JP2008276157A - 粘着剤、これを含む偏光板アセンブリ及び液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】コーナーの染みが防止され、輝度が均一になる液晶表示装置を提供する。
【解決手段】本発明は、粘着剤、これを含む偏光板アセンブリ及び液晶表示装置に関する。本発明による液晶表示装置は、液晶表示パネルと、偏光板と補償フィルムとを含む偏光板アセンブリと、偏光板アセンブリを液晶表示パネルに接着させ、１６〜２８Ｎ／２５ｍｍの剥離力を有する粘着層と、を含む。
これにより、液晶表示装置のコーナーの染みが防止され、輝度が均一になる。
【選択図】図６Ａ

Description

本発明は、粘着剤、これを含む偏光板アセンブリ及び液晶表示装置に関し、さらに詳細には、液晶表示パネルのコーナーの染みを減少させる粘着剤、これを含む偏光板アセンブリ及び液晶表示装置に関する。

液晶表示装置は、液晶を利用して映像を表示する。液晶表示装置は、他の表示装置に比べ厚さが薄く、軽量であり、消費電力が少なく、高い駆動電圧を必要としないという長所を有する。液晶表示装置は、液晶の光透過率を利用して映像を表示する液晶表示パネルと、液晶表示パネルの下部に配置されて液晶表示パネルに（画像を表示するための）光を提供するバックライトアセンブリとを含む。このとき、バックライトアセンブリは、一般に、いくつかの方向に振動する非偏光である光を照射する。

液晶表示パネル内に配置された液晶を通過する光の光透過率は、光の複屈折を利用して調整されるので、液晶表示パネルに偏光された光が入射しなければならない。このために、液晶表示装置は、非偏光な光を偏光された光に変換させる偏光板アセンブリをさらに備える。

一般に、偏光板アセンブリは、偏光板、偏光板の上面及び／または下面に形成された複数の補償フィルムまたは保護フィルム、及び偏光板アセンブリを液晶表示パネルと接着させるための粘着層を含む。しかし、偏光板アセンブリが液晶表示パネルに取り付けられた後、偏光板の寸法が変形したり、偏光板アセンブリが液晶表示装置から剥離したりすることがある。これによって、液晶表示パネルのコーナー部分には、光漏れによる染みが発生する問題点がある。

そこで、本発明の目的は、コーナーの染みが防止され、輝度が均一になる液晶表示装置を提供することにある。

上記目的は、液晶表示パネルと、偏光板と補償フィルムとを含む偏光板アセンブリと、偏光板アセンブリを液晶表示パネルに接着させ、１６〜２８Ｎ／２５ｍｍの剥離力を有する粘着層と、を含む液晶表示装置によって達成される。

粘着層は、ＰＳＡ（Ｐｒｅｓｓｕｒｅ Ｓｅｎｓｉｔｉｖｅ Ａｄｈｅｓｉｖｅ）を含んでもよい。

粘着層は、アクリルポリマーと架橋剤とを含み、アクリルポリマーと架橋剤との重量比は、７５：２５〜９０：１０であってもよい。

粘着層の貯蔵弾性率は、１．５〜２．５Ｎ／ｍであってもよい。

粘着層の乾燥厚さは、１０〜２０μｍであってもよい。

偏光板アセンブリは、偏光板の一面の上部に接着された第１補償フィルムと、偏光板の他面に接着された第２補償フィルムとを含んでもよい。

一方、上記目的は、アクリルポリマーと架橋剤とを含み、１６〜２８Ｎ／２５ｍｍの剥離力を有する偏光板アセンブリ用の粘着剤によっても達成できる。

また、上記目的は、偏光板と、偏光板の少なくとも一面に接着された補償フィルムと、補償フィルム上に備えられ、アクリルポリマーと架橋剤とを含む粘着層とを含み、１６〜２８Ｎ／２５ｍｍの剥離力を有する粘着層と、を有する偏光板アセンブリによっても達成できる。

本発明によれば、コーナーの染みが防止され、輝度が均一になる液晶表示装置が提供される。

以下、図面を参照しながら、本発明について説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されず、様々な形態で実施されてもよい。種々の実施形態において、同一の構成要素に対しては同一の参照番号を付け、同一の構成要素については第１実施形態で代表的に説明し、他の実施形態では省略し得る。

図１は、本発明の一実施形態による液晶表示装置の分解斜視図であり、図２は、本実施形態による偏光板アセンブリの断面図である。

図示するように、本実施形態による液晶表示装置は、第１基板１０、第２基板２０、及び第１基板１０と第２基板２０との間に配置された液晶層３０を含む液晶表示パネル４０と、液晶表示パネル４０の両面に備えられ、バックライトアセンブリ（図示せず）からの入射光を偏光して出射するための偏光板アセンブリ１００とを含む。

図示していないバックライトユニットと隣接する第２基板２０上には、画素に電圧を印加し、液晶層３０に電界を形成するための薄膜トランジスタ（図示せず）が形成されており、第１基板１０または第２基板２０のうちのいずれか一つには、光を透過させてカラー画像を実現するためのカラーフィルタ層（図示せず）を形成してもよい。

基板１０に固着された偏光板アセンブリ１００は、図２に示すように、偏光板１３０、偏光板１３０の一面に形成された第１補償フィルム１２０、偏光板１３０の他面に形成された第２補償フィルム１４０、及び偏光板１３０と補償フィルム１２０、１４０とを固着させる接着層１５０を含む。偏光板アセンブリ１００と第１基板１０及び第２基板２０との間には、偏光板アセンブリ１００を第１基板１０及び第２基板２０に接着させるための粘着層２００が配置される。

液晶層３０を間に挟んだ二つの偏光板１３０の偏光軸は互いに直交する。偏光板１３０は長方形のプレート形状を有し、入射光のうちの偏光軸と同一の方向に振動する光は透過させ、それ以外の方向に振動する光は吸収する。つまり、偏光板１３０は、いくつかの方向に振動する非偏光な光を、一方向だけに振動するように偏光する。偏光板１３０は、ポリビニルアルコール（Ｐｏｌｙ Ｖｉｎｙｌ Ａｌｃｏｈｏｌ、ＰＶＡ）及びポリビニルアルコール内に光を特定方向に偏光させる２色性（ｄｉｃｈｒｏｎｉｃ）物質（Ｉ_２、Ｃｌ_２）を含むＰＶＡを含んでもよい。このとき、２色性物質（Ｉ_２、Ｃｌ_２）がポリビニルアルコール内にいかなる形態に配置され、いかなるサイズを有するかによって偏光板１３０の偏光軸が決定される。

偏光板１３０は、湿気によって劣化し易いので、偏光板１３０の端には湿気が偏光板１３０内に浸透することを防止するための防水剤を塗布してもよい。

第１補償フィルム１２０は、偏光板１３０の一面に形成されており、偏光板１３０の偏光軸と同一のマシン（ｍａｃｈｉｎｅ ｄｉｒｅｃｔｉｏｎ）方向を有する。一般に、液晶表示装置に利用される液晶は、分子の長軸方向と短軸方向とが互いに異なる屈折率を有する複屈折（Ｂｉｒｅｆｒｉｎｇｅｎｃｅ）の特性を示し、また、液晶表示装置を見る視野角によって、偏光された光が液晶を通過する距離が変わる。そのため、液晶分子の上記複屈折特性及び上記液晶を通過する距離によって決定される光の位相変化が、正面方向及び側面方向によって異なる。上記位相差のために液晶表示装置を見る視野角によって、コントラスト比（ｃｏｎｔｒａｓｔ ｒａｔｉｏｎ）の変化、色相変異（ｃｏｌｏｒ ｓｈｉｆｔ）、及び階調反転（ｇｒａｙ ｉｎｖｅｒｓｉｏｎ）などの問題が発生する。

これを解決するために、偏光板１３０の一面に第１補償フィルム１２０が形成される。第１補償フィルム１２０は、液晶を通過しながら発生する光の位相変化を反対方向に補償することによって、上記視野角の問題を解決する。つまり、第１補償フィルム１２０は、光の位相を変更させることのできる位相差フィルムであってもよい。液晶モードによって様々な種類の補償フィルムが上記第１補償フィルム１２０として用いられる。例えば、液晶がＴＮモード（Ｔｗｉｓｔ Ｎｅｍａｔｉｃ）の場合は、同一の平面上では同一の屈折率を有し、前記平面に対して垂直方向においては異なる屈折率を有する（Ｎｘ＝Ｎｙ＞Ｎｚ、またはＮｚ＜Ｎｘ＝Ｎｙの関係；Ｎは屈折率、ｘ軸及びｙ軸は平面内においてお互いに直交であり、ｚ軸は前記平面に対して直交である。）ｃ−プレートを用い、液晶がＶＡモード（Ｖｅｒｔｉｃａｌ Ａｌｉｇｎｍｅｎｔ）の場合は、ｃ−プレート及び同一の平面上において異なる屈折率を有し、前記平面に対して垂直な方向においては、前記平面上のｘ軸またはｙ軸の屈折率と同一な屈折率を有する（Ｎｘ＝Ｎｚ＞Ｎｙ、またはＮｙ＝Ｎｚ＞Ｎｘの関係）ａ−プレートを第１補償フィルム１２０として用いる。

本実施形態による第１補償フィルム１２０は、ＴＡＣ（ｔｒｉａｃｅｔｙｌ ｃｅｌｌｕｌｏｓｅ）、ＴＡＣを変形したｎ−ＴＡＣまたはアートン（Ａｒｔｏｎ）フィルムなどを含んでもよい。第１補償フィルム１２０は、ポリカーボネート（ｐｏｌｙ ｃａｒｂｏｎａｔｅ）、ポリカーボネート共重合体、ポリエチレン（ｐｏｌｙｅｔｈｙｌｒｅｎｅ）、ポリプロピレン（ｐｏｌｙｐｒｏｐｙｌｅｎｅ）、ポリノルボルネン（ｐｏｌｙｎｏｒｂｏｒｎｅｎｅ）、ポリ塩化ビニル（ｐｏｌｙｖｉｎｙｌｃｈｌｏｒｉｄｅ）、ポリスチレン（ｐｏｌｙｓｔｙｒｅｎｅ）などを含んでもよい。

第２補償フィルム１４０は、偏光板１３０を支持し、保護する役割を果たし、第１補償フィルム１２０と同一の材質で構成されてもよい。

他の実施形態によれば、第２補償フィルム１４０上の一面には、偏光板の保護フィルム（図示せず）がさらに形成されてもよい。偏光板の保護フィルムは、外部からの衝撃及び汚染物質などによって、第２補償フィルム１４０が損傷したり汚染したりすることを防止する。上記偏光板保護フィルムは、透明な合成樹脂を含んでもよく、一例として、ポリビニル（Ｐｏｌｙ Ｖｉｎｙｌ、ＰＶ）フィルム、低密度ポリエステル（ｌｏｗ ｄｅｎｓｉｔｙ ｐｏｌｙｅｓｔｅｒ）フィルム、またはポリエチレンテレフタレート（ｐｏｌｙｅｔｈｙｌｅｎｅ ｔｅｒｅｐｈｔｈａｌａｔｅ）フィルムであってもよい。或いは、第２補償フィルム１４０の表面を処理することによって、偏光板の保護フィルムの代わりにしてもよい。

第１補償フィルム１２０の上部と偏光板１３０との間及び第２補償フィルム１４０と偏光板１３０との間には、接着層１５０が形成されており、各補償フィルム１２０、１４０と偏光板１３０とを固着させる役割を果たす。他の実施形態によれば、偏光板１３０と補償フィルム１２０、１４０とを製造する方法によっては、接着層１５０は含まれなくてもよい。例えば、偏光板１３０と補償フィルム１２０、１４０とをロールツーロール（ｒｏｌｌ−ｔｏ―ｒｏｌｌ）方式によって積層する場合、補償フィルム１２０、１４０と偏光板１３０との間の接着層１５０は省略されてもよい。

図３は、偏光板アセンブリ１００を第１基板１０または第２基板２０に固着させる過程で発生する偏光板アセンブリの偏光軸の方向の変化を示す。本来は、偏光板１３０の偏光軸と補償フィルム１２０、１４０のマシン方向とは同じ第１方向（Ｉ）であるが、偏光板アセンブリ１００を固着させる過程で偏光板１３０及び補償フィルム１２０、１４０の収縮によって、偏光軸は第２方向（ＩＩ）に、補償フィルム１２０、１４０のマシン方向は第３方向（ＩＩＩ）に曲げられる。このような光学軸の変化は、液晶の配列に影響を与え、これによって光漏れ現象が発生する。特に、光学軸の変化は、液晶表示パネル４０のコーナー部分で著しく発生するので、コーナーの染みを誘発させ、液晶表示パネル４０の輝度の不均一をもたらす。図３に示すように、偏光軸ＩＩの変化は、補償フィルム１２０、１４０のマシン方向ＩＩＩの変化より大きい。

第１補償フィルム１２０と両基板１０、２０との間には粘着層２００が形成される。粘着層２００は、粘着力、耐熱性、及び耐湿性に優れたＰＳＡ（Ｐｒｅｓｓｕｒｅ Ｓｅｎｓｉｔｉｖｅ Ａｄｈｅｓｉｖｅ）を含んでもよい。粘着層２００は、アクリルポリマーと架橋剤で構成されてもよい。アクリルポリマーのモノマーは、ｎ−ブチルアクリレート、ｔ−ブチルアクリレート、２−エチルヘキシルアクリレート、ｎ−オクチルアクリレート、イソノニルアクリレート、アクリル酸及びメチルメタアクリレートなどから選択されてもよい。架橋剤は、２つの官能基を有してもよく、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸及びイタコン酸などのカルボキシル基を含む単量体及びヒドロキシル基を含む単量体、アクリルアミド、メタクリルアミド、グリシジルアミドなどを含んでもよい。

図４は、様々な粘着剤と補償フィルムとの組み合わせに対するコーナーの染みを示すグラフである。この図により、上述されたコーナーの染みと、粘着剤及び補償フィルムとの関係が分かる。粘着剤は、粘着層を構成する物質を意味する。グラフのＸ軸は、相異なる補償フィルムの種類を示し、それぞれＡからＤまで４種類が用いられており、それぞれ順次ｖ−ＴＡＣ、ｎ−ＴＡＣ、ＮＥＷ ｎ−ＴＡＣ、Ｊ−ｐｌａｔｅに対応する。Ｙ軸は、コーナーの染みの程度を示し、コーナーの染みが１５以上であれば、液晶表示パネル４０はコーナーの染みのため不良と判断され得る。同一の記号は、同一の会社で製造された偏光板アセンブリを示し、偏光板アセンブリに用いられる補償フィルムの種類が異なっても、同一の会社で製造された偏光板アセンブリには同一の粘着剤が用いられる。三角記号（△）で表示される第１会社の偏光板アセンブリの場合、補償フィルムＡ及び補償フィルムＣを用いており、コーナーの染みは６２．７と４７．１であって、約１５程度の差（Ｇａｐ１）を有する。丸記号（○）で表示される第２会社の偏光板アセンブリの場合、補償フィルムＢと補償フィルムＣを用いている。補償フィルムＣを用いる第２会社の偏光板アセンブリのコーナーの染みは約３．１程度であって、補償フィルムＢを用いた偏光板アセンブリのコーナーの染み１９に比べ、コーナーの染みがほとんど発生しない。両偏光板アセンブリのコーナーの染みの差は約１６程度（Ｇａｐ２）である。また、四角記号（□）で表示される第３会社の偏光板アセンブリは、補償フィルムＣと補償フィルムＤを用い、コーナーの染みの差は約１４程度（Ｇａｐ３）である。

補償フィルムの種類によって発生するコーナーの染みの差は、１４〜１６程度である。しかし、各会社別で異なる粘着剤を用いる偏光板アセンブリのコーナーの染みの差は、少なくは約２８程度、大きくは約６２程度である。特に、補償フィルムＣを用いる第１会社の偏光板アセンブリと、第３会社の偏光板アセンブリとのコーナーの染みの差（Ｇａｐ４）は、同一の会社の偏光板アセンブリに対するコーナーの染みの差（Ｇａｐ１〜Ｇａｐ３）の約２〜３倍に相当する。結論的に、コーナーの染みの発生に最大の影響を及ぼす原因は、補償フィルムの種類ではなく、粘着剤であることが分かる。同一の粘着剤を用いても補償フィルムの種類によってコーナーの染みの差が発生するが、その影響は粘着剤の影響に比べて少ない。偏光板アセンブリ１００と液晶表示パネル４０とを固着させる粘着剤によって、補償フィルムと偏光板の光学軸が変更され得ることになり、粘着剤の影響を減少させることがコーナーの染みを改善する方法であることが分かる。

表１は、粘着剤を構成するアクリルポリマーと架橋剤との重量比による種々の粘着剤の性質を示すものであり、図６Ａ乃至図６Ｅは、表１に示される実施形態で使用される複数の粘着剤に対応するコーナーの染みを示す写真である。

上記実施形態に用いられた偏光板アセンブリは、株式会社同友（Ｄｏｎｇｗｏｏ Ｆｉｎｅ−Ｃｈｅｍ Ｃｏ．ＬＴＤ）で製作された偏光板アセンブリであり、粘着剤は、アクリルポリマーと架橋剤との割合が相異なるだけあり、同じ物質を含む。アクリルポリマーと架橋剤との割合は重量比であり、乾燥厚さは、粘着層を乾燥させたときの厚さを意味する。貯蔵弾性率は、粘着剤の粘弾性を示し、粘着剤が圧力（ｓｔｒｅｓｓ）を受けたときに変形する程度を示す弾性係数を意味する。剥離力は、偏光板アセンブリを液晶表示パネル４０に固着した後、液晶表示パネル４０から偏光板アセンブリを２５ｍｍ分離するのに要求される力（Ｎ）を意味する。

図５は、本発明の一実施形態によるコーナーの染みが定量化される領域を示す。また、コーナーの染みが発生する割合は、コーナーの染みが発生した第１領域と、これと接する第２領域との輝度を比べて定量化したものであって、第１領域及び第２領域は図５に示されている。第２領域は、液晶表示パネル４０の１／４に該当する領域で第１領域を除いた領域を意味する。第１領域は、液晶表示パネル４０の長辺の長さの半分に該当する長さａの約１５％程度に対応する第１辺ｃと、液晶表示パネル４０の短辺の長さの半分に該当する長さｂの約１５％程度に対応する第２辺ｄとを有する多角形である。コーナー領域に集中的に染みが発生するので、第１領域の形状は、染みの形状によって四角形、五角形などであってもよい。第１領域の大きさは、コーナーの染みによる輝度の変化を容易に認知するように設定することが好ましく、本発明の実施形態による場合、液晶表示パネル４０の１／４の大きさを有する四角形の長辺及び短辺の約１５％に該当する辺を有する多角形状を有する。

図６Ａ乃至図６Ｅにおいて、暗い部分は高輝光度を意味し、また明るい部分は低輝度を意味する。具体的には、図６Ａ乃至図６Ｅは、偏光板アセンブリ１００を液晶表示パネル４０に固着させた後、約７０℃程度で圧力を加えた後の液晶表示パネル４０のコーナーの染みを示す。実施形態２を除いたそれ以外の液晶表示パネルにおいては、コーナー領域の輝度が中心部より高く、これによってコーナーの染みが発生している。表１に示される実施形態２のアクリルポリマー対架橋剤の重量比は８５：１５であり、剥離力は２０Ｎ／２５ｍｍである。アクリルポリマーの重量比が増加するほど、粘着剤の剥離力は増加するが、粘着剤の剥離力はコーナーの染みの割合と必ずしも比例するわけではない。

表１、図６Ａ乃至図６Ｅを通じ、コーナーの染みは、乾燥厚さまたは貯蔵弾性率より、粘着剤の剥離力から大きい影響を受けることが分かる。図７は、表１に示された本発明の実施形態の粘着剤の剥離力と定量化したコーナーの染みを示すものである。液晶表示パネルの輝度が均一であるとされるコーナーの染みは約１４以下であり、これに対応する粘着剤の剥離力は約１６Ｎ／２５ｍｍ〜２８Ｎ／２５ｍｍ程度である。つまり、粘着剤の剥離力が約１６Ｎ／２５ｍｍ〜２８Ｎ／２５ｍｍを有するとき、図６Ｂに示されるようにコーナーの染みは発生しない。表１に示すように、実施形態２の粘着剤に用いられたアクリルポリマーと架橋剤との重量比は８５：１５であり、上記のような剥離力を有する条件下でアクリルポリマーと架橋剤との重量比は７５：２５〜９０：１０の重量比を有することが可能である。粘着剤の貯蔵弾性率は１．５〜２．５Ｎ／ｍ、より好ましくは、１．７〜２．０Ｎ／ｍである。また、粘着層の乾燥厚さが減少するほど、偏光板１３０及び補償フィルム１２０、１４０の光学軸の変化が大きくなるので、粘着層の乾燥厚さは１０〜２０μｍを有することが好ましい。

つまり、液晶表示パネル４０に発生するコーナーの染みは、偏光板１３０と補償フィルム１２０と補償フィルム１４０の光学軸の変化によって発生し、光学軸の変化は粘着剤の剥離力に影響を受ける。よって、本発明は、粘着剤による光学軸の変化を減少させるために、偏光板アセンブリ１００に用いられる粘着層の剥離力を１６〜２８Ｎ／２５ｍｍに調節する。このような剥離力は、粘着層に含まれるアクリルポリマーと架橋剤との重量比の調節によって実現される。本発明による場合、アクリルポリマーと架橋剤との重量比は７５：２５〜９０：１０、好ましくは８５：１５である。

本発明のいくつかの実施形態が図示され説明されたが、本発明が属する技術分野の通常の知識を有する当業者であれば、本発明の原則や精神から逸脱せずに本実施形態を変形できることが分かる。本発明の範囲は、請求項とその均等物によって決められなければならない。

本発明の一実施形態による液晶表示装置の分解斜視図である。 本発明の一実施形態による偏光板アセンブリの断面図である。 本発明の一実施形態による偏光板アセンブリの偏光軸を説明した図面である。 粘着剤と補償フィルムに対するコーナーの染みを示すグラフである。 本発明の一実施形態によるコーナーの染みが定量化される領域を示す図面である。 実施形態１の粘着剤を使用した際のコーナーの染みを示す図面である。 実施形態２の粘着剤を使用した際のコーナーの染みを示す図面である。 実施形態３の粘着剤を使用した際のコーナーの染みを示す図面である。 実施形態４の粘着剤を使用した際のコーナーの染みを示す図面である。 実施形態５の粘着剤を使用した際のコーナーの染みを示す図面である。 本発明の一実施形態による粘着剤の剥離力に対するコーナーの染みを示すグラフである。

符号の説明

１０ 第１基板
２０ 第２基板
３０ 液晶層
１００ 偏光板アセンブリ
１２０、１４０ 補償フィルム
１３０ 偏光板
２００ 粘着層

Claims (14)

1. 液晶表示パネルと、
   偏光板と補償フィルムとを含む偏光板アセンブリと、
   前記偏光板アセンブリを前記液晶表示パネルに接着させ、１６〜２８Ｎ／２５ｍｍの剥離力を有する粘着層と、
   を含むことを特徴とする液晶表示装置。
2. 前記粘着層は、ＰＳＡ（Ｐｒｅｓｓｕｒｅ Ｓｅｎｓｉｔｉｖｅ Ａｄｈｅｓｉｖｅ）を含むことを特徴とする請求項１に記載の液晶表示装置。
3. 前記粘着層は、アクリルポリマーと架橋剤とを含み、
   前記アクリルポリマーと前記架橋剤との重量比は、７５：２５〜９０：１０であることを特徴とする請求項２に記載の液晶表示装置。
4. 前記粘着層の貯蔵弾性率は、１．５〜２．５Ｎ／ｍであることを特徴とする請求項２に記載の液晶表示装置。
5. 前記粘着層の乾燥厚さは、１０〜２０μｍであることを特徴とする請求項２に記載の液晶表示装置。
6. 前記補償フィルムは、前記偏光板の一面の上部に接着された第１補償フィルムと、前記偏光板の他面に接着された第２補償フィルムとを含むことを特徴とする請求項１に記載の液晶表示装置。
7. アクリルポリマーと、
   架橋剤と、
   を含み、
   １６〜２８Ｎ／２５ｍｍの剥離力を有することを特徴とする粘着剤。
8. 前記アクリルポリマーと前記架橋剤との重量比は、７５：２５〜９０：１０であることを特徴とする請求項７に記載の粘着剤。
9. 貯蔵弾性率が１．５〜２．５Ｎ／ｍであることを特徴とする請求項７に記載の粘着剤。
10. 偏光板と、
    前記偏光板の少なくとも一面に接着された補償フィルムと、
    前記補償フィルム上に備えられ、アクリルポリマーと架橋剤とを含む粘着層と、
    を含み、
    前記粘着層は、１６〜２８Ｎ／２５ｍｍの剥離力を有することを特徴とする偏光板アセンブリ。
11. 前記粘着層は、ＰＳＡ（Ｐｒｅｓｓｕｒｅ Ｓｅｎｓｉｔｉｖｅ Ａｄｈｅｓｉｖｅ）を含むことを特徴とする請求項１０に記載の偏光板アセンブリ。
12. 前記アクリルポリマーと前記架橋剤との重量比は、７５：２５〜９０：１０であることを特徴とする請求項１１に記載の偏光板アセンブリ。
13. 前記粘着層の貯蔵弾性率は、１．５〜２．５Ｎ／ｍであることを特徴とする請求項１１に記載の偏光板アセンブリ。
14. 前記粘着層の乾燥厚さは、１０〜２０μｍであることを特徴とする請求項１１に記載の偏光板アセンブリ。