JP2008282742A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却媒体供給連通孔から冷却媒体流路に供給される冷却媒体に混在するエアを容易且つ確実に除去することができ、簡単な構成で、所望の冷却機能を保持することを可能にする。
【解決手段】第1金属セパレータ18の面18bには、水平方向に向かって冷却媒体を供給する冷却媒体流路54が設けられるとともに、前記冷却媒体流路54の上部には、上方に山高な略三角形状のバッファ部56aが連通して設けられる。バッファ部56aの頂部に連通するエア抜き用孔部58が、前記頂部の上方で積層方向に貫通して形成される。エア抜き用孔部58は、酸化剤ガス供給連通孔22aと燃料ガス供給連通孔24aとの間に配置され、且つ、冷却媒体供給連通孔26a及び冷却媒体排出連通孔26bの上端開口位置よりも上方に配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と、シール部材が一体成形された金属セパレータとを積層し、電極面に沿って重力方向に反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、水平方向に向かって冷却媒体を供給する冷却媒体流路が形成される燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池では、セパレータの面内に、アノード側電極に燃料ガスを流すための燃料ガス流路(以下、反応ガス流路ともいう)と、カソード側電極に酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路(以下、反応ガス流路ともいう)とが設けられている。さらに、各発電セル毎又は複数の発電セル毎に、冷却媒体を流すための冷却媒体流路がセパレータの面方向に沿って設けられている。
燃料電池は、セパレータの積層方向に貫通する反応ガス連通孔及び冷却媒体連通孔が前記燃料電池の内部に設けられる、所謂、内部マニホールドを構成する場合がある。その際、冷媒マニホールドでは、冷却媒体に混在するエアが前記冷媒マニホールドの上部に残存し、冷却機能が低下するおそれがある。
このため、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池スタックでは、冷却媒体供給連通孔に連通する冷却媒体供給口が設けられるマニホールド部材を備え、前記マニホールド部材は、前記冷却媒体供給口よりも高い位置に前記冷却媒体供給連通孔に連通するエア抜き口を設けることを特徴としている。
これにより、冷却媒体が冷却媒体供給口に供給されると、この冷却媒体に混在するエアが、前記冷却媒体供給口の鉛直方向上方に移動してエア抜き口から円滑且つ確実に排出される。このため、冷却媒体供給連通孔にエアが導入されることを有効に阻止することができ、冷却効率が良好に向上する。
特開2006−32054号公報(図1)
本発明は、上記のように、冷却媒体に混在するエアによる冷却効率の低下を阻止するためになされたものであり、冷却媒体供給連通孔から冷却媒体流路に供給される冷却媒体に混在するエアを容易且つ確実に除去することができ、簡単な構成で、所望の冷却機能を保持することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と、セパレータとを積層し、電極面に沿って重力方向に反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、水平方向に向かって冷却媒体を供給する冷却媒体流路が形成される燃料電池に関するものである。
冷却媒体流路の上部には、上方に山高な略三角形状のバッファ部が連通して設けられるとともに、前記バッファ部の頂部に連通し、前記頂部の上方で積層方向に貫通して形成されるエア抜き用孔部を備えている。
また、セパレータは、冷却媒体流路に連通し、積層方向に冷却媒体を流す冷却媒体連通孔と、反応ガス流路である燃料ガス流路に連通し、前記積層方向に燃料ガスを流す燃料ガス連通孔と、反応ガス流路である酸化剤ガス流路に連通し、前記積層方向に酸化剤ガスを流す酸化剤ガス連通孔とを形成するとともに、エア抜き用孔部は、前記燃料ガス連通孔と前記酸化剤ガス連通孔との間に配置されることが好ましい。
さらに、エア抜き用孔部は、冷却媒体連通孔の上端開口位置よりも上方に配置されることが好ましい。
さらにまた、セパレータは、シール部材が一体成形される金属セパレータであることが好ましい。
本発明によれば、冷却媒体流路に供給される冷却媒体を介して、燃料電池の冷却が行われている。一方、冷却媒体流路の上部には、略三角形状のバッファ部が設けられており、冷却媒体に混在するエアは、前記バッファ部の形状に沿って移動する。このため、エアは、バッファ部の頂部側に集中し易く、前記頂部の上方で該頂部に連通するエア抜き用孔部に円滑且つ確実に排出されている。これにより、簡単な構成で、所望の冷却機能を保持することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池10を構成する発電セル12の分解概略斜視図であり、図2は、複数の前記発電セル12を矢印A方向に積層してスタック化された前記燃料電池10の断面説明図である。
燃料電池10は、図2に示すように、複数の発電セル12を矢印A方向に積層するとともに、積層方向両端にエンドプレート(図示せず)が配置される。エンドプレートは、図示しないタイロッドを介して固定され、又は、図示しないケーシング内に収容されることにより、積層されている複数の発電セル12には、矢印A方向に所定の締め付け荷重が付与される。
図1及び図2に示すように、発電セル12は、電解質膜・電極構造体16が、アノード側の第1金属セパレータ18とカソード側の第2金属セパレータ20とに挟持されている。第1及び第2金属セパレータ18、20は、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状を有している。
なお、第1及び第2金属セパレータ18、20は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。また、第1及び第2金属セパレータ18、20に換えて、カーボンセパレータを使用してもよい。
発電セル12の長辺方向(図1中、矢印C方向)の上端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔(酸化剤ガス連通孔)22a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔(燃料ガス連通孔)24aが設けられる。
発電セル12の長辺方向の下端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔(燃料ガス連通孔)24b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔(酸化剤ガス連通孔)22bが設けられる。
発電セル12の短辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔(冷却媒体連通孔)26aが設けられるとともに、短辺方向の他端縁部には、前記冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔(冷却媒体連通孔)26bが設けられる。
電解質膜・電極構造体16は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜28と、前記固体高分子電解質膜28を挟持するアノード側電極30及びカソード側電極32とを備える。アノード側電極30は、カソード側電極32よりも小さな表面積を有している。
アノード側電極30及びカソード側電極32は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布して形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜28の両面に形成される。
図3に示すように、第1金属セパレータ18の電解質膜・電極構造体16に向かう面18aには、燃料ガス供給連通孔24aと燃料ガス排出連通孔24bとを連通する燃料ガス流路34が形成される。この燃料ガス流路34は、矢印C方向に延在する複数の波状流路溝34aを有し、前記波状流路溝34aの矢印C方向上端及び下端に位置して入口バッファ部36a及び出口バッファ部36bが設けられる。入口バッファ部36aは、複数のエンボスで構成されるとともに、幅方向中央部が上方に突出する略三角形状を有する。出口バッファ部36bは、同様に複数のエンボスで構成されるとともに、幅方向中央部が下方に突出する略三角形状を有する。
第1金属セパレータ18の面18aには、燃料ガス供給連通孔24aと入口バッファ部36aとを連通する連通路形成用の複数の受け部40aと、燃料ガス排出連通孔24bと出口バッファ部36bとを連通する連通路形成用の複数の受け部40bとが形成される。受け部40a、40bの近傍には、それぞれ複数の供給孔部42a及び排出孔部42bが形成される。供給孔部42aは、面18b側で燃料ガス供給連通孔24aに連通する一方、排出孔部42bは、同様に前記面18b側で燃料ガス排出連通孔24bに連通する(図4参照)。
図1に示すように、第2金属セパレータ20の電解質膜・電極構造体16に向かう面20aには、酸化剤ガス供給連通孔22aと酸化剤ガス排出連通孔22bとを連通する酸化剤ガス流路44が形成される。この酸化剤ガス流路44は、矢印C方向に延在する複数の波状流路溝44aを有し、前記波状流路溝44aの矢印C方向上端及び下端に位置して入口バッファ部46a及び出口バッファ部46bが設けられる。
入口バッファ部46aは、複数のエンボスで構成されるとともに、幅方向中央部が上方に突出する略三角形状を有する。出口バッファ部46bは、同様に複数のエンボスで構成されるとともに、幅方向中央部が下方に突出する略三角形状を有する。
面20aには、酸化剤ガス供給連通孔22aと入口バッファ部46aとを連通する連通路形成用の複数の受け部50aと、酸化剤ガス排出連通孔22bと出口バッファ部46bとを連通する連通路形成用の複数の受け部50bとが設けられる。
図1及び図2に示すように、第1金属セパレータ18の面18bと、第2金属セパレータ20の面20bとの間には、冷却媒体供給連通孔26aと冷却媒体排出連通孔26bとに連通する冷却媒体流路54が形成される。この冷却媒体流路54は、燃料ガス流路34の裏面形状と酸化剤ガス流路44の裏面形状とが重なり合うことによって、矢印B方向に延在して形成される。
図1及び図4に示すように、冷却媒体流路54の矢印C方向上部及び下部には、入口バッファ部36a及び出口バッファ部36bの裏面形状に対応して略三角形状のバッファ部56a、56bが設けられる。
入口バッファ部36aは、上方に山高な略三角形状を有するとともに、前記入口バッファ部36aの頂部に連通するエア抜き用孔部58が、前記頂部の上方で積層方向に貫通して形成される。エア抜き用孔部58は、酸化剤ガス供給連通孔22aと燃料ガス供給連通孔24aとの間に配置され、且つ、冷却媒体供給連通孔26a及び冷却媒体排出連通孔26bの上端開口位置よりも上方に配置される。
出口バッファ部36bは、下方に山高な略三角形状を有するとともに、前記出口バッファ部36bの頂部に連通するドレン孔60が、前記頂部の下方で積層方向に貫通して形成される。
第1金属セパレータ18の面18a、18bには、この第1金属セパレータ18の外周端縁部を周回して第1シール部材62が一体成形される。第2金属セパレータ20の面20a、20bには、この第2金属セパレータ20の外周端縁部を周回して平面シールである第2シール部材64が一体成形される。第1及び第2シール部材62、64としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材が用いられる。
図3に示すように、第1シール部材62は、面18a側に燃料ガス流路34を囲繞して設けられる内側シール部62aと、この内側シール部62aの外方に設けられる外側シール部62bとを有する。内側シール部62aは、燃料ガス流路34、入口バッファ部36a、出口バッファ部36b、供給孔部42a及び排出孔部42bを周回する凸状シールを構成する。
図4に示すように、第1シール部材62は、面18b側に冷却媒体流路54を囲繞して設けられる内側シール部62cと、この内側シール部62cの外方に設けられる外側シール部62dとを有する。内側シール部62aと内側シール部62c、及び外側シール部62bと外側シール部62dは、それぞれ積層方向に対して互いに略対応する位置に設けられる。
内側シール部62cは、冷却媒体流路54、冷却媒体供給連通孔26a及び冷却媒体排出連通孔26bを囲繞するとともに、バッファ部56a、56b、エア抜き用孔部58及びドレン孔60を覆っている。冷却媒体供給連通孔26a及び冷却媒体排出連通孔26bと、冷却媒体流路54とは、それぞれ複数本の連結流路66a、66bを介して連通する。
冷却媒体供給連通孔26aの上端部と内側シール部62cとの間には、前記内側シール部62cに沿って斜め上方に延在するエア抜き流路68が設けられる。エア抜き流路68は、エア抜き用孔部58に連通する。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、燃料電池10では、酸化剤ガス供給連通孔22aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給連通孔24aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給連通孔26aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。このため、矢印A方向に重ね合わされた複数の発電セル12に対し、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が、それぞれ矢印A方向に供給される。
酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔22aから第2金属セパレータ20の酸化剤ガス流路44に導入され、電解質膜・電極構造体16のカソード側電極32に沿って重力方向に移動する。
その際、第2金属セパレータ20の面20aでは、酸化剤ガス供給連通孔22aを流れる酸化剤ガスは、複数の受け部50a間を通って入口バッファ部46aに供給される。この入口バッファ部46aに供給された酸化剤ガスは、矢印B方向に分散されるとともに、酸化剤ガス流路44を構成する複数の波状流路溝44aに沿って鉛直下方向に流動し、電解質膜・電極構造体16のカソード側電極32に供給される。
一方、燃料ガスは、図1及び図3に示すように、第1金属セパレータ18の面18bにおいて、燃料ガス供給連通孔24aから複数の供給孔部42aを通って面18a側に供給される。この燃料ガスは、受け部40a間を通って入口バッファ部36aに導入される。入口バッファ部36aで矢印B方向に分散された燃料ガスは、燃料ガス流路34を構成する複数の波状流路溝34aに沿って鉛直下方向に移動し、電解質膜・電極構造体16のアノード側電極30に供給される。
従って、各電解質膜・電極構造体16では、カソード側電極32に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極30に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる(図2参照)。
次いで、カソード側電極32に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路44の下部に連通する出口バッファ部46bに送られる。さらに、酸化剤ガスは、出口バッファ部46bから複数の受け部50b間に沿って酸化剤ガス排出連通孔22bに排出される。
同様に、アノード側電極30に供給されて消費された燃料ガスは、図1及び図3に示すように、燃料ガス流路34の下部に連通する出口バッファ部36bに送られた後、複数の受け部40b間を流れる。燃料ガスは、複数の排出孔部42bを通って面18b側に移動し、燃料ガス排出連通孔24bに排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔26aから第1及び第2金属セパレータ18、20間の冷却媒体流路54に導入された後、矢印B方向(水平方向)に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体16を冷却した後、冷却媒体排出連通孔26bから排出される。
図4に示すように、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔26aから複数の連結流路66aを通って冷却媒体流路54に供給されている。その際、冷却媒体に混在するエアは、冷却媒体供給連通孔26aの上方に移動し、エア抜き流路68を通ってバッファ部56aの形状に沿って、すなわち、上方に山高な略三角形状の一方の稜線に沿って上方に移動し、エア抜き用孔部58に排出される。エア抜き用孔部58に排出されたエアは、発電セル12の積層方向に沿って移動した後、燃料電池10から外部に排出される。
この場合、本実施形態では、入口バッファ部36aの頂部、すなわち、バッファ部56aの頂部に連通するエア抜き用孔部58が、前記頂部の上方で積層方向に貫通して形成されている。このため、バッファ部56aの形状に沿って上昇するエアは、前記バッファ部56aの頂部側に集中し、該頂部の上方に連通するエア抜き用孔部58に円滑且つ確実に排出される。これにより、簡単な構成で、所望の冷却機能を保持することが可能になるという効果が得られる。
しかも、エア抜き用孔部58は、酸化剤ガス供給連通孔22aと燃料ガス供給連通孔24aとの間に配置され、且つ、冷却媒体供給連通孔26a及び冷却媒体排出連通孔26bの上端開口位置よりも上方に配置されている。従って、冷却媒体に混在するエアは、冷却媒体供給連通孔26a、バッファ部56a及び冷却媒体排出連通孔26に残存することがなく、前記冷却媒体からのエア抜き処理が確実に遂行されるという利点がある。
本発明の実施形態に係る燃料電池を構成する発電セルの分解概略斜視図である。 前記燃料電池の断面説明図である。 前記単セルを構成する第1金属セパレータの一方の面の正面図である。 前記第1金属セパレータの他方の面の正面図である。
符号の説明
10…燃料電池 12…発電セル
16…電解質膜・電極構造体 18、20…金属セパレータ
22a…酸化剤ガス供給連通孔 22b…酸化剤ガス排出連通孔
24a…燃料ガス供給連通孔 24b…燃料ガス排出連通孔
26a…冷却媒体供給連通孔 26b…冷却媒体排出連通孔
28…固体高分子電解質膜 30…アノード側電極
32…カソード側電極 34…燃料ガス流路
36a、46a…入口バッファ部 36b、46b…出口バッファ部
42a…供給孔部 42b…排出孔部
44…酸化剤ガス流路 54…冷却媒体流路
56a、56b…バッファ部 58…エア抜き用孔部
62、64…シール部材 62a〜62d…シール部
66a、66b…連結流路 68…エア抜き流路

Claims (4)

  1. 電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と、セパレータとを積層し、電極面に沿って重力方向に反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、水平方向に向かって冷却媒体を供給する冷却媒体流路が形成される燃料電池であって、
    前記冷却媒体流路の上部には、上方に山高な略三角形状のバッファ部が連通して設けられるとともに、
    前記バッファ部の頂部に連通し、前記頂部の上方で積層方向に貫通して形成されるエア抜き用孔部を備えることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記セパレータは、前記冷却媒体流路に連通し、前記積層方向に冷却媒体を流す冷却媒体連通孔と、
    前記反応ガス流路である燃料ガス流路に連通し、前記積層方向に燃料ガスを流す燃料ガス連通孔と、
    前記反応ガス流路である酸化剤ガス流路に連通し、前記積層方向に酸化剤ガスを流す酸化剤ガス連通孔と、
    を形成するとともに、
    前記エア抜き用孔部は、前記燃料ガス連通孔と前記酸化剤ガス連通孔との間に配置されることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項2記載の燃料電池において、前記エア抜き用孔部は、前記冷却媒体連通孔の上端開口位置よりも上方に配置されることを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記セパレータは、前記シール部材が一体成形される金属セパレータであることを特徴とする燃料電池。
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