JP2008283448A - 現場動静管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者による端末操作を伴うことなく、作業者の動静を自動的に把握できるようにすることである。
【解決手段】現場動静管理システム10は、作業者8が携行するIDカード20、保守対象装置であるエレベータ11の乗りかご14の操作盤30に設けられるIDカード読取器22、操作盤30と操作制御信号線46によって接続される主制御装置50に設けられる送受信器52、送受信器52とインターネット回線58によって接続される現場動静管理装置60を含んで構成される。現場動静管理装置60のCPU62は、作業者8の点検作業計画等を管理する点検予定管理部74と、作業者8の動静に関して、IDカード読取器22からインターネット回線58を介して入力されたデータを管理する動静入力管理部76を含んで構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は現場動静管理システムに係り、特に、作業者ごとの現場動静データを管理する現場動静管理システムに関する。
ビルの設備、例えば、エレベータ、エスカレータ、配電設備、給排水設備等について、その維持管理、保守等については、専門の保守担当会社等によって運営されている場合がある。このような保守担当会社は、保守専門家である保守作業員を複数有し、定期的な保守点検、あるいは顧客による個別依頼等に応じて、対象となるビルの設備に保守作業員を派遣する。
保守作業員は、必要な保守用備品、診断ツール等を携行して、保守作業現場に赴くことになるが、その動静の把握には、様々な方法が取られる。最も簡単な方法は、保守作業員が保守担当会社を出発するときと、帰社したときに、その都度記録簿に記録し、あるいは上司等に報告することである。これをコンピュータ化し、中央の情報管理センタと複数の端末とをネットワークで結び、各保守作業員が端末から保守作業の開始と終了等を入力するシステムを構築することができる。
各端末は、保守担当会社の所定の記録サイト等に固定して設けることもでき、あるいは保守担当会社の各作業員の机にそれぞれ配置することもできる。さらに進んだ形としては、端末を各作業者が作業現場に携行できる移動端末とし、作業現場で保守作業の開始時刻、終了時刻等を入力するものとできる。この場合に、移動端末を適当なネットワーク接続手段によって中央の情報管理センタと接続して、リアルタイム管理とすることもでき、また、移動端末に各データを一旦記憶し、保守担当会社に帰社後、中央の情報管理センタとネットワークを介してその記憶データを転送するものとできる。
例えば、特許文献1には、安否動静管理方法等として、GPS機能つきの携帯端末を各作業者が有し、作業の区切りごとに例えばボタン押下等で作業状態や時刻が入力されて安否動静サーバにネットワークを介して動静情報が送られることが開示されている。ここでは、監視間隔以上の期間に渡って動静入力がないときに、安否応答を問い合わせ、さらに応答がないときは、近隣作業者を検索し支援出動指示を出すことが述べられている。
特開2005−244750号公報
このように、コンピュータとネットワーク等を用いた作業者動静管理システムを構築することができ、実際に運用もされている。しかしながら、これらの方法は、作業者によるキーボード操作等のデータ入力を伴い、作業者による入力ミス、入力忘れが生じることがある。このような場合、作業者の動静を確実に把握することが困難となる場合がある。
本発明の目的は、作業者の端末操作を伴うことなく、作業者の動静を自動的に把握できる現場動静管理システムを提供することである。
本発明に係る現場動静管理システムは、作業者ごとに保持され、作業者の識別情報を有するIDカードと、点検対象装置の操作盤にそれぞれ設けられるIDカード読取器と、IDカード読取器によって読み取られたデータを、ネットワークを介して現場動静管理装置に送信する送信器と、送信されたIDデータを点検対象装置と受信時刻とに関連付けて、作業者ごとの現場動静データとして管理する現場動静管理装置と、を備えることを特徴とする。
まは、本発明に係る現場動静管理システムにおいて、点検対象装置がエレベータであることが好ましい。
また、本発明に係る現場動静管理システムにおいて、IDカード読取器がエレベータのかご内操作盤あるいは特定の操作盤に設けられることが好ましい。
また、本発明に係る現場動静管理システムにおいて、エレベータ各階ボタンの入力を時刻入力に変換する変換モードを備え、送信器は、エレベータ各階ボタンの操作によって入力された時刻を現場動静管理装置に送信することが好ましい。
また、本発明に係る現場動静管理システムにおいて、IDカードは非接触式IDカードであることが好ましい。
上記構成の少なくとも1つにより、現場動静管理システムは、点検対象装置の操作盤にIDカード読取器が設けられ、作業者のIDカードから読み取られたデータが、ネットワークを介して現場動静管理装置に送信され、送信されたIDデータが点検対象装置と受信時刻とに関連付けて、作業者ごとの現場動静データとして管理される。このように、IDカードのデータを作業現場のIDカード読取器で読み取るのみで、作業者の端末操作によるデータ入力を伴うことなく、作業者ごとの現場動静データを管理できる。
また、現場動静管理システムにおいて、点検対象装置がエレベータである場合は、IDカード読取器がエレベータのかご内操作盤あるいは特定の操作盤に設けられる。かご内操作盤は、エレベータの保守の際、ほとんどの場合使用する操作盤であるので、ここにIDカード読取器を設けることで、作業者のIDカードの読み取り忘れ等を抑制することができる。かご内操作盤以外にも、保守の際に必ず使用する可能性の高い操作盤を特定し、その特定操作盤にIDカード読取器を設けるものとしても同様である。
また、現場動静管理システムにおいて、エレベータ各階ボタンを操作し、その入力を時刻入力に変換して、入力された時刻を現場動静管理装置に送信するので、作業現場における正確な時刻に関連付けて作業者動静を管理することができる。
また、現場動静管理システムにおいて、非接触式の識別カードを用いるので、作業者はIDカード読取器の付近に行くだけで、IDデータが現場動静管理装置に送信され、データの入力忘れ等を防止できる。
以下に図面を用いて、本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。以下では、現場動静管理ステムが適用される点検対象装置を、ビル等に設けられたエレベータとして説明するが、エレベータ以外の点検対象装置であってもよい。例えば、エスカレータ、配電設備、給排水設備等であってもよく、これらの場合には、これらの装置の操作盤にIDカード読取器が設けられることで、本発明が実施できる。また、以下では、エレベータとして、送信装置が配置される機械室が最上階にある構成として説明するが、機械室を特に置かない構成とし、送信装置を適当に配置するエレベータであってもよい。
また、以下では、現場動静管理装置は、保守点検の対象ビルとは異なる場所に配置され、送信装置との間がインターネット回線で接続されるものとして説明するが、接続は専用のネットワーク回線であってもよい。また、保守点検の対象ビルが大規模ビル等の場合に、現場動静管理装置をそのビルの中に設け、ビル内のネットワークによって保守点検対象装置に関する送信装置と接続されるものとしてもよい。
また、以下では、現場動静管理装置は、作業者の動静管理のみをするものとして説明し、現場動静管理表も作業者の動静管理に関するデータのみの管理表として説明するが、現場動静管理は、保守対象装置の保守点検結果等の管理と密接な関係があることが多い。そこで、現場動静管理装置の機能を、保守点検管理のための管理装置の機能の一部としてもよく、現場動静管理表を、保守点検管理のための管理表の一部として管理するものとしてもよい。
図1は、現場動静管理システム10の構成を示す図で、ここでは、ビル内のエレベータ11が作業者8による点検対象の装置である。現場動静管理システム10は、このエレベータ11の保守点検を行うために赴いた作業者8の現場動静、例えば、このエレベータ11に到着した時刻、あるいは保守点検作業の着手時刻、終了時刻等を、現場動静管理装置60において管理するシステムである。
最初に、点検対象装置であるビル内のエレベータ11の概要を説明する。エレベータ11は、基本的要素として、昇降路12、昇降路12を昇降する乗りかご14、昇降路12の上部、例えばビルの最上階の機械室に設けられ、乗りかご14を主ロープ15によって昇降させる巻上機16、乗りかご14の運行等を制御する主制御装置50を含んで構成される。
図1においては、エレベータ11の乗りかご14の中にいる作業者8が、乗りかご14の操作盤30を用いて保守点検作業を行っている様子が示されている。ここで、この保守点検対象装置であるエレベータ11における現場動静管理システム10の構成要素としては、作業者8が携行するIDカード20、乗りかご14の操作盤30に設けられるIDカード読取器22、操作盤30と主制御装置50とを接続する操作制御信号線46、主制御装置50に設けられ、インターネット回線を介して外部と接続される送受信器52が示されている。
現場動静管理システム10は、上記のように点検対象装置に設けられるIDカード読取器22、送受信器52と、外部の保守担当会社等に設置される現場動静管理装置60とを含んで構成される。送受信器52と現場動静管理装置60とは、インターネット回線58によって接続される。
作業者8が携帯するIDカード20は、保守担当の作業者8ごとに保持され、保守作業者身分を有することを示す識別情報が書き込まれた識別カードである。図2にIDカード20の例を示す。IDカード20は、例えば、顔写真と社員コードと氏名が記載され、さらに詳細な識別データが書き込まれ無線によってデータの送受信が可能なICチップ21が埋め込まれた非接触式IDカードである。かかるICチップ21としては、送受信アンテナと、受け取った無線信号を電力に変換する機能と共にデータを送受信する送受信回路と、変換された電力を蓄える2次電池と、電気的に書き換え可能なメモリ等を集積化した半導体チップを用いることができる。
IDカード読取器22は、IDカード20が近接したことを検出して、検出されたIDカード20と無線で交信する装置で、いわゆる非接触式カードリーダライタである。交信によってIDカード20との間でデータの送受信が行われ、必要な場合にはIDカード20に電力を送信することができる。ここでは特に、IDカード20の近接を検出し、IDカード20に書き込まれている識別情報を読み取る機能を有する。これによって、IDカード20を保持する者、すなわち作業者8がIDカード読取器22の近傍にいることを検出できる。
IDカード読取器22は、上記のように、乗りかご14の操作盤30の中に設けられる。図3は、操作盤30の詳細を示す図である。図3(a)には、操作盤30が組み込まれるパネル盤24が示され、(b)には操作盤30の蓋32を開いた様子が示されている。以下では、図1、図2の要素と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、以下では、図1、図2の符号を用いて説明する。
ここでパネル盤24とは、乗りかご14の入口付近の内壁に設けられ、乗客が行き先の階を指示するための希望階ボタン26と、かご扉の開閉制御を手動で行うための扉開ボタン28、扉閉ボタン29が配置されるものである。このパネル盤24の一部に、鍵のかけられている小扉があるが、この小扉が操作盤30の蓋32で、これを開けることで、操作盤30の操作面が現れる。
操作盤30は、保守担当の作業者8等が保持する管理鍵によって小扉である蓋32を開けることができる。つまり、一般乗客にとっては、触れる機会のないものであるが、作業者8が乗りかご14に関する保守点検を行う際には、必ず蓋32を開けて使用するものである。図3(b)には、蓋32を開けて操作面を現した状態が示される。なお、蓋32には、鍵34が示されている。
操作盤30には、乗りかご14に関する点検を行うための複数の点検スイッチ36が設けられるもので、乗りかご14の内壁に設けられるので、これを、かご内操作盤と呼ぶことができる。図3(b)の例では、天井照明の点検を行うためのオン・オフスイッチ、乗りかご14の運転と停止とを切り換える切換スイッチ、乗りかご14の運行を自動運行制御と手動制御との間で切り換える切換スイッチ、乗りかご14の換気ファンの点検を行うためのオン・オフスイッチが示されている。
そして、非接触式のIDカード読取器22が、この操作盤30の内部に配置されている様子が破線で示されている。このIDカード読取器22は、操作制御信号線46を構成する識別情報伝送信号線によって、主制御装置50に設けられる送受信器52と接続される。
上記のように、作業者8は、IDカード20を携行しており、作業者8が乗りかご14の保守点検を行うときは必ず鍵を用いて操作盤30の蓋32を開ける。操作盤30の蓋32を開けて現れる操作面の背後には、非接触式IDカード読取器22が設けられているので、作業者8が蓋32を開けることで、IDカード読取器22は、IDカード20からID信号を受信することができる。このようにして受信されたID信号は、送受信器52、インターネット回線58を介して、現場動静管理装置60に送られることになる。すなわち、作業者8が点検作業を行っているうちに、そのID信号がIDカード読取器22によって自動的に取得され、自動的に現場動静管理装置60に送られる。
上記では、IDカード読取器22を非接触式のものとしたが、これを接触式、例えば、カード挿入によってID信号を受信する型式のものとしてもよい。この場合には、図3(b)において、IDカード20を挿入するためのカード挿入口が現れることになる。
そこで、例えば、作業者8はIDカード20を挿入すべきことに気づき、あるいは、所定の手順として定められている通りに、携行しているIDカード20をそのカード挿入口に挿入する。IDカード20を抜くのは、その乗りかご14の保守点検が終了して、蓋32を再び閉じるときとしてもよい。このようにすることで、IDカード20の挿入時期をその乗りかご14の点検開始とし、抜き去るときをその乗りかご14の点検終了時期として扱うことができる。
上記のように、IDカード読取器によってIDカードのIDデータが受信されるので、受信時刻と対応させることで、少なくともIDカード読取器の近傍に作業者がいる時刻を特定できる。さらに、具体的に点検作業と対応する時刻を特定して現場動静管理装置に送信するには、作業者による時刻入力を用いることができる。そこで以下に、特別な時刻入力手段を用いずに、作業者による時刻入力を可能にする例を説明する。以下では図1から図3の要素と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、以下では、図1から図3、図2の符号を用いて説明する。
図4は、パネル盤24の希望階ボタン26、扉開ボタン28、扉閉ボタン29と、入力変換表78を用いて、時刻入力を可能にする方法を説明する図である。図4(a)は、説明を容易にするために図3(a)を再度図示したもので、図4(b)が、希望階ボタン26、扉開ボタン28、扉閉ボタン29の操作を、時刻入力に変換するための入力変換表78である。
なお、この入力変換表78を用いる変換モードは、例えば、IDカード読取器22がIDデータを受信している間等の条件を付すことができる。変換モードを用いる条件として、さらに、乗りかご14の運行を自動運行制御から手動制御に切り換えたときとすることもできる。すなわち、このような条件が満たされたときに、希望階ボタン26、扉開ボタン28、扉閉ボタン29が操作された場合は、図4(b)の入力変換表78を用いて、時刻入力がされたものと扱うことができる。扱われた時刻入力データは、送受信器52、インターネット回線58を介し、現場動静管理装置60に伝送される。
図4(b)の入力変換表78は、希望階ボタン26、扉開ボタン28、扉閉ボタン29と、入力変換表78の操作を、時刻を構成する1桁数字に変換する等のための変換ルールを示すものである。入力変換表78によれば、扉開ボタン28の押し操作が、点検作業の「開始」を示すものとして変換され、扉閉ボタン29の押し操作が、点検作業の「終了」を示すものとして変換される。そして、希望階ボタン26の各ボタンの2ビットの押し操作が、「1」から「0」までの数字にそれぞれ変換される。
一例を上げると、点検開始時刻が、9時24分であるときは、扉開ボタン28を押し、続いて、「2」ボタン、「5」ボタン、「2」ボタン、「4」ボタンを押すことで、「09」に変換し、さらに「1」ボタン、「2」ボタン、「1」ボタン、「4」ボタンを押すことで「24」に変換する。入力変換表78を用いることで、これらの操作は、「開始0924」に変換される。
このようにして、特別な時刻入力手段を用いずに、作業者8による時刻入力が可能となる。なお、図4は、1階から5階までの希望階ボタン26があるパネル盤24の場合の例であって、これ以外のパネル盤の構成であっても同様の考え方で、複数のボタンの操作を時刻入力に変換することが可能である。
再び図1に戻り、現場動静管理装置60の構成を説明する。現場動静管理装置60は、複数の作業者8の点検作業における現場動静を一括管理する装置である。現場動静管理装置60は、CPU62と、インターネット回線58を介して保守点検対象装置と交信するための通信制御部64と、必要なデータ等を入力するためのキーボード等の入力部66と、現場動静管理データを必要に応じて出力するディスプレイ、プリンタ等の出力部68、現場動静管理データ、現場動静管理プログラム等を記憶する記憶装置70、時刻を取得する計時手段72等を含んで構成される。これらの要素は、相互に内部バスで接続される。かかる現場動静管理装置60は、適当なコンピュータで構成することができる。勿論、複数の信号処理電子回路および駆動電気回路等の電気回路要素を組み合わせて構成することもできる。
CPU62は、複数の作業者8の点検作業計画等を管理する点検予定管理部74と、点検作業計画に従って点検対象装置に赴いた作業者8の動静に関して、点検対象装置からインターネット回線58を介して入力されたデータを管理する動静入力管理部76を含んで構成される。これらの機能は、ソフトウェアによって実現され、具体的には、現場動静管理プログラムを実行することで実現できる。
上記構成の作用、特に現場動静管理装置60のCPU62の各機能について、図5の現場動静管理表80を用いて説明する。以下では、図1から図4の要素と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、以下では、図1から図4の符号を用いて説明する。
現場動静管理表80は、現場動静管理装置60によって逐次作成される作業者8の動静を記憶し、管理する状態を示す表である。なお、図5は、説明のために示す一例である。また、現場動静管理装置60においては、必ずしもこのような表形式で記憶あるいは演算処理等が行われるわけではない。コンピュータで構成される現場動静管理装置60においては、現場動静管理表80に示される各項目の内容が、各項目を検索キーとして記憶され、演算のために読み出されて、処理が実行される。
現場動静管理表80は、複数の項目と、各項目に対応するデータを有する。図5では、点検対象装置が配置されるビル名82、点検対象装置を特定するための機種名84、点検日86、保守作業者名等を示す保守作業員88、開始時刻92、終了時刻94等が示されている。これらの項目以外として、図5には、出発時刻、帰社時刻が例として示されている。
ビル名82、機種名84、点検日86、保守作業員88の項目には、現場動静管理装置60のCPU62の点検予定管理部74の機能によって、予め対応するデータが入力される。図5の例では、FビルのAZ4−3号機について、07年04月20日に、社員コード123456である作業者三菱太郎が点検作業予定であることが入力されている。
このデータは、例えば、作業者三菱太郎の端末に出力され、作業者三菱太郎は事前にこの点検予定が知らされている。そこで、当日、作業者三菱太郎は、保守作業者である身分を示すIDカード20を携行し、点検予定に従って、FビルのエレベータAZ4−3号機に赴くことになる。
Fビルの点検対象エレベータ11において、作業者8である三菱太郎は、乗りかご14の点検をするため、乗りかご14の操作盤30の蓋32を管理鍵で開ける。上記のように、このときにIDカード読取器22が、作業者8である三菱太郎のIDカード20からIDデータを受信する。受信されたIDデータは、例えば「社員コード123456氏名三菱太郎」というような内容である。
受信されたIDデータは、送受信器52、インターネット回線58を介し、現場動静管理装置60に伝送される。現場動静管理装置では、伝送されてきた「社員コード123456氏名三菱太郎」を検索キーとして、図5に示す現場動静管理表の保守作業員88のデータを検索する。検索は、伝送されてきたデータと、既に入力されているデータとの一致を見ることで行われる。図5では、一致したことが、破線枠90で示されている。
このようにして、伝送されてきたIDデータに基づいて、現場動静管理表80における保守作業員が特定されると、その特定された保守作業員の動静を示すデータが入力される項目欄が特定される。図5では、開始時刻92と、終了時刻94の項目欄に破線枠が示されているが、これは、この破線枠のところに動静データが入力されることを示している。
ここで、「社員コード123456氏名三菱太郎」のIDデータを現場動静管理装置60が最初に受信した時刻が、開始時刻92の欄に入力される。受信した時刻は、現場動静管理装置60の計時手段72によって取得されるので、そのデータが開始時刻92の欄に入力される。これによって、作業者8である三菱太郎の現場動静データの1つが開始時刻として、現場動静管理表80に記憶されたことになる。
開始時刻92の欄にデータが記憶されると、それ以後の「社員コード123456氏名三菱太郎」のIDデータの受信時刻は、終了時刻94の欄に逐次更新されながら記憶される。すなわち、「社員コード123456氏名三菱太郎」のIDデータが送信され、受信されている間、終了時刻94のデータは、時々刻々更新される。そして、IDデータの送信がなくなったときに、終了時刻94の欄のデータの更新が停止する。これによって、作業者8である三菱太郎の現場動静データの1つが、終了時刻として、現場動静管理表80に記憶されたことになる。
このようにして、現場動静管理装置60は、送信されてきたIDデータを、点検対象装置と、受信時刻とに関連付けて、作業者8ごとの現場動静データとして管理することができる。
本発明に係る実施の形態における現場動静管理システムの構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態において用いられるIDカードの例を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、操作盤の詳細を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、パネル盤のボタンと入力変換表を用いて、時刻入力を行う様子を説明する図である。 本発明に係る実施の形態における現場動静管理表の例を示す図である。
符号の説明
8 作業者、10 現場動静管理システム、11 エレベータ、12 昇降路、14 乗りかご、15 主ロープ、16 巻上機、20 IDカード、21 ICチップ、22 IDカード読取器、24 パネル盤、26 希望階ボタン、28 扉開ボタン、29 扉閉ボタン、30 操作盤、32 蓋、34 鍵、36 点検スイッチ、46 操作制御信号線、50 主制御装置、52 送受信器、58 インターネット回線、60 現場動静管理装置、62 CPU、64 通信制御部、66 入力部、68 出力部、70 記憶装置、72 計時手段、74 点検予定管理部、76 動静入力管理部、78 入力変換表、80 現場動静管理表、82 ビル名、84 機種名、86 点検日、88 保守作業員、90 破線枠、92 開始時刻、94 終了時刻。

Claims (5)

  1. 作業者ごとに保持され、作業者の識別情報を有するIDカードと、
    点検対象装置の操作盤にそれぞれ設けられるIDカード読取器と、
    IDカード読取器によって読み取られたデータを、ネットワークを介して現場動静管理装置に送信する送信器と、
    送信されたIDデータを点検対象装置と受信時刻とに関連付けて、作業者ごとの現場動静データとして管理する現場動静管理装置と、
    を備えることを特徴とする現場動静管理システム。
  2. 請求項1に記載の現場動静管理システムにおいて、
    点検対象装置がエレベータであることを特徴とする現場動静管理システム。
  3. 請求項2に記載の現場動静管理システムにおいて、
    IDカード読取器がエレベータのかご内操作盤あるいは特定の操作盤に設けられることを特徴とする現場動静管理システム。
  4. 請求項2に記載の現場動静管理システムにおいて、
    エレベータ各階ボタンの入力を時刻入力に変換する変換モードを備え、
    送信器は、エレベータ各階ボタンの操作によって入力された時刻を現場動静管理装置に送信することを特徴とする現場動静管理システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1に記載の現場動静管理システムにおいて、
    IDカードは非接触式IDカードであることを特徴とする現場動静管理システム。
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