JP2008271367A - 放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログチューナからデジタルチューナに、またはデジタルチューナからアナログチューナに切り換えた場合でも、それぞれデフォルトの音量が同じになるように設定することができる放送受信装置を提供する。
【解決手段】制御部は、アナログチューナによるアナログ放送受信に切り換えられている場合の第1のアナログ音声信号と、デジタルチューナによるデジタル放送受信に切り換えられている場合の第2のアナログ音声信号とのレベル差を算出し、そのレベル差を例えば第2のアナログ音声信号のオフセット値とする。したがって、アナログチューナからデジタルチューナに切り換えた場合でも、オフセット値により、それぞれデフォルトの音量が同じになるように設定することができ、これにより、アナログ放送受信からデジタル放送受信に、デジタル放送受信からアナログ放送受信に切り換えたときに、音量を調整し直す必要がなくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アナログ方式のテレビ放送信号を受信するアナログチューナと、デジタル方式のテレビ放送信号を受信するデジタルチューナとを備えた放送受信装置に関し、特に、アナログ放送受信からデジタル放送受信に、またはデジタル放送受信からアナログ放送受信に、切り換えられたときのデフォルトの音量の設定機能に関する。
近年、テレビ放送では、従来のアナログ放送に加え、地上波デジタル放送が普及しつつある。したがって、テレビジョン受像機やハードディスクレコーダあるいはDVDレコーダでは、アナログ方式のテレビ放送信号を受信するアナログチューナと、デジタル方式のテレビ放送信号を受信するデジタルチューナとを備えた放送受信装置が搭載されている。
ところで、この種の従来の放送受信装置のオーディオ系は、例えば、次のような構成を有する。即ち、従来の放送受信装置のオーディオ系は、アンテナで受信したアナログ放送の電波によるアナログ放送信号を入力して所望の放送局のアナログ放送信号を抽出するアナログチューナ、アンテナで受信したデジタル放送の電波によるデジタル放送信号を入力して所望の放送局のデジタル放送信号を抽出するデジタルチューナ、アナログチューナから出力されたアナログ放送信号に含まれるアナログ映像信号とアナログ音声信号とを抽出するアナログ信号処理部、デジタルチューナから出力されたデジタル放送信号に含まれるデジタル映像信号とデジタル音声信号とを抽出するデジタル信号処理部、およびデジタル信号処理部から出力されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換部を備えている。
更に、放送受信装置のオーディオ系は、アナログ信号処理部からのアナログ音声信号(以下、第1のアナログ音声信号と言う)またはD/A変換部からのアナログ音声信号(以下、第2のアナログ音声信号と言う)を選択して出力する音声信号選択部、この音声信号選択部で選択された第1のアナログ音声信号または第2のアナログ音声信号を増幅する音声増幅部、この音声増幅部8からの音声信号を電力増幅してスピーカに供給する音声出力部、装置全体を制御する制御部、この制御部の制御に必要なデータを格納するメモリ、出力音量を調整するための電子ボリューム、リモコンからの赤外線の操作信号を受光して電気信号の操作信号に変換し電気信号の操作信号を制御部に入力する受光部、および装置本体に設けられている本体操作部を備えている。
特開2007−37026号公報 特開2006−19770号公報 特開2002−112145号公報
ところが、このような従来の放送受信装置においては、アナログ放送受信時とデジタル放送受信時とでは、同じ放送局の放送を視聴したとき、出力音声に関して音量差を生じる場合がある。このような音量差を生じる原因は、アナログチューナ、アナログ信号処理部、デジタルチューナ、デジタル信号処理部、D/A変換部などのダイナミックレンジの関係で、アナログ系の構成要素であるアナログチューナおよびアナログ信号処理部などにより出力されたアナログ音声信号(第1のアナログ音声信号)のレベルと、デジタル系の構成要素であるデジタルチューナとデジタル信号処理部とD/A変換部などにより出力されたアナログ音声信号(第2のアナログ音声信号)のレベルとの差によって生じる。
したがって、アナログ放送受信時に、例えば、リモコンの音量キーを操作して調整した音量であっても、デジタル放送に切り換えたときに、以前よりも音量が大きくなったり、あるいは小さくなったりする場合があるので、もう一度、リモコンの音量キーを操作して音量を調整し直さなければならないので、ユーザにとっては面倒であるという課題があった。
なお、特許文献1の従来技術では、アナログチューナおよびデジタルチューナにより所望の2番組を選択的に受信し、音量レベル解析部で番組間の音量レベルを一定時間解析し、この解析により2番組間の音量レベルに差があるときに音量レベル差を予め定めた基準レベル差以内に抑えるようにオーディオボリュームを調整するようにしている。しかし、この従来技術は、アナログチューナからデジタルチューナに、またはデジタルチューナからアナログチューナに切り換えた場合に、それぞれデフォルトの音量が同じになるように設定する機能については開示されていない。
特許文献2の従来技術では、以前に受信したソースと同じソースが受信されたときには、メモリ部のテーブルから前記ソースに対応した音量データを読み出して音量制御部に供給し、これにより、同じソースに対しては、同じ音量になるように自動的に調整するようにしているが、この従来技術も、アナログチューナからデジタルチューナに、またはデジタルチューナからアナログチューナに切り換えた場合に、それぞれデフォルトの音量が同じになるように設定する機能については開示されていない。
特許文献3の従来技術では、複数の音声信号源の再生音声を所定のレベルに設定するようにしているが、この従来技術も、アナログチューナからデジタルチューナに、またはデジタルチューナからアナログチューナに切り換えた場合に、それぞれデフォルトの音量が同じになるように設定する機能については開示されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、アナログチューナからデジタルチューナに、またはデジタルチューナからアナログチューナに切り換えた場合でも、それぞれデフォルトの音量が同じになるように設定することができる放送受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、アナログ方式のテレビ放送信号を受信するアナログチューナと、デジタル方式のテレビ放送信号を受信するデジタルチューナとを備えた放送受信装置において、デフォルト設定操作がされたことを検知したとき、受信する放送信号が、前記アナログチューナによるアナログ放送受信に切り換えられているか、前記デジタルチューナによるデジタル放送受信に切り換えられているかを判定する受信切換判定手段と、前記アナログチューナによるアナログ放送受信に切り換えられていると判定された場合の前記アナログチューナからのアナログ放送信号に含まれるアナログ音声信号である第1のアナログ音声信号と、前記デジタルチューナによるデジタル放送受信に切り換えられていると判定された場合の前記デジタルチューナからのデジタル放送信号に含まれるデジタル音声信号をアナログに変換したアナログ音声信号である第2のアナログ音声信号とのレベル差を算出する音声信号レベル差算出手段と、前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量と、前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量とを同じにするために、前記レベル差を前記第1のアナログ音声信号および前記第2のアナログ音声信号のうちデフォルトの音量が調整される側のアナログ音声信号のオフセット値とし、このオフセット値を用いて、前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量と、前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量とを同じにする処理を行うデフォルト設定手段とを有する制御部を備えたことを特徴とする放送受信装置を提供する。
この構成において、デフォルト設定操作がされたことを検知したとき、受信する放送信号が、前記アナログチューナによるアナログ放送受信に切り換えられているか、前記デジタルチューナによるデジタル放送受信に切り換えられているかが、受信切換判定手段により判定される。前記アナログチューナによるアナログ放送受信に切り換えられていると判定された場合の第1のアナログ音声信号と、前記デジタルチューナによるデジタル放送受信に切り換えられていると判定された場合の第2のアナログ音声信号とのレベル差が、音声信号レベル差算出手段により算出される。そして、そのレベル差が、デフォルトの音量が調整される側のアナログ音声信号のオフセット値とされ、そのオフセット値を用いて、前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量と、前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量とを同じにする処理が、デフォルト設定手段により行われる。
この構成によれば、アナログチューナからデジタルチューナに、またはデジタルチューナからアナログチューナに切り換えた場合でも、それぞれデフォルトの音量が同じになるように設定することができ、これにより、アナログ放送受信からデジタル放送受信に、デジタル放送受信からアナログ放送受信に切り換えたときに、音量を調整し直す必要がなくなり、ユーザにとっては便利になる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、受信する放送信号のアナログ放送受信からデジタル放送受信への切り換え、またはデジタル放送受信からアナログ放送受信への切り換えは、各チャンネル毎に所定時間間隔で行うようにしたので、デフォルト設定処理時には、受信する放送信号のアナログ放送受信からデジタル放送受信への切り換え、またはデジタル放送受信からアナログ放送受信への切り換えが可能になり、ユーザの操作負担を軽減できる。
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明において、前記第1のアナログ音声信号と前記第2のアナログ音声信号とのレベル差は、所定時間での各音声信号の平均レベルとの差を採ったものであるので、そのレベル差は、精度的に高いものとなる。
請求項4の発明では、請求項1または請求項2または請求項3の発明において、前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量と、前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量とを同じにするデフォルトの設定処理のために受信するテレビ放送信号は、試験放送信号であるので、設定されるデフォルトの音量は、かなり精度の高いものとなる。
請求項5の発明では、請求項1の発明において、前記デフォルト設定手段は、アナログ放送受信時およびデジタル放送受信時に、音量調整手段の操作により調整された最適な音量を、アナログ放送受信時の前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量、およびデジタル放送受信時の前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量として設定することが可能な手段を有するので、ユーザが好む最適な音量をデフォルトに設定することが可能になる。
以上のように本発明によれば、アナログチューナからデジタルチューナに、またはデジタルチューナからアナログチューナに切り換えた場合でも、それぞれデフォルトの音量が同じになるように設定することができ、これにより、アナログ放送受信からデジタル放送受信に、デジタル放送受信からアナログ放送受信に切り換えたときに、音量を調整し直す必要がなくなり、ユーザにとっては便利になる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る放送受信装置のオーディオ系の構成を示すブロック図である。
図1において、放送受信装置のオーディオ系は、アナログ放送(アナログ方式のテレビ放送)の電波またはデジタル放送(デジタル方式のテレビ放送)の電波を受信するアンテナ1、このアンテナ1で受信したアナログ放送の電波によるアナログ放送信号を入力して所望の放送局のアナログ放送信号を抽出するアナログチューナ2、このアンテナ1で受信したデジタル放送の電波によるデジタル放送信号を入力して所望の放送局のデジタル放送信号を抽出するデジタルチューナ3、アナログチューナ2から出力されたアナログ放送信号に含まれるアナログ映像信号とアナログ音声信号とを抽出するアナログ信号処理部4、デジタルチューナ3から出力されたデジタル放送信号に含まれるデジタル映像信号とデジタル音声信号とを抽出するデジタル信号処理部5、およびデジタル信号処理部5から出力されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換部6を備えている。
更に、放送受信装置のオーディオ系は、アナログ信号処理部4からのアナログ音声信号(以下、第1のアナログ音声信号と言う)またはD/A変換部6からのアナログ音声信号(以下、第2のアナログ音声信号と言う)を選択して出力する音声信号選択部7、この音声信号選択部7で選択された第1のアナログ音声信号または第2のアナログ音声信号を増幅する音声増幅部8、この音声増幅部8からの音声信号を電力増幅してスピーカ10に供給する音声出力部9、装置全体を制御する制御部11、この制御部11の制御に必要なデータを格納するメモリ12、出力音量を調整するための電子ボリューム14、リモコン16からの赤外線の操作信号を受光して電気信号の操作信号に変換し電気信号の操作信号を制御部11に入力する受光部15、および装置本体に設けられている本体操作部13を備えている。
制御部11は、デフォルト設定操作がされたことを検知したとき、受信する放送信号が、アナログチューナ2によるアナログ放送受信に切り換えられているか、デジタルチューナ3によるデジタル放送受信に切り換えられているかを判定する受信切換判定手段と、アナログチューナ2によるアナログ放送受信に切り換えられていると判定された場合のアナログチューナ2からのアナログ放送信号に含まれるアナログ音声信号である第1のアナログ音声信号と、デジタルチューナ3によるデジタル放送受信に切り換えられていると判定された場合のデジタルチューナ3からのデジタル放送信号に含まれるデジタル音声信号をアナログに変換したアナログ音声信号である第2のアナログ音声信号とのレベル差を算出する音声信号レベル差算出手段と、前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量と、前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量とを同じにするために、前記レベル差を前記第1のアナログ音声信号および前記第2のアナログ音声信号のうちデフォルト音量が調整される側のアナログ音声信号のオフセット値とし、このオフセット値を用いて、前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量と、前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量とを同じにする処理を行うデフォルト設定手段とを有する。
図2は本実施形態においてデフォルトの音量を設定する処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートおよび図1を参照してデフォルトの音量を設定する処理について説明する。
先ず、この放送受信装置に対してデフォルトの音量の設定処理を行うため、例えば、リモコン16または本体操作部13を操作してデフォルトの音量の設定処理を開始させるために、予め決められたキー操作を行うと、制御部11の受信切換判定手段は、デフォルト設定操作がされたことを検知し(ステップS1)、このとき、受信する放送信号が、アナログチューナ2によるアナログ放送受信に切り換えられているか、デジタルチューナ3によるデジタル放送受信に切り換えられているかを判定する(ステップS2,S3)。即ち、受信切換判定手段は、音声信号選択部7がアナログ信号処理部4からのアナログ音声信号(第1のアナログ音声信号)を出力する設定状態になっているか、デジタル信号処理部5からのデジタル音声信号をD/A変換部6でアナログに変換したアナログ音声信号(第2のアナログ音声信号)を出力する設定状態になっているかを判定する。
アナログチューナ2によるアナログ放送受信に切り換えられていると判定された場合、音声信号選択部7は、アナログ信号処理部4からのアナログ音声信号である第1のアナログ音声信号を出力する(ステップS4)。また、デジタルチューナ3によるデジタル放送受信に切り換えられていると判定された場合、音声信号選択部7は、デジタルチューナ3からのデジタル放送信号に含まれるデジタル音声信号をアナログに変換したアナログ音声信号である第2のアナログ音声信号を出力する(ステップS5)。
そして、制御部11の音声信号レベル差算出手段は、アナログチューナ2によるアナログ放送受信に切り換えられていると判定された場合のアナログチューナ2からのアナログ放送信号に含まれるアナログ音声信号である第1のアナログ音声信号と、デジタルチューナ3によるデジタル放送受信に切り換えられていると判定された場合のデジタルチューナ3からのデジタル放送信号に含まれるデジタル音声信号をアナログに変換したアナログ音声信号である第2のアナログ音声信号とのレベル差を算出する(ステップS6)。
即ち、音声信号レベル差算出手段は、第1のアナログ音声信号のレベルを所定時間検出し、第1のアナログ音声信号の平均レベルを算出し、また、第2のアナログ音声信号のレベルを所定時間検出し、第2のアナログ音声信号の平均レベルを算出し、前記算出された第1のアナログ音声信号の平均レベルと前記算出された第2のアナログ音声信号の平均レベルとの差を算出する。
そして、制御部11のデフォルト設定手段は、前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量と、前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量とを同じにするために、前記レベル差を前記第1のアナログ音声信号および前記第2のアナログ音声信号のうちデフォルト音量が調整される側のアナログ音声信号のオフセット値とし、このオフセット値をデジタル化してメモリ12に格納する(ステップS7)。また、前記デフォルト設定手段により、アナログ放送受信時およびデジタル放送受信時に、音量調整手段としての電子ボリューム14の操作により調整された最適な音量を、アナログ放送受信時の前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量、およびデジタル放送受信時の前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量として設定することもできる。
次に、他の放送局からのアナログ放送受信およびデジタル放送受信についても同様に、制御部11は、各放送局の第1のアナログ音声信号および第2のアナログ信号に対するオフセット値を求めてメモリ12に格納するために、アナログチューナ2およびデジタルチューナ3に対してチャンネルを切り換え(ステップS8)、各チャンネルに対してデフォルト音量の設定が完了するまで(ステップS9)、ステップS2からステップS8までの処理を繰り返す。
以上説明したデフォルト音量設定処理によれば、アナログチューナからデジタルチューナに、またはデジタルチューナからアナログチューナに切り換えた場合でも、メモリに格納されたオフセット値を用いることにより、それぞれデフォルトの音量が同じになるように設定することができ、これにより、アナログ放送受信からデジタル放送受信に、デジタル放送受信からアナログ放送受信に切り換えたときに、音量を調整し直す必要がなくなり、ユーザにとっては便利になる。
図3は、本実施形態においてアナログ放送受信からデジタル放送受信に切り換えたとき、またはデジタル放送受信からアナログ放送受信に切り換えたときの音声出力の処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートおよび図1を参照してアナログ放送受信からデジタル放送受信に切り換えたとき、またはデジタル放送受信からアナログ放送受信に切り換えたときの音声出力の処理について説明する。なお、ここでは、アナログ放送受信時のデフォルトの音量を基準とし、デジタル放送受信時のデフォルトの音量が、前述したオフセット値に従って調整される場合について説明するが、デジタル放送受信時のデフォルトの音量を基準とし、アナログ放送受信時のデフォルトの音量が、前述したオフセット値に従って調整される場合であっても、同様な効果が得られる。
先ず、アナログ放送受信に切り換えられている場合(ステップM1)、アナログチューナ2は、アンテナ1で受信したアナログ放送の電波によるアナログ放送信号を入力して所望の放送局のアナログ放送信号を抽出する。アナログ信号処理部4は、アナログチューナ2から出力されたアナログ放送信号に含まれるアナログ映像信号とアナログ音声信号とを抽出する。音声信号選択部7は、アナログ信号処理部4からのアナログ音声信号(第1のアナログ音声信号)を選択して出力する。音声増幅部8は、音声信号選択部7で選択された第1のアナログ音声信号を増幅し、更に、音声出力部9は、音声増幅部8からの第1のアナログ音声信号を電力増幅してスピーカ10に供給する。したがって、スピーカ10からは、第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量で音声が出力される(ステップM5)。
次に、アナログ放送受信からデジタル放送受信に切り換えられると(ステップM2)、デジタルチューナ3は、アンテナ1で受信したデジタル放送の電波によるアナログ放送信号を入力して所望の放送局のデジタル放送信号を抽出する。デジタル信号処理部5は、デジタルチューナ3から出力されたデジタル放送信号に含まれるデジタル映像信号とデジタル音声信号とを抽出する。D/A変換部6は、デジタル信号処理部5からのデジタル音声信号をアナログ音声信号(第2のアナログ音声信号)に変換する。音声信号選択部7は、D/A変換部6からの第2のアナログ音声信号を選択して出力する。
ここで、音声増幅部8は、音声信号選択部7で選択された第2のアナログ音声信号を増幅するが、音声増幅部8のゲインがメモリ12に格納されているオフセット値に従って調整されることになる。この調整を行うため、制御部11のデフォルト設定手段は、第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量と、第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量とを同じにするために、両音声信号のレベル差を、第1のアナログ音声信号および第2のアナログ音声信号のうちデフォルト音量が調整される側のアナログ音声信号(この場合、第2のアナログ音声信号)のオフセット値とし、このオフセット値を用いて音声増幅部8のゲインを調整し、第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量と、第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量とを同じにする処理を行う(ステップM3)。
音声信号選択部7で選択された第2のアナログ音声信号が、音声増幅部8にて増幅された後、音声出力部9に入力される。音声出力部9は、音声増幅部8からの第2のアナログ音声信号を電力増幅してスピーカ10に供給する。したがって、スピーカ10からは、第2のアナログ音声信号に対して設定されたデフォルトの音量で音声が出力される(ステップM4)。
以上説明したように、アナログ放送受信からデジタル放送受信に切り換えたとき、またはデジタル放送受信からアナログ放送受信に切り換えたときでも、同じ音量の音声が出力されるので、ユーザは音量調整を行う必要がなく、ユーザにとっては便利である。
図4は本実施形態において試験放送によるアナログ放送受信時のデフォルトの音量の設定処理と試験放送によるデジタル放送受信時のデフォルトの音量の設定処理とを説明するためのフローチャートである。このフローチャートおよび図1を参照して試験放送によるアナログ放送受信時のデフォルトの音量の設定処理と試験放送によるデジタル放送受信時のデフォルトの音量の設定処理とについて説明する。
先ず、この放送受信装置に対してデフォルトの音量の自動設定処理を行うため、例えば、リモコン16または本体操作部13を操作してデフォルトの音量の自動設定処理を開始させるために、予め決められたキー操作を行うと、制御部11の受信切換判定手段は、自動デフォルト設定操作がされたことを検知し(ステップN1)、このとき、受信する試験放送信号が、アナログチューナ2によるアナログ放送受信に切り換えられているか、デジタルチューナ3によるデジタル放送受信に切り換えられているかを判定する(ステップN2,N3)。
即ち、受信切換判定手段は、音声信号選択部7がアナログ信号処理部4からのアナログ音声信号(第1のアナログ音声信号)を出力する設定状態になっているか、デジタル信号処理部5からのデジタル音声信号をD/A変換部6でアナログに変換したアナログ音声信号(第2のアナログ音声信号)を出力する設定状態になっているかを判定する。試験放送信号は、EPG(電子番組表)データによる予約により、各放送局からの試験放送信号を自動的に受信することができる。
アナログ放送受信とデジタル放送受信の切り換えは、制御部11の制御により所定時間間隔で各チャンネル毎に行われる。即ち、制御部11は、アナログチューナ2およびデジタルチューナ3を同じ放送局のチャンネルに設定し、音声信号選択部7からの音声信号出力が各チャンネル毎に所定時間間隔で切り換わるように音声信号選択部7を制御する。
ここで、アナログチューナ2によるアナログ放送受信に切り換えられていると判定された場合(ステップN2)、音声信号選択部7は、アナログ信号処理部4からのアナログ音声信号(第1のアナログ音声信号)を出力する(ステップN4)。また、デジタルチューナ3によるデジタル放送受信に切り換えられていると判定された場合(ステップN3)、音声信号選択部4は、デジタルチューナ3からのデジタル放送信号に含まれるデジタル音声信号をアナログに変換したアナログ音声信号である第2のアナログ音声信号を出力する(ステップN5)。
そして、制御部11の音声信号レベル差算出手段は、アナログチューナ2によるアナログ放送受信に切り換えられていると判定された場合のアナログチューナ2からのアナログ放送信号に含まれるアナログ音声信号である第1のアナログ音声信号と、デジタルチューナ3によるデジタル放送受信に切り換えられていると判定された場合のデジタルチューナ3からのデジタル放送信号に含まれるデジタル音声信号をアナログに変換したアナログ音声信号である第2のアナログ音声信号とのレベル差を算出する(ステップN6)。
即ち、音声信号レベル差算出手段は、第1のアナログ音声信号のレベルを所定時間検出し、第1のアナログ音声信号の平均レベルを算出し、また、第2のアナログ音声信号のレベルを所定時間検出し、第2のアナログ音声信号の平均レベルを算出し、前記算出された第1のアナログ音声信号の平均レベルと前記算出された第2のアナログ音声信号の平均レベルとの差を算出する。
そして、制御部11のデフォルト設定手段は、前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量と、前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量とを同じにするために、前記レベル差を前記第1のアナログ音声信号および前記第2のアナログ音声信号のうちデフォルト音量が調整される側のアナログ音声信号(この場合、第2のアナログ音声信号)のオフセット値とし、このオフセット値をデジタル化してメモリ12に格納する(ステップN7)。
次に、他の放送局からのアナログ放送受信およびデジタル放送受信についても同様に、制御部11は、各放送局の第1のアナログ音声信号および第2のアナログ信号に対するオフセット値を求めてメモリ12に格納するために、アナログチューナ2およびデジタルチューナ3に対してチャンネルを切り換え(ステップN8)、各チャンネルに対してデフォルト音量の設定が完了するまで(ステップN9)、ステップN2からステップN8までの処理を繰り返す。
以上説明したデフォルト音量設定処理によれば、アナログチューナからデジタルチューナに、またはデジタルチューナからアナログチューナに切り換えた場合でも、メモリに格納されたオフセット値を用いることにより、それぞれデフォルトの音量が同じになるように設定することができ、これにより、アナログ放送受信からデジタル放送受信に、デジタル放送受信からアナログ放送受信に切り換えたときに、音量を調整し直す必要がなくなり、ユーザにとっては便利になる。しかも、試験放送信号を用いてデフォルトの音量を設定しているので、第1のアナログ音声信号と第2のアナログ音声信号とのレベル差の精度が高く、これにより、オフセット値も精度が高くなり、この結果、デフォルトの音量の設定の精度も高くなる。
本発明は、アナログチューナとデジタルチューナとを備えた放送受信装置を搭載したテレビジョン受像機やDVDレコーダあるいはハードディスクレコーダなどのデフォルトの音量を設定する機能に利用可能である。
本発明の一実施形態に係る放送受信装置のオーディオ系の構成を示すブロック図である。 前記実施形態においてデフォルトの音量を設定する処理を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態においてアナログ放送受信からデジタル放送受信に切り換えたとき、またはデジタル放送受信からアナログ放送受信に切り換えたときの音声出力の処理を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態において試験放送によるアナログ放送受信時のデフォルトの音量の設定処理と試験放送によるデジタル放送受信時のデフォルトの音量の設定処理とを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
2 アナログチューナ
3 デジタルチューナ
11 制御部(受信切換判定手段、音声信号レベル差算出手段、デフォルト設定手段)
14 電子ボリューム(音量調整手段)

Claims (5)

  1. アナログ方式のテレビ放送信号を受信するアナログチューナと、デジタル方式のテレビ放送信号を受信するデジタルチューナとを備えた放送受信装置において、
    デフォルト設定操作がされたことを検知したとき、受信する放送信号が、前記アナログチューナによるアナログ放送受信に切り換えられているか、前記デジタルチューナによるデジタル放送受信に切り換えられているかを判定する受信切換判定手段と、
    前記アナログチューナによるアナログ放送受信に切り換えられていると判定された場合の前記アナログチューナからのアナログ放送信号に含まれるアナログ音声信号である第1のアナログ音声信号と、前記デジタルチューナによるデジタル放送受信に切り換えられていると判定された場合の前記デジタルチューナからのデジタル放送信号に含まれるデジタル音声信号をアナログに変換したアナログ音声信号である第2のアナログ音声信号とのレベル差を算出する音声信号レベル差算出手段と、
    前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量と、前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量とを同じにするために、前記レベル差を前記第1のアナログ音声信号および前記第2のアナログ音声信号のうちデフォルトの音量が調整される側のアナログ音声信号のオフセット値とし、このオフセット値を用いて、前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量と、前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量とを同じにする処理を行うデフォルト設定手段とを有する制御部を備えたことを特徴とする放送受信装置。
  2. 受信する放送信号のアナログ放送受信からデジタル放送受信への切り換え、またはデジタル放送受信からアナログ放送受信への切り換えは、各チャンネル毎に所定時間間隔で行うことを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 前記第1のアナログ音声信号と前記第2のアナログ音声信号とのレベル差は、所定時間での各音声信号の平均レベルとの差を採ったものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放送受信装置。
  4. 前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量と、前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量とを同じにするデフォルトの設定処理のために受信するテレビ放送信号は、試験放送信号であることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載の放送受信装置。
  5. 前記デフォルト設定手段は、アナログ放送受信時およびデジタル放送受信時に、音量調整手段の操作により調整された最適な音量を、アナログ放送受信時の前記第1のアナログ音声信号によるデフォルトの音量、およびデジタル放送受信時の前記第2のアナログ音声信号によるデフォルトの音量として設定することが可能な手段を有することを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
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