JP2008278101A - 録画制御装置および録画制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワーク上の少なくとも一つの記録装置に残されているそれぞれの空き記憶領域を有効に活用してコンテンツを録画する。
【解決手段】この地上デジタルテレビジョン放送受信システムは、DTV11と複数の記録装置25a〜25cとをLAN10を介して接続したものである。DTV11は、各記録装置25a〜25cから得た性能データを不揮発性メモリ64に登録しておき、コンテンツの録画要求が発生したときにコンテンツの情報から録画条件を算出する録画条件算出ユニット75と、録画条件をキーに不揮発性メモリ64に登録されている各記録装置25a〜25cの性能データを参照して録画条件に合致する記録装置25aを選定する選定ユニット76と、選定された記録装置25aに対して録画を指示する録画制御ユニット77とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばネットワーク接続対応のデジタルテレビなどの録画制御装置および録画制御方法に関する。
近年、地上デジタルテレビジョン放送サービスが開始され、放送されるテレビ番組(以下コンテンツと称す)を録画および再生するための機器の開発および商品化が急務になっている。
地上デジタルテレビジョン放送を視聴するための機器の一つとして、ネットワーク接続対応のデジタルテレビがある。
ネットワーク接続対応のデジタルテレビは、例えばLAN等のネットワークにデジタルテレビとLAN接続型の録画デバイス、例えばNAS等を接続して、デジタルテレビで受信したコンテンツをLAN上のNASに録画することを想定した機器である。
例えばデジタルテレビで視聴中のテレビ番組を不用意にNASに録画した場合、NASのパフォーマンスやハードディスクの空き容量等が不足して録画に失敗する場合がある。
例えばパフォーマンスの低い記録デバイスでハイビジョンのコンテンツを録画しようとした場合、またはNASのハードディスクの空き容量が少ないにもかかわらず、長時間番組を録画した場合などがあげられる。
ネットワーク上に設けたビデオサーバ等の記憶装置に、例えばビデオデータなどのコンテンツを確実に記憶する技術としては、例えば番組資源をビデオサーバに伝達する伝達優先度を予め設定しておき、その伝達優先度に従って番組資源を伝達先のビデオサーバにコピーする技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特表2003−533138公報
しかしながら、上記技術の場合、後から発生した番組資源の保持価値が、ビデオサーバに予め保持されていた番組資源よりも高い場合、ビデオサーバに保持されていた番組資源が自動的に削除されてしまい、保持価値の設定いかんによっては、保持が必要であった既存の番組資源が消される可能性があるという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、ネットワーク上の少なくとも一つの記録装置に残されているそれぞれの空き記憶領域を有効に活用してコンテンツを録画することができる録画制御装置および録画制御方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明の録画制御装置は、ネットワークを介して少なくとも一つの記録装置と通信を行う通信部と、前記記録装置の性能データを登録するためのメモリと、前記通信部を通じて通信テストを行い前記ネットワークに接続された前記記録装置から取得した性能データを前記記録装置毎に前記メモリに登録するテストユニットと、前記コンテンツの録画要求が発生したときに、前記コンテンツの情報から録画条件を算出する録画条件算出ユニットと、前記録画条件算出ユニットにより算出された録画条件に適合する記録装置を、前記メモリに登録された前記性能データと前記通信部を通じた通信により選定する選定ユニットと、前記選定ユニットにより選定された記録装置に対して前記コンテンツの録画を指示する録画制御ユニットと具備することを特徴とする。
本発明の録画制御方法は、ネットワークを介して少なくとも一つの記録装置と通信を行う通信部を備える録画制御装置による録画制御方法において、前記通信部を通じて通信テストを行い前記ネットワークに接続された前記記録装置から取得した性能データを前記記録装置毎にメモリに登録するステップと、前記コンテンツの録画要求が発生したときに、前記コンテンツの情報から録画条件を算出するステップと、前記算出された録画条件に適合する記録装置を、前記メモリに登録された前記性能データと前記通信部を通じた通信により選定するステップと、前記選定された記録装置に対して前記コンテンツの録画を指示するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワーク上の少なくとも一つの記録装置に残されているそれぞれの空き記憶領域を有効に活用してコンテンツを録画することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係るデジタルテレビジョン放送受信システムの構成を示すブロック図、図2はDTV11のブロック構成図である。
図1に示すように、このデジタルテレビジョン放送受信システムは、デジタルテレビジョン放送受信装置11(以下「DTV11」と称す)と、このDTV11にローカルエリアネットワーク10(以下「LAN10」と称す)などのネットワークを介して接続された少なくとも一つの記録装置、この例では3台の記録装置25a,25b,25cとを備えている。
記録装置25a,25b,25cは、例えばNetwork Attached Storage:NASなどであり、内部にCPU、メモリ、ハードディスク装置、LANインターフェースなどを備えている。
記録装置25aの名称はA、録画パフォーマンスは30Mbps、ハードディスク装置の空き記憶領域である空き容量は10%であるものとする。記録装置25bの名称はB、録画パフォーマンスは20Mbps、ハードディスク装置の空き容量は50%であるものとする。記録装置25cの名称はC、録画パフォーマンスは10Mbps、ハードディスク装置の空き容量は70%であるものとする。
このような構成の場合、パフォーマンスは、記録装置25aが最も高く、記録装置25cが最も低い。一方、空き容量は、記録装置25aが最も少なく、記録装置25cが最も多い。
現在、録画対象となる一般的なコンテンツは、ビットレートで分類した場合、ハイビジョンコンテンツ、地上デジタル放送、SDコンテンツなどに分類される。例えばハイビジョンコンテンツは、おおよそ24Mbps、地上デジタル放送は約15Mbps、SDコンテンツは約8Mbps程度である。
DTV11は、薄型のキャビネットと、このキャビネットを起立させて支持する支持台とを備えている。キャビネットには、例えば液晶表示パネル等でなる平面パネル型の映像表示器14、スピーカ15、操作部16、リモートコントローラ17から送信される操作情報を受ける受光部18等が設けられている。映像表示器14は、記録装置25a,25b,25cに録画されたコンテンツを表示する表示ユニットである。
図2は上記したDTV11の主要な信号処理系の構成を示すブロック図である。同図に示すように、DTV11は、入力端子44,49、チューナ45,50,52、PSK(Phase Shift Keying)復調器46、信号処理部47、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器51、アナログ復調器53、グラフィック処理部54、音声処理部55、OSD(On Screen Display)信号生成部57、映像処理部58、出力端子60、制御部61、カードI/F(Interface)65、カードホルダ66、通信I/F69などを備えている。
カードホルダ66は、例えばSD(Secure Digital)メモリカード、MMC(Multimedia Card)およびメモリスティック等のメモリカード、また、例えば契約情報等の記録されたメモリカード(ICカード)等のメモリカード19が着脱可能である。これらのメモリカード19に対してカードホルダ66およびカードI/F65を介して番組や写真等の情報の記録および再生が行なわれ、また情報の記録および再生が行なわれる。
また、このDTV11は、第1のLAN端子21、第2のLAN端子22、USB(Universal Serial Bus)端子23及びIEEE1394端子24を備えている。IEEE1394端子24はi.Link(登録商標)端子ともいう。
第1のLAN端子21は、LAN対応HDD専用ポートとして使用されるものであり、接続されたNAS(Network Attached Storage)であるLAN対応のHDD25に対して、LAN10により情報の記録再生を行なうために使用される。
第1のLAN端子21および通信I/F69は、LAN10を介して少なくとも一つの記録装置25a,25b,25cと通信を行う通信部として機能する。
このように、LAN対応HDD専用ポートとしての第1のLAN端子21を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HDD25に対してハイビジョン画質による番組の情報記録を安定して行なうことができる。
また、第2のLAN端子22は、LAN10に接続される一般的なLAN対応ポートとして使用されるもので、例えばハブなどを介して他のネットワーク機器(LAN対応のPC(Personal Computer)、HDD内蔵のDVDレコーダ等の機器を接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
なお、DVDレコーダについては、第2のLAN端子22を介して通信されるデジタル情報が制御系のみの情報であるため、DTV11との間でアナログの映像及び音声情報を伝送するために、専用のアナログ伝送路を設ける必要がある。
また、この第2のLAN端子22は、ハブに接続されたブロードバンドルータを介して、例えばインターネット等のワイドエリアネットワーク(以下「WAN」と称す)に接続し、そのWANを介してPCや携帯電話機等と情報伝送を行なうために使用される。
USB端子23は、一般的なUSB対応ポートとして使用されるものであり、例えUSBハブを介して、携帯電話機、デジタルカメラ、メモリカードに対するカードリーダ/ライタ、HDD、キーボード等のUSB機器を接続し、これらのUSB機器と情報伝送を行なうために使用される。
更に、上記IEEE1394端子24は、例えばAV−HDD、D(Digital)−VHS(Video Home System)等をシリアル接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
入力端子44は、アンテナ43に接続されている。アンテナ43は、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナであり、衛星デジタルテレビジョン放送信号を受信する。アンテナ43で受信された衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子44を介して衛星デジタル放送用のチューナ45に供給される。
チューナ45は、衛星デジタルテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの放送信号を選局する。このチューナ45は、選局した放送信号をPSK復調器46に供給する。PSK復調器46は、供給されたデジタルの映像信号及び音声信号を復調した後、信号処理部47に出力する。
チューナ50には、地上波放送受信用のアンテナ48で受信された地上デジタルテレビジョン放送信号が入力端子49を通じて供給される。チューナ50は、供給された地上デジタルテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの放送信号を選局する。
チューナ50は、選局した放送信号をOFDM復調器51に供給する。OFDM復調器51は、放送信号をデジタルの映像信号及び音声信号に復調し信号処理部47に出力する。
チューナ52には、地上波放送受信用のアンテナ48で受信された地上アナログテレビジョン放送信号が供給される。
チューナ52は、入力端子49を介して地上アナログ放送用のチューナ52に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号を選局し、アナログ復調器53に供給する。
アナログ復調器53は、チューナ52で選局された放送信号をアナログの映像信号及び音声信号に復調した後、信号処理部47に出力する。
信号処理部47は、アナログ復調器53により復調されたアナログの映像信号及び音声信号をグラフィック処理部54及び音声処理部55に出力する。
また、信号処理部47は、PSK復調器46及びOFDM復調器51からそれぞれ供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部54及び音声処理部55に出力する。
グラフィック処理部54は、信号処理部47から供給されるデジタルの映像信号に、OSD信号生成部57で生成されるOSD信号を重畳して出力する。このグラフィック処理部54は、信号処理部47の出力映像信号と、OSD信号生成部57の出力OSD信号とを選択的に出力する。
また、グラフィック処理部54は、両出力をそれぞれ画面の半分を構成するように組み合わせて出力する。グラフィック処理部54から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部58に供給される。
映像処理部58は、入力されたデジタルの映像信号を、映像表示器14で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器14に出力して映像表示させるとともに、出力端子59を介して外部に導出させる。
音声処理部55は、入力されたデジタルの音声信号を、スピーカ15で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ15に出力して音声再生させるとともに、出力端子60を介して外部に導出させる。
このDTV11は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部61によって統括的に制御される。この制御部61は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63、不揮発性メモリ64などのメモリを内蔵している。
制御部61は、上記操作部16からの操作情報を受け、または、リモートコントローラ17から送出された操作情報を上記受光部18を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御する。
ROM62には、制御部61のCPUが実行する制御プログラムが格納されており、起動時にCPUにより制御プログラムが読み出されて各部が制御される。RAM63は、該CPUに作業エリアを提供する。
不揮発性メモリ64には、各種の設定情報及び制御情報(NASなどの機器から取得された性能データや性能リスト等)が電源供給なしに格納および保持される。つまり、不揮発性メモリ64は、LANに接続された記録装置25a,25b,25cとその性能データを登録するためのメモリである。制御部61は、これらのメモリを利用して各部を制御する。
制御部61は、カードI/F65を介して、上記メモリカード19が装着可能なカードホルダ66に接続されている。これによって、制御部61は、カードホルダ66に装着されたメモリカード19と、カードI/F65を介して情報伝送を行なうことができる。
制御部61は、カードI/F65とは異なるカードI/Fを介して、他のメモリカード(第2のメモリカード)を装着可能なカードホルダに接続されており、第2のメモリカードと情報伝送を行なう。
制御部61は、通信I/F69を介して第1のLAN端子21に接続されている。これにより、制御部61は、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応のNASである記録装置25a,25b,25cと、通信I/F69を介して情報伝送を行なうことができる。
この場合、制御部61は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有し、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応の記録装置25a,25b,25cにIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てて登録ユニット80による利用機器の登録動作が可能になる。
制御部61は、通信I/F70を介して第2のLAN端子22に接続されている。制御部61は、第2のLAN端子22に接続された各機器と、通信I/F70を介して情報伝送を行なう。
制御部61は、USB I/F71を介してUSB端子23に接続されている。制御部61は、USB端子23に接続された各機器と、USB I/F71を介して情報伝送を行なう。
制御部61は、IEEE1394 I/F72を介してIEEE1394端子24に接続されている。制御部61は、IEEE1394端子24に接続された各機器と、IEEE1394I/F72を介して情報伝送を行なう。
制御部61は、登録ユニット80と、テストユニット74と、録画条件算出ユニット75、選定ユニット76と、録画制御ユニット77とを有している。
登録ユニット80は、ネットワーク上の記録再生処理を行う記録再生機器を不揮発性メモリ64に登録する。
登録ユニット80は、例えばLANに接続された記録装置25a,25b,25cと通信I/F69および第1のLAN端子21などの通信部を通じて通信し、記録装置25a,25b,25cを、コンテンツの録画および再生に利用する機器として不揮発性メモリ64に登録する。
テストユニット74は、不揮発性メモリ64に登録された記録装置25a,25b,25cの性能データを取得するためのテストを行い、記録装置25a,25b,25cから得られた性能データを記録装置毎に不揮発性メモリ64の性能リスト64a(図3参照)に記憶する。
録画条件算出ユニット75は、コンテンツの録画要求が発生したときに、コンテンツの情報(ビットレート、録画予定時間など)から録画条件の一つである記録予定サイズなどを算出する。録画条件としては記録予定サイズの他に録画パフォーマンスであるビットレートなども含まれる)
詳細には、選定ユニット76は、番組を視聴している利用者によりリモートコントローラ17が録画操作された場合や録画予約機能による録画開始イベントの発生で、録画要求が発生したときに、対象となるコンテンツのビットレートと、このビットレートと記録予定時間とから記録予定サイズを算出し、算出した記録予定サイズとビットレートとをコンテンツの録画条件とする。
選定ユニット76は、録画条件に適合しかつ上位の性能を有する記録装置を、不揮発性メモリ64に登録されている各記録装置25a,25b,25cの性能データと通信部(第1のLAN端子21および通信I/F69)による通信によって、コンテンツの録画に利用する記録装置を選定する。
選定ユニット76は、録画条件算出ユニット75により算出された録画条件(記録予定サイズ、ビットレートなど)をキーに、不揮発性メモリ64に登録されている各記録装置25a,25b,25cの性能リスト64aを参照してリストの上位に設定されている記録装置から順に録画条件に合致するか否かを判定することで候補を選定し、選定した候補と実際に通信して空き容量が録画条件を満たす記録装置を選定(決定)する。
すなわち、選定ユニット76は、録画条件算出ユニット75により算出された録画条件を満たす書き込み性能を有する記録装置の候補を不揮発性メモリ64に登録されている性能データから選定する第1選定手段として機能する。
また、選定ユニット76は、第1選定手段により選定された記録装置の候補と通信部およびLAN10を通じて通信し、LAN10に実際に接続されている候補の中から録画条件を満たす空き容量を有する記録装置を、録画に利用する記録装置として選定する第2選定手段として機能する。
詳細には、選定ユニット76は、コンテンツの情報から、コンテンツのビットレートが高い場合に性能が高い記録装置を選定し、コンテンツのビットレートが低い場合に性能が低い記録装置を選定する。
録画制御ユニット77は、選定ユニット76により選定された記録装置に対してコンテンツの録画を指示する。
図1のリソース環境では、最もパフォーマンスの高い記録装置は記録装置25aであり、この記録装置25aは、ハイビジョンコンテンツでない限り録画をしない方が良い。また、この環境でSDコンテンツを録画するとなると、録画パフォーマンスが低くても空き容量の大きい記録装置25cを選定することが望ましい。
基本的には、コンテンツのビットレートより速いパフォーマンスを持つ記録装置の中で一番性能の低いものを候補に挙げ、その後、空き容量が十分か否かをチェックした上で録画を行うのがよい。
また、記録装置の空き容量がない場合は当然他の記録装置を選定した上で録画を行うことになる。
例えば図1の環境でSDコンテンツを録画する場合、記録装置25cの空き容量が少なく、要求されたコンテンツの録画サイズが収まりきらない場合は、記録装置25bに録画するといった動的な選択を行うことで失敗することなく録画を行うことができる。
上記のようなことを踏まえて、以下、このデジタルテレビジョン放送受信システムの動作を説明する。
このデジタルテレビジョン放送受信システムでは、LAN10に記録装置25a,25b,25cなどが接続されてから、受信した中の所望の番組コンテンツを録画するまでは、機器の登録、性能テスト、録画要求に応じた記録装置の選定などの処理を経る必要がある。
(ネットワーク機器の登録動作)
このデジタルテレビジョン放送受信システムでは、LAN10に、記録装置25a〜25cを接続すると、DTV11のDHCP機能により記録装置25a〜25cにIPが割り当てられる。
リモートコントローラ17等から機器登録メニューを選択して実行操作を行うと、登録ユニット80が、映像表示器14に登録画面を表示する。
この登録画面上に表示された検索ボタンをリモートコントローラ17から選択操作すると、登録ユニット80は、LAN10に対して、登録コマンド(検索コマンド)を送信する。
これにより、LAN10に接続された記録装置25a〜25cから、割り当てられたIPアドレスを含む記録装置の識別情報(装置名または装置IDなど)が返信されてくるので、登録ユニット80は、図3に示すように、不揮発性メモリ64の性能リスト64aの装置名(装置ID)の欄に、装置名(装置ID)を登録する。
(テスト動作)
次に、図4に示すように、テストユニット74は、各記録装置25a,25b,25cに対して順に性能テストを行う(図4のステップS101)。
この場合、テストユニット74は、不揮発性メモリ64の性能リスト64a上の初めの記録装置25aの性能データを取得するためのテストコマンド(図5参照)を記録装置25aのIPアドレスを指定してLAN10へ送信し、各記録装置25aから取得した性能データ(書き込み速度、空き容量など)を、性能リスト64aの該当装置名:Aのレコードに登録する(ステップS102)。この動作を記録装置25b,25cについても同様に行い、性能リスト64aに性能データを登録する。
すべての記録装置25a,25b,25cの性能テストが終了した後、テストユニット74は、性能リスト64aをパフォーマンスの昇順にソートする(ステップS103)。
すなわち、テストユニット74は、記録装置25a,25b,25cから得られた性能データを、記録装置毎に性能の高い順に不揮発性メモリ64に記憶する。
(書き込み速度について)
詳細には、図6に示すように、テストユニット74は、所定量のデータ(例えば100M程度の動画ファイルなど)の書き込みコマンドを送信すると同時に性能テスト開始時刻をRAM63に記録し(図6のステップS111)、記録装置25aの側で、受信されたデータの書き込み処理が実行された後(ステップS112)、記録装置25aからの書き込み完了を示す応答コマンドがDTV11に受信された終了時刻をRAM63に記録し(ステップS113)、RAM63に記録された性能テストの開始時刻と終了時刻との差を算出して、書き込みに要した時間とデータ量とから書き込み速度(単位:bps)を求める(ステップS114)。bps(bits per second)は、1秒間に何ビットのデータを送受信できるかを表す通信速度の単位である。
なお記録装置25aに書き込まれるデータ量を1時間当たり[MB/時間]に換算する場合、次式(式1)
[ビットレート(bits)]/[8(1バイト中のビット数)]×3600秒
=[KB/時間]/1000 …(式1)で求められる。
ここで、図7,図8を参照して録画動作を説明する。
番組を視聴している利用者によりリモートコントローラ17が録画操作された場合や録画予約機能による録画開始イベントが発生した場合に、制御部61にコンテンツの録画要求が発生する。
すると、録画条件算出ユニット75は、録画対象のコンテンツのビットレートと、このビットレートと記録予定時間とから記録予定サイズを算出し、算出した記録予定サイズとコンテンツビットレートなどを録画条件とする。
すなわち、録画条件算出ユニット75は、コンテンツの情報(ビットレート、録画予定時間など)から録画条件の一つである記録予定サイズなどを算出し、録画条件をRAM63に設定する。
録画条件がRAM63にセットされると、選定ユニット76は、録画条件算出ユニット75により算出された録画条件(記録予定サイズ、ビットレートなど)をキーに、不揮発性メモリ64に登録されている各記録装置25a,25b,25cの性能リスト64aを参照して録画条件に合致する記録装置の中で空き容量の最も多い記録装置を選定する。
ここで、選定ユニット76は、まず不揮発性メモリ64の性能リスト64aに比較対象となる記録装置が登録されているか否かをチェックする(図7のステップS201)。この例では、性能リスト64aに、図8に示すような性能データ(録画パフォーマンス:書き込み速度)が登録されているものとする。
選定ユニット76は、チェックの結果、性能リスト64aの上位に位置する記録装置:A(記録装置25a)の性能データと録画条件とを不揮発性メモリ64から読み出して、録画条件のコンテンツビットレートと該当記録装置の性能データのビットレートとを比較し、コンテンツビットレートよりも性能データのビットレートが大きいか否かを判定する(ステップS202)。
ここでは、選定ユニット76は、コンテンツビットレートが高い場合に性能が高い記録装置を選定し、コンテンツビットレートが低い場合に性能が低い記録装置を選定する。
この判定の結果、記録装置のビットレートの方が大きい場合(ステップS202のYes)、選定ユニット76は、その記録装置を録画に利用する候補とし、続いてその性能リストに登録されている記録装置が実際にLAN10に接続されているか否かを、通信I/F69およびLAN10を通じたコマンドのやりとりでチェックする(ステップS203)。具体的に制御部61から発行されるコマンドは、例えばLinuxなどでいうところのDFコマンド(空き容量要求コマンド)である。
送信した空き容量要求コマンドに対する応答コマンドが返信されてきた場合、選定ユニット76は、応答コマンドに含まれる記録装置の空き容量と、録画条件の記録予定サイズとを比較して、録画条件の記録予定サイズよりも記録装置の空き容量が大きいか否かを判定する(ステップS204)。
この判定の結果、記録予定サイズよりも記録装置の空き容量が大きい場合(ステップS204のYes)、選定ユニット76は、その記録装置を録画対象の記録装置として決定し、録画制御ユニット77へ通知する。
録画制御ユニット77は、選定ユニット76により選定された記録装置に対してコンテンツの録画を指示するコマンドを送信することで、録画を実行する(ステップS205)。
なお、上記S202,S203,S204の判定処理の結果、一つでも録画条件を満たしていなかった場合(判定結果がNoの場合)は、性能リスト64aにある次の順位の記録装置を比較対象とし(ステップS206)、上記一連の処理を繰り返し実行する(ステップS207)。
そして、LAN10に接続されているすべての記録装置25a〜25cを比較対象として記録装置の選定処理を行った結果、どの記録装置も録画条件を満たさなかった場合、録画制御ユニット77は、録画できない旨のメッセージを映像表示器14に出力して今回の録画イベントについての処理を終了(異常終了)する。
このようにこの実施形態のデジタルテレビジョン放送受信システムによれば、LAN10に接続された記録装置25a〜25cを登録したときに録画パフォーマンス(書き込み速度:ビットレート)を設定した性能リスト64aを作成しておき、コンテンツを実際に録画する際に録画予定サイズとコンテンツビットレートを録画条件とし、性能リスト64aにある記録装置の書き込み速度がコンテンツビットレートを満たすか否かをチェックした上で、候補の記録装置のハードディスク装置の空き容量を調べて録画予定サイズを満たす録画装置を決定(選定)することによって、録画パフォーマンスの高い記録装置25aには、極力ビットレートの高いハイビジョンコンテンツを録画し、地上デジタル放送やSDコンテンツなどの低ビットレートコンテンツについては録画パフォーマンスの低い記録装置25cなどに録画することができ、LAN10に接続されたNASなどの記録装置25a〜25c(リソース)を有効に活用し、記録装置25a〜25cに既に録画されているコンテンツを削除せずに新たな番組(コンテンツ)を録画することができる。
例えば録画対象が予め低ビットレートのコンテンツの場合、複数の記録装置25a〜25cのうちの録画パフォーマンスの低い記録装置25cを選定して録画するので、録画パフォーマンスの高い記録装置25aの記録容量が温存され、ハイビジョンコンテンツを録画するときに、録画パフォーマンスの高い記録装置25aで録画できるようになる。
換言すれば、録画パフォーマンスの高い記録装置25aに低ビットレートのコンテンツを録画したために、いざハイビジョンコンテンツを録画する際に記録装置25aの空き容量が少ないために録画できないといった事態を回避できる。
なお、本願発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形してもよい。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の発明を構成できる。
例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態のデジタルテレビジョン放送受信システムの概要構成を示す図である。 図1のデジタルテレビジョン放送受信システムのDTVの構成を示すブロック図である。 性能リストへの記録装置の登録例を示す図である。 テストユニットの動作を示すフローチャートである。 性能リストへの性能データの登録例を示す図である。 テストユニットによるコマンドのやりとりを示すシーケンス図である。 DTVによる録画動作を示すフローチャートである。 複数の記録装置の性能データの登録例を示す図である。
符号の説明
10…LAN(ローカルエリアネットワーク)、11…デジタルテレビジョン放送受信装置、14…映像表示器、15…スピーカ、16…操作部、17…リモートコントローラ、18…受光部、19…メモリカード、21…第1のLAN端子、22…第2のLAN端子、23…USB(Universal Serial Bus)端子、24…IEEE1394端子、25a〜25c…記録装置、43…アンテナ、44,49…入力端子、45,50,52…チューナ、46…復調器、47…信号処理部、48…アンテナ、49…入力端子、51…復調器、53…アナログ復調器、54…グラフィック処理部、55…音声処理部、57…信号生成部、58…映像処理部、59…出力端子、60…出力端子、61…制御部、64…不揮発性メモリ、64a…性能リスト、65…カードI/F(Interface)、66…カードホルダ、69…通信I/F、74…テストユニット、75…録画条件算出ユニット、76…選定ユニット、77…録画制御ユニット、80…登録ユニット。

Claims (5)

  1. ネットワークを介して少なくとも一つの記録装置と通信を行う通信部と、
    前記記録装置の性能データを登録するためのメモリと、
    前記通信部を通じて通信テストを行い前記ネットワークに接続された前記記録装置から取得した性能データを前記記録装置毎に前記メモリに登録するテストユニットと、
    前記コンテンツの録画要求が発生したときに、前記コンテンツの情報から録画条件を算出する録画条件算出ユニットと、
    前記録画条件算出ユニットにより算出された録画条件に適合する記録装置を、前記メモリに登録された前記性能データと前記通信部を通じた通信により選定する選定ユニットと、
    前記選定ユニットにより選定された記録装置に対して前記コンテンツの録画を指示する録画制御ユニットと
    を具備することを特徴とする録画制御装置。
  2. 前記録画条件算出ユニットは、
    前記録画要求が発生したときに、対象となるコンテンツのビットレートと、前記ビットレートと記録予定時間とから算出した記録予定サイズとを録画条件とすることを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の録画制御装置。
  3. 前記選定ユニットは、
    前記録画条件算出ユニットにより算出された録画条件を満たす書き込み性能を有する記録装置の候補を前記メモリに登録されている性能データから選定する第1選定手段と、
    前記第1選定手段により選定された前記記録装置の候補と前記通信部および前記ネットワークを通じて通信し、前記ネットワークに実際に接続されている候補の中から前記録画条件を満たす空き容量を有する記録装置を、録画に利用する記録装置として選定する第2選定手段と
    を具備することを特徴とする録画制御装置。
  4. 前記コンテンツを表示する表示ユニットを具備することを特徴とする録画制御装置。
  5. ネットワークを介して少なくとも一つの記録装置と通信を行う通信部を備える録画制御装置による録画制御方法において、
    前記通信部を通じて通信テストを行い前記ネットワークに接続された前記記録装置から取得した性能データを前記記録装置毎にメモリに登録するステップと、
    前記コンテンツの録画要求が発生したときに、前記コンテンツの情報から録画条件を算出するステップと、
    前記算出された録画条件に適合する記録装置を、前記メモリに登録された前記性能データと前記通信部を通じた通信により選定するステップと、
    前記選定された記録装置に対して前記コンテンツの録画を指示するステップと
    を有することを特徴とする録画制御方法。
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