JP2008272228A - パチンコ機の補助演出装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 通常の状態において、モータに常に通電することなく、可動体の姿勢を維持することができ、しかも可動体を角変位駆動するにあたって、モータにかかる負荷を小さくすることができるパチンコ機の補助演出装置を提供する。
【解決手段】 可動体4の重心は、可動体4が可動範囲の一端に位置する通常の状態では、略水平な角変位軸線L2を含む鉛直な仮想一平面24からずれ、可動体4が可動範囲の一端から離反するにつれて下方に移動する。駆動手段5は、モータ25を有し、このモータ25による駆動力によって、可動体4を基体3に対して角変位軸線L2まわりに角変位駆動する。付勢手段6は、通常の状態で、可動範囲の他端から一端に向かう第2角変位方向R12に可動体4を付勢し、かつ、可動体4が可動範囲の一端から離反するにつれて可動体4に対する前記第2角変位方向R12の付勢力が小さくなるように可動体4を付勢する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、補助的な遊技演出を行うパチンコ機の補助演出装置に関する。
典型的なパチンコ機では、遊技盤の遊技領域の中央部に装飾部材が設けられる。装飾部材には、変動表示装置が設けられる。変動表示装置は、図柄を変動表示して、主たる遊技演出を行う。装飾部材には、補助演出装置がさらに設けられる。補助演出装置は、変動表示装置での遊技演出に関連して動作することで補助的な遊技演出を行う。このような補助演出装置は、視覚的な演出効果を向上させて、遊技の興趣を一層に増大させている。
特許文献1には、補助演出装置に関する技術が開示される。特許文献1に開示される技術では、可動体であるハンマが、変動表示装置の左側に設けられる。ハンマは、ハンマのアームが鉛直な第1状態とハンマのアームが水平な第2状態とにわたって角変位駆動される。ハンマは、通常の状態では第1状態であり、所定のタイミングで第2状態になって再び第1状態に戻る。ハンマは、モータによって角変位駆動される。モータの駆動力は、歯車伝達機構を介して、モータからハンマに伝達される。
特開2006−34626号公報
前記特許文献1に開示される技術には、通常の状態においてハンマの姿勢を維持することができないという問題がある。歯車伝達機構には遊びがあるので、ハンマは、自重によって、わずかではあるけれども傾倒してしまう。
この問題を解決するための技術として、通常の状態においても、モータに常に通電して、ハンマが傾倒しようとする力に抗するだけの反力をハンマに加えることが考えられる。しかしながら、この技術では、モータに常に通電するので、消費電力量が増大してしまうという問題があり、またモータが発熱してしまうという問題がある。モータが発熱すると、モータおよびその周囲の部材に悪影響が生じてしまう。
そこで、ばね部材によって、ハンマが傾倒しようとする力に抗するだけの反力をハンマに加えることが考えられる。しかしながら、この場合、ばね部材のばね力に抗してハンマを角変位駆動する必要があるので、ハンマを角変位駆動するにあたって、モータにかかる負荷が大きくなってしまうという問題がある。
本発明の目的は、通常の状態において、モータに常に通電することなく、可動体の姿勢を維持することができ、しかも可動体を角変位駆動するにあたって、モータにかかる負荷を小さくすることができるパチンコ機の補助演出装置を提供することである。
本発明は、図柄を変動表示する変動表示装置での遊技演出に関連して動作することで補助的な遊技演出を行うパチンコ機の補助演出装置である。基体には、この基体に対して略水平な角変位軸線まわりに予め定める可動範囲で角変位可能に、可動体が設けられる。可動体の重心は、可動体が前記可動範囲の一端に位置する通常の状態では、前記角変位軸線を含む鉛直な仮想一平面からずれ、しかも可動体が前記可動範囲の一端から離反するにつれて下方に移動する。駆動手段は、モータを有し、このモータによる駆動力によって、可動体を基体に対して角変位駆動する。付勢手段は、前記通常の状態で、前記可動範囲の他端から一端に向かう角変位方向に可動体を付勢し、かつ、可動体が前記可動範囲の一端から離反するにつれて可動体に対する前記角変位方向の付勢力が小さくなるように可動体を付勢する。
本発明に従えば、駆動手段によって、可動体が基体に対して角変位駆動され、これによって補助的な遊技演出が行われる。通常の状態では、可動体は、前記可動範囲の一端に位置する。この通常の状態では、可動体は、付勢手段によって、前記可動範囲の他端から一端に向かう角変位方向に付勢される。しかも可動体に対する前記角変位方向の付勢力は、可動体が前記可動範囲の一端から離反するにつれて小さくなる。
このような本発明によれば、通常の状態では、可動体は付勢手段によって前記角変位方向に付勢されるので、モータによる駆動力がなくても、可動体の自重によるモーメントに抗して可動体の姿勢を維持することができる。したがって通常の状態において、可動体の姿勢を維持するために、モータに常に通電する必要がなく、これによって消費電力量の低減を図るとともにモータの発熱を防ぐことができる。しかも可動体に対する前記角変位方向の付勢力は、可動体が前記可動範囲の一端から離反するにつれて小さくなるので、可動体を基体に対して角変位駆動するにあたって、モータにかかる負荷を小さくすることができる。
また本発明では、ばね受け片とばね部材とを含んで、付勢手段が構成される。ばね受け片は、可動体の角変位にともなって角変位する。ばね部材は、基体に係止され、ばね受け片をばね付勢する。
このような本発明によれば、ばね部材によってばね受け片をばね付勢することによって、付勢手段としての機能が達成される。したがって簡素な構成で、付勢手段を実現することができる。
図1は、本発明の実施の一形態のパチンコ機の補助演出装置1の構成を示す正面図である。本実施の形態のパチンコ機の補助演出装置(以下、単に「補助演出装置」という)1は、図柄を変動表示する変動表示装置2での遊技演出に関連して動作することで補助的な遊技演出を行う。
補助演出装置1は、基体3と、基体3に対して予め定める可動範囲で角変位可能に設けられる可動体4と、可動体4を基体3に対して角変位駆動する駆動手段5と、可動体4を付勢する付勢手段6と、可動体4に臨んで設けられ、光を発生する光源7とを含む。
図2は、補助演出装置1を備える演出装置10全体の正面図である。パチンコ機の遊技盤は、ガイドレールに囲まれる遊技領域を有する。遊技領域の中央部には、演出装置10が設けられる。遊技領域の下部には、始動入賞口が形成される始動入賞装置と、大入賞口が形成される大入賞装置とが設けられる。大入賞装置は、始動入賞装置の下方に配置される。
演出装置10は、装飾部材11と、変動表示装置2と、複数の補助演出装置1と、複数の他の補助演出装置1Xとを有する。装飾部材11は、遊技盤の遊技板に設けられる。装飾部材11には、開口12が形成される。変動表示装置2は、装飾部材11の後方に設けられ、装飾部材11の開口12を介して前方に臨む。変動表示装置2は、液晶表示装置によって実現される。
各補助演出装置1および各他の補助演出装置1Xは、装飾部材11に設けられる。他の補助演出装置1Xは、補助演出装置1に類似するので、共通する点については説明を省略する。本実施の形態では、変動表示装置2の上側には、3つの補助演出装置1が左右方向に等間隔をあけて配置され、変動表示装置2の右側には、3つの他の補助演出装置1Xが上下方向に等間隔をあけて配置される。補助演出装置1は、略水平な角変位軸線L2まわりに角変位可能に設けられ、他の補助演出装置1Xは、略鉛直な角変位軸線まわりに角変位可能に設けられる。略水平は水平を含み、略鉛直は鉛直を含む。
始動入賞装置の始動入賞口に遊技球が入ると、変動表示装置2による遊技演出が開始されて、変動表示装置2に表示される図柄の変動が開始される。この後、変動表示装置2に表示される図柄の変動が停止される。このときの図柄の組み合わせが、特定の組み合わせになった場合、すなわち大当たりになった場合、大入賞装置は、遊技球が入らない状態から遊技球が入る状態に切り換わり、遊技球が入る状態が所定回数だけ繰り返されて一度に多くの入賞球を得ることができる。
各補助演出装置1は、変動表示装置2での遊技演出に関連して動作する。たとえば、図柄の変動が開始されるときに、各補助演出装置1の可動体4が動くとともに、各補助演出装置1の光源7が点滅する。このような動作は、各他の補助演出装置1Xについても同様である。各補助演出装置1および各他の補助演出装置1Xの動作によって、視覚的な演出効果を向上させて、遊技の興趣を一層に増大させることができる。
図3は、可動体4の断面図である。可動体4は、透光性材料から成り、長手形状に形成される。可動体4の角変位軸線L2は、可動体4の長手方向に交差する方向、本実施の形態では可動体4の長手方向に直交する方向に延びる。換言すれば、可動体4は、角変位軸線L2に交差する方向、本実施の形態では角変位軸線L2に直交する方向に延びるように形成される。可動体4の角変位軸線L2は、可動体4の長手方向一端部寄りに設定される。詳しくは、可動体4の角変位軸線L2は、可動体4をその角変位軸線L2に垂直な投影面に平行投影したとき、長手方向一端部寄りで、かつ、幅方向一端部寄りに位置するように、設定される。このような可動体4は、可動体本体15と、一対の支持軸とを有する。
可動体本体15は、筒状に形成される筒状部16と、筒状部16の一端部16aに連なり、筒状部16の一端の開口を塞ぐ底部17と、筒状部16の他端部16bに装着され、筒状部16の他端の開口を塞ぐ蓋部18と、筒状部16の内方に設けられ、光を拡散させる光拡散部19とを有する。筒状部16は、可動体4の両端部間の中間部に相当する。底部17は、可動体4の一端部に相当する。蓋部18は、可動体4の他端部に相当する。
筒状部16は、円筒形状に形成される。筒状部16の内周部21には、多数の凸面が形成される。各凸面は、筒状部16の内方に凸となるように湾曲して、筒状部16の一端から他端に向かう方向に延びる。筒状部16の一端部16aと底部17の外周部との連結部分22は、外方に凸に湾曲する。蓋部18には、複数の開口23が形成される。
光拡散部19は、板状に形成され、筒状部16の一端から他端に向かう方向に垂直になるようにして筒状部16の他端部16bに装着される。光拡散部19の一表面部19aは底部17に臨み、光拡散部19の他表面部19bは蓋部18に臨む。光拡散部19の一表面部19aには、たとえばダイヤモンドカットが施されて、多数の凹凸面から成る光拡散面が形成される。光拡散部19の他表面部19bには、凸面が形成される。
各支持軸は、筒状部16の外周面から外方に突出する。各支持軸は、筒状部16に関して互いに反対側に配置される。各支持軸の軸線は、可動体4の角変位軸線L2と共通な一直線を成す。
図1を再び参照して、可動体4の重心は、可動体4が前記可動範囲の一端に位置する通常の状態では、第2軸線L2を含む鉛直な仮想一平面24からずれる。しかも可動体4の重心は、可動体4が前記可動範囲の一端から離反するにつれて下方に移動する。
図4は、補助演出装置1の分解斜視図である。駆動手段5は、駆動源となるモータ25と、モータ25の駆動力を可動体4に伝達する伝達部26とを有する。モータ25は、ステッピングモータによって実現される。モータ25の出力軸27の軸線L1は、可動体4の角変位軸線L2と平行である。伝達部26は、モータ25の出力軸27に固定される第1歯車28と、可動体4の一方の支持軸に固定され、第1歯車28に噛合する第2歯車29とを有する。
第1歯車28および第2歯車29は、平歯車によって実現される。第1歯車28には、軸部30が形成される。第1歯車28の軸部30の軸線は、モータ25の出力軸27の軸線L1と共通な一直線を成す。第2歯車29には、軸部が形成される。第2歯車29の軸部の軸線は、可動体4の角変位軸線L2と共通な一直線を成す。以下、モータ25の出力軸27の軸線L1を第1軸線L1といい、可動体4の角変位軸線L2を第2軸線L2という場合がある。
付勢手段6は、可動体4の角変位にともなって角変位するばね受け片35と、基体3に設けられ、ばね受け片35をばね付勢するばね部材36とを有する。このような付勢手段6では、ばね部材36によってばね受け片35をばね付勢することによって、付勢手段6としての機能が達成される。したがって簡素な構成で、付勢手段6を実現することができる。ばね受け片35は、第1歯車28と一体的に形成される。ばね部材36は、ねじりばねによって実現される。ばね部材36は、コイル部37と、コイル部37の一端部に連なる第1腕部38と、コイル部37の他端部に連なる第2腕部39とを有する。
基体3は、第1取付部41と、可動体4に関して第1取付部41とは反対側に配置される不図示の第2取付部とを有する。第1取付部41は、板状に形成される。第1取付部41は、第2歯車29の軸部を第2軸線L2まわりに回動可能に支持する軸受部42と、モータ25を支持する支持部43と、ばね部材36を係止する係止部44とを有する。第2取付部は、可動体4の他方の支持軸45を回動可能に支持する軸受部を有する。
支持部43には、厚み方向に貫通する貫通孔46が形成される。モータ25のモータ本体47は、第1取付部41に関して第2取付部とは反対側に配置される。モータ25の出力軸27は、支持部43の貫通孔46を挿通して、第2取付部側に突出する。
係止部44には、第2取付部側に突出し、ばね部材36のコイル部37に挿通される挿通部分48が形成される。また係止部44には、ばね部材36の第1腕部38を係止する係止部分49が形成される。
図5は、ばね受け片35の正面図である。ばね受け片35は、第1歯車28の軸部30から半径方向外方に延びて一体的に形成される。ばね受け片35は、大略的に扇状に形成される。ばね受け片35は、第1軸線L1を中心として周方向に連なる第1〜第3ばね受け面51,52,53を有する。
第1ばね受け面51は、第1変化点P1からこの第1変化点P1よりも回動方向一方側に位置する第2変化点P2にわたって形成される平面である。第1変化点P1は、第1軸線L1を中心とする基円54上の点であり、第2変化点P2は、第1変化点P1における基円54の接線55上の点である。
第2ばね受け面52は、第2変化点P2からこの第2変化点P2よりも回動方向一方側に位置する第3変化点P3にわたって第1軸線L1に関して半径方向外方に凸に湾曲して形成される曲面である。第3変化点P3は、第1変化点P1における基円54の接線55に関して第1軸線L1と同一側に位置し、しかも第2変化点P2よりも第1軸線L1から離れた位置にある。
第3ばね受け面53は、第3変化点P3からこの第3変化点P3よりも回動方向一方側に位置する第4変化点P4にわたって第1軸線L1に関して半径方向外方に凸に湾曲して形成される曲面である。第4変化点P4は、第1軸線L1からの距離が第3変化点P3と同一である。第3ばね受け面53は、第3変化点P3から第4変化点P4にわたって第1軸線L1からの距離dが一定である。
図2を再び参照して、変動表示装置2の上側の各補助演出装置1は、可動体4の角変位軸線L2が左右方向に延びるように装飾部材11に設けられ、変動表示装置2の右側の各他の補助演出装置1Xは、可動体4の角変位軸線が上下方向に延びるように装飾部材11に設けられる。本実施の形態では、前記上側の各補助演出装置1における可動体4の角変位軸線L2は、共通な一直線を成し、前記下側の各補助演出装置1Xにおける可動体4の角変位軸線は、共通な一直線を成す。
前記上側の各補助演出装置1における可動体4は、前記可動範囲の一端に位置する状態では蓋部18が前方に臨み、前記可動範囲の他端に位置する状態では仮想線61で示すように蓋部18が下方に臨む。前記上側の各補助演出装置1については、可動体4が前記可動範囲の一端に位置する状態、すなわち蓋部18が前方に臨む状態が、通常の状態であり、この通常の状態における可動体4の位置を可動体4の原点位置とする。
前記右側の各他の補助演出装置1Xにおける可動体4は、前記可動範囲の一端に位置する状態では蓋部18が前方に臨み、前記可動範囲の他端に位置する状態では仮想線62で示すように蓋部18が左方に臨む。前記下側の各他の補助演出装置1Xについては、可動体4が前記可動範囲の一端に位置する状態、すなわち蓋部18が前方に臨む状態が、通常の状態であり、この通常の状態における可動体4の位置を可動体4の原点位置とする。
図6は、光源7の斜視図である。光源7は、発光ダイオードによって実現される。光源7は、基板65に搭載される。本実施の形態では、複数の光源7が共通の基板65に搭載される。これによって演出装置10の組立性を向上させることができる。具体的には、前記上側の各補助演出装置1における各光源7は共通の第1基板に搭載され、前記右側の各他の補助演出装置1Xにおける各光源7は共通の第2基板に搭載される。光源7は、可動体4の後方に配置され、しかも通常の状態において、可動体4の底部17の中央部に対向するように配置される。
図4を再び参照して、補助演出装置1は、可動体4の原点位置を検出する原点位置検出手段をさらに含む。原点位置検出手段は、光を遮断する遮光片71と、光電スイッチ72とを有する。遮光片71は、第2歯車29の半径方向外方寄りで、第2歯車29に連なる。光電スイッチ72は、第1取付部41に装着される。光電スイッチ72は、発光素子と、この発光素子に臨んで設けられる受光素子とを有する。光電スイッチ72は、いわゆる溝形の光電スイッチである。
発光素子と受光素子との間の溝には、遮光片71が進退する。前記溝に遮光片71が介在しない非介在状態では、受光素子において発光素子からの光が検出される。前記溝に遮光片71が介在する介在状態では、発光素子からの光は遮光片71によって遮断されるので、受光素子において発光素子からの光が検出されない。本実施の形態では、可動体4が原点位置にあるときに介在状態となり、可動体4が原点位置からずれたときに非介在状態となる。
図7は、補助演出装置1の電気的構成を示すブロック図である。補助演出装置1は、制御装置75によって制御される。
制御装置75は、変動表示装置2を制御するとともに、補助演出装置1、具体的にはモータ25および光源7を制御する。たとえば、制御装置75は、変動表示装置2において図柄の変動を開始するとき、モータ25を動作させるとともに、光源7を点滅させる。
また制御装置75には、光電スイッチ72による検出結果が与えられる。制御装置75は、可動体4を原点位置で静止させるとき、光電スイッチ72による検出結果に基づいて可動体4が原点位置に到達したと判定すると、モータ25への通電を停止する。
図8および図9は、補助演出装置1の動作を説明するための図であり、図8(1)は可動体4が前記可動範囲の一端に位置する第1状態を示し、図8(2)は可動体4が傾倒した第2状態を示し、図9(1)は可動体4がさらに傾倒した第3状態を示し、図9(2)は可動体4が前記可動範囲の他端に位置する第4状態を示す。図8および図9では、理解を容易にするために可動体4を省略し、その代わりに、可動体4の向きを矢印80で表す。
モータ25の出力軸27が第1回動方向R1に回動すると、第1歯車28が第1回動方向R1と同一方向R1に回動し、第2歯車29が第1回動方向R1と反対方向R2に回動する。これによって可動体4が前記可動範囲の一端から他端に向かう第1角変位方向R11に角変位する。モータ25の出力軸27が第1回動方向R1とは反対の第2回動方向R2に回動すると、第1歯車28が第2回動方向R2と同一方向R2に回動し、第2歯車29が第2回動方向R2と反対方向R1に回動する。これによって可動体4が前記可動範囲の他端から一端に向かう第2角変位方向R12に角変位する。このようにモータ25の出力軸27が回動することで、可動体4が前記可動範囲で角変位する。
ばね部材36の第2腕部39は、ばね受け片35に弾発的に当接する。ばね受け片35には、ばね部材36から付勢力Fが与えられる。この付勢力Fは、第1軸線L1に関して周方向の分力F1と、第1軸線L1に関して半径方向の分力F2とに分解することができる。モータ25は、ばね部材36からの付勢力Fに抗して、ばね受け片35を第1回動方向R1へ回動させる。
通常の状態である第1状態では、図8(1)に示すように、ばね部材36の第2腕部39がばね受け片35の第1ばね受け面51に弾発的に当接する。ばね受け片35は、ばね部材36によって、第2回動方向R2にばね付勢される。これによって第1歯車28が第2回動方向R2に付勢され、第2歯車29が第2回動方向R2と反対方向R1に付勢され、ひいては可動体4が第2角変位方向R12に付勢される。これによって可動体4の第1角変位方向R11への角変位が抑制される。
ばね部材36は、モータ25による第1回動方向R1への駆動力がなければ可動体4の第1角変位方向R11への角変位を阻止することができるように、ばね受け片35をばね付勢する。換言すれば、ばね部材36は、可動体4の自重による第1回動方向R1へのモーメントに起因するばね受け片35の第1回動方向R1への回動を阻止することができるように、ばね受け片35をばね付勢する。
したがって通常の状態では、モータ25による駆動力がなくても、可動体4の自重によるモーメントに抗して、可動体4の姿勢を維持することができる。したがって通常の状態において、可動体4の姿勢を維持するために、モータ25に常に通電する必要がなく、これによって消費電力量の低減を図るとともにモータ25の発熱を防ぐことができる。モータ25が発熱すると、モータ25およびその周囲の部材に悪影響が生じるけれども、前述のようにモータ25の発熱を防ぐことによって、このような悪影響を抑えることができる。
第2状態では、図8(2)に示すように、ばね部材36の第2腕部39がばね受け片35の第2ばね受け面52に弾発的に当接する。第2状態では、第1状態に比べて前記半径方向の分力F2が大きくなり、また第1状態に比べて前記周方向の分力F1が小さくなる。このように前記周方向の分力F1が小さくなるので、可動体4を基体3に対して角変位駆動するにあたって、モータ25にかかる負荷を小さくすることができる。
また前記周方向の分力F1は、可動体4を原点位置に復帰させるときに、補助的な力として作用する。したがって可動体4を原点位置に復帰させるときにモータ25にかかる負荷を小さくすることができる。
第3状態では、図9(1)に示すように、ばね部材36の第2腕部39がばね受け片35の第3ばね受け面53における第1回動方向R1下流側の部分に弾発的に当接する。第3状態では、第2状態に比べて前記半径方向の分力F2がさらに大きくなり、また前記周方向の分力F1がなくなる。このように前記周方向の分力F1がなくなるので、可動体4を基体3に対して角変位駆動するにあたって、モータ25にかかる負荷を可及的に小さくすることができる。
第4状態では、図9(2)に示すように、ばね部材36の第2腕部39がばね受け片35の第3ばね受け面53における第1回動方向R1上流側の部分に弾発的に当接する。第4状態では、第3状態と比べて前記半径方向の分力F2が同一であり、また第3状態と比べて前記周方向の分力F1の分力が同一である。したがって第3状態と同様、可動体4を基体3に対して角変位駆動するにあたって、モータ25にかかる負荷を可及的に小さくすることができる。
第1ばね受け面51と第3ばね受け面53との間には、第2ばね受け面52が介在し、この第2ばね受け面52は、第1軸線L1に関して半径方向に外方に凸に湾曲しているので、付勢力Fの方向は緩やかに変化する。したがってばね受け片35を、ばね部材36からの付勢力Fに抗して滑らかに回動させることができる。
図10は、光源7からの光の進路を説明するための図であり、図10(1)は第1状態を示し、図10(2)は第4状態を示す。
第1状態では、図10(1)に示すように、光源7は、可動体4の底部17の中央部81に対向する。しかも光源7の光軸方向Aは、可動体4の底部17から蓋部18に向かう方向と一致する。このような第1状態では、光源7からの光は、底部17の中央部81を透過して、筒状部16の内方に進入し、光拡散部19で拡散されて、蓋部18に導かれる。
第4状態では、図10(2)に示すように、光源7は、筒状部16の一端部16aと底部17の外周部との連結部分22に対向する。しかも光源7の光軸方向Aは、可動体4の底部17から蓋部18に向かう方向に交差する。このような第4状態では、光源7からの光は、前記連結部分22のうちで光源7に臨む部分82を透過して、筒状部16の内方に進入し、前記連結部分22のうちで光源7とは反対側に臨む部分83の内面84に到達する。前記内面84に到達した光は、反射面となる前記内面84で反射され、光拡散部19で拡散されて、光源7の照射範囲から外れた可動体4の蓋部18に導かれる。
このように可動体4のうちで光源7の照射範囲から外れた部分にも、光源7からの光を導くことができるので、前記外れた部分をも明るくすることができる。このような効果を達成するために、他の光源を別途に設ける必要がなく、したがって構成を簡素化することができる。また光源7に電力を供給するための配線が、可動体4とともに動くことがないので、配線の取り回しが容易であり、また配線が可動体4に噛み込まれてしまうおそれがない。
前記内面84に到達した光の一部は、前記内面84を透過して、前記連結部分22のうちで光源7とは反対側に臨む部分83の外面85に到達する。前記外面85に到達した光は、前記外面85で反射される。前記外面85で反射された光は、筒状部16の内周面86と外周面87とで反射を繰り返しながら、大略的に筒状部16の一端から他端に向かう方向に進む。この光の一部は、筒状部16の外周面87を透過する。したがって演出装置10を正面視したときに、可動体本体15の全体が明るく見える。
前述の実施の各形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において構成を変更することができる。
本発明の実施の一形態のパチンコ機の補助演出装置1の正面図。 補助演出装置1を備える演出装置10全体の正面図。 可動体4の断面図。 補助演出装置1の分解斜視図。 ばね受け片35の正面図。 光源7の斜視図。 補助演出装置1の電気的構成を示すブロック図。 補助演出装置1の動作を説明するための図。 補助演出装置1の動作を説明するための図。 光源7からの光の進路を説明するための図。
符号の説明
1…補助演出装置、3…基体、4…可動体、5…駆動手段、6…付勢手段、35…ばね受け片、36…ばね部材

Claims (2)

  1. 図柄を変動表示する変動表示装置での遊技演出に関連して動作することで補助的な遊技演出を行うパチンコ機の補助演出装置であって、
    基体と、
    基体に対して略水平な角変位軸線まわりに予め定める可動範囲で角変位可能に設けられ、前記可動範囲の一端に位置する通常の状態では、前記角変位軸線を含む鉛直な仮想一平面から重心がずれ、前記可動範囲の一端から離反するにつれて重心が下方に移動する可動体と、
    モータを有し、このモータによる駆動力によって、可動体を基体に対して角変位駆動する駆動手段と、
    前記通常の状態で前記可動範囲の他端から一端に向かう角変位方向に可動体を付勢し、かつ、可動体が前記可動範囲の一端から離反するにつれて可動体に対する前記角変位方向の付勢力が小さくなるように可動体を付勢する付勢手段とを含むことを特徴とするパチンコ機の補助演出装置。
  2. 前記付勢手段は、
    可動体の角変位にともなって角変位するばね受け片と、
    基体に設けられ、ばね受け片をばね付勢するばね部材とを有することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機の補助演出装置。
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