JP2008290776A - ティシュカートン - Google Patents

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Abstract

【課題】リサイクル性を向上させる。
【解決手段】スリットを有する樹脂製フィルムにより、紙箱上面の開口部が被覆されており、さらにその樹脂製フィルムのスリットを被覆するようにして、被覆シートが樹脂製フィルムに対して剥離可能に接着されている、ティシュカートンにより解決される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ティシュペーパーを収納するためのティシュカートンに関する。
紙箱の上面に環状のミシン目が形成されており、その環状のミシン目を切り剥がすことで、紙箱に開口部が形成されるとともに、その開口部内にスリットが露出されるティシュカートンはよく知られる。
この種のカートンでは、前記環状ミシン目を被覆するようにして、紙箱内面にスリットを有する樹脂製フィルムを貼付した構造を採るのが一般的である。
従って、この種の従来製品では、使用後に樹脂製フィルムと紙箱とを分別するにあたって、紙箱内側のフィルムを剥離する煩雑な操作を有する。
他方、フィルム貼付部分を囲む別のミシン目を形成し、使用後にこれを引き剥がすことで、フィルム貼付部分を紙箱本体より分離できるように構成したカートンも開示される(例えば、特許文献1等)。
しかし、このカートンの構成としても、分離したフィルム貼付部において、さらに紙部分と樹脂製フィルムとを分別する操作が必要であり、操作の煩雑さは軽減されない。
一方、煩雑な操作を有さないカートン箱として、フィルムを用いないカートン箱(例えば、特許文献2等)も市販に供されている。
しかし、フィルムを用いた構造のほうがティシュペーパーを取り出し易い傾向にあり、また防湿性、シール性及び防水性の点でもフィルムを用いたもののほうが優れる。
特開2000−281155 特開2005−225563
そこで、本発明の主たる課題は、スリットを配したフィルムと紙箱部とを容易に分別することができる、ティシュカートンを提供することにある。
上記課題を解決した、請求項1記載の発明は、上面に開口部を有する紙箱と、スリットを有する樹脂製フィルムと、このスリットを被覆する被覆シートと備え、
前記樹脂製フィルムは、前記開口部を被覆するようにして紙箱外面に接着され、
前記スリットは、前記開口部内に位置され、
前記被覆シートは、前記スリットを被覆するようにして、樹脂製フィルムに対して剥離可能に接着されている、
ことを特徴とするティシュカートンである。
この本発明のティシュカートンは、被覆シートを樹脂製フィルムから剥離するとスリットが露出され、内部に収容したティシュペーパーを取り出すことができるようになる。従って、まず、被覆シートを廃棄するにあたって、特段の分別作業を要せず、その材質に従って廃棄することができる。
そして、ティシュペーパーがなくなった際には、今度は樹脂製フィルムを紙箱から剥離するだけで、紙箱と樹脂製フィルムとに分別され、それぞれの材質に従って廃棄すればよく、極めて簡易な操作で各部材の分別を行うことができる。
そして、樹脂製フィルムの縁から所定範囲を紙箱に対して自由にして、摘み自由端部とすれば、樹脂製フィルムの剥離作業が一層容易なものとなる。
また、被覆シートの縁から所定範囲をフィルムシートに対して自由にして、摘み自由端部とすれば、被覆シートの剥離作業が一層容易なものとなる。
前記被覆シートは、例えば、可撓性及び可塑性を有する樹脂製のフィルムシート又はこのフィルムシートにアルミ箔層、紙層、不織布層の少なくとも一層が積層されている積層フィルムシートの少なくとも一方の面に樹脂製フィルムに接着させるための接着剤層が形成されたものであるのがよい。可撓性及び可塑性の樹脂製のフィルムシートを基材とすることで樹脂製フィルムからの剥離する操作がしやすいものとなる。また、アルミ箔層を積層したものとすれば紫外線等から収納されているティシュペーパーを保護することができ品質維持の点で優れ、紙層、不織布層を積層したものであれば、手に持ったときの肌触りや意匠性に優れたものとなる。
他方、前記被覆シートが、樹脂製フィルムから剥離した後に、再度樹脂製フィルムに対して接着可能とされているのが望ましい。例えば、収納するティシュペーパーが保湿成分等を含有する場合に、その含有性分のスリットからの揮発を効果的に防止できる。さらにスリットから内部に塵やゴミ、水などが進入することも防止できる。
さらに、被覆シートは、一方面にアクリル系又はゴム系又はこれらの混合系の感圧接着剤からなる感圧接着剤層を有し、この感圧接着剤層により前記樹脂製フィルムに対して再度接着可能に接着されているのがよい。
アクリル系又はゴム系又はこれらの混合系の感圧接着剤は、製造段階で剥離強度を調整しやすく、また、取り扱い性にも優れるし、再剥離及び再接着可能な接着を可能ならしめる。また、これにより形成される接着層は安定性に優れる。従って、安定した剥離強度の維持と製造容易の点で本発明は優れる。
ここで、ティシュカートン貼付部分(紙箱本体)と樹脂製フィルムとの間の剥離強度は、200cN/25mm以上であるのが望ましい。
また、被覆シートと樹脂製フィルムとの間の剥離強度は、200cN/25mm未満であるのが望ましい。
他方、前記樹脂製フィルムの厚さは30〜1000μmであるのがよく、前記被覆シートの厚さが20〜1000μmであるのがよい。製造時の取り扱い性及び被覆シートの樹脂製フィルムからの剥離及び樹脂製フィルムの紙箱からの引き剥がしがしやすいものとなる。
また、前記樹脂製フィルムは、生分解性を有するフィルムであるのが望ましい。紙箱から分離されたフィルムの最終的な処分をする際等の環境負荷を低くできる。従って、環境保護の点で好ましい。
以上詳述のとおり、本発明によれば、スリットを配したフィルムと紙箱部とを容易に分別することができる、ティシュカートンが提供される。
次いで、本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に詳述する。なお、本発明におけるティシュペーパーとは衛生薄葉紙の総称であり、例えば手拭きや口拭き等に用いられる紙ナプキンや俗に言うティシュー、また料理に用いられるキッチンペーパー、ホテルやレストラン等のトイレ設備で用いられるペーパータオル、学校や企業の実験室において試験管やビーカー等の試験器具の汚れや水滴等の拭き取りに用いられる紙製産業用ワイパーを含むものである。
図1は、本形態のティシュカートンの斜視図である。
本形態のティシュカートンX1は、上面に開口部1Aを有する紙箱1と、スリットを有する樹脂性フィルム2と、このスリット2Aを被覆する被覆シート3と備える。
スリット2Aを有する樹脂製フィルム2は、紙箱1の上面に形成された開口部1Aを外面側から覆っている。
紙箱1は、カートンX1の外形をなす紙製の箱体であり、その大きさ、形状、展開形状等は既知のカートンの紙箱の構成を採用できる。もちろん適宜の文字・模様が印刷されていてもよい。
ただし、本発明では、開口部1Aは、予め紙箱1上面に内外に連通するように形成する。従来例のように紙箱上面に環状にミシン目を配しておき、使用開始の時に使用者がミシン目部分を剥ぎ取ることで開口させるようには構成しない。
前記開口部1Aの形状及び位置は、従来既知の構成に従うことができる。
樹脂製フィルム2は、開口部1Aのサイズより大きく、例えば図示のように方形とし、紙箱1上面の外面側に接着剤により接着されている。
このように樹脂製フィルム2が、紙箱外面に接着されていることから、紙箱内にアクセスすることなく、紙箱から剥離することが可能となっている。
本形態の樹脂製フィルム2は、長手方向一方縁が紙箱1の長手方向縁一方縁より若干突出するようにして配されており、この突出する縁から所定範囲が紙箱1に対して自由とされた摘み自由端部2Bとされている。この摘み自由端部により、樹脂製フィルムの紙箱からの剥離が一層容易とされている。
樹脂製フィルム2は、前記摘み自由端部2Bを除き、略全面が紙箱1の外面に接着されているのがよい。不用意に紙箱1から剥離されることがなくなる。
樹脂製フィルム2を紙箱1に接着させる、接着剤は、特に限定されない。従来製品においてフィルムと紙箱との接着に用いられていたものを利用できる。例えば、ホットメルト接着剤等が挙げられる。
紙箱1と樹脂製フィルム2との接着力(剥離強度)は特に限定されないが、従来製品における紙箱1と樹脂製フィルム2との接着力と同程度か若干強くするのがよい。
使用開始時の被覆シートの剥離、及び使用後の樹脂製フィルムの剥離のしやすさを考慮すれば、好適には紙箱外面と樹脂製フィルムとの間の剥離強度は200cN/25mm以上であり、より好ましくは300〜500cN/25mmである。
なお、ここでの剥離強度は、JIS Z 0237 に準拠した手順で、紙箱外面から樹脂製フィルムを引張り速さ300mm/分の条件下で180°引き剥がしを行ったときの測定値である。
樹脂性フィルム2の好適な例は、ポリエチレンフィルムであるが、ポリプロピレン、ポリエステルなども例示できる。環境保護、リサイクル性の点で前記樹脂製フィルムは、生分解性を有するフィルムであるのがよい。
樹脂製フィルム2の坪量は、20〜55g/m2が適する。20g/m2未満では、強度的に不足し、ティシュペーパーの取り出し時において裂けあるいは破断の確率が高くなる。
逆に、55g/m2を超えると、強度の問題はないものの、取り出し難くなり、またコスト高となる。取り出し時のノイズも大きくなる傾向になる。
前記樹脂製フィルムの厚さは、30〜1000μmであるのが望ましい。好ましくは30〜500μmであり、特に好ましくは35〜200μmである。
他方、樹脂製フィルム2に形成されたスリット2Aは、樹脂製フィルム2を紙箱1の上面外側へ接着した状態において、少なくともその一部が開口部1A内に位置し、さらに紙箱1の長手方向に沿うように配されている。
スリット2Aの長さは、開口部1Aの長手方向全長より短くすることが望ましいが、開口部1Aの長手方向全長と同じ長さであってもよいし、さらに、フィルム2の横方向長さより短い条件の下で、開口部1Aの長手方向全長より長くすることもできる。
他方、樹脂製フィルム2のスリット2Aを被覆する被覆シート3は、樹脂製フィルムに対して剥離可能に積層接着されている。紙箱には接着されていない。
このように構成したことで、極めて簡易な剥離操作をもってスリットを露出させることが可能となっている。
被覆シート3は、長手方向一方縁から所定範囲が樹脂製フィルムに対して自由とされた摘み自由端部3Bとされている。この摘み自由端部3Bにより、被覆シート3の樹脂製フィルム2からの剥離が一層容易とされている。
被覆シート3は、前記摘み自由端部3Bを除き、樹脂製フィルム2に対して、略全範囲が接着されていてもよいが、好適には、開口部1Aに対面する部位又は開口部に対面する範囲を含みそれよりも若干広い範囲について、樹脂製フィルムに対して非接着に構成するのがよい。
このように非接着部分を設けることで、被覆シート3を樹脂製フィルム2から剥離する際に、樹脂製フィルムの特に開口部1A上に露出している部分が、引っ張られて伸びることがなく、スリット2Aの形状が好適に保持される。
被覆シート3の材質は特に限定されない。例えば、基材となる紙、樹脂フィルムや合成紙の一方の面に接着剤層、特に粘着剤層を形成した粘着シートやタック紙等が用いられる。好ましくは、可撓性及び可塑性を有する樹脂製のフィルムシート又はこのフィルムシートにアルミ箔層、紙層、不織布層の少なくとも一層が積層されている積層フィルムシートの少なくとも一方の面に樹脂製フィルムに接着させるための接着剤層を形成したものである。前記アルミ泊層は好ましくアルミ箔の蒸着により形成することができる。
他方、被覆シート3は、特に、樹脂製フィルム2から剥離した後に、再度樹脂製フィルム2に対して接着可能に構成するのが望ましい。
この場合、既知の再剥離及び再接着を可能とする接着剤により被覆シートの接着剤層を形成すればよい。これを可能にする好適な接着剤は、アクリル系又はゴム系又はこれらの混合系の感圧接着剤である。
前記アクリル系又はゴム系の感圧接着剤は、アクリル系又はゴム系の非剥離性接着基材に対して微粒子充填剤を配合することで、通常状態で接着することなく、加圧により接着する性質を有するように接着力を調整したものである。
前記ゴム系の非剥離性接着基材としては、従来の感圧接着剤に慣用されているものから任意に選択することができる。例えば、天然ゴム、天然ゴムラテックス等から好適に選択できるが、とりわけ、各種処理を施した酸性ラテックス、解重合ラテックス、加硫ラテックス等のラテックス系が好ましく、最も好ましくは、天然ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルとをグラフト共重合させて得た天然ゴムラテックスであって、これは、耐ブロッキング性、耐熱性、耐摩耗性等の点で優れた機能を発揮する。
前記アクリル系の非剥離接着基材としては、従来から通常に使用されているものでよく、例えば、アクリル酸エステルをトルエン、酢酸エチル等の有機溶媒中で重合したものや、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等のガラス転移点の低いモノマに、ガラス転移点の高い酢酸ビニル、水酸基モノマ、スチレン、不飽和カルボン酸等のモノマを共重合したもの等から任意に選択できる。
微粒子充填剤も従来から通常に使用されている、非剥離性接着基材に対して非親和性又は親和性の小さいもを用いることができる。具体例としては、各種デンプン系、合成ゼオライト、微球状アクリル樹脂、微球状メタクリル樹脂、微球状ポリエチレン、球状アルミナ、ガラス粉末、シラスバルーン、活性白土、シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛等が挙げられる。これらの材料は、単独でも組み合わせてもよい。なお、非剥離性接着基材に対する微粒子充填剤の配合量及び微粒子充填剤の粒子系は適宜の設計事項である。従来既知の方法に従って適宜調整すればよい。
被覆シート3の接着剤層の形成方法は既知の方法に従う。例えば、基材フィルムへの接着剤の塗布・塗工、接着シート又は粘着シートの積層貼付によって形成することができる。
他方、被覆シート3の厚さは限定されないが、取り扱い性、剥離性を考慮すれば20〜1000μmであるのが望ましい。好ましくは30〜500μmであり、特に好ましくは35〜200μmである。
なお、開口部1Aに対面する部位を非接着にするにあたっては、例えば、被覆シートを粘着シートとするのであれば、当該部位に剥離紙や被覆紙等非粘着製のシートを貼付してその粘着性を殺すようにすればよい。もちろん、当該部位に粘着剤非塗布部分を形成することによっても形成することができる。
樹脂製フィルム2と被覆シート3との剥離強度は、少なくとも、樹脂製フィルム2と紙箱1との剥離強度よりは小さい剥離強度とする。樹脂製フィルム2と紙箱1との剥離強度よりも高いと、被覆シートを剥離する際に同時に、樹脂製フィルムがかみ箱から剥離される。
前記被覆シート3と樹脂製フィルム4との間の剥離強度の具体的数値は、被覆シートの引き剥がし伸しやすさを考慮すると200cN/25mm未満とするのがよい。好ましくは30〜100cN/25mmである。剥離操作がし易く、さらに再剥離及び再接着を行えるように構成する場合でもこれらの操作が効果的に行えるようになる。当該数値範囲とするには、前記接着剤の調整により達成することができる。
なお、ここでの剥離強度は、JIS Z 0237 に準拠した手順で、樹脂製フィルムから被覆シートを引張り速さ300mm/分の条件下で180°引き剥がしを行ったときの測定値である。
以上説明の本発明にかかるティシュカートンは、特に複数のティシュペーパーを所謂ポップアップ式に折り畳んだティシュペーパー束を、内部に収容し、スリットから一枚一枚取り出して使用する種のティシュペーパー製品に用いられる。
そして、本発明のティシュカートンX1では、図2に示すように、被覆シート3を樹脂製フィルム2から剥離することでそのスリット2Aが露出された状態となり、ティシュペーパーPの引き出しが可能となる。
このとき被覆シート3は、カートン本体から完全に分離されるため、その廃棄分別は、被覆シート3の素材に従って行うことができる。
さらに、ティシュカートン内に収められた全てのティシュペーパーPを引き出して、その使用を終えたときには、前記樹脂製フィルム2の摘み自由端部2Bをもって、樹脂製フィルム2を紙箱から剥離する極めて容易に操作のみで、紙箱1と樹脂製フィルム2とを分別することができる。
本発明は、所謂ポップアップ式で折り畳まれたシート束を収容する収容箱に利用可能である。
本発明のティカートンの斜視図である。 使用時の状態を示すティシュカートンの斜視図である。
符号の説明
1…紙箱、1A…開口部、2…樹脂製フィルム、2A…スリット、2B…摘み自由端部、3…被覆シート、3B…摘み自由端部、P…ティシュペーパー、X1…ティシュカートン。

Claims (10)

  1. 上面に開口部を有する紙箱と、スリットを有する樹脂製フィルムと、このスリットを被覆する被覆シートと備え、
    前記樹脂製フィルムは、前記開口部を被覆するようにして紙箱外面に接着され、
    前記スリットは、前記開口部内に位置され、
    前記被覆シートは、前記スリットを被覆するようにして、樹脂製フィルムに対して剥離可能に接着されている、
    ことを特徴とするティシュカートン。
  2. 前記樹脂製フィルムは、縁から所定範囲が紙箱に対して自由にされた摘み自由端部を有する、請求項1又は2記載のティシュカートン。
  3. 前記被覆シートは、縁から所定範囲がフィルムシートに対して自由にされた摘み自由端部を有する、請求項1又は2記載のティシュカートン。
  4. 前記被覆シートは、可撓性及び可塑性を有する樹脂製のフィルムシート又はこのフィルムシートにアルミ箔層、紙層、不織布層の少なくとも一層が積層されている積層フィルムシートの少なくとも一方の面に前記樹脂製フィルムに接着させるための接着剤層が形成されたものである請求項1〜3の何れか1項に記載のティシュカートン。
  5. 前記被覆シートが、前記樹脂製フィルムから剥離した後に、再度前記樹脂製フィルムに対して接着可能とされている請求項1〜4の何れか1項に記載のティシュカートン。
  6. 前記被覆シートが、一方面にアクリル系、ゴム系又はこれらの混合系の感圧接着剤からなる感圧接着剤層を有し、この感圧接着剤層により前記樹脂製フィルムに対して剥離可能に接着されている請求項1〜5の何れか1項に記載のティシュカートン。
  7. 紙箱外面と前記樹脂製フィルムとの間の剥離強度が200cN/25mm以上である請求項1〜6の何れか1項に記載のティシュカートン。
  8. 前記被覆シートと前記樹脂製フィルムとの間の剥離強度が200cN/25mm未満である請求項1〜7の何れか1項に記載のティシュカートン。
  9. 前記樹脂製フィルムの厚さが、30〜1000μmであり、前記被覆シートの厚さが20〜1000μmである請求項1〜8の何れか1項に記載のティシュカートン。
  10. 前記樹脂製フィルムは、生分解性を有するフィルムである請求項1〜9の何れか1項に記載のティシュカートン。
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