JP2008273615A - 粘性物容器 - Google Patents

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建夫 村上
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Abstract

【課題】容器内部への空気の封入を防ぎ、マヨネーズや糊材などの粘性物を、余すことなく全容量をスムーズに吐出させる粘性物容器を提供する。
【解決手段】可とう性素材を2層に形成し、厚めの可とう性素材で形成された外部容器1の底部に、プルトップによって開口する吸気孔を設け、その上部に逆止弁を設けた。これらの構造により、内部の粘性物質は、空気層と混じることなく、常に密封状態であり、内容物を余すことなくスムーズに吐出させることができる。しかも開口部から内部への異物や雑菌の混入を防ぐことができる。また大型蓋13より、内容物が少量になっても、倒立させて安定性を保持することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、粘性物容器に関する。
従来の可とう性素材で作られた粘性物容器は、上部にある蓋を開き、容器を押さえることによって粘性内容物を吐出させる。吐出孔は1箇所のため、粘性内容物を吐出し終わり、押さえていた可とう性容器を放すと、吐出孔から空気が封入する。そのままにしていると、吐出孔の部分に、常に空気がたまる状態になる。この状態では、粘性内容物の容量が少なくなると、吐出孔まで届かせるのに、時間と手間がかかる。
また容器内に粘性内容物と空気が混入しているため、内容物をスムーズに吐出することができない。
粘性内容物の容量が少なくなると、可とう性容器を押さえても、粘性内容物よりも空気の方が先に吐出される。したがって空気が吐出するときの圧力で、粘性の内容物が容器周辺に押しやられ、容器に密着してしまう。そのため全容量の内容物を吐出させるのが難しい。
粘性内容物が食材の場合、吐出孔から封入した空気をそのままにしていると、酸化による品質劣化や雑菌の混入を招きやすい。
容器に封入する空気を入れない状態、あるいは空気を抜いた状態で蓋を閉める場合、酸化による品質劣化や雑菌の混入を防ぐことはできるが、全容量の内容物を搾り出して吐出させるのが、さらに難しくなる。
また粘性内容物の容量が少なくなると、可とう性の容器はくぼんだ形状となり、非常に安定が悪くなる。
請求項1記載の発明は、可とう性素材を2層に形成することを特徴とするものである。外部容器(1)は、厚めの可とう性素材で形成する。内部容器(2)は、フィルム状の薄い可とう性素材で形成する。
粘性の内容物は、内部容器の内部に収容される。
外部容器と内部容器は、上部吐出部(10)から、(3)の部位まで一体化しているが、(3)の部位から底部は分離した構造となっている。底部から吸気することで、外部容器(1)と内部容器(2)は分離する。
(3)の部位は、上部吐出部から底部までの容積と、内部容器と外部容器とが完全に分離したときの空気層の容積と同じになる部位である。すなわち内部容器の内部に満杯状態の内容物の容量と、内容物が空で、底部からの吸気によって内部容器と外部容器とが完全に分離した空気の容量とが同じになる部位である。
請求項2記載の発明は、底部に吸気部(6)を設け、孔(9)に1枚弁の逆止弁(7)を設けることを特徴とするものである。この逆止弁(7)は、外部容器の底部のくぼみ部分の内側に設ける。容器を押さえて圧力を加えることによって、内部容器内部に収容されている粘性物質が、開口蓋から吐出する。容器を放すと同時に、外圧によって(7)の弁が開き、吸気孔から空気が封入する。吐出して減った内容物と同じ容量の空気が封入し、内部容器と外部容器とを分離する。
押さえてくぼんでいた外部容器が、空気の封入によって元の形状に戻ったとき、(7)の弁は閉じ、空気層は内部容器と外部容器との間に留まる。内部容器内部の内容物と、封入した空気層とを足した外部容器の容積は、常に一定である。
なお、外部容器の底部に設けた吸気部(6)は、衛生上の観点から、プルトップ状にする。ユーザが使用し始める時点で、プルトップ(8)を取り外し、吸気孔(9)を開口し、逆止弁(7)を機能させる。
請求項3記載の発明は、上部吐出部(10)に複数の扇形の吐出弁(12)を取り付けることを特徴とするものである。この吐出弁(12)は、粘性の内容物を吐出させた後、容器の押さえを戻すときに、開口部より空気が封入することを防ぐためのものである。この吐出弁(12)は、容器を押さえ内部の圧力を加えることで弁が開き、内容物を吐出部より吐出することができる。また容器を放すことで弁が閉じ、吐出部からの空気の封入を防ぐ。
請求項4記載の発明は、蓋(13)の形状を大型にすることを特徴とするものである。内容物の容量が少量になると、空気層が多くなる。上部吐出部には重い内容物があり、底部は軽い空気層になる。そのため吐出物を上部に据えると、安定性が悪くなる。大型蓋(13)は、下部に据えることが可能な大きさのため、倒立させて下部に据えることで安定性を確保することができる。
本発明は、請求項1記載の発明の可とう性素材を2層に形成すること、請求項2記載の発明の底部に吸気孔を設け、孔に1枚弁の逆止弁を設けること、請求項3記載の発明の吐出部に複数の扇形の吐出弁を設けることにより、以下に記載されるような効果を奏する。
内部容器の内部は、粘性物質と空気層とが混じることなく、常に密封状態である。したがって内容物をスムーズに吐出することができる、また吐出部から内部への異物や雑菌の混入を防ぐことができる。
内部容器と外部容器との間隙に空気層が充満し、完全に分離すると、開口蓋の位置に内部容器の底部が来る。そのため、粘性内容物の全容量を、最後まで吐出させることができる。
請求項4記載の発明の蓋の形状を大型にすることにより、内容物が少量になっても、安定性を保持することができる。
以下に本発明の実施例について説明する。
図1は、粘性の内容物(4)が満杯(未使用)状態のときの容器の全体図である。ただし開口蓋や逆止弁は省略している。
図2は、使用中の容器の全体図である。外部容器(1)と内部容器(2)とが分離し、間に空気層(5)が封入している。内容物が少量になり、蓋(13)を下部に据えた状態の図である。
図3は、外部容器(1)の底部に設けた吸気部(6)の詳細図である。図4は、底部から見た吸気部(6)の下面図である。ただし、未使用の状態である。すなわち、プルトップ(8)を取り外して、吸気孔(9)が開いてない状態である。
図5は、ユーザが使用し始める時点で、底部のくぼみに設けた吸気孔(9)のプルトップ(8)を取り外した状態の詳細図である。
図6は、吸気状態の吸気部(6)の詳細図である。容器を押さえて内容物を吐出させた後、容器の押さえを戻したときに、底部の逆止弁が開き、空気が封入するときの吸気孔を表している。
図7は、使用状態の全体図である。外部容器(1)と内部容器(2)との間に、空気層(5)が封入している。また上部吐出部に設けた吐出弁(12)は、閉じている状態である。
図8は、上部吐出部(10)の詳細図である。容器を押さえた圧力によって、扇形の吐出弁(12)が外側に開き、内容物が吐出孔(11)から、吐出している状態である。
図9は、上部吐出部に設けた吐出弁(12)の平面図である。6枚の扇形のものを組み合わせた弁である。図10は、弁の部分図である。
図11は、大型蓋(13)を取り付けた状態の図である。底部の空気層が多くなり安定性が悪くなったとき、蓋を下部に据えることで安定性を確保することができる。
容器の全体図 使用前(実施例1) 容器の全体図 使用中(実施例2) 底部 吸気部 詳細図(実施例3) 底部 吸気部 下面図(実施例3) 底部 吸気孔のプルトップを外した状態(実施例4) 底部 吸気孔の吸気状態(実施例5) 使用状態の全体図 及び吐出弁 閉状態 詳細図(実施例6) 吐出弁 開状態 詳細図(実施例7) 吐出弁 平面図(実施例8) 吐出弁 部分図(実施例8) 大型蓋 取り付け状態(実施例9)
符号の説明
1 外部容器
2 内部容器
3 一体化部位
4 内容物
5 空気層
6 吸気部
7 逆止弁
8 プルトップ
9 吸気孔
10 上部吐出部
11 吐出孔
12 吐出弁
13 大型蓋

Claims (4)

  1. 可とう性素材を外部容器と内部容器の2層に形成することを特徴とする粘性物容器。
  2. 底部に吸気孔を設け、孔に1枚弁の逆止弁を設けることを特徴とする粘性物容器。
  3. 開口部に複数の扇形の吐出弁を設けることを特徴とする粘性物容器。
  4. 蓋の形状を大型にすることを特徴とする粘性物容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3181027U (ja) * 2012-10-29 2013-01-24 みよ子 沖山 粘性を有する食品関連材料のプラスチック製収納容器
JP2017001752A (ja) * 2010-07-19 2017-01-05 クラフト・フーヅ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・インコーポレイテッドKraft Foods R & D, Inc. パッケージ、該パッケージの製造方法、および、前記パッケージにより飲料または食品生成物を調製する方法

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