JP2008271671A - 分電盤 - Google Patents

分電盤 Download PDF

Info

Publication number
JP2008271671A
JP2008271671A JP2007109541A JP2007109541A JP2008271671A JP 2008271671 A JP2008271671 A JP 2008271671A JP 2007109541 A JP2007109541 A JP 2007109541A JP 2007109541 A JP2007109541 A JP 2007109541A JP 2008271671 A JP2008271671 A JP 2008271671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal
box
distribution board
horizontal support
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007109541A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Akimoto
正博 秋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Tempearl Industrial Co Ltd
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Tempearl Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc, Tempearl Industrial Co Ltd filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2007109541A priority Critical patent/JP2008271671A/ja
Publication of JP2008271671A publication Critical patent/JP2008271671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Distribution Board (AREA)

Abstract

【課題】分電盤の箱部に内器を収容した状態で、分電盤を水平に測定し、迅速に取り付けることが可能な分電盤を提供すること。
【解決手段】建物の壁の内側を通る電路を複数の回路に分ける分電盤は、壁に接する箱部と、前記電路と繋がる機器を含む内器と、水平維持手段と、仮留めされた前記箱部を前記壁に本留めする本留め手段と、を含む。水平維持手段は、前記箱部を前記箱部の長手方向の側壁が前記壁と直交する水平方向に位置するように維持し、前記箱部を前記水平方向に位置するように位置決めする水平位置決め手段と、前記箱部を前記壁に仮留めする仮留め手段と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の壁に水平に取り付けられる分電盤に関する。
建物の壁には、建物内に電気を供給する電気ケーブルが埋め込まれており、電気ケーブルを通る電気が前記分電盤を通して複数の回路に分けられる。分電盤は電気ケーブルと繋がる機器を含む内器を収容する箱を有しており、機器や電気ケーブルを適切に配置した結果、一般に方形の形状を有することが多い。この方形の分電盤を水平に取り付けるためには、取り付け作業を行う作業者が寸法を測って予め壁に罫線を描くか、別に準備した水準器を取り出し、分電盤に当てて水平を確認する必要があった。
また、罫線や水準器などで水平を確認しても、分電盤を水平に維持したまま取り付けるためには、作業者が片手で分電盤を押さえたまま、もう一方の手で前記分電盤を壁に固定するためねじで留める作業を行う必要があった。
しかしながら、内器は一般に5kg程度の重量を有する。5kgの分電盤は片手で支えるには重く、片手で分電盤を押さえる方法は、一日に大量の分電盤を取り付ける作業者の肉体的な負担となっていた。さらに分電盤は一般に、誤って操作しないように取り付けるため、壁の天井に近い上方部分に取り付けられる。作業者が誤って分電盤を落下させた場合には、下にあるものとの衝突や分電盤の破損の危険がある。
特許文献1には、分電盤を水平に取り付けるため、内器を収容しない筐体である基台に水平を測定する穴を設けた仮留め板を分電盤に取り付け、該穴と分電盤の重心を利用して基台を水平に仮留めし、壁に固定することが可能な分電盤が記載されている。しかしながら特許文献1記載の方法では、基台を壁に取り付けた後で内器を取りつけることになり、分電盤の取り付け作業時間が増える。また、特許文献1の分電盤は水平に測定するのに分電盤の重心を利用するが、分電盤によって重心が異なるため、分電盤ごとに取り付ける仮留め板を変える必要があった。
実開平5−2514号公報
本発明は、上記のような状況に鑑み、分電盤の箱部に内器を収容した状態で、分電盤を水平に測定し、迅速に取り付けることが可能な分電盤を提供することを目的とする。
(1) 建物の壁の内側に埋め込まれた電気ケーブルを通る電気を複数の回路に分ける分電盤であって、前記分電盤は前記壁に接する箱部と、前記箱部の中に収容された内器であって前記電気ケーブルと繋がる機器を含む内器と、前記箱部を前記箱部の長手方向の側壁が前記壁と直交する水平方向に位置するように維持する水平維持手段であって前記箱部を前記水平方向に位置するように位置決めする水平位置決め手段と前記箱部を前記壁に仮留めする仮留め手段とを含む水平維持手段と、仮留めされた前記箱部を前記壁に本留めする本留め手段と、を含む分電盤。
(1)の発明によれば、分電盤は壁に接する箱部と、前記箱部の中に収容された内器であって電気ケーブルと繋がる機器を含む内器と、この内器を収容した箱部を水平に位置決めして壁に仮留めする水平維持手段と、仮留めされた箱部を壁に本留めする本留め手段を含む。内器を取り外さず、箱部に収容した状態で箱部を水平に位置決めし、仮留めすることができるため、内器と箱部とを別々に取り付ける場合と比べて、作業者が迅速に作業を行うことができる。さらに、仮留めした後本留めを行うため、本留め作業を行っている間、作業者が重い内器を片手で押さえておく必要がない。両手で本留め作業を行うことが可能であるため、作業が楽に行えるほか、重い内器を支えなくて済み、作業者の肉体的負担が軽減される。
(2) 前記水平位置決め手段は、前記箱部に移動不能に設けられる水準器である(1)記載の分電盤。
(2)の発明によれば、水平位置決め手段は、箱部に移動不能に設けられる水準器である。水準器が箱部に固定的に取り付けられるため、箱部を動かすことで水平に位置決めすることができる。また、水準器を内蔵することにより、分電盤の種類や重心に左右されることなく、分電盤を水平に位置決めすることができる。
(3) 前記水平位置決め手段は、前記側壁の一部を挟むように前記側壁に取付けられ前記箱部を水平に保持可能な取付け具であり、
前記取付け具は、
前記壁に直交する前記建物の水平な部分と接するための水平方向に延びる面を有する水平支持部と前記水平支持部から延びる第一接続部とを含む水平支持体と、
前記側壁の一部を挟持する挟持部及び前記水平支持部と前記側壁との間の距離を調整可能なように前記挟持部から延びて前記第一接続部と接続される第二接続部を含む挟持体と、を備える(1)記載の分電盤。
(3)の発明によれば、水平位置決め手段は、箱部の長手方向の側壁の一部を挟むように取り付けられる取り付け具である。取り付け具は、壁に直交する建物の水平な部分と接するための水平方向に延びる面を有する水平支持部と、前記水平支持部から延びる第一接続部と、を含む水平支持体を含む。水平支持体は、たとえば天井に接する。取り付け具は、箱部の長手方向の側壁の一部を挟持する挟持部と、前記水平支持部と前記側壁との間の距離を調整可能なように挟持部から延びて第一接続部と接続される第二接続部と、を含む挟持体を含む。挟持体は箱部を挟持する。第一接続部と第二接続部とが接続されることで、箱部が建物の水平な部分(たとえば、天井)に接する水平支持体と連結され、分電盤が水平に位置決めされる。
第一接続部と第二接続部は、箱部と水平支持体との距離を調整可能に接続される。このため、作業者は取り付ける建物の構造に応じて、たとえば天井などの建物の水平な部分から、分電盤を取り付ける位置を調整することができる。
(4) 前記第一接続部及び前記第二接続部の一方は、前記水平支持体と前記挟持体とを接続する第一接続本体と、前記第一接続本体に取り付けられ、前記水平支持部と前記箱部との間の距離を調整するために回動する歯車と、前記歯車とともに回動するダイヤルと、を含み、
前記第一接続部及び前記第二接続部の他方は、前記水平支持体と前記挟持体とを接続する第二接続本体と、前記歯車に係合し前記第二接続本体に設けられるラックと、を含む(3)の分電盤。
(4)の発明によれば、前記第一接続部及び前記第二接続部の一方は、前記水平支持体と前記挟持体とを接続する第一接続本体と、前記第一接続本体に取り付けられ、前記水平支持部と前記箱部との間の距離を調整するために回動する歯車と、前記歯車とともに回動するダイヤルと、を含む。また、前記第一接続部及び前記第二接続部の他方は、前記水平支持体と前記挟持体とを接続する第二接続本体と、前記歯車に係合し前記第二接続本体に設けられるラックと、を含む。これにより、前記第一接続部及び前記第二接続部は、ラックとピニオンの関係で互いに係合し、移動することができる。作業者は、ダイヤルを回転させることで、ラックの設けられた第一接続部または前記第二接続部を移動させることができる。このため、箱部と水平支持部との距離を適宜調整することができる。
(5) 前記水平支持体及び前記挟持体の一方は、前記水平支持体及び前記挟持体の互いを接続して固定するつまみ部を含み、
前記水平支持体及び前記挟持体の他方は、前記箱部から所定の距離離れた位置に前記つまみ部が挿通することができる貫通孔を含む(3)記載の分電盤。
(5)の発明によれば、水平支持体及び挟持体の一方は、水平支持体及び挟持体の互いを接続して固定するつまみ部を含む。また、水平支持体及び挟持体の他方は、箱部から所定の距離離れた位置につまみ部が挿通することができる貫通孔を含む。貫通孔は、水平支持体及び挟持体の一方において、箱部から所定の距離離れた位置に予め設けられているので、水平支持体及び挟持体の他方に設けられたつまみ部を挿通させることで、予め箱部と水平支持部との距離が規定された位置において、分電盤が水平に位置決めされる。
(6) 前記水平維持手段は、前記壁に直交する第一の水平部分と、前記第一の水平部分と距離をおいて平行し前記壁に直交する第二の水平部分との間に位置し、
前記側壁に取り付けられ前記第一の水平部分と接する第一の取り付け具と、前記側壁に相対する他の側壁に取り付けられ前記第二の水平部分に接する第二の取り付け具と、を有し、前記第一の取り付け具と前記第二の取り付け具は、前記箱部を挟んで前記箱部に対して伸張し、
前記第一の取り付け具及び前記第二の取付け具の一方は、前記第一の水平部分と接するための水平方向に延びる面を有する第一水平支持部と前記第一水平支持部から延びる第一接続部とを含む第一水平支持体と、
前記側壁の一部を挟持する第一挟持部と前記第一水平支持部と前記側壁との間の距離を調整可能なように前記第一挟持部から延びて前記第一接続部と接続される第二接続部とを含む第一挟持体と、を備え、
前記第一の取り付け具及び前記第二の取り付具の他方は、
前記第二の水平部分と接するための水平方向に延びる面を有する第二水平支持部と前記第二水平支持部から延びる第三接続部とを含む第二水平支持体と、
前記他の側壁の一部を挟持する第二挟持部と前記第二水平支持部と前記他の側壁との間の距離を調整可能なように前記第二挟持部から延びて前記第三接続部と接続される第四接続部とを含む第二挟持体と、を備える(1)記載の分電盤。
(6)の発明によれば、水平維持手段は、壁に直交する第一の水平部分と、第一の水平部分と距離をおいて平行し前記壁に直交する第二の水平部分との間に位置する。水平維持手段は、箱部の側壁に取り付けられ第一の水平部分と接する第一の取り付け具と、前記側壁に相対する他の側壁とに取り付けられ第二の水平部分に接する第二の取り付け具と、を有する。第一の取り付け具と第二の取り付け具は、箱部を挟んで箱部に対して伸張し、箱部を突っ張って支持するように取り付けられる。
第一の取り付け具及び第二の取付け具の一方は、第一の水平部分と接するための水平方向に延びる面を有する第一水平支持部と、前記第一水平支持部から延びる第一接続部と、を含む第一水平支持体を備える。また、第一の取り付け具及び第二の取付け具の一方は、箱部の長手方向の側壁の一部を挟持する第一挟持部と、第一水平支持部と前記側壁との間の距離を調整可能なように第一挟持部から延びて第一接続部と接続される第二接続部と、を含む第一挟持体を備える。
第一の取り付け具及び第二の取り付け具の他方は、第二の水平部分と接するための水平方向に延びる面を有する第二水平支持部と、第二水平支持部から延びる第三接続部と、を含む第二水平支持体を備える。また、第一の取り付け具及び第二の取り付け具の他方は、箱部の長手方向の側壁に相対する他の側壁の一部を挟持する第二挟持部と、第二水平支持部と前記他の側壁との間の距離を調整可能なように前記第二挟持部から延びて前記第三接続部と接続される第四接続部と、を含む第二挟持体を備える。
(6)の発明によれば、たとえば、建物に天井と、梁または桟などが設けられていた場合に、この天井と梁との間に取り付け具を取り付け、天井及び梁の両側から分電盤を伸張して支持することで分電盤を水平に取り付けることができる。
上下の両方の方向から支持されることで、分電盤は水平に維持されるとともに、天井と梁の間に仮留めされることができる。このため作業者は両手を離して分電盤を本留めすることができる。これにより、重たい分電盤を片手で支える作業者の肉体的負担が軽減される。また、内器を収容した状態で箱部が取り付けられるため、内器を別々に取り付ける場合と比べて、作業時間が短縮できる。
(7) 前記仮留め手段は、両面テープ、ピン部材、釘部材、吸着部材及びこれらの組み合わせを含む(1)から(6)記載の分電盤。
(7)の発明によれば、両面テープ、ピン部材、釘部材、吸着部材及びこれらの組み合わせを含む仮留め手段によって、箱部は壁に仮留めされる。
(8) 前記仮留め手段は、前記箱部の底面に形成される筒部材と、前記筒部材の中に収容されるコイルばねと、前記コイルばねを圧縮して前記壁に係止可能なピンであって前記コイルばねのコイル部分の内径より大きく、前記筒部材の内径よりも小さい外径を有し、前記筒部材の中を摺動可能な押圧部と前記押圧部から延びて前記壁に貫入可能な貫入部とを有するピンと、を含む(1)から(7)記載の分電盤。
(8)の発明によれば、前記仮留め手段は、箱部の底面に形成される筒部材と、前記筒部材の中に収容されるコイルばねと、前記コイルばねを圧縮して壁に係止可能なピンと、を含む。ピンは、筒部材の内径よりも小さい外径を有し前記筒部材の中を摺動可能な押圧部と、前記押圧部から延びて前記壁に貫入可能な貫入部と、を含む。
仮留め手段として、筒部材とコイルばねによって支持されるピンを予め壁に貫入できるように箱部の底面に形成する。これにより、作業者は、分電盤を両手で保持して水平に位置決めした後、両手で支持したままピンの押圧部を押すことでピンを壁に貫入させることができ、仮留めを行うことができる。
(9) (1)から(8)に記載の分電盤の取り付け方法であって、
前記箱部を前記建物の前記壁に当てて前記水平位置決め手段により前記箱部の位置を水平に位置決めする水平位置決め工程と、
前記箱部を前記仮留め手段により前記壁に仮留めする仮留め工程と、
前記箱部を固定する本留め工程と、含む前記分電盤の取り付け方法。
本発明によれば、内器と箱部とを別々に取り付ける場合と比べて、作業者が迅速に作業を行うことができる。さらに、仮留めした後本留めを行うため、両手で本留め作業を行うことが可能となり、作業者の肉体的負担が軽減される。
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。なお、本発明の実施形態は下記の実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。
図1は第一実施形態に係る分電盤の正面図である。図2は第一実施形態に係る仮留め手段の縦断面図である。図3は第一実施形態に係る分電盤の使用の状態を示す説明図である。図4は図2に示す仮留め手段の使用の状態を示す説明図である。図5は第二実施形態に係る分電盤の正面図である。図6及び図7は第二実施形態における取り付け具の縦断面図である。図8は第三実施形態に係る分電盤の正面図である。図9は図8に示す分電盤の断面図である。
<第一実施形態>
[分電盤の全体構成]
図1に示すように、分電盤10は、アンペアブレーカー31、漏電遮断器33、配線用遮断器32などの機器を含む内器30と、内器30が収容された箱部20と、を含む。内器30は、建物に埋め込まれた電気ケーブル110と繋がっている。電気ケーブル110は、内器30から箱部20に設けられた穴26を通って建物の壁100の中へ続いている。箱部20は、箱部20を水平に位置決めする水平位置決め手段60と、箱部20を壁100に仮留めする仮留め手段40と、を含む水平維持手段を備える。また、箱部20は、仮留め後に本留めを行う本留め手段50を備える。
[箱部]
本実施形態において、箱部20は長手方向の側壁21、22と、短手方向の側壁23、24と、底面25とを備える筐体の形状を有する。箱部の素材は従来公知の素材で製造してよく、特に限定されない。成型が容易であり軽量に製造できるため、箱部は樹脂により成型されることが好ましい。箱部が筐体であるため、この筐体に水平位置決め手段を設けることにより、長手方向の側壁21、22の辺縁を水平に合わせて位置決めすることができる。
上述の通り、箱部20は内器30を収容する。分電盤の種類によって装備する内器30に含まれる機器が異なるため、箱部20の全体の重量も異なる。箱部20の全体の重量は、一般には2kgから9kgの範囲である。
箱部20の寸法は、分電盤の種類によって異なり、内器30を収容することができれば特に限定されない。本実施形態において、箱部20の側壁21、22、23、24の幅、すなわち箱部20の高さは、5.5cmから7cmの範囲である。
[水平維持手段]
1.水平位置決め手段
本実施形態において、水平維持決め手段は水準器60であってよい。水準器60は、箱部20を水平に位置決めするため、箱部20と移動不能に取り付ける。これにより、水準器60を動かすと、箱部20が水準器60の動きに完全に追従する。水準器に設けられた目盛りなどの測定部を水平に合わせることで、同時に箱部20が水平に位置決めされる。
水準器60の取り付け位置は、長手方向の側壁21、22に対して平行でさえあれば、特に限定されない。しかしながら、一般に分電盤の取り付けは作業者が建物の天井に近い高所で、不安定な足場のもと行う場合が多い。そこで、分電盤の下側(側壁22側)に、側壁22に対して平行に取り付けることが好ましい。この位置に取り付けると、作業者の目線近くに水準器が位置するため、便宜であり、好ましい。
水準器は、水平を図ることができれば、従来公知の水準器を用いてよく、その形状、種類は特に限定されない。しかしながら、箱部20に収容可能とするため、軽量かつ設置面積の小さいものが好ましい。また、箱部の長手方向の側壁21、22を水平にのみ位置決めすれば足りるため、水準器60は棒状水平管、傾斜計などであってよい。
2.仮留め手段
本明細書において「仮留め」とは、内器30を収容した箱部20を、壁100に取り付ける際に、木ねじなどで固定しない状態で、作業者が両手を離しても一時的に落下しない程度に箱部を壁に仮固定することをいう。ここで「一時的」とは、作業者が仮留め後本留めするまでの0.5分から1分の範囲の時間である。この程度の時間であれば、仮留め手段が箱部20のせん断力に耐えることができ、また、外部から予測し得ない衝撃を受けて箱部が落下する可能性も低い。
仮留め手段は、箱部20を仮留めすることができれば両面テープ、ピン部材、釘部材、吸着部材及びこれらの組み合わせであってよい。両面テープ、ピン部材、釘部材及び吸着部材は、従来公知の部材を用いてよく、特に限定されない。
図2に示すように、本実施形態において、仮留め手段は箱部20の底面25に形成される筒部材40と、筒部材40の中に収容されるコイルばね42と、コイルばね42を圧縮して壁100に係止可能なピン43と、を含む。ピン43は、コイルばね42のコイル部分の内径より大きく、筒部材40の内径よりも小さい外径を有し、筒部材の中41bを摺動可能な押圧部43aと、押圧部43aから延びて壁100に貫入可能な貫入部43bと、を備える。
筒部材41には、筒部材の中41bに収容されているピン43の押圧部43aを筒部材の外から押すことができるように、筒部材41の底面25に対向する側に穴41aが形成されている。押圧部43aから延びる貫入部43bの長さは、コイルばね42を最大に圧縮したときのコイルばねの厚みと、底面25の厚みとを足した長さよりも長くなければならない。さらに、コイルばねの厚みと底面25の厚みとを足した長さを超えて、貫入部43bの長さ全体が箱部20を壁100に係止可能な長さである必要がある。
仮留め手段は上記の形状とすることにより、指で押圧部43aを押圧すると、ピン43が壁100に貫入される。押圧部43aを押すことにより、押圧部43aと壁100との間に底面25を介在するようにして、底面25が壁100に係止される。これにより、箱部20が壁100に仮留めされる。
また、仮留め手段として、壁面の硬さなどにより指で押圧するのに力が必要な場合、てこの原理などを用い、小さい力で押圧する様な構造も考えられる。
[本留め手段]
本留め手段は、箱部を建物の耐久年数と同等程度の期間壁に取り付けておくことができれば、従来公知の手段を用いてよい。たとえば、箱部にねじや釘が貫通可能な貫通孔50を開けておき、木ねじなどで箱部20を壁100に留めてよい。
[使用の状態]
図3に示すように、分電盤10は、内器30が収容された箱部20を壁100に留めることにより取り付けられる。分電盤10は両手H1、H2で保持された状態で、分電盤10に取り付けられた水準器60により水平に測られ、位置決めされる。水準器60は箱部20と移動不能であるので、箱部20を動かして水準器60の表示に合わせることにより水準に位置決めができる。その後、分電盤10の取り付け作業を行う作業者は、分電盤10を両手H1、H2で保持したまま、仮留め手段40であるピン43の押圧部43aを押すことができる。
図4に示すように、穴41aから指で押圧部43aを押圧すると、押圧部43aは筒部材41の内部41bを摺動する。押圧部43aから延びている貫入部43bは、コイルばね42を圧縮しながら底面25を貫通して壁100に貫入される。ピン43の貫入部43bが壁100に貫入されると、分電盤10は壁100に係止される。分電盤10は壁100に仮留めされるため、作業者は、両手で、たとえば木ねじで留めることなどにより、分電盤10の本留めを行うことができる。
本実施形態によれば、分電盤10を両手H1、H2で保持したまま分電盤10を水平に位置決めすることができる。また、仮留め手段40により仮留めされるため、分電盤10を木ねじなどで本留めする際に、片手で分電盤10を押さえておく必要がない。片手で分電盤を支えないことから、作業者の肉体的負担が軽減される。
また、本実施形態によれば、分電盤10を軽くするために箱部20と内器30とを別々に分けず取り付けることができる。内器30を収容した状態で分電盤10の箱部20が取り付けられるため、箱部20と内器30を別々に取り付ける場合よりも、作業時間が短縮される。
<第二実施形態>
図5を参照して第二実施形態について説明する。第二実施形態においては、水平維持手段の水平位置決め手段が取り付け具である点が第一実施形態と異なる。このため、水平位置決め手段について説明するが、説明されない他の点は第一実施形態と同様である。
[水平位置決め手段]
第二実施形態における水平位置決め手段は、箱部201の側壁211の一部を挟むように側壁211に取り付けられ、箱部201を水平に保持可能な取り付け具70である。
取り付け具70は、水平支持体80を含む。水平支持体80は、壁100に直交する建物の水平な部分(たとえば、天井101)と接するための水平方向に延びる面を有する水平支持部83と、水平支持部83から延びる第一接続部84と、を備える。
取り付け具70は、挟持体90を含む。挟持体90は、側壁211の一部を挟持する挟持部93を備え、また、水平支持部83と箱部20との距離を調整可能なように挟持部93から延びて第一接続部84と接続される第二接続部94を備える。
第一接続部84及び第二接続部94の一方は、水平支持体80と挟持体90とを接続する第一接続本体86と、第一接続本体86に取り付けられ水平支持部83と箱部201との間の距離を調整するために回動する歯車87と、歯車87とともに回動するダイヤル88と、を含む。第一接続部84及び第二接続部94の他方は、水平支持体80と挟持体90とを接続する第二接続本体96と、歯車87に係合し第二接続本体96に設けられるラック97と、を含む。
水平支持体80及び挟持体90は、天井101などの建物の水平な部分に接して箱部201を平行に維持するため、容易に変形されない強度を有しさえすれば、従来公知の素材で製造されてよい。たとえば、薄い鋼板で作製されてもよく、樹脂で作製されてもよい。また、水平支持部83及び挟持部93と、第一接続部84及び第二接続部94とは、同じ素材によって、または異なる素材によってのいずれでも作製されてよい。本実施形態においては、水平支持体80及び挟持体90は、アルミで作製した。
水平支持部83は、天井101などの建物の水平な部分に接するために水平方向Hに延びる面を有していれば、寸法や素材は適宜設定されてよい。水平に位置決めするためには、水平支持部83の長手方向が水平方向Hと平行する形状を有することが、安定した位置決めのために好ましい。本実施形態において、たとえば、水平支持部83は長手方向の長さが20cmである。
図6は本実施形態における取り付け具70の断面図である。図6に示すように、挟持部93は、側壁211の一方の面と他方の面に接するよう二股に分かれる形状を有する。この分岐した部分の内側に形成される凹部93cに側壁211を挟んで、一方と他方の面から側壁21に対して力を加えるように挟む。挟持部93は、側壁211を挟持し、挟持した状態を維持可能な強度を有することができれば、その形状、素材は問わない。たとえば、挟持体90が薄い鋼板や樹脂などで作製されると、弾性変形して側壁211を挟むことができるので好ましい。挟持部93は、ヘアピン状にU字の形状とし、U字の先端部にかかる力を増加させて挟んでもよい。或いは、挟持部93の二股の一方と他方が互いに平行する形状とし、一方と他方の先端部に相対する爪を設けてもよい。
図6に示すように、第一接続部84と第二接続部94とは、第一接続本体86に設けられるダイヤル88及び歯車87と、第二接続本体96に設けられるラック97とが係合することで接続される。この歯車87とラック97がラックとピニオン式に係合し、歯車が上下に移動することで、水平支持部83と挟持部93が挟持する箱部20との距離が調節される。ダイヤルで調節できるので、分電盤10の設置環境に応じて自由に調節することができる。
第一接続部84及び第二接続部94の形状、本数は特に限定されない。たとえば、第一及び第二接続部84、94は、平板状の形状を有し、水平支持部83及び挟持部93から一つ形成されていてもよい。本実施形態において第一接続部84は、二本の棒状の部材が互いに間隔をおいて水平支持部83から延びるように形成されている。これに対応して第二接続部94は、間隔をおいた二点で側壁21を挟持する挟持部93から棒状に二本、第一接続部84と重ね合わされるように延びている。水平支持部83及び挟持部93において、箱部201が二点で支持されるため、より確実に水平に維持される。
水平支持部83が天井101に接することで、水平支持部83と天井101とは平行に位置する。一方、挟持部93は、側壁211を挟むように保持する。水平支持部83から延びる第一接続部84と、挟持部93から延びる第二接続部94とは、第一及び第二接続本体86、96を接続することで接続され、水平支持体80と側壁211とが平行して保持される。これにより、箱部201は水平に位置決めされる。
なお、図7に示すように、取り付け具70Aは貫通孔62に留め具を通すものでもよい。この場合、水平支持体80A及び挟持体90Aの一方は、水平支持体80A及び挟持体90Aの互いを接続して固定するつまみ部61を有する。また、水平支持体80A及び挟持体90Aの他方は、箱部201から所定の距離離れた位置につまみ部61が挿通することができる貫通孔62を備える。
貫通孔62は、水平支持体80A及び挟持体90Aの一方において第一及び第二接続部84A、94Aのいずれか一方に設けられる。つまみ部61が貫通孔62を挿通することにより第一及び第二接続部が接続されるため、貫通孔の位置62によって、水平支持部83Aから側壁211までの距離が調整される。なお、接続をより確実にしたい場合には、つまみ部61のうち貫通孔62を貫通させた端部にナットなどの固定具を取り付けてもよい。
貫通孔62の数は適宜設定されてよい。貫通孔62が一つ設けられている場合は、水平支持部83Aから側壁211までの距離は常に一定に接続される。貫通孔62が複数設けられている場合は、作業者が分電盤10Aの取り付け時に、つまみ部を挿通させる貫通孔を適宜選択することにより、水平支持部83Aから側壁211までの距離が貫通孔62の位置に応じて調整できる。本実施形態によれば、貫通孔62が予め設けられているので、穴に挿通することで同時に水平な位置決めが可能となる。
[使用の状態]
第二実施形態においては、分電盤と、たとえば天井との距離は、ダイヤル88によって所望の距離に調節される。取り付け具70を分電盤10Aに取り付けた後に調節を行ってもよいが、分電盤の重量を支える時間を短縮するためには、取り付け具70を分電盤10Aに取り付ける前に調節することが好ましい。取り付け具70の挟持部93は、分電盤10Aの側壁211を挟むように取り付けられる。取り付け具70が取り付けられた分電盤10Aを、壁100に当接させ、取り付け具70の水平支持体80、80Aを天井に当接させて、分電盤を水平に位置決めする。
なお、取り付け具が貫通孔と留め具を備える場合も、上述と同様である。すなわち、取り付け具70Aを分電盤10Aに取り付けた後に調節を行ってもよいが、分電盤の重量を支える時間を短縮するためには、取り付け具70Aを分電盤10Aに取り付ける前に調節することが好ましい。
分電盤10Aを水平に位置決めした後、分電盤10Aが備える仮留め手段401における押圧部431aを押すことにより、貫入部431bが壁100に貫入されて箱部201が仮留めされる。仮留めされた分電盤10Aを木ねじなどで本留めすることで、分電盤10Aは取り付けられる。
第二実施形態によれば、取り付け具70によって水平に位置決めするものであるので、分電盤10Aに取り付け具を取り付け、天井などの建物の水平な部分に取り付け具の水平支持体80、80Aを当接させるだけで分電盤を水平に位置決めできる。
また、取り付け具は分電盤と離れた部材であるため、側壁211に挟むことさえできれば、いかなる種類の分電盤にも取り付けることができる。したがって、水平維持決め手段を内蔵していない分電盤を水平に位置決めするのに用いることができる。
<第三実施形態>
図8及び図9に示すように、第三実施形態においては、水平維持手段として取り付け具が箱部202の側壁212側(図8の上側)及び222側(図8の下側)に取り付けられる点が第二実施形態と異なる。このため、水平維持手段について説明するが、説明されない他の点は第一及び第二実施形態を参照できる。
[水平維持手段]
第三実施形態における水平維持手段となる取り付け具71、72は、壁100に直交する第一の水平部分たとえば、天井(101)と、前記第一の水平部分と距離をおいて平行し前記壁に直交する第二の水平部分(たとえば、梁や桟など)との間に位置する。
水平維持手段は、箱部の側壁212に取り付けられ、第一の水平部分101と接する第一の取り付け具71と、箱部の側壁222に取り付けられ、第二の水平部分102と接する第二の取り付け具72と、を有する。第一の取り付け具71と第二の取り付け具72とは、箱部202を挟んで伸張するように取り付けられる。
本実施形態において、側壁212(上)側に取り付けられる第一の取り付け具71は、第一の水平部分101と接するための水平方向に延びる面を有する第一水平支持部83aと第一水平支持部83aから延びる第一接続部843とを含む第一水平支持体81を有する。また、側壁212の一部を挟持する第一挟持部93aと、第一水平支持部83aと側壁212との間を調整可能なように第一挟持部93aから延びて第一接続部84と接続される第二接続部943とを含む第一挟持体91を有する。
本実施形態において、側壁222(下)側に取り付けられる第二の取り付け具72は、第二の水平部分102と接するための水平方向に延びる面を有する第二水平支持部83bと第二水平支持部83bから延びる第三接続部85とを含む第二水平支持体82を有する。また、側壁222の一部を挟持する第二挟持部93bと、第二水平支持部83bと側壁22との間を調整可能なように第二挟持部93bから延びて第三接続部85と接続される第四接続部95とを含む第二挟持体92を有する。
第一水平支持部83a、第二水平支持部83bの寸法は、天井101や梁102などの建物の水平な部分に接するために水平方向Hに延びる面を有していれば、寸法や素材は適宜設定されてよい。本実施形態において、たとえば、第一水平支持部83a、第二水平支持部83bの長手方向の長さ83c、83dは20cmである。短手方向の幅83e、83f、すなわち奥行きは、分電盤10Bを安定して水平に維持することができれば、適宜設定されてよい。
また、第一及び第二水平支持部83a、83bを分電盤10Bに取り付けた際に、第一水平支持部83a、第二水平支持部83bの幅方向の端部83g、83hが、壁面100に当接するように構成してもよい。したがって、たとえば側壁212、222、232、242の幅(箱部202の高さ)が5.5cmの場合、第一及び第二水平支持部83a、83bの幅83e、83fを5.5cmを超える寸法(たとえば、6cm)に形成する。この構成とすると、たとえば梁102などの建物の水平部分の出っ張りの幅が小さい場合でも、分電盤10Bを容易に固定することができる。寸法は、上記のものに限られるものではないが、この場合は箱部202の側壁212、222、232、242の幅(箱部202の高さ)を越える寸法とすることが必要となる。
第一及び第二の取り付け具71、72は、第二実施形態の取り付け具70と同様に作製され、取り付けられる。
第三実施形態における水平維持手段は、分電盤を取り付ける建物に、天井や梁などの壁に直交する水平な部分が二つ以上ある場合に用いることができる。第一取り付け具71及び第二取り付け具72は、天井101や梁102などの建物の水平な部分に接し、箱部202を突っ張るように支持する。第三実施形態による取り付け具は、第一及び第二水平支持部83a、83bが建物の水平な部分101、102、に接することで箱部20を水平に位置決めするとともに、上下方向からの突っ張り支持により、箱部202を水平に仮留めすることができる。したがって、取り付け具71、72は、水平位置決め手段であるとともに仮留め手段にもなる。
[使用の状態]
分電盤と、たとえば天井101や梁102との距離は、ダイヤル883を回動させることによって第一接続本体863と第二接続本体963の重なり合う距離を所望の距離に調節することで調節される。分電盤10Bの上(221側)下(222側)両方に第一及び第二取り付け具が取り付けられるので、分電盤10Bは、ダイヤル883を調節することにより、第一及び第二取り付け具71、72が箱部20に向かって伸張するように支持されることが可能となる。
このためには、第一及び第二取り付け具71、72を分電盤10Bに取り付ける前に、第一及び第二取り付け具71、72を取り付けた分電盤10Bが倒れない程度におおよその距離を調節して取り付ける。その後、天井101と梁102の間に第一及び第二取り付け具71、72が突っ張って固定されるようにダイヤルを調節する。具体的には、天井101と側壁212の距離、梁102と側壁222の距離の合計が、天井101から梁102までの距離から分電盤10Bの短手方向の長さを引いた長さとなるように調整する。
分電盤10Bが第一及び第二取り付け具71、72によって突っ張るように支持されると、作業者が両手を分電盤から離しても、分電盤10Bは落下しない。さらに分電盤10Bの上下両方から支持されるため、より安定して分電盤10を水平に維持することができる。このため、両手を離した状態をより長く保つことができる。必要がある場合は、両手を離した状態で取り付け以外の作業を行うこともできる。作業者は重たい分電盤10Bを支えることなく、両手で分電盤10Bを本留めすることができる。これにより、作業者の肉体的負担が軽減される。
また、第二実施形態と同様、第三実施形態によれば、分電盤が水平位置決め手段を内蔵していない場合でも、側壁212、222に挟持部93a、93bを挟むことさえできれば、取り付けることができる。
本発明によれば、内器を取り外さず、箱部に収容した状態で箱部を水平に位置決めし、仮留めすることができるため、内器と箱部とを別々に取り付ける場合と比べて、作業者が迅速に作業を行うことができる。さらに、仮留めした後本留めを行うため、本留め作業を行っている間、作業者が重い内器を片手で押さえておく必要がない。両手で本留め作業を行うことが可能であるため、作業が楽に行えるほか、重い内器を支えなくて済み、作業者の肉体的負担が軽減される。
第一実施形態に係る分電盤の正面図である。 第一実施形態に係る仮留め手段の縦断面図である。 第一実施形態に係る分電盤の使用の状態を示す説明図である。 図2に示す仮留め手段の使用の状態を示す説明図である。 第二及び実施形態に係る分電盤の正面図である。 第二実施形態に係る取り付け具の縦断面図である。 第二実施形態に係る取り付け具の縦断面図である。 第三実施形態に係る取り付け具の正面図である。 第三実施形態に係る取り付け具の断面図である。
符号の説明
10、10A、10B 分電盤
20、201、202 箱部
21、22、23、24、212、222、232、242、213、223、233、243 側壁
30、301、302 内器
31、311、312 アンペアブレーカー
32、311、322 配線用遮断器
33、331、332 漏電遮断器
40、401、402 仮留め手段
41 筒部材
41a 穴
41b 筒部材の中
42 コイルばね
43 ピン
43a、431a 押圧部
43b、43b 貫入部
50、501、502、 本留め手段
60、601、602 水準器
61 つまみ部
62 貫通孔
70 取り付け具
71 第一取り付け具
72 第二取り付け具
80、80A 水平支持体
81 第一水平支持体
82 第二水平支持体
83、83A 水平支持部
83a 第一水平支持部
83b 第二水平支持部
84、84A、843 第一接続部
85 第三接続部
86、86A、863 第一接続本体
87 歯車
88、883 ダイヤル
90、90A 挟持体
91 第一挟持体
92 第二挟持体
93、93A 挟持部
93a 第一挟持部
93b 第二挟持部
93c、93cA、 凹部
94、94A、943 第二接続部
95 第四接続部
96、96A、963 第二接続本体
97、973 ラック
100 壁
101 天井
102 梁
110、111、112 電気ケーブル

Claims (9)

  1. 建物の壁の内側を通る電路を複数の回路に分ける分電盤であって、
    前記分電盤は前記壁に接する箱部と、
    前記箱部の中に収容された内器であって前記電路と繋がる機器を含む内器と、
    前記箱部を前記箱部の長手方向の側壁が前記壁と直交する水平方向に位置するように維持する水平維持手段であって前記箱部を前記水平方向に位置するように位置決めする水平位置決め手段と前記箱部を前記壁に仮留めする仮留め手段とを含む水平維持手段と、
    仮留めされた前記箱部を前記壁に本留めする本留め手段と、を含む分電盤。
  2. 前記水平位置決め手段は、前記箱部に移動不能に設けられる水準器である請求項1記載の分電盤。
  3. 前記水平位置決め手段は、前記側壁の一部を挟むように前記側壁に取付けられ前記箱部を水平に保持可能な取付け具であり、
    前記取付け具は、
    前記壁に直交する前記建物の水平な部分と接するための水平方向に延びる面を有する水平支持部と前記水平支持部から延びる第一接続部とを含む水平支持体と、
    前記側壁の一部を挟持する挟持部及び前記水平支持部と前記側壁との間の距離を調整可能なように前記挟持部から延びて前記第一接続部と接続される3を含む挟持体と、を備える請求項1記載の分電盤。
  4. 前記第一接続部及び前記第二接続部の一方は、前記水平支持体と前記挟持体とを接続する第一接続本体と、前記第一接続本体に取り付けられ、前記水平支持部と前記箱部との間の距離を調整するために回動する歯車と、前記歯車とともに回動するダイヤルと、を含み、
    前記第一接続部及び前記第二接続部の他方は、前記水平支持体と前記挟持体とを接続する第二接続本体と、前記歯車に係合し前記第二接続本体に設けられるラックと、を含む請求項3記載の分電盤。
  5. 前記水平支持体及び前記挟持体の一方は、前記水平支持体及び前記挟持体の互いを接続して固定するつまみ部を含み、
    前記水平支持体及び前記挟持体の他方は、前記箱部から所定の距離離れた位置に前記つまみ部が挿通することができる貫通孔を含む請求項3記載の分電盤。
  6. 前記水平維持手段は、前記壁に直交する第一の水平部分と、前記第一の水平部分と距離をおいて平行し前記壁に直交する第二の水平部分との間に位置し、
    前記側壁に取り付けられ前記第一の水平部分と接する第一の取り付け具と、前記側壁に相対する他の側壁に取り付けられ前記第二の水平部分に接する第二の取り付け具と、を有し、前記第一の取り付け具と前記第二の取り付け具は、前記箱部を挟んで前記箱部に対して伸張し、
    前記第一の取り付け具及び前記第二の取付け具の一方は、前記第一の水平部分と接するための水平方向に延びる面を有する第一水平支持部と前記第一水平支持部から延びる第一接続部とを含む第一水平支持体と、
    前記側壁の一部を挟持する第一挟持部と前記第一水平支持部と前記側壁との間の距離を調整可能なように前記第一挟持部から延びて前記第一接続部と接続される第二接続部とを含む第一挟持体と、を備え、
    前記第一の取り付け具及び前記第二の取り付具の他方は、
    前記第二の水平部分と接するための水平方向に延びる面を有する第二水平支持部と前記第二水平支持部から延びる第三接続部とを含む第二水平支持体と、
    前記他の側壁の一部を挟持する第二挟持部と前記第二水平支持部と前記他の側壁との間の距離を調整可能なように前記第二挟持部から延びて前記第三接続部と接続される第四接続部とを含む第二挟持体と、を備える請求項1記載の分電盤。
  7. 前記仮留め手段は、両面テープ、ピン部材、釘部材、吸着部材及びこれらの組み合わせを含む請求項1から6記載の分電盤。
  8. 前記仮留め手段は、前記箱部の底面に形成される筒部材と、前記筒部材の中に収容されるコイルばねと、前記コイルばねを圧縮して前記壁に係止可能なピンであって前記コイルばねのコイル部分の内径より大きく、前記筒部材の内径よりも小さい外径を有し、前記筒部材の中を摺動可能な押圧部と前記押圧部から延びて前記壁に貫入可能な貫入部とを有するピンと、を含む請求項1から7記載の分電盤。
  9. 請求項1から8に記載の分電盤の取り付け方法であって、
    前記箱部を前記建物の前記壁に当てて前記水平位置決め手段により前記箱部の位置を水平に位置決めする水平位置決め工程と、
    前記箱部を前記仮留め手段により前記壁に仮留めする仮留め工程と、
    前記箱部を固定する本留め工程と、含む前記分電盤の取り付け方法。
JP2007109541A 2007-04-18 2007-04-18 分電盤 Pending JP2008271671A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007109541A JP2008271671A (ja) 2007-04-18 2007-04-18 分電盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007109541A JP2008271671A (ja) 2007-04-18 2007-04-18 分電盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008271671A true JP2008271671A (ja) 2008-11-06

Family

ID=40050475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007109541A Pending JP2008271671A (ja) 2007-04-18 2007-04-18 分電盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008271671A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012075811A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Hitachi Aloka Medical Ltd 骨塩量測定装置及びその位置決め方法
CN113848406A (zh) * 2021-09-16 2021-12-28 广东电网有限责任公司 一种检测装置
CN115395376A (zh) * 2022-08-26 2022-11-25 国网江苏省电力有限公司连云港市赣榆区供电分公司 一种基于配电箱的用电信息管理装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012075811A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Hitachi Aloka Medical Ltd 骨塩量測定装置及びその位置決め方法
CN113848406A (zh) * 2021-09-16 2021-12-28 广东电网有限责任公司 一种检测装置
CN115395376A (zh) * 2022-08-26 2022-11-25 国网江苏省电力有限公司连云港市赣榆区供电分公司 一种基于配电箱的用电信息管理装置
CN115395376B (zh) * 2022-08-26 2024-04-30 国网江苏省电力有限公司连云港市赣榆区供电分公司 一种基于配电箱的用电信息管理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10204609B2 (en) Connector for attaching a pedal for an electrophonic instrument to a pedal board
KR101675068B1 (ko) 계측장비를 위한 높이 조절 스탠드 어셈블리
CN101236147B (zh) 按键测试机
US20120212236A1 (en) Testing device for computer connector
KR101861603B1 (ko) 계측장비의 자동 높이 조절이 가능한 계측장비용 스탠드 어셈블리
WO2013115754A2 (en) Wall mounting and alignment device
JP2008271671A (ja) 分電盤
DE202012002111U1 (de) Bohrschablone für Hohlwanddosen
CN116224034A (zh) 一种柔性电子线路板fct测试系统
JP2010261765A (ja) 振動特性試験装置および振動特性試験方法
WO2008102392A9 (en) An indicator device for indicating features of surgical staples corresponding to an adjustable staple height
GB0616565D0 (en) An adjustable mount
US20120018600A1 (en) Hangar Mounting Assembly With Adjustable Height Gages
CN102411109A (zh) 测试装置
US8943704B1 (en) Apparatus for locating fixture boxes and the like
KR101194331B1 (ko) 실험장비용 크래들
CN102645331B (zh) 把手销钉检测治具
ATE388856T1 (de) Gerätehaltekonsole mit universell verstellbarer halteplatte
TW201234003A (en) Connector testing device
JP2008169631A (ja) 建築部材の取付孔位置出し装置
TW201009314A (en) Impact testing apparatus
CN202599646U (zh) 把手销钉检测治具
CN210863128U (zh) 疲劳测试设备
CN205067074U (zh) 测头压力调整座
CN110658441A (zh) 一种cpci印制板测试机箱