JP2008271760A - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスク装置において、スピンドルモータがショートにより故障しているか否かを正確に判定できるようにする。
【解決手段】ディスク装置1は、ディスク2を回転させるスピンドルモータ3と、スピンドルモータ3の出力電圧を連続して検出する差動オペアンプ5と、複数の出力電圧の平均電圧を算出し、平均電圧と出力電圧に基づいてスピンドルモータ3が故障しているか否かを判定する故障判定部10を備える。故障判定部10は、連続して検出された2つの出力電圧であって一方の出力電圧が平均電圧より大きく、他方の出力電圧が平均電圧より小さくなる特定状態を所定の回数以上カウントすると、スピンドルモータ3が故障していると判定する。これにより、故障判定部10は、出力電圧の突発的な変化の影響を受けることなく、迅速かつ正確にスピンドルモータ3の故障を判定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスクを回転させるDCモータを備えたディスク装置に関する。
スピンドルモータ等のDCモータを用いてCD、CD−R、またはDVDなどのディスクを回転させて、画像等を記録再生するディスク装置において、DCモータ内のブラシが磨耗することにより塵埃が発生し、この発生した塵埃によってDCモータ内の整流子がショートすることがある。整流子がショートするとスピンドルの回転が停止するため、ディスクの回転が停止する。ディスクの回転が停止すると、ディスク装置を制御する制御部は、スピンドルの回転速度を上げるためにDCモータを駆動させる駆動ICの出力電流を増加させる。駆動ICは、出力電流が増加することにより発熱する。駆動ICは、発熱により誤作動を起こし、アクチュエータに大電流を流す場合がある。また、ディスクの回転が停止することによって、制御部は、アクチュエータの正確な動作を把握できなくなる。そこで、制御部は、ディスクを回転させるために駆動ICを無理に動作させる。このとき、駆動ICからアクチュエータに大電流が流れ、これによって、アクチュエータのカバーが燃えることがあった。
そこで、特許文献1には、モータを駆動制御する電界効果トランジスタのショートによる故障をモータのアップ動作中及び停止中において検出する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に示される技術においては、電界効果トランジスタがショートすることによって故障していることを検出することができるが、モータがショートすることによって故障しているか否かを検出することができなかった。
特開2003−174795号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、ディスクを回転させるスピンドルモータを備えたディスク装置において、スピンドルモータがショートにより故障しているか否かを正確に判定できるようにし、さらに、スピンドルモータがショートにより故障しているとき、スピンドルモータを駆動させないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、ディスクを回転させるDCモータと、DCモータの回転を制御する制御部と、ディスクに記録されているデータを読み出し、データに基づいて再生処理を行う再生部と、を備えたディスク装置において、DCモータがディスクを回転させているときにDCモータの出力電圧を連続して検出する検出器と、出力電圧に基づいてDCモータが故障しているか否かを判定する故障判定部と、を備え、故障判定部は、出力電圧の平均を平均電圧として算出し、連続して検出された2つの出力電圧であって一方の出力電圧が平均電圧より大きく、他方の出力電圧が平均電圧より小さくなる状態を特定状態とし、特定状態となる回数を特定状態回数としてカウントし、特定状態回数に基づいてDCモータが故障しているか否かを判定し、制御部は、故障判定部によってDCモータが故障していると判定されたことに応じて、DCモータを停止させるようにしたものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のディスク装置において、検出器は、DCモータがディスクを回転させている状態であって、再生部が再生処理を行っているとき、または、再生部がディスクからデータの読み出しを停止してから再開するまでのポーズ時に、出力電圧を検出するようにしたものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2のディスク装置において、検出器は、DCモータがディスクを1回転させる間、出力電圧を所定の回数検出し、故障判定部は、DCモータがディスクを1回転させる間に特定状態回数を所定の回数以上カウントすると、DCモータが故障していると判定するようにしたものである。
請求項1の発明によれば、検出部は、DCモータがディスクを回転させているときにDCモータの出力電圧を連続して検出し、故障判定部は、複数の出力電圧の平均を平均電圧として算出し、連続して検出された2つの出力電圧であって一方の出力電圧が平均電圧より大きく、他方の出力電圧が平均電圧より小さくなる状態に基づいてDCモータが故障しているか否かを判定する。また、制御部は、故障判定部によってDCモータが故障していると判定されたことに応じて、DCモータを停止させる。これにより、制御部が故障しているDCモータを回転させることによりアクチュエータに大電流が流れることが回避されるため、アクチュエータのカバーが燃えることを防止することができる。
請求項2の発明によれば、検出器は、DCモータがディスクを回転させている状態であって、再生部が再生処理を行っているとき、または、再生部がディスクからデータの読み出しを停止してから再開するまでのポーズ時に、出力電圧を検出する。これにより、制御部は、検出器が出力電圧を検出するためだけにDCモータを回転させる必要がなくなるため、ディスク装置は、制御部に負荷を与えることなく、通常動作において迅速にDCモータの故障を検出することができる。
請求項3の発明によれば、検出器は、DCモータがディスクを1回転させる間、出力電圧を所定の回数検出し、故障判定部は、DCモータがディスクを1回転させる間に特定状態回数を所定の回数以上カウントすると、DCモータが故障していると判定するようにしたものである。これにより、故障判定部は、ディスクに傷がついているとき、またはディスクが偏芯成分にぶれながら回転しているときに生じる出力電圧の突発的な変化の影響を受けることなく、正確にDCモータが故障しているか否かを判定することができる。
以下、本発明の実施形態に係るディスク装置について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るディスク装置の概略構成を示す。ディスク装置1は、ディスク2を回転させるスピンドルモータ3(DCモータ)と、スピンドルモータ3を駆動させる駆動IC4と、スピンドルモータ3と駆動IC4との間に接続され、スピンドルモータ3の出力電圧を検出する差動オペアンプ5(検出器)と、ディスク2に対して再生処理を行う再生部6と、ディスク装置1全体を制御する制御部7とを備える。再生部6は、ディスク2から情報を読み取るピックアップユニット8と、ピックアップユニット8が読み出した情報に対してデコード処理を行う信号処理部9とを備える。故障判定部10は、差動オペアンプ5が検出した出力電圧を複数記憶することができる記憶部12を備える。差動オペアンプ5は、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させる間、所定の間隔で出力電圧を連続して検出する。
制御部7は、差動オペアンプ5から出力された出力電圧に基づいてスピンドルモータ3が故障しているか否かを判定する故障判定部10と、故障判定部10の判定に応じて駆動IC4を制御するIC制御部11とを備える。信号処理部9は、ピックアップユニット8がディスク2から読み出したデータを一時的に記憶するメモリ9aを備える。ここで、ディスク2は、例えばCDやDVDである。
IC制御部11は、駆動IC4に対して、ピックアップユニット8から受信したディスク2の回転状態を表す信号に基づいて、基準電圧であるリファレンス電圧VREFを通知し、さらに、スピンドルモータ3を駆動させるために基準電圧からのずれを表すオフセット電圧Vfの供給を指示する。駆動IC4は、端子O1と、端子O2とを備える。端子O1は、電圧供給線SP+を介してスピンドルモータ3のブラシB1に接続され、端子O2は、電圧供給線SP−を介してスピンドルモータ3のブラシB2に接続されている。駆動IC4は、IC制御部11から指示されたリファレンス電圧VREF及びオフセット電圧Vfに基づいて、端子O1及び端子O2の電圧を設定する。差動オペアンプ5の非反転入力端子5aは、電圧供給線SP+に接続されており、反転入力端子5bは、電圧供給線SP−に接続されている。差動オペアンプ5は、連続して検出した複数の出力電圧を故障判定部10へ出力する。
故障判定部10は、受信した複数の出力電圧の平均を平均電圧として算出する。ここで、差動オペアンプ5が連続して検出した2つの出力電圧の一方が平均電圧より大きく、他方が平均電圧より小さくなる状態を特定状態とする。故障判定部10は、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させる間に特定状態となった回数を特定状態回数としてカウントする。故障判定部10は、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させる間に特定状態回数を所定の回数以上カウントすると、スピンドルモータ3がショートにより故障していると判定し、スピンドルモータ3が故障していることを示す故障信号をIC制御部11に送信する。ここで、所定の回数とは、例えば、4回である。IC制御部11は、故障判定部10から故障信号を受信すると、駆動IC4に対してスピンドルモータ3を駆動させないように命令する。これにより、故障しているスピンドルモータ3は駆動しなくなるため、駆動IC4に大電流が流れることが回避され、アクチュエータのカバーが燃えることが防止される。
図2は、本実施形態におけるスピンドルモータ3の概略構成を示す。スピンドルモータ3は、DCモータであって、正側の端子であるブラシB1と、負側の端子であるブラシB2と、整流子C1乃至C3と、コイルL1乃至L3とを備える。ブラシB1は電圧供給線SP+に接続され、ブラシB2は電圧供給線SP−に接続されている。駆動IC4が電圧供給線SP+及び電圧供給線SP−を介してブラシB1及びブラシB2に直流電圧を供給することにより、直流電流が、整流子C1乃至C3の一部とコイルL1乃至L3の一部とを介してブラシB1とブラシB2の間に流れる。これにより、スピンドルモータ3は回転する。
スピンドルモータ3が回転することによりブラシB1及びB2が磨耗すると、ブラシB1及びブラシB2の塵埃が発生する。この塵埃が整流子C1乃至C3の間に入り込むことによりブラシB1とブラシB2との間がショートした状態となる。ブラシB1とブラシB2との間がショートしてない状態であるとき、ブラシB1とブラシB2との間がショートした状態であるとき、差動オペアンプ5が故障判定部10に連続して出力する出力電圧の特性は、ブラシB1とブラシB2との間がショートしていない状態における出力電圧の特性と異なる。そこで、故障判定部10は、差動オペアンプ5が出力する出力電圧の特性を利用して、スピンドルモータ3の故障を判定する。ここで、整流子C1乃至整流子C3の間に存在する3つの隙間のうち、全ての隙間かいずれか2つの隙間がショートしている状態のことを完全ショートとする。また、整流子C1乃至整流子C3の間に存在する3つの隙間のうち、1つの隙間だけがショートしている状態を部分ショートとする。スピンドルモータ3が完全ショートしているとき、ブラシB1とブラシB2とは常にショートした状態となるため、整流子C1乃至整流子C3は回転しない。一方、スピンドルモータ3が部分ショートしているとき、整流子C1乃至整流子C3が回転すると、ブラシB1とブラシB2とがショートしている状態と、ショートしていない状態とが交互に現れることになる。
次に、本実施形態における出力電圧について説明する。図3は、本実施形態に係る出力電圧の変化の一例を示す。図3(a)(b)は、再生部6がディスク2の内周側に記録されているデータを再生している状態であって、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させる間に連続して20回検出された出力電圧の変化を示す。図3(a)は、ショートしていないスピンドルモータ3の出力電圧の変化を示し、図3(b)は部分ショートしているスピンドルモータ3の出力電圧の変化を示す。図3(a)(b)において、出力電圧の変化を示すグラフを出力電圧変化グラフとし、縦軸は出力電圧を示し、横軸は出力電圧が算出された回数を示す。
図3(a)において、20回検出された出力電圧は電圧特性Vを示し、20回検出された出力電圧の平均電圧Rは275.9mVである。スピンドルモータ3がショートしていないとき、電圧特性VはSin曲線を示す。ここで、電圧特性Vと平均電圧Rとの交わりは、差動オペアンプ5が連続して検出した2つの出力電圧の一方が平均電圧Rより大きく、他方が平均電圧Rより小さくなっていることから特定状態であることを示す。図3(a)において、電圧特性Vは、平均電圧Rと2箇所で交わっていることから、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させる間に生じた特定状態回数は2回である。ここで、故障判定部10は、例えば、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させる間に特定状態回数を4回以上カウントすると、スピンドルモータ3がショートにより故障していると判定することから、スピンドルモータ3は故障していないと判定する。
図3(b)において、20回検出された出力電圧は電圧特定Vを示し、20回検出された出力電圧の平均電圧Rは371.4mVである。ここで、スピンドルモータ3は、ショートしているため、出力電圧は不規則に変化する。その結果、電圧特性VはSin曲線を示さない状態となっている。このとき、電圧特性Vは、平均電圧Rと5箇所で交わっていることから、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させる間に生じた特定状態回数は5回である。そこで、故障判定部10は、特定状態回数が4回以上であることから、スピンドルモータ3は故障していると判定する。
図4は、本実施形態に係る出力電圧の変化の一例を示す。図4(a)(b)は、再生部6がディスク2の外周側に記録されているデータを再生している状態であって、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させる間に連続して40回検出された出力電圧の変化を示す。図4(a)は、ショートしていないスピンドルモータ3の出力電圧の変化を示し、図4(b)は部分ショートしているスピンドルモータ3の出力電圧の変化を示す。図4(a)(b)において、出力電圧の変化を示すグラフを出力電圧変化グラフとし、縦軸は出力電圧を示し、横軸は出力電圧が算出された回数を示す。
図4(a)において、40回検出された出力電圧は電圧特定Vを示し、40回検出された出力電圧の平均電圧Rは119.6mVである。図4(a)において、電圧特性Vは、平均電圧Rと2箇所で交わっていることから、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させる間に生じた特定状態回数は3回である。故障判定部10は、特定状態回数が4回より少ないことから、スピンドルモータ3は故障していないと判定する。
図4(b)において、40回検出された出力電圧は電圧特定Vを示し、40回検出された出力電圧の平均電圧Rは172.9mVである。ここで、スピンドルモータ3は、ショートしているため、出力電圧が不規則に変化した結果、電圧特性VはSin曲線を示さない状態になっている。このとき、電圧特性Vは、平均電圧Rと4箇所で交わっていることから、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させる間に生じた特定状態回数は4回である。そこで、故障判定部10は、特定状態回数が4回以上であることから、スピンドルモータ3は故障していると判定する。
図5は、本実施形態に係るスピンドルモータ3の故障判定処理フローを示す。再生部6が再生処理を開始すると、故障判定部10は、記憶部12に出力電圧を新たに記憶させるために、記憶部12が記憶している内容を初期化する(S101)。制御部7は、スピンドルモータ3が回転している状態であって、再生部6が再生処理またはポーズ処理を実行しているかを判断する(S102)。ここで、ポーズ処理とは、スピンドルモータ3がディスク2を回転させている状態において、ピックアップユニット8がディスク2からのデータの読み出しを停止する処理である。信号処理部9がデコード処理を行う速度は、ピックアップユニット8がディスク2からデータを読み出す速度より遅い。そこで、信号処理部9は、ピックアップユニット8によって読み出されたデータをメモリ9aに一時的に記憶させ、メモリ9aが一杯になると制御部7に対してピックアップユニット8がディスク2からのデータの読み出しを停止させる。これにより、再生部6は、ポーズ処理を実行することによって、ピックアップユニット8は、メモリ9aに空き容量ができるまで待機することとなる。
ステップS102において、制御部7は、再生部6によって再生処理またはポーズ処理が実行されていないと判断すると(S102でNo)、スピンドルモータ3が回転を停止したか否かを検出する(S103)。スピンドルモータ3は、ユーザからディスク2の回転を停止させる命令が入力されることによって、または所定の時間が経過するまで再生処理が実行されないとスピンドルモータ3の回転を停止させるレジューム機能が作動することによって回転を停止する。ステップS103において、スピンドルモータ3が回転を停止しているとき(S103でYes)、ディスク装置1は、スピンドルモータ3の故障判定処理を終了する。一方、スピンドルモータ3が回転を停止していないとき(S103でNo)、制御部7は、再生部6が再生処理またはポーズ処理を実行しているかを判断する(S102)。
ステップS102において、制御部7が再生部6によって再生処理またはポーズ処理が実行されていると判断すると(S102でYes)、差動オペアンプ5は、1つ目の出力電力を検出してからスピンドルモータ3がディスク2を1回転させるまでの間、連続してスピンドルモータ3の出力電圧を検出し、検出した出力電力を故障判定部10に出力する(S104)。部分ショートしているスピンドルモータ3は、ディスク2を1回転させる間にSin曲線を示さない出力電圧を出力する。故障判定部10は、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させる間に出力される複数の出力電力を取得すればスピンドルモータ3の故障を判定することができる。そこで、本実施形態に係る差動オペアンプ5は、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させる間に限って、例えば、出力電圧を連続して20回以上検出する。
故障判定部10は、差動オペアンプ5から入力された出力電力を記憶部12に記憶させる(S105)。制御部7は、差動オペアンプ5が1つ目の出力電圧を検出してからスピンドルモータ3がディスク2を1回転させたか否かを判定する(S106)。スピンドルモータ3がディスク2を1回転させていないとき(S106でNo)、制御部7は、差動オペアンプ5に続けて出力電圧を検出させる(S104)。一方、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させたとき(S106でYes)、制御部7は、故障判定部10に平均電圧を算出させる(S107)。ステップS107において、故障判定部10は、記憶部12が記憶する複数の出力電圧の平均を平均電圧として算出する。
故障判定部10は、平均電圧を算出すると、記憶部12に記憶されている複数の出力電力について、特定状態となっている回数を特定状態回数としてカウントする(S108)。故障判定部10は、特定状態回数が4回未満のとき(S109でNo)、スピンドルモータ3は故障していないと判定し、制御部7は、ステップS103の処理を実行する。一方、故障判定部10は、特定状態回数が4回以上のとき(S109でYes)、スピンドルモータ3は故障していると判定する。故障判定部10によってスピンドルモータ3が故障していると判定されると、制御部7は、スピンドルモータ3の回転を停止させ(S110)、故障判定処理を終了する。
このように、故障判定部10は、ディスク装置1が通常の動作を実行しているときに、複数の出力電圧と平均電圧に基づいてスピンドルモータ3が故障しているか否かを判定するため、制御部に大きな負荷を与えることなく、迅速にスピンドルモータ3の故障を検出することができる。また、制御部7は、故障判定部10によってスピンドルモータ3が故障していると判定されたことに応じて、スピンドルモータ3を停止させる。これにより、故障しているスピンドルモータ3を回転させることによりアクチュエータに大電流が流れることが回避されるため、アクチュエータのカバーが燃えることを防止することができる。さらに、故障判定部10は、スピンドルモータ3がディスク2を1回転させる間に特定状態回数を4回以上カウントすると、スピンドルモータ3が故障していると判定する。これにより、故障判定部10は、ディスクに傷がついているとき、またはディスクが偏芯成分にぶれながら回転しているときに生じる出力電圧の突発的な変化の影響を受けることなく、正確にスピンドルモータが故障しているか否かを判定することができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能であり、例えば、ディスク装置1は、制御部7が故障判定部10を備える構成ではなく、制御部7とは別に故障判定部10を備える構成であっても構わない。また、故障判定部10は、特定状態回数を4回以上カウントすると、スピンドルモータ3が故障していると判定する構成ではなく、特定状態回数を5回以上カウントすると、スピンドルモータ3が故障していると判定する構成であっても構わない。
本発明の実施形態に係るディスク装置の概略を示す構成図。 本実施形態に係るスピンドルモータの概略を示す構成図。 本実施形態に係る出力電圧の変化の一例を示す図。 本実施形態に係る出力電圧の変化の一例を示す図。 本実施形態に係る故障判定処理フローチャート。
符号の説明
1 ディスク装置
2 ディスク
3 スピンドルモータ(DCモータ)
5 差動オペアンプ(検出器)
6 再生部
7 制御部
10 故障判定部
SP+ 電圧供給線
SP− 電圧供給線

Claims (3)

  1. ディスクを回転させるDCモータと、前記DCモータの回転を制御する制御部と、前記ディスクに記録されているデータを読み出し、該データに基づいて再生処理を行う再生部と、を備えたディスク装置において、
    前記DCモータが前記ディスクを回転させているときに前記DCモータの出力電圧を連続して検出する検出器と、
    前記出力電圧に基づいて前記DCモータが故障しているか否かを判定する故障判定部と、を備え、
    前記故障判定部は、
    前記出力電圧の平均を平均電圧として算出し、連続して検出された2つの該出力電圧であって一方の該出力電圧が該平均電圧より大きく、他方の該出力電圧が該平均電圧より小さくなる状態を特定状態とし、該特定状態となる回数を特定状態回数としてカウントし、該特定状態回数に基づいて前記DCモータが故障しているか否かを判定し、
    前記制御部は、前記故障判定部によって前記DCモータが故障していると判定されたことに応じて、前記DCモータを停止させることを特徴としたディスク装置。
  2. 前記検出器は、前記DCモータが前記ディスクを回転させている状態であって、前記再生部が前記再生処理を行っているとき、または、該再生部が前記ディスクから前記データの読み出しを停止してから再開するまでのポーズ時に、前記出力電圧を検出することを特徴とした請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記検出器は、前記DCモータが前記ディスクを1回転させる間、前記出力電圧を所定の回数検出し、
    前記故障判定部は、前記DCモータが前記ディスクを1回転させる間に前記特定状態回数を所定の回数以上カウントすると、前記DCモータが故障していると判定することを特徴とした請求項1または請求項2に記載のディスク装置。
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