JP2008292355A - 高速炉用中間熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】原子炉容器内蔵型の高速炉用中間熱交換器の入口環状通路を流れる2次冷却材の周方向流量分布の均等化を図り、流量分布の偏りによる伝熱管の損傷を防止する。
【解決手段】2次冷却材が導入される入口ノズル18と、2次冷却材が流下する入口環状流路31と、前記入口環状流路31に接続された管束部とを有する高速炉用の原子炉容器内蔵の中間熱交換器15において、前記入口ノズル18と前記入口環状流路31の間に環状の入口ヘッダ51を設けるとともに、前記入口環状流路31を前記入口ヘッダ51の端部に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、中間熱交換器を原子炉容器内に内蔵した高速炉用の中間熱交換器に関する。
従来の原子炉容器内蔵の高速炉用の中間熱交換器が特許文献1(特開平6−174882号公報)に開示されている。従来の中間熱交換器15を内蔵する高速増殖炉1は、図16に示すように、核燃料の集合体からなる炉心2を有し、炉心2は全体としてほぼ円柱状に形成されている。炉心2の外側には炉心バレル3、反射体4が配設され、反射体4の外側には1次冷却材の冷却材流路5の内壁を構成する隔壁6が設けられている。
隔壁6の外側には間隔をあけて冷却材流路5の外壁を構成する原子炉容器7が、冷却材流路5中には中性子遮蔽体8が配設されている。中性子遮蔽体8の上方の冷却材流路5中には円環状の電磁ポンプ14が配設され、電磁ポンプ14のさらに上方に中間熱交換器15が配設されている。中間熱交換器15と電磁ポンプ14は一体に形成され、原子炉の上部の構造体と一体連続的に構成されている。
図16に示すように、中間熱交換器15のチューブ側とシェル側はそれぞれ1次冷却材と2次冷却材が流通するように構成されている。
図17は図16の中間熱交換器15を拡大して表示したもので、中間熱交換器15は上部管板33、下部管板34、複数の伝熱管22、内胴20、外胴21からなる管束部35と、入口ノズル18、入口環状流路31、出口ノズル19、出口環状流路32からなる管束部35と外部の間を流通させる2次冷却材流路から構成される。
中間熱交換器15の管束部35のシェル側の入口は外部と接続された入口ノズル18と入口環状流路31を介して流通するよう構成され、シェル側の出口は外部と接続された出口ノズル19と出口環状流路32を介して流通するよう構成されている。
運転に際しては、原子炉容器7内に1次冷却材の液体ナトリウムが満たされ、この1次冷却材によって炉心2を冷却しつつ核分裂による熱を外部に取り出す。
図16の実線の矢印は1次冷却材の流れ方向を示しており、これら実線の矢印に示すように1次冷却材は電磁ポンプ14によって下方に駆動され、中性子遮蔽体8の内部を流過して原子炉容器7の底部に至る。
次に、1次冷却材は炉心2内を流通しながら上昇し、原子炉容器7上部で中間熱交換器15のチューブ側に流入する。さらに、1次冷却材は中間熱交換器15で2次冷却材と熱交換を行った後に流出し、再び電磁ポンプ14によって下方に駆動される。
図16および図17の破線の矢印は2次冷却材の流れ方向を示しており、2次冷却材は外部から入口ノズル18、入口環状流路31を経て中間熱交換器15の管束部35のシェル側に流入し、管束部35の伝熱管22を通して1次冷却材により加熱された後に、出口環状流路32を経て出口ノズル19から外部に流出してその熱を動力等に変換する。
上記中間熱交換器15は、管束部35の外側に2次冷却材を流通させる環状流路31、2を設けているのでその流路面積を広くとることができるため、2次冷却材の通過圧損を小さくすることができるとともに、原子炉容器構造を小型化することができる。
特開平6−174882号公報(特許第3126524号)
上述した従来の原子炉容器内蔵型の高速炉用中間熱交換器は、2次冷却材が入口ノズルから流入した後、360°全周にわたって入口がある管束部のシェル側に流入させる構造であり、入口ノズルから周方向にほぼ均等に流量分配させる必要がある。
仮に、環状流路で偏流が発生し、それが管束へ持ち込まれて管束内で周方向に流量分布の偏りが発生すると、1次冷却材との熱交換量の差が周方向に生じ、その偏りが大きい場合には伝熱管に温度差が生じて熱膨張差により座屈が生じる恐れがある。
また、環状流路は縦長の薄肉円筒状の胴板を多重に組み合わせて形成するが、製作の際、流路幅の精度をよく保つ必要がある。しかしながら、流路幅の変形が大きい場合には、上述の偏流が拡大されることも考えられる。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、2次冷却材の管束部に至る環状流路での周方向流量配分の均等化を図ることができるとともに、流路幅の製作精度と製作性のよい環状流路を有する、シンプルでコンパクトな構成で1次と2次冷却材の熱交換を実現する高性能で信頼性の高い中間熱交換器を提供することにある。
具体的には、本発明の原子炉容器内蔵の高速炉用中間熱交換器は、2次冷却材が導入される入口ノズルと、2次冷却材が流下する入口環状流路と、前記入口環状流路に接続された管束部と、出口環状流路とを有する原子炉容器内蔵の中間熱交換器において、前記入口ノズルと前記入口環状流路の間に環状の入口ヘッダを設けるとともに、前記入口環状流路は前記入口ヘッダの端部に接続された構成にしたものである。
また、本発明は、入口環状流路に、多孔板、邪魔板または板状のフローガイドからなる整流部材を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明は、入口ノズルが複数設けられ、それぞれ前記環状の入口ヘッダに接続したことを特徴とするものである。
さらに、本発明は、入口環状通路に複数のスペーサを設置したことを特徴とするものである。
本発明によれば、入口ノズルと前記入口環状流路の間に環状の入口ヘッダを設けるとともに、前記入口環状流路は前記入口ヘッダの端部に接続された構成を採用することにより、環状流路を流れる2次冷却材は周方向に流量分布の偏りが抑制され、均等化される。
また、本発明によれば、入口環状流路に、多孔板、邪魔板または板状のフローガイドからなる整流部材を設けたことにより、さらに周方向流量分布の偏りが抑制され、周方向流量配分の均等化を図ることができる。
また、本発明によれば、入口ノズルが複数設けられ、それぞれ前記環状の入口ヘッダに接続したことにより、入口ヘッダへ2次冷却材を分配して流入させ、環状流路を流れる2次冷却材は周方向に流量分布の偏りをさらに抑制する。
さらに、本発明によれば、入口環状通路に複数のスペーサを設置したことにより、環状流路の変形を抑制し、環状流路を流れる2次冷却材の周方向の流量分布の偏りを低減することができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について図1乃至図3を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る中間熱交換器の構造図である。図2は図1に示す中間熱交換器の入口環状流路31の上部見取図、図3は図1に示す中間熱交換器における入口環状流路での流量分布例である。図1において、本実施の形態の中間熱交換器15は上部管板31、下部管板32、複数の伝熱管22、内胴20、外胴21からなる管束部35と、出口ノズル19、出口環状流路32、入口ノズル18、入口環状流路31、入口ヘッダ51、多孔板52からなる管束部35と外部の間を流通させる2次冷却材流路から構成される。図1及び図2において入口ヘッダ51は入口ノズル18と入口環状流路31の間に入口ノズル18より大きな断面積を有し環状に形成される。入口環状流路31は、外側シュラウド23と外胴21に形成され、入口ノズル18の端部に環状の狭い流路を形成するように接続される。
2次冷却材は入口ノズル18から入口ヘッダ51に流入し、ここで流れの向きが変わり、2次冷却材の多くは入口ヘッダ51を周方向に流れる。入口環状流路31の入口は、入口ヘッダに比して流路面積が小さいことによる流動抵抗を有しているので、2次冷却材は周方向に分配されて入口環状流路31に流れる。入口環状流路31に流入後はほぼ下に向かって流れ、その後向きを水平に、その後上向きに変えて管束部35のシェル側に流入する。
図3は入口環状流路31の下部における2次冷却材流量の周方向分布の例であり、上記構成を採用した入口環状流路31の流量分布と、後述する入口に整流部材(多孔板)を設けた場合の流量分布を図示している。
このように、入口環状流路31の入口は、入口ヘッダに比して流路面積が小さいことによる流動抵抗を有しているので、従来の入口ヘッダを有していない熱交換器に比して、流量分布の偏りを減少せしめ、入口環状流路31での2次冷却材流量の周方向配分の均等化を図ることができる。なお、後述する第2の実施の形態では、前記入口環状流路に整流部材を配置することにより、より流量分布の均等化を図ることができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、2次冷却材が管束部に至る環状流路での周方向流量配分の均等化を図ることができ、シンプル、コンパクトな構成で1次と2次冷却材の熱交換を実現する高性能で信頼性の高い中間熱交換器を提供することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について図3乃至図7を用いて説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る中間熱交換器の構造図である。図5は図4に示す中間熱交換器の入口環状流路31の上部見取図、図3は図4に示す中間熱交換器における入口環状流路での流量分布例である。第1の実施の態様とは、整流部材として多孔板52が入口環状流路31の入口において外側シュラウド23と外胴21に接続されている点で異なっている。
図3は入口環状流路31の下部における2次冷却材流量の周方向分布の例であり、入口環状流路31の入口に流動抵抗機能と整流機能を有する多孔板からなる整流部材を設けることにより流量分布がより均等化されることが示されている。
このように、環状の入口ヘッダ51と設けるとともに、入口環状流路31に多孔板52からなる整流部材を設けたので、第1の実施態様に係る中間熱交換器よりも、管束部35に至る入口環状流路31での2次冷却材流量の周方向配分をさらに均等化することができる。
なお、多孔板の製作は容易であり、また、例えば多孔の径やピッチを周方向に変えることにより流量分配の調整も可能である。また、径の大きい外側シュラウド31と外胴21を多孔板52と合わせて製作することで、外側シュラウド31と外胴21の径の精度を入口環状流路31の入口で保つことができる。
図6は図4と同様の中間熱交換器15の断面図であり、多孔板52を入口環状流路31の下部に設けている点が図4と異なっている。この多孔板52の整流・流動抵抗機能により2次冷却材の流量の周方向配分を均等化することができるので、管束部35へ持ち込まれる偏流を低減できる。
なお、多孔板などの整流部材の設置個数は1つに限られるものではなく、図7に示すように複数設けてもよい。また、整流部材の配置場所も環状流路の上部または下部に限定されるものではなく、環状流路内に設ければよい。
また、図4及び図5は多孔板を外側シュラウド23と外胴21に接続している場合であるが、熱応力低減のため、もしくは製作性のために多孔板52を両方の胴体に直接接続しない場合の構造としては図7がある。図7は入口環状流路31の断面であり、多孔板52は外側シュラウド23から接続する。多孔板52と外胴21との間には隙間を設け、多孔板52の下流側に受け板55を外胴21から設けている。多孔板52と受け板55の間は摺動するため径方向の熱応力が生じなく、多孔板52を胴体の片側のみから接続することができる。なお、図7では環状流路の下部にも多孔板52を設けて一層の流量の周方向均等化を図っている。
以上説明したように本発明の第2の実施の形態によれば、入口環状流路31に多孔板からなる少なくとも1つの整流部材を設けたことにより、2次冷却材が管束部に至る環状流路での周方向流量配分の均等化を図ることがででき、流路幅の製作精度と製作性のよい環状流路を有する、シンプル、コンパクトな構成で1次と2次冷却材の熱交換を実現する高性能で信頼性の高い中間熱交換器を提供することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について、図8及び図9を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と同一の構成部品には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図8は図1に示す中間熱交換器15の入口環状流路31の上部見取図であり、本実施の形態の中間熱交換器は、図1の入口環状流路31の入口に整流部材として邪魔板53を設けたことを特徴とする。
図8において、邪魔板53は外胴21との間に隙間を設け外側シュラウド23から接続される。隙間は周方向に変化させている。
この邪魔板53により、邪魔板53と外胴21との隙間を通過する2次冷却材の整流・流動抵抗機能を、第1の実施の形態よりも大きく、かつ、調整可能にすることができ、管束部35に至る入口環状流路31での2次冷却材流量の周方向配分のさらなる均等化を図ることができる。さらに、環状流路の片側の胴体からのみ邪魔板53を接続しているので、製作性がよく、また、熱応力が発生する心配がない。
図9は、邪魔板53が設けられた入口環状流路31の上面図である。邪魔板53は周方向に14分割されている。その半数は外側シュラウド23から接続して外胴21との間に隙間を設け、残り半数は外胴21からから接続して外側シュラウド23との間に隙間を設ける構造とし、各々が交互に設置される。この構造により、組立しやすく、整流・流動抵抗機能を外側シュラウド23側と外胴21側とに分散させることにより、2次冷却材の周方向流量分配の均等化を図ることができる。
以上説明したように本発明の第3の実施の形態によれば、製作性がよく、また、熱応力を発生させずに2次冷却材が管束部に至る環状流路での流量の周方向分布の偏りを低減することができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について、図10を用いて説明する。
図10は図1に示す中間熱交換器15の入口環状流路31の上部見取図であり、本実施の形態の中間熱交換器は、図1の入口環状流路31の入口に整流部材としてフローガイド54を設けたことを特徴とする。
図10において、外側シュラウド23と外胴21に接続し、入口環状流路31の軸方向に沿って、周方向に所定の間隔をあけて複数のフローガイド54を設けている。
2次冷却材はこのフローガイド54の間を通過する際フローガイド54に沿って流れるので、流速の水平方向成分が抑制され、少ない流動抵抗で整流でき、渦などの不整な流れを管束部に持ち込むことを低減できる。入口環状流路31の入口のフローガイド54に、さらに図5に示した入口環状流路の下部の多孔板52を加えてもよく、これにより2次冷却材が管束部に至る環状流路での流量の周方向分布低減できる。
図10はフローガイド54を外側シュラウド23と外胴21に接続しているが、熱応力低減のため、もしくは製作性のためにフローガイド54を一方の胴体のみに接続してもう一方の胴体との間に隙間を設ける場合に、その隙間を調整する構造として図11がある。 図11は入口環状流路31上部の見取図であり、フローガイド54は外側シュラウド23から接続し、フローガイド54と外胴21との間には隙間を設け、その隙間の上方にコの字状の受け板55を外胴21から接続している。受け板55の軸方向の長さはフローガイド54より短くてもよい。フローガイド54と受け板55の間にも隙間があり、その隙間に調整代を有するL字状のスペーサ56、57を差し込み、締結部58で受け板55に固定する。これにより、フローガイド54を片側の胴体のみ接続する場合に入口環状流路31の流路幅の調整機能を持たせながら2次冷却材の整流を図れる。なお、図5の多孔板52、図8及び図9の邪魔板53にも図9と同様な隙間調整機能を有する構造をとることが可能である。
以上説明したように本発明の第4の実施の形態によれば、管束部に至る環状流路において少ない流動抵抗で2次冷却材の整流を実現できる。
また、上記第2から第4の実施形態では、整流部材として、それぞれ多孔板、邪魔板、フローガイドが用いられているが、それらを環状通路に複数配置すること、また、それらを組み合わせて配置してもよい。
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態について、図12を用いて説明する。
図12は入口ヘッダ51および入口環状流路31の上面図である。図12において、本実施の形態の中間熱交換器は、入口配管36を分岐し2本の入口ノズル18から入口ヘッダ51に2次冷却材を導入することを特徴とする。
図12において、入口ノズル18から流入するノズル1箇所あたりの2次冷却材流量は半分になり、1箇所のノズルから入口ヘッダ51内で分配させる周方向範囲も半分の180°になるので、入口環状流路31での流量の周方向均等化を図れる。
図13は図12と同様の図であるが、入口ノズル18を入口ヘッダ51の接線方向に設けている点が異なる。2次冷却材は入口ヘッダ51に流入後、入口ヘッダ51の外壁に沿って旋回して流れ、入口ヘッダ51の内壁に当たることがないので、2次冷却材が周方向に配分される際の圧損が少ない状態で入口環状流路31での流量の周方向均等化を図ることができる。
なお、上記説明では入口配管36を2つに分岐する例を説明したが、2つに限定されるものではなく、必要に応じて3以上に分岐してもよい。
以上説明したように本発明の第5の実施の形態によれば、入口ノズルからの流量と配分範囲を少なくでき、2次冷却材が管束部に至る環状流路での流量の周方向分布をさらに均等化することができる。
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態について、図14を用いて説明する。
図14において、本実施の形態の中間熱交換器では、環状流路内にスペーサ61を設けていることを特徴とする。
図14は上面図を付した入口環状流路31の断面図であり、外側シュラウド23と外胴21に各々周方向8個、軸方向に3列ある円柱状のスペーサを接続し、外側シュラウド23側のスペーサと外胴21側のスペーサを接触させている。
これにより製作時もしくは運転時において入口環状流路31の輪切断面形状が変形しようとしても、いくつかのスペーサ同士が接触することにより環状流路の変形を少なくでき、流路幅を確保することができる。また、接触させる構造としているので、環状流路両側胴体の軸方向熱伸び差を逃がせ、この方向の熱応力を低くして流路幅を保つことができる。
なお、図15は部分上面図を付した入口環状流路31の断面図であり、第3の実施の形態で説明した邪魔板53がスペーサ61の片側を兼ねている。これにより環状流路の流路幅を確保すると同時に整流・流動抵抗を設けて流量の周方向分布低減を図っている。このスペーサ61は、邪魔板53だけではなく、他の整流部材と併用して設けることができることはもちろんである。
以上説明したように本発明の第6の実施の形態によれば、環状流路の変形を少なくでき、2次冷却材が管束部に至る環状流路での流量の周方向分布の偏りを低減することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る中間熱交換器の断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る中間熱交換器の環状流路上部の見取図。 本発明の第1及び第2の実施の形態に係る中間熱交換器における流量分布例。 本発明の第2の実施の形態に係る中間熱交換器の断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る中間熱交換器の環状流路上部の見取図。 本発明の第2の実施の形態に係る中間熱交換器の断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る中間熱交換器の多孔板接続構造の一例を示す環状流路の断面図。 本発明の第3の実施の形態に係る中間熱交換器の環状流路上部の見取図。 本発明の第3の実施の形態に係る中間熱交換器の環状流路の断面上面図。 本発明の第4の実施の形態に係る中間熱交換器の環状流路上部の見取図。 本発明の第4の実施の形態に係る中間熱交換器の環状流路上部の部分見取図。 本発明の第5の実施の形態に係る中間熱交換器の環状流路の上面図。 本発明の第5の実施の形態に係る中間熱交換器の環状流路の上面図。 本発明の第6の実施の形態に係る中間熱交換器の環状流路の断面図。 本発明の第6の実施の形態に係る中間熱交換器の環状流路の断面図。 中間熱交換器を内蔵した高速増殖炉の従来例。 中間熱交換器の従来例。
符号の説明
1…高速増殖炉、2…炉心、5…1次冷却材流路、6…隔壁、7…原子炉容器、14…電磁ポンプ、15…中間熱交換器、18…入口ノズル、19…出口ノズル、20…内胴、21…外胴、22…伝熱管、23…外側シュラウド、31…入口環状流路、32…出口環状流路、33…上部管板、34…下部管板、35…管束部、36…入口配管、51…入口ヘッダ、52…多孔板、53…邪魔板、54…フローガイド、55…受け板、56…周方向スペーサ、57…径方向スペーサ、58…締結部、61…スペーサ。

Claims (14)

  1. 2次冷却材が導入される入口ノズルと、2次冷却材が流下する入口環状流路と、前記入口環状流路に接続された管束部と、出口環状流路とを有する高速炉用の原子炉容器内蔵の中間熱交換器において、前記入口ノズルと前記入口環状流路の間に環状の入口ヘッダを設けるとともに、前記入口環状流路は前記入口ヘッダの端部に接続されたことを特徴とする高速炉用中間熱交換器。
  2. 前記入口環状流路に少なくとも1つの整流部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の高速炉用中間熱交換器。
  3. 前記整流部材は、多孔板からなることを特徴とする請求項2記載の高速炉用中間熱交換器。
  4. 前記整流部材は、邪魔板からなることを特徴とする請求項2載の高速炉用中間熱交換器。
  5. 前記邪魔板は周方向に分割されていることを特徴とする請求項4記載の高速炉用中間熱交換器。
  6. 前記整流部材は、板状のフローガイドからなることを特徴とする請求項2記載の高速炉用中間熱交換器。
  7. 前記フローガイドは、一方の胴体との間に隙間を形成するように他の胴体に取り付けるとともに、前記隙間の間隔を調整可能としたことを特徴とする請求項6記載の高速路用中間熱交換器。
  8. 前記整流部材は、前記多孔板、前記邪魔板、または前記板状のフローガイドのいずれか2つ以上の組み合わせからなることを特徴とする請求項1乃至7記載の高速炉用中間熱交換器。
  9. 前記入口環状通路に複数のスペーサを設置したことを特徴とする請求項1乃至8記載の高速炉用中間熱交換器。
  10. 前記入口ノズルが複数設けられ、それぞれ前記環状の入口ヘッダに接続されることを特徴とする請求項1乃至9記載の高速炉用中間熱交換器。
  11. 前記入口ノズルが、前記入口環状通路の接線方向に前記環状の入口ヘッダに接続されたことを特徴とする請求項10項記載の高速炉用中間熱交換器。
  12. 2次冷却材が導入される入口ノズルと、2次冷却材が流下する入口環状流路と、前記入口環状流路に接続された管束部と、出口環状流路とを有する原子炉容器内蔵の中間熱交換器において、前記入口ノズルと前記入口環状流路の間に環状の入口ヘッダを設けるとともに、前記入口環状流路は前記入口ヘッダの端部に接続された中間熱交換器を備えたことを特徴とする高速炉。
  13. 前記入口環状流路に、少なくとも1つの整流部材が設けられたことを特徴とする請求項12記載の高速炉。
  14. 前記入口ノズルが複数設けられ、それぞれ前記環状の入口ヘッダに接続されることを特徴とする請求項12または13記載の高速炉。
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