JP2008277030A - 2次電池の充放電制御方法 - Google Patents

2次電池の充放電制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008277030A
JP2008277030A JP2007116926A JP2007116926A JP2008277030A JP 2008277030 A JP2008277030 A JP 2008277030A JP 2007116926 A JP2007116926 A JP 2007116926A JP 2007116926 A JP2007116926 A JP 2007116926A JP 2008277030 A JP2008277030 A JP 2008277030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
charge
control method
portable information
information device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007116926A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Asahi
裕之 朝日
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2007116926A priority Critical patent/JP2008277030A/ja
Publication of JP2008277030A publication Critical patent/JP2008277030A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】携帯情報機器の使用者の負担を軽減しながら、2次電池の長時間駆動と長寿命化とを実現する。
【解決手段】携帯情報機器に使用する2次電池の充放電制御方法であって、携帯情報機器をACアダプタ等の外部電源に接続した場合に、2次電池を定格最大容量以下の充電上限値まで充電するステップと、2次電池を定格最大容量以下の所定容量まで放電するステップと、充電上限値まで充電した2次電池を所定容量にまで少なくとも2日間で放電させるステップとを含むことを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、主として事務所で使用されるノートパソコンやPDA(携帯情報端末)などの携帯情報機器に使用する2次電池の充放電制御方法に関わり、携帯情報機器の使用者の負担を軽減し、かつ、2次電池の使用実態を考慮しながら長時間駆動と長寿命化とを実現する技術に関する。
携帯情報機器に使用される、例えばリチウムイオン電池などの2次電池は、満充電状態で使用すると2次電池の寿命が短くなることが知られている。
そこで一般的に、2次電池に図6に示すような2つの充電モードを備える方法がとられている。
図6について説明すると、モードAは、ACアダプタを接続した場合は、ACアダプタから供給される電力で携帯情報機器を動作させるとともに、2次電池に定電流で急速充電し、満充電になると以後は、定電圧充電にして微弱な電流で充電するトリクル充電により、ほぼ満充電に近い状態を維持する。
一旦、2次電池が満充電状態になるとACアダプタを携帯情報機器から抜かない限り、2次電池から携帯情報機器への電力は供給されないため、携帯情報機器の使用を停止しても満充電の状態がほぼ維持される。また、ACアダプタからの充電ができない外出先での携帯情報機器の使用に際し、t3〜t5までの時間に2次電池が利用される。
一方、モードBでは、同様にACアダプタを接続した場合は、ACアダプタから供給される電力で携帯情報機器を動作させるとともに、2次電池に定電流で急速充電し電池容量が満充電の80%程度に達すると、この状態を維持するようなトリクル充電を継続する。モードBはモードAより充電上限値を低くして2次電池にかかる負荷を抑制しているため2次電池の寿命は延びるものの、外出先での使用では、t3〜t4までの2次電池の利用となり、使用時間は短くなってしまう。
従って、携帯情報機器の使用者は、事務所などACアダプタを接続することが多い場合には、2次電池の寿命を延ばすためにモードBで使用するが、翌日に出張などの外出が予定されている場合には2次電池を満充電の状態にするモードAで使用して、外出先での使用時間を長くするような使い分けをしていた。
この方法は、使用者がうっかりAモード操作を忘れると、外出先での携帯情報機器の使用時間が短くなるという欠点がある。
そこで、前述の2個のモードを自動的に切り替える方法として特許文献1および特許文献2に示すようなものが提案されている。
特許文献1に示すものは、タイマーなどにより予め定めたスケジュールに従って2個のモードを切り替えるものであり、特許文献2に示すものは、使用者のスケジュールを記憶するスケジュール記憶部を設け、このスケジュールに従って、2個のモードの切り替えを行うようにしたものである。
特開2002−359008号公報 特開2004−946078号公報
しかしながら、前述の特許文献に示す方法は、いずれも、使用者がスケジュールの入力操作を必要とし、使用者にとって負担であるばかりでなく、突然の外出には対応できないという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、携帯情報機器の使用者の負担を軽減しながら、2次電池の長時間駆動と長寿命化とを実現することを第1の目的とする。
また、事務所でのACアダプタで充電しながらの使用が連続すると、たとえBモードであっても2次電池が80%程度の容量での使用が連続することになり、2次電池の寿命を短くするので、この課題を解決することを第2の目的としている。
上述したような課題を解決するために、請求項1記載の2次電池の充放電制御方法は、携帯情報機器に使用する2次電池の充放電制御方法であって、携帯情報機器をACアダプタ等の外部電源に接続した場合に、2次電池を定格最大容量以下の充電上限値まで充電するステップと、2次電池を定格最大容量以下の所定容量まで放電するステップと、充電上限値まで充電した2次電池を所定容量にまで少なくとも2日間で放電させるステップとを含むことを特徴としている。このことにより、2次電池の寿命を短くする満充電付近での電池の高負荷状態および長時間使用を回避するとともに、不意の外出があっても電池の長時間駆動ができるとともに電池の長寿命化を図ることができる。
また、請求項2記載の2次電池の充放電制御方法は、請求項1記載の2次電池の充放電制御方法において、充電は、2次電池の電力残容量が所定容量以下の場合に実施することを特徴としたものである。このことにより、充放電のサイクル時間を長くして、すなわち短時間での充放電の繰り返しを回避して、電池寿命の延長を図ることができる。
また、請求項3記載の2次電池の充放電制御方法は、請求項1記載の2次電池の充放電制御方法において、放電は、2次電池の電力残容量が所定容量以上で、充電状態でない場合に実施することを特徴としたものである。このことにより、充放電のサイクル時間を長くして、すなわち短時間での充放電の繰り返しを回避して、電池寿命の延長を図ることができる。
また、請求項4記載の2次電池の充放電制御方法は、ACアダプタ等の外部電源からと2次電池とから給電を受けて使用する携帯情報機器に使用する2次電池の充放電制御方法であって、2次電池の充電上限値を定格最大容量以下の範囲で設定するステップと、外部電源から給電を受けて携帯情報機器が使用される時間と2次電池から給電を受けて携帯情報機器が使用される時間を計測するステップとを有し、所定期間内における外部電源からの給電時間と2次電池から給電時間の比率に対応して2次電池の充電上限値を変更することを特徴としている。このことにより、外部電源からの給電の比率が多い場合は、所定期間内において使用時間の少ない2次電池が、高負荷状態になるまで充電されることを抑制して、使用者に負担をかけることなく電池寿命の延長を図ることができる。なお前述の比率は逐次計測した複数の数値の移動平均で算出するのが望ましい。
また、請求項5記載の2次電池の充放電制御方法は、ACアダプタ等の外部電源からと2次電池とから給電を受けて使用する携帯情報機器に使用する2次電池の充放電制御方法であって、2次電池の充電上限値を定格最大容量以下の範囲で設定するステップと、外部電源から給電を受けて携帯情報機器が使用される時間と、2次電池から給電を受けて携帯情報機器が使用される時間を計測するステップを有し、所定期間内における外部電源からの給電時間と2次電池から給電時間の比率が所定値を超えたときに、2次電池を所定の放電下限値以下に強制放電させることを特徴としている。このことにより、外部電源からの給電の比率が多い場合は、使用時間は少ないが高負荷状態にある2次電池の保有電力を減少させて、使用者に負担をかけることなく電池寿命の延長を図ることができる。なお前述の比率は逐次計測した複数の数値の移動平均で算出するのが望ましい。
また、請求項6記載の2次電池の充放電制御方法は、請求項5記載の2次電池の充放電制御方法において、強制放電は携帯情報機器が2次電池から給電を受けているときは実施しないことを特徴としている。このことにより、2次電池から給電を受けて携帯情報機器を使用する場合に、強制放電による消費電力を低減させ、電池での長時間駆動を図ることができる。なおこの場合、携帯情報機器が外部電源から給電を受けているときに強制放電を実施することは言うまでもない。
また、請求項7記載の2次電池の充放電制御方法は、請求項5記載の2次電池の充放電制御方法において、強制放電は、携帯情報機器を使用者が使用しているときに実施されることを特徴としている。このことにより、携帯情報機器のディスプレイ上のガイダンスによって、電池の充放電動作を使用者が確認することが可能となる。なおガイダンスは文字列、アイコン、アニメーション、音声のいずれかを含むのが望ましい。
また、請求項8記載の2次電池の充放電制御方法は、請求項5記載の2次電池の充放電制御方法において、強制放電は、使用者が指定する時間帯は実施しないことを特徴としている。このことにより、時間帯による給電先の使用実態に合わせて2次電池の保有電力を増減させ、使用者に負担をかけることなく、2次電池による給電時の長時間駆動と電池寿命の延長を図ることができる。
本発明の2次電池の充放電制御方法によれば、携帯情報機器の使用者の負担を軽減しながら、2次電池の長時間駆動と長寿命化とを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、説明の便宜上、数値を挙げて説明するが、本発明はこの数値には拘束されない。
(実施の形態1)
本実施の形態は、携帯情報機器(以下単に「機器」と呼ぶこともある)の2次電池(以下単に「電池」と呼ぶこともある)を満充電状態が継続することなく使用し、かつ、外出先等で機器を電池で使用する場合に、電池の使用時間ができるだけ長くなることを目的とした発明の実施の形態である。
図1は、本実施の形態における電池の充放電の状態を示す模式図、図2は同携帯情報機器の要部の構成を示す図、図3は同電池の充放電制御方法の詳細を示す流れ図である。
まず図1を用いて電池の充放電制御の概略を説明し、次いで図2を用いて電池の充放電に関わる機器の要部の構成と機能を説明し、最後に図1、図2を参照しながら図3を用いて電池の充放電制御の詳細(方法の順序)を説明する。
図1は、機器を常時アダプタで給電しながら使用したとき(例えば、事務所で機器を使用する場合)の電池の残存容量の遷移を実線の特性Cで示している。なお、ここで電池の残存容量は、電池が収容できる最大の電気エネルギー(アンペアアワー)を100%として表現しており、この100%は、後述の満充電(の状態の電気エネルギー)と同義である。
まず、時刻t7において、電池の残存容量が、例えば80%以下の場合、電池はアダプタから給電を受けた機器により充電され、図示C1の領域において電池の残存容量が時間経過とともに満充電に向かって充電される(以下、前述のC1域の状態を「漸次増加充電」と表記する)。
この漸次増加充電は、充電上限値を除々に上方にシフトすることで得られる。
時刻t8において、電池が満充電になると、図示C2の領域で電池は放電下限値80%まで3日間(72時間)かけて緩やかな放電を行う。
図1で明らかなように、本実施の形態の充放電制御方法では、電池は満充電の状態が継続することがない。
また、H1、H2、H3はそれぞれ時刻t9(翌日)、時刻t10(2日目)、時刻t11(3日目)に機器が電池で使用されたときの特性である。
図1から、翌日のH1では電池の残存容量約95%、2日目のH2では電池の残存容量約90%、3日目のH3では電池の残存容量80%から機器を使用できる。すなわち、80%充電モードで機器を使用する従来の場合と比べて、少なくとも翌日、2日目に突然の出張が入った場合でも、それぞれ15%、10%だけ長い時間、機器を使用できることになる。また、突然の出張を想定して常時満充電で使用する従来の場合と比べて、満充電の時間がほとんどないので電池を長寿命に保つことができる。なお、突然の出張に備えて、電池の残存容量が80%になった後は、漸次増加充電(C1)から緩やかな放電(C2)までの定期的な充放電を繰り返すことが望ましい。
図2で、携帯情報機器10は、電池20と、電池20から電池の残存容量などの情報を受けるマイコン(マイクロコンピュータ)30と、マイコン30に接続したCPU40と充放電制御手段50、および、充放電制御手段50に外部のACアダプタ(図示しない)から給電を受けるためのACアダプタ端子61、62とを備えている。
充放電制御手段50は、充電制御部51と開閉器52および放電抵抗53とから構成されている。
マイコン30は、電池20からの残存容量の情報に基づいて、ACアダプタ端子61、62にACアダプタから給電を受けているかどうかを判断し、かつ、CPU40からの指示があればそれに基づいて充放電制御手段50を制御する。
CPU40は、マイコン30の要求により、ディスプレイ(図示せず)上に各種のガイダンスを表示する。
充放電制御手段50は、マイコン30の指示に従って、充電制御部51により電池20の定電流充電や定電圧充電(トリクル充電)あるいは充電停止を実施し、また、開閉器52を閉路して電池20の電荷を放電抵抗53に放出して、緩やかな放電や後述の実施の形態2で述べる強制放電を実施する。
通常、2次電池の充電は、残存容量が所定値(充電下限値)以下になると充電を開始する。また、充電が進行して残存容量が所定値(充電上限値)に達すると微少電流を流し続けるトリクル充電を行う。充電上限値は、固定もしくは2つのレベルの選択であるが、マイコン30は、この充電上限値を時間的に上方に移動させる(残存容量の漸次増加充電)。
図1の、C1の領域の特性は、この充電上限値の軌跡を示したものである。この漸次増加充電と、その他の制御動作は、マイコン30の内部のROMに収納されたプログラムが、同内部のRAMやカウンターなどを共働させる形態で実施される。
最後に、充放電の詳細について図3で説明する(指定なき動作の主語はマイコン30)。ステップS101において機器の電源がONされると、ステップS102において、アダプタ給電かをチェックする。YESであれば、ステップS103で電池残存容量が80%以上であるかどうかをチェックする。YESであれば、ステップS104でアダプタから電池への充電を禁止する。これにより、機器へは電池から電力が供給され、残存容量は低下する(ステップS105)。
次にステップS106で残存容量が80%以下になるのを待って、ステップS107で電池への充電を開始させる。ステップS108が、図2で説明した漸次増加充電であり、充電上限値を80%から、例えば8時間で満充電になるよう制御する。
ステップS109で満充電に達すると、ステップS110で、図2で説明した放電を開始させる。この放電の程度は図1で説明した残存容量が100%から72時間で80%になるよう、図2の放電抵抗53の抵抗値が設定される。
次にステップS111で電池が使用されたかをチェックし、次いでステップS112で残存容量が80%に達したかをチェックする。このステップS111とステップS112でいずれかがYESであれば図2の開閉器52を開路させて放電を停止させる(ステップS113,ステップS114)。
以上のように、本実施の形態の充放電制御方法は、電池を常時満充電に維持することなく(電池の耐久上の負担を軽減して)、不意の出張などで携帯情報機器を電池で使用する場合に、電池をより長時間使用できるものである。また、切り替えなどの操作をする必要がないから使用者に負担をかけることもない。
なお、本実施の形態では、ステップS108の漸次増加充電において、終点を満充電までとしているが、かならずしも満充電である必要はなく、満充電の近傍、例えば電池の残存容量が95%程度に設定しても差し支えがない。また、ステップS109〜ステップS110において放電の開始点を満充電としているが、機器の電源が0FFされた時点(機器の使用を停止)で放電を開始するようにしても差し支えない。
(実施の形態2)
本実施の形態は、携帯情報機器の2次電池の充電レベルを、携帯情報機器の使用実態に応じて制御し、ノートパソコンなどで、省スペースを目的で購入され、専らアダプタで使用される場合は、2次電池の充電レベルを低位にして、2次電池の負担を軽くして2次電池の長寿命化を図ること目的とした発明の実施の形態である。
図4は、本実施の形態における電池の充放電の状態を示す模式図、図5は、同じく電池の充放電制御方法の詳細(方法の順序)を示す流れ図である。
まず図4を用いて電池の充放電制御の概略を説明し、次に、図2と図4を参照しながら図5を用いて電池の充放電制御の詳細(方法の順序)を説明する。なお、実施の形態1で用いた用語の略記は、ここでも準用する。
図4は、電池の残存容量の遷移を実線の特性Eで示している。経過日数1〜7までは機器の使用実態での特性を示し、経過日数8以降は、制御による特性を示している。
経過日数1〜7までの特性は、図1の充放電特性Cと同様である。すなわち、事務所等で機器をアダプタに接続して使用する日が7日連続していることを示している。このような場合、8日目に示すように電池は強制放電により残存容量40%(放電下限値)まで放電され(E1)、その後、3日かけて充電上限値60%まで充電と放電下限値40%までの放電が繰り返される。これは、充放電特性Cを40%だけ下方にシフトしたことになる。これは、機器をアダプタで使用する機会が多い場合には、所定期間内において、使用時間の少ない電池が、高負荷状態になるまで充電されることを抑制して、使用者に負担をかけることなく電池寿命の延長を図るためである。
次に、充放電制御方法の詳細について説明する。図5で、ステップS201において、マイコン30は、外部電源から給電を受けて機器が使用される時間と、電池から給電を受けて機器が使用される時間を計測し、所定期間内における両者の比率Kを演算し、マイコン30のRAMに記憶する。この比率Kは、例えば1日毎に計測した複数の数値の移動平均であることが望ましい。
次に、ステップS202において、比率Kが所定値以上であるかどうかをチェックする。すなわち、アダプタ給電であることが多いかをチェックする。
ここで、YESであれば、ステップS203で、現在アダプタ給電の状態であるかを確認し、YESであれば、次のステップS204で、機器が使用中であるか(機器の電源がONされているか)をチェックし、YESであれば、次のステップS205で、指定時間帯であるかをチェックする。この指定時間帯は、予め、機器のディスプレイ上で使用者にガイダンスして、使用者によって設定された時間帯であり、通常は深夜時間帯以外に設定される。なぜなら、以後に説明する一連の動作が、電源ブレーカを切断されて中断されることを避けるためである。
指定時間帯であれば、ステップS206で、マイコン30はCPU40に指示し、CPU40はディスプレイ上に電池を強制的に放電させる旨のガイダンスを表示する。
続いてステップS207で、ディスプレイ上に了解を求める了解釦を表示し、使用者が了解釦をマウスでクリックすると、次のステップS208において、マイコン30は、充放電制御手段50に指示して、アダプタから機器への給電を停止させる。
次に、ステップS209において、電池の電荷を図2の放電抵抗53に放電させる。但しこの放電の早さは図4のE1に示すように急峻であるので、実施の形態1での抵抗値よりも十分小さなものである(実際には、図2の開閉器52と放電抵抗53とからなる放電路をもう一組設けて使い分けをするが図示を省略する)。このステップでは、電池は機器へも電力を供給しており、そのことによっても電池の残存容量は低下する。
この強制放電中に、電池給電の状態、すなわち、アダプタが機器から切り離された場合は、ステップS210でのチェックでステップS212にジャンプし、マイコン30は強制放電を停止させる。これは、使用者がうっかりして機器を会議などに携行した場合に、電池の残量がないため機器が使えなくなることを防止するためである。
ステップS210で、アダプタが機器から切り離されることなく放電が進行し、ステップS211で電池の残存容量が所定の放電下限値(図4では40%)以下になると、ステップS212で強制放電を停止する。
この強制放電を停止すると、ステップS213でアダプタからの給電を復活し、ステップS214で充電上限値を60%に変更して、ステップS215で電池への充電(E2)が開始される。
そして、電池の残存容量が所定の充電上限値(図4では60%)に達すると、以後は、E期間と同様に3日かけて所定の放電下限値(図4では40%)まで放電(E3)するよう図4のステップが実行される。
なお、ステップS215で一連の動作は終了するが、かならずしも機器が継続してアダプタ接続で使用されるとは限らない。そこで、ステップS216の電源ON後に、ステップS217において、上記のディスプレイ上に、出張などで機器を電池で駆動させる予定があるかを問いかけるガイダンスを表示して、使用者がYESをした場合には、充電上限値を100%、放電の所定容量を80%に戻して、電池を満充電状態にすることが望ましい(図示せず)。
なお、ステップS214での所定の充電上限値は、ステップS201で求めた比率Kに応じた値に設定される。すなわち、機器がアダプタでの使用がほとんどの場合は、充電上限値を低位にし(例えば50%)、電池での使用が多い場合は高位にし(例えば100%)、その中間の場合は、その中間値(例えば75%)にするといった関連付けをして、この数値は、マイコン30のROM内に収納されている。
以上のように、本実施の形態の充放電制御方法は、携帯情報機器の2次電池の充電レベルを、携帯情報機器の使用実態に応じて制御し、使用性を維持しつつ2次電池の長寿命化を図ることのできるものである。
なお、本実施の形態では、ステップS209の強制放電の後に、比率Kに関連付けされた充電上限値による電池充電を行っているが、両者は、それぞれ別個に(別のタイミングで)実施しても差し支えない。
本発明は、携帯情報機器等に使用される2次電池の充放電制御方法として広く利用することが可能である。
本発明の実施の形態1における電池の充放電の状態を示す模式図 本発明の実施の形態1における携帯情報機器の要部の構成を示す図 本発明の実施の形態1における電池の充放電制御方法の詳細を示す流れ図 本発明の実施の形態2における電池の充放電の状態を示す模式図 本発明の実施の形態2における電池の充放電制御方法の詳細を示す流れ図 従来の充放電方法の課題を説明するための図
符号の説明
10 携帯情報機器
20 2次電池
30 マイコン
40 CPU
50 充放電制御手段
51 充電制御部
52 開閉器
53 放電抵抗
61,62 ACアダプタ端子

Claims (8)

  1. 携帯情報機器に使用する2次電池の充放電制御方法であって、前記携帯情報機器をACアダプタ等の外部電源に接続した場合に、前記2次電池を定格最大容量以下の充電上限値まで充電するステップと、前記2次電池を定格最大容量以下の所定容量まで放電するステップと、前記充電上限値まで充電した前記2次電池を前記所定容量になるまで少なくとも2日間で放電させるステップとを含む2次電池の充放電制御方法。
  2. 前記充電は、前記2次電池の電力残容量が前記所定容量以下の場合に実施される請求項1記載の2次電池の充放電制御方法。
  3. 前記放電は、前記2次電池の電力残容量が前記所定容量以上で、充電状態でない場合に実施される請求項1または請求項2記載の2次電池の充放電制御方法。
  4. ACアダプタ等の外部電源からと2次電池とから給電を受けて使用する携帯情報機器に使用する2次電池の充放電制御方法であって、前記2次電池の充電上限値を定格最大容量以下の範囲で設定するステップと、前記外部電源から給電を受けて前記携帯情報機器が使用される時間と、前記2次電池から給電を受けて前記携帯情報機器が使用される時間とを計測するステップを有し、所定期間内における前記外部電源からの給電時間と前記2次電池からの給電時間の比率に対応して前記2次電池の前記充電上限値を変更することを特徴とする2次電池の充放電制御方法。
  5. ACアダプタ等の外部電源からと2次電池とから給電を受けて使用する携帯情報機器に使用する2次電池の充放電制御方法であって、前記外部電源から給電を受けて前記携帯情報機器が使用される時間と、前記2次電池から給電を受けて前記携帯情報機器が使用される時間を計測するステップを有し、所定期間内における前記外部電源からの給電時間と前記2次電池からの給電時間の比率が所定値を超えたときに、前記2次電池を所定の放電下限値以下に強制放電させることを特徴とする2次電池の充放電制御方法。
  6. 前記強制放電は、前記携帯情報機器が前記2次電池から給電を受けているときは実施しないことを特徴とする請求項5記載の2次電池の充放電制御方法。
  7. 前記強制放電は、前記携帯情報機器を使用者が使用しているときに実施されることを特徴とする請求項5記載の2次電池の充放電制御方法。
  8. 前記強制放電は、使用者が指定する時間帯は実施しないことを特徴とする請求項5記載の2次電池の充放電制御方法。
JP2007116926A 2007-04-26 2007-04-26 2次電池の充放電制御方法 Pending JP2008277030A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007116926A JP2008277030A (ja) 2007-04-26 2007-04-26 2次電池の充放電制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007116926A JP2008277030A (ja) 2007-04-26 2007-04-26 2次電池の充放電制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008277030A true JP2008277030A (ja) 2008-11-13

Family

ID=40054763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007116926A Pending JP2008277030A (ja) 2007-04-26 2007-04-26 2次電池の充放電制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008277030A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010055576A1 (ja) * 2008-11-14 2010-05-20 富士通株式会社 充電回路、電子装置、プログラム、充電方法、および電源装置
CN110247444A (zh) * 2018-03-08 2019-09-17 卡西欧计算机株式会社 电子设备、供电控制方法以及记录介质

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010055576A1 (ja) * 2008-11-14 2010-05-20 富士通株式会社 充電回路、電子装置、プログラム、充電方法、および電源装置
JPWO2010055576A1 (ja) * 2008-11-14 2012-04-05 富士通株式会社 充電回路、電子装置、プログラム、充電方法、および電源装置
CN110247444A (zh) * 2018-03-08 2019-09-17 卡西欧计算机株式会社 电子设备、供电控制方法以及记录介质
CN110247444B (zh) * 2018-03-08 2023-08-11 卡西欧计算机株式会社 电子设备、供电控制方法以及记录介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4805223B2 (ja) 充電システムおよび充電方法
US9627719B2 (en) Charging method of battery and battery charging system
TWI231373B (en) Method for predicting remaining charge of portable electronics battery
JP4855444B2 (ja) 充電制御システムおよび制御方法
US7772807B2 (en) Method for charging portable electronic device
US20100289457A1 (en) Energy efficient and fast charge modes of a rechargeable battery
JP5982736B2 (ja) 蓄電装置、蓄電方法およびプログラム
EP1225674A1 (en) Portable electronic apparatus, charging apparatus and method thereof
US10250052B2 (en) Charge rate optimization for enhanced battery cycle life
JP2011229337A (ja) 情報処理装置および充放電制御方法
US20130119942A1 (en) Method and system for determining a charge rate for a rechargeable battery
JP3368163B2 (ja) 電子機器用電源装置及び電子機器
US20120280663A1 (en) Apparatus and method for controlling charging current in device using rechargeable battery
JP2006304548A (ja) 充電制御装置
EP2595269A1 (en) Method and system for determining a charge rate for a rechargeable battery
JP2010259293A (ja) 電源装置および二次電池の充電制御方法
US9252618B2 (en) Terminals, terminal systems and charging/discharging methods thereof
JP2014036531A (ja) 電池電源装置および電子機器
JP2008277030A (ja) 2次電池の充放電制御方法
JP4990612B2 (ja) 充電制御装置、携帯端末装置、および充電制御方法
TW201909513A (zh) 充電方法及電子裝置
JP4178141B2 (ja) 充電装置及び充電方法
JP2004318629A (ja) 電子機器
JP2016012989A (ja) バッテリ制御装置
JP2008092710A (ja) 電池電圧制御装置、電池電圧制御方法、及びコンピュータプログラム