本発明について、以下に図面に従って、詳細を説明する。図1は、本発明における制御回路構成を示すブロック図である。
図1において、電気機器1は、制御部2の制御により制御される電気機器である。図には示していないが、電源プラグを商用電源コンセントに差し込むことで電源が供給され、制御部2にも給電され、制御部2が以下に説明する制御を実行する。
上記電気機器1としては、例えば先に説明したように温風暖房機等であって、安全対策の観点から製造年月日、購入年月日等を基準日としてタイムスタンプされた日から、使用限界値として予め所定期間が設定されるものである。また、温風暖房機としては、ガス、灯油に限ることなく、電気ヒータを用いるものであってもよいことは勿論である。また電気機器としては、温風暖房機に特定されるものでもない。つまり、機器が長期使用により電気部品等の絶縁性の劣化、その他の劣化により、安全対策を必要とする製品全てに適用できることは勿論である。
図1において制御部2には、時計カウンタ部3からの時間情報を入力している。この時間カウンタ部3は、時計用電池4から電源が供給される。したがって、電気機器1への電源供給が行われなくなった場合においても、時間カウンタ部3での時間カウントを行う。これは、電源プラグが抜かれている状態でも、時計カウンタ部3により時間カウントを行うことを可能にしている。ただし、時計用電池4は、電気機器1の使用限界値として定められている所定期間を越えるだけの寿命を有する必要はない。例えば季節に使用する機器においては、少なくとも4ヶ月間程度を確保できるものであればよい。この時計用電池4は、電源プラグが投入されている状態で、充電される二次電池等で構成することも可能で、電源プラグが抜かれた状態で、時計カウントタ部3に電力供給を行う。
制御部2には、報知手段を構成してなる音声出力部5、表示部6にも接続されている。音声出力部5は、ユーザに音声で報知するために、スピーカ7を介して音声出力を行う。また、表示部6は、ユーザに使用状況等を表示にて報知するものである。例えば、電源が投入され、温風暖房機が暖房運転を行っている状態等を表示したり、設定温度の表示、現時点の室温表示等を行うようになっている。
さらに、制御部2には、情報を外部に出力可能にするための赤外線通信部8、通信手段であって携帯電話9が接続されることで、該携帯電話9を通じて後に詳細に説明する外部管理部を構成する管理用のセンターサーバ10と電気機器1との情報授受を公衆電話網11を介して行うことを可能にした接続インターフェース12、また管理用のセンターサーバ10との接続を行うための情報、例えば電話番号等を記憶してなるセンターサーバ接続情報部13、さらにその他の必要となる情報を逐次記憶してなる通信情報履歴記憶部14が接続されている。
センターサーバ10は、電気機器1の製造メーカー、電気機器を販売する販売店等が管理しているものであって、電気機器1を安全に使用できるように管理すべく使用状況等を管理し、これを必要に応じて電気機器1側に管理情報として伝える。そのため、電気機器が製造元から出荷された時点、あるいは販売店で顧客(ユーザ)が購入した時点等、電子機器がユーザの手元にわたり使用される前にタイムスタンプとして、その年月日を基準日として記憶し、管理する。例えば、製造元より出荷された各電気機器1毎に、それぞれの製品の種別、型番等を含めて上記年月日が基準日(初期設定日)としてセンターサーバ10に記憶させる。また、安全対策の観点から、電子機器の使用回数、又は使用時間等を管理し、上記所定期間のいずれかが早いほうを使用制限のための情報として管理するようすることもできる。
上記センターサーバ10には、電気機器の管理を行うためにも、正確な時間カウントを行う時計を備えている。そのため、管理部であるセンターサーバ10では、ユーザが購入した電気機器1の上記基準日から現時点までの使用期間である経過時間を正確に管理することができる。また、経過期間とともに、電気機器1が基準日から使用限界値に達しているか否かを正確に認識する。つまり、ユーザが使用している電気機器1に対し、予め登録され記憶されたその電気機器1の基準値(製造元での製造年月日、あるいは使用者が購入した購入年月日)からの経過時間を求め、その経過時間が所定期間に達しているか否かをセンターサーバ10が管理する。
上記所定期間は、各電気機器1に設定された使用限界値に対応したものである。所定期間は、電気機器の使用環境や、電気機器に使用されている各部品等にもよるが、通常一般家庭における使用を想定した場合、上限を10年程度に抑え、設定することが適切である。例えば、電気機器の安全使用を行える使用限界値が10年を越え、15年以内とするような場合、上限である10年を所定期間として設定する。また、5年を越え、10年未満において電気機器の安全使用を確保できるような場合には、できれば安全性を確保するためにも所定期間を5年以下に設定するようにすればよい。このような、それぞれの電気機器1毎に所定期間が設定され、それをセンターサーバ10は記憶し、管理する。この管理情報としては、電気機器1の実際の使用時間又は使用回数等に基づいて、使用制限を行うものであってもよく、上記所定期間と合わせて管理してもよいことは、先に説明したとおりである。
電気機器1は、それぞれに上述したように製造年月日、またはユーザが購入した時点での購入年月日(初期の使用開始年月日)をタイプスタンプした基準日(初期設定日)から、安全使用を行える所定期間が設定される。そしてその期間になれば、安全対策の観点から電気機器1の使用制限が行われる。この使用制限を行うために、上述したようにセンターサーバ10から管理情報を電気機器1が受け取り、制御部2が認識することで、以下に説明するような制御を実行する。
(第1の実施の形態)
以下に本発明による制御例、つまり電気機器1を使用し、その使用時間等を含めた経過期間が、電子機器1毎に設定されている所定期間を経過すれば、電気機器1を安全に使用するための使用制限を行うための制御について図2〜図5の制御フローチャートを参照に説明する。この制御手順により、本発明の電機機器1による安全使用のための制御、および制御システムの詳細を理解することができる。
まず、電気機器1の電源プラグが一般家庭の商用電源コンセントに差し込まれ、電気機器1の電源スイッチが投入(ON)されると、これにより、制御部2に電力が供給されると同時に、電気機器1内に設けられた各種センサからの検出信号を制御部2が認識することで、異常の有無等を把握する。例えば、温風暖房機の場合、燃料供給路の灯油の流量、気化器及びバーナの異常の有無、空気取入口や送風通路の目詰まりの有無並びに温風暖房機本体の設置角度(傾き等)や振動の有無等がセンサで検出され、検出されたデータ、燃料タンク内の灯油の残量及びサーミスタ等で測定された室温データ等で総合判定され、支障がなければ制御部2は電気機器を待機状態にする。
そこで、電源プラグを差し込んだ後の電源投入(ON)を受け制御部2は、時計カウンタ部3のカウント内容を確認する。これは、電気機器1が使用されずに放置された状態がどの程度なのか否かを確認する(S2)。つまり、制御部2は、電気機器1の運転が停止(電源断/電源OFF時)され、次の運転開始(電源ON)までの不使用時間がどの程度かを、時計カウンタ部3のカウント内容に基づいて判断する。通常、電気機器1の使用を停止するためには、電源スイッチがOFFされ、次の運転開始までONされない。そのため、制御部2は、電源スイッチがOFFされた状態での時計カウンタ部3のカウント時間を記憶部(例えば通信情報履歴記憶部14等)に記憶しておき、電源スイッチがONされた時のカウント時間から、不使用時間をカウントできる。これは、単なる例であり、時計カウンタ部3で、電源OFF時点から電源ON時点までの時間をカウントさせるようにしてもよい。
その結果、電子機器1が規定時間以内で使用が再開(開始)された場合には、それを制御部2が確認し、制御部2は、電気機器1をユーザが設定した運転モードで、運転動作を制御(S00)することになる。例えば、電源スイッチをONし、動作開始スイッチの操作により、電子機器1が暖房機であれば暖房運転が開始され、その制御が制御部2を介して制御される。
上記規定時間としては、任意に設定すればよいが、ユーザが家庭を旅行や、出張等で留守にする時間、例えば1週間、あるいは1ヶ月程度を限度として設定される。ただ、季節商品とし数ヶ月程度放置されるような場合、ステップS2においては、規定時間を越えての使用であると認識し、制御部3はステップS3以降の処理を実行する。例えば、冬季使用の暖房機であれば、暖房機である電気機器1を今季に最初に使用しようとすれば、時計カウンタ部3は、時計用電池4からの電源供給を受けておれば、前季の使用停止時より6ヶ月以上が経過し、その時間をカウントしている。そのカウント内容に基づいて、上記ステップS3以降の処理が実行される。
なお、時計用電池4の電源供給がなければ、時計カウンタ部3のカウント動作が停止している。そのため、このカウント停止を制御部2が認識できる。この時計カウンタ部3のカウント動作が停止している状態においても、電気機器1が長期間使用停止状態であると制御部2は、認識する。つまり、制御部2は、時計カウンタ部3のカウント停止や、予め設定された規定時間を時計カウンタ部3がカウントしていることを認識すれば、電気機器1が長期間放置されたものとして判断する。このように、規定期間内が否かを判断するようにすることで、毎日電気機器1を運転(使用)するような場合、その都度、センターサーバ10との通信を行い、使用できるか否かを確認する手間を省けるとともに、ユーザ側での利便性を高めるようにしている。
上述したように長期間、電気機器1の使用停止状態が確認されれば、制御部2は外部の管理部であるセンターサーバ10に管理情報を求める制御を実行(ステップS3以降の処理)する。そのため、携帯電話9を電子機器1に接続するように報知手段を構成してなる音声(スピーカ)7および表示部6を利用して、使用者(ユーザ)に接続するように報知する。これは、電気機器1の使用状況が不明であると制御部2が判断し、この状況をセンターサーバ10で管理している管理情報の提供を受けるための制御である。
上述したようにユーザに携帯電話9を接続するように報知するために、予めセンターサーバ接続情報部13には、その報知情報が記憶されている。そのため、制御部13はセンターサーバ接続情報部13より、報知情報を読出し、これを音声出力部5及び表示部6に送り、スピーカ7を介して音声で、表示部6を介して表示にて、ユーザに携帯電話9接続を促す報知を行う。
ユーザに携帯電話9の接続を促す音声及び表示としては、同一内容でもよい。また、それぞれの特徴を生かした別の内容を報知するようにしてもよい。例えば音声報知においては、携帯電話9を接続することがなぜ必要となるのかの情報(メッセージ)を、また表示部5においては携帯電話9を接続するための方法の説明内容等を違った観点で報知できる。とくに表示部5では携帯電話9を電気機器1に接続する状態を動画等を利用して表示させ、合わせてその説明内容を表示させるようにしてもよい。この動画表示に合わせて、音声においては、接続を促すメッセージとは別に、文字等による説明内容を、音声で報知するようにすることができる。以上のように音声による報知と、表示部5による報知との組み合わせにより、より効果的な報知を行うことができる。
なお、この実施の形態においては、音声及び表示にてユーザに携帯電話9の接続を促す報知を行いように説明したが、これらはいずれか一方のみで行うようにしてもよいことは勿論である。
次に、ユーザとしては報知される内容に基づいて携帯電話9を接続する。このように報知される内容に基づいて、不慣れなユーザにおいても電気機器1に携帯電話9を接続することができる。この場合、説明が後になったが、携帯電話9には外部接続端子が予め設けられている。この外部接続端子と直接接続可能な接続部が電気機器1側に、また携帯電話9の外部接続端子をケーブル等を介して接続できる接続部が予め電子機器1に設けられている。つまり、通信手段である接続インターフェース12に接続部が設けられている。そのため、電気機器1に携帯電話9が接続されると、その接続状態を制御部2が確認でき、接続を確認すれば次のステップS4による処理を実行する。
制御部2は、携帯電話9の接続を確認すれば、公衆電話回線11等を利用して管理側のセンターサーバ10と通信可能な状態にする。そのため、センターサーバ接続情報部13には、予めセンターサーバ10と接続できる電話番号等が記憶されている。その電話番号が、制御部2を通じて読出され、接続インターファース12を介し携帯電話9より発信され、センターサーバ10との通信可能に接続される。これは、携帯電話9が接続されると、自動的にセンターサーバ10とを通信可能に接続するため、ユーザによる手間を掛けずにすむ。また、通信接続のために電話料等をユーザが負担することがないように、無料での通信を行う電話番号等が記憶されている。
なお、センターサーバ10との接続を予めセンターサーバ接続情報部13に記憶させて、自動でダイアルアップさせるように説明したが、これはユーザの負担をなくすためである。従って、ユーザ側で電話番号を携帯電話9で操作して行うようことも可能である。
ステップS4にて電話接続が完了すれば、ステップS5の処理に移り電気機器1側の情報をセンターサーバ10に送信する。ここでは、電気機器1を特定するための情報であり、の機種名、製造番号等の情報を、センターサーバ10に送信する。そのため、センターサーバ接続情報部13には、電気機器1を特定できる上記機種名、製造番号等が予め記憶されている。これにより、制御部2は、センターサーバ接続情報部13より必要な情報を読出し、接続インターフェース12を通じてセンターサーバ10に情報を送信する。
次の処理としては、センターサーバ10側での処理が実行される。これは、図3に示すような処理である。まず、ステップS10にて、電気機器1側より送信されてきた情報を受け、該電気機器1のタイムスタンプされた基準日から現時点までの経過期間が、所定期間を経過しているか否かを確認する。もし、所定期間を経過していない場合には、センターサーバ10は、管理情報として電気機器1に運転の許可信号を送信(S11)する。
ここで、センターサーバ10側では、電気機器1より得た情報に基づき、該電気機器1の基準日を読出す。この基準日からの現時点までの期間を経過期間として算出する。算出された期間が、電気機器1を安全使用できる使用限界値に対応する期間、つまり所定期間(例えば10年)と比較し、所定期間以内であればその電気機器1の運転を許可する信号を電気機器1へと送信する。
以上のように電気機器1の使用限界値に対応する予め設定されている所定期間以内であれば、センターサーバ10は許可信号を電気機器1側に送信(S11)する。この送信されてきた管理情報を電気機器1側で受信(S12)する。管理情報として使用の許可信号を受信した電気機器1は、制御部2による制御に基づいて、ユーザが設定した運転モードでの運転を実行(S00)する。つまり、電気機器1側では、長期間運転が実行されず、放置されるようなことがあっても、センターサーバ10と通信接続を行うことで、安全対策のための情報、つまり基準日から現時点までの使用期間に対し、所定期間に達してないことが確認されれば、運転動作を開始でき、安全な使用を行える。
もし、センターサーバ10側から、管理情報として許可信号でなく、ステップS10にて、電気機器1の不使用期間を含めた経過期間が、所定期間を経過しているような場合、センターサーバ10は、電気機器1の安全使用のために使用不可となる不許可信号を送信する。この不許可信号を電気機器1側で受信すれば、図4以降の処理が実行される。まず、センターサーバ10から管理情報として不許可信号とともに、不許可にした情報が送信(S20)されてくる。これが電気機器1側で受信されると、運転を不許可にした理由となる内容(情報)を、制御部2は表示部6を介して表示させる。ここで、不許可となった情報としては、本実施の形態によれば、電気機器1の使用による経過期間が所定期間を経過していることによるものであるため、その内容がセンターサーバ10から電気機器1に送信され、電気機器1の表示部6に表示(S21)される。
以上の表示を行うことで、電気機器1を使用しようとするユーザは、その内容を目視し、使用できない理由を知ることができる。これと合わせて、センターサーバ10からは、音声情報を送信(S22)する。電気機器1側は、その音声情報を受信することで、この音声情報を音声出力部5を介してスピーカ7より音声メッセージとして出力される。このとき、そのメッセージは、繰り返し所定回数出力(S23)される。音声出力を所定回数繰り返し行うと、その出力が停止(S24)される。このように、不許可となった理由等がユーザに伝えられる。この状況下では、上記音声及び表示による報知が完了すれば、電気機器1の使用が不可となるので、制御部2は電機機器1の電源をOFFする。
以上のように音声及び表示にて電気機器1の使用を不可とした情報が報知されることで、ユーザは使用しようとしている電気機器1の状況を把握できる。例えば、ユーザに音声で繰り返し知らせることで、運転できない注意を促し、運転できない詳細な情報を表示部6を介してユーザに伝えることができる。このとき、ユーザは運転できない理由を知っても、その電気機器1をどのようにすればよいか不明、また不安になることがある。
そのため、不許可になった理由の詳細を音声及び表示で報知するとともに、アフターサービスが必要であること、そのサービスを受けると使用可能になること、またその問い合わせ先の電話番号、また製品寿命等の報知を行う。これを受けて、ユーザは電気機器1を使用するためにアフターサービスを受ける必要性等を知り、その連絡を行うことになる。
以上説明したように本発明によれば、電気機器1が長期間放置され、使用されないような場合であっても、安全性を確保するために、基準日から現時点までの電気機器1の経過期間が、所定期間を超えるような場合、電子機器1を使用できないようにしている。これにより、電源プラグが抜かれた状態で季節製品等を長期放置したときにも、安全性を確保でき、電気機器1の使用する際の制御を行える。そこで、使用制限されるような場合、使用を許可できる内容を合わせて報知させることができる。これにより、電気機器1を再使用するために、例えばアフターサービスを受けるための処理を実現できる。
使用者は、電気機器1を使用可能とするために、アフターサービスを受けるべく販売店やメーカ側のサービスセンター等に連絡を取る。電気機器1がアフターサービスを受けることで、電気機器1の使用が可能となる。その電気機器1の使用が可能になったことは、販売店、メーカ側で管理するセンターサーバ10にその情報を伝え、記憶させる。サービスを受けた状況等により、使用可能となれば、所定期間が改めて設定される。改めて設定された使用期間としては、当初の期間とは異なり、短い期間が再設定される。例えば、基準日としてはサービスを受けた年月日が、サービスマンを通じてセンターサーバ10に送信され、これが管理され、初期時に10年として所定期間が設定されている場合には、それより短い期間、5年、3年、2年といったような期間が再設定される。これは、あくまでも例であり、電気機器1においては、一度使用制限を受けた場合には、使用不能にされることもある。
ここで、アフターサービス等を受ける場合、サービスマンは、販売店、あるいはサービスセンターの要請を受けて、電気機器1を使用している各家庭へ訪問する。このとき、サービスマンは、電機機器1が故障により使用できないのか、本発明における安全対策のために使用できないかの詳細を知ることができない。そのため、電気機器1側では、不許可状態になった状況を記憶することができる。
上述のことを、図5を用いて説明する。これは、図4において電気機器1が使用できない状況になった理由等の管理情報に含まれる不許可となった理由等の情報が表示部6に表示された後、図5の制御に移る。そのため、電気機器1側では、センターサーバ10より送られてきた不許可となった情報を表示部6で表示させるとともに、それを通信情報履歴記憶部14に記憶(S31)させておく。そして、電気機器の運転停止あるいはその状況を報知(S32)する。これは、先に説明したように音声及び表示にて行うようにしてもよく、いずれか一方で行うようにしてもよい。この処理後、電気機器1の電源がOFF(S33)される。
一方、ユーザは、電気機器1の電源がOFFされると、それを再使用するために、先に説明したようにアフターサービスを受けるための対処を行う。これにより、サービスマンはサービスを依頼した家庭に訪問し、電気機器1を使用可能にするための措置を行う。このとき、サービスマンは、所持している携帯電話9または他の携帯端末等を用いて、電気機器1との通信を行う。そのため、電気機器1側には、必要となる情報を記憶する例えば通信情報履歴記憶部14を備え、この記憶内容を外部出力できるように赤外線通信部8を備えている。
サービスマンは、電気機器1の電源を投入し、赤外線通信部8を介して電気機器1が記憶している履歴情報を取得するようにする。例えば、サービスマンが所持している携帯電話と電気機器1とを赤外線通信を利用して情報の授受を行う。そのため、サービスマンが所持していた携帯電話9の表示部に電気機器1の履歴情報が表示される。これは携帯電話9でなく、サービスマンが所持している赤外通信可能な携帯端末でもよく、赤外線通信により電気機器1の通信情報履歴記憶部14に記憶されている内容を確認できる。
サービスマンが電気機器1のこれまでの履歴情報を確認することで、例えば電気機器1が使用できない状況を知ることができ、その状況に応じたサービスを提供できる。つまり、故障により対処なのか、故障ではなく安全対策として使用制限された対処なのかを知ることで、それに適したサービスを効率よく提供できる。これは、ユーザ側にとっても、サービスマン側にとっても迅速に対応でき、最適な状態で電気機器1を修理、また使用可能にするための対策を実施できる。
サービスが完了すれば、サービスマンは赤外線通信を利用して使用可能とする情報を電気機器1側に送り、これを電気機器1側の通信情報履歴記憶部14に記憶させる。そのため、その都度措置された履歴情報が通信情報履歴記憶部14に保持され、記憶されていく。この履歴情報は、サービスマンに提供するだけでなく、センターサーバ10にも伝えることで、使用されている電気機器1の状態をセンターサーバ10で管理でき、故障が多い場合、また重度の故障があるような場合を把握し、所定期間内での使用許可を与えるか、故障等が頻繁に生じているかを判断し、使用許可を与えるかを管理することも可能となる。この場合、アフターサービスを終了して、電気機器1が使用可能になれば、センターサーバ10に事前に通知しておくこともできる。そのため、携帯電話9を接続し、センターサーバ10に使用可能になった情報とともに、基準日としてサービスを受けた日時を送り、再設定された所定期間での管理を行わせることが可能となる。
ここで、電気機器1を長期間放置し、再使用しようとするとき、図2のステップS2にて規定時間以内に電源が投入されていないと判断される。これは、上述した安全対策のための処理として実行される。このとき、電気機器1とセンターサーバ10とを携帯電話9を用いて電話回線11を介して通信できるようにしている。そして、電気機器1の情報をセンターサーバ10に送信する。この情報は、電気機器1の通信情報履歴記憶部14で記憶された情報である。この情報には、先に説明したように使用を不許可にした理由を含め、サービスを受けた情報、サービス等で修正、またタイムスタンプにかかる使用許可を求めた回数や、使用不許可を受けた回数等が含まれる。このような情報をセンターサーバ10が受け取り、これらを記憶することで、電気機器1の安全対策のための処理を細かく管理できる。
例えば、使用不許可になった回数が複数回あれば、電気機器1自身の限界もあり、それ以上使用許可を与えると安全性を確保できないとして使用不可状態とする。また、故障等が頻繁にあれば、許可信号を送信するような場合において、アフターサービスを受けるようにメッセージする等の処理を実行できる。このメッセージとしては故障内容等に基づいて、サービスマンにどのような対処が必要となるかの情報にすれば、サービスマンの対処が容易になる。
以上説明したように、この実施の形態によれば、電気機器1が規定時間以内に使用されないような場合、安全性を確保するために、センターサーバ10に使用可能か否かの問い合わせを行うことになる。そこで、安全が確認されれば、電気機器1の使用が可能となる。このとき、携帯電話9を用いることで、簡単にセンターサーバ10との接続を確保できる。しかも、電気機器1の不正使用をなくすことができる。
例えば、電気機器1側でタイムスタンプされた製造年月日又は購入年月日から現時点の経過期間が、所定期間であるが否かを判断する場合、現時点の年月日をカウントする時計を修正することで、実際の所定期間を過ぎても、使用可能にできる。また、時計が止まったままで、その止まった年月日で経過期間を求めると、所定期間以上になっていても、電気機器1を使用でき、安全を十分に確保できなくなる。要するに、メーカーや販売店が管理する管理部であるセンターサーバ10を設け、そのサーバ10で一括管理することで、不正使用をなくし、かつ安全性を確保した電気機器1の使用を確保できる。しかも、季節商品の場合には、電源プラグが抜かれると時計回路による現時点の時刻をカウントできなくなるが、このような心配もなくなる。
なお、図2のステップS5にて電気機器1の情報をセンターサーバ10に送信するようにしているが、上述に説明した情報以外に、接続されたユーザの携帯電話の番号を送信するようにすることもできる。センターサーバ10側では、その電話番号を受け、特定の電気機器1の情報と同時に記憶することで、連絡が必要な場合に、その内容を知らせることができる。また、電気機器1の情報としては、機種名や製造番号、その他機器の履歴情報であり、該電気機器1が使用されている家庭(住所等)を知ることはできない。そのため、携帯電話9を介して接続することで、携帯電話会社へ位置情報を問い合わせることで、発信地点を特定できる。
ユーザは、電気機器1が使用不許可となれば、使用のためにサービスを受けるためにサービスセンター等に連絡し、住所等をセンターに連絡する。その住所で、サービスマンが訪問できる。このような手間を省くためには、携帯電話9を用いて、アフターサービスを受けるメッセージ、住所等をセンターサーバ10に上述した履歴情報の送信と同時に送信するようにする。これによりセンターサーバ10側では、サービスマンに来訪先を伝え、電気機器1の状況を事前にサービスマンに知らせることができる。
(第2の実施の形態)
以上の実施の形態によれば、電気機器1の安全対策のために電気機器1の基準日から経過期間が、予め定められた所定期間を超えたか否かを判断させるのをセンターサーバ10を用い、該サーバ自身で管理を行うようにしている。このようなものでなく、電気機器1側でも以上のような管理を行わせることができる。この場合、現時点に時刻(年月日等を含む)を正確にカウントする時計が必須要件となるが、該時計を例えば10年以上正確に動作させるための電源が必要となる。
上記電源としては、通常乾電池(2次電池を含む)等が利用される。しかし、長期間の電力供給を確保できるとは限らない。したがって、電気機器1が季節商品である場合、電源プラグが抜かれると、乾電池による電源供給に頼らざるをえない。したがって、経過期間に基づく安全対策を確保できなくなる。
そのため、この実施の形態においては、電気機器1側で正確な現在時刻を確保し、これに基づいて期間管理を行い、基準日から現時点までの正確な経過時間を求めて、当該電気機器1の使用を不可とするか否かを判断するようにしている。具体例としては、時計カウンタ部3は、現時刻をカウントする時計であり、電池4にて電源供給を受ける。電池4は2次電池等を利用すればよく、電源プラグが挿入されている場合には、電池4は、時計カウンタ部3への電力停止し、充電される。従って、ある程度の期間、電源プラグが抜かれているような場合にも、時計カウンタ部3を動作させることができる。
そこで、図2の制御フローにおいて、ステップS2にて規定時間以内に電源投入(電源スイッチON)されたか否かを確認する。通常、電源プラグがコンセントに差し込まれていれば、制御部2には電源が供給され、これにより時計カウンタ部3にも電池4からの電源でなく、商用電源を用いて時計に適した電源(電圧)に変換され供給される。電源プラグが抜かれると、電池4から電源が時計カウンタ部3に供給され、該時計カウンタ部3は現時刻をカウントする。
電気機器1が規定時間内での使用であると確認されれば、ユーザ設定された運転モードで電気機器1が制御(S00)される。時計カウンタ部3が常に現時点の時刻をカウントするものであれば、前回電源断(電源スイッチのOFF)された時間を、制御部2にて通信情報履歴記憶部14等の記憶部に記憶させる。そして、次に電気機器1を使用するために電源スイッチがONされた時点での時間との差を求めれば、規定時間内か否かを簡単に判別できる。
もし、規定時間以内でない場合、つまり数ヶ月間使用されていないことが確認されれば、第1の実施の形態によれば携帯電話9を接続するように音声、表示にてユーザに報知している。しかし、この実施の形態においては、時計カウンタ部3が現時点の時刻をカウントしていれば、現時点の時刻と、基準日として定められた年月日とで、経過時間を求める。制御部2は、経過時間が所定期間を経過していれば、電気機器1の使用を不可とする制御を実行する。そのため、電気機器1は、例えば図3に示したフローによる制御と同様に、センターサーバ10から送信されるてくる情報と同様のものを、予め記憶部に記憶しており、これを制御部2にてユーザに音声及び表示にて報知し、電子機器1の使用を不可とするために電源をOFFにする。これによりユーザが知るとともに、電気機器1の使用制限が行われる。
なお、時計カウンタ部3のカウント動作が継続されている場合には問題ないものの、時計カウンタ部3のカウント動作が停止しておれば、現時点の年月日を示す時刻の提供を受けるために、センターサーバ10等の管理部との接続を行うように指示する。図2の制御フローにて説明したように、携帯電話9を介してセンターサーバ10(管理部)との接続を行うようユーザに指示する。その指示としては、先に説明したとおりであり、携帯電話9の外部接続端子を電気機器1側の接続インターフェース12の接続端子部と接続するメッセージを音声及び表示にて報知する。
その報知にしたがってユーザが携帯電話9を接続すれば、制御部2は公衆電話回線11を介してセンターサーバ10との通信を確保し、現時点の時刻情報の提供を求める。センターサーバ10は、求められた時刻情報を電気機器1側へと送信し、送信されてきた現時点の時刻を、時計カウンタ部3にプリセットし、時計カウンタ部3への電源供給によりカウント動作を行わせる。
この制御とともに、受信した現時点の時刻と、予め記憶されている該電気機器1のタイムスタンプされた基準日とで、経過時間を求める。求めた経過時間が、予め設定されている所定期間内か否かを判断し、所定期間以内であれば、ステップS00による電気機器1の使用を許可し、運転モードに応じた制御を実行する。しかし、経過期間が所定期間を超えているような場合には、使用制限のための上述した制御が実行される。
電気機器1が使用制限を受けると、該電気機器1の使用が不可となる。使用可能にするためには、アフターサービス等を受けるように電気機器1よりユーザに報知する。この報知内容は、予め制御部2側の記憶部に音声メッセージ、表示内容等の情報が記憶されており、この記憶内容が読み出され音声及び表示にて報知される。アフターサービスを受けるためにサービスマンが来訪し、サービスマンによるサービスが実行される使用可能状態に設定され、許可可能状態になれば、その情報等が先に説明した赤外線通信部8を経由して電気機器1側に取り込まれ、これが例えば通信情報履歴部14に記憶される。このときの許可情報としては、例えばサービスを受けた現時刻が新たなタイムスタンプとして定められ、これが新たな基準日となる。同時に、安全対策のための使用制限を決める所定期間が新たに設定され、記憶される。
そのため、電気機器1を使用するために電源プラグを入れ、電源スイッチをONすれば、制御部2は、時計カウンタ部3の現時刻と、サービス提供を受けた基準日とで経過時間が求められ、新たに設定された所定期間とを比較し、使用可能であるとして再度、電気機器1の使用が可能となる。また、新たに定められた所定期間に基づいて、安全対策が行われることになる。
以上のように、電気機器1側で、該電気機器1を使用した経過期間を求め、この経過期間が所定期間に達しているか否かを判断することで、電気機器1を使用可能にするか、また使用不可にするかを決めることができる。また、時計カウンタ部3のカウント動作が停止した場合には、現時点の時刻を簡単に管理部であるセンターサーバ10を電話回線11を介して通信でき、提供を受けることができる。そのため、正確な現時点の時刻にもとづいて正確な経過期間を知ることで、正確な安全対策処理を実現できる。
この実施の形態においても、携帯電話9を利用して管理部10との通信を可能にし、これにより安全対策を実現するための管理情報となる時刻情報を受けることがでる。この場合にも、携帯電話9の電話番号を管理部(センターサーバ10)に送信しておくことで、必要なときに、携帯電話9に必要な情報を送ることができる。なお、時計カウンタ部3は、任意に時刻修正できないようにしておく。つまり、制御部2は、時計カウンタ部3の時刻設定については、センターサーバ10より管理情報として提供を受けた時刻情報によりプリセット可能に制御できるように構成され、個人等が任意に時刻設定できないようにしている。
(第3の実施の形態)
第1及び第2の実施の形態においては、電気機器1の安全使用を確保するための安全対策としては、タイムスタンプされる基準日(製造年月日又は購入年月日等)と現時点での時刻に基づく経過時間に応じて行うようにしている。これとは別に、電気機器1の使用頻度や、実際の使用時間が長い場合、経年変化による腐食とともに、使用時による劣化が著しく、上述した所定期間内に一部の部品寿命に達するようなこともありうる。そのため、所定期間としては、そのような使用時間等による劣化も含めて設定すればよいが、所定期間内に、劣化等により故障等が生じると思われる使用時間の累積値に達するがないとは断言できない。
そこで、電気機器1においては、時計カウンタ部3のカウント内容に基づいて、実際の動作時間を求め、これを累積加算していくこともできる。つまり、電源プラグがコンセントに差し込まれていれば、時計カウンタ部3の電源供給は確保できる。そのため、電気機器1の動作時間や使用回数の累積値については、正確に簡単に求めることができる。この累積値については、従前の技術をそのまま用いればよく、例えば特許文献1等に記載された技術をそのまま適用できる。
電気機器1の電源が投入(ON)され、使用されるとその都度、使用回数が加算されていく。また、電気機器1の使用開始時刻が記憶され、該電気機器1の動作が停止されるとその停止時刻が記憶され、実使用時間が求められ、先の累積値に加算され順次累積加算されていく。そして、その累積された使用時間、あるいは使用回数が予め設定された基準値を超えた場合には、使用制限のために電気機器1の使用を不可とする。これは、電気機器1がタイムスタンプされた基準日から現時点に経過期間が、予め設定された所定期間内であっても、安全対策のために使用制限のために不可状態となる情報として利用される。また、累積期間(使用時間)あるいは使用回数が基準値内であっても、上記経過期間が所定期間を超えていれば、電気機器1の使用制限のために使用不可状態に制御される。
以上のような制御を実行することで、より安全な制御を実現できる。ここで、電気機器1による使用時間又は使用回数に基づいて、電気機器1の使用制限を行う場合、電気機器1側で管理が可能となる。しかし、タイムスタンプされた基準日から現時点での経過期間については、時計カウンタ部3を長期間安定して動作させることができないのが現状であるもある。そのため、センターサーバ10側で管理させ、これにより使用制限等の管理を行うようにすればよい。
そのため、例えば図2のステップS2にて、不使用時間が規定時間をおける場合が確認されれば、ステップS5により処理において、電気機器1の特定情報、履歴情報等とともに、電気機器1側で管理可能な使用時間、使用回数といった情報を管理部であるセンターサーバ10に送信する。センターサーバ10は、この使用時間、使用回数の情報を受けると、特定された電気機器1に予め設定されている基準値との比較で、使用可能とすると、電気機器1のタイムスタンプに基づく経過期間が、所定期間を超えたか否かを判断し、超えていない場合には、初めて使用可能にする許可情報を電気機器1側へと送る。以後の処理については、第1の実施の形態と同様である。
また、電気機器1の使用回数、使用時間が基準値を超えていれば、使用制限のために電気機器1の経過期間にかかわることなく、電気機器1の使用を不可とする不許可情報を管理情報として電気機器1に送る。この不許可情報とともに、不許可となった理由、サービスの必要性等、電気機器1側におくる。この処理においても、第1の実施の形態と同様である。
以上説明したように、電気機器1を安全に使用しようとするために管理部側で管理されている管理情報に基づいて、電気機器1は制御され、また使用頻度等に基づいても合わせて制御できる。特に、使用制限が必要と判断される場合、使用頻度等に基づくか、またタイムスタンプにかかる経過期間に基づくか、いずれか先になったことが判断された時点で本発明の電子機器1の使用制限のための処理が実現される。よって、より細かい、さらに安全な使用を可能にすることができる。
なお、本発明におけるタイムスタンプされる日を、電気機器1の製造年月日、購入年月日として説明したが、これらに限られることではない。ただ、電気機器1が使用されることなく倉庫等に保管されているような場合、経年変化による劣化が全く生じないことはない。多少なりとも経年変化が生じる。これを見越して、最も安全な対策としては製造年月日をタイムスタンプすることが良好である。
また、購入年月日を基準日として定めても、ユーザが実際に使用を開始する日時が大きくずれることもある。そのため、タイムスタンプする日を使用開始時点としてもよい。この使用開始時点とする場合、センターサーバ10では、その管理を行えなくなる。そのため、ユーザが電気機器1を購入し、実際に使用を開始した日をタイムスタンプするようにすればよい。そのためには、初期の使用開始による電源ON時に、携帯電話9を接続するよう指示し、接続された携帯電話9を介してセンターサーバ10に使用を開始する旨を、機種名、及び製造日、製造番号等の機器情報とともに知らせる。これによりセンターサーバ10は、機種名、製造番号で特定される電気機器1の使用開始日を、タイムスタンプし、これを基準日として設定できる。以後は、これを基準に管理制御できる。また、第2の実施の形態によれば、制御部2が初期開始時刻をタイムスタンプし、これを記憶部に記憶保持しておくことで、上述した制御を実現できる。
また、図2の制御フローにおけるステップS2で、電源スイッチON時点の規定時間か否かを判断するようにしている。これは、ユーザの負担の軽減を第1の目的とした対応である。つまり、ユーザは電源プラグを入れたまま、必要なときに電気機器1を利用する。そのため、使用していない期間が長くなることで、その都度、管理部であるセンターサーバ10との接続を行う必要をなくし、即座に電気機器1を使用できるようにしている。
そのため、冬季使用で最初に電源コンセントを入れた状態で、毎日運転を行うことができるように確保するためでもある。そのため、今季内での使用であるか否かを判断できればよく、規定時間とはその季間内で設定されている。
ここで、今季最初に使用するような場合に、センターサーバ10との接続で、電気機器1の使用が可能となった場合、許可信号とともに、残りの使用期間を合わせてセンターサーバ10から管理情報として電気機器1へと送信することもできる。これにより、ユーザ側では、使用期間が短くなれば、事前にアフターサービス等を受け、より安全に使用することが可能できる。
また、電気機器1によれば、電源投入時点では、所定期間を超えていない場合、今季使用中に所定期間を過ぎるようなこともある。このような場合、センターサーバ10側では不許可の情報を送るようにしてもよいが、許可情報とともにアフターサービスを受ける情報を合わせて送る。また、所定期間としてはある程度の幅を持たせているような場合には、今季間の使用を可能にすることもできる。使用を許可するために、事前にアフターサービスを受ける情報を送るようにしてもよい。