JP2008274352A - 封止補完方法、金属部材補修方法、金属欠陥補修装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表面に欠陥を有する金属部材を良好に補修可能な金属部材補修方法、金属欠陥補修装置を提案する。
【解決手段】表面Bsに欠陥Kを有する金属部材Bを補修する方法であって、欠陥Kを含むように表面Bsの一部を掘り込む第一工程と、掘込部Hに対して金属材料粉Aをノズル11Nから超音速で噴射して堆積させる第二工程と、を有する。掘込部Hに堆積した金属皮膜Rを加工して所定形状に形成する第三工程を有する。
【選択図】図3
【解決手段】表面Bsに欠陥Kを有する金属部材Bを補修する方法であって、欠陥Kを含むように表面Bsの一部を掘り込む第一工程と、掘込部Hに対して金属材料粉Aをノズル11Nから超音速で噴射して堆積させる第二工程と、を有する。掘込部Hに堆積した金属皮膜Rを加工して所定形状に形成する第三工程を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、封止補完方法、金属部材補修方法、金属欠陥補修装置に関する。
過給器、ポンプ、配管等のようにガス又は液体を流通させたり、タンク等のようにガスや液体を貯蔵したりする機械装置・機械部品では、ガス又は液体を封止する部位(金属部材)に腐食、亀裂或いは鋳物巣のような欠陥が存在すると、内部のガスや液体が漏洩してしまう。
ところが、このような機械装置・機械部品は、容易に分解することができない場合が少なくない。そこで、金属部材に発生した欠陥を、機械装置・機械部品を分解・交換することなく補修する方法、又は組立に先立って予め欠陥を補修する方法として、金属材料粉を金属部材(欠陥部分)に対して音速〜超音速で噴射して、金属皮膜を形成・堆積させる技術が提案されている(特許文献1,2参照)。
特開2006−176881号公報
特開2006−176882号公報
ところが、このような機械装置・機械部品は、容易に分解することができない場合が少なくない。そこで、金属部材に発生した欠陥を、機械装置・機械部品を分解・交換することなく補修する方法、又は組立に先立って予め欠陥を補修する方法として、金属材料粉を金属部材(欠陥部分)に対して音速〜超音速で噴射して、金属皮膜を形成・堆積させる技術が提案されている(特許文献1,2参照)。
しかしながら、上述した技術では、必ずしも欠陥上に金属皮膜が良好に形成・堆積しない場合が多い。なぜなら、腐食、亀裂或いは鋳物巣のような欠陥は、その形状が複雑であるため、欠陥を金属皮膜で完全に覆うことが困難だからである。更に、欠陥の表面に、異物が付着したり、酸化層が形成されたりするため、金属皮膜の密着度が低下してしまうからである。
このため、金属部材上の欠陥に対して金属皮膜を良好に付着・堆積させて、欠陥を補修する方法が要請されている。特に、金属部材に形成された流体封止部に発生した欠陥を補修して、封止性能を向上又は補完することが求められている。
このため、金属部材上の欠陥に対して金属皮膜を良好に付着・堆積させて、欠陥を補修する方法が要請されている。特に、金属部材に形成された流体封止部に発生した欠陥を補修して、封止性能を向上又は補完することが求められている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、金属部材に形成された流体封止部の封止性能を補完する方法、表面に欠陥を有する金属部材を良好に補修することができる補修方法、金属欠陥補修装置を提案することを目的とする。
本発明に係る封止補完方法、金属部材補修方法、金属欠陥補修装置では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
第1の発明は、金属部材に形成された流体封止部の封止性能を補完する方法であって、前記流体封止部に対して、金属材料粉をノズルから高速で噴射して堆積させることを特徴とする。
また、前記金属部材は、鉄鋼又はアルミニウムからなる鋳物であることを特徴とする。
第1の発明は、金属部材に形成された流体封止部の封止性能を補完する方法であって、前記流体封止部に対して、金属材料粉をノズルから高速で噴射して堆積させることを特徴とする。
また、前記金属部材は、鉄鋼又はアルミニウムからなる鋳物であることを特徴とする。
第2の発明は、表面又は表層に欠陥を有する金属部材を補修する方法であって、前記欠陥を含むように前記表面又は前記表層の一部又は全てを掘り込む第一工程と、前記掘込部に対して金属材料粉をノズルから高速で噴射して堆積させる第二工程と、を有することを特徴とする。
また、前記掘込部に堆積した金属皮膜を加工して所定形状に形成する第三工程を有することを特徴とする。
また、前記掘込部に堆積した金属皮膜を加工して所定形状に形成する第三工程を有することを特徴とする。
また、前記表面又は前記表層は、流体封止面を含むことを特徴とする。
また、前記金属部材は、鉄鋼又はアルミニウムからなる鋳物であることを特徴とする。
また、前記金属部材は、鉄鋼又はアルミニウムからなる鋳物であることを特徴とする。
第3の発明は、表面又は表層に欠陥を有する金属部材を補修する金属欠陥補修装置であって、前記欠陥を含むように前記表面又は前記表層の一部又は全てを掘り込む金属加工部と、前記掘込部に対して金属材料粉をノズルから高速で噴射して堆積させるスプレー部と、を有することを特徴とする。
また、前記金属材料粉の前記金属加工部への飛散を防止する飛散防止部を備えることを特徴とする。
また、前記飛散防止部は、前記ノズルの外周を覆うフードカバーであることを特徴とする。
また、前記欠陥を検出する撮像部を備えることを特徴とする。
また、前記飛散防止部は、前記ノズルの外周を覆うフードカバーであることを特徴とする。
また、前記欠陥を検出する撮像部を備えることを特徴とする。
本発明によれば以下の効果を得ることができる。
第1の発明では、金属部材に形成された流体封止部に対して金属材料粉を噴射して金属皮膜を形成・堆積させるので、流体封止部の封止性能を容易かつ確実に向上させることができる。
第1の発明では、金属部材に形成された流体封止部に対して金属材料粉を噴射して金属皮膜を形成・堆積させるので、流体封止部の封止性能を容易かつ確実に向上させることができる。
第2の発明では、金属部材の一部を、欠陥を含むように掘り込むので、ノズルから高速で噴射した金属材料粉を確実に掘込部の全体に到達させることができる。また、この掘込部を形成することで、異物や酸化膜を排除できる。したがって、金属皮膜が良好に形成・堆積させることができ、欠陥を補修することができる。
第3の発明では、金属部材の一部を、欠陥を含むように掘り込んで掘込部を形成する金属加工部を備えているので、スプレー部から高速で噴射する金属材料粉が確実に到達できるような掘込部を形成することができる。また、異物や酸化膜を排除できるので、金属皮膜が良好に形成・堆積させることができ、欠陥を補修することができる。
以下、本発明に係る封止補完方法、金属部材補修方法、金属欠陥補修装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
〔コールドスプレー装置(スプレー部)〕
図1は、コールドスプレー装置10の概略を示す模式図である。
コールドスプレー装置10は、金属材料紛Aを音速〜超音速で基材Bの表面に固体状態で衝突させて金属皮膜Rを成膜するための装置であって、金属材料紛Aを高圧の作動ガスGと共に噴射するスプレーガン11、所望量の金属材料紛Aを高圧ガスと共にスプレーガン11に供給する粉末供給部12、作動ガスGを所定温度に加熱してスプレーガン11に供給するガス加熱器13、粉末供給部12及びガス加熱器13に対して作動ガスGを供給する不図示のガス供給部等を備えている。
図1は、コールドスプレー装置10の概略を示す模式図である。
コールドスプレー装置10は、金属材料紛Aを音速〜超音速で基材Bの表面に固体状態で衝突させて金属皮膜Rを成膜するための装置であって、金属材料紛Aを高圧の作動ガスGと共に噴射するスプレーガン11、所望量の金属材料紛Aを高圧ガスと共にスプレーガン11に供給する粉末供給部12、作動ガスGを所定温度に加熱してスプレーガン11に供給するガス加熱器13、粉末供給部12及びガス加熱器13に対して作動ガスGを供給する不図示のガス供給部等を備えている。
ガス供給部から供給される高圧の作動ガスGは2つの経路に分岐され、一方の作動ガスG1はガス加熱器13を経て、室温以上、金属材料紛Aの融点又は軟化温度よりも低い温度に加熱された後、スプレーガン11に供給される。他方の作動ガスG2は、粉末供給部12へ送気され、キャリアガスとして金属材料紛Aと共にスプレーガン11に供給される。
そして、スプレーガン11に供給された作動ガスG(G1,G2)と金属材料紛Aは、スプレーガン11の先端のノズル11Nを経て音速〜超音速流となり、ノズル11Nの出口から噴出される。金属材料紛Aの吹き付け速度は、300〜800m/s程度である。
なお、高圧ガス(作動ガス)Gとしては、空気、窒素、ヘリウムなどが用いられる。特に、不活性ガス(ヘリウム)が好適である。ガス圧力は、0.27〜0.69MPa程度である。
なお、高圧ガス(作動ガス)Gとしては、空気、窒素、ヘリウムなどが用いられる。特に、不活性ガス(ヘリウム)が好適である。ガス圧力は、0.27〜0.69MPa程度である。
ノズル11Nの出口から噴出した金属材料紛Aは、固体のまま基材Bに衝突する。そして、高速で基材Bに衝突した金属材料紛Aは、塑性変形して基材Bに付着(金属皮膜Rを形成)する。また、金属材料紛Aが基材Bに衝突した際に運動エネルギーが熱エネルギーに変わり、材料によっては材料表面が融点を超え結合し強固な密着力を得ることができる。
このように、コールドスプレー装置10は、金属材料紛Aを溶融またはガス化させること無く、作動ガスGと共に音速〜超音速流で固相状態のまま基材Bに衝突させて金属皮膜Rを形成することができる。
従来のプラズマ溶射法、フレーム溶射法、高速フレーム溶射法などに比べ、材料粉末をあまり加熱せずに固相状態のまま基材Bに付着させることができる。
これによって得た金属皮膜Rは、緻密で密度、熱伝導率・導電性が高い、密着性も良好である等の優れた性質を有する。特に、金属材料紛Aを加熱して溶融させないので、酸化や熱変質が殆どないという優れた性質を有する。
従来のプラズマ溶射法、フレーム溶射法、高速フレーム溶射法などに比べ、材料粉末をあまり加熱せずに固相状態のまま基材Bに付着させることができる。
これによって得た金属皮膜Rは、緻密で密度、熱伝導率・導電性が高い、密着性も良好である等の優れた性質を有する。特に、金属材料紛Aを加熱して溶融させないので、酸化や熱変質が殆どないという優れた性質を有する。
〔金属部材補修方法:第一実施形態〕
以下、基材B上に金属材料紛Aを堆積させて、表面Bsに存在する欠陥Kを補修する方法等について説明する。
図2は、本発明の第一実施形態に係る金属部材補修方法を工程順に説明する図である。
以下、基材B上に金属材料紛Aを堆積させて、表面Bsに存在する欠陥Kを補修する方法等について説明する。
図2は、本発明の第一実施形態に係る金属部材補修方法を工程順に説明する図である。
図2(a)に示すように、基材Bが鉄鋼又はアルミニウムからなる鋳物であり、この鋳肌面(表面Bs)に巣・ピンホール等の欠陥Kが存在している。
鋳物(基材B)が、例えば、内部に液体や気体等を収容する容器の場合には、この欠陥Kから内部の液体や気体等が外部に漏出する可能性がある。そこで、この欠陥Kを、予め補修する必要がある。
鋳物(基材B)が、例えば、内部に液体や気体等を収容する容器の場合には、この欠陥Kから内部の液体や気体等が外部に漏出する可能性がある。そこで、この欠陥Kを、予め補修する必要がある。
そこで、まず、図2(b)に示すように、欠陥Kを含むように鋳肌面(表面Bs)の一部を、切削、研磨等の機械加工若しくは化学的加工(研磨等)により、取り除いて掘込部Hを形成する。
次に、図2(c)に示すように、コールドスプレー装置10を用いて、掘込部Hに金属材料を堆積させる。
具体的には、コールドスプレー装置10の粉末供給部12に、鋳物(基材B)と同一又は類似する金属材料粉Aを投入する。そして、ガス供給部を作動させて、高圧の作動ガスGを粉末供給部12及びガス加熱器13に供給する。すると、スプレーガン11から、金属材料粉Aが超音速で噴射される。
この際、ガス加熱器13は、作動ガスGを、金属材料粉Aの融点又は軟化温度よりも低い温度に加熱する。
具体的には、コールドスプレー装置10の粉末供給部12に、鋳物(基材B)と同一又は類似する金属材料粉Aを投入する。そして、ガス供給部を作動させて、高圧の作動ガスGを粉末供給部12及びガス加熱器13に供給する。すると、スプレーガン11から、金属材料粉Aが超音速で噴射される。
この際、ガス加熱器13は、作動ガスGを、金属材料粉Aの融点又は軟化温度よりも低い温度に加熱する。
鋳物(基材B)が、例えば、アルミニウム(AC2B−FA等)から形成される場合には、掘込部Hに対してスプレーガン11からアルミニウム粉(金属材料粉A)を吹き付ける。金属材料粉Aは、300〜800m/s程度の速度で基材B(掘込部H)に衝突し、これにより掘込部H上にアルミニウムからなる金属皮膜Rが形成される。
そして、図2(d)に示すように、金属皮膜Rを徐々に積層して、掘込部Hを金属皮膜Rで埋め尽くす。このようにして、鋳物(基材B)の鋳肌面(表面Bs)に存在した欠陥Kが補修される。
欠陥Kを補修する際に、掘込部Hを形成するのは、金属皮膜Rを鋳物(基材B)上に付着させやすくするためである。すなわち、鋳肌面(表面Bs)には、異物が付着していたり、酸化膜や形成されていたりする。このため、単に金属材料粉Aを吹き付けた場合には、金属皮膜Rの密着性が低く、剥離してしまう可能性がある。
更に、欠陥K自体もその形状が複雑であり、例えば欠陥Kの内部に金属材料粉Aを吹き付けることは困難であるため、欠陥Kの補修が不完全となる可能性が非常に高い。
また、コールドスプレーの特性として、作動ガスG(金属材料粉A)が良好に入り込まないような小径かつ深い欠陥や細い溝状の欠陥などには肉盛することができず、その欠陥や溝の周りに堆積してしまう。
更に、欠陥K自体もその形状が複雑であり、例えば欠陥Kの内部に金属材料粉Aを吹き付けることは困難であるため、欠陥Kの補修が不完全となる可能性が非常に高い。
また、コールドスプレーの特性として、作動ガスG(金属材料粉A)が良好に入り込まないような小径かつ深い欠陥や細い溝状の欠陥などには肉盛することができず、その欠陥や溝の周りに堆積してしまう。
そこで、上述したように、欠陥Kを含むように鋳肌面(表面Bs)の一部を、例えば、半円形等に削り取る等して、掘込部Hを形成する。この掘込部Hの表面には、異物や酸化膜が存在せず、しかも、金属材料粉Aを吹き付けやすい形状となっている。このため、金属材料粉Aが良好に付着して、密着性の高い金属皮膜Rが得られる。したがって、欠陥Kを完全に補修することが可能となる。
〔金属部材補修方法:第二実施形態〕
図3は、本発明の第二実施形態に係る金属部材補修方法を工程順に説明する図であって、鋳物等(基材B)に形成されたシール面(表面Bs)に欠陥Kが存在する場合を示す。
なお、図2の場合と重複する技術内容については、その説明を省略する。
図3は、本発明の第二実施形態に係る金属部材補修方法を工程順に説明する図であって、鋳物等(基材B)に形成されたシール面(表面Bs)に欠陥Kが存在する場合を示す。
なお、図2の場合と重複する技術内容については、その説明を省略する。
図3(a)に示すように、鉄鋼又はアルミニウムからなる鋳物等(基材B)を機械加工して形成したシール面(表面Bs)には、巣・ピンホール等の欠陥Kが露出している。
シール面(表面Bs)に欠陥Kがあると、液体や気体等を封止する機能が損なわれてしまう。そこで、この欠陥Kを、予め補修する必要がある。
シール面(表面Bs)に欠陥Kがあると、液体や気体等を封止する機能が損なわれてしまう。そこで、この欠陥Kを、予め補修する必要がある。
そこで、まず、図3(b)に示すように、欠陥Kを含むようにシール面(表面Bs)の一部を、切削、研磨等の機械加工若しくは化学的加工(研磨等)により、取り除いて掘込部Hを形成する。
次に、図3(c),(d)に示すように、コールドスプレー装置10を用いて、掘込部Hに金属材料からなる金属皮膜Rが形成し、更に金属皮膜Rを積層・堆積して、掘込部Hを金属皮膜Rで埋め尽くす。このようにして、鋳物等(基材B)のシール面(表面Bs)に存在した欠陥Kが補修される。
最後に、図3(e)に示すように、シール面(表面Bs)に仕上げ加工を施す。すなわち、掘込部Hからはみ出した金属皮膜Rを削り取って、シール面(表面Bs)を所望精度で平坦化する。
このようにして、欠陥Kを完全に補修することができると共に、シール面(表面Bs)の封止性能を確保することができる。
このようにして、欠陥Kを完全に補修することができると共に、シール面(表面Bs)の封止性能を確保することができる。
〔金属部材補修方法:第三実施形態〕
図4は、本発明の第三実施形態に係る金属部材補修方法を工程順に説明する図であって、表層Btに欠陥Kが存在する鋳物等(基材B)にシール面を形成する場合を示す。
なお、図2,図3の場合と重複する技術内容については、その説明を省略する。
図4は、本発明の第三実施形態に係る金属部材補修方法を工程順に説明する図であって、表層Btに欠陥Kが存在する鋳物等(基材B)にシール面を形成する場合を示す。
なお、図2,図3の場合と重複する技術内容については、その説明を省略する。
図4(a)に示すように、鉄鋼又はアルミニウムからなる鋳物等(基材B)の表層Btには、巣・ピンホール等の欠陥Kが存在している。この欠陥Kは、表層Btを機械加工しなければ露出しないので、外部から目視確認することはできない。
そして、表層Btを機械加工してシール面を形成したとしても、欠陥Kが存在するため、液体や気体等を封止する機能が損なわれてしまう。そこで、この欠陥Kを、予め補修(排除)する必要がある。
そして、表層Btを機械加工してシール面を形成したとしても、欠陥Kが存在するため、液体や気体等を封止する機能が損なわれてしまう。そこで、この欠陥Kを、予め補修(排除)する必要がある。
そこで、まず、図4(b)に示すように、欠陥Kを含むように表層Bt(例えば、表面から10mm程度)切削等により取り除く(掘込部Hを形成する)。取り除く範囲(領域)は、シール面となる領域と同一若しくはそれよりも広い領域である。
次に、図4(c),(d)に示すように、コールドスプレー装置10を用いて、掘込部Hに金属材料からなる金属皮膜Rが形成し、更に金属皮膜Rを積層・堆積して、掘込部Hを金属皮膜Rで埋め尽くす。このようにして、欠陥Kの存在しない新たな表層Bt´を形成する。
最後に、図4(e)に示すように、表層Bt´に対して仕上げ加工(2,3mm程度の切削加工)を施す。すなわち、欠陥Kの存在しない新たな表層Bt´を利用して、所望精度で平坦化されたシール面を形成する。
このようにして、シール面から欠陥Kを完全に補修(排除)することができると共に、シール面の封止性能を確保することができる。
このようにして、シール面から欠陥Kを完全に補修(排除)することができると共に、シール面の封止性能を確保することができる。
[封止補完方法]
図5は、シール面(表面Bs)を備える配管L1,L2を示す図である。
配管L1,L2は、アルミニウム又は鉄鋼からなる鋳物部材であって、断面円環形に形成されてその内部にガス又は液体を流通させるものである。
配管L1,L2は、共にその一端に、シール面(表面Bs)が形成されたフランジを有している。そして、互いのシール面(表面Bs)を対向・密着させて、ボルト等の締結することで、ガス又は液体を封止している。
図5は、シール面(表面Bs)を備える配管L1,L2を示す図である。
配管L1,L2は、アルミニウム又は鉄鋼からなる鋳物部材であって、断面円環形に形成されてその内部にガス又は液体を流通させるものである。
配管L1,L2は、共にその一端に、シール面(表面Bs)が形成されたフランジを有している。そして、互いのシール面(表面Bs)を対向・密着させて、ボルト等の締結することで、ガス又は液体を封止している。
そして、上述したように、配管L1,L2の鋳肌面又はシール面(表面Bs)に欠陥Kが存在する場合には、図2又は図3に示した補修方法により欠陥Kを、組立(配管L1,L2の連結)の前に、補修しておく。
また、表層Btに欠陥Kが存在する場合には、図4に示した補修方法により、組立(配管L1,L2の連結)の前に、欠陥Kを補修しておく。
また、表層Btに欠陥Kが存在する場合には、図4に示した補修方法により、組立(配管L1,L2の連結)の前に、欠陥Kを補修しておく。
更に、図5に示すように、配管L1,L2を、シール面(表面Bs)を密着させた後に、このシール面の外周面(表面Bs)に対して、コールドスプレー装置10から金属材料粉Aを吹き付ける。
これにより、シール面(表面Bs)の外周が金属皮膜Rで覆われるので、シール面(表面Bs)の封止性能を更に向上させることができる。つまり、シール面(表面Bs)の間に形成される僅かな隙間を金属皮膜Rで覆い埋め尽くすことで、封止性能が向上する。
そして、その後に、ボルト等により配管L1,L2を強固に締結する。
なお、シール面(表面Bs)に、Oリング等のシール部材が配設されても、されなくてもよい。また、シール面の外周面(表面Bs)は、鋳肌面、加工面のいずれであってもよい。
これにより、シール面(表面Bs)の外周が金属皮膜Rで覆われるので、シール面(表面Bs)の封止性能を更に向上させることができる。つまり、シール面(表面Bs)の間に形成される僅かな隙間を金属皮膜Rで覆い埋め尽くすことで、封止性能が向上する。
そして、その後に、ボルト等により配管L1,L2を強固に締結する。
なお、シール面(表面Bs)に、Oリング等のシール部材が配設されても、されなくてもよい。また、シール面の外周面(表面Bs)は、鋳肌面、加工面のいずれであってもよい。
[金属欠陥補修装置]
図6は、本発明の実施形態に係る金属欠陥補修装置50の概略構成を示す模式図である。
金属欠陥補修装置50は、筐体51内に機械加工部52とコールドスプレー装置10とを備える。
機械加工部52は、いわゆるマシニングセンタであって、エンドミル等の刃物53を回転させてテーブル54に固定してある被削物(基材B)を削る装置であり、刃物53の回転軸(主軸)が鉛直方向に沿う立型となっている。
機械加工部52から離間した位置には、コールドスプレー装置10とコールドスプレー装置10のスプレーガン11を移動させる多関節型ロボット55が配設される。
スプレーガン11は、多関節型ロボット55のハンド先端(エンドエフェクタ)に固定されており、その位置・姿勢を自由に制御可能となっている。また、スプレーガン11の外周側には、スプレーガン11から噴射した金属材料粉Aの飛散を防止するフードカバー56が配設されている。
図6は、本発明の実施形態に係る金属欠陥補修装置50の概略構成を示す模式図である。
金属欠陥補修装置50は、筐体51内に機械加工部52とコールドスプレー装置10とを備える。
機械加工部52は、いわゆるマシニングセンタであって、エンドミル等の刃物53を回転させてテーブル54に固定してある被削物(基材B)を削る装置であり、刃物53の回転軸(主軸)が鉛直方向に沿う立型となっている。
機械加工部52から離間した位置には、コールドスプレー装置10とコールドスプレー装置10のスプレーガン11を移動させる多関節型ロボット55が配設される。
スプレーガン11は、多関節型ロボット55のハンド先端(エンドエフェクタ)に固定されており、その位置・姿勢を自由に制御可能となっている。また、スプレーガン11の外周側には、スプレーガン11から噴射した金属材料粉Aの飛散を防止するフードカバー56が配設されている。
また、金属欠陥補修装置50には、基材B上に存在する欠陥Kを検出する撮像部58が機械加工部52の主軸の一端に配設される。撮像部58は、例えば、CCDカメラであって、基材Bを撮像し、その画像から欠陥Kの位置が求められるようになっている。
このような構成を備える金属欠陥補修装置50では、まず、基材Bをテーブル54に固定する。そして、撮像部58により基材Bの表面Bsに存在する欠陥Kを撮像し、欠陥Kの位置を求める。
次に、求められた欠陥Kの位置情報に基づいて、機械加工部52により基材Bを加工して、欠陥Kを取り除き、掘込部Hを形成する。
次に、求められた欠陥Kの位置情報に基づいて、機械加工部52により基材Bを加工して、欠陥Kを取り除き、掘込部Hを形成する。
掘込部Hを形成したら刃物53を退避し、その後に、多関節型ロボット55を駆動して、スプレーガン11を掘込部Hに対向させる。そして、スプレーガン11から金属材料粉Aを噴射して、掘込部Hを金属皮膜Rで埋め尽くす。
この際、フードカバー56により、スプレーガン11から噴射した金属材料粉Aの飛散が防止されるので、金属材料粉Aが刃物53、主軸部又は多関節型ロボット55に付着して、悪影響を及ぼすことを回避できる。なお、フードカバー56内の空気を吸引する吸引装置を設けて、確実に金属材料粉Aの飛散を防止することが望ましい。
この際、フードカバー56により、スプレーガン11から噴射した金属材料粉Aの飛散が防止されるので、金属材料粉Aが刃物53、主軸部又は多関節型ロボット55に付着して、悪影響を及ぼすことを回避できる。なお、フードカバー56内の空気を吸引する吸引装置を設けて、確実に金属材料粉Aの飛散を防止することが望ましい。
このように、金属欠陥補修装置50によれば、基材Bの表面Bsに存在する欠陥Kを良好かつ効率的に補修することができる。つまり、基材Bをテーブル54に固定したままで、掘込部Hの形成と金属皮膜Rの形成を連続して行うことができるので、短時間に欠陥Kの補修を行うことができる。
図7は、他の実施形態に係る金属欠陥補修装置60の概略構成を示す模式図である。
金属欠陥補修装置60では、コールドスプレー装置10のスプレーガン11が機械加工部52から離間した位置に固定されている。そして、多関節型ロボット55が基材Bを把持して、機械加工部52とコールドスプレー装置10との間を移動させるようになっている。
なお、機械加工部52とコールドスプレー装置10との間には、スプレーガン11から噴射した金属材料粉Aの飛散を防止する隔壁62が立設されている。
金属欠陥補修装置60では、コールドスプレー装置10のスプレーガン11が機械加工部52から離間した位置に固定されている。そして、多関節型ロボット55が基材Bを把持して、機械加工部52とコールドスプレー装置10との間を移動させるようになっている。
なお、機械加工部52とコールドスプレー装置10との間には、スプレーガン11から噴射した金属材料粉Aの飛散を防止する隔壁62が立設されている。
金属欠陥補修装置60では、まず、機械加工部52により、欠陥Kの周辺を切削して掘込部Hを形成する。そして、多関節型ロボット55により基材Bを把持・搬送して、基材Bの掘込部Hをスプレーガン11に対向させる。
次いで、スプレーガン11から金属材料粉Aを噴射して、掘込部Hを金属皮膜Rで埋め尽くす。この際、隔壁62によりスプレーガン11から噴射した金属材料粉Aの飛散が防止される。
次いで、スプレーガン11から金属材料粉Aを噴射して、掘込部Hを金属皮膜Rで埋め尽くす。この際、隔壁62によりスプレーガン11から噴射した金属材料粉Aの飛散が防止される。
このように、金属欠陥補修装置60においても、基材Bの表面Bsに存在する欠陥Kを良好かつ効率的に補修することができる。つまり、掘込部Hの形成と金属皮膜Rの形成を連続して行うことができる。
上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において各種条件や設計要求等に基づき種々変更可能である。
10…コールドスプレー装置(スプレー部)
11N…ノズル
A…金属材料粉
R…金属皮膜
B…基材(金属部材)
Bs…表面(流体封止部、流体封止面)
Bt…表層
H…掘込部
K…欠陥
L1,L2…配管
50…金属欠陥補修装置
52…機械加工部(金属加工部)
55…多関節型ロボット
56…フードカバー(飛散防止部)
58…撮像部
60…金属欠陥補修装置
62…隔壁(飛散防止部)
11N…ノズル
A…金属材料粉
R…金属皮膜
B…基材(金属部材)
Bs…表面(流体封止部、流体封止面)
Bt…表層
H…掘込部
K…欠陥
L1,L2…配管
50…金属欠陥補修装置
52…機械加工部(金属加工部)
55…多関節型ロボット
56…フードカバー(飛散防止部)
58…撮像部
60…金属欠陥補修装置
62…隔壁(飛散防止部)
Claims (10)
- 金属部材に形成された流体封止部の封止性能を補完する方法であって、
前記流体封止部に対して、金属材料粉をノズルから高速で噴射して堆積させることを特徴とする封止補完方法。 - 前記金属部材は、鉄鋼又はアルミニウムからなる鋳物であることを特徴とする請求項1に記載の封止補完方法。
- 表面又は表層に欠陥を有する金属部材を補修する方法であって、
前記欠陥を含むように前記表面又は前記表層の一部又は全てを掘り込む第一工程と、
前記掘込部に対して金属材料粉をノズルから高速で噴射して堆積させる第二工程と、
を有することを特徴とする金属部材補修方法。 - 前記掘込部に堆積した金属皮膜を加工して所定形状に形成する第三工程を有することを特徴とする請求項3に記載の金属部材補修方法。
- 前記表面又は前記表層は、流体封止面を含むことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の金属部材補修方法。
- 前記金属部材は、鉄鋼又はアルミニウムからなる鋳物であることを特徴とする請求項3から請求項5のうちいずれか一項に記載の金属部材補修方法。
- 表面又は表層に欠陥を有する金属部材を補修する金属欠陥補修装置であって、
前記欠陥を含むように前記表面又は前記表層の一部又は全てを掘り込む金属加工部と、
前記掘込部に対して金属材料粉をノズルから高速で噴射して堆積させるスプレー部と、
を有することを特徴とする金属欠陥補修装置。 - 前記金属材料粉の前記金属加工部への飛散を防止する飛散防止部を備えることを特徴とする請求項7に記載の金属欠陥補修装置。
- 前記飛散防止部は、前記ノズルの外周を覆うフードカバーであることを特徴とする請求項8に記載の金属欠陥補修装置。
- 前記欠陥を検出する撮像部を備えることを特徴とする請求項7から請求項9のうちいずれか一項に記載の金属欠陥補修装置。
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