JP2008278192A - 音波指向角度変更用アダプターホーン及びホーンスピーカシステム - Google Patents

音波指向角度変更用アダプターホーン及びホーンスピーカシステム Download PDF

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Abstract

【課題】音波行路長補正用スロート部の音波指向角度を変更するアダプターを提供する。
【解決手段】入口開口13aから音波を入力させて音波行路長を補正して、音波を長方形状の出口開口13bから長手方向の音波指向角度を狭くして放出させる音波行路長補正用スロート部13b及びアダプター取り付け用ホーン部14を有するホーン12の先端側に取り付けられており、音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bから放出された音波を入力する長方形状の入口開口16aと、長方形状の入口開口16aから入力した音波を外部に放出する矩形状の出口開口16bと有し、且つ、長方形状の入口開口16aにおける長手方向の音波指向角度2α’を音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bにおける長手方向の音波指向角度2αよりも大きな角度に変更することを特徴とする音波指向角度変更用アダプターホーン16を提供する。
【選択図】図7

Description

本発明は、スピーカなどの音源にスロート部とホーン部とを有するホーンを接続して、音源から出力された音波をスロート部の入口開口から入力させた後に、この音波をスロート部の音道内で音波行路長を補正して、スロート部の長方形状の出口開口から音波の波面が矩形平面状となるようにホーン部側に放出させる際に、スロート部の長方形状の出口開口から放出される音波に対してこの出口開口における長手方向の音波指向角度を拡大する方向に変更する音波指向角度変更用アダプターホーン及びこの音波指向角度変更用アダプターホーンを適用したホーンスピーカシステムに関するものである。
一般的に、スピーカなどの音源から出力された音波を効率良く拡声させるには、空気を直接振動させた場合に抵抗が少なすぎるために、音源の音波出力口にメガホン構造のホーンを接続している。
図13は一般的なホーンスピーカを説明するために模式的に示した図である。
図13に示した一般的なホーンスピーカでは、スピーカなどの音源oにメガホン構造のホーンhを接続して、ホーンhの入口開口から入力させた音波をホーンh内に形成された音道rを通過させた後にこの音波を出口開口から外部に放出させている。
この場合、ホーンhは、音道r内を通過する音波の音波行路oa,ob,oc,od,oe,of,ogの各音波行路長が、oa<ob<oc<od<oe<of<ogとなるように音道rが形成されているので、音波は点音源である音源oを中心として同位相で同心円状の波面wが得られるものの、同心円状の波面wの場合には音源oから視聴者までの距離に応じて音圧が減衰されてしまう。
そこで、一般的なホーンスピーカから外部に放出された音波の波面が同心円状である場合に生じる音圧の減衰を避けるために、スピーカなどの音源の音波出力口にスロート部とホーン部とを有するホーンを接続して、音源の音波出力口から出力された音波をスロート部の入口開口から入力させた後に、この音波をスロート部の音道内で音波行路長を補正して、スロート部の出口開口からホーン部側に放出させる際に、スロート部からホーン部側に放出された音波の同位相である波面が、放出方向に対して平坦な矩形平面状になるようにスロート部の音道内を複数段の分岐路に分岐させて構成したスピーカシステム用音波案内構造がある(例えば、特許文献1参照)。
再公表2004/086812号公報。
図14は従来のホーンスピーカにおいて、スロート部内の音道を示した縦断面図である。
図14に示した従来のホーンスピーカ100は、上記した特許文献1(再公表2004/086812号公報)に開示されているものであり、ここでは特許文献1を参照して簡略に説明する。
図14に示した如く、従来のホーンスピーカ100は、音源となる不図示のスピーカと、不図示のスピーカに接続されるスロート部110と、このスロート部110に連接されたホーン部120とからそれぞれ構成されており、スロート部110とホーン部120は上下対称に形成されている。
この際、ホーンスピーカ100のスロート部110の基端部に不図示のスピーカを取り付けるためのフランジ111が設けられていると共に、ここに入口開口112が形成されている一方、スロート部110の先端部に長方形状で且つスリット状の出口開口113が形成されている。
また、ホーンスピーカ100のスロート部110の基端部から先端部に至るまでの間の内部に音道rが形成されており、この音道r内は複数段(例えば枝状に3段)に分岐した分岐路(D1…1段目)、(D2,D2…2段目)、(D3,D3,D3,D3…3段目)により構成されているので、スロート部110の先端部に形成した長方形状で且つスリット状の出口開口113に8通りの出口t〜tを有している。
そして、従来のホーンスピーカ100の場合には、スロート部110の音道r内に形成した複数段の分岐路(D1)、(D2,D2)、(D3,D3,D3,D3)に対して、入口開口111から各出口t〜tまでのすべての音波行路長が等しくなるように設定されているために、フランジ111に取り付けた不図示のスピーカを駆動すると、長方形状で且つスリット状の出口開口113から音波が同位相で放出され、且つ、放出された音波の波面waは放出方向に対して平坦な矩形平面状となっている。
ところで、上記した従来のホーンスピーカ100によれば、スロート部110の音道r内を複数段に分岐した分岐路により、スロート部110の先端部に形成した長方形状で且つスリット状の出口開口113から放出される音波の波面waを矩形平面状に制御できる他に、スロート部110の先端部に形成した長方形状で且つスリット状の出口開口113から放出された音波に対して出口開口113の長手方向の音波指向性を例えば0°〜20°程度の狭い音波指向角度に予め設定することが可能である。
尚、上記した音波指向角度とは、一般的に、ホーンスピーカから放出された音波の音圧が正面軸上で0dBである場合に、この正面軸に対して音圧が−6dBが減衰した時の角度を言うものである。
しかしながら、従来のホーンスピーカ100を室内や大勢の人が集まる集会場や体育館などに少なくとも1台以上設置する場合に、聴衆者の位置に応じてスロート部110の先端部に形成した長方形状で且つスリット状の出口開口113における長手方向の音波指向性をより広い音波指向角度に変更した場合があり、即ち、ホーンスピーカ100から放出された音波が確実に聴衆者まで届くようにしたい場合がある。
このような場合には、広い音波指向角度を有する別のホーンスピーカを用意する必要があると共に、既に設置した狭い音波指向角度を有するホーンスピーカを広い音波指向角度を有する別のホーンスピーカに交換しなければならないために大変手間がかかってしまい、これにより、別のホーンスピーカの費用と交換費用とが加算されるのでコスト高となってしまうという問題点が生じている。更に、音波指向角度が狭いホーンスピーカを広い音波指向角度を有する別のホーンスピーカに交換する際に、音波指向角度が狭いホーンスピーカが高所の位置に設置されている場合には、音波指向角度が狭いホーンスピーカ全体を交換する作業が困難である。
そこで、スピーカなどの音源にスロート部とホーン部とを有するホーンを接続して、音源から出力された音波をスロート部の入口開口から入力させた後に、この音波をスロート部の音道内で音波行路長を補正して、スロート部の長方形状の出口開口から音波の波面が矩形平面状となるようにホーン部側に放出させる際に、スロート部の長方形状の出口開口から放出される音波に対してこの出口開口における長手方向の音波指向角度を拡大する方向に変更でき、且つ、ホーンの先端に容易に取り付けることができる音波指向角度変更用アダプターホーン及びびこの音波指向角度変更用アダプターホーンを適用したホーンスピーカシステムが望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、音源に接続された入口開口から音波を入力させて、前記音波を長方形状の出口開口から長手方向の所定の音波指向角度で放出させるスロート部及びこのスロート部に連接したアダプター取り付け用ホーン部を有するホーンの先端側に取り付けられ、前記スロート部から放出された前記音波の前記所定の音波指向角度をそれよりも大きな角度に変更するための音波指向角度変更用アダプターホーンであって、
前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口から放出された前記音波を入力する長方形状の入口開口と、該長方形状の入口開口から入力した前記音波を外部に放出する矩形状の出口開口と有し、且つ、前記長方形状の入口開口の長手方向の寸法を前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口の長手方向の寸法よりも短く設定することで、前記長方形状の入口開口における長手方向の音波指向角度を前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口における長手方向の音波指向角度よりも大きな角度に変更することを特徴とする音波指向角度変更用アダプターホーンである。
また、請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の音波指向角度変更用アダプターホーンにおいて、
前記音波指向角度変更用アダプターホーンに形成した前記長方形状の入口開口の長手方向の寸法を、前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口の長手方向の寸法よりも短い任意の寸法に可変する可変手段を備えたことを特徴とする音波指向角度変更用アダプターホーンである。
また、請求項3記載の発明は、音波を出力する音源と、
前記音源に接続された入口開口から前記音波を入力させて、前記音波を長方形状の出口開口から長手方向の所定の音波指向角度で放出させるスロート部及びこのスロート部に連接したアダプター取り付け用ホーン部を有するホーンと、
前記ホーンの先端部に取り付けられ、前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口から放出された前記音波を入力する長方形状の入口開口と、該長方形状の入口開口から入力した前記音波を外部に放出する矩形状の出口開口とを有し、且つ、前記長方形状の入口開口の長手方向の寸法を前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口の長手方向の寸法よりも短く設定することで、前記長方形状の入口開口における長手方向の音波指向角度を前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口における長手方向の音波指向角度よりも大きな角度に変更する音波指向角度変更用アダプターホーンと、
を備えたことを特徴とするスピーカシステムである。
また、請求項4記載の発明は、上記した請求項3記載のスピーカシステムにおいて、
前記スロート部は、前記入口開口から入力された前記音波の音波行路長を音道内で補正して、前記音波を長方形状の出口開口から長手方向の音波指向角度を狭くし且つ該音波の波面が矩形平面状となるように放出させることを特徴とするスピーカシステムである。
更に、請求項5記載の発明は、上記した請求項3又は請求項4記載のスピーカシステムにおいて、
前記音波指向角度変更用アダプターホーンに形成した前記長方形状の入口開口の長手方向の寸法を、前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口の長手方向の寸法よりも短い任意の寸法に可変する可変手段を備えたことを特徴とするスピーカシステムである。
請求項1記載の音波指向角度変更用アダプターホーン及び請求項3記載のスピーカシステムによると、音源に接続された入口開口から音波を入力させて、音波を長方形状の出口開口から長手方向の所定の音波指向角度で放出させるスロート部及びこのスロート部に連接したアダプター取り付け用ホーン部を有するホーンの先端側に音波指向角度変更用アダプターホーンを取り付けた際に、音波指向角度変更用アダプターホーンに形成した長方形状の入口開口の長手方向の寸法を、スロート部に形成した長方形状の出口開口の長手方向の寸法よりも短く設定することで、音波指向角度変更用アダプターホーンに形成した長方形状の入口開口における長手方向の音波指向角度を、スロート部に形成した長方形状の出口開口における長手方向の音波指向角度よりも大きな角度に変更することができるので、ホーンスピーカシステムを室内や大勢の人が集まる集会場や体育館などに少なくとも1台以上設置した場合に、音波指向角度変更用アダプターホーンから外部に放出された音波を聴衆者に確実に届けることができる。更に、音波指向角度が狭いホーンスピーカを高所の位置に設置した場合でも音波指向角度変更用アダプターホーンを取り付けるだけで音波指向性を拡大することができ、且つ、音波指向角度変更用アダプターホーンをホーンの先端に取り付ける作業も容易である。
また、請求項2記載の音波指向角度変更用アダプターホーン及び請求項5記載のスピーカシステムによると、音波指向角度変更用アダプターホーンに形成した長方形状の入口開口の長手方向の寸法を、スロート部に形成した長方形状の出口開口の長手方向の寸法よりも短い任意の寸法に可変する可変手段を備えたために、使い勝手が良好なスピーカシステムを提供することができる。
更に、請求項4記載のスピーカシステムによると、スロート部は、入口開口から入力された音波の音波行路長を音道内で補正して、音波を長方形状の出口開口から長手方向の音波指向角度を狭くし且つ音波の波面が矩形平面状となるように放出させているので、上記した請求項1記載及び請求項4記載の効果の他に、音波の波長が短い周波数(高周波数)の場合でも聴衆者は音波同士の干渉がない均一な音圧の音波を聞くことができる。
以下に本発明に係る音波指向角度変更用アダプターホーン及びびこの音波指向角度変更用アダプターホーンを適用したホーンスピーカシステムの一実施例について図1〜図12を参照して、実施例1,実施例2の順に詳細に説明する。
図1は本発明に係る実施例1の音波指向角度変更用アダプターホーン及びホーンスピーカシステムを示した斜視図である。
図1に示した如く、本発明に係る実施例1のスピーカシステム10では、音波を出力する音源となるスピーカ11と、このスピーカ11の音波出力口(図示せず)に接続されるホーン12と、ホーン12の先端に複数本のネジ15によって着脱自在に取り付けられる音波指向角度変更用アダプターホーン16とで構成されている。
ここで、上記したスピーカ11は、ツイータードライバとして機能としている。
また、上記したホーン12は、スピーカ11の音波出力口(図示せず)に接続され且つスピーカ11から出力された音波を入口開口13aから入力して音波行路長を補正して長方形状の出口開口13bから音波を放出させる際に、この音波の同位相である波面が放出方向に対して平坦な矩形平面状となるように放出させると共に、長方形状の出口開口13bにおける長手方向の音波指向性が狭い音波指向角度(例えば20°)に設定された音波行路長補正用スロート部13と、この音波行路長補正用スロート部13に連接して形成した大型なメガホン構造のアダプター取り付け用ホーン部14とを有している。
この際、ホーン12中のアダプター取り付け用ホーン部14は、大型なメガホン構造内に音波指向角度変更用アダプターホーン16に形成した小型なメガホン構造を収納する機能を有していると共に、音波指向角度変更用アダプターホーン16を取り付けない場合に音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bから放出された音波を外部に拡声する機能を有している。
また、上記した音波指向角度変更用アダプターホーン16は、音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bから狭い音波指向角度(例えば20°)で放出された音波を広い音波指向角度(例えば40°)に変更して外部に放出する機能を備えており、この音波指向角度変更用アダプターホーン16が実施例1の要部となるものである。
ここで、上記構成による実施例1のスピーカシステム10の各構成部材について、ホーン12中の音波行路長補正用スロート部13,ホーン12中のアダプター取り付け用ホーン部14,音波指向角度変更用アダプターホーン16の順に説明する。
まず、図2は本発明に係る実施例1のホーンスピーカシステムにおいて、ホーン中の音波行路長補用スロート部をスピーカに接続させた状態を示した斜視図、
図3(a),(b)は実施例1のホーンスピーカシステムにおいて、ホーン中の音波行路長補用スロート部をそれぞれ右側面側,左側面側から見た斜視図、
図4(a)〜(f)は本発明に係る実施例1のホーンスピーカシステムにおいて、ホーン中の音波行路長補用スロート部を示した後面図、縦断面図、前面図、A−A断面図、上面図、双曲線の使用範囲図である。
図2〜図4に示した如く、ホーン12中の音波行路長補正用スロート部13は、樹脂材を用いて左側スロート部13Lと右側スロート部13Rとに左右に2分割されて形成されており、左右のスロート部13L,13Rの分割面同士を蓋合わせして一体的に接合されている。
また、上記した音波行路長補正用スロート部13は、後端側に入口開口13aがスピーカ11の音波出力口(図示せず)に合わせて小さく開口されている一方、入口開口13aと間隔を離して対向する先端側に出口開口13bが図1に示したアダプター取り付け用ホーン部14の入口開口14aに合わせて長方形状に大きく開口されている。
この際、音波行路長補正用スロート部13の先端側に形成した長方形状の出口開口13bのサイズは、図4(c)に示したように、長手方向の寸法2p(=p+p)が中心軸COを挟んで上下対称に長尺に設定され、一方、短手方向の寸法qが短尺に設定されている。
更に、音波行路長補正用スロート部13の先端側に長方形状に形成した出口開口13bにおける長手方向の音波指向角度2α{図7(c)}は、後述するように予め狭く設定されており、この実施例1では上記した音波指向角度2αが例えば20°に設定されている。
また、音波行路長補正用スロート部13は、長方形状の出口開口13bの長手方向に対応し且つ互いに間隔を離して対向する左右の側面13c,13dが凹曲面,凸曲面にそれぞれ形成されていると共に、長方形状の出口開口13bの短手方向に対応し且つ互いに間隔を離して対向する上下の側面13e,13fが入口開口13aから出口開口13bに向かって徐々に広がるように形成されており、且つ、第1〜第4側面13c〜13fで囲まれた内部に音道13gが形成されている。
そして、スピーカ11の音波出力口(図示せず)から出力された音波は、音波行路長補正用スロート部13の入口開口13aから入力された後に、後述するように音道13g内で音波行路長を補正して、長方形状の出口開口13bから狭い音波指向角度2α(例えば20°)でアダプター取り付け用ホーン部14(図1)側及び音波指向角度変更用アダプターホーン16(図1)側に放出されている。
この際、音波行路長補正用スロート部13の音道13g内には、図14を用いて説明したような従来例における複数段の分岐路構造は形成されてなく、後述するように、スピーカ11から出力された音波が音波行路長補正用スロート部13の先端部に形成された長方形状の出口開口13bから放出される際に、長方形状の出口開口13bから放出された音波の波面が、放出方向に対して平坦な矩形平面状になるように音波行路長補正用スロート部13内で音波行路長を補正するための音道13gが形成されている。
即ち、音波行路長補正用スロート部13の左側面13c側は、長方形状の出口開口13bの長手方向に沿って内側に向かう凹状の凹曲面に形成されている一方、音波行路長補正用スロート部13の右側面13d側は長方形状の出口開口13bの長手方向に沿って外側に向かう凸状の凸曲面に形成されているので、音道13g内でスピーカ11から出力された音波に対して音波行路長を良好に補正するようになっている。
この際、図4(b)に示した音波行路長補正用スロート部13の音道13g内の中心軸COに沿ってA−A方向に断面した状態を図4(d)に示すと、音波行路長補正用スロート部13の音道13g内の後端側に開口した入口開口13aの中心と、先端側に長方形状に開口した出口開口13bの中心とを結ぶ中心軸COが音道13g内を通過する音波に対して音波行路長を設計するための音波行路長基準軸となり、この中心軸CO上を通って入口開口13a側に設定した音波行路長補正開始位置から出口開口13b側に設定した音波行路長補正終了位置までの一の音波行路長補正路に対して設計基準音波行路長が下記するように予め算出されている。
具体的に説明すると、音波行路長補正用スロート部13の音道13g内において、中心軸CO上を通る一の音波行路長補正路は、入口開口13a側に設定した音波行路長補正開始位置と出口開口13b側に設定した音波行路長補正終了位置との間を第1の弧と所定の関数曲線と第2の弧とでなめらかに曲線状に接続されており、且つ、音波行路長補正開始位置と音波行路長補正終了位置との間の曲線の長さが一の音波行路長補正路の設計基準音波行路長として算出されている。
そして、図4(d)に断面した例では所定の関数曲線として双曲線を適用しているが、所定の関数曲線は双曲線に限定されるものではなく、所定の関数曲線は正弦曲線,余弦曲線,円弧曲線,方物曲線,楕円曲線,クロソイド曲線,サイクロイド曲線,2次以上の多次曲線,常用対数曲線,自然対数曲線,懸垂曲線などのいずれかを適用しても良い。
ここで、音波行路長補正用スロート部13の音道13g内において、中心軸CO上を通る一の音波行路長補正路の設計基準音波行路長ALは、下記の数1から算出することができる。
Figure 2008278192
この際、数1中において、RLは入口開口13a側と出口開口13b側との間の両端を左右対称になめらかにつないだ第1,第2の弧の各長さを示し、SLは所定の関数曲線の一例として双曲線を適用した場合の双曲線の長さを示している。
そして、所定の関数曲線の一例として双曲線を適用した場合に、xy座標軸を図4(f)に示したように設定すると、双曲線は下記の数2のように表すことができる。
Figure 2008278192
この際、図4(f)中において、双曲線の焦点をx軸上で原点の左右に設定し、このx軸と直交し且つ原点を通る軸をy軸とする。
また、上記した数2から下記の数3が成立する。
Figure 2008278192
更に、上記した双曲線の長さSLは、下記の数4によって求める。
Figure 2008278192
この際、図4(f)中に示した如く、yの最高値Aはy軸上で原点からプラス側に向かう値を示し、一方、yの最低値Bは原点からマイナス側に向かう値を示したものであり、上記した数4中にyの最高値Aとyの最低値Bとをそれぞれ代入すれば、上記した双曲線の長さSLを求めることができる。
尚、上記した数4により双曲線の長さSLが解けない場合には、近似式として下記の数5によって双曲線の長さSLに対応した近似値ILを求めれば良い。
Figure 2008278192
この際、双曲線の長さSLに対応した近似値ILは、図4(f)中に示したyの最高値Aとyの最低値Bとの区間を等間隔で複数個(n個)に分割して、1個あたりの幅hを算出し、この1個あたりの幅hを上記した式5中に代入すれば良いものである。
そして、左右の第1,第2の弧の各長さRLと、双曲線の長さSLとを上記した数1により加算して求めれば、中心軸CO上を通る一の音波行路長補正路の設計基準音波行路長ALを算出することができ、後述するように、音波行路長補正用スロート部13の音道13g内に設定した複数の音波行路長補正路に対して設計基準音波行路長AL(数1)を基にして各音波行路長が、後述の図5に示した条件を満たすように算出されている。
即ち、音波行路長補正用スロート部13の音道13g内に複数段の隔壁を設けることなく、音道13g内で長方形状の出口開口13bの長手方向に沿って複数の音波行路長補正路を設定し、これら複数の音波行路長補正路に対して設計基準音波行路長AL(数1)を基にして各音波行路長を補正する場合の具体例について図5を用いて説明する。
図5は音波行路長補正用スロート部からアダプター取り付け用ホーン部側に放出される音波の波面が矩形平面状となるように音波行路長補正用スロート部の音道内に設定した複数の音波行路長補正路の各音波行路長を補正する場合を摸式的に示した図である。
尚、以下の図5中において、oa,ob,oc,od,oe,of,ogは、音源oからの音波の波面woが同心円状に出力されるまでの複数の音波行路を示し、一方、oa’,ob’,oc’,od’,oe’,of’,og’は、音源oから放出された音波に対して音波行路長補正用スロート部13の音道13g内で各音波行路長を補正する時の複数の音波行路長補正路を示している。
この際、音波行路長補正用スロート部13の音道13g内の中心軸CO上を通る一の音波行路長補正路を第1の弧と所定の関数曲線と第2の弧とでなめらかに結んで形成する際に、上記した所定の関数曲線は前述したような各種の関数曲線のいずれかを用いているので、特殊な計算処理を施すことなく一の音波行路長補正路を容易に設計できると共に、一の音波行路長補正路中の関数曲線の長さSLも容易に算出できるので、この一の音波行路長補正路に基づいて音波行路長補正用スロート部13の音道13g内に設定した複数の音波行路長補正路も容易に形成することができる。
尚また、図5中では音波行路長補正用スロート部13の音道13gを中心軸COを中心にして上下対称に形成しているので複数の音波行路長補正路oa’,ob’,oc’,od’,oe’,of’,og’の表示は上側のみ図示している。
尚また、音波行路長補正用スロート部13の音道13g内に設定した複数の音波行路長補正路oa’,ob’,oc’,od’,oe’,of’,og’は、各音波行路長を中心軸CO上を通る一の音波行路長補正路に対して第1の弧と所定の関数曲線と第2の弧とを接続して得た設計基準音波行路長AL(数1)を基にして後述する図5に示した条件により求めた上で形成されているものであるが、図5中では図示の都合上、各音波行路長補正路oa’,ob’,oc’,od’,oe’,of’,og’を直線的に図示している。
具体的には、図5に示した如く、本発明の要部となる音波行路長補正用スロート部13は、この内部に形成した音道13g内に複数段の隔壁を設けることなく、音道13g内で長方形状の出口開口13bの長手方向に沿って複数の音波行路長補正路oa’,ob’,oc’,od’,oe’,of’,og’を設定し、且つ、複数の音波行路oa’,ob’,oc’,od’,oe’,of’,og’に対して中心軸CO上を通る一の音波行路長補正路の設計基準音波行路長AL(数1)を基にして各音波行路長を補正する場合に、音源oから同心円状に放出された複数の音波行路oa,ob,oc,od,oe,of,ogの出力端を音波行路長補正開始位置として設定していると共に、音波行路長補正用スロート部13の出口開口13bを複数の音波行路長補正路oa’,ob’,oc’,od’,oe’,of’,og’の音波行路長補正終了位置として設定している。
そして、図5に示した場合では、音波行路長補正用スロート部13の音道13g内に、長方形状の出口開口13bの長手方向に沿って複数の音波行路長補正路oa’,ob’,oc’,od’,oe’,of’,og’を設定すると共に、入口開口13aの中心と長方形状の出口開口13bの長手方向の中心とを結ぶ中心軸COを通る一の音波行路長補正路oa’に対して入口開口13a側に設定した音波行路長補正開始位置と出口開口13b側に設定した音波行路長補正終了位置との間を第1の弧と所定の関数曲線と第2の弧とを用いて接続した上で、一の音波行路長補正路oa’における音波行路長補正開始位置と音波行路長補正終了位置との間の曲線の長さを設計基準音波行路長AL(数1)として算出し、且つ、複数の音波行路長補正路oa’,ob’,oc’,od’,oe’,of’,og’の各音波行路長を設計基準音波行路長ALと等しく設定し、言い換えると、各音波行路長がoa’=ob’=oc’=od’=oe’=of’=og’となるように音道13gを形成しているので、音波行路長補正用スロート部13の音道13gの出口開口13bからアダプター取り付け用ホーン部14(図1,図2)側及び音波指向角度変更用アダプターホーン16(図1)側に放出される音波の同位相である波面waが、放出方向に対して平坦な矩形平面状となる。
従って、図5に示した音波行路長補正用スロート部13によれば、この内部に形成した音道13gの出口開口13bからアダプター取り付け用ホーン部14(図1,図2)側及び音波指向角度変更用アダプターホーン16(図1)側に放出される音波の波面waが、放出方向に対して平坦な矩形平面状となるので、音波の波長が短い周波数(高周波数)の場合でも音波同士の干渉が発生しないので、均一な音圧の音波となり、性能の良いホーンスピーカシステム10を提供することができる。
更に、図5に示した音波行路長補正用スロート部13によれば、音道13g内に図14を用いて説明したような従来例における複数段の分岐路構造が形成されていないので、音波行路長補正用スロート部13の音道13gを容易に作製することができ、且つ、音波行路長補正用スロート部13を大型に構成しても音道13g内が複雑な構造にならず、また、音波行路長補正用スロート部13を小型に構成してもスペース的に音道13gの形成が困難になることもない。
図1に戻り、ホーン12中のアダプター取り付け用ホーン部14は、樹脂材を用いて上下左右対称に大型なメガホン構造が一体的に形成されており、後端側に長方形状の入口開口14aが音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bに連接して同じサイズで開口されている一方、長方形状の入口開口14aと間隔を離して対向した先端側に矩形状の出口開口14bが長方形状の入口開口14aよりも左右方向が大きく開口されている。
この際、アダプター取り付け用ホーン部14の先端側に矩形状に形成した出口開口14bのサイズは、長方形状の入口開口14aの長手方向の寸法に対して僅かに大きく形成されているものの、長方形状の入口開口14aの短手方向の寸法に対して左右方向が数倍程度拡大されて形成されている。
また、上記したアダプター取り付け用ホーン部14は、この先端側に形成した矩形状の出口開口14bの左右外周に沿って、実施例1の要部となる音波指向角度変更用アダプターホーン16を複数本のネジ15を用いて取り付けるためのフランジ14cが形成されており、且つ、両側のフランジ14cに複数のネジ孔14c1が穿設されている。
更に、上記したアダプター取り付け用ホーン部14は、長方形状の入口開口14aと矩形状の出口開口14bとの間が、左右の側面14d,14eと、上下の側面14f,14gとで囲まれており、且つ、長方形状の入口開口14aから矩形状の出口開口14bに向かって長手方向の寸法は殆ど変化がないものの、短手方向の寸法は徐々に左右に広がるように形成されている。
次に、実施例1の要部となる音波指向角度変更用アダプターホーン16について、先に用いた図1と、新たな図6及び図7とを用いて説明する。
図6(a)〜(d)は実施例1の要部となる音波指向角度変更用アダプターホーンを示した前面図、下面図、右側面、後面図、
図7(a)〜(c)は実施例1の要部となる音波指向角度変更用アダプターホーンをホーン中のアダプター取り付け用ホーン部に取り付けた状態を示した前面図、下面図、右側面である。
図1及び図6(a)〜(d)に示した如く、実施例1の要部となる音波指向角度変更用アダプターホーン16は、樹脂材を用いて上下左右対称に小型なメガホン構造が一体的に形成されており、この小型なメガホン構造がアダプター取り付け用ホーン部14に形成した大型なメガホン構造内に収納可能に構成されている。
また、上記した音波指向角度変更用アダプターホーン16では、音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bから放出された音波を入力するために、後端側に長方形状の入口開口16aが音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bに中心軸COを合わせて対向して当接できるように開口されており、この長方形状の入口開口16aは後述するように音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bの長手方向の寸法2p{図4(c)}よりも短い長手方向の寸法2p’(2p’<2p)に予め設定され、且つ、長方形状の入口開口16aの短手方向の寸法qが音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bの短手方向の寸法q{図4(c)}と同じサイズに設定されている。
また、上記した音波指向角度変更用アダプターホーン16は、長方形状の入口開口16aから入力した音波を外部に放出するために、長方形状の入口開口16aと間隔を離して対向する先端側に矩形状に形成した出口開口16bが長方形状の入口開口16aよりも大きく開口されていると共に、この矩形状の出口開口16bの外周に沿って上下左右対称にフランジ16cが平坦に形成されており、このフランジ16cはアダプター取り付け用ホーン部14の先端側に形成したフランジ14cに複数本のネジ15により着脱自在に取り付けられるようになっている。この際、フランジ14cの左右には複数本のネジ15を取り付けるための複数の取り付け孔16c1が穿設されている。
更に、上記した音波指向角度変更用アダプターホーン16は、長方形状の入口開口16aと矩形状の出口開口16bとの間が、左右の側面16d,16eと、上下の側面16f,16gとで囲まれており、且つ、長方形状の入口開口16aから矩形状の出口開口16bに向かって長手方向及び短手方向に徐々に音道が広がるように形成されている。
この際、音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bから放出された音波がアダプター取り付け用ホーン部14内に入力された時に、音波指向角度変更用アダプターホーン16に形成した小型なメガホン構造の外側に放出されたアダプター取り付け用ホーン部14内の音波はフランジ16cにより遮蔽されて外部に放出されないようになっている。
ここで、図7(a)〜(c)に示した如く、音波指向角度変更用アダプターホーン16をホーン12中のアダプター取り付け用ホーン部14の先端側に取り付け、且つ、この音波指向角度変更用アダプターホーン16の長方形状の入口開口16aを音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bに中心軸COを中心にして上下対称に合わせて当接させた状態で、音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bから放出された音波の波面wa(図5)が矩形平面状である時に、音波行路長補正用スロート部13に形成した長方形状の出口開口13bにおける長手方向の音波指向角度2α(=α+α)を下記の数6より求めることでき、且つ、音波指向角度変更用アダプターホーン16に形成した長方形状の入口開口16aにおける長手方向の音波指向角度2α’(=α’+α’)を下記の数7より求めることできる。
Figure 2008278192
Figure 2008278192
この際、図7(c)から明らかなように、α’>αである。また、上記した数6中の音波指向性関数D=0.5と、数7中の音波指向性関数D’=0.5は、音波の音圧が正面軸上で0dBである場合に、この正面軸に対して音圧が−6dBが減衰した時の音波指向角度2α又は音波指向角度2α’に対応してエネルギーが半減した値をそれぞれ表したものである。
そして、図7(a)〜(c)中において、音波行路長補正用スロート部13は、長方形状の出口開口13bの長手方向の寸法は2pであり、且つ、短手方向の寸法はqであり、長手方向の音波指向角度は2αである。一方、音波指向角度変更用アダプターホーン16は、長方形状の入口開口16aの長手方向の寸法は2p’であり、且つ、短手方向の寸法はqであり、長手方向の音波指向角度は2α’である。
ここで、一般的に、音波指向角度変更用アダプターホーン16に形成した長方形状の入口開口16aにおける長手方向の音波指向角度2α’を、音波行路長補正用スロート部13に形成した長方形状の出口開口13bにおける長手方向の音波指向角度2αよりも大きな角度に変更する場合には、音波指向角度変更用アダプターホーン16に形成した長方形状の入口開口16aの長手方向の寸法2p’を、音波行路長補正用スロート部13に形成した長方形状の出口開口13bの長手方向の寸法2pよりも短く設定すれば良い(2p’<2p)。
即ち、音波行路長補正用スロート部13に形成した長方形状の出口開口13bにおける長手方向の音波指向角度2αを例えば20°に設定する場合には、音波指向角度α=10°を上記した数6に代入すれば、長方形状の出口開口13bの長手方向の寸法の半値pを求めることができる。
同様に、音波指向角度変更用アダプターホーン16に形成した長方形状の入口開口16aにおける長手方向の音波指向角度2α’を例えば40°に設定する場合には、音波指向角度α’=20°を上記した数7に代入すれば、長方形状の入口開口16aの長手方向の寸法の半値p’を求めることができるので、ここで求めた半値p’から長方形状の入口開口16aの長手方向の寸法を固定な値2p’とし、これに基づいて音波指向角度変更用アダプターホーン16を作製すれば良いことになる。
上記により、音波指向角度変更用アダプターホーン16をホーン12中のアダプター取り付け用ホーン部14の先端側に取り付けることにより、音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bから長手方向の音波指向角度2α(=20°)が狭い状態で放出された音波を、音波指向角度変更用アダプターホーン16の長方形状の入口開口16aにより長手方向の音波指向角度2α’(=40°)を広く変更して外部に放出できるので、実施例1のホーンスピーカシステム10を室内や大勢の人が集まる集会場や体育館などに少なくとも1台以上設置した場合に、音波指向角度変更用アダプターホーン16から外部に放出された音波が聴衆者に確実に届くと共に、音波の波長が短い周波数(高周波数)の場合でも聴衆者は音波同士の干渉がない均一な音圧の音波を聞くことができる。
次に、実施例1のホーンスピーカシステム10を一部変形させた変形例について図8を用いて簡略に説明する。
図8(a)〜(c)は実施例1の音波指向角度変更用アダプターホーンを一部変形させた変形例の音波指向角度変更用アダプターホーンをホーン中のアダプター取り付け用ホーン部に取り付けた状態を示した前面図、下面図、右側面である。
図8(a)〜(c)に示した如く、実施例1を一部変形させた変形例の音波指向角度変更用アダプターホーン16’及びホーンスピーカシステム10’では、音波指向角度変更用アダプターホーン16’の長方形状の入口開口16aにおける長手方向の音波指向角度2α’を、音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bにおける長手方向の音波指向角度2αよりも大きな角度に自動的に可変できるように構成したものである。
即ち、音波指向角度変更用アダプターホーン16’の上側面16f側及び下側面16g側にモータなどの駆動源17を連結させて、この駆動源17を介して上側面16f側及び下側面16g側を音波行路長補正用スロート部13に形成した長方形状の出口開口13bの長手方向に沿いながら矢印方向に移動させることで、音波指向角度変更用アダプターホーン16’ に形成した長方形状の入口開口16aの長手方向の寸法2p’を、音波行路長補正用スロート部13に形成した長方形状の出口開口13bの長手方向の寸法2pよりも短くなるように自動的に可変できるようになっている。
この際、駆動源17に接続された音波指向角度設定手段18は、先に説明した数7に基づいて音波指向角度変更用アダプターホーン16’の長方形状の入口開口16aにおける長手方向の音波指向角度2α’と、長方形状の入口開口16aの長手方向の寸法2p’との関係が予めテーブルに記憶されているので、音波指向角度設定手段18から音波行路長補正用スロート部13の長方形状の出口開口13bにおける長手方向の音波指向角度2α(=20°)よりも大きな所望の角度を指定して入力すれば、この所望の角度に基づいて駆動源17を介して音波指向角度変更用アダプターホーン16’の長方形状の入口開口16aの長手方向の寸法2p’を、遠隔操作により室内や体育館などの使用環境に応じて音波行路長補正用スロート部13に形成した長方形状の出口開口13bの長手方向の寸法2pよりも短い任意の寸法に自動的に可変できるので、使い勝手が良好なスピーカシステム10’を提供することができる。
図9は本発明に係る実施例2のホーンスピーカシステムを示した斜視図、
図10(a),(b)は実施例2のホーンスピーカシステムにおいて、ホーン中の音波行路長補用スロート部を示したA−A断面図、側断面図、
図11(a)〜(c)は実施例2の要部となる音波指向角度変更用アダプターホーンをホーン中のアダプター取り付け用ホーン部に取り付けた状態を示した前面図、下面図、右側面である。
図9に示した本発明に係る実施例2のホーンスピーカシステム20は、先に説明した実施例1のホーンスピーカシステム10の構成と一部を除いて同様の構成であり、ここでは説明の便宜上、先に示した構成部材に対しては同一の符号を付し、且つ、異なる構成部材に新たな符号を付して実施例1に対して異なる点を中心にして簡略に説明する。
図9に示した如く、本発明に係る実施例2のホーンスピーカシステム20では、スピーカ11に接続される音波行路長補正用スロート部22及びこの音波行路長補正用スロート部22に連接して形成した大型なメガホン構造のアダプター取り付け用ホーン部23を有するホーン21のみが実施例1と異なるものであり、且つ、このホーン21中の音波行路長補正用スロート部22が先に図14を用いて説明した従来のホーンスピーカ100と同様に内部に複数段の分岐路が形成されているものである。
そして、上記したホーンスピーカシステム20では、ホーン21中のアダプター取り付け用ホーン部23の先端部に、実施例1と同様に形成した音波指向角度変更用アダプターホーン16が着脱自在に取り付けられている。
この際、ホーン21中の音波行路長補正用スロート部22は、後端側に入口開口22aがスピーカ11の音波出力口(図示せず)に合わせて小さく開口されている一方、入口開口22aと間隔を離して対向する先端側に出口開口22bがアダプター取り付け用ホーン部23の入口開口23aに合わせて長方形状に大きく開口されていると共に、長方形状の出口開口22bに8通りの出口t〜tを有している。
即ち、図10(a),(b)に示した如く、上記したホーン21中の音波行路長補正用スロート部22は、後端側に形成した入口開口22aと、先端側に形成した長方形状の出口開口22bとの間に形成される音道22r内が複数段(例えば枝状に3段)に分岐した分岐路(D1…1段目)、(D2,D2…2段目)、(D3,D3,D3,D3…3段目)により構成されているので、長方形状で且つスリット状の出口開口22bに8通りの出口t〜tを有している。
この際、音波行路長補正用スロート部22の先端側に形成した長方形状で且つスリット状の出口開口22のサイズは、長手方向の寸法2p(=p+p)が中心軸COを挟んで上下対称に長尺に設定され、一方、短手方向の寸法qが短尺に設定されている。
そして、音波行路長補正用スロート部22の音道r内に形成した複数段の分岐路(D1)、(D2,D2)、(D3,D3,D3,D3)に対して、入口開口22aから各出口t〜tまでのすべての音波行路長が等しくなるように設定されているために、スピーカ11(図9)を駆動すると、長方形状で且つスリット状の出口開口22bから音波が同位相で放出され、且つ、放出された音波の波面waは放出方向に対して平坦な矩形平面状となっている。
ここで、図11(a)〜(c)に示した如く、音波指向角度変更用アダプターホーン16をホーン21中のアダプター取り付け用ホーン部23の先端側に取り付け、且つ、この音波指向角度変更用アダプターホーン16の長方形状の入口開口16aを音波行路長補正用スロート部22の長方形状の出口開口22bに中心軸COを中心にして上下対称に合わせて当接させた状態で、音波行路長補正用スロート部22の長方形状の出口開口22bから放出された音波の波面wa(図10)が矩形平面状である時に、音波行路長補正用スロート部22に形成した長方形状で且つスリット状の出口開口22bにおける長手方向の音波指向角度2αは実施例1と同様に例えば20°と狭く設定されている。
一方、音波指向角度変更用アダプターホーン16に形成した長方形状の入口開口16aの長手方向の寸法2p’(=p’+p’)は、音波行路長補正用スロート部22に形成した長方形状で且つスリット状の出口開口22の長手方向の寸法2p(=p+p)よりも短く形成されているので、音波指向角度変更用アダプターホーン16に形成した長方形状の入口開口16aにおける長手方向の音波指向角度2α’は、音波行路長補正用スロート部22に形成した長方形状で且つスリット状の出口開口22bにおける長手方向の音波指向角度2αよりも大きな角度に変更されており、且つ、音波指向角度変更用アダプターホーン16に形成した長方形状の入口開口16aにおける長手方向の音波指向角度2α’は例えば40°に設定されている。
この際、音波行路長補正用スロート部22に形成した長方形状で且つスリット状の出口開口22bにおける長手方向の音波指向角度2αは先に説明した数6により求めることができ、且つ、音波指向角度変更用アダプターホーン16に形成した長方形状の入口開口16aにおける長手方向の音波指向角度2α’は先に説明した数7により求めることができる。
上記により、実施例1と同様に、実施例2のホーンスピーカシステム20を室内や大勢の人が集まる集会場や体育館などに少なくとも1台以上設置した場合に、実施例1と同様に、音波指向角度変更用アダプターホーン16から外部に放出された音波が聴衆者に確実に届くと共に、音波の波長が短い周波数(高周波数)の場合でも聴衆者は音波同士の干渉がない均一な音圧の音波を聞くことができる。
次に、実施例2のホーンスピーカシステム20を一部変形させた変形例について図12を用いて簡略に説明する。
図12(a)〜(c)は実施例2の音波指向角度変更用アダプターホーンを一部変形させた変形例の音波指向角度変更用アダプターホーンをホーン中のアダプター取り付け用ホーン部に取り付けた状態を示した前面図、下面図、右側面である。
図12(a)〜(c)に示した如く、実施例2を一部変形させた変形例の音波指向角度変更用アダプターホーン16’及びホーンスピーカシステム20’では、音波指向角度変更用アダプターホーン16’の長方形状の入口開口16aにおける長手方向の音波指向角度2α’を、音波行路長補正用スロート部22の長方形状の出口開口22bにおける長手方向の音波指向角度2αよりも大きな角度に自動的に可変できるように構成したものである。
即ち、音波指向角度変更用アダプターホーン16’の上側面16f側及び下側面16g側にモータなどの駆動源17を連結させて、この駆動源17を介して上側面16f側及び下側面16g側を音波行路長補正用スロート部22に形成した長方形状で且つスリット状の出口開口22bの長手方向に沿いながら矢印方向に移動させることで、音波指向角度変更用アダプターホーン16’ に形成した長方形状の入口開口16aの長手方向の寸法2p’を、音波行路長補正用スロート部22に形成した長方形状で且つスリット状の出口開口22bの長手方向の寸法2pよりも短くなるように自動的に可変できるようになっている。
この際、駆動源17に接続された音波指向角度設定手段18は、先に説明した数7に基づいて音波指向角度変更用アダプターホーン16’の長方形状の入口開口16aにおける長手方向の音波指向角度2α’と、長方形状の入口開口16aの長手方向の寸法2p’との関係が予めテーブルに記憶されているので、音波指向角度設定手段18から音波行路長補正用スロート部22に形成した長方形状で且つスリット状の出口開口22bにおける長手方向の音波指向角度2α(=20°)よりも大きな所望の角度を指定して入力すれば、この所望の角度に基づいて駆動源17を介して音波指向角度変更用アダプターホーン16’の長方形状の入口開口16aの長手方向の寸法2p’を、遠隔操作により室内や体育館などの使用環境に応じて音波行路長補正用スロート部22に形成した長方形状で且つスリット状の出口開口22bの長手方向の寸法2pよりも短い任意の寸法に自動的に可変できるので、使い勝手が良好なスピーカシステム20’を提供することができる。
尚、上記した実施例1,2において、音波指向性を拡大するためにホーンの先端に本発明に係る音波指向角度変更用アダプターホーンを取り付けるにあたって、ホーン中のスロート部(音波行路長補正用スロート部)は、音源に接続された入口開口から入力された音波の音波行路長を音道内で補正して、音波を長方形状の出口開口から長手方向の音波指向角度を狭くし且つ音波の波面が矩形平面状となるように放出させているが、これに限られるものでもなく、ホーン中のスロート部は、音源に接続された入口開口から音波を入力させて、音波を長方形状の出口開口から長手方向の所定の狭い音波指向角度で放出させるものであればいかなる構造形態でも良いものである。
上記により、音波指向角度が狭いホーンスピーカを高所の位置に設置した場合でも、ホーンの先端に本発明に係る音波指向角度変更用アダプターホーンを取り付けるだけで音波指向性を拡大することができ、且つ、音波指向角度変更用アダプターホーンをホーンの先端に取り付ける作業も容易である。
本発明に係る実施例1の音波指向角度変更用アダプターホーン及びホーンスピーカシステムを示した斜視図である。 本発明に係る実施例1のホーンスピーカシステムにおいて、ホーン中の音波行路長補用スロート部をスピーカに接続させた状態を示した斜視図である。 (a),(b)は実施例1のホーンスピーカシステムにおいて、ホーン中の音波行路長補用スロート部をそれぞれ右側面側,左側面側から見た斜視図である。 (a)〜(f)は本発明に係る実施例1のホーンスピーカシステムにおいて、ホーン中の音波行路長補用スロート部を示した後面図、縦断面図、前面図、A−A断面図、上面図、双曲線の使用範囲図である。 音波行路長補正用スロート部からアダプター取り付け用ホーン部側に放出される音波の波面が矩形平面状となるように音波行路長補正用スロート部の音道内に設定した複数の音波行路長補正路の各音波行路長を補正する場合を摸式的に示した図である。 (a)〜(d)は実施例1の要部となる音波指向角度変更用アダプターホーンを示した前面図、下面図、右側面、後面図である。 (a)〜(c)は実施例1の要部となる音波指向角度変更用アダプターホーンをホーン中のアダプター取り付け用ホーン部に取り付けた状態を示した前面図、下面図、右側面である。 (a)〜(c)は実施例1の音波指向角度変更用アダプターホーンを一部変形させた変形例の音波指向角度変更用アダプターホーンをホーン中のアダプター取り付け用ホーン部に取り付けた状態を示した前面図、下面図、右側面である。 本発明に係る実施例2の音波指向角度変更用アダプターホーン及びホーンスピーカシステムを示した斜視図である。 (a),(b)は実施例2のホーンスピーカシステムにおいて、ホーン中の音波行路長補用スロート部を示したA−A断面図、側断面図である。 (a)〜(c)は実施例2の要部となる音波指向角度変更用アダプターホーンをホーン中のアダプター取り付け用ホーン部に取り付けた状態を示した前面図、下面図、右側面である。 (a)〜(c)は実施例2の音波指向角度変更用アダプターホーンを一部変形させた変形例の音波指向角度変更用アダプターホーンをホーン中のアダプター取り付け用ホーン部に取り付けた状態を示した前面図、下面図、右側面である。 一般的なホーンスピーカを説明するために模式的に示した図である。 従来のホーンスピーカにおいて、スロート部内の音道を示した縦断面図である。
符号の説明
10…実施例1のスピーカシステム、
10’…実施例1を一部変形させた変形例のスピーカシステム、
11…音源(スピーカ)、
12…ホーン、
13…音波行路長補正用スロート部、
13L…左側スロート部、13R…右側スロート部、
13a…入口開口、13b…出口開口、
13c…左側面、13d…右側面、13e…上側面、13f…下側面、13g…音道、
14…アダプター取り付け用ホーン部、14a…入口開口、14b…出口開口、
14c…フランジ、14c1…ネジ孔、
14d…左側面、14e…右側面、14f…上側面、14g…下側面、
15…ネジ、
16…実施例1,2の音波指向角度変更用アダプターホーン、
16’…実施例1,2を一部変形させた変形例の音波指向角度変更用アダプターホーン、
16a…入口開口、16b…出口開口、16c…フランジ、16c1…取り付け孔、
16d…左側面、16e…右側面、16f…上側面、16g…下側面、
17…駆動源、18…音波指向角度設定手段、
20…実施例2のスピーカシステム、
20’…実施例2を一部変形させた変形例のスピーカシステム、
21…ホーン、
22…音波行路長補正用スロート部、22a…入口開口、22b…出口開口、
22r…音道、D1〜D3…分岐路、t〜t…出口、
CO…音道の中心軸、
AL…音道の中心軸上を通る一の音波行路長補正路の設計基準音波行路長、
oa’,ob’,oc’,od’,oe’,of’,og’…複数の音波行路長補正路、
2p…音波行路長補正用スロート部に形成した長方形状の出口開口の長手方向の寸法、
2p’…音波指向角度変更用アダプターホーンに形成した長方形状の入口開口の長手方
向の寸法、
2α…音波行路長補正用スロート部に形成した長方形状の出口開口の長手方向の音波指
向角度、
2α’…音波指向角度変更用アダプターホーンに形成した長方形状の入口開口の長手方
向の音波指向角度。

Claims (5)

  1. 音源に接続された入口開口から音波を入力させて、前記音波を長方形状の出口開口から長手方向の所定の音波指向角度で放出させるスロート部及びこのスロート部に連接したアダプター取り付け用ホーン部を有するホーンの先端側に取り付けられ、前記スロート部から放出された前記音波の前記所定の音波指向角度をそれよりも大きな角度に変更するための音波指向角度変更用アダプターホーンであって、
    前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口から放出された前記音波を入力する長方形状の入口開口と、該長方形状の入口開口から入力した前記音波を外部に放出する矩形状の出口開口と有し、且つ、前記長方形状の入口開口の長手方向の寸法を前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口の長手方向の寸法よりも短く設定することで、前記長方形状の入口開口における長手方向の音波指向角度を前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口における長手方向の音波指向角度よりも大きな角度に変更することを特徴とする音波指向角度変更用アダプターホーン。
  2. 前記音波指向角度変更用アダプターホーンに形成した前記長方形状の入口開口の長手方向の寸法を、前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口の長手方向の寸法よりも短い任意の寸法に可変する可変手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の音波指向角度変更用アダプターホーン。
  3. 音波を出力する音源と、
    前記音源に接続された入口開口から前記音波を入力させて、前記音波を長方形状の出口開口から長手方向の所定の音波指向角度で放出させるスロート部及びこのスロート部に連接したアダプター取り付け用ホーン部を有するホーンと、
    前記ホーンの先端部に取り付けられ、前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口から放出された前記音波を入力する長方形状の入口開口と、該長方形状の入口開口から入力した前記音波を外部に放出する矩形状の出口開口とを有し、且つ、前記長方形状の入口開口の長手方向の寸法を前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口の長手方向の寸法よりも短く設定することで、前記長方形状の入口開口における長手方向の音波指向角度を前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口における長手方向の音波指向角度よりも大きな角度に変更する音波指向角度変更用アダプターホーンと、
    を備えたことを特徴とするスピーカシステム。
  4. 前記スロート部は、前記入口開口から入力された前記音波の音波行路長を音道内で補正して、前記音波を長方形状の出口開口から長手方向の音波指向角度を狭くし且つ該音波の波面が矩形平面状となるように放出させることを特徴とする請求項3記載のスピーカシステム。
  5. 前記音波指向角度変更用アダプターホーンに形成した前記長方形状の入口開口の長手方向の寸法を、前記スロート部に形成した前記長方形状の出口開口の長手方向の寸法よりも短い任意の寸法に可変する可変手段を備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載のスピーカシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7631724B2 (en) * 2007-04-27 2009-12-15 Victor Company Of Japan, Limited Sound-wave path-length correcting structure for speaker system
CN110248292A (zh) * 2018-03-08 2019-09-17 Jvc 建伍株式会社 筒喉以及扬声器系统

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