JP2008279361A - バグ式集塵機 - Google Patents
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Abstract
【課題】バグフィルタへの外的衝撃が少なく、バグフィルタの寿命を延ばすことができるバグ式集塵機を提供すること。
【解決手段】筐体2の内部を区画壁3により含塵空気導入室4と浄化空気室5とに区画し、区画壁3に多数のバグフィルタ7を取り付け、浄化空気室5を吸引装置Fに接続したバグ式集塵機1において、バグフィルタ7の開口端7aに対向して、洗浄空気供給管8に接続した洗浄用の高圧空気噴出口9を形成するとともに、洗浄空気供給管9に高圧空気を供給するブロアBを接続し、高圧空気噴出口9から噴出される高圧空気によってバグフィルタ7を洗浄する際に、バグフィルタ7内に流れる吸引装置Fによって生じる濾過気流を遮断する遮断機構10を配設する。
【選択図】図1
【解決手段】筐体2の内部を区画壁3により含塵空気導入室4と浄化空気室5とに区画し、区画壁3に多数のバグフィルタ7を取り付け、浄化空気室5を吸引装置Fに接続したバグ式集塵機1において、バグフィルタ7の開口端7aに対向して、洗浄空気供給管8に接続した洗浄用の高圧空気噴出口9を形成するとともに、洗浄空気供給管9に高圧空気を供給するブロアBを接続し、高圧空気噴出口9から噴出される高圧空気によってバグフィルタ7を洗浄する際に、バグフィルタ7内に流れる吸引装置Fによって生じる濾過気流を遮断する遮断機構10を配設する。
【選択図】図1
Description
本発明は、バグ式集塵機に関し、特に、バグフィルタの洗浄機構の改良に関するものである。
一般に家庭用ごみ等を焼却するごみ焼却炉から排出する排ガス中には、ダストと共に、HCl、NOx、SOx等の有害ガスを含んでいるため、ダストの捕集に合わせてこれらの有害ガスを処理することが望まれている。
このため1つの手段として、中和剤としての消石灰をバグ式集塵機のバグフィルタに予め供給することによって、バグフィルタの表面に反応層を形成しておき、次いでごみ焼却炉から発生する含塵空気を冷却した後、これに消石灰の適量(例えば、HClに対し2〜3倍の当量比)を連続して供給し、中和する運転方法が採られている。
そして、バグフィルタにダストが多量に付着し、通気抵抗(圧損)が所定値以上に上昇したときは、上記反応層を残存してダストを払い落とすべく洗浄条件を選定して通常0.1〜0.6MPa程度の圧縮空気をバグフィルタ内に噴出して洗浄(逆洗)を行う手段が採られている。
このため1つの手段として、中和剤としての消石灰をバグ式集塵機のバグフィルタに予め供給することによって、バグフィルタの表面に反応層を形成しておき、次いでごみ焼却炉から発生する含塵空気を冷却した後、これに消石灰の適量(例えば、HClに対し2〜3倍の当量比)を連続して供給し、中和する運転方法が採られている。
そして、バグフィルタにダストが多量に付着し、通気抵抗(圧損)が所定値以上に上昇したときは、上記反応層を残存してダストを払い落とすべく洗浄条件を選定して通常0.1〜0.6MPa程度の圧縮空気をバグフィルタ内に噴出して洗浄(逆洗)を行う手段が採られている。
ところで、これに用いるバグ式集塵機は、例えば、図6に示すように、バグ式集塵機40を構成する筐体2の内部を区画壁3により上下に区画し、下部を含塵空気導入室4、上部を浄化空気室5とし、含塵空気導入室4を塵埃発生源(図示省略)に接続し、浄化空気室5を、配管6を介して、吸引装置Fに接続するようにされている(例えば、特許文献1参照)。
上記区画壁3には多数の有底筒状のバグフィルタ7を垂下して取り付け、各バグフィルタ7は各列毎にそれぞれ洗浄空気供給用の洗浄空気供給管8を配備し、圧縮空気噴出ノズル9’をバグフィルタ7の開口端に臨ませて取り付けるようにしている。
この洗浄空気供給管8は、常時は、ダイヤフラムバルブ41によって閉鎖された状態で、圧縮空気供給管42に接続されている。
上記区画壁3には多数の有底筒状のバグフィルタ7を垂下して取り付け、各バグフィルタ7は各列毎にそれぞれ洗浄空気供給用の洗浄空気供給管8を配備し、圧縮空気噴出ノズル9’をバグフィルタ7の開口端に臨ませて取り付けるようにしている。
この洗浄空気供給管8は、常時は、ダイヤフラムバルブ41によって閉鎖された状態で、圧縮空気供給管42に接続されている。
これにより、常時は、吸引装置Fの吸引力によりダスト発生源からのダストを含んだ空気は含塵空気導入室4に導かれ、バグフィルタ7の外部から内部側に流入し濾過されて浄化空気となり浄化空気室5を通過し配管6を介して排出される。
次いでバグフィルタ7の外周面にダストが付着し、通気抵抗が所定値に到達したことを圧力測定器(図示省略)によって検知したとき又は一定時間経過後に、電磁弁ボックス43内の電磁弁を開放することによって、気抜管41aを介してダイヤフラムバルブ41を作動させ、圧縮空気供給管42内の圧縮空気を洗浄空気供給管8に導出し、洗浄空気供給管8の各列毎に配設した圧縮空気噴出ノズル9’からバグフィルタ7内に洗浄用の圧縮空気を噴出し、バグフィルタ7の外周面に付着したダストを吹き落とすようにしている。
次いでバグフィルタ7の外周面にダストが付着し、通気抵抗が所定値に到達したことを圧力測定器(図示省略)によって検知したとき又は一定時間経過後に、電磁弁ボックス43内の電磁弁を開放することによって、気抜管41aを介してダイヤフラムバルブ41を作動させ、圧縮空気供給管42内の圧縮空気を洗浄空気供給管8に導出し、洗浄空気供給管8の各列毎に配設した圧縮空気噴出ノズル9’からバグフィルタ7内に洗浄用の圧縮空気を噴出し、バグフィルタ7の外周面に付着したダストを吹き落とすようにしている。
ところで、このバグ式集塵機40において、バグフィルタ7を洗浄する際に、バグフィルタ7の内部に吸引装置Fによる濾過気流が生じている状態で、バグフィルタ7内に圧縮空気を噴出するようにすると、濾過気流の圧力に打ち勝つための高圧の圧縮空気が必要となるだけでなく、圧縮空気の洗浄作用が濾過気流によって相殺されるため、洗浄効率が低下するという問題があった。
また、バグフィルタ7は、圧縮空気噴出ノズル9’から噴出される圧縮空気による膨張と吸引装置Fによって生じる濾過気流による伸縮が繰り返されることによって、バグフィルタ7の形状を保つためのケージ(図示省略)と擦れ、摩耗による破損が生じやすいという問題があった。そして、破損したバグフィルタ7は早急に交換又は補修する必要があり、交換又は補修に多大な労力と費用がかかるものとなっていた。
特開2004−351323号公報
また、バグフィルタ7は、圧縮空気噴出ノズル9’から噴出される圧縮空気による膨張と吸引装置Fによって生じる濾過気流による伸縮が繰り返されることによって、バグフィルタ7の形状を保つためのケージ(図示省略)と擦れ、摩耗による破損が生じやすいという問題があった。そして、破損したバグフィルタ7は早急に交換又は補修する必要があり、交換又は補修に多大な労力と費用がかかるものとなっていた。
本発明は、上記従来のバグ式集塵機の有する問題点に鑑み、バグフィルタへの外的衝撃が少なく、バグフィルタの寿命を延ばすことができるバグ式集塵機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のバグ式集塵機は、筐体の内部を区画壁により含塵空気導入室と浄化空気室とに区画し、前記区画壁に多数のバグフィルタを取り付け、浄化空気室を吸引装置に接続したバグ式集塵機において、前記バグフィルタの開口端に対向して、洗浄空気供給管に接続した洗浄用の高圧空気噴出口を形成するとともに、前記洗浄空気供給管に高圧空気を供給するブロアを接続し、前記高圧空気噴出口から噴出される高圧空気によってバグフィルタを洗浄する際に、バグフィルタ内に流れる前記吸引装置によって生じる濾過気流を遮断する遮断機構を配設したことを特徴とする。
この場合において、遮断機構を、浄化空気室を洗浄空気供給管単位で区画する区画壁と、該区画壁によって区画された単位浄化空気室と吸引装置とを連結する配管に配設するダンパとから構成することができる。
また、遮断機構を、バグフィルタの開口端を覆うことができるとともに、高圧空気噴出口から噴出される高圧空気の通過を許容する開口部を形成した蓋部材と、高圧空気噴出口と蓋部材との間の空間をその周囲から遮断する筒状の気流遮断部材とから構成することができる。
本発明のバグ式集塵機によれば、バグフィルタの開口端に対向して、洗浄空気供給管に接続した洗浄用の高圧空気噴出口を形成するとともに、前記洗浄空気供給管に高圧空気を供給するブロアを接続し、前記高圧空気噴出口から噴出される高圧空気によってバグフィルタを洗浄する際に、バグフィルタ内に流れる前記吸引装置によって生じる濾過気流を遮断する遮断機構を配設することにより、濾過気流を遮断した状態でブロアから高圧空気をバグフィルタに吹き込むことによって、圧縮空気の洗浄作用が濾過気流によって相殺されることによる洗浄効率の低下を防ぐことができるとともに、バグフィルタには圧縮空気を噴出するときのような外的な衝撃が加わることがなく、摩耗によるバグフィルタの損傷を大幅に低減することができる。
また、圧縮空気を噴出するために必要であった空気圧縮機や洗浄空気供給管単位で必要であったダイヤフラムバルブが不要となり、比較的安価なブロアによって洗浄空気供給機構を構成することができ、装置全体のコストダウンを計ることができる。
また、圧縮空気を噴出するために必要であった空気圧縮機や洗浄空気供給管単位で必要であったダイヤフラムバルブが不要となり、比較的安価なブロアによって洗浄空気供給機構を構成することができ、装置全体のコストダウンを計ることができる。
また、遮断機構を、浄化空気室を洗浄空気供給管単位で区画する区画壁と、該区画壁によって区画された単位浄化空気室と吸引装置とを連結する配管に配設するダンパとから構成することにより、ダンパの開閉によって容易にバグフィルタ内に流れる吸引装置によって生じる濾過気流を遮断することができる。
また、遮断機構を、バグフィルタの開口端を覆うことができるとともに、高圧空気噴出口から噴出される高圧空気の通過を許容する開口部を形成した蓋部材と、高圧空気噴出口と蓋部材との間の空間をその周囲から遮断する筒状の気流遮断部材とから構成することにより、蓋部材でバグフィルタの開口端を覆うことによって、筒状の気流遮断部材により高圧空気噴出口と蓋部材との間の空間をその周囲から遮断(ラインオフ)し、バグフィルタ内に流れる吸引装置によって生じる濾過気流を遮断することができる。そして、このラインオフは、洗浄空気供給管単位で行うことができるので、設備全体が大型化することのないバグ式集塵機を提供することができる。
以下、本発明のバグ式集塵機の実施の形態を、図面に基づいて説明する。なお、従来装置と同様の構造については同一の符号、一連の符号を付し説明を省略する。
図1〜図2に、本発明のバグ式集塵機の第1実施例を示す。
本発明のバグ式集塵機1は、従来装置と同様、筐体2の内部を区画壁3により上下に区画し、下部を含塵空気導入室4、上部を浄化空気室5とし、含塵空気導入室4は塵埃発生源(図示省略)に接続し浄化空気室5は、配管6を介して、吸引装置Fに接続されている。上記区画壁3には多数の有底筒状のバグフィルタ7を垂下して取り付け、各バグフィルタ7は各列毎にそれぞれ洗浄空気供給用の洗浄空気供給管8を配備し、それぞれバグフィルタ7に対し高圧空気噴出口9をバグフィルタ7の開口端に臨ませて取り付けるようにしている。
そして、洗浄空気供給管8に高圧空気を供給するブロアBを備え、高圧空気噴出口9から噴出される高圧空気によってバグフィルタ7を洗浄する際に、バグフィルタ7内に流れる前記吸引装置Fによって生じる濾過気流を遮断する遮断機構10を配設するようにしている。
この場合において、ブロアBには、100kPa程度の高圧空気を発生させることができる高性能のブロアを用いるようにする。
このブロアBは、バグ式集塵機1に対して、1基配設し、切換弁やダンパ(図示省略)によって、圧力空気を選択的に洗浄空気供給管8に供給するほか、各洗浄空気供給管8について1基ずつ配設することもできる。
このブロアBは、バグ式集塵機1に対して、1基配設し、切換弁やダンパ(図示省略)によって、圧力空気を選択的に洗浄空気供給管8に供給するほか、各洗浄空気供給管8について1基ずつ配設することもできる。
遮断機構10は、浄化空気室5を洗浄空気供給管8単位で区画する区画壁11と、この区画壁11によって区画された単位浄化空気室5a、5b・・・5iと吸引装置Fとを連結する配管6に配設するダンパ12とから構成することができる。
この場合、図2に示すように、例えば、洗浄空気供給管8が9本のバグ式集塵機1において、区画壁11を各洗浄空気供給管8の間の8個所に配設し、浄化空気室5を単位浄化空気室5a、5b・・・5iとなるように9室に区分するほか、例えば、洗浄空気供給管8を3本単位として3室に区分することもできる。
しかして、バグフィルタ7の外周面にダストが付着し、通気抵抗が所定値に到達したことを圧力測定器(図示省略)によって検知したとき又は一定時間経過後にバグフィルタ7の洗浄を行うときは、図2に示すように、単位浄化空気室5aと吸引装置Fを連結する配管6に配設したダンパ12を閉鎖することによって、バグフィルタ7内に流れる吸引装置Fによって生じる濾過気流を遮断する。
そして、ブロアBからの高圧空気を洗浄空気供給管8に供給し、高圧空気噴出口9から高圧空気をバグフィルタ7内に噴出し、バグフィルタ7の外周面に付着したダストを吹き落とす。
その後、ブロアBからの高圧空気の供給を止め、単位浄化空気室5aと吸引装置Fを連結する配管6に配設したダンパ12を開放し、単位浄化空気室5aのバグフィルタ7内に、吸引装置Fによって生じる濾過気流を発生させ、吸引装置Fの吸引力によりダスト発生源からのダストを含んだ空気は含塵空気導入室4に導かれ、バグフィルタ7の外部から内部側に流入し濾過されて浄化空気室5を通過し配管6を介して排出する。
そして、ブロアBからの高圧空気を洗浄空気供給管8に供給し、高圧空気噴出口9から高圧空気をバグフィルタ7内に噴出し、バグフィルタ7の外周面に付着したダストを吹き落とす。
その後、ブロアBからの高圧空気の供給を止め、単位浄化空気室5aと吸引装置Fを連結する配管6に配設したダンパ12を開放し、単位浄化空気室5aのバグフィルタ7内に、吸引装置Fによって生じる濾過気流を発生させ、吸引装置Fの吸引力によりダスト発生源からのダストを含んだ空気は含塵空気導入室4に導かれ、バグフィルタ7の外部から内部側に流入し濾過されて浄化空気室5を通過し配管6を介して排出する。
そして、同様の要領で、単位浄化空気室5b〜5iのバグフィルタ7を洗浄し、通常運転に復帰する。
図3〜図4に、本発明のバグ式集塵機の第2実施例を示す。
このバグ式集塵機1は、遮断機構20として、バグフィルタ7の開口端7aを覆うことができるとともに、高圧空気噴出口9から噴出される高圧空気の通過を許容する開口部21aを形成した蓋部材21と、高圧空気噴出口9と蓋部材21との間の空間をその周囲から遮断する筒状の気流遮断部材22とから構成するようにしている。
蓋部材21は、図3〜図4に示すように、バグフィルタ7の開口端7aの開口面積よりも大きな板状(円盤状)の部材からなり、その中央付近にバグフィルタ7の開口端7aを閉鎖した状態で、高圧空気噴出口9から噴出される高圧空気をバグフィルタ7内に導入する際の流路となる開口部21aを形成するようにしている。
気流遮断部材22は、高圧空気噴出口9と蓋部材21との間の空間をその周囲から遮断するためのもので、本実施例においては、上端を高圧空気噴出口9を覆うようにして洗浄空気供給管8に取り付けるとともに、下端を蓋部材21の上面に取り付けるようにしている。
この気流遮断部材22には、蛇腹構造の円筒部材を使用するようにしている。
そして、この気流遮断部材22は、待機時(含塵空気の濾過を行っているとき)には、縮んだ状態となってバグフィルタ7の開口端7aから離間した上昇位置で蓋部材21に接続され、一方、洗浄時には、伸びた状態となってバグフィルタ7の開口端7aを覆う下降位置で蓋部材21に接続されるようにしている。
この気流遮断部材22には、蛇腹構造の円筒部材を使用するようにしている。
そして、この気流遮断部材22は、待機時(含塵空気の濾過を行っているとき)には、縮んだ状態となってバグフィルタ7の開口端7aから離間した上昇位置で蓋部材21に接続され、一方、洗浄時には、伸びた状態となってバグフィルタ7の開口端7aを覆う下降位置で蓋部材21に接続されるようにしている。
しかして、バグフィルタ7の洗浄に際しては、ブロアBを作動し、洗浄の対象となるバグフィルタ7上の洗浄空気供給管8に高圧空気を供給し、高圧空気噴出口9から噴出される高圧空気を蓋部材21の受圧面21bが受け、図4(b)に示すように、気流遮断部材22が伸び、バグフィルタ7の開口端7aを蓋部材21の下面21cで閉鎖することによって、バグフィルタ7内に流れる吸引装置Fによって生じる濾過気流を遮断し、高圧空気を蓋部材21の開口部21aを介して、バグフィルタ7内に噴出し、バグフィルタ7の外周面に付着したダストを吹き落とすようにする。
また、気流遮断部材22の伸縮力が十分でない場合には、図4に示すように、バネ等からなる弾性部材23を洗浄空気供給管8と蓋部材21の間に付設するようにしてもよい。
さらに、蓋部材21を上下方向に移動させる気流遮断部材22の伸縮力を補うために、図5に示すように、移動機構30を配設するようにしてもよい。
この移動機構30は、蓋部材21をバグフィルタ7の開口端7aに当接と離間を行うことができる構成であれば、特に限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、リンク31と連動杆32とからなるリンク機構を利用したり、カム機構を利用したり、さらには、各蓋部材21にシリンダ等の駆動機構を配設して構成することもできる。
ここで、図5に示した移動機構30は、リンク31の剛体部となる支軸31aを洗浄空気供給管8から延設した取付部(図示省略)に回動自在に取り付け、リンク31の作用点となる一端に蓋部材21を押圧するための押圧部材31cを取り付け、力点となる他端31bに連動杆32を連結するようにしている。
押圧部材31cは、ベアリング等の回動部材とし、その中心軸を延設して、蓋部材21の上面に配設したガイド部材33の長穴に、延設した中心軸を嵌め、蓋部材21を持ち上げる際のガイドとなるようにしている。
また、ガイド部材33を配設することに代えて、図4に示すように、弾性部材23を配設するようにしてもよい。
しかして、バグフィルタ7の洗浄に際しては、支軸31aを支点として連動杆32を図例左側に移動し、リンク機構を作動させて、蓋部材21を下方向に移動させ、バグフィルタ7の開口端7aを閉鎖することによって、バグフィルタ7内に流れる吸引装置Fによって生じる濾過気流を遮断する。
次いで、ブロアBを作動し、高圧空気噴出口9から噴出される高圧空気を蓋部材21の開口部21aを介して、バグフィルタ7内に噴出し、バグフィルタ7の外周面に付着したダストを吹き落とすようにする。
次いで、ブロアBを作動し、高圧空気噴出口9から噴出される高圧空気を蓋部材21の開口部21aを介して、バグフィルタ7内に噴出し、バグフィルタ7の外周面に付着したダストを吹き落とすようにする。
なお、本実施例のその他の構成及び作用は、上記第1実施例と同様である。
ところで、上記第2実施例において、気流遮断部材22を配設することなく、遮断機構としての蓋部材21を高圧空気噴出口9に直接配設するとともに、洗浄空気供給管8全体を上下方向に移動可能に構成し、バグフィルタ7の洗浄に際しては、洗浄空気供給管8全体を下方に移動させてバグフィルタ7の開口端7aを蓋部材21の下面21cで閉鎖するように構成してもよい。
以上、本発明のバグ式集塵機について、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、各実施例に記載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明のバグ式集塵機は、バグフィルタの洗浄に際して、バグフィルタへの外的衝撃が少なく、バグフィルタの寿命を延ばすことができるという特性を有していることから、バグフィルタの取り付け本数が多く、バグフィルタの交換や補修に多大な労力と費用がかかるバグ式集塵機に好適に用いることができる。
1 バグ式集塵機
2 筐体
3 区画壁
4 含塵空気導入室
5 浄化空気室
6 配管
7 バグフィルタ
8 洗浄空気供給管
9 高圧空気噴出口
10 遮断機構
11 区画壁
12 ダンパ
20 遮断機構
21 蓋部材
21a 開口部
22 気流遮断部材
B ブロア
F 吸引装置
2 筐体
3 区画壁
4 含塵空気導入室
5 浄化空気室
6 配管
7 バグフィルタ
8 洗浄空気供給管
9 高圧空気噴出口
10 遮断機構
11 区画壁
12 ダンパ
20 遮断機構
21 蓋部材
21a 開口部
22 気流遮断部材
B ブロア
F 吸引装置
Claims (3)
- 筐体の内部を区画壁により含塵空気導入室と浄化空気室とに区画し、前記区画壁に多数のバグフィルタを取り付け、浄化空気室を吸引装置に接続したバグ式集塵機において、前記バグフィルタの開口端に対向して、洗浄空気供給管に接続した洗浄用の高圧空気噴出口を形成するとともに、前記洗浄空気供給管に高圧空気を供給するブロアを接続し、前記高圧空気噴出口から噴出される高圧空気によってバグフィルタを洗浄する際に、バグフィルタ内に流れる前記吸引装置によって生じる濾過気流を遮断する遮断機構を配設したことを特徴とするバグ式集塵機。
- 遮断機構を、浄化空気室を洗浄空気供給管単位で区画する区画壁と、該区画壁によって区画された単位浄化空気室と吸引装置とを連結する配管に配設するダンパとから構成したことを特徴とする請求項1記載のバグ式集塵機。
- 遮断機構を、バグフィルタの開口端を覆うことができるとともに、高圧空気噴出口から噴出される高圧空気の通過を許容する開口部を形成した蓋部材と、高圧空気噴出口と蓋部材との間の空間をその周囲から遮断する筒状の気流遮断部材とから構成したことを特徴とする請求項1記載のバグ式集塵機。
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