JP2008271176A - ストリーム受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パケット通信網を介して複数のAVストリームを受信して処理することが可能なストリーム受信装置を提供する。
【解決手段】ストリーム受信装置は、パケット受信手段、受信したパケットのプロトコル処理をプログラムソフトで実行するデバイス(イ)およびAV処理をハード処理で実行するデバイス(ロ)で構成し、パケット受信手段は、比較用ヘッダ情報と比較用ヘッダ情報に各々対応する識別IDを格納するテーブルを保持し、比較用ヘッダ情報と受信したパケットに含まれるヘッダ情報を比較し、一致しない場合は受信したパケットをデバイス(イ)に出力し、一致する場合は受信したパケットに格納されているペイロードデータを抽出し、一致した比較用ヘッダ情報に対応する識別IDを付加した後、デバイス(ロ)に出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、パケット通信網を介して映像・音声(以下、AVと称す)ストリームを受信する装置に関するものである。
近年、インターネット網等のパケット通信網が広帯域化されるにより、パケット通信網を経由してAVストリームを受信/視聴するサービスが拡大している。AVストリームを受信/視聴するための端末として、従来はパーソナルコンピュータ(以下、PCと称す)のような高速のホストを搭載した端末が主体であったが、最近ではインターネット接続機能を搭載した家電製品が普及しつつあり、テレビジョン(以下、TVと称す)受像機やDVDレコーダのようなAV機器において、パケット通信網を介してAVストリームを受信/視聴できる機能を搭載することが期待されている。しかし、家電機器に搭載されるホストは、PCの場合と比較して性能面で厳しい制約があり、AVストリームのような広帯域のパケットを受信することが困難であるという課題が存在していた。
この課題を解決するため、例えば、特許文献1には、インターネット機能を備えるTV受像機を発展させたものとして、TV放送の受信アンテナ及びモデムを備え、各々で受信したAVデータを圧縮AVデータとして送出する基地局装置と、基地局装置から送信される圧縮AVデータをデコードして画像表示や音声出力を行うモニタ装置とを無線通信により接続し、所定の通信プロトコルに従って相互にデータの送信/受信を行う送受信システムが提案されている。この送受信システムは、送受信システム内に処理負荷が重いとされる広帯域のAVストリームなどのデータと、処理負荷が軽いとされる狭帯域の非AVストリームなどのデータとを振り分ける手段(第1/第2ルータ)を有し、通信プロトコル処理をハードウェア(第1/第2通信プロトコル処理部)とソフトウェア(第1/第2制御部)の両者によって実行可能なように構成され、これによって、AVストリームなどのデータについては、ハードウェアによって通信プロトコル処理を実行することで高速に処理し、非AVストリームなどのデータについては、拡張性が高いソフトウェアによって実行するように、データの種別に応じて使い分けを行うことにより、AVストリームのような広帯域のパケットを受信することを可能にするとともに、送信装置及び受信装置を含む送受信システムの拡張性を高めることができる技術が開示されている。
次に、図10を用いて特許文献1に記載されている送受信装置の動作について説明する。なお、図10は、特許文献1に記載された送受信装置(基地局装置1000およびモニタ装置2000)の内部の構成を示すブロック図である。
図10において、基地局装置1000では、モニタ装置2000に対して送信される受信したTV信号などの送信AVデータはAVエンコーダ1011に入力される。AVエンコーダ1011は、入力されたAVデータをMPEG(Moving Picture Experts Group)方式に従って圧縮処理を施し、圧縮AVデータとして第1通信プロトコル処理部1012に対して出力する。第1通信プロトコル処理部1012は、入力された圧縮AVデータをTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に従った送受信が可能な形式になるように、パケット化などの通信プロトコル処理を施して出力する。この第1通信プロトコル処理部1012は、上記の通信プロトコル処理をハードウェアによって形成された回路によって実行するように構成されている。従って、AVデータのように高速の通信プロトコル処理が要求されるようなデータであっても、これに十分対応できる高速処理が可能となっている。第1制御部1013は、マイクロコンピュータにより構成され、基地局装置1000の内部における各種制御処理を実行する。第1制御部1013の制御処理機能の一例を挙げると、第1制御部1013では、モニタ装置2000から送信され、後述する第1送受信部1015から第1ルータ1014を介して受信されるモニタ装置2000側における圧縮AVデータの受信状況を示す通知情報を取得する。第1制御部1013は、取得した通知情報を基に、モニタ装置2000における圧縮AVデータのデコード処理状況に応じて、適切とされる圧縮率による圧縮AVデータが生成されるようにAVエンコーダ1011を制御する。また、第1制御部1013は、TCP/IPに従った通信プロトコル処理を実行可能なように構成されており、第1通信プロトコル処理部1012と等価の機能を有し、かつ、その通信プロトコル処理機能をソフトウェアで実現するように構成されている。なお、第1制御部1013においては、モニタ装置2000側から送信される視聴者の操作情報、上記のような通知情報あるいは指示情報などのAVデータ以外のデータ、さらに、基地局装置1000からモニタ装置2000に送信する通知情報や指示情報などのAVデータ以外のデータが処理される。第1ルータ1014は、第1通信プロトコル処理部1012および第1制御部1013側と、第1送受信部1015との間に挿入され、送受信データの種類に応じてしかるべきデータの経路が形成されるように動作する。例えば、第1ルータ1014は、AVエンコーダ1011にて生成された圧縮AVデータを送信する場合は、第1通信プロトコル1012にて処理された送信用の圧縮AVデータが第1送受信部1015に供給されるように信号経路を形成し、第1送受信部1015にて受信したデータが制御情報である場合は、この制御情報を第1制御部1013に供給するように信号経路を形成する。第1送受信部1015は、アンテナ(図示せず)を備え、第1ルータ1014から出力される送信用のデータを所定のキャリア周波数によって電波として送出するとともに、モニタ装置2000側から送信された電波を受信してキャリア周波数成分を除去することで、データ成分を抽出して第1ルータ1014に転送する。
一方、モニタ装置2000では、第2送受信部2021は、アンテナ(図示せず)を備え、第2ルータ2022から出力される送信用のデータを所定のキャリア周波数によって電波として送出するとともに、基地局装置1000側から送信された電波を受信してキャリア周波数成分を除去することで、データ成分を抽出して第2ルータ2022に転送する。第2ルータ2022は、第2通信プロトコル処理部2023および第2制御部2024側と、第2送受信部2021との間に挿入され、送受信データの種類に応じてしかるべきデータの経路が形成されるように動作する。例えば、第2ルータ2022は、第2送受信部2021で受信されたデータが圧縮AVデータである場合は、第2送受信部2021で受信されたデータを第2通信プロトコル処理部2023に対して転送するように信号経路を形成し、第2送受信部2021で受信されたデータが制御情報である場合は、第2送受信部2021で受信されたデータを第2制御部2024に対して転送するように信号経路を形成する。また、第2制御部2024が制御情報を発生させ、これを基地局装置1000側に送信する場合は、第2ルータ2022は、この制御情報が第2送受信部2021に転送されるように信号経路を切り換える。第2通信プロトコル処理部2023は、第1通信プロトコル処理部1012と同様に、通信プロトコル処理をハードウェアによって形成された回路によって実行するように構成されており、第2ルータ2022から転送された通信データ形式のパケットデータをアンパケットなどの所要の処理を施してAVストリームを抽出し、抽出したAVストリームをAVデコーダ2025に出力する。AVデコーダ2025は、第2通信プロトコル処理部2023から入力された圧縮AVデータに対して、MPEG方式に従った伸長処理を施して受信AVデータとして出力する。第2制御部2024は、TCP/IPに従った通信プロトコル処理を実行可能なように構成されており、第2通信プロトコル処理部2023と等価の機能を有し、かつ、その通信プロトコル処理機能をソフトウェアで実行可能に形成されており、送受信データのうち、AVデータ以外の制御情報についての通信プロトコル処理を実行する。第2制御部2024は、また、AVデコーダ2025における動作を監視し、エラー状況に応じて圧縮AVデータとしての圧縮率を設定するとともに圧縮率の指示情報を発生させ、その圧縮率の指示情報をTCP/IPに対応した通信プロトコルを施した後、第2ルータ2022に転送する。第2ルータ2022に転送された圧縮率の指示情報は第2送受信部2021に転送され、第2送受信部2021から制御情報として基地局装置1000に対して送信される。基地局装置1000側の第1送受信部1015は、制御情報である該圧縮率の指示情報を受信すると、第1ルータ1014を介して第1制御部1013に転送する。第1制御部1013は、該圧縮率の指示情報が示す圧縮率によってデータが圧縮されるようにAVエンコーダ1011を制御する。
以上のように構成することにより、AVストリームなどのデータについては、ハードウェアによって通信プロトコル処理を実行することで高速に処理し、AVストリーム以外の制御情報などのデータについては、拡張性が高いソフトウェアによって実行するように、データの種別に応じて使い分けを行うことにより、ホストに相当する第1制御部1013及び第2制御部2024の性能を向上させることなく、AVストリームのような広帯域のパケットを受信することを可能にしている。
特開2002−354064号公報
近年、AV機器の映像処理性能の向上により、例えば、2つのAVストリームの映像を2画面で表示し、かつ、3つ目のAVストリームをHDD(Hard Disk Drive)等の蓄積媒体に記録するといったように、複数のAVストリームを受信して処理するアプリケーションも生まれつつある。
しかしながら、上記の特許文献1において開示されている従来の送受信装置においては、このような複数のAVストリームを受信して処理する場合、以下に示すような課題が生じる。すなわち、パケット通信網を介して複数のAVストリームを受信する場合、AVストリームはIP(Internet Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)パケットに格納されて伝送されてくるが、その際、IPアドレスやUDPポート番号にはAVストリーム毎にそれぞれ独自の値が割り振られて伝送されてくるので、受信端末側は、受信したパケットデータのヘッダに含まれるIPアドレスやUDPポート番号を解析することによりAVストリームを識別することができる。しかし、特許文献1において開示されている送受信装置においては、第2通信プロトコル処理部2023はパケットデータからAVストリームを抽出し、その抽出したAVストリームをAVデコーダ2025に転送するように構成されているが、その抽出されたAVストリームはIPアドレスやUDPポート番号が除去されているため、IPアドレスやUDPポート番号が除去されたAVストリームを受信したAVデコーダ2025は、受信した複数のAVストリームの識別ができないという課題を有していた。
上記従来の課題を解決するために、本願の第1の発明のストリーム受信装置は、パケット通信網を介してパケット通信を行う機能を有するストリーム受信装置であって、前記パケット通信網を介して受信されるパケットのプロトコル処理をプログラムソフトで実行するデバイス(イ)と、前記パケットに含まれる映像・音声(以下、AVと略す)ストリームの処理をハード処理で実行するデバイス(ロ)と、前記パケット通信網を介して前記パケットを受信/処理し、前記受信/処理したデータの出力先を、前記パケットに含まれるヘッダ情報に基づき前記デバイス(イ)または前記デバイス(ロ)に振り分けるパケット受信手段を備え、前記パケット受信手段は、前記パケット通信網に接続されるパケット通信インターフェース手段と、前記デバイス(イ)と接続されるホストバスインターフェース手段と、前記デバイス(ロ)と接続されるAVバスインターフェース手段を具備し、少なくとも一つの比較用ヘッダ情報と各々の前記比較用ヘッダ情報に対応する識別IDを格納するテーブルを保持し、前記パケット通信インターフェース手段で受信された前記パケットに含まれるヘッダ情報と前記比較用ヘッダ情報との比較を行い、受信された前記パケットに含まれるヘッダ情報がいずれの前記比較用ヘッダ情報とも一致しない場合は、前記パケットを前記ホストバスインターフェース手段を経て前記デバイス(イ)に出力し、受信された前記パケットに含まれるヘッダ情報がいずれかの前記比較用ヘッダ情報と一致する場合は、前記パケットに格納されているペイロードデータを抽出し、前記パケットに含まれるヘッダ情報が一致する前記比較用ヘッダ情報に対応する識別IDを、抽出した前記ペイロードデータの所定の位置に書込んだ後、前記AVバスインターフェース手段を経て前記デバイス(ロ)に出力することを特徴とするものである。
また、本願の第2の発明のストリーム受信装置は、パケット通信網を介してパケット通信を行う機能を有するストリーム受信装置であって、前記パケット通信網を介して受信されるパケットのプロトコル処理をプログラムソフトで実行するデバイス(イ)と、前記パケットに含まれる映像・音声(以下、AVと略す)ストリームの処理をハード処理で実行するデバイス(ロ)と、前記パケット通信網を介して前記パケットを受信/処理し、前記受信/処理したデータの出力先を、前記パケットに含まれるヘッダ情報に基づき前記デバイス(イ)または前記デバイス(ロ)に振り分けるパケット受信手段を備え、前記パケット受信手段は、前記パケット通信インターフェース手段、前記ホストバスインターフェース手段、前記AVバスインターフェース手段、ヘッダ解析手段、パケット振り分け手段、ペイロード抽出手段および識別ID書込み手段で構成され、前記パケット通信インターフェース手段は、前記パケット通信網に接続され、前記パケット通信網を介して受信したパケットを前記パケット振り分け手段および前記ヘッダ解析手段に出力し、前記ヘッダ解析手段は、少なくとも一つの比較用ヘッダ情報と各々の前記比較用ヘッダ情報に対応する識別IDを格納するテーブルを保持し、前記パケット通信インターフェース手段から入力された前記パケットに含まれるヘッダ情報と前記比較用ヘッダ情報との比較を行い、入力された前記パケットに含まれるヘッダ情報がいずれの前記比較用ヘッダ情報とも一致しない場合は、前記パケット振り分け手段に対して不一致の判定結果を出力し、受信された前記パケットに含まれるヘッダ情報がいずれかの前記比較用ヘッダ情報と一致する場合は、前記パケット振り分け手段に対して一致の判定結果を出力するとともに、入力された前記パケットに含まれるヘッダ情報と一致した前記比較用ヘッダ情報に対応する前記テーブルに保持されている前記識別IDを前記識別ID書込み手段に出力し、前記パケット振り分け手段は、前記ヘッダ解析手段から不一致の判定結果を入力された場合は、前記パケット通信インターフェース手段から入力された前記パケットを、前記ホストバスインターフェース手段を介して前記デバイス(イ)出力し、前記ヘッダ解析手段から一致の判定結果を入力された場合は、前記パケット通信インターフェース手段から入力された前記パケットを、前記ペイロード抽出手段に出力し、前記ペイロード抽出手段は、前記パケット振り分け手段から入力された前記パケットからペイロードデータを抽出して前記識別ID書込み手段に出力し、前記識別ID書込み手段は、前記ヘッダ解析手段から入力された識別IDを、前記ペイロード抽出手段から入力された前記ペイロードデータの所定の位置に書込んだ後、前記AVバスインターフェース手段を介して前記デバイス(ロ)に出力する、ことを特徴とするものである。
また、本願の第3の発明のストリーム受信装置は、本願の第2の発明のストリーム受信装置において、前記ペイロード抽出手段が前記パケット振り分け手段から入力された前記パケットから抽出するペイロードデータは、MPEG(Moving Picture Expert Group)2−TS(Transport Stream)パケットであることを特徴とするものである。
また、本願の第4の発明のストリーム受信装置は、本願の第3の発明のストリーム受信装置において、前記識別ID書込み手段が前記ペイロード抽出手段から入力された前記ペイロードデータに識別IDを書き込む領域は、MPEG2−TSパケットのアダプテーション・フィールドにおける拡張予備領域であることを特徴とするものである。
また、本願の第5の発明のストリーム受信装置は、本願の第3の発明のストリーム受信装置において、前記識別ID書込み手段が前記ペイロード抽出手段から入力された前記ペイロードデータに識別IDを書き込む領域は、MPEG2−TSパケットのアダプテーション・フィールドにおけるプライベートデータ領域であることを特徴とするものである。
また、本願の第6の発明のストリーム受信装置は、本願の第3の発明のストリーム受信装置において、前記識別ID書込み手段が前記ペイロード抽出手段から入力された前記ペイロードデータに識別IDを書き込む領域は、MPEG2−TSパケットの同期バイトであることを特徴とするものである。
また、本願の第7の発明のストリーム受信装置は、本願の第2の発明のストリーム受信装置において、前記識別ID書込み手段は、前記ヘッダ解析手段から入力された識別IDを、前記ペイロード抽出手段から入力された前記ペイロードデータの先頭若しくは末尾に付加した後、AVデバイスインターフェース手段に出力することを特徴とするものである。
また、本願の第8の発明のストリーム受信装置は、本願の第2の発明のストリーム受信装置において、前記ヘッダ解析手段が、前記パケット通信インターフェース手段から入力された前記パケットに含まれるヘッダ情報と前記比較用ヘッダ情報との比較を行う場合のヘッダ情報の領域は、宛先IP(Internet Protocol)アドレス、送信元IPアドレス、宛先UDP(User Datagram Protocol)ポート番号および送信元UDPポート番号であることを特徴とするものである。
以上のように、本発明のストリーム受信装置によれば、AVストリーム専用のプロトコル処理部を有する構成において、複数のAVストリームを同時に受信する場合であっても、各々のAVストリームのヘッダ情報に対応した識別IDを、各々のAVストリームに埋め込むことにより、AVデコーダは各々のAVストリームの識別が可能となり、複数のAVストリームの受信・再生が実現できる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、パケット通信網を経由してAVストリームを受信することが可能なストリーム受信対応TV、すなわち、ストリーム受信装置を含むネットワークの一例を示すブロック図である。
図1において、ネットワークは、3つのAV配信サーバ101〜103と、ストリーム受信対応TV104およびパケット通信網105で構成される。ストリーム受信対応TV104は、パケット通信網105を介してAV配信サーバ101〜103とそれぞれ接続されており、AV配信サーバ101〜103からそれぞれ配信されるIPパケットを受信し、IPパケットに格納されているMPEG2−TS(Transport Stream)パケットをデコードして映像信号および音声信号を復調する。
なお、図1において、ネットワークを構成する映像配信サーバは3つ場合を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、1つであっても2つであっても4つ以上であってもかまわない。同様に、ネットワークを構成するストリーム受信対応TV(ストリーム受信装置)は1つの場合を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、2つ以上であってもかまわず、一般的には多くのストリーム受信対応TVで構成される。
ここで、図2を用いて、ストリーム受信対応TV104が受信するIPパケットの構成について説明する。なお、図2は、ストリーム受信対応TV104が受信するIPパケットの構成の一例を示す図である。
図2において、IPパケットは、IPヘッダ201、UDPヘッダ202およびAVストリームが格納されるペイロード203で構成される。本発明の実施の形態1においては、AVストリームとしてMPEG2−TSパケットを使用することから、ペイロード203には少なくとも1つのMPEG2−TSパケットが格納されていることになる。また、一つのIPパケットに格納されているMPEG2−TSパケットは、一つのAVストリームで構成されており、複数のAVストリームを伝送する場合、それぞれのAVストリームに付加される送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元UDPポート番号および宛先UDPポート番号等のヘッダ情報(IPヘッダ情報およびUDPヘッダ情報)が、他のAVストリームのヘッダ情報と重複してAV配信サーバ101〜103から配信されないように運用される。ストリーム受信対応TV104は、受信したIPパケットに含まれるヘッダ情報を参照することでAVストリームを識別する。
次に、図3を用いて、ストリーム受信対応TV、すなわちストリーム受信装置104の構成について説明する。なお、図3は、本発明の実施の形態1におけるストリーム受信対応TV104の構成を示すブロック図である。
図3において、ストリーム受信対応TV104は、パケット受信手段301、ホスト302、AV処理手段303、映像表示手段304、音声再生手段305および蓄積手段306で構成されている。
パケット受信手段301は、パケット通信網105と接続されており、ホスト302からホストバスを介して入力されるIPパケットをパケット通信網105に送信する。また、パケット受信手段301は、パケット通信網105を介して受信したIPパケットを解析し、MPEG2−TSパケットが格納されているか否かを判定する。MPEG2−TSパケットが格納されている場合、パケット受信手段301は、パケット通信網105を介して受信したIPパケットからMPEG2−TSパケットを抽出し、抽出したMPEG2−TSパケットをAVバスを介してAV処理手段303に出力する。その際、パケット受信手段301は、受信したIPパケットの解析結果に基づき、MPEG2−TSパケットのヘッダに識別ID(IDentification)を埋め込み出力する。
一方、MPEG2−TSパケットが格納されていない場合、パケット受信手段301で受信されたIPパケットは、ホストバスを介してホスト302に転送される。ホスト302においては、パケットのプロトコル処理をプログラムソフトで実行するデバイス(イ)を構成しており、パケット受信手段301から転送されたIPパケットは、このデバイス(イ)において受信処理が行われる。
また、ホスト302は、パケット通信網105およびパケット受信手段301を介して行うIPパケットの送受信の制御を行うとともに、パケット受信手段301およびAV処理手段303などにおけるパケットの受信処理やAV処理などの制御を行う。
AV処理手段303は、AVストリームの処理をハード処理で実行するデバイス(ロ)として構成され、パケット受信手段301からAVバスを介して入力されるMPEG2−TSパケットに格納された識別IDを解析し、解析結果に基づいて、MPEG2−TSパケットをデコード処理して映像表示手段304および音声再生手段305に出力するか、あるいは、MPEG2−TSパケットを蓄積手段306に出力して蓄積するか、のいずれかの処理を行う。
映像表示手段304は、AV処理手段303から入力されるデコード処理された映像データを映像表示し、音声再生手段305は、AV処理手段303から入力されるデコード処理された音声データを音声出力し、蓄積手段306は、AV処理手段303から入力されるMPEG2−TSパケットを蓄積する。
以上の構成により、パケット受信手段301が、受信したIPパケットに含まれるMPEG2−TSパケットをAV処理手段303に転送する際に、AVストリームを識別するための識別IDをMPEG2−TSのヘッダに記載することで、AV処理手段303は、複数のAVストリームを受信して処理することが可能となる。
なお、本発明の実施の形態1におけるストリーム受信装置104においては、パケット受信手段301は、受信したIPパケットの解析を行い、受信したIPパケットにAVデータが含まれているか否かに応じて、AVデータが含まれている場合はそのAVデータをAVバス経由でAV処理手段303に出力し、AVデータが含まれていない、すなわち、非AVデータの場合はその非AVデータをホストバス経由でホスト302に出力するように構成したが、これに限るものではなく、例えば、パケット受信手段301がAVデータをホストバス経由でAV処理手段303に、非AVデータをAVバス経由でホスト302にそれぞれ出力するように構成してもよい。また、ホストバスとAVバスを統一して各構成ブロックが1つのバスで接続されるように構成してもよい。
次に、図4を用いて、本発明の実施の形態1において主要な役割を果たすパケット受信手段301の具体的な構成について説明する。なお、図4は、パケット受信手段301の構成を示すブロック図である。
図4において、パケット受信手段301は、MAC(Media Access Control)通信手段401、ヘッダ解析手段402、パケット振り分け手段403、ホストバスインターフェース手段404、ペイロード抽出手段405、識別ID書込み手段406およびAVバスインターフェース手段407で構成される。
MAC通信手段401は、MAC層でのパケット通信の送受信機能を備えるパケット通信インターフェース手段であって、ホストバスインターフェース手段404から入力されるIPパケットをパケット通信網105に送信し、パケット通信網105から受信したIPパケットをパケット振り分け手段403およびヘッダ解析手段402に転送する。
ヘッダ解析手段402は、少なくとも一つの比較用のヘッダ情報と各々のヘッダ情報に対応する識別IDが格納されているテーブルを保持しており、MAC通信手段401から入力されたIPパケットに格納されている送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元UDPポート番号および宛先UDPポート番号などのヘッダ情報を抽出し、保持している該テーブルに格納されている送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元UDPポート番号および宛先UDPポート番号などのヘッダ情報と比較し、一致する場合は、パケット振り分け手段403に対して一致していることを示す、一致の解析結果を出力するとともに、識別ID書込み手段406に対し、一致したヘッダ情報に対応する該テーブルに格納されている識別IDを出力する。一方、一致しない場合は、パケット振り分け手段403に対して一致していないことを示す、不一致の解析結果を出力する。
パケット振り分け手段403は、ヘッダ解析手段402から一致していることを示す、一致の解析結果が入力された場合は、MAC通信手段401から入力されたIPパケットをペイロード抽出手段405に転送し、ヘッダ解析手段402から一致していないことを示す、不一致の解析結果が入力された場合は、MAC通信手段401から入力されたIPパケットをホストバスインターフェース手段404に転送する。ホストバスインターフェース手段404は、パケット振り分け手段403から転送されたIPパケットを、ホストバスを介してホスト302に転送し、ホスト302から入力されたIPパケットをMAC通信手段401に転送する。ペイロード抽出手段405は、パケット振り分け手段403から転送されたIPパケットから図2に示すペイロード203、すなわち、MPEG2−TSパケットを抽出し、抽出したMPEG2−TSパケットを識別ID書込み手段406に出力する。識別ID書込み手段406は、ペイロード抽出手段405から入力されたMPEG2−TSパケットに対し、ヘッダ解析手段402から入力された識別IDを所定の領域に書込み、AVバスインターフェース手段407を介してAV処理手段303に出力する。
ここで、図4および図5を用いて、ヘッダ解析手段402が、保持している比較用ヘッダ情報と各々の比較用ヘッダ情報に対応する識別IDを格納する比較用ヘッダ情報/識別ID対応テーブルを活用して、受信したIPパケットに格納されているヘッダ情報を解析する方法について説明する。なお、図5は、比較用ヘッダ情報/識別ID対応テーブルの一例を示す図である。
図5において、比較用ヘッダ情報/識別ID対応テーブルには、ヘッダ解析手段402において解析対象となるヘッダ情報(送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元UDPポート番号および宛先UDPポート番号)と、各々のヘッダ情報に対応する識別IDで構成される比較用のヘッダ情報(a)〜(c)が格納されている。ヘッダ情報は、ホスト302からホストバスおよびホストインターフェース手段404を経由して設定されるものであり、ホスト302は、一般的には、RTSP(Real Time Streaming Protocol)などの通信プロトコルを用いてパケット通信網105を介してAV配信サーバ101〜103からヘッダ情報を取得する。ヘッダ解析手段402は、保持している比較用ヘッダ情報/識別ID対応テーブルにおける比較用ヘッダ情報(a)〜(c)に含まれるヘッダ情報と、MAC通信手段401で受信したIPパケットに格納されているヘッダ情報との比較を行い、受信したIPパケットに格納されているヘッダ情報が比較用のヘッダ情報(a)〜(c)に含まれるいずれかのヘッダ情報と一致する場合は、パケット振り分け手段403に対して一致していることを示す、一致の解析結果を出力し、いずれにも一致しない場合は、パケット振り分け手段403に対して一致していないことを示す、不一致の解析結果を出力する。
次に、図6を用いて、識別ID書込み手段406が、ペイロード抽出手段405から転送されたMPEG2−TSパケットのヘッダ部に対して、対応する識別IDを書き込む領域について説明する。なお、図6は、MPEG2−TSパケットの構成と識別IDが書き込まれる領域の一例を示す図である。
図6において、MPEG2−TSパケットは、TSヘッダ601、アダプテーションフィールド602およびTSペイロード603で構成されており、本発明の実施の形態1においては、アダプテーションフィールド602を構成する拡張予備領域604に対して識別ID605を書き込むこととする。拡張予備領域604は、MPEG2−TSパケットのAV再生処理に通常は使用されない領域であるため、本来のAV再生処理に支障をきたすことなく、識別IDをMPEG2−TSパケットに格納することができる。
次に、図3〜図6および図7を用いて、以上のように構成されるストリーム受信対応TV104が、AVストリームをパケット通信網105を介して受信する場合の、パケット受信手段301の動作について説明する。ここで、パケット受信手段301におけるヘッダ解析手段402が保持している比較用ヘッダ情報/識別ID対応テーブルには、図5に示す比較用のヘッダ情報(a)〜(c)が格納されているものとする。なお、図7は、本発明の実施の形態1におけるパケット受信手段301がIPパケットを受信する際の処理フローを示す図である。
パケット受信手段301は、IPパケットを受信すると(S701)、受信したIPパケットのIP/UDPヘッダの解析を行い、ヘッダ情報(送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元UDPポート番号および宛先UDPポート番号)を抽出する(S702)。続いて、比較用のヘッダ情報(a)におけるヘッダ情報と、受信したIPパケットのヘッダ情報の比較を行い(S703)、一致している場合は、受信したIPパケットからMPEG2−TSパケットを抽出して、識別ID1を抽出したMPEG2−TSパケットにおけるヘッダ部の拡張予備領域604に書込み(S704)、AV処理手段303に出力して(S705)処理を終了する。
また、比較用のヘッダ情報(a)におけるヘッダ情報との比較(S703)において、受信したIPパケットのヘッダ情報が一致していない場合は、比較情報(b)のヘッダ情報と、受信したIPパケットのヘッダ情報との比較を行い(S706)、一致している場合は、受信したIPパケットからMPEG2−TSパケットを抽出して、識別ID2を抽出したMPEG2−TSパケットのヘッダ部の拡張予備領域604に書込み(S707)、AV処理手段303に出力して(S705)処理を終了する。
また、比較情報(b)のヘッダ情報との比較(S706)において、受信したIPパケットのヘッダ情報が一致していない場合は、比較用のヘッダ情報(ハ)におけるヘッダ情報と、受信したIPパケットのヘッダ情報との比較を行い(S708)、一致している場合は、受信したIPパケットからMPEG2−TSパケットを抽出して、識別ID3を抽出したMPEG2−TSパケットのヘッダ部の拡張予備領域604に書込み(S709)、AV処理手段303に出力して(S705)処理を終了する。
また、比較用のヘッダ情報(ハ)におけるヘッダ情報との比較(S708)において、受信したIPパケットのヘッダ情報が一致していない場合は、受信したIPパケットにはMPEG2−TSパケットが格納されていないと判断し、IPパケットのままホスト302に転送して(S710)処理を終了する。
以上のように、本発明の実施の形態1に示すパケット受信手段301を導入することにより、特許文献1に開示されているような従来例においては除去されてしまうIP/UDPヘッダのヘッダ情報を、識別IDという形で受信したIPパケットから抽出したMPEG2−TSパケットに埋め込むことで、AV処理手段303は、パケット受信手段301から転送されたAVストリームの識別を行うことが可能となり、複数のAVストリームを受信して処理することが可能となる。
なお、本発明の実施の形態1において、識別ID605を埋め込む領域としてアダプテーションフィールド602の拡張予備領域604としたが、これに限るものではなく、例えば、アダプテーションフィールド602を構成するプライベートデータ領域であっても良い。また、識別ID605を埋め込む領域は、アダプテーションフィールド602のみならずTSヘッダ601でもよく、例えば、図8に示すように、TSヘッダ601を構成する同期バイト801を識別ID605で書き込んでもよい。また、識別ID605を埋め込む領域は、MPEG2−TSパケットの領域ではなく、例えば、図9(A)に示すようにMPEG2−TSパケットの先頭、若しくは図9(B)に示すようにMPEG2−TSパケットの末尾に識別ID605を付加してもよい。
また、本発明の実施の形態1において、パケット受信手段301が受信するIPパケットとして説明した図2に示すIPパケットの構成は、あくまでも一例であってこれに限るものではなく、例えば、図2に示すIPパケットの構成において、UDPヘッダ202がTCP(Transmission Control Protocol)ヘッダであってもかまわないし、UDPヘッダ202とペイロード203の間にRTP(Real Time Transport Protocol)ヘッダが存在してもよい。
また、ペイロード203のデータはMPEG2−TSパケットに限るものではなく、例えば、パケット化された映像データや音声データあるいは画像データであっても良い。この場合、識別IDは、パケット化された映像データや音声データあるいは画像データのヘッダ領域において使用されていない領域に書き込むようにしても良い。
本発明に係るストリーム受信装置は、映像・音声ストリームやネットワークゲームのデータ等、広帯域でかつリアルタイム性が要求されるパケット受信が必要な機器に適用できる。
パケット通信網を経由してAVストリームを受信することが可能なストリーム受信装置を含むネットワークの一例を示すブロック図 ストリーム受信対応TVが受信するIPパケットの構成の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるストリーム受信対応TVの構成を示すブロック図 パケット受信手段の構成を示すブロック図 比較用ヘッダ情報/識別ID対応テーブルの一例を示す図 MPEG2−TSパケットの構成と識別IDが書き込まれる領域の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるパケット受信手段がIPパケットを受信する際の処理フローを示す図 MPEG2−TSパケットの構成と識別IDが書き込まれる領域の他の一例を示す図 MPEG2−TSパケットの構成と識別IDが付加される領域の一例を示す図 特許文献1に記載された送受信装置(基地局装置1およびモニタ装置2)の内部の構成を示すブロック図
符号の説明
101 AV配信サーバ
102 AV配信サーバ
103 AV配信サーバ
104 ストリーム受信対応TV(ストリーム受信装置)
105 パケット通信網
201 IPヘッダ
202 UDPヘッダ
203 ペイロード
301 パケット受信手段
302 ホスト
303 AV処理手段
304 映像表示手段
305 音声再生手段
306 蓄積手段
401 MAC通信手段
402 ヘッダ解析手段
403 パケット振り分け手段
404 ホストバスインターフェース手段
405 ペイロード抽出手段
406 識別ID書込み手段
407 AVバスインターフェース手段
601 TSヘッダ
602 アダプテーション・フィールド
603 TSペイロード
604 アダプテーション・フィールドの拡張予備領域
605 識別ID
801 TSヘッダの同期バイト領域
1000 基地局装置
1011 AVエンコーダ
1012 第1通信プロトコル処理部
1013 第1制御部
1014 第1ルータ
1015 第1送受信部
2000 モニタ装置
2021 第2送受信部
2022 第2ルータ
2023 第2通信プロトコル処理部
2024 第2制御部
2025 AVデコーダ

Claims (8)

  1. パケット通信網を介してパケット通信を行う機能を有するストリーム受信装置であって、
    前記パケット通信網を介して受信されるパケットのプロトコル処理をプログラムソフトで実行するデバイス(イ)と、
    前記パケットに含まれる映像・音声(以下、AVと略す)ストリームの処理をハード処理で実行するデバイス(ロ)と、
    前記パケット通信網を介して前記パケットを受信/処理し、前記受信/処理したデータの出力先を、前記パケットに含まれるヘッダ情報に基づき前記デバイス(イ)または前記デバイス(ロ)に振り分けるパケット受信手段を備え、
    前記パケット受信手段は、
    前記パケット通信網に接続されるパケット通信インターフェース手段と、前記デバイス(イ)と接続されるホストバスインターフェース手段と、前記デバイス(ロ)と接続されるAVバスインターフェース手段を具備し、
    少なくとも一つの比較用ヘッダ情報と各々の前記比較用ヘッダ情報に対応する識別IDを格納するテーブルを保持し、前記パケット通信インターフェース手段で受信された前記パケットに含まれるヘッダ情報と前記比較用ヘッダ情報との比較を行い、受信された前記パケットに含まれるヘッダ情報がいずれの前記比較用ヘッダ情報とも一致しない場合は、前記パケットを前記ホストバスインターフェース手段を経て前記デバイス(イ)に出力し、受信された前記パケットに含まれるヘッダ情報がいずれかの前記比較用ヘッダ情報と一致する場合は、前記パケットに格納されているペイロードデータを抽出し、前記パケットに含まれるヘッダ情報が一致する前記比較用ヘッダ情報に対応する識別IDを、抽出した前記ペイロードデータの所定の位置に書込んだ後、前記AVバスインターフェース手段を経て前記デバイス(ロ)に出力することを特徴とするストリーム受信装置。
  2. パケット通信網を介してパケット通信を行う機能を有するストリーム受信装置であって、
    前記パケット通信網を介して受信されるパケットのプロトコル処理をプログラムソフトで実行するデバイス(イ)と、
    前記パケットに含まれる映像・音声(以下、AVと略す)ストリームの処理をハード処理で実行するデバイス(ロ)と、
    前記パケット通信網を介して前記パケットを受信/処理し、前記受信/処理したデータの出力先を、前記パケットに含まれるヘッダ情報に基づき前記デバイス(イ)または前記デバイス(ロ)に振り分けるパケット受信手段を備え、
    前記パケット受信手段は、前記パケット通信インターフェース手段、前記ホストバスインターフェース手段、前記AVバスインターフェース手段、ヘッダ解析手段、パケット振り分け手段、ペイロード抽出手段および識別ID書込み手段で構成され、
    前記パケット通信インターフェース手段は、前記パケット通信網に接続され、前記パケット通信網を介して受信したパケットを前記パケット振り分け手段および前記ヘッダ解析手段に出力し、
    前記ヘッダ解析手段は、少なくとも一つの比較用ヘッダ情報と各々の前記比較用ヘッダ情報に対応する識別IDを格納するテーブルを保持し、前記パケット通信インターフェース手段から入力された前記パケットに含まれるヘッダ情報と前記比較用ヘッダ情報との比較を行い、入力された前記パケットに含まれるヘッダ情報がいずれの前記比較用ヘッダ情報とも一致しない場合は、前記パケット振り分け手段に対して不一致の判定結果を出力し、
    受信された前記パケットに含まれるヘッダ情報がいずれかの前記比較用ヘッダ情報と一致する場合は、前記パケット振り分け手段に対して一致の判定結果を出力するとともに、入力された前記パケットに含まれるヘッダ情報と一致した前記比較用ヘッダ情報に対応する前記テーブルに保持されている前記識別IDを前記識別ID書込み手段に出力し、
    前記パケット振り分け手段は、前記ヘッダ解析手段から不一致の判定結果を入力された場合は、前記パケット通信インターフェース手段から入力された前記パケットを、前記ホストバスインターフェース手段を介して前記デバイス(イ)出力し、前記ヘッダ解析手段から一致の判定結果を入力された場合は、前記パケット通信インターフェース手段から入力された前記パケットを、前記ペイロード抽出手段に出力し、
    前記ペイロード抽出手段は、前記パケット振り分け手段から入力された前記パケットからペイロードデータを抽出して前記識別ID書込み手段に出力し、
    前記識別ID書込み手段は、前記ヘッダ解析手段から入力された識別IDを、前記ペイロード抽出手段から入力された前記ペイロードデータの所定の位置に書込んだ後、前記AVバスインターフェース手段を介して前記デバイス(ロ)に出力する、
    ことを特徴とするストリーム受信装置。
  3. 前記ペイロード抽出手段が、前記パケット振り分け手段から入力された前記パケットから抽出するペイロードデータは、MPEG(Moving Picture Expert Group)2−TS(Transport Stream)パケットであることを特徴とする請求項2記載のストリーム受信装置。
  4. 前記識別ID書込み手段が前記ペイロード抽出手段から入力された前記ペイロードデータに識別IDを書き込む領域は、MPEG2−TSパケットのアダプテーション・フィールドにおける拡張予備領域であることを特徴とする請求項3記載のストリーム受信装置。
  5. 前記識別ID書込み手段が前記ペイロード抽出手段から入力された前記ペイロードデータに識別IDを書き込む領域は、MPEG2−TSパケットのアダプテーション・フィールドにおけるプライベートデータ領域であることを特徴とする請求項3記載のストリーム受信装置。
  6. 前記識別ID書込み手段が前記ペイロード抽出手段から入力された前記ペイロードデータに識別IDを書き込む領域は、MPEG2−TSパケットの同期バイトであることを特徴とする請求項3記載のストリーム受信装置。
  7. 前記識別ID書込み手段は、前記ヘッダ解析手段から入力された識別IDを、前記ペイロード抽出手段から入力された前記ペイロードデータの先頭若しくは末尾に付加した後、AVデバイスインターフェース手段に出力することを特徴とする請求項2記載のストリーム受信装置。
  8. 前記ヘッダ解析手段が、前記パケット通信インターフェース手段から入力された前記パケットに含まれるヘッダ情報と前記比較用ヘッダ情報との比較を行う場合のヘッダ情報の領域は、宛先IP(Internet Protocol)アドレス、送信元IPアドレス、宛先UDP(User Datagram Protocol)ポート番号および送信元UDPポート番号であることを特徴とする請求項2記載のストリーム受信装置。
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