JP2008271051A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】間欠的に送信される無線信号に対しても確実に同期を確立する。
【解決手段】同期推定部8では送信側休止期間検出部80にて休止期間への移行を検出すると、初期捕捉パラメータ推定部81が当該休止期間への移行直前に求めたパラメータを次回の送信期間開始時点におけるパラメータの初期値と推定する。故に、同期確立部5が、同期確立に必要なパラメータを前回の送信期間中に同期が確立していたときのパラメータに基づいて推定し、当該推定したパラメータによって、前回の送信期間が終了して所定の休止期間が経過した後の次回の送信期間における同期を確立するので、特定小電力無線局のように間欠的に送信される無線信号に対しても確実に同期を確立することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信装置に関するものである。
我が国で使用する無線通信装置については、占有周波数帯幅や隣接チャンネル漏洩電力などの使用電波の特性が電波法の規定を満たしていなくてはならない。また、電波法では使用目的ごとに異なる規格(通信規格)が規定されている。例えば、電波法施行規則第6条に規定される「特定小電力無線局」には、電波を利用して遠隔地点における測定機の測定結果を自動的に表示し、又は記録するためのテレメータ用、電波を利用して遠隔地点における装置の機能を始動、変更又は終止させることを目的とする信号の伝送を行うテレコントロール用、及び主として機械によって処理される情報の伝送又は処理された情報の伝送を行うデータ伝送用無線設備について規定された「特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備 標準規格(社団法人電波産業会 標準規格ARIB STD−T67)」、あるいは、主として火災、盗難その他異常の通報又はこれに付随する制御を行う小電力セキュリティシステムの無線設備について規定された「小電力セキュリティシステムの無線局の無線設備 標準規格(社団法人電波産業会 標準規格RCR STD−30)」などがある。
この種の無線通信装置として、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1に記載されているものは、屋内に設置されているガス漏れ検知器と、屋外に設置されているガスメータとにそれぞれ無線通信装置が搭載され、ガス漏れ検知器で検知したガス漏れ検知情報が無線通信装置によって無線信号で送信され、ガスメータに搭載した無線通信装置で当該無線信号を受信することでガスメータがガスの供給を停止するといったことを行っている。
ここで、「特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備 標準規格(社団法人電波産業会 標準規格ARIB STD−T67)」や、「小電力セキュリティシステムの無線局の無線設備 標準規格(社団法人電波産業会 標準規格RCR STD−30)」などでは、無線信号を連続して送信してもよい期間(送信期間)と、送信期間と送信期間の間に設けられた、無線信号を送信してはいけない期間(休止期間)とが定められている。例えば、標準規格ARIB STD−T67では送信期間が40秒以下且つ休止期間が2秒以上と規定され、標準規格RCR STD−30では送信期間が3秒以下且つ休止期間が2秒以上と規定されている。したがって、特許文献1に記載されている従来例においては、ガス漏れ検知器に搭載されている無線通信装置は3秒以下の送信期間で無線信号を送信した後に2秒以上の休止期間を待機してから再度無線信号を送信するという動作を繰り返している。
ところで、無線LANに代表されるように、近年は様々な無線通信装置が普及するとともに、一般の電子機器から種々の周波数の電波が放射されているため、無線通信装置の無線信号(希望波)が他の電波(妨害波)の影響を受ける可能性が高くなっており、雑音や干渉に対する耐性を高めることが望まれている。
このように雑音や干渉に対する耐性を高めるための一つの方法として、携帯電話システムやGPSで採用されているスペクトラム拡散通信方式がある。スペクトラム拡散通信方式は、狭帯域の変調信号を拡散符号と呼ばれる信号によって元の信号より広い帯域に拡散させた上で送信し、受信側で同じ拡散符号によって元の変調信号を復元するものである。つまり、受信信号に含まれる変調信号は拡散符号を乗算する逆拡散処理において元の狭い帯域に戻されるが、受信信号に含まれている雑音は反対に広い帯域に拡散されるため、信号対雑音比(S/N比)が向上して雑音や干渉に対する耐性を高めることができるのである。
特開平8−154278号公報
ところで、スペクトラム拡散方式を採用した無線通信装置において、受信側は送信側で使われた拡散符号を伝送遅延時間だけずらして受信信号に乗算する(逆拡散する)ことによって元の搬送波を再現しているが、逆拡散の処理を行うには搬送波の周波数と拡散符号の位相(正確には、受信信号の拡散符号と逆拡散のために受信側で生成する拡散符号との間の遅延時間)が判明している、すなわち、同期を確立している必要がある。
しかしながら、特定小電力無線局のように連続して送信可能な送信期間が数秒から数十秒に規制されている場合、同期の確立に要する時間が長くなると送信期間における実際の通信期間が減少してしまい、あるいは、送信期間内に同期が確立できなければ通信できないという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、間欠的に送信される無線信号に対しても確実に同期を確立することができる無線通信装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、所定の送信期間と休止期間が交互に一定の周期で繰り返され、当該送信期間中に他の無線通信装置からスペクトラム拡散されて送信される無線信号を受信する無線通信装置であって、前記無線信号を受信するアンテナと、アンテナで受信した受信信号を逆拡散する逆拡散手段と、逆拡散手段の出力信号を復調するデータ復調手段と、前記受信信号に対して同期を確立する同期確立手段とを備え、同期確立手段は、同期確立に必要なパラメータを前回の送信期間中に同期が確立していたときのパラメータに基づいて推定し、当該推定したパラメータによって、前回の送信期間が終了して所定の休止期間が経過した後の次回の送信期間における同期を確立することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、同期確立手段は、拡散符号の位相と搬送波の周波数を前記パラメータとして同期を確立するものであって、受信信号に対して前記パラメータを初期捕捉する初期捕捉部と、受信信号に対して初期捕捉部により捕捉した前記パラメータを補正しながら追従して保持する同期追従部と、同期追従部で補正された前記パラメータに基づいてパラメータ推定を行う同期推定部とを有し、同期推定部は、送信期間から休止期間に移行する直前に同期追従部から取得したパラメータに基づいて前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するためのパラメータを推定し、初期捕捉部は、同期推定部で推定されたパラメータにより受信信号に対する初期捕捉を行うことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、同期確立手段は、拡散符号の位相と搬送波の周波数を前記パラメータとして同期を確立するものであって、受信信号に対してパラメータを初期捕捉する初期捕捉部と、受信信号に対して初期捕捉部により捕捉したパラメータを補正しながら追従して保持する同期追従部と、同期追従部で補正された前記パラメータに基づいてパラメータ推定を行う同期推定部とを有し、同期推定部は、送信期間中に同期追従部から取得したパラメータの履歴に基づいて前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するための前記パラメータを推定し、初期捕捉部は、同期推定部で推定されたパラメータにより受信信号に対する初期捕捉を行うことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、同期確立手段は、拡散符号の位相と搬送波の周波数を前記パラメータとして同期を確立するものであって、受信信号に対してパラメータを初期捕捉する初期捕捉部と、受信信号に対して初期捕捉部により捕捉したパラメータを補正しながら追従して保持する同期追従部と、同期追従部で補正された前記パラメータに基づいてパラメータ推定を行う同期推定部とを有し、同期推定部は、送信期間中に同期追従部から取得したパラメータの平均値を求め、当該平均値を前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するための前記パラメータの推定値とし、初期捕捉部は、同期推定部で推定された推定値により受信信号に対する初期捕捉を行うことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、同期確立手段は、拡散符号の位相と搬送波の周波数を前記パラメータとして同期を確立するものであって、受信信号に対してパラメータを初期捕捉する初期捕捉部と、受信信号に対して初期捕捉部により捕捉したパラメータを補正しながら追従して保持する同期追従部と、同期追従部で補正された前記パラメータに基づいてパラメータ推定を行う同期推定部とを有し、同期推定部は、送信期間中に同期追従部から取得したパラメータの履歴に基づいて前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するためのパラメータを推定する第1の推定処理と、送信期間中に同期追従部から取得したパラメータの平均値を求め、当該平均値を前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するためのパラメータの推定値とする第2の推定処理とを択一的に選択して実行するものであって、休止期間に移行する前の送信期間における受信信号の信号対雑音比が所定の閾値以上であれば第1の推定処理によってパラメータの推定値を求め、受信信号の信号対雑音比が所定の閾値未満であれば第2の推定処理によってパラメータの推定値を求めることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1の発明において、同期確立手段は、拡散符号の位相と搬送波の周波数を前記パラメータとして同期を確立するものであって、受信信号に対してパラメータを初期捕捉する初期捕捉部と、受信信号に対して初期捕捉部により捕捉したパラメータを補正しながら追従して保持する同期追従部と、同期追従部で補正された前記パラメータに基づいてパラメータ推定を行う同期推定部とを有し、同期推定部は、送信期間中に同期追従部から取得したパラメータの履歴に基づいて前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するためのパラメータを推定する第1の推定処理と、送信期間中に同期追従部から取得したパラメータの平均値を求め、当該平均値を前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するためのパラメータの推定値とする第2の推定処理とを択一的に選択して実行するものであって、休止期間から送信期間に移行した直後の受信信号の信号対雑音比が所定の閾値以上であれば第1の推定処理によってパラメータの推定値を求め、受信信号の信号対雑音比が所定の閾値未満であれば第2の推定処理によってパラメータの推定値を求めることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、同期確立手段が、同期確立に必要なパラメータを前回の送信期間中に同期が確立していたときのパラメータに基づいて推定し、当該推定したパラメータによって、前回の送信期間が終了して所定の休止期間が経過した後の次回の送信期間における同期を確立するので、間欠的に送信される無線信号に対しても確実に同期を確立することができる。
請求項3の発明によれば、送信側において搬送波を生成するために使用される発振器の周波数の揺らぎや送信側若しくは受信側の移動に伴うドップラー周波数シフトによって搬送波周波数が緩やかに変動するが、そのような搬送波周波数の変動が生じていても適切にパラメータを推定することができ、その結果、特定小電力無線局のように間欠的に送信される無線信号に対しても確実に同期を確立することができる。
請求項4の発明によれば、通常、受信信号の信号レベルが低下して信号対雑音比(S/N比)が劣化すると、搬送波周波数が雑音によって急峻に変動するが、そのような搬送波周波数の変動が生じていても適切にパラメータを推定することができ、その結果、特定小電力無線局のように間欠的に送信される無線信号に対しても確実に同期を確立することができる。
請求項5,6の発明によれば、パラメータの変動が、発振器の周波数揺らぎ等による緩やかな変動と雑音による急峻な変動の何れが支配的であるかを信号対雑音比から判断し、その判断結果に応じて第1又は第2の推定処理を択一的に選択して実行するので、適切にパラメータを推定することができ、その結果、特定小電力無線局のように間欠的に送信される無線信号に対しても確実に同期を確立することができる。
以下、本発明を直接スペクトラム拡散変調方式の特定小電力無線局(無線通信装置)に適用した実施形態について図面を参照して詳細に説明する。但し、以下に説明する各実施形態では無線通信装置として送信機能を持たない無線受信機を例示するが、送信機能を有した無線送受信機にも本発明の技術思想が適用可能であることはいうまでもない。また、スペクトラム拡散変調方式としては本実施形態の直接拡散方式以外に周波数ホッピング方式や直接拡散と周波数ホッピングのハイブリット方式でも構わない。
(実施形態1)
本実施形態の無線通信装置(無線受信機)は、図1(a)に示すようにアンテナ1と、アンテナ1で受信した信号の周波数を中間周波数帯に変換する周波数変換部2と、中間周波数帯に変換された信号(以下、「受信信号」と呼ぶ。)を逆拡散する逆拡散部3と、逆拡散された信号からデータを復調するデータ復調部4と、受信信号に対して同期を確立する同期確立部5とを備えている。
逆拡散部3は、逆拡散信号を生成する逆拡散信号生成部30と、逆拡散信号生成部30で生成される逆拡散信号を受信信号に乗算(逆拡散)する逆拡散演算部31とを有している。ここで、逆拡散信号は送信側において拡散前の信号に乗算される拡散信号と同一の拡散符号(疑似ランダム雑音符号:PN符号)系列からなり、逆拡散信号生成部30においては、パラメータ(拡散符号の位相と搬送波周波数)に応じた逆拡散信号を生成して出力している。そして、後述するように同期確立部5で同期が確立されていれば、拡散符号の位相と搬送波周波数が受信信号における拡散符号の位相と搬送波周波数に一致し、逆拡散演算部31による逆拡散によって送信側における拡散前の信号を生成することができる。
同期確立部5は同期確立用のパラメータ(拡散符号の位相と搬送波周波数)に基づいて受信信号に対する同期を確立するものであって、図1(b)に示すように受信信号に対して拡散符号の位相並びに搬送波周波数を初期捕捉する初期捕捉部6と、受信信号に対して初期捕捉部6により捕捉した拡散符号の位相並びに搬送波周波数を補正しながら追従して保持する同期追従部7と、同期追従部7で補正された拡散符号の位相と搬送波周波数に基づいてパラメータ推定(後述する)を行う同期推定部8とを有している。
初期捕捉部6は、同期推定部8で推定されたパラメータを初期値とし、その初期値から開始してパラメータ(拡散符号の位相と搬送波周波数)を順次シフトしながら生成する初期捕捉パラメータ生成部60と、初期捕捉パラメータ生成部60で生成される初期捕捉用のパラメータから逆拡散信号を生成する逆拡散信号生成部61と、逆拡散信号生成部61で生成される逆拡散信号と受信信号の相関値を演算する逆拡散演算部62と、逆拡散演算部62で求めた相関値が最大となるときのパラメータを決定し当該パラメータの値を初期値として同期追従部7に出力する初期捕捉判定部63とを有している。
同期追従部7は、初期捕捉部6で捕捉されたパラメータの初期値を中心として何点かをシフトしてパラメータを生成する同期追従パラメータ生成部70と、同期追従パラメータ生成部70で生成されるパラメータから逆拡散信号を生成する逆拡散信号生成部71と、逆拡散信号生成部71で生成される逆拡散信号と受信信号の相関値を演算する逆拡散演算部72と、逆拡散演算部72で求めた相関値が最大となるようにパラメータを逐次補正し、補正したパラメータを逆拡散部3(逆拡散信号生成部30)に出力する同期追従判定部73とを有している。なお、同期追従パラメータ生成部70では、同期追従判定部73から補正されたパラメータが入力されると前記初期値に代えて当該補正されたパラメータを中心として何点かをシフトしてパラメータを生成する。
同期推定部8は、送信期間から休止期間に移行するタイミングを検出する送信側休止期間検出部80と、送信側休止期間検出部80が休止期間への移行を検出したタイミングの直前に同期追従部7から取得したパラメータ(拡散符号の位相並びに搬送波周波数)に基づいて前記休止期間後の次の送信期間に送信される受信信号を初期捕捉するためのパラメータ(初期値)を推定する初期捕捉パラメータ推定部81とを有している。送信側休止期間検出部80では、例えば、データ復調部4に入力する受信信号の有無を検出したり、あるいは、データ復調部4で復調されたデータのフレーム構成を解析することで送信側の休止期間移行タイミングを検出している。また、初期捕捉パラメータ推定部81で推定されたパラメータは初期捕捉部6の初期捕捉パラメータ生成部60並びに同期追従部8の同期追従パラメータ生成部70に入力され、それぞれのパラメータ生成部60,70が当該パラメータ(推定値)を初期値として初期捕捉用並びに同期追従用のパラメータを生成する。
上述のように構成される本実施形態の無線通信装置は、図2に示すように送信側の送信期間においては初期捕捉部6で捕捉したパラメータ(拡散符号の位相と搬送波周波数)の初期値を基にして同期追従部7が一定の周期Taでパラメータを補正して追従しており、同期推定部8にて送信側の休止期間への移行を検出すると、当該休止期間への移行直前に求めたパラメータ(Tc,Fc)を次回の送信期間開始時点におけるパラメータの初期値(Tc’,Fc’)と推定し、当該初期値に基づいて初期捕捉部6が次回の送信期間における初期捕捉を行う。
而して本実施形態の無線通信装置によれば、同期確立部5が、同期確立に必要なパラメータを前回の送信期間中に同期が確立していたときのパラメータに基づいて推定し、当該推定したパラメータによって、前回の送信期間が終了して所定の休止期間が経過した後の次回の送信期間における同期を確立するので、特定小電力無線局のように間欠的に送信される無線信号に対しても確実に同期を確立することができる。
(実施形態2)
本実施形態の無線通信装置は、初期捕捉パラメータ推定部81におけるパラメータの推定方法に特徴があり、その他の構成並びに動作については実施形態1と共通である。したがって、共通の構成要素については同一の符号を付して図示並びに説明を省略する。
本実施形態における初期捕捉パラメータ推定部81は、送信期間中に同期追従部7から取得したパラメータの履歴に基づいて前記休止期間後の次の送信期間に送信される受信信号を初期捕捉するためのパラメータの初期値を推定している。例えば、図3に示すように送信期間内の搬送波周波数を結ぶ軌跡Xを求め、当該軌跡Xを休止期間後の次の送信期間開始時点にまで延長することで搬送波周波数の推定値Fc’を求めればよい。なお、詳細な説明は省略するが、拡散符号の位相についても同様にして推定することができる。
而して、送信側において搬送波を生成するために使用される発振器の周波数の揺らぎや送信側若しくは受信側(本実施形態の無線通信装置)の移動に伴うドップラー周波数シフトによって搬送波周波数が緩やかに変動するが、本実施形態によれば、そのような搬送波周波数の変動が生じていても適切にパラメータ(搬送波周波数)を推定することができ、その結果、特定小電力無線局のように間欠的に送信される無線信号に対しても確実に同期を確立することができる。
(実施形態3)
本実施形態の無線通信装置は、初期捕捉パラメータ推定部81におけるパラメータの推定方法に特徴があり、その他の構成並びに動作については実施形態1と共通である。したがって、共通の構成要素については同一の符号を付して図示並びに説明を省略する。
本実施形態における初期捕捉パラメータ推定部81は、送信期間中に同期追従部7から取得したパラメータの履歴に基づいて前記休止期間後の次の送信期間に送信される受信信号を初期捕捉するためのパラメータの初期値を推定している。例えば、図4に示すように送信期間内の搬送波周波数の平均値を求め、当該平均値を休止期間後の次の送信期間開始時点における搬送波周波数の推定値Fc’とする。なお、詳細な説明は省略するが、拡散符号の位相についても同様にして推定値を求めることができる。
而して、通常、受信信号の信号レベルが低下して信号対雑音比(S/N比)が劣化すると、搬送波周波数が雑音によって急峻に変動するが、本実施形態によれば、そのような搬送波周波数の変動が生じていても適切にパラメータ(搬送波周波数)を推定することができ、その結果、特定小電力無線局のように間欠的に送信される無線信号に対しても確実に同期を確立することができる。
(実施形態4)
本実施形態の無線通信装置は、図5に示すように同期推定部8にS/N比検出部83を設けた点に特徴があり、その他の構成並びに動作については実施形態1と共通である。したがって、共通の構成要素については同一の符号を付して図示並びに説明を省略する。
S/N比検出部83は、逆拡散部3から出力する逆拡散後の信号の平均値(信号成分)と分散(雑音成分)からS/N比を検出して初期捕捉パラメータ推定部81に出力する。
一方、初期捕捉パラメータ推定部81は、送信期間から休止期間への移行直前若しくは休止期間から送信期間に移行した直後にS/N比検出部83で検出したS/N比が所定の閾値以上であれば、搬送波周波数の変化において実施形態2で説明した発振器の周波数の揺らぎやドップラー周波数シフトによる緩やかな変動が支配的であると判断して、実施形態2で説明したように送信期間内の搬送波周波数を結ぶ軌跡を求め、当該軌跡を休止期間後の次の送信期間開始時点にまで延長することで搬送波周波数を推定する処理(第1の推定処理)を行う。また、S/N比が閾値未満であれば、初期捕捉パラメータ推定部81は、搬送波周波数の変化において実施形態3で説明した雑音による影響が支配的であると判断し、送信期間内の搬送波周波数の平均値を求め、当該平均値を休止期間後の次の送信期間開始時点における搬送波周波数の推定値とする処理(第2の推定処理)を行う。
而して本実施形態によれば、パラメータ(搬送波周波数)の変動が、発振器の周波数揺らぎ等による緩やかな変動と雑音による急峻な変動の何れが支配的であるかをS/N比検出部83で検出する信号のS/N比から初期捕捉パラメータ推定部81にて判断し、その判断結果に応じて第1又は第2の推定処理を択一的に選択して実行するので、適切にパラメータ(搬送波周波数)を推定することができ、その結果、特定小電力無線局のように間欠的に送信される無線信号に対しても確実に同期を確立することができる。
(a)は本発明の実施形態1を示すブロック図、(b)は同期確立部を示すブロック図である。 同上の動作説明用のタイムチャートである。 実施形態2の動作説明用のタイムチャートである。 実施形態3の動作説明用のタイムチャートである。 実施形態4における同期確立部を示すブロック図である。
符号の説明
5 同期確立部
6 初期捕捉部
7 同期追従部
8 同期推定部
80 送信側休止期間検出部
81 初期捕捉パラメータ推定部

Claims (6)

  1. 所定の送信期間と休止期間が交互に一定の周期で繰り返され、当該送信期間中に他の無線通信装置からスペクトラム拡散されて送信される無線信号を受信する無線通信装置であって、
    前記無線信号を受信するアンテナと、アンテナで受信した受信信号を逆拡散する逆拡散手段と、逆拡散手段の出力信号を復調するデータ復調手段と、前記受信信号に対して同期を確立する同期確立手段とを備え、
    同期確立手段は、同期確立に必要なパラメータを前回の送信期間中に同期が確立していたときのパラメータに基づいて推定し、当該推定したパラメータによって、前回の送信期間が終了して所定の休止期間が経過した後の次回の送信期間における同期を確立することを特徴とする無線通信装置。
  2. 同期確立手段は、拡散符号の位相と搬送波の周波数を前記パラメータとして同期を確立するものであって、受信信号に対して前記パラメータを初期捕捉する初期捕捉部と、受信信号に対して初期捕捉部により捕捉した前記パラメータを補正しながら追従して保持する同期追従部と、同期追従部で補正された前記パラメータに基づいてパラメータ推定を行う同期推定部とを有し、
    同期推定部は、送信期間から休止期間に移行する直前に同期追従部から取得したパラメータに基づいて前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するためのパラメータを推定し、
    初期捕捉部は、同期推定部で推定されたパラメータにより受信信号に対する初期捕捉を行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 同期確立手段は、拡散符号の位相と搬送波の周波数を前記パラメータとして同期を確立するものであって、受信信号に対してパラメータを初期捕捉する初期捕捉部と、受信信号に対して初期捕捉部により捕捉したパラメータを補正しながら追従して保持する同期追従部と、同期追従部で補正された前記パラメータに基づいてパラメータ推定を行う同期推定部とを有し、
    同期推定部は、送信期間中に同期追従部から取得したパラメータの履歴に基づいて前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するための前記パラメータを推定し、
    初期捕捉部は、同期推定部で推定されたパラメータにより受信信号に対する初期捕捉を行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  4. 同期確立手段は、拡散符号の位相と搬送波の周波数を前記パラメータとして同期を確立するものであって、受信信号に対してパラメータを初期捕捉する初期捕捉部と、受信信号に対して初期捕捉部により捕捉したパラメータを補正しながら追従して保持する同期追従部と、同期追従部で補正された前記パラメータに基づいてパラメータ推定を行う同期推定部とを有し、
    同期推定部は、送信期間中に同期追従部から取得したパラメータの平均値を求め、当該平均値を前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するための前記パラメータの推定値とし、
    初期捕捉部は、同期推定部で推定された推定値により受信信号に対する初期捕捉を行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  5. 同期確立手段は、拡散符号の位相と搬送波の周波数を前記パラメータとして同期を確立するものであって、受信信号に対してパラメータを初期捕捉する初期捕捉部と、受信信号に対して初期捕捉部により捕捉したパラメータを補正しながら追従して保持する同期追従部と、同期追従部で補正された前記パラメータに基づいてパラメータ推定を行う同期推定部とを有し、
    同期推定部は、送信期間中に同期追従部から取得したパラメータの履歴に基づいて前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するためのパラメータを推定する第1の推定処理と、送信期間中に同期追従部から取得したパラメータの平均値を求め、当該平均値を前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するためのパラメータの推定値とする第2の推定処理とを択一的に選択して実行するものであって、休止期間に移行する前の送信期間における受信信号の信号対雑音比が所定の閾値以上であれば第1の推定処理によってパラメータの推定値を求め、受信信号の信号対雑音比が所定の閾値未満であれば第2の推定処理によってパラメータの推定値を求めることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  6. 同期確立手段は、拡散符号の位相と搬送波の周波数を前記パラメータとして同期を確立するものであって、受信信号に対してパラメータを初期捕捉する初期捕捉部と、受信信号に対して初期捕捉部により捕捉したパラメータを補正しながら追従して保持する同期追従部と、同期追従部で補正された前記パラメータに基づいてパラメータ推定を行う同期推定部とを有し、
    同期推定部は、送信期間中に同期追従部から取得したパラメータの履歴に基づいて前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するためのパラメータを推定する第1の推定処理と、送信期間中に同期追従部から取得したパラメータの平均値を求め、当該平均値を前記休止期間後の次の送信期間に送信される無線信号を初期捕捉するためのパラメータの推定値とする第2の推定処理とを択一的に選択して実行するものであって、休止期間から送信期間に移行した直後の受信信号の信号対雑音比が所定の閾値以上であれば第1の推定処理によってパラメータの推定値を求め、受信信号の信号対雑音比が所定の閾値未満であれば第2の推定処理によってパラメータの推定値を求めることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
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