JP2008271383A - 無線認証システムおよびそのセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】検知対象の移動空間に沿って複数のセンサが配置され、前記検知対象に携行される無線タグがいずれかのセンサと通信を行ってゆくことで前記検知対象の移動を検出するようにした無線認証システムにおいて、運用開始の同期を自動的に得られるようにする。
【解決手段】スロット選択や周波数ホッピングの切掛けとなるフレーム同期を、最初のセンサS1がフレーム同期信号を送信し、それを受信した後続のセンサS2,S3,・・が自機の同期を取って前記フレーム同期信号を再送信することを繰返してゆくことで、末端のセンサまで行き渡らせる。したがって、有線による同期などによらず、任意の1台の切掛けとなるセンサから、前記フレーム同期が末端のセンサまで波紋のように拡がってゆき、自動的に総てのセンサの同期を得て、システム運用を開始することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線タグ(子局)を携帯したユーザや前記無線タグが貼付けられた商品などの検知対象を、前記無線タグがセンサ(親局、リーダー)と通信を行うことで検出するようにした無線認証システムおよびそのセンサに関し、特に前記無線タグの所在や通過した軌跡を検知できるように、前記検知対象の移動空間に沿って複数のセンサが隣接するセンサ間でそれぞれの検知対象エリアの一部が相互に重なるように配置されて、漏れなく検知するようにしたものに関する。
従来から、入退室管理用途などに、ユーザが携帯したり、商品に貼付けられた前記無線タグ(子局)をセンサ(親局、リーダー)で検知して、適切なサービスを行う無線認証システムが使用されている。たとえば、前記ユーザが携帯する無線タグとの間で認証処理を実行して、近傍の自動ドアに開閉制御をかける入退室制御のシステムであったり、携帯型コンピュータ等の資産に取付けた無線タグを出入り口に設置したセンサで検知することで資産の持ち出し管理を行う資産管理システムであったり、荷物パレットなどに取り付けた無線タグを物流の拠点毎に検出して荷物の所在を管理する物流管理システムなどである。
ところが、これらのシステムは、移動する無線タグを点で管理するものであり、通常、前記センサは空間的に離れて設置されることになる。しかしながら、この無線タグを利用して、人や物を面で管理する用途、たとえばオフィス内での在室管理や位置検出などを行うことを考える場合、検知対象の移動空間に沿って複数のセンサを配置する必要がある。この場合、センサ間で無線タグとの通信の干渉を防止するために、たとえば特許文献1のようにセンサ毎に使用する周波数CHを変えることが考えられる。前記特許文献1では、子局(無線タグ)が干渉を検知すると、親局(センサ)にチャネルホップさせることで干渉を回避させている。
特許第3405322号公報
上述の従来技術では、センサ毎に使用する周波数CHを自動的に設定することが可能で、センサの新設作業や追加作業の手間を或る程度省略することができるが、時分割多元接続(TDMA)のようにセンサ間に厳密な同期を要する場合、その同期が取れないと干渉してしまう。したがって、システム運用を開始する前には、設定モードにして、センサ間を有線で接続して同期を取る等、煩雑な作業が必要で、また運用中にずれが生じた場合、各センサが周囲のセンサの同期信号とのずれを検知し、タイミングを調整してゆくと、調整の基準となったセンサのずれが大きければ、誤差が拡大してゆくことになる。
本発明の目的は、有線による同期によらず、自動的に総てのセンサの同期を得てシステム運用を開始することができる無線認証システムおよびそのセンサを提供することである。
本発明の無線認証システムおよびそのセンサは、検知対象の移動空間に沿って複数のセンサが配置され、前記検知対象に携行される無線タグがいずれかのセンサと通信を行ってゆくことで前記検知対象の移動を検出するようにした無線認証システムにおいて、前記各センサは、他のセンサから送信されるフレーム同期信号を受信する同期信号検出処理部と、前記同期信号検出処理部で得られたフレーム同期信号から自機内の同期タイミングを調整する同期タイミング調整処理部と、前記同期タイミング調整処理部で得られた自機の同期タイミングで、次の送信フレームに前記フレーム同期信号を再送信する同期信号出力処理部とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、無線タグを携帯したユーザや無線タグが貼付けられた商品などの検知対象を、その所在や通過した軌跡を検知できるように、前記検知対象の移動空間に沿って複数のセンサが配置され、前記検知対象に携行される無線タグがいずれかのセンサと通信を行ってゆくことで前記検知対象の移動を検出するようにした無線認証システムにおいて、前記各センサ間で共通の無線通信帯域を使用して時分割多元接続(TDMA)や周波数分割多元接続(FDMA)などで前記無線タグと通信を行う際に、各センサ間の干渉を防止するためにスロット選択(TDMA)や周波数ホッピング(FDMA)を行うにあたって、そのスロット選択や周波数ホッピングの切っ掛けとなるフレーム同期を、或るセンサからフレーム同期信号を送信し、それを受信した後続のセンサが自機の同期を取って前記フレーム同期信号を再送信することを繰返してゆくことで、末端のセンサまで行き渡らせる。
したがって、有線による同期などによらず、任意の1台の切っ掛けとなるセンサから、前記フレーム同期が末端のセンサまで波紋のように拡がってゆき、自動的に総てのセンサの同期を得て、システム運用を開始することができる。
また、本発明の無線認証システムは、前記同期信号検出処理部において、1フレーム内に複数のフレーム同期信号を受信すると、前記同期タイミング調整処理部は最も遅いフレーム同期信号に同期することを特徴とする。
上記の構成によれば、分岐等で複数のフレーム同期信号を受信した場合、先に受信したフレーム同期信号に同期してしまうと、次のフレームでは後に受信したフレーム同期信号に対して再び同期をやり直さなければならず、最も遅いフレーム同期信号に同期しておくことで、速やかにシステム全体の同期を得ることができる。
さらにまた、本発明の無線認証システムでは、前記同期信号出力処理部から出力されるフレーム同期信号には、送信元のセンサの識別情報が含まれており、前記同期信号検出処理部は、受信されたフレーム同期信号における識別情報を記憶しておき、前記同期信号出力処理部から自機のフレーム同期信号が送信されると、その送信前に受信されていたセンサからのフレーム同期信号は破棄し、その送信後に受信されたセンサからのフレーム同期信号に対して、前記同期タイミング調整処理部に与えることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記同期信号出力処理部から出力されるフレーム同期信号に送信元のセンサの識別情報を含めておき、これによって自機のフレーム同期信号の送信前に受信していたフレーム同期信号の送信元のセンサは自機より上位と判定することができ、送信後に受信されたフレーム同期信号の送信元のセンサは自機より下位と判定することができる。
したがって、前記同期信号検出処理部が、受信されたフレーム同期信号が上位側のセンサからのものであるときには前記同期タイミング調整処理部による再度のタイミング調整および前記同期信号出力処理部による再度のフレーム同期信号の送信を行わないのに対して、下位側のセンサからのものであるときには前記タイミング調整およびフレーム同期信号の送信を、繰返し行わせる。これによって、末端のセンサにフレーム同期信号が伝送されるまで、逐次途中のセンサで送信されたフレーム同期信号への同期は繰返すものの、最終的には、その末端のセンサからのフレーム同期信号のタイミングに上位側のセンサのタイミングが総て一致することになり、各センサが順に同期を取ることによる同期誤差の蓄積を解消して、干渉を防ぐことが可能になる。また、同期開始当初に後続のセンサのタイミングが自機より遅れても、最終的にそのタイミングに一致させるので、前記遅れによって空いたフレーム間の隙間を詰めることで、1フレーム周期がむやみに長くなってしまうことによる無線タグに対する応答性の低下を抑えることができる。
本発明の無線認証システムおよびそのセンサは、以上のように、無線タグを携帯したユーザや無線タグが貼付けられた商品などの検知対象を、その所在や通過した軌跡を検知できるように、前記検知対象の移動空間に沿って複数のセンサが配置され、前記検知対象に携行される無線タグがいずれかのセンサと通信を行ってゆくことで前記検知対象の移動を検出するようにした無線認証システムにおいて、前記各センサ間で共通の無線通信帯域を使用して時分割多元接続や周波数分割多元接続などで前記無線タグと通信を行う際に、各センサ間の干渉を防止するためにスロット選択や周波数ホッピングを行うにあたって、そのスロット選択や周波数ホッピングの切っ掛けとなるフレーム同期を、或るセンサからフレーム同期信号を送信し、それを受信した後続のセンサが自機の同期を取って前記フレーム同期信号を再送信することを繰返してゆくことで、末端のセンサまで行き渡らせる。
それゆえ、有線による同期などによらず、任意の1台の切っ掛けとなるセンサから、前記フレーム同期が末端のセンサまで波紋のように拡がってゆき、自動的に総てのセンサの同期を得て、システム運用を開始することができる。
また、本発明の無線認証システムは、以上のように、分岐等で複数のフレーム同期信号を受信した場合、先に受信したフレーム同期信号に同期してしまうと、次のフレームでは後に受信したフレーム同期信号に対して再び同期をやり直さなければならず、最も遅いフレーム同期信号に同期しておくことで、速やかにシステム全体の同期を得ることができる。
さらにまた、本発明の無線認証システムは、以上のように、前記フレーム同期信号に送信元のセンサの識別情報を含めておき、受信されたフレーム同期信号が上位側のセンサからのものであるときには再度のタイミング調整および再度のフレーム同期信号の送信を行わないのに対して、下位側のセンサからのものであるときには前記タイミング調整およびフレーム同期信号の送信を再度行う。
それゆえ、末端のセンサにフレーム同期信号が伝送されるまで、逐次途中のセンサで送信されたフレーム同期信号への同期は繰返すものの、最終的には、その末端のセンサからのフレーム同期信号のタイミングに上位側のセンサのタイミングが総て一致することになり、各センサが順に同期を取ることによる同期誤差の蓄積を解消して、干渉を防ぐことが可能になる。また、同期開始当初に後続のセンサのタイミングが自機より遅れても、最終的にそのタイミングに一致させるので、前記遅れによって空いたフレーム間の隙間を詰めることで、1フレーム周期がむやみに長くなってしまうことによる無線タグに対する応答性の低下を抑えることができる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の一形態に係る無線認証システムの構成を示すブロック図である。この無線認証システムは、検知対象であるユーザの移動空間1に沿って複数のセンサS1,S2,S3,S4,S5,・・・(総称するときは、以下参照符号Sで示す)が配置され、前記ユーザに携行される無線タグTGがいずれかのセンサSと通信を行ってゆき、その検知結果が上位装置2でモニタされることで、該上位装置2によってユーザの所在や通過した軌跡を検知するものである。前記各センサSは、天井などに取付けられ、その検知対象エリアA1,A2,A3,A4,A5,・・・(総称するときは、以下参照符号Aで示す)は、そのようなユーザを漏れなく検知できるように、隣接するセンサS間でその一部が相互に重なるように配置されている。無線タグTGは、前記検知対象エリアA内であれば、どこに移動してもその検知対象エリアAを有するセンサSで検知可能となっている。
そして、本実施の形態では、各センサSが共通の無線通信帯域を使用してTDMA−TDD方式で前記無線タグTGと通信を行うにあたって、各センサSは、相互に隣接するセンサS間で相互に異なるサブフレームを使用して無線タグと通信を行う。そのサブフレームは、各センサS間の通信によって、干渉を回避できるように自動的に設定される。
各サブフレームは、図2で示すように、フレーム同期信号と、それに続く予め定める複数のタイムスロットとを備えて構成されており、新たに検知対象エリアAに入った無線タグはサブフレーム後半の1または複数の任意の空きスロットで自機の識別情報IDを送信し、それを各センサSが受信すると、次のフレームで回ってきたサブフレームの同期信号中に、タグ送信スロット番号(タグIDとスロット番号との組)に、総スロット数を含めて送信し、どの無線タグがどのスロットで応答すべきかを指定しておく。各無線タグが指定のスロットで応答することで、その無線タグの情報が各センサSで認識される。
設置作業やセンサSの追加作業時には、先ず各センサS間のサブフレーム設定を、後述する設定釦の操作や無線(リモコン)での設定指示などに応答して、各センサSが上述のように相互に干渉しないサブフレームを選択するように行う。前記各センサSは、通信にUHF帯などを使用して、その検知対象エリアAは、隣接するセンサ間の干渉を防止するために、通常、直径で7m程度であるが、初期設定やセンサの追加などによる設定モードでは、送信パワーと受信感度との少なくとも一方を大きくすることで、たとえば送信パワーまたは受信感度を4倍として、図1において、参照符号A1’,A2’,A3’,A4’ ,A5’,・・・(総称するときは、以下参照符号A’で示す)で示すように到達範囲を2倍とし、前記検知対象エリアAがぎりぎり重なるようにセンサSの間隔を広げて設置しても、サブフレーム設定は充分な通信品質で確実に行えるようになっている。
サブフレームの設定動作が終了すると、次に、各センサ間のフレーム同期を取って、システムの運用が開始される。図3は、その同期処理の動作を説明するためのタイミングチャートである。先ず、設定を開始したセンサ(図3の例ではS1)は、自機で決めたフレームタイミングでフレーム同期信号の送信を開始する。そのフレーム同期信号を受信した後続のセンサS2,S3,・・・が自機の同期を取って、予め規定されるサブフレーム期間W1毎に前記フレーム同期信号を再送信することを繰返してゆくことで、末端のセンサ(図3の例ではS5)まで前記フレーム同期が行き渡るようになっている。
具体的には、前記フレーム同期信号には、無線タグTGとの通信のために、サブフレーム番号、総サブフレーム数のデータが含まれており、フレーム同期信号を受信した他のセンサは、その同期信号が出力されているサブフレーム番号と、総サブフレーム数とを取得し、受信タイミングに同期して、取得したサブフレーム番号からカウントを開始する。それで総サブフレーム数分だけカウントした時点で、次のフレームへの切換わりを判定し、選択されたサブフレームとなると、前記図2で示すようなタイミングで送受信を行う。
これによって、有線による同期などによらず、任意の1台の切っ掛けとなるセンサ(S1)から、前記フレーム同期が末端のセンサ(S5)まで波紋のように拡がってゆき、自動的に総てのセンサS1〜S5の同期を得て、システム運用を開始することができる。
注目すべきは、本実施の形態では、センサS5で示すように、1つのサブフレーム(特許請求の範囲のフレームに相当する)内に複数のフレーム同期信号(図3の例では、S3,S4から)を受信すると、最も遅いフレーム同期信号(図3の例では、S4から)に同期することである。したがって、分岐等で前記センサS5が複数のフレーム同期信号(S3,S4)を受信した場合、先に受信したフレーム同期信号(S3)に同期してしまうと、次のフレームでは後に受信したフレーム同期信号(S4)に対して再び同期をやり直さなければならなくなるのに対して、最も遅いフレーム同期信号(S4)に同期しておくことで、速やかにシステム全体の同期を得ることができる。
また、自機が同期したフレームタイミングより遅れて、他のセンサ(S4)からフレーム同期信号を受信した場合(S3)、それに合わせてフレームタイミングを遅らせることでも、速やかにシステム全体の同期を得ることができる。
前記サブフレーム期間W1は上述のように予め規定されており、前記フレーム同期信号のタイミングのずれW2は、各センサSにおける無線通信回路やマイコンの立上がりの微妙なずれによって生じる。なお、無線通信による遅延もあるが、距離や変調方式などによって異なり、ここではその説明を省略する。こうして、第1のフレームF1で各センサS間の同期が取られると、第2のフレームF2以降、システムは同期が取られた状態で運用される。
したがって、分岐部分等で複数のフレーム同期信号を受信した場合、先に受信したフレーム同期信号に同期してしまうと、次のフレームでは後に受信したフレーム同期信号に対して再び同期をやり直さなければならず、上述のように最も遅いフレーム同期信号に同期しておくことで、速やかにシステム全体の同期を得ることができる。
図4は、上述のような機能を実現するセンサSの一構成例を示すブロック図である。このセンサSは、他のセンサおよび無線タグTGと通信を行い、無線通信部である無線信号送受信部11と、前記無線信号送受信部11を介して、他のセンサとの間で相互に干渉しないようにサブフレームの選択動作を行うとともに、上述のようなフレーム同期処理を行うフレーム管理部12と、ユーザインタフェイス13と、前記無線信号送受信部11を介して無線タグTGと通信を行い、それを認証するタグ管理部14と、前記タグ管理部14で得られた認証データを前記上位装置2へ送信するとともに、前記上位装置2からこのセンサSの制御データを受信するネットワークインタフェイス15とを備えて構成される。
フレーム管理部12は、先ず他のセンサと通信を行い、上述のように相互に干渉しないように自機で使用すべきサブフレームを選択するサブフレーム割当て処理部21と、上述のようにしてフレーム同期を取るフレーム同期部23と、サブフレーム選択動作の終了を判定する設定終了検知部24と、該フレーム管理部12全体を制御する送受信管理部25とを備えて構成される。
前記ユーザインタフェイス13は、たとえば通常の無線タグTGの検知動作中であることを表示し、また前記サブフレーム選択動作中であることや、その選択動作が正常に終了したか不調に終わったかなどをランプ表示などでユーザへ報知する状態表示手段31と、異常の発生や不審な無線タグを検知すると警報を発したり、無線タグTGを正常に認識できてドアの解錠などを行うことを通知するブザーなどの警報/通知音発生装置32と、設定釦やスタート釦などの設定スイッチ33とを備えて構成される。
前記設定スイッチ33の設定釦やスタート釦の操作によってサブフレーム選択動作を開始すると、状態表示手段31がそのことを表示するとともに、サブフレーム割当て処理部21が前述のように他のセンサと通信を行いながら、空いているサブフレームを選択して、自機で使用すべきスロットに割当てる。こうしてサブフレームの選択処理が終了したことが設定終了検知部24において検知されると、状態表示手段31で表示されるとともに、正常に選択処理が終了していると、フレーム同期部23に上述のような同期処理を行わせ、通常の無線タグの検知モードとなる。
通常の無線タグの検知モードでは、タグ管理部14が無線信号送受信部11に、前記サブフレーム割当て処理部21で選択されたサブフレームの前記同期信号に質問信号を含めて送信させ、無線タグTGから応答信号を受信すると、その無線タグTGのIDが予め登録されているものか否かを判断し、解錠動作などを行う。
前記同期処理では、フレーム同期部23のフレーム同期信号検出処理部231が、前記送受信管理部25で受信されたフレーム同期信号から、上述のように前記サブフレーム番号および総サブフレーム数のデータを取得するとともに、受信タイミングに同期して、取得したサブフレーム番号からカウントを開始し、総サブフレーム数分だけカウントした時点で、次のフレームへの切換わりを判定し、同期タイミング調整処理部232が自機のタイミングがシステムのタイミングに一致するように、前記送受信スロット管理部25を制御することで同期が得られている。このとき、同期タイミング調整処理部232は、1つのサブフレーム内に複数のフレーム同期信号を受信すると、最も遅いフレーム同期信号に同期する。また、自機が同期したフレームタイミングより遅れて、他のセンサからフレーム同期信号を受信した場合、それに合わせてフレームタイミングを遅らせる。そして、フレーム同期信号出力処理部233が、選択されたサブフレームとなると、前記図3で示すようなフレーム同期信号を送信して、図2で示すような複数のタイムスロットで無線タグTGからの応答信号を待受ける。
[実施の形態2]
図5は、本発明の実施の他の形態に係る無線認証システムにおける同期処理の動作を説明するためのタイミングチャートである。本実施の形態のセンサには、前述の図1で示す構成のセンサを用いることができ、前記同期処理の手法が、前述の図3とこの図5とで異なるだけである。注目すべきは、本実施の形態では、前記フレーム同期信号出力処理部233から出力されるフレーム同期信号には、送信元のセンサの識別情報IDが含まれており、前記フレーム同期信号検出処理部231は、受信されたフレーム同期信号における識別情報IDを記憶しておき、前記フレーム同期信号出力処理部233から自機のフレーム同期信号が送信されると、その送信前に受信されていたセンサからのフレーム同期信号は破棄し、その送信後に受信されたセンサからのフレーム同期信号に対して、前記同期タイミング調整処理部232に与えることである。
すなわち、前記フレーム同期信号出力処理部233から出力されるフレーム同期信号に送信元のセンサの識別情報IDを含めておくことで、自機のフレーム同期信号の送信前に受信していたフレーム同期信号の送信元のセンサは自機より上位と判定することができ、送信後に受信されたフレーム同期信号の送信元のセンサは自機より下位と判定することができる。これを利用して、前記フレーム同期信号検出処理部231が、受信されたフレーム同期信号が下位側のセンサからのものであるときには、前記同期タイミング調整処理部232に自機のタイミング調整を行わせるとともに、前記フレーム同期信号出力処理部233から出力させるフレーム同期信号も、そのタイミングに一致させる。具体的には、図5では、フレームF1において、同じサブフレーム内で自機より遅れたフレーム同期信号(S4)を受信したセンサS3が、それに合わせて、次のフレームF2においてフレームタイミングを遅らせると、上位のセンサS2はそれを検知し、同様に次のフレームF3においてフレームタイミングを遅らせ、さらに次のフレームF4においてセンサS1がフレームタイミングを遅らせている。
ここで、受信されたフレーム同期信号が上位側のセンサからのものであるときには前記フレーム同期タイミング調整処理部232による再度のタイミング調整および前記フレーム同期信号出力処理部233による再度のフレーム同期信号の送信を行わないようになっており、該上位側のセンサがタイミングを遅らせたことで、再び下位側のセンサがタイミングを遅らせ、それによって再び上位側が遅らせるような不具合を防止することができる。
これによって、末端のセンサS5にフレーム同期信号が伝送されるまで、逐次途中のセンサで送信されたフレーム同期信号への同期は繰返すものの、最終的には、その末端のセンサS5からのフレーム同期信号のタイミングに上位側のセンサS4〜S1のタイミングが総て一致することになり、各センサSが順に同期を取ることによる同期誤差の蓄積を解消して、干渉を防ぐことが可能になる。また、同期開始当初に後続のセンサ(S4)のタイミングが自機(S2)より遅れても、最終的にそのタイミングに一致させるので、前記遅れによって空いたフレーム間の隙間(W2)を詰めることで、1フレーム周期がむやみに長くなってしまうことによる無線タグTGに対する応答性の低下を抑えることができる。
本発明の実施の一形態に係る無線認証システムの構成を示すブロック図である。 前記無線認証システムにおけるサブフレーム構成の一例を説明するための図である。 本発明の実施の一形態に係る各センサの同期処理動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施の一形態に係るセンサの一構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の他の形態に係る無線認証システムにおける同期処理動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 移動空間
2 上位装置
11 無線信号送受信部
12 スロット選択部
13 ユーザインタフェイス
14 タグ管理部
15 ネットワークインタフェイス
21 サブフレーム割当て処理部
23 フレーム同期部
231 フレーム同期信号検出処理部
232 同期タイミング調整処理部
233 フレーム同期信号出力処理部
24 設定終了検知部
25 送受信管理部
31 状態表示手段
32 警報/通知音発生装置
33 設定スイッチ
A1,A2,A3,A4,A5,・・・ 検知対象エリア
S1,S2,S3,S4,S5,・・・ センサ
TG 無線タグ

Claims (4)

  1. 検知対象の移動空間に沿って複数のセンサが配置され、前記検知対象に携行される無線タグがいずれかのセンサと通信を行ってゆくことで前記検知対象の移動を検出するようにした無線認証システムにおいて、
    前記各センサは、
    他のセンサから送信されるフレーム同期信号を受信する同期信号検出処理部と、
    前記同期信号検出処理部で得られたフレーム同期信号から自機内の同期タイミングを調整する同期タイミング調整処理部と、
    前記同期タイミング調整処理部で得られた同期タイミングで、次の送信フレームに前記フレーム同期信号を再送信する同期信号出力処理部とを含むことを特徴とする無線認証システム。
  2. 前記同期信号検出処理部において、1フレーム内に複数のフレーム同期信号を受信すると、前記同期タイミング調整処理部は最も遅いフレーム同期信号に同期することを特徴とする請求項1記載の無線認証システム。
  3. 前記同期信号出力処理部から出力されるフレーム同期信号には、送信元のセンサの識別情報が含まれており、
    前記同期信号検出処理部は、受信されたフレーム同期信号における識別情報を記憶しておき、前記同期信号出力処理部から自機のフレーム同期信号が送信されると、その送信前に受信されていたセンサからのフレーム同期信号は破棄し、その送信後に受信されたセンサからのフレーム同期信号に対して、前記同期タイミング調整処理部に与えることを特徴とする請求項1または2記載の無線認証システム。
  4. 検知対象の移動空間に沿って複数のセンサが配置され、前記検知対象に携行される無線タグがいずれかのセンサと通信を行ってゆくことで前記検知対象の移動を検出するようにした無線認証システムのセンサにおいて、
    他のセンサから送信されるフレーム同期信号を受信する同期信号検出処理部と、
    前記同期信号検出処理部で得られたフレーム同期信号から自機内の同期タイミングを調整する同期タイミング調整処理部と、
    前記同期タイミング調整処理部で得られた同期タイミングで、次の送信フレームに前記フレーム同期信号を再送信する同期信号出力処理部とを含むことを特徴とするセンサ。
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