JP2008281268A - ヒートパイプ - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば建築物の床や植物栽培施設の土中への施工にあたり、長手方向の水平度の調節及び胴周方向の回り位置の調節を行う手間を軽減することにより、作業負担を軽減して効率のよい施工ができるようにした二重管型のヒートパイプを提供する。
【解決手段】ヒートパイプ(H1)は、作動媒体(4)が封入されている円管状の真空パイプ(1)と、真空パイプ(1)の中心を長手方向に貫通し、熱源となる流体が通される熱源パイプ(2)と、一端部の嵌込部(30)が熱源パイプ(2)に対し軸周方向へ回転可能に取り付けられ、接触板(31,32)が常に重力方向を向いて作動媒体(4)に接触するようにしてある伝熱部材(3)とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、二重管型のヒートパイプに関するものである。更に詳しくは、例えば建築物の床や植物栽培施設の土中への施工にあたり、長手方向の水平度の調節及び胴周方向の回り位置の調節を行う手間を軽減することにより、作業負担を軽減して効率のよい施工ができるようにしたヒートパイプに関する。
水平に施工することができるヒートパイプとして、二重管型のヒートパイプがある。このタイプのヒートパイプは、例えば建築物の床に施工して床暖房をしたり、植物栽培施設の土中に埋設して土中の殺菌を行うなど、多方面で様々な用途に利用されている。
二重管型のヒートパイプの例としては、特許文献1の「単純圧着式二層構造熱サイフォン」がある。このヒートパイプは、本体パイプとその両端に設けられたキャップからなる内部が真空の本体胴部と、両キャップ間にそれらを貫通し本体パイプの壁部寄りに設けられたコアパイプで構成されており、本体パイプの内部に作動媒体を封入したものである。そして、水平に施工された状態では、コアパイプが作動媒体に接触する構造である。
特開2000−272187
特許文献1に開示されたヒートパイプは、次のような課題を生じていた。すなわち、前記ヒートパイプは、ヒートパイプの長手方向の水平度が悪く多少でも傾くと、長手方向の端部側においてコアパイプが作動媒体と接触することができない部分が生じる。また、ヒートパイプの胴周方向の回り位置が悪いと、本体パイプの偏心した位置に通っているコアパイプは、常に本体パイプの底部に溜まる作動媒体と離れてしまい、接触することができないことがある。
このように、コアパイプの一部または全部が作動媒体と接触することができない場合は、例えば放熱部の温度にムラを生じるなど、ヒートパイプが本来の性能を発揮できなくなることがあった。したがって、ヒートパイプを施工するに当たっては、ヒートパイプの長手方向の水平度の調節及び胴周方向の回り位置の調節(傾きの調節)を厳密に行う必要があり、このため施工に大変な手間がかかり、作業負担が大きかった。
そこで本発明の目的は、水平施工が可能な二重管型のヒートパイプであって、例えば建築物の床や植物栽培施設の土中への施工にあたり、長手方向の水平度の調節及び胴周方向の回り位置の調節を行う手間を軽減することにより、作業負担を軽減して効率のよい施工ができるようにしたヒートパイプを提供することである。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
本発明は、
作動媒体が封入されている真空パイプと、
該真空パイプを長手方向に貫通し、熱源となる流体が通される熱源パイプと、
常に重力方向を向いて前記作動媒体に接触するようにして前記熱源パイプに取り付けられている伝熱部材と、
を備えている、ヒートパイプである。
本発明は、
作動媒体が封入されている円管状の真空パイプと、
該真空パイプの中心を長手方向に貫通し、熱源となる流体が通される熱源パイプと、
一端部が熱源パイプに対し軸周方向へ回転可能に取り付けられ、常に重力方向を向いて前記作動媒体に接触するようにしてある伝熱部材と、
を備えている、ヒートパイプである。
本発明のヒートパイプは、伝熱部材が熱源パイプの長手方向に複数に分かれており、それぞれの伝熱部材が独立して重力方向へ動くことができるのがより好ましい。
本発明のヒートパイプは、真空パイプと熱源パイプが柔軟性または可曲性を有するのがより好ましい。
真空パイプまたは熱源パイプとしては、例えば鉄、アルミニウム、ステンレススチール、銅などの金属、セラミックや合成樹脂(プラスチック、FRPなど)があげられるが、これらに限定はされない。
また、伝熱部材としては、例えば熱伝導性に優れた鉄、アルミニウム、ステンレススチール、銅などの金属があげられるが、これらに限定はされない。
柔軟性または可曲性を有する真空パイプまたは熱源パイプとしては、例えばステンレススチールなどの金属製のフレキシブルチューブ(螺旋管)、合成樹脂製の蛇腹管などがあげられるが、これらに限定されるものではない。
(作用)
本発明に係るヒートパイプの作用を説明する。なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、特許請求の範囲の各請求項に記載した符号と同様に、あくまで内容の理解を容易にするためであって、各構成要件の意味を上記各部に限定するものではない。
ヒートパイプを長手方向(軸線方向)が水平になるようにして施工すると、真空パイプ(1)に封入されている作動媒体(4)は、重力によって常に液面が水平になるようにして真空パイプ(1)の底部に溜まる。また、熱源パイプ(2)に常に重力方向を向くように取り付けられている伝熱部材(3)も重力によって下がり、伝熱部材(3)の全部または一部が液状の作動媒体(4)に浸かって接触する。
このように、真空パイプ(1)の底部に溜まっている作動媒体(4)に対し、伝熱部材(3)が常に接触することができるので、真空パイプ(1)の胴周方向の回り位置に関わらず、熱源パイプ(2)に与えられる熱を作動媒体(4)に伝えることができる。また、ヒートパイプを施工するときに、長手方向(軸線方向)の水平度が悪く多少傾いていても、伝熱部材(3)が作動媒体(4)に接触することができる範囲であれば、作動媒体(4)に効率的に熱を伝えることが可能である。
したがって、ヒートパイプの施工に当たり、真空パイプ(1)の胴周方向の回り位置の調節または確認を行う手間を省くことができると共に、ヒートパイプの長手方向の水平度についてはそれ程厳密に調節する必要はないので、作業負担を軽減することができる。
熱源パイプ(2)に熱源となる流体が通されると、熱源パイプ(2)に与えられる熱は、熱源パイプ(2)に取り付けられている伝熱部材(3)を介して作動媒体(4)に伝えられ、作動媒体(4)は加熱される。これにより、作動媒体(4)は蒸発し、真空パイプ(1)の内天部で冷やされて凝縮するときに潜熱を放熱し、この熱が暖房などに使用される。また、凝縮した作動媒体(4)は、真空パイプ(1)の底部へ移動し液層を形成し、前記サイクルは繰り返される。
伝熱部材(3)が熱源パイプ(2)の長手方向に複数に分かれており、それぞれの伝熱部材(3)が独立して重力方向へ動くことができるヒートパイプは、例えばヒートパイプを長尺に形成した場合において、熱源パイプ(2)がその重さや熱で多少曲がったとしても、各伝熱部材(3)の動きは阻害されにくく、重力方向へ円滑に動くことができる。
真空パイプ(1)と熱源パイプ(2)が柔軟性または可曲性を有するヒートパイプは、施工に際してヒートパイプを必要に応じて曲げることができるので、ヒートパイプの配列及び水平方向における向きや経路の自由度が高くなり、施工がしやすくなる。
本発明は、真空パイプの底部に溜まっている作動媒体に対し、伝熱部材が常に接触することができるので、真空パイプの胴周方向の回り位置に関わらず、熱源パイプに与えられる熱を作動媒体に伝えることができる。また、ヒートパイプを施工するときに、長手方向の水平度が悪く多少傾いていても、伝熱部材が作動媒体に接触することができる範囲であれば、作動媒体に効率的に熱を伝えることが可能である。
したがって、ヒートパイプの施工に当たり、真空パイプの胴周方向の回り位置の調節または確認を行う手間を省くことができると共に、ヒートパイプの長手方向の水平度についてはそれ程厳密に調節する必要はないので、作業負担を軽減して効率のよい施工ができるようにした、二重管型のヒートパイプを提供することができる。
本発明を図に示した実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明に係るヒートパイプの第1実施の形態を示す一部を断面した斜視説明図、
図2は図1におけるA−A断面図、
図3は図1におけるB−B断面図である。
ヒートパイプH1は、ステンレススチール製の真空パイプ1、同じくステンレススチール製の熱源パイプ2と伝熱部材3を備えている。真空パイプ1には、所要量の作動媒体4が封入されている。
真空パイプ1は、円管状のパイプ本体10を備えている。パイプ本体10の長手方向の両端部は、円板状の封止キャップ11、12を固着して気密に塞がれている。
封止キャップ11、12のそれぞれの中心には、挿通孔13、14が設けられている。挿通孔13、14には、それらを貫通してパイプ本体10より径小な円管状の熱源パイプ2が気密に固着されている。熱源パイプ2には、熱源となる流体(例えば湯など)が通される。
真空パイプ1の内部には、前記したように作動媒体4が封入されている。作動媒体4の量は、図2、図3に示すように、ヒートパイプH1を水平にしたときに液面が熱源パイプ2の下端と離れてやや下方に位置するように設定されている。
なお、本実施の形態では、作動媒体4としてアンモニアを採用しているが、これに限定するものではなく、例えばプロパン、ブタン、CO2などを採用することができる。
真空パイプ1の中心部を通る熱源パイプ2の長手方向の中間部には、リブ20が取り付けられている。リブ20は、周方向に等間隔で三箇所に設けられたアーム板200を有している。各アーム板200の先端部と真空パイプ1の内周面との間には若干の隙間が設けられている。なお、リブ20を設けない構造とすることもできる。
また、熱源パイプ2には、本実施の形態では八個の伝熱部材3が熱源パイプ2を固定軸として回転可能に取り付けられている。伝熱部材3の数はこれに限定されるものではなく、1または複数が適宜設けられる。各伝熱部材3は、熱源パイプ2に等間隔で固定されたリング状のストッパー21(例えばOリングなど)によって止められ、熱源パイプ2の長手方向において偏ることがないようにしている。なお、ストッパーの構造は特に限定するものではない。
伝熱部材3は、図3に示すように板状体をほぼ円管状に曲げた嵌込部30と、その周方向両端部から所要の角度をもって平板状に延びた接触板31、32を備えている。嵌込部30の内径は、熱源パイプ2の外径よりやや径大に形成されており、接触板31、32の基部間の隙間33は、熱源パイプ2の外径より狭くなるよう形成されている。接触板31、32の先端部は、真空パイプ1の内周面と若干の隙間が設けられる位置まで延ばされており、接触板31、32は作動媒体4と接触する。
伝熱部材3は、嵌込部30を基準とした場合、接触板31、32側が重くなっている。このため、各伝熱部材3は、図1、図3に示すように熱源パイプ2に嵌込部30を嵌めて取り付けた状態では、接触板31、32の重みで熱源パイプ2を中心として自由に回転し、接触板31、32は常に下がって重力方向を向いており、同じく常に真空パイプ1の底に溜まっている作動媒体4に浸かって接触する。
なお、本実施の形態では設けていないが、真空パイプ1の内部に、凝縮した作動媒体4の下方への移動を助けるための金属製のネット(メッシュ)などで形成したウィックを設けることもできる。
(作用)
図1ないし図3を参照して、本実施の形態のヒートパイプH1の作用を説明する。
ヒートパイプH1を長手方向(軸線方向)が水平になるようにして施工すると、真空パイプ1に封入されている作動媒体4は、重力によって常に液面が水平になるようにして真空パイプ1の底部に溜まる。また、熱源パイプ2に対して常に重力方向を向くように取り付けられている各伝熱部材3も重力によって下がり、伝熱部材3の接触板31、32のほとんどが液状の作動媒体4に浸かって接触する。
ヒートパイプH1は、真空パイプ1の底部に溜まっている作動媒体4に対し、伝熱部材3が図3に示すように常に接触することができるので、真空パイプ1のパイプ本体10の胴周方向の回り位置に関わらず、熱源となる流体を熱源パイプ2に通すことによって熱源パイプ2に与えられる熱を作動媒体4に伝えることができる。また、ヒートパイプH1を施工するときに、長手方向(軸線方向)の水平度が悪く多少傾いていても、伝熱部材3が作動媒体4に接触することができる範囲であれば、作動媒体4に効率的に熱源パイプ2の熱を伝えることが可能である。
したがって、ヒートパイプH1の施工に当たり、真空パイプ1のパイプ本体10の胴周方向の回り位置の調節または確認を行う手間を省くことができると共に、ヒートパイプH1の長手方向の水平度についてはそれ程厳密に調節する必要はないので、作業負担を軽減することができる。これにより、効率のよい迅速な施工が可能になる。
そして、熱源パイプ2に熱源となる流体が通されると、熱源パイプ2に与えられる熱は、熱源パイプ2に取り付けられている伝熱部材3を介して作動媒体4に伝えられ、作動媒体4は加熱される。これにより、作動媒体4は蒸発し、真空パイプ1の内天部で冷やされて凝縮するときに潜熱を放熱し、この熱が暖房などに使用される。また、凝縮した作動媒体4は、真空パイプ1の底部へ移動して液層を形成し、前記サイクルは繰り返される。
なお、伝熱部材3が熱源パイプの長手方向に複数に分かれているので、それぞれの伝熱部材3が独立して重力方向へ動くことができる。これにより、例えばヒートパイプH1を長尺に形成した場合において、熱源パイプ2がその重さや熱で多少曲がったとしても、各伝熱部材3の動きは阻害されにくく、重力方向へ円滑に動くことができる。
また、ヒートパイプ1が長尺に形成されている場合、ヒートパイプH1を施工した後に、熱源パイプ2が自身の重みや通される流体の熱の影響で多少曲がっても、伝熱部材3の先端部が真空パイプ1の底部壁に接触することにより、リブ20の作用と相まって、伝熱部材3によって熱源パイプ2を支えることができる。これにより、熱源パイプ2が限度を超えて変形することを防止することができる。
図4ないし図6は伝熱部材の他の例を示す断面説明図である。
図4(a)に示す伝熱部材3bは、嵌込部30bが円管状でなく異形状であり、前記嵌込部30と比べて熱源パイプ2表面との接触面積をさらに小さくして、より回転しやすいようにしている。
図4(b)に示す伝熱部材3cは、嵌込部30cが円管状であり、接触板31a、32aは、先部を外側へ直角に曲げて延長してあり、作動媒体4との接触面積をより広くしている。
図4(c)に示す伝熱部材3dは、嵌込部30dの上部に隙間33が設けられ、接触板34は、正面視で逆V字形を象るように形成されている。
図5(a)に示す伝熱部材3eは、嵌込部30eが円管状であり、一枚設けられた接触板35の先端には板を曲げて抱き込むようにして、錘300が固定されている。接触板35には多数のフィン36が設けられ、作動媒体4との接触面積をより広くしている。
図5(b)に示す伝熱部材3fは、嵌込部30fが円管状であり、一枚設けられた接触板37の先端には板を曲げて抱き込むようにして錘300が固定されている。接触板37は波板状に形成され、作動媒体4との接触面積をより広くしている。
図6(a)に示す伝熱部材3gは、嵌込部30gが円管状でなく異形状であり、一枚設けられた接触板36gの先端には板を曲げて抱き込むようにして、錘300が固定されている。
図6(b)に示す伝熱部材3hは、嵌込部30hが円管状であり、一枚設けられた接触板36hの先端には板を曲げて抱き込むようにして、錘300が固定されている。
なお、これら伝熱部材3b、3c、3d、3e、3f、3g、3hの作用は、本質的に前記伝熱部材3と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図7は本発明に係るヒートパイプの第2実施の形態を示す一部を断面した平面視説明図である。
なお、本実施の形態では、図において前記ヒートパイプH2と同等箇所に同一符号を付して示し、構造について重複する説明は基本的に省略する。
ヒートパイプH2は、ステンレススチール製のフレキシブルチューブ(蛇腹管)で形成された真空パイプ1a、同じくステンレススチール製のフレキシブルチューブで形成された熱源パイプ2a及びステンレススチール製の伝熱部材3を備えている。真空パイプ1aには、所要量の作動媒体4が封入されている。
真空パイプ1aは、蛇腹円管状のパイプ本体10aを備えている。パイプ本体10aの長手方向の両端部は、円板状の封止キャップ11a、12aを固着して気密に塞がれている。封止キャップ11a、12aのそれぞれの中心には、挿通孔13a、14aが設けられている。挿通孔13a、14aには、それらを貫通してパイプ本体10aより径小な蛇腹円管状の熱源パイプ2aが気密に固着されている。熱源パイプ2aには、伝熱部材3が前記ヒートパイプH1と同様に取り付けられている。
このように、ヒートパイプH2は、真空パイプ1aと熱源パイプ2aがフレキシブルチューブで形成されているので柔軟性または可曲性を有している。したがって、ヒートパイプH2は、施工に際して必要に応じて真空パイプ1aと熱源パイプ2aを適宜曲げることができる(施工に当たっては、図7に示すように水平方向に曲げる)ので、ヒートパイプH2の配列及び水平方向における向きや経路の自由度が高くなり、施工がしやすくなる。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
本発明に係るヒートパイプの第1実施の形態を示す一部を断面した斜視説明図。 図1におけるA−A断面図。 図1におけるB−B断面図。 伝熱部材の他の例を示す断面説明図。 伝熱部材の他の例を示す断面説明図。 伝熱部材の他の例を示す断面説明図。 本発明に係るヒートパイプの第2実施の形態を示す一部を断面した平面視説明図。
符号の説明
H1 ヒートパイプ
1 真空パイプ
10 パイプ本体
11、12 封止キャップ
13 挿通孔
2 熱源パイプ
20 リブ
200 アーム板
21 ストッパー
3 伝熱部材
30 嵌込部
31 接触板
33 隙間
4 作動媒体
H2 ヒートパイプ
1a 真空パイプ
10a パイプ本体
11a、12a 封止キャップ
13a 挿通孔
2a 熱源パイプ

Claims (4)

  1. 作動媒体(4)が封入されている真空パイプ(1)と、
    該真空パイプ(1)を長手方向に貫通し、熱源となる流体が通される熱源パイプ(2)と、
    常に重力方向を向いて前記作動媒体(4)に接触するようにして前記熱源パイプ(2)に取り付けられている伝熱部材(3)と、
    を備えている、ヒートパイプ。
  2. 作動媒体(4)が封入されている円管状の真空パイプ(1)と、
    該真空パイプ(1)の中心を長手方向に貫通し、熱源となる流体が通される熱源パイプ(2)と、
    一端部が熱源パイプ(2)に対し軸周方向へ回転可能に取り付けられ、常に重力方向を向いて前記作動媒体(4)に接触するようにしてある伝熱部材(3)と、
    を備えている、ヒートパイプ。
  3. 伝熱部材(3)が熱源パイプ(2)の長手方向に複数に分かれており、それぞれの伝熱部材(3)が独立して重力方向へ動くことができる、
    請求項1または2のヒートパイプ。
  4. 真空パイプ(1)と熱源パイプ(2)が柔軟性または可曲性を有する、
    請求項1または2のヒートパイプ。
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