JP2008292575A - 液晶駆動装置 - Google Patents

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尚幸 田中
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Abstract

【課題】解像度が同じである液晶パネルに画像を表示させる際に、液晶パネルの特性に拘わらず駆動回路を完全共通化することにより開発期間を短縮したり、在庫管理を単純化したり、歩留まりを向上したりすることができる液晶駆動装置を提供する。
【解決手段】液晶パネル26の特性によって相違する回路部分である内部電源回路(階調決定回路)30を、ソース側ドライバーIC40が折り曲げ可能なフィルムに直に実装されたチップオンフィルム41を介して液晶パネル26と接続されるソース基板42に搭載し、液晶パネル26の特性によって相違する回路部分であるゲートシェーディング回路31が必要な場合には、そのゲートシェーディング回路31を、ゲート側ドライバーIC43が折り曲げ可能なフィルムに直に実装されたチップオンフィルム44を介して液晶パネル26と接続されるゲート基板45に搭載する。
【選択図】図4

Description

本発明は、液晶駆動装置に係り、特に、解像度が同じである液晶パネルに画像を表示させる際に液晶パネルの特性によって相違する回路を搭載する場合に関する。
水平方向に複数配列されそれぞれ垂直方向に伸びる信号ラインと垂直方向に複数配列されそれぞれ水平方向に伸びる走査ラインとが例えばガラス基板上に配置され、信号ラインと走査ラインとの交差点に対応して液晶物質が充填された画素がマトリックス状に設けられている液晶パネルがよく知られている。このような液晶パネルは、元画像データに対して液晶パネルに合わせた所定の処理を行って処理後の画像データを出力する駆動回路と、処理後の画像データを基に液晶パネルにおける水平方向に並ぶ一列分の各画素に対する駆動電圧を生成するソース回路と、液晶パネルにおける垂直方向に沿って、順次、水平方向に並ぶ走査ラインを駆動電圧の供給対象とさせるゲート回路とを備える液晶駆動装置により、元画像データに基づいて画像が表示させられる。
ここで、液晶駆動装置は、開発工数や生産コスト等を考慮すれば液晶パネルの差異に拘わらずできるだけ汎用的に使用できることが望まれており、そのような液晶駆動装置が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、ダミー出力情報を書き換えることにより大きさが異なるディスプレイパネルに共用して使用することができるデジタルディスプレイの信号処理回路及び信号処理方法が開示されている。
また、特許文献2には、表示データメモリの容量を2分割できるようにしておき、デュアルスキャンでの多階調の場合とシングルスキャンでの低階調の場合とでその表示データメモリのアドレス方法を切換回路によって切り換えることにより、階調数の異なる表示方式であっても同じ液晶駆動装置を使用することが可能となることが開示されている。
また、特許文献3には、液晶パネルの差異に合わせて回路を構成する例として、ゲートドライバからの距離の差によって生じる同一走査線上における画素選択のタイミングずれを低減する為のゲートシェーディング回路を搭載することにより表示パネルのちらつきを低減することができる電源供給方法、電源回路、表示装置、および携帯機器が開示されている。
特開2002−278492号公報 特開2003−15611号公報 特開2006−126781号公報
ところで、液晶駆動装置のうちソース回路およびゲート回路と液晶パネルとで液晶モジュールを構成し、その液晶モジュールと駆動回路とを電気的に接続する場合がある。このような場合、ソース回路およびゲート回路においては元々液晶パネルに合わせて設計する必要があり汎用的に使用することは難しい。そこで、駆動回路を汎用的に使用することが望まれる。より好適には、調整の余地を残した汎用的なものでなく完全共通化できることが望ましい。しかしながら、液晶パネルの差異に拘わらず駆動回路を完全共通化することについては未だ提案されていない。
本発明は上記課題に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、解像度が同じである液晶パネルに画像を表示させる際に、液晶パネルの特性に拘わらず駆動回路を完全共通化することにより開発期間を短縮したり、在庫管理を単純化したり、歩留まりを向上したりすることができる液晶駆動装置を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、元画像データに対して液晶パネルのマトリクス状に配列された画素数に合わせたスケーリング処理を行い、該液晶パネルに表示する1画面分の画像データを生成すると共に、該1画面分の画像データに対して輝度補正、コントラスト調整、彩度補正を行った上で、処理後の画像データを出力する駆動回路と、上記処理後の画像データを基に上記液晶パネルにおける主走査方向である水平方向に並ぶ一列分の各画素に対する駆動電圧を生成するソース回路と、上記液晶パネルにおける副走査方向である垂直方向に沿って、順次、上記水平方向に並ぶ各列を上記駆動電圧の供給対象とさせるゲート回路とを備え、元画像データに基づいて解像度が同じである上記液晶パネルに画像を表示させる液晶駆動装置において、上記ソース回路と上記ゲート回路とは、上記液晶パネルと共に液晶モジュールを構成しており、上記駆動回路と上記液晶モジュールとが電気的に接続されることにより上記処理後の画像データが入力されるものであり、上記液晶パネルに画像を表示させる際に該液晶パネルの特性によって相違する回路部分を、上記ソース回路および上記ゲート回路の少なくとも一方に構成することにある。
上記のように構成された本発明の液晶駆動装置において、解像度が同じである液晶パネルに画像を表示させる際にその液晶パネルの特性によって相違する回路部分が、元々液晶パネルに合わせて設計する必要があるソース回路およびゲート回路の少なくとも一方に構成される。よって、液晶パネルと共にソース回路およびゲート回路により構成される液晶モジュールに電気的に接続される駆動回路には液晶パネルの特性によって相違する回路部分が構成されないことから、液晶パネルの特性に拘わらず駆動回路を完全共通化することが可能になる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液晶駆動装置において、上記液晶パネルの特性によって相違する回路部分は、上記ソース回路にて上記液晶パネルの各画素における階調を決定することになる所定の階調電圧を生成する階調決定回路であり、上記階調決定回路は、上記ソース回路に構成されることにある。
上記のように構成された請求項1に記載の液晶駆動装置において、液晶パネルに表示したい階調が同じであっても液晶パネル(セル)の透過率等の液晶パネルの特性によって異なる可能性がある階調電圧を生成する為の階調決定回路がソース回路に構成されることから、駆動回路には液晶パネルの特性によって相違する階調決定回路が構成されない。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の液晶駆動装置において、上記液晶パネルの特性によって相違する回路部分は、上記ゲート回路にて上記水平方向に並ぶ同一列上において上記駆動電圧の供給対象とするタイミングのずれを低減するためのゲートシェーディング回路の有無であり、上記ゲートシェーディング回路が必要な場合には、該ゲートシェーディング回路は、上記ゲート回路に構成されることにある。
上記のように構成された請求項1または2に記載の液晶駆動装置において、ゲート回路からの距離の差により生じる駆動電圧の供給対象のタイミングずれによって液晶パネルの表示にむらが出る場合には、液晶パネルの表示むらを低減する為のゲートシェーディング回路がゲート回路に構成されることから、駆動回路には液晶パネルの特性によって相違するゲートシェーディング回路が構成されない。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の液晶駆動装置において、上記液晶パネルの特性によって相違する回路部分は、画像を表示するエリアの大きさの違いによって変える必要がある回路部分である。
上記のように構成された請求項1乃至3の何れかに記載の液晶駆動装置において、画像を表示するエリアの大きさの違いによって変える必要がある回路部分が駆動回路には構成されないことから、同解像度でインチ数が異なる液晶パネルに拘わらず駆動回路を完全共通化することが可能になる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の液晶駆動装置において、上記ソース回路は、ソース側ドライバーICと該ソース側ドライバーICが折り曲げ可能なフィルムに直に実装されたチップオンフィルムを介して上記液晶パネルと接続されるソース基板とに搭載された回路であり、上記ゲート回路は、ゲート側ドライバーICと該ゲート側ドライバーICが折り曲げ可能なフィルムに直に実装されたチップオンフィルムを介して上記液晶パネルと接続されるゲート基板とに搭載された回路であり、上記駆動回路は、上記液晶モジュールと電気的に接続される駆動基板に搭載された回路であり、上記階調決定回路は、上記ソース基板に搭載され、上記ゲートシェーディング回路が必要な場合には、該ゲートシェーディング回路は、上記ゲート基板に搭載され、フロントキャビネットとリアキャビネットとから構成される筐体に上記液晶パネルと共に収納されて液晶表示装置を構成することにある。
上記のように構成された請求項4に記載の液晶駆動装置において、解像度が同じである液晶パネルに画像を表示させる液晶表示装置において、階調決定回路が元々液晶パネルに合わせて設計する必要があるソース基板に搭載され、ゲートシェーディング回路が元々液晶パネルに合わせて設計する必要があるゲート基板に搭載される。よって、液晶モジュールに電気的に接続される駆動基板には液晶パネルの特性によって相違する回路部分である階調決定回路およびゲートシェーディング回路が搭載されないことから、液晶パネルの特性に拘わらず駆動基板を完全共通化することが可能になる。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、液晶パネルの特性に拘わらず駆動回路を完全共通化することが可能になるので、開発期間の短縮、在庫管理の単純化、歩留まりが良くなる等の効果が期待できる。開発期間の短縮については、例えば駆動基回路を液晶パネルの特性に合わせてその都度設計する必要がないのはもちろんのこと、EMI対策等を検討する必要もなくなる。また、ソース回路およびゲート回路は、液晶モジュールを構成する場合に元々液晶パネルに合わせて設計する必要があるので、液晶パネルの特性によって相違する回路部分が構成されても上記効果を相殺することは抑制される。
また、請求項2に記載の発明によれば、駆動回路には液晶パネルの特性によって相違する階調決定回路が構成されないので、液晶パネルの特性に拘わらず駆動回路を完全共通化することが可能になる。
また、請求項3に記載の発明によれば、駆動回路には液晶パネルの特性によって相違するゲートシェーディング回路が構成されないので、液晶パネルの特性に拘わらず駆動回路を完全共通化することが可能になる。
また、請求項4に記載の発明によれば、同解像度でインチ数が異なる液晶パネルに拘わらず駆動回路を完全共通化することが可能になるので、同解像度でインチ数が異なる液晶パネルを用いたときに開発期間の短縮、在庫管理の単純化、歩留まりが良くなる等の効果が期待できる。
また、請求項5に記載の発明によれば、液晶表示装置において、液晶パネルの特性に拘わらず駆動基板を完全共通化することが可能になるので、開発期間の短縮、在庫管理の単純化、歩留まりが良くなる等の効果が期待できる。例えば、駆動基板を液晶パネルの特性に合わせてその都度設計する必要がないのはもちろんのこと、EMI対策等を検討する必要もなくなる。また、ソース基板およびゲート基板は、液晶モジュールを構成する場合に元々液晶パネルに合わせて設計する必要があるので、階調決定回路やゲートシェーディング回路が搭載されても上記効果は相殺されない。
以下、下記の項目に従って本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
(1)液晶駆動装置を備える液晶表示装置の概略構成
(2)液晶モジュールの構成
(3)液晶駆動装置の構成
(4)まとめ
(1)液晶駆動装置を備える液晶表示装置の概略構成
以下、図1、2を参照して本発明が適用される液晶駆動装置を備える液晶表示装置10の概略構成を説明する。図1は液晶表示装置10の斜視図であり、図2は液晶表示装置10のブロック構成図である。図1、2において、液晶表示装置10は、液晶モジュール11と、筺体12とを主体として構成されている。
液晶モジュール11は、液晶パネル26等を収納し、液晶パネル26の表示面とは反対側となる背面、および上下左右側面を板金で覆われた厚みの薄い構造である。また、液晶モジュール11にはその補強として、液晶モジュール11の背面に柱状のシャーシブラケット13a、13bがネジ止めされている。さらに、液晶モジュール11の背面には、電源回路23等の駆動回路20が実装されつつ液晶モジュール11と電気的に接続された駆動基板14が固定されている。
筺体12は、フロントキャビネット12aとリアキャビネット12bとから構成されている。フロントキャビネット12aは、前面に映像を表示するための開口部を有しており、液晶モジュール11がこのフロントキャビネット12aにネジ止めされた後、フロントキャビネット12aにリアキャビネット12bが組み付けられることにより液晶表示装置10を構成する各構成品を収容する。
駆動回路20は、概略、映像回路21と、タイミングコントローラ22と、電源回路23と、マイコン24と、インバータ回路25とを備えている。また、液晶モジュール11は、液晶パネル26と、ソース回路27と、ゲート回路28と、バックライト29とから構成されている。
電源回路23は、外部の商用電源等から電源電圧(交流)の供給を受けるとともに、同供給された電源電圧を、マイコン24を始めインバータ回路25等の各回路へ供給する。電源回路23は、必要に応じて各回路へ供給する電圧を交流から直流へと変換する。
マイコン24は、液晶表示装置10を構成する各部と電気的に接続されており、マイコン24内部の構成部品としてのCPU24aが、同じくマイコン24内の構成部品であるROM24bやRAM24cなどに書き込まれた各プログラムに従って、液晶表示装置10全体を制御する。
映像回路21は、入力された元画像データ例えばRGB(レッド、グリーン、ブルー)信号からなるデジタル画像データに対して液晶パネル26のマトリクス状に配列された画素数(横縦比、m:n)に合わせたスケーリング処理を行い、液晶パネル26に表示する1画面分の画像データを生成する。さらに、この画像データに対して、輝度補正、コントラスト調整、彩度補正等の各種処理を行った上で、処理後の画像データを出力する。尚、上記RGB信号からなるデジタル画像データは、任意の画像を表現する基となる映像信号から抽出された輝度信号と色差信号とに基づいてマトリクス変換処理が行われて生成された画像データであったり、マイコン等により生成された画像データ等である。また、上記映像信号は、例えば公知のアンテナによって受信されたテレビジョン放送信号から公知のチューナ回路によって抽出された映像信号や映像再生機器から出力された映像信号等である。
タイミングコントローラ22は、映像回路21から供給されたRGB信号からなる画像データや、マイコン24から供給されたソース回路27及びゲート回路28を制御するための制御信号等に従って、ソース回路27、ゲート回路28等を制御する。より具体的には、タイミングコントローラ22は、ソース回路27及びゲート回路28に対して、例えば動作モードの設定や内部で生成した垂直同期信号や水平同期信号の供給を行う。
タイミングコントローラ22は、画像データが供給された場合、この画像データをRAMに保持する。また同様に制御信号が供給された場合、タイミングコントローラ22はRAMに制御信号を保持する。そして、ROMに設定された内容に従って、クロック信号を生成する。また、クロック信号により生成された表示タイミングによりRAMに記憶された画像データから所定の形式の画像データを生成し、ソース回路27に供給する。例えば、タイミングコントローラ22に一画面単位の画像データが入力されると、タイミングコントローラ22はクロック信号と水平同期信号と垂直同期信号とを生成する。次に、タイミングコントローラ22は、画像データとクロック信号と水平同期信号をソース回路27に、クロック信号と垂直同期信号とをゲート回路28に出力する。
インバータ回路25は、電源回路23から供給された直流電圧を交流電圧に変換し、駆動信号としてのその交流電圧をバックライト29に供給し、バックライト29を点灯させる。
ソース回路27およびゲート回路28は、駆動回路20から出力された画像データに基づいて制御されて液晶パネル26を駆動することにより、液晶パネル26に画像データに応じた画像を表示させる。バックライト29は、液晶パネル26を背面側から照射する光源であり、例えば複数本の冷陰極管等を有する。このように、駆動回路20、ソース回路27、ゲート回路28は、元画像データに基づいて液晶パネル26に画像を表示させる液晶駆動装置15を構成する。
(2)液晶モジュールの構成
以下に液晶モジュール11の構成を詳細に説明する。図3は、液晶モジュール11のブロック構成図である。図3において、液晶モジュール11は、液晶パネル26等に加え、内部電源回路30と、ゲートシェーディング回路31とを備えている。
液晶パネル26は、例えばアクティブマトリクス駆動方式のパネルであり、液晶物質が充填された複数の画素32で構成されたパネルの背面にガラス基板が配置されている。このガラス基板上には、垂直方向に複数配列されそれぞれ水平方向に伸びる走査ラインG1〜GN(Nは、2以上の自然数)と、水平方向に複数配列されそれぞれ垂直方向に伸びる信号ラインS1〜SM(Mは、2以上の自然数)とが配置されている。また、走査ラインGn33(1≦n≦N、nは自然数)と信号ラインSm34(1≦m≦M、mは自然数)との交差点に対応して、液晶物質が充填された画素32がマトリックス状に設けられている。
画素32には電界効果トランジスター35が含まれている。電界効果トランジスター35のゲート電極35aは走査ラインGn33に接続され、電界効果トランジスター35のソース電極35bは信号ラインSm34に接続され、電界効果トランジスター35のドレイン電極35cはキャパシタで構成された画素電極36と接続されている。さらに、画素電極36は液晶パネル26の各画素32と接続されている。上記構造において電界効果トランジスター35は信号ラインSm34に印加された駆動電圧を画素電極36に印加するスイッチとしての役割を果たす。
画素電極36が接続された液晶パネル26の各画素32は、対向電極37と接続されており、画素電極36に対向する対向電極37との間の印加電圧に応じて各画素32に充填された液晶物質の透過率が変化させられるようになっている。
ソース回路27は、タイミングコントローラ22から入力された画像データを基に液晶パネル26における主走査方向である水平方向に並ぶ一列分の各画素32に対する駆動電圧を生成し、信号ラインSm34にその駆動電圧を印加する。例えば、ソース回路27は、複数のフリップフロップを有しており、これらフリップフロップからタイミングコントローラ22で生成されたクロック信号と水平同期信号が入力される。このソース回路27は、タイミングコントローラ22が出力するクロック信号に同期して画像データを出力するためのイネーブル入出力信号を保持すると、順次クロック信号に同期して隣接するフリップフロップにイネーブル入出力信号を入力する。
また、ソース回路27は、タイミングコントローラ22から例えば18ビット(6ビット(階調データ)×3(RGB各色))単位で画像データが入力され、この画像データを、各フリップフロップで順次入力されたイネーブル入出力信号に同期してラッチする。さらに、ソース回路27は、タイミングコントローラ22から供給される水平同期信号に同期して、ラッチした一水平走査単位の画像データをラッチする。
また、ソース回路27は、信号ラインSm34ごとに、ラッチされた画像データに基づいてアナログ化された駆動電圧を生成する。ソース回路27が上記画像データを変換する方法として、内部電源回路30により生成された階調電圧を用いてディジタル/アナログ変換を行う。そして、ソース回路27は、生成した駆動電圧を信号ラインSm34に印加する。
ゲート回路28は、タイミングコントローラ22からの信号に基づいて、液晶パネル26における副走査方向である垂直方向に沿って、順次、水平方向に並ぶ各走査ラインGn33をソース回路27による駆動電圧の供給対象とさせる。例えば、ゲート回路28には、各走査ラインGn33に対応して設けられたフリップフロップにタイミングコントローラ22からのクロック信号と垂直同期信号が順次入力される。このゲート回路28は、内部電源回路30から2種類の走査ライン駆動信号が入力され、クロック信号に同期して走査ライン駆動信号をフリップフロップに保持する。さらに、ゲート回路28は垂直同期信号に同期して隣接するフリップフロップに走査ライン駆動信号をシフトする。
また、ゲート回路28は、液晶パネル26の液晶物質に応じた電圧レベルに走査ライン駆動信号をシフトする。そのシフトした2種類の走査ライン駆動信号に基づいてCMOS駆動を行う。このとき、内部電源回路30から入力される2種類の走査ライン駆動信号のうち、第一の走査ライン駆動信号がに入力されると、走査ライン駆動信号を走査ラインGn33に出力する。また、第二の走査ライン駆動信号が入力されると、走査ライン駆動信号の出力を止める。
内部電源回路30は、電源回路23から供給される電源電圧に基づいて、液晶パネル26の液晶駆動に必要な電圧レベルや、上記したソース回路27での駆動電圧に使用される階調電圧や、ゲート回路28による走査ラインGn33のオンオフ制御に使用される2種類の走査ライン駆動信号を生成する。
このように内部電源回路30は、ソース回路27にて液晶パネル26の各画素32における階調を決定することになる所定の階調電圧を生成する階調決定回路である。例えば、電源回路23から供給される電源電圧に基づいて階調決定抵抗による分圧によって各階調電圧が生成される。また、この階調電圧は、液晶パネル26に表示したい階調が同じであっても画素32の透過率等の液晶パネル26の特性によって異なる可能性がある。従って、この内部電源回路30は、液晶パネル26の特性によって相違する回路部分でもある。
ゲートシェーディング回路31は、ゲート回路28にて水平方向に並ぶ同一走査ラインGn33上においてソース回路27による駆動電圧の供給対象とするタイミングのずれを低減するための回路である。ゲート回路28からの距離が遠くなるほどゲート回路28の出力波形の立ち上がりが遅れて画素32の充電時間が短くなり、立ち下がり時間が長くなって画素32に駆動電圧が印可されることにより、正しい表示ができなくなる。特に、ゲート回路28からの距離の差により生じる駆動電圧の供給対象のタイミングずれによって液晶パネル26の表示にむらが出る可能性がある。そこで、ゲートシェーディング回路31は、立ち下がりのタイミングを均一化して液晶パネルの表示むらを低減する。
従って、液晶パネル26のインチ数が小さくタイミングずれが生じにくいときには、このゲートシェーディング回路31を搭載する必要はない。また、液晶パネル26のインチ数が大きくても液晶パネル26の両側にゲート回路28を設けてその両側から半分ずつ駆動することでタイミングずれが生じにくいときにも、このゲートシェーディング回路31を搭載する必要はない。例えば、32インチ程度で片側駆動であるときはゲートシェーディング回路31が必要とされるが、37インチ程度で両側駆動であるときはゲートシェーディング回路31が必要とされない。このように、ゲートシェーディング回路31の有無は、液晶パネル26の特性によって相違する回路部分でもある。
解像度が同じ液晶パネル26であるなら画像を表示するエリアの大きさ(インチ数)の違いによって階調電圧やゲートシェーディング回路31の有無が異なる可能性が大きい。このように、液晶パネル26の特性によって相違する回路部分は、液晶パネル26のインチ数の違いによって変える必要がある回路部分であるという見方もできる。
(3)液晶駆動装置の構成
以下、図4を参照して液晶駆動装置15の構成を詳細に説明する。図4は、液晶表示装置10内の各回路が実装された様子を表す概略図である。
図4において、ソース回路27は、ソース側ドライバーIC40と、ソース側ドライバーIC40が折り曲げ可能なフィルムに直に実装されたチップオンフィルム(COF)41を介して液晶パネル26と接続されるソース基板42とに搭載された回路である。また、ゲート回路28は、ゲート側ドライバーIC43と、ゲート側ドライバーIC43が折り曲げ可能なフィルムに直に実装されたチップオンフィルム44を介して液晶パネル26と接続されるゲート基板45とに搭載された回路である。また、駆動回路20は、液晶モジュール11と電気的に接続される駆動基板14に搭載された回路である。そして、内部電源回路30はソース基板42に搭載され、ゲートシェーディング回路31が必要な場合にはそのゲートシェーディング回路31はゲート基板45に搭載される。
このように、元々液晶パネル26に合わせて設計する必要があるソース基板に内部電源回路30が搭載され、元々液晶パネル26に合わせて設計する必要があるゲート基板45にゲートシェーディング回路31が搭載される。そして、解像度が同じである液晶パネル26であれば、その液晶パネル26に画像を表示させる際に液晶パネル26の特性によって相違する回路部分が、ソース基板42およびゲート基板45に構成されるので、駆動基板14を完全共通化することができる。
尚、ソース基板42およびゲート基板45は例えばグランドが揺れやすいことから、ソース基板42およびゲート基板45にはバイパスコンデンサ、ダンピング抵抗、終端抵抗等を搭載し、内部電源回路30やゲートシェーディング回路31を駆動基板14に搭載していたという事情を考慮するなら、ソース基板42およびゲート基板45はグランドが揺れないようにより多層の基板構成として一層乃至複数の層を一面グランドとするなどしても良い。
尚、内部電源回路30を含めてソース回路27を構成しても良いし、ゲートシェーディング回路31を含めてゲート回路28を構成しても良い。また、内部電源回路30やゲートシェーディング回路31は、ソース基板42およびゲート基板45の何れか一方に搭載されれば良い。
上記のように構成された液晶表示装置10において、駆動回路20から出力された画像データはソース回路27により所定の電圧値を有するアナログ信号に変換された後、液晶パネル26のマトリクス状に配列させられた各画素に印加され、画素に充填される液晶物質の分子配列を変化させてRGB信号からなる元画像データに基づいて液晶駆動装置15は液晶パネル26に画像を表示する。
(4)まとめ
上述のように、本実施例によれば、液晶パネル26の特性に拘わらず駆動基板14(駆動回路20)を完全共通化することが可能になるので、開発期間の短縮、在庫管理の単純化、歩留まりが良くなる等の効果が期待できる。開発期間の短縮については、例えば、駆動基板14(駆動回路20)を液晶パネル26の特性に合わせてその都度設計する必要がないのはもちろんのこと、EMI対策等を検討する必要もなくなる。また、ソース基板42(ソース回路27)およびゲート基板45(ゲート回路28)は、液晶モジュール11を構成する場合に元々液晶パネルに合わせて設計する必要があるので、液晶パネル26の特性によって相違する回路部分である内部電源回路(階調決定回路)30やゲートシェーディング回路31が搭載されても上記効果は相殺されない。
また、本実施例によれば、同解像度でインチ数が異なる液晶パネル26に拘わらず駆動基板14(駆動回路20)を完全共通化することが可能になるので、同解像度でインチ数が異なる液晶パネル26を用いたときに開発期間の短縮、在庫管理の単純化、歩留まりが良くなる等の効果が期待できる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が適用される液晶駆動装置を備える液晶表示装置の斜視図である。 液晶表示装置のブロック構成図である。 液晶モジュールのブロック構成図である。 液晶表示装置内の各回路が実装された様子を表す概略図である。
符号の説明
10:液晶表示装置
11:液晶モジュール
12:筐体
12a:フロントキャビネット
12b:リアキャビネット
14:駆動基板
15:液晶駆動装置
20:駆動回路
26:液晶パネル
27:ソース回路
28:ゲート回路
30:内部電源回路(階調決定回路)
31:ゲートシェーディング回路
32:画素
40:ソース側ドライバーIC
41:チップオンフィルム
42:ソース基板
43:ゲート側ドライバーIC
44:チップオンフィルム
45:ゲート基板

Claims (5)

  1. 元画像データに対して液晶パネルのマトリクス状に配列された画素数に合わせたスケーリング処理を行い、該液晶パネルに表示する1画面分の画像データを生成すると共に、該1画面分の画像データに対して輝度補正、コントラスト調整、彩度補正を行った上で、処理後の画像データを出力する駆動回路と、
    上記処理後の画像データを基に上記液晶パネルにおける主走査方向である水平方向に並ぶ一列分の各画素に対する駆動電圧を生成するソース回路と、
    上記液晶パネルにおける副走査方向である垂直方向に沿って、順次、上記水平方向に並ぶ各列を上記駆動電圧の供給対象とさせるゲート回路とを備え、
    元画像データに基づいて解像度が同じである上記液晶パネルに画像を表示させる液晶駆動装置において、
    上記ソース回路と上記ゲート回路とは、
    上記液晶パネルと共に液晶モジュールを構成しており、
    上記駆動回路と上記液晶モジュールとが電気的に接続されることにより上記処理後の画像データが入力されるものであり、
    上記液晶パネルに画像を表示させる際に該液晶パネルの特性によって相違する回路部分を、上記ソース回路および上記ゲート回路の少なくとも一方に構成することを特徴とする液晶駆動装置。
  2. 上記液晶パネルの特性によって相違する回路部分は、上記ソース回路にて上記液晶パネルの各画素における階調を決定することになる所定の階調電圧を生成する階調決定回路であり、
    上記階調決定回路は、上記ソース回路に構成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶駆動装置。
  3. 上記液晶パネルの特性によって相違する回路部分は、上記ゲート回路にて上記水平方向に並ぶ同一列上において上記駆動電圧の供給対象とするタイミングのずれを低減するためのゲートシェーディング回路の有無であり、
    上記ゲートシェーディング回路が必要な場合には、該ゲートシェーディング回路は、上記ゲート回路に構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶駆動装置。
  4. 上記液晶パネルの特性によって相違する回路部分は、画像を表示するエリアの大きさの違いによって変える必要がある回路部分であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の液晶駆動装置。
  5. 上記ソース回路は、ソース側ドライバーICと該ソース側ドライバーICが折り曲げ可能なフィルムに直に実装されたチップオンフィルムを介して上記液晶パネルと接続されるソース基板とに搭載された回路であり、
    上記ゲート回路は、ゲート側ドライバーICと該ゲート側ドライバーICが折り曲げ可能なフィルムに直に実装されたチップオンフィルムを介して上記液晶パネルと接続されるゲート基板とに搭載された回路であり、
    上記駆動回路は、上記液晶モジュールと電気的に接続される駆動基板に搭載された回路であり、
    上記階調決定回路は、上記ソース基板に搭載され、
    上記ゲートシェーディング回路が必要な場合には、該ゲートシェーディング回路は、上記ゲート基板に搭載され、
    フロントキャビネットとリアキャビネットとから構成される筐体に上記液晶パネルと共に収納されて液晶表示装置を構成することを特徴とする請求項4に記載の液晶駆動装置。
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