等価回路図である。
符号の説明
10 画像形成装置
32 中間転写ベルト
38 対向ローラ
40 2次転写ローラ
48 電源部(バイアス印加手段)
50 電流計(抵抗値検出手段)
52 電圧計(抵抗値検出手段)
54 制御部(抵抗値検出手段)
58 感光体ドラム
60 1次転写ローラ
84 電極部

Claims (3)

  1. 感光体ドラムと、前記感光体ドラムの表面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト上に転写させる1次転写ローラと、前記中間転写ベルト上に転写されたトナー画像を転写バイアスが印加されることにより用紙上に転写させる2次転写ローラと、前記2次転写ローラと対向する位置に設けられ前記中間転写ベルトが掛け渡される対向ローラと、前記2次転写ローラに対して任意のバイアスを印加するバイアス印加手段と、を有する画像形成装置であって、
    前記2次転写ローラが前記中間転写ベルトを介して前記対向ローラに接触した状態で前記2次転写ローラに対して前記バイアス印加手段により測定用バイアスを印加して発生する抵抗値を検出する抵抗値検出手段を備え、
    前記バイアス印加手段により前記2次転写ローラに対して印加される前記転写バイアスの転写バイアス値を前記抵抗値検出手段による検出結果に基づいて決定したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 感光体ドラムと、前記感光体ドラムの表面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト上に転写させる1次転写ローラと、前記中間転写ベルト上に転写されたトナー画像を転写バイアスが印加されることにより用紙上に転写させる2次転写ローラと、前記2次転写ローラと対向する位置に設けられ前記中間転写ベルトが掛け渡される対向ローラと、前記2次転写ローラに対して任意のバイアスを印加するバイアス印加手段と、を有する画像形成装置であって、
    電極部と、
    前記2次転写ローラが前記中間転写ベルト及び前記対向ローラに対して非接触でありかつ前記電極部に対して接触した状態で前記2次転写ローラに対して前記バイアス印加手段により測定用バイアスを印加して発生する抵抗値を検出する抵抗値検出手段と、を備え、
    前記バイアス印加手段により前記2次転写ローラに対して印加される前記転写バイアスの転写バイアス値を前記抵抗値検出手段による検出結果に基づいて決定したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記2次転写ローラは、イオン導電剤を配合したゴムを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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