JP2008279837A - Pneumatic tire - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、方向性パターンを有する空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、コーナリング時のトラクション性能を向上するようにした空気入りタイヤに関する。 The present invention relates to a pneumatic tire having a directional pattern, and more particularly to a pneumatic tire that improves traction performance during cornering.
従来、主として競技に使用することを目的とした公道走行可能な空気入りタイヤとして、図6に示すように、トレッド面41のセンター側からタイヤ軸方向外側に向けてタイヤ回転方向Rの後方側に傾斜しながらタイヤ接地端TEを超えてトレッド面41のパターンエンド42まで延在する傾斜溝43をタイヤ周方向に所定のピッチで配置し、該傾斜溝43により複数の陸部部分44をタイヤ周方向に区分形成した空気入りタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。このタイプの空気入りタイヤは、公道も走行するので、ウェット性能を確保するため、傾斜溝43がパターンエンド42まで延在することなどが規則上規定されている。
Conventionally, as a pneumatic tire capable of running on public roads mainly for use in competitions, as shown in FIG. 6, from the center side of the
このような空気入りタイヤは、サーキットコースを走行する競技時の走行タイムをより短縮することが要求されており、規則で規定される条件を満たしながら走行タイムを一層短くすることができるタイヤの提案が常に望まれている。
本発明は、ウェット性能を確保しながら、競技時の走行タイムを短縮することが可能な空気入りタイヤを提供することにある。 It is an object of the present invention to provide a pneumatic tire capable of shortening the running time during competition while ensuring wet performance.
上記目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、タイヤ回転方向が一方向に指定され、トレッド面のセンター側からタイヤ軸方向外側に向けてタイヤ回転方向後方側に傾斜しながらタイヤ接地端を超えてトレッド面のパターンエンドまで延在する傾斜溝をタイヤ周方向に所定のピッチで配置し、該傾斜溝により複数の陸部部分をタイヤ周方向に区分形成した空気入りタイヤにおいて、各陸部部分の前記パターンエンド側に、該陸部部分にタイヤ回転方向先方側で隣接する傾斜溝内に張り出す張出部を設けたことを特徴とする。 In the pneumatic tire of the present invention that achieves the above object, the tire rotation direction is designated as one direction, and the tire tire extends beyond the tire ground contact edge while inclining toward the rear side in the tire rotation direction from the center side of the tread surface toward the outer side in the tire axial direction. In the pneumatic tire in which inclined grooves extending to the pattern end of the tread surface are arranged at a predetermined pitch in the tire circumferential direction, and a plurality of land portions are sectioned in the tire circumferential direction by the inclined grooves, each land portion portion In the pattern end side, an overhanging portion that protrudes into an inclined groove adjacent to the land portion portion on the front side in the tire rotation direction is provided.
上述した本発明によれば、陸部部分のパターンエンド側のタイヤ回転方向先方側に設けた張出部により、サーキットコースコーナリング時における陸部部分の有効接地長を長くすることができるので、トラクションが高まり、アクセルの開度を高めた状態を長く維持しながらコーナリングすることができる一方、公道走行時には接地に影響しないパターンエンド側に張出部を設けたので、公道走行時の排水性が阻害されることがない。従って、ウェット性能を確保しながら、競技時の走行タイムを短縮することができる。 According to the above-described present invention, the effective contact length of the land portion at the time of circuit course cornering can be increased by the overhanging portion provided on the tire rotation direction side on the pattern end side of the land portion. The corners can be cornered while maintaining the increased accelerator opening for a long time, while the overhang is provided on the pattern end side that does not affect the grounding when driving on public roads. It will not be done. Therefore, it is possible to shorten the running time during competition while ensuring wet performance.
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
図1は、本発明の空気入りタイヤの一実施形態のトレッドパターンを示し、タイヤ回転方向Rが矢印で示す一方向に指定されている。トレッド面1のセンターラインCLの左右両側には、タイヤ幅方向に対して傾斜して延在する左右の傾斜溝2がタイヤ周方向TCに所定のピッチで配置されている。これら左右の傾斜溝2は、タイヤ周方向TCに半ピッチだけずらしてタイヤ周方向TCに交互に設けられている。
FIG. 1 shows a tread pattern of an embodiment of the pneumatic tire of the present invention, in which the tire rotation direction R is designated as one direction indicated by an arrow. On the left and right sides of the center line CL of the
各傾斜溝2は、センターラインCL近傍のセンター側の起点Aからタイヤ軸方向内側(トレッドセンター側)に向けてタイヤ回転方向R後方側に大きく傾斜しながら所定の曲率で曲線状に延在する第1傾斜溝部3Aと、このトレッド面1のセンター側に位置する第1傾斜溝部3Aからタイヤ軸方向外側に向けてタイヤ回転方向R後方側に傾斜しながらタイヤ接地端TEを超えてトレッド面1のパターンエンド1Xまで延在する第2傾斜溝部3Bからなる主傾斜溝部3と、起点Aからタイヤ軸方向外側に向けてタイヤ回転方向R後方側に傾斜しながら延在する副傾斜溝部4とから構成されている。第2傾斜溝部3Bは、所定の曲率で曲線状に延在している。副傾斜溝部4は、トレッド接地端TEよりタイヤ軸方向内側の位置まで延在し、トレッド接地端TEには連通しないようにしている。
Each
上記傾斜溝2の溝幅は9.0mm〜13.0mm、溝深さは5mm〜6.5mm、トレッド面1の溝面積比率は25%〜30%、傾斜溝2を所定のピッチで1周にわたって配置した時のピッチ数としては14ピッチ〜18ピッチの範囲にすることができる。以下の図3〜5に示す実施形態も同様である。
The groove width of the
トレッド面1には、これら左右の傾斜溝2により1本のリブからなる陸部5が形成されている。陸部5は、第2傾斜溝部3Bにより区分形成された複数の陸部部分6をタイヤ周方向TCに有している。各陸部部分6のパターンエンド1X側には、該陸部部分6にタイヤ回転方向R先方側(踏み込み側)で隣接する第2傾斜溝部3B内に張り出す張出部7が設けられている。この陸部部分6の踏み込み側に膨出させた張出部7は、その表面7aがトレッド面1と面一に形成され、タイヤ接地端TEが位置する領域ARから張出を開始し、パターンエンド1Xまで張り出している。これにより、第2傾斜溝部3Bの溝幅は、張出部7がある溝部分3B1で張出部7がある分だけ狭くなっている。
On the
本発明者らは、主として競技に使用することを目的とした公道走行可能な空気入りタイヤにおいて、ウェット性能を確保しながら、競技時の走行タイムを短縮する可能性に関して鋭意検討した結果、以下のことを知見した。 As a result of earnestly examining the possibility of shortening the running time during competition while ensuring wet performance in pneumatic tires capable of running on public roads mainly intended for use in competitions, the present inventors have found that I found out.
即ち、公道走行時には左右のタイヤ接地端TE間が路面に接地し、タイヤ接地端TEよりタイヤ軸方向外側のパターンエンド1X側の領域は路面に接地しない。他方、サーキットコース走行時には高速でコーナーを走行した際にタイヤ接地端TEよりタイヤ軸方向外側のパターンエンド1X側の領域も路面に接地する。従って、タイヤ接地端TEよりタイヤ軸方向外側のパターンエンド1X側の領域を溝がない構成にすれば、その分だけ接地面積が増加するため、コーナリング時のトラクション性が高まり、走行タイムを短縮することができ、かつ公道走行時のウェット性能も確保することができる。しかし、公道走行可能な競技タイヤの規則では、溝がトレッド面のパターンエンドまで延在することが要求されている。
That is, when driving on a public road, the region between the left and right tire grounding ends TE is grounded to the road surface, and the region on the
そこで、本発明では、上記のように陸部部分6のパターンエンド1X側に、踏み込み側に張り出す張出部7を隣接する第2傾斜溝部3B内に設けたのである。サーキットコースコーナリング時に、図1の向かって左側に旋回中心がある場合、左側のタイヤ接地端TEよりタイヤ軸方向外側のパターンエンド1X側のトレッド面領域が接地する。その領域の陸部部分6には、矢印mで示す斜め方向の力が作用するが、このように張出部7を設けることで、矢印m方向における張出部7を有する陸部部分6の有効接地長が長くなるので、トラクション性が高まり、その結果、アクセルの開度を高めた状態を長く維持しながらコーナリングすることができるようになる。
Therefore, in the present invention, as described above, the overhanging
しかも、公道走行時には接地に影響しないパターンエンド1X側の第2傾斜溝部3B内に張り出す張出部7を設けたので、公道走行時の排水性が阻害されることがない。従って、ウェット性能を確保しながら、競技時の走行タイムを短縮する可能になる。
Moreover, since the overhanging
張出部7を陸部部分6のタイヤ回転方向R先方側(蹴り出し側)に設けると、矢印m方向において張出部7を有する陸部部分6の有効接地長が長くすることができない。即ち、蹴り出し側に張出部7があると、蹴り出し時に作用する力により張出部7がタイヤ回転方向R後方側に逃げるため、トラクションに寄与せず、上記のように有効接地長を長くすることができないのである。
If the overhanging
上記実施形態において、図1,2に示すように、張出部7が張り出しを開始する張出開始部7sが位置する領域ARとしては、タイヤ接地端TEからタイヤ軸方向外側にタイヤ接地半幅Wの0.15倍の位置Q1と、タイヤ接地端TEからタイヤ軸方向内側にタイヤ接地半幅Wの0.10倍の位置Q2との間に位置するのがよい。張出部7の張出開始部7sが領域ARよりタイヤ軸方向内側に位置すると、左右のタイヤ接地端TE間に位置する接地領域における溝面積の減少により排水性が阻害される。張出部7の張出開始部7sが領域ARよりタイヤ軸方向外側に位置すると、コーナリング時のトラクション増大効果が小さく、走行タイムを効果的に短縮することが難しくなる。なお、ここで言う張出開始部7sとは、図2に示すように、張り出しを開始する位置P1から張出部7の張出量nが後述する範囲(2mm)に達する位置P2までの部分である。位置P2が不明瞭な場合には、センターラインCLに対して直角な方向に引いた垂線と接する位置とする。
In the above-described embodiment, as shown in FIGS. 1 and 2, the area AR where the overhang start portion 7 s where the
張出部7の張出量(張出長さ)nとしては、2mm以上にすることができる。張出部7の張出量nが2mm未満であると、コーナリング時のトラクション増大効果が小さく、走行タイムを効果的に短縮することが難しくなる。好ましくは3mm以上にするのがよく、それによりコーナリング時のトラクション増大効果がより大きくなり、走行タイムをより効果的に短縮することができる。より好ましくは5mm以上にするのがよい。
The overhang amount (overhang length) n of the
張出部7の張出量nの上限値としては、規則の点から、張出部7がある第2傾斜溝部3Bの溝部分3B1の溝幅が3mm以上となる張出量までとするのがよい。例えば、第2傾斜溝部3Bの溝幅が10mmの場合は、張出部7の張出量nの上限値を7mm、第2傾斜溝部3Bの溝幅が13mmの場合は、張出部7の張出量nの上限値を10mmにすることができる。当然のことながら、コーナリング時のトラクション性能をより向上するために、ウェット性能を多少犠牲にしてもよければ、溝部分3B1の溝幅を3mm未満にすることも可能であり、溝部分3B1の溝幅が確保できれば、特に限定されない。
The upper limit value of the overhanging amount n of the overhanging
なお、ここで言う張出量nは、図2に示すように、溝部分3B1が円弧状に延在している時は、図2に示す展開図において、張出部7に面する陸部部分6のエッジ6e(トレッド面上)に引いた接線と直交する方向に測定した値であり、溝部分3B1が直線状に延在している時は、陸部部分6のエッジ線と直交する方向に測定した値であるが、便宜上張出量nを下記のようにして算出するものとする。
Note that, as shown in FIG. 2, the overhang amount n referred to here is a land portion facing the
第2傾斜溝部3Bの溝幅GWが一定の場合には、溝幅GBから上記直交する方向に測定した溝部分3B1の溝幅GB1を引いた値を張出量nとする。第2傾斜溝部3Bの溝幅GWが変化(例えば、漸減あるいは漸増)している場合には、位置Q2における溝幅を第2傾斜溝部3Bの溝幅GWとし、上記と同様にして張出量nを求めるものとする。
When the groove width GW of the second
図3は、本発明の空気入りタイヤの他の実施形態のトレッドパターンを示し、タイヤ回転方向Rが矢印で示す一方向に指定されたトレッド面11のセンターラインCLの左右両側に、センター側からタイヤ軸方向外側に向けてタイヤ回転方向R後方側に傾斜しながらタイヤ接地端TEを超えてトレッド面11のパターンエンド11Xまで延在する主傾斜溝12がタイヤ周方向TCに所定のピッチで配置されている。これら左右の主傾斜溝12は、所定の曲率で曲線状に延在すると共に、タイヤ周方向TCに半ピッチだけずらしてタイヤ周方向TCに交互に設けられている。
FIG. 3 shows a tread pattern of another embodiment of the pneumatic tire of the present invention. From the center side to the left and right sides of the center line CL of the
トレッド面11には、これら左右の主傾斜溝12により1本のリブからなる陸部15が形成されている。陸部15は、主傾斜溝12により区分形成された複数の陸部部分16をタイヤ周方向TCに有している。各陸部部分16には、センター側からタイヤ軸方向外側に向けてタイヤ回転方向R後方側に傾斜しながら延在する1本の副傾斜溝13が設けられれている。各副傾斜溝13は、タイヤ接地端TEまで延在するが、トレッド面11のパターンエンド11Xまでは延びていない。
On the
このようなトレッドパターンを有するタイヤにおいても、上述した張出部7を各陸部部分16のパターンエンド11X側に、該陸部部分16にタイヤ回転方向R先方側(踏み込み側)で隣接する主傾斜溝12内に張り出すように設けることにより、上記と同様の効果を得ることができる。
Also in a tire having such a tread pattern, the above-described
図4は、本発明の空気入りタイヤの更に他の実施形態のトレッドパターンを示し、タイヤ回転方向Rが矢印で示す一方向に指定されたトレッド面21のセンターラインCLの左右両側に、タイヤ幅方向に対して傾斜して延在する左右の傾斜溝22がタイヤ周方向TCに所定のピッチで配置されている。これら左右の傾斜溝22は、タイヤ周方向TCに半ピッチだけずらしてタイヤ周方向TCに交互に設けられている。
FIG. 4 shows a tread pattern of still another embodiment of the pneumatic tire of the present invention, in which the tire rotation direction R is set on the left and right sides of the center line CL of the
各傾斜溝22は、センターラインCL近傍のセンター側の起点Aからタイヤ軸方向外側に向けてタイヤ回転方向R後方側に傾斜しながらタイヤ接地端TEを超えてトレッド面21のパターンエンド21Xまで延在する主傾斜溝部23Aと、起点Aからタイヤ軸方向内側に向けてタイヤ回転方向R後方側に傾斜しながら延在する第1副傾斜溝部23Bと、主傾斜溝部23Aの中途部からタイヤ軸方向外側に向けてタイヤ回転方向R後方側に傾斜しながら延在する第2副傾斜溝部23Cとから構成されている。主傾斜溝部23Aは所定の曲率で曲線状に延在している。第1副傾斜溝部23BはセンターラインCLまでは延在しておらず、また第2副傾斜溝部23Cはタイヤ接地端TEまで延びていない。
Each
トレッド面21には、これら左右の傾斜溝22により1本のリブからなる陸部25が形成されている。陸部25は、主傾斜溝部23Aにより区分形成された複数の陸部部分26をタイヤ周方向TCに有している。
On the
このようなトレッドパターンを有するタイヤにおいても、上述した張出部7を各陸部部分25のパターンエンド21X側に、該陸部部分26にタイヤ回転方向R先方側(踏み込み側)で隣接する主傾斜溝部23A内に張り出すように設けることにより、上記と同様の効果を得ることができる。
Even in a tire having such a tread pattern, the above-described
図5は、本発明の空気入りタイヤの更に他の実施形態のトレッドパターンを示し、タイヤ回転方向Rが矢印で示す一方向に指定されたトレッド面31のセンターラインCLの左右両側に、タイヤ幅方向に対して傾斜して延在する左右の傾斜溝32がタイヤ周方向TCに所定のピッチで配置されている。これら左右の傾斜溝32は、タイヤ周方向TCに半ピッチだけずらしてタイヤ周方向TCに交互に設けられている。
FIG. 5 shows a tread pattern of still another embodiment of the pneumatic tire according to the present invention, in which the tire rotation direction R is set on the left and right sides of the center line CL of the
各傾斜溝32は、センターラインCL近傍のセンター側の起点Aからタイヤ軸方向外側に向けてタイヤ回転方向R後方側に傾斜しながらタイヤ接地端TEを超えてトレッド面31のパターンエンド31Xまで延在する主傾斜溝部33Aと、起点Aからタイヤ軸方向内側に向けてタイヤ回転方向R後方側に傾斜しながら延在する副傾斜溝部33Bとから構成されている。主傾斜溝部33Aは所定の曲率で曲線状に延在している。直線状に延在する副傾斜溝部33Bは、センターラインCLまでは延在していない。
Each
トレッド面31には、これら左右の傾斜溝32により1本のリブからなる陸部35が形成されている。陸部35は、主傾斜溝部33Aにより区分形成された複数の陸部部分36をタイヤ周方向TCに有している。各陸部部分36には、センター側からタイヤ軸方向外側に向けてタイヤ回転方向R後方側に傾斜しながら延在する1本のサブ傾斜溝34が設けられている。各サブ傾斜溝34は、タイヤ接地端TEまで延在するが、トレッド面31のパターンエンド31Xまでは延びていない。
The
このようなトレッドパターンを有するタイヤにおいても、上述した張出部7を各陸部部分35のパターンエンド31X側に、該陸部部分36にタイヤ回転方向R先方側(踏み込み側)で隣接する主傾斜溝部33A内に張り出すように設けることにより、上記と同様の効果を得ることができる。
Also in a tire having such a tread pattern, the above-described
本発明において、トレッド面1,11,21,31を構成するトレッドゴム層に使用するゴムとしては、ゴム硬度が60℃のリュプケJIS硬度(JIS K6255)で50〜70、tanδ(60℃)が0,2〜0.8、より好ましくは0.4〜0.8のものを好ましく用いることができる。なお、tanδは、粘弾性スペクトロメーター(東洋精機製作所製)を使用し、温度60℃、周波数20Hz、初期歪10%、動歪±2%の条件で測定する値である。 In the present invention, the rubber used for the tread rubber layer constituting the tread surfaces 1, 11, 21, 31 is 50 to 70 in Rüpke JIS hardness (JIS K6255) having a rubber hardness of 60 ° C. and tan δ (60 ° C.). Those of 0, 2 to 0.8, more preferably 0.4 to 0.8 can be preferably used. Tan δ is a value measured using a viscoelastic spectrometer (manufactured by Toyo Seiki Seisakusho) under the conditions of a temperature of 60 ° C., a frequency of 20 Hz, an initial strain of 10%, and a dynamic strain of ± 2%.
また、張出部7の溝壁面sは、タイヤ回転軸と直交する面で切断した断面において、タイヤ径方向に対して10〜25°の範囲にするのが、張出部の剛性等の点から好ましい。
In addition, the groove wall surface s of the overhanging
本発明は、上記した図1〜5のトレッドパターンに限定されず、例えば、図6に示すトレッドパターンであってもよく、タイヤ回転方向が一方向に指定され、トレッド面のセンター側からタイヤ軸方向外側に向けてタイヤ回転方向後方側に傾斜しながらタイヤ接地端を超えてトレッド面のパターンエンドまで延在する傾斜溝をタイヤ周方向に所定のピッチで配置し、該傾斜溝により複数の陸部部分をタイヤ周方向に区分形成した空気入りタイヤであればよい。なお、ここで言う傾斜溝は、パターンエンド側は傾斜せずにタイヤ軸方向に沿って延在する、あるいは逆方向に傾斜する構成のものも含む。 The present invention is not limited to the tread pattern shown in FIGS. 1 to 5 described above. For example, the tread pattern shown in FIG. 6 may be used. The tire rotation direction is designated as one direction, and the tire shaft extends from the center side of the tread surface. Inclined grooves extending to the pattern end of the tread surface beyond the tire ground contact edge while being inclined rearward in the tire rotation direction toward the outer side in the tire direction are arranged at a predetermined pitch in the tire circumferential direction, and a plurality of land is formed by the inclined grooves. Any pneumatic tire may be used as long as the portion is divided in the tire circumferential direction. The inclined groove mentioned here includes a configuration in which the pattern end side does not incline but extends along the tire axial direction or inclines in the opposite direction.
本発明は、特に上記した各傾斜溝の溝深を6mm以下(5mm〜6mm)、溝面積比率を25〜30%にした、主として競技に使用することを目的とした公道走行可能な乗用車用の空気入りタイヤに好ましく用いることができるが、それに限定されず、他の乗用車用空気入りタイヤなどであってもよい。 The present invention is for a passenger car capable of traveling on public roads mainly intended for use in competitions, in which the groove depth of each of the inclined grooves described above is 6 mm or less (5 mm to 6 mm) and the groove area ratio is 25 to 30%. Although it can use preferably for a pneumatic tire, it is not limited to it, The other pneumatic tire for passenger cars etc. may be sufficient.
なお、本発明で言うタイヤ接地端TEとは、センターラインCLからタイヤ軸方向外側にJATMA設計断面幅の75%の1/2の距離だけ離れた位置である。 In the present invention, the tire ground contact end TE is a position away from the center line CL by the distance of 1/2 of 75% of the JATMA design cross-sectional width outward in the tire axial direction.
タイヤサイズを235/45R17 93Wで共通にし、図1に示すトレッドパターンを有する本発明タイヤ1〜6(実施例1〜6)と、本発明タイヤ1において、張出部をタイヤ回転方向先方側に代えて、タイヤ回転方向後方側に設けた比較タイヤ1,2(比較例1,2)及び張出部がない従来タイヤ(従来例)を試験タイヤとしてそれぞれ作製した。
In the
各試験タイヤにおいて、タイヤ接地半幅Wは97.5mm、傾斜溝の溝深さは5mm、溝幅は11mm、ピッチ数は16ピッチで共通であり、本発明タイヤ1〜5及び比較タイヤにおいて、張出部の張出開始部は領域ARにあり、その位置及び張出量nは表1に示す通りである。 In each test tire, the tire ground contact half width W is 97.5 mm, the groove depth of the inclined groove is 5 mm, the groove width is 11 mm, and the number of pitches is 16 pitches. The overhang start portion of the overhang is in the area AR, and the position and overhang amount n are as shown in Table 1.
これら各試験タイヤをリムサイズ17×9JJのリムに装着し、排気量2000ccの四輪駆動車(1名乗車)に装着し、フォームアップ後のタイヤ空気圧を220kPaにして、以下に示す試験方法により、走行タイムとウェット操縦安定性の評価試験を行ったところ、表1に示す結果を得た。 Each of these test tires is mounted on a rim having a rim size of 17 × 9 JJ, mounted on a four-wheel drive vehicle (one passenger) with a displacement of 2000 cc, the tire air pressure after form-up is set to 220 kPa, and the following test method is used: When an evaluation test of running time and wet steering stability was performed, the results shown in Table 1 were obtained.
走行タイム
1周約2kmのドライサーキットコースを10周走行した時の走行タイムを測定し、その結果を従来タイヤを100とする指数で示した。この値が大きいほど走行タイムが短いことを示す。
Traveling time The traveling time when a lap of about 2 km on a dry circuit course of 10 laps was measured was measured, and the result was shown as an index with the conventional tire as 100. A larger value indicates a shorter traveling time.
ウェット操縦安定性
ウェット路テストコースにおいて、テストドライバーによるフィーリング試験を実施し、その評価結果を従来タイヤを100とする指数で示した。この値が大きいほどウェット性能が優れている。
Wet handling stability A feeling test by a test driver was carried out on a wet road test course, and the evaluation result was shown as an index with the conventional tire as 100. The larger this value, the better the wet performance.
表1から、本発明タイヤは、ウェット性能を確保しながら、走行タイムを効果的に短縮できることがわかる。 From Table 1, it can be seen that the tire of the present invention can effectively shorten the running time while ensuring the wet performance.
1,11,21,31 トレッド面
1X,11X,21X,31X パターンエンド
2,12,22,32 傾斜溝
3,23A,33A 主傾斜溝部
3B 第2傾斜溝部
3B1 溝部分
5,15,25,35 陸部
6,16,26,36 陸部部分
7 張出部
7a 表面
7s 張出開始部
12 主傾斜溝
CL センターライン
R タイヤ回転方向
TC タイヤ周方向
TE タイヤ接地端
n 張出量
1,11,21,31
Claims (6)
各陸部部分の前記パターンエンド側に、該陸部部分にタイヤ回転方向先方側で隣接する傾斜溝内に張り出す張出部を設けた空気入りタイヤ。 The tire rotation direction is designated as one direction, and an inclined groove extending from the center side of the tread surface toward the outer side in the tire axial direction toward the pattern end of the tread surface beyond the tire ground contact edge while tilting backward in the tire rotation direction. In a pneumatic tire that is arranged at a predetermined pitch in the tire circumferential direction, and in which a plurality of land portions are sectioned in the tire circumferential direction by the inclined grooves,
The pneumatic tire which provided the overhang | projection part which protrudes in the inclined groove | channel adjacent to the said land part part by the tire rotation direction front side in the said pattern end side of each land part part.
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