JP2008288727A - 無線通信方法、無線通信端末及び無線通信プログラム - Google Patents

無線通信方法、無線通信端末及び無線通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インフラストラクチャモードからアドホックモードへの自動切り替え時に直ちにアドホックモードによるネットワーク接続を行うことができ、省電力を図る。
【解決手段】携帯電話100は、無線LAN通信回路109を介して周辺の電波状況を取得し、制御部108により取得した周辺の電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内となるものか否かを判断する。携帯電話100は、取得した周辺の電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内となるものであるとき、無線LAN通信回路109を介して予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間でアドホックモードによる無線通信を開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、無線ローカルエリアネットワークによる無線通信に適用することができる無線通信方法、無線通信端末及び無線通信プログラムに関するものである。
無線LAN(Local Area Network:ローカルエリアネットワーク)による無線通信システムの構成としては、インフラストラクチャモードとアドホックモードの2種類が存在する。インフラストラクチャモードは、一元的に設定されるアクセスポイントと接続されることによりネットワークを開始する。これとは異なり、アドホックモードでは全てのクライアントが対等にネットワークを構成する。
ここで、Windows(登録商標)を初めとするオペレーティングシステム(OS)上で無線通信が実行されるパーソナルコンピュータ(PC)では、以下のようにネットワークが構成される。すなわち、パーソナルコンピュータ(PC)では、インフラストラクチャモードを開始するのか、アドホックモードを開始するのかの設定は、ユーザが自ら選択して行うようにしていた。
ところが、携帯電話のような移動体の無線通信端末では、ネットワーク構成のために以下のような要求がされる。すなわち、携帯電話では、上述した2つのモードをユーザが選択して設定することに関して、比較的無線通信に知識のないユーザでも無線ネットワークを有効利用できるような仕組みが要求される。
このため、インフラストラクチャモードとアドホックモードとの違いが認識されていない場合には、インフラストラクチャモードとアドホックモードの設定をマニュアルで選択して切り替え可能な構成があるだけでは有効利用のための対策とならない。
また、携帯電話の省電力を考慮したインフラストラクチャモードの利用の仕方があった。すなわち、端末は省電力モードになりながらも一定時間置きに通信デバイスを起床させる。そして、アクセスポイントの識別子であるSSID(Service Set Identifier)を検索する。この手法をバックグランドスキャンと呼んでいる。
通常、端末は、省電力モードで、このスキャン以外では電力を利用しない。しかし、自端末に設定されているアクセスポイントのSSIDを発見した場合にだけ、フル電源供給状態に復帰させてアクセスポイントに接続する。これにより省電力を実現している。
また、通常はインフラストラクチャモードで、通信帯域が比較的狭いとき、アドホックモードに切り替えて、通信の利用効率を高める技術も提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−333378号公報
上述した特許文献1に記載の技術のように、通常はインフラストラクチャモードで、通信帯域が比較的狭いとき、アドホックモードに切り替える技術では、インフラストラクチャモードとアドホックモードとを両方切り替えて使用することが前提となっている。
ここで、一定時間、自端末に登録されたアクセスポイントのビーコン信号を検出できないときに、インフラストラクチャモードからアドホックモードへの自動切り替えを行うようにしている。ところが、直ちにアドホックモードによるネットワーク接続が行われるわけではない。
すなわち、アクセスポイントがネットワークを構成するインフラストラクチャモードとは異なり、アドホックモードでは自端末自身がネットワークを構成しなければならない。このため、特にネットワークを利用しない期間でも端末は常に外部にビーコン信号を送出し続けなければならない。
従って、端末は省電力モードを解除してこの動作を行う必要がある。このため、インフラストラクチャモードからアドホックモードへの自動切り替え後に、直ちにアドホックモードによるネットワーク接続を行うことができず、省電力を図ることができないというような課題が発生する。
そこで、本発明は、インフラストラクチャモードからアドホックモードへの自動切り替え時に直ちにアドホックモードによるネットワーク接続を行うことができ、省電力を図ることができる無線通信方法、無線通信端末及び無線通信プログラムを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の無線通信方法は、無線ローカルエリアネットワークを介して複数の端末間で無線通信をする無線通信方法に適用される。
すなわち、ある端末の周辺の電波状況を取得するステップと、取得した端末の周辺の電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内となるものか否かを判断するステップとを含んでいる。
さらに、取得した端末の周辺の電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内となるものであるとき、端末と予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間でアドホックモードによる無線通信を開始するステップを含むものである。
また、本発明の無線通信端末は、無線ローカルエリアネットワークを介して複数の端末間で無線通信回路を用いて無線通信をする無線通信端末に適用される。
すなわち、アプリケーションプログラムに基づいて端末の制御部により実行される機能部であって、端末の通信モード及び接続先を記述したプロファイルの設定、並びに端末と予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間でアドホックモードによる無線通信を開始するための判定基準を設定する設定部と、端末の周辺の電波状況を、端末の周辺のアクセスポイント又は他の端末のビーコン情報から取得する取得部を備えている。
また、設定部に設定されるプロファイル及び判定基準に基づいて、アクセスポイントからの電波状況の取得の有無により、インフラストラクチャモードの無線通信のための端末のアクセスポイントへの接続又は切断処理、並びに電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内又は範囲外かにより、アドホックモードの無線通信のための端末と予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間の接続又は切断処理を行う接続処理部を備えるものである。
また、本発明の無線通信プログラムは、無線ローカルエリアネットワークを介して複数の端末間で無線通信をするための無線通信プログラムに適用される。
すなわち、端末の無線通信を制御するためのコンピュータを、端末の通信モード及び接続先を記述したプロファイルの設定、並びに端末と予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間でアドホックモードによる無線通信を開始するための判定基準を設定する設定部と、端末の周辺の電波状況を、端末の周辺のアクセスポイント又は他の端末のビーコン情報から取得する取得部として機能させる。
さらに、設定部に設定されるプロファイル及び判定基準に基づいて、アクセスポイントからの電波状況の取得の有無により、インフラストラクチャモードの無線通信のための端末のアクセスポイントへの接続又は切断処理、並びに電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内又は範囲外かにより、アドホックモードの無線通信のための端末と予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間の接続又は切断処理を行う接続処理部として機能させるものである。
これにより、アドホックモードによる無線通信を開始する端末の位置範囲を予め設定された電波状況に基づく位置範囲内に限定することができる。従って、端末が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内に入ったとき、自動的にアドホックモードのネットワークに接続して、アドホックモードによる無線通信を開始することができる。
このため、アドホックモードのネットワークに接続するためにビーコン信号を送出し続ける必要がないため、省電力化を図ることができる。
本発明によれば、端末がアクセスポイントに接続していない場合には省電力モードに移行することができる。また、優先的にアクセスポイントに接続してインフラストラクチャモードの無線通信を行うことができる。
また、端末が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内に入ったとき、自動的にアドホックモードのネットワークに接続して、アドホックモードによる無線通信を開始することができる。従って、アドホックモードのネットワークを構成する他の端末を検出するためにビーコン信号を送出し続ける必要がない。このため、省電力化を図ることができる。
また、アクセスポイントもビーコン信号も検出できなかった場合には、端末自らアドホックモードのネットワークを作成することができる。従って、ビーコン信号を送出し続ける必要がないため、省電力化を図ることができる。これにより、ユーザが利用したいネットワークを簡単に構成することができる。
これにより、ある特定の場所で、自動的にアドホックモードのネットワークに参加することができる。また、ある特定の場所で、アドホックモードのネットワークがないときに自らアドホックモードのネットワークを作成することができる。さらに、この場所から離れるときは、アドホックモードを停止し、省電力モードに移行して、省電力化を図ることができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施の形態を、図1〜9を参照して説明する。
図1は、本実施の形態例の携帯電話のハードウエア構成例を示している。
図1において、携帯電話100は、基地局に対して送受信を行うアンテナ101及び送受信データに送受信のための通信信号処理を行う通信回路102を備えている。
また、携帯電話100は、受話音声、動画ファイルの音声、及び音楽データの音声を出力するスピーカ部104と、送話音声等を集音するマイクロホン103とを備えている。
また、携帯電話100は、操作情報や送受信データ等を表示する表示部107と、操作情報や送受信データ等を入力するための複数のキーを含む操作部106とを備えている。
また、携帯電話100は、通信アプリケーションプログラム等の各種アプリケーションプログラムを記憶するメモリ105と、インフラストラクチャモードとアドホックモードの2つのモードで無線にて通信信号処理を行う無線LAN通信回路109とを備えている。
また、携帯電話100は、制御ライン120及びデータライン130を介して各部と相互に接続されて各部の制御を司る制御部108を備えている。
制御部108は、携帯電話100の周辺の電波状況を取得する機能を有している。また、制御部108は、取得した携帯電話100の周辺の電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内となるものか否かを判断する機能を有している。
また、制御部108は、取得した携帯電話100の周辺の電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内となるものであるとき、携帯電話100と予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間でアドホックモードによる無線通信を開始する機能を有している。
ここで、メモリ105は、携帯電話100の表示部107のユーザインタフェース画面上でアドホックモードによる無線通信の開始が選択されたときに、その時点の電波状況を予め設定された電波状況として格納している。
また、メモリ105は、携帯電話100の周辺のアクセスポイント又は他の端末のビーコン情報から取得される携帯電話100の周辺の電波状況を現在の電波状況としてリアルタイムに格納している。
ここで、取得した携帯電話100の周辺の電波状況は、携帯電話100の周辺のアクセスポイント又は他の端末のビーコン情報から取得される。
また、制御部108は、アクセスポイントから携帯電話100の周辺の電波状況が取得されとたき、携帯電話100をアクセスポイントに接続して優先的にインフラストラクチャモードによる無線通信を開始する。
また、制御部108による、取得した携帯電話100の周辺の電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内となるものか否かの判断は、以下のように行われる。すなわち、取得した携帯電話100の周辺の電波状況と予め設定された電波状況とを比較し、一致する電波状況に基づいて計算される重心から閾値内となるか否かにより判断される。
また、制御部108による、取得した携帯電話100の周辺の電波状況と予め設定された電波状況とを比較は、比較的電波状況の良好な範囲に限定する。
また、制御部108による、省電力モードからタイマー設定時間経過時に復帰した後に実行される、携帯電話100の周辺の電波状況の取得は、携帯電話100の通信モード及び接続先を記述したプロファイル設定に基づいて行われる。
すべてのプロファイル設定に基づいて携帯電話100の周辺の電波状況の取得が行われたとき、制御部108は、省電力モードへ移行する。
図2は、ソフトウエア構成例を示す図である。
図2において、ソフトウエア部200は、アプリケーション部210と、ミドルウエア部220と、デバイスドライバ部230とを有している。アプリケーション部210は、設定アプリケーション211を有している。
また、ミドルウエア部220は、プロファイル及び判定基準保存部221と、ビーコン取得及び位置判定部222と、無線LAN接続及び切断処理部223を有している。
また、デバイスドライバ部230は、無線LANデバイスドライバ部231を有している。また、ハードウエア部240は、図1に示した無線LAN通信回路109を有している。
この設定アプリケーション211に基づいて携帯電話100の制御部108により実行されることにより、以下の機能部が生成される。
まず、設定アプリケーション211の設定保存212の指示に基づいて、プロファイル及び判定基準保存部221に設定する設定部が生成される。
すなわち、携帯電話100の通信モード及び接続先を記述したプロファイルの設定、並びに携帯電話100と予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間でアドホックモードによる無線通信を開始するための判定基準が、プロファイル及び判定基準保存部221に設定されて保存されることになる。
次に、携帯電話100の周辺の電波状況を、携帯電話100の周辺のアクセスポイント又は他の端末のビーコン情報から取得する取得部が生成される。
すなわち、ビーコン取得及び位置判定部222は、プロファイル及び判定基準保存部221からプロファイル及び判定基準224を読み出して、ビーコン取得及び位置判定部222から、無線LANデバイスドライバ部231にビーコン取得226を指示することになる。
そして、設定部に設定されるプロファイル及び判定基準に基づいて、アクセスポイントからの電波状況の取得の有無により、インフラストラクチャモードの無線通信のための携帯電話100のアクセスポイントへの接続又は切断処理を行う第1の接続処理部が生成される。
また、電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内又は範囲外かにより、アドホックモードの無線通信のための携帯電話100と予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間の接続又は切断処理を行う第2の接続処理部が生成される。
すなわち、プロファイル及び判定基準保存部221からプロファイル及び判定基準224を読み出して、ビーコン取得及び位置判定部222は取得したビーコンと照らし合わせる。
そして、ビーコン取得及び位置判定部222から、無線LAN接続及び切断処理部223に接続及び切断225を指示する。これにより、無線LAN接続及び切断処理部223から、無線LANデバイスドライバ部231に無線ドライバ制御227を指示することになる。
なお、無線LANデバイスドライバ部231は、無線LAN通信回路109に対して無線LAN通信回路制御241を指示することになる。
また、無線LAN接続及び切断処理部223は、ビーコン取得及び位置判定部222からの接続及び切断225の指示に基づいて、無線LANデバイスドライバ部231に対して無線ドライバ制御227を指示するのみである。従って、無線LAN接続及び切断処理部223は、自立的に下位の制御を行うことはなく、上位層からの接続や切断の指示に伴って下位の制御を行うのみである。
ここで、設定アプリケーション211は、携帯電話100の無線通信を制御するための制御部108のコンピュータを、上述した設定部、取得部及び接続処理部として機能させるプログラムである。
上述した携帯電話100は、インフラストラクチャモードの無線通信は利用しないが、アドホックモードの無線通信を行うために、インフラストラクチャモードのアクセスポイントのビーコンを取得する。
携帯電話100は、取得したビーコンの電波状況の平均を取って、各アクセスポイントの送出するビーコンの電波状況から各アクセスポイントの位置を特定する。携帯電話100は、この位置に入った場合にアドホックモードに遷移させる。以下に、この動作の詳細を説明する。
図3は、マネージメントフレームの構成要素を示す図である。
図3において、8ビットを示すオクテット301、マネージメントフレームの構成要素の名前302、意味303が示されている。
304で示す、先頭の16ビットを示す2のオクテット301には、フレーム制御という名前302の構成要素が記述される。フレーム制御の意味303は、フレーム制御フィールドを示す。プロトコルバージョンや様々なフラグの設定が格納されている。
305で示す、次の16ビットを示す2のオクテット301には、デュレーション/IDという名前302の構成要素が記述される。デュレーション/IDの意味303は、仮想的キャリアセンスのNAV(network allocation vector)設定とパワーセーブモードの識別子を示す。
306で示す、次の48ビットを示す6のオクテット301には、宛先アドレスという名前302の構成要素が記述される。宛先アドレスの意味303は、宛先のMAC(Media Access Control address)アドレスを示す。
307で示す、次の48ビットを示す6のオクテット301には、送信元アドレスという名前302の構成要素が記述される。送信元アドレスの意味303は、送信元のMACアドレスを示す。
308で示す、次の48ビットを示す6のオクテット301には、BSSID(Basic Service Set Identifier)という名前302の構成要素が記述される。BSSIDの意味303は、基地局のMACアドレスを示す。
309で示す、次の16ビットを示す2のオクテット301には、シーケンス制御という名前302の構成要素が記述される。シーケンス制御の意味303は、シーケンスとフラグメンテーション番号を示す。
310で示す、次の0〜2312のオクテット301には、フレームボディの構成要素が記述される。フレームボディの意味303はビーコン本体を示す。
311で示す、次の32ビットを示す4オクテット301には、FCSの構成要素が記述される。FCSはフレームチェックサムを示す。
無線LAN規格の一つであるIEEE802.11では、図3に示すマネージメントフレームの構成要素のようなフレームを利用して、マネージメントフレームの送受信を行っている。マネージメントフレームは、認証や接続又は切断、及びビーコン情報の送出に利用される。ビーコンは、各アクセスポイント又はアドホックモードの端末から定期的に送出される情報である。
図4は、ビーコンフレームの構成要素を示す図である。
図4において、8ビットを示すオクテット401、ビーコンフレームの構成要素の名前402、意味403が示されている。
404で示す、先頭の64ビットを示す8のオクテット401には、タイムスタンプという名前402の構成要素が記述される。タイムスタンプの意味403は、TSF(タイムスタンプフレーム)タイマーの値を示す。
405で示す、次の16ビットを示す2のオクテット401には、ビーコン間隔という名前402の構成要素が記述される。ビーコン間隔の意味403は、ビーコン周期(1024μs単位)を示す。
406で示す、次の16ビットを示す2のオクテット401には、ケイパビリティ情報という名前402の構成要素が記述される。ケイパビリティ情報の意味403は、PCF(Portable Compiled Format)や暗号を利用するという情報を示す。
407で示す、次の2〜34のオクテット401には、SSIDという名前402の構成要素が記述される。SSIDの意味403は、ESS(Extended Service Set)又はIBSS(Independent Basic Service Set)を示す。
408で示す、次の3〜10のオクテット401には、サポートレートという名前402の構成要素が記述される。サポートレートの意味403は、サポートしている伝送レート一覧を示す。
409で示す、次の56ビットを示す7のオクテット401には、FHパラメータという名前402の構成要素が記述される。FHパラメータの意味403は、Dwell time(Kμs単位)を示す。
410で示す、次の24ビットを示す3のオクテット401には、DSパラメータという名前402の構成要素が記述される。DSパラメータの意味403は、無線チャネルの番号を示す。
411で示す、次の64ビットを示す8のオクテット401には、CFパラメータという名前402の構成要素が記述される。CFパラメータの意味403は、PCF(Portable Compiled Format)方式に関するパラメータを示す。
412で示す、次の32ビットを示す4のオクテット401には、IBSSパラメータという名前402の構成要素が記述される。IBSSパラメータの意味403は、ATIM Window(Ad-Hoc Traffic Indication Map window)長(Kμs単位)を示す。
413で示す、次の6〜256のオクテット401には、TIMという名前402の構成要素が記述される。TIMの意味403は、パワーマネージメントに関する各種情報を示す。
図4は、図3に示したフレームボディのビーコン本体の構成要素を示すものである。ここで、Service Set IDと呼ばれる最大32バイトのアクセスポイントの識別子であるSSIDを抽出することが可能である。これらのビーコンの送出間隔は可変長であるが、例えば、100ms〜200ms程度に設定されることが多い。
上述したマネージメントフレームを受信することにより、これに含まれるビーコン受信の際の電波強度を取得することが可能となる。
図5は、電波状況リストを示す図であり、図5Aは保存されている電波状況リスト、図5Bは現在の電波状況リストである。
図5Aに示す保存されている電波状況リストは、ナンバー501、BSSID502、電波状況503が示されている。
この図5Aに示す保存されている電波状況リストは、過去にアドホックモードの無線通信を行った際に、予め携帯電話に保存しておいたものである。また、インフラストラクチャモードの無線通信を行った際にも、保存される。
ナンバー501の1では、BSSID502が[64:3a:23:52:b5:2b]、電波状況503は−12dbである。ナンバー501の2では、BSSID502が[34:d6:c2:b5:a2:e4]、電波状況503は−18dbである。
ナンバー501の3では、BSSID502が[23:12:63:4b:24:25]、電波状況503は−45dbである。ナンバー501の4では、BSSID502が[42:f3:f2:c1:a7:35]、電波状況503は−52dbである。
ナンバー501の5では、BSSID502が[35:62:b3:65:a3:35]、電波状況503は−60dbである。ナンバー501の6では、BSSID502が[a3:34:b3:46:2d:f2]、電波状況503は−61dbである。ナンバー501の7では、BSSID502が[a4:b4:23:63:74:55]、電波状況503は−68dbである。
図5Bに示す現在の電波状況リストは、ナンバー504、BSSID505、電波状況506が示されている。この図5Bに示す現在の電波状況リストは、現在時点でアドホックモードの無線通信を行う際に、リアルタイムに携帯電話に保存するものである。
ナンバー504の1では、BSSID505が[64:3a:23:52:b5:2b]、電波状況506は−13dbである。ナンバー504の2では、BSSID505が[34:d6:c2:b5:a2:e4]、電波状況506は−20dbである。
ナンバー504の3では、BSSID505が[23:12:63:4b:24:25]、電波状況506は−44dbである。ナンバー504の4では、BSSID505が[42:f3:f2:c1:a7:35]、電波状況506は−60dbである。ナンバー504の5では、BSSID505が[35:62:b3:65:a3:35]、電波状況506は−63dbである。
ここで、携帯電話100は、ネットワーク接続処理のための、図5Aに示す保存されている電波状況リストと、図5Bに示す現在の電波状況リストとの比較においては、比較的電波状況の良好な上位X番目までを比較することにする。
上位X番目は、例えば、5番目としてもよい。これは、電波状況の良好でないものは適正な比較結果が得られないためである。この場合、例えば、電波状況が−Ydb以上を比較することにしてもよい。−Ydb以上は、例えば、−60db以上としてもよい。
アクセスポイントは、基本的に動くことがないため、この電波強度からアクセスポイントと携帯電話とのおよその位置関係を計算することが可能となる。ここで、見つかったアクセスポイントの数が1個であればアクセスポイントからの距離により位置が求められる。このときの位置はアクセスポイントを中心とする円周内に存在する。2個のときは線分上に存在する。
また、アクセスポイントの数が3個であれば2次元平面内に存在する。従って、アクセスポイントの数を4個取得することができれば、その重心を求めることにより、3次元空間内の位置を求めることができる。詳細な重心計算については後述する。
次に、上述したように構成される携帯電話の動作を説明する。
図6は、ネットワーク接続動作を示すフローチャートである。
図6において、タイマー満了時に(ステップS1)、携帯電話100は、省電力モードから復帰する(ステップS2)。すなわち、携帯電話100は、無線LANを利用していないときは常に無線LAN通信回路109を省電力モードにしている。省電力モードとは、必要最小限の動作が可能なモードである。
そこで、内蔵されるタイマーの設定時間が満了すると、制御部108は無線LAN通信回路109へ動作を復帰する指示を出す。これにより、制御部108が無線LAN通信回路109を制御できるモードに遷移する。
次に、携帯電話100は、スキャンを行う(ステップS3)。具体的には、携帯電話100は、通常、アクセスポイントや他の端末からのビーコンの受信を行うパッシブスキャンを実行する。すなわち、図2に示したビーコン取得及び位置判定部222から、無線LANデバイスドライバ部231にビーコン取得226を指示する。
ビーコン取得及び位置判定部222から、無線LAN接続及び切断処理部223に接続225を指示する。これにより、無線LAN接続及び切断処理部223から、無線LANデバイスドライバ部231にビーコン取得の無線ドライバ制御227を指示する。
また、常時は存在を隠していてビーコンや問い合わせ等に応答する設定のステルス設定のアクセスポイントもある。この場合、携帯電話100は、設定を変更して、ビーコンや問い合わせ等を送出するアクティブスキャンを実行するようにしても良い。
携帯電話100は、無線LAN接続及び切断処理部223を利用していないときは常に省電力モードで動作している。しかし、定期的なタイミングで通常制御モードに復帰して、周辺のビーコン情報を収集する。
次に、携帯電話100は、プロファイルループの処理を行う(ステップS4)。具体的には、携帯電話100は、プロファイル設定を読み出して、プロファイル設定に基づくネットワーク接続のための処理を実行する。
ここからプロファイルごとのループが始まる。携帯電話100は、保存されているプロファイルの件数分のループを開始する。
すなわち、プロファイル設定は、インフラストラクチャモード又はアドホックモードの無線通信を行うのか、及びどのアクセスポイントに接続するのか等の情報である。携帯電話100は、いくつかのプロファイル設定を保存することができる。また、それらのプロファイルの優先度付けを行うことも可能である。
携帯電話100は、プロファイルがまだあるか否かを判断する(ステップS5)。判断ステップS5でプロファイルがあるときは、ステップS6へ移行して処理を続行する。判断ステップS5でプロファイルがないときは、省電力モードへ移行する(ステップS23)。
判断ステップS5でプロファイルがあるとき、携帯電話100は、プロファイルを1つ取り出す(ステップS6)。すなわち、図2に示したビーコン取得及び位置判定部222は、プロファイル及び判定基準保存部221からプロファイル及び判定基準224を読み出す。
携帯電話100は、設定はインフラストラクチャモードか否かを判断する(ステップS7)。判断ステップS7で設定はインフラストラクチャモードであるときは、ステップS8へ移行してインフラストラクチャモード接続処理を続行する。
判断ステップS7でインフラストラクチャモードのとき、携帯電話100は、電波状況リストの中からプロファイルのSSIDを検索する(ステップS8)。すなわち、携帯電話100は、図5Bに示す現在の電波状況リストを取得して、図5Aに示す保存されている電波状況リストの中からプロファイルのインフラストラクチャモードのSSIDを検索する。
図5Aに示す保存されている電波状況リストは、インフラストラクチャモードの無線通信を行った際に、予め保存されている。図5Bに示す現在の電波状況リストは、現在時点でインフラストラクチャモードの無線通信を行う際に、リアルタイムに携帯電話に保存される。
携帯電話100は、プロファイルのSSIDを発見したか否かを判断する(ステップS9)。判断ステップS9でプロファイルのSSIDを発見したとき、携帯電話100は、インフラストラクチャモードのアクセスポイントへ接続する(ステップS10)。
ここで、登録されているアクセスポイントが見つかった場合は、携帯電話100は、そのアクセスポイントに優先的に接続する。アクセスポイントが見つからなかった場合はビーコン情報の収集を続ける。
ビーコン情報はアクセスポイントやアドホックモードの端末が定期的に送出している。従って、携帯電話100は、スキャンを行うと複数のビーコン情報を取得することができる。
このように、携帯電話100は、プロファイルがある場合に1件のプロファイルを取り出して、インフラストラクチャモードの設定か、アドホックモードの設定かの条件を取り出す。
インフラストラクチャモードの設定の場合、携帯電話100は、スキャンで取得した電波状況リストと合致するSSIDがあるか否かを検索し、発見した場合にはインフラストラクチャモードでアクセスポイントに接続する。発見しなかったときは、プロファイルループに戻る。
判断ステップS9でプロファイルのSSIDを発見しないときは、ステップS4へ戻って、ステップS4〜ステップS10までの処理を繰り返す。
判断ステップS7でアドホックモードのとき、携帯電話100は、電波状況リストの中からプロファイルのSSIDを検索する(ステップS11)。
すなわち、携帯電話100は、図5Bに示す現在の電波状況リストを取得して、図5Aに示す保存されている電波状況リストの中からプロファイルのアドホックモードのBSSIDを検索する。
図5Aに示す保存されている電波状況リストは、アドホックモードの無線通信を行った際に、予め保存されている。図5Bに示す現在の電波状況リストは、現在時点でアドホックモードの無線通信を行う際に、リアルタイムに携帯電話に保存される。
例えば、ユーザが会議室でアドホックモードの無線通信を開始したいとする。会議室では利用できるアクセスポイントはないが、周りにはアクセスポイントがいくつか存在している。
その際、携帯電話100は、図5Bに示す現在の電波状況リストのBSSIDのアクセスポイントをリアルタイムに取得することができる。携帯電話100は、アクセスポイントのBSSIDと電波状況のリストをバックグラウンド処理で常に更新するようにしている。
携帯電話100は、アドホックモードのプロファイルのSSIDを発見したか否かを判断する(ステップS12)。判断ステップS12でアドホックモードのプロファイルのSSIDを発見したとき、携帯電話100は、アドホックモードのネットワークに参加する(ステップS13)。
図8は、アドホック位置登録のユーザインタフェース表示例を示す図である。
ユーザは初めに会議室に移動したときに、アドホックモードの無線通信を開始するように携帯電話100を操作する。その際に、図8のアドホック位置登録のユーザインタフェース表示例で示す「アドホックの開始」画面801が表示される。
「アドホック位置情報を登録しますか?」のメッセージ802に対して、「この場所に近づいたときに自動的にアドホックを開始する」の項目803を選択「する」のアイコン804をクリックする。そして、決定のために「選択」ボタン806を押す。
すると、携帯電話100は、アドホック位置登録時の電波状況リストを図5Aに示す保存されている電波状況リストとして保存する。この図5Aに示す保存されている電波状況リストがアドホックモードを自動的に開始するパラメータとなる。
このように、プロファイル情報がアドホックの設定であるとき、アドホックモードのネットワークが存在する可能性があるため、携帯電話100は、アドホックモードのBSSIDが存在するか否かを検索する。発見した場合には、アドホックモードのネットワークに参加する。
図9は、アドホックネットワーク接続動作におけるアドホック位置登録画面の表示例を示す図である。図9は、図8の詳細な表示例である。すなわち、携帯電話100は、アドホックネットワーク接続を始めて行った際に、予め図8に示すアドホック位置登録をしておく。
そして、後に自端末がこの位置に入ったときに、図9に示すように、携帯電話100は、自動的にアドホックモードのネットワークが立ち上がるように、ユーザに問い合わせをする。
図9において、ユーザは携帯電話100の共有アプリ901の画面でアドホックモードのネットワークに接続のアイコン902を選択ボタン903で決定する。次に、携帯電話100のプロファイル一覧904の画面で予め保存されているアドホックモードのネットワークの「グループHOGEHOGE」905と、「グループFUGAFUGA」906が表示される。ユーザは2つのうちの「グループHOGEHOGE」905をクリックした後に選択ボタン903で決定する。
次に、携帯電話100のプロファイル一覧904の画面で「グループHOGEHOGEに接続しています」907のメッセージが表示される。接続が完了すると、「接続しました」908のメッセージが表示される。最後に、携帯電話100のプロファイル一覧904の画面で「この場所に近づいたときに自動的にアドホックを開始しますか?」909のメッセージが表示される。
ここで、アドホックモードのネットワークが見つからなかった場合には、アドホックモードのネットワークを作成するか否かを調べる電波状況ループに移行する。
判断ステップS12でプロファイルのSSIDを発見しないとき、ステップS14の電波状況ループに移行する。電波状況ループ(ステップS14)では、図5Aに示す保存されている電波状況リストのSSIDが、ステップS3のスキャンと同様のスキャンの実行で取得した図5Bに示す現在の電波状況リストに含まれているか否かを検索する。
そして、含まれているときはこのSSIDを保存し、このSSIDに基づく位置範囲を計算し、自端末が位置範囲内のときにアドホックモードのネットワークを作成する。
すなわち、別の機会にユーザが会議室に訪れた際に、携帯電話100は、同様にして周囲のアクセスポイントのビーコン情報を受信している。この際に、携帯電話100は、現在の電波状況リストと保存されている電波状況リストとの比較を行う。携帯電話100は、現在の電波状況リストと保存されている電波状況リストの一致するパラメータを選び出し、その重心計算を行う。
ここで、ある程度の許容範囲を示す閾値を設定しておき、自端末の位置が閾値内に入ったときに、携帯電話100は、アドホックモードを自動的に開始する。これにより、ユーザは携帯電話100持参でこの会議室に入るたびにアドホックモードが自動的に開始されることになる。
まず、携帯電話100は、現在の電波状況リストのSSIDがまだあるか否かを判断する(ステップS15)。すなわち、携帯電話100は、ステップS3のスキャンと同様のスキャンを実行する。そして、携帯電話100は、スキャンの実行で取得したSSIDを、現在の電波状況リストに保存する。
ここで、判断ステップS15で現在の電波状況リストのSSIDがあるとき、携帯電話100は、保存されている電波状況リストの1つを取り出す(ステップS16)。
次に、携帯電話100は、保存されている電波状況リストから取り出した1つのSSIDが、現在の電波状況リストに含まれているか否かを判断する(ステップS17)。判断ステップS17で、現在の電波状況リストに含まれているとき、携帯電話100は、このSSIDを保存する(ステップS18)。
判断ステップS17で、現在の電波状況リストに含まれていないとき、及びステップS18でSSIDを保存したときは、ステップS14へ戻って、ステップS14〜ステップS18までの処理を繰り返す。
また、判断ステップS15で現在の電波状況リストのSSIDがないとき、携帯電話100は、ステップS18でSSIDが1つ以上保存されているか否かを判断する(ステップS19)。判断ステップS19で、SSIDが1つ以上保存されているときは、SSIDに基づく重心計算をする(ステップS20)。
携帯電話100は、自端末の位置がステップS20で計算された重心から閾値の範囲内であるか否かを判断する(ステップS21)。判断ステップS21で、自端末の位置が重心から閾値の範囲内であるとき、アドホックモードのネットワークを作成する(ステップS22)。
判断ステップS19で、SSIDが1つ以上保存されていないとき、判断ステップS21で、自端末の位置が重心から閾値の範囲内でないとき、ステップS4へ戻って、ステップS4〜ステップS21までの処理を繰り返す。
すなわち、電波状況ループでは、保存されている電波状況リストから1つのSSIDを取り出し、現在の電波状況リストに含まれているか否かを検索する。現在の電波状況リストに含まれている場合は、保存する。
図7は、アクセスポイントと重心位置情報を示す図である。
図7において、アクセスポイントAP1〜AP4の電波状況をX1、X2、X3、X4は、携帯電話100までの距離に比例することになる。従って、アクセスポイントAP1〜AP4の電波状況をX1、X2、X3、X4が分かれば、その重心位置を求めることができる。
ここで、携帯電話100は、現在の電波状況をX1、X2、X3・・・Xn、保存されている電波状況をY1、Y2、Y3・・・Ynとする。これを電波状況リスト全てについて行い、リストの合致している部分を抽出する。
1つ以上の電波状況が合致していた場合に、自端末がその位置範囲内に存在しているか否かの計算を行う。この計算は、重心計算によって行い、数1式で求められる。
〔数1〕
√{(X1−Y1)+(X2−Y2)+・・・(Xn−Yn)}≦S
ここで、Sは閾値である。√内は現在の電波状況と保存されている電波状況との重心がどれだけ離れているかという値(距離に相当する)を示している。この重心の距離に相当する値が閾値S以内であれば、自端末はその位置範囲内(その場所)に存在すると判断することができる。なお、閾値Sの値はユーザが設定可能である。
従って、この自端末がその位置範囲内(その場所)に存在するか否かという判断をトリガにして、携帯電話100は、アドホックモードのネットワークを作成することができる。また、自端末がその位置範囲内(その場所)に存在しないときは、設定されているプロファイル情報の場所とは異なることになる。このため、次のプロファイルの検出を開始することになる。
また、アドホックネットワーク作成後に、同様に定期的にバックグラウンド処理によるスキャンを行っておいて、数1式の位置範囲内からずれてしまった場合には、アドホックネットワークを自動的に停止して、省電力モードに設定することも可能である。
また、携帯電話100は、アドホックモードのネットワークに接続している際も、スキャンにより定期的にビーコンの取得を行っている。従って、携帯電話100は、閾値Sから切断閾値T分だけ離れた場合に切断することとする。なお、切断閾値Tは、可変長であり、単位はdbである。
すなわち、携帯電話100は、計算結果が閾値S内であった場合に、アドホックモードのネットワーク接続を開始し、計算結果が閾値S+切断閾値Tより大きくなってしまった場合に切断することになる。
上述したように、本実施の形態により、常に無線LAN通信回路109を省電力モードにしている。その後、省電力モードから復帰した後に、スキャンによるビーコンの受信処理に基づいて、インフラストラクチャモードやアドホックモードのネットワークへの参加のための処理や、アドホックモードのネットワークの作成の処理を行うことができる。
従って、自端末では、ビーコンの送出を継続することはないので、省電力モードから復帰した後も省電力化を図ることができる。
また、スキャンにより検出した複数のアクセスポイントの電波状況から複数のアクセスポイントの配置状況が把握される。これにより、複数のアクセスポイントの論理的空間を検出することができる。従って、自端末が複数のアクセスポイントの論理的空間に入ったときに、アドホックモードのネットワークを自動的に作成することができる。
同様にして、自端末が複数のアクセスポイントの論理的空間から離れたときに、自端末を自動的に省電力モードに設定することができる。
なお、上述した本実施の形態例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り、適宜変更しうることは言うまでもない。
本実施の形態例の携帯電話のハードウエア構成例を示すブロック図である。 ソフトウエア構成例を示すブロック図である。 マネージメントフレームの構成要素を示す図である。 ビーコンフレームの構成要素を示す図である。 電波状況リストを示す図であり、図5Aは保存されている電波状況リスト、図5Bは現在の電波状況リストである。 ネットワーク接続動作を示すフローチャートである。 アクセスポイントと重心位置情報を示す図である。 アドホック位置登録のユーザインタフェース表示例を示す図である。 アドホックネットワーク接続動作におけるアドホック位置登録画面の表示例を示す図である。
符号の説明
100…携帯電話、101…アンテナ、102…通信回路、103…マイク、104…スピーカ、105…メモリ、106…操作部、107…表示部、108…制御部、109…無線LAN通信回路、120…制御ライン、130…データライン、211…設定アプリケーション、221…プロファイル及び判定基準保存部、222…ビーコン取得及び位置判定部、223…無線LAN接続及び切断処理部、231…無線LANデバイスドライバ

Claims (10)

  1. 無線ローカルエリアネットワークを介して複数の端末間で無線通信をする無線通信方法であって、
    ある端末の周辺の電波状況を取得するステップと、
    前記取得した前記端末の周辺の電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内となるものか否かを判断するステップと、
    前記取得した前記端末の周辺の電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内となるものであるとき、前記端末と前記予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間でアドホックモードによる無線通信を開始するステップと、
    を含むことを特徴とする無線通信方法。
  2. 請求項1に記載の無線通信方法において、
    前記予め設定された電波状況は、前記端末のユーザインタフェース画面上で前記アドホックモードによる無線通信の開始が選択されたときに前記端末内に保存される
    ことを特徴とする無線通信方法。
  3. 請求項1に記載の無線通信方法において、
    前記取得した前記端末の周辺の電波状況は、前記端末の周辺のアクセスポイント又は他の端末のビーコン情報から取得される
    ことを特徴とする無線通信方法。
  4. 請求項3に記載の無線通信方法において、
    前記アクセスポイントから前記端末の周辺の電波状況が取得されたとき、取得されたアクセスポイントが端末内にプロファイルとして保存されている時のみインフラストラクチャにて接続する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  5. 請求項1に記載の無線通信方法において、
    前記取得した前記端末の周辺の電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内となるものか否かの判断は、前記取得した前記端末の周辺の電波状況と前記予め設定された電波状況とを比較し、一致する電波状況に基づいて計算される重心から閾値内となるか否かにより判断されることを特徴とする無線通信方法。
  6. 請求項5に記載の無線通信方法において、
    前記取得した前記端末の周辺の電波状況と前記予め設定された電波状況との比較は、比較的電波状況の良好な範囲に限定することを特徴とする無線通信方法。
  7. 請求項1に記載の無線通信方法において、
    省電力モードからタイマー設定時間経過時に復帰した後に実行される、前記端末の周辺の電波状況の取得は、前記端末の通信モード及び接続先を記述したプロファイル設定に基づいて行われる
    ことを特徴とする無線通信方法。
  8. 請求項7に記載の無線通信方法において、
    すべての前記プロファイル設定に基づいて前記端末の周辺の電波状況の取得が行われたとき、接続するべきインフラストラクチャのプロファイル、もしくはアドホックネットワークがなかった場合、省電力モードへ移行する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  9. 無線ローカルエリアネットワークを介して複数の端末間で無線通信回路を用いて無線通信をする無線通信端末において、
    アプリケーションプログラムに基づいて端末の制御部により実行される機能部であって、
    前記端末の通信モード及び接続先を記述したプロファイルの設定、並びに前記端末と予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間でアドホックモードによる無線通信を開始するための判定基準を設定する設定部と、
    前記端末の周辺の電波状況を、前記端末の周辺のアクセスポイント又は他の端末のビーコン情報から取得する取得部と、
    前記設定部に設定されるプロファイル及び判定基準に基づいて、前記アクセスポイントからの前記電波状況の取得の有無により、インフラストラクチャモードの無線通信のための前記端末の前記アクセスポイントへの接続又は切断処理、並びに前記電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内又は範囲外かにより、アドホックモードの無線通信のための前記端末と前記予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間の接続又は切断処理を行う接続処理部と、
    を備えたことを特徴とする無線通信端末。
  10. 無線ローカルエリアネットワークを介して複数の端末間で無線通信をするための無線通信プログラムであって、
    端末の無線通信を制御するためのコンピュータを、
    前記端末の通信モード及び接続先を記述したプロファイルの設定、並びに前記端末と予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間でアドホックモードによる無線通信を開始するための判定基準を設定する設定部と、
    前記端末の周辺の電波状況を、前記端末の周辺のアクセスポイント又は他の端末のビーコン情報から取得する取得部と、
    前記設定部に設定されるプロファイル及び判定基準に基づいて、前記アクセスポイントからの前記電波状況の取得の有無により、インフラストラクチャモードの無線通信のための前記端末の前記アクセスポイントへの接続又は切断処理、並びに前記電波状況が予め設定された電波状況に基づく位置範囲内又は範囲外かにより、アドホックモードの無線通信のための前記端末と前記予め設定された電波状況に基づく位置範囲内の端末間の接続又は切断処理を行う接続処理部、
    として機能させることを特徴とする無線通信プログラム。
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